プレデター日記

映画「プレデター」「プレデター２」等に出てくる宇宙人プレデターの二次創作SSを
主に日記形式で書いていくスレです。


関連サイト

初代プレ日記
ttp://geocities.yahoo.co.jp/gl/prediary
　オオタさん＝映画「プレデター」のプレのこと
　マサフミ＝映画「プレデター２」のプレのこと
　タケダの爺さん、タカハシ、ケンジ、日記プレ　＝　映画「プレデター２」ラストに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出てきたプレのみなさん

プレ日記保管庫
ttp://wikiwiki.jp/predator/
　ウルフさん＝映画「エイリアンズvsプレデター２」のプレのこと
　スカーフェイスさん＝ゲーム｢Predator Concrete Jungle｣の主役プレのこと。
　　　　　　　　　　　　　　映画「エイリアンvsプレデター」のスカーとは別プレ。
　ジャック・カネダ・キノシタ
　　　　　　　　　　＝オリジナル・プレデター。
　　　　　　　　　　　映画「エイリアンvsプレデター」のケルティック・チョッパー
　　　　　　　　　　　・スカーとは別プレ

アコログ（アメコミでのプレデターの情報があります）
ttp://ironjoe.blog7.fc2.com/blog-category-12.html

海外のファンサイト（英語必須＆同人的設定も混ざっている為注意）
ttp://www.geocities.com/Hollywood/Highrise/7256/

ゲーム｢Predator Concrete Jungle(PS2版)｣youtube動画
ttp://jp.youtube.com/view_play_list?p=9DB335EC5B23C268

エイリアン・プレデター玩具画像掲示板
ttp://bbs.avi.jp/434089/

関連スレ

プレデター　5人目
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1219057208/

【AVP】エイリアンズvsプレデター【ROUND35】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1221473094/

【復活】エイリアン・プレデター総合スレ【消滅】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/toy/1225564227/

ルールは２以降で

>>1
乙！！！

さて、ここは日記含むネタやそれに関する雑談ＯＫな人のみの集まりというだけで、
基本的に前のスレと変わらない雰囲気でやっていこうと思うけど、よろしいかな？

俺様が2ゲト〜
プギャーwwwうぇうぇ

>>2
それでよろしいかと。

>>3
傷のほうはもういいのか？

>>1
タカハシさん、乙。
なかなか趣のある名無しだなぁ（w。

>>3
いかにも、マサフミだな。

創作発表板へようこそ

>>6
よろしくお願いします。

Я月л日

突然クランの引越しが決まって今日は大忙しだったわ。
お店の商品をひとつひとつ包んで箱に入れて・・・。
お客さんから預かってるものは壊しちゃいけないし、もうへとへと・・・。

私以外にも荷物が多い人たちは何度も引っ越し先と元の家を往復してたわ。
でもマサフミ君は最近金欠で持ち物全部売っちゃったらしいし、スカーフェイスさんも
私物が少なくてすぐに引越しは済んだみたい。
そして最近うちに来たばかりのチョンマゲさんは、道具類は少なかったみたいだけど
クイーンの搬送代でまた貯金が全部なくなったって言ってた・・・って個人でクイーン
持ってるあの人って一体・・・？

彼氏は自分の引越しが済んだ後新しいお店の整理を手伝いに来てくれた。
久々に会えたこともあって嬉しかったなあ。

まだここでの生活は始まったばかりだけど、新しい気分で頑張れそう。
なんだかまた楽しい事が起こりそうでわくわくするな。

ここか

>>8
早速の日記投下、乙〜。
マサフミ、ある意味ちょうど良かったなwwww

仝月♭日

　クランが引っ越すというのは、珍しいことではある。
　だが、タケダ･クランもなかなか大所帯になっては来てはいたので、考えられることではあった。
　職業がら、武器防具やトロフィーも多いので少々面倒に感じたが、クロサワも盲目であるとはいえよく働き、
自分の引っ越しをさっさと済ませたスカーフェイスが手伝いに来たのでかなり助かった。奴の怪力は戦いばかり
ではなく、こういうときにも役だってくれる。

　荷物の搬入を終え一息ついていると、スカーフェイスが私の愛用のマスクを見ながら、「しかし大仰だな、
お前さんも」と言い出した。
　私のマスクの額部分に刻まれている「誓文」もことを言っているのだろう。
　かつて−ずいぶん昔の話になるが−私が属していたクランでは、己自身への誓いを武具へ刻むという習わしが
あった。いわばその名残だ。
　古代語で刻まれたそれを読める者は、私を含めてもごくわずかだ。クランでもせいぜいタケダの爺さんくらいだと
思っていたが、スカーフェイスも読めるとは思わなかった。訓練所時代、奴は自分の興味ある学科以外は全て赤
点だったが、古代語には興味があったようだ。

　「大仰とは心外な言われようだな」
　クリーナーとして当然の誓いを、そう言われてしまうことには幾分かの不快感はあった。
　「なに、誓いは呪縛ではないってことさ。あまり捕らわれなさんなよ」
　時折、こんな警句めいた言葉を吐くのは、この男の悪い癖だ。　

　「では、貴様の誓いはなんだ」と戯れに尋ねてみた。
　「そうだなあ・・・」
　ちょうど自分の部屋の片付けを終えて居間へ戻ってきたクロサワを抱き上げながら、
　「『女子供相手でも、甘くしない』かな？」
　
　守られた試しのない誓いは、誓いとは言わん。

そうか、ウルフは知らないんだよなぁ
確かにクロサワには優しいけどw

>>11
乙！
額のお経ネタ使ってくれてうれしいぜｗｗ

そういえばAvP 1でレックスの顔に刻んだのは文字なのか、ただの刻印なんだろうか

刻印じゃないかな。戦士の印。
カタカナの「イ」に見えるが。

・・・こんな感じで皆さん、雑談してくださいね。
合い間見て日記落としますから。

　俺は文字だと思っている。
　ルーン文字だったかな、文字そのものが「神」だとか「水」だとか「人間」だとかって
いう意味を持っているのは。
　プレの文字も文字そのものに意味があって、「戦士」とか「勇士」とかいう意味の文
字を刻んだのかな、と。

　ちなみに俺は「にんべん」に見えた(w

>>16
捕鯨基地にははるばる日本から水産会社が、あいや、なんでもない。

Π月б日

僕は知っている。
教官が捕らえてきたという2体のクイーンは、実は野生のものではないということを・・・。
あれは地球にある、秘密裏にエイリアンの研究をやっている会社から盗んだものだ。
まあ野生のものを捕らえるよりは簡単だとはいえ、クイーンを2体も連れてこの星に戻るのは大変
だったみたいだけれど。

「いいかwwww絶対にバラすんじゃねえぞwwwww」

はい、教官。

「それから報告書もお前が代筆しとけwwwwww
オレっぽい感じになるよwwwに、『うぇうぇ』を忘れるなwwwwww」

わかりました、教官。

教官は口止め料として僕に牛肉という食べ物をくれた。
でもやっぱり誰にも言えないのは胸が苦しいから、こうして日記に吐き出したんだ。

それにしても教官らしい感じの文章を書くのって難しいなあ。使い慣れないＰちゃんねる用語とか
多いし・・・でもこれもきっと訓練のうちなんだろうな。
教官の言うとおりにしていれば、間違いないはずだ。

それに何だかんだ言って、教官は強いよ。特に多人数相手の戦闘は抜群に上手い。
顔だって悪くないし、一部の人たちからは大人気なんだよな・・・。
僕も教官みたいな路線のクリーナーを目指そうかな。・・・いやいや、駄目だ。僕の目標はやっぱり
ウルフさんみたいなクールな戦士になることなんだ。
引越しも無事済んだことだし、これからも頑張るぞ。

あ、そうだ、教官に貰ったあの食べ物をまだ食べてなかったな。
せっかくだから、食べてみよう。
美味しいのかな・・・

・・・モグモグ・・・・



「・・・・・牛肉うめぇwwwwwwwうぇうぇ・・・・・ん！？」

クロイツフェルト・ヤコブ病になる前に、
逃げて下さい、お願いします

ユタニ・ウェイランド・・・クィーン増殖までやっていたか。
ＣＪでも、メディチ（だったっけ？記憶が混ざってるかも）がエイリアン増殖をしていたしなあ。

つか、ワタナベ・・・・逃げてぇ！！全力で逃げてぇぇぇぇぇえええええ！！！

日記乙です！
日記好きな漏れにとって、このスレの日記大量投下は寝る暇を惜しんで読みふけってしまうｗ

そういや、月刊マサフミはまだ発刊されているんだろうか…

ンなもんもあったなぁw

問題起こしてるから、さすがに廃刊だろ。
いや、待て、週刊とか隔週刊とか。

さて世はクリスマス一色、どうせ仕事さとやさぐれつつ・・・。
華やかなイルミネーションに彩られたビル街を、光学迷彩かけたプレが疾走･跳躍したら、
結構いいかな、などと考えてしまった。

下界は我々にとって厳しい季節となっているが、ここから見る限り皆元気そうで何よりだ。
この度は急な移動で大変だったな。だがお前たちにとっては今のその場所が一番安心して暮らせる
場所であるはずだ。
現在のタケダ・クランは私がいた頃と違い随分と大所帯になっているが、これも不思議な縁が紡いだ
出会いの結果なのだろう。個性豊かなメンバーばかりでここからいつも楽しく見ている。

タカハシ、いつも運営ご苦労だな。皆が安心して狩りや任務に出られるのもお前が日々頑張ってくれて
いるお陰だ。これからもその明晰な頭脳でクランを縁の下から支えてくれ。
ケンジ、リストブレイドの手入れは行き届いているか。我々にとって最も基本であり、最も誇りを持って
扱うべきその武器を使いこなせるようになった時、お前も戦士として至高の喜びを味わうことができるだろう。
マサフミ、お前も相変わらずだな。罰を受けながら更に不正をはたらくとは何事だ。ここからは全て見えているぞ。
悪さばかりしていないでたまには武器の整理でもしろ。
・・・だがお前のような奴も一人は必要なのだ。その天性の阿呆ぶりがなくてはクランの者達も毎日が
味気ないだろう・・・。
スカーフェイス、ウルフ・・・まさかお前たちまでそこにいるとはな。あの日の狩りは楽しかったぞ。
私に勝ち逃げされて悔しかろう・・・またいつでも相手になるつもりだが、お前たちがここへ来るのはまだ早い。
それにお前たちの漫才はいつも楽しんでいる・・・もう少しそこで続けていてくれ。

そして射撃の得意な我が弟分よ、あの日以来寂しい思いをさせてすまない。だが今や多くの仲間たちがお前を支えて
くれている。新しいその場所で、愛しい人と幸せになるがいい。

私がここへ来てからクランへ入った者たちも、皆と仲良くやっているようだから安心している。
このクランは誰でも温かく迎え入れてくれるのが良いところだな。

爺さん、皆をよろしく頼む。願わくはすぐにでもそこへ帰りたいが、今はまだその時ではないようだ。
いつかまたこの種族として転生し、再び皆と会える日が来るのを待ちわびながら、私はここで暮らしている。

ウルフさんとプレデリってどっちの方がギャラ高いの？

オオタさん・・・・・（ノд｀）
でも、何気にマサフミとスカフェとウルフさんに酷いこと言ってません？

>>25
中の人のギャランティに依るんだろうけど、どうなんだろうなあ？
しかしあの重たいスーツを着てああやって動けるって、どれだけの体力と運動能力が
必要なんだろうか･･･。

ウルフ役者とプレデリ役者、仕事的にはどっちがきついんだろう？
どっちもろくに呼吸もできなさそうで大変そうだけど・・・。
ギャラは同じくらいなのかな。

けど俺、プレの演技はやっぱりケビン・ピーターホールが良かったと思うな。

ウルフの中の人も、捨てがたいんだけどな。＜動き
ただ、野生獣めいた感じはプレ１／２の動きの方に感じる。まあ個人的な感じだけど。

プレデリとウルフだと、素人考えでは尻尾の分プレデリの方が動きにくそうだ。

そうか、プレデリは尻尾もあったな。ということは中の人間＋尻尾係で
プレデリの方がトータルのギャラは上か！？

ウルフは最初のへんでマスクやら飾ってある棚に向かう歩き方が好き・・・
短いシーンだけど、「さあ仕事だぜ・・・」という感じが良く出ている。
ウルフの部屋の中、もっと見たかったなァ！

〆月∨日

　マサフミのバカがまたろくでもないことを企んでいるようだ。
　アカギとのギャンブルのせいで万年金欠気味になったマサフミは、柳の下のチェストバスターを狙って一度は
廃刊となった月刊マサフミの再刊を目論んでいるそうだ。
　まあ変な話ではあるのだが、一部では妙に人気が高い奴なので、再刊したらしたでそれなりの収益はあるの
かも知れない。
　だが、ARBITRATORSまで出動するような騒ぎを起こした元である以上、今更その話に乗るような出版社が
あるとは思えない。
　と、今日、食堂でスカーフェイスさんに会うまでは思っていたのだ。

　独身者は共同食堂で食事を取ることが多い。スカーフェイスさんも独り身なのでよく見かける。
　スカーフェイスさんレベルなら自宅へ届けさせることも出来るが、本人曰く「一人で食べてもつまらん」そうだ。
　俺も寂しい独り身なので、よく食堂で一緒に食事を取ることがある。今日の夕食もそうだった。
　そのときに、スカーフェイスさんが首をひねりながら、
「なあ、ケンジ。さっきマサフミにこんなもの渡されたんだが・・・」
　と、「月刊マサフミ定期購読申込書」を見せてきた。
　どうやら物好きな出版社が居たようだ。
「・・・・今すぐ、ここで、破り捨ててください」
「いや、マサフミが申し込まないとダメだって言ってたんだ」
「いいから！今！俺の目の前で！速攻破り捨ててください！」
　スカーフェイスさんは俺の剣幕に不思議そうな顔をしながら、申込書を破り捨てた。
　全くこの人は何回騙されたら分かるんだ。ウルフさんやタカハシさんにも、さんざん言われているのに。
　マサフミに騙されっぱなしなワタナベさんみたいに、意外と上流階級育ちだったり・・・・。

　ないな、絶対。

早朝から乙！！

月間マサフミ、復活だwww
誰か書いてwwwwwww

柳の下のチェストバスター吹いた

日記力いっぱい乙！
マサフミファンとしては嬉しいな、月刊マサフミ再刊ｗ

コラムとか今日のマサフミとかワンポイントマサフミとか読者コーナーとかあるんだろうか…

雑誌によくある変な通販広告とかすごい量だろうなｗ

身につけるとモテるアクセサリーとか出会い系とか怪しげな広告かw日武会の武器とかトレーニンググッズとか

゛月С日

今日、親友のマイがうちに遊びに来た。
ここ最近引越しのゴタゴタとかでなかなか会えなかったから、本当に久しぶり。
「元気だった？」ときくと
「もう元気ってもんじゃないわ。だって、ほら！」
と言って、マイが取り出したものは・・・何と「月刊マサフミ」。

「定期購読申し込んじゃった！」

また買うんだ、マイ・・・。
でも実は私も興味あったのよね。怖いもの見たさっていうか。
なのでちょっと中を見せてもらった。

再刊記念として、最初の２０ページくらいは全てマサフミ君のカラー写真で埋め尽くされていた。
カメラ目線でスピアやナギナタを持ってポーズを決めているものから始まって、窓辺で
たそがれている姿や、楽しそうに浜辺を走る姿を写したものまである。
ファンサービスのつもりなのかしら・・・。

第一回目の特集は「正しい地下鉄の乗り方」
そして前と同じように付録を集めるとマサフミ君の人形が出来上がるようになっているようだけど、
今回のサイズは１／２のものみたい。
全６０パーツって書いてあるけど、そんなに続くの？この雑誌・・・。
今回のパーツはドレッド１本だった。

読者のページを見ると、ファンからの再刊を祝う喜びのお便りが沢山寄せられていた。
少なくとも私の周りにいるマサフミ君のファンってマイだけなんだけど、一体何処にこんなに
ファンがいるのかしら・・・。

・・・でもそんな私も来月号がちょっとだけ気になる（彼氏にはとても言えないけど）。
店頭で買うのは恥ずかしいから、またマイに見せてもらおうかしら・・・。

月刊マサフミ、キターーー!!(w
そうか、出版はディ○ゴス○ィーニか。
マサフミファンのマイ、久しぶりだな。

うーん、そこまで出来るとはマサフミ…裏で何か権力が有るんだろうか

裏で偉い人に頼んでるんだよ

不可能を可能にするマサフミ

やはり偉い人に、牛肉やらキャンディやらを付け届けて居るんだろうか。

」月”日

今朝の新聞に目を通してみたら最近発見された惑星についての報告がデカデカと書いてあった。
以前ワタナベが調査に向かった惑星PK（例の携帯獣の星）に幾度となく大規模な調査隊が送られたが、
毎回失敗に終わり、調査隊が命辛々逃げ帰ってきたと言う。
調査隊の決死の調査で分かったことは以下のことという。

・携帯獣は小型の物や幼体でも非常に高い戦闘力を有している
・一部の携帯獣には光学迷彩は無効である
・携帯獣捕獲カプセルに幾つか種類が存在する
・PK人たちが崇めている携帯獣の捕獲を試みたが、そのいずれも戦闘能力が桁外れに高かった
・携帯獣だけでなく、PK人自体の身体能力が以上に高く、中には我々並みの身体能力を有する者の存在が確認された

投入した費用や人材を考えると成果が少なすぎる気がするが、最後の２つは私の心を大きく揺さぶった。
PK人が崇めている携帯獣の捕獲に成功し、エイリアンの宿主に利用できれば、これまで以上に充実した狩りが楽しめそうだ。
調査隊がサンプルとしてデータ収集を行った雄のPK人の幼体は凄まじい身体能力を有していたと言う。
その詳細はいささか信じ難い物だったが、仮にその幼体の捕獲に成功し戦士としての英才教育を施せば優秀な狩人になりそうだ。
まだ見ぬ惑星PKに心躍らせていたが、調査隊の報告からこの惑星の首脳陣は惑星PKを危険度SSSクラスの危険地帯に指定し、立ち入り禁止にしてしまったという。
調査隊は負傷者が続出し、死者が出なかったのが奇跡的だったという。
折角狩りの腕試しに丁度良い惑星が見つかったと思ったのだが、この星の決定には逆らえない。

しかし、いつかは処罰覚悟で行ってみたいものである。
それだけの価値がある惑星だと俺の勘も言ってるが、タケダクランの世話になってる以上、そんなことはできないか・・・

乙！！

再びポケモォォォォオオオオオン！！！！！

　ポケモン、おひさw
　さすがに立ち入り禁止かwww。ワタナベさんの面目も多少は立つな。
　そう言えば、チョンマゲ氏はスカフェ兄さんと話は出来たんだろうか。なんとなく、
スカフェ兄さんは彼のようなタイプは敬遠しそうだが。

かゆうま

�W月х日

先日、ようやくあの隻眼の男と話をすることができた。
ずっと気にはなっていたものの、あれから直接会う機会が無かったので随分遅くなってしまったが
奴を最後に俺はやっとこのクランのメンバー全員に挨拶を終えることができた。

奴の名はスカーフェイスというらしい。
話してみると見掛けによらず気さくで感じのよい男だった。そのせいであろう、クランの若い者たちからも
慕われているようで食堂や談話室で彼らといるところをよく見かける。
またその人となりだけでなくスカーフェイスは俺が最初に見込んだとおり、戦士としても一流だ。
今日は訓練室で実に見事な槍捌きを披露して見ている者達を沸かせていた。どこであのような技を身に
付けたのかは知らないが、かなりの達人である。俺もつい足を止めて見入ってしまった。
相変わらず自動ドアにはよく衝突しているようだが、そこはまあご愛嬌なのだろう。

ただ一つ意外だったのは、奴は初めからこのクランにいたのではなかったという事だ。ここへ来てから
まだ1年も経っていないらしい。
奴は過去の経緯については一切語らなかったが、何ら問題など起こしそうに無いあの男が
クランを変わった事にはよほどの事情があったのだろう。
一体何があったのか少しばかり気にはなるが、まあそれは俺には関係の無い事だ。
それに俺もそうであるが、何百年も生きれば誰でも葬り去りたい苦い過去の一つや二つくらいあるものだ…
それをいちいち詮索するなど野暮である。
これから同じクランに属する者同士としてよい付き合いをしていくためにも、余計な事は訊かないでおこう。

明日は地球へ行く予定だ。
だが狩りのためではない。
俺は時折プロレスとか言う人間の決闘を観戦しにいくのだ。試合会場にステルスをかけて入って
奴らの戦いを楽しみ、いい技があれば盗ませてもらっている。
明日も楽しみだぜ…。

若い連中に慕われているが、（実力に比して）あまり尊敬はされていないかも知れないスカフェ兄さん。
自動ドアはいつまで保つだろうか･･･。

>>45
ケルはプロレス観戦の常連だったんだろうなぁ…

馳浩のファンだったんだろうな･･･。


ライオネス飛鳥の方だったりして。

蝶野か天山のファンであってほしい…

∬月／日

　引っ越しというものは、荷物を運ぶだけならまだなんともなるが（まして、俺のように私物が少なければ）、その他にも色々と
面倒なことが多い。
　「いい加減、申請書を出してください。タカハシさんが怒ってますよ！」とケンジに叱られながら仕上げた申請書を持って執務
室に行くと、いつもに増してタカハシがイライラと書類を読んでいた。大変なのは分かるが、もう少しあいつは余裕を持たないと、
その内ぶっ倒れるんじゃないだろうか。これからは、もうちょっと早く書類を仕上げるように努力しようか。
　それにしてもいったい何を読めばこんなにイライラするのだろうかと思っていたら、先日のマサフミがクィーン･エイリアンを二体捕獲
してきた時の報告書だった。
　あの大騒動の罰は「野生のクィーン･エイリアンを二体、素手で生け捕りにすること」というだったのだが、マサフミは見事にそれを
やり遂げた。たいした男である。（ただ、あのクィーンは野生にしては妙な感じを受けたが･･･まあ良い）
　しかし、なんだってその報告書でこんなにイライラしているのかと効いたら、
　「・・・まあ、見れば分かりますよ」
　と手渡されたので読んでみたが、さっぱり分からん。普通、報告書は公用語で書かれるものだが、奴は自分の出身の方言ででも
書いているんだろうか。奴の話し言葉っぽくはあったが。
　「あの大馬鹿、Ｐちゃんねる語なんかで報告書を書くなとあれほど言っているのに」
　「Ｐちゃんねる？テレビのことか？」
　「・・・まあ、ネット掲示板のことです。そこで使われる言葉ですよ」
　要するに、仲間内の隠語のようなものか。
　そうならば、部外者に読んで分かるようなものではないだろう。そんなもので報告書を書かれては、タカハシもたまらんだろう。報告
内容がさっぱり分からないのだから。
　「LV090星域のZ00矮星近辺での捕獲を行ったと書いてあるのは良いが、さっぱり要領を得ない。まあ、いつものことですが」
　その後も色々言っていたが、どこにそう書いてあるか、さっぱり分からんかった。
　隠語どころか、独自の言語体系でも作り出しているんじゃないのか、そのＰちゃんねるとやらは。それにしても・・・。
　「しかもなんか不自然だから、あの馬鹿、ワタナベに書かせていますよ。全く、下手な小細工をしやがって」
　だから、やたらと苛ついていたのか。
　しかし、俺はさっきから妙に思ってたことを口にした。
　「なんでお前、そのＰちゃんねる語だとか、不自然だとか、わかるんだ？」
　そう言うと、何故かタカハシは押し黙ってしまった。
　なんか、また言ってはいけないことを言ったんだろうか、俺は。

クイーン捕獲報告書

オレは騒ぎを起こした罰として、野生のクイーンを2体素手で捕ることになりましたwwwうぇうぇ。
武器も使わずクイーンを捕るなんてできるのでしょうか。ﾃﾗﾋﾟﾝﾁです。

でも何とか捕獲しなくては星に帰れないｶﾜｲｿｽなオレはLV090星域のZ00矮星ﾃﾗﾁｶｸの星にある
エイリアンの巣に入って、次々襲い掛かってくるウォリアーをぶん殴って倒しながら、奥へと進み
ましたwwwwwうぇうぇ。

そして卵部屋に着いたオレは驚きましたwwww。
なぜならこの巣には、クイーンが２体いたのです。
ちょwwwwwこんなことってあるのでしょうか。ﾃﾗﾌｼｷﾞｽでﾃﾗ神秘。
でもクイーンは２体必要だからちょうど良いと思って２体の手足に鎖をかけ、引っ張って産卵管を
引きちぎりましたwwwwうぇうぇ。
周りに沢山あった卵からは、フェイスハガーがいっぱい飛び出してきてﾃﾗﾔﾊﾞｽでしたwwwwww。

帰り道ではクイーンを２体も引っ張りながら、ウォリアーの攻撃をかわさなくてはなりません。
致命傷は避けられましたが、体中噛み付かれたり引っかかれたりしてボロボロになり、
重たいクイーンを宇宙船まで引っ張ったのでこんなに痩せてしまいましたwwwwww。

もうこんなことはこりごりです。二度と騒ぎは起こしませんwwwwwうぇうぇ。

マサフミ

報告書www
ワタナベさん、頑張ったんだなwwww

そういえばもうすぐホットトイズからプレ２の最後に出てきたプレのうちの一人
がロストプレデターって言う名前で出るけど、あいつもタケダクランのメンバーの一人だから
ここのプレの中の誰かだよね？誰だろう・・・。
俺はなんとなくタカハシさんのような気がするんだけど・・・。

　ここしばらく、地球のあちらこちらの都市は華やかな光飾に彩られている。
　何であろうかと思っていたが、どうやら「くりすます」と言われる宗教行事が近いらしい。
　本来厳粛であるべきだろう宗教行事からはかけ離れているような気はするが、地球ではそう言うものなのだろう。
　普段は殺伐とした路地裏も、そこに潜んでいる者たちも、どことはなく浮き立っているようにも見えるのはそのせいなのだろうか。

　俺は赤や青や金色の光で象られたビルの頂上に腰掛けた。華やかな光の洪水は光学迷彩と相まって、俺の姿を更に見えにくくしてくれる。
　任務はとうに終わり、報告も完了している。
　ただ、撤収までに少しばかり時間が空いてしまった。
　一応は任務を帯びてきている以上、まさか狩りをするわけにも行かない。それに、しばらくは必要以上に地球で騒ぎを起こさないように通達
されている。
　だが、時に突出した強靱な個体が出現する知的生命体を狩る、という興奮に負ける奴らは少なくない。今回の任務も、いわばその後始末。
　本来は事の張本人が属するクランのクリーナーの仕事なのであろうが、どういう理由であるのか非公式にタケダ・クランへ依頼がやってきた。任
務を話すときのタケダの爺殿の不機嫌さから見て、ろくな理由ではあるまいが、俺が口を差し挟むようなことではない。
　非公式故に表だって本職を動かすことも出来ず、俺にお鉢が回ってきたというわけだ。
　通達のこともあってかなり厳しい隠密行動を強いられたが、相手となった連中もまた自身の行動を隠したがっていたおかげで、その分は楽に任
務を全う出来た。

　取り戻したばかりの銃をそっと撫でてみる。
　たいしたシロモノではないが、まだ地球人には早過ぎるオモチャだ。
　こいつを置いてきてしまった若僧は、どんな罰を受けることになってしまうだろうか。あまり酷いことにならなければいいのだが。

　ちりり・・・と、あるはずのない左の目が痛んだような気がした。実際の痛みなどではない、幻痛というやつだろう。
　目の前の華やかな光景が、複太陽を頂く荒れ果てた大地に変わった。
　思わず、手の中の武器を握り直して深く息を吐く。ここはあの辺境の星ではない。そこからは、遙か遠くに離れた場所だ。
　一度目を閉じて開けば、そこはまた華やかな摩天楼に戻っている。

　今の状況に不満は無い。
　タケダ・クランの実力主義の自由な気風は俺の性に合っているし、腐れ縁の古馴染みや、異種族とは言え血族の子供のように可愛い子供もいる。
若い連中にも面白い奴が多い。
　それなのに、元居たクランのことを夢に見ることも無いと言うのに、あの荒れ果てた星のことは幻影にすらみるとはどうしたことなのだろうか。
　そしてそれが醒めるたびに、安堵とかすかな失望を覚えるのは。

　腕のガントレットが電子音を立てて振動し、帰投時間が近いことを知らせた。
　考え事を振り切って立ち上がり、ビルからビルへと飛び移り、ポッドの着陸場所を目指す。
　あの賑やかな連中の居る場所へ戻れば、腐れ縁の仏頂面を見れば、あの幼子の無邪気な表情を見れば、こんなことは考えずにいられる。
　華やかに煌めく光彩の上を跳躍しながら、俺は戻ることのみを考えようとした。
　
　俺たちの種族には厳しい冷たさを持った空気が、今は心地よかった。　

＞＞５３
なかなか男前のプレさんだよな、以前写真が出ていた。
やっぱりタカハシさんかね。

あのタヌキ顔プレも出してくれないかな･･･。誰に当たるかはともかく(w

乙！
ウルフって寡黙な分心の中で深い事考えてそうなキャラだよね。
今の平和な状況、ウルフにとっては複雑なのかな。

あのプレのここでの呼び名はタカハシさんに決定？
よかったねえ、タカハシさん。

そういや、タケダクランは平和だよねえ

ふと思ったが、アルカイダみたいな組織ってプレの世界にもあるのかな？
他クランばっかを狙って壊滅させていく悪プレの集まりとか…

>>56
ごめ・・・スカフェ兄さんのつもりだった。
やはり、奴でシリアスは無理があったか・・・orz

個人的にスカフェ兄さんは、ウルフさんより複雑な面を持ってると思う。

うわっ失礼しました！
そっか、ウルフさんなら自分の事「私」っていうもんな・・・。

それによく読んでみりゃスカフェさんてわかるヒントいっぱいあるじゃん・・・。
読解力ないな俺・・・もっと国語頑張ります。

ちゃんと自分でカタつけたのに、やっぱり時々あの時のこと思い出すのかなスカフェ兄さん。

平和なクラン生活の中で今まで命令と言えども暴れまくってきた俺がこんな所で暮らしていて良いのだろうか。
とか一人で悩んだりしそうだな…。


テロリストみたいな集団もいそうだな。


プレには星と星で行われた大規模な戦争とかあったんだろか

BadBloodの集まりみたいなクランか。
はぐれ者の集団みたいもんで、掟に従わない外道な狩りなんかもやりそうな。

あの種族の性格を考えると、確実にどっかといざこざは起こすよなぁ・・・。戦争はありそうだが、
あまり”軍”には向きそうもない連中だ。

領土拡大とかそういった欲はなさそう。無差別殺戮とか女子供関係無く狩るとか、山賊みたいな奴等はいるかも

Σ月х日

久しぶりに教官からアンパンとコーヒー牛乳を買いに行くように言われた僕は、途中の道で
スカーフェイスさんと出会った。任務の報告を終えて、ウルフさんに会いに行くところだったらしい。
ウルフさんの屋敷はアンパンの店までの間にあるから、途中まで一緒に行く事になった。

「『月刊マサフミ』の売れ行きが好調らしいなあ。俺も買うつもりだったんだが、ケンジに駄目だといわれてな・・・」
そんなことを話しながら歩くスカーフェイスさんの左側を歩きながら、僕はその横顔を見ていた。
スカーフェイスさんの左眼には大きな傷跡がある。僕らにとって傷跡というものはいわば勲章
みたいなものだ。大きいほど、そして沢山あるほど死闘を乗り越えた証拠として尊敬を集める。
かっこいいなあ、この傷にはどんな戦いの思い出があるのかなあ・・・と、僕は思わずそれをじっと見てしまった。

「・・・ん？何か俺の顔についてるか？」
それに気づいたスカーフェイスさんに不思議そうに尋ねられて
「あ、いえ、ただその傷いいなあって思って・・・」と僕は何の気なしにそう答えた。
ここまではどこでもありがちな普通の会話だった。
だけどその後スカーフェイスさんは「そうか・・・」とだけ答えると、何故か黙り込んでしまった。
どうしたんだろう？この人が黙るなんて珍しいな。いつもはどちらかというとよく喋る人なのに・・・。
僕は不思議に思った。

スカーフェイスさんはそれからずっと黙ったまま前を向いて歩いていた。
大丈夫なのかな？とその残された右目をそっと覗いて見ると、どこか焦点は合っていなくて遠い目をしている。
何だかとても複雑そうな表情に見えた。
もしかすると僕はいけないことを言ってしまったのかもしれない。どうしよう・・・。

微妙な雰囲気のまま歩いていると、ウルフさんの屋敷が近づいてきた。スカーフェイスさんは黙ったままだ。
こんな気まずい空気のまま別れるのは嫌だな。何か喋らなきゃ・・・でも何を言えばいいんだ？
ああ、どうしよう！
気は焦るけれど、言葉が出ない。

その時、ふいにスカーフェイスさんが何かぶつぶつと呟き始めた。

「・・・・・・・か、いや、焼きハガー定食か。はたまたバスター丼か」


・・・何だって？それって食堂の・・・・・・あっ、危ない！！

間に合わなかった。僕が声を上げる間もなく、スカーフェイスさんはウルフさんの屋敷の門柱に
思い切り正面から激突した。

「痛ぅ〜・・・・」

・・・どうやらさっきの複雑な表情は今日の夕食について悩んでいた顔だったようだ。
やっぱりいつものスカーフェイスさんだ。少し気の毒ではあったけど・・・でも何だか安心した。
こういうところも含めて、僕はこの人が大好きだな。

スカーフェイスさんと別れて買い物を済ませ、教官の家に戻るとなぜかさっきまでいたはずの教官が
いなかった。
おかしいな、と思いつつ仕方が無いから僕は買ってきたアンパンとコーヒー牛乳を置いて自分の
家に戻った。どこ行っちゃったんだろうなあ、教官・・・。

明日はウルフさんが講師を務めるクリーナーの卵たちを対象にした実技講習会がある。勿論僕も参加だ。
プロの技術を学べる絶好の機会だから、今日は早く寝て明日に備えよう。

（追記）
後日ケンジさんに聞いた話によると、この日教官は僕が代筆した報告書の出来が悪かった
せいで嘘がばれ、罰としてアカギさんと入れ替わりで懲罰房に吊るされていたらしい。
申し訳ありません、教官。

　スカーフェイス・・・・本心がどこにあるかを隠す男だな。
　案外、本音はぽろっとクロサワの前で言っちゃったりして、あわてて「ウルフには内緒だぞ」とか言ってたりして。

　しかし、タケダ･クランの懲罰房は吊されるのが決まりなんかwww。
　男塾にでもありそうな懲罰房だなwwww。

>>65
普段の格好で宇宙船に張り付いて大気圏突入とかｗ

江田島塾長　vs　エルダー・プレデター

ヤバイ、見たいwwwwww

チラ裏スマソ



さっきホットのマサフミの足首がボッキリ逝ったーーーーーッ(ﾟ∀ﾟ)
なんか悲しすぎて手の震えがとまらねぇｗｗｗｗｗｗ

腕のみならず足までｗｗ

焼いて治療してやるんだｗｗ


スカーフェイスは自分が他とは違うって思ってそうだよなぁ。
違ったとしてもそれは間違った事じゃないんじゃないかねぇ…

>>68
泣くが良い。
お前さんは今、宇宙で泣くことが許されている奴の一人だ。

>>69
なんだかシリアスだな、スカーフェイス。経歴が経歴だけに、一般プレとは(身体的・精神的に）少々異なるところが
あるんだろうが。明るさの裏に疎外感を秘めていたりするのかもな。

自分で書いといて言うのもあれなんだけどね、なんかスカーフェイスさんの
あの呟きは、気持ちをごまかそうとしてわざと言ったものなんじゃないかって思うんだよね・・・。

月刊マサフミ、ポケモンと来たら近々セガールネタも出てくるのかな…っとワクワクしてる自分が通りますよｗ

タケダ「ウォオオオオーーーーー！」（例のウォークライ）
塾長「わしが男塾塾長・江田島平八であーーる！」
タケダ「（ムッ・・）ウォオオオオーーーーーーーーー！」（さらにウォークライ）
塾長「（ぬ・・・）わしが男塾塾長・江田島平八であーーーーーる！」（さらに大音量）
以下、エンドレス。

虎丸「・・・で、いつまで続くんだこれ」
マサフミ「ｳﾊwwwwwwテラバカスwwwww」
富樫「しょーがねー爺さんどもだなあ」
ウルフ「タカハシ、止めんのか。五月蠅くてかなわん」
タカハシ「もう、こうなっては無理です。互いの体力切れまでやるんでは・・・」
桃「ま、その内飽きるだろうさ」
スカフェ「（伊達の槍に興味津々）お前さん、なかなか使いそうだな。1つお手合わせ願えんか」
伊達「・・・貴様もな。喜んでお受けしようか」
ケンジ「場外乱闘（？）は止めてください！」

うはwwwwwww
こういう小ネタも今後どんどん投下して欲しいもんです。

スカーフェイスよ・・・よくもこないだは舐めた事を言ってくれたな。
俺の名を忘れていたとは上等じゃねえか。
あの時は拍子抜けしてしてあのような結果となってしまったが、俺はまだ諦めちゃいないぜ。
来週の日曜日の早朝、町外れの広場に来い。そこで決着を付けてやる。
100年前の俺だと思ったら大間違いだぞ・・・今度こそ貴様を血祭りに上げてやるぜ。
鎖鎌を磨いて待っているぞ。

サカザキ（仮）





スカフェ「・・・悪いがその日は任務が入っている。すまん、サカザキ（仮）・・・」

が・・・頑張れ、サカザキ(仮)。

って、サカザキ(仮)で、定着！？

サカガキ（仮）ってなんかさみしいなｗｗ



マサフミが調子ぶっこいてる新入りをシバく話がまた読みたいなぁ

遅い！遅いぞ！スカーフェイス！
決闘に応じたのは感心だが何故それを直接言わずに若造に言伝るか！
おまけに大鎌やらレザーディスクまで持ってこいだと！
むっ誰か来た、奴か？いや違うようだ・・・
なんと！スカーフェイスの奴め、自分一人ではかなわんと思ってか
大勢手下を送り込んできたようだ、卑怯者め！
だが俺は逃げも隠れもせんわ、みんなまとめて切り刻んでくれるわっ！



