メリーさんの絵とかSSとかを投下するスレ。
ホラーでも猟奇でもほのぼのでも恋愛でも何でもOK
私、メリーさん。今あなたの後ろにいるの。のメリーさん?
はい、そうです。
ちょっと設定いじくればコメディにも恋愛ものにもできるし、
誰かの復讐劇見たいにもできるし。
またピンポイントというかなんというかw
メリーさんでほのぼの…
私メリーさん…あなたの後ろにいるの…
え?丁度いいから肩もんでくれ?
お、お客さん結構凝ってますねー。ちょっと疲れがたまってるんじゃないですかー?
って何で私が!?
なんじゃこりゃ
全然違うけどオカルト板にあったな
なんか怖い話のテンプレを撃退する話や萌え話に改変するやつ
7 :
1:2008/11/10(月) 00:50:17 ID:/A7f6fJU
もう少しで終わるから投下できそうです…
十年ぐらい前の話。
俺はまだ五歳ぐらいで、東京に住んでいた。
その時の俺は人形に夢中だった。
おもちゃ屋に行けばぬいぐるみコーナーに走って行って目をキラキラ輝かせながらすべてのぬいぐるみに抱きついていた。
俺の当時のお気に入りは俺の親父が誕生日の時に買ってくれたフランス人形だった。
顔はものすごく整っていて、黒いフリル付きのドレスを着ていて。
十代前半の女の子みたいに華奢で。
すぐ壊れてしまいそうだった。
俺はその人形をメリーと呼んで可愛がっていた。
買ってもらってから一カ月ぐらい過ぎたころ、俺はメリーを連れてゴミ捨て場に行った。
ゴミ捨て場は当時の俺にとって秘密基地のようなところだった。
そこで見つけたプラスティックの板とかで実際に小さいシェルターを作ったこともあった。
その日も俺はその小さな小屋でメリーとままごとをして遊ぼうとした。
がしかし。俺はすぐに後悔した。
ゴミ捨て場には俺の幼稚園のいじめっ子共がいたのだ。
いじめっ子共は俺を見るなり笑い出した。
「見ろよ、人形なんか持ってるぞー!」だとか、「赤ちゃん!」みたいなことを言いながら。
怒った俺は泣きながらいじめっ子の一人に向かっていったが、返り討ちにあった。
顔面に一発くらって俺は人形を落として地面に寝転がって泣いた。
そして俺を殴ったいじめっ子はメリーを掴んで投げた。ガラクタの山に向かって。
俺はメリーが放物線を描いてゴミとゴミの間に落ちるのを泣きながら眺めていた。
いじめっ子共はそれを見るなり笑いながら自分の家に帰って行った。
俺はメリーが落ちたあたりを必死に探した。
皮が切れても、爪が剥がれそうになっても。
夕方になってもメリーは見つからなかった。
辺りが暗くなったころ、親が俺を探しに来て俺を連れて帰った。
次の日も俺はゴミ捨て場に行ってメリーを探した。
その日は前の日よりもう少し広い範囲を探したが見つからなかった。
その次の日も俺はメリーを探した。その日はもう少し深くを探した。
けど、見つからなかった。
その次の日も探したが、見つからなかった。
その次の日も探した。その次も探した。その次も、その次も。
けど、見つからなかった。
当時の俺は気付かなかった。毎日ゴミの山が変わっていることを。
そして毎日ゴミが、処理されていることを。
メリーを探し始めてから半年が経った頃、俺は鎌倉に引っ越すことになった。
結局メリーは見つからなかった。
そして今。
大学生になった俺は寮に住んで学校に通っている。
成績は中の上、運動神経は並。彼女はできたことはないが、別に顔は悪くはない。
友達も普通にいて、いじめにも遭っていない。将来の夢は特にない。
俺はそんな普通の人生を過ごしている。
「はぁ…何で今頃人形のことを思い出すかなぁ…」
窓から夕焼けを見ていた俺は深くため息をついた。
特に理由はないと思うが、なぜか冬になると無くした人形のことを思い出す。
毎年のことなので特に深く考えずに終わるのだが。
(しゃあねぇ、今日は早めに晩飯食って寝るとすっかな)
そして俺は夕暮れに染まる街に出た。
自転車を漕いで十分ぐらいのところに行きつけのラーメン屋があるので週一ぐらいのペースで俺はそこで食べることにしていた。
ガラッとガラス戸をあけてカウンターに座る。
「チャーシューメン大盛りお願いしまーす」
「あいよ!」
一時期毎日のように通っていたことがあるのでほとんどの店員は俺の顔を覚えていた。
「チャーシューメン大盛り、お待ち!」
「どーもっす」
俺は渡されたラーメンを両手で持ち上げて目の前に置いた。
そして同時に俺の携帯が鳴り始めた。
ちょうど割り箸を割ろうとしていた最中だったため、割りばしが妙な形に割れてしまった。
(誰だよ、こんな時に…)
ポケットから携帯を取り出して電話に出た。
「ぁいもしもし?」
向こう側は静かだった。
「もしもーし?誰ですか?」
『私…メリーさん…ひさ…ぶりだね………くん』
俺の名前を言っているようだが声が聞き取れない。
「メリーさん?そんな人俺知りませんが…」
『今日…会いに…くよ…』
そういうなり電話が切れた。
(なんだ、いた電か…)
俺は妙な形に折れた割り箸を捨ててもう一本折った。
自転車を漕いで俺は寮に戻った。
そして戻るなり俺の携帯が鳴った。
すぐポケットから出して電話に出た。
「はいもしもし?」
『私メ…ーさん。今坂道…上…てる…ころよ』
またあのいた電だった。
「またお前か。いたずら電話はやめてください」
しばらく誰も何も言わなかった。
『……も…かして…村く…私の…と忘れ…ゃっ…の?』
声が途切れ途切れに聞こえてくる。
「俺はあなたのことなんか知りませんが?」
正直に言ってやった。
また静かになる。
『…っ……っ』
向こうからすすり泣くような音が聞こえた後、電話が切れた。
(何なんだよ、たく…)
俺は携帯を顔の横に置いてベッドに寝転がって読みかけの本を読み始めた。
十一時を過ぎたころ、また電話が鳴り始めた。
携帯を取る前からわかる。これはまたあのメリーさんだ。
呆れながら電話を取る。
「またメリーさんですか?」
『…ん…植村君、まだ思…出し…くれな…?』
途切れ途切れだが何となく言いたいことは分かった。
「知りませんよメリーさんなんか。そういう名前の人形は持ってたけど」
しばしの沈黙。そして電話が切れた。
(意味がわからない。まったく、意味が分からない)
そして俺はまた本を読み始めた。
本を読み終えた俺は友達の清水と電話で話し始めた。
『だからさ、担任の前原がよ…』
「マジ!?そんなことしたんあいつ!?」
俺は部屋で腹を抱えながら笑い出した。
いつもこの友達は俺のことを笑わせてくれる。
落ち込んでるときも、怒っている時も。
『ハァー…あ、そうだ』
「ん?どうした?」
清水がいきなり声色を変えた。
『さっきな、俺んちに十五、六の女の子が来たんだよ』
「へぇー…で、どれがどうしたん?」
『いや、な?その女の子が俺に聞くんだよ。植村はどこですかー?って』
なんだか嫌な予感がする。
『俺は植村はこの道を真っすぐ行った寮にいますよ、って親切に教えてあげたんよ。そしたらありがとうってお辞儀して
その子そっち行ったんだわ』
「…で、それがどうしたん?」
『いや、な?俺、見ちまったんだよ。あの子の背中の帯のところに包丁が』
ブツっと言って電話が切れた。
「もしもし?おい清水?もしもし?もしもし!?」
『私…メ…ー…ん…植村君…』
メリーが、電話に、でた。
「う、ああ、あああ…」
『私、今君の寮の外にいるよ…今からそっちに行くよ…』
そして電話がまた切れた。
俺は必死に考えていた。
メリーは何者なのか。
彼女は俺のことを知っている。
(知り合いか?)
違う。俺の知り合いにメリーなんてふざけた名前のやつはいない。
だとしたら可能性は一つだけだった。
…だけど俺はそれが信じられなかった。
信じたら何かいろいろ終わっちゃいそうな気がしたから。
そしてまた電話が鳴った。またメリーだろう。
恐る恐る電話を取る。
「も、もしもし…」
声が震える。怖い。
『今、私寮の階段を上がってるんだ…聞こえる?この音…』
外でカン、カンと何かが昇ってくる音がする。
『もう少し…もう少しでまた会えるよ、植村君…』
そしてまた電話が切れた。
それから十秒ぐらいしたらまた電話が鳴った。
受話ボタンを押して電話を取る。
『もう、ついたよ…ドア、開けて…?』
「ひぃあ、ああぁぁあ!?」
ブツ、と電話を切った。
十分ぐらいずっと電話が鳴り続けている。
俺は部屋の隅で足を抱えながらそれを見ていた。
さらに十分が過ぎる。まだ電話が鳴りやまない。
…もしもの話。メリーが俺の好きだった人形だった場合。俺はどうすればいいのか。
俺は殺されるのか。それとも生きるのか。
あの時人形を無くしたのは今でも少し後悔している。
親父に悪いことしたな〜とか、値張ったんだろうな〜、とか。
けど一番後悔したことは、もう二度と見つからないだろう、ということだった。
(俺、本当にあの人形が好きだったんだな…)
覚悟を決めて俺は玄関に向かった。
俺はドアの前でとまった。
「…なぁ、メリーさん」
ドアのすぐ外に人の気配がある。
「…うん。なに?植村君」
「お前、俺の人形だったメリーか?それとも別の何かか?」
沈黙。
「……暗かった。あのゴミ捨て場」
「……」
この子は俺の人形だったメリーだ。
「夜は寒くて…苦しくて…狭くて…寂しかった」
胸が苦しい。
「やっと出れたと思ったらね?私、壊されちゃったんだ…他の物と一緒に」
涙が出そうになる。
「ずっと捨てられたんだ、て思ってたの。だからもし君に会えたら同じ目にあわせてやろうって誓ったの」
下唇を力一杯噛んだ。
「それで気づいたら、人間になってた。嬉しかった。やっと復讐できる。やっと同じ目にあわせてやれるって」
怖い。怖い。とても怖い。
だから必死に腹の奥から声を絞り出した。
「…俺を、殺すのか?」
また沈黙。
「…わかんない。殺したいのかどうかもわからない」
「……」
「変でしょ?さっきまで殺したかったのに今じゃ会ったってだけですごいうれしいの…」
「……」
「なんか妙なの…なんだか言葉にできないの、今の感情…」
「なぁ、メリー」
「…なぁに?植村君…」
俺は部屋の扉を開けた。
そこにいたのは黒いフリルのついたドレスを着た金髪藍眼の十五、六の女の子だった。
思わず息をのむ。
「……とりあえず部屋に入ってきてくれ。話がしたい」
「…うん」
メリーは小さくうなずき部屋に入った。
メリーを床に座らせ、俺もメリーの前に座る。
ちょっと気恥ずかしい。
「…なぁメリー」
「ん…?」
「ゴミ捨て場のこと…本当にごめんな…」
メリーの顔が陰る。
「言い訳するわけじゃないけどさ…俺も必死に探してたんだ…お前のこと」
メリーはうつむいたまま何も言わない。
「半年ぐらい探したんだ…でも見つけられなかった。それにすぐ俺達引っ越しちゃったし…」
どう説明しても言い訳にしか聞こえない。
「だから、その、なんだ…」
言葉が詰まる。
メリーもうつむいたまま何も言わない。
どうする…?どうする、俺!?
「…好きだったよ、お前のこと」
メリーがこっちを向く。
驚いているように見えた。
俺の顔が燃えるように熱い。真っ赤なんだと思う。
「今もすごいかわいいと思うし…何を言ってんだ俺…」
声がかすれる。
「わ、私も!」
メリーの不意打ちに心臓が飛び出しそうになる。
「私も、別にゴミ捨て場のことは全部植村君のせいだとは思わないし…その…」
沈黙。静寂。誰も何も言わない。
「うん…やっとわかった。この気持ち」
メリーが立ち上がって俺のほうに近づいて抱きついた。
「これが「大好き」って、感情なんだね…」
意味が、わからない。
心臓が不整脈を打っているような気がしてならない。
けど俺の中でもやっと物事が落ち着いた。
そしてわかった。
俺もこのメリーが好きだってことに。
「俺も、好きだよ…メリー」
「なぁメリー」
「?どうしたの植村君」
「陸久でいいよ。それよりさ。俺と一緒に暮さない?」
俺の中でももう整理できている。
そして何より、もしもここで彼女と別れたら…
もう二度と会えない気がした。
「…いいの?」
「うん。いいよ」
「陸久が困るだけなのに?」
「俺はメリーが居てくれるだけでいいんだ」
「本当に?」
「本当に」
メリーが俺に抱きついてくる。
「…大好き」
「俺も好きだよ…」
これからは忙しくなりそうだが、なんとかできると思う。
俺の愛しのメリーがいてくれるから…
とりあえずこのスレ最初のSS。
みんな俺に続け!的な感じで作ってみました。
とにかく第二話を書きたいです…
ダメ出し・こうすればよかったなども書いてください。
なんという萌えキャラ
メリーさんをこう料理するのか
15 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 04:32:24 ID:fxuZ/O08
わざわざ創作しなくても、あと1ヶ月もすりゃメリーさんだらけになるだろ
メリークリスマス!
そっちじゃねえ!
不覚にもw
>>8-12 オーソドックスだけどいいじゃん
とくに
>>8の部分は子供の失くし物感がよく出てる
サウダーデってやつを感じたぜ
最後やっつけに話畳んだっぽいけど、SSだから分量的にしょうがないか?
これ第一話にするんならヒキを持たせてもよかったんじゃない
おk、感想ありがとう。第二話に生かしてみる。
私メリーさん。今戦場にいるの。
「メリーさんだ! メリーさんが出やがった! ちくしょう、ちくしょう!!」
「殺してやる! 殺してやる!! こ……うわああああ!?」
罵声が耳に心地よい。
悲鳴が耳に心地よい。
ここでは鋼鉄の玉が戦場を飛び交う。
臓腑を震わすような轟音が上がる度に、誰かが金切り声で叫ぶ。
土と血煙を巻き上げ、死の臭いが空を焦がす。
鉛色の空には慈悲の欠片も見えない。
もだえ苦しむ肉の塊を、私は容赦なく踏み砕き蹂躙する。
私は戦場の死神。
今日も泥の中を一人歩く。
私メリーさん。今──戦場にいるの。
オカ板からきたで。
おもしろいし、今後の展開なら、
清水君の消息に絡めて広げてもよいかと・・・。
突っ込みどころとしては・・・
その清水君が、メリーさんが包丁を持ってた事を認識できたのなら、
世間話なんかより、先にそっちを主人公に伝えてやるのが普通ではないかと・・・。
>>20 「私メリーさん。前線航空統制官なの」
「私メリーさん。現在そちらに指向できる火力はないの」
「私メリーさん。交信終了なの。神のご加護をなの」
>>21 そこのところは第二話で。
>>22 なのなの言ってるとなぜかなのはに聞こえてくる。不思議。
メリーさんか…何もかも皆懐かしい…
第二話があるのか
それは楽しみ
二話……期待してます!
しかし絵リクエストスレでも見たし
妖怪スレでも見たし
俺が知らないだけで実はメリーさんってブームなのか?
ただの昔の都市伝説の1つだと思ってたんだけど
メリーさんは萌えキャラだからな
着信取らないでおくと、自分の後ろで振り向くまでずっとついてくるんだぜ
しかも何回かけても取ってくれないから半泣き
萌えるだろ
それは萌えるなw
俺的には大ブーム。
初めて知ったのはかなり前だがググってる時にかなり来た。
俺にとどめを刺したのが絵リクスレのメリーさん(ハロウィン版)。
あれ見たら頭の中で何かが切れて衝動的に書いてた。
マジかw描いたかいがあるってもんだww
因みに>>1とリクスレのリク主は別人??
俺のID テル取ったらバッドエンドって読めるな
まあこじつけだが
ちなみに俺の言ってるリク主ってのはリクスレの223のことで270は俺っす。
連レススマン。
了解、SSもおもしろかったし今後に期待しますよ
向こうの226の漫画はこのSSのメリーさんだったよね
いや、向こうの226はリクスレの101から続いてるやつ
ここのSSのメリーさんは「黒いフリルのついたドレスを着た金髪藍眼の十五、六の女の子」
だから別物
マジでか
そっちは見逃してたわ
226じゃなくて266だった、スマソ
絵リクスレってのはどこにあるのかぴら?
そこはメリーさん専スレってわけではないのかな?
オカ板とwikiと角二は毎日チェックしてるが、そこは知らないなー
>>40 この板に絵師にリクエストするスレってのがあるんだよ
そこにメリーさん絵がリクエストされてた
あと、同じくこの板の妖怪スレにもメリーさん小ネタがあった
メリーさんスレがあると聞いて絵リクスレから飛んで来ました
メリーさんはオカルト界の女神
なるほど、メリーさんで検索してみたらオカルト板にスレがあった
そこの分割スレみたいな扱いなのねここは
まぁ、オカ板はかつてのにぎわいがないけどね。
メリーさんが群雄割拠していた当時が懐かしい。
いまは、落とさんようにするので精いっぱいじゃて。
圧縮を気にしてる時点で過疎じゃないね
この板はなんとまだ1回も圧縮を経験していないぞ
なんと、それは凄い!
ってこの板出来たばかりじゃーん!
メリーさん「私メリーさんッ!! ずっとずっと貴方の後ろに居たッ」
男「これが俺のスタンド……『メリーさん』かッ!!」
メリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリぃぃいぃいい
↑これでなんか考えるかな
ルールに追加します。
メリーさんが関係あるなら二次創作・一次創作にかかわらず投下おk。
(例・メリーさんvsスネーク、口裂け女とメリーさんなど。)
次のスレは妖怪・都市伝説スレにするかな…
これはwwww
ゆっくりした結果がこれだよ!
ゆっくりメリーさんかわいいw
メリーさん「私メリーさん。貴方とポッキーゲームがしたいの」
メリーさん「私メリーさん。今、貴方のチョコレート味の唇……奪っちゃったの」
――――――
この惑星の住人は、都市伝説と言う俄かには信じがたい噂を実しやかに囁いている。
メリーさん「私メリーさん。今あなたのうしろにいるの」
「!?」
「………………」
ただ―――――
メリーさん「私メリーさん。最近は全然驚かれないから自信がないの……」
この惑星の都市伝説にも……色々ある
ああもうメリーさんかわいいよメリーさん
>>56 ポッキーの日だけにポッキーゲームww
メリーさん!是非俺ともポッキーゲームを!!
「もしもしぃですぅ、私メリーさんですよぉ、
あぁ、あのう、まきますか? まきませんか?
今ならとぉってもかわいい妹が後ろについてくるかもしれませんですよぉ?
あっ・・・切られたでーすぅ・・・。」
はぁぁぁ、やっぱり、なかなかマスターなんて見つけられっこねぇですぅ。
「オーッホッホッホ! お久しぶりかしらぁ、翠メリー!!」
「あっ、何しにきやがったですか!! ・・・って神奈川!?」
「か! な! め! り! かしらっ!!」
「その金メリがなにしてやがるです!?」
「ン〜フッフー! マスターも見つけられないあなたのメリーミステカ(mrmstk)をいただきにきたのかしらっ!」
「はぁん? お前みたいなおバカにやられる翠メリーじゃないですぅ! おとといきやがれですぅ!!」
「いったわねぇ〜、これを食らうのかしらぁ!! 第一楽章・・・攻撃のワルツっ!!」
ぎょろろろろろぉん!!
「攻撃の♪ わるつっ! わるつ! わるつ! わるつ!! 攻撃の わるつ! わるつ! Orz!!」
「きゃあああああああっ! やめるですぅ!!」
「まだまだよぉ♪ つづいてぇ〜、追撃のカノンっ!!」
「お・の・れ・金メリィッ!!もう怒ったですっ!!下でにでてりゃあつけあがりやがってぇ!! 焼き鳥にしてやるです!!」
・・・ンッフッフッフッフ・・・ イァーアッハッハハッハッハッハッハッハッハーっ!!
「もう許さんです・・・
スィ・・・! スィ・・・! スィ・・・・ド! ッリィィィィィィムゥゥッ!!!!!!!」
「かーじゅーきーぃぃぃぃっ!!」
・・・核融合に匹敵するエネルギーを持つ、
翠メリーのスィスィスィドリームの直撃を受けておじじは死亡した・・・。
オカスレから来たっす。
良スレ進行で (・∀・)イイ!
メリーさん関連なら基本的になんでも投下していいのかな?
だろう
カモン
最近、巷ではメリーさんの怪談が流行ってるらしい。
もちろん、オレもメリーさんくらいは知っている。都市伝説級の口裂け女にゃちと及ばないものの、かなり有名な怪談だ。
説明するまでもないと思うが、大ざっぱに言うとメリーさんは以下の特徴を持つ。
知らない番号、あるいは非通知で携帯に電話がかかってくる。出ると幼い少女の声で、
『私メリーさん。今○○にいるの』
という言葉が聞こえるそうだ。その○○は最初、近所のどこかから始まるらしい。例えば学校であったり公園であったり。
そう、そこからが恐怖の幕開けである。電話は毎日鳴るようになり、出ると少女のいる場所はどんどん家に近くなっていく。
家の前、玄関、二階、部屋の前……。
とうとう逃げ場のなくなったターゲットは恐怖に怯えながら部屋の中にこもる。そして着信が鳴り…最後の電話に出るのだ。
『私メリーさん。今──あなたの後ろにいるの』
ぎゃー!
……というのがオレの知ってる感じのメリーさんである。
まあそもそも嫌なら着信拒否するか出なきゃいいんだし、わざわざ律儀に出て襲われるってとこが作り話くさいんだけどな。
しかし……メリーさんが流行ったのは携帯もなかったような一昔前のことだ。
それが何故今になって再び流行っているのかは分からない。が、オレの学校やネット掲示板等では今ホットなブームらしい。
もしかすると、最初のうちは引っかかっていた犠牲者たちも段々賢くなり、一時期は獲物がいなくなってしまったが、
昨今のオレオレ詐欺とかのグループみたいに、メリーさん業界も知恵を振り絞って新たな手口を開発したのかもしれない。
なーんて、あるわけないか!
オレは携帯に打ち込んだバカバカしい長文を消して、連れとのメリーさん話から話題を変えるべく、Y談的な文章を打っていく。
とそのとき、丁度今メールを返そうと思ってた連れの番号が画面に表示され、お気に入りの着うたが流れ始めた。
「おう、びっくりした……。ったくなんだよ、電話すんならハナからメール送るなっつうの」
メリーさんのことを考えていたのもあって、急な着信に驚いたオレは文句を言いながらも通話ボタンを押して電話に出た。
「もっす。んだよ、電話してくんなら『私メリーさん』んなよ」
…………。
ひやりと背筋が寒くなった気がした。オレの言葉にかぶせて少女の声が聞こえたからだ。もちろん連れは間違えようのない男声。
沈黙。向こうは何も言わない。それが余計に不安を煽り、動悸を激しくさせる。
必死に頭を回転させ、そしてオレは一つの答えにたどり着いた。そうだ。連れが女友達か妹を使ってイタズラをしたに違いない。
丁度メリーさんの話をしてたとこだったし、野郎、オレを一杯食わせようとしてるらしい。そうと分かりゃ怖くなんてない。
オレは逆にうまいことからかってやろうとニヤリと笑い、お得意のドエロトークのスペシャルエヂションをかましてやるため口を開く。
「そっ『今あなたの後ろにいるのぉおおぉおおおぉぉぉ』」
息がかかった。耳に。
よくテレビでやってるような機会音声のようなスロー再生した男声のようなモノが、電話の向こうと耳元のステレオで聞こえてきた。
そうか。やっぱメリーさん業界も不況で新たな手口を考えついたらしい。でも振り向かなきゃいいんだよな?
なんて思っていると(恐怖で体が硬直しているだけだが)突如として頭がグワシとつかまれ、そのままオレの首は凄い力で振り向かさ
>>62じゃない上に萌えものじゃなくてすんまそん
ホラーというよりギャグかも
続きは!続きはどうしたあああああああああああ
何故切るwww
69 :
62:2008/11/12(水) 22:27:05 ID:DVpCE0yJ
投下してみる。
「よぉ。」
十数年ぶりに会った友人は、すっかりくたびれていたが、昔と変わらないどこかやんちゃな様子で挨拶した。
しわだらけのロングコートに片手を突っ込み、ボサボサの髪をさらに苛めるように頭を掻いている。
目の下にはクマが出来ていた。
私は簡単な挨拶を返し、テーブルを挟んだ向かいの席を勧めた。
駅前の平日の喫茶店には、打ち合わせに来ている会社員や、ノートパソコンをいじくる学生がそこかしこに見える。
その中で学生にはとても見えず、またスーツも着ていない私たち2人は少し異質なものに端からは見えただろう。
私の心に妙な不安がよぎった。
「うーさみさみ。もうすっかり冬だな。」
「ああ。これでますます帰りにタクシー代がかさむ。」
疲れた笑いを浮かべながら友人は座る。
それから彼はメニューも見ずにカプチーノを頼んだ。
「今は何を?」
私が訊くと、友人は首をふる。
「普通に会社員やってたけど、昨日辞めたよ。ありゃあ駄目だ。」
「何かあったのか?」
「全然家に帰れないんだ。」
ノルマが厳しいのだろうか。
そんなことを思いながら残り少ないコーヒーをすする。
彼と最後に会ったの小学校の頃だったか。
当時はかなり仲が良かったはずだが、それから多くの出来事を経験する内に、それらの記憶は押し潰されて、断片的な思い出しか残っていなかった。
だがこうして向き合ってみると、たしかにこの男と過ごした記憶がこの体に染み付いているのが、実感として感じられる。
しばらくの間私たちは、それらの思い出について、また、他の友人の消息について語り合った。
語り合いながら、お互いにタイミングをはかっていた。
私は彼が、なぜ今さら私に会いに来たのかを聞きたかった。
そして彼もまた、本題へと入りたがっているのが見てとれる。
が、なぜか二人には躊躇いがあった。
友人の方は自分が何に対して躊躇しているのかがわかっているようだが、私にはつかめない。
漠然とした、廃墟の扉を開く時のような、罪悪感にも似た恐怖があった。
「それで――」
私はハッとした。
いつの間にかカップは空になっている。
友人がいぶかしがる風に私の顔を見た。
「おい、大丈夫か?」
「ああすまない。少し疲れているのかな。」
支援支援
「で、話聞いてたか?」
「いや……すまん。何の話だったっけ。」
眉間を押さえる私に対して、友人は呆れたようにため息をついた。
「だから、小学校の時よく読んだ怪談だよ。」
「怪談……?」
「ほら、“私、メリーさん。今あなたの後ろに居るの”ってやつ。」
「ああ。あったな、そんなの。」
懐かしい怪談だ。
何かの本で見つけて、よく彼が私の後ろで彼女の真似をしてふざけたっけ。
「話は覚えてるか?」
「大体はな。」
「よし、じゃあコレだ。」
そう言って友人はポケットから携帯電話を取り出し、私に寄越した。電源は入っていない。
意図がわからないので友人に問うと、彼は悪戯っぽい笑みを浮かべながら「電源入れてみな。」と言った。
不審に思いながらも私はその携帯電話を開き、電源ボタンに親指を伸ばす。
てっきり金を貸してくれとでも言うのかと思っていたのに。
電源が入る。
途端に、けたたましい着信音が店内に鳴り響いた。
他の客が不快そうな眼差しを向けてくる。
私は驚き、思わず通話ボタンを押してしまった。
友人に電話を返そうとするが、彼はどこか悪意のこもった笑顔を浮かべたまま、私にそのまま電話に出るよう促す。
その彼の態度を恐ろしく感じた私は唾を飲み込み、恐る恐る電話を耳にやる。
震える声で言った。
「も、もしもし……?」
「……私……」
スピーカーからは、妙にかすれた、少女のような声が聞こえてきた。
「あ、すいません、私は……」
「……メリーさん。」
「……は?」
「私、メリーさん。今、あなたの家の前に居るの……」
「えっとあの、失礼ですが――」
ブツッ!!
電話は唐突に切れた。
わけがわからないまま黒い画面を眺めていると、突然延びてきた友人の手に、携帯電話を奪われた。
「ああ、ありがとう。本当にありがとう。これでようやく家に帰れるよ。」
そそくさと携帯電話をしまい、席を立つ友人に私は説明を求める。
彼はテーブルのそばで伝票と自分の財布の中身を見比べながら言った。
「いやあさ、一週間前にメリーさんから電話がかかってきてさ。
俺の家はマンションなんだけど、悪戯かと思って相手してたら、俺の住んでる下の階まで来ちまってさ。」
何の話かわからない。
「家の電話は線を抜いても鳴りっぱなしだし、会社に寝泊まりしてたんだけど、これじゃあ気が狂いそうだったからさ。
悪いけど頼んだわ。お礼にここはおごるよ。」
支援
頼むなよw
これは私とメリーさんの百合フラグ
「おい、なんだよコレは!」
彼は横目で私を見た。
「なあに、別の人間に電話に出てもらえばいいだけさ。
その内お前の携帯にも彼女から電話がくるはずだ。見覚えの無い番号には気をつけろよ。」
「だからこれは何なんだ!説明しろ!!」
「わからない奴だな。」
私たちは外へ出た。
「……メリーさんだよ。小学生の時、俺たちが好きだった怪談……」
「あんなもの、ただのフィクションだ。」
「本当にそう思うのか?」
「当然だろ!」
「そうかい。」
その時、私の携帯電話が鳴った。
戦慄した。
震える手で液晶表示を見る。
見覚えの無い番号だった。
友人は笑う。
「出てみろよ。フィクションなら、お前は助かる。」
携帯電話を片手に立ち尽くす私を尻目に、彼はゆったりとした仕草でこちらに背を向け、そして歩きだした。
冬空の下で汗だくになりながら、私は鳴り続ける電話を握りしめていた。
深夜の道を歩く。
人通りは少なく、街灯も無い道。
そこで俺の携帯電話は鳴った。
驚きつつ液晶を見ると、番号は昼間会ったあの友人のものだった。
思わず込み上げる笑いをこらえつつ、通話ボタンを押す。
「よぉ。」
「私だ。」
電話の向こうに居るのは、やはり彼のようだった。
「電話、どうにかなったか?」
「いいや。……これから、どうにかするつもりだ。」
彼の声からは生気は感じられない。
急に俺は彼に申し訳なく感じた。
「おい、お前今どこに居るんだ?」
「……」
「おい。」
「お前の後ろに居る。」
その瞬間、軽い衝撃と共に、俺の背中に激痛が走った。
くたびれたコートのポケットから、ボイスレコーダーと、それにテープで繋がったもうひとつの携帯電話がこぼれ落ち、血溜まりに転がった。
以上です。
もう少し推敲するべきだったかもしれない。
おおお!
最後に急に展開が変わったな
これはメリーさんなんて存在しなかったってことか?
>>74 二人とも「彼」な件について
俺の中で私が女に変換されてた、スマソ
この終わり方いいねーw終わり方が意味深だから色々考えれておもしろい
>>76 はい。そのとおりです。
このメリーさんは友人の手の込んだ悪戯だったのですが、私がそれを本物と信じてしまったせいで、私は凶行に走ってしまいました。
ID:DVpCE0yJ
Niceメリー
「ワターシ、メリーデェス! コロラドカラキマシータ!」
こんなメリーさんは嫌だ
もしもし?
私メリーさん、
いま・・・係長の後ろにいるの・・・
「さぁ、メリー君、君も今日から係長だ!
部下もできるわけだからね、がんばってくれたまえ!」
「はい・・・ありがとうございます。」
もしもし?
私メリーさん、
いま・・・課長さんの後ろにいるの・・・
「・・・昨日、課長が亡くなった・・・、
どうか混乱しないで、みんなは自分の仕事に専念してほしい、
今日から・・・メリー君が課長だ、力を合わせて仕事してくれ・・・!」
もしもし?
私メリーさん、
いま・・・ウフフ、部長の後ろにいるのよ・・・
「・・・皆さん、昨夜部長が倒れました。
緊急入院して意識不明の状態です。
今後、この部署は私が取りしきるよう、専務から申し付かりました。
今後、よろしくお願いいたします・・・。」
もしもし?
私メリーさん、
いま・・・取締役の後ろにいます・・・
なんというメリー島耕作
なんて血なまぐさい会社だ…
着信アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリーヴェデルチ!
85 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/13(木) 21:53:38 ID:YAvsqczo
「私、メリーさん。 ちょっ待って! 切らないで! やっと公衆電話見つけて電話できたの。
もう小銭もほとんどないしテレホンカードも度数切れ。ここで切られたらもう電話できないの!
だからここで言うわ。
私、メリーさん。十分後にあなたの後ろに出現するn」
電話は途中で切れてしまった。どうやら小銭が切れたようだ。
俺は十分後に背後に現れたメリーさんをつれて携帯ショップへ行った。
今では当たり前のようになってしまった携帯電話を前にはしゃぎまくるメリーさん。
買って上げるというと目を輝かせて喜んでくれた。
携帯代分働くと言ってうちに住み込み始めてから三年。今日は婚姻届をプレゼントする予定だ。
かわいいなw
「メリーさんの電話、ってのを知ってるか?」
開口一番──というわけでもないが、しばらくぶりに会った奴は挨拶を交わすのもそこそこにそう切り出した。
手に持ったビールのグラスを見つめ、割りと茶化した風もなく。
となればそれなりに真面目な話なのだろう。しかしいかんせん場所が渋いおでんの屋台ときてる。
思い出話や愚痴に花咲かせるものだと思い込んでいた俺はまったく予期していなかった台詞に面食らっていた。
「……えと、メリーさんって、あの電話がかかってくるメリーさん……だよな?」
「ああ」
俺の認識が正しければ、それは都市伝説の一つである。特にオカルト好きな奴ではなかった気がするが。
「で、そのメリーさんがどーしたんだ? まさか……電話がかかってきたって言うんじゃねーだろーな……?」
恐る恐るといった感じの口調を意識しながら言う。
もしかすると、こういうノリから始めて驚かせ、その後の会話を盛り上げるネタを覚えたのかもしれない。
となれば乗ってやらないわけにはいかないだろう。
そんなことを考えていると、奴はふっと笑った。
俺はその笑いに違和感を覚える。引っかかったという感じではなく、演技を見透かしたような含みがあったからだ。
「私のとこにはかかってきてないよ。ただ、気になってね」
「気になるって、なにが?」
話が見えない上に酒の席で意味不明な話題をふられていることもあり、少しだけもどかしさを感じ始めていた。
「メリーさんの話にはいくつか説がある。一番基本なのが、女の子が捨てたメリーって人形が電話をかけてきて、最後には『あなたの後ろにいるの』で終わるってパターンだな」
「ほお」
「そっから派生して、振り向いたら殺されるだとか、ひき逃げした運転手に被害者の少女から電話がかかってくるなんていくつかの話がある」
「ふぅん」
「あとは、メリーさんが相手にしてもらえずに泣いたり、少女が超高層マンションに住んでて、たどり着く前にメリーさんがギブアップしたり、なんていう話もあったな」
「ぶっ、それは初耳だな」
想像したらメリーさんがちょっと可愛く思えてきた。まあ都市伝説というか誰かが考えたギャグなんだろうけど。
「まあそんな具合に色々派生があるが……お前の知ってるメリーさんの話は、どういう感じだった?」
「は? いや、どういう感じって言われても……お前が言ってるのと同じだけど。詳しいことなんて知らないし」
「いいから、詳しく知らないでもいいからお前がイメージしてたメリーさんの話を大ざっぱでいいから聞かせてくれ」
一体なんだってんだろうか。最初は冷静だったのに話しているうちに興奮してきたのか、奴は少し強引に話を迫る。
「あー……だから、女の子から電話がかかってきて、今どこどこにいるから、ってのが続いて最後は後ろにいる……って感じだよ」
「女の子については? 元の話が人形だとか知ってたか?」
「いや、知らなかったけど」
「後ろにいる、ってなった後の展開は?」
「さあ……ただ、なんとなく殺されるイメージがあるけど」
「そっか……」
奴は今度こそ神妙な顔をして黙り込んでしまった。そして俺は今度こそわけの分からん話にもどかしさが怒りに変わった。
「なあ、お前一体何が言いたいのさ? ……こっちは久しぶりに会って楽しく酒が飲めるって思ってたの」
「妹が蒸発した」
「…………は?」
「妹が行方不明になっちまったんだよ……。消える前に家族とか友達にメリーさんが来る、って言ってたんだ。だから……な」
おでん屋の店主のグラスを磨く手が止まる。背中に当たる秋風が嫌に冷たくなってきた。まるでそこに冷気を帯びた何者かがいるかのように。
続きは気が向いたら
これは続きが気になるじゃないか
「わたし、メリーさん……早く続きを書いた方があなたのためなの……
私の期待は裏切らない方がいいの……」
口裂け女「私、綺麗?…いや、そんな事は置いといて。ちょっとメリーさん私見ちゃったのよ〜」
メリーさん「あら、何を?」
口裂け女「貴女の旦那がさぁ…。ほらIN(ピー)Xで働いててうちの隣に住んでるおかっぱ頭の〜」
メリーさん「ああ、花子ちゃんね。あの子と私の旦那がどうかしたの?」
口裂け女「実はね。二人がホテル入るとこ見ちゃったのよ…。」
メリーさん「………そう……教えてくれてありがと」
メリーさんは携帯を取り出し旦那へ電話をかけた
メリーさん「私、メリーさん。今、神奈川県横浜市中区××町×××にいるの」
電話を切り
旦那の所へと走り去って行った
口裂け女「今日は修羅場ね…」
メリーさん旦那がいるのか
メリーさんが走ってる姿を想像して吹いたw
>>91を見てSATC的な感じの女がぶっちゃけるコメディもいいかなと思った
花子さんと隙間女の二人を加えてもいいかもだぜ
それ読みたいかも
都市には女の子がいっぱい♪
アナタに逢う娘がきっといるはず♪
写真を選んで、お電話しちゃおう!
クチサケ
花子
テケテケ
メリー
カシマ
ヒキコ
コインロッカーベイビー
隙間女
きっと来る、アナタの傍に、必ず
リカちゃんがいないぃ!!
忘れると呪われるの。
ヒキコの話は知らなかったな。逃げると横走りで追いかけてくるってw
へへへ
どの子にしようかなぁ
せっかくだから俺は隙間女(=八雲紫)を選ぶぜ!
やっぱりここはメリーさんだろ
俺は嫌でもメリーさん
同棲してるし
さぁ、プリン買って来ないとな
嫌っていうか、
鎌っていうか・・・。
「もしもし? 私メリーズ。今あなたの家の前にいるの」
「オムツの押し売りですか?」
ムーニーマン「呼んだかね?」
わたしメリーズ、あなたのお尻を狙ってるの…
次回!
河童対メリーさん!!
その誇りと尻こだまを賭けた壮絶なる戦い!!
乞うご期待!!
花子さん「ほら、早く卍解(ばんかい)した方がいいんじゃないの?死んじゃうわよ」
メリーさん「そう・・・。そんなに見たいのなら見せてあげるけど、後悔しないことね」
メリーさん「 卍 解 (ばんかい) ! ! ! 」
メリーさんが卍解(ばんかい)した時には花子さんの視界にはもういなかった
花子さん「・・・な・・・・何処に・・・消えた?!」
メリーさん「私、メリーさん。今貴女の後ろにいるの」
花子さん「・・・なん・・・・・・・だと・・・?いつのまn」
ズバン!!
花子さんを圧倒的な力と移動スピードでブッた斬り決着がついた
メリーさん「私が卍解(ばんかい)した時点で貴女の負けは決まってたのよ」
メリーさん「っていう漫画面白そうじゃない?」
三本足のリカちゃん「いや、もうあるから」
110 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 05:20:36 ID:s6rHga4n
テラオサレwww
「開国シテクダサーイ!」
節子! それメリーやない! ペリーや!
アタシ
メリー
今どこ?
すぐ近く
まぁ今はあんたの後ろ
いる?
まぁ
当たり前に
いる
てか
いない訳ないじゃん
みたいな
振り向くと
死ぬ
てか
アタシが殺して
あげる
みたいな
113 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 22:25:21 ID:7PILmEBN
114 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 23:03:15 ID:chcfxY32
>>87 メリーさん「そろそろ続きを書かないと首をちょんぎっちゃうぞ(はぁと)」
あたしも
続き
よみたい
みたいな
「お願い、娘と、娘と話をさせて!」
私は、その男に向かって電話越しに叫んだ。
私の可愛い娘は、誘拐されており、電話の相手は犯人なのだ。
「ああ……そうだな。その代わり、金はしっかりと出してもらうぜ」
下卑た笑いが止むと、聞こえてきたのは娘の声だ。
「ママ、怖い、助けて!」
娘を落ち着かせると、私は秘策を教える。
「ママの言う通りにするのよ?」
娘が、犯人の後ろに立つ。
「もしもし、私、メリー」
電話を通じ、娘の視界が私にも見える。
娘と、声を重ねる。
電話。呪文。足りない力は私が補って、呪いは完成する。
「今、あなたの後ろにいるの」
そうして、娘は、【血】に目覚めた。
「アハハ、アハハハハハ!」
「ば、化け物ッ!」
恐怖に歪んだ男の目に最期に映ったのは、
髪をふり乱して血走った目をした娘の姿だった。
私は、私達は、【メリーさん】
人の心の闇から生まれ、成長し、人の中に潜むもの。
もしもあなたが綺麗な【メリー】という女性と結婚して
可愛い娘が生まれたら気を付けなさい。
その子もまた【メリー】と言うのなら、特に、ね。
彼女達は、私達の眷族なのだから。
まさかメリーさん一族がでるとは
メリーさん
マリーさん
ミリーさん
ムリーさん
森さん
ドラクエ8だな
ムリー、ヤリーやな
メリーさんAがあらわれた!
メリーさんBがあらわれた!
メリーさんCがあらわれた!
メリーさんDがあらわれた!
メリーさんEがあらわれた!
俺は逃げだした!
「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」
しかし回り込まれたしまった!
>>87の続き
自分で書いたこと忘れてたりw
もうちょっとだけ続きそうだから、一応タイトルとトリつけとくね
自宅への帰宅途中、俺の頭の中では奴に相談された話が混沌と渦巻いていた。
帰り際にかっくらったビールは今まで生きてきた中で最もまずく、思わず吐き捨てたくなるほどだった。
おまけにたった一口しか飲んでいないのに頭がくらくらして嫌な胸焼けまでする。
頭を押さえて舌打ちをしながら緩慢な足取りで帰路を行く。
『…………』
思わず口を開き──けれど言葉は出なかった。
言われたことの意味が分からなくて……いや、もちろんどっちの単語も理解はできる。だがあまりに現実味がなくて。
冗談にしてもマジにしてもすこぶる性質の悪い話だと思った。
『……ごめんな。信じらんないよな……』
「あ、いや……』
特に失望したような様子もなく、きっと俺のリアクションが予想の範囲内だったのだろう、奴はすまなそうな顔をする。
正直……まるで対応の仕方が分からなかった。
現実的に考えて行方不明ならば事件か何かで完全に警察の仕事だ。
本当にメリーさんという幽霊(人形?)に殺されたり消されたりしたのなら……それもそれで警察か霊能者の仕事だろう。
何故近頃まったく会っていなかった俺にわざわざ連絡を取ってまでそんな話をしたのか、少しも奴の思考が読めなかった。
『え…っと……と、とりあえず話を簡単に整理してくれよ。悪い、俺も混乱しちまってさ……』
奴は両手で持ったグラスに目を落としながら話し出す。
『妹…お前も知ってるだろ、あいつが一週間くらい前にいなくなった。部屋の状態から考えて、警察は事件の可能性が高いって言ってる』
『あ、一応警察には届けたんだな』
メリーさんとか言い出すから、てっきり警察にも届けずに騒いでいるのかと思ってた。
というか警察が事件の可能性が高いっていうくらいだから、こいつが勝手に怪談話を信じ込んでいるだけなのかもしれない。
奴は一度じとりとした目を俺に向ける。思わず怯むと、目を逸らして奴はまた話し始めた。
『部屋には争った跡みたいなのがあったからな。メリーさんなんてオカルト話より、現実的な線で捜査を進めるのは当然だとは思う』
『……もしかして、警察にもメリーさんの話……したのか?』
『そりゃあな。あいつもいなくなる前には異常に怖がってたし、それに……』
そこで一旦言葉を切ると、目を閉じてしばらく考えるような表情をした後、奴はまた口を開いた。
『何が手がかりになるか分かんないから話さないわけにはいかないだろ』
『まあ……そういうもんか』
『私はな……ストーカーか何かなんじゃないかと思ってるんだ』
ストーカー。オカルト話を信じ切っていると思っていた奴の口から漏れたその現実的で危険性の高い言葉に、俺は目を見開く。
『メリーさんってのが比喩か何かで、ストーカーのことを指してるんじゃないか……って、そう思って色々調べたんだよ』
『……だから俺が知ってるメリーさんのイメージみたいなのを聞いたのか』
『メリーさんの特徴的な印象が犯人に繋がってるかもしれないから……悪いとは思ったけど、お前なら真剣に聞いてくれると思って』
そう言うと奴は突然立ち上がり、先ほどとは打って変わって声のトーンを上げ、
『悪かったなっ、久しぶりに会ったのに辛気臭い話しちまってさ。今度また飲み直そうぜ。ここは多めに払っとくから、せめて腹膨らませて帰ってくれな』
『あ、おい!』
止める間もなく、奴は万札を置いて風のように消えて行ってしまった。放心した後、俺はグラスのビールを一気に煽り立ち上がった。
今考えるとあいつ、かなり切羽詰ってる感じだったな……。
そこまで特別に妹との仲が良かったわけじゃないと記憶してるが、やはり肉親がストーカー被害とかでいなくなれば落ち込むものか。
メリーさん……。
都市伝説とあいつの妹の蒸発……一体どういう関係があるのだろうか。中途半端に聞かされただけだとどうにも歯がゆい。
人形…電話…あなたの後ろに……
「!!」
背筋が急に薄ら寒くなり、慌てて後ろを振り返る。
……もちろん何もいるわけはない。街灯で等間隔に照らされた暗い夜道が続くだけだ。
やはり大人になっても作り話だと理解していても、何か得体の知れない存在がいるかもしれないと思ってしまうのは人間の性なのか。
バカバカしい。明日も仕事だ。早く帰って寝、
──急に携帯の着信音が鳴り響く。
タイミングがタイミングだけに心臓が口から飛び出しそうなほどに跳び上がり、激しい動悸に襲われながら犬のように息をする。
震える手で携帯のディスプレイを見れば、なんてことはない、あいつからの電話だった。
マジで死ぬかと思ったじゃねえか……。何か言い忘れたことでもあったのだろうか、とりあえず文句を言わなければと通話ボタンを押す。
「もしもし。どうし」
「私メリーさん」
時間が一瞬止まった気がした。声が出ない。
「今、北江公園の前にいるの」
「……お……お、おお、おいおいおい……ははっ、げ、げ、幻滅だぞ。このタイミングでそんな冗談……」
「今、あなたの方に向かって全速力で走ってるの」
「言……い……、…………」
もう、本当に言葉が出ない。さぁーっと体温が下がっていくのが分かる。手が汗でヌルヌルする。背中が冷や汗で気持ち悪い。
そういえば……北江公園って……この近く。そう──さっき数分前に前を通ったばかりの……。
待て、待て待て待て待て。さっきこいつなんて言った!?
今、あなたの方に向かって全速力で走ってるの──。
今日はここまで。続きは気が向いたら。じゅわっち!
乙 恐いなあ
気になるじゃないか
投下乙
雰囲気ありすぎて怖いな
これは続きが気になる
怖ぇえええええええええ
ちょっと後ろ確認しちゃったじゃないか…投下乙!
こぇぇぇぇぇぇぇぇーっ!!
