残念ですが、貴方の病気は現代医学では治療困難です そこで当病院では安楽死システムを作動させます あのカプセルの中で、貴方は自分の望む通りの人生を追体験し そして満足して死んで行くでしょう では、下記の要項を記入してからカプセルの中へお入りください 現代から中世、ファンタジーから外宇宙まで 貴方が望む、満足な死を創造して下さい ・テンプレ 【世界の概要】 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 【備考・要望があればお書きください】
2 :
回答例 :2008/10/29(水) 23:56:52 ID:b2ZqEooz
【世界の概要】 22世紀初頭の地球 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 日本の地方都市、両親と自分の三人家族 家族仲は悪くは無く、ごく普通の中流家庭 高校生へと進学し、初めての夏休みを迎える 小学からの親友が数人いる 【どうやって人生を終えるのか】 夏休みに入ってから間もなくして、両親からとある事実を告げられる それは、自分には実は12人の妹がいたということだった 驚きのなか、妹達と仲良く過ごす自分 そして8月31日。その中の一人からさらに驚愕の事実を告げられる その妹と自分は、血のつながりが無かったのだ 婚姻を迫られたじろぐ自分に、他の11人の妹がそれを阻止せんと詰め寄ってくる 妹達ともみ合っているうちに、そのまま一緒に屋外プールへと転落する自分 プールの中でスクール水着の妹達にもみくちゃにされながら ジョニー・ビー・グッドを歌いながら死亡 【備考・要望があればお書きください】 イエス、ロリータ ノー、タッチ
こんな感じで人生の終わりまでを創作するスレです もちろん、生まれから生い立ちまでを波乱万丈に書いてもらってもかまいません 終わりをカッコよくするか、無駄死にさせるかは貴方次第です
私は地方の零細町工場で組立工だった父と、少し離れた貧農出身で身寄りの無い母との間に生まれた。 幼少時、父は覚醒剤不法所持で逮捕され、そのまま刑務所に収監された。 収入の途が断たれた母は、近所の海産物加工工場の作業場でアルバイトをしながら、そこの役員の男の愛人となる。 幼少時代の私の記憶は、背中に入墨を入れた水産加工会社のその男が母親にのしかかっている姿だ。 桜和尚が描かれた広い背中が、華奢でひ弱な母の肉体の上で暴れ、唸っていた。 幼稚園に入った頃、その男から百円玉を渡され、「いい、と言うまで外で遊んできな」と言われた。 私はアパートの前にある町営の公園に行き、そこでブランコに乗りながら夕陽を眺めた。 目の前では小学生のお兄さんたちが、鬼ごっこやボール遊びをしていた。 それを眺めながら、私はただ一人でブランコに跨り、テレビから流れていた歌謡曲のサビを鼻歌で歌って過ごした。 百円は時折駄菓子やジュースに変わり、それ以外は父親が買ってくれた陶器製の貯金箱に入れた。 小学校に入学した私は、学校側から給食費を支払わなくてよいという通告を受けた。 良く分からなかったが、私は得をした気になった。 そんなころに父が刑務所から出所し、家に戻ってきた。 父はそれからも仕事が無く、一日中ブラブラとうろついているだけだった。 一応水産加工会社に正式に雇われることになった母が、生活の全てを支えていた。 父は母を殴りつけ、その金を持ってパチンコ屋に行き、大抵は負けていた。 ある日父はパチンコから帰って来ると僕を呼びつけ、茶色い紙袋の中から板チョコを出すと僕に手渡した。 「今日は調子が良かったからな」と父はいい、そのまま笑った。 おそらく父の笑った顔を見たのは、ことのきぐらいだった。 私が父に「ありがとう」と言うと、ビールのプルタブを開けて一気呑みする父は軽く手を挙げて応じてみせた。 私はチョコを握り締めて公園に行き、そこにたまたまいたクラスメイトの志村くんと分け合ってそれを食べた。 すこしだけ高台にあるこの公園からは、夕陽に照りつけられる街並みが良く見えた。 港の向こうの海には、夜間漁に出る漁船が漁火をチラつかせながら沖に向かって進んでいる。 友達の志村君のお父さんは漁師であったが、海難事故で死亡している。 私達が幼稚園時代の話だった。遺族補償金を貰った志村君の実家は、おばあちゃんとお母さんとで飲み屋を開いた。 時折私の父が飲みに行く店だ。港町の荒くれ者の中で父は肩身が狭い。 志村君は体が大きく、将来は漁師になりたいと言っていた。 現在の志村君は全く別の道に進んだが、そのころの私達にとって海は、今此処にある現実と異なる別世界への扉だった。 公園から見える夕陽に照らされた海は、キラキラと輝いて美しかった。 夜空に星が見えるまで、飽きることなく二人で眺めていた。
父はそれから間もなく死んだ。 発見されたのは県道を逸れて山間部に少し入った林道沿いの雑木林の中だった。 死体は無残に殴りつけられ、指は生きていた時点で切断され、顔は原型を留めていなかった。 警察の人が私の家に来たとき、私はテレビで何かのアニメを見ていた。 父が夜に家にいないことなど珍しくもなかったし、私は事の重大性をそれほど認識していなかった。 間もなく母が会社からアパートに戻って来て、私は母とともにパトカーに乗った。 行き先は隣の市の市営病院で、そこで私は「ここで座って待っていなさい」といわれてロビーのソファの上に座った。 母は警官とともにあわただしくどこかに駆けていった。 父が死んだ?と心の中でそのことを反芻してみたが、特に感情がわいてきたわけではなかった。 父は時折母を殴っていたが、私は父に殴られた記憶などなく、酔っ払って鼾を立てている姿くらいしか憶えていない。 一番の思い出は、パチンコで獲得したチョコレートを貰ったときの笑顔で、あの記憶だけが少し心で疼いた。 それだけだった。 私はソファの横のマガジンスタンドにあった少年ジャンプを手に取ると、それを呼んだ。 既に夜は更け、非常灯の薄暗い明かりの中で、私は時を忘れて漫画を読み続けた。 学校で志村君や、北原君から時折借りて読むだけで、家では買うことを許されなかった漫画。 それを思う存分読めたことが、私にとって嬉しかった。 暫くするとスーツを着た中年の太った人が来た。 手にはコカコーラが握られており、それを私に手渡した。 その男は刑事だと名乗り、お父さんが死んで悲しいかい?と尋ねてきた。 私は悲しいです、と答えた。ここではそう答えるべきだと思ったからだ。 これを飲んでいいんですか?と刑事さんに尋ね、刑事さんが頷いたので私はそれを飲んだ。 冷えていて美味しかったのを憶えている。 それから刑事さんは私に何か色々な話をしていたが、その内容は覚えていない。 コーラをゆっくりと飲みながら、私はただ頷いていただけだった。 父が何故死んだのかを知ったのは、中学生になってからだった。 大した理由ではなく、ただその筋の人たちの博打の上がりを時折持ち逃げしていたための制裁だったらしい。 そんなものだろうと思った。 小学校で高学年になった私は、学校の陸上部に入部した。 駆けっこが早いのが私の自慢であって、それだけの理由だ。 本当は野球部に入りたかったのだが、リトルリーグとかに入れるだけの収入が無かったので、仕方が無かった。 志村君はそのまま野球部に入部した。疎遠になるかと思ったが、志村君だけは何時までも私とは仲良くしていた。 それは中学校でもそうであり、別の高校に通うことになってからも、私達は仲が良かった。 私はアパートの隣の部屋に住む中古車販売会社のお兄さんに、陸上用のシューズを貰った。 あるとき私が小学校の陸上部に入ることになったと告げると、数日後にシューズとスパイクを数足くれたのだ。 何でもそのお兄さんの甥が陸上部にいたらしく、使い古しのそのシューズとスパイクはその人のものだったらしい。 私は母に貰ったことをつげ、母は近所の和菓子屋でドラ焼きの詰め合わせを買い、そのお兄さんにお礼を言った。 お兄さんは彼女に当たる少し派手なお姉さんと玄関口に出て、「何、かまいませんよ」と答えてニッコリと笑っていた。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/10/30(木) 05:24:03 ID:OmdDzGJH
続きは?
わくわく
8 :
名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ :2008/11/01(土) 11:41:20 ID:Lm2FOLwC
いかりやの付き人になるまででいいから続けてよ
私の人生を一言で表現するなら「寒い」といった所だろうか。 生まれた場所は覚えていない。 物心ついた時には両親の姿は見えなかったと記憶している。 残飯をあさりボロをまとってうろつき、雨風をしのぐ為に下水道をねぐらとしていた。 下水道には、私と同じ様な境遇の子供たちが大勢いた。 その日を暮らす事だけにただひたすらで、私達は地下を這いずり回るネズミのようだった。 そんな日々をどれだけ過ごした事だろう。 私達のねぐらに一人の大人が訪れた。 どうやら私達に飯を恵んでくれるらしかった。 奇特な人もいる者だと怪しんだが、飢えていた私達は否応無しにその話へ飛びついた。 案内された住居の中で、私達はパンとスープを振舞われた。 その時のスープの、何と美味しかった事か。 浅ましくがっついている私達にむかって、その人は言った。 「お前達が言う事を聞けば、いくらでも与えてやる」 その日から私達は、その大人の為に働く事になった。 簡単な事だ。 似顔絵の人物を私達で殺せばいいのだ。 街の人々に石を持って追われ、面白半分に危害を加えられる私達にとって 復讐の機会を与えられたのだった。 志願する子供分のナイフが渡され、私達は標的にむかって突きたてに行った。 馬車に乗っていた人物に、酒場の帰りの人物に、荷物を抱えていた人物にむかって、 私達はナイフを、動かなくなるまで突きたてた。 深夜に十数人で屋敷に襲撃した事もあった。 もちろん私達にも被害が無かった訳ではない。 仕事の度に仲間が何人も死んだ。 だが私達はパンとスープの為に、嬉々として志願した。 仕事が済めば、約束どおり飯を振舞ってくれたからだ。 私達は腹いっぱいに食べられれば、それで良かったのだ。 いつまでそういう仕事に手を染めただろうか。 私達は顔を覚えられ、見つかれば殺される身となっていた。 仲間が襲われ、ねぐらを点々としなければならなかった。 それでも私達は仕事を止める事はしなかった。 いかに見つからず、そしてすばやく実行できるか。 その事を話し合い、仕事の後に振舞われる食事を想像して笑みを浮かべのだった。 多くの人物を始末し、たくさんの仲間が殺された。 下水道を棲家にしていた仲間たちが数人になった時、その人物は私達に言った。 「お前たちは生き残る事ができたようだな。次に行くか」 そうして私達を引き連れ、とある場所へとむかったのだった。 むかった場所は、山中にある大きな施設だった。 中へと案内された私達は、一つの部屋へと案内された。 簡易寝台が連なっており、そこがこれから私たちの住居だと教えられた。
それから私達の生活は一変した。 昼は外で訓練を受け、夜は施設で様々な教養を叩き込まれた。 一定の水準に達成する事が出来なかったら厳しい罰が待っていた。 重い荷物を持たされ湖を泳ぐ事を強制させられた。 少しのおうとつを頼りに断崖を登らされた。 道具を使い、他人に変装する事を教えられた。 様々な言語を教えられ、その地方の常識を教えさせられた。 訓練の途中で、多くの仲間が命を落とした。 時には抜き打ちで食事に毒が入っていた事すらある。 脱落者には、死が待ち受けていた。 脱走を試みた者もいたが、例外なく連れ戻され惨たらしい罰を受けた後、殺された。 恐怖から逃げるために、私は落伍者にならぬよう必死で頑張った。 いつのまにか、私は少年から青年へと成長していた。 そしてある日の事、上の人物から仕事を与えられた。 とはいっても、私は見張りの役で、肝心な役は先輩方が務める。 私は言われるままに、先輩方へとついていった。 むかった先は、小さな街だった。私達はそこで一つの宿をかりた。 お前は何もしなくていい、と先輩の一人がいった。 私は外出も許されず、宿屋の一角で武器の手入れを命じられたのだった。 その街にとどまって四、五日したある日、私は先輩方の話に参加させられた。 部屋の中心で輪になって囲み、顔を合わせてひそひそと話す。 輪の中にはこの街の簡単な地図があった。 おそらく先輩の一人が作成した物であろう。 その中に赤く丸を記した建物があった。 どうやら此処が我々の仕事先らしかった。 建物の中へとむかう侵入経路、近くにある衛兵などの詰め所、 街の外へと向かう逃走経路。 それらを何度も話し合い、決行は三日後の夜と決まった。 先輩の一人に、外出できなくて窮屈だったろうと言われた。 いえそんな事はありません、と返した私の掌に、その人は銀貨を握らせた。 そして、地図の中にある一つの建物を指し示した。 「ここが娼館だ。日が暮れたら行くといいぜ。決行日には宿にいろよ」 そのときはどういう意味かわからなかったので、 「朝に行ったら駄目なんですか」 と間の抜けた言葉を返してしまった。 先輩方は大笑し、絶倫だなお前と笑った。 ともあれ、外出の許可を頂いたのは嬉しかった。 私はさっそく、次の日に街へ出る事にしたのだった。
11 :
名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ :2008/11/03(月) 01:27:57 ID:15cjUJMM
【世界の概要】 鮮魚料理屋の生簀の中 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 間もなく裁かれる鯵 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 海で群れを成してスイスイ泳いでたところを捕まえられて水槽に入れられ、漁港直送で店に到着 まだ腕の未熟な板前のつたない包丁裁きで、苦しみながら悶絶死 【備考・要望があればお書きください】 素敵な美女に美味しく召し上がっていただいたのが唯一の救い
うまいなw
【世界の概要】 伝説の剣と様々な魔法が用いられ、モンスターやドラゴンが跋扈するハードな中世ファンタジー世界 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 ただの農民 それ以外なんの属性なし 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 ごく普通の農家に生まれてそのまま成長し、真面目に農民として地味に生活し 近所に住む村娘と結婚して子供ももうけ、戦乱に巻き込まれることもなく平和裏に一生涯を過ごし、 家族に見守れながら安らかに死ぬ 【備考・要望があればお書きください】 波乱万丈のドラマは一切なし
【世界の概要】 伝説の剣と様々な魔法が用いられ、モンスターやドラゴンが跋扈するハードな中世ファンタジー世界 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 その世界で最大の国家の第一王子として誕生 もちろん王権を継承する第一継承権の持ち主 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 王となるべく帝王学を幼き日から学ぶ 戦いに赴き若くして武勲を為す 国民全てが期待する若く勇敢な王子だった が、若干変態の気があり、 ある日王宮の浴場で肛門の棒石鹸を突っ込んで遊んでいたら 直腸が裂けてしまい敗血症になってあっさり死亡 【備考・要望があればお書きください】 その後、国王の地位にはまだ幼い弟王子が就く
なまじ地位があるより農民の方が幸福って訳か…… ムチャシヤガッテ……
【世界の概要】 伝説の剣と様々な魔法が用いられ、モンスターやドラゴンが跋扈するハードな中世ファンタジー世界 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 辺境の森の中でひっそりと生活する温厚で平和的な野生動物の子供として生まれ 父と母の愛に包まれてすくすくと成長する 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 平和で穏やかな日々を過ごしていたある日、 突然伝説の剣を持つ自称勇者が彼らの生息地に乗り込み、「魔物退治」と称して彼らの群れを襲撃 その勇者のパーティーに参加している黒魔法使いや竜騎士やらの攻撃によって親兄弟を皆殺しにされ さらに伝説の勇者と抜かす狂った男の伝説の剣で切り殺される 【備考・要望があればお書きください】 伝説の勇者はこの殺戮によってレベルUPを果たし、特殊技能「炎の魔剣」を使えるようになった
17 :
名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ :2008/11/07(金) 01:09:44 ID:rGCobjC7
【世界の概要】 伝説の剣があり、様々な魔法が用いられ、モンスターやドラゴンが跋扈するハードな中世ファンタジー世界 ※若干修正させていただきました 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 主人公は伝説的な勇者の血を受け継ぐ一族の末裔として産まれ、ある日突然世界を救う使命に目覚めて旅に出る少年 時は乱世であり、解き放たれた古代魔法によって魔界の魔物たちが跋扈し、多くの国々が覇権を巡って戦い続ける そんな戦乱の世の中で、転生した魔界の王が現れ、この美しき世界を恐怖に陥れる 主人公の少年はそんな中で戦いを続け、仲間達と出会い、最後に魔王を倒して救世主となるべく戦いに身を投じた 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 村を出た少年は伝説の剣を手に入れ、魔物たちを殺戮して経験値を積む 途中で魔法使いや僧侶、騎士や没落貴族の若君と出会い、彼らと旅を続ける 魔王の陰謀を知り、彼らはその野望を打ち砕くために、世界の混沌の中心・ネクロポリスへと向かう だがその途中で、魔王の腹心であり強力な時空魔法を用いる魔界伯爵と戦い、彼の魔法で別世界に飛ばされてしまう たどり着いた先は20世紀末の不況に喘ぐ日本 そこで勇者は倒すべき敵を見失い、仕方が無くハローワークへ赴き、製造業の日雇い派遣の仕事で糊口をしのぐ だが、魔物を倒せば何故か金が手に入ったかつての世界とは異なり、ここではそんな簡単に金は入らない サブプライムローンで始まった世界同時不況の波が日本に訪れ、彼は生産調整に入った工場からリストラを宣告される 路頭に迷った勇者は役所に生活保護を申請するも、そもそも戸籍がないため申請却下 ついに行き詰った勇者は残った金で酒を買い、近くの公園のベンチで飲み始め酔ってそのまま眠りこける 翌朝、ベンチの上で冷たくなっている勇者が発見され、無縁仏として埋葬される 【備考・要望があればお書きください】 元の世界では、魔王が遂に野望を達成し人間界を支配 美女を侍らせ、人民を搾取、虐殺を繰り返し、魔界千年王国を築き上げる
今日、保健所の調査官が突然訪れました。 客の何人かが食中毒になった件で、営業許可を取り消すかどうかを調査するんだそうです。 私こと江美里(本名:朴麗姫)は、「民族差別ニダ!謝罪と賠償を求めるニダ!」と抗議しましたが無駄でした。 とりあえず本日付で営業停止処分が為され、調査官はせせら笑いながら帰っていきました。 私は店の床に倒れ伏し、ウリナラ民族に対する日本猿の非道な仕打ちを嘆いて暫く泣きました。 日本猿に文明を教えたのも、仏教や武士道や柔道やニンテンドーDSなどを教えたのもウリナラなのに…。 とにかくこの不当な差別に対して猛抗議するため、民潭関係者の知り合いを通じて知り合った、某社民党議員の方に電話しました。 するとその社民党の方(数十年前に帰化し、工作活動を成就するために出自を隠して通名で活動為されてる有為な女性人権活動家)から、 ある有名な人権派弁護士(元学生運動の運動家で、日本は左翼とウリナラに従うべきと訴える某宗教団体の顧問弁護士も務める)を紹介されました。 そこに電話しようと、受話器を取り上げた瞬間、また店の扉が開いたのです。 こんどは国税局の調査官の面々でした。脱税容疑が掛けられているとのことです。 そんなの濡れ衣です、と抗議したのですが、店の奥のキムチ倉庫に隠した二重帳簿を持っていかれました。 ちゃんと在日系金融機関を通じて、民潭で会計処理をして所得税も法人税も誤魔化していたのに。 日本猿はヒドイです。これから私はどうやって生活していかなければならないんですか? もう一度キーセン稼業をやるには、私はもう歳をとりすぎています。日本猿は若い娘ばかり好きですから。 ウリナラの男たちは、70歳や80歳の老女でも、平然と犯すんですよ? 彼らこそ真の男ではありませんか?少々ペニスが小さいですけど、ウリナラの男は老女でも平然と犯すんですよ? こんどこそ私は日帝に対して心底戦おうと、朝鮮戦争時代に玄界灘を渡って密入国した仲間たちに連絡をとりました。 彼らは主に暴力団員となり、日本猿たちを殴りつけて金をせしめています。 当然です、日帝が昔ウリナラにした仕打ちを考えれば、日本猿の1000万匹くらいは殺しても問題ないでしょ? 昔ポンポン船の中で散々オメコをやらせた貸しがありますから、彼らに何とかしてもらいたい。 そう思ってもう一度受話器を取り上げたら、またまた店の扉が開いたのです。 何と今度は厚労省の麻薬取締官が、府警本部の警官を伴ってやってきたのです。 私の店で覚醒剤を販売している、という濡れ衣を着せるために、彼らはやってきたのです。 私はそんなものうちの店で売るわけがない、白い粉は滋養強壮剤だ!と抗議しました。 北の同胞の皆様が売ってくれた、将軍様御謹製の妙薬です。そんな覚醒剤のわけがありません。 私の店で売っているのは、在日同胞の皆様が密かに密造している大麻やハシシュだけです。 でみ間もなくやってきた鑑識の人が覚醒剤だと指摘し、私は逮捕されることになってしまいました。 ヒドイです、酷すぎます。 ウリナラのような世界一優秀で気高い民族の血を受け継ぐ私が、 なぜ猿以下の倭人にこのように屈辱的な仕打ちをされなければならないのでしょう? このようなことが行われ、この「スナック江美里」は閉店を余儀なくされました。 これは間違いなく民族差別です。日帝に謝罪と賠償を要求します。
19 :
創る名無しに見る名無し :2008/11/10(月) 01:24:56 ID:lKEbJbsz
【世界の概要】 現代の日本。 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 在日朝鮮人の家に生まれるも、家族は既に通名を名乗り、通常の日本人を装って生活している。 そのため自分が在日朝鮮人であることを知らずに育つ。 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 2ちゃんねるなどに没頭し、嫌韓に目覚める。 戦後の自虐史観に毒された言論風潮に憤りを覚え、左翼言論を繰り返し宣伝する朝日新聞やTBSを批判。 従軍慰安婦問題や、植民地支配の問題について、韓国や朝鮮に謝罪する必要などないとの意見を持つ。 また日本人女性を貶める内容の記事を海外に発信し続けた毎日新聞に対しても抗議の電話を入れる。 狂信的ネトウヨとしての思想を育みながら、青春時代の人格形成がなされた。 教育勅語を暗誦し、神州思想に没頭、学校にもたまにしか行かずに日本人の精神の追及のために日夜思索を続ける毎日。 ところがある日、父親が苦労して入学させた私立中学校の修学旅行でオーストラリアに行くことが決定。 今まで何故か海外に出た事がなかったため、初めてパスポートを取得することになった。 日本の法務省外局に出向いて書類を作成しようとしたが、何故かパスポート申請却下。 理由を尋ね、そこで自分が日本国民でないことを生まれて初めて知る。 泣きながら家に帰り、オモニに文句を言う。オモニが「仕方が無かったのよ」と泣き崩れるのを見て、遂に火病。 オモニを力いっぱい殴りつけて昏倒させ、オモニはそのまま脳内出血で死亡してしまう。 気が動転してしまい、気持ちを落ち着けるために台所にあったJINROをボトル一気呑みするが、 それがスイッチとなり、ついに民族病でもある火病が大爆発し、高校から帰宅した姉を無理矢理強姦する。 泣きながら抵抗し大騒ぎする姉を絞め殺し、さらに屍姦を繰り返す。 近所の人が騒ぎを聞きつけ、警察が駆けつけるまで姉の屍を犯し続け、遂に緊急逮捕される。 その後、少年鑑別所の独房に入れられ、アイデンティティーのゲシュタルト崩壊を起こし、首吊り自殺で死亡。 【備考・要望があればお書きください】 2009年初頭、韓国政府はデフォルト宣言を発表。
【韓国】「成果賞与金少ない」現代車労組員、社長を暴行[1/3]
1 名前:フルー厨φφ ★[] 投稿日:2007/01/03(水) 21:10:16 ID:??? ?2BP(2893)
年末の成果賞与金が少なかったことに不満を抱いた蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)
自動車労組員たちが始務式に参加しようとする社長に暴行をはたらき、式場に粉末消火器10台分を振り撤いた
ことから式が中断する事件が発生した。
現代車によると3日午前8時50分ごとキム・ドンジン副会長とユン・ヨチョル社長(蔚山工場長)が新年の始務式
に参加するため、この会社の蔚山工場本館を出て1キロほど離れた文化会館に向かった。
これを目撃した労組員40人余りが車で文化会館入口を塞ぎ、ユン社長、キム副会長が乗った乗用車を囲んで
天井に上がるなど乱暴をはたらいた。ここに警備員70人がスクラムを組んで車から降りたユン社長と金副会長
を護衛、労組員たちと衝突した。労組員たちが周辺の植木鉢を投げつけてガードマンたちと争い、ユン社長一行
は10分かかってたった15メートルほど離れた会館入口の階段に到着した。その瞬間、労組員1人が突然高さ
1.5メートルほどの花壇に上がり、ダイビングするようにユン社長を護衛していたスクラムの中に跳びこんで
ユン社長を襲った。ユン社長は、メガネが折れ、鼻やほお骨などに傷を負った。
ユン社長一行がやっと労組員隊列をくぐって式場の中に入って行くと労組員たちは周辺の鉄製ベンチと植木鉢
で鉄製門を壊した後、10台の粉末消火器を振り撤くなど行事場所を真っ白にした。
予定より20分余り遅く課長級以上400人が出席して式は始まったが、労組員たちの暴動が続くと5分で中断し、
ユン社長は蔚山大病院に移送され、治療を受けている。労組員たちによる暴行でガードマン15人もけがをし、
このうちの3人は入院治療中だ。会社側は「暴行に加わった労組員たちを刑事告発する方針」と明らかにした。
会社側は「昨年8月、賃金協約時、生産実績が目標比100%を超過すれば150%の成果金を、及ばなければ
100%だけ支給することで労使間合意した」とし「これによって100%を支給した」と言った。
労組は「5日まで残り成果賞与金50%を支給しなければストライキなどに出る方針」とし、代議員らを中心に
各工場出勤闘争・ 徹夜の座り込み・糾弾集会をすることにした。
中央日報
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=83331&servcode=400 §code=400
2 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2007/01/03(水) 21:10:35 ID:dh+hrjmM
放火は?