む、こ、これは一体・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　副題：サカザキ（仮）にエールを


【月∬日

　今朝、スカーフェイスさんが俺の部屋を訪ねてきた。
　「今日の午後、武道場で「試合」をやるので、立会を頼みたい」というのだ。
　何事かと思うと、あの鎖鎌のサカザキ（仮）から果たし状が来ているのだという。
　最初は任務があったりと都合が付かなかったし、そもそも私闘に応じる気は無かったらしいのだが、「ここ
のとこ、毎日果たし状が届いてなぁ・・・」だそうだ。日によっては、朝・昼・晩と届いたらしい。ストーカ
ーかよ、サカザキ（仮）・・・。
　それでやはり「私闘」は嫌なので、タケダの爺さんの許可を得て「試合」という形にしたらしい。
　でも、なんで俺が立会に？と思ったら、「ウルフは「バカは相手にするな」と取り合わないし、タカハシや
ケンジには変な奴と関わるなって叱られるし、ワタナベは心配性だし、まさかマサフミや三羽烏に頼めはせん
し」ということだ。
　それで俺ですか。つか、俺は最後だというのがなんか不満だった。
「立会頼んでお前に何かあったら、道具屋の娘に恨まれるからな。だから頼むのは最後にしたんだ」って、こ
の人はどうしてこう・・・。

　ともあれ、午後になってスカーフェイスさんとともに武道場へ行くと、既にサカザキ（仮）は来て、アーマ
ーを身に着け、鎖鎌を手に今や遅しと待ち構えていた。
　だが、スカーフェイスさんはなぜかアーマーではなく胸部を覆うような胸飾りをつけていた。下半身も、膝
くらいまでの腰布とサンダルだけで、武器はといえばベルトに下げた儀式用の短剣のみという出で立ちだった。
　その軽装ぶりにサカザキ（仮）は「馬鹿にしてるのか」「後悔するなよ」と不機嫌そうだったが、後で爺さ
んから聞いたところ、これはかなり古式の決闘の作法による格好だそうだ。爺さん曰く「まあ、今時その作法
でやる奴はあまり居らんがのぅ。増して相手が普通の格好なのに」とのことだが。

　以下は試合経過。正直、あまり書くことはない。
　
　開始と同時にサカザキ（仮）雄たけびを上げて、鎖鎌の分銅でスカーフェイスさんの頭部を狙ってきた。
　スカーフェイスさんは飛んできた鎖を掴むとそれを強く引きながら突進、ラリアットと見せかけて、避けよ
うとしたサカザキ（仮）へニールキック。吹っ飛びかけたのを宙で掴んで抱え込んだ後、ノーザンライト・ボ
ムでフィニッシュ。お見事。

　この間、2分ほど。こういう時は容赦ないんですね、スカーフェイスさん・・・。

　結局失神したサカザキ（仮）は、スカーフェイスさんに担がれて医務室へ直行となった。
　しばらくて気がついたサカザキ（仮）は、「次は血祭りに上げてやる！」とか「情けをかけたことを後悔さ
せてやる！」とか、ぎゃーぎゃーとわめいた。
　いい加減懲りろ、あんたも。後、ストーカー行為も止めろ。
　スカーフェイスさんは「はいはい」と聞いていたが、その表情はちょっとだけ楽しげだった。
　

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・････orzｺﾞﾒﾝﾅｻｲ

ボッコボコやん、サカザキ（仮）。
そしてこれからもずっとその名前です、サカザキ（仮）。

タケダ
「なあ、タカハシよ、最近見慣れんよそ者がおるようじゃが、どんな輩じゃ？」
タカハシ
「ああ、サカザキ（仮）ですね、なんでもスカーフェイスに遺恨があるとかなんとか、
でも問題はなさそうですよ、今朝も婦人部が美化作業の一環で広場の草刈しにいったら
道具持参で一番乗りで参加してくれた上にほとんど一人でやってくれたらしいですから。
なんか凄い修行をしたとかで鎖鎌と大鎌であっという間にきれいにしてしまったそうで」
タケダ
「ほう、そんなことがあったのか、ならばいずれ礼も兼ねて一杯誘うかの。」
タカハシ
「それがいいですね、それよりいっそのことうちのクランにスカウトしましょう。
ここにはろくな庭師がいなくて困ってたところだし丁度いい。
ただスカーはどう思うでしょうかね？」
タケダ
「なに、試合でもやらせりゃ文句いわんじゃろ。スカーなら適当にあしらうじゃろうてｗ」

「スカーフェイスといい使いに来た片腕の若造といい・・・



まあしょうがない、今日のところは勘弁してやるとするか・・・」

彼は数日後自分がスカーフェイスに手玉にとられる運命にあることをまだ知らない。

　割り込んじゃってすいません。おまけにフォローまで（つд；）ｼﾞｮｳｽﾞﾀﾞﾅｧ｡

　・・・で、なにげに酷いな、タカハシさんと爺様。マサフミもまた(w。
　サカザキ（仮）は、このままサカザキ（仮）か。それもまたよし。

Ξ月¢日

プロレス観戦を終えて地球から戻ってきたところ、クランの入り口で見知らぬ男とすれ違った。
奴の体には体の至る所に打撲傷の跡があった。一体何があったのだ？と思っていたら先日ここで
決闘が行われたのだという話を、それに立ち会ったという若い奴から聞いた。

決闘の文化を持つのは、我ら種族の中でも俺のいたクランのような極限られた一派だけだ。
少なくともこの星にそのような文化を持つ部族はいない。
スカーフェイスの出身が何処なのかは知らんが、その作法を知っていたという事は案外俺達一派のうちの
一つだったのかも知れんな。

俺もあの頃は毎日次から次へと挑戦者が現れて忙しかったものだ。個人的な決闘以外にも各クランが狩場を
巡って争う際には代表として戦わなくてはならぬ。上位に入るほどより条件のよい狩場を選択できるので
良い狩りを行うためには何としても勝たなくてはならなかった上、終了後直ちにフル装備に着替えて狩りへ出発すると
いうのはなかなか過酷な日々であった。まあ今となってはいい思い出だがな…。

リーダー就任以来無敗を誇ってきた俺を唯一負かした男はあの日狩りに出発したきり戻らなかった。
油断していたとはいえ奴に大敗をきしたあの日以来、俺は雪辱を果たす日が来るのを心待ちにして奴の帰りを待ち
続けていたというのに、結局勝ち逃げされてしまったぜ。
今でもそのことだけは悔やまれてならん…。

（追記）
この日すれ違ったあの男はどういうわけかこのクランの一員となることが決まったそうだ。
なんともショボそうな奴に見えたが、この先大丈夫なのであろうか。

（名前）？？？？
（種族）地球人
（性別）男
（身長・体重）１８２�p、８０kg.
（生息地）地球の各地
（武器）主にライフル銃
（特徴）頭脳明晰・冷静沈着、鍛え抜かれた体躯、武芸に秀で、武器の扱いも超一流

知的生命体を狩る醍醐味、それは何といっても稀に見られる突出した能力を持つ個体との遭遇に尽きる。
中でも我々が是非狩ってみたいそれとして筆頭に挙げられるのが、この固体である。

ただ本名不明のこの固体、神出鬼没であるためこれまでの我々の調査でも分かっている事は未だ少ない。
まず分かっていることはこの固体自身、我々と同じくハンターであるということである。狩った得物は実に
数千を超え、まさにエルダークラス。ただこの固体の場合、私事の狩りではなく、基本的に他の固体からの依頼で
狩りを請け負っているようで、その任務遂行率はほぼ１００％であるというから素晴らしい。

このような魅力的な奴だからこれまでこの固体の同族は勿論の事、我らの同胞も数多くの戦士たちがこれに挑んだものの、
これを狩る事に成功した者は一人もおらず、ほぼ全員が返り討ちに遭って命を落としている。
命からがら逃げ帰ってきた者の証言によると、彼はこの固体を勇者と認め、肉弾戦を挑もうとマスクを外したところ、
この固体の反応は「・・・・・・・・・・・・・・。」だったという。さらに装備も外した状態の彼に対してこの固体は
無言で銃を撃ったという。我々の美学など全く通用しない奴のようだ。
遠方からキャノンで狙撃するにしてもこの固体、危険を察知する能力が非常に高いためそれも困難であるようだ。

もしこの固体を狩ることに成功し、そのトロフィーを持ち帰った暁には、一発でエルダー昇進間違いなし。
腕に自身のある者は、是非この固体に挑んでみる事をおすすめする。

>凄い修行をしたとかで鎖鎌と大鎌であっという間にきれいに
　ってあるから、サカザキ（仮）も弱くはないんだろうな。
　でも、このまま庭師扱いになるんだろうな。

　スカフェを見かけて挑もうとしたところを、おばちゃんに声かけられて庭木刈りに
行かなきゃならなくなるだろうな。
　んで、お茶とお菓子をご馳走になったりするんだな。

>86
ごんぶとさん・・・？　＜分かる人いるんか

ゴルゴでは？
プレにも凄腕スナイパーとかいんのかな

＞ごんぶと
…セガールか

セガールならプロフィールに手首が入ってないと

プレが光学迷彩でゴルゴの背後に立ってもバレそうだな

俺の後ろに立つな

柔らかい液晶？で作った服に頭部のカメラで撮影した映像を映して
見えなくするという原理のカメレオンスーツを装備した部隊とGが戦う話はあったね。

ジャニーズの特番で、ミラーを貼り付けて作ったミラースーツで透明になれるか！？
…ってのをやってたが、プレの光学迷彩もそんな発想から改良に改良を重ねて作られたんだろうかｗ
インドア派な博士プレとかいたら面白いけど、やっぱ狩りをしないからどんな優秀な機械を発明しても階級は下なのかな？(´・ω・｀)ｶﾜｲｿｳﾀﾞｾﾞ...ｸﾙﾙ


そういや金曜ロードショーでセガールやるなｗ
是非ともマサフミと牛肉(キッチン)を賭けて闘ってほしいｗｗ

Ε月Ы日

今日、しばらくこの星を留守にしていた教官が全身銃創だらけのボロボロ状態になって帰ってきた。
何があったんですか、教官！？
尋ねてみると教官はここ数日間、ある超A級の獲物を狙って地球に潜伏していたらしい。
そして何時何処に現れるかも分からないそいつをようやく探し出し、戦いを挑んだものの見事に
返り討ちに遭ってしまったそうだ。
教官がここまでこてんぱんにやられるなんて、一体どんな奴と戦ったんだろう？
教官のマスクの記録装置には、そいつとの対決シーンの最終部分を録音した音声が残されていた。

「・・・・・・ウハwwwwwwwwwお前、気に入ったwwwwwwwwwww
よwwwwwwwwし俺様の素顔を拝ませてやるwwwwwww・・・・・・うりゃあ！！」

「・・・・・・・・・・・・・。」

ズキューーーーン！！！

「ウギャアアアアアアアア！！ちょwwwwwwwwwﾋﾄﾞｽwwwwwww・・・・」

（音声はここで終わっている）

・・・うーん、どうやら教官は肉弾戦を挑んだのに、向こうはキャノンか何かで撃ってきたみたいだな。
全く酷い奴がいるもんだなあ。
でも無事でよかったです、教官。

・・・おや？映像の記録もあるぞ。
何が入っているんだろう？
再生・・・・









うわ！！
そいつの交尾シーンじゃないか！
・・・もう、好きだなあ、教官。

プレデターの武器

刃物
・リストブレード
・スピア
・シミターブレード
・ダガー
・マウル(刃付トンファー)
・ナギナタ
・ハープーンスピア(でかいスピア)
・伸縮式ソード
・ウィップ
・エイリアンの尾槍


飛び道具
・ショルダーキャノン
・ネットガン
・スピアガン
・スキャッターガン(手持ちのショルダーキャノン)
・シュリケン
・スマートディスク
・プラズマピストル
・リモートボム
・ガントレットプラズマボルト
・銛銃
・投げダガー(ようつべの動画に出てくるアレ)

その他
・自爆装置
・レーザーネット
・青汁
・ナックルダスター
・ハンドブレイド
・ビーム拘束具(ゴテンクスが使ってる奴みたいの)
・エイリアンの骨を利用した鎧
・充電器
・レコーダー
・ワイヤー


他何かあったっけ？

>>95
無謀なｗｗｗｗｗｗ

でも、ゴルゴ自身のそーゆーシーンって、近年少なく　　　　　　　　　　ﾀｰﾝ

見よ、この鎌捌き！
長年の修行の成果であるぞ。この俺にかかればこのクランの敷地内にある
雑草などお茶の子さいさいである！
そしてこれが済んだら今日もスカーフェイスと試合が出来るのだ・・・おりゃああああ・・・・・！！

「・・・草刈りにおける鎌捌きは一流だ。だがそれを実戦に応用できていない事が貴様の
毎度の敗因の一つである・・・」

・・・何だ？今の一つ結びの野郎は。一方的にコメントして去って行きおって・・・。
兎に角俺は諦めぬ。この先何百年かかっても、いつの日か必ずスカーフェイスを血祭りに上げてくれるわ。
うおおおお・・・・・！！

おばプレ「サカザキ（仮）さーーん、向こうの植木の剪定もお願いしますねーーー！」

はい、ただいま！

>>99
ｗｗｗｗｗｗいいように使われてるなサカザキ(仮)

んで、相変わらず負けっぱなしなのか、サカザキ（仮）。まあ、相手が悪過ぎだよなぁ。
スカフェ兄さん、ウルフさんに「いい加減トドメを刺したらどうだ。うっとおしい」とか言われてたり。

可哀相にｗｗ


マサフミが毎日雑草の種を撒いてたり

>.>96
　厳密には「ナギナタ」と「グレイブ」は分けられることになるかな。
　バトル・スティックなんてのをどこかでみた気がするが、あれはスピアと同義だろうか？
　あとは医療セットかなあ。

>>99
　まあ・・・サカザキ（仮）としては、その代わりスカーフェイスと（ボッコボコにされるにせよ）試合が出
来るわけだし･･･。スカーフェイスがどう思ってるかは知らんが。
　だが、どこでどういう修行をしてきたんだ、サカザキ（仮）は。
　

>>102
マサフミは大麻植えて怒られそう

タカハシ「で、いつまでそのサカザキ（仮）で通すつもりなんだ？」
サカザキ（仮）「あの天然大ボケ男が俺を思い出すまで、本名は名乗らん！」
タカハシ「・・・・（可能性は限りなく低いぞ？）」

ウルフ「タカハシが貴様に聞いてくれと、わざわざ俺に頼んできたぞ・・・。
　　　　まあ、あの程度の男じゃいちいち貴様も覚えても居られなかっただろうが」
スカフェ「いや、奴とおぼしき相手のことは、なんとなく思い出してはいるんだが」
ウルフ「いるんだが？」
スカフェ「サカザキという名前が思い浮かんでから、それ以外浮かんでこなくなってしまった」
ウルフ「・・・・(また、ありがちな思考の罠に嵌って)」

クロサワ「さかざき（かり）サンッテ、オ兄サンノオ友達ナノ？」
スカフェ「うーん、違うだろうなあ。きっとあっちが嫌がると思うぞ？」
クロサワ「ナニヲシテイル人？」
ウルフ「庭師だ」
スカフェ「おい」

サカザキ（仮）は声に出して読むとより笑える・・・。

ω月＃日

ウハwwwwwwこないだの地球人狩りはやばかったwwwww
あの野郎尾行してたら「ﾖｳｹﾝｦｷｺｳｶ」って光学迷彩見破りやがったからなwwwww
そんでもってしつこく追ってきて撃ちまくられてあの時ゃ死ぬかと思ったぜwwww
でもようやく怪我も治って遂にブログ再開だwwwwwwwうぇうぇうぇ

お前ら「月刊マサフミ」読んでっかwwwwwww？
今月号の特集は
【正しい地下鉄の乗り方ｐａｒｔ２：ロサンゼルス地下鉄マップ−食肉工場までの最短ルート−】だwwwwww
俺様の執筆する「雌プレ　ケイコ第２章」の新連載もスタートするぞwwwwwww
それから今回は特別付録として俺様がレシピを考案した、どんな傷もたちどころに塞ぐ
「タイル軟膏」が付いてくるwwwwwwwwただし限定100個だ今すぐ書店へ急げwwwwwうぇうぇ
そしてもうすぐ「ｷｬﾝﾃﾞｨﾀﾍﾞﾙ？」の音声も配信開始だから、全員マスクにダウンロードしとけよwwwww

そういえばこないだ地球で俺様の昔の映画がテレビで放映されたらしいwwwwwww
ちょwwwwwwwテレ朝、俺様の恥ずかしい過去を何度も放映するなwwwwwwwwwうぇうぇ

マサフミ元気でなによりですｗｗ

　まあ、元気じゃないマサフミなんてのも想像もつかんがww

　＞＞雌プレ　ケイコ第２章
　ま　た　や　る　の　か
　いいぞ、もっとやれwwww

あっちに誤爆してしまった･･･死にたい・・・・。

イシダの奥方
「サカザキ（仮）さーん、ここらでお茶でもいかが？」
ﾌﾟｽｯ
サカザキ（仮）
「ウギャォウァアアーッ」

>>110
俺も両方のスレの住民だし俺もいつか誤爆をやらかすかもしれない・・・と
今日の昼頃思っていた。
だからその気持ちわかる・・・でも気にしないでまたこっちで頑張ってくれwww

このスレ素敵すぎwwいつかプレ達とお茶したいわwwww

マサフミとは同じ席になりたくないなｗｗ


お前なに飲む？ｗｗビール？ｗｗとりあえずビール？ｗｗｗフヒヒｗｗ

とか言いながら雑巾の絞り汁を飲ませてきそうだｗ

Ρ月ξ日

こないだスカーフェイスさんがうちへ持ち込んだエイリアンの尻尾は、結局スラッシャーウィップに加工することに
決まった。ただしスカーフェイスさん用ではなく、ウルフさんへのプレゼントとして。
今日完成したのでスカーフェイスさんが取りに来る予定になっていたのだけれど、なぜかお店に現れたのは
ウルフさんだった。どういう訳なのかしら、と思ったら
「詳細は不明だが自爆だか誤爆がどうのと言って、奴にしては珍しく部屋で塞ぎこんでいるので
私が直接取りに来た」
との事だった。何があったのかしら・・・？
ウルフさん曰く「まあ奴のことだからまたすぐにケロッと立ち直るだろう」との事だったけれど、
スカーフェイスさんが落ち込むなんて滅多にないことだから心配だな・・・早く元気になって欲しいな。

ウルフさんが帰った後、入れ替わるようにしてサカザキ（仮）さんがやって来た。待ちに待った初来店です！
ちょっと変わった人だなとは思うし、相変わらずスカーフェイスさんには連日負けっぱなしだけど
私、あの人の純粋で真っ直ぐなところ、好きなんだなあ。
初めは「ショボそうな奴」なんて言ってたチョンマゲさんですら、最近じゃ「奴の奉仕の精神には感服した」って
言ってたし、おば様方の間でも隠れファン増殖中の様子。

だけどサカザキ（仮）さん、未だに本当の名前を明かしてくれないのよね。
ところが今日は愛用の鎖鎌を取り出して「これに俺の名を刻んで欲しい」なんて言うから、
遂に本名発表かしら！？と思ったら

「サカザキ（仮）、で頼む・・・」

あの人、徹底してる・・・。

　今日、初めてスカーフェイスのお兄さんのお部屋へ行ったの！
　オオカミさんが、「あれがなにやら落ち込んでいるから、行って元気づけてやれ。ただ奴には、私が外出し
なければならないからお前を預かって欲しいと言うことにするが」って。
　私たちがお兄さんの部屋へ行ったら、お兄さんすごくびっくりしたみたい。

　お兄さんは、お仕事じゃあないんだけどなにか失敗しちゃったみたいで、それで元気なかったみたい。ずっ
とおうちに来なかったし、元気がないって聞いていたから心配だったんだよって言うと、「お前に心配かける
とはなあ。すまなかった」と、優しく頭をなでてくれた。でも、オオカミさんも言わなかったけれど、ほんと
はもっとずっと心配してたんだと思う。
　
　お兄さんの部屋も、オオカミさんの部屋ほどたくさんじゃないけれど、危険なものが多いみたい。
　でもお兄さんは「刃で手を切らないように気をつけて」と言って、ニホントウをさわらせてくれたの。ナイ
フよりもずっと大きくて、とても重くて、なんだかすごく力強い感じのする不思議なもの。
　「三日月宗近と言う刀だ」そうお兄さんは言ってた。そして「お前が大きくなって、これが使えるようにな
ったら、お前にこれをあげよう」って。
　でも、お兄さんの大切なものじゃないのかな･･･。
　「お前なら、必ずこれを使いこなせるようになる。これをあげられる日が楽しみだな」
　重くって大きくて､今は持つことさえ出来ないけれど、もしニホントウを使えるようになったら、お兄さん
喜んでくれるのかな？
　
　夕方、オオカミさんが迎えに来てくれたとき、お兄さんが「すまなかったな、ウルフ」って言ったの。
　「何の話だ」
　「い〜や、別に」
　「・・・タカハシが人手を捜している。あまり若い奴らにやらせたくない仕事らしい」
　「了解。連絡しておく」
　お話はそれだけだったけど、なんだか嬉しくて、ちょっぴり可笑しかった。
　お兄さん、元気になったみたいで良かった！

胸がキュンキュンした

>>「奴の奉仕の精神には感服した」
そこかよ！

>>おば様方の間でも隠れファン増殖中
良かったじゃないか、サカザキ（仮）

三日月宗近wikiで調べたらスゲーなｗ
スカフェが手に入れた経緯が知りたくなったわｗｗｗ

俺も調べた。
凄いなｗ


まさか戦って勝ち取ったんじゃないだろうなｗｗ

スティーブンス大佐「・・・神よ、許したまえ」

カチッ

兵士「大佐、まだ投下地点ではありません！」
スティーブンス大佐「アッーー！」

ちゅどーーーーーーーん！！！！！





ウルフ「・・・何だあのキノコ雲は？」
プレデリ「知らね」

　江戸時代から明治への変わり目、新しい時代の訪れを受け入れられない徳川の武士たちが、レプリカとすり替えて徳川家の名刀を持ち出していた。
　たまたま地球を訪れたスカーフェイスが、最早時代遅れのその内の一人である武士と戦う。
　「所詮時代遅れよ、わしもこの刀も」と自嘲する武士が最期に、三日月宗近をスカーフェイスに託す。
　と、妄想した。

　
　・・・とりあえず、国立博物館のキュレイターの皆さんに土下座しておく　orz
　

Ψ月Б日

うぇうぇうぇwwwwwww連日寒い日が続いとるが、お前ら元気にやってっかwwwwwwww？

俺様は勿論絶好調だwwwwwww
今月号の「月刊マサフミ」は発売から３日で全書店で完売、「ｷｬﾝﾃﾞｨﾀﾍﾞﾙ？」も１００万ダウンロード突破だwwwwww
音声配信第２弾として英語版「Ｗａｎｔ　ｓｏｍｅ　ｃａｎｄｙ？」の配信も決まったから、
第一弾と合わせてマスクに入れておくよwwwwwに！
メール着信音にするもよし、あえて場違いな状況で再生して獲物を錯乱させるもよし！使い道色々だwwwwwwww

この好調ぶりからもわかるよーに、現在金がザクザク入ってきて使い道に困っとるほどであwwwwwwる！
つーわけで久しぶりに麻雀やろーぜアカギwwwwwwwww
あー、でもまだあいつギャンブル禁止中だったなwwwwwwwwﾂﾏﾗﾅｽwwww

しょうがねえ、一人でパチンコAVPやってくるかwwwwwwwwwwうぇうぇうぇ

＞＞１２３
おまいはギャンブル禁止になっとらんのか？

パチンコAVPwww

Ρ月З日

今朝、仕入れから帰る途中でスカーフェイスさんに出会った。
明るい顔で「これから任務に向かうところだ」って言ってたから、元気になったみたい。よかった！
いつものスカーフェイスさんに戻ってくれてウルフさんやクロサワもきっと喜んでるだろうな。

その後お店に戻って検品をしていたらこないだ注文受けて仮名を刻名した鎖鎌を受けとりに
サカザキ（仮）さんがやってきたんだけど、その時ちょっと面白い話を聞いたのよね。
事の発端は数日前の刻名作業中。あの鎌の柄に見慣れない奇妙な文字を縦1行に並べた彫り物が施されて
いる事に気付いたの。ウルフさんのマスクに彫られた古代語ともまた違った、明らかに私たち種族のものじゃない
変わった字体をした文字。
それが一体何なのかずっと気になっていたから、今日サカザキ（仮）さんに尋ねてみたわけ。
そしたら「それはかつての仮初めの名だ」なんて言うの。
どういう事かと思って詳しく訊いてみたら何とサカザキ（仮）さん、数百年前の一時期、一族揃って地球で
暮らしていたことがあったんですって。で、その当時名乗っていた名前を刻んだものがその謎の彫り文字
だったというわけ。どうりで見慣れないと思ったら地球語の一種だったのね、その文字。

それにしても地球に住んでいたなんて、サカザキ（仮）さんって性格だけじゃなくて経歴も変わってるのね。
しかも過去にも仮名を名乗っていた事があったなんて。案外仮名使うの、好き・・・？
その仮名、綴りをメモしておいたから日記にも書きとめておこうっと。

宍戸梅軒（仮）

地球で毎日どんな生活を送っていたのかしらサカザキ（仮）さん・・・まさかあの頃から草刈してたわけじゃないよね。

>>宍戸梅軒
文字通り、噴いた。
宍戸八重垣流だったのかよ、サカザキ（仮）。
つか、スカーフェイスは武蔵か！(w

バガボンドしか知らんのだが本当に鎖鎌って使えたのだろうか。


日本刀を使うプレとか出てくるといいなぁ

　ちゃんと流派がある筈＞鎖鎌
　ナギナタと一緒に伝承されることもあるらしい・・・なんでナギナタなのかは分からんが。

　ただ、よく時代劇なんかであるぶーんぶーんと大きく振り回すようなことはしないようだ。まあ、どう
考えたって隙だらけだし。

>>128
鎖鎌どころか、鎖大鎌なんてものもあったらしい

>>128

>日本刀を使うプレとか出てくるといいなぁ

エイリアンを日本刀で一刀両断して
『こいつは斬れるwwwwwwwうぇうぇうぇ』

日本刀だと返り血すごそう

　エイリアンの返り血つったらえらいことになるが、普通（？）の生物の返り血にまみれて立つ
日本刀を持ったプレを想像したら、ものごっつ怖くなった。

アカギが日本刀持ってなかったっけ。
俺の記憶違い？

＊月＄日

珍しくバカフミが店に現れた（もうこの名前でいいわ）。
新しい義手が欲しくなったらしい。
うちでは義手は扱っていないと断ったらビーム砲内蔵式だからといって帰らない。
そういえばそういうのもあったことはあったけど
使い勝手も悪いし出力の低い機種がほとんどなのでそういって追い返そうとしたけど
初めて見た義手組み込み式で精神力をエネルギーに変換することで
強力な破壊力を発揮し、さらには射出したエネルギーの軌道を曲げることも出来るとか。
そんあの聞いたことなかったのでメーカー名か型番で調べようと思ったら
どこのメーカーのどんな機種かもわからないけど地球製なのは確かだって。
いくらなんでも地球人にそんなの作れるわけないのにほんっとバカなんだから。

>>134持ってたよ。赤い奴

サイコガン装備するのかマサフミｗ
レディ役はアカギだなｗ

ワタナベじゃないの？＞レディ役
クリスタルボーイはウルフさんかwwww

コブラに出てくる怪しげな酒場って、プレが居てもさほど違和感無さそうだな。

>>１３４
確かに剣は持ってたけど、日本刀じゃないっぽい。

>>139
そうだったんだ？情報ありがとう。
日記も待ってるよ。

http://www.collorastudios.com/mp16.htm
うーん わかりづらい

ttp://www.collorastudios.com/projects/bde/bts7.htm
SAMURAI PREDATORって書いてあったりするから日本刀だと思ふ。

>>142
手前の人、逃げてー！

形を見ると日本刀っぽいね。柄とか鍔とかが。

ざんばら髪にした侍みたいだね。遠目には赤い鎧にも見える

そういえば、赤備えってあったな


井伊直政の軍団の事なんだが、装備が全部真赤で、しかもめちゃめちゃ強かったらしい
こいつも関ヶ原にいたのかもな>>サムライレッド

更に言うと、赤備えの源流は武田信玄の軍団から
天目山の合戦で徳川が武田軍の生き残りを接収した際、新入りだからという理由で井伊直政が受け持ったとか



戦国ネタは色々と疼くぜ……空気読めてないけど……！

ありゃま、ホントに日本刀だったかｗｗｗ

映像で見た時は刃の形が青龍刀に見えたんだけど。

プレデターはたしか、倒した敵が持っていた武器を集めるのが趣味だったな。
（あと、獲物の頭蓋骨とか）

ということは、プレデターに倒されたサムライがいた、ということか？

合戦の場とか絶好の狩場だったのかもな

マサムネという刀は日本に実際あるのでしょうか？

マサムネ＝正宗。
正宗は刀匠の名前で、彼が作った（もしくは、作ったとされる)刀が「正宗」の名をつけて呼ばれる。
国宝で何本かある筈。

http://i275.photobucket.com/albums/jj290/onlyonce_2007/KickassPredator.jpg

>>152
違和感ﾅｯｼﾝｗｗｗ
KISSの中に紛れててもわかんねーｗｗ

>>153

プレデターの社会の中では、アーチストというのは地位が低いのでは？
江戸時代、歌舞伎の役者は、『河原者』と呼ばれ、身分が町人より低かったように。

大鎌を構えたサカザキ（仮）？

(´・ω・`)月(*´д｀*)日

今日、久しぶりに地球に行ってみたら、
原住種族どもが刀と槍で合戦をしていたぜwwwwwww

『やりいーーー、草刈場だぜwwwwwwwうぇうぇ』

とりあえず、一番豪華な防具をしている香具師の首を刎ねて、
そいつの持っていた刀を戦利品として持って帰ったぜwwwwwwwうぇうぇ

その刀に、何やら文字が書いてある

『今川義元』

マサフミ、お前何歳だ。
・・・・あ、先代あたりか？

>>154
ジーンシモンズの隣に居るのが目に浮かんで、
脊髄反射で書き込んだ。ｽﾏﾝ

マサフミのあの調子は先祖代々続いてるのか…ｗ


こんな感じでドラムのプレなんかも揃えたバンドができたらKISSと同じくらいインパクトのあるバンドになるなｗ

地球暦　12月25日

　今日はクリスマス。
　ここはとても遠い場所だから、サンタさんは来られないと思ってたの。
　でもね、スカーフェイスのお兄さんが「サンタさんから預かってきた」ってプレゼントを持ってきてくれたの！
　凄い！お兄さん、サンタさんに会ったんだ！

　一つはふかふかのクマさんのぬいぐるみ。
　もう一つはオルゴール。とってもきれいな音色で、箱にいろんな模様が彫ってあるの。
　でも、なんで二つもプレゼントくれたんだろう・・・？
　お兄さんは「クロサワは遠くで頑張ってるから、特別にってことさ」って言うんだけど、なんだか凄くおかしそうだった。
　オオカミさんは「・・・スカーフェイス。笑いすぎだ」って、げんこつでお兄さんの頭を叩いてたみたい。でも、お兄さんは
余計おかしそうに笑ってたの。どうしたのかな？

プレデターってキレるとマスクとる映画でしょ？
以前見た気がする。一回だけね

>>161
おしい。
あながち間違っちゃあいないけどそんなに簡単なもんじゃないんだなこれが。


だから、プレデターシリーズを見てプレデターの良さに気付こう。

<丶｀∀´>月（｀ハ´　 ）日

今日、マサフミさんのところに自慢のコレクションを見に行ったら、お茶をご馳走になった。

『俺はこのごろ、茶の湯というのをやっているんだwwwwwwwうぇうぇ』

マサフミさんは、人間の頭蓋骨を半分に切断して、金箔を貼ったお手製の茶碗に、
なみなみとお湯を入れると、得体の知れない緑の粉末を入れ、それをかき回した。
茶碗の中には、どろりとした緑色の液体ができあがった。

『これ・・・飲むんですか？』
『あたりまえだ。wwwwwwwうぇうぇ』

マサフミさんは、茶碗の中の緑色の液体を、うまそうに飲み干した。

『これがうめーんだ。wwwwwwwうぇうぇ』

僕も飲んでみたけど、たいへんまずかった。
変わった人だ。wwwwwwwうぇうぇ

マサフミはなんでもやるなｗ

でもマサフミの茶は飲みたくない…ｗ



是非沢山の日本の文化に触れてもらいたいもんだ

プレ忍法帖みたいな奴希望

モンスターハンターVSプレデター


思いついてみたが話が思い浮かばない…

ロストプレデター日記　12月27日（土曜日）

今日から日記をつけます。黄緑色の体色がチャームポイントの
寿司太郎といいます。
僕は、マサフミくんの後始末をしに地球へ行きましたが
何も活躍出来ずに帰ってきてしまいました。
お爺ちゃんの形見であるこの槍を手に、これから地球に行きたいと思います。
何でも地球には「スーパーマン」という凄く強い人間がいるらしいです。
とりあえず血祭りにしてきたいと思います。
頭蓋骨をGET次第、このブログにうｐしますんで後ほど。。

寿司太郎返り討ちフラグかｗ

>>163頭蓋骨の杯って信長もやったらしい…と聞いた事がある。



寿司太郎はドンマイオーラが…ｗ

>>166
ハンター四人が狩りやってる
↓
四人の目の前でリオレウスが頭ぶち抜かれ死亡
↓
ハンター一人、リスブレで死亡
↓
残り三人、プレデターと交戦
↓
プレデター、自爆装置起動
↓
三人逃亡
↓
完
　
or
　
ハンター、リオレウスと交戦中に頭をぶち抜かれ死亡
↓
プレデター、リオレウスの前に踊り出る
↓
リスブレすら一回斬っただけでは弾かれる
↓
プラズマはリオレウスの尾が擦って壊れる
↓
持ち前の身体能力でかわしたり、必死こいて交戦
↓
頭の甲殻が剥がれた所をスピアでぶち抜き殺害
↓
頭蓋骨を取り出す
↓
それを両手で掲げて咆哮
↓
完
　
文章は解らない

レウスはワールドツアーで地上に戻って来ず終了

>>170
かっけぇ…。


骨とかで作った装備とかだったらもっといいな。

プレとモンスターが戦うのか、プレとハンターが戦うのか、プレとハンターが協闘するのかが問題

ここはいっちょ狩り競争ってことで
先に大物仕留めた方が勝ち

もうみんなでミラ狩ればいいよ

>>173
共闘はAVPと被る


プレがモンスター狩りに来て、そうとは知らずにハンターがやって来て三つ巴

とかどうよ？

(((((( ；ﾟДﾟ))))月＿＿〆（．．）日

今日、マサフミさんは、地球で手に入れた刀の試し切りをするのだそうだ。
マサフミさんは、宇宙船の一角に僕を連れて行った。

『ここは・・・隔離区画じゃないですか』
『そんなこと、見たらわかるだろwwwwwwwうぇうぇ』

隔離区画というのは、エイリアンを飼育している区画のことだ。

『まずいですよ、ここに入るためには、長老の許可が・・・』
『そんなの、関係ねーよwwwwwwwうぇうぇ』

マサフミさんは、隔離区画の遮蔽扉を開けると、中に入っていった。
隔離区画の中は、エイリアンのエサとなった人間の骨がごろごろしていた。
僕は、周囲を見渡してみた。周りには、エイリアンの卵が無数にあった。
エイリアンの卵は、空気の流れに反応して、孵化を始めた。

『げっ』
『見てろよ、wwwwwwwうぇうぇ』

マサフミさんは、刀を抜いた。

エイリアンの卵は、まるで花びらのように開き始めた。
次の瞬間、無数のフェイスハガーが、卵から飛び出してきた。

『やりぃwwwwwwwうぇうぇ』

マサフミさんは、刀を振るって、フェイスハガーを次々に切り落とした。
マサフミさんのまわりには、真っ二つに切断されたフェイスハガーの死骸が積み重なった。

『・・・お見事』
『wwwwwwwうぇうぇ、これからだよ』

部屋の奥の方から、何かがやってくる。
エイリアンの成体、ビッグチャンプだ。

『くぁｗせｄｒｆｔふじこ』
『wwwwwwwうぇうぇ』

ビッグチャンプは、マサフミさんに向かって、インナーマウスを発射したが、
マサフミさんは、刀で見事に弾き返した。

『ちぇすとーーー、wwwwwwwうぇうぇ』

次の瞬間、マサフミさんは、ビッグチャンプの腕を切り落とすと、
返す刀でビッグチャンプの首を刎ねた。
ビッグチャンプの胴体は、体液を盛大に噴出しながら、どう、と倒れた。
体液があたり一面にぶちまけられたのに、
不思議なことに、マサフミさんは返り血を浴びてなかった。

『こいつは、チョーー斬れる、wwwwwwwうぇうぇ』

マサフミさんは、うれしそうに、刀を眺めた。

そろそろ高橋さんの胃袋に潰瘍が出来そう…

>>176
モンスターに気を取られてるうちにハンター数人が速攻プラズマキャノンで死にそうです…。

つか、脱線しちゃったｽﾏｿ
とりあえず大剣をブンブン振り回すハンターはプレとも素手でやり合える気がします

>>178死ね

プレが飛び道具使わないでハンターとやってくれるのかが心配。



エイリアンをやり過ぎたから死ねってか

とりあえずまた、懲罰房かなあ。
次は、逆さ吊りではなく重しを持って・・・。

あんな生き物何匹斬ったところでなにがわかるというのか。







試し斬りならやはり草に限るわい。

最近思いついた話


・プレデターVSプレデター
人間の植民地に、集団で狩りに来た若いプレデター達
仲間の内の一人が人間達に捕らえられ、無惨にも解剖されて殺されてしまう
仲間の死に怒り狂ったプレデター達は掟を破り、人間達を殲滅せんと地球への侵攻を開始する
無論母星の長老達はそんな事を許すはずもなく、反旗を?%7