130 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 00:22:49 ID:pfyxlMd3
どこからパクッたんだよこの話
オカ板行ったらこんなオチなんぞゴロゴロあるぞ
パクるなよ
うんそうだね
はぐれメタルは走れメロスのパクリだよね
メリーさん「ID:YX6gTJh6乙」
メリーさん事件
後ろから刃物で刺されるという連続通り魔殺人事件が起きている。
刃物の角度から犯人は小柄な女性とされ、それに都市伝説の『メリーさん』が加えられる。
なんでも被害者は皆、携帯電話を耳に当てながら絶命していることからも『メリーさん』と関連付けられる。
しかも珍妙なことに端末にも電話会社にも一切の通話履歴が残っていない。これはもしかすると本物の『メリーさん』なのかもしれない――。
みたいな話を思い付いた。
メリーさん殺人事件…か
「私メリーさん。犯人はあなたね」
「私メリーさん。今犯人の後ろにいるの。振り向いて見て?」
「うそだろ!」
「ええ、嘘よ。でも……間抜けな人は見つかったみたいね」
「……渋いねえ、おたくまったく、渋いぜぇ」
「月を暗示するスタンド!!」
「ダークメリームーンッ!!」
月が出てる晩に見ると死ぬスタンド
ふと携帯を見ると着信が一見有った
確認をしてみると実に妙な事が書いてある。
『件名 私メリーさん』
『内容 このメールを見て振り向いたときアナタは―――』
『死ぬ』
振り向いたら、死ぬ。実に奇妙な話だ。
私は横目で周囲の様子を確認した。
(……紫鏡には何も写ってはいない)
人面犬も変わった様子はない。鼻には特に異常を感じてはないようだ。
(やはり、イタズラか……)
そう自嘲すると、私は連れのカシマさんに声をかけようと後ろを向いた。
振り向いた私の目に、とても奇妙な光景が見えた。
少女が笑っていた。それも、顔だけで。
金髪の、年端もいかない少女の顔が虚空に浮かび、こちらを見て笑っていた。
いや、顔だけではなかった。
首から、肩、手や胴体がうっすらと浮かび上がってくる。
(な、なんだコイツは? さっきは、確かに! 何もいなかった筈!)
私は反射的にカシマと人面犬を突き飛ばした。
「カシマ! 人面犬! あぶない!」
ガォン!!!
「な、なんだ!クチサケ! どうした!?」
「……クチサケは、粉みじんになって死んだ」
皆化けもんwww
メリーさん以外の部分もぜんぶお仲間だw
主人公誰だよw
144 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/22(土) 23:01:43 ID:JrJ0Bblm
カシマと人面犬の前に一人の少女が立っていた。
青白い顔をした、酷薄な笑みを浮かべた、ワンピースの少女。
その手には携帯電話が握られている。
そしてその足元には、足が転がっていた。
太ももから上が綺麗に無くなっている、綺麗な両脚。
カシマにはそれが誰の脚なのか理解したが、それを受け入れる事は瞬時には出来なかった。
「お、おいクチサケ! どこにいるんだ! クチサケ!」
カシマの空しい叫びが辺りに響く。
人面犬が情けない声で鳴いた。
少女は彼らに納得させるように、あるいは覚悟を決めさせるかのように、
ゆっくりと、地面に転がっている脚を掴んで、持ち上げた。
そして、口の端を歪めて微笑み、彼らに告げた。
「もう一度言うわ。クチサケは粉みじんになって死んだ」
「な、なに!?」
少女が脚を携帯電話の液晶に近づけると、次の瞬間、脚が画面へと吸い込まれていった。
「私の携帯は、私自身も知らないけど亜空間に通じているの。クチサケはそこに放り込まれちゃった」
少女はそう言いながらもう片方の脚を掴むと、同じ様に液晶に押し付け、消し去る。
「思い上がりは消さなければいけない。私以上に知名度がある都市伝説の輩なんて―――だから消した」
一歩、また一歩と、少女はカシマと人面犬の元へゆっくりと歩を進めていく。
「一人一人、確実に確実に、このメリーさんの携帯亜空間にばら撒いてやる」
携帯亞空間新しいw
これは期待
キャーーーーー!!
「私メリーさん。いま貴方の後ろにいるの」
しかし、男は振り向こうという素振りを見せない。
「ふっ、残像だ」
男の背中が霧の様にかき消える。迂闊だった。まさか補足に失敗するなんて。
「けど、俺のバックを一瞬でもとるなんてやるじゃないか」
今度は後ろから声がする。これではまるでさっきと立場が逆。ぎりと思わず唇を噛んだ。
「そう。でも……」
私はメリーさん!! 例えこの男が私の死であっても最後まで諦めない。
「はっ」
「なかなかの速さだ。なかなかいいメリーさんだな」
男は軽口を叩きながらも私の動きを捉えていた様だった。
「性懲りもなくまたバックかい?」
「くっ」
男の腕がぐいと伸びた様に感じる。私の腕と胸倉を掴み、ひょいと身体を反転させて投げ飛ばす。――背負い投げだ。
「げほげほ」
「失礼。まぁ、ストーカーもどきはやめろよ。次、悪さしたら――」
「祓う気……?」
男はぽりぽりと頭をかきながらぼやく。
「俺だって好きでやってる訳じゃないさ。なんていうかその家柄ってゆーか」
「そう流石ね。寺生まれのT……」
バイクにまたがり、去って行く大きな背中。私はその背中に手をあてそっと寄り添いたい――。
なんて、そんな願望が私の中でいっぱいになってゆくのを感じた。
了
なかなかいいメリーさんだなって台詞…
つまりやっぱりメリーさん一族は実在する!?
>>149 さぁ?
寺生まれのTさんなら知ってるかもな
TIさんですね
「…・・・を、つく……な」
「あらら、なに?」
可愛らしくメリーは微笑む。
その表情に反して、カシマは叫んだ。
「クチサケが死んだなどと……嘘をつくなーーーーーっ!!!!」
激昂してメリーに近づき、両脚をひきちぎろうと腕を伸ばす。
「無駄無駄無駄無駄」
メリーは携帯を開くと、そこに自分の指を近づける。
液晶に指が触れるとそこから画面へと吸い込まれ、身体が消えていく
メリーの身体が消えると携帯が折りたたみ、たたまれた瞬間携帯も消えうせる。
カシマの双腕は虚空を掴んだだけだった。
「ちっくしょーーーーっっっ!!!」
腹立ち紛れに地面へ一撃をあたえると、人面犬に目をむける。
「人面犬! アタシの背後に回れ!アタシは前方を見る!」
(メリー!お前がどこにいるかは知らないが、これだけは言える!)
荒い息を吐きながら、カシマは全神経を周りに集中させる。
(次にお前がその姿を現したとき、アタシは……プッツンするだろうという事だぜ!)
携帯亜空間極悪だな
いまだにヴァニラアイスの名前が出てこないw
クリーム?
ヴァニラアイス?
なんだったっけ…
使いがヴァニラアイスで
スタンドがクリーム
メリーが姿を消してから、三秒、五秒と、カシマにとって長い時間が過ぎてゆき
十秒に達した時、カシマの肩先に何かが触れた。
(……埃?)
見上げると、空中高くにメリーが出現していた。
その姿を視界に入れたとき、カシマは「プッツン」した。
「メリーーーーーーー!!!」
カシマの叫びを受け流し、メリーは薄ら笑いを浮かべ携帯を開いた。
車体が写っている待ち受け画像。
いや、待ち受け画像ではなかった。
携帯の画像から、車の一部分が外へと現われ始める。
「入る事が出来るのならば出す事も可能! それは私以外にも例外無し!」
カシマの頭上に、質量を持った巨大な物体が出現する。
「ロードローラーだっ!」
「オラオラオラオラ!!!」
カシマは両腕を振り回し、機械の部品を引きちぎっては投げ捨てる。
「もう遅い!脱出不可能よ!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
MERYYYYYY! ブッ潰れよーーーーっっ!!!」
ロードローラーがカシマの姿を覆い隠し、そして―――地面に着地した。
埃が巻き上がった後、静寂が辺りを支配した。
その静寂を打ち消すかのようにメリーは哄笑した。
そしてロードローラーから地面へと降り、死体を確認しようとする。
「都市伝説の輩は妖怪だから……死んだ振りをしてるかもしれないわ」
ロードローラーの真下へと顔をむけると、そこには確かに
血まみれのカシマの顔があった。
「アハハ、これで都市伝説ヒロインは私一人……以前、変わりなく!」
ロードローラーかよww
MERYYYYYY!
で俺の中の何かが迸った
MERYYYYYYN!!じゃね?
それじゃあメリーンじゃないか
MERYYYYYYYSUN!だろ
いやロードローラーだからさー
元ネタ的にそうかなとw
MERYYYYYY!で腹筋が死ぬかとwwww
ロードローラの前で笑うメリーの肩を誰かが叩いた。
「え?」
振り向くメリーの片足に、灼熱の痛みが走る。
「あぐぁっ!」
その痛みに、たまらずメリーは倒れた。
「あたしカシマさん。いま、あなたの後ろにいるの」
メリーの後ろには、カシマが立っていた。
そして、その手にはメリーの片足が握られている。
メリーが振り向いた瞬間に、カシマが脚を引きちぎったのだった。
「う、嘘だ!」
メリーはロードローラの方へと目をむける。
そこには確かに、下敷きになったカシマの顔があった。
「人面犬の顔をアタシに変えて身代わりにした……潰される寸前でな。
そしてやれやれ……間に合ったぜ」
興味なさそうに脚を投げ捨て、カシマはメリーを見下ろす。
「その携帯から今度はどうする気だ? また携帯を開いて逃げる気か?
……やってみな、アンタが携帯を開いた時が合図だ。どっちが早いか―――
勝負といこうじゃないか」
悠然と両腕をのばし、カシマは構えた。
メリーはうずくまりながら舌打ちする。
(コ、コケにしやがって……ビッチ!)
メリーは怒りと痛みで顔を歪ませたが、やがてその顔は笑みへと変わった。
(だが、ここにきて……やはり貴女は甘ちゃんだわ。
『あと味のよくないものを残す』とか『人生に悔いを残さない』だとか…
便所ネズミのクソにも匹敵する、そのくだらない物の考え方が命とりよ!
このメリーにはそれはない…あるのはシンプルなたったひとつの思想だけ…
たったひとつ!『私メリーさん』!それだけよ…それだけが満足感よ!)
両手と片足でバランスを取り、メリーさんはフラフラと起き上がる。
(過程や……!方法なぞ………!)
呼吸を整え、カシマを見つめ返す。
「どうでもよいのだァーーーーーーっ!」
メリーが叫び、次の瞬間、引きちぎられた脚から血が迸った。
迸る血が、カシマの視界を遮る。
「どうだこの血の目潰しは! 勝った、死になさい!」
勝利を確信し。メリーは携帯を開こうとした。
カシマ真似っこすんなw
やばい、wktkが止まらないw
>たったひとつ!『私メリーさん』!それだけよ…それだけが満足感よ!
どwうwいwうwこwとwだwwwww
めりーさんモエスw
申し訳ないが
元ネタが全く分からないから俺には何が何だかサッパリ意味不明でキツイッスよwww
だが開こうとした手を、カシマに掴まれる。
そしてそのまま携帯ごと手首から引き千切られる。
「おせろっとーーーっっっ!!!」
訳のわからない悲鳴を上げてメリーはのけ反った。
片足でバランスを支えきれずに、そのまま地面へとまた倒れる。
「ひるむ……!と、思うのか……これしきの……これしきの事でよォォォオオオ
あたしはよォ……この都市を……何事もなく…一人で脱出するぜ。
それじゃあな……」
ゆっくりと近づくカシマに、メリーは哀願した。
私のそばに近寄らないでええーーーーーーーーーッ!」
「自分を知れ…そんなオイシイ話が……あると思うのか? おまえの様な人間に。」
冷たくカシマは言い放った。
「なんてひどい野…」
「亜空間にはばら撒けないけど、消してやるよ。この世からな、
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ―――」
カシマの手が触れる度に、メリーの身体が消え去っていく。
両腕をつかい、次々と引き千切っているのだ。
細切れになっていくメリー。
すでに、悲鳴を上げる事さえ出来なかった。
「アリーヴェデルチ! 《さよならだ!》」
カシマが腕を動かすのを止めると、そこにはもう誰もいなかった。
血だまりの中にひとつ、携帯電話があるだけだった。
深呼吸をしカシマは呟いく。
「てめーの敗因は…たったひとつだぜ…メリー…
たったひとつの単純な答えだ…『カシマのマは悪魔の魔』」
カシマは目を瞑った。
死んだ友人の為の黙祷なのか、それとも緊張の糸が解けて疲れたのか
それはわからなかったが、カシマはそのまま、ずっと立ちつくしていた。
KASIMA WIN! −第三部 完−
原作よりカオスw
いや元ネタはジョジョだから
まあ、俺も読んでないから知らないけどね!
しかしここまでカオスとは……
メリーさん、恐ろしい子!
くそ、wRYYYYYYYY!! ジョジョで検索してもそのものがなかなか出てこないぜ
なんで二コネタが先なんだwww
>>175 いやそれはわかってるw
こっちのほうが早く出てきたもんで
通学途中のテケテケに、一人の女性が声をかけてきた。
女性の割には大きく190以上はある。
自分とは違う長身に、テケテケは少し圧倒された。
「ひとつ尋ねたいんだけど、この町に『渡目』という姓の家を知らない?
この家をたずねてこの町にきたんだけど…」
「『渡目』? さあ〜、ちょっと知りません。町の人口が5万3千人もいますから」
女性の質問にテケテケは首を傾げた。
名前を言われただけではピンとこない。
「なるほど……それもそうね」
女性は懐から手帳を取り出し、ふたたび尋ねる。
「なら住所ではどうかしら? 『元興寺1の6』」
「ああ、その住所なら」
テケテケは向かいにあるバス停を指差した。
「元興寺ならあそこから3番のバスに乗れば行けます。
この時間タクシーはあまり来ませんよ」
「ありがとう」
そのままテケテケはバス停まで女性と一緒についていく。
バス停の噴水広場にさしかかると、数人の女性が目に入った。
一人の少女の周りを女学生が取り囲み、何やら口論をしているようだった。
「何しとんじゃッ!」
「何のつもりだきさまっ!」
怒鳴られる状況を理解しているのか、少女は茫洋とした顔で答えた。
右手で携帯を触っている。
「何ってその……この池のカメが冬眠からさめたみたいなんで写メでもとろうかな〜って
思ってたんです。カメってちょっと苦手なもんで、触るのもおそろしいもんで、その、
怖さ克服しようかなぁ〜と思って」
「……なこたぁ聞いてんじゃねーっ! 立てっ! ボケっ!」
間延びした声に、女学生達はさらにイラついたようだった。
少女が立ち上がるとウェーブがかかった銀髪が、腰まで垂れ下がる。
よく手入れしてあるらしくさらさらと風になびく。
まるで人形がそのまま大きくなったかのような可愛らしさをみせる。
少女は女学生の胸までしか高さが無く、自然と見上げる格好になった。
「ほほ〜、ちんちくりんなやっちゃ」
「おいスッタコ、誰の許可もらってそんな格好をしてるの?
中坊のときはツッパってたんのかもしんねーが」
「うちに来たらわしらにアイサツがいるんじゃあっ!」
眼前に突き出されたカメをみて少女はたじろぐ。
「ちょ……、ちょっと、爬虫類ってやつは苦手で、こ、こわいです〜〜」
「うだら何ニヤついてんがぁーっ!」
女学生が少女の頬を張る。バス停に乾いた音がした。
「ゴメンナサイ、知りませんでした先輩!」
「知りませんでしたといって、最後にみかけたのが病院だったて奴ぁ
何人もいるぜ……てめーもこのカメのように…してやろうか、コラーッ!」
深々と頭をさげる少女に対して、女学生は持っていたカメを地面に叩きつける。
叩きつけられたカメは甲羅が割れ、苦しそうにもがいていた。
女学生は少女を睨みつけ、冷たく言い放つ。
「ケッ! 心がけよくせーよー、今日のところはカンベンしてやる。
そのスク水とブルマも脱いで、置いておきな」
「それと銭もだな。献上してってもらおうか」
無茶な要求に少女は逆らわず、また頭をさげる。
「はい、すみませんでした!」
事の成り行きを見守っていたテケテケの肩が叩かれる。
横をむくと女性が、先に行こうと促している。
興味なさそうに首を横に振り、言った。
「自業自得って奴だ。目をつけられるのがいやなら、あんな格好するなって事。
逆にムカツクのは、カメをあんな風にされて怒らないあいつの方」
肩を押され、バス停のほうへと促されるテケテケの後ろから、会話が聞こえる。
「おい腰抜け!きさまの名前をきいとくか!」
「はい、一年B組 渡目……理沙です」
その言葉を聞いて、女性の足が止まった。
訝しげに後ろを振り向く。
「なにぃ……渡目 理沙……!」
名乗った理沙に、女学生は口々好き勝手な事をいう。
「渡目? 三途の渡しに目付けで、渡目?」
「理沙?」
「ケッ!これからテメーを理沙!メリーさんって呼んでやるぜ!」
「はあ…どうもありがとうございます」
間延びした声で、少女はけだるそうに返事をした。
その声に女学生はイラついた声をあげる。
「コラ!さっさと脱がんかい!バスが来ちょったろが!チンタラしてっと
その型遅れの携帯も取り上げっど!」
その言葉を聞いて少女の手がピタリ、と止まった。
「おい……先輩、あんた今…アタシの携帯の事何て言った!」
先ほどとは違う、地獄の底から響くようなドスのある声。
その迫力に、女学生達はたじろいだ。
「……え?」
あんぐりと口をあげていた女学生の一人が、次の瞬間空を待った。
周りの人間も何が起こったのか理解出来なかった。
苦しそうに女学生がのた打ち回る。
(今…こいつ「携帯」を見せた…今たしかに…携帯に何らかの画像がみえた!)
テケテケの横で見ていた女性だけが、事の成り行きを理解していた。
肩をいからせて、少女は倒れている女学生に近づいていく。
「アタシの携帯にケチつけてムカつかせたヤツぁ何モンだろうーと許さねぇ!
この携帯がPCエンジンGTみてぇーだとォ?」
「え!そ…そんなことだれも言って…」
弁解しようとした女学生だったが、顔を少女に踏み潰され二の句を言う事が出来なかった。
「確かに聞いたぞコラーーーーッ!」
メメタァッ!
「やれやれ……こいつが…こいつが探していた…じじいの身内だとは!」
乙 ジョジョ率の高いスレだぜぇーッ!!
メリーさんと呼んだのは先輩だけでこの後は誰もメリーさんと呼ばないんですね、わかります
184 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/23(日) 15:19:37 ID:Nr/ukYFv
>>179 とりあえずそのサイトを観てみたけど…
キツイ無理でした
アバババババババババ
見てきたけれどいいサイトじゃないかーーw
「私メリーさん。今、バス停の前にいるの…」
「私メリーさん。今、玄関の前にいるの…」
「私メリーさん。今、部屋の前にいるの…」
「私メリーさん。今、モンゴルにいるの…」
>>メリーさん
いちいち報告しなくてよろしい
お土産は恐竜の卵の化石でよろしく
モンゴル相撲の衣装もよろしく
ただの旅日記になってるw
私メリーさん。羊飼ってるの。
メリーさんの羊かw
「私、メリーさん。今あなたの家の……え、身に覚えがない?
ちょ、ちょっと待ってください…………。あの、お名前は○○さん、ですよね?
ち、違う!? すみません。間違えでした。どうもすみません……」ガチャリ
携帯に残る電話番号。それ以来毎日かけている。
メリーさん俺を着拒しやがった!!
間違い電話するメリーさんかわいいよハァハァ
「わたし、メリーさん。今、駅前にいるの」
「わたし、メリーさん。今、ラーメン屋の角にいるの」
「わたし、メリーさん。今、交番の前にいるの」
「わたし、メリーさん。今、交番にいるの」
「……わたし、メリーさん。今、交番にいるの」
「…………わたし、メリーさん。今、交番に、いるの……」
「…………わ、わたし、メリーさん。今、交番に、いるのぉ……」
「わ、わたし、メリーさん。今、こうば……ダメ、電話取っちゃダメぇ」
「夜中にすみません、○○交番です。お宅の娘さんを補導しておりますので、引き取りに来てもらいたいのですが……」
補導されたんかいwww
だんだん弱気になっていく台詞に萌え
198 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/24(月) 02:06:04 ID:WovCPAgn
俺ちょっとメリーの為交番に行ってくるわwww
これは萌ゆる
ノースリーブの服着てうさぎのぬいぐるみを抱きながら
涙目になっている金髪ストレートの紫眼のおにゃのこが浮かびますた
「私メリーさん、今あなたの家の前に居るの」
「……おふくろ、いい加減にしてくれよ」
携帯にかけてきた母親に向けて、俺は嘆息する。
ったく、こちとら容疑者の確保に忙しいってのにたまったもんじゃねえ。
俺は、『自称メリーさん殺人事件』と揶揄される事件を追う刑事だ。
「今はまだ職場だよ。悪いが今日は帰ってくれ」
「目里さん! ホシの奴の携帯が割れました!」
部下の一人が慌てた様子で声をかける。
「ああ、分かったすぐいく! じゃ、そういうことだから」
ぽちっと電源を切ると、俺はホシの番号を打ち、発信ボタンを押す。
数回の呼び出し音の後、がちゃり、と音がした。
「……もしもし?」
見知らぬ番号からかかってきた電話に、ホシと思しき男は怪訝そうな声を出す。
俺はにやり、とほくそえんだ。
急に家を訪ねてくるような迷惑なおふくろだが、一つありがたいもんを俺にくれている。
「……私、メリー。今、あなたの後ろに居るの」
そう呟いた瞬間。俺は一人の男の後ろに立っていた。
唖然とした顔でこちらを振り向いた男の手に、手錠をかける。
俺の名は『目理 伊三(めり いぞう)』
元祖『メリーさん』の【血】を受け継ぎ、彼女の最大の能力である瞬間移動を、
『相手の携帯電話に私メリーと名乗る』という条件下で発動することのできる妖怪刑事である。
メリーさん刑事ってwww
そうとう便利な能力だなそれwww
その発想はなかったww
電話番号がわかって相手が電話に出てくれれば無敵だな
ワラタw
確かに斬新!!
その発想は無かったわwww
こういう話なら後にライバル的な犯人が現れるはず
「わしゃ子泣き爺。今、おめえの背中におるぞ」
「馬鹿な、この俺が背後を……!」
メリーさんvsこなきジジイ
ファイッ!
ゴルゴ 「俺を忘れてもらっちゃ困るな」
かくして壮絶な背後の取り合いが!?
ゴルゴ「俺の背中に立つなぁ!!」
だが誰もそこにはいなかった
驚く彼の背後に気配がした
カサッ
「私、リカちゃん。今あなたの後ろにいるの・・・」
テリーマン「俺もいるぜ」
キン肉マン「テリーマン」
ブロッケンJr「お前だけに、いいカッコさせるかよ」
キン肉マン「ブロッケンJr・・・」
ロビンマスク「正義超人は、おまえだけじゃないんだぜ 」
ウォーズマン「コーホー」
キン肉マン「みんな・・・」
悪魔超人「こ、これが友情パワーか」
いすぎだろwww
みんないるしw
「私メリーさん、今あなたのうしろにいるの」
「(クルリ)メリーさんが好きだ!」
「・・・はっ? い、いきなり何言いだすの?」
思わずメリーさんににじり寄る・・・。
「メリーさん・・・」
「ちょっ! ち、近すぎ・・・!」
恐る恐る両手をあげると・・・メリーさんも怖いのか同じように両手をあげる・・・。
ガッシ! その細い手首を捕まえて・・・
「なっ! は、放して!!」
「メリーさん!! お願いっ! 君を抱きたいんだ!!」
「何言ってるのよ! なんであんたなんかに抱かれなきゃいけないのよっ!!」
「でも抱いちゃう!!」
今度は腕をメリーさんの背中にまわして・・・
あっ、胸のふくらみが直に感じるよっ・・・。
身をよじれば余計に・・・。
「や! やめて! 警察を呼ぶわよ!これ、完全に痴漢じゃない!!・・・あっ そこヤダ!!
放してっ! 手を・・・いれないでよっ!」
「じゃ、じゃあさ、何もしないからこのまま抱きつかさせていて・・・。
キミの肌の柔らかさを・・・心臓がトックントックンいってるのを聞いていたい・・・。
キミの唇から洩れる息遣いも・・・。」
・・・
「・・・ねぇ?」
「何?」
「あなた、・・・いつまであたしに抱きついているの?」
「あ、ごめんね? なんかこのままキミの中に入りたくなっちゃった。
・・・入れていい?」
======中略==============
・・・こうしてメリーさんの復讐の旅が始まったのである。
完。
メリーさん……復讐しようと近づくたびに……モエス
その中略の部分で何があった!!!
きっとみだらでいけないことさ……嗚呼……中略……嗚呼
224 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/25(火) 01:38:57 ID:88wQP3ct
>>220 おい
何故俺とメリーの出会いを知っている?www
メリーは俺の嫁とか言い出す奴が出てくる予感‥‥
そんなの最初からいるよ
メリーはオレの娘、
おまえらにはやらん。
メリーなら俺の母親だが何か?
メリーなら今俺の隣で寝てるよ
三代そろったww
俺の母さんに手を出すな!
被ってるじゃん。ちょっと首釣ってメリーさんになるわ
「もしもし。私、メリーさん。今テレビの前に居るの」
『はい、こちらフジテレビの笑っていいともテレフォンショッキングです。貞子さんに替わります』
『……もしもし?メリー?』
「こんにちわ貞子ちゃん。今アルタの前に居るの」
『早いよ。今タモさんに替わるね』
『こんにちわ、メリーさん。明日、大丈夫ですか?』
「私メリーさん。今スタジオの前に……」
『ええ?もしかしてダメなんですか?』
「え、いや、あの……い、いいとも!」
『はぁい、じゃあ明日お願いしま〜す』
私、メリーさん。
今、テレビ界へと羽ばたこうとしているの。
「私、メリーさん、今ホテルの建物の前に居るの……」
「私、メリーさん、今、あなたの部屋の前に居るの……」
「私、メリーさん、今あなたの後ろにうわなにするやめくぁwせdrftgyふじこlp
勝者:ゴルゴ13
「なあ、あんた? 口裂け女って知ってるか?」
俺が今電話をしているのは、通称『カシマ事件』と呼ばれる事件の犯人だ。
「そう、マスクをして私綺麗? って尋ねてくるあの都市伝説だ。
お前が騙ってるカシマさんと同じ類の化け物だな。
で、だ。その口裂け女ってのは、一説には狐憑きの一族の娘だった説があるんだ」
部下を誘拐した、と向こうから脅迫電話がかかってきたため、俺の能力は使えない。
だが、何の問題もない。
「……お前、覚えてるか? さっきそいつと交わした会話を」
『そのキレイな顔を、ズタズタにしてやるぜ、ひゃはははははは!』
「キレイ? わ、私、キレイ?』
『ああキレイだな、ズタズタにしてやりてえ!』
まさか、と電話口で呟く声がした。
「これでも……キレイかああああああああああ!!」
電話の向こうで、獣のような声が響いたのを確認して、俺は電話を切った。
数分後。部下の携帯にかけなおし、監禁場所へ向かう。廃工場のようだ。
「あ、目里さん! とりあえず、半殺しにしておきましたよ!」
「弧月……だから、3割り殺しにしろって言ってるだろ?」
狐耳をぴょこぴょこと動かしながらえへへーと笑う部下の女刑事の頭を軽く叩く。
ホシを確保しようとした瞬間。がらり、と音がする。
「なっ……!」
ガラガラと音を立てて、倒れ伏す犯人の上にガレキが崩れ落ちる。
「……困るんだよ。私の名を騙る奴が、性犯罪に手を出すと」
いつの間にか、そこには一人の老人が立っていた。
掘りの深い顔立ちは、おそらく奴がハーフであることを示している。
「……てめえ、カシマ!」
老人は、ガレキの下から男の腕を拾い上げる。
「リカ。これをいつものところに」
「はいお父様」
パチンと指を鳴らすと、奴の隣に金髪の女が現れた。その腹には異形の足が蠢いている。
「では、さらばだ。警視庁第零科の諸君」
男が手品のように消えてしまうのを、俺は唇を噛んで見送った。
俺の名は目理 伊三。妖怪刑事である。
そして俺の部下の弧月 咲(こつき さき)。弧月とはすなわち『狐憑』。
彼女は、初代口裂け女の娘の、俺と同じ妖怪刑事だ。
先程の奴らは『カシマ』と『リカ』の親子。
米兵に犯され、両手足を奪われたカシマの母の復讐と称して殺人を犯す妖怪である。
俺はタバコをくゆらせながら、やっぱ妖怪の血なんて厄介事しかよばねえと思う限りである。
ああ、おふくろの作った肉じゃがが食いたい。
メリーが来た次の日、俺は学校を休んだ。
サボったわけじゃない。体力的に無理だったからだ。
昨日の夜はメリーが家に来て、近くのコンビニで夕飯買ってあげたりしたら十二時を回っていたり、
そのあと寝ようとしてメリー用に布団を出してあげたら俺に抱きついて「一緒の布団がいい…」って言ってきて、
そのあと一緒に寝るのはいいとして執拗に俺に抱きついてきて結局ものすごい勢いで俺の心臓が脈を打って、
結局一睡もできなかった。しかもかなり寿命が縮まった気がする。
「陸久、大丈夫?」
昨日すやすや眠っていたメリーが俺の顔を見て言った。
「ごめん…今日は休む…」
「うん…昨日はごめんね?」
「大丈夫…気にしてないから」
そういうなり俺はベッドに突っ伏した。
ああ、布団が気持ちいい…。
五分も経たずに俺は眠った。
「ふぁぁぁあ…ゲッ!?」
起きたらもう五時を回っていた。
(早く夕飯の支度とかしなきゃ…)
ガバっと起き上がってベッドに両手を置く。
……やわらかい感触があった。
(…まさか…)
恐る恐る手を置いたところを見る。
そこにはやはりメリーが寝ていた。ネグリジェで。
しかも俺の手はメリーの胸の上に、ちょうどわしづかみしているような形で置いてあった。
「ん〜…あ、陸久起きたんだ。おはよ〜」
などとのんきに言うメリー。俺の額からは汗がダラダラ流れてくる。
「うわあ!?」
バッとメリーの胸から手を取る。
俺の顔がまた熱い。
「ん?どうしたの?陸久、顔赤いよ?」
「どうしたって…胸、触られたんだよ?」
「うん。それがどうしたの〜?」
「その…恥ずかしいとか、ないの?」
「ないよ〜?」
どうやら気にしてないらしい。元人形だったからか?
「いや、気にしてないならいいんだ。それよりお腹すいてない?」
「うん。朝から食べてないからすごいお腹すいた」
やっぱり。
「なんか食べたいもの、ある?」
メリーは「んー」と言いながら少し考えた後、
「陸久の手料理が食べたい」
と言った。
「……は?」
「だから陸久が作ったものなら何でもいいよ?」
(俺何も作れないんだけど…)
などとは言わない。言ってはいけない。言ったら男が廃る。
「簡単なものでいいの?」
「うん、いいよ」
早速俺はカセットコンロを取り出して料理を始めた。
材料はさっきコンビニで買ってきたベーコンと卵とバター(総額およそ千円)。
「メリー、たくさん食べたい?」
「ん〜、少なめでいいよ」
(じゃメリーは卵三つで俺四つかな…)
取り出したボウルに卵を三つ割って溶く。
卵を溶き終わった後はベーコンを四列ほど切ってフライパンに放り込む。
ジュゥゥといい音を立てながらベーコンが焼けていく。
その中にバターを放り込んで一気に揚げる。
ベーコンがカリカリに焼けたところでさっき解いた卵を一気にフライパンに流し込む。
卵の焼けるいい香りが部屋を満たす。
俺のそばからメリーがひょこっと顔を出してフライパンを覗く。
「うわあ、すごくおいしそう!」
「うちの母さんがよく作ってくれたんだよ。中学の間習ったんだ」
焼けてきた卵を箸で端に寄せ、一気にひっくり返す。
またジュゥゥと卵の焼ける音が少しした後、俺は卵焼きを皿に置いた。
「よし、あとはご飯をっと」
先週買い溜めたパパッとライス(こしひかり100%)をレンジに突っ込みチンしてスペアの茶碗に突っ込んでメリーに渡した。
「さ、召し上がれ」
出来上がった卵焼きからホクホクと湯気が立ち上る。
メリーは少し驚いたような顔で俺を見る。
「料理できると思わなかった…」
「余計な御世話だ」
メリーがクスクス笑い出す。
俺もつられて微笑む。
なんだかんだで今晩も楽しくなりそうだ。
時間が七時を過ぎた。
俺とメリーは夕飯を食べ終えてこのあと何をするか考えていた。
とりあえず風呂に入ったので何もすることがない。
(しゃぁない。明日の予定でも考えるか…)
幸い明日は土曜日。藤沢あたりにでも買い物に行ける。
「メリー、明日さ…」
話を始めようとした時、俺の電話がいきなり鳴り始めた。
「あ、ちょっとごめん」
俺はメリーにそう言って電話に出た。
『よぅサボりクン』
清水だった。
「高校生活の五割以上が遅刻のやつに言われたかねーよ」
『別にさぼってねーからいーじゃん』
清水がヘラヘラ笑い出す。
「で、用件は?」
『あー、いや簡単な話。昨日女の子そっちに行った?』
メリーのことだろう。
「ああ、来たけど…」
『で?どうだった?』
「どうだったって何のことだよ」
『いや、だからヤッたのかヤッてないのか聞いてんだよ』
「初めて会う人とヤるわけねぇーだろうがこのアホッ!!」
衝動的に電話を床に叩きつけそうになったがなんとか堪える。
「…で?本当の要件は何だ」
『さすが植村。よく俺の言おうとしたことを察してくれた』
「だからなんだって聞いてんだよ」
『昨日の子、もしかしてお前匿ってる?』
少し考えてから答える。
「ああ…それが?」
『気をつけろよ…昨日、俺確かに彼女の背中に光るものが見えたんだ』
「で、お前はそれが包丁だと思ったのか?」
『うん』
「早とちりしすぎだバカ。他にも光るものがあるだろうが」
写真立てとか鉄とか。
『だから少し考えてから電話したんだけどな。思い違いならいいんだ』
「ああそうかい。じゃ切るぞ」
『あ、そうだ。今度そっち行くから紹介してお』
「却下」
そして電話を切った。
「メリー、明日何かやりたいことある?」
俺達が寝る直前に聞いてみた。
「私?ん〜…」
少し長めに考えてからメリーが口を開いた。
「ちょっと外の世界が見てみたいな…お昼ぐらいのが」
ビンゴ。
「んじゃ明日買い物にでも行こうか。土曜日だし」
「本当に!?」
子供のようにはしゃぎながら抱きついてくるメリー。
「ホントホント。俺はあまり嘘つかないよ」
メリーの頭をなでながら言う。
「お金は大丈夫なの?」
「大丈夫、四十万ぐらいはある」
高校の時からバイトで貯めた金だった。
とりあえず使う予定もなかったし、彼女のために使うなら本望だ。
「とりあえず今日はもう寝よう、な?たぶん明日走り回ることになるし…」
「うん!じゃお休み!」
メリーが俺をベッドの上に押し倒しながら寝転がった。
どかそうと一瞬思ったが、メリーの幸せそうな顔が目に入った。
(やれやれ…かわいいやつだな、もう…)
とりあえず俺はメリーに抱きつかないように仰向けになって寝た。
とりあえず書き終わっているところです。
明日〜明後日ぐらいには終わると思います。
それは
メリーさんじゃなく、
ただの
メリーだ。
241 :
金田:2008/11/25(火) 22:25:39 ID:VZejjWY6
「さん」をつけろよ、デコスケ野郎!
242 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/25(火) 22:29:30 ID:ahOCaD2E
バターまだ高いッスよw
244 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 04:24:44 ID:bGmzkk2p
メリー!メリー!メリー!メリーぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!メリーメリーメリーぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!メリーたんの金色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
ハロウィンのメリーたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
4コマ漫画も描いてくれて良かったねメリーたん!あぁあああああ!かわいい!メリーたん!かわいい!あっああぁああ!
創作発表にもスレが出来て嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!メリーさんスレなんて現実じゃない!!!!あ…SSも絵もよく考えたら…
メ リ ー ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!目理 伊三ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?絵リクスレのメリーちゃんが僕を見てる?
絵リクスレのメリーちゃんが僕を見てるぞ!メリーちゃんが僕を見てるぞ!メリーたんに萌えるスレ@Wikiの絵保管庫のメリーちゃんが僕を見てるぞ!!
絵のメリーちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはメリーちゃんがいる!!やったよリカ!!ひとりでできるもん!!!
あ、私メリーさんスレのメリーちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっありああっあありあリカ様ぁあ!!カ、カシマー!!ヒキコぉおおおおおおお!!!クチサケオンナぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよメリーへ届け!!メリーさんスレのメリーへ届け!
反省してる
もちつけ
/\
\ \
/へ/)
∧_∧∩ )(
。(*・∀・)7 ( i
゚冂つム゚_」 Y
ム_」」」」ゝ 人
(_ノ`―′ ( )
`/ / ヽ(_
/ / \ヽ
l⊂Z_)⊃l
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HΠH 匸(´∀`)フ
リリリリリリ 瓜ゞッ=Lく
<卅卅ゝ ( )ヾ Z)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いっぱい投下が来てる!
賑やかで楽しいなぁ
全世界、全人民に告ぐ。私はメリーさんだ」
社員食堂のテレビが突如として変な映像を映す。
おかしい、さっきまではお昼の定番長寿番組を見ていたはずなのだが。
「あれ、なんですかね」
テレビを指さして先輩に訪ねる。
「春だからね」
回答になってない。が感覚の領域では納得している自分を感じる。
日本人に共通して「春」のイメージがあることの証明になるかもしれない。
季節を理由にするのは季節のある国にしかできないな、と思った。
「繰り返す、私はメリーさんだ」
テレビは相も変わらず意味不明な映像を映し続けている。
青一色の背景。少女が自分の名前を連呼している。
他の社員達は全員奇妙なものを映すテレビにくぎ付けになっている。
「あっ、ちょっと待ってくださいよ」
先輩が席を立ったので呼び止める。
後輩の食事が終わるのくらい待ってくれてもいいじゃないか。
いや、そこで待たないのが先輩らしい、とも思える。
我ながら矛盾してる。でも矛盾は嫌いじゃない。
「メリーさん、知らないの」
知らないから聞くんだろうが、とは口が裂けても言えない。
コクッ、と頷いて次の発言を促す。
先輩から話し始めること自体、珍しいケースだ。
変なことを口走って機嫌を損ねてはいけない。
先輩が説明してくれたメリーさんとはよくある怪談だった。
デモンズウォールみたい、と思ったけど口にはしない。口は災いのもとだ。
「で、そのメリーさんがなんでテレビに」
「春だからね」
興味がない、という意味だと判断。
先輩は私が食べ終わったのを見て返却口まで早足で歩いていく。
その後ろを慌てて追いかけてい行く。
先輩の後ろには私がいる。
ふと、先輩がテレビに映るメリーさんに大して何にも思わなかったのは、
後ろに常に私がいるからじゃないか、という考えが浮かぶ。
「俺の背後には君がいるから」
そんな台詞が先輩の口から出るのを想像する。
気持ちが悪い。先輩の柄ではない。
それに私がいたいのは先輩の後ろではなく隣なのだ。
さっきのメリーさんの怪談にはオチがない。
語り手が後ろにいるメリーさんにどうされたのか分からない。
そこに想像の余地があるから広まった話なのかもしれない。
後ろの次はどうなったのか、その疑問への回答は人の数だけあるに違いない。
今はまだ先輩の後ろでも、いつか先輩の隣にいれるように。
結局テレビのメリーさんはいったいなんなんだ!
伝奇デスカ〜〜!
メリー「もしもし、私メリー。今あなたの後ろをいただいてるの」
男「アッー!!」
メリー「初めてか?力抜けよ」
というわけで、くそみそ読んで何かに目覚めたメリーさんを描いてみたわけだが。
誰か携帯厨の俺に画像の貼付け方教えてくだされ。
って思ったけど需要ないやねorL
↓携帯からなら見えるんだけど…。
http://up2.jp/8vdguz94ra
>252
あうあうwwwだがGJwwww
イメピタじゃ駄目なのか?
事件の翌日。
「先輩、今朝の新聞見ました?」
仕事中の先輩は無口だ。
いや、仕事以外の場面でも無口ではあるのだが。
仕事の時は仕事に関係のない話題には一切答えてくれない。
真面目なのではなくて不器用なのだ、と分析している。
先輩は残業をするので帰りながら話すという手も使えない。
そもそも家の方向が一緒なのかすら知らない。
消去法的にこの昼の時間が先輩と話をできる唯一のチャンスとなる。
カツ丼の大盛りを食べながら先輩にそう尋ねる。
「見てないよ」
先輩に新聞を読む習慣がないのは知っていた。
ただあれだけの事があったのだから、という淡い期待があったのは否めない。
何はともあれあの事件について、先輩に説明する必要があるだろう。
説明しなければ意見を聞くことすらできない。
メリーさん。
それは間違いなく今の日本で最も注目度の高い名前だろう。
メリーさん。
それは日本の人口の約1%、130万人近くの人を殺害した、
歴史上最大クラスの虐殺者の名前となっている。
具体的になにが起きたかは専門家によって調査されているところだが、
今朝の新聞を読む限りではこんな感じらしい。
昨日の昼。テレビに割り込んで映し出される映像。
青い背景。小柄な少女。
その少女が繰り返し自分の名前をメリーであると宣言する。
そして自分が怪談のメリーさんである事を説明する。
彼女はそこで言う。
「私メリーさん。あなたの後ろにいるの」
たったそれだけ。
それだけでその番組を見ていた130万人近くの人が死んだ。
信じがたい話ではある。
しかし実際に起きてしまった事に対して、
信じる信じないという話をするのはナンセンスだ、と思う。
それに伴い再びこの様な事が起きないように、
政府からテレビ禁止令が出ている。
よって現在この社員食堂のテレビも電源が切られている。
といった状況説明を先輩に行う。
「で、先輩はどう思います?」
新聞、インターネット等のメディアでは既に色々な説が出ている。
北の細菌兵器だの、米の音波兵器だの、中国の毒入り食物だの。
しかしどれもしっくりこない。
明らかに現実的な理由ではない。
死因についてもはっきりとした情報がない。
唯一はっきりしているのは130万人近くの人が死んだ、という事実だけ。
救いは子供への被害が少なかったことだ。
平日の昼どきテレビを見ている層に子供は多くない。
「考えておくよ」
先輩はそう言うと食べ終えた皿を持って返却口へ向かっていく。
こっちは説明するのに必死で半分も食べ終えてない。
流石にこれだけの差があると引き留めておくのも悪い気がする。
考えておく、と言ったからには興味はあるのだろう。
興味がなければ無視されるか、どうでもいい言葉を返される。
先輩は変な人ではあるが嘘はつかない。
考えておく、と言ったからには考えてくるだろう。
明日の昼のことを考え、高鳴る胸の鼓動を感じつつ、
目の前にある冷めたカツ丼を片づける作業に戻るのだった。
なんか話が壮大になってきたw
258 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/27(木) 01:01:50 ID:yI99zk2j
メリーさん「私、メリーさん。ボジョレー飲み過ぎちゃったの……うひゃひゃひゃひゃひゃ。ちょっと貴方、私の服全部脱がして抱きなさいよ。私が好きならギュッと抱きなさいよ!!」
メリー「嘘よ。」
259 :
252:2008/11/27(木) 12:25:19 ID:Or25rM+X
なんというか、容姿のイメージは人それぞれだと思うけど
それにしてもツインテニーソ娘はないと思う
>>259 これはかわいい
それぞれの頭の中にそれぞれのメリーさんがいるのさ
なんかメリーさん一族とかいるらしいし、きっとあどけない幼女から妖艶美人までいろんなメリーさんがいるよ
262 :
252:2008/11/27(木) 19:14:26 ID:Or25rM+X
前見れなかったやつこんなんだったのかwwww
なんか顔と行為にギャップがめちゃくちゃあるメリーさんだな
なんかボロボロの服着た薄幸の少女ってのがメリーさんのイメージ
自分はメリーさんはきちんとした身なりの、ドレスを着た女の子だと思うな
包丁と熊のぬいぐるみを抱えて、何故か顔はぼやけて見えないイメージ
266 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/27(木) 21:31:54 ID:yI99zk2j
金髪ロングヘアーはガチだよな
>>267 このメリーさんにならつけ狙われてもよい
かわいいけど…なんか頭と体の大きさがあって無さすぎない?
スマソ・・・俺の実力不足なんだ・・・
いや体だけ、頭だけ見たらすごく上手なんだけど
なんかしっくりきてないというかコラっぽい感じになっちゃってる気がしたもんで
急いで描いたからバランス完全無視しちゃったしなー・・・
メリーさんに怒られないように次からはしっかり描こうwww
>>267 この……メリーさんは……!
だがあえて言うがなぜビットマップなのか小一時間(ry
メリーさん、フランス人形というか、不思議の国のアリスのようなイメージがある
服の色合い的には歪アリの赤っぽい感じだけど、髪は金髪のまま
それとやっぱり歪アリのチェシャ猫のようなコートとフードをかぶってて
体躯に似合わない大きな鎌も持ってるとカッコイイ感じ
リクスレにでも書いておけば描いてもらえるだろうか
随分好戦的なアリスだな
イラスト元は洋ゲーだからな、仕方あるまい
なんかバレッタさん思い浮かべた
>>254-256の続き
インターネットで収集した情報を持って昼食に挑む。
本日のメニューはカロリーメイト。同じ過ちは繰り返さない主義だ。
先輩はいつも通りの日替わりメニュー。
同じものを注文しても飽きにくい、という合理的な理由だと推測する。
まずは自分で集めた情報を披露する。
死因は全員心停止であるらしいこと。
なぜ心臓が止まってしまったかについては調査中。
2次災害も含めて死者は200万人を超えるであろうという事。
下手な県の人口よりも多い。被害の甚大さを思い知らされる。
録画された映像を見て死んだ人もいるということ。
ネット上にそれを公開した人がいるらしく問題になっている。
ただ、番組の流れているテレビのあった部屋にいても、
死んでいない人もいるらしい。
どうやらちゃんとメリーさんの映像を見ていた事が死の条件にあるようだ。
その辺の調査に関しては実験してみる訳にもいかず困っているらしい。
これだけの事をざっくばらんに説明する。
先輩の表情を見る限り、興味がない訳ではなさそうだ。
「それでなにか分かりましたか?」
先輩に意見を促してみる。
「人間は牛を殺して肉を食べて、森を壊して紙を作るよね?」
何の関係があるんだろう、と思っても口にしない。
災いのもとは厳重に封印しておくべきだ。
「それはメリーさんも同じなんじゃないかな?」
満足げに白身魚のフライを食べる先輩。
どうやらこれ以上説明するつもりはないらしい。
人間を食べたという事だろうか。
これまでの、どの説よりも非科学的で非現実的であるように思われる。
先輩がそんな事をいうタイプに見えなかったので多少驚く。
言ってる内容はギリギリ理解可能、といったところだろうか。
それでもどこか腑に落ちない顔をしていたのだろう。
目は口ほどに何とやらだ。
先輩がそんな表情を見て補足説明をしてくれる。
「多分ね、電話に飽きたんだよ」
そう言うと先輩は返却口の方へ歩いていく。
補足説明なんて柄にもない事をする先輩への驚きと、
その内容の意味不明さにその場を動けなくなる。
電話に飽きた?
だからテレビに?
先輩の隣への道のりの長さを感じながらも、
さっきの言葉の意味は明日までの宿題にしようと決めるのだった。
続き乙!
メリーさんはTVカメラにむかって話しかけているのだろうか
想像したら何か間抜けだ、被害は甚大だがw
284 :
252:2008/11/28(金) 07:31:28 ID:UcJiNL1e
亀レスですが
>>222 メリー「も、もしもし、私メ、メリー…。今…、あなたに、んあっ!…う、後ろをはぅぅっ!お、犯していただいてるの!んくぅっ!」
男「へへ、ガキのくせにいい顔するようになったじゃねーか。ケツマンコ犯されんのたまんねーか?この淫乱メスぶたが!!」
メリー「ひ、ひどい!あなたがこんな身体に…うあぁぁぁっ!!」
男「あ?なんか言ったか?」
メリー「ひぎぃぃっ!ゆ、許して!許して下さいご主人さまぁっ!痛いのいやぁぁっ!!」
男「へへ、そのうちこれも自分から求めるように調教してやるからな!」
メリー「…うぇっ…。…ヒック。…ヒック。…助けて…、ママ…。」
↓相変わらずラフな絵ですまん
http://imepita.jp/20081128/260680
285 :
252:2008/11/28(金) 07:43:19 ID:UcJiNL1e
>>284 コメ途切れてた……。
以下絵のシチュ
大型家畜用の特大浣腸器でお腹パンパンになるまでグリセリン原液を流し込んでから、おもちゃでそのアナルをさんざんなぶり、
さらに失神寸前の苦痛に耐えるメリーさんの可憐なオシッコ穴に、太いカテーテルを膀胱まで差し込んで膀胱浣腸を施す。
強烈な排泄感でブルブルと痙攣するメリーさんのガキ肛門に大人ペニスを根元まで挿入して直腸の最奥、
S状結腸を無理矢理直線にされて身もだえるメリーさん。
しかし口答えしたお仕置きに、オモラシを必死に堪えて強張った尿道に太い綿棒をぐりぐり突き立てられ
、さらに包皮をめくりあげられ、剥き出しになった可愛らしいクリトリスを男の太い指が情け容赦なくゴリゴリとしごきたて、
激痛に失禁&失神しそうなのを必死に堪えるメリーさん。
失禁したらさらに苛酷なお仕置きが待っている上、
失神したら記憶が無い間にどんな肉体改造をされるかと思うと、
気絶してその地獄のような拷問から逃れることも出来ず、
精神崩壊まっしぐらのメリーさん(長い…。)を描いてみました♪
あああ!可愛いいよメリーたん!