3 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2007/01/03(水) 21:10:54 ID:u5jEA7om
さいこうだw。
38 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2007/01/03(水) 21:21:40 ID:fAH4oa6x
そら外資企業は寄りつくまいて。
40 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2007/01/03(水) 21:22:39 ID:RZ6l0c67
デフォだよ。20年前の全国規模のストでは
社長をドラム缶に入れて叩きまくった後に
クレーンで吊り上げたなんてのもあった。
43 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2007/01/03(水) 21:23:08 ID:uUlFfJxM
さすが記者だな、ファビョって暴れる状況が目に見えてくるような記事だw
45 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2007/01/03(水) 21:23:31 ID:Jkioj8Vm
正月から笑い殺す気か!
52 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2007/01/03(水) 21:26:15 ID:uUlFfJxM
そういや労組や賃金高等で撤退した日本企業の人間が、「話し合いたい」って
相談されて訪韓したら、拉致られて身代金要求された事があったな。
53 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2007/01/03(水) 21:27:34 ID:YXoTnvgr
まだ今年始まって三日しかたってないのに
どこまで笑わせるんだwwww
【世界の概要】 全面核戦争が起き、全ての人類が滅亡してしまった世界 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 たった一人残された人間 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 核シェルターから出て、生態系が完全に変わってしまった過酷な世界で必死に生き延びようと努力 何とか生きている人間はいないかと世界中を回る旅に出る 放射能の影響で巨大化した昆虫や、かつての地球には存在しなかったような畸形生物たち相手に戦い、必死に生き延びる と、あるところで核シェルターを発見。生きた人間がいるのではないか、という期待を込めてその扉を開けるが… シェルターの中では外に出られないまま互いに食い合って死んだ人間の無残な死体が散らばるだけだった 数十年後、老人になった主人公は、浜辺で夕陽を眺めながらゆっくりと死んでゆく 彼の死によって、地球から完全に人類は姿を消し、滅び去った 【備考・要望があればお書きください】 その後の地球は、新たに進化したゴキブリが支配 高度な文明を築き銀河全域に支配圏を広げ、巨大な銀河帝国が完成する 彼らは、浜辺で死んだ主人公の死骸に群がり、脳を食って知識を受け継いだあるゴキブリの子孫であった そういう意味では、人類の英知は受け継がれていたといえよう
22 :
創る名無しに見る名無し :2008/11/19(水) 04:17:05 ID:P8bXY5Wy
【世界の概要】 ある戦争の戦場の最前線で孤立した小部隊 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 堡塁が突破できず、友軍から孤立してしまっている小部隊で さらに敵の大部隊が戦線に近づいて来ている 多くの砲が打ち込まれ、火薬と土煙が巻き上がる中、戦友たちが次々と被弾し斃れる 自分は一兵卒として銃を持って敵を撃つが、何せ相手は多勢無勢 間もなく部隊は絶滅してしまいそう… 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 そんな中、中隊長が自分を呼び寄せた「愛している。今だから君に告白したい」と中隊長は涙ながらに告白。 突然の告白に自分は驚くも、中隊長の熱き思いに心を打たれ、自分も実は中隊長に惚れていたことに気づく。 中隊長はポケットから指輪を取り出し「キミにはめて欲しい」と頬を赤らめながら差し出す。 気づくと自分の目から滂沱の涙が溢れ、「ちゅ、中隊長!」といいながら中隊長に抱きつき、キスを交わす。 戦友たちの祝福の中、生き残った従軍牧師の下で自分と中隊長は結婚式を挙げ、ついに結ばれる。 その瞬間、敵の戦車砲が塹壕に直撃し、自分も中隊長も、戦友たちも全員戦死する。 【備考・要望があればお書きください】 もちろん女なんか一人もいませんよ、ええ。
23 :
創る名無しに見る名無し :2008/11/19(水) 09:02:40 ID:f6CG8vz8
【世界の概要】 すべてが熱病に侵された灰色の機械世界 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 たちこめる赤く熱い雲。無数の黒く細長い建造物。舞い落ちる灰色のDиS 言葉を喋らず光を交感しあうネレーター達。 そこで螺旋会社をNO2として設立するも、第三層に合成バグが十一体見つかり 恐怖の感情を剥奪され、レベル49の釘士となる。 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 トの海から拾われ、禅士G‐5に魂を転写されるも失敗。 欠けた恐怖と怒りの感情を求め最終的に第六層まで降りるが、合成バグに飲み込まれ行方不明に。 スノースペースで紅い片目だけ見つかる。 【備考・要望があればお書きください】 紅い目から最後の言葉が産まれ、世界は新たな始まりを迎えん
24 :
創る名無しに見る名無し :2008/11/19(水) 10:38:03 ID:vCYYj4q9
【世界の概要】 一枚のパンティー。 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 高級ランジェリーショップで売られている、新作のセクシーランジェリー。 この春の新作で、オーソドックスなデザインを基盤にしながらも、女性のウェストラインを際立たせるカットが売り。 比較的高価であるも、同種のシリーズの中でも売れ行きが好調。 そしてある日遂に、素敵な女性があなたを購入。 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 普段キャリアOLをしている彼女のお気に入りのパンティーとなり、時折彼女の股間を覆う栄誉ある任務を務める。 もちろん彼女は履く時に、ラヴェンダーの香水をシュッと一振り。 時折蒸れることがあるも、彼女の素敵な花園を大切に大切に守り、洗濯用ネットで丁寧に洗濯してもらう幸せな日々。 だがある時、彼女には彼氏が出来る。勝負パンツとしてあなたは彼女の股間を守る立場に。 複雑な思いを抱きつつ、彼女の股間の最終防衛ラインを担ったパンティだったが… 彼氏とのベッドインのさい、興奮したその彼氏は彼女の股間からあなたを強引に引き千切り、あなたは破られる。 結果、彼女の花園は男の欲情で穢れ荒らされる。が、彼女はその男の荒々しい愛撫を受け入れ、幸せを感じる。 薄れゆく意識の中で、あなたは男に抱かれた彼女の快感に酔いしれる表情を目にする。 「幸せにね…」そう呟いたあなたは、ゆっくりとパンティーとしての生涯を閉じてゆく。 【備考・要望があればお書きください】 セックスの後、彼女は大切にしていた自分のパンティーが破られて床に丸まっているのを発見。 少し惜しい気持ちが湧いたが、「また買いなおせばいいかな」と呟き、少し悲しげに微笑む。 そして笑顔のまま永劫の眠りに就くあなたを手にすると、優しくゴミ箱へ放り込んだ。 なお、彼女はこの男と1年半ほど交際したのち結婚し、一男一女を儲けて76歳で死去。
26 :
創る名無しに見る名無し :2008/12/09(火) 18:16:23 ID:b5f2Otat
【世界の概要】 人間の大腸 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 あなたは腸内細菌として、ご主人様の食べた食べ物を消化分解し、腸内環境を整える仕事を日々こなす 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 毎日一生懸命腸内で頑張っていたのだが、ご主人様の最近の不摂生で腸内に悪玉細菌が増加 あなたたちのような健全な腸内細菌たちが脅かされ、悪玉細菌が我が物顔で跋扈するようになる そのうちに腸内の悪玉菌支配も着々と進み、このままでは腸内環境が悪化し、便秘となってしまう 「頼む、ビフィズス菌をもっと食べてくれ!」「オリゴ糖を!オリゴ糖を送ってくれ!」 仲間の善玉菌達は悲痛な叫びを上げ、あなたの目の前で死んでゆく 「この世(腸内)に神はいないのか!」 と、遂にあなたは神に向かって叫んだ そのときだった 突然腸内に、肛門、直腸方向から大量の水が流れ込んできた 大量の生理食塩水だ 「な、何だこれは!」 と、叫ぶ間も無く、その大量の生理食塩水は腸内全てを満たす 善玉菌、悪玉菌、宿便や腸内廃棄物全ては、その区別なく激しい奔流になかに飲みこまれていく それは神の罰だ 遂に神の罰が下ったのだ 薄れゆく意識の中、あなたは腸内の全ての穢れが洗い流され、清められてゆくのを目撃する 「ああ、遂に、遂に天国は近づけり……」 そう呟いたあなたは、ゆっくりと生理食塩水に飲み込まれ、流されていった そのまま腸内を満たした生理食塩水は、全てを孕んだまま肛門から溢れ出て、トイレの便器に吐き出されていった 【備考・要望があればお書きください】 茉莉子は彼氏とのアナル浣腸プレイで実に10日ぶりの排便 便秘が解消されて大満足後、彼との濃厚なエッチで何度も絶頂に達し、素敵な夜を過ごした
【世界の概要】 睾丸および子宮 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 精母細胞から細胞分裂して生まれた精子。 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 激しいセックスの末、共に生まれた仲間達とともに勢いよく噴出。 尿道を伝い、熱い子宮の中に解き放たれる。 そこから戦いは始まった。 「異物侵入だ!」と警戒した女体の免疫細胞たちが、子宮内粘膜から現れて次々と攻撃。 多くの仲間達は免疫細胞たちに捕らえられ、食われてゆく。 それでもあなたは屈しない。生き残った仲間達とともにさらに奥へと進む。 そう、運命のあの卵子と出会い、一つになるためだ。 遂にたどり着いた子宮の奥。そこには煌めくばかりの魅力を放つ卵子が鎮座。 生き残った精子は数千万。卵子は一つ。 今まで染色体を分け合った仲間達が、その瞬間に敵となった。 「うおーっ!」と声を上げて殺到する精子たち。 そしてついに、ある精子が卵子の元にたどり着き、その胸に抱かれた。 ああっ、全てが終わった。 あなたは受精卵を目の前に、遂に力尽きる。 薄れゆく意識の中、受精卵が着床し、ゆっくりと細胞分裂を始めるのを見た。 「幸せにな……赤ちゃんとして無事生まれて、精一杯長生きするんだぞ」 そう言ってあなたは、追いかけてきた免疫細胞に捕らえられ、無残に引き裂かれて死ぬ。 【備考・要望があればお書きください】 中出しセックスで望まぬ妊娠をしてしまった女は、妊娠発覚の後に彼氏に伴われて産婦人科へ直行。 そこで堕胎手術を受け、新しい生命はこの世に生まれ出ることなく、消されてしまう。 「こんど発射するときは、アナルで出してね」と彼氏に言う女。 そんな女に対して、「顔面にぶっかけてやるよ」と答える彼氏。 あなたの兄弟たちの受難は今後も続く。
血に塗れた勇者は、果てしなき戦場でよろめきながら立ち上がった
目の前に広がる絶望の荒野を眺め、彼は涙する。
そう、それは滅亡の挽歌
旅が今、終わろうとしていた――
その時であった…彼が現れたのは。
彼の名は、”ヘイドレク”と言った。そう、あの希代の馬鹿男だ。
夕陽が地平線にゆっくりと沈みゆく中、ヘイドレクはただ一人座り込みオナニーに耽っていた。
★やる夫で学ぶ狙撃兵の歴史 【前編】★ 1 :1[sage]:2008/11/18(火) 00:18:15.78 ID:m9Vk5Rfy0 ,.. --- .. ,..-.:. ̄.:..:..:.. : : : : `丶、 /:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :\ /:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、 ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ !:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.||| Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ . }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/ ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.// 思いがけず長くなったので急遽前編と後編に分けました。 `ィヘ:ト、 _ _ ノ:イ/ 後編では rく、\` ヽ二コ:千:|K、′ ・ドキドキ☆ベトナム戦争の白い羽毛 |:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l ・ベトナム戦争での名スナイパー ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7 ・湾岸並びにイラク戦争での活躍 |!::.:..:.ヽ\ヽ|! /7 / を取り上げようかと思案中。 j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒} / / /^} |::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´ 資料の突合せもやりたいのでしばらく時間がかかるかも。 l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i 後半をやる前にワンクッション置きます。 ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -― ``ーニ´/ー-、 | _| それでは本編入らせていただきます。 _. -―  ̄ ト―.:「:.:l ヽ:..__:L_| ヽ.__)ノ ____ / \ / ─ ─\ / (●) (●) \ ゴルゴ13は面白いお | (__人__) | \ ` ⌒´ ,/ ____ / \ ゴルゴのモスクワ・ドールの回とかすごいエロエロだお / _ノ ヽ、_ \ / o゚((●)) ((●))゚o \ きっと一流のスナイパーは女の股間もスナイプしてるんだお・・・ | (__人__) | \ ` ⌒´ / ____ / \ / _ノ ヽ、_ \ 長門もスナイプしたいお・・・ / o゚⌒ ⌒゚o \ | (__人__) | \ ` ⌒´ /
6 :1[]:2008/11/18(火) 00:19:26.52 ID:m9Vk5Rfy0 ノ L_____ ⌒ \ / \ / (○) (○)\ / (__人__) \ というわけでスナイパーになりたいんだお! | |::::::| | \ l;;;;;;l /l!| ! / `ー' \ |i / ヽ !l ヽi ( 丶- 、 しE |そ ドンッ!! `ー、_ノ 煤@l、E ノ < レY^V^ヽ / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | (__人__) | ` ⌒´ノ . | } またいきなりワケのわからんことを・・・ . ヽ } ヽ ノ \ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \ / \ / ─ ─\ / (●) (●) \ モスクワ・ドールがエロいのがいけないんだお | (__人__) | \ ` ⌒´ ,/ _. -−- ._ . ,..イ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´ ̄`丶、 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ . /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ ∠:ィ:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.',:.:.:.:.:ハ:.:.:.:.:.:\ /:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:トゝ . |:.:':.:.:.:.:.:.:.:|:.:∧:.:.:.:.:!、:.:.!.、:._」',...L:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.N . l:.:l:.:.:.:|:.:.:下'ト ヽ:.:.:| x|'´\! ',:l:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.| V||:.:.:.V:.:.|,ィ=ミ、\! ィイ¨'トヽ:.:.:.:.:ハ:.:トソ リ、:.:.:.\|:{ ヒ,ハ ら、j.| |:.:.:.:.,'ノ〉:|′ ヽN:.:.:.:| ー‐' ー-' ,!:.:.:./イ/ヾ l∧:.:.ヽ '_ /:.:.// '′ 狙撃手。確かに興味深い存在。 \:.|` _,..__ .ィ ./:.:./ー、 `rァ ´ / l ,./:.:/ ∧ 貴方なら狙撃手と聞いて何を想う? /′ /三ミ 、/// ヽ / .′ / `y ´ ヘ. 自分の能力を研ぎ澄ました精鋭中の精鋭? ,′| | / .ィ´ ̄ヽ.〉 / .| | / ,.'´ | 一匹狼の如く、自らが狙う獲物が現れる瞬間まで ,.' l | ./ / | . / '、 ! / .イ ,! ただ一人孤独と戦う姿? | \l/ ィ´ ./ / | / 〉t'^ヽ! ./ ,′ それとも民間人を射殺する卑劣なテロリスト? . ,| / ,//|. ∨ ,′ / \ノ/ !l / / 調べてみる必要がありそう・・・ . / / / |.l/ /.|
13 :1[]:2008/11/18(火) 00:21:22.82 ID:m9Vk5Rfy0 _,. ─ 、. -- ._ / `ヽ / 、 、 \ /,. ,. / l. | ヽ ヽ ヽ. ヽ / / i'/ / ,| | ,! | ',. ! ', ∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l | | | |l.',. } ナTァ-| ./ l./'''Tナ{. ,リ |1 l!Mヽ.{<ィテtト !' ' t5モト,.レ!' ,1 ,! 1',l.| ゙ト 'ぅり , 2tタ / /,!' `| l. 「ヽ __ /! イ/ 狙撃兵始まりの頃に移動して狙撃手を調べたい・・・ l.ト. |l. ヽ、 _,.ノイ/ |! ` ヽl ヘゝl` - ´lル ′ サポートを・・・ /.ノ ヾヽ、 _.. - ´ L._,. -- .._...| ` ‐ 、._ ,f´l. | 「 _, - 、._j / / ス / l. ', ', 「_,. -- ..」 / / / ', ____ /⌒三 ⌒\ /( ○)三(○)\ はい悦んでー!! /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ | |r┬-| | 行ってきますー!! \ `ー'´ / / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | (__人__) | ` ⌒´ノ ・・・あれ?なんでやる夫だけ行っちゃったんだ? . | } . ヽ } ヽ ノ \ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \ _,..-'⌒ ' ̄` ‐ 、 :::. : : ..::: / .: ::. ::::::::..ヽ :::. : . .::: ハ ::..ヽ::::::::.ヽ ::.. : : ..::/ { 人 ト、 :::::l:::::::::::ヘ :::.. :. .: .:: l i八iゝ、 l ヽト |:::|i::ゝ :::... ... ...::| { i__レ__ゝ ヽj __j_Vl ::::::!::レト ::..... ...::::ノ ト{ ィfァッ ィfテ、i::::::|/:/ \ ::...::: ヘ{ iトi. 辷ソ . 辷ノ|::::/ヘ{ {ミi⌒f.} i ト、 _ ノi::/ 私は解説役に徹する。彼には現地に行ってもらうだけ。 ─ {ニ} o } 〉 !ト! ゝ、 .._ ,.. ィ'´ j! ヽ`´ノ _,-─ '´/ {\ いわば人身御供。 | `‐´} /i || レニ二ニi ` ̄/ヽ }:::::::lr´::::::i !! !====! //::| /:::::::::ト、:::::::::i || i i //::::::i
17 :1[]:2008/11/18(火) 00:24:23.71 ID:m9Vk5Rfy0 / ̄ ̄\ /_ノ ヽ_ \ | (●) (●) | (・・・アイツ嵌められただろ常識で考えて) . | (__人__) | | ` ⌒´ | . | | . ヽ / ヽ く / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ 長門にハメられたお・・・性的ではない意味で・・・ / (●) (●) \. | (__人__) | なんだか随分古臭い時代だお \ ` ⌒´ / / \ _,. ─ 、. -- ._ / `ヽ / 、 、 \ /,. ,. / l. | ヽ ヽ ヽ. ヽ / / i'/ / ,| | ,! | ',. ! ', ∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l | 今は18世紀。狙撃兵の始まりはこの時代から。 | | |l.',. } ナTァ-| ./ l./'''Tナ{. ,リ |1 優れた視力と不動の精神力の持ち主が狙撃兵になった。 l!Mヽ.{<ィテtト !' ' t5モト,.レ!' ,1 ,! 1',l.| ゙ト 'ぅり , 2tタ / /,!' そしてここはペンシルバニア州ブランディワイン川の土手 `| l. 「ヽ __ /! イ/ 同時にここは世界の分岐点。 l.ト. |l. ヽ、 _,.ノイ/ |! ` ヽl ヘゝl` - ´lル ′ /.ノ ヾヽ、 _.. - ´ L._,. -- .._...| ` ‐ 、._ ,f´l. | 「 _, - 、._j / / ス / l. ', ', 「_,. -- ..」 / / / ', ! ヽヽ ヽ | | / / / l |'//////////////////////: : : : :'"´: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ | //////////////////// |: : :/: : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : :.|ー-、 ∨'///////////////////,|/ : : : : : : : : : : : :{: : : : : : : : : : : : :|: : : ヽ ∨,'////////////////,'イ : : : : : : : : : : : : : ハ: : : : : : : : : : : ,' : : : : '. ∨/////////////////,|: : : : : : : : :/|: : ∧: : : : : : : : : : : :/ : : : : : i ∨'////////////////l: : : : : : : :/ _j∠_\: :/ : : : : : : : / : : : : : : | ∨,'///////////////| : : : : : |/〃/r'弌ミヽメ、j_, : : ://|: /: : : : : :| ∨///////////////|: : {: : : | 込::少 V:/|: : ∠二 Y: : : : : : | ∨'//////////////l: : ヽ: : !  ̄` j/ィ'弌ミ、/!/: : : :l: | ∨//////////////l\ハ: ゝ 、込少ノ,':/: : : : :|: | 止まれ!止まらないと撃つぞ! /∨,'/////////////l: : : :ヽ  ̄ノ´ : : : : ,'|:│ /: : : ∨'/////////////l\: : : \ _ ー=ァ:イ.: : :/ |:│ /: : : : : : :∨'////////////|/∧、: : : \ ` ,_イ:/: :.:./ |:│ . /: : : : : : : :/:∨'///////////j,'/∧ヽ: : : : }丶 _ ... <:∠:_:.:イ八 jノ . /: : : : : : : :/: : : :∨,'/////////////∧}: : : :/\_/: : : : : : ヽ: : : : i(: :ヽ、 /: : : : : : : :/: : : : : : :∨//////////////,': : : ん^∨>┐\: : : \: :i: ヽ: : \ |: : : : : : : /: : : : : : : : :\/////////////: : : :{⌒ヘ≦廴| : :\: : : \: : :ヽ: : :\ |: : : : : : :,': : : : : : : : : : :∧/////////ノ |: : : : :∨/「丁 「厂\ : \: : : \: : :ヽ: : :\ |: : : : : :.:i: : : : : : : : : : :/: :|//////////,|:{: : : : :∨|O|八|⌒∨: : : :丶: : : \: : ): : : :\ イギリス軍第70歩兵連隊 パトリック・ファーガソン少佐