最近思いついた話


・プレデターVSプレデター
人間の植民地に、集団で狩りに来た若いプレデター達
仲間の内の一人が人間達に捕らえられ、無惨にも解剖されて殺されてしまう
仲間の死に怒り狂ったプレデター達は掟を破り、人間達を殲滅せんと地球への侵攻を開始する
無論母星の長老達はそんな事を許すはずもなく、反旗を翻したプレデター達を粛正せんと調停屋プレデターを送り込む

二重投稿すまん

う〜ん見てみたい。


でも仲間を殺されたプレ達が怒るのも無理はないなぁ

普通に仲間倒した人間に記念品よこして立ち去りそうな気もするw

>>190
倒されたんじゃなくて解剖されて死ぬ、というのがミソ
戦士として自害する事も出来ずに死んだ仲間の為に暴走する戦士達
地球人との大規模な争いを嫌う長老達
その狭間に立ち、苦悩する調停屋プレデター


書かないけどな！

余計な争いは避けたい、しかし同じ種の仲間が無惨な死を遂げる事に対する悲しみ。
プレの葛藤が見られる。



書けないけどね！

>>191

仲間の内の一人が人間達に捕らえられ、無惨にも解剖されて殺されてしまう
→　あいつアホやwwwwwwwうぇうぇ

仲間の死に怒り狂ったプレデター達は掟を破り、人間達を殲滅せんと地球への侵攻を開始する
→　ほっとけ。好きなだけ狩りをすれば、そのうち正気に戻るだろうwwwwwwwうぇうぇ

苦悩する調停屋プレデター
→　なんで俺が苦悩しなきゃならんのだwwwwwwwうぇうぇ

たぶんこうなるから、その話はなりたたない。

そりゃ全員マサフミでないと。

ハイテク装備推進派と武闘重視派の対立が激化、
ついには武闘重視派の一人がエルダーを殺害して逃走。
討伐を命じられたのはハイテク装備推進派の一人だが
彼はまた犯人の幼馴染でもあり好敵手でもあった。
追跡のはてに相対した二人の対決の行方は？！
エルダー殺害の真犯人は？！そして目的は？！




俺の筆力で描けようはずもないがな・・・

若いプレデターが後ろから二体のプレに声をかける
『なあ、あんた達 カネダとキノシタだよな？俺 覚えてる？』
カネ似『いや　クロナガだが』
キノ似『ササガワだが』
『あ、そうだった？そりゃ失礼。』
若者が去って行きまた一人のプレが現れ
『何やってんだ、急げよ！出発するぞ』
『ああ、悪いヌマイ』
『今日は二人の入隊記念だからやるよ』
そう言って一人のプレが何かを投げ渡した。
クロ『テンペストか』
ササ『ゲシュマイディッヒ パンツァーか」
ヌマ『ああ。俺はボスからミラージュコロイドを貰った　戻るぞ』

＞＞196ガンダム？

ところでこの中に来年の年賀状にプレ載せた人、いる？
俺は今回は断念したが再来年こそは・・・！と目論んでいる。

俺も今回はやめたけど次はやるつもりｗ


どのプレにするかでかなりワクテカ

>>197
着物を着せて出しましたよ、えぇ
カラーは水色
　
ケルティックにしようと思ったけど、『めんど('A`)』ってなったのでスカーにしちゃった

>>199
年明けたらうpﾖﾛ

＞＞199
うひょーまじっすか！
俺も再来年は絶対やっちゃるｗ
いや、来年の暑中見舞いでやるか。

>>200
送っちゃったからもう無い…。

プレデター・タカハシの日記

　（*・-・）月　( *´ー｀)　日

マサフミさんは、今日から地球に出張だそうだ。
宇宙船の隔離区画のエイリアンを試し切りにした件で、
タケダの爺さんにひどく怒られたので、これから地球へ行って、
人間の頭蓋骨を取ってくるのだそうだ。
タケダの爺さんは、人間の頭蓋骨が大好きだ。それも、形のいいのが・・・
そこで、タケダの爺さんが気に入るような頭蓋骨を取ってきて、
爺さんの機嫌を直してもらおう・・・というのが、マサフミさんの計画だ。

僕は、マサフミさんの部屋に入ってみた。部屋の中から刃物を研ぐ音が聞こえた。

『マサフミさん、いますか？』
『タカハシじゃないか、まあ入れwwwwwwwうぇうぇ』

マサフミさんは、刀を研いでいた。

『オレとしたことが・・・エイリアンの体液は強酸性だってことを忘れていたwwwwwwwうぇうぇ』
『地球に行くそうですね』
『まあなwwwwwwwうぇうぇ』

マサフミさんは、研いだばかりの刀に、指先でそっと触れて、切れ味を確かめていた。

『よし、地球に行って、人間どもの首を十個ばかり取ってくるかwwwwwwwうぇうぇ』

人間は、我々にとって、狩りの獲物の一種にすぎない。
でも、頭蓋骨の形がいいから、などという理由で、
マサフミに首を取られるのは、たまらないだろうな、と
人間にちょっと同情した。

『がんばってください』
『wwwwwwwうぇうぇ』

>>203
タカ…ハシ…？

>>204
同名の別人だろう

‰月♭日

　年の瀬の慌ただしさも一段落し、部屋でのんびり武器の手入れをしていると、スカーフェイスさんが訪ねてきた。
　今や日常茶飯事となってしまっている、サカザキ（仮）との試合の立ち会いを頼みたいというのだ。
　俺は滅多にこの立ち会いを頼まれない。
　最初の頃に「変なのと関わるのは止めてください！」と叱って以来、もっぱら後輩に頼んでいるようだ。どうやら今回はどうもあいつの都合がつ
かないらしい。
　はっきり言って、今も俺は「関わるな」という意見を変えていない。この人は、戦士としては超一流だが、その他の点ではどうも頼りないところが
多すぎる。変なのに関わって悪影響があっちゃたまらない。
　だいたい、毎回毎回、律儀に果たし状につきあう必要なんか無いはずだ。タケダの爺さんやタカハシさんも、なんだって奴に試合許可なんぞ出
すのか。
　「まあ、そう言うな。今回は大分間が空いて居るんだし」と見せてくれた果たし状には、「俺はこのために２５件の庭の剪定をやったぞ」と書かれて
いた。・・・年末だからなぁ・・・。

　結局頼み込まれた形で、俺は試合の立ち会いをせざるを得なくなってしまった。　
　試合時のスカーフェイスさんの格好については後輩から聞いていたが、大きい複雑な意匠の胸飾りと膝丈くらいの腰布のみという格好は、やはり
少し変わっている。
　と言うか、この人体つきがいいから、アーマーをつけているよりも異様な迫力が出る格好だ。
　これと一応は対峙できるんだから、サカザキ（仮）も度胸があるのか、なんにも考えていないのか。

　試合後、失神したサカザキ（仮）（ちなみに、今日はアイアン・クロー・スラムで終了した）をスカーフェイスさんが背負っていくのを見届けてから、俺は
タカハシさんのところへ試合結果の報告へ行った。
　ついでに、なんだってサカザキ（仮）をクランへ入れたのかを尋ねた。スカーフェイスさんと因縁があることは判っている筈なのに。（そう言えば、サカザキ
（仮）はスカーフェイスさんの過去を知ってるってことになるのか？）

　タカハシさんは、
「ああ、うちには良い庭師が居なかったからなぁ。
　それに、スカーフェイスさんとの試合許可をちらつかせれば、ほぼ無償で公共施設の草刈りとかやってくれるし」
　・・・・ダシにされているスカーフェイスさんも気の毒だが、最近タカハシさんが、図太く、タケダの爺さんに似てきたように思えるのは、俺の気のせいだ
ろうか。

プレデター・タカハシの日記

(-＿-)　月　（。・＿・）　日

今日はマサフミさんが、地球から帰ってきた。
と思ったら、そのまま病院に入院してしまった。
なんでも、狩りの最中に大怪我したらしい。
そこで、病院にお見舞いに行くことにした。
病室に入って見ると、マサフミさんが包帯でぐるぐる巻きにされて寝ていた。

『おう、タカハシじゃないか、元気かwwwwwwwうぇうぇ』

なんだ、けっこう元気そうじゃないか。心配して損した。

『しかし、珍しいですね、マサフミさんが狩りに行って怪我するなんて』
『面目ない。でも、それだけの獲物を獲ってきたぜwwwwwwwうぇうぇ』

マサフミさんは、袋の中から人間の生首を一つ取り出して、見せてくれた。

『これは・・・美しい』
『お前もそう思うかwwwwwwwうぇうぇ』

我々プレデターにとって、獲物の外形から頭蓋骨の形を知ることは、重要な能力なのだ。
僕は、この生首からすぐさま皮膚を剥ぎ取って、皮膚の中の美しい頭蓋骨を早く見たいと思った。

『これだけ形のいい頭蓋骨なら、タケダの爺さんも許してくれますよ』
『そうかそうかwwwwwwwうぇうぇ。ところで、タカハシよ、頼みがある』
『なんですか？』
『この生首の皮膚を剥いでな、頭蓋骨を取り出すのを頼みたいんだがよwwwwwwwうぇうぇ』
『そりゃ、喜んで。だけどマサフミさん、どうして地球で怪我したんですか？』
『それはだなwwwwwwwうぇうぇ』

マサフミさんは、地球での狩りのことを話しはじめた。

タケダ「今年も残すところあと僅かじゃのう・・・」
ミユキ「そうですね」
タカハシ「最後の一ヶ月は突然引越しがあって大変だった・・・お陰でろくに狩りに出られなかったよ、俺」
スカフェ「お疲れ様だったなあ、タカハシ」
キノシタ「俺たちはマサフミさんのお陰で大怪我負って大変だったよな・・・」
カネダ「まったくだよ。ようやく退院できたけどな」
ジャック「でも新しいメンバーが沢山入ってきて楽しい1年だったッス！」
ケンジ「ちょっと個性的というか・・・変わったメンバーばかりだけどな」
チョンマゲ「俺はそんな事を言われる心当たりは無いぞ。その台詞、そのまま下へ流してよいか」
サカザキ（仮）「来年こそ八つ裂きにしてくれるわスカーフェイス・・・貴様への年賀状は果たし状だ！」
ウルフ「・・・・・・・・・（まだ続ける気かこいつ）」
クロサワ「ドウシタノ？おおかみサン」
アカギ「年が明けたらいよいよギャンブル解禁か。楽しみだ」
？？？「まだ懲りてないのかよ・・・それより狩りに出ろよ。おっと、そろそろ初詣に出発する時間
ですよ、皆さん」
マサフミ「ウハｗwwwwww皆さん、明けましておめでとうございまwwwwwwwwす！うぇうぇ」
ワタナベ「まだ早いです、教官」

　謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
　皆様のお陰をもちまして、無事に新春を迎えることができました。
　皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タケダ・クラン一同

新年あけましておめでとうございます・・・では



今日は最近おばさま方の間で評判になっているサカザキ（仮） さんに庭の整備に来
ていただきましたの。
そしたら瞬く間に鎖鎌で雑草を一掃されていたわ。
なるほど・・・確かに人気になるはずね
ところで、サカザキ（仮）さんにお礼にお茶と特製エイリアンエキス入りバウンド
ケーキをもって差し上げようとしたらものすごい悲鳴をあげて走り去ってしまったの。
心配になって、あとで聞いてみたら、腰を下ろしたところにはちがいて、お尻を刺さ
れてしまったんですって！！
・・・・結構お茶目なのねサカザキ（仮）さん。気に入ったわ。

追記：アーマーも突き刺してしまうはちがいるなんて、ホントに恐ろしいわね！！
　　　ちなみにサカザキ（仮）さんは２日ほどお尻お腫らして動けなっかたとか・・

今日は市場に買い物に出かけたスカーフェイスさんが地球産の食材「餅」を購入してきた。
加熱するとやわらかくなって美味いらしいが、カチカチに固まっててとても食えそうにないのだが・・・
スカーフェイスさんが威力を低出力に設定したプラズマキャノンで加熱し続けると、何やら膨らみだした。
どの程度加熱すれば良いか分からず、結局表面にうっすらと焦げ目がついた時点で加熱をやめるようスカーフェイスさんにアドバイスする。
こうして焼き上がった餅をみんなに振舞ってたが、マサフミが新年早々餅を喉に詰めて死に掛けてた。
口の外爪に餅が絡まって悪戦苦闘したが、味はなかなか良かった。
ちなみにスカーフェイスさんは餅の粘着力が狩りに使えないか考えてるようだ。
たしかにやたらと粘着力が高いが、加熱した餅を地面に置いて踏んづけるバカはいるのか？

私は最近新たに見つかった惑星の探査に来ていた訳だが、なかなか興味深く面白い惑星だった。
　
惑星やそこに住む知的生命体は、178番目の成人式場であるチキュウに酷似している。
　
しかし、知的生命体の中でもニンゲンとはまた違った者も居た。リュウジンと呼ばれる高い身体能力と技術を持った種族である。
　
知的生命体以外にはヒリュウ、コリュウと呼ばれる巨大な生命体やガジュウというチキュウのゴリラに似た巨大な生物が居た。あと、巨大なカニも居たな。

奴らはなかなか強く、たぎる血を抑えられず調査だけに来たつもりが何体か狩ってしまった。多分問題は無いだろう。
　
しかしヒリュウやコリュウはかなり堅い為、『ぐらびもす』という奴に斬り掛った時は私のお気に入りだったリストブレイドが一式お釈迦になってしまった。悔しい。ちなみに奴はビームを吐いてきた！恐るべし。

いや、それよりも…現地の言葉で『みらぼれあす』と呼ばれる黒い奴だけは二度と近付くまい、と思う。強いなんて物では無かった。プラズマさえまるで効かないのだ。
　
命からがらそこから離れる事が出来たのは幸運かもしれない。同僚は15人居たがそこで７人も死んだ…恐ろしい奴である。

さて、知的生命体の方はと言うとだ。先程のヒリュウやコリュウの身体から剥ぎ取った堅い甲殻や爪を利用し、防具や武器を作って奴らを狩っていた。不思議な風習だ。
　
なかなかの手錬が多く、戦いたい衝動に駆られたがグッと我慢し、静かに観察していた。見た感じでは、腕力だけなら我々にも引けを取らないだろうな。

今度本部の審査であの星が解禁されたら友人を誘って真っ先に行きたい。まぁ、解禁されるのも時間の問題だろう。
　
　
…これで私の手記は終わりだ。ま、このページは友人達に見せる為に書いただけだから書類からは外しておく。こんなもん上に見せたら何と言われるやら。
　
あぁ、ちなみにあの星は『しゅれいど』という名前が有る様だ。あれ？王国だったかな…？まぁいいか。
　
　
　
　
　
　
(何かやたら細かく切ってスマンです)

ナズチたんVSプレデター

どっちもみえない！！！

プレデターってコヤシ玉標準装備なのかな？マサフミ的に考えて

餅を詰まらすマサフミw
目に浮かぶようだww

震えてるんで笑ってるのかと思い顔を覗いてみると白目むいて痙攣してたみたいなｗ


骨や甲羅から防具を作るのが不思議って言うけどプレの中にもそういう奴いるよなきっと。

リオレウスに跨がって移動するプレとかどうよ。
かっこよすぎる。

違和感無さすぎだからw

逆にハイテクなオートバイとか乗ってる方が、違和感ありそうだなあ。

別の星で作られたハイテクエアーバイクが普段の足なんだけど
物足りなくて納車後速攻で角やら骸骨やらで飾りつけするんだろう。

プレデターというのは、奴隷を手に入れるために、よその星を侵略することがある、とか。
プレデターのハイテクは、実は奴隷が開発したものだったりして・・・

ただ連中の戦いかたは、どう見ても侵略向きの戦い方ではないな。

「侵略？狩りの方が面白いだろ？」

プレデターの一生は狩りに始まり狩りに終わる

って、感じが

おいおい
だとしたら、宇宙船は誰が動かしているのだ？？
星間文明を維持できるほど文明的ではないし・・・

　まあ、我々の言う文明的、は地球人感覚での文明的、だからなあ。
　案外彼らから見れば、こっちの方が遙かに非文明的に見えてるかもしれない。

個人的憶測だがこんなとこか？
１、別の知的生命体から供与を受けた。
２、プレデター自体別の知的生命体の手で人工進化等で作られたがいつしか下克上。
３、同じ星に別種の知的生命体が存在し彼等におんぶにだっこ（あるいは役割分担）。
３、プレデターはけっこう色んなタイプの種族がいる。
４、こう見えてもすべて自前でやってますが何か？

現代の地球人だって狩りをするのは未開人だけじゃない、というか
生活のためでなく楽しみのために狩りをいするのは「文明人」だしな。

じゃあ、マサフミさんやスカーさんたちは、
母星に帰ればリーマンだったり公務員だったり・・・するの？

５、文明の概念自体が地球と違っている。
　　人類が宇宙船と思っているのは、実はプレデターが飼いならした『生物』

Ζ月ο日
　
悪い事の後にはいい事が起こるものなんだろうか。
こないだ餅を喉に詰まらせて正月早々生死の狭間を彷徨った教官に、嬉しい知らせが舞い込んだ。
何かというと、待望の２ｄシングルのリリースが決まったのだ。
１ｓｔシングルから随分間が空いているにも拘らず、今更突然振って沸いたような話の裏には再刊された
「月刊マサフミ」の好調な売れ行きを見たレコード会社が人気再燃にあやかって儲けようという魂胆も
あるようだけど。
でも当の教官は「うはwwwwwこれで俺様も立派なアーティストwwwwwww」と大喜びしている。
どうやら教官は１ｓｔシングルが大ヒットしただけに、このまま「一発屋」で終わってしまうではないかと
ずっと気に病んでいたらしい。意外と繊細な部分あるんですね、教官。

今月末の発売に向けて一昨日と昨日はレコーディングとジャケ写撮り、今日と明日はPVの撮影と教官は毎日大忙しだ。
勿論僕もマネージャーとして終日同行している。
音楽雑誌からのインタビュー、歌番組への出演依頼も殺到しているからスケジュールの調整が大変だ。
でもこれもきっと将来クリーナーになったときのための訓練なんだろうな。スケジュールも管理できないよう
じゃ要領よく仕事なんてこなせないもんな。教官についていると本当に毎日勉強になるよ。

ちなみに新曲のタイトルは「窒素隊との死闘＠食肉工場−俺様を捕らえようなど死亡フラグ−」
ジャンルはヘヴィメタルで、今回は作詞作曲も教官が手がけた。僕は１ｓｔシングルを聴いたことがないし、
発売までその内容は極秘、との事でレコーディング室には入れてもらえなかったから教官の歌声がどんな
ものかまだ知らないけれど、楽しみだな。
タケダ・クランのメンバーからは特別に先行予約を受け付ける事になったので、僕は３０枚予約して
家族や親戚に配る事にした。皆日頃クリーナーとしてストレスの溜まる毎日を送っているから、この歌で癒さ
れて欲しいなと思って。
今日はこの後予約を受けにクランの皆の部屋を回るから、日記は早めに書き終えた。
この知らせを聞いたら皆も喜ぶだろうなあ。

Ζ月ο日
　
悪い事の後にはいい事が起こるものなんだろうか。
こないだ餅を喉に詰まらせて正月早々生死の狭間を彷徨った教官に、嬉しい知らせが舞い込んだ。
何かというと、待望の２ｄシングルのリリースが決まったのだ。
１ｓｔシングルから随分間が空いているにも拘らず、今更突然振って沸いたような話の裏には再刊された
「月刊マサフミ」の好調な売れ行きを見たレコード会社が人気再燃にあやかって儲けようという魂胆も
あるようだけど。
でも当の教官は「うはwwwwwこれで俺様も立派なアーティストwwwwwww」と大喜びしている。
どうやら教官は１ｓｔシングルが大ヒットしただけに、このまま「一発屋」で終わってしまうではないかと
ずっと気に病んでいたらしい。意外と繊細な部分あるんですね、教官。

今月末の発売に向けて一昨日と昨日はレコーディングとジャケ写撮り、今日と明日はPVの撮影と教官は毎日大忙しだ。
勿論僕もマネージャーとして終日同行している。
音楽雑誌からのインタビュー、歌番組への出演依頼も殺到しているからスケジュールの調整が大変だ。
でもこれもきっと将来クリーナーになったときのための訓練なんだろうな。スケジュールも管理できないよう
じゃ要領よく仕事なんてこなせないもんな。教官についていると本当に毎日勉強になるよ。

ちなみに新曲のタイトルは「窒素隊との死闘＠食肉工場−俺様を捕らえようなど死亡フラグ−」
ジャンルはヘヴィメタルで、今回は作詞作曲も教官が手がけた。僕は１ｓｔシングルを聴いたことがないし、
発売までその内容は極秘、との事でレコーディング室には入れてもらえなかったから教官の歌声がどんな
ものかまだ知らないけれど、楽しみだな。
タケダ・クランのメンバーからは特別に先行予約を受け付ける事になったので、僕は３０枚予約して
家族や親戚に配る事にした。皆日頃クリーナーとしてストレスの溜まる毎日を送っているから、この歌で癒さ
れて欲しいなと思って。
今日はこの後予約を受けにクランの皆の部屋を回るから、日記は早めに書き終えた。
この知らせを聞いたら皆も喜ぶだろうなあ。

二重投下失礼しました

>>家族や親戚に配る事にした。
ワタナベさん、やめれ！！
スカーフェイスさんですら「音声兵器」と言ったシロモノなんだぞ！！

>>234
＞ジャンルはヘヴィメタルで
つ、ついに出番か！？





>>152の！？

ギターのやつ思い出したらちょい見たくなってしまったｗ

ゝ月∈日
　エルダー室へ呼び出されたので行ってみると、ウルフも来ていた。
　エル・・・タケダの爺殿は珍しくやや不機嫌そうな表情をしているので何事かと思ったら、どうやら他クラ
ンのエルダーに泣きつかれた仕事らしい。
　クラン同士の仕事のやりとりはよくあることではあるが、このクランでは非公式のものもかなり多い。
　内容は某惑星に流出した武器及び青汁（この呼び名はなんとかならんのか？）の回収。
　青汁、ということはクリーナーがらみか。おそらく、まだまだ駆け出しの若いのが失敗してしまったのだろ
うが、同じクランの年上がフォローしてやるべきだろうに。
　それに、わざわざウルフと俺の二人で当たって欲しいというのも妙だ。
　まあ、爺殿直々の任務だ。俺が口を差し挟むことではない。
　エルダー室を出ると、爺殿に輪をかけて不機嫌なウルフに「さっさと済ませるぞ。1時間後に俺の家に来い」
と言われた。
　1時間あれば準備は十分だが、なんでこうも不機嫌なのだ、こいつは。

　約束の時間にウルフの家へ行くと、ちょうど道具屋の娘もいた。留守中クロサワを預かるため、迎えに来た
のだろう。
　クロサワは少し寂しそうだったが、「オ仕事、ガンバッテネ」と手を振ってくれた。道具屋の娘も、「どう
か、お気を付けて」と見送ってくれた。
　なんだか気の進まない任務だが、こうやって送り出してもらう気分は、悪くない。


／月$日
　武器及び青汁（やっぱり嫌な響きだ)の回収任務は、考えた以上に簡単に終わった。あまりに簡単すぎて拍子
抜けしたくらいだ。
　仕事そのものより、始終ウルフが不機嫌なまま（まあ上機嫌なこいつなぞ、とんとお目に掛からんが)な方が
参った。
　帰還途中、そのことで一言くらい文句を言ってもかまわんだろうと思って言うと、少しばかり黙り込んだ後
「済まなかった。貴様に当たっても仕方のないことだ」
　素直に謝罪されると逆に薄気味悪い。
「今回の仕事、おかしいとは思わなかったか」
「そりゃあまあ、タケダの爺殿直々、しかもお前と俺とで当たるような仕事にしては簡単すぎるとは思ったが。
それに駆け出しとはいえクリーナーが手こずるような相手ではないな」
「ここしばらく、こういう手合いが増えている。
　最近の新人クリーナーはろくな奴が居ない。そう考えるようになったのも、俺ももう歳の証拠かと思ってい
たが、そうでもないらしい」
　そこまで言ってため息をつき、
「不正手段でクリーナーになった連中が、あちこちで相当数問題を起こしている。失敗という点では俺も偉い
口はきけぬが・・・」
「・・・ああ、この前新聞を見ながらお前がぼやいていた奴か」
「相変わらずつまらんことだけしっかり憶えてこむな」
　酷いことを言われているような気がしたが、まあいい。
　しかし、不正な手段で得たクリーナーの地位がいかほどの価値を持つものなのか、俺にはさっぱり理解でき
ない。第一、やっていけるものではないだろうに。
「今回の奴もそういった一人だな。おそらくはエルダークラスの誰かとつながりのある奴じゃないか？多分俺
と貴様を名指しで依頼して来ている。だからタケダの爺さんも不機嫌だったのだろうな」
「なんでまた」
「それほどの相手だった、という体裁が保てると言うことだ」
「・・・わからんな、俺には。そうまでする気が」
「わからんでいい、貴様は」
　なんかいつもそう言われているような気がするんだが、ウルフ、お前説明を面倒くさがってないか?

ふーむ、プレの世界も色々複雑なんですなぁ

ここってエイプレ関係あれば日記じゃなくてもアリなのかな？

>>241
日記形式でなくともプレネタのお話ならおｋですたい。

まあ、ひどい逸脱がなくばOKかと。
非日記形式は今までにもあるしね。

今回のレイヴンが受けた依頼の映像記録の確認をする事にした。
　
　
「まんまと騙されやがったな。この依頼を出したのは、この俺さ」
　
なんと…偽の依頼だったのか。どうやらBad Bloodsの様だ。大方、強盗目的なのだろう。
　
ん？コイツ…指名手配のズベンか？話には聞いていたが、小者だな。レイヴンの相手ではないだろう。
　
「じょ、冗談じゃ…。」

　
開始20秒でスピアとプラズマを壊され、右腕を切断されている。弱過ぎるなコイツ…。
　
「こんな筈じゃ…おい！早く加勢してくｒ"ガガーッ!!"」
　
ここで３秒程、映像と音声が乱れている。恐らくマスクがボロいからだろう。新しいマスク買えよレイヴン…。
　
ちなみにズベンはプラズマで頭をぶち抜かれていた。うーむ、見事。
　
「助けるつもりなど元より無い」
　
新手か…。奴は確か、リムだったかな。ズベンとは格が違うと聞いたが…レイヴンと何処まで張り合えるやら。
　
と、思ったらまぁまぁ善戦している。しかしコイツの武装、やけに多いな。あ、逆転した。
　
「認めない！認めないぞこんなこｔ…"ガ、ガガッガー!!"」
　
…またか。
　
とりあえず、リムを始末した辺りで映像は終わっている。

今回のレイヴンが受けた依頼の映像記録の確認をする事にした。
　
　
「まんまと騙されやがったな。この依頼を出したのは、この俺さ」
　
なんと…偽の依頼だったのか。どうやらBad Bloodsの様だ。大方、強盗目的なのだろう。
　
ん？コイツ…指名手配のズベンか？話には聞いていたが、小者だな。レイヴンの相手ではないだろう。
　
「じょ、冗談じゃ…。」

　
開始20秒でスピアとプラズマを壊され、右腕を切断されている。弱過ぎるなコイツ…。
　
「こんな筈じゃ…おい！早く加勢してくｒ"ガガーッ!!"」
　
ここで３秒程、映像と音声が乱れている。恐らくマスクがボロいからだろう。新しいマスク買えよレイヴン…。
　
ちなみにズベンはプラズマで頭をぶち抜かれていた。うーむ、見事。
　
「助けるつもりなど元より無い」
　
新手か…。奴は確か、リムだったかな。ズベンとは格が違うと聞いたが…レイヴンと何処まで張り合えるやら。
　
と、思ったらまぁまぁ善戦している。しかしコイツの武装、やけに多いな。あ、逆転した。
　
「認めない！認めないぞこんなこｔ…"ガ、ガガッガー!!"」
　
…またか。
　
とりあえず、リムを始末した辺りで映像は終わっている。まぁ…クリーナー上がりの彼にそこらのならず者が勝てる訳ないよな。
　
　
　
カッとなって書いた。反省も後悔もしている。アーマードコア・ラストレイヴン知らない人ごめんなさい…orz

＼(^o^)／ｵﾜﾀ
…うん、間違って連投しました。
マジすいません。

>>245
元ネタは知っている。もう少し練ったほうがよかったかな。
俺は書かないけどな！

ホントに気分と勢いと行き当たりばったりだけでやっちゃったからねぇ
何も考えて無かったから微妙なのも仕方ない、か

　今日、スカーフェイスのお兄さんがおうちに来ている間に、オオカミさんが急にお出かけしなくちゃなら
なくなって、お兄さんとお留守番していたの。
　これはそのときのお話。
　
　お兄さんの左の目は、とても大きな傷跡がある。オオカミさんのお顔も、半分くらい火傷の跡がある。
　オオカミさんは、その傷跡を誇りだと言っていたけど、お兄さんの傷もそうなのかな？
　そう思って聞いてみると、お兄さんは黙り込んでしまった。どうしちゃったのかなあ、と思っていると、

「俺にとって傷は、勲章でも誇りでもない。クロサワ。俺の傷は自分への戒めだ」

　って、ずいぶん長く黙り込んでから言ったの。

「傷を見るたびに、傷に触れるたびに、俺は俺の油断を、甘さを、慢心を、愚かさを自分に言い聞かせる」

　お兄さんの声はいつもと違って厳しく、そしてどこか悲しそうだった。
　私は何を言えばいいのか分からなくて、ただお兄さんの大きな手を両手でぎゅっと掴んでることしかでき
なかった。
　お兄さんは私の頭を撫でながら、
「・・・もし、お前が戦わなければならないような時が来ても・・・悔いある傷を負うことはしてはいかん
ぞ」
　と、優しく言った。

　でもその後、ちょっと慌てたように、
「今日言ったことは、ウルフや他の連中には内緒だぞ」
　って付け加えた。

　だから、このお話は内緒のお話。
　オオカミさんにも、ミユキお姉ちゃんにも、誰にも内緒。
　お兄さんと私とマスクさんだけの秘密。　

スカフェ…。
やっぱり過去のあの事には悩むんだろうなぁ…。


今のクランに所属する事で少しでも気が楽になればいいんだが逆に周りと自分の違いによってそうもいかなかったりするんだろうな

ウルフの片目って何で潰れたんだろうな
エイリアン相手に無茶な接近戦でもやらかしたか？


そこらへんが気になる

　スカーフェイスの過去は、プレの中でも特殊だろうしなー。身体能力は飛び抜けてるんだろうけど、
プレとしては変わった思考回路を持っているかも。（１００年の孤独の中で、色々考えるところはあった
ろうし）
　だから、理解はしてもらえないだろうと諦念を抱いてそうな。

　ウルフの傷は火傷みたいだから、やっぱりエイリアンの酸でやられたような気がする。

｜月д日

今日はワタナベの兄がクランにやって来た。
「ただ近くを通りかかったから」というわけで特に理由は無いそうだ。
だが残念なことにワタナベはマサフミと狩りに出かけていて留守だった。
ワタナベの兄はすぐ帰るつもりだったらしいが、無理を言って練習試合を申し込むことにした。
現役のクリーナーとは言え、ワタナベの兄も俺からすればまだ経験の浅い若者だ。
彼の実力がどの程度の物か見極めたかったのだ。
結果から言えば俺の勝ちだったが、正直かなり危ない箇所がいくつかあった。
若さゆえか荒削りの部分もあったが、少なくとも不正な手段でクリーナーになったわけでは無いようだ。

おまけにガンドレッドでわかりにくいが左手は機械がむき出しの旧型の義手だった。
そのことを聞いてみたら駆け出しの頃、丸腰でクイーンと一騎打ちすることになって、起動させたガンドレッドを左腕ごとクイーンに喰わせて頭をふっ飛ばしたらしい。
威力を調整していたとはいえガンドレッドが爆発した際に、クイーンの体液を両足にマトモに浴びてしまい、実は両足も機械化しているそうだ。
クイーンとの戦いで左腕と両足を失って身動きが取れない状態だったのを先輩のクリーナーに拾ってもらったらしい。
ワタナベの兄はそのことを振り返って自嘲気味にこう言った。
「あのあと親父にこっぴどく怒られましたよ。こんな醜態を晒すくらいなら、なぜ素直に自爆しなかったんだって。」
ワタナベの兄の義手が人工皮膚をかぶせていない旧型の物なのは、同じ過ちを繰り返さないようにするための戒めらしい。
今時の若いクリーナーにしては珍しく良く出来た若者だった。

ワタナベの兄との話が終わった直後に仕事の依頼が舞い込み、彼は急いで出発していった。
奴が俺くらいの年になるまで生き残れたら、どんなクリーナーになっているのか。
それが楽しみだ。
若いクリーナーの中にもワタナベの兄のようにひたむきにがんばっている奴もいるということを改めて再確認できただけでも良しとしよう。

機嫌がいいからワタナベが帰ってきたらいっちょ稽古をつけてやるか

∇月〆日

地球に関する資料をまとめていたらある記述が目に留まった。
「日本 １月 成人式」
一度気になってしまうと仕事そっちのけで調べてしまうのは俺の悪い所だが、どうもこの悪癖は治らない。
なるほど、我々のそれとはだいぶ形は違うものだな…と思っていたが、ある地域に限れば中々血気盛んな奴らがいることが分かった。「okinawa…か」
さらに調べると、この地はかつて地球上で起こった大戦で多大な被害を被ったらしい。激戦をくぐり抜けた戦闘民族の遺伝子が脈々と受け継がれているのだろう。
面白い。この地ならオオタやマサフミを倒した奴らに等しい戦闘力を持つ人間がいるかもしれない。
それに気候も熱帯に近いし、ほぼ無人の離島も数多くある。okinawaの奴らも蟲共の宿主にも打ってつけだ。
次回の【成人式】開催地の候補に追加しておくか。



コンコン
『タカハシさん！タケダの爺さんが地球の資料を早く持ってきてくれって言ってますよ！』

「…あぁ！スマンスマン、すぐに仕上げて持っていく」

昨晩エロdvd(ローションパイズリ・女子高生援交・競泳水着)13枚とAVP2・プレデター借りてきた。
ウルフなる最強の戦士を見てみたい。

そして今晩♀プレのローションパイズリ・女子高生援交・競泳水着の夢を見るんですね
分かります

それはもう性欲を満たすなどといった生温いものではなかった。
生物と生物がお互いの体を自らの物にしようとのたうち回る行為であった。


オスプレには人気だとか。


沖縄を成人式場にしないでくださいｗ
まぁプレに制裁を加えて貰いたい輩が俺の地元の成人式にもいたんだけどね。

沖縄のジメジメした夜にプレが現れるとか想像したらちびった。

>>257
安心しろ、沖縄にはあいつがいるぞ。






ttp://sugimado.la.coocan.jp/gojitoku2_08_1.jpg

>>258
キングｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>258
そして海底にはメカゴジラの残骸が沈んでるんですねｗｗｗｗ

Υ月й日

今日はとても嬉しい事があった。
何とあのウルフさんが直々に稽古をつけてくれたのだ。
ウルフさんはリストブレイドの基本稽古の後、模擬戦をしてくれた。このクランに入った初日以来のことだ。
結果としては負けてしまったけれど、「だいぶ応用が利くようになってきているな」と言われて嬉しかった。
応用力を磨く、というのはこの数ヶ月間僕にとって最も大きな課題だったからだ。これはきっと日々の教官との
模擬戦の成果だと思う。感謝してます、教官。

その後訓練室でスピアの素振りをしていたら、スカーフェイスさんがやってきた。
「訓練室の前を通りかかったらお前の姿が見えたので入ってきた」との事だ。
そしてウルフさんに続いてスカーフェイスさんまで僕に稽古をつけてくれるというのだ。
スカーフェイスさんは５時間も僕に付きっ切りで技の形を一つ一つ細かい所まで丁寧に指導してくれた。
今日の僕は何てついてるんだろう。こんな美味しい日は滅多とないぞ。
スカーフェイスさんが出て行った後、途中から横で見ていたケンジさんに「よく最後まで保ったな」と言われた。
確かに以前の僕なら途中でばてていたかもしれない。けどそうならなかったのはアンパンのお使いで毎日往復
５０キロ走り込んでいるお陰かな。
やっぱり教官の訓練に無駄なものは一つもない。全てが僕の成長に繋がっている。
さすがウルフさんの推薦した人だ。これからも付いていきます、教官。

明日はクリーナー試験のうちの一つ、「隠滅工作�T」がある。
１５キロ四方の野外試験場にいくつも置かれたエイリアンの死骸や僕ら種族の装備の欠片を、制限時間内に
青汁で消すという内容だ。一つでも消し残したら不合格だし、生きたエイリアンまで放たれているから
下手をすると命を落としてしまうという厳しい試験だ。
でも絶対に一発で合格してみせる。予習はばっちりやったから、あとは気合を入れて臨むのみだ。



　体力あるなー、ワタナベさん。
　ウルフとの模擬戦の後に、マサフミさえもぶっ倒れたスカフェ兄さんの稽古を受けられるとは。
　試験頑張れ。

　でも、マサフミを尊敬するのはほどほどにな・・・。

合格とってくれよー。


案外マサフミも優しくする事があったりするのかも。てかあってほしい

ちょｗｗキングシーサーが普通に通じるこのスレやっぱり最高ｗｗ

そういや、ウルトラマンネタ(バルたん)は昔チョロッと出たけど、ゴジラネタって初めてジャマイカ？

ビオランテたんに群がるプレの皆さん……
プレはどっかの星でゴジラランド作って狩りを楽しんでそうなイメージｗ
そしてミニラと心通じる子プレ、狩ろうとする父プレとのせめぎあい……映画一本くらい作れそうだｗ