エロパロかお絵描き創作でやりなはれ
_ _
,.ィ{{ィfr=≧ミ、
ハ彡'”  ̄ヽ}ハ
{{リ {V Yハ
从rt‐尖Tーァ, }ミ}}
(({! {{ l Yーァ
ノ小 ノ,二_ヽ ノ八
((( {{ハ{く こ ` } ハ从))
ノハ∨〕 ー‐ ' ト、Yハ_
_,.ィ7((/|ハ__ ノ / ∨フ)、
,.ィTT 〈〈// _入/l`7 厂^/ ∨ 《`TTト、
/ LLl c / //7 ! l | / r 、 l CLL!_ \
/ c // / 〈 }| ノV \\_」 小_」ヽ
. / ´ / X| / \ c ハV \
/ / Y / /┌┬┐ハV ヽ
/ \ У /┌┼┼┤W |
. / \∠ -― ´ └┴┴┘ト{ l
/ /C C N |
/ h N l
. / ___ ┌' _ 二ニ=- 、 N |
l / / ̄ 7/>'´_ ―-、ノ\ _____N l
| / / / ┌'´ _ -―-、  ̄ヽ Y ̄ \ |
| CC | | >'´ -―-、ノ │ | | |
『 ご 苦 労 だ っ た ・ ・ ・
と 言 う わ け が な い 。
君 に は 消 え て も ら う 。 』
ていうか、
>>267 のメリーさんには何をしたんだ?
激 し く 気 に な る !!
289 :
252:2008/11/28(金) 12:18:29 ID:UcJiNL1e
みんなスマン、ちょっと調子に乗った。
と言いつつ
>>252のエロSSを投下してみる
メリー「もしもし、私メリーさん。今あなたの後ろを、あれ?か、硬い!?」
T「ふっ、残念だったな。後ろのバージンは墓場まで持っていくつもりだ」
メリー「くっ!さすが寺生まれ!他の男とひと味違うようね!」
T「今度はこっちの番だ、破ーっ!!」
バキィッ
メリー「きゃあっ!私のペニパンが!?入れたままオシッコ注ぎ込める特注品が
!な、なんてケツ圧!」
T「さてと、悪い子にはお仕置きしないと」
その手にはピンクのアレ
メリー「ひっ!?な、なにそれ?なにする気なの?」
T「なに?って、イチジクっていったら浣腸するに決まってるだろ。もしかして
直腸洗浄もせずにアナルレイプを繰り返してたのか?」
メリー「え?私便秘なんて、やあっ!?やめて、許して!」
T「大丈夫、ちゃんと目覚めるまでたっぷり注ぎ込んでやるよ」
そういうと怯えるメリーさんのスカートに手をかけ、
児ポ法に抵触する記述があったため削除されました。続きを読む場合はその場
で三回転したのち、1を英語で発音して下さい。
いいからエロパロいけ
メリーさんに手を出した罪は重いぞ…
意気込みは認めるが、残念ながらここは全年齢板なんだ……
確チン犯だ、触れたらアカン
誰うま
ちょっとしたやつなら大体スルーされるけど
これはさすがに限度超えたな
「私、メリーさん。今、公園の前にいるの」
「……は? えっと誰だか知らないけどゴメン、これから新潟に出張だからそれどころじゃないんだ」
「私、メリーさん。今、大通りにいるの」
「メリーさんって、あの怪談の? ……こっちはもう東京駅だぞ? いいから今回は諦めろって」
「……そんなこと言って、逃げる気でしょう……?」
「そんなことしないよ。久々にオレも逢いたいしさ。お土産何がいい?」
「嘘……暗い箱の中に閉じこめてそのまま捨てたくせに……」
「母親が勝手にしたこととはいえ、ゴメンな。辛かったよな……」
「貴方の母親のせいなの……」
「でも恨むなら俺にしてくれよ。母親なりに俺のことを考えてのことだし」
「私メリーさん。いま東京駅にいるの」
「まだ追ってたのか? バカ、もうこっちは時速200km以上出てるんだぞ?」
「どうして私を捨てた母親を庇うの……?」
「……さあね、俺も大人になったってことかなぁ? それにさ、母親のためだけじゃないよ」
「どういうこと……?」
「メリーに逢いたいから。……俺、お前が捨てられて、必死になって探したんだぜ?」
「本当……?」
「母親に掴みかかって親父にぶん殴られてさ。『男のくせに――』って言葉は卑怯だよなぁ……」
「痛かった……?」
「覚えてないな。それより、もうお前と一緒にいられないってことの方が、ずっと辛かったよ……」
「私、メリーさん。……あの……どの電車に乗っていいのか……わかんなくて……」
「……なあ、絶対帰ってくるしさ、仕事頑張って、少しでも早く帰ってくるからさ……」
「ダメなの……追いかけられるのは一度だけなの。諦めたら、もう……消えちゃうの……」
「そんな……嘘だろ、せっかく逢えるのに、初めて声聞けて、可愛くて嬉しかったのに……」
「私も逢いたいっ……ずっと、ずっと願ってた……それがいつしか呪いになってしまったけど……」
「……追いかけて、くれるか? 新潟まで……それで……たくさん話をして、たくさん遊ぼう……」
「……お膝に乗せてくれる?」
「うん」
「頭をなでてくれる?」
「うん」
「ぎゅって、抱きしめてくれる?」
「うん」
「好きだよって、言ってくれる?」
「うん」
「……キス……してくれる……?」
「……うん。何度だって、ずっとだってするよ」
「うう……ぐすっ……逢いたい……逢いたいよ……」
「待ってる。……新幹線のホームを探して。他の電車とは少し違う場所だよ」
「……私、メリーさん。いま、新幹線に乗ってるの……」
「……そっか。……なあ、せっかくだから昔の話しようか……」
その日、新潟のとある会社に、古びた人形を大切に抱えて出張してきた会社員がいたらしい。
また、後日同じ地域で、夜な夜な美しい少女に変身する人形と青年との愛の逢瀬の寓話が生まれるのだが、
それが人形を抱えた会社員の噂と関係しているのかは、今なお明らかになっていない。おしまい。
いきなり和解するメリーさんと元の持ち主の物語か
持ち主は最初からメリーさんが何者かわかってたんだな
おととい新潟出張行ってきたけどメリーさんついてきてくれなかった orz
>>297 新幹線に乗っているときに電話がかかってきて、
「私メリーさん。今あなたの隣にいるの」と言われ、窓の外を見たら
携帯片手にもの凄い速度で走っているメリーさんが目に映るシチュが浮かんだ
その後、男の方を向いていたメリーさんは前方不注意で障害物にぶち当たってプチ
>>298 テラキュートwwwwイメぴたなのがもったいないほどだぜ
>>299 ひどいなw
それでおまけに越後湯沢から先の乗り換えで金沢とか行っちゃうんだ、
きっとそうだ
俺、女の子の子供出来たら名前を女梨依(メリー)にするんだ
もしかして絵リクスレ105って消えてる?
見たかったなぁ
銀髪メリーさんのやつ?
わからないけど、向こうでの最初のメリーさん
銀髪メリーさんのアナログ絵だたね
向こうには確かメリーさんの漫画もあったよ
308 :
創る名無しに見る名無し:2008/11/29(土) 19:15:04 ID:A2cDNTUS
私メリーさん。今家にいるの。
プリン買ってきてもらえないかな?ってやつ
さぁ、ぼっくたっちっのよっるっだー、
じゃっくらんたーんに火をともせー♪
まーちーにひそんでるゆーれーもー
さーけんーでーにげるー♪
「私メリーさん。今家にいるの。プリン買ってきてくれない?」
「……イタズラ電話か?」
「イタズラじゃないの。メリーさんなの」
「……アレか? 怪談の」
「そうそれ」
「なんで俺にかかってくるんだよ。しかも微妙に聞いてたのと違うし」
「うっかりして、電話する前にさっさとついちゃったの」
「なんでやねん」
「そしたら誰もいないし、歩いてきたから疲れたし、丁度いいかな、って」
「なんでやねん。っつうか、家ってどこだよ」
「あなたのうち」
「なんでやねん!?」
「だって、メリーさんだから」
「そうか、メリーさんじゃあ仕方……なくねえよっ! なんで俺の家に
上がりこんで、しかも家主パシらせようとしてんだ!?」
「だって、メリーさんだから」
「……もういい。買ってきてやるから、大人しく待っとけ」
「駅前の有名パティシエがやってる店のでよろしくなの」
「贅沢言うなっ! っていうか、仕事終わってからだから店しまっとるわっ!」
「仕事と私……どっちが大事なの?」
「仕事だよ! ってかここでお前のが大事だよって言う奴いたら怖いわ!
怪談とか以前の怖さだよっ!」
「ぶー、なの」
「……気づけば、何か普通にプリン買って帰るつもりになってるんだが、俺」
「ラブなの?」
「なんでやねん!? 電話一本会話数分で愛が芽生えるかっ!
っていうか冷静に考えたら色々怖くなってきたぞおいっ!?」
「怖がらなくていいの。初めては誰にだってあるの……うふ」
「……ツッコミ疲れたし、仕事もあるし、切っていいか?」
「うん」
「とりあえず、プリンは買って帰ってやるから、大人しく待っとけよ、ホントに」
「うん。家捜ししながら待ってるの」
「ちょ、おまえそれはま」
「バイビー」
「……切れた。ってか、バイビーって……古いぞ、おい」
仕事を終え、家に帰った俺は、何故かベッドの上で身体を丸めたような
形で転がっている、綺麗な人形を見つけた。ついでに、部屋中が何か
家捜ししたように荒れていて……ってか、これ実際に家捜ししたんだよな。
何故か念の為隠しておいたエロ本が、机の上に並べておいてあるし。
「……どうしろってんだよ、この二人分のプリン」
俺は、ベッドの上の人形に毛布をかけてやると、自分は床に毛布に
くるまって横になった。疲れからか、すぐに眠気が押し寄せてくる――
「プリン、ありがとうなの。また、そのうち会えるといいな」
夢の中で、そんな声を聞いたような気がした。
ちなみに、仕方が無くおいておいたプリンは、翌朝綺麗になくなっていたとさ。
もちろん、二人分。
「……俺の分は置いとけよ」
なんか思いついたので書いた。
今は反省している。
おもしろかったwwGJ!!
これはw
ツッコミどころ多いメリーさんだなw
ぜひ俺の家にも来てほしいなの
これはいい!
掛け合いが凄くいいな、面白かった!
もうこの2人は組んで漫才やったらいいよw
上から順番に今聞いてるけど
今のところ2番目がよかった
ところどころにうまい人混じってるね
なんかハルヒ意識してる人多いな
上から2人目の人は確かにうまかった
だめだ…全然進まない…orz
更新は来週ぐらいです (T人T)すいません
「私メリーさん。今家にいるの」
「またお前かっ!?」
「そうなの。メリーさんなの」
「仕事中は電話してこないでくれよ頼むから」
「お化けにゃ仕事も何にもないの」
「俺にはあるんだよっ! ……で、今日は何の用だよ。
プリンならもう買ってやらんぞ。俺の分まで食べやがって」
「別にいいの。もう貰ってるの」
「どこの誰にだよ! 俺の家に俺以外の住人はいないだろうが!」
「ここはあなたの住んでる家じゃないの。けどある意味あなたの家なの」
「え? なんだその謎かけ……。一体どこからかけてんだ?」
「ここはあなたの実家なの」
「なんでやねん!?」
「今お母さんと代わるの」
「もしもしー。隆之かー。お母さんえらいびっくりしたわー。
隆之にこんなべっぴんさんな彼女がおったなんてなー」
「ホントにお袋かよ……って、彼女?」
「ちゃんとお母さんに紹介してくれんと。ほんま水臭いわー」
「ちょっと待て。どういう話になってるんだ、そっちでは!?」
「え? この娘あんたの彼女や言ってるけど、違うん? 金髪の人形
みたいな外人さんやけど、あの内気やった隆之がよーもまーなー……」
「……とりあえず、そいつと代わってくれ」
「ん、わかったわー」
「代わったの」
「何言ってんだお前はっ!? っていうか何故そこにいるっ!?
そして何故そんな話になっているっ!?」
「なりゆきなの」
「なりゆきでン百キロ離れた俺の実家に行くんかい!?」
「だって、メリーさんだから」
「それ何の説明にもなってないから!」
「徒然なるがままなの」
「言い換えても意味変わってねえ!?」
「……言わなきゃわからないの?」
「わかるかっ!」
「一夜を共にしたのにわからないの?」
「誤解を招くような言い方をするなっ! お袋も後ろでキャッとか言ってるな!」
「愛、なの。英語で言うとラブ。ラブフィフティー」
「なんでやねんっっっ!?」
「プリンから始まる愛もあるの」
「始まってない! 一切始まってないからっ! お袋も後ろで以下略!」
「……私もそう思ったの」
「そうか。わかってくれればそれで」
「だから外堀から埋めようかと」
「埋めるなっ!? というかお前の方は芽生えまくりなのかよっ!?」
「そうなの♪」
「……なんでだ?」
「え?」
「なんで、そんな……だって、お前お化けだろ、いわゆる一つの」
「そうなの。でも愛に種族の差は無いって偉い先生も言ってたの」
「その先生を俺の前に連れて来いっ! 現実と空想の違いを俺が
説いてやるからっ!」
「けど、私はここにいるの」
「ぐっ……」
「……駄目、なの?」
「だって、俺……まだ、お前と面と向かって話もした事無いんだぜ?」
「それは……また、今度、なの。じゃあ、バイビー」
「バイビーって、おま……ちょ……切りやがった」
数時間後、あいつが実家からいなくなった後、お袋が俺に電話をかけてきて、
色々と質問責めにしてくれたのは、また別の話である――どう答えろとっ!?
何か好評だったので書いた。
今は反省している。
外堀からうめたあぁぁぁ!
「お化けにゃ仕事も何にもないの」←この台詞がツボったwww
>>325 >「お化けにゃ仕事も何にもないの」
テラ鬼太郎wwwww
あいかわらずいい掛け合いだなw
そして恐ろしい侵食っぷりだぜ流石メリーさん
激しくメリーさんを応援したくなったwww
めちゃくちゃプリンもらってるんだろうなw
プリンどころじゃなくいろいろもらって甘やかされてるに違いない
>>280-282の続き
後、3回くらいで終わるはず
昨日の先輩からの宿題が解けた。
いや、少なくとも自分なりの回答は用意できたつもりだ。
自分は先輩ほどの思考力も想像力もない。
ただ情報収集とそれを活用する力には自信がある。
足りない能力があるならば、別の能力で補えばいい。
そう言った意味でインターネットは最高の相棒であるといえる。
会社から家に帰る道中ずっと宿題について考えていたが見当もつかない。
とにかく情報を集めよう。家にいる間はメリーさんに関する情報を集めることに専念した。
そうやって情報を集めていくと、幾つか引っかかる点が出てくる。
メリーさんの怪談には幾つかのパターンがあるのだ。
基本は電話で連絡を取りながら場所が近づいていくお馴染みのものなのだが、
連絡を取る手段がメールになっていたりチャットになっていたりしている。
これと先輩の発言をつなぎ合わせて考えてみると、
「メリーさんはこれまでも手口を変更していたんですね?」
昼休み、いつもの社員食堂で昨日考えた仮説を発表する。
メリーさんはこれまでも色々な手口で出没していた。
それはチャットであったりメールであったり。
それが今回たまたまテレビであっただけなのだと。
メリーさんとしては新規の場所でさぞ緊張したに違いない。
その説を聞いた先輩は満足げな表情をしている。
しかしそれは知りたかった事とはベクトルの方向が違っている。
知りたかったのは、メリーさんの正体だ。
メリーさんが何者なのか。
新聞、ネット上でずっと議論されているこの問題。
これを先輩に答えて欲しかったのだ。
少女の風貌。
電話やテレビやメール越しに殺人をする能力。
これらに対する回答を先輩は持っているように見えた。
昨日は自分の聞き方が悪かったのだと思う。
どう思うか、なんて抽象的な質問をするべきではなかった
ズバリ聞く。
「先輩はメリーさんを何だと思っていますか?」
ネット上ではテロだという見方が一般的になっている。
しかし何も要求をしてこないテロなんてあるのだろうか。
しっくりこない。その感覚。
それを埋めてくれる事を先輩に期待する。
「妖怪だね」
妖怪。
そんな非現実的な単語が先輩の口から発せられたとは。
先輩のイメージを改めなくてはならない時期なのかもしれない。
「非科学的です」
そうキッパリと答えておく。
先輩の言ったことなら何でも無条件に信じるほど盲目ではない。
「今の科学の範囲を超えている、と考える方が科学的だと思うな」
メリーさんは妖怪?
それは常識で当然のことで。
でも妖怪なんていないというのも常識。
妖怪と考えるのが常識で、妖怪がいないのが常識?
でもメリーさんはいた。
実際に二百万人もの人を殺したのだ。
妖怪がいる、と考えるのが自然、と考えるのは不自然?
妖怪は、いる?
思考がグルグル回る。
自然と不自然。常識と非常識。
どれも相対的で流動的で。
グルグル回ってそれに合わせて形を変える。
いや、形が変わっているのは自分なのかもしれない。
そのときどんな顔をしていたんだろう。
どれくらいの時間が経過していたのだろう。
先輩の声に現実に引き戻される。
「あ、それと昨日の訂正」
何を?
「飽きたじゃなくて、焦っていたのかも」
先輩の皿は空になっていた。
自分の脳みそも空になってしまえばいい。
考えるのは後に回そう。
自分の皿が空になれば、脳みそも空になるかもしれない。
そう考え黙々と食事をするのだった。
335 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/04(木) 00:08:02 ID:AfMLy46F
メリーさん「私メリーさん。サンタさんからクリスマスプレゼント欲しいの」
サンタさんはいい子にしかプレゼントくれないの
「私メ…サンタさん。今あなたの家の前にいるの。ただ一つ問題が」
「なんだよ」
「えんとつ、ないの」
「あるかーいっ!」
大丈夫
メリーさんはいい子だよ
突然だが俺は寒いのが苦手だ。
冷えたアパートに帰った時などうんざりしてしまう。
そんな俺に電話がかかってきた。
「もしもし、私メリーさん。今、あなたの後ろに居るの」
嘆息。すぐ後ろに人の気配がする。
「はーい伊三。今日は寒いからおでん持ってきたのよー」
金髪の美女が鍋を持ってニコニコしながら立っていた。
彼女の名は目理 メリー。俺のお袋である初代メリーさんだ。
「おふくろ……。だから来るなら前もって連絡しろって言ってあるだろ」
「連絡ならしたわよ。咲ちゃんに」
お袋がそういうと同時に、玄関からブザーの音が鳴る。
「せんぱーい! お邪魔しますねー」
ドアを開いて入ってきた咲は、口元に大きなマスクをはめている。
「外寒いし風邪も流行ってるからマスクつけてきちゃいました」
えへへ、と笑いながら真赤なコートを脱いでいく。
「……お前の部屋は俺の家の隣だろ! 何だその厚着!」
「いいじゃないですかー。それよりよかったー。私メリーさんのおでん好物なんですよ。
あ、コタツつけますねー」
勝手知ったる何とやらだ。ったく、ここは俺の部屋だっつーのに。
何だ。プライバシーもないのかちくしょう。
そう心の中で毒づいた俺は、再度なったブザーに腹を立てる。
「今度は誰だ!」
ずかずかと玄関に向かうと、赤と白の服に身を包んだ北欧人のジイサンが立っていた。
「えー、ここにメリーさんって女の子がいると聞いたんだが……」
「宛先間違いだ! 大体、あと18日程早い! 帰れ! でないとテメエのトナカイ道路交通法違反でしょっぴくぞ!」
俺の叫びに、いかんこりゃうっかりだった、いやはや失敬、と告げると、
男はアパートの階段をかんかんと降りていった。
「んもー、先輩ったら、サンタさんには優しくしなきゃだめですよ?」
「そうよー、プレゼントもらえないわよー」
「都市伝説がプレゼントを期待するな!」
俺は部屋の中の二人へ向かって叫んだ。
俺の名は目理伊三。今日は非番の妖怪刑事である。
なんにせよ、おふくろのおでんは美味かった。
なんかえらい楽しげだなw
にぎやかだなw
344 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 02:16:35 ID:H5orJi03
着信があったのは夜の11時過ぎだった。
由美は既に寝床に入っていた。枕元の携帯電話を手に取って開く。知らない固定電話の番号だ。
怪しく思いながらも、一つの予感が胸をかすめ、通話のボタンを押した。
「はい」
沈黙。細かな息遣いが伝わってくる。ややあってから声が聞こえた。
「わたしメリーさん。今ごみ捨て場にいるの」
それは女の子の声だった。呟くように小さく、尻すぼみだ。由美はその声を知っていた。
微かな予感が当たり、じわりと胸が締まるのを感じた。メリーさん――そしてそれはいきなりだったが、女の子がそんなことを言う理由には思い当たりがあった。
「宮田さんね」
由美は緊張を悟らせないように柔らかく呼び掛ける。続けて何かを言おうとしたが何を言えばいいのか分からなかった。
向こうの答えも返ってこない。由美は通話が切れてしまうことを恐れた。
「もしもし」
やはり返事はない。そして更に数秒待った後、突如として通話は切れた。
由美は一人取り残され、通話時間を表示するディスプレイを見つめた。
確かに彼女だった。由美はすぐに履歴からかけ直す。女の子がごみ捨て場と言ったことが怖かった。
不気味なのではなく、相手の身が心配なのだ。五回、六回、鳴っても出ない。
やがて、出られない状況だという旨の電子音が流れ、電話は切れた。それから二度かけたが結果は同じだった。
由美は着替え、外に出て車に乗り込む。満月の寒い夜だ。胸がざわついていた。
由美は「メリーさん」と呼ばれる都市伝説について知っている。彼女はどんな意味を込めて言ったのだろうか。エンジンの音が妙に落ち着いて聞こえ、歯がゆかった。
345 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 02:18:45 ID:H5orJi03
春に大学を卒業した時、由美の胸にあったのは熱い理想だった。努力の甲斐あって4月から中学校の教員として働けることになっていた。
子どもたちの幸せに少しでも貢献できればいい。
もちろん伴に不安を持ち合わせてはいたが、それが由美の長年温め続けてきた希望の内容だった。
だが結局のところそれは幻想だったのだろうか。
勤め始めてから半年が過ぎ、由美は自身の甘さを痛感していた。初めの内は問題なく見えた。
専門は数学である。受け持った授業の中で騒ぐ生徒はいたが、それでも注意すればすぐに収まった。
ちょっかいを出してくる子はいたが、それも愛嬌のある可愛いものだった。変化は徐々に起きていった。
まず、注意してもすぐには騒ぎが収まらなくなった。
それから始業の時間が遅れるようになり、予定通りに単元を終わらせるのも難しくなった。
単元ごとに行うテストの結果は顕著に悪化した。それらは学年やクラスによって差はあったが、どこにも同じ傾向が見られたのだ。
これはやはり自分のやり方に問題があるのだ。由美は苦しかった。
梅雨の始まる時期に相談をした。
「それはあなたが若いからさ、きっと一緒に遊びたいのよ」
由美には恋人がいる。しかし彼には教師としての悩みは打ち明けるまいと決めていた。意地である。相談をしたのは職場の先輩だった。
346 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 02:20:50 ID:H5orJi03
最も年齢の近い女の先輩は静江という名で、7つ違いである。専門は保健体育だ。
細身だが眉が力強い。授業中の声がとても大きく、男子生徒からメガホンというあだ名で呼ばれていた。
細かい勘定を嫌う豪快な性格で、由美が職場で頼りにしている人である。その先輩が日直の日に由美も一緒に残ったのだった。
「理想が高過ぎたんですかね。嘘に聞こえるかも知れないけど、わたしは子どもたちが幸せになってくれればいいと思っていました。
いえ、今だってそう思っています。だけど――」
由美はコーヒーカップを持つ手に力を入れた。静江のノートパソコンが低い唸り声を発している。
「わたし、中学の2年生までは数学って嫌いだったんです。
元々算数も苦手だったし、数学になってからはもっと難しくなったから。
でも3年生の時に素晴らしい先生に出会えて、その先生はもう五十を過ぎた男の先生だったんですけど、
すごく授業が分かりやすくて面白くて、それから好きになれたんです。わたしは彼らに何も教えてあげられない」
ふむ、と言って静江はコーヒーをすすった。
「まあ、何とも言えないわね。
第一あなたはまだ生まれたばっかりのオタマジャクシみたいなものだし、これからどうにだってできるじゃない」
「頭ではそう思うのですが」
「あなたね、笑ってくれちゃうかも知れないけど、わたしだって教師になりたての頃は悩んだのよ。
サボるやつはいるし、告白されたりはするしで」
由美は驚き、先輩の顔を見た。静江は笑っている。
「悪戯だったけどね。男の子の罰ゲームよ。しょうもない」
「何だか静江さんが話すと冗談みたいに聞こえます」由美は少し笑った。
「本当に悩んだのよ。下手すれば傷付けちゃうかもしれないから。
悪戯でよかったと思ったけど、まあ今だったら悩みもせず突っぱねちゃうだろうね。誰だって初めはそんなものよ。
むしろ人は理想について悩まなくなるに連れておばさんに近付いていくのよ。全く悩ましい」
由美は快活な静江の話を聞いていると、次第に元気が湧いてくるのを感じた。
347 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 02:22:18 ID:H5orJi03
それ以来、幾らか取り戻した熱意と新たに生まれた執念によって、由美は授業の遅れを取り戻していった。
そして定期テストまでには予定に追い付き、その結果もまずまずのものとなった。
生徒からは「分かりやすくなった」と言われることもあった。静江は「わたしのおかげね」と言って笑った。
由美は静江に感謝し、教師という立場が段々と身に着いてきているのを感じていた。
そして夏休みは無事に過ぎ、二学期になった。胸には一抹の不安があったが、由美は努めて明るく振る舞うことにした。
問題ない。授業は驚くほど楽に進み、軽い冗談だって言えるようになっていた。由美の胸は再び理想を温め始めた。
だが、問題は羽虫のように、思いがけない方向から突然にやってくることがある。
そしてその虫は時には長引く毒を持つ。先に言ってしまえば、それは生徒からの告白であった。
しかし静江の話していたものとは場合がまるで違ったのだった。
さるさんかな?
続きマダー
349 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 09:31:33 ID:H5orJi03
ありがとう。少し置いてみたけど芳しくないな。退屈な文章なので期待しないでください。さるさんは知らないです。
十月に入り空気は乾いた。
その日はいつにも増して素晴らしい晴天で、冷たい空気は清潔に匂い、青い空には洒落たアクセサリーのように弓形の月が浮かんでいた。
由美は駅から学校までの道を自転車で行くことにしている。
顔を上げその月を見ると、何だか妙に清々しい気持ちになり、ペダルを踏む足が軽くなった。
由美が行く道は途中に商店街を通る。
その規模は小さく、洋服店や書店や八百屋などが例の如く並んでいる。道は細いので自動車は入らない。
空を覆うアーケードの位置は低めで、よく晴れた日にもやや暗さがある。生徒の姿は少ない。
広い道を曲がり、陰に入った時である。その子はいた。
「おはようございます」
呟くように小さな声で挨拶をしたのは、声に似つかわしい小さな女の子であった。
シャッターの閉じている店の前に一人で立ち、由美の目をじっと見る。
着ている紺のブラウスは由美が勤める中学校の制服だ。手にはやはり準指定の黒い学生鞄を提げている。肩までの髪の毛は細く、幾分荒れが見られる。
頬がやせ、まだ他人を見る際の気遣い――遠慮や恥ずかしさなど――を覚えていないその顔は、中学生にしては随分と幼い。
由美は彼女のことをよく知っていた。
「おはよう」
由美は自転車を停めて明るい挨拶を返した。
「今日は早いのね。待ち合わせ?」
女の子はやはり小さな声で「ちがう」と言った。そして下を向き、靴で地面を軽く擦ると、再び顔を上げた。
「わたし好きです。先生のこと。付き合ってください」
唐突だった。由美は一瞬言葉の意味が掴めず「え?」と聞き返した。女の子は見つめ、返事を待っている。
由美は混乱し、冷たい膜のようなものが胸に被さるのを感じた。
頭には静江の話がちらりと思い浮かんだが、由美はその生徒がそんな冗談を言わないことはよく分かっていた。
今しなければならないのは、その子を傷付けないような返事だった。由美はゆっくりと丁寧に言う。
350 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 09:34:28 ID:H5orJi03
「先生もあなたのこと好きよ。だけどね、あなたの言うようなことはできないの。
つまり付き合うのはっていう意味だけど。だって――」
しかし由美はその先を続けることができなかった。女の子の瞳に、明らかな落胆と悲しみの色が浮かんだからだ。
通り過ぎる他の生徒が挨拶をかけてきた。由美はそちらに元気な声で返事をするのも憚られた。逃げ出してしまいたかった。
そしておざなりな言葉で女の子の気持ちと、それから自分の気持ちをごまかすのは絶対に嫌だった。
「付き合うということについて、あなたがどんな風に考えているのかは分からないわ。
だけど、何にせよ、それは先生にとって負担になってしまうの。つまり、わたしの問題よ。
別に少しの負担だったらいいわ。大歓迎よ。でも、難しい障害はそこら中に転がっていて、だから、いけないのよ」
恐らく女の子は由美が何を言っているのか理解できなかっただろう。それは話している本人にもきちんと分かっていないのだ。
言葉は、確かな気持ちを伝えようとすればするほど糸屑のようにもつれ、結果としてひどく言い訳じみて耳に届くのであった。
由美も話している内に、ただ自分が面倒を抱え込みたくないだけなのではないかと思い始めた。
その理由だってあるにはあった。しかしそれが全部ではないのだ。
事情とは、それが単純に見えるか複雑に見えるかに関わらず、いつだって茨のように絡み合う無数の道を経て成り立っているものなのである。
現実は「カニが復讐の為にサルを懲らしめてめでたし」のようには楽にいかない。
だって、カニは原則的に雑食または肉食だ。修羅場である。
351 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 09:36:07 ID:H5orJi03
由美は更に言葉を選ぼうとした。しかし何を言っても弁解になってしまうように思われた。
女の子の瞳には既に涙が浮かび、知らずに由美を追い詰めた。次に、わっと泣き出した。
「ごめん。ごめんなさい」
由美は強く抱き締めた。女の子はいよいよ声をあげて泣いた。由美も一緒に泣きたいような気がした。だが、できない。
結局その朝、二人は並んで学校まで歩いたのだった。女の子は話をしなかった。
由美が何か言っても返事はない。そのくせ一人で行こうとはしないのだった。由美は参った。
そして、授業の時には女の子は早退していた。由美は彼女のことが頭にちらつき、一日中集中できなかった。
教室の窓から空を見て、どうしてこんなに良い日にと思い、次にはそう思ったことを後悔した。
だが、不思議なことである。由美は辛い一方で、このことを秘密にしておきたいと感じていたのだった。
それは一つには女の子の気持ちを裏切りたくなかったからで、一つには由美自身にまだ幼さが残っていたからだった。
つまり、秘密の共有の楽しみである。由美は告白されたことが嬉しかったのだった。
そんな理由から、静江に心配の声をかけられた際にも、ひとまずは打ち明けないでおくことにした。
352 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 09:37:38 ID:H5orJi03
さて、女の子は由美が数学を教える一年生の生徒である。
由美は授業中、よく生徒に声をかけることにしている。解らない部分があるかどうかを聞くのだ。
学校が始まってすぐの頃、女の子はいつも首を横に振るだけだった。由美は特に気にしていなかった。
由美が初めてその子と話をしたのは、静江に相談するよりも前、一学期の中間テストが終わってからだった。
点数がひどく悪かったのだ。彼女は補習のために居残りをした。
「どうしてかしらね」
隣りの席に座り由美は言った。女の子はプリントに書き込む手を休めて由美を見た。
表情が掴みづらい。大きくて透き通った瞳が人形のようだ。
「宮田さん、いつもの小テストはけっこういいじゃない。どうして今度のはあんなに悪かったのかな。数学は嫌い?」由美は尋ねた。
「嫌いじゃない」と僅かに首を振って女の子は答えた。
「それじゃあ先生のことは?」
少し見つめてから、再び首を横に振った。由美は軽く頬を膨らませた。
補習の後、担任の教師に彼女のことを聞いてみた。担任は国語を教える四十代半ばの男で、眼鏡をかけ、脂気が多く人のいい顔をしている。
彼はバスケットボール部の顧問で体育館にいた。
コートでは十人ほどの男子部員が掛け声をかけながらドリブルとシュートの繰り返しをしている。
ボールは床を叩き、床は靴を鳴らす。体育館には他にバレーボール部とバドミントン部がいたが、彼らの作る音が一番響くようだった。
353 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 09:39:27 ID:H5orJi03
「あの子は、気の毒なことです。母親が出て行ってしまったのですよ。つまり蒸発です。
小学校の担任からの報告ですが、今年の2月に、突然だと言っていました。今は父親と二人で暮らしていますよ」
国語教師は咳払いをすると大声で指示を出した。先程の練習にディフェンスがつけられた。
彼の話によると、女の子の両親は以前から仲が悪かったのだそうだ。
夫が妻に暴力を振っていたのが原因らしいが、それは噂だ。
事実なのは二つ――彼らは年の離れた夫婦だった(夫が年上だ)、そして夫は仕事が忙しく家にあまりいなかったということだ。
「だからもしも奥さんに逃げられたとしても、それは父親の方に非があるのは決まっています」というのは国語教師の意見だった。
更に女の子を苦しませたと思われるのは、弟のことである。
弟は母親が去る半年ほど前に生まれた。女の子はそれまで一人っ子で、母親を独占していたのだった。
弟と過ごした半年間を彼女がどう思っているのかは分らない。
だが、母親が連れて行ったのは弟で、恐らく彼女はそのことでも傷付いただろう。
「彼女はあまりしゃべらないでしょう。それは確かに口数は幾らか減ったそうですが、しかし以前からもそんな向きはあったのだそうです。
まあ、一概には言えませんな。本当にどれだけ悲しいかなんて、本人でなければ分からないものです」
話を聞いて、由美の胸は痛んだ。慈しみの欲望とでもいうものが生まれた。
354 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 09:45:16 ID:H5orJi03
由美は恐らく自分が頼られているのだと思った。
テストで悪い点を取ったのは、補習に出たかったからではないだろうか。
この、一見突飛で、ややもすれば早計な自惚れになり兼ねない推察には、由美自身の「頼ってほしい」という願望が幾分干渉していた。
彼女も辛い時期だったのである。由美はどのようにその生徒と接するべきかを考えた。
それは他の問題――他の生徒たちの態度や授業の遅れなど――について悩むよりも、ずっと楽なことだった。
自分のやるべきことが分かるような気がしたし、それは由美にとって、マイナスをゼロに戻すことではなく、ゼロをプラスに変えることなのだ。
しかし、女の子が本当はどう思っているのかは分からない。
由美は授業中に声をかけ、難しい箇所についてきちんと聞こうと考えた。
中間テストのこともあったのでそれはやりやすく思われた。
しかし由美が作戦を行うまでもなく、既に隔ては融け始めていたのであった。つまり、次の授業の時に女の子の方から質問をしてきたのだ。
由美が声をかけると、彼女は首を振らずに問題を指差した。それはほんの些細な出来事だが由美はとてもうれしく感じたのだった。
それから2人は次第に慣れていった。
女の子は由美に対して幾らか口数が増え、やがては彼女の方から挨拶をしてくれるようになった。
笑顔は随分と増えた。そして同じ様に友人も増えたようだった。
もちろん由美もその生徒ばかりに構っていたわけではない。しかしそれらの変化は単純に喜ばしいことだった。
手助けができたのかは分らないが、由美は仄かな充実感を覚えた。学期末のテストは中々だった。
355 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 09:47:10 ID:H5orJi03
夏休みが終わるとすぐに遠足があり、由美は引率した。主な内容は山登りだ。
生徒は班ごとだったが、教師は大体において各々自由なペースで登れた。由美はやはり引率していた静江と並んで歩いた。
「遠足って最高ね」と静江は言った。
「何て言うか、蘇るわ」
「静江さんは普段から元気じゃないですか」
「あらそう見える?そりゃうれしいわ。あなたは夏休みが明けてからはどう?」
「順調です。びっくりするくらい。宿題をやってこない子はいたけど居残りでやらせました」
「あなたも板についてきたものね。わたしよりずっと早いわ」
礫の多い山道は緩やかな傾斜で続いている。
右手は斜面に天然の広葉樹が生い茂り、左手は樹々の隙間から渓谷が覗く。谷底には川が流れる。
良質な緑柱石のように澄んだ色の水は、大岩を削り水飛沫を散らせながら、いつ終わることなく来ては行く。
その景色は美しく頼もしいが、少しずるいと由美は感じた。慣れない自然の前では細かい悩みなどつまらなく思えてしまうのだ。
「彼女も元気そうじゃない。あなたが心配してた子。さっき友だちと歩いていたわ」
「はい、安心しました。多分わたしはあんまり関係ないですけどね」由美はうふふと笑った。
昼食は中腹の開けた場所でとった。所々に起伏はあるが、手入れがされていて、大勢がまとまって座れる広さだ。
季節はまだ夏だと主張するように、枝葉は幻燈に似た陰を描き、虫は騒ぐ。
しかし陽の色には確かに黄味が増し、もう真夏の眩むような明るさは見られない。虫の声は減り、その調子には微かな焦りが混じって聞こえる。
今日は昨日を模倣しながらも、一月前とは大きく違った様相を纏うのだ。
子どもたちは日陰を選んで陣取った。焦げ茶の地面に色とりどりのビニルシートが敷かれる。樹々を縫い、虫に負けない笑い声が響く。
356 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 09:49:32 ID:H5orJi03
女の子が話をしに来たのは由美が弁当を食べている最中だった。
近くに来て、何か言いたそうに由美を見た。そこには他の教師も数人いた。
「わたし?」と由美が聞くと、彼女は頷き、2人で話したいという旨を伝えた。
2人は太いケヤキの陰を選んだ。
「聞いてほしいことがあるんです」と、あまりはっきりとしない声で女の子は言った。
「うん」と由美は返事をしたが、女の子はその先が出てこないようだった。
下を向き、靴で土を撫でた。恐らく事前に言うことを考えてはいたのだろう。しかしその場になると、頭は言葉を巡らせるものの初めの一つを忘れてしまったようである。
由美は彼女が何とか話そうとしているのを感じ取っていた。そういったことは前からよくあったのだ。
だが多くの場合に話しかけるのは由美の方で、わざわざ彼女から話をしにやって来るというのはこれまでにないことだった。
由美は生徒からもらった信頼をうれしく思いながら、彼女の緊張がよく分かるような気がした。
片一方で厳しさの必要を感じつつも、ついその子に助けの手を伸ばしてしまうのだった。由美は誘導してやることにした。
「ひょっとするとお母さんか、それともお父さんのことかしら」と、了解しているという風に由美は聞いた。
女の子は下を見たまま同じ動作を繰り返していたが、やがて「お母さん」と呟いた。「そう」と由美は言った。「聞かせてほしいな」
女の子はぽつりぽつりと話し出した。
「お母さんは、わたしが小学校に行っている時に家を出ていきました。突然。帰ってきたらいなかったんです。
前の夜にお父さんとすごい喧嘩をしていて、きっとそのせいです。お母さんたちはよく喧嘩をしました。
お母さんに、どうして喧嘩をするのか聞いたことがあるけど、教えてくれませんでした。それで、先生――」
まことにたどたどしく、事が前後したり後から付け足されたりする部分はあったが、時間をかけて大体このような話をした。
そしてその終わりに呼び掛けてから言葉が続かなくなった。由美は待ったが、女の子は口の中でためらっていた。大事なことらしい。
357 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 09:51:51 ID:H5orJi03
「何かしら?」と由美は柔らかく問い掛けた。しかし言葉は出て来ない。
由美は今聞いておいた方がいいと考え、待ったが、女の子は口をつぐみ地面を擦るのみである。
そしてやがて「やっぱりいいです」と言った。由美は「そう」と言った。
「話しちゃった方が楽になるかも知れないわよ」。女の子は考えているようだった。
それが、言おうか言うまいかを考えているのか、話さなければ良かったと思っているのか、由美には分からなかった。
そして次の女の子の振る舞いに由美は少々びっくりした。
彼女は手を伸ばし、由美の手を握ったのだった。とても小さく、冷えた手だった。その行動にどんな意味があるのか分からなかった。
しかし由美はその小さな手から、彼女の不安や寂しさなどが伝わってくるような気がした。
由美は母親のような気持ちが湧いた。彼女を守ってやらなければならないと思い、手を握り返した。
結局、女の子はその先を言えなかった。
由美も強いて聞くことはしなかった。気がかりではあったが、聞くと何かが崩れてしまいそうな気もした。
ほとんど無意識だがそんな自己防衛の理由があったのも否めない。
「悩みがあったらいつでも話してね」と由美は言った。二人は手をつないだまま、皆が集まる方へと歩いた。
とりあえずここまで。読んでくれてありがとう。
まさか告白が女の子からくるとは
さるさんは連投規制の名前だよ
11レス以上連続でレスすると1時間弱書き込みできなくなるの
読み終わったぜ
続きが気になるが、あんまり焦らないでくださいな
乙
これは長編の予感
>>357 読み終わりました。乙。
自分のなんかよりも断然面白い。
あとトリップ付けてくださいね。明日になるとわからなくなるから
ああ、今晩中に落とせると思います。
ありがとう。やる気が出る。こちらから乙と言いたいです。
まだ書き切ってないので、ちぎって載せます。
その日以来、どうしたことか、女の子はまた由美に対して口数が少なくなったのだった。
それどころか、言葉以外の態度も冷たくなっていた。
何気ない仕草――授業中に由美がノートを覗こうとする際の椅子の引き方、由美が挨拶をかける時の身の堅さなど――に変化があった。
それはよそよそしかったり素っ気なかったりするというよりは、細かな刺のような、敵意に近い感情を含んだものだった。
表情も困ったような、しかめたような、非常に複雑な様相を見せた。
そして時折そんな顔でじっと由美を見つめては、また目を伏せるのであった。
由美には女の子の変化が理解できなかった。自分に原因があるとしたらそれは遠足の時のことだと思ったが、幾ら考えても答えは出なかった。
だってあの時は彼女の方から話をしに来て、彼女の方から手を握ってきたのだ。
由美は何だか裏切られた気持ちになり、疲れた日に思い出すと、幾らか悲しく、幾らか憎らしく感じることもあった。
しかし、由美は女の子が非常に入り組んだ感情を思っているのは分かっていた。
そして、気付かないだけで確かに自分にも原因があったかも知れないのだ。
もしかすると彼女は自分から離れようと努力しているのかもしれないと由美は考えた。自分だって彼女だけに拘るべきではないのだ。
そうはっきりと意識してはいないが、由美は子どもに対して自分は大人でなければならないという思いが強かった。
そして告白である。それは遠足から一月後のよく晴れた日に、全く突然のことだった。
由美は断り、女の子は泣いた。由美は驚きや困惑や罪悪感と共に、くすぐったいような嬉しさを感じもしたのだった。
363 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 19:58:36 ID:H5orJi03
トリップの付け方間違えた。
メール欄にwワラタw
他の鳥にしなよー?
嬉しさを感じる由美の純情さがいい……!
>>363 トリつけて書き込んで!早く!ID変わっちゃう!
もう変わってしまったか…
トリすでに遅し
まぁ、偽装する人がいなければ大丈夫っしょ
それにこれだけの話の偽装は大変そうだし
けど続きとか別の作品書くときはトリあったほうがいいのでは?
俺も別スレで書くときはトリつけるし…
はっはー偽装してやるぞー
なんちて
今さらだけどトリップ付けますね。
他で書くか分からないので名前は題名にします。
由美は彼女について考え、自分について考え、彼女の告白について考えた。
まとまらない思考に苛立つ。まるで深い沼の底にでもいるようだ。そして、周りを漂う沈殿物は彼女の記憶だけではなかった。
何か、眼では捕らえ切れない、細かな粒子が自分を覆っていた。
満月は景色を青白く染めている。由美は何かの時のために担任から女の子の住所を聞いていた。
それは街を見下ろす高台の団地の一軒で、番地の載る委細地図によれば後もう少しで着くはずだ。
坂は急で、道はあみだくじのようで、よく似た形の家々がよく似た並びで座っている。
角度が付いているのと月光の青白さのせいで、その建物たちは由美を圧倒した。一旦は静かになった胸が再び強く打ち初めていた。
告白の日から一週間が過ぎていた。増したのは罪悪感である。女の子は学校を休むことはなかった。しかし辛そうに見えた。
由美は話しかけなければならないと思ったが、できなかった。何を言っても空々しい言葉になってしまう気がした。
静江や他の教師には相談していない。恋人によほどすがりつきたかったが、そうしなかった。
由美はさっきの電話について再び考えた。
恐らく、彼女はテレビか何かで「メリーさん」について知り、捨てられた人形と自分の境遇を重ね合わせたのだろう。
それならば、彼女は復讐をするつもりなのだろうか。それは一体誰に対してだろう。母親?それとも自分?どんな方法で?
しかし由美は彼女がそんなことをするとはとても思えなかった。だが単なる悪戯とも思えない。
思考はそれより先を導けなかった。速く、速く。ハンドルを握っているということがもどかしく感じられた。
足で駈け登る方が、自分の気持ちには適っていた。近付くに連れてこめかみに血が巡り、動悸が激しくなっていった。
そしてようやく家に着いた。由美は車を降りる。エンジンの音が止むと、物足りないような静けさに包まれ、ぞっとした。
見下ろす街はネオンが美しく、走る車の音がまるで別世界のもののように遠く聞こえる。
家は団地の最も高い方にあった。やはり他の家と似ていて、アルミサッシの門と、芝の生えた小さな庭と、壁がクリーム色の建物で構成されている。
一階の大きな窓は雨戸が閉じられていて、二階の窓からは白いカーテンが覗いていた。
彼女はこの十分に広い家に、父親と二人切りで暮らしているのだ。あのカーテンの部屋だろうか。ここからの景色は寂しすぎる。頭が熱い。
父親のことがちらりと浮かんだが、由美はためらわずインターフォンを鳴らした。誰も出ない。再び押すが、やはり出なかった。
由美は携帯電話を取り出し先ほどの番号にかけた。よく耳を澄していると、家の中で電子音が鳴り出した。だが、出ない。
どうして断ってしまったのだろう。本当にしょうがなかったのだろうか。脈の音が耳の奥で疼いている。
由美はインターフォンを再び鳴らしてから、門を開け、白い石段を上り、庭を横切って玄関の前に立った。
頭に告白をする女の子の姿がフラッシュバックし、心臓が締め付けられていた。いつからだったのだろう。
深呼吸をしようとしたが空気は喉でつかえてうまく入ってこない。由美は中に聞こえるように強く扉を叩く。
彼女はわたしを頼ってくれたのだ。確かに、他の誰よりも。握った手の冷たさ。わたしが彼女を守るはずだったのだ。
どうして断ってしまったのだろう。手が痛い。
呼吸のリズムを取ろうと大きく息を継いだ時、ふいに胸の奥の方から何かが込み上げてきた。涙だ!いけない、泣いたって自分が馬鹿なのだ。
彼女に見られたらどうするのだろう。しかし涙は溢れ、後は止めどなくこぼれた。
どうしてだろうと由美は思った。わたしが泣く理由は何なのだろう。わたしには悲しいことなんてないはずだ。
彼女がかわいそうだから?わたしが泣くべきではないのだ。泣くべきなのは子どもたちだ。
由美の頭を駆けているのは女の子のことだけではなかった。
教師になろうと思った中学生の頃のこと、教師になってから感じた想像とのギャップ、それからどうにかその状況に慣れていった日々、義務、理想、それらのことだった。
助けてと叫びたかった。わたしには荷が重すぎる。子どもたちの幸せなんて。ごめんなさい。
いつしかうずくまり、嗚咽していた。
373 :
メリーさんの思うこと ◆wuEVsI.UGs :2008/12/09(火) 09:32:40 ID:vl25S1sd
何に間違えたかやっと気付いた。
それだ…それだよ…
というか、最初は成功してるじゃまいか
何故2回目で失敗したんだwww
376 :
ふぁうすと:2008/12/09(火) 21:17:45 ID:rUMByqV7
「私メリーさん、いま、あなたの後ろにいるの。」
その少女の前には、長いコートを着た一人の女性が立っている・・・。
背後から呼び止められ、そのコートの女性は、ゆっくり・・・あまりにもゆっくり振り返った。
その時、メリーさんと名乗った少女の心に、何か驚異的な・・・身の危険を感じるかのような本能が危機を告げた!