39 :
202 :2009/02/01(日) 01:38:36 ID:V4AdeaHH
22 :1[]:2008/11/18(火) 00:29:40.38 ID:m9Vk5Rfy0 / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ / (●) (●) \. | (__人__) | 止まれと言ってとまる馬鹿はいないお \ ` ⌒´ / / \ ,. -‐ ─- 、 ∠ 二ニフ´ ヽ レ'⌒ヽ ,.'´ / / ヽ / / ', / / ト、 / /: l ', ,′ /.: / l i ,' .: l.:.:.:.: / //ハ: : . : : : :.l: .:/:l l i .:. l.:.:.:.:.l/: : l/仁_、ヽ\: : : . :l:./.:.:l l l.:.:. l.:.:.:.:.l.:.:.:.: {:〈ゝ示ミヽV: : :仁ハ: ::./ l l.:.:: l.:.:. : l.:.:.:.: ヽヽ廴シノ/_/イテそ:/:./.:.:! ,′. :. l:.:.:. l :.:.|\ \ _1ソノ/.:/.:l.:,′ /.:.:.:.: |:.:.:. |\| ヽ ̄ ' レ'.:/.:// いきなり変なのが来たわね、何アンタ /.:.:.:.:.: / ヽ \ ヽ ,.イ/l/l/ /.:.:.:.:.:.:.:/ : \ ト、 ヽ ´ // // /.:.:.:.:.:.:.:/. : : . l \ | ー く: :/ /.::.:.:.:.:.:/. : : : : : . l ̄ ̄`ーL: : :./ ./.:.:.:.:.:.::/. : : : : : : : : . l ,. - '´ ̄`ヽ /.:.:.:.:.:.:./. : : : : : : : : : : : . V´ ,r'´ ん'´⌒V} ,/.:.:.:.:.:.::/: : : : : : : : : : : : : : :. : : : Vん'´ 1 / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ / (●) (●) \. | (__人__) | 狙撃を学びにきましたお。さっきのオッサンは丁度狙えたのに何で撃たなかったのかお? \ ` ⌒´ / / \
22 :1[]:2008/11/18(火) 00:29:40.38 ID:m9Vk5Rfy0 . -― 、,. ---、 /: : : : : : : \: : :/⌒\ , '´: : : : : : , -‐: : .'¨:., -: : : : \ /: : : : : : /: : : : : : : :./: : : : : : : : : `ー、 /: : : : : /: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : ヽ /: : : : : /.: : : : : : : : : ,': : : : : : : : : : : : :.!: : :.ハ /: : : : : /: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : :.|: : : :.ハ /: : : : :〃: : /: : /: : :./: : : : : : : !: : :.!: : : : :!: : : : :.! /: : : /:.!: : :i: : :.i: : ./.: : : :イ: : :/ !: :.|: : : :./: : : : : | /: : /: : :.|: : :|: : :.|: : :|: : /、i/ |.:/: .」イ: :/: : :/|:! /: : :/: : : : : :!: : :!: : :.!: : |/ , ≧z</|/イ} }. /: : / リ バカもの!騎士たるもの害意なくして淡々と /: : :./: : : : : : : : \:.N: : !: : | / んハ. ヒ} !__,/ /ヽ /: : : : /: : : ., -――r'⌒|ハ: :\: 、 ヽ v少 、 i‐‐ュ/⌒'´__,ノ 自らの義務を遂行しているものを後ろから撃つのは /: : : : :/: : :/:::::::::::::::::::ヽ !: : : : : :ト> 、、 人 /{ } : : : : : : :/::::::/ ̄ ̄\:ハ ∨: : : :.ト 、_ ∠ア¨イ\__{人__r‐' )) 騎士道精神に反するだろう! : : : : : :/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::} ∨: : :.|/`ヽ:>ー‐く: :リ::〃ー''⌒`ー―-、 : : : : /:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::∧ ∨: : ト┐ \|: : : :|:/ム r个r''―' : : : /:::::::〈:::::::::::::::::::::::::::::/:::::|イハ: : :∨ |: : : :!_/ヽ、 こノ : : /___〉、::::::::::::\/::::::::レ' /ハ: : ハ i: : : :| `¨´ :./:::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::〉:::::::厶イ| }: : :| |ハ: :| /:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::/___/ !| !: : :! |ノ :::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::∧ 〃 |从リ (ヽ三/) )) __ ( i))) /⌒ ⌒\ \ /( ●) (●)\ ) ./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\ | (⌒)|r┬-| | ,┌、-、!.~〈`ー´/ _/ 狙撃に騎士道もクソもねーおwwww | | | | __ヽ、 / レレ'、ノ‐´  ̄〉 | `ー---‐一' ̄
24 :1[]:2008/11/18(火) 00:32:17.42 ID:m9Vk5Rfy0 / 〉 . :l: : : : : : : : : : : : : ;′. .ー - = = ニ 二l / / . : l: :|: ; : : : : : : : : : : / . : : : : : : : : : : . '; : : : : l / /|: : : : |: :|: :l: : : : : : : : ./. : ; : : : : : : : : : : : . ',: : : : .l !/ l: : |: :|:∧: :l: : : : : : : : : : : /.: :l 、: : : : : : : : : .'; : : : l ′ !.:│ レ;ヘ\l : : : : : : : : /∧│|ヽ: : : : : : : : : i: : : .l ',: :〉∧ト_ム、\ヽ、:_:_;≦-≠个|∧: : : : : : : : : : l: : : .l ∨ : : | `´` ヽ : .∨ー z=テ=ミ| 〉 : :∧: : :∧ : l: : : .l \: .ト、 ., ` 、| `  ̄-‐'/. : :/:/ : :/: .l: : l: : : .l 騎士を愚弄するとは貴様いい度胸だ! /∨|\ <:_:_;/:/ : :/ : : l :/: : : : l / . :│: .\`丶 _ <_ l.:/_;/ : : /レ' : : : : : l 成敗してくれる! / . : :│: : . `.:┬z<、 / l : : : : : : /. : : : : : : : : l ‐<⌒ヽ / . : : :∧ : : : . .レ/ l__/ l : : : : : ./\: : : : : : : : : l / /\ _〉 〈 : : : ://∧: : : .レ/ /| ∧ l : : : : : ////\: : : : : : : : 〈 / / 〉 ヽ: :////∧: : レ/≦==|_==≧l: : : : : .///////\: : : : : : ____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ / (__人__) \< ひいいいい!! | ヽ |!!il|!|!l| / | \ |ェェェェ| /
24 :1[]:2008/11/18(火) 00:32:17.42 ID:m9Vk5Rfy0 _,. ─ 、. -- ._ / `ヽ / 、 、 \ /,. ,. / l. | ヽ ヽ ヽ. ヽ / / i'/ / ,| | ,! | ',. ! ', 現代の狙撃兵のルーツを辿ると照準機のついた小火器が出現した頃まで ∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l | 遡るけれども、急速な進化を遂げた理由として植民地獲得戦争や | | |l.',. } ナTァ-| ./ l./'''Tナ{. ,リ |1 アメリカ独立戦争などが理由としてあげられる。 l!Mヽ.{<ィテtト !' ' t5モト,.レ!' ,1 ,! 1',l.| ゙ト 'ぅり , 2tタ / /,!' 彼が騎士道精神を重んじて撃たなかった相手こそ `| l. 「ヽ __ /! イ/ アメリカ大陸軍総司令官にして初代大統領のジョージ・ワシントン。 l.ト. |l. ヽ、 _,.ノイ/ |! ` ヽl ヘゝl` - ´lル ′ 彼はワシントンだったことを後日知るのだけれどもその時に /.ノ ヾヽ、 「彼がワシントンだと知っていたとしても私は撃たなかった。 _.. - ´ L._,. -- .._...| ` ‐ 、._ それを悔やむ気持ちは少しも無い」 ,f´l. | 「 _, - 、._j / / ス と記している。 / l. ', ', 「_,. -- ..」 / / / ', ! ヽヽ ヽ | | / / / l そんな彼はアメリカ軍の狙撃兵によって射殺される。 _,.--- . ,.'´: : : : : : : : : :`ヽ、 ___,ノ: : : : : : : : : : : : : : : : \ `ーァ: : : : : : /: : : : : /: : : : : : : \._ /:/: : : : :.リ: : : : :|/: : :/:イ: : : |ー'´ l/{: : : : :.ム|:.l: : :斤ァ</|/:./:}:.| い: : { 6|:.l: :.|テfミ /:_/:/,ィ| さて、このころの軍用銃を言えばライフリングの無い V: :.>リ:.l: :.| ヒソ /ィf':/:/ リ マスケット銃が主な銃だった。 . |人{ |:.l: :.| rタイ:人 ,f¨¨ヽ Y:.リ ‐ イ|: :「 ライフリングのある銃、つまり現代のライフルの祖先は ノ \|:[_¨´ ||.:/ ,z-.、 17世紀半ばに誕生し、中部ヨーロッパやイングランドで使用されていた。 /===ヽ 辷ト、_/リ´ イt:::ノ 命中精度はマスケット銃よりよかったけれども、コストが高く //´⌒ヽ\ Y| 寸 r'T[_7 装填にも時間のかかるライフル銃は戦場では使えないとされ 〈: : : : : : : :\\Y 》<´ ̄了 もっぱら猟師や開拓者が用いていた。 |:.( : : : : : :}:.:.\.|| /: : ヽ_ノ |: :.\ : : :〈: rrr、|/: : : : : 〉 そんなライフル銃を装備し、射撃術に長けた人間を集めた fヘ: : : :`: .;}:リ儿/: : : : : ;h 狙撃兵のみを集めた部隊が歴史上に始めて登場するのが | ∧: : : : : >イ: : : : :/:.く 1775年アメリカ独立戦争中の部隊、モーガン・ライフル隊。 | | ∧ : : : /: : : : : : : /: : : : 〉 このライフル隊の隊員の実力はかなりのもので | | |_∧ : ,': : : : : : : 人: : : / 1777年10月7日のビーミス・ハイツの戦いでイギリス軍の准将を | |__ヽ: : : : :,ィ´.| | トr'’ 450m離れた場所から狙撃して射殺した記録がある。 └r――‐`ー'―┴┤| |:.| |: : : : : : /: : : :.:.:.|| | |:.| 当然、スコープ無しでの狙撃。 /|: : : : : /: : : : : :.:.||_|_|:.| . /: |: : : :./: : : : : :.:.:.:| |:.:|
26 :1[]:2008/11/18(火) 00:35:41.47 ID:m9Vk5Rfy0 ,,, -ニ三三三三ニ / \ ,,;;;'''ニ二三三三二ニー ヽ , ヽ- ' ヽ , ', -=ニニ三三三三ニニ/=ニニ二ヽ, ヽ---――-ヘ さて、18世紀ではライフル銃の有効性が確認された。 イ '´ ,r'三三三ニニ/ 三/ 、 ヽ ヘニ ヽ ヘ しかし19世紀になってもコスト、装弾などの問題から //三三三ニ/ 三/ ハ i }三 ヘ ヽ ヽ マスケット銃がまだ主流を占めていた。 ,ィ'三/三ニニ/三ニ{ ,' V | 斗t‐ニヘ ヘ ヽ ヾ\__ ,ィ三,ィ'三三ニニ,'三三ハ | ! '丁ノ \ニ ヘニ ヘ ヾ ̄ まだ日の目を見ぬライフル銃に一筋の光明が差し込む。 ,'ニ//三/ニニiニァ'厂'弋 i ゝ ,zモ示了、! ハニ | ト ゝ それが撃発雷管の発明。これによって、従来の火打石式 レ' ./三,イ三三lノ l,ィ≠z>{ Vfzjソ ! !ニ !ヘヘ のようにむき出しの火薬を使わずに密閉された雷管を用いることで lニ,イ/三三ニ\ll Vfzjハ  ̄ | ,'三 ハ |ヾ 悪天候下でも銃弾の発射が行えるうえ、火打石式のように レ' l三ハ三三ヘ ` ー'" 、 ノノニニ! レリ 撃ったら火の点いた火薬が目に飛び込むという事故も レ' V三三ヘ _ /三ニハ ! なくなるようになった。 _」三三ニ丶、 /i三三/ .リ | `丶 > 、 __ , < {ニ三/ そして、狙撃に欠かせないスコープもこの時期発明される。 | \三ヘ , - ' ´ ̄ ̄ ̄\ クリミア戦争の時にセヴァストポリ攻略戦の時にロシア軍が狙撃する際 / ̄ ̄ ̄ ̄` ' ー- 、 \〉 , - '´ ,,ィニニニニニニニニヘ 望遠鏡を使っていたのをヒントにイギリス第一エディンバラ義勇軍の iニニニニニニニニニニニへ ` v' ,, ィ''" ヘ デヴィット・デーヴィットソン中佐が作ったのが始まりとされている。 V ` ー 、====<´ ヘ ,-V ヘ _ V , ---------ヘ { V------------、 「ヽ V l `V , -‐' ´ ヘ __,,,..::-ーーァ'' それとライフル弾の説明を忘れていた。 ,r‐´.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、 / 1848年に従来の球形弾に代わって円錐形の /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ. l ミニエ式弾丸の発明もある。 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:lヾ、 | これはすばやく装填されるだけでなく、発射時に膨張して /イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:l l. 銃身内部に密着し瞬時に旋条と接触し l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:f゙i:.:|リ! ー=' 初速を上げることができた。 l∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,人l:.l ノ l そのうえ命中精度が向上したことも ヽト::;i、:/ ,ゝ!' __ ライフルの発達に欠かせない。 r:r'''゙ ゙'゙'''ー-<ニ,y''゙゙゙ ̄l.|| .l i //:.`ヽ l|| | l i l: : : : :l r-'`、 さて、ここで狙撃に必要な .| l l l : : : : :l 〉 } ライフル、弾薬とスコープが揃ったところで l. ゙ー‐-- .__,,j .|: : : : :.ヾ⌒〈 やる夫には戦場に出てもらう。死ぬこともあるけれど }ー──---=': : : : : : :ヽ.:ノ 彼は何度でも蘇ってもらう。
31 :1[]:2008/11/18(火) 00:39:03.20 ID:m9Vk5Rfy0 / \ / _ノ ヽ、_ \ / o゚⌒ ⌒゚o \ うう・・・相当痛かったお・・・ | (__人__) | いきなり変なオッサンに撃たれて気がついたらまた変な時代に来てるお・・・ \ ` ⌒´ / . -‐- 〃. ヾ ここで狙撃隊に入ってもらわないと話が進まない・・・ . ! |ノiノハ从ハヽゝ i (| |┰ ┰iイ ながとは やるおを せんのう した! 'ハリ、 - ノリ . ⊂}:|{H}l:iつ ついでに能力も上げておかないと・・・ . くソ_i_li;ゝ (__i_) ながと は やるお に のうりょく を あたえた! やるお の そげきりょく が 100 に なった! / ̄ ̄ ̄\ / \ / \ / <●> <●> \ なんだかやる気が出たお!軍隊に入るお! | (__人__) | \ `ー'´ / / \ ____ /⌒ ⌒\ ホジホジ /( ●) (●)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ん?求人票が落ちてる。なんだお? | mj |ー'´ | \ 〈__ノ / ノ ノ 求人票 アメリカ北部連合軍のベルダン狙撃隊に入って南部連合のアホをやっつけましょう! これを実現するやる気のある人の募集です! ・仕事の内容 とっても簡単!奴隷を使う外道の南部連合軍を襲うだけ! ・対象となる方 1.やる気のある方 2.後装式シャープス・ライフルを使ったことのある方 この二点が当てはまる方!お待ちしています!
35 :1[]:2008/11/18(火) 00:47:03.60 ID:m9Vk5Rfy0 / ̄ ̄ ̄\ キリッ / \ / \ / <●> <●> \ | (__人__) | 求人票を見てきました! \ `ー'´ / / \ .r =テ -‐‐-x'Tヽ l/ww ww ヾ / .○ ◯ ヽ あぁ、志願者ね。じゃあ試験だけど、 {≡@ 、兄 @≡) `,=ー-.v-r.rvァ-‐='' 1.200ヤード(183m)離れたあの的を撃つこと / !.Y Y/ `ヽ 2.的の大きさは直径10cm ./ , `/ l 3.10発連続で射撃し、全て当てろ。 l___l {о ο i. j く,、_{ ヽo о 下ふ ヽ、__)____ノ これが試験ね。できなければ君は入隊できないから。 'ー、_r-' '-、_,.つ ____ + ./ / \\ / (●) (●)\ / ⌒ノ(、_, )ヽ⌒ \ | `-=ニ=- | こんな簡単な試験でやる夫を落とそうとしたってムダだお \ `ー'´ / + ほーれほーれ / ∩ノ ⊃ / ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | . \ /___ / _ _,,ィ‐z、 卞''ー-=,,;r'''´ヽ`ヾ、/ | l. `>' ニ う|< ゙ヽ._ノ おお!すごい!あっというまに・・・ ヽ、/  ̄ \ / `''ー' `ー''´ .ヽ いやー、素晴らしい!早速入隊だ! i.__ ◯ ○ =二} この制服を着て戦って欲しい! ト-‐‐ 'ーヒラ‐' ー-ノ ヽ/.)~ ,,r' ゝミニTirー----‐r仁ヽ f⊂⊃=⊂⊃(ノ ____ /_ノ ヽ_\ 随分貧相な制服だお! /( >) (<)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ こんなん着て戦うのかお! | |r┬-/ | \ ` ̄'´ /
37 :1[]:2008/11/18(火) 00:50:12.54 ID:m9Vk5Rfy0 / , /, 、 \. ヽ、 /// / / | \ .} lヽ、 次の舞台はアメリカ最大の内戦、南北戦争。 ノ // / /、 | '、\ ヾ. | l lへ、 この戦争こそ初めてライフルを精密射撃用として /j/{ |/ノ_.lル' `_≧_ヽ}ル',、ヽr'ー` 大々的に投入した戦争だった。 ' !ィ|Y{ ィ五` ´ r‐ァ| /_ハ,lYゝ リヽヘ匕! 匕メ/,ノ)/リ 当時はまだ旋条マスケット銃が主役だったけれども }、!、 '_ //ll// この戦争で命中精度と連射速度の面でライフルの優位性が示され ,、 レ l>ェ .ィレリ人l マスケット銃は歴史から姿を消す。 f冫^ソ/ ,-'T ̄∠' __,/`!、 / / /.| ll ヒニ二コ/ へ.._ そして、今までより殺傷距離の長い銃を用いて ,,ェl / ./ ::| ll |イ⌒ヘ/ 〃7、 物陰から狙撃する戦術の有効性も同時に証明された。 Y::`' ̄丿|::::::|.ll | l / //l } /:::::::::::::゙iノ::::/|ll | ,n、.レ′ //:::::|_⊥ ゝ;:::::::::::::l:::::|::::lll.| |jl./ //::::::::::/ |:::::::::::::ヾ丿::::lll| /イ</:::::::::::::/ . _ ... ___.,. ., - '  ̄ ゜ ヽ ,.、 ..,,.イ, 、 ヽ.. , イ/ . ./ . ヽ ヽ,. ,/ / / ハ / ! ! i ! i i. i i ヽ. そしてやる夫の言う貧相な制服。 ' ,イ ノ i _/__i!_ハ__ハ !, ‐!-ハ--.!ハi,i i | ! 北部連合軍は当時青色の制服だったのに対して ' / / ! i /_!_,./ レレ'i,,.-―-!、i/, ハi |/i | ベルダン狙撃隊は深緑のフロックコートとズボン !ハ .| レヘ/ i |イ i:::::::i` ' i。:::./フ ! | |ハ! i. | 帽子も同じ色でボタンはゴム製、作業靴にゲートルをいう姿。 .i |,i iハ | !7: i:i フ−' ´ ̄´ / i | | | ! | しかしこの姿は森林地帯では周囲の木々に溶け込み .|レ . |::::::::i::::i ./ ,/ /i .| ! ハ.ノ 身を隠すために必要な制服だった。 |::::::::/|::::>.、 - ,/,/ //i i ,i ,ハi |:::::/ .|:::/i:::::> - <:::/,////ハレハレュヵィ-,,,_.. |::./ レ i[亠''''_::_:::://「 ハ/<< , <::L__.----イ レ ,__t--「:::::::::: '::/''L_______________」:::___L|.
