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268 ◆c6PZzYalbM
「ユ゙ヴぐーん゙!!!!!」
まぁなんだ、非常識なことには慣れているつもりだ。
「だずげでェ゙ェ゙ェ゙ェ゙!!!」
にしても、だ。
「ビエエエェェェェェェェェェ〜ンンンン!!!!」
幼馴染が身長18mになってしまうというのはどうだろう。常識的に考えて。

事の発端はいつものレクリエーションだった。
「なによこのとしまー!」
「なんですって、この四頭身!」
まったくもっていつも通りのレクリエーションだ。
ただ、
「こうなったらけっちゃくをつけるしかないのかしら」
「何だっていいわよ! 今日という今日こそは雌雄を決してやろうじゃないのッ!」
場所が悪かった。
二人が決着をつけるべく決闘の地とした広場に、隕石が落ちたのだ!

「ユ゙ヴぐーん゙!!!!!」
隕石の影響でこいつは身長18mの巨大人間になっちまったし、
「われわれはうちゅーじんなのー」
我が妹ながらこいつはやっぱりどこかずれている。
「お前は宇宙人じゃなくてロボットだろうが」
「われわれはろぼっとかしらー」
我々ってお前だけじゃないか。とにかく妹は隕石に潜んでいた宇宙人に改造されてロボット妹にされてしまったのだった。
「さー、おにーちゃんはあたしがまもってあげるのよー」
だからと言って抱きつくのはよせ。色々と押し付けるのもよせ。というか、お前体重いくつだよ! 潰れるってのー!!
「あぁん☆ れでぃーのたいじゅうをきくだなんて、い・け・な・い・ひ・と(はぁと」
なんか腕に彫ってある。チタン合金ハイセラミックス複合装甲とかガンダニュウム合金とかルナチタニウムとか重たそうな名前が刻んであるのはなんだ! なんなんだ!!
「おにーちゃんへのあいじょうがしつりょうをもつほどにぎょうしゅくされてるのだわー」
意味わかんねーよっ!!
くそう、なんて重さだ。潰れる……潰れてしまう。
「ユ゙ヴぐーん゙だずげでェ゙!!!!!」
「あいしてるのー!!!」
し……ぬ……。

7がつ30にち
きょうはおにーちゃんとおね……えちゃんのさんにんでもんすたーとえいりあんのでてくるえいがをみにいきました。
いえにかえりつくなりおにーちゃんはつかれてねむってしまったから、ふたりでおにーちゃんをおそいました。
うえにのっかると、おにーちゃんは「おもいー」とかしつれーなことをいいます。
わたしはおにーちゃんにのっかったおねーちゃんのうえにとびのりました。
「たすけてー」とかいってます。おにーちゃんのおごりだからってたべすぎたからです。いいきみなのです。
おにーちゃんはうなされていてもかっこいいです。うーんうーんとかいってるけど、もうちょっとだけこのまんま。
だいすきだからもうちょっとだけこのまんまでいます。