・・・この女性は・・・!?
見ればそのコートの女性・・・、花粉症のシーズンでもないのに、分厚いマスクをつけ、目は爛々と血走っている・・・。
そう、その瞳に狂気の色がにじみ出るほどに・・・。
そしてさらに・・・振り返った女性は自らのマスクに手をかけたのだ・・・。
「ねぇ、・・・私・・・」
「その先を言う必要はないわ!
あなた・・・口酒ね・・・!!」
ピタリ・・・コートの女性がその時点で動きを止める。
再びゆっくりとした動作で、マスクに手をかけた右腕をおろした・・・。
「そう、あなたが、メリーね・・・、噂は聞いてるわぁ、
リカの命を奪い取ってのしあがってきたんですってぇ?」
「・・・そのことについては、否定も肯定もしないわ・・・、
でも、あなたなんかにリカの気高い心を理解することはできない・・・、ジャンキーのあなたにはね・・・!」
「ウッフッフ、言ったわねぇ、メリー、
でも、あなたってとってもおバカさぁん、
全ての都市伝説を制するのは、この私・・・、あなたこそ、バラバラにしてあげるわぁ。」
メリーさんと口裂け女・・・。
この伝説の二人の邂逅を、
遠く・・・遥か彼方から覗き見る一つの少女がそこにいた・・・。
その性質上、一つのエリア・・・学校と言う狭領域にのみ存在できる白薔薇の少女・・・。
そのあまりにも白い指を自らの頬に寄せて、
鏡の中からメリーと口酒を覗き込んでいたのだ・・・、
狂気なる笑みを浮かべながら・・・。
「めぐる・・・輪廻がめぐる・・・グルグルと・・・。」
その少女の名は・・・「花子」・・・!
377 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/09(火) 22:01:49 ID:F0KMoc8q
なんてローゼン?wwww
ふいに、中で鍵の開く音があった。由美は反射的に感情を殺そうと努めた。
しかしできることではなく、膝に強く顔を埋め、泣き声を押さえるだけだった。扉がゆっくりと開く。そして、
「先生?」
出て来たのは女の子だった。玄関の前で、由美は顔を上げずに泣いていた。肩が震えている。まるで子どものように泣いていた。
女の子は立ち尽くしていたが、やがて由美の元にしゃがみ込み、その小さな腕で頭を抱いた。
由美は一度大きくしゃくり上げると、それから押さえ切れずに声を上げて泣いた。これじゃあまるで逆だと思った。
わたしが彼女を心配していたのに。しかし、彼女の腕の中はすごく安心だった。
それから三十分後、由美は女の子の家の居間で、不機嫌そうに紅茶を飲んでいる。涙は止んでいた。
向かいのソファに座る女の子は、心配そうに由美を見る。まあいいかと、カップの中で鼻をすすりながら由美は思った。心配させてやれ。
父親はいなかった。仕事が大変なのだと女の子は言っていた。
家の中はひどく広々としているように感じられた。家具は揃っているけれど、何か、抜け殻のように空っぽだった。
不必要なものが少な過ぎるのだ。
「ごめんなさい」
ポツリと女の子が言った。
「こんなに心配するとは思わなくて」
由美は紅茶の入ったカップを見つめていた。すねて母親を困らせる子どものようである。
「どうして電話であんなことを言ったの?」
と由美は尋ねた。
「それは」と言って女の子は少し考えていた。
「心配すると思ったから」
「それだけなの?」
由美はむくれてそう答えた。が、女の子が悪そうにうつむき、何だかおかしくなってきて、くすりと笑った。
「ごめんなさい。もう怒ってないわよ。だけど本当に心配だったの」
今度は女の子がすねる番だった。
由美は落ち着いてきていた。聞きたいことはたくさんあった。
「お父さんのことは好き?」
「うん」
「お母さんのことは?」
「好き(答える時に足がカーペットを擦っていて由美はおかしかった)」
女の子は学校にいる時よりもずっと緊張がないように見えた。
自分が泣いたからかも知れないと由美は思った。それから、彼女がそんな風に母親と話す様子を思い浮かべていた。
「どんな人?」
「先生みたい」
「わたし?」
「うん」
「どんなところが?」
「優しいところ」
由美は黙った。そうなのかと思った。
「それじゃあ、好きって言ってくれたけど、あれは――」
「ああ」女の子はスプーンでゆっくりと紅茶をかき混ぜている。
「笑うと思うから」
「笑わないわ」
「笑ってもいいけど。先生がお母さんになってくれたらと思って」
そう、と由美は答えた。カップがカチカチと鳴っている。
「でも、もういいです。一昨日の夜、テレビで『メリーさん』の話をやってたんです。
すごく怖かったけど、自分みたいだなって思って、後で考えたんです。
持ち主が後ろを振り向いてから、どうなったのか。メリーさんは、きっと許してあげたと思います。
だって、もしかしたら本当にどうしようもない理由で捨てたのかも知れないから。ちょっと驚かして、それでお終い。
だから、わたしもお母さんのこと、もう怒らないようにします」
そうかと由美は思った。わたしは母親の代わりに心配させられたのだ。
理不尽な気がしたが、嬉しい気持ちもあった。
「わたし、いい先生になれるかな?」と由美は尋ねた。
「わたしは好き。優しいから」
「ありがとう。わたし好きよ、あなたのこと」
二人は紅茶をすすった。メリーさんは仲直りしたのかなと由美は思った。きっとしたのだろう。夜が一つ過ぎて行く。
打ち切りになりました。記憶からの消去をお願いします。読んでくれて乙。
乙
打ち切りという事は続きがあったりするのかな?
まぁ、気が向いたら投下してくれや
面白かったぜよ
よしメモ帳に保存した。
設定がちゃんとできていていいと思いました(本当は自分はそんなことは言えない立場(ry)。
382 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/12(金) 18:23:52 ID:EEOjO2Nj
メリーさん「私メリーさん。リカちゃんとM-1に出たけど予選落ちしちゃったの」
それ見たかったの
メリー「はいどーも、こんにちわー」
リカ「私がリカで」
メリー「私がメリーで」
リカ&メリー「2人合わせてメリー&マリー」
リカ「ゆーことで、やらせてもらってますけど」
メリー「突然ですけどね。私、あなたのキャラが薄いと思うんですよ」
リカ「どーゆーことやねん」
メリー「自分で言うのもなんですけどね、私ってキャラが立ってるじゃないですか?」
リカ「ホンマに自分で言うのはなんやな」
メリー「ほら、決め台詞の、『私、メリーさん。あなたの後ろにいるの』ってのもありますし」
リカ「あれ、決め台詞やったんかいな」
メリー「だから、今日は私があなたにとっておきのキャラを差し上げようと思うんです」
リカ「くれるんですか。ホンマにありがたいですわ」
メリー「じゃあ私がリカちゃんやるから」
リカ「それもおかしな表現ですけどね」
メリー「あなたは名もなき一般人をやってください」
リカ「んじゃ、ちょっとやってみましょーか」
ぽわわわわーん(効果音
リカ「あー、夜の学校怖いなー」
メリー「う〜ら〜め〜し〜や〜」
リカ「うわっ! いかにもテンプレートなお化けでてきよった!」
メリー「う〜ら〜め〜し〜や〜、で表はソバ屋〜」
リカ「ボケまでテンプレートになってる!?」
メリー「どうした、何か用か?」
リカ「うわっ、めっさ気軽に話しかけてきよった、めんどくさいなー」
メリー「お化け稼業も楽ちゃうねんで?」
リカ「そういう話をしにきたんじゃないです……って真面目にやって下さいよ」
メリー「悪かった悪かった」
リカ「もう、今度は真面目にやってくださいよ?」
リカ「あー、またまた夜の学校怖いなー
なんで私こんなに夜の学校におるんやろなー」
メリー「……しくしく、しくしく」
リカ「うわー、いかにもな感じの女の子の鳴き声が聞こえてきよる」
メリー「……しくしく、しくしく」
リカ「メンドクサイわー、帰ろ」
メリー「ちょちょちょちょちょ、帰らんといてくださいよー」
リカ「お願いするお化けってのも、どないやねん」
メリー「お化けちゃいますよー、妖怪ですよー」
リカ「違いがようわからんなー」
メリー「何か用かい? なんちゃって」
リカ「……」
メリー「……」
リカ「ごめんなさい、しとこか?」
メリー「スベったのをフォローするのが突っ込みの役割だと思うんです」
リカ「あー流石にフォローの限度超えてたわー」
メリー「ごめんなさい」
リカ「素直でよろしい……ってこんな話をしてる場合じゃないですよ。
もー次が最後のチャンスですからね、しっかりしてくださいよ?」
リカ「あーもう私また夜の学校におるでー。
これもう絶対何かでるわー。経験則でわかるわー」
ポトッ
リカ「ん、何か紙が落ちてきよった、なになに?
トイレに行け? 敵もなりふり構わなくなってきよったなー」
テクテクテク
リカ「トイレまで来たけど……、ん? また紙が置いてある。
なになに? 三番目のドアをノックしろ?」
テクテクテク……トントントン
メリー「はぁい」
リカ「順調ですかー?」
メリー「……」
リカ「そろそろ校門閉まるんで続きは家でした方が……」
メリー「私、リカちゃん」
リカ「うわっ、とうとう無視しやがった」
メリー「私……便秘なの!!」
リカ「勝手なキャラ付けるなっ!!」
メリー「こんな感じのキャラでいったらどうですかね?」
リカ「もろ花子さんやないかい! やめさせてもらうわ!」
メリー&リカ「どうもありがとうございましたー」
これがM-1予選敗退の実力
スレの空気を凍りつかせるとは本当に恐ろしい話ですよね
ボケまでテンプレートのくだりは激しくワラタぞw
メリーさんコテコテだなw
これは確かに予選落ちw
392 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/14(日) 12:32:37 ID:qiIBjatT
メリーさん「私、メリーさん。昨日笑笑で忘年会だったの。その後、二次会はすっとこどっこいで飲み直ししたの」
「はいもしもしこちらメリーだ。神戸、今何処にいる?
え、横の喫茶店……ああ、分かった分かった」
「すいません、目理先輩。わざわざ呼び出しちゃって」
「お久しぶりです、目理先輩」
「ああ、久しぶりだな」
喫茶店に入った俺は、大学の後輩二人に軽く挨拶をした。
今日は、彼らに相談があるといわれたのだ。
「んで、神戸。どうした?」
「実は……ちぎりのお腹に、僕らの子供がいるんです」
照れた顔をして後輩――神戸明(あける)――は頬を緩ませた。
「あーあー、そりゃあめでてえこって」
独り身な俺への嫌がらせか、と言外にこめる。
ったく、こいつらときたらいくら事情があるからって首に揃いのスカーフなんか巻きやがって。
目の毒以外の何者でもねえっつうんだ。
「相談というのは、その……よいお産婆さんか、病院を知りませんか、ってことなんです」
「私達、『こう』だから、多分、子供も『こう』生まれてくるだろうし……。母は、亡くなってしまって……」
落ち込んだ顔をする女をほっておいちゃあ、男が廃る。
「分かった。親父をあたってみる。決まったら、また連絡するからな」
コーヒーを飲み干すと、俺は席を立った。
「今日は風が強いからな。スカーフやら頭やらが飛んでいかねえようにしろよ」
そう告げてやると、二人は困ったように笑うのだった。
俺にジョークのセンスはあまりない。
「へえ……君の学校の後輩ですか。明くんとちぎりちゃん……なるほど、
『黒いスカーフの少女』の登場人物は、AくんとCちゃんでしたね」
五十過ぎの男は、電話口で実に楽しげに笑っていた。
「分かりました。知り合いを二つ三つ当たってみますよ」
「ああ、頼むぜ親父」
「頼むといえば、僕もそろそろ孫の顔がみたいんですけどねえ」
「うるせえ、呪われてくたばれ」
たたきつけるようにして、俺は電話を切った。
電話の相手は、俺が知る限り世界で一番の変わり者のおっさんだ。
ガキの頃から見えないもんが見えていたせいで、都市伝説にのめりこみ、
自分を殺そうと襲ってきた『メリーさん』にプロポーズした真性のキ○ガイだ。
奴の名は目理 八雲。都市伝説の研究家として名高い……俺の実の父親である。
丁寧語の親父は異常にカッコいいな
このスレは単発ネタが長編になる確率が高いな!!
いいことだ
俺のメリーさんに手を出した旦那はどんなやつかと思ってたが
こんなにカッコイイオヤジさんだったとは
397 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 22:41:42 ID:6nI4Fcxy
メリーさん「私、メリーさん。二日酔いなの」
「私メリーさん。今さらながら
>>111が目に止まって吹き出したの」
「私メリーさん」
「またお前か! ……って言う程“また”じゃないな」
「そうなの。久しぶりなの」
「まあ、幸い今は休み時間だし……何してたんだ?」
「知りたいの?」
「……べ、別に、興味は無い」
「ふふふ、ツンデレなの」
「誰がやねん!?」
「むきになる所が怪しいの」
「ツンデレ疑惑ですか!? 俺疑われてますかっ!?」
「それはともかく……お義母さんが言ってたの」
「おかあさん? ああ、お袋の事か。ってお義母さん言うなっ!?
既成事実を作るなっ!?」
「着々進行中なの」
「……何、この外堀からの埋まり具合……で、お袋が何だって?」
「愛は放置で燃え上がる、って」
「何言ってくれやがってますかマイマザーっ!?」
「実際盛り上がったみたいなの。寂しかった?」
「寂しくねえよっ!」
「……私は」
それまで、淡々としながらも、どこか楽しげだった奴の声に、その時
初めて陰が宿ったような気がした。
どこか楽しげで、どこか嘘くささの残った声が消え、初めて――本気で、
言葉を口にしているような――
「私は、寂しかったの」
「……」
「ずっと、電話するの、我慢してたの。我慢してたら……凄く、あなたに
逢いたくなって……逢って、話がしたくなって……」
どこか、受話器の向こうから聞こえてきているはずの奴の声が、遠くに
感じられる。まるで、同じ部屋の向こう側から聞こえてきているような――
「だから……」
――ような?
「来ちゃったの」
「…………なっ!」
振り向けば奴がいた。……いや、まあ、別に殴りに行くつもりは無いが。
金色に輝き流れ落ちる髪に、同じくらい輝く碧い瞳。確かに、あの時見た
人形が、人間に化けたらこんな顔なんだろうな、という、まさしく“人形のような”
美人が立っていた。満面の笑みをその顔に湛え、慈しむ様に俺の顔を見つめ。
最新型の携帯電話を手にして、黒い服に身を包んで――
メリーさんは、そこにいた。
「私メリーさん。今――貴方の前にいるの」
キタキタキター!
「私メリーさん。いま、地k
ゴギャギャギャメリボキゴキチュイーーーーンカランカランカラーーン
タタンタターーン……タタンタターーン……ブツッ、ツーッツーッ
何が起こったんだよらw
403 :
ふぁうすと:2008/12/17(水) 01:05:17 ID:jG7rXr4l
うふふ、
私メリーさん、
いま・・・、あなたの・・・、
えーっと・・・ここ、押し入れよね?
そうそう、押し入れの中にいるの・・・。
なんでそんなとこにいるのかって?
・・・そうね、なんでかしら?
ちょっと道に迷って、それから・・・。
私もよく覚えてないの・・・。
恐怖板や半角板やVIP板を転々と・・・、
あら、やだ、私ったら何を口走ってるのかしら?
ごめんなさい? いきなり現れた女の子にこんな事、つぶやかれてもあなたも迷惑でしょう?
とりあえず、私の記憶がはっきりするまで、しばらく置かせてもらえないかしら?
まずは、あの・・・お風呂、貸してくださるととても嬉しいのだけど・・・。
メリーさんがドラえもん状態にー!?
押しかけキター
しかしどうやって押入れにw
406 :
ふぁうすと:2008/12/17(水) 09:28:50 ID:jG7rXr4l
もしもし?
私メリーさん、いま、あなたの部屋の前にいるの。
扉を開けてちょうだいな、
・・・ありがとう、入れてもらえなかったらどうしようかと思ったわ。
またあの狭い押し入れから・・・ううん、何でもない。
どこ行ってたのかって?
替えの下着を買いに行ってたの、
だって、せっかくお風呂に入っても・・・ねぇ?
ちょっと、 ・・・いやね、どこ見てるのよ!
そうよ、これからはくのよ・・・!
ちょっとあっち向いてて・・・!
まぁ、下はちょっと足を上げるだけで済むから、実際見られてもどうってことはないんだけど・・・。
あら? お部屋掃除したの?
気を使わせちゃったかしら、 ごめんなさいね?
まだ途中? なら私がするわよ? お世話になるんだからそれぐらい・・・あら?
これ何? DVD「淫縛の人妻〜よがり狂うセレブな若妻をよってたかって・・・(以下略 」
407 :
ふぁうすと:2008/12/17(水) 12:57:21 ID:jG7rXr4l
もしもし?
私メリーさん、・・・あなた後ろ向いちゃったのね?
そんなに恥ずかしい? ・・・べつにあなたぐらいの独身男性ならエロの一つや二つ、当然だと思うけど・・・?
あっ、もしかして、ジャンルが恥ずかしいの?
人妻だから? それともSMジャンルだから?
「みんなでよってたかって抵抗できない新妻を」・・・
まぁ確かに、これはちょっと引く・・・あっ、ごめんなさい、そんなつもりじゃないのよっ!?
べ、別に私は気にしないってばっ、
ねっ、ねっ? じゃ、じゃあ私、お掃除引き継ぐね?
ゴミ箱は・・・あそこね、レシートの残りは捨てていい?
雑誌は一か所にまとめておくわね、
これでもお掃除、好きなのよ、自分の部屋は人には見せられないけどね、
そう、みんな似たようなものよ、誰だって他人に見せたくないものは・・・
あら? これ何かしら・・・、
「電動オナホール、ナナのあそこ・・・究極の感触を再現・・・ローションつき・・・」
これは…明らかに狙ってるだろw
うーん………
しかしメリーさんはかわいいなぁ
メリーさん可愛いよメリーさん!
羊飼ってるメリーさんも彼女なのだろうか
「私メリーさん、今羊を数えてるの」
413 :
ふぁうすと:2008/12/18(木) 09:39:20 ID:EumEGQYZ
もしもし?
私メリーさん・・・、
ね、ねぇ、元気を出して!
落ち込む必要はないってばっ!
えっ、なにっ? 出てけって!?
まぁ、ひどい・・・、女の子をこんな真夜中にほっぽり出そうって言うの?
ねぇ、私を見て! 私があなたをバカにしたり、蔑んでるようにみえるの?
ゆっくり考えて・・・おちついて・・・。
・・・この部屋にいるのはあなたと私・・・。
この状況って・・・、これからどうなるか考えてみた?
あなたって恋人とか彼女とかは・・・。
ああ、そう、・・・ごめんなさい・・・。
いいえ、聞いたのは、これから何が起こっても怒る人はいないのかなっ、て確かめたかっただけよ・・・。
ね、もう、・・・想像できるでしょ?
(ガバッ!!)
・・・て、きゃあああああっ!!
焦りすぎ焦りすぎ! ちょっと落ち着いてぇぇぇぇぇっ!!
414 :
ふぁうすと:2008/12/18(木) 09:52:17 ID:EumEGQYZ
はぁ、はぁ、・・・まさかこんなに早く、展開が進行するとは思わなかったわ。
あ、そうそう、私メリーさん、
いま、あなたのカラダに抑えつけられているの。
で、ね?
じらせるようで申し訳ないんだけど、やっぱり順序とか、形式のようなものは必要だと思うの。
だってまだお互いの事、何にも知らないでしょう?
もう少し二人が共有する時間と言うものが必要だと思うの。
わかってくれる?
・・・良かった、あなたって理解力のある人ね・・・。
まだ、夜は長いし、お掃除も途中だもの。
え? 掃除はもういい?
じゃあ、お食事はどうかしら?
お料理も得意よ、材料はあるのかしら・・・え、と、ずいぶん大きな冷蔵庫・・・。
どうしたの、慌てて?
今度は糸こんにゃくでも入っているのかしら?
ウフフ、そんな物ではもうびっくりしないわ、だってホラ、冷蔵庫の中には・・・あら?
これって・・・女の子 の カ ラ ダ ・・・?
食人族だったのかぁ〜
私メリーさん
来年から中継ぎなの
敗戦処理はもうこりごりなの
417 :
ふぁうすと:2008/12/18(木) 18:02:54 ID:EumEGQYZ
もしもし? 私メリーさん。
・・・冷蔵庫の中に人形がと思ったのだけど・・・、
やっぱりこれは人間の女の子ね・・・。
そう言えばこの街で、一人の小学生の子が行方不明にって、聞いたけど・・・。
あら? どうしたの? いいわけもしないの? 震えてるじゃない・・・、
この子を殺したのね・・・。 どうして?
あなたの趣味って幅広いのかと思ってたけど・・・そう言うことじゃないのね・・・。
単に抵抗できない女性を力づくで思い通りにする、それがあなたの快楽・・・。
自分の欲望のはけ口には無力な存在ほど都合がいい・・・そんなところなのかしら?
見れば・・・この子を殺して何日たつの? こんな冷たい所に保存して何をしてきたの?
可哀そうに・・・親御さんは今も必死でこの子を探しているでしょうの・・・ キャアッ!!
ず、ずいぶん物騒なものを持ちだしてきたわね・・・、その包丁で私を料理するつもりなのかしら?
この子を切り刻んだように・・・!
え? 自分の頬を見ろですって? 物理的に無理よ・・・あ、触ってみろってこと?
これは・・・!
そ・・・そう、私、斬りつけられたのね・・・真赤な血が私の頬を伝って来る・・・
私の血が・・・ふふ・・・、ウフフフフ・・・ウッフフフフッフフッ・・・!!
418 :
ふぁうすと:2008/12/18(木) 18:41:18 ID:EumEGQYZ
あら? どうしたの?
私を怯えさせて・・・恐怖で指一本動かせられなくするつもりだった?
ウフフ、そんな大声を出してもだめよ・・・。
キャァッ! ・・・い、痛いっ・・・ひどいわ、
これでも痛みは感じるのよ?
あ〜あ、また血が流れてきたわ・・・、私の大事な肌をこんなにも切り刻んで・・・。
ホントに趣味の悪い人ねぇ?
さて・・・、あら?
どうして後ろに下がるの? 勝手が違うから?
御覧なさい? こんなに私の血を床に垂らして・・・ねぇ! どう責任とってくれるのぉ?
ウフフ、・・・もっとも・・・、
傷なんか無くなっちゃうんだけどね!
ほぉら、あなたが斬りつけた場所はこことここ!
そうでしょお? でも・・・どこに傷跡があるのかしらぁ?
ウフフ、人を化け物みたいに言わないで・・・、
言ったでしょう? 私メリーさん、いま・・・あなたの目の前にいるの・・・。
419 :
ふぁうすと:2008/12/19(金) 07:05:16 ID:88HGUe5I
ウフフ
すっかり濡れちゃったわ・・・、今度はあなたを濡らしてあげる・・・。
えぃ!
まぁ、凄い! 勢いがいいのね?
ずい分たまってたのかしら?
そんなに大騒ぎしないの、
まだ皮一枚よ、
ほら、そんな物騒なものはいらないでしょ?
どう?
これがお互いを知るということじゃなくて?
もう、手おくれよ・・・。
勘違いしないで・・・別にあなたがこの子を殺したからじゃないのよ?
お互いの本能に従った結果でしょ?
ただ、私にとってみれば、あなたを食べてしまうことに何の躊躇いもなくなったというだけよ。
あなたが消えても悲しむ人もそんなにいなさそうね・・・。
さぁ、おとなしく私の中に入りなさい?
ゆっくり・・・優しく噛んであげる・・・!
ガブリ!!
のぞむところさ!
安楽死法案まだかな
もしもし、私メリーさん
自殺防止相談室にいるの…
死んじゃあ駄目よ?
あなたが生きて、私からの電話を取ってくれるから、私はこの世界に存在することができるの
あなたが電話を取ってくれる度、少しずつだけど、あなたに近づく事ができるの
今すぐは無理だけど
あなたに必ず会いに行くわ
必ずあなたのそばに行くわ…
電話系都市伝説としての立場を生かしたな
「もしもし私メリーさん、今〇〇駅にいるわ。うふふ」
「もしもし私メリーさん、今あなたのアパートの前にいるわ。くすくす」
「もしもし私メリーさん、今…あなたの部屋の前にいるわ」
「もしもし…私メリーさん………いま、あなたの後ろよ」
う、うわぁぁぁぁ!!
『いや〜。ありがと。今朝からしゃっくりがとまらなくてね』
「(にこ)」
『オチが分かっててもやっぱ怖いよな〜。あ、はい。依頼料の500円』
「(にぱ〜)」
『じゃあまた何かあったらお願いね〜』
「(ペコリ)」
私メリーさん。
依頼があれば、どんなしゃっくりでも止めてみせるわ。
お初です。
駄文で本当に申し訳ありません。
もしよかったらまた投下させて下さい。
か、かばえええええええええええぇぇ!
500円上げるから俺のしゃっくりも止めてくれ!!
426 :
ふぁうすと:2008/12/20(土) 12:54:02 ID:6fkDZa5r
アハハァッ! おいしい! おいしぃわぁ!
久しぶりの人間の肉!
そうよ、忘れてた・・・たまらないこの食感・・・!
口の中に粘りつく血みどろのお肉!
ウフフ、どうしたのぉ?
そんな怖い顔してぇ・・・。
女の子にはもっと優しい顔しなきゃぁ・・・。
さぁ、もう遠慮はいらないのよ?
あなたの肌を触ってあげる・・・。
ゆっくり撫でてあげる・・・。
その頬に私の指先を添わせ、
震えるあなたの唇に優しいキスをかぶせてあげましょうか?
あらあら?堅くなっちゃって・・・。
無駄よ・・・。
もう、私に抑えつけられたら、あなたに抵抗することはできないでしょ・・・?
大人しくこの状況を楽しんで御覧なさい?
だいじょうぶ・・・そう簡単に死なないように、ゆっくりあなたを食べてあげる・・・。
テラカニバルメリーw
そういやメリーさんの怪談って、最終的に食べられるパターンもあったような
429 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/20(土) 23:16:03 ID:dd86p9Ty
人形にされたり、声をとられるパターンもある。
430 :
ふぁうすと:2008/12/20(土) 23:51:07 ID:6fkDZa5r
ウフフ、まだ生きてるぅ?
血が少なくなるとね、
手足を動かす気力もなくなるでしょう?
ああ、もうその手足もほとんど残ってないのよね、ごめんなさい?
どうしよう? 怖い思いをずっとさせちゃたわね?
さすがに私も満腹だし、しばらく抱いていてあげましょうか?
そんな恨めしそうな顔をしないで?
あなたの今の状況は、あなたが殺した女の子より幸せだと思うわよ?
最後に私としてみる?
少なくともあなたがイクまでは食べないでいてあげるけど?
あら? それより命乞い?
・・・そうね、確かに私も食欲は満たしたし・・・、
え? 救急車を呼んでくれ?
もう、本当に野暮なのねぇ・・・いいわ、じゃあ一緒に警察も呼んであげる・・・。
私と一つになるより、このまま達磨のようなその姿で世間に晒しものになることを選ぶのね・・・。
仕方ない、私、帰るから、またどこかでお会いしたら、残りのカラダ食べさせてね、
それじゃ、私は押入れから失礼させてもらうわね・・・さようなら、私の美味しい人・・・。
トルルルル・・・!
「もしもし? 警察ですか? 私メリーさん、いま二丁目の・・・」
431 :
ふぁうすと:2008/12/20(土) 23:55:36 ID:6fkDZa5r
432 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 00:56:32 ID:HIZ0QgxN
メリーさん「抜けぬけぬーけーしりこだまー♪」
434 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 13:10:20 ID:qvlrbuYp
もしもし?私メリーさん、
お皿が一枚足りなーいーのー。
一枚
二枚
三枚
四枚
五枚
今なんどきでいっ
へい六つでぃ
七枚
八枚
九枚
十枚
あるじゃん…
うん、ちゃんと10枚あるみたいなの
キングコングが負けたのは私が呪ったおかげ
438 :
創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 07:05:49 ID:4F3NWr2e
ふーん
落語だったか、皿屋敷のお菊を不憫に思った商家の大旦那が
同じお皿を山ほど作って井戸に入れたもんだからお菊パニック...
てネタがあったな
それコントだろw
もしもし、私メリーさん
メリークリスマス
職も無い。金も無い。彼女もいない。夢がなければ希望もない。
クリスマス死ね。そう思いながら布団に丸まって過ごしていた夜。
携帯電話に光が灯り、通話ボタンをプッシュする。
そこから告げられたのは死の宣告だった。
「もしもし、私メリーさん。いま貴方の後ろにいるの……!」
直後、背後に気配。静寂をゆらりと乱し、現れる質量。
だがこんな落ちこんでる夜に、いちいち驚く元気などありはしなかった。
携帯の通話を切って、身体から力を抜いて眠りに落ちる。
「振り向けよ」
ガスッとその背中を蹴られ、眠りの縁から蹴り出される。
そのまま脚でぐりぐりされて、仕方無しにのそのそと振り返った。
暗くしていた部屋に明りが灯り、少しの間目が眩む。
「メリークリスマス」
そこにはメリーさんがいた。サンタのコスチュームを着ていた。
赤い服を着て、白い袋を担いで、ビシッと親指を立てていた。浮かれていた。
今日を象徴する呪わしい姿に心底嫌気が差し、ケッという顔を露骨にしてやる。
「死ね。クリスマス死ね」
ボソボソと文句を言ってやると、浮かれた笑顔が怒りに歪んだ。
ギラリと光った瞳が獲物を見つけた鷹のような獰猛さを宿す。
「あ……!?」
メリメリと音を立ててメリーさんのこめかみに青筋が浮かんでいく。
フン、と鼻を鳴らして背中を向けて丸まると、その首筋をガッと掴まれた。
猫のように持ち上げられ、ぐるりとメリーの方向を向かされる。
据わった瞳をこちらに向けるメリーは、拳をゆっくりと引くと――
「メリィッ!!」
「ほぐんっ!」
ドスゥっと腹に突きたてた。体が『く』の字に曲がり、ギシギシと揺れる。
人間サンドバッグにされた身体は手を離されると情けなくへたりこんだ。
パンパンと手を叩いたメリーは、腰に手を当てると偉そうに命令してきた。
「腐ってないで買い物行ってきなさい。ケーキとシャンパン。コンビ二でいいから」
「やだ」
拒否したが、財布と携帯を投げつけられ、ガスガスと玄関の外に蹴り出される。
バタンと扉が閉じられると、冬の寒さがトレーナー上下の身体に沁みてきた。
布団にくるまって温まっていた反動で、凍りつきそうな寒さが肌に刺さる。
『急いでね〜』
扉の向こうで、上機嫌に手をヒラヒラ振ってそうな声が聞こえてくる。
深く息を吐くと、仕方無しに重い腰を上げた。
安アパートの扉を背に、金属製の階段をカンカン下りていく。
空には穴が開いたような月。ボーっと空を見上げ、ぽつりと呟く。
「……漫喫で過ごすか……」
ポケットに手を突っこみ、浮かれた夜をとぼとぼと歩いていく。
飾られた家々の電飾を見て改めて呟いた。クリスマス死ね。おしまい。
「メリーが楽しむクリスマス! これが本当のメリークリスマス!」
「きゃあもうやだメリーさんったら面白ーい」
小さい頃から何度も聞かされている親父ギャグでも
酒の力は面白く感じさせるらしい、と俺はため息一つ。
「ほらほら、サキったら耳が出てるわよ」
「あははー本当だー」
酔った自分の娘の耳を整える女性と目が合って互いに苦笑いする。
この優しげな女性が、世間を騒がせた口裂け女だと、誰が信じるだろうか。
「……サキは、きっと美しく育っているのでしょうね」
俺の隣で、一人の男が呟いた。
湖月 別光(べっこう)……後輩の父親である。
「まあ、十人並よりは上ですかね」
「そうか。君が言うならそうなんだろう」
世界に名を知られた作曲家である彼は、何処か浮世離れしている。
それは多分、生来盲目であることに由来するのかもしれない。
「ところで……いつサキをもらってくれるんだい伊三くん?」
そう問われて俺は盛大に口に含んでた酒を噴き出した。
俺の名は目理伊三。
世の中に苦手な人は三人。すなわち両親とこの人である。
都市伝説と結婚するヤツなんて、何処かクレイジーなヤツばっかだ。
やっぱりメリーさんにはクリスマスが似合うねっ!
みなぎってきたぁぁぁぁぁぁああああああああぅ!!
メリーさんメリークリスマス!!
これはいい!!
前、半角板でアップして、
ご意見を頂いたラクガキのクリスマス修正バージョンならあるけど
どうしよう?
さぁうpするんだ!
あれ?
pitaに送れない・・・。
送信はできてるのに、
マイページ開くと画像がありません・・・。
お婆さぁん… に吹いたw
これはよいメリーさん
目がいいねぇ
ちょっと不気味な感じが似合ってる
>>454-455 あじがとうございます。
ヒマを見てまた描きたいと思います。
・・・しばらくメリーさんネタからは離れているのだけども。
>>445 いるよ
お風呂中携帯で見てたよ
メリーさん可愛いよガチで可愛いよ
サンタ衣装もさいっっっこおおおおおおだあああああ
メリーさんもう、何着ても可愛いよ
頼まれてたプリン買ってくるぜ
ありがとう
>>453 見た目はこうだが実際は可愛い乙女とみた
ヤンデレ的な
GJ
ごめん、
プレゼント袋の中身は生首でいっぱい・・・。
俺なんかの首でよければいくらでも差し上げるのに
「今月いっぱいで契約は打ち切りなの・・・。」
まだ間に合うかな、かな……
ここで、もう正月気分のメリーさんが着物を着て現れる↓
「もしもし私メリーさん
今、初売りの最前列にいるの…」
あと2日がんばれ
465 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 16:59:04 ID:vVkCEpK1
職人呼びage
私メリーさん、あけましておめでとうなの
メリーさん
大切にしていたあの人形
引っ越しするから捨てようかしら
新しい人生を一人で何とか生きるため
あなたにはもう頼らない 強くなりたいの
ごめんねメリー
あなたと過ごした10年間
寝るときもご飯を食べるときも一緒だった10年間
さようなら、さようなら
あたしはメリーをゴミ捨て場に捨てたのよ
引っ越し先で荷物を解き
疲れて寝ようとしたころに
ケータイ鳴って出てみると
あたしメリーさんという声が
もしもし、あたしメリーさん 今、ゴミ捨て場にいるの これからあなたの部屋へ行くわ 寂しいから
きゃぁ、人形が喋ってる あたしの部屋へ来るという
でも、自分でさん付けするやつたいてい阿呆
けれど阿呆といえども許さない
あたしの旅立ちを邪魔するというのなら
メリーといえども許さない
そしたらもいちど電話が鳴った
もしもし、あたしメリーさん 今、長い階段をのぼっているの 人形にはこの段差がすごく疲れる ふうふう
もしもし、あたしメリーさん 今、歩道を歩いているの 右にある車道は夜中なのに本当に交通量が多くて、排気ガスが苦しいの ライトもまぶしい!
もしもし、あたしメリーさん 今、公園を歩いているの 平日の深夜なのにカップルが多くて一人で歩くのが恥ずかしいよ
もしもし、あたしメリーさん 今、裏のタバコ屋にいるの もうすぐ会えるね
もしもし、あたしメリーさん 今、ドアの前にいるの
もしもし、あたしメリーさん 今、お前の後ろにいるの
あたしは振り返った
どうやって入ってきたのかはわからないけれど
そこには薄汚れて泣きべそをかいているメリーがいた
なんだかメリーが弱った子猫のように見え、かわいそうで
ここまで長い道のりを一人でやってきたことがいじらしくて
それを思うとなんだかちょっぴりあたしが泣きそうで
捨てたことを後悔しつつ、もう一度やり直そうかなんて考えてもみた
その時、安心して気が緩んだのか、メリーが倒れた
メリィィィーーーー!!
あたしは両腕でメリーを抱いた
でもメリーは目を覚ますこともなく、体は冷たくなっていった
なのでゴミ捨て場に捨てたらまたすぐ電話が鳴って本当にもう鬱陶しいです
自分のサイトに載せようか迷い中
素晴らしい
このままふしつけて歌ってしまいたくなる
470 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/09(金) 23:41:02 ID:KJ/iJEO7
メリーさん「私、メリーさん。この七草粥…だっけ?なんか地味に美味いよ〜♪」
食いながら電話してくるんじゃねえよ
メリーさん口の中のものを飲み込んでからしゃべろうね
メリーさん可愛いよメリーさん
メリーさん「私、メリーさん。実は私……35歳だったの」
135歳でしょ?
うん知ってるよ
なぜ35歳なんだろうと真面目に考え込んだり
35歳で独身で、というとOL進化論によくでてくるフレーズだ
478 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/12(月) 23:45:03 ID:TEcpgHdC
メリーさん「私、メリーさん。成人式で調子にのって暴れてた奴等を全員タタんじまったの」
ひぃいい!? 裏返しで死んでるぅぅぅっ!!?
480 :
sage:2009/01/13(火) 00:28:24 ID:rzGWpVDK
本物のメリーさんは、このスレの存在を知ってるのかなあ?
481 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/16(金) 10:05:00 ID:dOR6mjEh
毎晩覗いてるらしい
今あなたの後ろにいるの
電話を取るたび、忍び寄ってくるその呪い。
忍び寄るメリーさんの恐怖に男は晒されていた。
「私、メリーさん。いま貴方の家の扉の前にいるの」
ガンガンと鉄製の扉を叩く音が響く。
まるで殺意が叩きつけられるような音が耳に障る。
今日ここで死ぬ。殺される。男は己の運命を悟り、歯軋りした。
そうか。それもいいだろう。昔人形を捨てた自分にも非はある。
だが――
扉を叩く音が止み、静寂の後、電話が鳴る。
最後の通話。最期の瞬間。
「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」
――ただでは死なん!!
男は素早く太刀を抜くと己の腹に突き刺した!!
研ぎ澄まされた刃は男の身体を貫通し、その背後の『何か』をも貫く!!
火によって鍛えられた優れた太刀には魔を滅する力が宿る。ひとたまりもあるまい。
呪われた人形を確かに貫いた感触に、男は口元から鮮血を垂らしながらも笑みを浮かべた。
我が事成れり。剣に捧げた生涯の果てが呪いとの対峙とは業が深いが、斬り伏せることができた。
悔いはない――。
太刀を刺した腹は熱を帯び、頭から血の気は失せ、口から落ちる鮮血は量を増していく。
男が失われていく己が命を冷静に看取っていると、その背後から声が聞こえた。
「ひどいよう……おにいちゃん……めりぃ、ただ、あそびたかっただけなのに……」
ぽろぽろと清らかな涙を流す少女の声に、男の瞳が見開かれる。
なんということだ。まさか。
「甘えんぼうタイプのメリーさんとは……無念……!」
失血と失意に男が床に倒れこむ。広がっていく血だまり。霞んでいく視界。
その先で、崩れ行く西洋人形が小さな手を伸ばしていた。手を掴み、瞼を閉じる。
ああ、どうして殺すことばかりを考えていたのか。これこそが剣に生きた己の業なのか。
お人形のような少女とキャッキャウフフするIFを思い浮かべながら、男の生涯は幕を閉じた。(完)
なんぞww
ちょwwww
生き返れ!生き返るんだ!
そしてその甘えん坊メリーさんを俺に譲ってくれぇぇぇぇぇ
こいつは酷いwww(褒め言葉
こwwwれwwwはwwwwwww
鬼才現るww
489 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/24(土) 13:27:35 ID:QiRvJ4CL
メリーさん「私、メリーさん。今から教習所に行ってくるの」
メ「私、メリーさん。いま教官の後ろにいるの」
教「ちょっとメリーちゃん、前、前!」
フイタwww
不意打ちで面白いのが来るから困るwww
メリーさん「私、メリーさん。今、露天風呂に入ってるの」
混浴温泉でメリーさんを待つ
「私、メリーさん。今、あなたの真後ろにいるの
あ、振り返ってもダメだよう。ちゃんと視線が届かない死角に移動するから♪
常に後ろにいるからよろしくね」
せめて背中を……ッ! 背中を流してください……ッ!
私メリーさん、今日は天気がいいの
私メリーさん、今日が約束の日なの
私メリーさん、今から君に会いに行くの
私メリーさん、これから君に会いに行くの
私メリーさん、君に会うシュミレーションをしてるの
私メリーさん、苦笑いなんてさせないの
私メリーさん、今東京は渋滞なの
私メリーさん、今スクーターに乗っているの
私メリーさん、君のところまで一気にワープしちゃうの
私メリーさん、今ベランダに居るの
私メリーさん、トマトが可愛いの
私メリーさん、できる限りのおしゃれをしてるの
私メリーさん、お気に入りのマスカラをつけているの
私メリーさん、恋愛って素敵なものね
「……ねえ」
僕は背後に立つ彼女の方を振り返った。が――
「……久しぶりに聞くけど……なんで顔見せてくれないの?」
――既に、視線の先には彼女はいない。相変わらず背後に立ったまま
……いや、そう表現するのは正確じゃない。振り返った俺の背後へと、一瞬で移動
した、と言うべきかな。
「だって、私メリーさんなの」
「いや、それは何度も聞いたし、わかってるんだけどさ……」
「種族的本能なの?」
「……だから、俺に訊かれても」
彼女と知り合ってから、もう随分経った。出会いは、彼女の名前を見れば
わかるように、不意にかかってきた彼女からの電話。幸い、殺った殺られた
の類のメリーさんではなかった事もあり、何度か話をしている内に意気投合。
今では、たまに一緒に連れ立って出かけるくらいに仲良くなった。
一般的な価値観で言えば……まあ、その……付き合ってる、と言えるくらい
の関係には、恐らくなったと言えるのではないかと思う。
ただ、僕たちの交際には、一つの大きな問題があった。
「……顔見た事無いのに、付き合ってるって言えるのかなぁ」
そう。彼女の顔を、僕は見たことが無い。
彼女は常に僕の背後に位置し続け、彼女の正面からは無論、横顔すらも
僕は見た事が無いのだ。
鏡などで覗き見ようとしても無駄に終わった。とにかく、視線が通る場所に、
彼女はいてくれない。先に彼女自身が述べたように、それは種族的本能と
でも言うべき、徹底された挙動だった。
「私メリーさん。貴方の事は好きなの。二人はラブラブ、なの。多分」
「……じゃあ、顔見せて?」
「それは……恥ずかしいの」
「……なんだかなぁ」
幸い、僕の背後に立つ彼女の姿を見た友人によると、彼女はモデルのような
美人らしいので、その点での心配はあまりしていない。とはいえ……
「……なんだかなぁ」
「ごめんなさいなの……メリーさん、メリーさんだから……どうしようもないの」
「ああ、うん……君が悪いわけじゃないってのはわかってるよ」
背後から、何やら落ち込んだような雰囲気が伝わってくる。どうやら、
彼女も彼女なりに、僕に顔を見せられない事を気に病んでるらしい。
「……ま、こんな風変わりな付き合い方も、面白いっちゃ面白いしね」
彼女を元気付ける為に言ったその言葉も、全くの嘘ってわけじゃない。
実際、こんな関係でも、彼女といるとそれなりに……いや、かなり楽しい。
それに、何よりも――
「ほんとなの!? 私、嬉しいの!」
背後から、柔らかい感触が僕の背中に押し付けられる。
僕は、ちょっとだけ顔が赤くなるのを感じながら、手を伸ばし、彼女の頭を撫でた。
――そう、彼女はいる。僕の背後に、確かに。
「ん……」
彼女が嬉しそうに瞳を閉じ、僕の掌を感じているような、そんな気配を背後に感じる。
「……まあ、これで十分なんだよな、僕は」
「ん? 何か言ったの?」
「ううん、なんでも」
ちょっと風変わりで、ちょっと面倒だけど、とても楽しい彼女との日々。
なんだかんだで、このままこんな毎日が続いていけば、それだけで僕は満足
できるんじゃないかと、そう思う。
「じゃあ、そろそろ行こうよ。映画始まっちゃう」
「わかったの!」
そして、僕らは連れ立って……正確に言えば、彼女を背後に連れて、駆け出した。
顔を正面から見るのは、いつの日かのお楽しみって事で、今はこのまま、
彼女と一緒に毎日を過ごしていこう。
……けど、来るのかなぁ、見れる日?
終わり
>>496から受信した、
好きな人には種族的に超がつく程恥ずかしがりやなメリーさん
という電波です。
ここまで投下です。
これはかわいい!
メリーさんかわいいなぁ
「もしもし、私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」
電話口からそう聞こえると同時に、とあるマンションの一室に彼は出た。
「久しぶりだな、じんめんけん」
「だーかーらー、俺は仁目 権(じんめ けん)だっつってんだろうが!」
30をやや越えたくらいに見える男が、汚れたソファから起き上がる。
「んで、今日は何の用だよ本職の刑事殿が。俺は風邪ひいてんだ……えっきし」
男はくしゃみをして、鼻をすする。
「成程な……てめえ、この様子じゃあニュースも見てねえし外にも出てねえか」
汚れきった室内を見ながら、ため息をこぼした。
「あ? そりゃあどういうこった」
パサリ、と新聞を投げ出した。
「今月に入ってから三件も猟奇殺人が起きてやがる。
現場にはいつも、どの犬のものとも一致しない犬の毛が残されている。
警察犬は、現場に入れた瞬間、気を失っちまう」
そこまで聞くと、男は薄汚れたコートをまとった。
「てめえの眷属のことはきっちりてめえが管理しやがれ!」
「うるせえ伊三! 八雲さんの子じゃなきゃあ食い殺してやる!」
がるると牙を剥きながら、男は部屋を出た。
「……やれやれ。戸締りはしてけよ、無用心だな」
そう呟きつつ、俺は今日中にもう一個死体があがって、それでこの事件は終わるだろうと思った。
あいつの名は『仁目 権(じんめ けん)』
人の町に下りてきたころ、変化に失敗して人間の顔をした犬になっていたところを、
俺の親父に助けられた犬神である。
……あいつがいるから、この辺りに野良犬は、いない。
このシリーズ来たか!
いいよなぁ、このシリーズw
メリーさん「私、メリーさん。一番好きなテレビ番組はタモリ倶楽部なの」
メリーさんは地図マニアだったり鉄オタだったり、トマソン物件鑑賞に
はまってた時期があったりするのか
メリーさん「私メリーさん。空耳アワーがあればそれでいいの」
メリーさん「そういうわけでリモコンは私が預かったの。深夜に不意にスイッチを入れたりするの」
ばあちゃん「というわけで、テレビのリモコンがなくなったり、深夜不意に
テレビがついたりするのは、全部メリーさんの仕業なそうな」
私は困惑しました。
いや、困惑したというよりは、まったく理解の域を超えていたのですが……。
ありのまま今、起こった事を話します。
先程、つまりは夜も更け切り、日付が変わった頃の話です。
長風呂によって本日分の仕事による汗と疲れを流し終えた私は、慣例に倣って冷たいお茶を一飲みしていました。
さて、これからどうしよう。
明日にもまた仕事があるけれど、今すぐに寝てしまうのは深夜という一日のうち最も落ち着ける時間を無駄にしてしまうんじゃないのか。
私はそのように考え、ストレッチを行いつつ室内を見渡してみたのです。
そうそう、私事ではありますが、就寝一時間前のストレッチは心地よい眠りを齎すエッセンスともなりえるんですよ。
知っていましたか?