相手がでかすぎないかそれ？ｗ


ビオランテほどカッコイイ怪獣はそんなにいないよな。

ゴジラザウルスとかなら槍とか使って数人で狩りそう

プレデター2に恐竜だか怪獣の首？が飾ってあったな。あれは太古の昔地球で刈った恐竜なのか、宇宙怪獣なんだろうか

自分が生きてる間にプレデターがスピーシーズにレイプされるのが見たい

Υ月й日

　今日、訓練室の前を通りかかったら、ワタナベがスカーフェイスさんに稽古をつけてもらっているのが見えた。

　正直、ひやっとした。

　スカーフェイスさんの稽古は地獄の稽古。
　あの人は、俺たちの基準でもバケモノ並である自分の体力＝プレデターの基準、と考えている節がある。
　しかも根が教えたがりなので、自分が出来るのに他人が出来ないと、自分の教え方が悪いのだろうと更に徹底的
に教え込む。
　本人には悪気は全くないのが、かえって始末に負えない。
　かつて、体力馬鹿のマサフミが失神し、カネダが全身筋肉痛で寝込み、怪力のジャックもうつ伏せのカエルのように
へたばり、キノシタが口からエクトプラズマを出しかけ、事もあろうにスカーフェイスさんに絡んだ不良がお花畑で死んだ
爺さんと再会して改心したというシロモノ。

　坊ちゃん育ちのワタナベに耐えられるはずがない。

　俺は万一に備えて、そばで見ていた。
　まあ、心配なのもさることながら、端で見ていても勉強になるという下心もあるにはあったんだが。

　だが、予想に反して、ワタナベは見事に最後まで稽古をやりきった。スカーフェイスさんが訓練室を出て行くときに、全く
倒れる気配もなく、直立不動で「ありがとうございました！」と最敬礼までして。
　おもわず「よく最後まで保ったな」と声をかけてしまった。
　ワタナベはと言えばそりゃもう、文字通り目をきらきらさせて「はい！今日はとっても運の良い日です！」なんて言う。
　なんでも、スカーフェイスさんに稽古をつけてもらう前に、ウルフさんからも稽古と模擬戦をやってもらっていたそうだ。
　「今日の僕はついているなあ！」と、心底嬉しそうに言った。

　・・・・うん、まあ・・・・なんて言うか･･･。
　ウルフさんに稽古をつけてもらうなんて超々レア･イベントだろうし、スカーフェイスさんの稽古は懇切丁寧なものだから、
受けて損はないものだし。
　っていうか、いつの間にそんな体力をつけたんだ、ワタナベ。

　しかしあの二人に稽古をつけてもらった、か。
　正直ちょっと羨ましくはあるが、ウルフさんに稽古を頼んだって聞いちゃくれないだろうし、スカーフェイスさんの稽古は先の
連中の惨状を考えると躊躇してしまう。
　俺も走り込みやろうかな・・・。

>>266
ビオランテはフォルムも鳴き声も芸術的ですよね。そんなビオラたんvsプレデター軍団が見たい。
真夜中、ビオラたんの真っ赤な花びらがハラハラと舞う中スピアで特効かけるプレ…芸術的だなあ
てかゴジラザウスル狩る前に近場の日本兵が狩られそうだｗ

>>267
是非ともあの骨格を復元した姿を拝みたいものだ…

>>268
日記乙です！ワタナベすげえ体力だなｗ
そのうちケルティックみたいなムキムキの戦士になりそうだゼ…

×>>268
〇>>269でした。

ちょっくらスピーシーズ孕ませてくるorz

>>271
　何という勇者。

　そう言えば今日明日はセンター試験だな。
　プレ世界のペーパーテストってあるんだろうか。

クリーナー試験の中にはペーパーテストもありそうだ

試験官がばら撒いた紙を床に落ちるまでに少しでも多く
切るか穴を開けるテストとか
新聞紙一枚で何匹のエイリアンを仕留められるかとか

確かに紙は使うけどw

>>274
紙鉄砲でびびらせるのか

Υ月∝日

今日は地球に行ってきたwwwww
だが目的は狩りではないwwwww新発売のジオラマスタチューとかいう俺様の人形を盗・・・取りに
行ってきたのだwwwww
行きの船の中じゃ「ショボかったら承知しねーぞ」とか思ってたが、実際見てみたらなかなか男前な出来栄えで
気に入ったwwww
やるな人間どもwwwww

お前らは勿論とっくの昔に予約済みだと思うが、まだの奴は急げwwwww
後でオークションで買うとなると値がつり上がって大変だwwwwwwww
過去に発売された俺様のフィギュアも相変わらず高沸中だしなwwwwwwwwうぇうぇ

話は変わるが今日ワタナベが「隠滅工作�T」に受かったらしいwwwww
でかしたー、さすが俺様の弟子wwww
合格祝いに牛肉を一切れやった。そしたら「有難く頂きます、教官」の後、直ぐに頬張って

「こういう日の牛肉は一際うめぇwwwwww」

いいコメントしやがるなコノヤロwwwwwwwwww

マサフミ=ジェダイマスター
ワタナベ=パダワン　　　　　　だなｗ

>>278
そして師弟もろともダークサイドに堕ちるんですね、わかります。

ダークサイドのプレデターって・・・(((((( ；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ダークサイド・プレデター＝BadBloodsか？

しかし、そろそろワタナベはマサフミから離した方がいいんだろうかwwww
それとも、牛肉を食べると人格が変わってしまうんだろうかwwwww

>>281
ワタナベを心配する>>281の口調がマサフミ化してきている件について

マサフミ…恐ろしいコ…

Υ月с日

ここ数日、お店を訪れるお客さんの数が少ない。
どうした事かしらと思っていたら、現在クラン内に悪性の熱病が蔓延しているのだという事を
今朝お店に来たウルフさんから聞いた。何でもクランのメンバーの９０％以上がそれでダウンして、その内
何人かは重症化して入院しているらしい。

ウルフさんによると、すぐに調査委員会が設けられて原因究明にあたった所、「いんふるえんざ」という地球の
ウイルスが原因という事がわかったらしい。
で、感染ルートを調べるため更に調査を進めた結果、マサフミ君が感染源だということが判明したんだとか。
そういえばこないだマサフミ君は地球へ行っていたわ。その時に感染したのね、きっと。
なんか騒動の原因って毎回マサフミ君のような気がする・・・。

「だが『いんふるえんざ』は通常我々種族間で感染する事はない。ということは、恐らくマサフミの体内でウイルスが
変異したのだろう。全くはた迷惑な奴だ」

ほんとウルフさんの言うとおりだわ。こんな事になるのを防ぐために、この時期地球へ行く者は必ず事前に予防接種を
受ける事が義務付けられている。なのに「注射は嫌だ」とか言って、毎年マサフミ君はそれを受けてないって事を
私、知ってるんだから。
当のマサフミ君はというと、すっかり熱は下がってぴんぴんしてるそう。病気は人にうつすと
治りが早いっていうけど、うつされた側にしてみればたまったもんじゃないわよね。
私もうつらないようにうがい・手洗いをしっかりやらなくちゃ。

ちなみにウルフさんも一昨日感染してまだ熱が下がっていないそう。けれど
「たかが熱くらいで仕事をキャンセルする訳にはいかん」と言ってクロサワを私に預けると、任務に出発していった。
誰かに代わってもらったらいいのに・・・ウルフさんて時々真面目すぎるところがあるから心配。

:月δ日
任務で引っ越してきたばかりのクランから出払っていたので日記をつけるのも久しぶりだ。
大変な任務が割りと長い期間続いたんで昨日の晩に帰ってきてそのまま泥のように眠りこけてしまった。
なにやら俺が帰ってくる少し前にワタナベが「隠蔽工作�T」に受かったらしい。
今年の隠蔽工作�Tの試験は昨今のクリーナーの質の低下から、前回までとは比べ物にならないほど難しい試験だったということは俺の耳にも入っている。
受験者の１/４が戦死するか再起不能の重症をおい、試験のあまりの厳しさに順番待ちの間に脱走する奴もいたらしい。
おまけに不測の事態に対応できるかどうかを見るために、受験者に配った装備品のうちいくつかがランダムに機能停止するようになっていたという。
それが死傷者が過去最多になった理由らしい。
武装の不具合への対処は、たしかに大事だが受験の段階でそれを見ようとするなんてクリーナー界も立て直しに躍起になってるんだなぁと人事ながら大変だと思った。

追記
任務が終わって帰り道に宇宙サービスエリアに寄って食事をしていたらワタナベのお兄さんと出会った。
特にワタナベのお兄さんは惑星ＰＫに不時着した船から脱走したエイリアンを処分する任務を終えて帰るところだったらしい。
その後、飯を食いながら他愛も無い話をしたが、「弟を世話になってるから、これをクランのみんなと一緒に食べてくれ」と言って珍しい食べ物を貰った。
紙袋一杯につめられたそれは惑星ＰＫの食べ物らしい。
なになに・・・「ポフィン」？
クッキーっぽい食べ物だが、一体なんなんだこれは？

火星人効果起きそうだな


でもプレくらい頻繁に地球旅行してると平気なのかな

スカフェ兄さんもインフルエンザにかかったんだろうか？
あの人はなんとなく「ナントカは風邪を引かない」に近いところがありそうなんだが。

Υ月？日

どうも最近クラン内が静まり返っているのでおかしいと思ったら、感染性の熱病がはやっているそうだ。
そういえば昨日病院の庭を剪定しに行ったとき、中に人が沢山居るのが見えたな。彼らはその患者だったということか。
あのスカーフェイスまでもが感染したらしく、お陰で今日の試合は中止になってしまった。
まったくとんだ災難が降ったものだ。誰が感染源かは知らんが、憎らしい熱病め。目に見えるものなら鎖鎌で切り刻んで
やるところだ。
スカーフェイスもスカーフェイスで、戦士たるものが体調を崩すとはけしからん。体が資本である戦士は
健康が第一でなくてはならんというのに。
この俺を見よ！熱病などどこ吹く風である。
病は気から、というように常日頃から気合を入れて生活しておれば、病気になど罹らんのだ。
スカーフェイス、貴様たるんどるぞっ。

まあ文句ばかり言っていても仕方が無いので、さっき訓練室で鎌の素振りをしてきた。
奴が復帰したらすぐに果たし状を送って試合を申し込むつもりだからな。
それにしても廊下も訓練室も食堂も、どこへ行っても誰一人見当たらん。まさか俺以外全員熱病に罹った
のではあるまいな。
うーむ、だとしたら皆揃ってたるんどるぞ、このクランは！

ラッシュだなｗ
馬鹿は風邪をひかないﾜﾛﾀ

▼月／日

　タケダ・クラン内で悪性の熱病が流行している。
　かく言う俺も、実に二百数十年年ぶりに発熱してしまった。やれやれ、俺も歳か。
　幸い動けないと言うほどではないのでとにかく医師に診てもらうことにしたら、診療所でウルフに出くわした。奴まで
熱病にかかるとは、これは相当強力なウィルスのようだ。
　クロサワはどうしているかと聞いたところ、
「どうやらこのウィルスは我々向けに突然変異したものらしい。クロサワには感染しないようだ」
　とのこと。せめてもの幸いというやつだ。
「その分、ちゃんと寝てろだの、薬は飲んだのかだのなんだの、五月蠅くて仕方ない」
　などと言う。
　まあ、異種族だろうが幼体だろうが、女という生き物はどこかしら母親のようなところを持っているものだ。心配してもら
っているのだからありがたく思え、贅沢者が。
　そう言ってやると、なんとも複雑な表情になっていた。

　医師の話では、程度の軽重はあれ殆どのメンバーがこの熱病にかかったそうだ。
　タケダの爺殿すら、鼻水（・・・？）が止まらないとか。
　三羽烏どもも、キノシタとカネダはまだ軽い方だが、ジャックが入院するほどひどいらしい。
　ケンジもどうやら入院のようだ。この間退院したばかりなのに、奴もついてないな。
　唯一、サカザキ（仮）だけが健康体で罹患する気配もないとのことだ。
　たいしたもんだと感心していると、ウルフがぼそりと「「何とかは風邪を引かない」と言うらしいからな・・・」と呟いた。なんの
ことだろうか。

　そう言えば事の原因のマサフミだが、消毒液槽に3日ほど漬け込まれた後、様々な注射で針山状態にされていた。大人
しいと思ったら、白目をむいていた。
　医師曰く「体内の毒素を全部消してやる！」。
　あの暴れん坊を誰が捕まえたのかと思ったら、看護婦が集団で捕獲したそうだ。
　つくづく、女は強い。

マサフミの体内で変異したウイルスだけに、さぞ悪性であることだろうなｗ
任務は無事済んだのかな、ウルフさん。

新型が日本でも広がなければいいけど…



医者とかプレの公共施設がどんな外見なのかとか知りたいなー

>>292
外見どんなんだろうね。漏れも気になる！
まず間違いなく手術用マスクは唾液まみれだろうけどｗ

プレのオペってなんとなく麻酔無しでチェーンソーやノコギリ状メスでゴリゴリギュイーンざくざくざく、ホッチキスで縫い縫い→はい終了！てイメージ。
手先器用じゃないから大雑把っぽいよね。
んで、医療ミスが起きても賠償問題云々以前に｢お前の身体が弱すぎるんじゃあ〜!!｣て怒られて終わりそう。。。

>>293
ありえるwww
注射器とかもクソでかそうだ。

プレナース見てみたい。

体中殺菌したら、マサフミ死んじゃいそうだ。

ナースプレは、絶対生半可な戦士よりも強いと思う。

マサフミが煮沸消毒されてるシーンがみたい

>>293
傷口縫うより焼いて終了とかじゃないか。マサフミだったら腕は無理でも指なら生えてくるかもしれん

　ノベライズだと、ウルフの傷の手当てが結構詳細に書かれていて、確か
出力を絞ったキャノンのレーザーで傷口を焼き、周囲の細胞と瞬時に同化
するパッチを貼った、とかあった。（映画はもっと簡略化されてる）
　医療技術としては優れてるんだが、もの凄く痛いらしい。

>>296
　熱湯風呂に入れられるっつー罰ゲームを思い出すな。

>>298
映画だと単にホチキスパチンだけどなｗ

患者プレは眼をカッと見開いて口を裂けんばかりに開けて叫び、先生、ナースは無理矢理押さえ付けて返りり血を浴びながら治療行いそうだな。


シグルイの藤木が腕を切られた時の治療が俺の中でのイメージｗ

>>２９９
医療用ホチキスってあるしな、実際。
これはこれで、やっぱり痛いだろうけど。

>>300
シグルイは読んだこと無いが、治療に思えない光景だ。

おまえらいくらなんでもプレデターだって麻酔は使うに決まってるだろ、まったく。

ttp://akiba.keizai.biz/img/headline/1173265961_photo.jpg

>>301切られた腕を縫うのに切断面の皮膚を使うっての。
ただそのままだと皮膚の長さが足りないんで、肉を手で押さえてその分飛び出した骨をノコギリでギコギコ切り落とす。

これを麻酔無しで藤木はやられたの。


プレでもやらなそうだねｗ

>>302これで気絶させるんですね

＞これで気絶させるんですね
そういう麻酔もプレ界ではアリなのかもしれんｗ

明日寒波くるぜｗ凍るなよプレ達

>>303
藤木ってこの人？
ttp://ecx.images-amazon.com/images/I/41NWWE5HR9L.jpg（同じ義手持ちでもえらい違いｗ）

なお麻酔に関してはこっちをあてがうのも有りかと。
ttp://www.geocities.jp/saitoukanchou/furuchin-5.jpg

>>302
麻酔の方がダメージでかくなりそうなんだが。

>>305
あばばばばば、痛い痛い痛い痛い！
俺なら途中でショック死する。

間違い。
下のレスは>>303ね。

>>303
うげぇ
ブラックホークダウンで撃たれた傷口の弾取る為、指グリグリ入れられて
悶絶→失神のパターンでもキツイと思った自分にゃorz

プレが治療のとき打つ麻酔か痛み止も相当痛そうなんだが
>>305の結城丈二さんは麻酔なしで右腕を溶かされたんだったな

しかも下水道で

◎月※日

　三馬鹿たちが「鬼は外〜！」とか言いながら、升を手に互いに植物の種子のような物を投げ合っていた。
　何をやっているのかと聞くと、タケダの爺さんから「セツブン」という地球の行事のことを聞いたとのこと。
　なんでも地球上でのある時期に、ダイズという植物の種子を炒ったものを撒いて疫病神を祓い、一年の無病息災や安全を祈る
行事だそうだ。
　時期は早いのだが、どうせ暦が違うのだからとすぐに始めたらしい。
　先日大怪我をしたキノシタとカネダ、熱病で入院までしたジャックは、かなり真剣に厄を祓いたいようだった。
「・・・それで祓えるなら苦労せんよな・・・」
　と、タカハシさんが呟いていた。

　だが、豆まきの甲斐はないもので、最大の疫病神が湧いてきた。マサフミだ。
　こともあろうに奴は、豆をえらく旧式のガトリング・ガンに装填して大量に打ち出しやがった。(どう装填して、どう撃ったかは謎だ）
　そりゃあ致命傷なんぞは負わないが、とにかく当たればかなり痛い。
　キノシタは素早さを生かして物陰に隠れたが、逃げ遅れたカネダと、体が大きいので良い的となったジャックが餌食となった。
　止めようとしたタカハシさんも集中砲火を食らって、あえなく撃沈。

　騒ぎを聞きつけたのか偶然か、ウルフさんとスカーフェイスさんがやってきた。当然、マサフミはその二人に狙いをつけて発射しやがった。
　だが、流石と言うべきなんだろうか。
　射程範囲外へ避けたウルフさんがウィップでガトリング･ガンをはじき飛ばし、大きく飛び上がったスカーフェイスさんはマサフミの背後へ
降り、羽交い締めにした。
　マサフミはじたばたしたが、スカーフェイスさんの腕力からは奴でもそう簡単には逃げられなかったようだ。
「この馬鹿はなにをやっていた」と言うウルフさんに、キノシタが説明すると、スカーフェイスさんは心当たりがあったようで、「そう言えば、豆ま
きをした後は、年齢の数だけ豆を食べるしきたりと聞いたなあ」　と言った。
　するとタカハシさんが、どこにあったのかダイズが山盛りにされた一升枡を手に立ち上がり、にまあ、と笑いながら「「年齢の数の豆」
を、ですね」。
　カネダが「あ、それは生の･･･」と言う間もなく、「マサフミ！しきたりだぞ！！」とタカハシさんは、スカーフェイスさんに羽交い締めにされてい
るマサフミの口をこじ開け、一升枡からその口へ一気に豆を流し込んだ。
　唖然としたスカーフェイスさんはマサフミを離すことを忘れたらしく、結果としてタカハシさんのお手伝いをしている状態となった。ウルフさんもタ
カハシさんの様子に、少々呆気にとられていたようだ。
　確かに、こういう方向へブチ切れたタカハシさんは、俺たちも初めて見た。
　けど・・・俺たちは何百年と生きるけど、一升枡じゃマサフミの年齢は超えていると思いますよ、豆の数･･･。

　その後のマサフミは、気管に豆が入ってその辺をのたうち回るわ、生の豆を大量に食わされて腹壊す（奴が！！）わで大変だった。

　ただ、最初に楽しく豆まきしていた三馬鹿が、「俺たちも年の数食わなきゃいけない！？」と慌てていた。
　幸い「炒った豆をすりつぶして粉にした食材がある」とタケダの爺さんが教え、三馬鹿はそうして作った粉を、この間の「餅」にまぶしてどうに
か歳の数分食べたらしい。
　どうでもいいけど、爺さんと言いスカーフェイスさんと言い、なんでこんな妙なことを知っているんだろうな､あの人らは。

ほほえましいなぁ〜ｗ

日本文化に触れまくってほしいわｗ
鯉のぼりとかね

◎月＃日

　暫く猛威を振るっていた熱病もようやく収束して、クランに活気が戻った。
　僕も真っ先に教官からうつされて一週間寝込んでいたけど、今はすっかり元気だ。
　それにしても、まったく酷い熱病だったな。脳が沸騰してしまいそうな高熱に加えて頭痛・腹痛・嘔吐・下痢、あらゆる
症状のオンパレードだった。クリーナー試験と重ならなかったのがせめてもの幸いだ。

　まあとにかく、僕も教官も元気になった事だしこれで訓練を再開できる・・・筈だったんだけど
一難去ってまた一難、教官が再び入院してしまった。今度はお腹を壊したらしい。

　すぐに病院に駆けつけると、教官はグッタリとベッドに横たわっていた。お腹が痛いのか、「ウwwウww」と魘されながら。
　日頃お腹なんて壊す人じゃないから、慣れてない分余計辛いのかもしれない。
　が、注射を打ちにきた看護婦さんの姿を見た途端、急に起き上がったかと思うと「注射は嫌だwww」と言って
暴れる、暴れる・・・教官、注射嫌いだからな・・・。
　結局看護婦さん達に取り押さえられた挙句、その注射に加えて鎮静剤まで打たれる羽目になっていた。

　薬が効いたのか、眠りに入った教官の横に暫く付き添っていたら、スカーフェイスさんがお見舞いにやってきて
事の経緯を話してくれた。
　何でも教官は悪戯の罰として、タカハシさんから大豆という食べ物を生で大量に食べさせられたらしい。
　その結果がこれだそうだ。自業自得ってことですか、教官・・・。
　お医者さんの話では命には別状ないものの、回復には時間がかかりそうだとの事だった。
　ああ、これでまた当分教官との稽古はお預けか・・・とがっかりしていたら
「そう落ち込むなワタナベ、その間俺が稽古をつけてやるから」
　思ってもみない展開だった。またスカーフェイスさんの５時間稽古が受けられる・・・やっぱり人生悪い事ばかり
じゃないな。よーし、この間に強くなって教官を驚かせよう。
　という訳で、お言葉に甘えて明日から稽古を付けてもらうことにした。
　宜しくお願いします、スカーフェイスさん。

　病院から戻ると、食堂でキノシタさんたちが小さな丸い粒状のものを幾つも袋に入れて配っていた。訊けばそれが
例の大豆で、歳の数だけ食べると一年間健康でいられるんだそうだ。まだ突破しなきゃならないクリーナー試験も沢山
あることだし、そういうことなら僕も食べよう、と一袋貰った
歳の数だけ・・・という事は、僕は２８０歳だから２８０粒食べればいいわけだ。
「挽いて餅にまぶすと美味しいよ」との事だったけど生憎餅は正月に食べきってしまっていたから粒のまま食べた。

　でも・・・そのまま食べても大豆うめぇwwwwwww
　これで体も丈夫になるっていうんだから素晴らしい食べ物だ。

日記乙です！

マサフミ、お腹下してるんなら七草粥でもあげたらいいのになぁ。誰かさんが庭の雑草むしりしてることだしｗｗ

そういや、大豆に含まれてる大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするから、大量に摂取したら巨乳になったり女性化したりするんだぜｗｗｗ

クランみんなのその後が心配だｗ

スカフェ兄さんの稽古を受け続けてマサフミより強くなるかもな、ワタナベ。
大豆を大量に食ったのは、マサフミとワタナベと三馬鹿か・・・・。

ワタナベは280歳か。
クランの年齢順は
　タケダの爺さん＞ウルフさん・スカフェ兄さん＞チョンマゲ＞タカハシ
位の順番か？後が今一よく分からん。サカザキ（仮）はスカフェ兄さんらとどっこいか少し下くらい
かもしれんが。

成人式直後というアカギが２５０歳、日記プレはそれより少し上、
ワタナベは日記と同期、マサフミは日記より一つ下、ケンジは日記より一つ上なので

タカハシ＞ケンジ＞日記・ワタナベ＞マサフミ＞アカギ・・・かな？
ミユキは日記と同じくらい？三人組は何歳だろう。

つかワタナベ280粒も食べて大丈夫か？
師弟揃って入院とかｗｗｗ

　年齢順をまとめて+αすると、

タケダの爺さん＞＞＞＞ウルフさん・スカフェ兄さん＞チョンマゲ＞サカザキ（仮）＞＞タカハシ＞ケンジ＞日記・ワタナベ・ミユキ
＞マサフミ＞三馬鹿＞アカギ

　ってとこかな。
　チョンマゲとサカザキ（仮）は迷ったが、サカザキ（仮）は昔スカフェ兄さんに半殺しにされているから同じか少し下くらいだろうし、
チョンマゲは一応クランのリーダーでもあったからタカハシより上。三馬鹿はアカギより前マサフミより後にクランに入ったはず。
　まあ、２０年〜３０年くらいは誤差の範囲だろうなあ。
　ヒエラルキー（あるとすれば）はタケダの爺さん以外は、あんま変わらないかも。

▼月∈日

　ここしばらく、入院しているマサフミの代理としてワタナベに稽古をつけている。
　マサフミのことだから、豆の食べ過ぎで腹を壊したくらいすぐに治るだろうと思っていたが、どういう訳かなかなか
治らないらしい。あの健康優良児にしては珍しいことだ。

　以前はマニュアル通りな動きしかできなかったワタナベだが、ここへ来てマサフミに師事するようになってから、か
なり戦術面･戦略面にも柔軟性が出来てきたようだ。それに、体力も飛躍的に伸びている。
　マサフミを奴の教官にするというウルフの判断は的確ではあったようだ。少々悪影響も見られるような気はするが、
まあそれはそれ、男としての幅が広がるというものだろう。

　先日のクリーナー試験の一つ（そう言えば、合計でいくつの試験を受けなければならなかったかな）に合格したという
ので、その祝いにタクティカルナイフを贈った。無銘だが、すばらしい切れ味の物だ。
　喜んでいるワタナベの顔を見ながら、しかし、俺は心のどこかで素直に奴を祝福出来ないものを感じていた。

　クリーナーにあこがれる若い者は多い。優れた戦士であることの証でもあるのだから、それは当然のことではあるのか
も知れない。
　だが、クリーナーの任務は決してきれい事だけでは済まないことも多い。
　任務を遂行するために、女子供、時には同胞をも手にかけなければならないことも、少なくはない。
　ワタナベは気の優しい奴だ。それに少しばかりまっすぐすぎる。
　あのような思いは――させたいものではない。

　もっとも、こんな事を口にすればウルフに「だから貴様は甘い」と言われるのだろうが。

　いつの間にか感情が顔に出ていたのだろうか、ワタナベが怪訝そうに俺を見ていたが、適当にごまかせた。
　歳を取るとこんなことばかりが上手くなっていくものだ。

日記乙です。


いやー、本当、スカフェが可哀相に見えてくる…。
考え込むなよと言いたいが本人は本人なりに悩むんだろうな…

考えすぎて禿げや胃痛に悩むプレもいるんだろうか

そんなに悩まないでくれスカフェ兄さん・・・

ところで兄さん、○○うめぇwwwwも男としての幅のうち？

>>321
　悩める中間管理職・タカハシ氏が心配です。
　まあ、マサフミの入院が長引いている模様なので、つかの間の平穏を味わって
いることでしょうなあ。

▼月∈日

　ここ一週間、僕はスカーフェイスさんに稽古を付けてもらっている。
　初日に「何を強化したいか？」と言われたので槍術をリクエストしたら、スカーフェイスさんは特別の
稽古メニューを考えてくれた。

　それはまず全ての基本である素振りから始まって、次に応用として連続技の稽古、それから模擬戦というシン
プルな構成になっている。
　そしてこの中で一番大変なのが、実は最初の素振りなのだ。
　連続1000回振るんだが、とにかく１ミリの狂いもあっちゃいけない。
　毎回同じように、正確に振ってるつもりでも、スカーフェイスさんには微妙な槍筋のブレがわかるらしい。
　その度に「ストップ」がかかって１からやり直しなのだ。
　そんな訳で、今日も素振りに２時間も掛かってしまった（初日は４時間）。
　けど、どんな体勢からでも確実に獲物の急所を突けるようにするには、これくらい厳しくやらなきゃ駄目らしい。
　思えば、近頃僕はさらに戦法の幅を広げる事に必死で、基本の稽古を怠りがちだった。
　応用力がついてきた今だからこそ、基礎を疎かにしてはいけない――スカーフェイスさんはこの稽古に
そういう意味も込めているのかもしれない。

　　稽古終了後、嬉しいサプライズがあった。

　いつも通りお辞儀をして顔を上げると、スカーフェイスさんが不意に何かを取り出して僕に握らせた。
　見ると手の平程の大きさのナイフで、「少し遅くなったが、合格祝いだ」。
　早速鞘から出してみると、鈍く光る刀身が現れた。よく研がれているようで、小さくても切れ味は鋭そうだ。
　毎日任務や稽古で忙しいのに、いつの間にこんなプレゼントを用意してくれてたんだろう。
　感激です、スカーフェイスさん！
　柄に彫り付けられた模様も格好よくてとても気に入ったから、明日ミユキさんに名前を彫ってもらうつもりだ。
　
　ただちょっと気になるのは・・・喜ぶ僕の前で、スカーフェイスさんが何故か悲しげな顔をしていたことだ。

　すぐにいつもの顔に戻って「いやすまん、夕食のメニューを考えていたのだ」って言ってたけど、あれはそんな
表情じゃなかったぞ。
　あれはいつかの――左眼の傷の事に触れてしまった、あの日の表情にも似ていた。
今思えばあの時だって、何かを誤魔化すためにわざとあんな行動をとった・・・そんな気がしてならないんだ。

・・・僕の考えすぎかな。

相変わらず、稽古ではスパルタだなスカーフェイス。
まあ、マサフミが無茶苦茶我流だろうから、上手くバランスがとれそうだが。

けど、ごまかせてないよ、スカーフェイス・・・。

将来ワタナベが仕事の現実を知って悩んだりしたらスカフェが相談に乗ってくれたりするんかな

▼月‖日

　昼下がり、狩りからの帰りがけに一人で歩くタケダの爺様に出会った。
　季節はずれの陽気に誘われ、散歩に出ていた所だったそうだ。
　かつては一文無しにまで落ちぶれた俺が、今は何不自由なく狩りに専念できているのも皆爺様の
お陰である。改めてその礼を述べると、爺様は
「気にせんでええ。当然のことをしたまでじゃ」と言ってニヤリ、と笑った。・・・この爺様は時々俺に意味深な
笑顔を向ける。
　丁度これから戻ってお茶にする所だったから、と自宅に招かれたので、有り難くお邪魔させてもらう
ことにした。

「狭いところですまんが・・・」
　爺様はそう言ったが、それは屋敷の大きさのせいではない。玄関から廊下、果ては客間に至るまで、そこら
中ごろごろと置かれたトロフィーのせいである。どうやら他の部屋も同じような状態らしい。あれでも「引っ越しの
際にだいぶ処分した」というのだから全く恐れ入る。
　数もさることながら、実にバラエティ豊かに様々な生物の頭蓋が並べられた光景は、基本的にエイリアンしか
狩らない俺にとって新鮮なものだった。俺はすっかり見入っていたらしい。
「よかったら他のも見るか？・・・そうじゃ、とっておきのをお見せしよう」と言われた。

　爺様の後について屋敷の裏にまわると、そこには巨大な倉庫があった。
　分厚い扉と物々しい錠前が、いかにも中身への興味をそそる。一体何が入っている？いやが上にも
高まる期待・・・。

　そして扉が開かれ、中に入った俺が見たものは・・・・・・何と２０ｍはあろうかと思われる巨大なハサミの剥製
であった。何かの甲殻生物のもののようだったが、ハサミの大きさから考えるとその体長は少なく見積もっても
５０ｍはある。
　この生物は一体何だ？何処でどうやって狩ったんだ？そしてどうやって持って帰ったんだ・・・。
　頭の中は「？」だらけである。
　横目でちらりと爺様を見ると、爺様は再びニヤリと笑った。さては俺の反応を楽しんでいたか。

　その後はまた客間へ戻り爺様が手ずから茶を入れてくれたが、俺の脳内は巨大ハサミの事で満杯で
味など微塵も分からなかった。

　完敗だぜ、爺様。

>>327
・・・・・？
・・・・・！！！バ・・・・バルタ・・・・・！？

エビラかもしれんぞ

バルタンにしろエビラにしろどうやってあの巨体を倒したんだ？ｗ

流石爺様…ｗ

赤い竹にでも攻め込んだか

◎月※日

　この数日間、俺は本当に久しぶりに狩りに出ていた。
　タケダの爺さんが「ここのところ、事務処理なんぞも詰まっておらんから少し休暇を取ってはどうじゃ」と言ってくれたので、ありがたく
お言葉に甘えることとした。

　引っ越しやら、新規参入者やら、エイリアン･クィーンの脱走やら、熱病の流行やらで、年末年始にかけてほとんど俺は休暇も取
れず、狩りにも出かけられなかった。
　ストレスがたまったせいだろうか、心なしか髪が細くなってきていたような気もする。
　実は熱病時に診てもらった医師から「熱病もそうですが、胃潰瘍になりかかってますよ。あまりストレスをためないように」と言われ
てしまっていた。
　それを聞いたときはよっぽど、ストレスの最大の元を狩ってしまおうかと思ったものだ。

　しかし、久々の狩りのおかげでポートに着いた時の俺は、心身ともに充実したものを感じていた。
　やはり狩りは良い。
　これほどまでにすがすがしい気持ちになったのは、本当に久しぶりだ。
　それもこれも、あの男が腹を壊して入院しっぱなしなおかげだろうか。
　そう言えば、あのダイズとやらは疫病神を祓うものだそうだった。なるほど、あいつがそれを食べて腹を壊したのも、当然なのかもしれ
ないな。　
　
　きっと今であれば、執務室のデスクの上に書類が山積みであっても、余裕で笑っていられる。
　そう思いながらポートを歩いていると、ワタナベと出会った。

　その時のワタナベの「明日にでも教官が退院出来るそうです」という嬉しそうな一言は、俺を打ちのめしそうだった。

　ああ、平和とは、かくも儚いものなのか。
　・・・あのダイズ、三馬鹿がどこから手に入れたか聞き出すか･･･。

またマサフミに大豆食わす気ですか、タカハシさん！？
ま、今日が節分本番だし、それもいいかもね♪

◎月※日

　おひさwwwwwww
　元気にしとったかー、おまいらー！？

　俺様はというと、実はまだ全快はしてないwww本当の退院日は明日だwwwww
　だがこれ以上こんなとこ居られるかーー！！ってことで、さっき脱走してきたのだwwwwwwwうぇうぇ

　早速ひと暴れすっかーと思ったら、何でも今日が節分本番だっつーじゃねーか！
　てことで、退院祝いも兼ねてまた「必殺無痛ガン」乱射してやろー！と思ったら、豆が詰まって壊れてやがるwwwww
　せっかく地球から盗んできたのによwwwwwww
　もちっと丈夫に作っとけっつーの！ま、所詮人間の作ったもんってことかwwwwwﾌﾟｹﾞﾗ
　仕方ねーから、今日だけは大人しくしといてやることにしたwwwwww

　ところでワタナベ、暫く見んうちにお前の槍捌き、やけにアーティスティックになってんな。
　一体この数日間、何があった？
　誰か知らね？

　数日の稽古（まあ5時間はやってるが）で、そんなに変わるのか・・・。
　スカフェの教え方なのか、ワタナベの才能なのか。

本当に懲りないやつだなマサフミはｗｗ




マサフミはスカフェの事をどう思ってるんだろうか。
槍の技術とかも含めて

　俺様マサフミだし、

「失敗して星流しwwwwﾀﾞｯｾｪwwwwwwﾌﾟｹﾞﾗ
強いっぽいけどぉ？wwwwwなんか間抜けなｵｯｻﾝだしwwww
また仕事押しつけたろwwwwww」

　くらいなもんじゃないかと。

　それぐらいの方が案外スカフェとしても気楽かもしれん。

マサフミ、最近ワタナベがスカフェと仲良いこと知ったら
嫉妬しちゃったりして

○レストランで出てきたスープにハエが入っていたら？　
･イギリス人は皮肉を言って店を出る。
･中国人は問題なくハエを食べる。
･ロシア人は酔っぱらっていて気づかない。
･アメリカ人は裁判沙汰（ざた）に。
･古き良きかつての日本人は周りを見回し自分の皿だけなのを確認し、そっとボーイを呼んでいた。
･韓国人は日本人のせいだと叫び、日の丸を燃やす
･劣化著しい今の日本人は携帯でハエを撮影し黙って退店。その後店の掲示板に執拗にいやがらせして炎上に誘導。

・プレデターはスープなんてまだろっこしいものには手を出さず、食料保存室の牛肉を食う。
・エイリアンは店の客や店員を襲うのに忙しい。

ただし、厨房にセガールが居る場合は上記の限りではない。

>>338
マサフミ「ちょwwwwオッサンwwww俺の使いッパシリとんなwwwww」
スカフェ「使いっ走りではなく、弟子だろうが。お前も口が悪いな。
　　　　　 ちょうど良い、ついでにお前にも････」
マサフミ「（脱兎）」

AVP書いてたら、べらぼうにブラボーな長さになりそうだ
しかもこのスレとはかなり毛色が違う感じになりつつある
まだ半分も完成してないが、完成時はどうしたものだろうか

1、気にせずこちらに貼る
2、他所に貼る
3、別スレ立てる
4、エターなる
5、一体何が始まるんです？
6、第三次大戦だ

きにせず貼ってしまえ

>>341
俺も歓迎します。
ちなみにどれ位の長さなのでしょうか・・・？

>>343
加筆改稿しまくりだからわからんが多分100キロ行く

>>344
うおぉぉ・・・それは凄い。
毛色が違う・・・とはひょっとして小説形式のシリアスな内容？
たぶん他の皆さんも歓迎なんじゃないかな

100キロって100KB?
そりゃ気合入れて支援しないとだな
楽しみだ

現在のスレの容量が160Kくらい。
容量の限界は512Kだったかな。

　容量に余裕はまだあるが、問題は連投規制。時間帯によっては、支援が少なく
て投稿出来なくなる可能性がある。
　中断状態になると、他の人が書きにくくなるかもしれんしね。
　中断してしまう不安があれば、アップローダにファイルを乗せることを考えても
いいかもな。
　あるいは間をおいて連載とか。
　