40 :1[]:2008/11/18(火) 00:53:13.85 ID:m9Vk5Rfy0 /ノ^, ^ヽ\ / (・)) (・)) ヽ / ⌒(__人__)⌒::: l ⊂ ̄ヽ_| |r┬-| | 南部連合軍は腑抜けばかりだおwwww <_ノ_ \ `ー'´ / バンバン撃ち放題だおwwwww ヽ  ̄V ̄ ̄ ⌒, /____,、ノ / おまけにこの制服は見つかりにくいおwwww / (__/ 今日も南部連合のアホを狩りに行くおwwww ( ( ( ヽ__,\_,ヽ (_/(_/ / , -r―┬―― 、\ / / `ー― 、 `、\ . } / // ^ヽ―‐ 、 / ̄ ̄`ー―' {. ∠イ{L { . { { ̄ ̄ヽ __,ノ| /}/ヽ. i ..::} ヽ 〉 ノ:::::/ /::::∧ /少云ゞ \::.::/:.::/ } <二´/ /:::::::{ ヽ{ 圦:し} く∠z少:::...:::/.::/ /´ ̄__/ ̄ ̄` く⊃廴ソ んてリィ"..:::}/ あの北軍兵士は随分大胆に動き回ってますの ./ ,.:.:.:.:.:.:.:.:{ ::/ ̄ ̄`!T\ r- , 辷ソ/{ヾー' { {:::r-、_,r‐ヾ{ _,ノ i\ヽ. __,⊂⊃:!|_ ・・・ちょっとリス狩りをしてきますの。 ヽ. l:::| ぐ}\__/:::::/ ヾ氷ヲヽ_/ :::::/ } }フ \j くi/ \::::::::/ー―'イfソく/__{:. .::::{_i」ツ /ヾ ̄ ヾ、 `ー‐-、j \ヽ\__, ―― '\ \\____二二,イ} ヽr―r‐バ ̄| ̄´ | | ヾ二ソ { ̄} |. │ ヽ-' 南部連合軍狙撃兵 ジョン・ウエスト二等兵 ? ? ?????■??〓?? ? ? … . .??■? ? ? ?¨ ∵? ? ・ ?? ???? ¨???????■■〓???? ズドーン・・・ ? ?????????■〓?? ?? ∴ ? . ??????????? ? ∴ ….? ? ?? ??????????????? ? ?????? ? ¨ ???■??? ? ? ∴‥ やる夫 1回目の戦死
42 :1[]:2008/11/18(火) 00:57:41.96 ID:m9Vk5Rfy0 / // /| 、ヽ \ \ 丶 / // / ! ヽ \ ヽ i 、 ヽ . / // ∧ ト、 \ \ ! | ヽ \ /{ l l l ! ! \ ヽ\ \ | | l ト丶ヽ、 | l l l、 l ', l \ヽ \ ヽ| | l l 、\_ 南部連合の狙撃兵はイギリスから海上封鎖をくぐりぬけて輸入された lハ l_」⊥ ヽl ‐‐--ニユ ュ、 l_ | l l l、 、 ホイットワース・ライフルを用いて北軍の将兵を駆逐していた。 ヽ ヽ l l ヽ! ` 丶 _ヽ ` \! l ! ハ.l l \、 このホイットワース・ライフルの持ち主は南部連合の中でも13人しか lヽl V_ェr≠=ミ _ -F干示ミヽ,' l_ ハl l | 持ち主がいなかった。ウエスト二等兵はそのうちの一人。 lハ Y゙;ハ;:::j.} lr;:::::j.リl / /、ヽ/ ハ∧l! この13人の優秀さはずば抜けており2人で大砲6門を装備する |' ヾ、└‐′ └‐‐' .j / /フソ/// ′ヽ 北部連合軍砲兵隊を二時間で殲滅したうえ、大砲を鹵獲したこともあった。 | 〉 l,ハ~^^ ′ ハへ // /K〔/〃 \. l∧ ト∧ヽ、 、 _ // イ/l/// また、リス狩りと称して北部連合のベルダン狙撃隊を狩っていたこともある。 ヽ ! l′', ! ヽ l` 、 ´ _ イ'///1リl/′ | ',l ヽ! V `,チ´ ,/// /! これらの戦果から南部連合のリー将軍は :リ ι '、 _' -_ニノ //イ/ ヽ 「どの連隊を失うよりも、この13人を失いたくない」 } " _ -‐´ ∠_ / \ とまで言わせたほど。 ちなみにこの狙撃隊の一人は730mの距離から北軍の将軍を射殺している。
45 :1[]:2008/11/18(火) 01:00:32.98 ID:m9Vk5Rfy0 r'ヽ= 二ニ、  ̄`丶、::::::::::::::ヽ:::ヽ〃、 _ -‐l レ'´ -<、 ` ‐- _::::::::::::::::::::ヽ _ -‐ ノ .'´‐ ) _ `` 、 _ -':::、::::、::::::::::::::\ しかし13人のライフル隊で戦局は動くはずもなく <、_ _ ‐/ ≦、::::::`:::;‐-. ニ-‐:::´:ヽ::ヽ:::ヽ:::::::ヽ:::::ヽ 結果として南北戦争は北軍の勝利で終わる。 / , ‐‐ ':::::/::/ l::::::::;ィ::l、:l\::_::ヽ::ヽ:::ヽ::::ヽヽヾヽ、 / ..イ:::/::::l::l_」:::+-ト/ ヽlヾヽ´\::::ヽ::ヽ::ヽ::::l\` ゙ そしてライフルの優位性が確保されたところで再び進化が始まる。 / / ./::/l/::::V::l:l_⊥ミ _,==/:ヽ::゙:::〉:::ヽ:ヽ\ それは無煙火薬の発明。従来の黒色火薬では銃煙によって / / |:/ /:::/∧::lハ';:::::l {';::/;::/:::::/::ヽ:ヽ::、ヽ` 狙撃の位置が判明していたのに、無煙火薬によって煙が無くなった。 / / リ /:::/:/;ハ:::l ヾ-'′ , ラ'//::: / ):::l;::l:l::l\、 これによって居場所の発見がされにくくなった。 / / /::/l:/l::l !::;ヽ、 / //::::/イ:::/l l/lリ / ,/// l/ l::l::ハ、 ´` //::::/:/::/ ' ′ そして19世紀後半、ライフルも種類が出揃ってくる。 / ,/′ l l/l/ヽ\ /"/:/:::l、::::{ アメリカではレバーアクション44口径のウィンチェスターライフル / ′ ′ __≧ァ‐ //イl:ハl `゙ イギリスでは45口径のマルティーニ・ヘンリーライフル  ̄` ‐-----‐ ‐- ..Vr/ /" ! " />-、___ ドイツではモーゼルM1871ライフル。 _ -=‐ラ/`ヽ - ヽヘ| /ー-‐"  ̄ ‐- _ /' ´ l // 〈〈フヘニ´ヽ\ そして、1898年にモーゼル社が7.92ミリ弾を使用するライフルを開発。 そのライフルこそ有名なゲヴェール98。 これらの進化によって狙撃術は新たな段階へ進む。
48 :1[]:2008/11/18(火) 01:01:45.44 ID:m9Vk5Rfy0 彼は1918年の10月に戦死した。その日は、全戦線にわたって、きわめて穏やかで静かで 司令部報告は『西部戦線異常なし、報告すべき件なし』という文句につきるくらいであった。 エーリヒ・マリア・レマルク著 西部戦線異状なしより抜粋 、____... -‐ ..¨¨¨¨..丶.___ >‐ ,. ‐ ...................... ........ `丶、 / / .......................:....::..................... ヽ / ,.ィ' ....: ..:/...:::/....:|:............::............ ....... ∧ / /./ / ...: .:/...:::/|.....::{::......::......:::|:. .::......... ∧ 小説での一文だけれども1914〜1918年まで |/ / / ...:: ..:|...:::::|::|......::ヽ::.....::.....:|................... i 続いた第一次世界大戦では小説の主人公 ′ i | ...:...:__:イ_:::/|::|!....|...::ヽ::...::::..|..........:...|..... l パウル・ボイメルのような死に方をした兵士は何人もいた。 l | ..|:: ̄「「:メ. |ハ...ト、..斗、=:ト........::..|::..... { i | .l! .:l.... .:|≧z、| ヽ! \_≧、:|.........:::..l::.......l ト\ 地上戦で勝敗を決することができなかったために消耗戦に突入し |.ハ.. .:ハ:.. i{ {ィ::ハ '´トぅ::ミlヽ....:リ::i:::..}...} | 塹壕は北海からスイス国境まで達した。 | ヽ :..ヽ:l. Vzソ |i辷リ.......:/:/!::./.ハ| 塹壕の泥水のおかげで塹壕足と呼ばれる病にかかり |.ト、..:{\ 、 `¨´|....::/:/ノ:/./L/ ダニやシラミなどの害虫に苦しめられる現実とは思えない光景。 |.ト. ...:ヽ. _ }..::/:/ィ/}/キ七 l.| | ..:::.:|>,、 ` /..:/}// /′ ヽ.爻_ しかし、そんな光景の中でもライフルを片手に狙いを定め l! | ..::.リ土^ >┬‐ ´ /.:/ /_ 丶 li、爻 確実に敵を葬る狙撃兵。病と大砲、毒ガスにおびえる兵士にとっては || ..:/斗 ....:リ /イ升三ミヽ..........ヾ乂 狙撃兵の幻影もまた彼らの精神を蝕んだでしょう。 l ://入「{ー升ァ / V爻土ミ小..............キ ,j/// X.\ソV__‐_、____>、....メ、..}....乂.. 十 そろそろ、やる夫にも復活してもらわないと話が進まない。 //// Xr、Xnヽ{、 ̄ ̄ ̄ ´ソ,勹∨...メ....卅 r‐く_7/ Xハ.ヽ{ ∨/ //'ヽ} .} メ_レァ 起きなさい、やる夫。 ノ ー-ト{ X「ヽ._ヽ_` `ヽ、 //′ ∨爻W_∠、 j `フ}i!V >‐ }ーv'/ |爻乂z-<
51 :1[]:2008/11/18(火) 01:03:47.04 ID:m9Vk5Rfy0 ______ /:υ::─ニjjニ─ヾ /:::li|.:( ○)三 ( ○)\ ブハァ!! (:::||!.:υ::::: (__人__)):::: i| 〃 ):::::::::::. |r┬-| li::::/ 眉間をブチ抜かれる夢を見たお!! /: : : : : : l\`ー '/j: : ::ヽ ;゚Д゚) 寝ぼけてんじゃねえ!ここは戦場なんだぞ!塹ご・・・ / (y) つ ド ∴ 。 ン! ..* ;:・ ∵∴・ ;゚Д ∵: ビシュッ / (y) つ ____ / \ / ─ ─ \ / (○) (○) \ | (__人__) | め・・・めのまえでひとがしんだお・・・ \ ` ⌒´ / ,.. --- .. ,..-.:. ̄.:..:..:.. : : : : `丶、 /:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :\ /:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、 ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ !:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.||| Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ . }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/ カナダ軍に従軍し、100人以上のドイツ兵を葬った狙撃手 ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.// ハーバート・マクブライトは次のように語っている。 `ィヘ:ト、 _ _ ノ:イ/ rく、\` ヽ二コ:千:|K、′ 「近距離で命中すると爆弾のような音がする。 |:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l いきなりドンという音がしたかと思うと隣の兵士が倒れる。 ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7 昼間ならば兵士のほうに目をむけると小さな房ができているのがわかる。 |!::.:..:.ヽ\ヽ|! /7 / 銃弾が体から飛び出すときは必ず体の一部分をもぎとるからだ。」 j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒} / / /^} |::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´ マクブライト以外にも狙撃された死体の無残さを語る人は多い。 l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -― ``ーニ´/ー-、 | _| ・・・さて、やる夫にはイギリス軍として参加してもらう。 _. -―  ̄ ト―.:「:.:l 名前は・・・サンディ・ヤルオナルドにしましょう。 ヽ:..__:L_| ヽ.__)ノ
58 :1[]:2008/11/18(火) 01:10:03.68 ID:m9Vk5Rfy0 / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ / (●) (●) \. というわけで仇をとりたいお。 | (__人__) | \ ` ⌒´ / / \ ___ ∠ニ-‐O‐- 、`ヽ、 ∠ - ┬ ¬- 、::.:\ `、 _//, / / ,' , `ヽ、:∨ハ 〈// l l | ,′/l / , \} ! ふぅん、戦友の仇ね・・・ /∧ lTト|U / |__/_厶イ/lト、| 構わないわぁ・・・サンディ・・・ {ハ ヽrメ::ミ、/ 厶=≠} /〈/|lV| }\_〉-′ ヘ:_::/ / 〃 l|| __ノ ようこそ、ラヴァット斥候隊に。 ー=ハ { >‐、ー- ∠ィ/ l l| ∨::.:< __ いいこと?狙撃をするには隠密活動が大事なの。 . / / l^7く>r<`< || l| ト、::\::.r'⌒ / / l|/::./l\/{:.::.::_:}|l | |\} ̄⌒ヽ つまり偽装術ね。 | l| , トy┼┴‐'::.:/ /| l | |/| /|(」/:rxーrr'>〈 ,′∧| このスーツを着込みなさぁい Lレ'::.::ヽ/Xヘ::∨::`ヽ>∠ }ノ . /::./:/::/_ _ _ _〉:\::.::∨::.::`ヽ //|X:∧ハハハハ::.::.×::レ'⌒ヽ:〉 |::./ |::.::| |::.:ト、::.::/ ∨ |::./ !::.| ∨ レ′ L/ /_ノ ヽ_\ /( ●) ( ●)\ /::::::⌒(__人__)⌒:::::\ こんなロープや植物のついたボロキレ着るのかお! | ( ( | \ `ー' / /// / イ l | | | | ヽ ヽ ヽ、 ィニニ〔ゝノ_ノ / ヽ\ヽヽ | l |l |l ヽ '´/ /| |7 r/'´ ̄ヽゝニヽ-ヽヽ │ | | ヽ ヽ イ/ / ! | | ||-ャ─-,ニ、ミ‐`ヽ、ヽヽ / / / | ヽヽ / / / j | l| `ー='-ニゝヽ` |ノメ、/l │ l | l ./ / / ヽ l| ィ_ミヽ`リ ハ || | ' / / ヽ l l、'rヽj`ァ' メ | / リ 貴方は戦前、猟区管理人だったのを忘れたの? `,´l lヽ ヽ /ノ `'’,イ /イ /| | | `丶ゝ ー、ー- 、 lノ ,イノ ガタガタ言わずに着るのよ・・・ . /│| | ニ ´ ノ イ | / ! | ! 、 ィニィ | |lハ | ! | _`ト_、 _ , イ ! |ル' ,イ ハ ヘ |‐'  ̄,.ィ´ヘ` ー- イ | |l | /│ ノ ヘ ヘ | <´ィ´ /介「`ヽヽ│ ハ l / ノ _, ゞ、_ゝヽ ! \ー´/ハ トニノノ ! / ハ ト、//,ィ _ ,.-ィ´ ヾゝヽ.ヽ lー-、  ̄ 1 |│|ヽハ 」 / _ハ _/ イィニィ'´ < ヾゝヽ. l^ーィ- 、|│ ! ト、>-リ イニィー '^ヽ、 ヾヽヽゝ  ̄! | | lヽヾ/ / ヽ _/⌒ ⌒\_ /:●))(__人__)((● \ | |r┬-| | す・・・すいません・・・だお・・・ \ `ー'┃ /
63 :1[]:2008/11/18(火) 01:13:58.10 ID:m9Vk5Rfy0 _ _ -  ̄  ̄ ー -- 、 ___ / , ,  ̄ `ーニ _ ̄ , ‐′ 〃 、 \ \ / 〃 l 、 ヽ-、ヽ / | | ./ / / ,' ! ヽ `\ ,' l | ! / /l ィ l ト、! | ! ', | |/´7ー!メ l / ! !l || >、 | |' /ィ卞ォ// / l' このラヴァット斥候隊はもともとスコットランドの猟師や |l /r-! !. |´ ll。_r! | / 「ギリー」と呼ばれる猟区管理人が多かった。 j.イ ! 、トヘ| | `ー′ ヽ'_ , 、 /´l ヽ ヽニ`,! | // >,、_ そして、やる夫に着込むように命令したスーツこそが ヽ !\ T| | .ィ′ n ./ // /l、_ 「ギリースーツ」 ヽ \ | ', i | f' `Y /.' / / / /.!ソ ヽ | ハ、 ヽ|、 ! ____ ノ l| '′ ´ ', ' もともとはスコットランド北部ハイランド地方の 'イ!イ ヽ!!´ リ { ,' 私有猟場で獲物に忍び寄ったり密猟者を捕まえるために用いられていたもの。 /' ! | ', / / `、 |! / それを戦場で応用したのがラヴァット斥候隊だった。 ,' ヽ、 - 、ヽ !! l もとが猟師だったので人間を撃つのもスペシャリストが多かったようだけど ,' ヽ `、 1! | 獲物を動物から人間に変えることに抵抗感を覚えるものは多かったし ,' l ヽ,-, j | l どうしても狙撃兵になれない人間もなかにはいたようだ。 / ̄ ̄ ̄\ キリッ / \ / \ / <●> <●> \ このスーツの効果は絶大だお。 | (__人__) | 偽装のおかげで油断していた97人の敵兵を射殺したお。 \ `ー'´ / r ―――――-- 、 ,ィ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽヽ、 //__, ィ―――、――、 \ヽ、 ∠_/´7 : : : : ィ´ : : : : : : :ハ`ヽ、 \ \ シーフォース・ハイランダーズ連隊第五大隊の / : : / : : / : : // : : /: :! :ヽ :\ ヽ \ サンディ・ヤルオナルドはすごい狙撃手ですう。 /: : //: : / : : /: :/: : : ノ: : |: : !ヽ: : ヽ ヽ ヽ 900mの距離なら百発百中の腕前ですう。 /: : : /: : /: :/: : /: : /: :i ∧: : :|: :ヽ! } /\ヽ ! i : : !: :/: :/: : /: : /ィ: : /: : ヽ: :!: : : ! Y_ ヽヽ 彼を称えて詩を作ったですう。 .!: :| : : !/、_/_/ _ィ//: : /∧: : : : !: : : : } | `ヽ、 ヽ! ! ハ: : |./> ̄/ ノ :入〈 !: : : : !: : : :! /! `ヽ! サンディ狙撃兵はドイツ兵を殺す。 |〉、ヽ ! ゙ミミ三、 // `〈__! : : /: : : :イ: :! ドイツ兵はめったに出てこぬけれど、サンディは必ずドイツ兵を殺す。 | 「ヽ!`ゝ::: ミ、、_ 〉へ : : :ノ :|: :| おかげでドイツ軍は来る日も来る日も、小さな十字架を木で作って立てる。 | | ヽヽ :::: l ::: `゙゙=ミ/: :/:/ /: ! : ! サンディ狙撃兵が殺したドイツ兵の墓場に毎日毎日十字架を立てる。 | | ヽ \ !ーァ ::: /:// /: : |: :| −サンディを称える ! .\ \ `´ ,イ⌒ア^〉 /| : : !: :! /| }-、,-、__}>r-ァ´ ̄ / / /: :! : : |: :! /: ! >-、_ 7―、`/ ノ /: : :! : : ヽ:| / : : / /\ /==Y〈`-"⌒ヽ< / : : : |: : : : :ヽ
69 :1[]:2008/11/18(火) 01:18:07.93 ID:m9Vk5Rfy0 しかし、1917年ボーモン・アメルの戦いにおいて __ ,≠´ ̄: : : : : ̄`ヽ. /: : : : : : : : : : : : : : :\ /: : : : : : : : :_,.≠ ^ヽ: : : : :! ハf`ー―'' ̄´ ,-、 <: : : : :l| 敵ながら見事な狙撃手。 {/ハ._ r―'´_,.ヘ_ ヽ: : :,r-i だが死んでもらう。 _ ,,..-!、`ヽ._jノ_`ー-'tァニイ |: : f^l } ,r===く^ヌ=ヾ' ソ´ヽ}' ̄`|´l `ヽ. ̄ !|: :トiノ | { f´ ! | l_,j,rト、_ノ/ / | i `\ |_:ゝ/ソ`ヽィ、 弋_ゝ-'ノ_/_,.≠]、_j、! l し-` ヽ. ` |´// リ \ /^`ー' ̄_,.―、 .≠ ̄`ソ_ハ `'´_ /.// ハ \ ./ '´ ̄≠ ̄ヽ __,,..-‐ ∧ ´ ` /// / リ _/,.ュ- ― ̄ `!__.,〉=' ̄ __,〉、 .'⌒ヽ /-' / / _,-、-―了、 __.===ニ≠ _,.≠ ̄ _,/ヽ `!、___,.// / / f´f ̄`i } }} __..==ニ ̄ _,.≠_,.-' ̄ _,-、_,./、 f'^j/: : :/` ̄7-‐‐: : | / ./ / i、弋__ノ丿_,.=7-' __..==ニ ̄ _,..≠`〉fr^j、 __,.=≠´| || (_jソ_j /: : ://|;,;,;,\: : : : :テ / / ー-‐7、_,. j--=、 ̄ _..≠ /__ヽ` ン、._: : : : ト、._ニ-'}/: : : : : ノ‐‐〈: : : : : :. / / ,.__=ニ r--<`ー'´ ヽ. _,..≠|´ ̄ヽ  ̄ `、 \ャ___ヽ.`ー-'/: : : :/:/;,;,;,f´: : : : :.___/ / ,._=≠´ ,.==' ̄ヽ `ヽ. ! _,.≠ f´ | _,.--' ヽ ヽ_ノ j`ー'l: : : : : /;,;,;,;,;|: : : : : :`ー-、. / / /≠´ / ,......、 ヽ ヽ !. j-‐ ̄ ヽ. .ノ__,..イ´ |ヽ=、`フ: : : : :.:/;,;,;,;,;,;j: : : : : / ハ/´ _,../ ズキュゥゥゥゥゥゥゥン! ? ? ?????■??〓?? ? ? … . .??■? ? ? ?¨ ∵? ? ・ ?? ???? ¨???????■■〓???? ? ?????????■〓?? ?? ∴ ? . ??????????? ? ∴ ….? ? ?? ??????????????? ? ?????? ? ¨ ???■??? ? ? ∴‥ やる夫 二回目の戦死
72 :1[]:2008/11/18(火) 01:19:36.86 ID:m9Vk5Rfy0 / ヽ \ \ ,' / / l \ ヽ ! / / / ,' | l ハ ヘ、ヽ、_, . | ! l l / / ,イ ! i ! l ヽ ',` ̄ . l | l l ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l ノ | ! │ | /_// // / ,' ∧ / | / j l│ このように狙撃兵は味方に称えられた。 ノ l ァ| |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/ / リ 戦争が進むにつれ、狙撃兵の評価は上昇しある程度の名声は得られた。 イ 八{´l !レ<f{矛:下 'ヽ _〃イ孑代勹 イ } / 自由に自分の活動で行動できる狙撃兵は一目おかれる存在になる。 . Vハ |{ r';;_zj f} ⌒{! r';;zリ /}, '// ヽ ', | ` ー―‐‐ ' 、 `ー-- チ' / しかし、こうした戦場での自由の反面、わずかな隙 `ヘ lヽ _ 厶 ./ スコープの反射やわずかな動きで即座に狙撃されて死んだり ', {.代ト、 , イ | / 戦友を狙撃され殺害された復讐として、捕虜になった場合 \_'i| > 、 _ , イ/ V l./ 寛大な処置を望むことはできなかった。 / ヽj {`ヽ ′ . _ / 「´ ヽ} \ また、狙撃兵の任務の殆どは単独で行われるため人目につくことは少ない。 _, -‐ ´ l‐--‐、 _ -‐ | ` ー- 、 そのため賞賛の機会も殆ど無く、四年間の対戦中にイギリスで . r<\\ ヽ '´ ̄ ___ `ヽl| / /ヽ 狙撃兵として勲章を受けた者は1917年のイーペルの戦いにおいて戦死した y⌒ヽ \\ V  ̄ _ `ヽl| / / ∧ 友軍の援護とドイツ軍の進撃を食い止めた狙撃兵、 ./ ヽ. \\ ∨ ̄ `ヽ | / / / l トーマス・バラット二等兵しかなかった。
74 :1[]:2008/11/18(火) 01:21:15.85 ID:m9Vk5Rfy0 ,:::::::::::: /::::/::::::/::: /::::::: !::::: |:::. |::. | i |:::::::::: /:::/::::::/i:::::/ }:::::: ハ:::: ハ::: l:::: !:. | さて、一次大戦の時の狙撃兵エースの一部を紹介。 ::::::::_!ム_∠__/;/ !:::: / l:::/ !: /i::::: /!:::: | ::::::::: |/_ //`ヽ /:/ _,,ム'-‐lメ‐|:::: /: |::::: ! まずはカナダ軍に従軍したフランシス・ペガハマガボー伍長。 ::::::::: !,r=〒〒ミ==ヽ/' ,,r'===ヾ-、!::/l::: ハ:::: ! 不思議な名前は先住民族オジプワ族だから。 ::::::::. |《 i、ヒ''ィノ ゝ-‐-《 !;;.q,ノ ´/レ:: |:: i .l:::::/ 終戦するまで戦死せずに確認されているだけで378人を射殺。 ヘ::::::. | \  ̄ ノ ヘ_. ̄ /:ノ::: /!:::l !::/ 四年間、西部戦線にいたのに負傷したのは一回だけ。1961年まで生きていた。 ヽト、::: l  ̄ ̄ ̄ `;  ̄ 7:::::: / .i:/ / :ハヽ:::l\ r_ァ /!::::: / / それとヘンリー・ノースウェスト一等兵。本名はヘンリー・ルーイ。 ::::::,-一 ` 、 _, < |イ::::: / ' 1918年に戦死するまで115名を射殺している。素行不良で除隊経験あり。 :::/;;;;;;;;;;;ノ. ` ‐r-‐< 'l::: / `|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、;-、_;-´;;;;;;`i´ .',/ あとオーストラリア陸軍のビリー・シング二等兵。本業はカンガルー猟師だった。 !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}\ 1943年に極貧生活の最中亡くなるが、大戦中は150人を射殺。実際には200人以上と言われている。