……そうですか、フフ。失敬。
話を戻しましょう。
室内は、まるで静寂そのものでした。
当然ですよ。
深夜なので近隣住宅が騒音を立てないのは勿論のこととして、
この室内はというと、今しがた入浴を終えた私が立ち入ったばかりなのですから。
オーディオはもとより、テレビやラジオ。それらばかりか蛍光灯すらも。
つまり、室内には人の気そのものが無かったと言う方がより適確なのでしょうか。
部屋に踏み行った私がしたことといえば、せいぜい蛍光灯のスイッチを入れた程度のことです。
就寝前にテレビやオーディオなどで神経を高ぶらせてしまうと、せっかく築き上げてきたリラックスムードが台無しですからね。
心地良い眠り。
やたらとゴミったらしい日々の中において、これほど安らげる瞬間はないものでして。
だからこそ気を遣っているのですよ、私は。
おっと、またも話が逸れてしまいましたね。フフ、失敬失敬。
ともかく、暫くの間、無音という室内の空気を愉しんでいた私でしたが……突然。
そう、突然!
カチリとスイッチの入るような音がしたかと思うと、独特のブゥーンという音が次ぎ、直後、テレビに光が灯りました。
何が起こったんだろう。
私が今一つ事態を飲み込めない間に、テレビからは下品を匂わせるBGMと、
それに見合うような深夜番組のオープニング――数人がケツを振るものですが――が流れ始めました。
なぜテレビが?
私はリモコンを手にしてはいない。
となると、電波の乱れか何か?
しかし私は、電化製品の類いを身に着けてはおりませんでした。
そもそも私は風呂上がりである為、身を覆うための衣服すらも身に着けてはいません。
まるで無防備。丸出し。
その事実が理解不能な現状と相まって、重みを増した空気が音を立てつつ私を襲ってくるような。
妙な錯覚すらも覚えてしまいました。
なんとかこの空気を跳ね返さなくては。
正体不明の何かに立ち向かうべくと私は……え、長い?
深夜に電話を掛けてくるな?
そんな冷たいこと言わないでくださいよ、おばあちゃん。
私は昔からオバケの類いが苦手なものでして。
ええと……はい……はい……。
全部、メリーさんのせい?
ちょっと待ってください。
そうなると私は、どのような対策を練ればいいのでしょうか?
ニンニク? 十字架? ポマード? ベッコウアメ?
あ、ちょっと! ちょっと待っ――。
ガチャン。
とりあえず電話を待ったらいいんじゃないかな
真夜中にベルが鳴った
メリーさん(から)の電話
お別れの時が来たのを
彼に教えたのさ
男の後ろにメリーさん
その手に光る鎌
今はもう動かないその骸
(6行目「床に落ちた電話」とどっちがいいかな…)
俺は床に落ちた電話のほうが好き
515 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/02(月) 22:48:51 ID:7Bo0LGVq
三本足のリカちゃん「わたしリカちゃん。明日メリーちゃんと河豚を釣りに行くの」
さんぼん足のリカちゃんってなんだ?怖いのか?
「女の名前かと思ったら……なんだ男か……」
「リカが男の名前で何が悪い! わたしは男だよ!」
私メリー君になっちゃうじゃないかw
ヒゲの剃り跡も青々と、ハスキーな裏声で
「あたし、メリーちゃんよぉ!」
...出没エリアは新宿2丁目
メリー「私、メリーさん。鬼と間違えられて沢山豆をぶつけられたの。逃げても…転んでも……しつこくぶつけてきたの。……でも、メリー……グスリ……泣かないもん」
私、メリーさん
メリー一族たるもの豆を投げてる人の背後にまわって豆をさけるぐらいの技は使えるべきだと思うの
私メリーさん。愛など要らぬの(野太い声で
>>520 転んだ拍子に、スカートの中にも豆を投げ付けてやるぅ
524 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/06(金) 19:26:23 ID:pB2q8miY
わたしメリーさん
今わたしがあなたの後ろにいる件についてwwwwwww
うそ!そうなの!?
やったぁメリーさんが来てくれた!
おかしな夢を見た。子供の声で、電話がかかってくるのだ。
『もしもし、わたしメリーさん。いま、……にいるの』
はて、どこにいるんだったかな、と思いながら起き上がる。
時刻はまだ夜中だが、電話が鳴っているからだ。
「……はいもしもし?」
「あ、もしもし。私」
「んだよアネキ。今こっちは夜中だぜ?」
電話の相手は、結婚して、海外で暮らしている姉だった。
「あはは、ごめん。どうしても連絡したくなっちゃってね。
……子供が出来たの、ジョンも言ってるけど、きっと女の子よ」
俺は、あの声の主を思い出した。あれは、幼馴染だった少女の声だ。
アメリカからやってきていた、ジョンの妹マリア。
ジョンと一緒に、メリーと呼んでいた。
小学校に上がる前に亡くなってしまった、俺の初恋の少女。
「知ってる。本人から、電話があったよ」
『もしもし、わたしメリーさん。いま、ままのおなかにいるの。
またあいにいくね、まーくん』
耳の奥。たどたどしい日本語が夜の静寂から響いて消えた。
ホラーかと思ったらいい話だった
何かグッと来た。
そしてハッとした。
いい話だなー
いま、メリーさんは活動を停止中だ、
いつ、目を覚ますのか、
時間が来ると動き出すのか、
なにかスィッチのようなものがあるのか、
特定の人間の行動で反応するのか定かでない。
分かっているのは、イタズラするのは今しかない、ということ。
はぁ、はぁ、
スカートの下って・・・ええっと。
あっ、け、結構露出の多いパンツなんだ・・。
指、入れても起きないかな・・・え、えっとぉ・・・。
えっ!?
こ、これ何!?
な、なんでこんな・・・あ
あうとー(倫理的に)
スイッチがあるわけか。……ちょびッ憑!
三本足バージョンだったか・・・
そっち!?
いやそれはそれであr……おっと、電話が
あなたの前に道はない。
あなたの後ろに私がいる
メリーです
おはようからおやすみまで
あなたの生活を真後ろからそっと見守りたい
メリーです
後ろの正面わーたし
メリーです
メリーさん「私、メリーさん。貴方達からバレンタインデー良いの期待してるの」
メリーさん「あっ!! チョコじゃなくてプリンでもいいの」
渡すときには向き合ってくれるのか、ならば奮発せねば
540 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/11(水) 17:58:03 ID:C0x7P+On
私メリーさん
今トレビの泉の前にいるの
ここにいると何故かみんなお小遣くれるのよね
あ、またもらっちゃった♪
『もしもし、私メリーさん。今あなたの後ろにいるの』
「どなたですか?今俺風呂入ってんすけど」
防水ケータイって便利だなーとか思いながら、俺は頭を洗い始めた。
『あなた、大きな背中してるのね』
「え?うわ参ったなぁ、テレフォンエッチって奴ですか?多分番号間違えてますよ?」
『洗って……あげる』
電話口の向こうで水音が響く。何か塗ってるんだろうか。
「わ、効果音すげーすね。本当に石鹸塗ってるみたいな音しますよ」
俺はシャンプーが目に染みて、早く電話を切りたくなっていた。
そのときだった。
──ムニュ
背中に、暖かい何か。
『ん……私、メリーさん……今、貴方の背中を……洗っているの。胸を擦り付けて……』
「……!」
俺は動けなくなってしまった。
恐怖以前の問題だ。
背中にあたる暖かい双丘の先端が徐々に異物感を増してしこるように、俺の怒張が猛り狂ってしまったのだ。
前屈みに屈する以外に何が出来よう。
『ふふ……私メリーさん。今、あなたの熱いソレを…………』
無論、翌日俺は風邪を引いた。
私メリーさん。
ギリギリアウトだと思うから殺っとくの。
543 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/11(水) 21:26:16 ID:htI223p1
殺る前に
昨夜具体的に何をしたのかkwsk
メ「私、メリーさん」
男「自分の名前にさんを付けるのはどうかと思うぞ?」
メ「ごめんなさい……」
男「素直でよろしい」
メ「私、メリー、い……」
男「なんか語呂悪いな」
メ「どうすればいいのっ!?」
男「やっぱりさん付けで」
メ「私メリーさん……」
男「なんか変だな」
メ「もう、どうすればいいのっ!?」
男「ちゃん、とか?」
メ「私、メリーちゃん、い……」
男「ちゃんには厳しい年齢だよな」
メ「年齢とか言わないのっ!? 最後まで言わせて欲しいのっ!?」
男「よっしゃ、任せとけ」
メ「不安なの……」
男「俺を信じるな。俺を信じるお前を信じろ」
メ「なにかおかしい気がするの……?」
男「気にするな」
メ「そうなの?」
男「そうなの」
メ「口調が伝染ってるの!?」
男「さっさとやれ」
メ「私メリーさん、い……」
男「大豆は畑のお肉って納得いかないよな」
メ「もう嫌なのぉぉぉぉ!!」
これはいいいじられキャラww
これはいいホラー
こえええええええええええええ
このメリーさんはきっとどこまでも追ってきてターゲットを殺るに違いない
い、今起こったことをありのまま話すぜ!
少女を見かけたと思ったら後ろに少女が立っていた……
超スピードとかトリックだとかそんなもんじゃねー
もっと恐ろしい物の片鱗を味わったぜ……
このメリーさんを殺れるのはゴルゴぐらいだなw
クオリティ高っ!
仕事出来るレベルじゃない?!
「わたしメリーさん。 いまゴミ捨て場にいるの」
STAGE1:ゴミ捨て場
「わたしメリーさん。 いま○○通りにいるの」
STAGE2:○○通り
「わたしメリーさん。 いま○○公園にいるの」
STAGE3:○○公園
「わたしメリーさん。 いまあなたの家の前にいるの」
STAGE4:住居前
「わたしメリーさん。 いまあなたの部屋の前にいるの」
STAGE5:住居内
「わたしメリーさん。 いまあなたの後ろにいるの」
「よくもここまで来たものだ。 貴様等は私の全てを奪ってしまった。
これは許されざる反逆行為といえよう。
この最終鬼畜兵器をもって貴様等の罪に私自らが処罰を与える。
死ぬがよい」
FINAL STAGE:後ろ
大佐www
「もしもし。私、花粉。
今あなたの上空にいるの」
他板で見かけたんだけど、思わずワラタ
メリーさんの朝は早い。
「私メリーさん。今駅前に来てるの」
目標の選定から、メリーさんの一日は始まる。人通りの多い駅前が、主な
狙いの付け所だ。そこで食指にかかる獲物を探す。その為に、最も人通りの
多い早朝の通勤ラッシュ時には、スタンバイしておかなければならない。早朝
四時に起きる生活を続けて、何年になるか。メリーさん本人もそれは覚えて
いないらしい。
「言ったら歳がばれちゃうから、だから言わないの」
恥ずかしげに俯く姿は可憐そのものだが、この可憐な少女が誰かの後ろに
立った瞬間、恐怖の殺人鬼に姿を変えるのだ。目の前の少女からは、そんな
事実は一切うかがい知れない。だが、先日初めてメリーさんと出会った時、
彼女の白い肌をした両手には、その白さを包み隠さんばかりの真っ赤な鮮血が
したたっていた。その時の事を思いだすだけで、震えがはしる。
「あ、いい人見つけたの」
どうやら、今日の犠牲者が決まったらしい。犠牲者に相応しいと思える人間
が見当たらない場合は、そのまま帰る事もままあるらしいが、今日は幸い――
不幸にも、と言った方がいいかもしれない――見つかったようだ。
彼女が指差す先にいたのは、これと言って特徴の無いOLだった。少し疲れた
表情をしているが、それ以外は本当に平々凡々とした、まさにOLの典型と言った
感じの女性だ。
「じゃあ、これからしばらく時間を潰すの」
家なり会社なり、固定電話のある所に彼が到着しない事には、メリーさんの
お約束である電話をかける事もできない。携帯電話では、持って移動されて
しまうので、上手く追い詰められないのだそうだ。ある程度の時間の滞在と、
その場所に電話がある事……これが電話をかけるにあたっての条件となる。
意外と面倒だな、と思ったのを察したのか、メリーさんはにっこりと微笑む。
「様式美、って奴なの」
その笑顔は、思わず見惚れてしまいそうな程美しい。それは様式美とは
違うのではありませんか、とツッコミを入れる事も忘れてしまう程に。
「じゃあ、喫茶店にでも入るの」
朝早いとは言え、この辺りは通勤に使われる為か、いくつも店が開いている。
その中から手近な喫茶店を選び、メリーさんは扉を開く。カランコロンとドアベル
が鳴り、いらっしゃいませという店主の声も響く。何やら古めかしい内装が、
その喫茶店が結構な歴史を持っているという事を教えてくれる。
「おや、メリーちゃんじゃないか」
「おはようなの、マスター」
どうやら、メリーさんはこの喫茶店のマスターと知り合いらしい。
「ん? そちらの方は?」
「取材の人なの。記者さん」
「へえ。珍しいね。オカルト雑誌の人かい?」
どうやら、このマスターはメリーさんの正体を知っているようだ。
「彼女、こんな可愛い顔して、殺る時は殺るからね。記者さんも気をつけて
おいた方がいいんじゃない?」
「もう、マスターったら冗談が好きなの」
茶化した風な口調で笑みを浮かべながらそう言うマスターの目は、しかし
ながら笑っていない。笑みを返しはしたが、それが引きつっていたのはやむを
えないところだろう。
「それで、今日はどんな人なんだい?」
「OLさんなの。多分、彼氏さんに振られた人なの」
マスターが入れたコーヒー――メリーさんはミルクと砂糖をザラザラと入れて
いた――を前に、二人は、世間話をするような調子で、普通の人が聞いたら
仰天するような話を始めた。隣で仰天しながらも、メモを取るのは忘れない。
「彼氏さんからプレゼントされた人形捨てたの。死にたいとも思ってるの。
だから久しぶりに条件ばっちしなの」
「へえ、珍しいね。最近は結構人形捨てちゃうような人少ないのに」
「人形持ってる人自体が少ないからなの。ぬいぐるみは多いのに……」
「まあ、持ってる人にはそれだけ大事にされてるって事でもあるんじゃないか?」
「それは嬉しいけど、条件あった人殺れないのは欲求不満なの」
「はっはっは、種族のサガってのも難しいもんだねぇ」
「チェーンソーじゃぶった切れないの」
店にいるのは二人だけではない。普通の客も多数いるのだが、誰も二人の
会話に驚いた気配を見せる事は無い。つまりは、この店は“そういう店”なのだ。
そこに普通の人間が入ってもいいものなのだろうか。
「安心しなよ、記者さん。別に取って食いやしないさ」
見透かしたかのようなマスターの発言に、何とか笑みを持って応えるが、
その笑みもまた引きつっていたのは言うまでもない。
「ごちそうさまなの」
そんなこんなで、しばらく他愛の無い――二人にとっては――会話を交わし、
小一時間程経った頃、メリーさんが席を立った。
「じゃあ行くの」
どこに行くのかと聞く間も無く、メリーさんは歩き始める。マスターの笑顔を
背中に受けながら、何とか追いつくと、メリーさんは困ったような顔をしていた。
「あのOLさん、ああ見えて営業職だったみたいなの」
という事は、つまり、固定電話のある場所に長時間滞在するという状況は、
自宅へ帰るまで無さそうだ、という事だろうか。
「時間潰さないと駄目なの。だから……一緒に遊ぶの!」
キラキラと輝くような笑顔で、メリーさんは走り始めた。その向かう先は、郊外
の遊園地へと向かうバスだ――
「楽しかったの!」
眩しいばかりの笑顔は、最後まで絶えることはなかった。色々と苦労はしたが、
そのかいはあった……ような気がする。こういうのも役得と言うのだろうか。
すっかり陽は落ち、通りにはネオンや街灯の光が太陽に代わって輝いている。
「じゃあ、殺りにいくの」
その言葉と共に、メリーさんの顔から笑みが消えた。いや、唇だけは歪んで
いる。笑みの形に。
メリーさんは近くにあった公衆電話に入ると、受話器をあげた。やはりお約束
通り、電話をかけるのだな、と思っていると、何やら彼女が手招きをする。
「一緒に入るの」
人目があるのにそれは不味いのでは、と思ったが、ふと周囲をうかがうと、
先ほどまであった人通りが何故か途絶えている。気配すらもしない。こんな
街中だと言うのに。
「早くするの」
少し怒ったような口調に、慌てて電話ボックスに入ると、メリーさんはにっこり
笑った。そして、受話器を耳に当てたまま、電話機本体に手をかざす。
「…………」
沈黙。当然だ。メリーさんは公衆電話に一枚の硬貨も入れていないのだから。
だが、しばらくすると驚くべき現象が起こった。
「繋がったの」
プルルルル、という聞き覚えのある音が、メリーさんの持つ受話器からかすか
に聞こえてきた。ありえないはずの音だ。だが、実際にその音は聞こえる。
しばらくすると、どうやら相手が――目標であるOLの女性が出たようだ。
「もしもし、私メリーさん。今駅前の電話ボックスにいるの」
何やら、受話器からわめくような声がもれ聞こえる。大方、変なイタズラは
やめろ、とでも言っているのだろう。これもまた、お約束通りと言った所か。
「切れちゃったの」
そしてこれもまたお約束通り。となると、次は当然……
「じゃあ、行くの」
そうメリーさんが言った瞬間、景色が変わった。
瞬間移動。話には聞いていたが、まさか自らもそれを体験する事になろうとは。
そこは、何台かの自動販売機と、カウンターでの販売をやっているタバコ屋の
ようだった。
「タバコ屋さんの前、なの」
お婆ちゃんが何やら目を丸くして驚いているようだが、あえて気にしない
ことにした。メリーさんは端から気にした様子も無い。
「この近くに、あのOLさんの家があるの」
そう言うと、メリーさんはタバコ屋の店先にあった公衆電話の受話器を
手に取り、再び電話機本体に手をかざす。
「もしもし、私メリーさん。今貴方の家の近くにいるの」
再び漏れ聞こえるわめき声。そしてすぐに電話は切れたようだ。
「じゃあ、次行くの」
再び、メリーさんの声と共に景色が変わる。
次に目の前に現れた光景は、住宅街のただ中にある電話ボックス。恐らく、
ここは……
「あのOLさんの、家の前なの」
メリーさんが見上げる先に、それなりの大きさのアパートがある。その一室
が、あの女性の部屋なのだろう。
再びメリーさんは受話器を取り上げ、電話機本体に手をかざす仕種を繰り返す。
わめき声は、最早金切り声に近い、ヒステリックなものになっていた。
そして――
「行くの」
――次の瞬間、風景は室内の物へと変わり――
「……私、メリーさん」
――目の前に、あるのは――
「今、あなたの後ろにいるの」
――一人の女性の、背中。
「ふぅ……一仕事やり遂げた後の一杯は格別なの」
覚悟はしていたし、それをどうにかしようとする程正義感や道徳心があるわけ
でもない。だが、どうしようもないやるせなさと、罪悪感と、そして実際にその
瞬間を目の前にしたことによって生じた、吐いてしまいそうな程の不快感のお陰
で、とてもではないが一杯楽しむ気にはなれない。もっとも、メリーさんが一杯
やっているのは、琥珀色の液体ではなく、白みがかった茶色の、アルコールが
全く入っていない液体……要するに、コーヒーだったが。入れたのは当然あの
マスターで、つまり今いる場所は、あの喫茶店だった。もう深夜と言って差し支え
ない時間だというのに、店内はそれなりに賑わっている。マスターも、今朝見た
姿と全くと言っていい程変わらない、パリっとした姿だ。
「大丈夫なの?」
しかめつらを見かねたのか、メリーさんが顔を覗き込んでくる。
「あの娘は、死にたがってたの。メリーさんは、それを助けただけ」
そして、そんな事を言った。言い訳、というわけではないのだろう。その言葉に
は、事実をただ述べているという淡々とした調子しかない。
「なかなかに難しい話だよ……メリーちゃんみたいな存在の価値観と、人間の
価値観ってのは、やっぱり一つになる事は無い。でも、それでも、なるべく
すり合わせようとした結果、ルールができた」
マスターが言う。そのルールが『死にたいと心から思っている人間しか殺さない』
という物なのだろう事は、容易に察せられた。
ふと思い出す。今朝、駅前で見たあのOLの顔を。
「それが本当に“助ける”って表現してしまっていい行いなのかどうかは、まあ、
殺された当人にしかわからない事だがね……」
そして、死の瞬間の、背後に立ったメリーさんの方を振り返った瞬間の顔を、
同じように思い出す。
……答えは、出なかった。出せるはずが、なかった。
「マスター、喋りすぎ、なの」
「はっはっは、すまんすまん……まあ、記者さん、人間としては色々複雑な
感情もあろうが、メリーちゃんは“悪い子”じゃない……それだけは、わかって
やってもらえるだろうかな?」
それは……頷くしか、できない。時間を潰すために遊園地で遊んでいた間、
一緒にいて心が安らぎ、弾んだという事実は、確かにあったのだから。
年甲斐も無く、ときめいてしまう程に。
「……難しい……本当に、難しい話だよ」
どこか遠い目をしているマスターに、琥珀色の液体を一杯注文する。
メリーさんは、相変わらずコーヒーを味わうようにちびちびと飲んでいる。
さて、どうしたものだろうか。
私は記者として、人間として、何を書けばいいのだろうか。
「あるがまま、書いて欲しいの」
メリーさんは、迷いを打ち消さんとするかのごとく、そう言った。
「信じるか信じないかは……読む人次第、なの」
――その言葉に、腹は決まった。
さて、皆さん。
このお話を、信じますか? 信じませんか?
そのどちらを選ぶも貴方次第……貴方は、どちらを選びますか?
それとも――――――
終わり
ここまで投下です。
愚問
信じてなければこのスレの住人なんかやってないぜ
このメリーさんいいなー
ぜひ取材を続けて欲しい
殺す瞬間のことはボカしたかー。残念。
>固定電話のある所に彼が到着しない事には
おもしろいなーと思ったんだけど、ここの「彼」に引っかかった。惜しい
ここは「彼女」だよね
「私、メリーさん。今、デパートの前にいるの」
「私、メリーさん。今、地下1階のお菓子売り場にいるの」
「私、メリーさん。今、電車にのってあなたの家に向かってるの」
「私、メリーさん。今、駅前の交差点にいるの」
「私、メリーさん。今、4丁目の公園にいるの。歩き回ってお腹がすいたの」
「私、メリーさん。今、おうちでくつろいでるの」
「おい! チョコはどこに消えたんだよ!」
!?
568 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/14(土) 11:38:08 ID:np5vu8wf
メリーさん「口裂けでも花子でもマッハばばあでもリカちゃんでも赤マントでも人面犬でも、いっその事くねくねでも良いから逆チョコ、友チョコ欲しいの」
569 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/14(土) 14:20:54 ID:PWslLys3
「私メリーさん。今、あなたの後ろにいるの」
いまどき、こんな深夜にこんな悪戯電話をかけてくる奴がいるとはな。
誰もいないじゃないか。
まったく、電話は五回。その電話でメリーという女の子が段々私の居場所に近づいてきた。
一回目は近くのコンビニ。
二回目は近所の公園。
三回目はウチの前。
四回目はドアの前にいると言った。
そして最後の電話を取ると同時に俺は振り向いた。
「いいかげんにしろ」
「私メリーさん。今、あなたの後ろにいるの」
「俺はドアの方を見ている。おまえはいない」
「……」
「じゃあな。寂しいからって、イタズラするんじゃないぞ」
今日はバレンタインデー。
どうせ1人寂しく過ごした女の悪戯だろう。
電話を切って、受話器を置いた。
ふと、電話の横に何かが置かれているのに気づいた。
赤い包装紙で包まれた包みだ。
開けてみる。
チョコと、メモ用紙みたいだ。
メモ用紙には、『寂しいのはお前も同じだろう、バーカ』と書かれていた。
そういえば、俺は妻が死んでから初めて迎えるバレンタインデーだということに気づいた。
「私メリーさん。今、あなたの後ろにいるの」
>>568 ニンゲンから逆チョコ?が届きました。
>>569 それは、妻がメリーさんになって、というのを想定しているの
かもしれないが、冥界メッセンジャーなメリーさんだった方がいいと思った。
どっちにしろ萌えた。
magic10年以上前にやってたけど、まだ潰えてないんだな。なんか嬉しい。
カードスレで大々的にやってるよ
>>575 ありがとうございます。2月末にはサイトに反映させます。
577 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/18(水) 00:35:05 ID:fxEK0+//
メリーさん「私メリーさん。ここだけの話、R-1グランプリにも参加してたけど予選落ちだったの」
「私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの」
「自分をさんづけすんな」
「私メリーちゃん。今タバコ屋さんの角にいるの」
「ガキに用はねえよ」
「私メリー。今あなたの家の前にいるの」
「何でファーストネームなわけ? 名乗るならちゃんとやれ」
「私はメアリー・ドナルド・山田。今あなたの後ろにいます」
名前やばすwww
そして俺の脳内でメリーさんが、
お笑い大好きなイメージになっちまったじゃねぇか!
全部素直に従うメリーさんかわいい
にしてもメリー・ドナルド・山田ってw
らんらんるー♪
もしかして、メリー・ドナルド・山田って、本当にいる?
そうなの?
居るよ
あなたの後ろに
ハッ!この気配、メリーさん!
なんだ泥棒か・・・
そのドロボウがメリーさんだとしたら、大変なものを盗んでいきました…
あなたの命です
おまいら及びおれの時間です
590 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/23(月) 01:50:38 ID:f33dLy4e
メリーさん「私、メリーさん。今素手で貴方の体を引き裂いて心臓をもぎ取ろうとしてるの」
メリーさんこええw
既に宣言するまでもなくない状況のようなw
素手じゃなくても一緒だし
594 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/24(火) 00:40:12 ID:1r5FXoLx
メリーさん「私、メリーさん。トイレに紙が無くて出れないの」
「私メリーさん」
「お、久しぶり〜」
「私メリーさん」
「こちら、繰返される諸行無常を掻き鳴らし続ける男、向井秀徳である」
「今、あなたの後ろに居るの」
「祭りスタジオでの祭りセッション観覧は5分1万である」
「あ、じゃあ一時間……」
「私メリーさん」
「私もメリーさんです」
「今ゴミ捨て場にいるの」
「偶然ですね、私もです」
「今タバコ屋さんの角にいるの」
「私もタバコ屋さんの所です」
「今あなたの家の前にいるの」
「私は今あなたの後ろにいます」
やはりメリーさんもゴルゴの後ろには立てないのだろうか
「私メリーさん。今あなたの後ろに……ハッ!?」
「甘いの。私もメリーさん。今あなたの後ろに……ハッ!?」
「私三人目のメリーさん。今……ハッ!?」
中略
「私四千五百八十七人目のハッ!?」
「私一人目のメリーさん。やっとうしろに立てたの……(涙
メリーさんには後ろにしか立てない制約があります。
メリーさんの気配を察知し、後ろを向くと、
メリーさんはさらにその後ろに移動してしまいます。
メリーさんを追ってくるくる回る男、
くるくるとその背後に回り続けるメリーさん。
……子犬のワルツをかけたくなるな。
メリーさん「わたしメリーさん。バターになっちゃったの」
「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの」
「そうかい、僕も君の後ろにいるよ」
背中合わせの二人
「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」
「お願い殺さないでー!!」
「くすくす、どうしようかしら……♪」
こうしてSなメリーさんとの脅迫生活が始まったのです。
メリーさんには後ろにしか立てない制約があります。
メリーさんの気配を察知し、後ろを向くと、
メリーさんはさらにその後ろに移動してしまいます。
試しに後ろを振り向いてみてください。
ちょwww
メシ食ってるメリーさんと目が合って気まずくなったんだけどwww
目を丸くした後、慌てて視界から消えて背後に回ってたwww
ちなみに日清の普通のカップラーメンの普通味だったwww
どうりで在庫がwww
俺メロンパン買っとくわ
もきゅもきゅするメリーさんをいつか見るために!
「わたしメリーさん。焼きそばパン買ってこいなの」
えーコッペパンにしようぜ
610 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/28(土) 12:30:22 ID:qp+pu/xN
口裂け女「じゃあ、私ベッコウ飴買ってきて」
611 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/28(土) 13:05:48 ID:i+LEqFsY
はい、酢昆布
612 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/28(土) 13:25:15 ID:WmTn85BY
なんでこんな過疎板にこんな良スレがあるんだYO!今から読むぜ
>>571 MTGいいよね。もっとやってください。
>>612 そう思うやつが他にもいっぱいいると思うから創発宣伝してくれw
正直この板目立たなさ過ぎるw
「私メリーさん、羊を飼ってるの」
「私メリーさん、真っ白な羊を飼ってるの」
「私メリーさん、可愛い羊を飼ってるの」
「私メリーさん、羊の肉とってもヘルシー」
食用かいw
616 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/28(土) 13:41:32 ID:WmTn85BY
>>613 だよなー
他板で似たようなスレ見つけたらさり気無く誘導してみるか
たのんだぜー
618 :
創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 22:48:01 ID:5MO+ZDgW
メリーさん「私、メリーさん。今日何か大切な事を忘れてる気がするの……」
619 :
創る名無しに見る名無し:2009/03/04(水) 00:04:35 ID:6EzC+Wh4
メリーさん「私、メリーさん。思い出したの…。今日…いや、昨日雛祭りだったのすっかり忘れてたの!!」
メリーさん「私、メリーさん。今夜中に雛人形はしまわなくちゃいけないらしいの。お嫁にいけなくなるの」
メリーさん「私、メリーさん、もう遅いの」
私メリーさん、
これから中国へ行って支那祭りなの!
・・・ふふふ・・・。
血祭り・・・ね。
「私メリーさん。今あなたの名前で蕎麦十人前頼んだの」
「いつの時代の嫌がらせだよ!」
「私メリーさん。もちろん私が蕎麦食べるなのよ。ちゃんとお金払っておいてほしいの」
「私メリーさんアル。今あなたの後ろにいるアル」
「……パチモンかよ」
「ひどい……わたしメリーさんアル。帰るアル……せっかくチャイナドレス着て来たのに」
「帰るな! ちょっと待て! 一目見せろっ!」
「でも後ろにいるアル」
「ガァァァッ!?」
中華メリーさんww
「私メリーさん。いま普段着に着替えてるから、後ろ向いちゃだめだよ?」
「ちゃ、チャイナからの生着替えだとぉおおお!」
興味がある!
メリーさんは鏡に映るのだろうか?
だったら手鏡を持っていれば……ゴクリ
私メリーさん。美少女って言い切るには微妙なの。
私メリーさん。身長120センチ、けっこうあるの。
私メリーさん。体重120キロ、けっこうあるの。
私メリーさん。すね毛が濃いの。
私メリーさん。真っすぐな黒髪が自慢なの。
私メリーさん。思いっきり和風丸顔なの。
私メリーさん。各パーツが顔の中央寄りなの。
私メリーさん。目が一本線で口がオチョボなの。
「うーむ、どう考えても口述の情報と現実の視覚情報との齟齬があり過ぎる……」
「ちょっ、手鏡自重してほしいのっ!やっ、まだ服着てなっ……!こっち見んな!」
「しかし見られたくないと言う感情から咄嗟に生まれた外観についての詐欺の可能性を検
証するには見るしか方法がないだろう」
「検証するとかよりもまず、女の子が恥ずかしがってるのをわざわざ見るなっ!あなただ
けは絶対呪い殺す!」
「うーむ、呪い殺されては堪らないな。呪いでは傷害にも過失致死にも問えない。ならば
こうしよう」
──カシャ
「!! ちょっとぉ、写メとか止めてよっ!馬鹿!変態!田代!」
「この画像を撒かれたくなければ呪い殺すのをやめろ」
...なぜか、「麗子微笑」を連想した
麗子w
言われると確かに
637 :
創る名無しに見る名無し:2009/03/12(木) 23:04:22 ID:TyzFZDzi
メリーさん「私、メリーさん。今から貴女の家に行くの」
メリーさん「私、メリーさん。今、ゴミ捨て場に…ちょっと待t! ブチ……ツーツーツー」
メリーさん「…ハァ…ハァ…私、メリーさん…ハァ…ハァ。今、…○×橋に……あっ!今助けに! ブチ… ツーツーツー」
メリーさん「ゼーハァー…ゼーハァー…はっ、はっ、はっくしゅん!!……私、ゼーハァー…メリー……さん。ゼーハァー…今、ゼーハァー……×××小学校に…ん?ちょ、ちょっと駄目なの! ブチ… ツーツーツー」
メリーさん「ゼーハァーゼーハァーゼーハァー…私、ゼーハァーゼーハァーゼーハァー……メリー ゼーハァーゼーハァーゼーハァー…さん。
ゼーハァーゼハァーゼーハァーゼーハァー…今、ゼハァーゼーハァゼーハァー……銀行…ゼーハァー…前に…。嗚呼、ゼーハァーゼーハァー 無視したいけど…ゼーハァーゼーハァー…メリーがやらなきゃ ゼーハァー 誰がやるの! ブチ…ツーツーツー」
メリーさん「ゼーハァーゼーハァーゼーハァーゼーハァー(省略)」
メリーさん「ゼーハァーゼーハァー…(省略)」
メリーさん「ゼーハァー(省略)」
メリーさん「私、メリーさん。遂に……遂に…辿り着いたの。貴女の家に…」
メリーさん「私、メリーさん。今………貴女の後ろにいるはずなのに………何で貴女がいないのよおおおおぉぉぉぉ!!!!!この女(アマ)何処に行きやがったああああぁぁぁぁぁ!!!!」
次の日
メリーさん「私、メリーさん。強姦殺人事件の指名手配者を捕まえて、銀行強盗退治して、橋の下の川で溺れてた子を泳いで助けて、飛び降り自殺を止めて、…etc(全部で計8個) したら沢山賞を貰ったの。あと、沢山マスコミが来て有名人になっちゃったの」
「私メリーさん、今つのだ☆ひろと一緒にいるの」
「あっ……だめっ。つのだ☆さん、私まだ準備が……まだ、あなたのうしろにいたいの」
ハイスペックメリーさんw
メリーさんは言いました。
『私メリーさん。あなたの後ろにいるの』
それは全世界じゅうに同時に配信されました。
ボットネットウイルスに感染した全部の端末をメリーさんの回線に繋げたのです。
本来なら田代砲と化す集中アクセスも、ハイスペックなメリーさんには全然効きません。
何百何千何万の端末に同時に宣告してしまって、メリーさんはどうするのでしょうか。
心配いりません。
メリーさんは自動的なので、条件さえ整えば場所も時間も関係ないのです。
次々と背後にたち、次々と呪い殺してゆきます。
次々と殺してゆくのですが、何人かは全然殺せませんでした。
ゴルバチョフを殺そうとすると位相転位して逃げられ、
ローマ法王を殺そうとするとグラディエイターに逆に虐殺されました。
プリン頭の男なんて、メリーさんにたくさんプリンを食べさせてきました。
ヤケに美味しいから余計に質が悪いです。
メリーさんは身長120cm120キロになりかけて、たまらず逃げ出しました。
眉毛の太いゴルなんとかさんも全然殺せませんでした。
FF7のキャラに似た名前だったような気がしますが、
メリーさんはクラウドフェチなので赤犬の名前をポチに変えてしまっていて全然思い出せませんでした。
「ゴルポ……ポチサーティーン……なんだったかなぁ」
メリーさんは殺し回ります。
でも“山嵐”を大プッシュしてくる人はころせませんでした。
ラキ☆なんとかって人にクラウド×スコールのBL小説を批評してもらって、
メリーさんは泣いてしまいました。
思いのほか辛口だったのです。
泣きはらしたメリーさんは涙で海抜を上げてしまって空中人魚を普通に水中人魚にしてしまいましたがハイスペックなので全く問題ありません。
海に沈んだ東京の街をマダール泳法でスイスイ進みます。
「私ごぼがぼごぼ、メリーさんごぼごぽごぼ、今あなたの後ろにゴボボボ……」
ただ少し公衆電話が使いにくくなったのが難点です。
こういうの大好きだwww
なにこれwwwwww
なんというカオスww
なんという創発クロスオーバーなメリーさんw
東京プリン?
「ふふふ。そう、私は島京プリン……君ほど真実に肉薄した者は居ない。褒めてあげよう」
「私メリーさん。今あなたの──」
「メリー?はて何処かでお会いしたかな?私は今忙しいんだ。プリンをお食べ」
「──あなたの後ろに……きゃ!な、何なの?!プリンが動いてるの?!」
「さぁ、遠慮せずにお食べ。ふふふ」
「ぷ、プリンが勝手に口に!?やめ、ごぼがぼごぼ……ッ!!……」
「ふふふ、お嬢さんはデザートに夢中のようだ。さぁ、君もお食べ。たくさん、ね……」
後日、水没した東京の片隅に“水では無いモノ”に溺れた
>>646が発見されたとかいないとか。
なんて恐ろしい…
屁〜こきましたね あなた
音がしないと思って ...
すごい臭いですあなた
昨夜のおかずはなんでしょう
ベッドじゃない布団で仰向けで寝てる時はどうするの?
寝返りの瞬間に添い寝
ちょっとベッド粗大ごみに出してくる!
そうか、ベッドの下の男は、実はメリーさんだったのか・・・
prrrr!prrrr!―ピッ!
『はい、もしもし』
「もしもし、わたしメリーさん」
『あっ、久しぶりー!』
「へっ?」
『高校の同窓会以来だっけ? 今何してるの?』
「え、えっと……今、あなたの家の近くのタバコ屋の前にいるの」
『本当に? それじゃあさ、今から家来ない?』
「あ……うん」
『それじゃあ、待ってまーす!』
ピッ!
「……誰と勘違いしてるの?」
prrrr!prrrr!―ピッ!
『……』
「もしもし、わたしメリーさん」
『……』
「今、あなたの家の前にいるの」
『……』
「……あの、もしもし?」
『たすけt』
ピッ!
「……これから行く所で何が起こっているの?」
prrrr!prrrr!―ピッ!
『中島さん!?』
「……えっと、わたしメリーさん」
『あっ……すみません……』
「う〜……今、貴方の家の前にいるの」
『あっ、すみません! キャッチです』
ピッ!
「……中島さんに負けたの?」
prrrr!prrrr!―ピッ!
『はい、もしもし』
「もしもし、わたしメリーさん」
『おおおおおおおっ!! マジでか!!!』
「今、貴方の家の前にいるの」
『スクール水着を用意して待ってます!!!!』
「……」
『待ってまーす!!!!!』
ピッ!
「……行かなきゃ駄目なの?」
さぁ、おいで
prrrr!prrrr!―ピッ!
『お電話ありがとうございます。創作引越しセンターです』
「もしもし、わたしメリーさん」
『はい、メリー様ですね。今日はどうなされましたか?』
「今、貴方の家の前にいるの」
『家の前と言いますと、御引越し先の家の前という事でしょうか?』
「……」
ピッ!
「……やっぱり業者関連は駄目なの」
なかなか難しい世の中だなwww
くねくね「アタシくねくねなンだけド。アンタを玄関デ腰振って待ってンよ」
くねくね、女だったのか……
けど、視界の端とか写真の隅とかにしか入れない
注目を集めようとさら加速!
腰を痛めて人知れずリタイヤ...
南無ー。
667 :
創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 00:11:59 ID:SCt3Uz/f
メリーさん「私、メリーさん。皆でWBC観に行ってたの」
深夜、メリーは電話ボックスのなかから電話を掛けていた。
「私メリーさん。今、駅前に……」
『そうか。だけど、僕はもう君の後ろにいるよ』
「!」
メリーは咄嗟にしゃがみ込んだ。
メリーがしゃがみ込んだとほぼ同時、メリーが電話を掛けていたボックスが半ばから“ズレた”。
しゃがむ時にまい上がったメリーの毛束の数本が斬れハラリと舞う。
ズレた電話ボックスの上半分が崩れ落ちて目茶苦茶に音を発てた。
電話ボックスの切り口は、何かとんでもなく鋭い刃物に一瞬で両断されたかのように綺麗なものだった。
メリーは立上がり、背後を見た。
街頭の薄明かりに僅かに照らされる線。
黒いシルエットがワイヤーを手繰っていた。
黒いシルエットは左右非対象の笑みを浮かべた。
メリーは斬られて毛先が揃ってしまった髪を気にしながら言った。
「困っちゃうな、私から行って殺すのが決まりなのに」
黒いシルエットは非対象の笑みを崩さない。
「僕は自動的なんだ。自らの意思で進んで現れるわけじゃあない。君だって似たようなも
のだろう?」
「どうかな……でも、言われてみればそうかもしれない。あなた誰?」
「僕は……奇妙な泡(ブギーポップ)。君のような存在に近しいもの、さ」
「ふーん」
メリーは半分になってしまったドアを開け、電話ボックスから出た。
「じゃあ始める前に、これだけ聞いて」
「何だい?」
「ふふふ、様式美ってやつよ。──“私メリーさん、今からあなたを殺すの”」
メリーは微笑んだ。
シルエットは非対象の笑みを強めた。
ふたつの都市伝説が交錯した。
ちょwww
確かにブギーはあの世界では都市伝説だけどもwww
黒いシルエットが走っていた。
身体にフィットした黒いライダースーツ、漆黒のバイク、そしてネコミミめいた突起がついたメット。
無音で走るそのバイクは、まるで跳ね馬が如き凶悪な加速を見せた。
──白バイ、いないだろうな?
バイクを駆る女、セルティ・ストゥルルソンはなるだけ目立たないように、しかし迅速に速度を上げた。
その時だった。
ガシャーーンッッッ!!
──?!
歩道からとてつもない轟音が響き、セルティは思わず速度をおとした。
50メートルくらい離れてからリアを振り回して180°ターンし、轟音の方を見やる。
見やった先では、下半分の電話ボックスに佇む赤いドレスの少女と、円筒型の黒いシルエットが睨み合っていた。
──相変わらずイカれた街だなぁ。
セルティは愛馬コシュタバワーを止め、影でできた死神の鎌を携えて、
街のイカれた部分の具象みたいな二人の仲裁に入った。
自らの空っぽのメットの事を棚上げして。
どこまで行くのか楽しみだなw
「魔界都市新宿」状態に
673 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 13:42:23 ID:9nnSEfgf
転校生…いや、
ミス・メリーなんてのも…
それはそうとオカ板おちた?
674 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 13:43:57 ID:9nnSEfgf
あっ、大丈夫だった。
なんかメガテン思い出した
676 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 21:21:06 ID:bXYS0Xll
毎週土曜日の深夜0時になると必ず電話がかかってくる。
ディスプレイには非通知としか表示されない。
「もしもし?」
『私メリーさん。駅前にいるわ』
今日も“メリーさん”からの電話だ。
「この前、酔っ払いに絡まれたって言ってたけど大丈夫ですか?」
『大丈夫よ、近くには交番もあるし』
「そうですか気を付けてくださいね」
僕がそう言うと電話は一方的に切れた。
数分後またもや電話がかかってきた。
「もしもし?」
『私メリーさん。今TSU○YAで勢いに任せて映画借りたの。2泊3日で5本も』
「観る時間あります?」
『……頑張るわ。そうそう、友達が出演してるのもあるの』
「友達ですか?」
『ええ、楽しみにしてなさい』
カタカタとキーボードを叩く音が響く。
「よし、投下っと」
僕は今某スレにSSを投下しているところだ。
最近のお気に入りは新ジャンル系のスレだ。
「そろそろ、電話くる頃だけど……」
中々メリーさんからの着信がない。
どうしたんだろうか。
考えていると電話が鳴った。
「もしもし?」
『私メリーさん。今コンビニでジ○ンプを読んでるの。サ○デーとマ○ジンも読むから長くなりそう』
「長時間の立ち読みは迷惑ですよ。僕の部屋にその3冊おいてますから」
『そうなの?なら良いわね』
そう言ってメリーさんは電話を切った。
メリーさんはマイペースだ。
「もしもし?」
『私メリーさん。今**公園にいるんだけど、道が分からないの』
「……何回目ですか?」
『……』
「もしもし?」
『私メリーさん。今貴方の部屋の前にいるの』
「ちゃんと着きましたね」
『ええ、着いたわ』
「鍵は開いてますから」
「もしもし?」
『私メリーさん。今貴方の後ろにいるの』
今日も僕とメリーさんは徹夜で遊ぶ。
因みにメリーさんが借りた映画の中には“リング”があった。
雨が降ったら駅前まで迎えに呼ばれる関係か
678 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 04:47:45 ID:Xw9DoGtf
>『私メリーさん。今**公園にいるんだけど、道が分からないの』
わざとだなw可愛いじゃないか
「私メリーさん。私の友達が出てる映画の主題歌の歌詞は
『来ーるきっと来るー』じゃないというのはトリビアなの」
「私メリーさん。あの、その、用事っていうか、その、声が聞きたくなって……」
「……来てください」
681 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 19:25:18 ID:ZbuZPEz4
くねくね「アタシ、くねくねナンだけドさ。クラブで踊ってたラ、アタシを見テた周りの人達ガ、アタシの真似し始めて気が狂ったヨウにくねくねスルのヨね。イラっときたワ」
「ように」じゃねえからwww
>>680 こういうの萌える
「私メリーさん、今ゴミ溜めにいるの」
「ふーん?」
「もっとはっきり言えば、あなたの後ろにいるの」
「ゴミ溜めでゴメンなさい…」
メリー「わたしメリーさん。今――」
ゴルゴ「……どうした」
メリー「夜空がとても綺麗なの!」
諦めたらそこでメリー終了ですよ・・・
メリー「私、メリーさん。今あなたの後ろに居るの。」
?「そう。……じゃあとりあえず死んでくれる?」
メリー「久しぶりなの。アリスちゃん。」
アリス「久しぶりね、メリーちゃん。」
?「久しぶり〜」
メリー「あ、リカちゃん。」
アリス「久しぶり。真ん中の足変えたかしら?」
リカ「久しぶり!うん、前の三本目の足古くなっちゃったから。」
?「あら、皆もう来てたの?」
メリー「口裂けお姉ちゃんなの!」
リカ「久しぶりー」
口裂け「貴女は昨日も会ったでしょ。仕事場近いし。ところで、私綺麗?」
アリス「……いちいち答えるの面倒だから死んでくれる?」
口裂け「貴女もこの鎌の錆になりたいのかしら?」
メリー「皆仲良くしようなの!」
リカ「うんうん。」
アリス「……わかったわよ。」
口裂け「よし、じゃあパーっとやりましょう!」
メリー「うんなの!」
リカ「カンパーイ!」
アリス「……早いわよ。死んで欲しいわ。」
リカ「ごめんごめん。じゃあ、改めまして。」
一同「乾杯!」
〜妖怪学校同窓会にて〜
メリーさん、雛苺口調?
小人「はい。コチラ、活け作りと挽き肉と抉り出しをお持ちしました〜」
赤マント「隣の席、さっきから五月蝿くね〜?」
ドッペルゲンガー「何処の居酒屋でもそんなモンだろ?」
コインロッカーベイビー「何でメリー達呼ばなかったの?」
だるま女「え〜!なに?もしかしてメリーの事好きなの〜?」
コインロッカーベイビー「あ、いや、そういうわけでは…////」
エンジェル様「お前(こっくりさん)が呼んどくって言ったのに何で呼んで無いんだよ!」
こっくりさん「お前(エンジェル様)が呼んどくって言って無いから呼んで無いんだよ!」
エンジェル様「なんだよ!お前が呼ばなかったから来ないんだろ」
こっくりさん「なんだよ!お前が呼べば来たかも知れなかっただろ」
エンジェル様「どうして俺があんな奴らを呼ばなくちゃいけないんだよ」
こっくりさん「どうしてあんな奴らが俺を呼んじゃいけないんだよ」
コインロッカーベイビー「だったら2人で一緒に呼べば良かったじゃないか」
こっくりさん、エンジェル様「「いいや、元々呼ぶ気無かったけどね」」
人面犬「ぺディグリーチャムうめぇ♪」
居酒屋「猿夢」より
「私メリーさん、今あなたの後ろに居るの」
承太郎「俺の後ろに誰かが居るッ!最近とり憑かれたみたいなんだ」
「わたしメリーさん、今あなたの後ろにいるの」
「そっちは前です、すいませんね、裏表分かりにくい体で」
流石ゴックだ、なんとも無いぜ?
アッガイかも知れん
透明になる薬を手に入れたわ。ゴックン。
すごい、本当に消えて行くわ!
服を脱いだらカンペキよ。あら。さっそく着信。
『私メリーさん、今あなたの後ろにいるの』
ふふっ嘘ね。だって私は見えないんだから。
『私メリーさん、ファンデ落とさないと完璧には消えないの』
あらやだ本当。これじゃ顔だけ宙に浮いてるみたいだわ。
でもメリーさん、あなたはどこにいるの?