雑談スレには支援者も多いし、頼めばきっと支援してくれる
間を置いて連載なら毎日キリがいい所まで、かな？

んだね、一気にドサっとじゃなく日数かけて徐々に投下していけばいいと思う
ってか超wktk

すごいな、俺なんかヒーヒーいいながらやっと４KBだｗ

一気に投下よりここで明日に続く、みたいな連載小説的に投下したほうがスレ的には盛り上がるかも

自分から言い出しておいてなんだが、あまり期待しないでくれ
ガッカリな出来だと申し訳ない

>>350
100キロ超えとは言ったが、今80キロ前後であまり進んでないんだな

gdgd長いよりも、わかりやすく短くまとめる方がずっとむずい

　まあ、そう言わずに。
　とりあえずwkwkしているスカフェ兄さんを置いておくよ。

　彡´･ω†`ﾐ　 wkwk
　 （　∪ ∪
　 と＿_）__） 　　旦

∽月∈日

　今日はお店に、複数のクランにまたがって武器商人をしているエンドウさんが来ました。
　仕事の話は終わってとりとめもなく世間話をしているところへ、しばらくぶりに狩りへ行って来た
というスカーフェイスさんがやってきました。
　スカーフェイスさんは、LV229星域の水棲龍の皮を二体分持ってきました。
　私たちの種族はエイリアンを狩ることが多いけど、それ以外の生物を狩ることもあります。
　LV229星域の水棲龍はとても強大な生物。それに今の時期は繁殖期に入っているので、雄は相対数
が少ない雌を巡って凄く凶暴になっているはずです。狩りに行ったものの、逆に彼らの滋養分になっ
てしまったハンターも少なくはありません。

　スカーフェイスさんの持って来た水棲龍の皮に、エンドウさんの目が光りました。
　水棲龍の皮は非常に強固で、しかも繁殖期の雄は雌にアピールするためにその鱗をとても美しい色
に変化させているので、武具や装飾品の材料としてとても人気があります。でも、非常に危険な獲物
なので、滅多に出回らず、価値が高い物です。
　エンドウさんはすぐにスカーフェイスさんに交渉を持ちかけていました。
　スカーフェイスさん、見知らぬ人にいきなり話を持ちかけられてきょとんとしていたけど、私が紹
介してあげたら、そのままエンドウさんの言い値で引き渡すことにしていました。・・・でも、相場
より結構低い値段なのよね・・・。エンドウさんもちょっとひどい。
　エンドウさんが席を外したときにその事を言ってあげると、「別にまあ、あれでも十分だし。交渉
も面倒だから」って。鷹揚すぎると言うか、面倒くさがり屋さんと言うか。

　エンドウさんがほくほく顔で帰って行くと、スカーフェイスさんが「こっちはお前さんへの土産だ
」と、もう一体分の水棲龍の皮を取り出しました。
　さっきの二体の物より、ずっと上質できれいな、おそらく王龍クラスの物です。スカーフェイスさ
ん、三体狩ってたんだ・・・それも王龍まで。きっと王龍の頭蓋骨はトロフィーにしたんでしょうね。
　こんな高価な物を「お土産」でもらってしまうわけにはいかない、と言うと「いつもクロサワが世
話になっている礼だ。遠慮せんでくれ」って。
　クロサワのことは私が好きでやっていることだし、それにウルフさんからも過分の謝礼まで頂いて
いるのに、スカーフェイスさんからまでなんて。
　でもスカーフェイスさんは「そっちはそっち、こっちはこっち。俺の気持ちという奴だ。・・・そ
うだ、あの若いのにそれでなんか作ってやったらどうだ。『ばれんたいんでー』とかいうのが近いそ
うだし」。
　思わず私が赤くなると、スカーフェイスさんはなんだか楽しそうに笑いながら帰って行きました。

　でもほんと、見れば見るほど素敵。彼氏に何をつくってあげようかなぁ・・・。

クリスマスといい、節分といい、やけに地球の行事に
詳しいよね、スカフェ兄さん。

　某所でやってるトラキア文明の展覧会を見に行ったら、仮面付き兜という
ものがあった。
　見たときに､何を連想したかは言うまでもない・・・。

　あと、外科手術道具一式という、錐・ヘラ・開創器・メスが一つにまとまって
いる器具（乱暴に言えば、十徳ナイフ外科版）があったが、これがまたプレの
メディカル・キットに入っていてもおかしくないような出来だった。

　そして、すぐにプレを連想している自分にorz。

＞トラキア文明の展覧会
　次は広島であるみたいだね。
　俺も行ってみようかな・・・。

　プレ的なことを抜きにしても(w、なかなか良かった。＜トラキア文明の展覧会
　見て損はないと思う。ものっそいキンキラキンだったが。
　手元の日程表だと

　　　〜2/15　　　　　大丸ミュージアム東京
　　　2/21〜3/31　　広島県立美術館
　　　4/11〜5/ｱ5　　静岡県立美術館
　　　5/23〜7/5　　　福岡市博物館

　となってる。
　
　トラキア人って勇猛果敢な騎馬戦士が多かったらしい。
　と、言うことで過去にプレと戦った勇者が居たかも。＜いい加減にせぇ

公式サイトに載ってる金ピカマスクとか是非生で見たいｗ
広島展に行こうと思う山口県在住の俺でした。

キンピカ展今から見に行ってきます。

いてら　ノｼ
プレの世界(?　を堪能してくるんだｗ

>>360
道中気をつけて　ﾉｼ

>>361
いや、プレの世界ってわけじゃなく。
見る側の妄想力の問題かとｗ

今見終わって喫煙所で一服。
プレ的にもそうでなくとも楽しめた。
こういうのがお好きな方には是非ともお勧め。
さて、アキバでも行くかw

俺も早く見てェｗ

このスレ見てる人の中で
今日キンピカ展行った人って、何人くらいいるんかな？

てぇぇぇえええい！！
今日も草刈りに励む俺であるぞ。この頃は何だか楽しくすらなってきておる！
そしてこれが済んだら今日も試合だ、首を洗って待っておれよスカーフェイス！
ぬぉぉぉおおおお・・・・・！！

「サカザキ（仮）さーん、郵便ですよーー！」

何？この俺に手紙とは珍しい。
一体誰からであろうか・・・。

「経験上申し上げるが、ある日突然届いた手紙には要注意だ。そのようなものは大概ろくなもの
ではない・・・失礼」

むっ？何だ、またあの野郎か！
まったく、今日も一方的にコメントして行きおってから・・・。
まあとにかく、読んでみるとしよう。

サカザキ（仮）さま

はじめまして。
突然こんな手紙を出してごめんなさい。私はあるレディースクランに所属している女ハンターです。
先日、タケダ・クランの領地の前を通りかかったとき、一生懸命草を刈るサカザキ（仮）さんの姿に
一目惚れしてしまいました。あの日からあなたのことを思うと夜も眠れません。
あなたと仲良くなりたいです。もしよろしければ、今度二人で泊りがけの狩りに行きませんか。
お返事お待ちしています。

ケイコ

こっ、これはもしや恋文！？こんな事は何百年ぶりであろうか・・・。
泊りがけ・・・・ということは、や、やはり夜はそのような事になるのだろうか。
なんと大胆な・・・だが据え膳食わぬは・・・・・・・・。


・・・はっ！何を考えているのだ、俺は！？

久しぶりのｹｲｺか……
この悪魔！！

優しいな、チョンマゲ(w。
あまり効果は無いようだが。

チョンマゲの自室には燦然と輝く高級鍋20点セットが鎮座してたりしてｗ

なんで鍋?

俺の脳内も、鍋のことで満杯です。

ある日手紙が届く→特別なお客様だけへの新作ブレイド・武具発表会のご案内→
そろそろ新しいのも欲しいしちょっと覗いてみるか→なぜか会場は熱狂と興奮の坩堝に→
気がついたら使いもしない高価な商品を、しかも割高な値段で契約させられていた→
解約しようにも連絡つかず・・・

ちょwwwwwチョンマゲwwwww

プレの世界にも悪徳商法あるのかww
それなら架空請求とかオレオレ詐欺もありそうだ！

◇月″日

　今日の試合は妙だった。
　なにやらサカザキ（仮)がぼぅっとのぼせたような様子で、奴が遅まきながら熱病にかかったのだろうかと思ったが、どうやら
違うらしい。
　そんな調子だから試合後、立ち会いをしてもらった若いのに「・・・最短記録更新ですね」と言われてしまった。
　なんとも様子がおかしいので、医務室で気がつくのを待って聞いてみると、「貴様には関わりない！」と言って黙り込ん
でしまった。いつもであれば「次は血祭りに上げてやる」とかなんとか賑やかなのに。やはり体調が悪いのであろうか。
　とりつく島もないので、諦めて医務室を出る寸前、奴がぽつりと「ケイコ殿・・・」と呟いているのが聞こえた。
　・・・なんか、少し前にどこかで聞いたような名前だったが？

恋の病かサカザキ（仮）wwwwww

この恋、悲劇に終わるか喜劇に終わるか。

喜劇だわな、どー考えても(w。今度は鎌で切り刻まれるか、マサフミ。

恋をするサカガキ（仮）ｗｗｗｗ

サカガキ（仮）が忘れていった鎖鎌をマサフミが勝手に持って行っちゃったり
したら面白いことになりそうだｗ

うはｗｗこの武器カッケェｗｗブンブンブーンｗｗｗｗ

マサフミが使うと振り回してるうちにカマが背中に刺さるか、分銅の部分が後頭部に直撃するかして悶絶してる所しか思い浮かばんｗ

◇月ヾ日

　うは〜、とんでもねーことになったwwwwww

　こないだちょいとからかうつもりで、草刈のおっさんにラブレター出したら

「私の考え方が古いのかもしれませんが、やはりいきなり臥所を共にするのはいけません。
ものには順序があります。まずは文通から・・・」

とか何とか言ってあのおっさん、毎日分厚い手紙よこしてきやがる〜！しかも朝・昼・晩とは、ストーカーじゃねーか！
そんでもってこっちが返事出さなかったら、やたら心配がって「すぐにそちらへ伺います」とか言いやがるwwwwwww
ばかやろ〜、こんな変なおっさんに伺われてたまるかー！ってことで、朝・昼・晩返事書かざるをえない日々wwwwwwwww

あ〜、最本住所書いちまったのは失敗だったー！
つか、ケイコの住所がタケダ・クラン内なのを、おかしいと思えよおっさん！
いい加減イタズラって気づけwwwwwwww（いや、気づかれたらそれはそれでやばいww）

チキショー、こんなことになるとは思わんかったwwwwwwwwうぇうぇ

マサフミにすら手におえないサカザキ（仮）ｗｗｗｗｗｗｗｗ

マサフミに天敵誕生か・・・・。

◎月∬日

　先日新調したスラッシャー･ウィップの調子を見るために、人のいない時間を見計らって訓練室へ行った。
　スカーフェイスが狩った物だけはあって、なかなか上等だ。あの娘の腕も上がっているようだ。
　その内にふらっとスカーフェイスが訓練室へ入ってきた。私の手のウィップを見てなにやら思い出したのか、苦笑のような表情を浮かべた。
「どうだ、そいつの具合は」
「悪くはない。使ってみるか」
「俺がそいつを苦手なのは知っているだろうが」
　もちろん、承知だ。
　奴が振るったウィップが見事に自身の顔面にぶち当たり、マスクを真っ二つにしたのは私の目の前だった。それだけ激しく打ったにも関わらず、
奴の顔自体は少し赤くなっただけで無事だったのには、その頑丈さに呆れたものだ。

「随分暇そうな顔をしているな」
「暇ってほど暇じゃあないんだがね。ただ」
「ただ？」
「ここ数日、珍しいことにサカザキ（仮）から果たし状が来ていない。まあそれで、時間が少しばかり空いた」
「結構な事だ」
　いい加減、実力の差を思い知らせるかとどめを刺すかすれば良い物を、この男は律儀にあの庭師の戯れ事に付き合っている。なんのつもり
かわざわざ作法に則った敬意までしめして、だ。
　己に向かってくる者への敬意なのかも知れないが･･･相手は、選べ。

「聞いた話では、剪定や雑草刈り以外ほとんど外へ出ていないらしい。なんか変な病気にでもかかったんじゃなけりゃ良いんだがな」
「流行病騒動はごめんだぞ、もう」
　私はウィップを一振りし、くだらない話題を打ち切った。
「若いのの稽古や馬鹿の相手も良いが、たまにはこっちに付き合え。腕が鈍っていないか見てやろう」
「ウィップは嫌いなんだがなあ」
　スカーフェイスはそう言いながらもにやりと笑って、リストブレイドを引き出した。

　無論、奴の腕も私の腕も、鈍ってなぞおらぬことを確認しただけだったが。

＞何やら思い出したのか、苦笑のような表情を浮べた
・・・あの日の事件の事ですね（爆）


マサフミとサカザキ（仮）の文通のお陰で、再びクランにつかの間の
平和が訪れてるみたいだなｗ

◎月＞日
　
僕は今、サカザキ（仮）さんと文通をしている。
なんでこんな事になったか？言うまでもない。教官の指令で、サカザキ（仮）さんへの返事を代筆しているのだ。

ある意味筆まめ、との噂どおり、サカザキ（仮）さんからの手紙はものすごく分厚い。
よくまあこれだけの量を、しかも綺麗な字で書けるもんだと毎回感心してしまう。
ただ、ゆっくり読んでる暇はない。
返事が半日でも遅れれば、教官の部屋にサカザキ（仮）さんが押しかけてくることになるから、モタモタしちゃいられ
ないのだ（すでに３回、その危機があった）。
僕は日記以外じゃ文章なんて滅多に書かないし、ましてや女のフリなんて初めてだからかなり苦戦している。
一日のほとんどを手紙に費やしてるから、稽古にかける時間が足りない。これじゃせっかくスカーフェイスさんから
教わった技が鈍ってしまう・・・ということで、睡眠時間を削って槍の素振りをする毎日だ。

けどまあ・・・これはこれで速読・速筆の訓練だと考えようか。
クリーナーになったら毎日依頼書に目を通したり、報告書だって沢山書かなきゃならないわけだしな。

教官はというと、僕にバトンタッチした途端すっかり高みの見物で、
「明日は『ばれんたいんでー』だ！つーわけで、あのおっさんに手作りチョコ送ったれー、ワタナベwwwwww」
　勘弁してください、教官。ただでさえ代筆で忙しいのに・・・。

けど命令には逆らえない。夕方、猛ダッシュで宇宙百貨店へ行って材料を買ってきた（ひょっとしてこれも走りこみの
訓練だったのかな）。
そこで偶然出会ったミユキさんも、チョコの材料を抱えていた。ちょっと頬を赤らめながら「明日彼氏に渡すんだ」って、
羨ましいなぁ、あいつ。
「・・・あら、ワタナベ君も誰かにチョコあげるの？」
それは訊かないで下さい、ミユキさん。

やると決めたら、どんな事にも手を抜かないのが僕の性分。徹夜で完成させたチョコは、我ながら見事な
出来栄えだ。ラッピングもばっちり決まった。

でも、贈る相手は庭師のおじさんなんだよな・・・トホホ。

ワ・・・・ワタナベさん・・・可哀想すぎる・・・。
全てを前向きに捕らえる彼でも、最後の行だけは前向きになれなかったか。

教官たちも塾長に贈るチョコを持ち込んでいるから、無問題。

・月。日

この数ヶ月、外の惑星を渡り歩いていたので久しぶりの日記だ。
戦利品を色々抱えて数ヶ月ぶりにクランに帰ってきた。猟友会の皆へのお土産もちゃんとある。
俺がいなかった間に新しい人も入って来てるみたいなのでちゃんと挨拶しておかねば。

アカギに土産の一つであるエイリアンの骨で出来た特製マージャン牌を渡しに行った時、妙な
話を聞かされた。
マサフミのヤツの調子がおかしいらしい。なんか顔がやつれてきてるのだという。
無神経どころか神経そのものが存在するかどうか怪しいマサフミがやつれるほどの出来事
って一体何が起きたのだ。

まだ、みんなにお土産を配り終わってないので、全部終わったらマサフミに直接聞いてみよう
と思う。

>>387
お帰りなさい！待ってました。

・・・マサフミ、何があったんだ？

　ふと気がつくと、彼は暗闇の中にいた。確か俺は…？
起き上がろうとするも、体を何らかの樹脂でがっちりと固められていてまったく動けない。

　振り向くとその先には石灰化した生き物の死骸。
４対の足を持った生命体は、その華奢な指を天へ向け、獲物の首に巻きつける尾と産卵管をだらしなく垂らしていた。
彼は、自身の身に起こった恐るべき事態を悟った。
最早誰にも彼を救う事は出来ない。残された命も長くは無いだろう。
絶望や失望を感じる余裕は与えられなかった。胸の奥に激痛が走る。

　ついに命の灯し火の尽きる時がやって来たのだ。
薄れる意識の中で彼は、自身の胸が内側から食い破られる音を耳にした。

　肉の檻から解き放たれた“エイリアン”は、誕生の歓喜に咽び泣いた。
虚ろな眼窩を天へと向けて。

　やはり気のせいか。艇内の“青年戦士”は武器を収めた。
　あの過酷な儀式を終え、大事な同胞を失った後だ、やはり疲れているのだろう。
そもそも“蟲”が逃げるはずなど無いではないか。
　己に言い聞かせながら、青年戦士は眼前の生体培養槽を覗き込む。

　巨大な水槽の中は保存液で満たされ、中央に小さな氷の塊が浮かんでいる。
地球で言うところの恐竜によく似た形態をした氷の塊は、長い尾と６本の肢を丸め、更に縮まって眠っていた。

　彼らが乗る小型艇は、従来は幼虫の状態でしか保存できなかった“女王”を培養槽の中で安全に保存できる最新型だ。
今回の儀式の結果として女王の胎児が得られた為、このように冷凍状態で水槽の中に封印し母星へと輸送する事となった。
培養管の護りは鉄壁である。非力な蟲どもの幼虫や女王の胎児ごときに破れるはずがない。
万一逃げ出したところで、こちらは儀式を終えたばかりの強者揃い。
敗北などあり得ないのだ。

　青年戦士には、女王が水槽の中で安らかに微笑んでいるように見えた。
今、女王はどのような夢を見ているのだろう。

60キロ前後まで削って完成したので貼りに来ました。
終了するまで、しばしのお付き合いをお願いいたします。

>387
長期出張、お疲れ。
はて、サカザキ（仮）も件は、ワタナベに押しつけて高みの見物モードの筈だが･･･？

>>389
連載開始、乙〜ﾉｼ
しかしよくそのトリップ見つけたなぁ。

・月◎日

　昨日はバレンタインデーでした。
　久しぶりに帰ってきた彼氏に手作りチョコと、先日スカーフェイスさんから頂いた水棲龍の皮で作った胸部アーマーをプレゼントしたら、とっ
ても喜んでもらえて嬉しかった！
　そのせいで、クロサワが生八つ橋に「オ姉サン、ゴキゲンダネ」なんて話しかけてて、生八つ橋も頷いて（？）いるようでした。
　夕方、スカーフェイスさんがクロサワを迎えに来ると（相変わらず生八つ橋は天井の隅へ逃げてしまいますが）、クロサワが「一日遅レチャ
ッテゴメンナサイ」と、チョコレートをあげていました。
　スカーフェイスさんは「ははは、俺がもらえるとは思わなかったな」なんて言っていました。つい、失礼ですけど、いくつもらったのか聞いてみたら、
「なに、義理という奴ばかりだ。それでもお返しを考えると頭が痛い」なんて笑っていました。
　もしかしたら、本気チョコも混ざっているのかも知れないのになあ。
　
　するとクロサワが、
「オオカミサンニモ、タクサン贈ラレテ来テタノ。デモネ、オオカミサン「甘イモノハ嫌イダ」ッテ、開ケナイデソノママ全部捨テチャッタ」
「なんだ、お前にくれればいいのにな」
「何ガ入ッテイルカ分カラナイカラ、食ベチャダメダッテ」
「なんだそりゃ」
　・・・最近の女の子は「おまじない」で、チョコに色々入れるって聞いてるけど。ウルフさんの場合は､職業柄なんでしょうね。
「で、お前があげたチョコは？」
「オ前ニハ台所仕事ハ危険ダカラ、迂闊ナ真似ヲスルナッテ。
　ココアパウダーガ手ニ付イテ大変ダ。後、甘過ギル、溶ケ安イノハリキュールノ分量ガ合ッテイナイカラダ。ソレカラ・・・」
　ウルフさんも何もそこまで言わなくても良いのに、と思っていると、スカーフェイスさんが大笑いして、
「で、全部食べたんだろう？そりゃあ相当喜んでる。良かったな、クロサワ」
「ウン！」
　クロサワはとても嬉しそうに頷いていました。
　二人とも、ウルフさんの性格は良く分かっているようです。ウルフさん、クシャミでもしてたんじゃないかしら。
　

乙です！
実にほほえましい一日です。

この前日、サカザキ（仮）は自室にて、ワタナベ作のチョコを
恍惚の表情で食っていたのであった。

さて、そろそろバレンタインも落ち着いた頃だが…

　サカザキ（仮）の件は、どう片がつくのか・・・（付けられるのか？？）
　
　スカフェ兄さんに本気チョコを贈るような、強者の女性なんか居たんだろうか（w

〇月т日

ついに恐れていたことが起こってしまった。

いつもどおりアンパンを買って、教官に届けようとクランの門をくぐった矢先、突然「ウギャアアアア！！」という絶叫が
響き渡った。教官の声だ。
慌てて駆けつけると、自室の前で教官が額から血をどくどく流して、仰向けにひっくり返っている。
たまたま現場に居合わせたというケンジさんに何があったか訊くと、ものすごい形相でサカザキ（仮）さんが教官の部屋へ押し入って、
逃げようとした教官の額をマスクごと鎌でかち割ったんだそうだ。
「少しは懲りたか小僧っ！」そう言ってサカザキ（仮）さんは鎌を抜き取り、去っていったらしい。
イタズラがばれてしまったんだと、すぐに分かった。
「何でこんなことになったんだ？」と首を傾げるケンジさんに文通のことを打ち明けると、
「そりゃ自業自得だな。ったく懲りない奴だなマサフミは・・・」と言ってケンジさんは深々とため息をついた。

そこへ騒ぎを聞いたらしいタケダの爺様がやってきて「こりゃ久々に見る光景じゃのぅ」と呟いた。
久々って？と思っていると、僕がこのクランに入る以前はこんな流血沙汰が日常茶飯事だったんだと、ケンジさんがおしえて
くれた。その頃の相手はもっぱらタカハシさんかウルフさんだったらしい。
そういえばスカーフェイスさんが入ってきたときも真っ先に絡んでたそうだし（スカーフェイスさんには絡まれた自覚はなかったようだが）、
今回の件といい、どうも教官はおじ・・・年上の方々を見るとちょっかいを出さずにいられない性格みたいだ。
　ああ、でもチョンマゲさんにはまだイタズラしてないみたいだな。いや、しなくていいんだけどさ。また教官が入院になっちゃたまらない。

　それにしても、不意打ちとはいえ一撃で教官を倒すなんてサカザキ（仮）さん、こう言っちゃご無礼だけど意外と強かったんだなぁ。
　試合の話を聞くかぎりじゃ、そんな印象はなかったんだけど（まあ相手がスカーフェイスさんだからってこともあるんだろうけど）。
　それとも騙された怒りでパワーアップしてたんだろうか。まぁ無理もないよな・・・あの人本気でケイコに惚れてたし・・・。
　騙してたっていう点については、命令とはいえ代筆として加担した僕も同罪だよな。ごめんなさい、サカザキ（仮）さん・・・。

　ともあれ、これで文通は終わった。また元の生活に戻れるぞ。
　怪我が治ったら久々に狩りへ出ましょう、教官。

　とうとうバレたかwww。
　別に反省しなくていいぞ､ワタナベ。

　>>チョンマゲさんにはまだイタズラしてない
　こっちはまだバレてないのか。まあ、爺さんは知っているはずだしな・・・。

Ω月и日

なにやらマサフミの奴がサカザキ（仮）さんを激怒させて頭をかち割られたらしい。
新しく引っ越してきたクランで以前のような惨劇が起きないよう願っていたがやっぱり・・・
あいつは少しは大人しくできんのか！
まったく・・・

そういえば最近は地球の日本と言う国にやたらと強い奴がいるらしい。
神奈川県川崎市に赤いマスクを常に被っている筋肉質な男だとか・・・
しかもその男は叩きのめした相手の命を取らずに、小石が沢山ある公園に正座させて説教をするという。
一体どういう奴なのかイマイチ想像できない。
今度の休みにちょっと地球に行って、そいつを探してみるか。
強そうなら戦ってトロフィーにするのも悪くはなさそうだ。

　そう言えば「お仕置きでマサフミ流血沙汰」って、引っ越してからは無かったっけ。
　スカフェ兄さんがウルフさんに「マサフミがお前のことをロリコンって言ってたんだが？」と、知らずにバラした
時が最後だったか。
　後は懲罰房とか、ダイズ食わせ･･･丸くなったな、タカハシさん。

丸くなったと言うか、仕返しの仕方が陰湿になったと言うか…w

http://app3.celsys.co.jp/service/cs40mini/csviewer.php?url=/service/flash/1328D6F38935000/

ところで>>390の続きはまだなのかな？
続き、読みたいんだけど・・・。

　まあ、お茶でも飲みつつまったりと待ちましょう。　つ旦
　最悪、アクセス規制に巻き込まれたってことも考えられるしなあ・・・。俺もやられた事
あるし。

ちまちまチェストバスターに餌やりながら待つかな。

プレの全身骨格見てみたいわ

頭蓋骨ならコミックとかで見たことあるけど、全身のはないな。
首から下は人間とあまり変わらないかもよ。

AVPのSS、続き待ってまーす！

　そういや、オーパーツだかの本に「プレデターの頭蓋骨！？」なんてあおり文句の
写真が出ていたことがあったな。全然違うだろ、とツッコミ入れそうな形状だったが。

　まああの体型なら、体の方の骨は人間より大きくて丈夫なくらいで、形状はあまり
変わりようが無さそうだ。

スカフェ「なあ、タカハシ。最近サカザキ（仮）を見かけないんだが（果たし状も来ないし）」
タカハシ「ああ。ちょっと騒ぎ（マサフミの頭かち割り）を起こしてしまいましたから・・・任務を
　　　　与えて少しの間、外に行ってもらっています」
スカフェ「ほう。エイリアン駆除か?遺跡探査護衛か?それとも・・・」
タカハシ「いえ。ヨシダ･クランの雑草駆除と剪定です」
スカフェ「・・・・」

　あいつもれっきとしたプレデターの戦士の筈なのになぁ　　byスカフェ心の呟き

　イタズラ小僧への仕置きはとうに済んだというのにこの虚しさ・・・。
　やはり俺は心底ケイコ殿に惚れていたようだ。フ・・・架空の女
相手にまったく滑稽なことだ。
　だがこの虚しさも、草刈中だけは忘れていられるのがせめてもの救いである・・・！

　うぉぉぉおおおお！

>>あいつもれっきとしたプレデターの戦士
最早そう思っているのは、スカフェ兄さんだけなのでは････。

しかし庭師としては超一流なのですぞ、サカザキ（仮）。
それがプレの世界でどれだけ尊敬を得られるのかは不明ですが。

スカフェ「お、ひな人形か」
ウルフ「そう言う物なのか。クロサワが飾りたがってな・・・」
スカフェ「正直お前のうちの中じゃここだけ浮いてるわなあ」
ウルフ「地球歴での三月三日だったか、それが過ぎたらすぐに片付けろとは言ってある」
スカフェ「まあ、日が過ぎたら早くしまった方が良いものらしいな。何でもそこの家の娘が嫁き遅れるとか言うらしい」
ウルフ「貴様はどうしてそう妙なことばかり知って居る」
クロサワ「？（イキオクレルッテ、ナンダロウ？）」
ウルフ「・・・ただの迷信に過ぎんな。しばらく出して置いてもかまわんぞ、クロサワ」
クロサワ「本当？」
スカフェ「・・・おいこら、そこのクリーナー」

＞ひな人形
どこで調達してきたんじゃ〜。
でも宇宙中の商品扱ってる通販サイトとかありそうだな・・・。

やっぱりちらし寿司にハマグリや桜餅を食べるんだろうか

最後のツンデレなウルフさんに萌えたw

将来クロサワが結婚したいと言って相手連れてきたら
その相手を隠滅してしまいそうだなｗ

なんかいいね宇宙中の商品を取り扱う通販ってｗ
宇宙のどっかにステーションでぷかぷか浮遊してるイメージだわｗ

サカザキ（仮）「おい、朝っぱらから何をそんなに慌てている？」
チョンマゲ「フジコが逃げた。これから連れ戻す」
サカザキ（仮）「（・・・ああ、女に逃げられたということか）よせ、未練がましい。気持ちはわかるが・・・
　　　　　　　　男らしくきっぱり諦めろ」
チョンマゲ「そういう訳にはいかん。早く捕まえないと大惨事になるのだ。・・・というわけで急いでいる。失礼」
サカザキ（仮）「・・・（折角忠告してやったのに。フン、勝手にせい）」

（二時間後、チョンマゲ右肩に大怪我負って帰還）

サカザキ（仮）「（アーマーごと肩をえぐるとは・・・フジコとは女でありながら相当な怪力の持ち主だな）で、結果は？」
チョンマゲ「このとおり無傷では済まなかったが、なんとかガレージへ連れ戻した。今度は一番強力な拘束具で繋いだので
　　　　　　もう逃げられまい」
サカザキ（仮）「こっ、拘束具だと！？　き、貴様〜、それはつまり監禁ではないかっ！　戦士の、いや男の風上にも置けん奴だ、
　　　　　　　　この恥知らずめ！　爺様に知れたらただではすまんぞっ」
チョンマゲ「（・・・何を騒いでいる？）俺はいたって普通のことをしているつもりだが。それに爺様の許可もとってある」
サカザキ（仮）「なんとっ！　では爺様は監禁を認めておると！？　むむむ・・・一体どうなっておるのだっ、このクランは！！」

すれ違い吹いた
なんかアンジャッシュのコントみたいだなw

タケダ・クランのボケ役は、スカフェ兄さんからサカザキ（仮）になったか・・・。

まあプレって個人差はあれども皆どこか抜けてるとこあるよね。
でなきゃ人間に勝ち目はない・・・。

>>416
宇宙中の商品を扱う通販…
商品案内人はタカダですね分かります

きっと妙にカン高い声で饒舌なんだろうなぁ

マサフミが色々いらんもの買ってそうだ。

衛星軌道に進入した宇宙貨物船が耐熱コンテナ射出して各家庭に届くんだろうな。

カッコイイなそれ。
>>423
むしろヤツは怪しいブツを紹介する側なんじゃ…

マサフミ、ネットオークションとかで怪しいもん売りさばいてそうだ

またArbitratorに目をつけられたりして。

｜月〉日

　今日、ポートで診療所の婦長を見かけた。
　しかもその手には何故か巨大な>>302が握られていた。
　何事なのかと尋ねると、またマサフミの奴が予防接種をせずに狩りに出たらしい。
　今回は地球ではないのだが、どうも俺たちに感染する可能性のあるウィルスが存在する惑星らしい。
「この間のような騒ぎはゴメンですからね。
　戻ってきたら、消毒槽へ漬け込んでワクチンを接種しなければ」
　それとその手の巨大>>302がどう関係するというのか・・・。

　そんなことを話しているうちに、マサフミの船がポートに到着し、何も知らないあの馬鹿が意気揚々と降りてきた。
　次の瞬間、婦長は凄まじいスピードでマサフミへ走り寄った。

　まさに、脳　天　直　撃。

　婦長の一撃で、マサフミは声一つ立てずに失神した。

　そう言えば、あくまでも噂なのだがこの婦長、かつては二つ名を持った勇猛な女戦士で、クイーン･エイリアンとの一対一の
女の戦いを制したとか。なんで今看護婦をしているかは分からないが、あの動きを見てはその噂も信じるしかない。

「それでは、失礼。あなたも他惑星へ行くときは、ちゃんと予防してくださいね」
　と、婦長はずるずるとマサフミを引きずって行った。

　はい。肝に銘じておきます。

>>302は最強の麻酔・・・今後も活用していただきたい。

麻酔の前に脳みそが出ちゃうｗ

婦長はマサフミの狩ってきたトロフィーを見て、私もあの頃は若かったわ〜とか言ってそうだｗ


シグルイの虎眼先生みたいなエルダーとかいないのかな

>>430
タケダ「た、種ぇ〜」

サカガキ「なぜ戦わんのだ！」

ウルフ「クランは仲間を殺す所ではござらぬ」



マサフミ「ちょｗｗタンマｗ死んじゃうｗｗ」

タカハシ「ウルフ。もう少しこう何というか。
手心というか…」

ウルフ「タカハシよ…痛くなければ覚えませぬ」

　シグルイ・・・興味は出るんだが、先述の治療シーンが絵になったのを
考えると、痛いのに弱い俺は読んだら気絶しそうだw

そういえば、マサフミは腕切られても気絶しなかったな。それは良いとして、血液何�g流したらヤバいんだ？
あと、あの時の腕って地球人側に回収されたのかな？

｜月−日

　先週末、教官と一緒に久々の狩りへ出ていたのだが、ポートに到着した途端教官が強制入院になった。
　いきなり現れた看護婦さんがハンマーで教官をぶん殴ったかと思ったら、
「これから一週間消毒槽に漬け込むのよ」といって、気絶した教官を連れ去っていったのだ。
　どうやら教官はまた予防接種をサボっていたらしい。あんな目にあうんだったらはじめから予防注射受けるほうがよっぽど
楽だと思うんだがなあ・・・。

　というわけで今日、まだ入院中の教官の代理として惑星Ｋ2830で開かれた牛丼愛好会という会の例会に
出席してきた。なんでも教官はこの会の副会長なんだそうだ。
　会場となった牛丼屋へ入ると、すでに一人の人間型異星人が待っていて、その人が愛好会の会長さん
だった。今日はあともう二人来るというので、会長さんと雑談しながら彼らの到着を待つことにした。
　会長さんによると、会長さんと教官は数十年前にとある星の牛丼屋で知り合ったのをきっかけに、この会を
立ち上げたんだそうだ。二人は食べ物の好みだけでなく性格も合うようで、プライベートでも随分親しくしているらしい。　　
　牛丼が種族を超えた友情をつないだってわけか。

　ほどなくして二人の異星人（どちらも何星人かわからない）が到着しメンバーが揃ったので、例会が始まった。
　例会は会長さんの開会宣言の後牛丼を食べ、食後の運動として格闘戦を行うという流れになっていた。当然店内を破壊
しまくるのでお店には迷惑をかけるが、会長さん曰く「いつものことだから気にすんな」らしい。こういう無神経さも教官と
よく合うんだろうな。
　それにしても会長さんの繰り出す超人的な技の数々には驚いた。何十種類もの関節技や打撃技、足からビームを
発射する技・・・どうやって習得したんだろうか。
　途中で店から追い出されたので（まあ当然か）勝敗がつかなかったのが心残りだ。

　あの人に興味を持ったので帰ってから検索してみると、とある星の大王（大王と言う割には人前で放屁したりして
たが・・・）で、幾つもの格闘大会で優勝していたということがわかった。なるほど、どうりで強いわけだ。
　そして意外なことにあの顔は実はマスクなんだそうだ。僕らのマスクとは随分違った、本物の顔のように見えるよくできた
マスクだから、てっきりあれが素顔だと思っていた。
　何でもその星には一生マスクを着けたまま生活しなくてはならないという掟があるそうで、もし人前で素顔を晒してしまったら
自害しなくてはならないらしい。変わった掟だ。

　僕らは狩りに出るとき、大気調整や獲物のサーチなどのためにマスクを着けるが、顔を隠すという目的で常にマスクを着けている
種族もいるんだな。

に、にこちゃん大王？

>>435
キン肉マンｗｗｗｗｗｗｗ

そういや、あいつも異星人だったな。しかも王様。
後の二人って誰だwwwww

>>434あの腕は野良犬がおいしくいただきました

その後、犬の体内から小マサフミが…

>>438

キン肉マンは言動がかなり人間くさいから、異星人ってことをよく忘れてしまうｗｗｗ

>>440
　地球がまたパニックになるんでやめてwww

>>441
　幼少〜青年期は地球で（ああ見えて、かなり苦労して）育ってるからな。
　よくグレなかったもんだと思う。

�U世のケビンはグレてたけどなｗ


マサフミが「キンニクドライバー習得したぜｗｗｗ」とか言ってスカーフェイスに挑んで逆にさそり固め決められたりｗ

スカフェ「投げ技も派手で面白いだろうが、関節技もなかなか良いぞ。例えば･･･」
マサフミ「ちょwwwwwwｲﾀｲｲﾀｲｲﾀｲwwwwww死ぬマジ死ぬwwwwww」

スカフェなら48の殺人技+52の関節技を体得してそうだ

>>435
日記乙です！
いいなあこう言う懐かしネタｗｗ
プレも銀河鉄道乗ったり妖怪人間と闘ったりオウム狩ったり魔女に宅急便頼んだりするんだろうか…

>>440
物体Ｘみたいで怖いよー

　サイコガンネタが前にあったが、コブラの世界はプレが居ても違和感ないよな。
　あれに出てくる異星人は、凄いのが多かったし。

>>440
嫌なスピーシーズだ…

｜月�V日

　うは〜、やっと消毒終わって退院したぜwwww
　注射も毎日打たれまくってマジ死ぬかと思ったwwwww二度とこんな目に遭わねーように
あの婦長には気をつけなきゃな〜。

　そして今日は待ち遠しかったホワイトデー♪
　何で男の俺様が楽しみにしてたかっつーと、先月のバレンタインデーに女のフリして
クランのおっさんどもにチョコ送りまくっといたからだ〜！グヒヒ、奴らからお返しがきてるきてるwwwww