76 :1[]:2008/11/18(火) 01:22:26.04 ID:m9Vk5Rfy0 しかし一次大戦後・・・ し! _ -── ‐- 、 , -─-、 -‐─_ノ 一 狙 // ̄> ´  ̄  ̄ `ヽ Y , ´ ) 狙 え 次 撃 L_ / / ヽ 撃 | 大 兵 / ' ' i 兵 マ 戦 が / / く!? ジ ま 許 l ,ィ/! / /l/!,l /厶, で さ i ,.lrH‐|'| /‐!-Lハ_ l /-!'|/l /`'メ、_iヽ だ れ l | |_|_|_|/| / /__!__ |/!トi i/-- 、 レ!/ / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ よ る _ゝ|/'/⌒ヽ ヽト、|/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ ,イ ̄`ヾ,ノ! ね の 「 l ′ 「1 /てヽ′| | | 「L! ' i'ひ} リ l は ヽ | ヽ__U, 、ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ, ヾシ _ノ _ノ -┐ ,√ !  ̄ リ l !  ̄  ̄ 7/ レ'⌒ヽ/ ! | 〈 _人__人ノ_ i く //! 人_,、ノL_,iノ! /! ヽ r─‐- 、 「 L_ヽ r─‐- 、 u ノ/ / / lト、 \ ヽ, -‐┤ ノ ダ 了\ ヽ, -‐┤ // ハ キ { / ヽ,ト、ヽ/!`hノ ) サ |/! 「ヽ, `ー /) _ ‐' ハ ャ ヽ/ r-、‐' // / |-‐ く | > / / `'//-‐、 / ハ ハ > /\\// / /ヽ_ ! イ ( / / // / `ァ-‐ ' ハ ハ / /! ヽ レ'/ ノ > ' ∠ -‐  ̄ノヽ / Q.狙撃兵ってイケてますよね? ,、‐ " ̄:::゙:丶、 ,r::::l3゙::::::::/ハヽ:ヽ::::、:ヽ {::://:::::::// ヽ\ト、:::::::! ヾ l:::::::/ 丶 `ヾ ィ、:::| |;:r::| O` 'O ゙ハ| < いまどき狙撃兵とかないない ヽハ :.:. :.: レ ´\ r‐--‐、,ノ r、 r、/ヾ ̄下ヘ ヽヾ 三 |:l1、_ヽ/__ .ィヽ \>ヽ/ |` } n_n| | ヘ lノ `'ソ l゚ω゚| |
81 :1[]:2008/11/18(火) 01:26:37.36 ID:m9Vk5Rfy0 ,, r一-- 、 ,, /´ ``ヽ、 /' \ ,;' ヽ . ノ , i / ,, / |ヽ ゙ヽ イ i | i ,'`メ // /i .ト ヽ ヽ レ| { i |//'´ `メ / / /| } ト 1 ',イ i r+テ=ミメイ //'"|´/ / ハ| 一次大戦では軍事技術が大幅な進歩を遂げた。 `、ヽ r'メ, {。;;;;'ソ ` ' ,rz;,y'ノi〃イ .' なかでも戦車と潜水艦、航空機は従来の戦争を覆すほどの兵器。 `ハヾ ヘ i'ー''- /。シ゚ク /'" 各国はこぞってこれらの導入を図ったのに対して狙撃兵は レ',`''; i , `'' / / 時代遅れの塹壕戦の遺物、時代錯誤の兵力とみなされるようになった。 ' i∧ト i, - ,イ{ ./ . ,y}`ヽ |ゝ, _, r '´ リ |/ イギリスは一個大隊に24人いた狙撃兵を8人に削減 ,ノ.:.:.ヽ `', {;;ヽ、. |i ドイツはスコープ付ライフルの導入を廃止 ,;<、.:.:.:.:.:.:.`v'" ^,ヽミ、, アメリカでは狙撃術は訓練プログラムから削除された . /,ニヾ`ヽ.:.:.:.:.:.`彡=ヾ}:||i、 .. // ` `\\.:.:.:.ヘ i|:||i丶 ,' f ヽ \\:.:.:i i|.||i ', イ i /' \ヽ.:i_,,_|:ii .{ _ ,,r'''i ┐ . ,' ヘ 、 ハヾ',|ソ,'/i ヽ ノ,ゝ;;=、ミヾ、 i;;| '' ̄', ', i ヾ`,〃 》 ,イ、  ̄`ヽミヽヽ,i;;| ', \ ', :i _,,∨,,,_∠、 ヽ r- ' ヾ、;;;| ', ヽ、', ,ゝr' ヽ :} 」´,n`ヽメ'ト、> /, | /:: , l:: i::. }::ヽヽ::.ヽ \ .// .:! :| : /:::/:/::/i: /: !: }i:',ヽ:| i,i .::| :|: :: !,/_ム/_ l:/::: l:: !l::! i::! . ! l .: : .::::| :i:.:: レ',ソ,_/`!::/i:/ i:! | だが二次大戦が始まると狙撃兵は見直され始めた。 . !.:! ::. : .:.::/´', !::: | ! ヾ.i´:i` !/ / ! 狙撃兵は敵兵に損害を与えるだけでなく情報を収集し i:l', :::::. :. ::. ::〈 、'_゙il::::. |.| j_ソ ゙、_ 戦略的・戦術的価値の高い目標を特定し、排除する。 ヽヽ、:::::::::. :::.::::\ニ',::. ii::! ノ 早期警戒システム的に活用できると各国は考え、狙撃術は蘇った。 ヾ、i::::l::::l::::',:| ',::. !',! ィ´ i|ヾ:!:::i::::/ヽ ヽ. l 丶. / イギリスはビズリーにラヴァット斥候隊が教官の狙撃兵学校を。 ノ /ii/lノ ヽ:r‐y┬ ' ドイツはツォッセンに同様の学校を設立。 イ'"`'‐- 、 / ヽl/ ' アメリカはキャンプ・ペリーでの訓練から始まり、最後はフォート・ブラッグでの / \__{ヽ、 訓練プログラムの設立になった。 /_,, -‐‐‐-- ,,_ \_,ヽ‐、
86 :1[]:2008/11/18(火) 01:30:08.10 ID:m9Vk5Rfy0 _,. - ''  ̄ ̄ `ヽ、_ _ '´ `ヽ , '´ \ _, イ´ ヽ さて、そんな二次大戦は狙撃手のエースも数多く生んだ。 ´ ̄/ / ./ ', 冬戦争中の3ヶ月で狙撃だけで505人のソ連兵を狩ったシモ・ヘイヘ / ′/.l ′ .| ヽ | 同じく3ヶ月で400人以上を狩ったスコ・コルッカ ./ .! ,' l l | '. ', l | 映画「スターリングラード」で有名なワシーリー・ザイツェフは400人 .,' /l | .! ハ |. ヽ | | | 女性狙撃手のリュドミラ・パヴリチェンコの309人 l ′! ハ トl.ハ ト、 ヽ. ! l ! |′ l トヽ.l.イヽ'., ! _ヽ.__,,..lヽ.,,__| .l ,' ドイツ軍だとマティアウス・ヘツェナウアーの345人 ', ハ ハ l'::;! ヽ.', \上_ ``! ,' / ゼップ・アラーベルガーの257人辺りが有名だと思う。 ヾ `l l ┘ ` ´|テ;;;;::ミ>.| ハ ,イ / |.ハ. ′ r'_;;;/ l / リ./ l/ ちなみに赤軍ではザイツェフ以外にイワン・シドレンコの500人、ニコライ・イリニンの ', lヽ .、 | ./ '´/ ′ 496人、クルベルティフの437人等の射殺数300人以上が結構いるけど Vl \ _,..′ ./,.イ/ プロパガンダとの説が強い。 ヾ `ー zニ ´_/ /ソZヘ / ̄´ // ̄ ノー‐----、 ・・・出番も少ないやる夫にそろそろ生き返ってもらおうかしら。 ノー-−―r-- −'ア´ ト /:::i::::::::::::/:::::::::,i:::::::/i::::::/|::::::::::::::::::|、::::::::.\::::::::l:::::::::::::i:::;:::::.ヽ. .i::::j゙::::::::;イ :::::::::l|::::/ l:::::l l;:::i;::::::::::::l.\::.ヽ;::\:::l:::::::::::::|::li:::::::::.ヽ. l::/|:::::::/:i:::::::::::|.|:::i l ::| ヽ::lヽ、:::::::l \:.ヽ;::.ヽl::::::::::::l::|:l:::::::::::ト\ |:! |::::::l;:;:|::::::::::;H::!ー- _l;;| ヽ!、ヽ__;;}-‐'''ヽ~゙\::|:::::::::::|::|:::l:::::i::::| |! l:::::|l;:;:l::::::::::| l;| 、.|!` ヾ ´ >! ,;z==ュ、 `l:::::::::;l:::l:::::l::∧::l 冬戦争中のフィンランド軍のシモ・ヘイヘ ヽ;:l l;:l、::::::::l ヽ /゙K)::iii::::! j !::::::::;l:::l^i::|:| レ゙ 厳冬のスターリングラード ヽ ヽ|i、::::l:| b:::lll::::l ,!:::::::;!:: l ∧|l 「森の狙撃手」と呼ばれた謎の狙撃兵など東部戦線には l::ヘN, ゞ=r'''"゙ ヾ:;;;;;;ノ ,!::::::/::::;レ゙ .|! 逸話が多くあるけど、あえて取り上げない。 l;:::::::lヽ 、 /::::::/::::/ l;::::::|::ト、. r 、 _ _ ,イ:::;イ::::/ ここで取り上げるのは太平洋戦線。 .!::::l::|. ゙' 、 .| ! ,.::':/::;/ .|::/ 知略に長け、凄惨な戦いを繰り広げた日本軍狙撃兵。 ヾ;:|:|. ゙l ! ,,..: '" /:;イ j/ 彼らを狩り、日本を攻略した物量に勝る連合軍。 ヽ! _,,ィ! ,!゙''' ", -=、 /'゙ .ト.、_ やる夫には両軍に参加してもらう。 ,,r'''::::/ .,!. / / l:::::::゙'''::.、 最初は・・・米軍視点でいきましょう。
92 :1[]:2008/11/18(火) 01:37:24.79 ID:m9Vk5Rfy0 我が部隊の楕円形防御陣地を囲む木を日本軍の狙撃兵はほとんどすべて自由に使い アメリカ兵が水に浸かったタコツボから出ざるを得ないところを思うがままに狙撃することができた。 (中略) 第一大隊に聞こえるのは日本軍の6.5ミリ弾が発射された時の音だけだ。 すると隣のタコツボの兵の耳に脇に小さな穴が開いて、うめき声が聞こえてくる。 ふと気がつくと額に小さな穴の開いた死体になっていることもあった。 米軍第41歩兵師団沿革史より /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ / (__人__) \<脳髄をブチ撒けるうううう! | ヽ |!!il|!|!l| / | \ |ェェェェ| / ___ / \ /ノ \ u. \ !? ゆ・・・夢かお・・・ / (●) (●) \ | (__人__) u. | \ u.` ⌒´ / ./ \Yノヽ / (0)(―)ヽ キリッ / ⌒`´⌒ \ ここはニューギニアだっていう | , -) (-、.| ここは前線だっていう! l ヽ__ ノ l | のうのうと寝るとは随分いい根性だっていう! \ / / \ /ノ \ u. \ / (●) (●) \ | (__人__) u. | わ、悪かったお・・・ \ u.` ⌒´ / ノ \ ./ \Yノヽ / (0)(―)ヽ キリッ / ⌒`´⌒ \ | , -) (-、.| 許してやるっていう! l ヽ__ ノ l | ジャップの狙撃兵に気をつけるっていう! \ / PAM!
95 :1[]:2008/11/18(火) 01:39:44.66 ID:m9Vk5Rfy0 /_ノ ヽ_\ /( >) (<)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ プププ、何今の爆竹もどきの音wwwwww | |r┬-/ | 独立記念日の記念用爆竹の音かおwwwwww \ ` ̄'´ / なぁ、青トカゲwwwww ∩_ 〈〈〈 ヽ 〈⊃ } /ニYニヽ | | /( ゚ )( ゚ )ヽ ! ! /::::⌒`´⌒::::\ | / | ,-)___(-,| / ティウンティウンティウン 、 |-┬-| / / _ `ー'´ / (___) / ____ / \ / ─ ─ \ / (○) (○) \ | (__人__) | い・・・今の音が銃声かお・・・ \ ` ⌒´ / 銃煙も見えないのに・・・トカゲが死んだお・・・ ____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ あ・・・あ・・・もう死にたくないおおおおおおおおくぁwせdrftgyふじk!!111 / (__人__) \ このニューギニアの青い海でみっくるんるんとやるおのばななぼーとdふぇさswfcんう | ヽ |!!il|!|!l| / | \ |ェェェェ| / / `丶、 、 ヽ _ `-────- 、 l / | \ 、 \ ` 、 / , │ ト 、 ヾヽ _.\-ミ ー 、 _,. -─ \ / , l │ ! l、 l ` - _弋 ヽ',`ー .ニニニ -‐ 、、´ヽ、 . / イ | l,.._!_l l\ヽ 、/,ァ'.ォ=〒= .、 ヽ lんヽ ヽヽ / - _ 落ち着け!!落ち着かんかバカモノ!! │/ | | | |、 l,.ニ=z、ヽ '゙ l,、。`´} / i |〉 l |::| / ` - _ . ll | l | l./ l_.゙ーi ヾ - ク, リ / , |::| l ` やる夫二等兵落ち着くんだ! l l l、 丶 lヽ r゙._.l ´ ̄/// j'´l l/ |::| | ', l ヽlヽヽ ゝ'′ l /:::l l |::| ', カービンを乱射しても当たらん!! ヽ |\ ` l`/// 、.,-‐- 、 .::::::l l |::| 丶 ヽl \ 、丶、 ヾ ノ /:::::/ l |::| 丶 今、援軍を呼んだ!落ち着くんだ!! ` ヽ ヽ ー`_ 、 `ー'゙ /""-ニ_l,'ヽ、 ヽヽ \ ` 丶 ,l `¨´ |;;{::l - _` ー- ._ヽヽ \ /ヽ、 |;;;ヽヽ `ー-- ..._l ,......-、 ヽ ヾ\丶、 \;;\丶、 ,...::,." '"ヽ::丶
100 :1[]:2008/11/18(火) 01:42:19.28 ID:m9Vk5Rfy0 / \ / ─ ─ \ / (○) (○) \ りょ・・・了解しましたお・・・少尉どの・・・ | (__人__) | で・・・でもジャップの姿は影も形もしないお・・・ \ ` ⌒´ / // /, -──- //__ / / / , '´ ,. -─‐-、 〃 //:::::::::::::::::::/ミ、 / / / / / / `` ' ァ '、 . / /::::::::::::::::::::,イ !l ヾ 、 ! l ナ-、イ 〃 / ,イ│l V ヘ '、 //::::::::::::::::::::// { l ! ヽ、l | 、廾‐.、l'.y | / / l│ | l ヽ 丶 ´:::::::::::::::::::/::::::::/l l l _│ | ヽ|o゚ `,、ト.|l / ! l | l l│ l l \ ::::::::::::::,...':::::::::::::/ l / -,l | ! l 込乞i l !l│/ィ|_イ │! l l ト 、.,_ `丶、 _,. - 7::::::::::::::::/ ヽ ! //! │| l ` く ヽV 仍ヽ/ / ,' l l l  ̄ ̄ うむ、日本軍の狙撃兵は単独行動が原則だ。 / /::::::::::::/ ヾ、\| │| l 心ン/,ィ'/l / ,' } それに加え、全身に体の輪郭が分からないように木の葉を体に / ,. -´─‐ 、___ヽー l l│ _ 〉 /イ/' l/| ハ l 身につけて地下足袋を履いている。この足袋を使って木の上に上るのだ。 , ´ `ヽ、  ̄ フ,ニ=ァ `丶、 ,i l | / | l ヽ、 // / / l │l/ │ / それだけでなく体を木に縛り付けたり、イスを木の上に作って ヽ/ / , ィ' l /ハ ヽ.l | / 我々を狙撃してくるのだ。敵ながら本当に厄介だよ・・・ \/ ヽ- ´ lル'/ ∧ ヾ l' ,.....-,‐ ─  ̄ ─- ヾ.._ ヽ // ̄|ヽ ヽ ::::, ' ー- 、-..、`iヽ ´ | ヽ ヽ ※普通狙撃兵は二人一組が行動の原則
102 :1[]:2008/11/18(火) 01:44:05.64 ID:m9Vk5Rfy0 ______. ━┓ / ― \ ┏┛ /ノ (●) │ ・ . | (●) ⌒) / なんで体を木に縛り付けるんだお? . | (__ノ ̄ / \_ <´ /´ `\ /l __ ヽー-...... _ _ _,. - '゙ /:::/ \:::::::::::::`ヽ _ , ' ´ r ' ´ -<:::/ __ ヽ::::::::::::::::ヽ), ', - , - - 、 `ヽ:::::::::,> /,ハ、_::::::-ミ/::/ .:/ / ヽ ヽイ、 -==ニ´- ' /:`.ー/ ::l ::l / / / ,.、 ヽ l. ヽヽl / .:/:::::::::::: l ::l ::l l ll / / / l l:. l:. l l l、 l l l / .: /::::::::_/l ::l ::l.l ll ,.l /l l l l:: l:. l:. l l l l lト、 そうすれば体を撃たれても下に落ちないでしょう。 . / .://'´ ̄/ l ::l ::l弋l_l_l /、l l l,ナ/l、l: l/ l: l: ll l l 彼らは木を一つの狙撃用プラットホームにしているの。 / / ,.ィ'´l l :l ::l<l:::t。圷 V r'テ>l /l./: l: l l: l l l 高いところに上りたがらない連合軍狙撃兵とは違うの。 . / / / l l l ::l :l 込zタ 迎 〃 l::. l/:l /l l l l/ / l l ヽ、l ::l ヽ `/:. l:: // l l あと、彼らの使っている小銃にも特徴があるの。 / / l l ヽ l :l ー / lヽ ヽイ/ l l 彼らが狙撃に使っているアリサカライフルは火薬の少ない6.5ミリ弾 ./ / l l l l l` _ 、_./_./: ヽ ヽ' l l それに加えて長い銃身のおかげでただでさえ少ない硝煙が尚更出にくいの。 / l l ,.- <´:l :l:. lヽY_ >、_ _,ハ l ::l 〃 / // l⌒ ヽ ヽ:l l: l l:::_l_l_l_:::::ヽ`ヽ l l、::l / 普通に見つけるのは困難よ・・・ / 〃 l ヽヽ l l l::`l弋l:::::彡l:l ヽ.リ l ::l だからこうするの。あ、援軍が来た。 / / l l:lヽ_l l__::::.l l l:::::::::ヽ、 \.l :l / l - 、 l:l´::リ ̄`:ヽ.l l:::: , ,=ニヽlリ _/ rl l l l:l::::::::::::::::. ::.ヽ}レ':::::::: . ヽ \ , '´ ハ │ l//::::::::::::::::::::::::::l|::::::::::::::::::::l: : :\ , '´ l: :\、_,l //:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::l : : : /\ ※ここでいうアリサカライフルは99式狙撃銃のこと
104 :1[]:2008/11/18(火) 01:44:28.04 ID:m9Vk5Rfy0 、_ |\ ,. ‐:,.=― __ | \ ,. -――`-/:.:./-―‐-...、 /:.:__:.:.:`丶Y|/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.三:_=、、\ . /::/  ̄>/ニ:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:\\ /:.:/ /_,イ:.:ヽ:.:/:.:.:.:.:.:.:.l:.:.l:.:|:ト:.:!:.!:ヽ\:.:\ヽ . |:.:.| l:.:.:.:./:/:./:.:./_|.-|‐N |:ト:|:|.:|!:.:.!:.:.:.Ν . |:.:.| l:.:.:.:|:.|:.:|:.:'/ィ::f下 ,ォイ:.!/|:.:.|l:.:/ . ヽ:.ヽ ヽ:.:|ハ:|:.:| 代ュソ |j|/|:.:|::/lj/ \:\ ヽヽ.トヽ! '' '' ''}'/://:.:| \≦二 ∨|:.:.:| ワ/イ´/:./ ,. ‐<´ ヽ:.| ァ‐_--イ|:.|__|!/'´ いやー、あっちでもジャップの掃討があってね。 /.: : : : :\ ヽノ: :\ V/ l l|: : : : : : : :`\_{:,': : : ヽl l !:|: : : :ヽ: ヽ|: :`: :〒: : /=l. l l: |: : : : : \:|: : : :イト: /: : : ;l l l: :|: : : : : : : :\: :L!ll」: : : ;ハ l l: : |: : : : : : : : :〈: : ll:lリ\/、 l l: : : |__ノ「 ̄ ̄ト| /:ll'll \_丿 l: : : : :\_:l リ: /ll ll i´: : : : : : : :.l l / .ll ll ___ / \ /ノ \ u. \!? / (●) (●) \ | (__人__) u. | な、何をするんだお \ u.` ⌒´ / ノ \ __ \ \ , -―‐一ァ >=-、\ __ /___/ フ>'´ `ヽ//⌒ヽ / イ / 、ハ) 、 ヽヘ ∠V/ / // { ヽ\ Vl'、 \ ヘ / { { {{ トk从|\j斗l ',!ハ\j ', / V llハY冽 f冽リ j ∨ i / / ヽ从小¨´ '_ `¨/l∨ ∨ l / / |.lゝ, _ イ/ ∨ l / / ̄`<⌒卞弋寸代),、 ∨ l 言わずとも分かるだろ? / / {{/ヾ ZI/_,/゙ ̄`ヽ ∨ ! _,、_ / /≠ミ 〃 /⌒Y⌒`く∧ \ ∨ハ 頭を冷やしてやるのさ。 (\ rv、_/〈〈 〈¨¨ ̄ __7 ヽ ___,∧ 〉 {ー'´ ̄} ∨∧ (ヽ\^-ゞヽ\ ヾ、ヽ _,>'´ / く _,小_\/{7 } / ヽ 丶 _`ニ)::::::::::}::::}::ヽ }} レ'7´ たニ二二/l |L二 __/ -={ \ \ ‘ー ―ァ、:::::::`:ノ :::} 〃イ / _〕 //`ー┬、∧ | 丶 ヽ (ノ ¨¨{`ー‐/_/:W ,/ \ // { ̄ rヘ `ヽ _ _ ヽ ',  ̄ i l|. / // /∧ にニヘ ヽヘ ∨∨| } j  ̄ | l| / // 「/\\| | ∧ `\ // /∧ // ∨ リ / _// / ノ┬| | ∧ く//_[厶 / /rー'〃 ∧,| L_ ∧ 〈//::\ }
117 :1[]:2008/11/18(火) 01:50:54.08 ID:m9Vk5Rfy0
,,-' _,,-''" "''- ,,_  ̄"''-,,__ ''--,,__
,,-''" ,, --''"ニ_―- _ ''-,,_ ゞ "-
/ ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
(" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii
,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-"
"'-,, `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '" _,,--''"
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._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
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._,-"::::/  ̄"''--- i| |i ヽ::::i
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`''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
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/ \
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/ (○) (○) \
| (__人__) | いくらなんでもやりすぎだお・・・
\ ` ⌒´ /
http://homepage3.nifty.com/ki43/heiki6/WDC/WDC06.jpg 真ん中の小銃が99式小銃です
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \
//, '/ ヽハ 、 ヽ オーバーに見えるかもしれないけど本当にょろ。
〃 {_{ノ `ヽリ| l │ i| 狙撃に手を焼いた連合軍は
レ!小l● ● 从 |、i|
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ 「狙撃兵がいるのならあたりを一斉攻撃すればいいじゃない」
/⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i !