『私メリーさん、ずっと部屋の中にいたの』
695 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 23:49:03 ID:UCYotyaF
隙間女「ボク、隙間女って言われてるんだけど…、好きで隙間に入ってる訳じゃ無いんだ。」
隙間女「ビルとビルの隙間に500円が落ちてて、それを頑張って無理に取ろうとしたら…挟まっちゃったんだよ。それから全く出れなくなって……あっ、でも今は落ち着いてるから良いんだけどねwww」
隙間女「隙間男っていうのが居るらしいけど、あれはボクの事だよ。喋り方もだけど自分の事をいつも「ボク」って言ってるし、見た目も男の子って感じだから勘違いされちゃったのかな?w」
隙間女「好きなのは、ドンキとビレッジバンガードかな?ごみごみしてたり隙間沢山あるから。嫌いなのはゴキブリと鼠だね。隙間から急に現れて、人の体によじ登って来るんだ」
隙間女「メリーさんはボクの高校の先輩だよ。確か軽音学部で学園祭の時、V系のバンドのボーカルやってたんだ。今とは比べ物にならないよw」
メリーさん「ねえ、アンタさっきから誰に言ってるの?」
隙間女ボクっ娘かw
隙間にぴったりフィットする自分の体がちょっとだけコンプレックスで、
大人Ver,メリーさんのぼんきゅっぼんが憧れなんですねわかります
698 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 04:08:45 ID:FvNS6kCJ
三本足σ廾レ)→ちゃω「乂レ)→ヵゞホ〃冫(≠ゅホ〃冫?!ィャィャ、Tょレヽヵら★T=〃ッτ乂レ)→レ£幾⊃レニTょッτм○、永遠ノ□レ)体型T=〃ヵゝら」
翻訳
三本足のサリーちゃん「メリーがボンきゅボン?!イヤイヤ、ないカら。だってメリーは幾つになってモ、永遠ノロリ体型だから」
メリーさん大人verか……
「私メリーさん。いま、貴方の後ろにいるの……」
「あ、あの」
「なにかしら」
「その、せ、背中に……胸が……」
「あら、昔のクセで近づきすぎたみたいね」
「嘘だ……絶対わざとだ……」
「うふふ、耳が赤くなってるのが見えるわよ?」
ひゃっほう。
三本足はサリーちゃんなのか
こっちで有名なのはリカちゃんなんだが
私メリーさん。
今鮫島事件の真相を知る人物の後ろにいるの。
「私メリーさん、ジョージソロスがポンド危機を引き起こした時、影の黒幕として背後に居たの」
俺の名は目理 伊三。作者すら漢字変換が分からなくなってきたメリーさん刑事である。
なまじ当て字なんかするからそういうはめに陥るのだ。
まあそれはともかくとして、今俺は道路交通法に違反しているであろう相手と話している。
「お前ねえ、パトカーより早い速度なんか出しちゃいかんだろ。
そしたら俺も見逃すわけにはいかないから、な。
交通事故の凄惨さってのはお前が一番知ってるはずだろうが。
ほら、一応免許証出せ。……へえ、持ってるとは思わなかった。
ふうん、中々男前じゃねえか。……お前のとは確認できないけどな」
そう告げると、目の前の男はがっくりと肩を落とした。
「そうしょげるな。ああそうだ、今ウチんとこで白バイ隊員募集してるんだ。
何だったら、上司に相談してやるぞ?
緊急車両ならどんな速度出したって他人に迷惑かけない限り怒られないからな」
男はブンブンと俺の手を取って上下に動かす。どうやら嬉しいらしい。
「あーはいはい、分かった分かった。……あ。でもお前無線使えないか」
ぴたり、と男の動きが一瞬停止し、そのままなよなよと地面に崩れ落ちる。
「ええいちょっと待て、そういうのも連絡を取るから、な。とりあえず俺と来い」
数ヵ月後。都市伝説・妖怪対策本部こと警視庁第零課には、紆余曲折の末
首の無い新人白バイ隊員が所属することになった。
704 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 16:54:45 ID:FvNS6kCJ
>>700 三本足のリカちゃんと三本足のサリーちゃんは同一人物では無くまた違う別の者
サリーちゃんは東京、神奈川を中心に現れた者
>>703 メタな書き出しだなwww
しかしまあ、いいのか、そんな新人入れてw
むしろそんな白バイに追いかけられたら怖くて事故るwww
きっと先輩には100キロババアが居るに違いない
100キロババアは、寄る年波と周囲の高速化に
ついていけずに引退したりしてそうな気もするが。
そして100キログラムババアとなって復活。
子泣きじじい泪目
あれ、オカ板のほう落ちた?
うむ、そのようである
オカ板にスレなんてあったの?
ここはオカ板からのアストラル投影スレなの。
つまり・・・
巻いた世界の真紅のカラダは雪華綺晶に食べられてしまったけれど、
巻かなかった世界に意識を脱出させることで、メリーさんスレは存続しているのだわ。
よくわからないけど理解したなの
つまりこのスレがさらに盛り上がればいいってことなの!
716 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 15:55:28 ID:9yC17N2W
お利口ね…
めり莓…
マッドガッサー「私はマッドガッサー。昔、毒ガスを撒き散らし、死と恐怖を教える黒衣が似合うナイスガイと言われ、恐れられていた男だ」
「しかし、世の中は変わってしまい。毒ガスを何時でも撒ける様に所持していても、今では子供や大人達が平気で私に近寄って来るようになってしまった」
「でも…ギャラはイマイチだがバルーンアーティスト(パフォーマー)も悪くはないので、毒ガスを撒き散らすのはまた今度にしよう」
「全く本当にこの世の中は不思議だらけだ」
「(ところでメリーよ…。見た目では分からないが、子供達に混ざって、私から風船を欲しがるのは止めた方がいい。自分の年齢を考えろ)」
マッドガッサー CV,谷口節
いいじゃない風船もってるメリーさんかわいいもん!
マッドガッサー「(前回、メリーだけに風船をやらないのは色々と不味いと思い、メリーには風船で可愛いお花を作ってやり、それをプレゼントしてあげた)」
「(勿論。メリーは喜んで満面の笑みで去って行った。あの時の顔は今でも忘れていない)」
「しかし!その時から1週間、私の頭の中にはずっとメリーがくっついて離れない。芸をやっている時でも、寝ている時でも、例え何をしていてもメリーの事ばかり考えてしまう。最近では、メリーが幻覚で現れて見える様になってしまった」
「今までこんな事一切無かった筈なのに……食欲も出なくなって…はぁ」
恋わずらいですか?
>>719 さあその気持ちをあらびき団に出て告白するんだ
マッドガッサー「食欲も無くなってから3日になる。芸にも影響が出てきた。何時もの簡単な事が出来ない…。」
「(観てくれているお客さん達が皆メリーに見える…。細長いメリー、太ったメリー、犬のメリー、小汚いメリー、セレブそうなメリー……。その観客の中に本物のメリーを見付けた)」
「(沢山のメリーの中に本物のメリーが私をずっと見つめていてくれた…。私にニッコリと微笑んでくれた。メリーが天使に見えてしまう。いや、天使と言って良いだろう)」
「(しかし、私は見付けてはイケない物を見てしまった…。最悪な物を。)」
「(メリーの左手薬指に…指輪があった事を今更知ってしまった…。私の今までの人生の中で一番知ってはイケない事を知ってしまった)」
「(気づいた時には完全に手が止まっており、氷漬けにされたかの様に体が固まってしまっていた。曲が終わるまで、ただただ流れていく)」
「(体が動く時には、丁度曲が流れ終わっていて時お客さんは私に沢山の拍手とギャラをくれた。何時もより遥かに多いギャラだった。お客さん達は、風船だけでは無くパントマイムもやっていたと思っていたらしい)」
「(メリーが居た所を向いて見たが、もう居なかった。何処を見てもメリー擬きしか居ない。幻覚が更に酷くなってきている…。観ている世界も、頭の中の世界もメリーで埋め尽くされている)」
「私メリーさん、いまあなたの膝の上にいるの」
「そんな事より降りてくださいよ、テレビが見えないんですけど…」
「へえ、あんたがアタシの後釜ねえ。目理から話は聞いてるよ」
ぷかぷかとタバコをふかしながら、あたしは目の前に立つ男を見やる。
体格、特に筋肉のつき方は悪くなさそうだ。
傍らの愛車も中々いい手入れがされている。
最近貼られたらしい『警視庁』のステッカーも眩しい。
だが……よく見れば、ステッカーの横には(仮)と書かれている。
「その(仮)、取りたいんだろ? 条件は聞いてるね」
男は手帳を取り出した。はい、と書かれた部分を指で示す。
「成る程。まあ伊達や酔狂で都市伝説をやってるわけじゃないんだ。
あんたの覚悟、見せてもらうよ」
その言葉を聞くと、男はバイクにまたがった。
「アタシを追い越したら、あんたの勝ちだ」
煙草の吸殻を地面に落とし、つま先で踏みにじる。
目理からは、肺を壊すからやめろ、といわれたのだがこれ位で壊れるほど、
アタシの肺はやわなものではない。
着物の裾を揃え、少し白髪の混じりだした髪を整える。
「さあ、勝負(レース)だ。アタシに勝ったら、念願の白バイ隊員だよ、坊や!」
アタシの名は、鬼路 百代(きろ ももよ)。
元第零課所属の交通機動隊員だった女。
とはいっても、アタシにはいかなる乗り物も必要ない。
アタシに必要なのは……時速100キロを出せる、この脚だけ。
……『100キロババア』だなんて言う奴は、この脚で蹴り飛ばすよ!
前任者が100キロババアとか言うから夢が広がりんぐしちゃったじゃないか!!
ババア俺だ結婚してくr(キィーッドーン)
ぐふっ!
ババアかっこええ
はすっぱな口調が格好良いです100キロババァ様
729 :
創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 02:27:38 ID:J2dctgb1
某アニメを観たメリーさんの独り言
メリーさん「バンド……やろっかな…。そしたらまた人気が……フフフ…フフフフフ」
メリーさんにはトライアングルが似合うと思うお
「き〜みはだれとキスをする〜の〜♪」
「それ違うから、トライアングラーだから。しかも中身までちょっと違うから」
「チーン、なの……」
「落ち込むくらいならやるなよ……」
チーンってやってるメリーさんかわいい!思ったとおり!
「私メリーさん、助けてほしいの」
「どうしたんですか」
「今チェーンメールがきたの」
「別に怖くないでしょ」
「そうじゃなくて、メール送ろうとしたら、アドレス帳に誰も入っていなかったの…」
チーンがチェーンに見えただけですすいません
怖いよう携帯怖いよう><
メリーさん「バンドも良いけど、探偵もあり…か?」
メリー「とうとう見付けたの。カシマ二十面相」
カシマ二十面相「フフフ、捕まえられるものなら捕まえて御覧。メリー君」
メリー「アリかも…」
電話番号なら知ってるん…だよね?
「今日の質問なの。
>>736さんからのお便りで『メリーさんは誰にでも
電話をかけられるって事は、ありとあらゆる電話番号を知ってるのでは?』なの」
「実際のトコさ、ドウなのヨ? くねくねしなガらキクけどさ」
「考えるな、感じろ……なの」
「ワケわかんナインだけド?」
「かけなきゃいけない人には、自然にかかるの。番号わからなくても
OKなの。だから……ふう、なの」
「ソンナわけで、メリーの携帯はアドレス空っポなのネ」
「……うぅ……なの」
メリーさんから電話がかかってきたら、それにリダイヤルできるんだよな…きっと…
非通知拒否する設定にしとけばきっと番号通知してかけてくれるはず…フヒヒ
「私がかける電話は普通の電話じゃないから非通知拒否なんて無意味」
「なんでそんな事をいきなり説明してるんですか?」
「世界のどこかで番号通知されると思っている人がいたから」
「俺じゃなくてその人に説明してやれよ」
じゃあナニが通知されるのか教えてよメリーさん
綿締李さんは今日も元気です
「わたしメリーさん、今海外にいるの」
「わたしメリーさん、今空港にいるのげほっ」
「わたしメリーさん、今飛行機にごほっ、乗ったのごほごほ」
「わたしメリーさん、今帰国したのげほごほ……頭が痛いわ」
「わたしメリーさん、熱があるって空港でとめられたのごほごほごほ」
「わたしメリーさん、拒否してダッシュで空港から逃げたの……げほげほ、
今、あなたの後ろにいるの……うう、気持ちが悪いわ、げほごほごほ……」
イヤー! 豚フルエンザーー><
とうとう人から妖怪に感染するようになったか
そういや
消毒作業や医療現場で全身型の防疫服で噴霧器構えてる姿って
ゴーストバスターズに似てるよね
「私、メリーさゴホッ!」
「何電話かけてきてるんですか。寝てて下さいって言ったでしょ!?」
「でも電話の時間だかゴホッ!らっ…ズズズ」
「あーもー…ちゃんと寝てないと治りませんよ」
「うん…今から寝るゴホッ!ゴホッ!帰りに今週のジャンプ買ってきてほしいの」
「マンガ読んでないで寝てください」
まさかの豚フル
「また断ってましたよ」
「全く、海外渡航経験のない人にまで、過敏すぎるんですよねー」
「そうですよね。普通に考えて大丈夫でしょうに」
「ですよねー」
「あ、メリーさんですよ」
「風邪ひいたんですかねー? マスクしてますよー」
「また断られたりしちゃうんでしょうか……」
「ふむふむ、なになにー」
「どうです?」
「先日、何かポンチョとか着てたっぽい外人さんの後ろに
出た事があって、その場所がどこかはわかんないの、って
言ってますねー」
「……」
「……」
「やばくないですか?」
「……ま、うちらには関係ないですよー」
「そうですね。私なんか半分中身見えてますからね!」
「私もホルマリンに漬かってますしー!」
『はっはっはっは』
――とある医院での、人体模型とホルマリン漬け蛙の会話である。
うまい!笑った!
メリーさん国際派だなw
―このように、メキシコでの豚インフルエンザの死者は増え続けています。
次のニュースです。
「…」
「私、メリーさん…今あなたの後ろにいるの…」
「ダメですよ寝てなきゃ。
ご飯、もうちょっとでできますからね」
「今すぐ謝っておきたいの…」
「なんです?急に…」
「もし私が豚インフルエンザにかかってたら…
きっともううつしてるの」
「毎日一緒ですからね」
「…あなたもきっと気分悪いのに、看病してもらってごめんなさいなの…」
「…」
「あ、あと…旅行先で知らない男の人の後ろに出ちゃって…
ぐすっ…きっと…あぁのせいでっ…ぐすっ」
「ふふっ よしよし…
そんなことで、怒ったりしませんよ
だから、泣かないで」
「…ぐすっ」
「心配しなくても、豚フルすぐ治るみたいですから、大丈夫ですよ」
「…ありがとうなの…」
ふらっ
「!」
がばっ!
「メ、メリーさん!?
大丈夫ですか!?し…しっかりして!」
「…そ、そんな…
やめてくださいよ悪い冗談は…
昨日まであんなに…元気だったじゃないですかぁ…
うっうっ…うぅぅっ…」
「私、メリーさん…」
「! 気がついた! よ、よかった…!うぅっ…」
「今あなたの腕の中にいるの」
報告しなくて良いからゆっくり眠れ、メリーさん
「私、メリーさん 最近暑くなって寝苦しいの」
「まだ5月なのに暑いよねー」
「だから、エアコンが欲しいの」
「ええー…そんな金無いんだけど…」
「今すぐ欲しいの 買ってくれなきゃバイト先まで後ろに着いていくの」
「じゃあまず携帯の通話料どうにかしてよ」
「うっ…これは…ダメなの」
「毎月1万もかけなくてもいいだろ」
「だって…仕事なの…」
「だってじゃない。払ってんの俺やないか。」
「うち半分くらいはあなたにかけてるの。 愛のメッセージなの キャッ///」
「可愛くしてもダメ。」
「…私可哀相なメリーさん…今冷たい人にいじめられてるの…」
「ん? それ誰にかけてんの?」
「あなたのお母さん」
「ちょw」
そしておかんと結託するメリーさん
「うん、うん、うん、グスッ…そうなの」
(半笑いで泣き演技してやがる…パねぇ)
「うん、代わるの。」
「…もしもし」
「…もしもしたっくん!?」
「たっくんはやめーやw」
「なんしょーんの!あんな可愛い子泣かせてからに!」
「いや俺悪ないし…」
「女の子は大事にせんといかんので!
あそうそう今度の休み帰ってきんさいや、二人で」
「えぇー…うん…ええけど…」
「楽しみにしちゅうけんね!切るよ!」
ガチャッ ツーツーツー
「今度の休み、うち帰ってこいってさ」
「そう、嬉しいの♪」
「へあ、なんで?」
「たっくんの実家に居るととってもくつろげるの」
「たっくんw まぁうちの母さんと仲いいもんな」
「それもあるけど、普通にしてなきゃいけないから
わざわざ携帯でお話しなくてすむの」
「めんどいならやめろよw」
アイデンティティーどうにかしろよおいwww
通話代どころか作業そのものが重荷になってたかw
マッドガッサー「……メリー…私のメリー……」
私は自分が住んでいるアパートの向かい側にあるマンションの屋上に来ていた。メリーが私を手招きしている。奥へ奥へ…と。
私は金網をよじ登り一歩歩く二歩目歩くと地面が無い。でもメリーは私を手招きする。手招きから抱き着いて来てと両腕を広げ、ポーズを変える。でもメリーの立っている所は地面が無い。でも私は関係無かった。一瞬でも良いから一緒になりたかった。
そして私はメリーに飛び付き両腕で確り抱き締めたと思いきや、メリーは私が見ていた幻覚であり、メリーはBYE-BYEと私に手を振る。
そして、幻想のメリーはスッと消えた。
私はそのまま真っ逆さまに頭から20階19、18、17、16、15、14、13………1…頭が地面に付くホンの一瞬、「!」
そこのマンションに住んでいたメリーと目が合いニヤリと三日月を逆さまにした感じの形の口を見せ、逆さまの私に笑みを魅せた。
………
……
…
BADEND
759 :
創る名無しに見る名無し:2009/05/12(火) 23:02:22 ID:6/dPoZIl
マッドガッサーーーッ!!!
うわあああああぁぁ!! メリーさん怖い!
俺の名は目理伊三。今日は自殺未遂を起こした男に事情を聞いている。
「……まあ、なんだ、あんたもご愁傷様だな」
何でも、好きになった『メリーさん』が既婚者だったのが相当ショックだったらしい。
念のために聞いてみたが、俺のおふくろではなかった。よかった。
「で、これからどうするんだい、マッドガッサーさんよ」
「……分からない……」
ボロボロになった男は、がっくりと肩を落としている。
都市伝説が、ビルの屋上から落っこちたくらいで死にゃしないのが、逆に辛かったようだ。
「あーまあ、俺が言うのも何だけどな。女なんて星の数ほどいるんだ。
あきらめて、次の相手を探せばいいさ」
「だが、私のメリーは彼女だけだった」
「……大丈夫、メリーさんも星の数だけいる」
ぽんぽん、と俺は彼の肩を叩いた。
実際、俺以外のメリーさんにも既に何度か遭遇したことがある。
ああ、そういやあ子供が好きでボランティアをやってるメリーさんもいたっけか。
俺は携帯を取り出して、アドレスを確認する。
フォルダは三つ程、『メリーさん』で埋まっている。
俺の名は目理伊三。案外交友関係が広いメリーさんである。
メリーさんネットワークは、世界各地に広がっている。
「私メリーさん」
「いいえ、メリーさんなのは私です!」
「いや、私だ」
「メリーさんなのは……俺ダァー!」
「メリーさんなのか!」
「ああ、後ろにいるからな」
「メリーさんじゃあ、仕方ないな( ´∀`)」
・・・やってみたかっただけとです。
>>753,755
>>758 >>761 つながっとるw
おのおの方、GJですぞ!w
「メリー、ちょい起きてー」
「スースー…」
「っしゃーねーな…」
プルルルル プルルルル
「うんっ…ん…おはよう…」
「これから仕事行ってくるけど、今日遅くなりそうなんだ」
「はいはい…行ってらっしゃい…zzz…」
「ン、そゆことで適当にご飯食べといて」
「え…何時頃帰るの?」
「うーん、夜勤もありそうだからたぶん朝帰りになるな」
「そんなに長い間一人は寂しいの…」
「我慢してくれよ、そういつもじゃないんだから」
「じゃあ、これ持ってって」
「携帯の充電池?」
「9時過ぎたら2分おきにかけるから、その為なの」
「かけすぎww」
「だってメリー、寂しいと死んじゃうの…」
「死なない死なないw
ウサギのアレも嘘だしな、都市伝説ってやつ?違うかw」
「たっくんには夢がないの…」
「金もねぇしなww
ま、帰れそうになったら電話かけるから、もう行くな」
バタン
「私メリーさん、電話…待ってるの…」
「はぁー…やっと仕事オワタ…忙しすぎだろ…
…そういや電話する暇なかったけど…怒ってるかな、あいつ」
カチッ
「携帯見る暇もなかったな…」
着信 41
9:30 メリー
9:31 メリー
9:45 メリー
12:20 メリー...
「かけすぎw 電話してみっか…」
プルルルル
「…もしもし」
「もしもしメリー?オレオレ、今駅前にいっから」「…うん」
ガチャッ ツーツーツー
「テンション低っw」
5分後
プルルルル
「…もしもし」
「もしもしメリー?今コンビニの辺りなんだけど」
「…はいはい」
「切ろうとすんなよw 何か買って帰ろうか?」
「……いい」
ガチャッ ツーツーツー
「相当キてるなw」
5分後
「あれ…鍵かかってるんだけど…」
プルルルル
「…」
「もしもしメリー?部屋の前なんだけど、開けてくんない?」
「…」
ガチャッ ツーツーツー
カチャッ
「謝っとくかなぁ…一応」
プルルルル
「…」
「も…ただいま。電話かけらんなくてゴメンな」
「…」
ガチャッツーツーツー
「目の前で切んなw」
「悪かったよ、だからそんな怒んないでくれよ」
「…」
プルルルル プルルルル
"着信 メリー"
「もしもし?」
「12時間と20分前から放置中!」
「アクエリオンww」
「3時間過ぎてかけたら電源入ってなかった!
諦めて寝ようとしてたらかけられた!」
「(なんだよこの替え歌w)」
「君が帰ってこないから!
ピザを頼んで泣きながら食べた!」
「ごめんw」
「歌にしてみました!」
「イミフw お前テンションおかしくねぇかw」
「うるさい!ほったらかしにして…(もじもじ…)」
「ん?」
「…ハグハグ…あとチューして…」
「えーw まぁ…何か恥ずかしいけどいいか…」
ガシッ
「うわっ、酒臭ぇw」
「私メリー…今あんたの口の中にゲロ吐いてやりたい気分…」
「ちょw誰か助けてwww」
わたしメリー
今羊の海に溺れてるの
プルルルル
「はいもしもしー」
「……」
「もしもしー?」
プツッ
「?」
プルルルル
「はいもしもしー」
「…ゎ…ぅ…ぇ…」
「もしもーし」
「…!」
プツッ
「何なんだ?」
プルルルル
「もしもし?」
「…ぁ………ぅしろ…」
「うしろ?」
クルッ
「うわあああああ!誰やお前!」
「ぁっ…!ぅー…ぇと…ごめんなさい…」
「急に泣かれても…どちらさん?」
「…!ぁっ!…ぁの…すき…」
「あァ!?」
「…!ひっ!ごめんなさいごめんなさい…帰ります…」
「待たんかいコラ」
ガシッ
「ぁぅ…!」
「お前何勝手に入ってきとんのや。警察呼ぼ。警察。」
「け…警察…」
「そや」
「警察はぃゃ…」
「嫌で済んだら警察いらーん!」
「…!ぇっぇっ…ぅぅぅ…」
「あーもー…そこで泣いとれ!」
ピッポッパッ
「もしもしー?警察ですかねー?あのですねー...」
数時間後
「はい、それではこの子は本官が引き取りますので」
「はいーどうもー」
バタン
「君ねぇ、これで補導されるの6回目。次から監視も強くなるよ」
「えぐっ!ぐすっ!ひっく!」
「…にしても今回は大分ひどく怒られたみたいだなぁ
前は暴行されそうになって自分から交番にかけこんでくるし
その前は東京から名古屋まで連れ去られて迎えに行ったっけ…
まぁ今回怒られただけで済んでよかったと思いなさい」
「ぐすっぐすっ…はい…」
「にしても懲りないねぇ…おっちゃん心配だよ。
たとえ君がお化けだとしてもさ…はぁ…」
気弱すぎるww
なぜ「すき」ってw
すきやきがどうたらにちがいない
お化けだとわかってるのかw
おっちゃんいいやつだw
「私メリーさん」
「こんちは」
「今駅前に居るの」
「お菓子準備してますね」
「私メリーさん」
「今は…公園の辺りですかね」
「そう…はぁ…」
「どうしました?」
「いやなんか、私達の関係もマンネリ化したなぁって思って」
「うーん…僕はそれでも楽しいんだけれど」
「…やーめたっ!」
「えっ?」
「ふつうの女の子に、なーろうっと!」
1st CAP
GAME OVER
テレッテーレッテーテーテーテレレン♪
ああもうメリーさんかわいいよメリーさん
フラグ立てに失敗したのかw
メ「もしもし、私。今駅の近くだから」
メ「もしもし、私。今コンビニの辺りよ」
メ「もしもし、もう少しであなたの家の前y あっ!!」
キキィーッ ガン! ガン! ドンッ!
「ちょ、おい大丈夫か!?」
プーップーップーッ
「事故でも遭ったのか…?」
男「あのぅ…」
「はい? うわっ!」
男「おどかしてすいません、メリーの兄です。」
「え?あ、はぁ…」
男「いつも妹がお世話になってます。
あいつ、電話してたら後から車に追突されちゃったみたいで、
こちらに来れそうに無かったんで代わりに私が来ました」
「そうなんですか…ってメリー大丈夫なんですか!?」
男「ん〜大丈夫…じゃないですかねぇ
乗ってた原付はダメかも知れませんけど。ハハハハッ」
「いや、ダメだろそれ!ちょ、俺迎えに行ってきます。近くなんでしょ?」
男「えぇ、向かいの交差点です。
おっと俺も電話かかってきた。仕事戻らなきゃ。
あ、妹よろしくお願いします。それじゃ」
バタン
「えええぇ〜…はぁ…」
タッタッタッタッ
「あ、居た!おーい!大丈夫か!?」
メ「大丈夫じゃないわよー!見てよこれ!」
「うわー…原付ぺしゃんこだな…で、怪我はないか?」
メ「うん。降りて電話してたから。
そしたら後ろからすごいスピードで車が突っ込んで来てー、原付飛ばされたの」
「まぁお前が無事でよかったよ…相手は?」
メ「それがねー、逃げたのー。ムカつくー!」
「おいおいそれ当て逃げじゃないか…警察呼ばなきゃな」
メ「あ、いいのいいの。相手に直接かけるから」
「直接って…」
メ「久しぶりに遊び甲斐の有りそうな人に会えて私幸せよ…ウフフフフ…」
「(めちゃくちゃ生き生きしてる…心配して損した…)はぁ…」
779 :
創る名無しに見る名無し:2009/05/25(月) 00:26:07 ID:qQtQzkbZ
都市伝説キャラクター新アニメ
「メリーさんの憂鬱」
2010年夏公開予定
制作、京○アニメーション
メリーさん「私は人間には興味ありません。この中で幽霊、怪人、現代妖怪は私の所へ来なさい。以上!」
メリーさん「なーんて、やんないかなぁ……」
ゴジラ モスラ キングギドラ メリーさん
大怪獣総攻撃
メリーさん「大きさが、比率が……違うの」
大丈夫どうせ背後に回るから見えない
俺普通に巨大メリーさんとか考えてた。
あ、そういえばふと思ったんだが、後ろに回った時にそこが
壁とかだったら、やっぱり「いしのなかにいる」とかになるのだろうか。
「私メリーさん。いま後ろにいるの」
私は振り返ったが、メリーさんの姿はなく、ただ巨大な足跡が――
琵琶湖誕生の瞬間である。
メリーさんというか、でいだらぼっちとかじゃないかそれw
巨大メリーさんの足下に立ち、上を見上げて……フヒヒw
メリー「……いま、なにか踏んだの」
「私メリーさん、今あなたの後にいるの」
突然鳴った携帯に出たら。女の子の声で、そう聞こえてきた。
私は、これが都市伝説などで聞いたメリーさんの話なのかという考えが頭をよぎった…
ここで振り向いてはいけない、頭では理解している。しかし身体が勝手に動いてしまう
やめろ、やめろ、やめろやめろやめろやめろ、やめ………
思考は恐怖で埋め尽くされているのに身体が動いてしまう。
何者かに操られるように私は後を振り向いてしまった……
そこには、分厚いコンクリートの壁が見えた。
「私メリーさん、今壁に埋まってるの…助けてほしいの…」
携帯からはか細く泣きそうな声が聞こえてきた。
そして私はレスキューを呼び、メリーさんは無事救出され、何故こんなことをしたのかこっぴどく怒られていた。
*いしのなかにいる!*
途中まできちんとホラーしてたのにww
ダンジョンで岩壁の中にワープさせられてそれっきりっていう
けっこう酷いゲームがあったような・・・
ウィザードリィ
794 :
創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 09:15:25 ID:pf5Yzbpf
後の壁女である。
795 :
創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 09:31:12 ID:ZBHxHvqH
「私メリーさん、今駅前のコンビニに居るんだけどサンクスだっけ?」
「え?‥‥いや俺ん家セブンイレブンの方だけど」
「私メリーさん、セブン?じゃあさっきの角じゃなくもう一つ先の交差点曲がった所?」
「違う違う。ていうか駅から反対の方向行ってね?そんな駅から離れてない」
「私メリーさん、反対の方?あ、携帯のバッテリー切れ‥‥‥プープープー」
このスレのメリーさんはドジっ娘ばっかだなww
797 :
創る名無しに見る名無し:2009/05/31(日) 12:43:47 ID:6i8rF6TA
なら…私が本当の恐怖を教えてあげるっ!
まずは黒板を爪で引っ掻くワルツ!
キキキキキきぃ〜ぃぃやぁぁあああっ!?
なにそのウソップスペル
799 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/01(月) 07:47:12 ID:T3jGSCk3
ま…まだ許さないんだから!
この音を耳に流し込んでやるっ!
必殺!アルミホイル噛み噛みシンフォニーッ!
せ、せーのっ
…むひゃ…しゃきしゃきひゃきひゃきむひゃぁあああっ!
もういい…もういいんだよメリーさん…
メリーさんかわいいよメリーさん
何の前触れもなく、携帯電話が振動する
丁度ウトウトと眠気が差していた所を妨害された俺は半ばキレ気味に携帯電話を開く
『非通知』
迷い無く電源ボタンを押し、通話を拒否する
こういう手合いは電源に出ないのが俺の正義…
だが数分もするとまた携帯電話が非通知着信を告げる
再び電源ボタンを押した俺は、機能設定で非通知を着信拒否に設定した
「ちょっ…何よそれ!」
背後から、声が聞こえた…気がした
携帯だけど、乱筆だけど、書いてみたかったんです;;
耳栓を準備するので少々お待ちを…
いたずら電話対策に「オウム返し機能」がついた電話機があったな
メリーさんに効果があるんだろうか
メリーさんに「びっくりするほどユートピア!」した時の反応が気になる
805 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/11(木) 21:25:01 ID:0ebQCQoO
おめめをまんまるに見開いた後、
一思いに首を狩る。
ここのスレ初めて覗いたけど面白いから入り浸ろう。
男「鯖が復旧したようだ」
メリー「何で復旧したの」
男「root★が頑張ったから」
メリー「ち、次はrootの後ろに立つか」
男「え!、まさか鯖が壊れたのって…」
昭和元年、オレは現(うま)れた
無差別に毎日一人の少女が血だらけになり殺される通り魔事件が発生
目撃者も多数
聞いてみると目撃者は必ずあるキーワードを言う
「「「「赤いマントを着けていた」」」」
沢山の少女達は死の恐怖に脅え、昨日も一人、また今日も一人の少女が犠牲者に…
そしてオレはある名前をつけられ、呼ばれるようになった
「赤マント」と…
【現在】
派遣会社バッドウィルで派遣社員として布の製造工場で働いている
例え仕事がキツくたって職が無いよりかはマシだ
何時もの様に働き→お昼ご飯を食べ→また働き→帰宅する
仕事も周りの人達にも慣れて楽しくなってきた
でもまあ、そんな事よりも更に嬉し楽しみなのが次の日は給料日&休みである事だ
赤マント「ん〜、今日仕事終わったらやっと休みと給料日だー」
とまあ、仕事中のびのびする
でもそんな毎日が続けばよかったのだが次の日から不思議な事が起き始めるのであった…
と思ったがそんな事はなかったのだ。
その代わりと言ってはなんだが、
俺の携帯に、電話がかかってきた。見知らぬ番号。
俺はその電話に出る。
「はいもしもし、赤井満人です」
……偽名のセンスの無さには突っ込んでくれるな。
ツーツーツー
電話を出た瞬間に切られてしまっていた
着信履歴をみたが非通知だった
赤マント「単なる悪戯電話だろう」
そう確信し夜道を歩く
小さめな公園を横切り、駄菓子屋と学校を通り過ぎ、オレの住むアパートに着いた
そして玄関のドアの鍵を開けドアを開いた
オレの住んでいる所は家賃4万5000円の風呂なしトイレありのボロアパートだ
でも住むとこが無いよかマシだけどさ
???「今晩は(ニコニコ)」
丁度いい時に来た
赤マント「彼はオレの部屋の隣に住んでいて、オレがアパートに住み始めた時に一番始めに仲良くなった人「間戸(まど)傘(がさ)」さん」
赤マント「因みにオレが住んでいる部屋の上、二階には…誰かが住んでいるのだが会った事がない」
マッドガッサー「誰と話しているんだ?(ニコニコ)」
赤マント「あっいや、独り言っスよw」
とりあえず笑っとく
赤マント「間戸さん、今日凄く嬉しそうですけど何かあったんでスか?」
間戸傘(マッドガッサー)さんがヤケに嬉しそうというか幸せそうな顔をしていたので聞いてみた
マッドガッサー「それがね…」
ガチャン
玄関の扉を閉じる
赤マント「長かった…。」
間戸傘(マッドガッサー)さんの話では何かスッゴい可愛い天使のような女の子がいて…
とかって話で……
赤マント「もしかしてあの人…ロリ○ンなのか?」
試しに書いてみる
『私メリーさん。今、貴方の後ろにいるの』
「もうちょっと強くてイイぞ?」
『これ位でイイの?』
「おお…丁度良いぞ」
『毎日ご苦労様なの、お父さん』
乳の日ですかw
816 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/22(月) 14:15:13 ID:DX+NPMvR
赤マント「(……疑ったがそんなのしょうがない
“そう”なのだからしょうがない
オレだって人妻好きだし
ってどうでもいいわ!)」
虚しいので考えるのは止めた
赤マント「そうだ。それよりも風呂だ。風呂に入りに行こう」
このアパートには風呂は無い
なのでいつも銭湯に行く
オレはいつもの所に置いておいてある銭湯セットと財布からお金を用意して銭湯へ向かった
「おっぱい…おっ…ぱい…はぁ…おっぱい見たいなぁ…おっぱい…」
プルルルル
ガチャ
「もしもし」
「私メリーさん 今あなたの家の前に居るの」
「メリーさん…?め…メリー…ぃっばい…おっぱい…」
「え、ちょ…何言って…」
「うふふふふ…見ぃつけた…僕のおっぱい…」
「何これ…え…電話切れない…ひっ!」
「今君の後ろに居るよぉ…おっぱいぱい…ハァハァハァハァ…」
「きっ…いやああああ!!」
ガバッ
「はぁー…はぁー…夢…よかった…
今日はやめとこうかしら…」
プルルルル
「ひっ!」
銭湯に着きお金を払いさっさと脱いで大きい湯槽へと飛び込んだ
働いた分の疲れを吹き飛んでしまう
40分後
綺麗サッパリしたオレは満足気にそのままアパートへ帰って行った
アパートに着いたら早速キンキンに冷えた缶のビールを一緒に冷やしていたコップに注ぎ一杯飲む
幸せな気分になっている状態のまま布団を出して眠りに着い…た……
はひふへほしゅ
「わらひめりーひゃん……いみゃあにゃにゃのうひほにいひゅのー」
「ああ、おぶってるからな。当然後ろにいるよな」
「もうのめにゃひ……」
「こんなに弱いなら、興味本位で飲ますんじゃなかったな、まったく……」
「あ、でんぴゃー」
「え、ちょっと、うそ、マジで? この状態で転移されたら」
「じゃんぴゅー」
「あ」
「わらひめりーひゃん……いみゃあにゃにゃのうひほにいひゅのー」
「ひゃぁぁあああ!? え、何!? 誰っ!?」
「……す、すんません、お邪魔して」
「な、なんなんですか貴方っ! 人を呼びますよ! ってここ私の部屋なのに、
一体どうやって中に入って……」
「すいませんすいませんすいません、色々事情がありまして! すぐに
出て行きますんで!」
「え、あ……」
「ばっははーい、にゃのー」
「……行っちゃった。……な、なんだったのかしら……」
「……いきなりアレはやめてくれ。俺はともかく、相手の人がマジでびびるだろ」
「ごめんにゃひゃいー……もう、しにゃい……ねみゅ……」
「……寝てていいぞ。家に着いたら、ちゃんとベッドまで運んでやるから」
「そのみゃみゃおしょわにゃいでなのー……すぅ」
「襲うかっ! ……って寝たか」
「……すぅ」
「……襲いそうになる前に、さっさと寝かせてさっさと自分の部屋帰ろ、っと」
終わり
メリーさんの弱点発覚wしかし限度を守れば楽しい酒飲めそうだなw
次の日
清々しい朝だ
軽くひと伸び
全く眠たくない
寝つけが良かったのかも知れない
そう考えながら1回顔を洗いスッキリした
朝御飯も適当に作って食べて歯を磨きに行った
雲が一切なく太陽と青い空しかない、最高に天気がいいので布団も干してしまう
さっさと服を着替えてしまい出掛ける準備をする…
…服を間違えた
いつもの癖で仕事での作業服を着てしまっていた
……
…
次は間違えていない
改めて銀行でお金を下ろし買い物へと出掛ける
玄関のドアを開け外へと…
赤マントの人、いつも続きまってますよ(^-^)/
で、いまさらなんですがトリつけてはどうでしょうか?
824 :
創る名無しに見る名無し:2009/07/10(金) 23:46:37 ID:ipdmUv12
オレがいつも働きに行く道の反対側を20分ほど歩いた所に商店街がある
商店街というと大抵が寂れてしまい人の賑わいもないイメージがあるのだがこの商店街は違う
なにか昔を思い出させてくれる匂いと良い感じで寂れていて商店街にしては驚くほど賑わいを見せている
そしてそんな商店街に一ヶ所バス停が存在する
オレはそこのバス停にたどり着いた
タイミングよくバスが来てくれた
オレはそのバスに乗り大型のデパートへ移動する
何事もなくバスはスムーズに目的地まで進んで行く
その中で乗客が減る事はなく増えていく一方でオレが立っていた場所も少しずつ狭くなっていった
ドンッ
???「あ、スミマセン」
こういった様に狭くなるとぶつかったりもするもんだ
『次は、猿夢デパート前』
ピンポーン
とボタンが誰かに押される
バス停まで着きオレは降りた
降りたバス停の直ぐ目の前と言っていいほど近くにありデパートもかなりデカイ!
テレビでも放送されたぐらいだし…
赤マント「入ってATMで金下ろさないとな」
オレは吸い込まれる様にデパートの入り口へ入って行った
>>823 ワハハ御待たせしましたw
酉ですか…
ん〜、申し訳ないです
酉とかそういうの好きじゃないんですよw
すいません
ありがとうございます
/_____ \ > |
|/⌒ヽ ⌒ヽヽ | ヽ > _______ |
| / | ヽ |─| l  ̄ |/⌒ヽ ⌒ヽ\| |
/ ー ヘ ー ′ ´^V _ ●), 、(●)⌒i
l \ / _丿 \ ̄ー ○ ー ′ _丿
. \ ` ー ´ / \ /
>ー── く / ____ く
/ |/\/ \  ̄/ |/\/ \
l l | l l l | l 違うスレにコピペするとスネ夫がドラえもん
ヽ、| | ノ ヽ、| | ノ に変わる不思議なコピペ
-──- 、 _________
「私メリーさん、これからあなたのところに行くの」
「馬鹿野郎、夜中に女一人で出歩くな! 俺の方から合いに行く!」
「え、あ、ありがとう。待ってる……」
「さて寝るか」
ラウンド1
○男 (3分25秒 期待させるだけさせておく) メリーさん×
「私、メリーさん?」
「知らんわ」
俺の名は目里伊三。今日は行き着けの小料理屋に来ている。
「ニュース見たんだけどさあ。
暴行されて放置された男が凍死したんだって?」
「ああ。この暑いのにな」
ここの店主は少しとうのたった美人で、常連からの人気も高い。
「人間は20度でも凍死するんだよ。昨日は冷えたしねえ」
おかげで寝やすかったけどと店主が笑う。
「しかし、悲しいねえ」
「珍しいな、あんたが人の生き死にを悲しむとは」
俺の言葉に、彼女はまた笑った。
「この暑い中で凍死されちゃあ、ウチの商売あがったりだよ」
「おいおい……」
俺は苦笑する。
と、ガラガラと店の戸が開いた。
「うー、あーつーいー」
「あら、サキちゃんいらっしゃい」
「雪花さーん、かき氷くださーい」
「はいはい」
空のガラス鉢を取り出し、フッと息を吹くと瞬時に氷……いや、雪が現れた。
「わーい」
イチゴシロップをかけてもらいパクパクとかきこむ後輩を見ながら、
俺はため息を漏らす。
俺の名は目里伊三。
行き着けの小料理店『雪の花』に来ている。
ここの店主の名は、雪花。いわゆる、雪女である。
「はあ……サキちゃん本当に可愛いわねえ。食べちゃいたい」
ついでに、百合女である。(性的な意味で)
にげてーww
831 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 14:44:43 ID:yRy3GjZ6
メリー「ぁ〜もしもし?メリーなんだけどさぁ〜今からそっち行くから」
俺「・・・・・ガチャン」
俺「んだよ・・・いたずらか」
〜数分後〜
メリー「ぅぅぅぅぅ・・・なんで・・・何で切ったの?・・・」
俺「・・・・・・ガチャン」
そのときオレは後ろから泣き声が聞こえたきがして振り返ってみた・・・
そこには・・・血まみれの・・・・(ry
マリーさん「パンがないならケーキを食べればいいじゃない」
マリーさん
ミリーさん
ムリーさん
メリーさん
モリーさん
妄想が広がるぜヒャッハア
ムリーさん「もう駄目なの。絶対に駄目なの。できないの。決まってるの」
諦観しがちですぐに無理無理と言ってしまうムリーさん。
835 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 01:04:40 ID:l4l6Cekg
デパートの中は広く、人も多く居た
暫く中を歩いていくとATMが有ったのでそのでお金を降ろして更に歩いて行く
すると広いスペースが空いている所で子供がある人に群がっていた
見た目からみたら背の高さでは大人だろう…そしてガスマスクを被っていた
ガスマスクを被った人と周りの子供達の手には風船
しかも風船といっても、犬や剣や花…勿論普通のもあった
ガスマスクの人は子供達に人気のようだ
その子供達の中に1人だけ何故か目立つ子がいる…
見えているのは背中なので顔が可愛かったとか、服や派手だったりカラフルなわけでもない
とりあえずその子は女の子である事は分かるが何処か違った…
なんといえばいいのか分からない…オーラというやつだろうか…?
ていうかその子を見に来たワケでは無いっての
と、自分に突っ込み買い物の続きを始めた
買い物の続きをしている時にふと気付いた事があった…
赤マント「(…そういえば今の年頃の女の子って指輪付けてんだな)」
…そんな事を考えながら買い物をして……
……終わらせた
デパートから出た時にはもう夕日が照らす時間になっていた
早く帰らないとすぐに暗くなるので急ぐ様に帰る
帰る時の夕日が眩しかった…
「あら?パンが無ければブリオッシュを食べればよろしいんじゃなくて?」
高飛車お嬢様、だけどちょっぴり寂しがりやなマリーさん。
「ん〜今日もいい天気!まずはダッシュから!」
スポーツ万能、健康優良活発女子、ミリーさん。
「無理なの。どうせ失敗するの。何もしない方が良いの。」
常にネガティブ。裁縫とかが得意で家庭的なムリーさん。
「私、メリーさん。今、あなたの後ろに居るの。」
這い寄るヤンデレ、不思議な感じのメリーさん。
「モンスターを捕まえて戦え!最強のチームを作るのじゃ!」
モンスター闘技場支配人、モリーさん。
5人集めて戦隊でも組むつもりかw
「私、メリーさんをそろそろ卒業しようと思うの」
「ふーん、メリーさんを卒業してどうすんの?」
「どうもしないの。ただ卒業したいの」
「そっか。じゃ、そうしなよ」
「うん…」
「そんじゃ、今度から何て呼んだらいい?」
「うーん…」
「ミリーさん?」
「何か、多重人格みたいで嫌」
「ムリーさん?」
「無理矢理な名前ね。嫌」
「メリーさん?」
「羊の肉、とってもヘルシー。嫌」
「モリーさん?」
「もりくん…。ぐすん」
「ヤリーさん?」
「どこまで行くの?」
ヤリーはらめぇえええ
「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」
いつもの時間、いつもと同じように、彼女は現れた。
「また来たか。毎日よく飽きずにやってくるな」
この言葉はひどく彼女を傷つけたようだった。彼女はしばらく、何かを
言いあぐねるように押し黙った。俺が沈黙に耐えかねて口を開こうとした
時、ようやく彼女はその言葉を口にした。
「あなたのことが、好きだから……」
再び静寂がその場を支配した。
「今夜はもう帰りたくないの……」
俺は荒々しく彼女を抱き寄せ、その服をゆっくりと……
「破ァーーーーー!!!!!!!」
その瞬間、荒々しい声が聞こえたかと思うと、メリーさんはすぅーっと
消えていった。寺生まれで霊感の強いTさんだ。
「あの霊は随分お前に執着していたようだ。危ないところだったな」
彼はそう言い残すと颯爽と去っていった。
おいwてめえwww余計なことすんなwwwww。改めてそう思った。
Tさんwwwなんてことをw
Tさんwwww
だが、これが最後のメリーさんだとは思えない・・・
メリーさんマークII、発進します!
Zメリーさんと見せかけてメタスリーさん、修理装置積んで発進します!
スパロボかよw
上にあったミリーさんで参加してみる。
「もしもし?
私ミリーさん、いま、あなたの後ろにいるの・・・。」
突然の電話から聞こえてきた声は、女性特有のかわいらしさはあるものの、
何か言い知れない薄気味悪さが漂っていた。
オレは急に身の危険を感じ、ほとんど反射神経のようなもので後ろを振り向いた!
・・・だが、
そこには誰もいなかった・・・。
いったい?
からかわれたのだろうか?
電話はまだ繋がっているようだ・・・。
「誰も・・・いないじゃいないか・・・。」
オレはそのまま、辺りを確認すべく足を踏み出した。
「きゃあああああ! ダメェェェ!!踏まないでぇぇぇ!! 踏んじゃダメェェ!!! きゃああああああ 」
プチッ!
えっ?
・・・・
ツー、ツー、ツー、ツー・・・。
電話は切れてしまった・・・。
いや、それよりも・・・足の下のあの感覚・・・。
まさか・・・
そーっと、右足を持ち上げると、
そこにはミリーさんの・・・ry
この事件がトラウマとなり、オレは二度と女の子と口を聞くことができなくなった・・・。
ミリーさん可愛いじゃないかww
女の子がゴキブリに見えるのか
「はぁ・・・いいなぁ・・・ウチにもメリーさん来ないかなぁ・・・」
デッデケデケデケ
「んだよこんな時間に・・・職場からか・・・はい、もしもし?」
「・・・私、メリーさん」
「ちょ、え、あう(キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!)」
「い、今からね、あなたのお家に行くから」
「は、はい!待ってます!」
「え? あ、あぁ、ありがと。じゃ。」ガチャン
うおお。 何か知らんが俺のところにもメリーさんキタ。
メリーさんてあんな声なのかぁ・・・萌えボイスすなぁ・・・
・・・さて、いつ来てもいいように部屋を片付けるkピンポーン
「早っ」
まぁ、いいか。 きっと気が付いたら後ろに立ってたりするんだ。
今から片付けても一緒だろう。
「はいはーい、今開けるからねー」
ガタンッ
ドアノブに手をかけた瞬間、僕の背後で物音がした。
きっと、そこにはメリーさんが居るんだろう。僕のメリーさん。
可愛い可愛いメリーさん。
「痛ってぇ!」
可・・・愛いメ・・・リーさん。
「ちょ、挟まったし!マジ無理マジ無理!助けて!」
振り向きたくなくなってきた。
ギャルwww
こんな所だけ現代日本に対応されてもw
恐る恐る振り返ってみると、
脚立を置くために開けておいてある80cmほどのタンスと壁の間に
メリーさん・・・だと思われる人物が挟まっている
成人男性なら少々窮屈な思いはするかもしれないがつっかえたりしないと思うが
白鵬と呼んだ方が正確そうなガタイの彼女はぎゅうぎゅうに詰まってしまっている
「ちょちょ、ちょっと!見てないでこれどかしてよ!」
白鵬に不意に呼びかけられて現実に帰った。
「お、おぉ」
頭は混乱したままタンスを引っ張ってみる・・・がビクともしない。
確か搬入の時大男二人が担いできてたな・・・
「重くて俺だけじゃ動かせないよ、せーのでこっちに押してくれるか」
「オッケオッケ!なんでもいいから早くして!」
「よし、せーのっ」
ドガン!