　スカーフェイスからはイカした髪飾りが届いた〜。なかなかいい趣味してやがるぜ〜。凝ったデザイン＆
キンピカで気に入ったんで早速着けてるwww
　タカハシの奴からはエイリアンの牙がついたストラップがきたが、なんか手作りっぽいなー。がはは、まめな
奴だ。相手が俺様とは知らずご苦労様〜。
　チョンマゲのおっさんは地球製のキャンディ詰め合わせをくれたwwwww通販で取り寄せたんだろうな、
うめぇwwwwww俺様の好みをよくわかってやがる〜。
　安いチョコだったのにここのおっさん連中は気前がいい奴ばっかだぜ、フッヒッヒ〜！

　だがそんな中、ウルフの奴からはお返しこなかったぞ、ケチめーー！！
　まーあいつのチョコには特別に超強力下剤仕込んどいたからかもしんねえけどwwwwwあのチョコ食った
後のこと想像すっと笑えるぜ、うぇうぇうぇwwwwwww

　話は変わるがスグルーっ、こないだは例会出れんでｽﾏｿwwwwww次はちゃんと出るからな〜！
　また牛丼食った後にプロレスしよーぜwwwwwwwwwwうぇうぇ

>>449
マサフミのおばかっぷりを見ていて、悩んでいた俺が馬鹿だったのだな、と思った。
そうだ、もっと馬鹿になっていいんだ。そう思った。

　そのけたたましい呼び出し音で、その“戦士”は目覚めた。
　　　　　　ｴﾙﾀﾞｰ
　一族の“長老”様直々のお呼び出しである。
久々の休暇も台無しというものだが、特に愚痴る気はなかった。
寝台から飛び出した小柄な戦士は、長く伸びた髪を結わえ、小さな身体の上に保温性に優れる網状の下着をまとう。
紅蓮の炎を思わせる赤い礼装と、鏡のように磨き上げられた銀色の儀礼甲冑に身を包む。
素早く身支度を整え、戦士は長老の待つ“対面の間”へと向かった。

　対面の間に入り、戦士は仮面を外して長老へ敬意を示した。
戦利品の数々を眺めていた長老は振り返り、戦士の挨拶に応じて軽く頭を下げる。
　狩猟者達を率いる長老の髪は老化により青味掛かっており、顔に刻み込まれた深い皺からもその高齢が覗える。
しかし、幾ら老いたとは言え、往年の風格は全く失われていなかった。
さらに長い間の闘いで身につけた知性が加わり、長老からはある種の覇気が感じられる。
威風堂々とは、まさにこの事である。
　今、かの長老の表情は曇っていた。あまり良い話ではないらしい。

　長老の説明は、至極簡潔であった。
“蟲狩りの儀式”から帰還する途中だった青年戦士の小型艇が、“蟲”を載せたまま行方を晦ましてしまったという。
大方、狩りの興奮をそのままに、次なる獲物を求めて旅立ったのだろう。
掟破りではあったが、血気盛んな若者達を縛りつける方が酷というものである。
そのうち帰ってくる事だろう。当初は長老自身も楽観視していた。

　昨夜になって、母星の同胞が小型艇の信号を受信した。
詳細は不明だが、救難信号の類いだったらしい。信号は、遠方の惑星から発信されていた。

　選りにも選って、その惑星は“地球人”が進出している惑星だった。
地球人自体は大した脅威ではない。高度な文明を持つ狩猟者達からすれば単なる獲物の一種に過ぎなかった。
過去には地球に蟲狩りの神殿も設置されていた事もあり、地球人狩りを専門にする戦士も多い。

　問題は、“狩猟者”の技術が流出する惧れがある事だ。
かつてある戦士の失態により、狩猟者の技術が地球人へ流出した事があった。
後に全てが贖われたものの、その過程において多くの同胞の命が失われた。
あの惨劇の再来だけは避けたい、というのが長老の意向であった。

　この長老との付き合いは古く、それだけに義理もあった。
長老に選ばれたという自負もあった。仕事に対する報酬も、実に魅力的であった。
そして何よりも、戦士は自身の生業を心から愛していた。
他にこの任務を行え得る者はおらず、長老の望みを果たす事が出来るのは自分しかいないのだ。
長老の依頼に対し、戦士は承諾した。

　戦士の名は“掃除屋”。その仕事は狩猟者の後始末。

　自室へ帰還した戦士は、早速仕事道具を準備し始めた。
胸当、腰当、左肩に背負う電源装置、両腕にはめる戦闘手甲、両脚を護る安全靴などの防具を順にとりつけてゆく。
儀礼甲冑とは異なり、愛用してきたこれらの防具達は瑕だらけでお世辞にも端麗とは言い難かった。
戦士には白銀の儀礼甲冑よりも、共に歴戦を乗り越えてきた装具の方が美しいと思える。

　これら通常の装備に加え、肩にかける弾薬帯、“鞭”、左腕を覆う特殊鋼の甲冑、そして右肩から提げる“清掃箱”を身につける。
特に、検査装置と装備収納容器が一体となったこの“清掃箱”を持つ者は、母星でも殆どいない。
数多いる戦士の中でも、この“掃除屋”は特別なのだ。

　最後に、素顔を隠す鋼鉄の仮面をはめる。
電源装置に附属した大気変換装置が作動し、戦士の身体へ気体を送り込む。
特別調合された大気は戦士の体内を循環し、狩猟者の運動能力を最大限に引き出す。

　出発準備完了。清掃艇へと乗り込み、発進させる掃除屋。
すべき事は済ませた。あとは到着まで眠るのみだった。
何しろ、休暇をとっていたところを叩き起こされたのだ。
これからの激務を考えれば到着まで何をしようと勝手だろう。何人たりとも責めまい。
そんな暢気な事を考えながら、掃除屋は眠りに就いた。

今日はここまで。。。

>>454
投下乙です、お待ちしてました。
このｓｓは未来の話ってことだな。

>454
乙です
設定も細かく、読ませる文章ですね
楽しみが１つ増えました

今ホットのマサフミフィギュア見てて思ったんだが・・・
腰に下げてる木炭みたいなのは何だ？

非常食

マサフミ「炭うめぇwwwwwww」
って、そんな馬鹿なwwwww

http://gban.jp/i/1r9wbuc

リボルテックでプレデターが出るのはいつになるのだろう。。。

↓また投下

　数日にわたる航海の末、その小型艇は目的地へと到着した。
　“清掃艇”本船から射出された揚陸艇は弾丸の如き速さで着弾し、錆びついた砂漠の砂塵を舞い上げた。
出来うる限り静謐な着陸をしたかったのだが、どうも無理らしい。
もっとも、その着陸とて、昨日からの砂嵐で全く目立たなかったのだけれど。

　赤錆びで染められた赤の世界の中、その影は姿を現した。
掃除屋だ。その姿は“光学迷彩”の機能で光の歪みの中に紛れていた。
　掃除屋は左腕の“操作盤”を叩き、装備の微調整を行う。
仮面に内蔵された視覚設定が切り替わり、着陸前に撮影した衛星画像を映し出す。
掃除屋は小型艇からの信号を辿りながら、衛星画像を地図代わりに足早に歩き始めた。
　衛星軌道上の“清掃艇”は完璧に隠匿しており、揚陸艇も万一の際は自己消去するように設定してある。
掃除屋の侵入が発覚する惧れはまず無いと言っていい。

　今案ずるべきは、惑星への汚染の度合いだった。
同胞による最新の調査では、地球人が入植しているらしい事が判明している。
掃除屋は長年の経験で、地球人というものがひ弱な種族である事、そして非常に強欲な事を知っていた。
あの種族が蟲と遭遇すれば最悪の事態も想定される。

　狩猟者達には護らねばならない掟がある。
狩猟者の不始末の為に、他の種族へ無用な損害を与えてはならない。
他の種族の中に狩人の技術を流出させてはならない。

　蟲と狩猟者達との出会いは何時の事なのかは誰にもわからない。
伝説によれば二種族の争いは拡大し、ともども絶滅寸前へと追い詰められかけたという。
　そんな二種族の争いにおいて、ある妥協が図られた。
狩猟者達は蟲を狩る事で若い戦士の力量を測り、蟲は狩猟者に飼われる事で種の存続を図る。
寄らず離れずという絶妙な均衡を保ちながら、狩る者狩られる者の関係を長い間続けてきた。

　だが、稀に均衡が崩れる事もある。
たとえば、本来狩り尽くされるはずの蟲が儀式から脱獄した場合。
若い戦士達が敗北し、さらに自爆をもってしても蟲どもを殲滅出来なかった場合。
狩猟者の技術が他の種族へと流出する恐れがある場合。

　そのような時“掃除屋”に招集がかかる。
　Bad　bloods　　 　 　BLOODED
“悪血の餓鬼ども”、“ヒヨっ子ども”には勤まらない過酷な任務。
　　　　　　　　 HORNOURED
派遣されるのは“名誉職”のみ。
　培われた経験を基にありとあらゆる手を用い、隠密のうちに蟲どもを殲滅する。
築き上げられた輝かしい実績は生きた伝説として語られ、若い戦士達の尊敬を受ける事もある。
しかし、そんな事はどうでもよかった。
蟲との闘いこそが至上の悦びであった。蟲こそが好敵手であった。蟲こそが人生の友であった。

　掃除屋の仕事。それは一族の不祥事の後始末。

　小型艇の信号は、あの建物の中から発信されているらしい。
不時着した惑星からこの星まで運び込んだのだろう。
地球人にしてはやたら仕事が速い。いや、こちらが遅すぎたのか。
　高圧電流の流れる金網、深い濠、そして施設全体を包み込む鋼鉄の壁の三重構造で守られているその施設は、この惑星における地球人の最重要拠点らしい。
橋が掛かっていなかったが、狩猟者の脚力を以ってすれば、この程度の溝を飛び越えるなど造作もない。
金網をすり抜け、濠を飛び越し、掃除屋は門の前に立った。

今宵はここまで。。。

>>455-456
読んでくれてありがとう。
しばらくのお付き合いよろしくお願いします

>>465
おおっ、乙です。
面白くなってきたぜ〜

いいよー掃除屋いいよー。
頑張って頼むぜ！

　最後、半球状の壁だけが残った。
要塞へ入るにはこの鋼鉄の扉を通過する必要があるらしい。掃除屋は立ち止まる。

　小型の機関砲が２基設置されていた。
狩猟者でなければ見逃してしまいそうな位置にある。
なるほど。掃除屋は理解した。“歩哨”というわけか。
下手に接近すれば体に風穴を空けられてしまう。
監視装置で門を通過する者の姿を確認し、歩哨を解除して門を開く仕組みなのだろう。

　掃除屋は機関砲から距離を置き、電磁砲を起動した。

左肩の銃身が首をもたげ、掃除屋の視線の先にある地球人の兵器へと照準を合わせ、火を噴く。
銃口から放たれた雷の矢が機関砲の基部を射抜き、機能を停止させる。
続けて、もう１基の機関砲も撃ち抜く。火花を散らし首を垂れる機関砲。
２基の歩哨は破壊された。

　歩哨砲は２基だけのようだが、他にどのような障害が仕掛けられているかわからない。
殊に、かの掃除屋は思慮深く、狡猾で、慎重だった。
門を通過した後、光学迷彩を展開しながら掃除屋は侵入口を探した。
開いている通気口を見つけ出し、掃除屋はその小柄な身体を滑り込ませた。

　侵入した基地内で掃除屋がまず見たのは、地球人の屍骸であった。
表の歩哨や城壁は殆ど役に立たなかったらしい。大量の血痕や破壊痕など、殺戮の痕跡が見受けられた。
蟲の体液による腐食痕も見受けられる。
蟲を幾らか消耗させたようだが、所詮は地球人。蟲どもを殲滅できるはずがない。
あるものは胴体を裂かれ、あるものは額を打ち砕かれ、またあるものは首をもぎとられて死んでいた。
どう考えてもこれは幼虫の殺し方ではない。“汚染”は既に開始してしまったというわけだ。

　それもまた、望むところだ。これから待ち受ける狩りの喜びに、掃除屋の心は震えた。

今宵はここまで。。。

>>471
今日も乙です。いよいよ戦闘開始か・・・！？

乙です。
クリーナーが小柄なのは自分で体型を変えるからなのだろうか。

　見つけた。
地球人のそれよりも遥かに進んだその小型艇は、基地内の倉庫の一つに安置されていた。
墜落の際に岩山にでも接触したのだろう。推進装置の一部が欠損し、小型艇の流線型は見事に崩れていた。
地球人どもはそれらの部品を一つ残らず回収していたらしい。脇には、分解した推進装置の残骸が山に積まれている。
　小型艇のハッチは開き放たれていた。墜落の衝撃で開いたのか、地球人どもが強引にこじ開けたのかは判らない。
掃除屋は艇内へと潜り込み、現場検証を開始した。

ウルフは隻眼、大柄、細身、中年、
パワータイプじゃなくて技巧派という設定だったから、
違うクリーナーなんでしょ

　検証するまでも無かったようだ。
保管されていたありとあらゆる装置が散乱し、蟲を捕らえていたはずの水槽の幾つかは既に運び出されていた。
各所に焼け焦げがあるのは、乗組員達が電磁砲を乱射した為だろうか。
そこに地球人どもの原始的な研究機材も運び込まれ、何が何やらよく判りづらい状態になっている。
これでは乗組員の命も絶望的だ。苦痛なく死んでいればよいのだけれど。

　航海記録を確認したところ、乗組員は儀式を終えたばかりの青年ばかりだった。
長老から聞かされた乗組員の数は３人だったが、内１人が儀式の途中で自決した為、墜落時は２人しか乗っていなかったようである。
迂闊にも蟲の成虫の侵入を許してしまったのだろうか。それならば、防疫装置が作動しないはずがないのだが。
あるいは、蟲の“女王”を捕らえ、小型艇で持ち帰ろうとしていたのかも知れない。
無論そのような事は御法度だが、若い戦士はしばしば掟を無視し過ちを犯す。

掃除屋は自らの苦い経験を思い出した。あまりいい話ではない。

　艇内を暫し探査したものの、結局青年戦士の遺体を発見できなかった。
貪欲な地球人どもが運び出してしまったのだろう。
青年戦士の操作盤の信号を追うのは簡単だが、このままでは蟲どもの掃討は不可能だ。

　ここから先は“追跡装置”が必要か。
掃除屋は“清掃箱”を起動し、破壊された培養槽装置から蟲どもの粘液を採取した。
蟲の粘液に含まれる成分は各個体によって異なり、詳しく分析する事で蟲の個体情報から成長形態、健康状態までも調べる事が出来る。
　掃除屋の追跡装置はこの粘液の性質を応用したものである。
粘液の個体情報を操作盤に記録することで、視覚補正装置を内蔵した仮面が蟲どもの姿を光点として映し出す。

すなわち、逃亡した女王や蟲の幼虫どもを地の果てまで追う事が可能だという事だ。

　続いて、掃除屋は弾薬帯から“殺虫剤”を１つだけ外した。
隠滅しにくい巨大な証拠を完全に抹消する為の小型爆弾。
完璧主義者たる掃除屋の仕事道具の１つである。
右手の中の殺虫剤は、液晶を点滅させながら持主からの命令を待っていた。

　現場検証を終えた以上、ここにはもう用は無かった。
殺虫剤の起爆時刻を設定し、掃除屋は小型艇をあとにした。

　数分後、小型艇に設置された殺虫剤が光り輝き、小さな火の玉へと変貌した。
小さかった火の玉は徐々に膨らみ、やがて小型艇とその周辺を飲み込んだ。
倉庫内の空気が熱膨張を起こし、圧力と高温に耐えられなくなった倉庫はやがて破裂した。

破裂音の後、膨れ上がった火の玉はやがて収束し、徐々に消滅してゆく。
倉庫に異星人の痕跡は何一つ残らなかった。
半径数メートルに渡って床を半球状に抉る、巨大な焼け痕を除いて。

今宵はここまで。。。

>>475
ウルフを参考にはしていますが、全くの別人です。

>>479
乙です。

このクリーナー、案外ワタナベの将来だったりして

乙です。
ワタナベの将来かｗ
成長したもんだｗ


今シグルイの原作小説を読んでいるんだけど、真剣試合が凄まじい。
二人の刃と刃が打つかって刀は折れてしまうのだけれど、そのまま肩からぶつかり合って折れた刀を腹に根元まで刺し込み、両剣士立ったまま絶命。とか。

綺麗な人に傷つけられる事で快感を得てしまう顔から脚まで傷だらけな剣士とか

規制長いよ、誰よ馬鹿やったの。
ともあれ、乙。
ろくに乙も出来ない状況だけど、楽しみにしてるよ。

　地球人は強欲な種族である。
連中が青年戦士の遺体を発見したなら、彼らの装具も回収しているはず。
掃除屋は青年戦士の操作盤からの信号を追跡する事にした。

　途中、またもや地球人の屍骸を見つけた。
それも単なる屍骸ではない。蟲どもが苗床として利用したわけでもない。
　その屍骸は逆さに吊り下げられ、全身の皮膚が剥ぎとられていた。
散々打ちのめされて動けなくなったところを、生きたまま剥ぎ取られたのだ。
宙吊りにされた肢体から滴った鮮血は酸化して黒く濁り、この惑星の大地を思わせる色へ変色していた。

　到着前に小型艇が発見される事は予想していたが、地球人の皮剥ぎ屍骸に出くわすとは想定の範囲外であった。
確かに皮剥ぎの儀式は狩猟者達の慣習ではあるが、製作者は艇内にいた青年達ではないだろう。
その足を固定している樹脂状の分泌物(掃除屋はこの分泌物を“蟲脂”と呼んでいる)が何よりの証拠である。
艇内に潜んでいた蟲の成虫の仕業に違いなかった。
　ひたすら蟲を狩り続けてきた掃除屋だったが、蟲も皮剥ぎの儀式を行うとは知らなかった。
精密作業が苦手と云われる蟲にしては、これまた見事な出来映えだ。
しかし、何の為に？

　掃除屋は、蟲の仕事に見とれている自分に気がついた。
鑑賞する前にすべき事がある。
我に帰った掃除屋は信号の発信源を求め、地球の言語で“研究棟Ｂ棟”と書かれた部屋へと入った。

　ここは、地球人どもが珍しいものを弄繰り回す為の施設らしい。
蟲の幼虫を保存しておく為の培養水槽にも似た、硝子で出来た管状の装置がいくつもある。
几帳面に陳列された装置の中には、何かの生き物の奇形のようなものが浮かんでいる。
机が並び、その上には切り刻まれた生き物の骸やら手術器具やらがそのまま放置されていた。

　生体兵器か。地球人には過ぎたオモチャだ。
火遊びも過ぎれば火傷するばかりだというのが理解出来ていないらしい。

　狩猟者達の儀式にも用いられる蟲の源流は、ある野心的な種族が惑星間戦争の為に作り出した兵器だった、と云われている。
“云われている”というのは、今現在正確なところを知る者がいないという事だ。
伝承が真実なら、全宇宙に覇権を誇ったかの種族は滅亡し、完全生命体誕生の秘密は葬り去られた。
それは自身の栄華に驕りたかぶり、生命を玩んだ報いだったのだろう。


　管の行列は途中から破壊されていた。
いずれも凄まじい力で叩き壊されており、まるで何かが内側から突き破ったかのようであった。
その内の１本の前で掃除屋は足を止めた。破壊された硝子管から垂れている液体に右手で触れ、調べる。
液体には粘性があり、この惑星の乾いた空気に触れて少し乾燥し始めていた。
視覚装置を切り替え、小型艇で採取した蟲のDNAと照合する掃除屋。
　思った通りだ。薄まっているものの、あの“女王”の系統に間違いない。
硝子管で捕らえていたのは、あの出来損ないばかりではなかったようだ。
地球人どもめ、蟲にまで手をつけるとは。

　予想してはいた事とは言え、言い知れぬ嫌悪感に胸を突かれた。
狩猟者達ですら蟲に対して一定以上の改造は施さないというのに。
掃除屋は地球人の罪業に目を背け、再び歩き出した。

　その扉には、地球人の言語で“処置室”と書かれていた。
青年戦士の救難信号はここから発信されている。
最初は何を意味するのかわからなかったが、先程の切り刻まれた生物の屍骸や、硝子の管を思い出した。
　掃除屋は扉を蹴破り、室内へと突入した。
それは、掃除屋の想像を遥かに超えていた惨状であった。

　部屋は意外と広く、手前には手術台が置かれ、奥には巨大な硝子管が立っている。
何気なく硝子管を覗き込む掃除屋。

　濁った液体の中、見覚えのあるものが現れた。

　青年戦士の顔だった。表情は苦痛に歪んでいる。
その目が見ているものは死の直前の恐怖か、あるいは生き地獄だろうか。
戦士の遺体は無惨にも、全身の皮を剥ぎとられていた。

　今際の際に操作盤で救いの手を求めたのだろう。
遺体の傍らに並べられた装具の山の中で、彼のものと思しき操作盤がむなしく救難信号を発信し続けていた。

今宵はここまで。

乙です。
処置室の皮剥ぎ遺体は”何か”がやって
硝子管の頭は人間がやったってのであってるよね？

　掃除屋は装具の山から破損著しい仮面をとり、水槽から引きずり出した青年戦士の顔へと返却した。
鮮血の頃は蛍光色を帯びている狩猟者の血も酸化し、濁った緑色に変わっている。
青年達の亡骸の状態からして、かなり時間が経過しているらしい。
墜落後に生きたまま皮を剥がれたというより、墜落時には既に死亡していたと考える方が妥当だ。
加害者は先ほどの見事な造形品の作者に他ならなかった。地球人はただ回収しただけだろう。

　儀式を迎えたばかりの自信過剰な青年達とはいえ、名誉ある死を迎えるべきであった。
それは決して、このような惨たらしい死に様ではないはずだ。
掃除屋は遺体の前に跪き、怒りに打ち震えた。

　必ず、仇はとってやる。
掃除屋は死者に、いや、自身の誇りに誓った。

　掃除屋は青年の装具から、いくつかの装備を借り受ける事にした。
　まずは“電磁砲”。砲身自体に照準装置が内蔵された最新型である。
自身の右肩装具の回路をつなぎ替え、操作盤の設定を書き換え、右肩の装具に電磁砲を増設する。
両肩の電磁砲は掃除屋の意のままに動き、赤い三点の照準光は狙った獲物を逃さない。
　腕に取り付ける“三日月刀”は、左腕の装具に接続し、刃が伸縮する事を確認した。
業物と見た。蟲どもの外殻も軽々と引き裂けるに違いない。
　“矛”と“手裏剣”は……やめておこう。経験上、紛失する事が多い装具だ。
“矛”はともかく、“手裏剣”の技術は地球人にはまだ早い。回収される可能性は出来うる限り排除したかった。
各種装備を追加した掃除屋は、全身に武器を備えた最強兵器と化した。

　さて、掃除に取り掛かろう。
　掃除屋は、さっきまで救命信号を挙げ続けていた青年戦士の遺品に眼をやった。
救難信号発信機構が動作するのなら、自爆機能も生きているかもしれない。
掃除屋としては、可能ならば“殺虫剤”の消費は最小限に抑えたいところである。
それに青年達も、掃除屋の消去爆弾などではなく自身の装具で消滅したいと望むだろう。
狩るべき獲物に命を奪われるならいっそ自ら命を絶つ。それが狩猟者の流儀であり誇りなのだから。

　掃除屋が左腕の装具と青年戦士の操作盤を接続した。
すると、救命信号の悲鳴を挙げる以外の機能を停止していた操作盤の液晶が甦った。
他の装備と同様、掃除屋の操作盤もまた特別製である。他者の操作盤に干渉し、自爆装置を展開させる事が出来るのだ。
今や持ち主の亡い操作盤の自爆装置は、電子音で消滅までの残り時間を唄い始めた。

　掃除屋は“処置室”から脱出し、爆風圏外へと全速力で疾走した。
その背後で閃光が迸り、忌まわしき死者達を納めた鋼鉄の棺桶は完全に消滅した。

　蟲どもの生態は複雑怪奇である。
卵にも似た楕円形の“種子”が発生し、内部に幼虫を作り出す。
種子の中の“幼虫”は大気の流動に反応して覚醒、獲物の体内に胎児を植えつける。
植えつけられた蟲の“胎児”は頃合を見計らって宿主の肉を食い破り、成虫へと変化を遂げる。
“成虫”はさらに数回の脱皮を経て成熟し、殺戮と寄生を繰り返しながら増殖してゆく。
一定の数になると相変異を起こし、獲物を捕らえる為に効率のよい巣を作り始める。
巣は元からある構造物や地形を利用して作り上げられ、“蟲脂”で補強、そして宿主で飾りつけて完成。

　問題は雑兵ではない。今回は“女王”がいる。
巣の奥深くで種子を量産し、蟲の頂点に君臨する強大な個体。それが女王だ。
群れの統率者たる女王を護る為であれば、蟲の成虫どもはどんな犠牲でも払う。
１体ずつ始末していたのでは手が足りない。何しろ蟲どもは女王がいる限り幾らでも殖えるのだ。

　掃除屋には経験で、誕生したての蟲の成虫どもがどのような行動をとるか手に取るように判る。
奴らはその細長い脳に詰め込まれた命令に従って、女王の潜むところへと向かっていくだろう。
そこが狙い目だ。女王がいる場所に蟲どもは集まる。

　“戦場にようこそ！”
掃除屋はふと昔の事を思い出し、苦笑した。そう、今度は戦争だ。

今宵はここまで。。。

乙です！
なんか要所要所にエイリアンの小ネタも絡んでて、見ててゾクゾクしてきたｗｗ

今度は戦争ダー!!＼(^O^)／

　蟲どもの巣穴は、瓦礫や鉄材を利用してかなり巧妙に偽装されていた。
蟲どもにしては上出来な知恵だが、“掃除屋”の慣れた目を誤魔化す事は出来ない。
掃除屋は巣の入口を破り、堂々と巣穴へ侵入する。
小細工は無用だ。蟲どもは外敵が巣へ接近している事実を既に察しているに違いない。
　もとは地球人達の下水道だったそれは、かつてないほどの大改築を施されていた。
壁や天井の至る所が蟲脂による奇怪な彫刻で覆われ、さらに地球人の宿主が飾られている。
どれもこれも人体構造を全く無視した斬新な飾り付けだが、その表情が苦悶に歪み、内側から胸郭を破られている事だけは共通していた。
過度に暗く、過度に湿って、過度に暑い。いかにも蟲どもが好みそうな場所だった。
　至るところを流れる汚水の為、光学迷彩は使えない。元より使う気もなかった。
異様な臭気と熱気の中、掃除屋は姿を現したまま進んでいく。

　巣の侵入者をまず出迎えたのは、２体の蟲の成虫であった。
細長い頭部、蒸気を吐く二対の背角、黒光りする外骨格、長い四肢、のたくる尾とその先端に備わる鋭い毒針。
全身から透き通った粘液を滴らせ、目のない顔を掃除屋へと向ける蟲ども。
地球人を宿主とした場合の平均的な蟲の成虫である。

　粘液と汚水に塗れた蟲どもの額に、赤い三点の光が走った。
狙いを定めた両肩の電磁砲が吼え、左の蟲の頭部と、右の蟲の胴をほぼ同時に消し飛ばす。
電磁砲は蟲の外殻だろうが人間の歩哨砲であろうが、狙ったものは必ず爆砕する。
まさに必殺の兵器。

　続いて天井に潜んでいた蟲の幼虫が迫った。
掃除屋は即座に“三日月刀”を展開した。
左腕の装具から１枚の長い刃が擦過音とともに飛び出し、青年戦士の刃が煌いた。
左右４本の指を持つ幼虫の胴に長い刃が斬り込み、粘液と体液を撒き散らしながら真っ二つに切り殺した。
蟲の“酸の血液”が壁を犯し、混凝土の肉を冒して黒い鉄骨をむき出しにする。

　もう１体の蟲が水中から飛び出した。
掃除屋は左手でそいつの喉笛を抑え、壁に押し付ける。
粘性のある涎を吐きかけながら、掃除屋の左腕に爪を立てる蟲。
　突然、蟲の顎から鋼鉄をも射抜く一撃が発射された。
蟲の“舌”。蟲の第２の口吻が仮面の頬を削り取り、鋭い牙が空を噛んだ。
まともに食らえば狩猟者の顔面とて無事では済まない。
　暴れる蟲の額を赤い照準光が舐め、左肩の電磁砲が強烈な閃光をお見舞いした。
首から上を失った蟲の体は崩れ落ち、汚水の中へと沈む。

　鮮やかで馴れた手並みだ。先を急ぎながら、だが確実に仕留めてゆく。
掃除屋はついに奥の院へと到着した。

今日はここまで。。。

そうだageてみよう。

乙です。掃除屋スマートだな。


これはAVP2のパラレルワールドって感じか？

　遺伝子改造が施された蟲の成長はすこぶる早い。
背丈は既に数メートルに達しているはずであったが、その巨体は狭い通路の中で綺麗に収まっていた。
部屋の隙間を埋める巨大な卵嚢が脈を打ちながら床一面に蟲の種子を産み続ける。

　鋭い爪を備えた４本の腕と、体を支える為の強靭な２本の脚は、産卵管と胴体の隙間に折り畳まれている。
岩をも砕き、鋼鉄をも貫く凶暴な尾は産卵管の上に収納されているらしい。
３対の背角が蟲脂による支柱に接続され、その巨体を天井へと固定していた。
その身体は蟲脂の装飾と混ざり合い、生体と巣の区分がわからぬ生体機械の様相を醸している。
平坦に広がる巨大な頭冠から顎が滑り出で、厳つい牙の隙間から身の毛もよだつ唸り声が漏れた。

　“女王”の目覚めだ。
４本の腕を伸ばし、尾の毒針を構え、迎撃の態勢をとる女王。
巨大な生体機械の女王は掃除屋を敵と認識していた。

　”種子”の１つが嫌らしい音を立てて花弁を開いた。
中で眠っていた蟲の幼虫が覚醒し、新たなる生贄に飛びかからんと指の屈伸を始める。

　掃除屋の仕事が始まった。両肩の電磁砲が火を噴く。

放たれた雷光は掃除屋に飛びかかろうとした幼虫を射抜き、焼き殺した。
火の玉と化した幼虫はのた打ち回り、陳列されていた種子の群れへと飛びこんだ。
可燃性の種子に引火し、女王の王室は一瞬にして火の海と化す。
　炎が広がり、本能的に火を畏れる蟲の女王は絶叫した。
続けてその下半身から伸びた巨大な体外子宮へ電磁砲を放つ掃除屋。
膨れ上がった女王の産卵管で雷光が炸裂し、その傷口から猛毒の羊水や未成熟の種子が溢れ出た。

　我が子が殺された怒りと火炎への恐怖で狂乱し、４本の腕を振り回す女王。
しかし玉座の拘束は女王に怒号を挙げる事しか許さない。

　止めの一撃を与えようと、女王へと照準をあわせた時だった。
掃除屋の背後で水飛沫が撥ねた。

　一撃を背部に受け、そして掃除屋は壁に叩きつけられた。
咄嗟に受身を取らなければ掃除屋とて即死していただろう、強力な尾の一撃だった。
電磁砲の照準が僅かにずれ、放たれた雷光は女王ではなく、女王を固定していた玉座を射抜く事になった。
激突した衝撃で壁が砕け、掃除屋は壁の向こう側の通路へと叩き込まれた。
いつの間に背後へ廻られたのだろう。
いや、そもそも蟲の雑兵に分厚い混凝土を粉砕する力は無いはずだ。

　蟲どもの奥の院で何かが崩落する音が響く。
それは、女王が玉座の拘束から解き放たれ、天井を打ち砕いた音だった。
外敵のことなど意にも介さず、蟲の兵隊達は女王の後を追って脱出し始める。
巣を棄てるつもりなのだ。

　たった一撃で形勢を逆転されてしまった。
蟲の群れを追跡しようとした掃除屋は、自身が“巨大な影”と向き合っている事に気がついた。
目を凝らさなければ決して見えない僅かな光の歪み。
電磁砲も視覚装置も反応しないが、眼前に何かがいる。

　銀色の牙を持つそいつは不敵に笑い、女王が砕いた天井の穴から這い逃げた。

　逃がしてなるか！
　掃除屋の左手が変形し、肘の部分から高圧の蒸気を噴射した。
掃除屋の身体が抑え込まれたばねのように跳ね、穿孔器状に変形した左腕が天井を突き上げる。
蒸気の噴射が跳躍力を補強し、分厚い混凝土の障壁を粉砕、掃除屋の身軽な身体は地上へと躍り出た。

　地球人の居住区へと上がった掃除屋だったが、素早い蟲どもの多くは既に姿を晦ましていた。
視界を望遠に切り替える事でかろうじて蟲どもの姿を捉えたものの、この距離では流石の電磁砲でも射程範囲外である。

　獲物に逃げられた屈辱と、僅かな隙を突かれた己への怒り。
激怒のあまり、掃除屋は吼えた。

今宵はここまで。

>>503
パラレルワールドというより、まんま焼き直しです。
細部が違うだけで、全く同じ展開になります。

本作は他の方の日記とは直接のつながりはありません。
この“掃除屋”はタケダクランとは別のクランの依頼で動いている、タケダクラン外のプレデターです。
タケダクランとは縁も所縁も無い赤の他人。
年代設定は『エイリアン４』のちょっと前ぐらい、舞台も惑星アケロンに似ているだけで何の関係も無い惑星です。

先に書いておくべきだったのですが、書かんでもわかるだろうと自分の筆力に自惚れておりました。ごめんなさい。


あと、なんだか酷く期待を裏切ってしまったようでごめんなさい。
ダメだったらダメと仰ってください。貼るの辞めます。

　そういうことは言っちゃいかんよ。堂々と書きな。
「ｵﾏｲﾗの期待裏切ったるぜぇ！良い方向にな！」位に行っちゃえ！

そうだそうだ。
どんな作品書こうとその人の自由なんだからさ。

俺は楽しませてもらってるよ。

漏れも見ててすっごい楽しいよー＼(^O^)／
早く続きが読みたい！

一晩空けて>>509読み返したらますます自己嫌悪
こんなところで構って光線ぶっ放してどうするんだ
バカか俺は

>>510-512
ありがとう
俺頑張るよ


というわけで今日も懲りずに貼ります↓

　獲り逃した蟲どもを追跡していた掃除屋は、不意の物音を聞いた。
すぐさま追跡を中断し、素早く身を隠す。足音から判断するに、数は６体。
蟲にしては聊か不用心過ぎる。恐らく地球人だろう。
消すべきか、否か。掃除屋は慎重に観察する。

　６体の地球人は、四方に目を配りながら進んでいた。
蟲どもの襲撃を目の当たりにし、逃走経路を探して彷徨している最中のようだ。
戦意の無い者の邪魔をするつもりはなかった。
それに、無用な殺戮でこちらの正体が露見するのは好ましくない。
掃除屋は地球人達の通過を待った。

　が、地球人の１体がポケットから取り出した物を見て、掃除屋は目を見開いた。
ただ逃げるだけでなく、あろう事か狩猟者の装具を持ち出すつもりだったらしい。
　それは青年戦士のものだ。お前達盗人が気軽に触って良いものではない！
掃除屋は激昂し、発砲した。

　青年戦士の装具を弄んでいた地球人の１体の頭が爆裂し、赤い液を撒き散らした。
　他の２体が銃を抜こうとするが、より早く掃除屋が接近し、１体を“鉄爪”で突き上げる。
右手甲から飛び出した鋼鉄の爪がその胸を刺し貫き、地球人の胴体が宙に浮き上がった。
何が起こったのか理解出来ない地球人は、口から赤い泡を噴きながら絶命した。
だらしなく手足をぶら下げた地球人の身体を放り捨て、残る１体へと歩み寄る掃除屋。

　残された１体は自棄を起こし、意味の判らない事を喚きたてながら拳銃を撃った。
眼前の姿のはっきりしない怪物の恐怖を前に、拳銃を持つ手が震え、その狙いは全く定まっていない。
　ついにまぐれの一発が掃除屋の左肩に命中、迷彩に干渉した。
身体の表面に青白い光が走り、掃除屋の身体が一瞬現れる。
これだから光学迷彩という奴は。
怪物の姿を目にしてしまった地球人は恐怖の余り発狂し、ひたすら拳銃を撃ち続けた。
　素早く接近した掃除屋は地球人の手から拳銃をもぎ取り、その握力で握り潰した。
身を竦めた地球人の喉を掴み上げ、掃除屋は掌に力を込める。
首の骨が加圧に耐えきれずに砕けた。

　掃除屋は落ちていた青年戦士の装具、“手裏剣”を回収した。
便利な武器だが、以前使っていたものを紛失して以来持ち歩いた事はなかった。
試しに片手で一振りすると、丸い本体から６枚の金属製の刃が飛び出す。
どうやら使用に堪える状態らしい。
軽く動作確認を終え、掃除屋はその強力な新兵器を腰帯に下げる。

３体ばかり逃したようだが、戦闘意欲のない獲物を深追いするつもりはない。
あとは貪欲な蟲どもが片をつけてくれるだろう。

今宵はここまで。
お言葉に甘えまして、もうしばしのお付き合いをお願いいたします。

>>517
乙です。続き貼ってくれて嬉しいぜいっ
最後まで楽しませてもらうよ

人間の交尾シーンははずせんな・・・

>>518
ありがとう。
もう逃げません。

>>519
その、なんかすいません



漢は黙って(ｒｙ　↓

　蟲どもの行動の意図を汲みかねていた掃除屋は納得した。
地球人どもの匂いを嗅ぎつけた蟲どもは、新たな肉を求めてここまで遠征してきたのだろう。
無論予想外の事態ではあったが、これを利用しない手は無い。
殺戮の痕を“洗浄”し終え、掃除屋は“蜘蛛の巣”を仕掛ける事にした。