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│ の発想で攻撃をしかけたにょろ
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \ 一番簡単なのは木の上に向けてM2重機関銃やBAR、ライフルを乱射するにょろ
//, '/ ヽハ 、 ヽ
〃 {_{/ \リ| l │ i| それでダメならボーイズ対戦車ライフルや梱包爆薬になるにょろ
レ!小l○ ○ 从 |、i|
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ 最終的には戦車で辺り一帯を砲撃にょろ・・・
/⌒ヽ__|ヘ j /⌒i !
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│ それが一番効果的で一番手っ取り早いにょろね・・・
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ | というわけで再開にょろ
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
123 :1[]:2008/11/18(火) 01:54:35.26 ID:m9Vk5Rfy0
/_ノ ヽ_\
/( >) (<)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ シシ!邪魔者はいなくなったお!
| |r┬-/ | 早速進軍する・・・
\ ` ̄'´ /
__ / /// | | \ \\ \
,>‐-`ヽ、 , -──-、|| //`¨{__,ノ|__ト、___,}¨´\\ ||
∠ -‐ァ: : : : `´: : : : : : : .: :|レ' /⌒ヽ. |_ノ \\||
__/: : : : /: : : : : : : : : : : ||/V´ ̄`ヽ、 | l \||
<___/.: :/: / / /: :/|: /l: : }: : : : : : :V⌒ヽ、__>| |
|: :/|: :|: |: :|: / .レ |: /∨\: .: .:}\____> | |
レ' |: :|: |: :レ'イ心、レ'ィチ心 l: : :八: : : : :| |__j_
∨|:人:{ ヒり 込ソ .|: /} |.: : : :| l__ |
/} ̄ ̄\ハ_____ ' l: }´ |.: : : :| ∠ノl | バカ!少し待つの!まだ狙撃兵の・・・
∠ ノ====ミ、\ ̄|| ̄` .ィ´レ' |.: : : :| l || l |
/ \ |__,||`≦二| ̄ ̄}} |.: : : :| l || l |
{ , -‐─‐-、 `|{ ̄  ̄}{ | 〃__,l: : : / .l || l |
r-、 /´ ̄ ̄\ヽ /`フヽ、 \\ {{_____\/ |__|レ' |
/ ̄| l ̄ ̄\ l }/ く \ \\ ̄}} \ |_ノ
( `ヽ/ -‐| |─-、 \レ' \ |\ } } 八____,ノ} ||
\ `く | | ./⌒l { \,| `77/ }'¨¨¨`v┴┴-、____
/ /\ `¨¨´ \__| | |. || .// |l. / {二二 \| \
|.{ ) _,l | | || | | || | {─‐‐ | (⌒\
r──┴一'´ /´ | | || | | || |\ {二二 / `フ {´\
`ー─┬─ァ { / |_______,ノ | | ||_,」 \ `| ト _/ {ノ )
ヽ/ ___ / 人,/ ̄ ̄ ̄\ | | /{ \_| |___ノ /}
/ /、 `ー─……'´ / / o } | | |o ', .| |、________//
. (_/ ` ー───一'´ / ̄ ̄\___,ノ | | |__人 | | `ー─
ズキュゥゥゥゥゥゥン!
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やる夫 三回目の戦死
_l -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
\ / /" `ヽ ヽ \
< //, '/ ヽハ 、 ヽ とまぁ、物量に物を言わせた駆逐作戦は功を奏したけれども
/ 〃 {_{ノ `ヽリ| l │ i|
レ!小l● ● 从 |、i| 時折こうした攻撃の中でも生き残る狙撃兵というのはいたにょろ。
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ|
|ヘ ゝ._) j. | , | そして生き残った日本兵は死を恐れることなく戦ったにょろ。
| /⌒l,、 __, .イァト|/ |
. | / /::|三/::// ヽ | さて、やる夫にはまた起きてもらうにょろ
| | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |
ペリリュー島の死のカーブと呼ばれた場所には狙撃兵用に中戦車三台を警備として常駐させ、
狙撃があるたびに砲撃してました。
http://www.horae.dti.ne.jp/~fuwe1a/images/syoujyuu/kokara.JPG
129 :1[]:2008/11/18(火) 02:00:37.26 ID:m9Vk5Rfy0 というわけで日本軍として復活しました。 ___ / \ /ノ \ u. \!? また夢かお・・・ / (●) (●) \ | (__人__) u. | うう・・・いい加減この悪夢から覚めたいお・・・ \ u.` ⌒´ / ノ \ /_ノ ヽ_\ /( >) (<)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ | |r┬-/ | とか思ってたら目の前にアメ公の下士官がいるお! \ ` ̄'´ / シシシ! / |\ ( く"| ___|__\__________ri ''"`"'''"`"'': ; . , _ r‐\ ヽノ _|||||________._|}=====fll||爪||||||l|」コ――――┘,' . : ; . : ; _,;; "=− \_ 三〉))ー' ̄ `ー'ミ ̄~ ̄ "'' 'ー---‐'''~`ー' (( (ヽ三/) (ヽ三/) )) . (((i ) ___ ( i))) / / /_ノ ヽ_\ ヽ \ ( く /( ●) (●)\ > ) プププププwwwww \ `/::::::⌒(__人__)⌒:::::\' / ヽ|  ̄ |/ アメ公ども大混乱だおwwww \ / 今のうちに次の場所に移動だおwwwww ∩___∩ | ノ ヽ / ● ● | なんだか日本兵の匂いがするワン! | ( _●_) ミ ごしゅじん!どうするんだワン! 彡、 |∪| 、`\ / __ ヽノ /´> ) (___) / (_/ | / | /\ \ | / ) ) ∪ ( \ \_) /::.::.::/:// .::.::.::.::.::.:./ ! .::.::.::.::.::.::.::.::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.::. \ ゝ‐<::./::./ .::.::.::.::\/ | .::.::.::.::.::.:: /::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.::: \ 〃 / _ ヽ:/::.::.::.::.::.:/\ |::.::.::.::.::.:: /::.::.:: |::.::.::.::.::.ヽ::.:: {{ / / __ ヽ ',.::/::./ `ー |::.::.::.::.:: / |::.::.:/|_::.::.::.::.:l::.:: . ── | ! /r ) } |イ斤テ左≡ォz /::.::.::.::/ 斗七 !::.::.::.::.::.::.|::.:: . ∧ ヽヽ _/ /::! レヘ :::::::::/ /::.::. / j / | .::.::.::.::.:: |::.:: 何?日本兵の匂いがするだと! . , -―ヘ `ー /.::.| rー'゚:::::::/ /::.:/ テ左≠=ヵ::.::.::.::.::. |::.:: ____/ { /.::.::.| ゞ辷zン // う。::::::7 /イ .::. |::.::.::.|::.:: よーし!パードナー号!日本兵を駆逐してこい! 彡_/ ヽ イ ::.::. | /ヘ:::::::/ |.::.::.:|::.::.:∧::. 〃 V ヽ ヽ.::.: | ヾ辷:ン /:l::.::./!::.:/ さっき撃たれた戦友の仇をとるのだ! l { ∨ }__.::.|\ <! ・ /::.l::|::./│/ ヽ ヽ {  ̄ ̄ ̄`ヽ _ イ::.: l::|:/ j/ 、 \ \ } ) / ̄ ̄ ̄l7::.:|::.::.j::l′ /
142 :1[]:2008/11/18(火) 02:05:20.54 ID:m9Vk5Rfy0
.ノ ̄--┐ //ヽ\
ノ ノ ̄/ / / / ノ "´ ̄ ̄''''‐-...ノヽ
\'" ノ / / 丶 |
,--'" / / ,ィ \
ヽ-''" 7_// _/^ 、`、
┌───┐ / / ● 、,.;j ヽ|
└── / /. - =-{_●{
,-、/ / |/ ,r' / ̄''''‐-..,●
< " / { i' i _ `ヽ 注:軍用犬です
\ \  ̄フ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
n\/ / 彡 l /''"´ 〈/ /ミ
ll _ > . 彡 ;: | ! i {ミ
l| \ l 彡l ;. l | | !ミ
|l トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :lミ
ll |彡 l ; l i i | l
ll iヾ 彡 l ;: l | { j {
|l { 彡|. ゝ ;:i' `''''ー‐-'
____
/ノ ヽ、_\
/( ○)}liil{(○)\
/ (__人__) \ ひいい!軍用犬だおおおお!にげっ!ぎゃあ痛い痛いたあいだああくぇsdrxhj
| ヽ |!!il|!|!l| / |
\ |ェェェェ| /
>>128 は本土決戦用ライフルです。
http://www.horae.dti.ne.jp/~fuwe1a/images/syoujyuu/ketera.JPG も同じような簡易小銃で昭和20年9月から九州に配備予定、東京にも配備予定でした
─────都合により、番組を変更してお送りしています。───────
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──────────────────────────────── やる夫 四回目の戦死
146 :1[]:2008/11/18(火) 02:07:07.79 ID:m9Vk5Rfy0 ,.. --- .. ,..-.:. ̄.:..:..:.. : : : : `丶、 /:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :\ /:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、 ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ !:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.||| Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ . }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/ と、やる夫のように地上を移動しているうちに ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.// 軍用犬に襲われて引き裂かれて死んだ狙撃兵もいるわ。 `ィヘ:ト、 _ _ ノ:イ/ この軍用犬パードナー号は逃げる狙撃兵を150mも追いかけて殺したそう。 rく、\` ヽ二コ:千:|K、′ ペリリュー島で実際にあったこと。 |:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7 |!::.:..:.ヽ\ヽ|! /7 / しかしこうした狙撃兵の活躍も空しく、日本は悲惨な撤退戦に追い込まれ j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒} / / /^} やがて敗戦する。 |::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´ l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -― ``ーニ´/ー-、 | _| _. -―  ̄ ト―.:「:.:l ヽ:..__:L_| ヽ.__)ノ ,. ‐ ''"´ ̄ ̄ ̄ ̄} / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ r…―- ..,,_/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イ \ :::::::::::''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l _>、_::::::ヽ、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l  ̄i `丶、:::`丶、_: :::::::::::::::::::::::: ト、 ここまでが発祥から二次大戦までの狙撃兵の簡単な歴史。 | ! iハト、 i、丶、___` ー--::::::::::::::::\ そして・・・二次大戦に次ぐ大きな戦い、冷戦。 lハノ!イ仄ゝヽ ナアi`ー-=....,,,____,,.ゝ |'、`┘ '^i下心!ハj ,ハ! しかし狙撃兵はあらゆる戦場で戦術的価値を証明してきた。 |/\ 、 ゞ-イ // 戦闘の性質は変わったとしても、機転を利かせてあらゆる状況に . ☆ ' r‐i> ‐rァ='7.イ´ 対応できる狙撃兵は誰もが認める貴重な戦力になった。 \ ⌒ヽ、,.ヘ.::´:::ハ \rイ ,.ィヘ.:::::ハー- 、 └攵アト=ヘ、::::ヽ ::::::\ 二次大戦までの歴史はここで終わりです。 / 〈::::::::::::\:::::::::::::::::l さて、狙撃兵の簡単な歴史、後編は激動の冷戦編。 〉―ァi'´ \ :::::::: | . /_ア^'┘ `ヽ、::j └ ′ ` 次は実際に活躍した狙撃手や銃のエピソードも含めてやりたいと思います。
1 :1[sage]:2008/11/24(月) 23:11:35.53 ID:GNAdnyfk0 _ . ,,-‐'''´ `―-、 1もこんなに長くなるとは思いませんでした。 . ,/ ヽ ィ'/ 、 、 ヽ 前編ではおおまかな狙撃兵の歴史がわかったと思う。 i.,, i /.,、 i、 i l .l .l 中編では二次大戦により荒廃し、憔悴しきった世界から "ll、 l、トTヾ lやヽ,T l ,,l 超大国として君臨することになるアメリカのトラウマ `l.lヽらフ ` 'ちフ'l /,), /` ベトナム戦争のおはなし。 '.l l''_, ─、_''.,ィ /,/!/ !r'# # #Y〃i . ム # # rク、 .l それではまず1954年から物語は始まる・・・ '- ケtォャl、 __,,) . ャ''ヽィ.' !l__,λ_ `i--.ォ''~~'´>_) ) `´ `‐ ´ ̄ `´ ∵∴∵ : . .. :∵..::::/U::∪:`U ∵∴∵∴: : . . / ̄\ ::(つ´ ヽ . : ∴∵ ....... : .:| . =-―‐‐ /0 ',-,,,_ ‐-,,,_ .. : : ....:: :: . :::::::\_,,;-‐=ニ二_{o :}_二ニ=-‐'''~ ∵ ::..:: .::::::: | ~'''‐- ヽ ~~"'''―-----―''' ∵:: :::∵/ ̄ ̄ ̄\. |ヽ、___,.,/ ∴∵ ∴∵::. ::/ ::\:::::::/:::: \ / ::/ ∵ ∵∴:: .:::: <●>;::::::<●> \...:∴:: これが・・・真のゲリラ・・・ ∵:..:.: /⌒ヽ::l⌒`i (__人__) |∵:: 真のベトナム人民の力だ・・・! :/⌒ヽ| |;; ;| | ` ⌒´ /∴:: ( ヽ;;ヽ__ノ;;; ヽ__ノ ! ̄ ̄ ̄ ̄ >‐' /´.:.:.:.::::::::::::ヽ`ト、 .:∴:: . ∴∵∴ ディエンビエンフー攻略!!!! ( : :/0 .:.:.:.::::::::::::', : .. ...::∴ フランスよ!!ベトナムから消えよ!!! ∵ |o .:.:.:.:::::::::::::}: :: ..... ::∵ , " ̄ ̄ 丶、 / \ ノ゙! / , { / { / } ヽヽハ/^ーァ 1945年8月に日本が敗戦。同年9月にホー・チ・ミンが大統領就任宣言を行い r=' \j |イ/⌒Vヽハ⌒lヽ} j} /´ ベトナム民主主義共和国の樹立を行う。しかし、旧宗主国のフランスは  ̄\ イ j :|fiト fiハ/ノリ/ 再植民地化をもくろみ1946年にヴェトナム南部にコーチシナ共和国を樹立。 7レヘ { ゞ'' _ `‐' {/ベ く/ /V> __ イ∧ヽ/ 両者のミゾは深まり、インドシナ戦争が勃発。 \{ { l::lVミVl::l / ∨ 装備の面で劣るベトナム人民軍は地の利を生かしてフランス軍を壊滅に追い込む。 Y\ヾ ∀ シ/ r'´ フランスとベトナムはジュネーブ協定を締結し、ベトナム民主主義人民共和国が | ≧f}≦ | 成立するのだけど、アメリカは東南アジアの赤化を恐れ軍事介入を行う・・・ `ァー∨=∨‐く いわゆるベトナム戦争の始まり。
3 :1[]:2008/11/24(月) 23:13:47.46 ID:GNAdnyfk0 _..-──- . __,.'´: : : : : : : : : : : : `ヽ.- . ,.'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ. /.: : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: : : : : : : :ヘ ,.': : / : : : : : : ,′: : : : :{: : : : : ヽ: : : : : : :∧ . /: :,/.: : : : : |: : : |: : : : : : ∧: : : : : !: : : : : : : : '. /' ´,′: : : : :」. -ァ|‐ :|: : : :|-ヘー- L_: : : :.|: : : | |: : : : :|: : |: / ',: :|: : : :l \: : |: : : : : |: : : | 1959年〜1975年まで26年の永きにわたって続いたベトナム戦争。 |∧: : :|: : l.ィ≠ミヽ|\: :| ィ==ミ |: : : : : |: : : | ' ∨.:'、: N.レ!,、} ヽl. れイi |'イ: : : : : |: : :,′この戦争中の有名なスナイパーとして113人射殺のロバート・F・ウォルドロン ∨:.|`| 辷リ ヒ辷ソ|: : : : ,ハ: / |ヽl: l ゙´ 、 |: : : : /イ:/ 103人射殺のチャールズ・B・マウィニー、そして最も有名な |: : : ヽ、 − ,′: :/: : ,′ ヽ.: : : : ,> . __ . イ /: :/,ィハ,′ 「ベトナムのホワイト・フェザー」「ロン・チャン(ベトナム語で白い羽毛)」 . \|`′ヽヘr‐j |7/、V / ' r' ' l、 の異名を持つ狙撃手、93人射殺のカルロス・ハスコックなどが挙げられる。 ,.イ /___,ノ ,.ヘ /|| |----/ .//〉 そろそろやる夫は起きなければならない。やる夫、起きて。 . /| || | ゙̄7 /// l ノ | || | ,′ /// | ___ / ヽ、_ \ /(● ) (● ) \ /:::⌒(__人__)⌒::::: \ | l^l^lnー'´ | ん・・・なんだか変な夢を見たお・・・犬に八つ裂きにされる夢だお・・・ \ヽ L / ゝ ノ / / ヤルオス・ハスコック一等軍曹 ____ / \ 後方支援も大事なのは分かるお・・・だけど・・・ / _ノ ヽ、_ \ / o゚⌒ ⌒゚o \ 来る日も来る日も憲兵の雑用ばかり・・・もうウンザリだお・・・ | (__人__) | \ ` ⌒´ / _ . ,,-‐'''´ `―-、 . ,/ ヽ 米軍狙撃訓練プログラムの策定、警察への狙撃術・狙撃訓練の師である彼は ィ'/ 、 、 ヽ 17歳の時、幼少の時からのあこがれであった海兵隊に入隊する。 i.,, i /.,、 i、 i l .l .l 海兵隊員として卓越した狙撃能力を持つ彼は23歳にして全米ライフル競技大会でトップに躍り出る。 "ll、 l、トTヾ lやヽ,T l ,,l `l.lヽらフ ` 'ちフ'l /,), /` しかし、最初にベトナムに派遣された時に彼の役職は前線での勤務ではなく '.l l''_, ─、_''.,ィ /,/!/ 戦線後方で支援を行う憲兵として派遣された。 !r'# # #Y〃i . ム # # rク、 .l ハスコックはベトナムに派遣された当初は不遇をかこうことになる。 '- ケtォャl、 __,,) だが、彼の能力が生かされる時がいよいよやってくる。 . ャ''ヽィ.' !l__,λ_ `i--.ォ''~~'´>_) ) `´ `‐ ´ ̄ `´
7 :1[]:2008/11/24(月) 23:18:14.32 ID:GNAdnyfk0 1965年春 / / // / ヽ\ . / // // l/ ヽ丶 / l / r―/ l | ハ l ヽ ト、} l l' レ7l l ハ !_ ヽ.ト、 |ハ、 l ノ l l / ハl l { l/ `ヽ! ヽf,r、l ! / l / 〃,くl ! レf示r' lリ/ ! | . / // ∨lハ (_! l ハト辷リ 、´l l うちの軍さぁ、地雷やブービートラップや狙撃兵による死傷者がスゴイ多いの。 / // l l \l |ノ〃ノ r'フ _ ノ/ / |/ l l ヽ l | ||Y 〈__´/ ′/ なんでかちょっと教えてくんない? . | /{ ト、 ヽヽヽ、 `ヽ, ノ . l/ ', ト,l\ ト.}⌒ ̄`ヽ、_, r′ . / ヽヽ.\\ノノ \ '、 / ` \ l\ ヽ . / `, ヽ \ ヽ / l `, 丶 . / ヽ ヽ } ', アメリカ海兵隊第一海兵師団師団長 ハーマン・ニカーソン・ジュニア少将 ´ ー' / | `` ,. -‐ ´ │,ヾー-..、\ \ヽ / | / ヽ 、 、 |彡,!ヽ ::::::::::ヽ ヾ / / , |/, / / / ヽ i l } i | 〃|:::\:::::::::::\ | -=ニ-‐''/ / ,. // i i │ ハ | |l | i | |/ /ト、:::::\::::::::::ヽ 申し訳ありません、海兵隊では現在ですね / / / i { l | |│ ! |l |l |l││ │/ }:::ヽ:::::::l::::::::::::ヽ / / | { i l ll /'{i | | i _l,.|-‐サナ | |/ .ハ::::::::::::|::::::::::::::ヽ 狙撃兵訓練プログラムを策定し、狙撃兵を教育しています。 i ,イ ! │|l ヽ l,二=.、 | i 才ィ  ̄。oヽ. | k.、ハ ::::::::::::::ト、::::::::::::ヽ | /::{ ハ l | ', ',ヾic._゚ | │l tヘ._,.クノイ | ト l ヽ:::::::::::::| \:::::::::l 今年の秋には必ず!必ず成果を出して見せます! | ,'l::/| |:|'、 ヽl i、 ヽ、込ク レ' `ー‐一' | | レノ ト、::::::::::l │ \::::l l l.l/ i |::l ヽ | |\ ヽ /| | l'゙ |',ヽ:::::::| | | \| ですからしばらくお待ちください! l lヽ l::l ハ.|│ `ー- `__ /'゙i | | | l l \:| │ | |:::ハl l/ /| | l、 \ `ー‐′ ,.イ.| F===ー 、l l ヽ | | レ' i` ./ | l ,i l |i,l丶、 ,..:'゙::::| | |===、、 l | | | l/ / ,i l ト、l ,i │ r-ニ=ニ´-‐ '"| | │ |:| | | l ! / ./ /|l |l::| '| |"''i.|.i''""~~´| | l:| |:| | | l│ / / / | | l::l /l--山-┐ | | |:::| |:| | | l,| アメリカ海兵隊 ロバート・A・ラッセル大尉