一瞬何が起こったか良くわからなかったが引っ張った瞬間
凄い勢いでタンスがこっちに倒れこんできた
上部が壁に突き刺さっている。俺は尻餅をついたおかげで無事だったが・・・
「いやー、いっつもドアから入れねーから後ろ来たら
つっかえちゃってビックリした! つかあっつ!」
横綱はシャツをパタパタさせながら息を荒げている。
「あの・・・メリー・・・さんですか?」
タンスの下から這い出ながら恐る恐る聞いてみた
「そう!そうよ!私がメリーです!トゥース!ww」
親指みたいな人差し指を付き立てながらにこやかに笑うその顔には
重油みたいな汗がたっぷり染み出していた。 死にたい
これは確かに死にたいw
重油wwww
トゥースwwwww
これはいやだw
匂いは?
ザーー・・・
外は雨か。 結構強い雨の音がだんだん強くなってくる。
眼が覚めてきた。
「ふぅー・・・暑いな・・・」
身体を起こすと、シャツが汗だくだ。
まぁ最近暑いからな・・・・・・ ・・・ ・・・ いや違う。
左半分だけ特にぐっしょりと濡れている。
「・・・」
無言で自分の左側を見やると夢から覚めて現実に、そして悪夢へと戻された。
無意識に布団だと思ってた大きい塊は、・・・メリーさんだ。
そうだ、昨日あれから早く帰って欲しかったのだが、
メリーさんルールだとかよくわからない理由でとりあえず
当日帰るわけには行かないということで強引に俺の部屋に一泊することになって
暑いのとヤケになったのでビールをいくらか飲んで
寝る場所が無いからと言うので俺は床で寝ようとしたらベッドに引きずりこまれて
最初は抵抗したんだが、甘い可愛らしい声で誘われて、
だんだん酔いが回ってきて彼女の顔もよくわからなくなって、
スレに書かれてた可愛らしいメリーさんのイメージが浮かんでくると
そのうち悪い気もしなくなってきて・・・
・・・そこから記憶がない。俺は・・・・・・いや、その先を詮索するのはよそう・・・
「私、メリーさん 今ダーリンの後ろに居るの」
どうしてこうなった・・・
酒で人生オワタwww
メリーさんが都市伝説として恐れられていたのは、こういうことだったのか
___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ) どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ ) どうしてこうなった!?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ どうしてこうなった!
|.....||__|| └‐、 レ´`ヽ どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
| | ( ./ /
___ ♪ ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄|| _ ヽ( ^ω^ )7 どうしてこうなった!
|.....||__|| /`ヽJ ,‐┘ どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ ´`ヽ、_ ノ
| | ( ./ / `) ) ♪
___
♪ ∩/ || ̄ ̄||♪ ∩∧__,∧
_ ヽ|.....||__|| 7 ヽ( ^ω^ )7 どうしてこうなった!
/`ヽJ ,‐┘/`ヽJ ,‐┘ どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ ´`ヽ、_ ノ ´`ヽ、_ ノ
| | ( ./ / `) ) ♪ `) ) ♪
「なぁ、そろそろ帰ってもいいんじゃないか」
結局今日は体調不良を理由に会社を休んだ。
まんざら嘘というわけでもないのだが。
「えー なんでそう帰そうとするのよー
彼女居ないんでしょ?もちょっといいじゃなーい」
横綱にうりうりされる。いかん。このままでは寄り切られる。
「だいたい、メリーさんて何しに来るんだよ!」
「まぁデリヘルじゃないからこういうのは稀だけどねー」
「くっ・・・ちくしょー!もういいから帰れよ!」
半泣きになりながら叫ぶ。もう恥もクソもない。
「何よー!言われなくたって帰るわよ!バーカ!バーカ!童貞!」
「うるせー!肥満体!メタボリックシンドローム!」
バタン!
あんなメリーさんでも、いざ居なくなると寂しいな・・。
・・・! いかんいかん! 感傷に浸ってたらひょっこり戻ってきそうだ。
はぁ・・・それにしても、とんだ災難だった。
一人の人間の一生のうち、メリーさんが来る確立ってどのくらいなんだろう。
某メリーさんスレを読みながら考える。
もしかして、俺の一生でやっと来たメリーさんがアレで、
そしてもう2度と来ないんじゃないだろうか。
そう考えると物凄く人生が暗く思えてきた。涙も出てきた。
「はぁ・・・メリーさん来ないかなあ、可愛いの」
デッデケデケデケ
「ん? 上司からか・・・明日は出ますって言っとくか・・・もしもし」
「もしもし?私メリーさん」
「え、あ、ちょう(またキタ━━(゚∀゚)━━!!!)」
「今、あなたの家の前に居るの」
頭の中にふと黒い記憶が蘇る。
もしかしてアイツじゃないのか。声は違うようだけど・・・
無言で玄関まで歩いてドアスコープを覗いてみる。
「あれ・・・」
そこには確かに携帯を持っているメリーさんが居た。
今度は・・・可憐な美少女だ。
「お待ちしておりました」 ガチャッ
「えっ!? ビックリした・・・えと・・・おじゃまします・・・」
神はもう一度チャンスをくれた。 今度こそ、今度こそ
あの忌まわしい記憶を振り払って俺にもバラ色のメリーさんライフが訪れる。はず。
〜まともなメリーさんが来ない 第2話〜
彼女を丁重に部屋に迎え入れる。
ふいにベッドの上が大変な事になってるのに気が付いた。
「あ、あ、あ、あ、えーと、ちらかっててごめんね、エヘヘ・・・」
「いえ、私こそ急に来てしまってごめんなさい・・・」
望むところです。
「ま、まぁ座って・・・お茶でも出そうか・・・」
「あ、えと・・・はい・・・お願いします・・・」
彼女はちょこんと可愛らしく座って僕を見ている。
これ。これですよ。これを待ってた。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
お茶を出して対面に座る。
「あの・・・いきなり来て申し訳ないんだけど、ひとつ謝らなきゃいけないことがあって・・・」
「え?」
「あの・・・メリーさんルールっていうのがあってね」
その単語を聞いた瞬間目眩が起こり倒れかける
「わっ!だ、大丈夫!?」
「あ、あぁ大丈夫・・・ちょっと寝てないだけさ・・・
んでアレだろ?一晩帰っちゃいけないってルールなんでしょ」
「え、えぇそうなの。 ・・・知ってるの?」
そう。知ってる。 また目眩が起きそうになった。
・・・それにしてもそんなルールがあるなんてスレには書いてなかった。
最近出来たのだろうか。
「ちょ、ちょっといろいろあってね・・・まぁ狭いけどゆっくりしていってもらえたら・・・」
「いろいろありがとう」
好感触。 横綱もこの為の予行演習だと思えばよかったのかもしれない。
「もし寝るんなら、ちょっと今ちらかってるけどベッド使っていいから・・・」
不意に口走ってしまったが、ヘンな意味に取られないだろうかと不安になる。
妙にガッツくことに抵抗がなくなっててやっぱりマイナスだったかも・・・
「あ、ありがと・・・でも出来たらね、朝までお話したいな」
「へ?お話?」
何をガックリしてるんだ俺は。
「うん。私ね、絵を描くのが好きなの。
だからあなたにも描いた絵を見てもらいたいし、
あなたが今まで見た美しい風景のお話なんてしてもらえたら
きっとこれからまたいい絵が描けるな、なんて
・・・あっごめんなさい・・・私のことばっかり喋っちゃって・・・」
いいんです。 大好きです。
「いや、全然いいよ! 俺も、絵は好きだよ」
「ほんとう?」
彼女の表情がぱっと明るくなる。カワイイ。
それから朝まで絵の話をした。
彼女が書いたイタリアのなんたら川の風景画とか
中世の偉大な画家の話とかうんたらかんたら
まず絵が好きだってのがウソなので話を合わせるのに苦労したが
ロンドンがフランスの首都だとか言ってしまっても
彼女は笑ってくれた。
ヨーロッパの知識なんてセリエAにベッカムが居るとかしか知らない。
「あら、もうこんな時間・・・」
「ほんとだ 早いね」
物凄く長く感じたがでも彼女の笑顔を見てるのが楽しかったので苦にはならなかった。
「もう帰らなきゃ・・・」
「え、もう帰っちゃうの?」
「えぇ・・・あ、そうだ。そういえば私今度個展を開く事になってね」
彼女は鞄の中をゴソゴソし始めた。
「はい、これ」
手渡されたのは、1枚のチケット
「初めての個展なんだけど、昔お世話になった先生がよくしてくれてね、
街中で開けることになって・・・なったんだけど、緊張しちゃって・・・
もしよかったら、見に来てくれない?
あなたが居てくれたら、安心・・・する・・・から」
「いいいい行くよ!きっと行く!」
むしろガードマンになる勢いで一日君を守るよ。
「ほんと!? ありがとう!」
嬉しそうに笑いながら両手で僕の手を握る。
彼女の手はやわらかくてあったかい。
「へへ・・・お安い御用さ・・・」
俺マジイケメン。
「それじゃあ、会場で待ってるから。約束よ!」
「あぁ、楽しみにしてるから!」
僕らは指きりげんまんをして別れた。
待っててくれメリー。 僕が君の個展を成功させてあげるよ。
メリーさん設定がなんか妙な方向に膨れ上がってますなw
なんだ画廊で何かアレか(
個展当日 ・・・開場4時間前。
流石に早く来すぎた。
もし準備してたら手伝ってあげようと思ったのだが
準備はどうも昨日終わってるらしく今日は開場を待つのみだ。
そりゃそうか・・・
デッデケデケデケ
「もしもし」
「もしもし、私。」
「あぁ、おはよう」
不意に肩をぽんぽんと叩かれる
「うわっ!ビックリした!」
「ウフフフw もしかしたらあなたかな、って思ったら、やっぱり」
どうしよう。早く来すぎて恥ずかしいのだが。
「えっと、その・・・準備してたら手伝おうかなー・・・なんてね・・・w」
「ありがと。 今は中でスタッフが休憩してるから、よかったら一緒にコーヒーでもどう?」
願ったりかなったりだ。 少し眠くてコーヒーはありがたい。
「あぁ、そうするよ」
僕らは施錠されているビルの裏口地下駐車場から入って
5階の個展準備室に入った。
「し、失礼します・・・」
「やあ、よく来てくれたね、君がメリーの話してた」
初老の男性がにこやかに歩いてくる。
俺の話?
「あ、あぁそうか、君は知らないのか。まぁコーヒーをどうぞ」
「いただきます」
パイプ椅子に座り、コーヒーを受け取る。
「この人が、私が話してた先生」
「どうも、初めまして。」
「初めまして。」
そういえば絵を描きそうな顔をしている。
「実はね、私も・・・その、「メリーさん」の一族なんだよ」
ボフッ! コーヒーを少し噴出してしまった。
「あ、あぁすまない急にこんな話をしてしまって」
「いえ、いえ、いいんです。なんとなく聞いた事ありますから。
男性のメリーさんもいらっしゃるって。」
ソースは2ch。
「うん。実はそうなんだ。 そして私は彼女に絵を教えてね、
我々が人間の世界に、都市伝説としてではなく、一人一人の人間として
受け入れてもらえるようにとこの個展を開いてみたんだ」
「へぇ、そうなんですか どうりでメリーさんの話も熱がこもってました」
彼女が照れている
「・・・でも、何でまたメリーさんが」
「まぁそれなんだがね、恐らく普通のやり方では、芸術レベルの高い昨今では
そうウケないだろうと、残念ながら考えた。
そこでまずは都市伝説の通り電話で現れて、個展に誘ってみることにしたんだ。
まさかメリーさんが、個展に招待しに来るなんて思わないだろう?」
「え、それじゃあ結構回ったんです?」
「そうだな、彼女だけじゃないが営業ということでここ数週間いくらか」
営業だったのか・・・またまたガックリする。
だが彼女らの夢を応援するというのも悪くないんじゃないか。
気が付くと開場10分前になっていた。
「よし、そろそろ開場の準備するぞメリー」
「はい、先生」
「僕も何か手伝います」
二人が入り口の方へ歩き出したので慌てて後を追った。
どんなオチが待ってるんだ?
ワクテカ
メリー・モンゴは泣かない
大通りから少し入った雑居ビルが会場ということもあり、
ちらほらと客が入ってくる。
メリーと先生は、客に絵の解説をする為に忙しく回っている。
僕はというとすっかりスタッフ気分だ。
お客の誘導から売れた後の棚に次の絵を持っていく手伝いをしたりしている。
「ふぅ、少し休むかな」
昼前になり、することも無くなったので休憩することにした。
会場内で座ってるのもマズいので、準備室の袖口の目立たないところに引っ込んだ。
「はぁー メリーも頑張ってるな〜 ・・・ん?」
何やら後ろの方でひそひそ話が聞こえる。
悪いと解っていながら聴いてしまう。
「・・・それで、どうだ 成績は」
「まずまずといったところですね、今はだいたい8割、残りの客もまぁ大丈夫でしょう」
「そうか、後は・・・あの手伝ってる奴だけだな」
「彼は最後まで残ってるでしょうから、・・・まぁとっておきを」
「フフ、そうだな」
なんだろう。恐らく俺の事だろうけどとっておきって。
「あれー、こんなところに居たんですか?」
不意にカーテンをめくられてドキっとする
「あ、目立たないところに居た方がいいかなって・・・w ははは」
「えと、申し訳ないんだけど、予想以上に絵が売れたんで、
早めに切り上げることにしたんです」
この個展は個展とは銘打っているが今後の活動の為に展示即売会も併せている
なので、絵がなくなれば当然おひらきというわけだ。
「あ、ああそうなの。 よかったね、好評で」
「えぇ。 それで、一日手伝ってもらったお礼がしたいんだけど」
「お礼?」
「うん。 スタッフルームで待ってるわ。」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
疲れて座ってた足腰に力が急に湧き出る。
一日頑張った甲斐があったというものだ。
僕はスタッフルームに向かった。
「失礼しまー・・・あれ?」
スタッフルームのドアを開けると、電気がついていなかった。
真っ暗ではないのだが、薄暗くてよく見えない。
「誰も居ないのかな・・・?」
カチャッ
不意に電気が付く。 眩しさを手で遮りながら部屋を見渡すと、
スタッフ全員と、先生と、メリーが居た。
そして部屋の中央には何か布を被った大きな物がある。
「お疲れ様ー」
一斉に声をかけられる。僕はまだ眩しさに慣れている途中だ。
「お、お疲れ様です。」
「今日は一日手伝ってくれてありがとう。
それでね、先生と相談したんだけど、次の個展はスイスでやることになったの。」
「そ、そっか・・・すごいね、世界を廻って・・・」
「うん・・・だけどこんなによくしてくれたあなたと別れるのが寂しくって」
嬉しい事言ってくれるじゃ(ry
「それでね、私の描いた最新作をあなたに・・・」
メリーが布をひっぱると、昨日さんざん話していた
「メリーさん」というタイトルの少女の絵が姿を現した。
どこか寂しげで、物憂げだが、美しい少女の絵だ。
「これを・・・僕に・・・」
「ゴホン」
咄嗟に先生の咳払い。
「あー、それでね、メリーの今後の活動の為に、君に協力してもらいたんだ。」
「協力?」
「あぁ、この絵を買って貰えないだろうか。」
「・・・いくらするんですか?」
「最新作の絵でね、各方面でも注目を集めている。
今の市場価格は100万円だ」
「ちょ、ちょっと待ってください、俺そんな金ないんですけど・・・」
「あぁ、君にはよくしてもらったし、特別に半分私が持つ。これでどうだろう
それでも高く感じるかもしれないが、今後メリーが成功すれば
価格はもっと上がるだろう。 投資と思いたまえ」
・・・マズい。なんかマズい。
「あの・・・すいません俺無理です・・・」
言った瞬間、メリーは青ざめて、顔を覆い隠してしまった。
スタッフもざわつき始める。
「き、君、いくらなんでもそれは・・・」
「へ?」
「彼女の絵はまだ公には出回ってないとはいえ絵画界では期待の新星として注目されている。
この会場に展示してあった絵だってウン十万はくだらない。
その中から特別珠玉の絵を破格の値段で譲ろうというのだぞ」
「え、ちょちょ、ちょっと待ってください」
わかった。こいつらエウリアンだ。
室内を見渡す。 ドアは2つあるがキッチリガードされており脱出は容易ではなさそうだ。
気が付くのがあんまり遅すぎたが、気が付いた以上もうここに居る必要は無い。
「さぁ、契約書はこれだ。拇印を押してくれればそれでいい。」
知るか。 もはや絵のことなんてどうでもいい。
メリーが冷ややかな視線をこちらに向けている。
少し惜しい気もするが、彼女の優しさは営業だったのだ。
何も期待することはない。
「ちょっと、ゆっくり見させてもらえますか?」
俺はそう呟くと、絵の近くにゆっくりと寄った。
そして次の瞬間―額縁を両手で掴むと思いっきり振り上げた
「な、何をする!」
先生が慌てて叫ぶ。ちらと扉を見るとガード役も少し慌てている。チャンスだ。
「うおおおおお!!!」
眼を向けていた方とは反対のドアにいきなり走り出し、ガード役に絵を投げつける
「うわっ!」
ひるんだ隙にドアを開け、しゃにむに走った。
「おい、追え!早く!」
後ろからバタバタと走ってくる音がする。
ビルの構造はよくわからないが、とにかく階段を下りて・・・速く・・・!
「待てっ!」
意外に追っ手の脚が速く、入り口までもう少しというところで追いつかれそうになる
くそっ! ここで捕まったら終わりだ!
ドンッ!
ビルを飛び出してすぐ、でかい女にぶち当たった。
「いてて・・・すいません・・・」
「アンタ、こんなとこで何してんの?」
「え・・・? あ!」
服が違ったので解らなかったが、そこに居たのは紛れも無く横綱・・・いや
救いのメリーさんだ。
「な、俺を助けてくれ!」
「は?意味わかんねーし」
首を傾げる彼女の背後に隠れると、追っ手が3人立ちはだかった
「そいつを渡せ」
彼女の背中にしがみつきながらふと考えたが、あの時の追い出し方を思うと
今突き出されてもしょうがないな・・・ 俺はだんだん諦めムードになってきた。
「ダーリンに何すんのよ!ボケ!」
一瞬、ごっつい腕が振り払われたかと思うと、追っ手は派手にふっとんで、
地面に叩きつけられた。
「すげえ! さすが横綱は違うな!」
「あ?」
「いや、なんでもないです・・・」
「ったくもう・・・あれ?あいつらいねーんだけど」
「ほんとだ」
気が付くと、倒れていた追っ手は姿を消していた。
「そいやなんであんた追っかけられてたわけ?」
「まぁ、話すと長くなるんだけどね」
無理やり腕を組まされて半ば宙吊りになりつつ俺は答えた
「エウリアンに捕まっちゃってさ・・・」
「プッ!だっせー! やっぱ童貞じゃんww」
まさかそのエウリアンもメリーさんだとは口が裂けても言えない。
「あんたの事だからメリーさんが来たと思ったらエウリアンだったりしてね」
・・・バレてる。
「あ、もうここからは一人で帰れるよ・・・今日はありがと」
「素直に感謝なんて珍しくね? まぁいいわ。楽しかったから。バイバイ!」
こんなに彼女を頼もしく思った事も無かったなと、一人部屋に戻る。
今日は散々な一日だった。 とっとと寝てしまおう・・・
デッデケデケデケ
背筋が凍ったかと思った。
すっかり存在を忘れていた携帯がズボンの中で急に鳴り始めた。
「ん?カーチャン? はぁ・・・なんだろ・・・もしもし」
「もしもし・・・私メリーさん・・・今会場に居るの」
「・・・!」
悪夢はまだ終わってなかったようだ。
「どうして逃げたの?」 プチッ
震える手で携帯の電源を落とす。
デッデケデケデケ
「・・・!?」
電源は入っていない。なのに携帯が鳴っている。
・・・そうだ、出なければいい。出なければ・・・
ガチャッ
「もしもし・・・私メリーさん・・・今会場のビルの裏に居るの・・・」
勝手に通話モードになっている。
気づくのが遅かったと思ったときには既にもう遅すぎたのだ。
何故メリーさんがエウリアンを、ではない。
メリーさんだから、エウリアンをしていたのだ。
「今からあなたのお家に行くから・・・私の絵を持って・・・」
どうしよう、たぶん彼女はこのまま俺の家に直行してくる。
恐らく、信じられないようなスピードで。
さらに、思い出したくない事も思い出した。
先生もメリーさんの一族と言った。
とすれば、スタッフや追っ手の連中も恐らくそうなのだろう。
敵は一人ではないのだ。
俺がメリーさんから逃げた先に現れてもおかしくない。
一体どうすれば・・・
♭ wktk!
. 〃〆⌒へ ♪
./´ノ ヘヽヽ )ヾ
ノ( ● ●)¶|y
ノ > .▽丿 ミヘ)
〆^ん 《゙ン
メリーさんから逃げる そんな事は今まで考えた事も無かった。
ただ、メリーさんがウチに来てくれたらそれでいいと思っていた。
今は違う。
本題に戻る。 メリーさんから逃げるにはどうしたらいいんだろうか
電話がかかってくる度にある程度の距離を移動しているようだが
その距離には制限がなさそうだ。
だんだんと間隔が短くなって最後は後ろに居る、というお約束。
・・・ダメだ。少し考えてみたが逃げる方法を思いつかない。
今はとにかくここを離れよう。
やるだけのことをやるしかない。
今さっき帰ってきたばかりな気がする玄関に座り、靴紐を硬く結ぶ。
これからしばらく走り続けるんだ。そう言い聞かせると自然に力が入る。
デッデケデケデケ
携帯が鳴る。
もう半ば諦めて着信ボタンを押す。
「・・・もしもし、私メリーさん。今あなたの部屋の前に着いたわ」
「・・・」
「また、開けてくれると嬉しいのだけど」
俺は無言で立ち上がった。
無論、開ける為ではない。
音を立てないようにドアに近づくと、ドアスコープを覗き込む。
・・・居た。 彼女は何か大きなもの・・・恐らくあの絵だろう。
布に包んだ絵を抱えて立っている。
大きな帽子を被っていて顔はよく見えない。
「居るんでしょう?そこに」
ふいに携帯から彼女の声が聞こえて震えた。
メリーさんの口元がにやりと笑う。
ピッ!
俺は乱暴に携帯の電源を落とした。
ダメだ。こちら側から逃げ出すのは得策ではない。
静かに踵を返すと、土足のまま部屋の方へ、そしてベランダへ出る。
俺の部屋はアパートの2階で、裏手は空き地になっている。
飛び降りようと思えばいけそうだが・・・
ドン ドン ドン
ドアを激しく叩き始めた。
迷っているヒマはない。 しばらくこの部屋には戻れないかもな・・・
「っつあ!」
ほとんど無意識に部屋から飛び降りた。
着地はイメージしてたよりずっとかっこ悪くかつ痛かった。
「っでぇ・・・なんこれ・・・」
足がズキズキ痛む。
それでも、とにかく立ってここから逃げ出さなければ。
痛む足を引きずり、立ち上がる
その瞬間、足に力が入らなくなり俺は前のめりに倒れた。
「まさか・・・」
足首をさすってみる。 ズキズキとした痛みがさらに強まる。
そして変な方向に曲がっているのを見て・・・絶望した。
脱出の第一歩でいきなりしくじってしまった。
華麗な逃走劇とはならず、ここで終わりのようだ。
「立てる?手、貸そうか?」
不意に差し出される白い手。 そちらに手を伸ばしかけたとき・・・
「うわっ!」
手首を掴まれそうになって慌ててひっこめた。
「もう、惜しいなぁ 拇印さえ押してくれたらそれでいいのに」
彼女のもう片方の手には朱肉なのかスタンプケースのような物が見えた。
「誰が買うか! ふざけんな!」
地面にへたり込んだまま怒鳴る。だが無駄な抵抗だと自分が一番理解している。
「めんどくせぇ」
後ろから男の声がしたかと思うと左腕を強引に持ち上げられた
「がっ!痛ぇ! くっそ離せ!」
抵抗を試みてみるも右腕ももう一人の男に掴まれて身動きが取れない
「ホラ、諦めて楽になれや」
手首をつかまれ、スタンプケースに押し付けられる。
「ふざけんな! ここ、こんなの違法だ!」
「そうね。でも返品も訴訟も一切受け付けないわ。ふふっ」
もうダメだ。 俺のだらしなく垂れ下がった手首は契約書の方に伸ばされている
50万、いやそこには100万と書いてある。
この年でそんな金払えるはずもない。
しかし訴えたところで、恐らく彼女らは姿を消しているだろう。
どだい、勝ち目の無い戦いだったんだ。
ひっかかった俺がバカだった。
メリーさんに来てもらいたかった俺がバカだった。
「もういい加減懲りた?」
突然目の前から妖艶な声が聞こえた
〜メリーさん派遣会社 第3話〜
これは恐ろしい都市伝説
不気味とかじゃなくて、もっと切実現実的な意味で
夢の中で、「これは夢だ」と気がつけるのは大抵夢の終わり、
目が覚めてきた頃だ。
ちょうど、今そんなことまで考えられるようになった。
これは、夢だ。
「んん・・・ん・・・」
これまでにないくらい意識がぼんやりする。
いつ寝たのだろう。そして今何時なんだろう。
部屋に日が差し込んでやわらかい明るさに包まれている。
たぶん、朝なんだろう。たぶん。
腰の辺りに重さを感じて手を動かす。
ぱた、ぱた、何も無い。 ぱた、ぱた、何かに当たった。
「あら、大胆なのね」
「うわっ!」
ビックリして飛び起きそうになったが何かが体の上に乗っていて
体がひきつっただけだった
「おはよう」
慌てて目をこすると白いブラウスを来た女がちょうど
俺の腰の辺りに馬乗りになって座っている。
「わっ!」
後ずさろうとするが両膝で腰を固定されていて動けない。
「初めまして。私はメリー。 ・・・「私も」と言った方がよかったかしら?」
「え・・・?」
その一言でだいぶ目が覚めた。
「そんなに怯えなくったっていいじゃない。律儀に電話からの方がよかった?」
そう言いながら胸元に手を添える
「えちょ・・・」
「顔が真っ青よ。 私が気持ちよくしてあげようか・・・な♪」
女はブラウスのボタンをゆっくり上から外し始めた
「やめてくれ!」
ほとんど悲鳴のように叫ぶ。
以前の俺なら、喜んで食いついただろうが、もううんざりだ。
メリーさんには、関わりたくない。
「上等、上等。 それでいいわ」
そう言うと彼女はボタンをそそくさと付け直して
ささっとベッドから降りて、そばにある椅子に足を組んで座った。
もったいないことしたかな・・・と考え始めてしまう。
「その様子だと、もうだいぶ懲りたみたいね」
「へ?」
「ま、いいわ。 コーヒー買って来たからよかったらどうぞ」
机の上には缶コーヒーが1本置かれている。
何が何だかよくわからなくて、ぼんやりしたまま体を起こし、ベッドに座る。
「はぁ・・・いただきます」
プシュッ カコン ゴクッ
うへぇ。ブラックだ。 ブラックは嫌いなのだがおかげ頭もよく覚めそうだ。
「タバコ、いいかしら?」
「あ、あぁどうぞ・・・」
「ありがと」
返事を返す前から彼女はタバコを咥えている。
カチッ シュボッ カチン
「ふー・・・ま、ゆっくりそれ飲んで。それからでいいわ」
何がそれからなんだろう。 だんだん不安になってきた。
(何か忘れているような・・・なんだっけ。
足をケガしたんだっけ、そういや・・・)
足首をさすって見るがどこもケガはしていない。
やっぱりあれは夢だったんだろうか。
「ふー・・・ふふふ、何もしないからそんなに緊張しなくてもいいのよ」
冷ややかに笑いながらこちらを見ている。
タバコの灰が落ちそうだ。
「あ、あのこれ・・・灰皿」
飲み終わったコーヒーの缶を差し出す。
「あ、いいのいいの。持ってるから。そういうマナーは守るほうなのよ、私」
ポケットから携帯灰皿を取り出すと、タバコをそのまま入れてしまった。
「どう?だいぶ目が覚めた?」
「はぁ、おかげさんでなんとか」
「そ。じゃあいいわね」
長い髪をかき上げながら彼女は話し始めた。
「あなた、メンインブラックって映画見た事ある?」
「え、えぇ1も2も見ました」
はぁ?と答えそうになったが無難に答えることを心がけた。
「そう。それはよかった。私ね、あの映画が好きなの。
それで、自分の会社を持ってるんだけど、
その会社名も『MIB』なのよ」
そう言いながら彼女はズボンのポケットから革のケースを取り出した。
「ほら」
差し出された名刺には、独特のフォントで確かに「MIB」と書かれている。
その字体とデザインのせいでキャバクラの名刺みたいに見えた。
「へぇ」
「おっとっと」
受け取ろうと手を伸ばすと、引っ込められてしまった。
「ごめんごめん、別にあげるために見せたんじゃないのよ。
配る為に持ってるんじゃないからあんまり数もないの」
ちぇっ。別にいいけど。
「それで、何の会社なんですか?」
「ん?いい質問ね。それはね・・・」
彼女はまた丁寧に革のケースに名刺を戻す。
「人材派遣会社なの」
「あぁ、今よくニュースで見ますね」
「ちょっと違うわね、あれとは。うちの場合、クライアントは企業じゃなくて個人。
それから利益が目的じゃないの」
「利益が目的じゃない?」
「そ」
いつのまにかまたタバコを咥えている。ヘビースモーカーのようだ。
「よくわからないな。何か特殊な派遣なんですか?」
「ふーーー・・・そうね、メリーさんを派遣してる会社なの」
「へぇー・・・」
ぼんやり答えていたが、忘れていた事を思い出した。
それを察知したかのように彼女の目元が笑う。
「ふふ、大丈夫よ。私はあなたをとって食ったり絵を売りつけたりしないわ」
「いっ・・・じゃあ・・・えでもあれは夢じゃ・・・?」
「夢かも知れないし、現実かも知れない。私は別にどっちでもいいけどね」
彼女が俺のところにメリーさんを派遣した。でも一体何のために?
「あなたのところには、あなたの最も嫌いそうなタイプのメリーさんと、
あなたを最も幸せにさせておいて突き落とせるタイプのメリーさんを派遣したわ
もっとも、一人目はあなたを気に入っていたし、あなたもまんざらじゃなさそうだったけど」
「いや、いやいやいや・・・」
冗談じゃない。確かに彼女に助けられてほっとしたが・・・いやいやいや・・・
「でも、何の為にそんなことを?」
当然の疑問を彼女にぶつける
「それはね、まぁゆっくり説明してあげるけど・・・あなたがメリーさんを待っていたから」
「僕が?」
「そう。 『メリーさん』は本来都市伝説。恐怖の対象。
いつ何時も、恐れられていなければいけないのよ。
でも最近は勝手に可愛い少女のイメージを横行させて、
あなたのように期待をしはじめる人間が多くなってきた」
「・・・」
「メリーさんは恋愛や性欲の対象じゃない。
そんな風に見られてると、いろいろ不都合なのよ。
だから、そういう人間のところへ失望と恐怖を与えられるメリーさんを派遣する、
それが私の仕事と私の会社『Mary In Back』
・・・ちょっと今ダジャレっぽいと思ったでしょ」
「や!思ってません・・・」
「公に出るわけじゃないから適当でいいし、洒落で付けたんだけどね」
ずっこけそうになる。この人のペースはよくわからない。
「でも、メンインブラックとメリーインバックは仕事の内容はとても似てるわ」
「え?」
「情報の操作と、隠蔽。それが仕事だもの。
タバコも切れちゃったしそろそろ切り上げるわね」
どうも話は終盤にさしかかってるらしいがよくわからない。
「ちょっと待ってください、どういうことですか」
「あなたはメリーさんに対してもう嫌悪感しか感じてないはずよ。
その変化した部分以外の記憶を全部これから消させてもらうわ。」
そう言いながら細いサングラスをかける。映画のまんまだ。
「ちょ、ちょっと待って」
「だってそうでしょ、メリーさんのイメージダウン・・・本来の存在としては
イメージアップだけど・・・と情報操作の為に、
添い寝や絵売りのメリーさんを派遣してる謎の会社がある、なんて
ギャグでしかないじゃない。だから消すの」
今度はポケットからシルバーのライトを取り出す。アレをするのか。
「ほうら、ここを良く見て、それだけでいいわ」
ふと見なかったりアレの時に目を背けたらどうなるんだろうと思ったが、
何故か視線がライトの先から離れない。
「じゃあ、さよなら」
「ま、これはUSJで買ったお土産なんで使わないんだけどね」
俺はまたずっこけた。
今日は調子が悪い。
いつもならまだ息を切らさず走ってる地点なのだが、
何故かもう苦しい。
「はっ・・・はっ・・・はぁ・・・」
肩で息をしながら歩いてしまった。
「今日は暑いからかな・・・」
俺はいつもこの時間には決まったトレーニングコースを走る事にしている
体力の向上にもつながるし、こうして何かおかしければ異変を感じ取れるからだ。
「ちゃんと寝てるんだけどな・・・そういや暑苦しいと寝てても
しっかり休めないってテレビで言ってたっけ・・・うーん・・・なんだろ・・・」
まぁ、いいか。
折り返し地点から家までは頑張ってみよう。
それにしても今日は暑い。
〜メリーさん 最終話〜
そうきたかァー!
GJ!
おお、何か納得できる終わり方だったw
メリーさんも色々苦労してんだなぁ。
今度書く時は正統派恐怖怪談メリーさんを何とか試みてみよう無理ですが(一秒
ごめん、次の章のタイトルをその前の章の最後に書いてるんで、
もうちょっとだけ続くんじゃ。
ここで終わった方が綺麗な気もするんだけど、
か、書いてもいいかなァ〜〜?
おっと、それは早合点失敬w
どんどん書いちゃってくださいなー
889 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/13(木) 15:13:37 ID:T5XPcp3T
wktk
暑い。 梅雨が明けたのはいいが日差しが照りつける中
スーツ姿で走るのは本当に暑い。
「待ってくださいよぉ〜 せんぱぁ〜い!」
「そんなこと言ってると今日も入れないぞ!」
「そんなぁ〜 もー!」
ぶつぶつ言いながら後をついて来る。
自分のペースを出せばもっと楽に、もっと早く着くのだが
可愛い後輩を置いてけぼりにするわけにもいかない。
ガララッ
「いらっしゃいませー!」
目的地は事務所の近くにある中華料理屋。
昼前には既に混雑して、昼過ぎまで列が途切れない超人気店だ。
幸いうちは他の会社と違って変則的な休憩時間が取れるので
こうして混雑する前にここで昼食をとれる。 走れば、だが。
「はぁ〜・・・あっつー・・・あ、座席空いてますよ、座席」
「はいはい」
「はーやっと座れる〜・・・おじさん炒飯2ね!」
「俺大盛りで」
奥の座席に向かいながらカウンターの向こうの店主に注文を伝えると、
黙って笑顔で頷いた。
「それで、女がロッカールームに行くと男の子が座ってて」
運ばれてきた炒飯を頬張りながらまくし立てる。
そろそろクライマックスだ。何も知らない彼女は
興味深そうにこちらを見ながら同じように頬張っている。
「ねぇ、どうしたの? お母さんは?って聞いたんだ すると」
息を少し吸い込む
「お前だ!・・・ってね」
カッと目が見開いたままで動きが止まっている。
この瞬間がたまらない。
「・・・も〜・・・」
「くっくっく」
「先輩の、バガァーー!!」
スプーンを振り回してわめき散らす。
「最後まで聞くお前が悪いんだよ」
対して俺は笑いながら水を飲む。
こうやって毎日彼女と昼食をとりながら、脅かすのが最近の最大の楽しみだ。
「ありがとうございましたー!」
ガララッ
昼食を終えてのんびりと歩いて帰る。
昼休みはまだたっぷりあるので、急ぐ必要もない。
「もー!毎日毎日怖い話ばっかり聞かせるんだから!」
「あんまり怖がるから面白くってさ、ごめんごめん」
手を合わせて謝るが笑いが隠せない。
「夜にトイレに行きづらいのが誰のせいかわかってるんですか!?」
「子供じゃねーんだからよー」
「そーれにしても、ほんといろんな話知ってますね、先輩」
自慢じゃないが、彼女と昼食を一緒にするようになってから
一度も同じ話をしたことが無い。怖い話はオチを知ってたら意味がないのだ。
「昔そういう本を読んでただけだよ」
「へぇ、今も読んでるんですか?」
「いや、今はもうだいたいの話を知っちゃってさ、読んでない」
「ふぅ〜ん、先輩そういうの好きなんですね〜
数字しか信用してないカタブツなのに」
「おいおい、そんな言い方はひどいよー」
「じゃあ、私と数字、どっちを信用してますか?」
「数字」
「ちょっと!」
彼女にツッコまれる。
さて、事務所に戻ったら
彼女の分も資料を整理しておかなきゃいけないな。
彼女、涼子(仮)は極度の怖がりである。
にも関わらず、怖い話が好きで、いつも最後まで聞いてしまって
激しく後悔をする。
聞かなきゃよかった、もう次から聞かない、とは思うのだが
面白そうな話は中途半端で済ませたくない性質である。
「(仮)って何よ!? ・・・じゃなかった
はぁー、今日も怖い話聞いちゃったなー・・・もー・・・」
一日の業務も終わり、先輩の敏男(仮)を職場に残して退社する。
西日がまぶしい。 涼子のアパートは少し道を入った場所にあり、
こういう時間帯にはやたら影が出来る。
「うー・・・いつか先輩に聞いた話を思い出しちゃうなあ・・・」
怖い事を考えないようにと思えば思うほど、
ブロック塀の角の向こうに何か居たりしないだろうかと不安になり、
いい歳してそんなことに怯えている自分が情けなくなる。
「お姉さん」
そーっと角の向こうを覗こうとしていると後ろから声をかけられた。
「っひいいいいい!!!」
「わっ、ちょっ、大丈夫ですか?」
「あれ? あ、ごごごめんなさい・・・」
恥ずかしい。どうしてこんなことしてるんだろう。
振り向くと恐らく占いをしているであろう怪しい格好の男が座っていた。
「なんだかお悩みのようでしたので、ちょっと声をかけたんですが」
「え?」
「ふむ、男性の事のようですね」
やだ。ちょっと、こういうのってぼったくられるのよね、きっと。
「あ、結構ですから、それじゃ」
つかまってしまわないうちにとそそくさとその場を立ち去ろうとする。
「ちょっと待ってください。 500円、500円でどうですか」
帰ろうと思ったのだが、不思議に思ったのと、
何よりさっきの一言がひっかかって立ち止まってしまった。
「ほんとうに、500円?」
「そうです。 こういう仕事はね、1日に一人捕まえて1万ふんだくるか、
さもなければ20人を呼び止めて500円でやるか二通りなんです。
ま、後者はめんどくさいから誰もやりゃしませんがね。
・・・とと、そんなわけですから、どうです占いひとつ」
だんだん乗り気になってしまった涼子は、占い師の前に座った。
「ふぅん、怖がりなのに怖い話が好きで
・・・それで・・・ふむ・・・誰かに毎日脅かされてるんじゃないですか?」
占い師は台本でも読むように喋り続ける。
監視されていたかのような正確さだ。
「そうです・・・」
「おー、当たらなかったらどうしようかと思いましたが、ハハ、失礼」
いたずらっぽく笑う。
「まま、それは冗談ですがね、そしてあなたは
・・・割とその男性がまんざらでもなかったりするんじゃないですか」
ぎくり
「ええまぁ答えなくても結構ですよ。へへ。
それで・・・えーと・・・一度反対にびっくりさせてみたい、
仕返しに・・・ってのもあるし、まさか、と驚かせてみたい・・・と」
「なんだか、心の中を読まれてるみたい」
自分が気づきもしなかった心の中まで当てられて、すっかり感心してしまった。
「へへ、そりゃどうも。 どんな具合ですかね」
「もう完璧にその通りです・・・それでどうしたらいいんですか」
「うーん・・・」
占い師が低く唸り、手を組んで困った表情になってしまった。
「私ぁね、占いはできるけど、怪談はとんと暗くて」
「えぇっ、そんなぁ」
「そうだなー・・・ちょっと待っててくださいよ・・・」
こちらに手のひらで待ったのジェスチャーをすると、二人の間に置かれている
台の中をゴソゴソしはじめた
「こんなの、どうです」
そう言って差し出してきたのは、ぼろぼろになって端の方が破れている一冊の本
表紙にはいかにもというデザインで、「怪奇!都市伝説」と書かれている
「・・・もしかして、占いは500円だけどこの本が1万円するとかじゃ・・・」
「とんでもない!そんなことしやしませんよ!だいたいこの本100円もしませんし
お客待ってる間ね、なんか本を読もうと思って安いこんなのを集めてるんですけどね、
なんつーか・・・ちょっとガラに合わなくて、面白くなくってね。
よかったら差し上げますよ。」
「そういう事なら・・・」
バッグに古びた本を入れる。ふと時計を見る。もう7時半だ。
「あ!もうこんな時間!帰らなくっちゃ!」
財布を取り出しながら席を立つ。
「はい、500円」
「どもども。ま、帰り道気をつけて。何か出るかも知れませんよォ〜〜」
占い師は幽霊のポーズをしながらニタニタ笑う。
「ちょちょ、ちょっと脅かさないでよ!もう!」
帰りながら、バッグの中の本を手に取る。
そういや受け取ってしまったけど、
相手をびっくりさせようとしたらこっちは既にその話をしってなきゃいけないのだ。
当たり前だけど、ひどく難しいことに思われた。
読む前にトイレに行っておこう。
パラドックスですなw
「うぅぅ・・・読むんじゃなかった・・・」
夜中の2時なのにまだ明るい部屋の真ん中で、布団に包まりながら呟く。
「これ・・・思ってたよりすごい怖いぃぃ・・・」
表紙のチープさからは想像できないくらい怖かった。
トイレはガマンしている。
「だいたい、頑張って話覚えても、先輩が知ってたら意味ないじゃん・・・」
昼間の会話が思い出される。
「あーもう寝ようっと・・・トイレ・・・」
本をほっぽり出して寝る前にトイレに行く覚悟を・・・
「丑三つ時だぁあぁぁ・・・」
やっぱりだめそうだ・・・
「ん?」
彼女が何気なく足元を見ると、床に放った本がまだ見てないページを開けている
怖い挿絵や写真だらけの本だが、可愛らしい少女のイラストが描かれている。
「なんだろーこれ・・・? メリーさん?」
メーリさんの ひっつっじっ なんて歌があったな、などとと思いながら読んでみる
「メリーさん怖いよ〜・・・読むんじゃなかった・・・」
結局彼女は朝まで、メリーさんから電話がかかったらどうしよう、と怯えながら
トイレをガマンしつつ起きていた。
いっとくんじゃなかったんかい!w
「おはよぅございまぁす・・・」
起きてるような寝てるような・・・とにかくぼうっとした感じで
ふらふらしながらなんとか出社した。
「おぉ、おはよう。大丈夫か?」
先輩が苦笑いしながらこっちを見る。
「あんまり大丈夫じゃないです・・・はー・・・」
「どうした、徹夜でもしたのか?」
ぎくり。
「遊びだか何か知らんが、ま、ほどほどにな」
ぽんと肩を叩くとどっか行ってしまった。
あんたのせいだとはまだ言えない。
「うーーー」
全然仕事がはかどらない。文章は読めるのだけど
どういう事なのか頭に入ってこない。
「どうして私こんなことになってんだろー・・・ねみー・・・」
机に頬杖をついて敏男の方を見る。
急がしそうでもなく、しかしてきぱきと書類の山をどんどん捌いてゆく。
そうだ、先輩をビックリさせてやろうと思って・・・
しかし改めて見ているといつも引き締まっていて隙がなさそうだ。
「ましてや怖い話なんかでビックリさせようったってねぇ・・・はぁぁ・・・」
涼子が徒労感を感じ始めた時―
プルルルルル プルルルルル
事務所の電話が鳴った。
「あれ、今・・・」
その一瞬を涼子は見逃さなかった。
敏男は確かに電話が鳴った瞬間に、本当に一瞬だがビクリとした。
「はい、もしもし芽井印刷です あ、はい私です」
しかし何事も無かったかのように敏男は業務を続行している。
「・・・ま、気ぃ張ってる時に急に電話が鳴ったら誰でもビックリするかあ・・・ふぁ〜ぁ」
今日も先輩は残業になりそうだ。
正午。
今日もいつものように二人で食事をする。
ただあんまり眠そうで走れなさそうと判断されたのか
今日は敏男が弁当を買ってきてビルの屋上で食べる事にした。
「はぁー、すいまへーん」
「お前、ほんと眠そうだな」
「そーなんですよー・・・もうー・・・」
口を尖らせながら弁当の包み紙を開ける。
「わぁ、これって」
目の前には輝くおかずがたっぷり入った弁当。
「限定40食デパ地下特製スタミナ弁当。それでも食って昼から頑張れよ」
販売後15分で売切れるとか売り切れないとか。
それをわざわざ買ってきてくれたのだ。
「すいませぇ〜ん、ありがとうございますぅ」
「ま、お前が仕事サボって困るの俺だからな」
「えー ちょっとー」
二人で笑う。
だんだん、こんな気のいい先輩を脅かすのも悪い気がしてきた。
「先輩、あのねー、」
ピリリリリリリ ピリリリリリ
けたたましい着信音。
「先輩?」
敏男の目は大きく見開かれて動きが止まっている
「ん?あぁ、あー、ビックリした。 アラーム止めてなかった」
慌てて携帯を弄りだす。
・・・やっぱり、電話の着信音に妙に怯えている。
ついに見つけたわよ、先輩の弱点
涼子の良心は、弁当箱の中のゴマ粒より小さくなっていた。
午後7時
敏男は今日も一人残業を続けていた。
いつもならもう帰っている時間なのだが今日は涼子があのザマだったので
書類の整理も一苦労だ。
「ふぅー・・・ちょい休むか」
椅子を目一杯倒して体を伸ばす。
ま、あと1時間もあれば帰れるかな・・・
プルルルルル プルルルルル
「わっ!」
突然事務所の電話が鳴り、驚いて椅子から転げ落ちそうになる。
何故かは自分でもよくわからないが、電話の音にはいつも恐怖を感じる。
まぁ、仕事柄電話がかかってくる時は大抵良くない知らせだからかもしれない
それにしても、こんな時間に誰だろう。
「はい、もしもし芽井印刷です」
「・・・」
「もしもし?」
受話器を取るが、反応が無い。
「もしもし?聞こえていますか?」
「・・・」
いたずら電話だろうか?
「もしもーs」
「私、メリーさん」
心臓が飛び出るかと思った。
呼吸が激しく乱れ、めまいがする。
電話の向こうから、確かにそう聞こえた。
メリーさん・・・確か都市伝説の本を読みふけっていた時に
やたら出てきた話だった・・・
それが何故ここまで恐怖心を煽るのか自分でもよくわからないが、
恐ろしくて声が出なくなってしまった。
「今、あなたの街の真ん中に居るの。 会いに行くから」
ガチャッ ツーッツーッツー
「・・・」
受話器を置くと、一人きりの事務所が妙に不気味に感じられた。
メリーさん。 確かあれはこういう話だったな、と思い出す。
「・・・街の真ん中って、よく考えたらヘンね」
涼子は確かに街の真ん中、
中央通のたまたま見つけた公衆電話から事務所に電話をかけた。
「ま、いっか。 先輩、何にも言ってこなかったなぁ」
電話ボックスを出て、自宅へ歩きながら考える。
敏男は電話に対して恐怖を感じているようだ。
だから、電話がらみのメリーさんで脅かしてやろうと企んだ。
とりあえず最初の1回は、まずまずだったのではないだろうか。
パーティグッズ屋で700円で買ったボイスチェンジャーも、
安物ならではの妙な不気味さを醸し出してくれてよかった。
明日の反応が楽しみだ。
誰かまとめサイト創らないかな・・・
いいとも!