　右肩から降ろした清掃箱を開き、内蔵されていた機構を操作すると、“清掃箱”の脇から左右４対の鋼鉄の鉤爪が飛び出した。
甲殻生物の足にも似た８本の鉤爪は、天井の梁へとがっちり食い込み、その本体を固定する。
　餌は地球人。先ほど首をへし折った屍骸を使用する事にした。
細かい刃のついた鋼線を巻き付け、その一端を“蜘蛛”に接続し、吊り上げる。
掃除屋は左腕の装具で遠隔操作し、発射角と鋼線の長さ、感度を調節した。
　御馳走にありつこうと蟲が餌にしゃぶりついた途端、速乾性の強力な粘着液が噴射される仕掛けだ。
並の蟲であれば、ほぼ一撃で行動不能に出来る。

　建物の内部を蠢く蟲どもの微かな爪音を聞き取った。
すぐさま光学迷彩を起動し物陰へと潜む掃除屋。
相手は２体だと視覚装置は告げている。
しかし、狩猟者の研ぎ澄まされた勘は敏感に、そ い つ を感知していた。

　もう１体いる。それも一回りも二回りも巨大な奴が。

　蟲の三下達が偉大なものに対して臣下の礼をとり、引き下がる。
己の主へ好物の一口目を譲ろうというのだろうか。その姿は掃除屋の視覚には映らない。
視覚装置を切り替えてみても、あの２体の蟲以外に何も検知できないようだ。
掃除屋は下水道で出会ったあの黒い影を思い出していた。

　張り詰めた空気の中、やがて黒い影が餌に食らいつく。
吊り下げられた地球人の屍骸が引き千切れ、赤い体液を撒き散らした。

　掛かった！
鉄線の過負荷を感じ取った“蜘蛛の巣”が標的へ粘着液を噴射し始める。
黒い影は慌てて逃れようとするが、餌に巻きつけてあった鋼線の細かい刃が身体に絡みつく。
粘着液塗れになった黒い影はのた打ち回り、その巨体を床へ横たえた。速乾性の粘液が巨獣の動きを封じ込めてゆく。
　黒い影が粘着液と格闘している間に、掃除屋は２匹の蟲どもに狙いを定めた。
電磁砲に射抜かれた１匹の蟲の胴が破裂し、猛毒の体液で駆動していた内臓が弾け飛んだ。

　掃除屋は天井から飛び、もう１匹の眼前へと降りた。
怒りに燃える蟲が吼え、眼前の敵に食らいつこうと飛び掛る。
　掃除屋は腰の“手裏剣”を抜き、蟲へ目掛けて投げ放った。
本体から刃が展開し、高速回転しながら宙を舞う手裏剣。
不運にも蟲は円盤を胴で受けた。蟲の胴が真っ二つに裂け、掃除屋の目の前に墜落した。
蟲を両断した手裏剣は、掃除屋の元へ返ろうとしたが、反転しきれずに柱へと突き刺さる。

　掃除屋は手裏剣の事など構わず、上半身だけでもがく蟲を安全靴で踏みつけ、左手でその首を掴み、力任せにもぎ取った。
酸が吹き零れ、床を溶かして有毒な蒸気を生み出した。
　粘着液が完全に固まる頃には、既に掃除屋の狩りは終わっていた。

　あとはこいつだけだ。掃除屋は迷彩を解き、拘束されているその巨獣の前へと立った。
姿も見えず、得体も知れぬ不気味な変異体。
全身を粘着液に包み込まれているにも関わらず、怪物は微かに蠢いていた。
鉄爪で切り刻もうか。電磁砲で撃つのもよい。が、果たしてそれだけで死ぬだろうか。
急所がわからぬ以上、迂闊に手を出すべきではないだろう。
掃除屋は歯を鳴らしながら、慎重にこの怪物の処刑法を吟味していた。

数秒の思案の末、“洗浄薬”を流し込むのが最も確実な方法だろう、と結論した。
弾薬帯の腰の部分から、蒼い液体で満たされた強化硝子の容器を抜きとる。

　洗浄薬の威力は凄まじい。
“消去薬”の異名を持つこの液体は、使い手の皮膚すら冒す強力な有機物分解剤である。
少量降りかけるだけで、蟲どもや狩猟者の殺戮の痕を完全に分解、跡形も無く消し去る洗浄薬。
洗浄薬は掃除屋という職を象徴する装具だ。
洗浄薬を持つ事が許されるのは掃除屋だけ、という事からもそれは明らかである。
　掃除屋は三日月刀を展開し、洗浄薬の栓に指をかけた。

　その時、予期していなかった事が起こった。
掃除屋は、粘着液の隙間から漏れていた僅かな湯気に気づかなかった。

粘着液が怪物の皮を薄く剥き取り、傷口から血が染み出していた。
体液は体表を伝って合金製の床板を溶かし、粘着液との接着面にも作用した。
もがいていた怪物は力任せに身体を突き上げ、脆くなった床板から粘着液を剥ぎ取った。

　固まりきった粘着液の繭の表面が割れ、怪物は立ち上がった。
破片が辺りに飛散し、完璧だったはずの“蜘蛛の巣”が破られた。

　あまりの事に、掃除屋は身を竦めた。
無理も無かった。数々の戦歴の中でも、“蜘蛛の巣”から逃れた蟲は１体もいなかったのだから。
蟲の進化に追いぬかれた、掃除屋の敗北であった。

　身の毛もよだつ咆哮で掃除屋は我に帰ったが、少し出遅れた。
気づいた頃には、怪物が掃除屋へ突進していた。掃除屋は咄嗟に左へ飛び退く。
洗浄薬の容器が掃除屋の手から弾き飛ばされ、部屋の隅へと転がっていった。

　頭突きをかわされ、怪物は掃除屋に２度目の頭突きを加えた。
今度は掃除屋も打たれるばかりではなかった。
掃除屋は怪物の巨大な頭部に左腕の三日月刀を突き立て、組み付く。
三日月刀の傷口から酸の体液が飛び散ったが、怪物は怯まなかった。
傷は浅い上に急所を逸れており、致命傷には全く及んでいなかった。

　黒い影は掃除屋を振り落とそうと頭を振り回し、壁に打ちつけ始めた。
その間掃除屋は右手の鉄爪を打ち付けていたが、相手の硬い外殻にまるで刃が立たない。
なんという石頭であろうか。
　飛び散る強酸に壁が腐食され、配電装置が露出した。漏電が発生し、火花の雨を降らす。
火を検知した室内の消火装置が作動し、消火用の薬剤を散布した。

　相手の頭部に突き立てた左腕が不穏な感触を受けた。
不穏な感触はやがて金属の悲鳴に変わった。嫌な予感がした。

　幾度も強烈な衝撃を受けた三日月刀がへし折れた。
固定を失い、部屋の隅へと投げ出される掃除屋。
度重なる衝撃で、壁に埋め込まれた管が破裂し、天井の割れ目から大量の水が噴き出した。
透き通る水と白い消火剤が混ざり合い、濁った幕が掃除屋を覆う。

　薄白い水の幕の合間から、巨大な敵は掃除屋を見つめていた。
顔を染め上げる粘着液が燐光を放っていたが、細かな造詣ははっきりしない。
　掃除屋は怪物の額を撃ち抜こうとして、初めて両肩の電磁砲が破損している事に気づいた。
黒い影の攻撃で疲弊し、噴き出しつづける水が、とうとう電磁砲に止めをさしてしまったらしい。
くそったれめ。

しえん

　……見えていない？

　どうしたというのだろう。
好機にも関わらず、敵は掃除屋の顔を睨むばかりで攻撃しようとしない。
怪物の頭部から伸びた触手が周囲を探るように部屋中を嗅ぎまわっているものの、掃除屋に対しては触れようともしない。

　狩猟者達の視覚には、ある種の波長の光しか見えないという弱点がある。
体温のある獲物を狩るという点では長所にもなるが、獲物の体温を検知しづらい特殊な環境では命取りだ。
その弱点も、やがては経験による慣れや、仮面の視覚補正機能によって補われるものの、若年ではまだ熱を感じ取る事しか出来ない。
また、熟練であっても、その弱点が克服できずに命を落とす戦士もいる。
今噴射している薬剤が何なのかはわからないが、もしやそうした光を遮断する類いのものなのではなかろうか。

　掃除屋の脳裏にある考えが閃いた。
囚われていたはずの女王の脱走。青年戦士のむごたらしい死。皮を剥がれた地球人。見えない敵。
しかしそのような馬鹿な事があるはずがない。
いくら未熟な青年戦士とは言え、小型艇の防疫装置が何らかの警報を発さないはずがない。
いくら蟲どもが思いも寄らぬところへ潜む事を得手とするとはいえ、他の惑星に接近するまで艇内に潜む事など出来るはずがない。

　だが実際はどうであろう。掃除屋は眼前の現実に目をやった。
“黒い影”は眼前の獲物に気づかず、威嚇の声を漏らすばかりであった。
獲物の臭いを探っているのかもしれないが、距離が近過ぎる上に密室である為、正確な位置が上手く把握できないのだろうか。

　ついには苛立ったのか、巨大な尾で盲滅法に突き始めた。
一発一発は強力だったが、狙いがまるで出鱈目である為掃除屋にはかすりもしない。
壁が爆ぜ、砕けた石片が飛散した。

　怪物の動きが変わったのは唐突だった。
巨大な燐光の塊は、何か危険なものから慌てて逃れるかのように、暗闇の彼方へと姿を晦ましてゆく。
　突然逃走を始めた怪物を見ながら、掃除屋は初めて部屋の異臭に気づいた。
激しい闘いで、壁に埋め込まれていた管が断裂し、そこから可燃性の気体が漏れている。
さらに同じく切断され、壁から飛び出した電線から噴き出ている火花。
そこから導き出される答えはただ一つ。

　爆発だ！
咄嗟に掃除屋は身を屈めた。直後、部屋とその中の物が猛火に包み込まれた。

今宵はここまで。。。
ご支援いただきありがとうございました。。。

>>534
大量投下乙でした。

ウギャアアアア！掃除屋ピンチ

乙です！
緊張感のある戦闘描写がたまんないッス!!

乙
あ〜、青汁スプリンクラーに混ぜてみて〜

乙です。
戦闘がやばいぜ！


青汁スプリンクラーとか鬼畜すぎるｗ
青汁を噴射する武器とかどうなんだろ。
危なすぎるか

昔のイタリア軍になりかねないから止めた方が良いな

『青汁』って聞くと、「う〜んマズイ！もう一杯！！」のCMが浮かんでしまって困る


では投下↓

　環境への適応力や攻撃性はすこぶる高い蟲だが、その増殖には有機生命体の宿主が欠かせない。
“種子”は長期生存には適しているが、可燃性で非常に燃え易いという致命的な弱点を持つ。
“幼虫”は宿主に取り憑く事のみに特化した形態であり、特性を知っていれば駆除はさほど難しくはない。
宿主から脱皮した直後の“新生児”は脆弱で、外敵に対しあまりに無防備だ。

　このように巣の外における蟲の生存率は低く、成熟したとしても“女王”以外の個体は全て使い捨ての雑兵に過ぎない。
蟲どもの平均寿命は短い。長期生存する例は稀だ。

　しかし孤立した環境である場合や、女王に選ばれた特別な個体では、これに限らない。
かくして長期生存を果たした個体には“α化”と呼ばれる現象が起こり、体内へ幾つかの化学物質が分泌される。
α化により蟲の身体は更なる変態を促され、新たなる“女王”へと変態を遂げる。
　これが“女王”の発生の仕組みである。

　女王への変態過程にある“α個体”は、他の蟲どもとは比較にならないほど強靭だ。
他の蟲の成虫どもを率いて、高度な集団作戦を展開出来る知恵もある。
成熟した女王ほどではないものの、なかなか厄介な存在である。

　体液が点々と零れ、鮮緑色の光る道が出来ていた。
地球人と比較すれば脅威的な身体能力を誇る狩猟者の一族ではあるが、不死身というわけではない。
負傷すれば出血もするし、酷い時は死に至る場合すらある。
　闘いをこよなく愛する狩猟者達にとって、闘いの中で死ぬ事はもっとも誉れ高い事とされている。
それは選ばれた戦士である“掃除屋”とて同じ事だ。
いざとなれば、左腕の操作盤に内蔵された核爆弾と、弾薬帯に満載した殺虫剤で、蟲ども諸共果てる覚悟である。

　しかし狩りの途中で死ぬわけにはいかなかった。まだ掃除屋は生きていた。
爆発地点に近い空き部屋へと潜り込み、腰を落ち着けて大きく息をつく。
掃除屋は、固く握り締めていた右手の拳を開いた。

それは、闘いの最中、あの巨大な蟲からもぎ取った“標本”であった。
そして、それは全ての疑問の答えであった。

　やはりか。
ある程度予測していたとはいえ、清掃箱の返答に対し掃除屋は驚愕した。
命がけで得た標本から、欠けていた情報の断片が補完され今回の事件の全貌が明らかとなった。
　黒い影の正体はやはり“α個体”だったのだ。しかもただのα個体ではない。

　狩猟者の一族は、その痕跡を抹消し、誇りを保ったまま果てる為に幾度となく“核の火”を用いてきた。
多くの場合、核の火は一帯の生態系を抹消させる事ができる。
しかし、核が生み出す膨大なエネルギーが、稀に有機生命体の細胞に変異をもたらす例もないわけではなかった。

　もしも、蟲の幼虫が核の火の洗礼を受けたとしたらどうであろう。
狩猟者達の目ですらくぐりぬけるように変態を遂げたとしても、なんら不思議ではない。
　今回の儀式で青年戦士の一人が自爆していたという事実もそれを裏付けている。
小型艇の航海記録を調べた際には気にも留めなかった事実。
掃除屋は自身の迂闊さを悔やんだ。

　青年戦士は 蟲 に 寄 生 さ れ て い た 。だからこそ、自爆したのだ。
爆風からまんまと逃げおおせた蟲は小型艇の防疫装置をすり抜けて忍び込み、そして……。

　何よりも、“ヤツ”はどこかに潜んでいる。
これまで闘ってきたどの蟲よりも手ごわい強敵だ。

　百戦錬磨のこの掃除屋に、タネのバレた手品はもう通用しない。
粘着液で染色されている今ならば、ヤツの姿は裸眼でも捉えられるはずだ。
　念の為、掃除屋は清掃箱を操作し、ヤツの変異した遺伝情報を視覚装置に記憶させる。
これでもう逃すまい。

　次に、傷ついた身体の治療にとりかかる。
大した負傷ではないが、この惑星の穢れた大気や汚水が掃除屋の体に何らかの害を成さないとも限らない。
腰につけた治療器具を展開し、応急処置を始めた。
幾つかの薬品を加熱し混ぜ合わせ、出来上がった青い軟膏を匙で傷口へ塗りこむ。

　辺りに肉の溶ける匂いが漂い、思わず唸り声が漏れた。
傷口周辺の細胞を活性化させ一瞬で傷を塞ぐ優れ物だが、凄まじい痛みを伴うという欠点がある。
毎回の事とは言え、この麻酔無しの荒療治には相変わらず慣れない。
痛みに悶える手で治療用注射器を取り出し、鎮痛作用も併せ持つ精力剤を腹部へ射ち込む。
これでしばらくは保つはずだ。
傷が塞がった事を確認した掃除屋は、蟲の酸から身を守る為の中和剤を頭頂から振りかけた。

ルパンVSバーローが気になって仕方が無いので、今宵はここまで。

>>546
今日も乙でした。
プレデター軟膏登場に感激wwww

ルパンVSバーロー、黒歴史になるかと思いましたが、面白かったです
打ち止めするだけの価値はありました


　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-―っ ／￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　人./ノ_ら~　|　・・・と見せかけて！
　　　　　　　　　　　从　 iヽ_）／／　　∠　　　　再　　開 ！！
　　　　　　　　　　.（:():）ノ::／／　　　　　 ＼＿＿＿＿
　　　　　　　　　　､_)::::::／／（　　　(ひゞ
　　　　　　　　　　）::::／∠Λ　てノし）'　　　　　,.-―-､　　　＿
＿＿＿＿＿＿人／ :/´Д｀）::　　 （　 　　　_ノ　_ノ^ヾ_） < へヽ＼
|＿＿|＿＿|__（ (/:∴:：:（ 　.n,.-っ⌒　　　　（ 　ノlllﾟ∀ﾟ） .（ﾟДﾟllソ |
|＿|＿＿|＿人):/:・:：:∵ヽ　| )r'　　　　　　　 ｰ'/⌒￣ て_)~￣__ イ
||＿＿|　　（::()ノ∴:・／|::| ./:/　　　　　　　　　/　 ￣/__ヽ＿＿／
|＿|＿|　从.从从:／ |__|::ﾚ:/　　　　　　＿__／ヽ､＿/
|＿＿|| 从人人从　..|__L_/　　　　　 .（ ヽ　　　　 ｜
|＿|＿|／//ヽヾ＼　.|_|＿ 　　　　/⌒二L_　 　 　 |
────────　　　　　　　ー'　 　 　>ー--'

　傷を癒した掃除屋は装備の再点検に取り掛かった。
左腕の“三日月刀”がへし折れ、“光学迷彩”の擬態能力が少々落ちていたが、他の装備の多くはまだ使用可能らしい。

　問題はつい先ほど破損した電磁砲である。
左肩の電磁砲は捕捉機能が破損し、右肩の電磁砲は集電機能を損なっていた。
一対一でなら負ける気はしないが、電磁砲なしで蟲の巣へ乗り込むのは自殺行為に等しい。
何しろ万全な状態ではないのだ。手札は多ければ多いほどよい。

　改修が必要だ。掃除屋は判断した。
両肩の装具に爪をかけ、掃除屋は左右の電磁砲の砲身をもぎ取った。
他の装備に漏れず掃除屋が独自の改造を加えている特別製の電磁砲は、拳銃の形へと変形を遂げる。
続いて清掃箱を開き、幾つかの部品を選び出した。
それは、片手に収まる銃床、銃身を接続する機関部、引き金、そして銃身からなる地球産の組立式銃器だった。
かつて母星の同胞の１人が地球で入手し、さらにそれを掃除屋が譲り受けたものである。
狩猟の戦利品であったその品は、掃除屋やその同胞達の手によって、実用品へと大改造が施されていた。

　青年戦士の遺品にそれらの部品を取り付け、配線を繋ぎ変える。
銃は持ち主の異なる電磁砲を認識し、２つの文明が組み合わさった異形の電磁砲へと姿を変えた。
掃除屋は弾薬帯から予備の“電磁薬莢”を取り出して装填し、増設された液晶に光が灯った事を確認する。
砲身に備わっていた照準装置が作動し、三点の赤い照準光が壁を嘗めた。

　これで使えるはずだが、いざという時暴発されてはかなわない。
念の為に試射が必要かもしれない。

　掃除屋が装備を調整している背後の暗闇で、１体のエイリアンが蠢いた。
兵士役のエイリアンは慎重に、目の前でよくわからない作業をしている生き物を観察する。
　これまで多くの命を奪ってきたエイリアンでも、このような生き物を目にするのは初めてだ。
頭部に生えた無数の触手や、無数の斑点を持った皮膚、平坦な額など、どことなく彼のリーダーに似通っているように思えた。
ひょっとするとその仮面の下にはあの大顎も備わっているのだろうか。
エイリアンにはわからなかった。

　ただ、目の前の生き物が今まで捕らえてきた生き物よりもずっと宿主として優秀だろう、という事は確実に思えた。
もし上手く捕らえればきっと“女王”はお喜びになるであろう。
そして生まれた子は一族に繁栄をもたらすに違いない。
以上の思考を終えた蟲は、目の前の獲物に音もなく忍び寄り、そして背後からｔ


　一帯に轟音が鳴り響いた。

　頭部が弾け飛んだ蟲の屍骸を見て、掃除屋は満足した。試射は成功だ。
掃除屋は試し撃ちの終わった２丁の電磁砲を鞘におさめた。
　新しい巣穴の場所は見当がついている。
追跡装置は、掃除屋が次に向かうべき場所を指し示していた。

　狩　り　の　時　間　だ　。

掃除屋は闇の彼方へ姿を消した。

今宵はここまで。。。

スピーシーズVSプレデターってないの？

古代海洋生物で巨大なワニ的なやつがいたらしいんだけど、そいつの名前をプレデターＸってつけたらしいね

>>554
２に出てくるパトリックにいやんがプレデリっぽいのは狙ってたんでしょうか

>>555
そういえば、エイリアンXっていう映画ありましたね


本日の投下がまいります、白線の内側まで下がっておまちくだしあ　↓

　この短時間でよくここまで巣を作り上げたものだ。
あるいは、拠点の一つを拡張したのかもしれない。
前の巣との相違点を挙げれば、宿主が少ない事や、構造がより複雑になった事だろう。
蟲どもも学習するというわけか。

　“掃除屋”は巣の入口を前にして、光学迷彩を解いた。
水を浴びて損傷を受けたせいか、どうも調子が悪い。
もっとも、掃除屋の任務はもはや隠密に済む段階ではなくなっている。
機能が低下していようがいまいが、ここから先の戦闘では光学迷彩など不要だろう。
掃除屋は仮面の視覚補正装置を切り替え、巣の内部を透視した。

　再建された巣では“蟲”が犇いていた。蟲どもの仕事ぶりに改めて感嘆する掃除屋。
健気さすら感じたが、といって手を抜くつもりは一切無かった。
背中には“清掃箱”、腰には２丁の“電磁砲”と“鞭”、肩には“殺虫剤”と“洗浄薬”を搭載した弾薬帯。
各種装具を携えて、掃除屋は蒸し暑い巣の中を奥へ奥へと歩み始めた。
　目指すは女王。今度こそ確実に仕留める。

　背後の壁に潜んでいた蟲が掃除屋に迫った。
左腕でそいつの喉を押さえつけ、さらに反対方向から飛び出してきた蟲を右手の電磁砲で撃ちぬく。
蟲の下半身が破裂し、均衡を失調した蟲は掃除屋の眼前に墜落した。
　間髪いれず、捕らえていた蟲の口腔へ電磁砲を突っ込み、鼻面を爆砕。
拳銃型に変形した電磁砲は、照準を失った為命中率が落ちてはいるが、接近戦ではまだまだ使用に堪える。
　下半身の吹っ飛んだにも関わらず蟲は襲いかかるが、掃除屋は攻撃の隙をも与えぬままその長い頭へ蹴りを叩き込んだ。
一撃で首がへし折れ、蟲の頭蓋の割れ目から噴き出した強酸が壁を溶かす。
酸を撒き散らしながらのたうちまわる蟲の頭へ、電磁砲で“恵みの一撃”を与える掃除屋。

　通路の蟲どもを蹴散らした掃除屋は一つの部屋へと入った。
壁には蟲脂による奇妙な彫刻がなされ、その上に腐敗し始めた地球人の屍骸が塗り込まれている。
蟲どもの罠によって捕らえられ、宿主として利用された兵士達のなれの果てである。
床には蟲どもの種子が所狭しと根を張り巡らせており、部屋はほとんど原型を留めていない。
蟲どもの“養殖室”である。

　室内で種子の世話をしていた蟲の成虫が外敵に気づき、掃除屋に飛びついた。
掃除屋は左手で蟲を受け止め、蟲は御馳走にありつこうと涎を撒き散らしながら大口を開ける。

自由な右手で弾薬帯の殺虫剤を抜き、掃除屋は取り出した殺虫剤を蟲の咥内へぶち込んだ。
殺虫剤の保安ピンに指をかけ、悲鳴にならない悲鳴を挙げる蟲を室内へと蹴り込む。
保安ピンが外れたのを確認し、掃除屋は室外へ飛び出した。

　その直後、部屋の中でピンを抜かれていた殺虫剤が起爆。
内側から膨れ上がる光熱の為、蟲の頭は破裂した。
殺虫剤の火が種子の山を焼き払い、爆風で飛ばされた蟲脂や地球人の破片が散った。
炭化した幼虫の屍骸を踏み潰し、安全が確保された養殖室へと侵入する掃除屋。

　向こう側の通路から更なる蟲の成虫が姿を現し、掃除屋へ襲い掛かる。
掃除屋は素早く反応し、甲冑で覆われた左拳を蟲の胴にぶち込む。
焼け焦げた壁に衝突し弱った蟲を、掃除屋は容赦なく叩きのめした。
潰れた胴から流れ出る酸が合金製の床を腐食し、大穴をあけた。
蟲は必死に暴れたものの、身体中の外殻が砕け、やがて動かなくなった。

　騒動を訊きつけ、奥から続々と蟲どもが姿をあらわした。
掃除屋は左手でもう１丁の電磁砲を構え、発砲した。青年戦士の電磁砲は、行列を組んでいた蟲の成虫どもをまるごと消し飛ばす。
左手の電磁砲が集電する間に迫る蟲を、右手の電磁砲で素早く爆殺する掃除屋。
掃除屋は２丁の電磁砲で的確に蟲どもを吹き飛ばしてゆく。
　血に餓えた蟲どもは、ここにきてようやく電磁砲の危険性を理解したらしい。
狭い室内で一定の距離を取りながら、蟲どもの群れは掃除屋を包囲した。
巣の外敵を威嚇する蟲どもは、鉄をも裂く爪と毒針を打ち鳴らし耳障りな音をたてた。

　蟲どもの群れの奥で甲高い咆哮が響いた。
まるでそれが合図であったかのように蟲どもは掃除屋から離れ、道を空ける。
　頭目のお出ましというわけか。ただの蟲ではなさそうだ。

今宵はここまで。
すいません、ちょっと調子に乗ってました。

乙です。
蹴り飛ばす掃除屋ｲｲ!


前にシグルイの治療シーンが出てたけど、画像貼ってみるね。

傷口をこうしまして
http://imepita.jp/20090329/002400


次にこうします。
http://imepita.jp/20090329/002730

http://imepita.jp/20090329/003010

ttp://unamu.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/200612301.jpg

　やはり“α個体”だった。
蟲との経験が豊かな掃除屋の観察眼は、目の前の蟲と従来のα個体との差異を見て取った。
ただのα個体ではなかった。宿主が地球人ではないのだろう。
生殖に特化した女王に対し、こちらは戦闘に特化したのだろうか。

　這いつくばっていた巨大な蟲は立ち上がり、両手の指先から爪を伸ばした。
掃除屋の“鉄爪”にも似た、鋭く長いカミソリのような爪である。
こいつはその剃刀のような爪で何体もの外敵を仕留めてきたのだろうか。

　長く伸びた尾には毒針の代わりに、ちょうど狩猟者達の武具にも似た“刃”が備わっている。
通常の蟲のように突く為でなく、獲物を薙ぐように特化したのだろう。
鋭利な刃は地球人の赤い体液に染め上げられ、赤黒く変色していた。

　全身に向かい傷があり、中でも額に刻み込まれた爪痕と銃創が目立つ。
群れの中で内部抗争でもあったのだろうか。
常に先頭で外敵と立ち向かい、手傷を受けながらもそれら全てを排除してきたという事かも知れぬ。
いずれにせよ、易々と倒せる相手ではないだろう。

　外敵に対し“α個体”は長い尾を打ち鳴らし、威嚇の咆哮を挙げた。
好戦的なリーダーの命令を受け、下っ端の蟲どもが引き退がった。
一対一でやるつもりか。掃除屋はα個体に迫る。
　掃除屋の心は狩りへの喜びに満ち溢れていた。

　身軽に後転し、壁へとへばり付く“α個体”。
巨体のわりに、なかなかすばしこい奴だ。
青年戦士の電磁砲から照準光が放たれ、α個体の胴体へ狙いを定める。
しかしα個体は素早く照準を外し、電磁砲の雷光は壁に焼け穴を作るばかりであった。
室内を軽やかに舞うα個体の姿は、まるで掃除屋を嘲笑っているかのようである。

　電力の無駄だな。掃除屋は電磁砲を降ろした。
隙を覗っていたα個体は途端に間合いを詰め、その獰猛な爪と尾の刃を振りかざした。

　もう一歩踏み込んでいれば、首を刎ねてやったところだ。
額に新しい傷が増え、自慢の尾が中程のところで落ちた。
鼻面から血液を噴出しながら悲鳴を挙げ、掃除屋から離れる“α個体”。

　掃除屋は右手の“鞭”を床にうちつけ、付着した酸を払った。
切れ味は掃除屋の手首の加減次第。
細かい刃が満載された鞭の前では、蟲の外殻など何の防御にもならない。

　いきなりの攻撃に一度は怯んだ“α個体”だったが、まだ爪がある。
素早く意気を盛り返して掃除屋へと突進し、飛び掛った。
α個体は掃除屋と縺れ合い、両者は壁に激突した。

　α個体は鋭い爪を振るった。
掃除屋の左手から電磁砲が吹き飛ばされ、蟲の酸が開けた穴から階下へと落ちてゆく。
鋭く長い爪が掃除屋の顔面を引っ掻き、仮面に新たな瑕が増えた。
外見の細身と比べてかなりの腕力である。とても引き剥がせそうになかった。

掃除屋はα個体の喉笛を抑えつけると、思いきり壁に叩きつけた。
反動で両者の身体は離れる。尻餅を突く掃除屋。
頭蓋がひび割れ、悲鳴と酸を撒き散らすα個体。
通常の蟲であれば即死しているはずの衝撃であるが、α個体にとっては大した痛手ではなかった。
勇猛果敢なα個体は、再び爪をかまえた。

　しかし、その爪が振るわれる事はなかった。
眼前の敵に飛びかかろうとしたα個体だったが、動けなかった。
下半身から噴き出す体液を見て、α個体は自身に何が起こったのか理解した。

　α個体の右腿に深々と“手裏剣”が突き刺さっていた。
掃除屋が地球人達の手から取り返した、青年戦士の武器だった。
蟲の外殻をも裂く６枚の刃が、α個体の体と壁をしっかりと接着していた。
　脚をばたつかせるα個体だが、手裏剣の固定は外れそうにない。
酸の血液が、床板や手裏剣の合金と反応し、有毒な気体と蒸気を発生させ始める。
α個体は苦痛にうめいた。掃除屋の狙い通りだった。

　止めを刺そうとα個体へ迫る掃除屋に、闘いの背後で控えていた蟲の１体が襲い掛かった。
掃除屋は“鞭”を振るう。鞭が鼻面を撫で、蟲の頭部が斜に弾け飛ぶ。
　続けてもう１体が飛びかかる。蟲の胴に鞭が巻き付き、掃除屋は持つ腕を引いた。
空中で拘束された蟲は落下し、床に叩きつけられた。

　痙攣する２つの屍骸を蹴り飛ばし、掃除屋は蟲どもを睨みつけた。
対峙する蟲どもも負けじと、金属音のような甲高い声で吼え返す。
　掃除屋のα個体に対する興味は消えていた。抵抗出来ない獲物を仕留めても何の興もない。
それよりも蟲の群れの方が魅力的であり、また集団戦は掃除屋の最も得意とするところでもある。
燃え上がる闘争心に従い、掃除屋は鞭を振るって通路に立ち塞がる蟲の群れへと切り込んだ。

　地球人の宇宙船ドックだった場所で、掃除屋の咆哮と蟲の絶叫が混ざり合い、木霊した。
目指すは最上階。地球人の宇宙船の格納施設があり、追跡装置が指し示す女王の居場所である。

今宵はここまで。。。

>>562
うおぅ…痛過ぎる……

キンピカ展？広島に行ってきた。記念にこれ（マグネット)買っちまった〜い。
人気商品らしい。
http://www2.uploda.org/uporg2125581.jpg

>>570
乙です。
おっと掃除屋、α個体に止めささんでいくのか？

乙です。
掃除屋、後ろ後ろ！
になりそうで怖ひ…。

鞭で暴れる掃除屋かっこいいわぁ。


骨を切るとか半端ないよな…

乙〜。
しかし参ったな、規制が解けん。今んとこ、解除の可能性ゼロっぽい。乙するのも一苦労だわ。
巻き込まれた書き手さんも、多いかねぇ。

　今、掃除屋は女王と対峙している。追い焦がれた、私の恋人！
恋人は、恐ろしい外敵の侵入が不服らしかった。
息子達を殺され、大事な巣を１度ならず２度までも破壊されかけた女王の唸り声は、外敵への憎悪に満ち溢れていた。
執念深さではひけをとらない追跡者である掃除屋は吼え、眼前に立ちはだかる“女王”を挑発する。

どちらが勝っても人類に未来は無い。

　再会した女王は巣を守らんと、掃除屋に尾の毒針を向ける。
掃除屋は“鞭”を展開し、女王の毒針を半ばのところで切り落とす。
先代の掃除屋から譲り受けたこの“鞭”は、蟲の外殻から職人達が丹念に削りだした特別製である。
本体には細かい刃が満載されており、これまで何体もの蟲を切り刻んできたが、未だに刃毀れ一つ無かった。
酸を払い、鋭い刃を巻き取ると、鞭は１本の柄へ収納された。

　尾を切除された女王は歯を剥き出しにして唸り、涎を撒き散らしている。
掃除屋は左手で電磁砲を抜き、女王を牽制する。扱いやすく、接近戦向きである掃除屋の電磁砲。
電磁砲の危険を知っている女王は後退し、吼えた。
　女王の背後から衛兵役の蟲どもが掃除屋へ次々と襲いかかった。
どうやら数で攻めようという魂胆らしい。単純な策だが、相手が蟲どもなら話は別だ。
このような時、前進しようとすれば危険である。
左手の電磁砲で蟲を次々と爆殺し、鞭で接近を警戒しながら少しずつ掃除屋は後退していく。

　突然背後に殺気を感じ、掃除屋は振り返った。
背後の壁の装飾の隙間から物凄い爪が迫る。
先程の“α個体”だ。死んだと思ったが、まさか生きていたとは。
片足が無く、新たに増えた傷口から酸が噴き出していた。怪力で右脚を自ら引き千切ったのである。
　片足のみで壁から跳躍し、掃除屋に掴みかかる“α個体”。
掃除屋は安全靴でα個体の胸を蹴り上げ、間合いをとる。
満身創痍の身体でまだ闘うつもりらしい。
勇ましく吼えながら掃除屋に向かってゆくα個体。

　掃除屋は腕を伸ばして鞭を振るい、思いきり振り下ろした。
遠心力を味方につけた鞭がα個体の身体へと巻きつき、食い込んだ。
掃除屋の鞭は、α個体の身体を締め上げ全身の骨と肉とを裂いてゆく。
身体中から猛毒の体液が噴き出し、α個体の断末魔が挙がる。
　さらに掃除屋は鞭を思いきり振り上げ、α個体だった肉塊を群れの中へ放り込んだ。
肉塊は空中分解し、飛び散った酸や肉が蟲の群れに降り掛かった。
リーダーの返り血と内臓を浴び、蟲達は激怒した。

　これではきりが無い。奥の手の出番だ。
掃除屋は鞭を収納した左手で弾薬帯をまさぐり、“洗浄薬”の容器を抜きとる。
青い液体で満たされたその容器を空中へ放り投げ、掃除屋は右手で電磁砲をかまえた。
電磁砲の閃光が、宙を舞う洗浄薬の容器を射抜いた。

　洗浄薬は、ちょうど蟲どもの群れの真上で破裂した。
空中へ解き放たれた溶解液の雨が蟲どもに降り注ぎ、蟲どもの皮膚を、外殻を、そして内臓を冒してゆく。
蟲どもが誇る強固な外殻はおろか、猛毒の体液すら分解し無害化してゆく。
　洗浄薬の分解力は凄まじい。
掃除屋を追い詰めていた蟲どもの大群は、一瞬にして消去された。

　不意に何かが背を打ち、衝撃で電磁砲が手元から吹き飛ばされた。
女王だ。掃除屋が洗浄薬の飛沫を避けている隙に、女王は接近していた。
怒り狂ったエイリアンの母親が、掃除屋に襲い掛かった。

今宵はここまで。。。

>>573
ケータイ規制は一部解除されたっぽいんですけどねぇ

俺が書き込み始めてから日記の投下が一切無いのは、決してお寒い文章垂れ流している俺のせいじゃなくて規制のせい…だと信じたいこの日頃。

>>578
毎日乙です。
掃除屋、クイーンには必ず止めをさすのだぞ！

最近他のスレでも「規制に巻き込まれた」って書き込みを沢山見かけるな。
幸い俺は大丈夫だけどまったく迷惑なことだよな・・・。

！月‘日

任務で遠出していたが昨日ようやくクランに帰ってきたので日記をつけるのも久しぶりだ。
本当ならマサフミも同行するはずだったが、あいつは腹痛を起こしたとかで今回は見送ることになったのだが、そこで問題が・・・

今晩は久々に宇宙ＳＡＳＵＫＥがあったんで、見ていたらなんとマサフミが出場していた。
しかも収録日は惑星ＰＫの調査の期間に行われていたという。
人が真面目に仕事をしているときにアイツはなにをしているんだ！
・・・とりあえずあいつに制裁を加えるべくリストブレードを研いでる所だ。
念のためキャノンのメンテもしておいた方が良いかもしれない。
ちなみにマサフミは１次予選の序盤で足を滑らせて池に転がり落ちて失格になってた。
体力バカのあいつでも珍しいことがあるものだ。

>>578>>580
お二方とも日記乙です！
なんか緊迫したシリアスな>>578と対照的な>>580にワロタｗｗ
サスケ漏れも見てたよー。実に惜しかった！宇宙サスケのオールスターズは威圧感すごそうだよね…
マサフミはタコ親父的な位置付けだなｗｗｗ嫌いじゃない、むしろそんなマサフミが大好きだ！！
掃除屋も女王に負けるなー！！

二人とも乙です。
女王に飛び乗る掃除屋に期待。


宇宙SASUKEとか難易度やばそうだｗ

　女王の凄まじい鉤爪が掃除屋の背後の壁に食い込み、建材を引き剥がした。
紙一重で回避した掃除屋に、女王の強力な顎が迫る。
掃除屋は咄嗟に身を低くして女王の懐に潜り込み、右手から飛び出した鋼鉄の爪で咽喉を切り裂いた。
女王は手で咽喉を押さえ、苦痛にのたうちまわりながら掃除屋へ巨大な鉤爪の攻撃を加える。
　掃除屋は立ちあがり、襲い掛かってきた女王の左腕に鞭を絡み付け、渾身の力で轢き千切った。
女王の左肘先が破裂し、大量の体液が噴き出して床に大穴を開ける。
怯む事無く女王は切断された手首を振り回し、掃除屋へ酸の飛沫を浴びせかける。
条件反射で、掃除屋は身を引いた。