10 :1[]:2008/11/24(月) 23:24:32.38 ID:GNAdnyfk0 _ ∠二: : : :`ヽ/´  ̄ ̄ `丶 , '" ̄: : : : : : : : : : : : : : : :、:\/⌒\ /:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ヘ\.:.:.:.: ヽ l://.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ \.:.:.:.:', /.:.:/.:. l:.:.:.!>ト/{.:.ハ.:.:斗<:l:.:.:.l.:l.:.:.:.:.ヽ.:.:.l . l.:.:/.:.:.:.|:l.: レ仟圷ヽl ヽfチ圷 |.:.:l:|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | . |:/!.:.:.: 从.:.{. V;;リ V;;リ 'j.:.,' |.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | . j:ハ.:.:..Wト :.ゝ ' /.:/レ|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | \:{ヽ|:小 V 7 彡'.:.|│l.:.:.:.:.:.:.:.:.| ` Y:| ヽ、 ´ ,.イ! .:./ |.:l.:.:.:.:.:.:.:. | 私はハワイで狙撃兵学校の運用を行っています。 ヾ:ゝ ト≧≦ュ| リ/ |.:l.:.:.:.:.:.:.:.:| ____, /| >tく |ヽ、____|_l.:.:.:.:.:.:l.:.| 今は戦術を実施して、手直しをしている最中なんです。 /ヽ::::::::::::::::/ |/ l只lヘ| l:::::::::::::::: ̄ヽ.:l.:| |:::: ヘ ̄ ̄ {____|{{<ハ>}}_j ̄ ̄`メ:::::::::|.:l:| |::::{ \ / ∨⌒∨ \ / l::::::::|.:.l| あとしばらくお待ちいただきたい! /ll::::}\ ∨ \ ,VCV ∠ _∨ |::::/ハ :l| { }}:::::ン  ̄}__/ ̄`^<_/ /,弖 l ::{{ }:| V__/ / / /:/`\r'〃ニフ }::V/ :| {´ /了 ̄|l /:/  ̄ ̄`ヽ ヽ:/:.: | ∨ |l |::| / /.:.:.: | ∨ `ヽ、_,|::| /.:.:.:.:. | \ , イゝ=≧ト、 _/ l.:.:.:.:. | アメリカ海兵隊 ジム・ランド大尉 _,. - ―― - . .、 /´..... : : :___ : :\ /::.::.::.::./ ´ ___ `ヽ: :ヽ /::.::.:/::./ イ´: :: : : : : : `ヽ|:ヽ: ! /::.::ィ/、:_!: :/:./: |::_::_-‐_ヘノ:l:l !::./ ,ト..十:T:ハ: |: : : l::..:.. l: : :|: :ト〉 |::`メ|::.::.|:..,|:| l lヽ: : ト、:: |: :|:レ| ・・・まぁそこまで言うからには相当自信があるようね。 |::.:/| |::.:..|:廾ト、 ヽ \:| ,.斗l-:l:.,1:! l.::.L|{1::.:.l:.ト十::テ ー ' イォ:卞l/イ |:| ラッセル大尉、ここでそのプログラムを使った狙撃兵学校を設立しなさい。 |:.|:l:Lト!:.:.ト{  ̄ ,  ̄`|:.|:Lj:l !:|:l::.::.:l::..ト、 , -、 イ::l:..:イ:! それから二人とも、そのプログラムに参加する兵士はアンタ達で決めなさい。 lム|:.|::.:ト:..l |\ ´ ̄` /7:/、/ノ′ /|: 「lト::.:|.ヽ:! ` ーァ ´}: : j/ : |「ト. いい?海兵隊の狙撃兵が一番だってことを証明してもらいたいの。 ハl: l:::l ヽ!: : :ト_- ― <|: :/: : : !!| l i ヽ:.l:::l : : : : l _, ----l: : : : : :l:|| | 要はベトコンをガンガンね、ぶっ殺してもらいたいの。 | ト:ヾヽ : : : l_ノ  ̄ `| : : : : :l:l:l ! ! { ヽヾヽ : : l l : : : : /'/ { そのためならアンタ達が前線でやってもらってもかまわないの。いいわね。 | ヽ トヾヽ : :l !: : : :/':イ | } V ヽヾヽ: :l fYiソ : : /'/ ハ | | _, --、 }_ヽヾヽ |ljl/: : :/'/ / r‐- |
14 :1[]:2008/11/24(月) 23:32:34.41 ID:GNAdnyfk0 /: : : : : : : : : , ' ´ : : : : : : : : : : : : : \/: : : : : :ヽ, /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : ヽ, : :ヽ: : : : : : : : ', /, -‐‐/: : : :/: : : : :/: : : : : : : : : : : : : : :',: : :|: : : : : : : : :l / /: : : : .:/: : : : :/⌒ l: .: .: :.⌒ヽ : : : : :|: : |: : : : : : : : :| /: : : .:/: : | : : |: / .|: /|.: :|.: :八: : |: : }: : |: : |: : : : : : : : :| ./: .://: : : | : : レ ィ=ミ' |:.八/ィ≠ミ|: /.: .:.|: :/.: .: .: : : : : :| {: :/ |: : l: :| : : :{{.んイ} ∨ ん心レ }: :/.:/|: : : : : : : : : | . ∨ |: /|: 八: :l. 込ソ 込ソ 〉/: :ハ/ .l: : : : : : : : : | というわけなの。ハスコック、狙撃兵学校にようこそ! . レ レ'|: :ヽ⊂⊃ /: :/ノ |.: : : : : : : : :| l: :/∧ マ ̄} / ̄ ̄ ̄`ヽ、| : : : : : : : : | ∨/: /\ `ー'/ , -‐‐ \: : : : : : : | {.: |. `ト--{ / ヽ: : : : : :| ヽ| _,ノV´ ̄`T ヽ , -‐ l: : : : : | . , -‐──一'7´/ {. └‐ノ/ |: : : : .:| / , -‐─一'7 レ'{\─‐<_/ , -‐‐ ∧: : : : | ./ / { | .厂|\ ヽ/ / }: : : :| ____ /⌒ ⌒\ /( ●) (●)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ほ、本当かお!ありがたいお!一生懸命頑張るお! | |r┬-| | \ `ー'´ / ,. ‐ ''"´ ̄ ̄ ̄ ̄} / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ r…―- ..,,_/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イ \ :::::::::::''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l _>、_::::::ヽ、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l  ̄i `丶、:::`丶、_: :::::::::::::::::::::::: ト、 | ! iハト、 i、丶、___` ー--::::::::::::::::\ 彼はランド大尉とラッセル大尉の訓練プログラムに基づき訓練を終えた。 lハノ!イ仄ゝヽ ナアi`ー-=....,,,____,,.ゝ |'、`┘ '^i下心!ハj ,ハ! その後、墜落したアメリカ軍機のパイロットの拷問や虐殺を行っていた |/\ 、 ゞ-イ // . ☆ ' r‐i> ‐rァ='7.イ´ 南ベトナム解放民族戦線のフランス人将校の射殺で一躍名を上げる。 \ ⌒ヽ、,.ヘ.::´:::ハ \rイ ,.ィヘ.:::::ハー- 、 さて、そんな彼がベトナム戦争でやってのけた武勲を紹介。 └攵アト=ヘ、::::ヽ ::::::\ / 〈::::::::::::\:::::::::::::::::l 〉―ァi'´ \ :::::::: | . /_ア^'┘ `ヽ、::j └ ′
17 :1[]:2008/11/24(月) 23:38:21.00 ID:GNAdnyfk0 -‐ '´ ̄ ̄`ヽ /:::/ ̄`ヽ::::::::::::::\ //// ∨::、::::::::::::、 ,'/:l、{\ / |::|:::::|:::::::::l ハスコック、ハスコック。キミの相方を紹介するにょろ! レ|、l ● ● ハl::::::|::::|::::| ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃::|::::|::::| /⌒ヽ__|ヽ ヽ._) |:::::|::::|/⌒ヽ \ /:::::|::::l>,、___,. イ:::::|/ / . /:::::/|::::| 〈::l三/::::/ |::::::ト、_∠ `ヽ{.|::| ヽ∨:/ .|::::::|::::::::::ノ ____ , / \ - / ― ― \` 相方? / (●) (●) \ | (__人__) | 観測手のことかお? \ ` ⌒´ / / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | (__人__) | ` ⌒´ノ はじめまして、ヤラナイオ・バーク上等兵です。 . | } . ヽ } よろしくお願いします。 ヽ ノ / く \ | \ \ | |ヽ、二⌒)、 /⌒ ⌒\ /( ●) (●)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ こちらこそよろしくだお! | |r┬-| | \ `ー'´ / -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、 / /" `ヽ ヽ \ //, '/ ヽハ 、 ヽ 〃 {_{ノ `ヽリ| l │ i| レ!小l● ● 从 |、i| さっそくで悪いにょろが二人に任務にょろ。 ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ 第55高地に友軍がいるにょろが、ベトナム軍の一個中隊に /⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i ! 包囲されかかってるにょろ \ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│ . /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ | 彼らの脱出を支援してほしいにょろ。 `ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' | / ̄ ̄\ ___ / _ノ \ /⌒ ⌒\ | ( ●)(●) プニ (● ) (● ) \ . | (__人_(ニ~`ヽ、 /:::⌒(__人__)⌒::::: \ | ` ⌒´(((_⊂>ヽ| |r┬-| | . | } \ \ `ー'´ / 早速出撃任務が出たお!55高地に行くお! . ヽ } ゝ-| ヽ ヽ ノ \ ヽ \ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \ わかりましたからホッペをプニプニするのはやめてください。
>>70 から
★やる夫で学ぶ狙撃兵の歴史 【中編】★
19 :1[]:2008/11/24(月) 23:43:39.49 ID:GNAdnyfk0 海兵隊魂なめんなお!! ___ / \ 第55高地、通称・象の谷でバークとハスコックは友軍が包囲網から脱出するのを / \ , , /\ 支援しただけにとどまらず、一個中隊への攻撃も行った。 / (●) (●) \ 五日間、昼夜を分かたぬ将校と通信兵への正確な狙撃のため一個中隊は混乱し | (__人__) | 包囲網から脱出した米軍部隊の追跡すらできないほどの人数に減っていた。 \ ` ⌒ ´ ,/ また、この一個中隊への航空攻撃要請も行い、結果一個中隊はほぼ壊滅した。 / |\ ( く"| _____|__\__________ri ''"`"'''"`"'': ; . , _ r‐\ ヽノ _|||||________._|}=====fll||爪||||||l|」コ――――┘,' . : ; . : ; _,;; "=− \_ 三〉))ー' ̄ `ー'ミ ̄~ ̄ "'' 'ー---‐'''~`ー' / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) | (__人__) | ` ⌒´ノ やりましたね、北ベトナム正規軍歩兵一個中隊が壊滅ですよ。 | } 友軍も無事脱出できてよかったです。 ヽ } ヽ、.,__ __ノ _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、 /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_ 丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、 . i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::! r`"⌒`ー=v ‐-、 1:::::..................... } |:::::::::::::::::::::::___::リ, ありがとう、バーグ。 r| ::::::::::::::( )|'羽|::jリ ./``======_‐ラ(6フ そうだお、狙撃兵には臆病なまでの慎重さと忍耐心が必要だお ヽ、_ __... == (●) \ | (__人__)' | これから帽子に白い羽毛を貼り付けるお \ `⌒´ / / ̄ ̄\ / ノ ⌒ \ | (●)(●) | . | (__人__) | 臆病を皮肉って白い羽・・・ | ` ⌒´ ノ . | } つまり「俺はチキン野郎」ってことですか。またパンチが効いてますね・・・ . ヽ } ヽ ノ \ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \ ____ /_ノ ヽ_\ /( >) (<)\ ははは、面白いジョークだと思わないかお! /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ | |r┬-/ | \ ` ̄'´ /
21 :1[]:2008/11/24(月) 23:49:49.73 ID:GNAdnyfk0 , -‐: ¨: ̄: ̄:~`¨:ー‐-. .、 / : : : : : : : : : : : : : : 、 : : : :\ /: : : : : : : : : : : :\: \ : \: \: \ /: : : : : : : : : : : : ヽ :ヽ :ヽ : : ヽ : ヽ:ヾゝ この帽子の白い羽毛 /: : : : : : : : : /: !: :| : :| : : L.;,ム: : : }: : ト、| これこそが彼がベトナム戦争中に「ホワイト・フェザー」「ロン・チャン」 |: : : : : : !: : : |: :ム:」∨!: :∧| ヽ: : |: ! :| リ と呼ばれるきっかけになった。 | : : : : : |: : : :!ノ V lノ イチリ>レi: ハノ |: : : :ヽ |: : : :|,,イテカ ゞ:」 |レ:| また、この55高地の戦いは多くの作家にインスピレーションを与え .ノィ: : : :` !: : : !`ゞ:::」 , }: /.| スティーブン・ハンターのボブ・リー・スワガー ヾ!: : : ヽ: : :ヽ rァ /:/ リ 山猫は眠らないのベケットの元ネタになったの。 \: : : \: :ヽ /: :| リヽNレゞヽゝー--┬‐_' !ハ| ,,==ヘ^ヾヘ \ l ヾヽー-- 、 さて、そんな彼は面白いものを発見したみたい・・・ /::::::::::::\\\ `く ̄t―-、| | |\ /::::::::::::::::::::::ヽ ヽ } r'ミ/7) `</:::::| |:::::::::::::::::::::::::::| | | ヽ〈 ヾ }:::::::::\ {:::::::::::::::::::::::::::! ヾ\ L ___ /\:::::::::| ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ \〈:::::::::::ヽ! /^ヘ::ヽ ,/ (●) (●)l バーグ!バーグ!この銃、面白いお! / (__人__) \ │ |r┬-| │ jl // │ `、l[],` │ l || ヽ \/ \ || | /"'''ヽ | || ゝ / ,,,-彡_,r''" ̄ 「/ ̄/ ̄/;二"二"二((二((三三C≡=─ _,-| r'" 二 ==i ニニ二/\/ccccccc//_ヽ ) ヽ <、、゙l - ̄ ̄C=] ノ;ヾ / ⊂ニニニ二二ソニニニソノ/⌒ヽ\ ,l゙゙'l、 」ニニ二二〈ー;; \/二L_」 j / l /;:: /{ ̄`)ノ ーーー \ / /´ ゝ ;;::/ {  ̄ソ ヽ / / ̄ ̄\ ./ ヽ_ \ (●)(● ) | ・・・? (__人__) | ヽ`⌒´ | ただのブローニングM2重機関銃ですが? { ヽ ヽ 人 (AAがM60なのは勘弁してくれ・・・) ____ /⌒ ⌒\ /( >) (<).\ そんなの当たり前だお!この重機関銃!セミオートで撃つと / /// (__人__) /// \ やる夫達の使っているレミントンM40と似ている弾道で | |r┬-| | 弾丸を発射するお!だからM2をセミオートにして、スコープをつけるお! \ `ー'´ _ /
25 :1[]:2008/11/24(月) 23:55:28.21 ID:GNAdnyfk0 / ̄ ̄\ / ノ ⌒ \ | (●)(●) | はぁ・・・了解しました。 . | (__人__) | | ` ⌒´ ノ (本当かなあ・・・?) . | } . ヽ } ヽ ノ 数日後・・・ ____ /⌒ ⌒\ /( ●) (●)\ あそこの山を見るお! /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ベトコンの武器運搬係が背中にライフル背負って斜面を登ってるお! | |r┬-| | \ `ー'´ / / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | (__人__) そりゃ見えますけど、あれはライフルじゃ射程が届かないでしょう。 | ` ⌒´ノ . | } 航空支援呼んで掃討しますか。 . ヽ } ヽ ノ ____ /_ノ ヽ_\ 何言ってるんだお! /( >) (<)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ このM2狙撃仕様であのベトコンを狙撃だお! | |r┬-/ | \ ` ̄'´ / ,/ (●) (●)l 弾道特性、今日の気温、風速・・・ここで撃てば当たるはずだお! / (__人__) \ │ |r┬-| │ jl // │ `、l[],` │ l || ヽ \/ \ || | /"'''ヽ | || ゝ / ,,,-彡_,r''" ̄ 「/ ̄/ ̄/;二"二"二((二((三三C≡=─ _,-| r'" 二 ==i ニニ二/\/ccccccc//_ヽ ) ヽ <、、゙l - ̄ ̄C=] ノ;ヾ / ⊂ニニニ二二ソニニニソノ/⌒ヽ\ ,l゙゙'l、 」ニニ二二〈ー;; \/二L_」 j BAM!! / l /;:: /{ ̄`)ノ ーーー \ / /´ ゝ ;;::/ {  ̄ソ ヽ / ∧.∴' _ ・ ;. ∴' ', ・,' ;*;∵; ζ。 +・.;,;ヾ∵ ,>. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ *; ・∵ < あべしっ! 〜 ( つ つ. |_____ 〜〜 .人 ヽノ 〜〜 (__(__)
29 :1[]:2008/11/24(月) 23:59:47.28 ID:GNAdnyfk0 / ̄三\ /;;;; _ノ 三 \ |;;;;;;; ( ○)(○) ば・・・ばかな・・・ . |;;;;; (__人__) . |;;; ` ⌒´ノ あのベトコンまでこの陣地からは2500ヤードも離れているんだぞ・・・? . |;;;; } . ヽ;;; } そ、それを射殺しちまいやがった・・・常識で考えてありえないだろ・・・ ヽ;;;l ノ ____ /⌒ ⌒\ /( ●) (●)\ やっぱり超長距離狙撃にはM2が向いてるお /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ | |r┬-| | \ `ー'´ / -─――- 、__ '´ `丶、 / ヽ _ / / \ ',  ̄/ / / / ヽ ヽ l / / / / { } |\ ヽ │ { ハスコックの狙撃距離は2500ヤード、つまり2286m。 . /イ:! /| |- ─‐ハ ノ -/―ヽ- ! | ヘ |l | レ l| ∧∧_/__ハ /ノ/__∨| / ト ゝ この距離は2002年にカナダ軍のロブ・ファーロング兵長が リ | 小. | fTテ示〒∨ 〒示テf∨ | ∨´|ヘ∧{ハ::::::::::} {:::::::::::ハl} |∨リ TAC-50アンチマテリアルライフルで2430m先の ゝ_| ハ ゝ- ' ゝ-- 'ノ | _) │ j人xxx. _ xxx才 /´ タリバンを射殺するまで破られなかった記録。 ヽ W > _ ‘ ’ _ イ/| / ∨ \| \ __j  ̄ i/ |/ |/ そしてハスコックは暗殺任務を任される。暗殺の対象は北ベトナム軍の将軍。 八Y__Y八 _/三\ / |__/ ヽ /\_ ベトナムとラオスの国境地帯に作られた基地にその対象はいた・・・ |´ ̄\ヾ\ |__,/ /彡/´| r┴-、ネ \ヾ\ │ / /彡/ /⌒ヽ | ヽ コ 丶=ミ≧≦三彡'´ / l ちなみに7.62ミリ弾での記録は1100m。 \ } の 本 | 猫│ { │ テト攻勢の最中、ヴォーン・ニケル狙撃兵のもの。
34 :1[]:2008/11/25(火) 00:06:21.13 ID:TBT8+Z0G0 ____ /_ノ ヽ_\ /( ●) ( ●)\ / ::::::⌒(__人__)⌒:::::\ |  ̄ | この暗殺ミッションはキツいお。なにせ単独行動だお・・・ \ / ____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ おまけに存在が知られたらこのミッションはおしま・・・ / (__人__) \ | ヽ |!!il|!|!l| / | うぬうううう!ここで猛烈な尿意が!!! \ |ェェェェ| ./l!| ____ / \ / ─ ─ \ / ( ―) (―) \ でもここで普通に排泄したら存在がバレるお。このまま漏らすしか手段がないお。 | (__人__) | \ 。 | | /=3 あああ、パンツば生暖かく・・・ ____ / \ / ─\ ・・・もし尿意や便意が来たら困るお。 / (●) \ | (__ノ) 食事はせずに水も極力飲まないで目的地まで行くお \ ____/ / ̄ ̄ ̄\_ /:::/:::::::::::\( ;:;:;) うう・・・尿のにおいに曳かれて虫がたかってきたお・・・ /( ;:;:;:;:;ノ:::::::<−> \ あちこちを虫に刺されて痒いし水ぶくれはできてるし痛くてたまらんお・・・ (;:;:;:;;;:; (__人__) .:::::) ./ || ` ⌒||| ,/ でも治療したら匂いでバレるから治療せずにホフクで行くお・・・ ※この時代もスナイパーの役割は敵陣での暗殺、偵察を備えた斥候。並みの兵士じゃ出来ない。 ,.. --- .. ,..-.:. ̄.:..:..:.. : : : : `丶、 /:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :\ /:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、 ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ このように北ベトナム軍の将軍暗殺任務は非常に困難なもの。 !:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.||| Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ 姿がバレないように1kmもの距離を全て匍匐前進で行い . }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/ ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.// 排泄は全てズボンの中で済ませた。 `ィヘ:ト、 _ _ ノ:イ/ rく、\` ヽ二コ:千:|K、′ 排泄物が多くならないように三日間の任務でも水筒の中身はカラになっていなかった。 |:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7 時にはパトロール兵の息遣いが聞こえるところまで接近したこともあった。 |!::.:..:.ヽ\ヽ|! /7 / j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒} / / /^} また、匍匐によって服スレや虫刺されの水ぶくれが破けて前進キズだらけ。 |::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´ l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i 三日かけて匍匐前進で狙撃ポイントまで移動した。 ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -― ``ーニ´/ー-、 | _| そして四日目・・・ _. -―  ̄ ト―.:「:.:l ヽ:..__:L_| ヽ.__)ノ
40 :1[]:2008/11/25(火) 00:12:17.19 ID:TBT8+Z0G0 ____ / \ / _ノ ヽ、_ \ うぅ・・・ベトナム軍の連中、朝飯食ってるお・・・一口でも食えたら・・・ / o゚⌒ ⌒゚o \ | (__人__) | でも、やる夫にはやらねばならない任務があるお・・・ \ ` ⌒´ / ノ \ ___ / ⌒ ⌒\ / (⌒) (⌒) \ ん?あのセダンは・・・きた!目標の将軍だお!ようやく来たお! / ///(__人__)/// \ | u. `Y⌒y'´ | \ ゙ー ′ ,/ /_/: : :`: : : : : : \ヘ r</´: :: :l l: : l: :: :: :ヽ: :\_ /j: : : :|: :jl ト、 l -‐ト、: :\ト-< ,イ 〈ノ: : : :j-ハj ヽ>ー¬Tー―' /ノ___ / j: : ル―-、_{ jヘ ヽ\ /: : : : : : <` 米帝どもを蹴散らして〜 /イノ イ{ j ! ヽ、_ノlノー-- `>― j>、: : : : : : ト、ヽ いけいけ我らがホーチミン! // <ヽ、_ノr‐┐ ノ___: :-―''´/ \ lヽ ヽV ト、 ノ/__ヽ__ `ー' /,イ: : : : :__/ リ |ノ >`ー―-、 _ノ〈―<-ニニニ-,\.__/( レ'///フ__ フ: :: :: :: :: :ノ三Z ヽヽヽ `ヽ、\ 7 フ /イ: :/: :/ \Z ヽ__/`v Y_ / _> | /l: :/ / レ"フ >、 |/ヽヘ i ゝ 注:ベトナム軍将軍です レ V / r‐/弋ニ¬/ / ハ ノw、l`T /_ | |\ `ヽj> | Y ! ト、 \ /l \/l .| | | Y \. \/ ノ / \ | ____ / \ / ─ ─\ 距離は685mかお・・・ / (●) (●) \ 風で流されると困るから心臓より20cmほど左に照準・・・ | (__人__) | 日差しも強くなってきたお・・・弾丸が膨張するかもしれないから上に6・・・いや5cm上げよう・・・ / ∩ノ ⊃ / 待てよ、気温が上がって弾丸の飛距離が伸びるかも・・・湿度は・・・ ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | \ /___ /
