・・・僕は虐められている・・・
理由は恐らく他の虐められっ子達と同じ、「なんとなくムカツクから」とか、そんな理不尽な理由だ…
・・・ベキベキ・・・
「お前臭いんだよ、学校来るなよ。」
虐め、虐め、また虐め…
もう嫌だ、死のう…
夜の学校 屋上 僕は なんの躊躇も無く 飛び降りた
すると
フワッ
「えっ?」
カー・・・ビィ?
それは、あのなんでも吸い込む人気者、土曜の朝にやってた僕が大好きだったアニメの主人公、星のカービィだった。
カービィが僕を助けてくれたんだ…
「もう大丈夫、吸い込んだよ・・・君の弱い心」
カービィは僕にそう言ってもうくれた、ありがとう・・・カービぃ・・・・
もう僕は負けないよ きっと きっと ねえ・・・
翌日
色んな新聞やニュースがこの話題が独占した
男子中学生 虐めを苦に自殺 と…
僕の名前は、『エポナ』…馬だ。
昔、ご主人のリンク様と共に世界を救った。
リンク様も僕を大層可愛がってくれて、親友の様に接してくれた…。
あの人は英雄になり、色んな人に讃えられた。
用済みになった僕は、捨てられた。
ある日、リンク様の元を尋ねたら、
「なんだその汚い馬は? 誰か摘み出せ」
と、僕は追い出された・・・
行くアテの無い僕は、ハイラルの平原を彷徨った・・・。
昔、リンク様と駆けたこの平原を・・・
僕の名前はエポナ
昔 リンク様と一緒に・・・
・・・2010年・・・
昔ここには自然溢れる『どうぶつの森』があった。
心優しい動物達が共存し、暮らしていた。
しかし、人間達はなんの躊躇無くこの森を壊した。
そして、訳の解らない建物を作り出した…。
昔ここには自然溢れる『どうぶつの森』があったことを誰も、知らない。
誰も、知らない…。