　猛毒の体液をかわしていた掃除屋の胴に何かが巻きつき、凄まじい力で身体を拘束した。
　女王の尾だ。
先端を失っているとは言え、掃除屋を絞め殺すのであれば事足りる長さである。
掃除屋は女王の足元に己の電磁砲が転がっているのを確認したが、しかし尾の拘束が強すぎた。
これでは鞭で絡めとる事も叶わない。

　女王は、捕らえた獲物に顔を近づける。
痛覚などもはや超越していた。
歯の隙間から血反吐が漏れ出て、切断された左腕の傷は蟲特有の再生能力で徐々に塞がりつつあった。
もし女王に眼があったならば、それはきっと息子達を殺された怒りで燃え上がっていた事だろう。
掃除屋には女王が微笑みかけているように見えた。

　死神の微笑み。掃除屋は覚悟した。

今宵はここまで。。。


>>580
宇宙SASUKEｗ
そういえばもうそんな季節だったっけな

難易度高すぎてステージ２で全滅したりとか、実況がやたらアツかったりするんだろうか

>>585
おお、今夜はもう投下無いものと諦めて寝ようとしてたら・・・
乙です。

いい所で区切ってからwwwww

クイーンｺｴｰ



ステージから落下したらそこは池ではなくエイリアン地獄

　女王が掃除屋に止めを刺そうとしたその時だった。
大きな物音がした。
目の前の獲物に齧り付こうとしていた女王の獰猛な歯列が音のする方向へ向けられた。


巨大な隔壁が蟲脂の彫刻を引きちぎり、ゆっくりと開いてゆく。
　掃除屋は信じられないものを目にした。

　隔壁の向こうにいたのは地球人だった。
女王に気を取られていた為全く気づかなかったが、何時の間にかこの戦場に到達していたらしい。
蟲との闘いの中で活路を見出そうとしたのだろう、その体は満身創痍である。
そしてどこで拾ったものか、青年戦士の電磁砲をかまえていた。

　女王の尾の拘束が緩んだ。
わずかな隙だったが、百戦錬磨の掃除屋にとってはそれで充分である。
右腕の鉄爪を展開し、巻き付いていた女王の尾を切り払う。酸の飛沫をまともに受けたが、かまうものか。
　足元に転がっていた電磁砲を鞭で絡めとり、左手でそれを構える。
直後、女王が掃除屋の左腕に食らいつく。


　鼓膜を突き裂く雷鳴が轟き、女王の大顎が頭冠ごと爆裂した。
頭部を失った巨体は数歩よろめき、崩れ果てた。

　宇宙船ドックに到着したと思ったら異形生物と異星人が闘っていて、異形生物の頭が吹っ飛んだ？
何が起こったのかわからず、地球人はただぼんやりと立っていた。

　突然視界が歪んだかと思うと、腹部に強烈な一撃が飛んできた。
彼の身体が吹っ飛び、壁に背中を強打。肺の中の空気が搾り出され、呼吸困難にうめく。
やっと呼吸が回復し顔を上に向けると、目の前に異星人が立っていた。

　両手で抱えていたはずのプラズマ銃は、いつのまにか異星人の手に収まっていた。
異星人は腰のホルスターにプラズマ銃を格納すると、彼の胸倉を掴み上げ壁に押しつけた。
自身の身体に電気的な何かが走るのを感じた。体内を走査しているのだろうか。

　小型艇から回収した異星人の死体を見た事はあるが、生きたものを見たのは初めてだ。
刺激しないよう、異星人のされるがままにされながら異星人を観察した。

　人間よりもやや大きな身体をした異星人は全身を鎧のようなもので覆っており、頭からは触手が伸びている。
触手のようなその器官は頭髪のようにも見えるのだが、実際は何なのだろうか。
そのよくわからない細長い器官は腰の辺りまで長く伸び、後頭部にバレッタに似た金属製の髪留めで抑えている。
実用性皆無であるバレッタをつけているところからすると、案外身形に気を使っているのかもしれない。
デザインセンスはいまいち地球人離れしているが、まぁ悪くはない。

　顔には無表情な金属製のヘルメットを嵌め、その下からカチカチという音を発している。
損傷が激しかった為、小型艇の屍骸からはどのような相貌をしていたかわからなかったが、少なくとも人間がそんな音を出す事はない。
鎧の間隙からところどころ露出している肌は、まるで爬虫類か両生類のそれである。
地球生物学には疎い彼から見ても、この異星人が哺乳類と呼べない事は判る。
ヘルメットの下には、地球人には想像も及ばない壮絶な素顔が隠れているに違いない。

　また、何らかの薬品を使っているのかそれとも体臭なのかわからないけれど、全身から異臭を漂わせている。
体臭だろうか。または、あの怪物の酸を防御する為に薬品を利用しているのかもしれない。
非常用照明が刺激臭を伴う湯気に反射し、異星人の輪郭を浮かび上がらせていた。


　突然、異星人が手を離した。
あまりに突然の事であった為、彼はしこたま床に尻を打ちつけてしまった。
地球人に興味を失ったらしい異星人は踵を返し、やがて姿を消した。

今宵はここまで。。。
人間視点が書けなかったせいで、ご都合展開になってしまいました。
ほんともうね、アボガド。バナナかと。

>>587
そのうち参加者0になるんじゃないでしょうか

>>587
みんなステージクリアそっちのけでエイリアン地獄に向かっていくだろｗ

>>592
乙です。
地球人に素顔お披露目してやってネ、掃除屋。

乙でぃす。
髪長いのかぁ。かっちょえー。
プレってなかなかお洒落でいいよね。
プレのファッション誌とかめちゃ欲しいんだが。


>>593
なんかかっこいいぞｗ
褌一丁で台から台へ飛び移りそのままエイリアンの海に飛び込んで行くみたいなｗ

ファイナルステージはクイーンとの一騎打ちだろうな

まともにクリアしても、腰抜け扱いされるんですね。わかります

　掃除屋には地球での戦闘経験もあったが、偶然とはいえ地球人に救われたのは初めてである。
地球人といえば、臆病で強欲、そして間違いばかり冒す愚者だとばかり思っていたが、どうやら認識を改めねばならないらしい。
何故地球に儀式用の神殿が設置されていたのか長年の疑問であったが、何となく理解できたように思えた。
女王の腹部へ強烈な一撃をぶち込んだ地球人が戦場から離脱してゆくのを、掃除屋は眺めていた。

　使用された電磁砲は先ほど回収した。技術流出の心配は無いだろう。
念の為に透視機能であの地球人の体内を走査したが、汚染されている様子もなかった。
あれだけの乱戦だ。恐らく戦闘の様子もよく見ていなかったに違いない。
掃除屋の規範からして、あの地球人を妨害する理由は無い。

　見逃すのではない。感謝を込めて見送るのだ。
その時、掃除屋は掃除屋ではなかった。一人の戦士として、あの地球人に敬意を払った。

　地球人の宇宙船が遠くなり星の海へと消えていった頃、戦士は掃除屋に戻った。
掃除屋は全身に撥ねた女王の返り血を拭い払う。
全身に塗られた中和剤が蟲の毒液と反応し、仄白い蒸気を漂わせている。
酸を無力化しきれずにところどころの皮膚が焼けてしまっていたが、この充実感の前では苦痛ですらない。

　掃除屋は、最後の大掃除に取り掛かった。

　数分後、１体のエイリアンが戻って来た。
何ということだろうか。斥候に出ていたエイリアンは、巣に襲来した外敵と入れ違いになっていた。
　勇猛果敢な兄弟達は皆息絶え、繭や幼虫は１つ残らず焼かれていた。
尊敬すべき女王はその堂々たる頭冠を失って崩御していた。彼のリーダーである“混血種”も姿が見えない。
　エイリアンは、守るべきだったもの全てが失われた事を悟った。
あとに残されたのは使い物にならない巣の残骸だけだ。

　足元に妙な物が落ちていた。
何かで固定されていたようだが、エイリアンの怪力がそれを難なく引き剥がす。
エイリアンがそれを拾い上げると同時に、落ちていたそれが凄まじい光を放った。

　辺り一帯が高熱を伴った光に飲み込まれ、全てが一瞬にして消滅した。

　最大限に破壊力を高められた“殺虫剤”は大気変換装置の核融合炉を誘爆し、核爆発を起こした。
衝撃の波が起こり、人間達の建造物が枯葉のように舞い上がる。
続いて、眼をも焼く閃光が半径数十キロの範囲にあるものを全て飲み込んでゆく。
巨大な“核の火”は、怪物達の宮殿も地球人の文明も有機生物の屍骸も何もかも、平等に焼き消していった。

　爆風圏外にある崖から、掃除屋は地球人の拠点だったものを見下ろしていた。

大気の穢れを清めようという惑星自身の自浄作用によるものか、それとも単なる熱膨張現象の結果なのか。
いつからか濃い雷雲がたちこめ、黒い雨が降り出している。
　地球人の要塞も、蟲どもが築き上げた宮殿も核の火は分け隔てなく焼き滅ぼし、巨大な痕のみを残していた。
核の火という絶対的な消滅の力の前では、何者も儚く思える。
偉大な勇者も、青年戦士も、強い戦士も、弱い地球人どもも、あの不死身に思える蟲にも、等しく滅びは訪れる。
勿論掃除屋自身にも。

　だが、死ぬにはまだ少しばかり早い。
衛星軌道上を周回している無人の清掃艇に連絡を取り、掃除屋は揚陸艇へ帰る事にした。

　その時だった。


強烈な殺気を感じ取った掃除屋は、咄嗟に横へと跳んだ。
直後、掃除屋のいた場所の岩が割れ、掃除屋を食い千切ろうと巨大な顎が飛び出した。
間一髪で攻撃を回避した掃除屋は振り返った。

　土砂を飛び散らし、染色された巨大なそいつが姿を現した。
手傷を負ったエイリアンは、その巨体のところどころから酸の血液を撒き散らしている。
核の火から地中へと逃れ、自身の一族の復讐の為にここまで追ってきたのだ。

　よりにもよって“ヤツ”が残っていたとは。
掃除屋の闘いはまだ終わっていなかった。

今宵はここまで。。。


>>593-596
死亡遊戯ｗ

乙です。
この掃除屋、何時もの様にウッカリしてくれそうだなー

強いのに肝心なところでウッカリしてる掃除屋に萌え・・・

　まず目に付くのはその巨大さだった。
女王ほどではないが、華奢な通常の成虫などとは比較にならない。
それどころか、蟲の成虫を軽く蹴散らす狩猟者達よりも一回り大きい。
しかもただ巨大なだけでなく、堅固な外殻と膨れ上がった筋肉の鎧が全身を覆っている。
この巨体が繰り出す怪力ならば、蜘蛛の巣の捕縛から逃れたのも無理からぬ事だった。

　女王にも似た、刺々しい頭冠の周囲に生え揃う、“頭髪”も異様である。
蟲の尾にも似た突起器官が何本も生え揃い、内３本だけが特に長い。
いや、元は左右２対だったのだが、３本に減ったというのが正解だろうか。
先端には髪飾りのような鋭い毒針が光り、時折脈打っては刃を打ち鳴らしている。

　さらにご丁寧にも“外顎”まで備わっている。
何に使うのかわからないが、牙に地球人の血液が付着しているところから判断すると、既に何らかの用途を見出したらしい。
強力な指と鉤爪と、それを支える強靭な腱が走る太く逞しい“四肢”。
背中を護るように鋭角に伸びる三対の“背角”。
骨質の棘が生え揃い、端部が棍棒のように肥えてより戦闘に特化された“尾”。
　狩猟者の形質を取り込む事で、蟲はより凶暴に、より戦闘的に、よりおぞましく進化していた。

　なんて醜い野郎だ。
なまじ自身と似ていることがさらに醜さを引き立てている。
狩猟者の血を受け継ぎ、核の火の洗礼により変異を遂げた蟲の“混血種”。
体の底から湧き上がる嫌悪感。
掃除屋は不快感を隠せなかった。忌まわしい。

　今回の掃除屋の任務は、脱走した“女王”の討伐と、一族の不祥事を隠滅する事。
それらを終えた今、掃除屋は本来なら清掃艇で母星へ帰還すべきであった。
掃除屋としての仕事は終わっている。

　激戦の果てに、掃除屋自身も疲労困憊の極みにあった。
もし母星の同胞が見れば、引き退がるべきだと言うだろう。
これ以上の戦闘は生命に関わる。

　という事は、ここから先は掃除屋の“私闘”だということだ。

掃除屋は襷にかけた弾薬帯をもぎ取ると、隅へと放り投げた。
続いて、清掃箱、２丁の電磁砲を収納した鞘などを次々と脱ぎ捨て、“ヤツ”との距離を詰めてゆく。
目標を追跡する為の清掃箱も、蟲を捕らえる“蜘蛛”も、一撃必殺の“電磁砲”も、もう必要ない。
必要なのは己の身体と、闘う為の武器だけだ。

　最低限の防具と愛用の“鞭”のみを残した掃除屋は立ち止まり、仮面のコードを引き抜いた。
仮面の視覚補正機能が停止し、仮面の内側の気密が破れる。惑星の濁った大気が混ざり、途端に息苦しくなる。
掃除屋は、決闘の流儀に則り、自身の顔を覆う仮面を剥ぎ取った。

　仮面の下の素顔が外気に触れ、顔の大半を覆う痛ましい火傷の痕がうずく。
４本の牙を備えているはずの外顎も３本しか残っておらず、丸く広がった額も、鼻のない顔も、その火傷の為に酷く崩れている。
この左側頭部から始まる著しい顔面崩壊は、左眼を覆う金属の部品に終結している。
火傷の中心である左の眼窩には、生きた眼球ではなく、完全に機械化された義眼が納まっていた。

無論、瞳の色も狩猟者特有の燃え上がるような赤ではない。
狙った獲物を貫き射抜く、凍てつくような青である。

　さぁ蟲よ、かかってこい。この私が相手だ。
普段は狡猾で慎重な掃除屋も、湧き上がる戦闘本能には逆らえなかった。
掃除屋は両手を広げ、至高の獲物へと挑発の咆哮を挙げた。

　汚れた雨が降る崖で、“掃除屋”と“混血種”の死闘が始まった。

今宵はここまで。

>>604-605
プレデターシリーズのお約束です

>>610
乙です。
いよいよクライマックスだな・・・生還してくれよぉ！
俺はあの顔・あの強さで毎回大真面目に大ボケかましてくれる
プレたちが大好きだ。

まったく…、強いのにウッカリとか天然さんだなぁ

狩猟者萌えですか。新しいな。


機械化した義眼とかかっこよすぎるぜ。

勝ってくれ掃除約屋…！

>>596
じゃあ池は青汁で満たそう

日記乙です。まだまだ終わりじゃないんだな…！

　対戦相手たるその混血のエイリアンは、掃除屋の挑発に応じて吼えた。
他の蟲とは異なる、狩猟者達のそれにもよく似た、雄雄しい獣の咆哮。

　掃除屋は今まで闘ってきた敵の素顔を眺めながら鞭をふるい、相手を牽制した。
巨大な“混血種”もその危険性を察知し、後ろへと間合いを取る。
　ヤツの頭冠の触手と尾が脈動し、計４本の毒針が掃除屋に向けて放たれる。
掃除屋は身軽に回避し、岩に突き刺さった１本の毒針を踏みつけ引きちぎる。
さらに掃除屋はしなやかに鞭を振るって、もう１本の先端も切り刎ねた。
のたうちまわる触手の先端から飛散した酸は、黒い雨に混じり赤の大地を焼いてゆく。

　頭髪が切り落とされ武器を失った混血のエイリアンは、続けざまに巨大な毒爪をふりかざした。
掃除屋の鞭が風を切り、振り上げられたエイリアンの右手首を鞭で絡めとる。
巻き付いた手首が切れ、傷口から酸が零れた。少しでも力を加えれば女王同様混血種の手首は刎ね飛ばされるはずだ。
　しかし、予想外なことに、逆に混血種は思い切り腕を引き上げた。
桁外れの腕力によって“鞭”が掃除屋の手から奪い取られ、宙を舞い、崖の彼方へと堕ちてゆく。

　好機とばかりに混血種は掃除屋に向かって猛烈な突進をくわえた。
小さなプレデターの筋肉が躍動し、巨大なエイリアンの一撃を全身で受け止める。
両足にはめた安全靴が錆びついた大地に沈み込み、地面を滑った。凄まじい力だ。

　闘いの衝撃に堪え切れなくなった崖がついに崩落した。
混血種としては掃除屋のみが落下する計算だったのだろうが、そういうわけにはいかない。
掃除屋は混血種の腕を抱え込み、共に奈落の底へと引きずり込んだ。
　落ちる直前、混血種の“舌”が掃除屋の額を狙い、寸でのところで空を噛む。
２人の戦士がもつれ合いながら、赤茶色の崖を滑り落ちてゆく。

　崖を滑走しながら掃除屋は体勢を立て直し、混血種の胴を蹴り飛ばして間合いを築く。
不意に強烈な蹴りを受けた混血種は姿勢を崩し、各所に突出していた岩で全身を傷つけた。
蛍光色を帯びた酸の染みが岩肌に点々と残る。

　底が見えてきた。
掃除屋は受身の姿勢をとり、身体が傷つかないよう着地する。
墜落の衝撃を受けたはずの混血種は、通常のエイリアンを遥かに凌駕するその驚異的な生命力で持ち堪えた。
その雄叫びには、弱々しさや恐怖など微塵もない。興奮の余り、痛覚が麻痺しているのだ。

　掃除屋の間合いへねじりこむ混血種に、右手の鉤爪を伸ばし応戦する掃除屋。
凄まじい速度の打ち合い。力と技の衝突である。

今宵はここまで。


>>614
終わりそうに見えるだろ？
実はコレ、まだ終わらないんだぜ……？

『第一部：完！』とか言えば良いのかい？

いやそこは、「俺はようやく登り始めたばかりだからな・・・」と言うべきでは。

「未完」かいw

続きwktk

∈月∽日

　またカネダが新しい武器を買った。
　こいつの武器オタクは今に始まったことではないし、そのオタクな知識に助けられたこともあるわけではあるが、やっぱりちょっとだけ呆れてしまう。
　今度購入したのは、ギベオニウム製のリストブレイドだった。ギベオニウムは少し前に発見された新種の鉱物で、ちょっと特殊な文様が浮かび出て
格好いい。
　強度も相当な物で、エイリアンの酸の血に浸しても十分耐えきれるそうだ。
　まあリスト･ブレイドだし、他の新しい種類の武器みたいに使いこなせないってことはないだろうけど、こいつ今までにリストブレイドだけでいくつ持って
んだろうか。ケンジ先輩もリスト･ブレイドコレクターだけど、こいつのも半端じゃない数のはずだよなあ。

　新しいリスト･ブレイドを囲んで三人でワイワイやっていたら、スカーフェイスさんが「随分賑やかだな」と近づいてきた。
　見た目ほどおっかない人ではないし、気さくな人なんだけど、やっぱり声をかけられると俺たち下っ端は緊張してしまう。
「ほう、新しいリスト･ブレイドか。またカネダが買ったのか？」
　笑いながら言われ、カネダは流石にちょっと恥ずかしそうだった。

「まあ、若いうちは目移りもするだろうし、色々と試してみるのも必要だが」
　スカーフェイスさんはそう言って、腕につけているリスト･ブレイドを撫でた。
「自身の一部のように、いついかなる場所でも傍らにある武器があるというのも、良いものだぞ」
　スカーフェイスさんがいつも装着しているリストブレイドは、相当古く使い込まれた物（カネダ曰く「ほとんど、ヴィンテージ物」）だ。
　あのリストブレイドは、ご本人が仰ったようにいつでも、どこでも、スカーフェイスさんの傍らにあったんだろう。
　他の誰も知らないような、孤独な厳しい闘いも、あのリストブレイドは知って居るのだろうか。

「ところで、せっかく新しい武器を手に入れたんだ。少し手合わせしてみるか？」
　にこにこと笑いながら、スカーフェイスさんはとんでもないことを言った。
　いや、とてもありがたいことなんだけど。そうなんだけど・・・！！

「す、すみません！俺たち、任務があるんで、もうそろそろ準備しないと！」
「そうか。お前たちも忙しくなったんだな。気をつけて行ってこいよ」
　そう言ってそこで別れたけど、なんだかちょっぴり寂しそうだった。
　嘘ついてごめんなさい、スカーフェイスさん････。

掃除屋日記、キノシタ日記乙です。


黒い雨の中で闘う二匹の鬼…！かっこよすぎるぜ！


スカーフェイスはナイスキャラだなぁ

キノシタの日記は久しぶりだなあ。
スカフェｶﾜｲｿｽ・・・。

ワタナベ「スカーフェイスさんの稽古を断るなんて・・・もったいないなァ」

　闘いの中で、“混血種”は勝利を確信していた。
確かに相手の攻撃は巧みだが、蓄積していた疲労が徐々に一撃の威力を削いでいくのがわかる。
かたや満身創痍、かたや疲れを知らぬ帝王。
　決闘の勝敗など最初から決していた。

　闘いの中で、“掃除屋”は敗北を予想していた。
相手の攻撃を巧みにしのいでいるが、蓄積していた疲労が掃除屋から徐々に力を奪っているのがわかる。
かたや満身創痍、かたや疲れを知らぬ最強の蟲。
　決闘の勝敗など最初から決していた。

　ついに混血種の鉤爪が、掃除屋の髪を捕らえ、獲物を掴み挙げた。
混血種の怪物染みた握力と、掃除屋自身の自重に堪えかね、髪留めが弾け飛ぶ。
掃除屋の指がかかるものの、その爪も敵の装甲のような外殻を前にあまりに無力であった。
　続けて胴に入った強烈な蹴りで、掃除屋の身体は宙を舞い、岩壁に叩きつけられた。

肋骨が折れたようだ。内臓が損傷し、掃除屋は鮮緑色の血を吐き出す。
　間髪入れず、混血種の尾の毒針が掃除屋の胸当てを刺し貫く。

　捕まえた！
怪力で獲物の身体を壁に押しつけると、まず両手で張り手を食らわせた。
胸郭が圧迫され、牙の隙間から鮮緑色の血が吹き出た。

　“混血種”の心中は怒りと殺戮への欲求に煮え繰り返っていた。
ただ殺すだけでは飽き足らなかった。
殴りつけ、蹴り上げ、叩きつけ、引っ掻き、噛みつき、細心の注意を払いながら、彼は獲物を嬲った。
殺す前に、出来る限りの苦痛を味合わせてやらなければ。

　獲物の身体から力が抜けてゆくのを感じ取る。
が、対照的に、獲物の身体から発散されている戦意は微塵も失われていなかった。
これまでの獲物なら戦意を失うどころか、とっくに死んでいるはずなのに。
帝王の矜持に傷がついた。ついにかの怒りは絶頂に達した。

　生きたまま皮を剥ぎとろう。その悲鳴が無意味になるほどの苦痛を与えてやる。
混血種は大顎を広げた。

　“必要なのは獲物を逃さぬように確実に捕らえる事。”



　敵の猛攻に耐えながら、掃除屋は頭脳を働かせ続けていた。
蟲の身体の中で最も脆い急所、それは顎の下だ。
変異体とはいえ、ヤツも同様に違いない。

　痛みを堪え、掃除屋は蟲の頭部へ左手を叩き込んだ。
削岩機へと変形した鋭い手刀が、無防備な怪物の大顎に深々と突き刺さり、混血種の頭蓋を刺し貫いた。

　混血種は、掃除屋の腕力の直撃を受けた顎で自身の“舌”を噛み切った。
飛び出した牙が岩へと突き刺さり、砕けた顎の隙間から血が混じった猛毒の涎を噴き出す巨大な蟲。
掃除屋の左腕は混血種の頭部を貫通し、衝撃で頭部全体に裂傷が走った。
巨大なエイリアンは即死していた。しかし、その膨れ上がった脳はそれを拒絶した。

　混血種の頭部から辛うじて残っていた触手が巻きつき、掃除屋の左腕を締め上げた。
それでも掃除屋は手を緩めない。いや、むしろ、腕を思いきり突き上げて敵の頭部を苛んでいる。
一方、混血種もまた、掃除屋を抑え付ける尾の毒針を抜こうとはせず、より力を込めて押し込んだ。


　濁った豪雨の中で戦士と戦士が絡み合い、互いの命を燃やし尽くそうとしていた。
完全なる生物『エイリアン』と宇宙の狩猟者『プレデター』は互いに一歩も譲らない。

今宵はここまで。
ラストスパートあと２回。。。


>>623
日記乙です。三人組いいなぁ。


リストブレードにもブランドとか色々あるんでしょうか。
幻のコテツとか、呪われたムラマサとかｗ

>>631
日記乙です

混乱を司るブレード「マサフミ」とかｗ

　>>631　乙〜。ゴール目指して頑張れ。

　そう言えば、少し前に出た三日月宗近。ちょうど今国立博物館で展示
してるんだよな。阿修羅展のついでに見てきたわ。

>>631
深夜に投下乙です。
タケダの爺様がご褒美用意して、フィナーレを待ってるよ。

刀コレクターのプレいそうだな。

　薄れゆく意識の中で“混血種”は、様々な“事”が零れ落ちてゆくのを感じた。

　兄弟達を次々と葬り、女王をも殺した敵に対する憎悪。
　自身の成し遂げた事への誇り。
　女王を解放する為にその身を犠牲にした兄弟に対する悲しみ。
　兄弟達への親愛。
　忠実な息子にして優秀な指揮官だったアルファエイリアン。
　種の繁栄のために自らの身を捧げた女王の慈愛。
　生まれて初めて行った狩りの充実感。
　愛すべき家族が２度も滅ぼされた時の怒り。
　誕生する時の苦しみ。

　混血種の脳内から、ありとあらゆる事柄が順に消えてゆく。
脱皮した時や頭髪を失った時などとは異なり、苦痛は然程感じなかった。
死は、彼が考えていたよりもずっと優しかった。でも、このまま全てを失う事は苦しかった。
　初めて経験する“死”というものに対して、混血種はひたすら抵抗し続けた。
エイリアン種の強靭な生命力を以ってしても、死は避けられない。
例え脳が拒絶しても、死は着実に迫ってきた。

　死はとても優しかったけれど、同時にとても残酷であった。
爪を突立てている敵の腕が、混血種の頭部をさらに突き上げる。
傷口から酸の体液が噴き出し、雨と共に全てが流れ、消え去った。
種の繁栄の欲求、自身の事、そして女王のことも。

　最後に混血種に残されたもの。それは眼前の敵を殺す事だけだ。
敵を捉えたエイリアンの尾に、ますます力がこもった。

　一呼吸する度、血が体外へ流れ出てゆくのを感じる。
“ヤツ”の頭部から酸が零れ、雨に洗われた素肌を焼き始めていた。
その頭蓋に突きたてた左腕は酸に冒され、怪力でひき潰され、もはや用を足さないだろう。
幸いにして毒針は肉体に到達していないものの、負わされた内臓の損傷も決して軽くは無い。
この緊張状態が長時間続けば確実に死ぬだろう。

　しかし掃除屋、いや、プレデターはそれでも満足だった。
負傷などどうでもよい。死がなんだというのだ。もはや苦痛すら感じていなかった。
至高の獲物に巡り会えた喜び。最高の狩りへの興奮。

　『戦場にようこそ！』

こんな時に師匠の事を思い出すとは、なんとも妙な事である。
あるいは、死に瀕した者が見るという、走馬灯とかいう奴かもしれない。
プレデターは回想する。


　突然の襲撃だった。
血族は皆殺しにされ、多くの戦士達が散った。
ただ一人生き残ったプレデターも深い傷を負い、他の群れの中で最下層へと墜ちた。
最下層のさらなる底辺という地獄を、プレデターは味わった。

　運命は全てを奪っていった代わりに、幼いプレデターに生きる術を与えた。
師からありとあらゆる狩りの技術を叩きこまれ、多くの事を学んだプレデターは生まれ変わる。
蟲を生涯の友とし、ただ粛々と同胞の後始末をする孤高の掃除屋へと。

　命などくれてやる。不本意ではあるが、引き分けだ。
掃除屋は左腕をますます突き上げ、眼前の敵を殺す事だけに専念した。
例えこの命果てようとも、誇りだけは捨てるものか。

　両者が絡み合ったその頭上で、大爆発が起こった。
時間切れだ。崖の上に『仕掛けられていた』殺虫剤がついに爆発した。

　雨と、闘いの反動で緩くなっていた岩盤がさらなる衝撃を受け、崖を滑り落ちる。
凄まじい量の土砂の波が２人の戦士を飲み込んでいった。

あ、やべ、話数計算ミスった ＞＜


とりあえず今宵はここまで。。。

>>634
刀コレクター：新キャラ「ベンケイ」かw

>>640続き気になるぜ

意外と抜け目無いw

　どちらも良いぜ。掃除屋も、エイリアンも。

　うちの近くの桜も散り始めた。
　なんとなく、プレと桜って合うかもしれない。

　その昔、アメリカ合衆国ロサンゼルスに一人の凶戦士が降り立った。
数々の兵器を手に凶戦士は“善良なる”ロス市民達を虐殺。
ロス市警マイク・ハリガン警部補の捨て身の攻撃により凶戦士は倒されたものの、その圧倒的な技術力と戦力を前に地球人は無力であった。
これを機に異星人対策機関設立の動きが活発化、アメリカ合衆国国防総省内部に対異星人特務機関“A.V.P.”が設立される。

　十数年後、異形生物達を乗せた船が地球アメリカ合衆国の田舎町ガニソンへと墜落。
無秩序に殺戮を繰り返す異形生物達を抹消せんと、異星人達は一人の掃除屋を地球へと派遣。
が、予想以上の進化を遂げた異形生物達を前に掃除屋は苦戦、激戦の末に惨敗を喫した。

かねてより異星人、コードネーム『PREDATOR』への研究を進めていたアメリカ合衆国特務機関“A.V.P.”はガニソンに残されていた異星技術を回収。
研究成果はのちの宇宙進出に生かされ、さらに恒星間軍事企業“ウェイランド・湯谷社”へと引き継がれる事となる。

　その昔、恒星間軍事企業“ウェイランド・湯谷社”の所有する輸送船が惑星Lv426へと降り立った。
　当時、ウェイランド・湯谷社は全社員に対し
『知的生命体の存在の可能性を示す組織的な送信は、いかなるものもこれを調査せねばならない』
と規定しており、異星の知的生命探索に余念がなかったのである。

　社の規定に従った輸送船の乗組員達は、巨大な異星人の宇宙船へと乗り込み、そして異形生物と接触した。
乗組員の身体に寄生し、まんまと輸送船へと侵入した異形生物は乗組員達を次々と殺害。
輸送船の乗組員５名の生命と大型貨物船4200万ドルを失う大惨事となった。
　その後、Lv426の植民地開発が進められ、植民地住人達が異形生物と接触。
植民地海兵隊によって掃討作戦が行われたが、大気変換施設の爆発によって異形生物の痕跡は跡形もなく消失。
以来、ウェイランド・湯谷社は異形生物を数十年に渡って追跡し続けたものの、結局徒労に終わる。

　それらの出来事から長い年月が流れた。
２世紀という長大な時間の中で、多くの物が消え、多くの物が現れた。
地球で覇を唱えた湯谷社も倒産、人々の記憶から異形生物や異星人の事は完全に忘れ去られた。














　あの異星人の小型艇が発見されるまでは。

　この事件でただ１人生き残った地球人こと、“彼”は、そんな歴史秘話に興味は無かった。
これらの歴史は単に、過去の人間達の無能さ加減を表しているだけに過ぎない。
純粋なる知的探求の徒である彼にとって、名誉だの地位だの人道主義だのは二の次である。
ただ好奇心のみが彼を突き動かしていた。
戯曲ファウストで、主人公が全てを知る為に大悪魔と契約したように、彼は自身の好奇心を満足させる為なら悪魔とでも手を結ぶつもりでいた。


　彼にとっての最重要事項は、目の前のものを研究する事だけだ。
この異星文明から学べる事は実に多い。一生かかっても学びきれないかもしれなかった。
その全てが、彼の手のひらの中のメモリーディスクに収められている。
異星人のテクノロジーの現物も異形生物の標本も何一つ得られなかったが、これ１枚あれば十分再現は可能だ。

じきに、より多くの研究標本が手に入る歓喜に、彼は狂わんばかりであった。

　とはいえ、いつまでもこのメモリーディスクと睨めっこしているわけにもいかない。
ディスクの真価は、より本格的な施設や充実した設備あってこそなのだ。
本音を言えばいくつかの研究標本も欲しかったのだが、贅沢は言っていられない。
このディスクが残っただけでも奇跡だと思わなくては。

さて、そろそろ寝る事としよう。さよなら荒野惑星、おはようございます地球の都会。
服を脱ぎ、宇宙船を自動操縦に切り替えると、彼は冷凍睡眠装置の中へと入っていった。

今宵はここまで。。。
ここら辺は、人間視点で書こうとして挫折した名残だったりします。

乙
言い回しがアレだけど、テンション上がってるだろうからしょうがないか。もっとﾋｬｯﾊｰしてもおかしくないしな

>>649
乙です。
げげっ、プレの技術が人間の手に・・・！！

　あれからどれほどの時間が経ったのだろうか。
暗闇の中でふと 彼女 は目を覚ました。

　崩れた土砂の山を打ち砕き、闘いの勝者は起き上がる。

　自身の身体を覆うように相手を引き倒したのが幸いした。
敵の巨体と頑強な骨格が土砂の直撃を受け流し、それ以上の身体の負傷を最小限に抑えていた。
受けた傷は決して軽くはないが、揚陸艇が直に迎えに来るだろう。
清掃艇に備え付けた治療装置を使用すれば少なくとも母星まではもつ。

　自身の状態を確認した戦士は、素肌が晒されている事に気がつく。
刺し貫かれた“胸当て”と、左腕を覆う“戦闘手甲”がなくなっている。
決闘の前に放り捨てた装具達と同様、あの土砂に埋まってしまったのだろう。
　今、身体を覆うものは何もなかった。数々の闘いの中で鍛え抜かれ、引き締まった肢体が露わになる。
構わず、戦士は土砂を突き崩し立ち上がった。

　装甲が剥ぎ取られた左腕から、鮮緑色の血液の代わりに火花と白い潤滑液が吹き出た。
その左腕が操作盤と一体化した特別製の義手である事を知る者は、母星の同胞の間でもごく僅かだ。
強力な腕力と強度で持ち主を補助する頼もしき相棒だが、激戦の末に故障してしまったらしい。
母星に帰ったら早速修理する事としよう。

　腰当などの各種防具はもとより、“清掃箱”や“仮面”も多少の爆発や衝撃には耐える仕様である。
回収は可能だ。他のものはどうでもよかった。

　肝心のものはすぐに見つかった。
幸運にも、岩肌に絡みついていた“鞭”は爆風に煽られ、落盤の範囲から逃れていた。
彼女は、落下の衝撃で愛用の武器が破損していなかった事に安堵する。
尊敬する師匠から受け継いだ唯一の武器だった。
これだけは代用品が無い。かけがえのないもう一人の相棒である。
　生き残った勇者は、自身の装具を鍛えた母星の職人達に感謝した。

　右手には、闘いの結末として“混血種”の頭部が下がっている。
この狩りを思い返しながら、次なる仕事への意欲を燃やす為の首級。
これまでの狩りで仕留めてきた獲物達と同様、こいつもよい首級になるだろう。

　“掃除屋”は勝利の咆哮を挙げた。
雨はあがっていた。

　物音一つしないはずの船内で、何かが動いていた。



　そいつは機械ではなかった。
いや、ただ一つの目的を持って生まれたという点において、そいつはある種の機械とも言えなくも無い。
言えなくも無いのだが、機械というには そいつ はあまりに異形過ぎた。
乗員の安全を保ち目的地へ帰還するという一つの目標の為に動作している機械達にとってみれば、それは異物以外の何者でもない。
　そいつは強靭でしなやかな尾と、繊細かつ強力な指を持っている、世にも優雅な異形であった。
目も耳も鼻も無いそいつは、文字通り手探りで獲物を探している。

　殺虫剤の爆発からただ一匹生き残ったそいつ、“エイリアン・フェイスハガー”は、繁殖の欲求に突き動かされ、自身の任務を果たさんと、鋼鉄の密室の中を徘徊していた。

掃除屋、女だったのかぁぁあああ！

しえーん！

　見つけた！ついに見つけたぞ！

生まれ持った超感覚で目的地へと行き当たり、人間の手にも似たエイリアンの幼生は歓喜に打ち震えた。
冷凍睡眠装置へと鋭い爪がかかり、長い尾が気密シールに纏わりつく。
　障壁があるな。指でまさぐる。
ここで諦めてなるものか。自身の任務に忠実なそいつは腹部の口腔から液を分泌した。
猛毒の液に睡眠装置内の気密が侵され、船内に強烈な刺激臭が漂い始める。
揮発性の有毒なガスだが、深い睡眠に捕らわれている部屋の主は目覚める気配も無い。
警報は作動しなかった。衝撃や火災には対応出来ても、薬品を利用した異形生物の侵入は防げなかった。

　焼け穴は徐々に拡大していき、やがて侵入できる程度の大きさになるや否や、そいつは指を滑り込ませる。
万力のような怪力で穴を押し広げ、そいつはやっと冷凍睡眠装置内部へと侵入した。
８本の指が生えた巨大な掌が、眠る地球人の顔面を包み込んでゆく……。



地球へ向かう宇宙船の中、誰にも聞こえない悲鳴がこだました。

これでおしまいです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

>>659
ＧＪ！連載お疲れ様でした。
タケ爺「受ｹ取ﾚ勇者ﾖ」
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org35948.jpg

掃除屋、無事に帰れてよかったよ。
エイリアン側の心境も詳しく語られてて面白かったァ！
またここで書いてくれ・・・！

お疲れ様〜。
掃除屋、無事帰還おめでとう。エイリアンも、らしく最後までしぶといww。


>>660
ちょww黄金のマスクwww