男「助けてくれー」
女「なにしてんの?」
男「穴にハマって抜けれねえんだ」
女「ふーん」
男「状況はわかってもらえた?」
女「つまりこういうことね?」
男「ほぅほぅ」
女「今なら何をしても反撃されないと」
男「その理屈はおかしい」
友「あ、男なにやってんの?」
男「見て分からんか?」
友「分からん」
男「だろうな」
女「え、分からない?」
友「残念ながら」
女「これはね、きのこの山とたけのこの里を男に交互に食べさせてるのよ」
友「そこまではおぼろげに分かるんだけど」
女「?」
友「そんな不思議そうな顔されても」
男「バレンタインだかららしい」
友「バレンタインなら仕方がないね」
男「そうか?」
友「そうよ」
女「当然ね」
男「なぜ、きのこの山とたけのこの里?」
女「この決して相容れない存在を投与すると人体にどんな影響があるのか気になって」
男「相容れないのか?」
友「無理じゃない?」
女「無理ね」
男「そうなのか。そろそろ腹いっぱいなんだが」
女「じゃあ次いってみよー」
男「もるわいでっ!?」
女「もるわいで?」
友「地図を書くときの形式の一つね」
男「いいから早く助けてくれ」
女「御冗談を」
男「割とマジで」
女「まだ新企画≪男を色々モノで叩いた時にどんな音が出るのかな?≫は始まったばかりなのに?」
男「企画て、誰が見てるってんだ」
友「ほら、モニターの前の」
男「そういうメタな感じのは止めようぜ?」
女「モニターの前のみんなはチョコもらえたかな?」
男「俺の意見なんて聞く気ないだろう、そうだろう」
女「さっきはこんにゃくだったから、次はニラね」
男「めるかとるっ!?」
女「めるかとる?」
友「メルカトルも地図の図法ですね。航海の時の海図なんかに使われてたという」
女「なんでさっきから地図絡みなんだろうね?」
友「きっと私たちには図りしれない大きな意図とかが絡んでるんです」
男「あながち間違ってないと思うけど、やっぱりそういうのやめね?」
女「ワンパターンは罪ですか?」
男「ワンパターンうんぬん以前の問題だな」
友「残念です」
男「そうだな」