>>904 そんなものがあるのかw愛されてるな、メリーさんw
先輩と後輩のメリーさん後日譚続き来ないかなぁ…
今wikiを鋭意作成中なんだが
このスレに貼られた絵もまとめたほうがいいのかな
まとめるなら、絵を保存している方がいたらどこかにあげてもらえないだろうか
「Ladyメリーの物語」にいくつか…。
メリインブラック最終章待ってるの
翌日敏男は始業時間になっても姿を見せなかった。
涼子が入社してから無断欠勤おろか、休んだのを見たことが無かったので
妙な気分だった。
「おいおい、あいつが休むなんてな。明日は雪か?」
社長も同じことを考えているらしい。
「ほんとですね。もしかして途中で事故にあったとか・・・?」
「うーん、あいつは自宅からバスでここまで来てるからなぁ。
それに何かあれば電話してくると思うんだが、その・・・」
「どうしたんですか」
「うん、電話が繋がらないんだ。ずっと」
二人の間に少し沈黙が続く。
「・・・私、帰りにちょっと寄って様子見てみます。
バスの路線一本変えたらいいだけですから」
「うん・・・そうだな。ちょっと頼む。
だがまずは、今日の仕事だな。彼の居ない分を埋めるのは結構だぞ」
「うわーっ・・・」
結局涼子が退社できたのはいつもより3時間遅く、日もとっぷり暮れた頃だった。
途中で花を1輪買って、バスに乗り込む。
今日は何だか1日静かに感じた。
敏男はあまり喋らない方なのだが、
社員が二人しかいない小さな事務所では無理もないことだった。
朝から何も食べていない。
ずっと布団に潜り込んでいる。
それ以上何もしたくないし、何もできなかった。
デッデケデケデケ
昔使っていた携帯に入っていたメロディが鳴る。
ガチャッ そして勝手に通話が始まる。
「私、メリーさん 今あなたの家の前に居るの」
どこの誰か知らないが頭のおかしい奴が電話をかけてくる。
昨晩からずっと。
携帯の電源を切っても、電池を抜いてもダメだった。
思い切って真っ二つにしてみたが、静かになり少し寝てしまった後
テーブルの上には何事も無かったかのように携帯が置かれている。
そして―
デッデケデケデケデケ ガチャッ
「私、メリーさん。 今あなたの後ろに―」
「やめてくれ!」
ピンポーン
チャイムの音で目を覚ました。
目を開けてみるともう外は暗くなっている。
ずっと布団の中に潜っていたのでいつの間にか寝てしまったのだろうか?
テーブルの上の携帯を開けてみると、着信が4。
3つは会社からで、残りの一つは涼子からで・・・つい2分前かかっている。
「しまった・・・そうか俺携帯を・・・ええもう」
一番上の涼子の項目にリダイヤルする。
「もしもし」
「もしもし、俺。 今日は、えと、すまない」
「いえ、いいんです。それよりお見舞いに来たんですけど、ドア開けてもらえますか?」
トントン
顔を上げるとタイミングよくノックが聞こえた。
「あぁ、分かった今開けるよ」
敏男は眠い目をこすりながらドアを開いた。
ttp://www.null-box.com/cgi-bin/so/No_21724.jpg
「・・・!!」
涼子は思わず両手で顔を覆ってしまった。
放り出されたバッグから小物が地面に散らばる。
家の前に着いたので電話をかけてみたが繋がらない。
チャイムを押しても反応が無くノックをして、
これで何も無かったら帰ろうと思ったら
不意にドアが開いた。
ドアの向こう側では敏男が目を見開いて死んでいた。
後に警察が調べたところによると敏男の携帯にはその日
事務所や涼子からの着信は無かったが80件以上の非通知着信があったらしい。
通夜が終わったあと、ふと涼子は好奇心からやったいたずらを思い出していた。
もしかして、あれがきっかけで・・・ううん、そんな筈は無い。
でもだとしたらどうして・・・
プルルルルル プルルルルルル
涼子の携帯が鳴る。
「あれ?おかしいわね、マナーモードにしてたはずなのに・・・
ひいいいっ!!」
携帯を開いてショックのあまり放り出す。
発信元は敏男の名前を表示していた。
ガチャッ
「もしもし、私メリーさん。 今あなたの先輩の家に居るの」
終
あとがき(ややネタバレ)
>>910の画像は怖い上にただのイメージ画像で
メリーさん関係ないので見たい人だけ見てください。
手遅れかも知れませんが。
長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。
GJ
真面目に怖い話だった…
「君は誰だ!」
「私、メリーさん」
「どうして君がケイコの携帯を!」
「知りたいのなら、教えてあげるの」
「君とケイコの関係は何だ!」
「彼女はもう眠ってるの。やすらかな顔で」
「や、やっぱりそうか…前から怪しいと…」
「あなたも、天国へいかせてあげるの」
「天国どころか、もう地獄だよ!」
「今、あなたの部屋の前にいるの」
「ど、どこまでフシダラな女なんだ、君は!」
「フシダラってどういう意味なの」
>>835 …
……
………周りは真っ暗で何も見えない…。
その真っ暗な暗闇の中で1人の女の子が手招きをしている。
オレは手招きをしてくる女の子の所へ近づいていくと…いきなり手招きしていた女の子に何処から取り出したのかわからない大きな鋏を出して
ザシュッ!!!
オレの片手をチョン切られた!!
赤マント「え…?あ?」
痛さよりもいきなり手を切られて、頭の中が真っ白で何をされたのかも理解出来なかった。
ポタリ…
と一滴血が滴る…。
その後からドバドバと血が吹き出し止まらない!
その時ようやく気づいた!
赤マント「うわあああああ」
痛さよりも手を切られた時のショックの方が大きかった…。
血は止まる訳もなく、沢山噴水の様に出てくる!!
地面はオレの血で赤く染めた。
手招きしていた女の子はオレを見て楽しんでいるのか、微笑んでいた。
赤マント「うわあああああァァァァァァァァ!!!!!」
ガバァッッッ!!!
オレは叫びながら布団から飛び起きた!
赤マント「ハァ…ハァ……夢か…」
とんでもない痛々しい夢のせいで完全に目が覚め起きてしまった…。
その後はいつも通り仕事場へ行き仕事をする。
いつも通りだ。
仕事している場所は工場なので周りには機械が沢山あり、その中には注意しながらやらないと、大怪我する機械もある。
オレはたまたま見た目からして気をつけないとイケない刃がある危険な機械から横切ろうとした瞬間!!
その機械が動きだし、オレは誰かから強く押され、危うく左手を刃で切るところだった…。
後ろから押した奴を怒鳴ろうと後ろを振り向いたのだが誰も居なかった…。
タイミング良く機械も動きが止まる。
オレは気味が悪くなり…刃の付いた機械から避けて通って行った…。
赤マント「…そういえば!」
オレは何かを思い出した。
赤マント「(刃で手を切るところ…夢の中で見たのと似ていたかも知れない…!)」
夢で手を切った時も左手だったのだ!
赤マント「(あの夢は予知夢だったのかも…警戒しておくか…)」
しかし、それからは警戒をしていたが何も起こらなかった。
基本動作を徹底して今日も安全作業で頑張るの。
〜第一遭遇〜
『私メリーさん、
いま・・・あなたの後ろにいるの・・・』
「えっ、あっ・・・」
チリンチリーン
あ、なんだ、普通の自転車じゃないか・・・。
なんだろう、今の電話・・・。
オレの脇を通り過ぎて行った自転車の女の子は関係ないだろうけど・・・。
それにしても、何だ、今の電話・・・。
まさか、都市伝説のメリーさん?
いやいや、まさかまさか、
きっとクラスの誰かがオレをからかって・・・
でも非通知か・・・、
畜生、だれだよっ!
まぁ、いいか、
それにしても・・・今、通り過ぎてった子・・・、
あの子も高校生くらいかな?
一瞬だけどいい匂いしたな・・・。
>>912 キサマアァァァ!!寝られないんですけどおおぉぉぉ!!
おぎゃwww(^p^)ぱしへろんだすwwwww
でもGJ
〜第二遭遇〜
『私メリーさん、
いま・・・あなたの後ろにいるの・・・』
「あっ? またお前か・・・、いったい誰のイタズラだよ?
オレと遊びたいってのなら歓迎だけどな、自分が誰だかはっきりと・・・」
どうぜ、都市伝説を利用した悪戯だろう、
そう思ってオレは後ろを振り向くでもなく、立ち止まって電話の相手に説教をするつもりでいた。
ところが・・・。
『後ろに気をつけた方がいいと思うの。』
人の話を遮りやがった。
だけど、そんな風に言われれば後ろに注意を払わずにもいられない。
「お前な、人が話してるのに・・・後ろだと?」
ブォォォォォッ!
「うわっ!?」
ちょうどタイミング良く・・・いや、悪く・・・か?
一台のスクーターがオレの脇を掠めて通り過ぎて行った。
変な角度で振り向いたら接触していたかもしれない・・・。
たく・・・こんな狭い道を・・・、
いや、真ん中歩いていたオレも悪いかもしれないけど・・・。
それに、メットで顔は見えないけど、ありゃ女かぁ?
それで、電話は・・・あれ? 電話切れてる・・・。
オレに危ないって・・・警告してくれたつもりだったのかな?
昨日は自転車が通り過ぎて行ったもんな・・・?
〜第三遭遇〜
『私メリーさん、
いま・・・あなたの後ろにいるの・・・』
「・・・またかよ・・・、
今度も後ろから何かがやってくるんじゃ・・・
うわわっ!?」
言った傍からやっぱりだ、
黒塗りでスモークはった車がオレの体、ギリギリ掠めていきやがった。
偶然・・・じゃないよ、な。
「おい! 今のはなんだ?
危険が迫ってる事を教えてくれてるのか!?
だったら、もう少し早めに・・・」
その時、電話口からは、確かに聞こえてきた、
無邪気そうな笑い声が・・・。
『・・・クスクスクス・・・』
その時オレはぞっとした・・・。
まさか、狙われているのか、オレ・・・。
何で・・・どうして・・・?
俺の名は目理伊三。こんな単純な名前なのに作者が思い出すまで三十秒かかった。
それはともかく、今日は市内をパトロールして回っている。
「お、いたいた」
覆面パトカーから降りた俺は、その空間にいた彼女に声をかけた。
「よお、お嬢さん。仕事の具合はどうだい?」
彼女……金の髪をした幼い少女は、目を丸くしてこちらを睨む。
「あなた、どうして私に声をかけられるの?」
「なあに、俺もあんたの……いいや、あんたらのご同類って奴さ」
電話ボックスを中心として、少しズレた位相の空間を作り出す。
純粋なメリーさんに与えられた能力の一つだ。
この能力故に、メリーさんは電話を使いながら誰からも見られない。
「ここらで最近ねえ、若い男の変死体が幾つも見つかってんだ」
そう告げた途端、彼女の目つきが険しくなる。
「……脅すまではいいが、そっから先は『メリー協定違反』のはずだからな。
お嬢さんは死なさないよう、くれぐれも気をつけておくれよ」
それだけ言って立ち去ろうとした俺の背後から、声がする。
「馬鹿ね。『メリーさん』に背中を見せるなんて」
相手の背後をとった瞬間。それが『メリーさん』の能力を最大限発揮できる時。
彼女が鎌を振り上げ、俺の首を狙うのが気配で分かる。
その刃が俺の首を胴と泣き分かれさせようとした瞬間だった。
「ハーイ、ダメよお嬢さん。電話した相手以外の背後をとるのは、協定違反ネ☆」
彼女の影から現れた手が、ずぶずぶと彼女を引きずっていく。
「悪いなあ、姉ちゃん。わざわざ手を貸してもらっちゃって」
影から現れた、もう一人の『メリー』さんに俺は笑いかけた。
「いいのよ。……ああん、若いメリーさんの柔肌。たまんないわあ……。
協定違反の罰を、知らないわけじゃないわよね。うふふふふふ」
「あ、いや、いやなの、ごめんなさい、ごめんなさいいいいいいい!!」
笑い声と悲鳴を残して、二人は影に沈んで消えた。
彼女の名は目理 依散(えちる) 俺の姉だ。
俺よりもずっと『メリーさん』の血を濃く受け継ぎ、メリーさん協会の代表の一人である。
なお、協定を違反したメリーさんがどうなるのかは……俺は知らない。
>>922 一行目テラワロスwwww
そして姉メリーさんテラ実益兼ねてるwww
新ジャンル「メリーさん」
男「あー・・・最近何も面白いこと無いな・・・」
プルルルルル
男「ん?電話か・・・もしもし」
女「私、メリーさん、今貴方の後ろにいるの。」
男「なんだよ、悪戯か?」
男「・・・!?うわあああ!」
女「私、メリーさん。貴方を殺しに・・・って、もしかして男くん?」
男「お前・・・もしかして、女さん・・・か?小学校で一緒だった・・・」
これが二人の再会だった―――
「うわぁぁぁとぅぁぁぁぁすぃぃぃぃ
めぇっぇぇぁぁぁぁぁりぃぃぃぃぃすぅわぁぁぁんんんん!!!」
「うわ!」
>>921の続き
〜第三遭遇と第四遭遇のはざまに〜
「つーわけで、いたずらじゃなさそうだ、どうもオレを守ってくれる類の電話らしいぞ?」
「でもそのメリーさん・・・てのか?
どうしてわざわざ電話で危険を教えるんだ?」
「そ? そりゃ・・・恥ずかしがり屋じゃねーのか?
それとも・・・直接出てくると自分も狙われてヤバいとか・・・?」
「となるとさ? そもそも何でお前が狙われるの? って話になるんだが・・・。」
結局、謎は解決しない。
最初は自転車・・・そしてバイク・・・そんで昨日は車だ・・・。
なんかどんどん危なっかしくなってる気がするが・・・。
今のところ無事だしな・・・。
でも、昨日の電話の最後の笑い声も気になるっちゃあ、気になるな・・・。
はぁ、強がってはみたけど、
今日も家に帰るの気が重いな・・・。
後ろには注意して歩こう・・・。
〜第四遭遇〜
オレは電話に期待と不安の両方の気持ちを抱いていた。
そりゃ、後ろからバイクや車に襲われてはたまらない。
だが、かわいい女の子の声で危険を教えてくれるとすれば、悪い気がしないものだ。
帰り道、オレはちょくちょく後ろを振り返る。
だが、そうそう、オレを狙ってくる者なんていやしない。
電話の着信も気になるな・・・。
今のところ、何の反応もない・・・。
ようやく、大きな交差点を通り過ぎようと言うとき、
待っていたかのように携帯が鳴りだした。
・・・発信先非表示・・・
間違いない、メリーさんだ!
だが、オレはこの時、冒険心と言うか、好奇心で、昨日までとは違う反応を試そうとしていた。
電話に出るよりも先に危険の存在を!
真っ先に後ろを振り向くが、こっちに迫ろうとする車も何もない、
普通に一般人が歩いてるだけで、車は普通のスピードで、車道を流れている。
携帯は鳴りっぱなしだが、今日は何もないだろう。
・・・ではどんなセリフを吐くんだ?
ようやくオレは電話に出た。
「はい、もしもし? いつもありがとな、今日は何かあるか?」
だが、オレの予想は裏切られる事となった・・・。
『もしもし? 私メリーさん、いま、あなたに向かっているの・・・!』
え・・・どこに・・・あっ!?
右手の交差点から、急に4tトラックが曲がってきた!
それも車道をはみ出し、歩道に乗り上げて!!
勿論、その進路の先には・・・オレ・・・うわあああああああっ!?
彼女はメリーさん。
いわゆる妖怪だが、基本的に人畜無害で、可愛らしい仕草で老若男女問わず、虜にしている。
男性からだけでなく、女性からも恋文を貰った事もある。
そんな可愛い彼女だが、怖い一面を持っている。
それは凶悪犯が現れた時、彼女はそいつを殺しに行くのだ。
「この世にはわからないことがたくさんある。どんな風が吹いても負けない人になろう。それでも弱い奴かならずいるもんだ。」
と着うたが彼女の携帯から流れ、着信があったことを伝える。
「またなの。あれだけ殺ってテレビにも出て、取材にも答えたのに懲りない人種が居るの。」
彼女は溜め息を吐き、凶悪犯に電話を掛けることにした。
今回の凶悪犯は男女問わず三十人殺傷の通り魔だ。
彼女は凶悪犯に電話をかけた。
凶悪犯は何の気まぐれか電話に出る。
「はい。もしもし。どなたですか?」
凶悪犯は呑気にも電話で通常の会話をしようとしている。
929 :
◆OiruR/c6dI :2009/09/12(土) 11:20:11 ID:rlpeD1e3
「もしもし。私、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの。」
「そうか。じゃあ、お前が人質だ!」
凶悪犯は躊躇なくメリーさんをがしっと掴んで、人質にした。
「あなた、死刑と私刑なの。」
メリーさんが包丁をどこからと取り出そうとすると、鬼のような、いや鬼の手がメリーさんの行動を止めた。
「鵺野先生、自重するの。ここはキャラスレじゃないの。創作文芸板なの。」
彼女の冷静なツッコミがぬ〜べ〜に入る。
「しかし、人殺しは見過ごせない…!」
「わかったの。人殺しはやめるの。とりあえず私刑にしておくの。」
「ま、待て…。」
「安心するの。電話で移動するだけなの。」
「どこにだ?」
ぬ〜べ〜は不敵な笑みを浮かべている。
「慌てないで聞いてるの。」
彼女は少しふくれている。
凶悪犯は話に入れないで困惑しているようだ。
彼女が電話をかける。
「もしもし、私、メリーさん。今、検察庁の検事正の後ろにいるの。通り魔をふんじばって、置いて帰るの。バイバイ。」
その後、通り魔逮捕のニュースが流れた。
「俺の出番はなんだったんだ?」
ぬ〜べ〜は扱いの悪さに苦悩した。
これからも彼女は凶悪犯を殺し続けるだろう。
誰かに止められないかぎりは。
これは本当に余談ではあるが、彼女は見た目とは違い処女ではない。
婚約者もいるらしいが、それが作者ではないことだけは確かだ。
でめたし、でめたし。
創作発表では?
932 :
七氏:2009/09/12(土) 15:17:06 ID:HtWwpyfE
電話がかかってきた。
プルプルップルプルッ。
お尻をふと思い出した。
そんなことより電話にでないと。
電話に出てみた。
俺「もちもち。」
メリー「もしもし。私、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの。」
俺「だからなんなんだよ。自分で自分を「さん」で呼ぶのおかしいだろks。」
後ろを振り返る。
か、かわいい!
――翌日。
楽しいピンク色の夜でちたうへへ♪
糸冬
>>931 「たまに作者が間違えるの。」
だって。
「私……」
「メリーさん! どこからかけてるんだ!」
「駅前の広場だけど……」
「すぐ行く! 待ってろ!」
「メリーさん! いったいどこにいるんだ!」
「タバコ屋の前。あなたの家に向かってるの」
「すぐ行く! 待ってろ!」
「メリーさん! どこにいるんだ!」
「返す物があるの。玄関のポストに入れておくね」
「だめだ! すぐ行くから待っててくれ!」
「メリーさん! 待っててくれって言ったじゃないか!」
「……ごめんね」
「頼むからもう逃げないでくれよ」
「……今、あなたの後ろにいるの」
「メリーさん! もう離さない!」
あまり知られていない話だが、メリーさんは羊を飼っている。
メリーさんの羊という歌は有名だが、このメリーさんがいわゆる一つの
今貴方の後ろにいるメリーさんと同じである事を知っている人は少ない。
最近は街中に在住するメリーさんも増え、羊を飼わない場合も多いのだが、
それでも拘るメリーさんは羊を何とかして飼っている。彼女もまたその一人だ。
周辺住人から臭いだの煩いだのと苦情は出るが、それでも飼うのをやめて
ジンギスカンにしてしまおう、などとは彼女は思わない。そもそもジンギスカン
向きの羊ではないのだから、大して美味くは無い。いやいや、例え美味かろう
とも喰う事は無いに決まっている。何故なら、メリーさんの羊という歌がある
ように、メリーさんにとって羊はステータスなのだから。
さて、今日も羊の乳をぐいっと飲み干し、メリーさんの一日が始まる。
味は……だが、健康にはいいこの一杯が、メリーさんの日課であるのは
言うまでも無い。
「行ってくるの」
そう言って家を出ようとするメリーさんだったが、ここからまた別の日課が
始まる。メリーさんの羊は、歌にあるようにメリーさんについて来ようとする
のだ。メリーさんの羊が学校についていく。その歌詞の通り、羊はメリーさん
の傍から離れようとしない。いつもの事だ。いつもの事だから、どうすれば
いいかは心得ている。
「私メリーさん。今貴方の後ろにいるの」
瞬間的に羊の背後を取ったメリーさん。羊が声に驚き、目の前からメリーさんが
消えた事にたじろぎ、慌てて後ろを振り返った瞬間、メリーさんは今度は
振り返った羊の背後へと瞬間的に回り、そのままドアを閉めて家を出た。
この一連の動作を繰り返す事で、自然とメリーさんの背後を取る能力が
鍛えられる――彼女が祖母メリーさんから聞いた話だ。もっとも、最近では
羊を飼わずしてメリーさん能力を身につけているメリーさんも多い為、眉唾
物の話ではある。 ドアの向こうから聞こえる羊の悲しそうな声を振り切る
事で、精神的にも鍛えられるという一石二鳥だ、とも聞かされていたが、
どうにもこうにも胡散臭い話ではある。
だが、メリーさんの羊という歌が存在する以上、何らかの意味がメリーさんと
羊の相関関係に存在するのは確かだろう。でなければ、その歌自体が
存在しえないのだから。
今日もそんな事を考えながら、メリーさんは“出勤”する。
「メリーさんのひつじ、メェメェひつじ、メリーさんのひつじ、まっしろね、なの♪」
何となく歌を口ずさみながら、メリーさんは歩き出した。メェメェと鳴く声を聞きながら、
今日は餌を奮発してあげよう、と思いながら。
――――――★――――――
――とあるチャットにて――
LINE:メリーさんの羊って、都市伝説のメリーさんと関係あるの?
EXT:突拍子も無い疑問ですね。またどうして?
RANA:羊飼ってるメリーさんでもいた? なわけないかw
LINE:……向かいに住んでる外人さんが、羊飼ってるの。
MAO:写真うpしる!
LINE:勝手に人の写真アップできるか!
MAO:なっとくwww
LINE:で、もし関係あるなら、彼女、メリーさんだったりするのかな、って。
RANA:それ短絡的過ぎない? でも、確かあんたん家って結構街中だったよね?
EXT:そこで羊というのは、確かに違和感を覚えますね。まあ、メリーさんと
メリーさんの羊とは、特に関係は無いのですが。
LINE:あれ、ないんだ?
EXT:ええ。マザーグースって奴ですから。
MAO:はんぷてぃだんぷてぃ!卵野郎キタコレwww
LINE:そうなんだー
EXT:MAOが知ってるというのが意外ですね……まあ、ですから関係ないかと。
RANA:でも、羊飼ってるって凄くない? ペット可のマンションとは言え。
LINE:ちょっと変わった人ではあるよね。でも、何か真面目そうな感じだったな。
純朴というか、信じやすそうというか。
RANA:案外、名前はメリーさんなのかもよ?
LINE:今度話しかけてみようかなぁ、思い切って。
MAO:美人外人さんの写真うpきぼんぬ!
EXT:……きぼんぬは古いぞ。
――――――★――――――
――とある喫茶店にて――
「そういえば……メリー婆さん、お孫さん、まだアレ信じてるのかい?」
婆さん、と呼びかけられた少女は、明らかに気分を害したようだった。
「婆さんって言うななの」
その声も、姿形も、どこからどう見てもあどけない少女のものだった。
ただ一つ、その目だけは違っていたが。色々なものを見てきた、そんな
深さを持った瞳が、婆さんという言葉を発した男をにらみつける。
「わが孫ながら、あんなに騙されやすいのは心配なの……」
「でも、根性あるよねぇ。こんな街中で羊飼い続けるとか」
「……メリーさんの羊のメリーさんは、ただのメリーちゃんで私達とは
関係ないの……なんて今更言えないの」
困った顔で口元に手をやる少女の姿をした老女に、男はグラスを差し出した。
「ま、仕事の方はうまくやってるみたいじゃないか。この前もオカルト雑誌の
取材を受けてたしね」
「私達取材して何がどうなるか、なの。書けないような事しかやってないの」
「記者さんも色々悩んで、結局書けなかったみたいだけどね」
「やっぱり、なの」
「いつものでいいかい?」
「うん、なの」
グラスに注がれる琥珀色の液体をぼんやりと見つめながら、少女の
姿をした老女は思った。
(こんな“仕事”だもの……癒しになるものがあるなら、その方がいいの)
例えそれが、自分の戯言から来た癒しであろうと、それが癒しである事に
変わりは無いだろう。本当に、何がどう転ぶかはわからないものだ――
そう思うと、自然と彼女の頬は緩んだ。
「乾杯するかい?」
「何に、なの?」
「そうだな……メリーちゃんに、でどうだい?」
「ん。なの」
「じゃあ」
『乾杯』
グラスの打ち合わされる音が、静かな喫茶店の中に響いた――
終わり
ここまで投下です。
――私、メリーさん。今あなたの後ろにいるの。
携帯を取った俺の耳に飛び込んで来た第一声。
それが、かつて友人から聞かされたオカルトであるという事に気付くまで、そう時間は要さなかった。
俺の人生ももう終わりか、そう思う一方で彼女の姿を、一目見てみたいという衝動にふと駆られる。
無理もない事だ。その昔聞いた話が本当なら、後ろにいるのは可憐な少女に他ならないのだから。
この世の終わりに目にするのがそれであるというなら、決して悪い話でもなかろう。
だからこそ、俺は振り返ったのだ。なのに――。
「………いない?」
そこにいるはずの電話の主は、ついに姿を見せる事はなかった。どこを向いても、その姿を認められやしない。
結局俺は命拾いしたのだ。
喜ぶべきはずのこの状況を、けれどどこかで残念に思う俺がいる。
そんな胸のうちを、知らず知らずのうち口ずさんでいた。
――oh メリーさん 突然何処へ消えたのか……。
それは嵐の去った、真夏の夜の話だった。
―――
某バンドの曲を聴いてるうちに、半ば発作的に書き上げてしまった。お目汚しスマン。
メリーさんのひつ○
「メリーさん協会協約第1条『汝、みだりに殺すなかれ』」
女は、淡々と条文を読み上げた。
「メリーさん協会会員番号1645番メリー・キョーラギ。
あなたは、これを破りましたね?」
「み、みだりにって、まだ三人しか……」
金髪の少女が、震える声で返す。
「三人も、です」
黒髪の女性が彼女の言葉を遮った。
「……初犯ですから、比較的軽い刑とします」
タン、と手元の槌を鳴らす。彼女はメリーさん協会の審判員なのだ。
「判決、『メリーさんの棺』」
「ひぃっ!?」
メリー・キョーラギはのけぞった。
「ああああ! 出して、出してなのおおおお!」
棺の中から、悲鳴が聞こえてくる。
『一昼夜、針と刃にまみれた棺の中で眠る』
それは、『都市伝説』であり爆発的な回復力を持つ『メリーさん』のために
定められた刑の一つ。
なお、犬猫に玉葱をやるなど動物に対し過失を行った場合は、
羊に足の裏を舐められる『メリーさんの羊』刑も存在する。
「目理依散記録、っと」
私の名は目理依散。現在は協会の広報部に所属しているメリーさん記者である。
前職は実益を兼ねて行動したら左遷された。
刑事やってる弟には情けないと泣かれた。
>>940 死なない体への拷問って何だかそそる
俺もうダメだ……
>>943 は、18禁ゲーム人工少女でメリーさん作ってみました。
鎌はどなたかの作ったのを移植してこうなりました。
「もしもし。わたし、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの。」
「相棒?」
「え?」
「AIBO!」
「え・・・ちが・・・わたし、メリーさ・・」
「この野郎!意 味 不 明なことしやがって!」
「(この人こわいよぅ・・・)」
「速攻魔法発動!着信拒否!月額315円を払って
効☆果 発動!
こいつは電話番号を非通知にしている奴からの着信を何度でも無効にできる!」
「そ・・そんな・・・それじゃ私お仕事ができなくなっちゃ・・・」
「さあいくぜまず一回目!口裂けを墓地に捨て!着☆信☆拒☆否!」
「キャャァッ!」
〜中略〜
「HA☆NA☆SE! 」
「とっくにメリーさんのパケ数は0よ!もう勝負はついたのよ!」
「もしもし、私メリーさん。今日で真マジンガー衝撃Z編が終わってしまうの」
「いやそれこのスレと全く関係ないよね」
「保守代わりなの。あとあなたと私で二代目あしゅら男爵にならない?」
「そんな衝撃のプロポーズ初めてだよ!!」
「衝撃じゃないプロポーズは受けたことあるの?」
「ないけど……。それに俺は君を抱きしめられない運命なんて要らないよ」
「も、もう、やだ恥ずかしいのっ!」
「もしもし……私なの、メリーさんなの……」
「ああ……まあその何だ、気をしっかり持って」
「今川監督の話は噂には聞いていたけどまさかあんなオチなんて……」
「虚無ったり投げっぱなしに定評のあるダイナミック作品に、
続編投げっぱなしに定評のある今川監督……答えは推してしるべし、か」
「でも俺達の戦いはこれからだ!エンドなのはどうでもいいの」
「え?」
「私のあしゅら男爵がああああ!」
「……メリーさん、さては版権キャラと熱愛するスレの
あしゅらとのイチャイチャの作者だね?」
「うん……ぐすっあしゅらたん……」
948 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/27(日) 12:13:45 ID:IRrYoe8Q
>>942 エロパロ板
バイオハザードスレへようこそ…。
「私メリーさん、ここはどこ?」
「知るか」
「私は誰?」
「メリーさんだろ」
_,,-―- 、__
_,,/;;;;;;ヾヾ 、,;;;;;;;;''ヽ_
ノ;_;,-―--''''゙゙ ̄ フ::::;;:'-、
// l、::::::: l、
(ヾ:::l |::::::、::、::::.ヽ,
、ノ:::::.| _,,、 ,、、__ |:::::::::::ゝ::::::>
ゝ:::::::|''=・-`l ト'=・=ー` ヽ:::::::::::ゞ:::ゝ
ヽ.| ` ー ,ヽ::,-;:::;;::/
| 、_,、,` l/6l::::ノ
| ! , , l_ ノ:/
__| -'ー-ヽ / /`)
ヽ | ,  ̄ __l_/,,-'=i______
__,,\`、_ ー-―' _//='''_-;;;;;;(( oo(( ))
;;;;;;;;;;○>\ ̄ ̄//○'.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|l |l |l |l |l ||
私ペリーさん。今、浦賀にいるの。
>>948 (((;゚д゚)))ヒイィィ
何か大切な物を失いそうなスレだな……
私メリーさん・・・、
もう失うモノなんて何もないわ・・・。
あの人との大切な思い出も・・・、
優しかったパパもママも・・・。
だから・・・だからせめて!
お願いだから私のパンツ返してーっ!!
953 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/02(金) 04:05:46 ID:Xf76j017
>>952 さっきオークションで売っちゃった
ごめーん
>>952 買っちゃった
ごめーん
クンカクンカ……
956 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/02(金) 18:22:45 ID:gch/mYOY
問題はメリーさんがどこで
いや、どんな状況で
パンツを盗られたのか、だな…。
カレー食べたらそのあまりの美味さに思わず粗相してしまって、
それ以降履いてない状態だったという電波っていうかこれYJの漫画や!
YJってそんなフリーダムな漫画あるのかw
正確に言うとちょっと違うんだがw
華麗なる食卓って漫画。
960get
シャカシャカ シャカシャカ
「〜♪」
「・・・」
シャカシャカシャカシャカ シャカシャカシャカシャカ
「〜〜♪」
「・・・・・・」
「そろそろいいかな」
トゥルルルル
「はい、もしもし」
「あら、そんなに早く出なくてもいいのに♪
私メリーさん。今あなたの後ろに居るの♪」
「5分前から居ましたよね」
「えぇっ!?」
「イヤホン使った方がいいのと、あまり大音量で聞いてると耳によくないよ」
「〜♪」
「聞けよ」
「もしもし、私メリーさん。落し物を拾ったの」
「うわっ! な、生首!? メリーさんまさか……」
「違うの! 私は殺してないなの! それに、これは生首の幽霊なの」
「生首の幽霊ー? でも触れるよ」
「でもでも、人間のものじゃないの! その証拠にホラ……」
「(パチクリ)」
「うわっ! 本当だこんな状況なのにまばたきした!」
「とりあえず警察に届けるの」
「警察って……こんなの持ってたら大変なことになるよ」
「大丈夫なの。プロの知り合いがいるの」
〜3分後〜
「というわけで、これが落し物なの」
「あー……」
「(誰だよこのオッサン)」
「これ、うちの若いモンのだわ。なあ、そうだろ、首成?」
「(パチクリ)」
「やっぱ体も無いと話せないのか。ま、すぐに連絡するから。
助かったぜ、メリーさん」
「困った時はお互い様なの。それじゃあね、イゾーちゃん」
「ちゃん付けはやめてくれよ。……ああもしもし、サキか?
私メリー。今、あなたの後ろにいるの」
「き、消えた!? メリーさん今のオッサン誰!」
「……目理伊三ちゃん。昔馴染みの刑事さんで……『メリーさん』なの」
「もしもし」
「もしもし。私メリーさん。今あなたの後に娘が居るの」
「はぁ!?」
「あっ!待って!振り向かないで!」
「何なんだよ」
「えと、その、初めてだから心配で。出来たら車の通らない道を通って欲しいの」
「めんどくせぇな。つか今バイパス渡ってる」
「!! わかりました…お願い、あの子を守ってあげて」
「振り向かずにか?」
「ええ」
ズデッ
「いだっ!」
「!」
「!」
「今、いだっ!って聞こえたけど」
「…っ…」
「おーい。…泣いてんのか?」
「あぁあやっぱりまだ早すぎたのよ私が子どもの頃とは違うものねああぁ」
「落ち着けよ」
「あぁあぁあ…」
「俺がちゃんと家まで連れて帰るから」
「え…?」
「だから、ちゃんと帰った時いっぱい褒めてやれ。
あと、あの子の大好きなハンバーグもな」
「あなた…!」
>>916 2日後…
昨日は特に何も起こらなかった…
間戸さんの顔が少し窶れている気がした
本人は元気そうなアピールをしていたが…
気のせいだろうか……
ぼんやりしながら仕事作業をしていた
今日は全く頭が回らない感じ…疲れているのだろうか
別に考え事をしている訳でもなかった……
何度も大あくびをかいて
「コラァ!!」
と上の人から怒られてしまう
余りやる気も出ないまま仕事は終わった
住んでる所へと帰宅し、ご飯食べ→銭湯行って→残っていたビールを飲み→寝ようとした時、
…何処からか
???「……め………ん。」
何か微かに声を聴いた…
???「…め……ち…ん」
ハッキリとは聴こえない
赤マント「(め…ちん?…何を言ってるんだ?)」
???「め……ちゃん」
赤マント「(…めちゃん?……寝言だな…うん。寝言だ!)」
面倒臭いので聴くのは止めた
実際にはさっき飲んだビールの酔いが来たのか…眠気で頭が更に回らなくなってきたからだ
赤マント「駄目だー!…おやひゅみ〜♪」
目を瞑り、周りは暗闇に染まる…
………。
???「あああああああああああああああああああーーー!!!!!!!!!!」
赤マント「!!!!!!!!」
今の叫びで目を瞬時に覚まし、飛び起きる様に起き上がった!!
赤マント「(今、外へ出ていく感じだったぞ!)」
何か有ったのかと急いで玄関のドアを開けて覗き込んだが
もう誰も居なかった…
他の部屋の人達も何事かと外へ出てきた
オレも吸い込まれる様に彼等の所へ移動する
1人1人住民の顔を見るが、意外に、今日初めて顔を見る人もいた
多分…前から居た人なんだが…
???「あっ!あれ!?間戸さんだけ居ないですね!?」
このアパートに住む女性の住民…『星見なわ(星を見る少女)』さんが一番に気がついた
星を見る少女「しかも、間戸さん…玄関のドア開けっ放しですよ」
と言い、その方へ指を刺す
皆が指を指す方へと視線向けると、確かに開いていた
もう1人の住民…『山海東亜(解答アンサー)』が…
解答アンサー「叫んでたのってそいつだろ?迷惑にも程がある!」
深夜に大声で怒鳴り、近所の周りにまで響き渡った
深夜に起こされたのが相当腹立ったらしい…
解答アンサー「何か声が出て、開けっ放しで行く程の大事な事でも思い出したんだろ?」
解答アンサー「全くふざけんなよ…。話は御開きだ!…僕は疲れたから寝るぞ!」
バタンっ!!!
そう、言い残し強くドアを閉じ、自分の部屋に戻って行った
話は終わったのか?
連鎖反応みたいに、1人1人アパートの住民は住む部屋へと眠りに戻っていった…
その後、事件が起きる事を知らずに…いや、なるとは想像もつかなかった
うめき声は事件が始まるサインだったのかも知れない……
×解答アンサー、山海東亜
○怪人アンサー、山海暗示
でした
本当にすみませんでしたorz
本当にすみませんでしたorz
『もしもし…私メリーさん…今貴方の家のm(ワンワンワン!!!)ひぁっ!?な、何!?っあっやっ嫌ぁぁぁあ!やめっ!?くるなぁ〜〜ッッ!(ワン!!ワンワン!!!)』
ウチの番犬は頼りになるなぁ、と感心しつつ俺は玄関に向かうのであった
一応向かうんだw
番犬は実は人面犬でした
とかありそうだなw
972 :
創る名無しに見る名無し:2009/11/30(月) 16:35:10 ID:xpNz+Spc
差出人不明の方から封筒が届いた
メリーさん「これ、誰からなの?」
疑問に思いながらも封筒を開けてみると折り畳んでいる一通の手紙が入っていた
メリーさんは気になり折り畳んでいる手紙を開いてみた…
その手紙には矢印の先端に黒い点が1つあり「今日、此処へ来て下さい」と描かれた地図だけが描かれていた
メリーさん「誰かの悪戯かしら?」
始めは疑っていたが、とりあえず地図に描かれた所へ行ってみる事にした…
目的地に着いたのだが、地図に描かれた場所は、電信柱の下で周りは家しかないただの細い道
電信柱に付いた蛍光灯が切れ掛かっており、周りは薄暗くなったり明るくなったりとチカチカ光って不気味な所だった
メリーさん「あ!」
メリーさんは電信柱に貼ってある始めに届いた同じ封筒に気付いた
封筒を電信柱から剥がし、中身を見るとまた一通の折り畳んだ手紙が一枚
メリーさんはその手紙を読んで見ると…
また地図と矢印が描かれただけ……
ではなく、地図の絵の下には、
「中身を見ずに、足もとに置いてあるブシを揺らさづ持つて矢しるしの所え」
と、明らかに始めに届いた手紙とはまた、別の人物が書いたのであろう汚い字で書いてあった
メリーさん「…随分…酷い字ね…」
誤字と汚い字に呆れる顔をしたメリーさんの足元にはそれらしき黒いブツが置いてある
ブツといっても黒い箱で横が30cm位はある少々重たい箱
メリーさん「きっとコレのなのね」
メリーさんは、書かれていた通りにブツを拾い上げ、嫌々ながら揺らさない様に両手で矢印の所へと運んで行った…
運んでいる時…メリーさんは、ふと思い出す
メリーさん「(あれ?そう言えば……今日…、私誕生日だったんだっけ?)」
今日は自分の誕生日だった事を思い出し、何だか嬉しくなってきた
ふわっ
メリーさん「冷たっ!」
メリーさんの鼻の上に冷たい何かがふわりと降ってきて…
空を見上げると
メリーさん「…雪だ」
まるで、雪がメリーさんの誕生日をお祝いしに来てくれた様に見えた
メリーさんは「ハッ!」、と黒い箱(ブツ)を見て気が付いた
メリーさん「(もしかして…この箱って…私のバースデーケーキかプレゼントが入ってるんじゃあ…)」
メリーさん「(今日、私の誕生日だし、黒い箱を揺らしちゃいけないのは壊れやすい物が入っているからで、封筒(手紙)の宛先人は私の誕生日を祝ってくれる人…でしょうね。フフフ…わざとビックリしとこっ♪)」
推理してしまい、メリーさんの顔が嬉し笑いで笑みを見せた
しかし、そのまま着いて知っていた顔をしていたら祝ってくれる人に申し訳ないし、雰囲気がぶち壊しになる
メリーさんは、分からなくて、着いてからビックリする事にした
メリーさん「〜♪」
ルンルン気分で軽やかに歩くメリーさん
歩くスピードが早くなっていた
漸く地図に描かれていた目的地に着くと目の前には、ごく普通の一軒家が建っている
一応地図を確かめ、間違いない事が分かると、メリーさんはその家のインターホンを鳴らす
メリーさん「(知らなかった振り…知らなかった振り…)」
自分に言い聞かせている間に
???「はーい。どうぞー」
と家の主でだろうか、入って良さそうな返事が来た
メリーさん「…お邪魔しまーす」
メリーさんはゆっくりと玄関を開けて中へ入って行った
家の中は暖かく、雪が降り冷えてきていた体を、暖かさがメリーさんを包み、体を暖めてくれる
………誰かが現れてもいい筈だが…
……誰も来ない
奥では複数の人の笑い声と騒ぎ声が聴こえる
メリーさん「(皆で私を驚かせようとしてるのね…)」
そう思い、そのまま声の元へドアを開いて入って行くと…
パンパンパーン♪
一同「メリークリスマース♪」
皆がメリーさんに向かってクラッカーを鳴らす
メリーさん「え!?!?」
……予想と違かった
誕生日を祝ってくれるのだと思っていた
メリーさんは自ら皆に
メリーさん「今日…私の…誕生日で……呼んだんじゃないの?」
一同「……………え?………」
数秒間…時間が止まったかの様に静まり返り硬直してしまった
一同の中の1人、クリスマスパーティーを誘った張本人『エンジェル様』がメリーさんに
エンジェル様「え、えっとー?……誕生日…だったの?」
メリーさんは頭をコクコクと立てに振った
メリーさん、エンジェル様「「…………。」」
暫くまた無言の空気になった時、メリーさんの口が開いた
メリーさん「…私の(プルプル)…私の誕生日で呼んだんじゃ(プチッ←堪忍袋の尾が切れた)無いんかァァァァァァァ!!!!」
その後
メリーさんは、やけ酒ならぬやけケーキを食べまくり…
メリーさん「ギャー!!……た、体重が…」
…○キロ太ってしまい(現在○4キロ)
それ以来、メリーさんはクリスマスが嫌いになってしまったとさ
遅れましたが、改めまして「創作板、メリーさんスレ」一周年(越え含み)おめでとうございます
あと、早いけど
『メリークリスマス』
私メリーさん
今日はよく名前を呼ばれるの
時は12月25日。所謂クリスマスというやつである。
町は華やかに彩られ、賑やかになっているが万年一人身の私にはなんら関係ない。
むしろ言わせて貰おう。
憎悪だ。どこもかしこもカップルカップルカップル。幸せそうな面をしてどこへ行く。
メリークリスマスメリークリスマスメリークリスマスうるさいんだよ。ここはどこだ、日本だ。キリストを祭りたいならローマにでも行ってくれ。
例え冬至で柚子湯に入ることはあってもクリスマスにケーキなぞ絶対に食わないぞ。今日は平日ナリ。
町を歩けばサンタ服に着替えた女性の方々。寒くないッスカ、恥ずかしくないッスカ、年考えろよプギャー。
など毒づきながら歩いているとぶるぶるとポケットに入れた携帯が震え始めた。非通知表示された画面を少し見つめたあと通話ボタンを押す。
「私、メリーさん。い」「間に合ってます」
糞、個人攻撃までするのかサンタクロース。そんなに私を殺したいか。精神的に。かつてどこかの英雄が戦った日本引きこもり協会という組織が
あったらしいが俺は世界サンタクロース協会と戦わなきゃいけないのか。なんて運命だ。
再び携帯が鳴る。同じく非通知。通話ボタンを押す。
「私、メリーさん。一人しかいないからね」
「へぇ、今どこにいるの?」
「えっとね……秋田!」
「なまはげぇ」
通話を切る。というかここは東京だ。一体どこから向かっているんだ。
いつも通りコンビニに入り、弁当とビールを一本レジに持っていく。
「いらっさいませ」
なんともやる気に溢れない言葉だ。ふと店員と目が合う。そして悟る。ああ、そうか。
すっと右手を差し出す。店員は迷うことなく左手を出して、強く握手を交わす。
「アリガトーゴザイマシター!」
覇気に満ちた言葉を聞きながら、店を後にする。再び携帯がぷるぷる。
「わt」「我輩はメリーである。名前はまだない」
「メリーって名乗ったじゃん! あ、今埼玉だからもう少しまtt」「ださいたまぁ」
通話を切った後、電源を落とそうか悩んだが仕事の電話が来ると困るのでつけとくことにした。
それにしても人が多い。お前ら、早く家に帰って楽しい食卓でも囲めよ。
普段はちょっと寂れてる商店街も人がごったがえし、芋を洗うがごとくといった呈を成している。
荒波人波を押しのけ、普段の三倍の時間をかけて商店街を抜ける。
もちろんその間、子どもの泣き声叫び声笑い声をフルコーラスでお送りさせてもらってます。うるさい。
子どもは昔から嫌いだ。行動に意味はなく、言葉に道理はなく、結果は常に自己のため。
成人になるまで所詮動物だ。むしろ首に縄でもつけてペットにすればいい。というか子ども産むな。害悪だ。
脳みそを悪意で満たそうとしていると再び携帯が震えた。
「警察にいいますね」
「待ってタンマタンマ! なんでそんなに私の話を聞いてくれないの!」
「生憎メリーと名のつくものには殺意しか沸かなくてね」
商店街前の横断歩道。青が点滅している。押しのけそこのけ急いだものの寸前で赤になってしまう。
隣には姉妹だろうか。おそろいの服を着た子どもがやんややんやとはしゃいでいる。
手にはプレゼントで貰ったのだろう。包装紙に包まれた四角い箱を持っている。
母親らしい人も両手に荷物でおとなしくしなさいと口でしか言えないようだ。
「ひどいなぁ。もう。ひどいなぁ」
「で、何用かな。もうこれ以上いたずら電話されると困るんだけど」
「いたずらじゃないよ。ほら、前を見て」
言われて前を見る。道路上にはさきほど子どもが持っていた箱がぽてんとタイミングよく落ちた。
「あー!」
子どもが飛び出す。おや、タイミングよくトラックが。親は手を離せない。
なけなしの金で買ったコンビニ弁当とビールが宙を舞う。携帯も自分の前を飛んでいる。
子どもの服を右手で掴み、後ろに引っ張る。さらに一歩踏み出し、その足を軸に地面に落ちた箱を回転しながら左手で取り
子どものほうへと投げる。ここまで来れば誰でもわかる。私はそこで体制を崩した。
トラックは止まらない。地に尻を着きかけた体は再び宙を舞う。
しばし空中遊泳をしたあと地面に叩きつけられる。追撃に携帯が胸に落ちてくる。
だから子どもは嫌いだ。危険を顧みず、平気で自殺行為をしてくれる。
「もしもーし、聞こえる?」
耳元まで跳ねてきた携帯から聞こえる声。残念ながら返事はできない。
「私、メリーさん。今、あなたを迎えにきたの」
ぼんやりとした視界に赤色が入ってくる。ただその赤色だけ妙にくっきりとしている。
クリスマスは嫌いだ。まともなサンタクロースが来やしない。自分を見て、赤色が笑っている気がする。
「君も赤くてサンタみたい」
ぎゃあああああこえええええええ
981 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/09(土) 13:06:22 ID:EzYBhtxU
あげ
981きちゃって即死判定にかかるようになっちゃったから
次スレ立てようと思うんだが、即死越えられるくらいの人はいるかい?
規制中だから……
次スレ立てたら11レス適当に埋めとくとか
がんばらないと落ちるのか
まだ落ちてないかな