47 :1[]:2008/11/25(火) 00:21:40.34 ID:TBT8+Z0G0 ||||||||||||||||||||||||||||| ┳ ||||||||||||||||||||||||||||| |||||||||||||||||||: ┠ +20 ||||||||||||||||||| |||||||||||||||: ┃ :|||||||||||||| |||||||||||: ┠ +10 . :||||||||||| |||||||||: , '(フ^^^ヘ ||||||||| ||||||||┣┿┿┿┿ j∠ノ人ヘゝ ┿┿┿┿┫|||||| |||||||| _、ノ__(l `ヮ´ノヽ,_ :|||||||| |||||||||: ´ ⊂ミ,,W,ミつ` :||||||||| ||||||||||| ~ ゜~~。゜ ~~ ~~ ┠ -10~ ゜~~ ~。゜ ~||||||||||| |||||||||||||||: ┃ :||||||||||||||| |||||||||||||||||||: ┠ -20 ||||||||||||||||||| ||||||||||||||||||||||||||||| ┻ ||||||||||||||||||||||||||||| やる夫は射撃が好きだお。狩猟を愛しているお。しかし、殺しを楽しんだ事はどんな相手だろうと一度も無いお・・・ それはやる夫の仕事だお・・・もしやる夫が敵を仕留めなければ、 彼らはやる夫の後ろにいる沢山の子供たち──やる夫達が海兵隊の格好をさせていた──を殺していたお。 やる夫に選択の余地は無いんだお・・・ |: ,: :': : : /: : : : : :/: : ̄"ナ─-//,:._://: : ,イ: : ハ: : :|: : :l : : : l: | ,. ': : : : : :/: : : : : :/: : : :,ィ´: : :〃: /"ナ‐= ラ-ナ l: : :| : : l : : : l:| - ': : : : ,: : /: : : : : :/: : : 〃 ,. =  ̄ =.くヾ/:/ |r、:| : : l: : : :ヽ -‐ ' |:/: : : : : :/: ://: ,イi;;: i舎i ヽ/゙ , -l:`ト=-ヽ: : : :ヽ /: : : : : :/:/:l // ヾ;;: ミシ 〉 ォ=l.、ヽ、: \: : : \ 私達のホーおじさ・・・ /: : : _: -: ´/^\│ k ヽ;:. , _ ´ 僉 ;ヽl: 丶._\ー _:\ ─  ̄l:|:::::::::/ ノ入 ヽ `ミ、、  ̄ ;彡'´ 、 `~ / ト、: : : :ヾ`  ̄ |:|::::::::{ l :l::::> ミョー_.,;i!l 丶、: \ . |'i::::::::丶 、::ヽ / │ ` \ |:|::::::::::::::::\ \ l __ l ゲエッ!! __ |:|::::::::::::::::/::.ヽOヽ /`""'' ヲ j "'' 、:::::::ヽ く. |;;ヽ く  ̄ \ / ,' | \ 丶 ヽ \ .|;;;;;;\ 丶.__.ノ /|: :| . 、ヽ 、 _ ヾ \ |;;;;;;;;;;;;ヽ = /:::::|: :| ` ヽ:::\ lヽ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶 /-─ フ:l ヽ:::::::\ }::::\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,丶 / /-─────ァ 狙 撃 成 功 / ̄ ̄ ̄ \ / :::::\:::/\ / 。<一>:::::<ー>。 そ、狙撃には成功したけど逃げるにも一苦労だお・・・腹は減るわ | .:::。゚~(__人__)~゚j \、 ゜ ` ⌒´,;/゜ ノドはカラカラだわ意識なくなりそうだお・・・
51 :1[]:2008/11/25(火) 00:31:44.82 ID:TBT8+Z0G0 /: : : : /: : : : : : .: .:/: : : : : : : : : : : : : : :\ /: : : : ::/: : : : : : : /V: : : : : : : : : }.: : : : : : : :ヽ, /: : : : ::/: : : __/ {: : : : : : : : :/: : : .: .:|: : : : : ', /: : : : .:/: : : : :/ \ ',: : : : : : .:/: : : : .: .:|: : : : : : / : : : : : |: : : : / x===ミ、 ',: : : : : /: .:}: : : : .:|: : : : |: : }.: : : /: .:|: : : / く (_) }}\',: .: .:/{: :/ : |: : : |: : : : |: : なかなかやりますね・・・米帝のロン・チャン ノ: : :/: : .:|: : : | `ー=彡'' ',.:.:/__V|: :/|: : :/: : : :/: : /: : :/: : : :八: : l ∨ _ レ' |: :/: : : :/: : : いえ、「アメリカの白い羽毛」・・・ /: : : :/.: .: .:/ \| / {{ O`≫ V.: .: .:/: : : : /: :/}: |: : : :| ', /´ ,′ `¨¨´ /: : : :/: /: : / こうまでベトナム軍をバカにされるとは思いませんでしたよ・・・ . // /: : |: : : :| ', {{\ ノ /: : :/:/{: :/ / /:/ : |: : : :| ',. ', `ー──‐ァ) <´_,/}// V いいですか!ベトナム軍の皆さん!ロン・チャンこと , -‐|.:|: : :|: : : :| ', \____/ /: : : : : : / / .|.:|: : :|: : : :|\ ヽ ,/: : /: : /──‐‐-、 ハスコックを葬った人間には報奨金として5万ドルを差し上げましょう! / .|八 : |: : : :| >r \____ -‐'/: : /: : / , -‐─ . /{ ∧人: .:.:.:|/´:::::| / /: : /{: :/ / / ',. / |\: :|{:__::/| / {: :/ V / { \. { l ヽ| ::: {. レ'´ ∨ ./ 賞金だけじゃないですよ!ベトナム軍は12人の狙撃兵でロン・チャンを襲撃します!  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ___ ____ ___ . '/^^^゙ヾ、 ,lフヘ. ヘゝ ___ ., 'lフ `ヘゝ _ ___ | { ,ノハ))〉)` | { {从リノ!〉 /lブ `ヽ { レハlノハjゞ. , '(フ^^^ヘ. , (フ^^^'ヘ. 从|.゚ ー゚ノリ .ソ,|.| ゚ -゚ノ| { イ,ノノ^))〉 ヘ(|ュ゚ -゚ノ| .j∠ノ人ヘゝ . '⌒⌒ヽ. { { 从リハ) 〉 /゙〈|V|)ト、 (とリj,,介)iリ |l(||`ー´ノ| (フ!.,,V,,)>_、ノ_,(l(.゚)ヮ゚ノヽ,_ | i lレハリi.}.レVュ゚ヮ゚ノリ (ノ_ |.|:|_|ノ `~'(_,}J .ノi/リ,,U,)リ. U{〉、,.〈}′´ とミ,,W,ミつ`ノ.(!|●-゚ノ| (フ!,,Y))、 /___,|T|_〉 |::|::| .と,(フ、,〈}う. |=ト=| /j,(〉、,〈}、 ((.ん}X{〉 じフ、,〈}ヽ) .(^_)_^) . {_,}、,) (_ノ、」 し(_^) ん'ーヽし'‐ゝ 〈,_jし'Jゝ .しヘ_) . __)_ /,ヘヘ. ヘヘ _、,.,,._ r _ _ i/〈,ィぃ _,. ___ ir'l レニリノ}.〉 _,ゞ´ ゙ヾ. , '⌒⌒ヾ. ∠(7´ `ヾゝ、」 ,(フ⌒ヾミ、 .'_,r==ヽ. !`リュ゚ -゚ノ!| フ ,(レwハviゝ.イ lフ,从从ゝ.イ イ ivwvv'i>ゞ ト{ ((^ソリ)ゞ { {ノノノハ))〉 . ,ノ,(フリ,,Z))リ ´ヘ(lュ゚ -゚ノ゙ ^'vlュ゚ -゚ノ'゛ ^'(l|ュ゚ -゚ノl| .ソヘ(リュ゚ヮ゚ノ!` i (l|ュ゚ -゚ノ| . ( ( Uフ、,.〈}J ⊂「].[{]つ (フ!,,\)> .<フ(フ,,]))⊃ ⊂(フ,,XI)つ {l(フ!,,Xll)つ /_,ハ,_} ヒ.大{ .巡}フ、,〈} ,ノ Uフ、,.〈} (〉、,〈}. (ソ(フ、,〈} .(,ノ L^) .|_,ハ_|. ,患〉患、(. 〈_,ノ_,) (_,八_). (_八,)
56 :1[]:2008/11/25(火) 00:37:42.34 ID:TBT8+Z0G0 _ -‐ ´ `丶_ // ヽ \ / / | l ハ . // / ∧ lヽ \ ! ! ハ 北ベトナム軍、ベトコンにとっての「死神」「疫病神」であった /イ ! lL⊥_ヽ \⊥≦-l l lヾ . /ハ.l .lヽl_ \__ュ l l/ / l ハスコックはその首に懸賞金が二度にわたってかけられた。 ′ ゙lヽトrテ心 'チ::尤l /、/ __ ト //lハ.ヒ_:ノ ヒ_:クl /゙ソ _、!` また、北ベトナム軍はハスコックを始末するために12人の精鋭を集結 lハ //´/l/ l/ >- ` -:イ今/ またmハスコックをおびき寄せるために海兵隊員を次々と射殺していった。 ∧l./\´ |_/`i r┤V \ | / | そうすればハスコックは必ず現れることを知っていたから・・・ V / Y / / | | /! く_ く! l / |\ / `T´ヽ__/ l `´ | / L___」 〈ソ じ'′ , ' ´ `ヽ、 / \ / / ヽ ', / ./ ', l | / / / { ヽ、 l | | | |. / / | 八 ∧ }\ j | | | l∨レ‐-レ' ∨ _,∨-‐ヽ| | フフフ・・・ロン・チャンよ・・・ | | | /三三ム/ .ィ'て丁} | | /⌒l | | |戈三三ヲ 弋zソノ /| |. / ,' 血眼になって私を探しているな・・・ ___ l |八 `¨¨´ ,. /l ! | / / . / r─ァ'} /|. | | l\. r__ァ /l |.| |/ / だがその油断こそが命取りよ・・・ /ヽヽ{_,ノ / //l. l_|_レ' `ト _, ィ´\j_l」 / .{⌒L__ | r_ノ_ノ ./ //./l. |: : .: .:_」 ̄`V´ ̄L_.: .: .:| } ', ヽ }-、 |. / // {_」 |: .: .:/ .>┴v′___ \__){ { この私のランブル・デトネーターで死ぬのだ。 |_ / .{ {/´ 人 |: : /`v────v{__ `ー `ヽ. { ', \ L_` ー┼┐ j/: : 〈: : \|.:/ ̄\ X / j: \ } \__)一' / | `ー┤ノ} /: : .: .:`¨¨フ´ト、 `¨¨¨¨´ .ノ|く : }\ ノ {: :l /: :|,/ : : l: : : :く : : | \. / l: :∨ `ー……'7´ 北ベトナム軍 狙撃手「チンク」 ? ? ? , -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、 ? / /" `ヽ \ / / /l l ヽ ヽ ヽ て・・・折角捕捉したのに見失っちゃった・・・ l { l l l ヽ lー-j从 l ヽ | i ル{レ'__/ヽ ●` li ト、 ', /⌒)i"(::::::) ⊂⊃ |ノ l / yi ヘ⊃ ,__, l| | l ( /ス、,ゝ、_ `´ ィ<| |_ l '</ |l i.コ"Tーイlニ レ'l_ l \,/|l lヾ:::|三/:://l/ ヽ、l | |l l l.( X ).l l | l
66 :1[]:2008/11/25(火) 00:43:07.07 ID:TBT8+Z0G0 ____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ / (__人__) \ | ヽ |!!il|!|!l| / | くそ!ベトコンの狙撃手が見つからないお! \ |ェェェェ| ./l!| 早くやっつけないと戦友の犠牲が・・・ / `ー' .\ |i / ヽ !l ヽi ( 丶- 、 しE |そ `ー、_ノ 煤@l、E ノ < レY^V^ヽl ____ /_ノ ヽ_\ /( ●) ( ●)\ ん?なんだお?あの山の中のキラキラ光るのは? / ::::::⌒(__人__)⌒:::::\ |  ̄ | \ / / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | (__人__) | ` ⌒´ノ ん?どこに光るのがあるんだ? . | } . ヽ } ヽ ノ / く \ | \ \ | |ヽ、二⌒)、 ____ /_ノ ヽ_\ /( ●) ( ●)\ いや、ダメならダメでいいお。とりあえず撃ってみるお。 / ::::::⌒(__人__)⌒:::::\ |  ̄ | \ / ズキューン!
69 :1[]:2008/11/25(火) 00:46:54.09 ID:TBT8+Z0G0 / ̄三\ /;;;;;;; _ノ 三 \ |;;;;;;; ( ○)(○) . |;;;;; (__人__) .・・・命中です!!死体が落ちてきましたよ!! |;;; ` ⌒´ノ . |;;;; } . ヽ;;; } ヽ;;;l ノ / く | \ | |ヽ、二⌒) ____ /⌒ ⌒\ /( ●) (●)\ やっぱり敵だったお。一撃必殺だおw /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ | |r┬-| | \ `ー'´ / / ̄三\ /;;;; _ノ 三 \ |;;;;;;; ( ○)(○) . |;;;;; (__人__) しかも信じられますか?軍曹! |;;; ` ⌒´ノ 銃弾がスコープを貫通して敵の頭を吹き飛ばしてますよ! . |;;;; } . ヽ;;; } ヽ;;;l ノ / く | \ | |ヽ、二⌒) ___ / ヽ、_ \ /(● ) (● ) \ バーグ、こんなふうに撃てる方法は一つしかないお。 /:::⌒(__人__)⌒::::: \ この狙撃手もやる夫達を狙っていたんだお。 | l^l^lnー'´ | \ヽ L / この死体とやる夫達との違いは引き金を引くタイミングが偶然、やる夫のほうが ゝ ノ 先だっただけと思うと本当に怖いお・・・ / /
75 :1[]:2008/11/25(火) 00:51:04.00 ID:TBT8+Z0G0 :,:::::::::::: /::::/::::::/::: /::::::: !::::: |:::. |::. | i |:::::::::: /:::/::::::/i:::::/ }:::::: ハ:::: ハ::: l:::: !:. | ::::::::_!ム_∠__/;/ !:::: / l:::/ !: /i::::: /!:::: | ::::::::: |/_ //`ヽ /:/ _,,ム'-‐lメ‐|:::: /: |::::: ! ::::::::: !,r=〒〒ミ==ヽ/' ,,r'===ヾ-、!::/l::: ハ:::: ! ベトナム戦争中に多くの武勲を立てたハスコック。 ::::::::. |《 i、ヒ''ィノ ゝ-‐-《 !;;.q,ノ ´/レ:: |:: i .l:::::/ ヘ::::::. | \  ̄ ノ ヘ_. ̄ /:ノ::: /!:::l !::/ その実力は誰もが認めた。そんな彼が狙撃兵学校へ ヽト、::: l  ̄ ̄ ̄ `;  ̄ 7:::::: / .i:/ / :ハヽ:::l\ r_ァ /!::::: / / 教官として出向いたときのこと。 ::::::,-一 ` 、 _, < |イ::::: / ' :::/;;;;;;;;;;;ノ. ` ‐r-‐< 'l::: / `|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、;-、_;-´;;;;;;`i´ .',/ !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}\ ____ /⌒ ⌒\ /( ●) (●)\ 新人狙撃兵君! /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ | |r┬-| | 君は何を目的としてここを志願したんだお? \ `ー'´ / . /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ . /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ', /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : ! |: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:| |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V ベトコンどもぶっ殺すためです! < : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : | <:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| 教官、紙の標的なんか撃ってもしょうがないっすよ 厶ヘ ハ 、 {ハ/ V \_! _ ' ! あそこで動いてる農民撃ったほうがよっぽど実力上がりますって ヽ / `t / ___,r| \ { / / /:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´ /::::::/::::::| \ ´ ∧>、 /:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\ ::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::! ____ / \ 冗談だとしても笑えないお。 / ─ ─ \ / (●) (●) \ 貴様には狙撃手としての素質が微塵もないお。 | (__人__) | \ ` ⌒´ / 原隊に復帰して、二度と来るなお。 ____ / \ 狙撃兵は撃てれば誰でもいいと思う人間なんか欲してないお。血の気の多い人間なんかまっぴらだお。 / ─ ─\ / (●) (●) \ 己の精神を鍛え上げ、ありとあらゆる感情をコントロールできる人間が必須だお。 | (__人__) | / ∩ノ ⊃ / 強いて言うならば、温厚で適応性があり、聡明で有能、知的でありながら ( \ / _ノ | | フィールドワークと武器の知識があり、そして忍耐力を持つ人間だけが許されるものだお。 .\ “ /__| | \ /___ / 自分の仕事に対する仕事への純粋な、絶対的な集中力もないとダメだお・・・
89 :1[]:2008/11/25(火) 01:01:11.70 ID:TBT8+Z0G0 _ , ^ `ヽ イ fノノリ)ハ こうしてハスコックは狙撃兵として名を高めていく。 リ(l|゚ . ゚ノlリ /つ{⌒l^0 しかし、狙撃兵としての終わりは突然やってきた。 1969年9月16日 ケソン近郊 l l / / l / / __ ∧_∧ / / __/ク_ ('(´∀` ,,)<AAV-7なんだが・・・ / / ━━/_______\ ヽi[l]}l{[l]l) / / __|_.[ニlニlニl]┌[=l=l=] _________,/_.(ニ(ニ(ニ(ニ(ニ(ニ(;( )_ / , --‐‐  ̄ , --‐‐  ̄\ 二l/ ̄ ̄\ lll-|:::::]:::::]:::::]:: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄::[ュ |[ロロ]| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|[ロロ]| \ lll-|:::::]:::::]:::::] |:;l | | φ \ 二.二.二.二.二._._._. _ /|::| | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l::| |_________|_______ ||] \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: \ \ | 'll ::]/ \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: \ ___\___/二二二二二二二二二 ,..-‐-、| \:::::,_:::::::::::::::::::::::::,_::::::\ /______/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.. -‐''''""γ⌒ヽl \________\l:::::γ⌒ヽγ⌒ヽγ⌒ヽγ⌒ヽγ⌒ヽγ⌒ヽ:::ゝ.__,.ノ ヽ==ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ==ヽゝ.__.,ノ::ゝ.__.,ノ::ゝ.__.,ノ ゝ.__.,ノ ゝ.__.,ノ ゝ.__.,ノ_.-‐' 凸  ̄ ~~~~~~~~~~~~'  ̄~` ̄~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ LVPT-5水陸両用強襲車に乗って戦友たちと戦場へ向かう途中の出来事であった。 ハスコックを乗せたLVPT-5は待ち伏せ攻撃にあったうえ、地雷を踏んで大破、炎上した。 ハスコックも大火傷を負う中で炎に呑まれた水陸両用車の中に飛び込み、取り残された戦友を救助した。 取り残された戦友の救助の代償として、13箇所の皮膚移植手術と狙撃兵としての能力を彼は失った。
93 :1[]:2008/11/25(火) 01:06:00.15 ID:TBT8+Z0G0 / ̄ ̄ ̄\_ /:::/:::::::::::\( ;:;:;) /( ;:;:;:;:;ノ:::::::<−> \ (;:;:;:;;;:; (__人__) .:::::) もう体はボロボロだお・・・ ./ || ` ⌒||| ,/ / / |\/ / /l |  ̄ 銃もまともにもてないし照準も・・・ / /__| \/ / | | ヽ、//////) / | | やる夫はどうすれば・・・ /  ̄ ̄ / | | ____,/ )--- ヽ ヽ つ (( (ヽ三/) (ヽ三/) )) . (((i ) ___ ( i))) なーんちゃってwwwww / / /_ノ ヽ_\ ヽ \ ( く /( ●) (●)\ > ) もう狙撃は出来ない体になっちゃったけど技術だけは誰にも負けないお。 \ `/::::::⌒(__人__)⌒:::::\' / ヽ|  ̄ |/ この技術を次の世代に受け渡すのがやる夫の仕事だお。 \ / モウ・・・ヤスンデモ・・・イイカオ? / ̄ ̄ ̄ \ / ― ―\ 海兵隊を退いたハスコックは警察で狙撃術を教えてまわったり __ / ( ー) (ー) \ 廃止される寸前に追い込まれた狙撃教育プログラムを再生するなどして後輩の教育に力を入れた。 ( | (__人__) \ヽ\__ `ー ´__/ \ 1999年にその功績を称えられ、銀星章を与えられるも病により、同年56歳の若さで亡くなる・・・ \( ̄ ⌒⌒⌒⌒ ̄⌒ ⌒ ⌒ヽ 「白い羽毛」は家族に見守られる中、眠るように息を引き取ったという。 ヽ \ \ \
95 :1[]:2008/11/25(火) 01:10:04.02 ID:TBT8+Z0G0 , ', -=ニニ三三三三ニニ/=ニニ二ヽ, ヽ---――-ヘ イ '´ ,r'三三三ニニ/ 三/ 、 ヽ ヘニ ヽ ヘ //三三三ニ/ 三/ ハ i }三 ヘ ヽ ヽ ベトナム戦争中のエースはハスコックだけだったのか。 ,ィ'三/三ニニ/三ニ{ ,' V | 斗t‐ニヘ ヘ ヽ ヾ\__ ,ィ三,ィ'三三ニニ,'三三ハ | ! '丁ノ \ニ ヘニ ヘ ヾ ̄ 答は「否」 ,'ニ//三/ニニiニァ'厂'弋 i ゝ ,zモ示了、! ハニ | ト ゝ レ' ./三,イ三三lノ l,ィ≠z>{ Vfzjソ ! !ニ !ヘヘ かれの93人というスコアは三位でしかない。 lニ,イ/三三ニ\ll Vfzjハ  ̄ | ,'三 ハ |ヾ レ' l三ハ三三ヘ ` ー'" 、 ノノニニ! レリ 彼をここまで有名にさせたのはやはり狙撃術としての教官として。 レ' V三三ヘ _ /三ニハ ! _」三三ニ丶、 /i三三/ .リ では上位二名はどうだったのか・・・ | `丶 > 、 __ , < {ニ三/ | \三ヘ , - ' ´ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄` ' ー- 、 \〉 , - '´ ,,ィニニニニニニニニヘ iニニニニニニニニニニニへ ` v' ,, ィ''" ヘ V ` ー 、====<´ ヘ ,-V ヘ _ V , ---------ヘ { V------------、 「ヽ V l `V , -‐' ´ ヘ ,, r一-- 、 ,, /´ ``ヽ、 /' \ ,;' ヽ . ノ , i / ,, / |ヽ ゙ヽ 海兵隊で一番のスコアを出したのはチャック・マウィニー。 イ i | i ,'`メ // /i .ト ヽ ヽ キルスコアは103人。それでも二位。ベトナム戦争に16ヶ月従軍した後に レ| { i |//'´ `メ / / /| } ト 1 アメリカ農務省林野部で働いた。 ',イ i r+テ=ミメイ //'"|´/ / ハ| `、ヽ r'メ, {。;;;;'ソ ` ' ,rz;,y'ノi〃イ .' ハスコックとは異なり、表舞台に立ったり自分の技術を後世に `ハヾ ヘ i'ー''- /。シ゚ク /'" 継がせようとはせず、狙撃学校での教官依頼や講演依頼は全て断っている。 レ',`''; i , `'' / / ' i∧ト i, - ,イ{ ./ しかし彼の能力は実に素晴らしく、武器を持っていない敵を射殺したのは . ,y}`ヽ |ゝ, _, r '´ リ |/ 800mの距離からベトナム軍の会計係を射殺したときだけと言われる。 ,ノ.:.:.ヽ `', {;;ヽ、. |i また、マウィニーの特技として距離や湿度、温度や風速などを ,;<、.:.:.:.:.:.:.`v'" ^,ヽミ、, 瞬時に把握し、適切な狙撃のタイミングを計ることができたという。 . /,ニヾ`ヽ.:.:.:.:.:.`彡=ヾ}:||i、 .. // ` `\\.:.:.:.ヘ i|:||i丶 そんな彼がダナン近郊の川で行った狙撃・・・ ,' f ヽ \\:.:.:i i|.||i ', イ i /' \ヽ.:i_,,_|:ii .{ _ ,,r'''i ┐ . ,' ヘ 、 ハヾ',|ソ,'/i ヽ ノ,ゝ;;=、ミヾ、 i;;| '' ̄', ', i ヾ`,〃 》 ,イ、  ̄`ヽミヽヽ,i;;| ', \ ', :i _,,∨,,,_∠、 ヽ r- ' ヾ、;;;| ', ヽ、', ,ゝr' ヽ :} 」´,n`ヽメ'ト、
101 :1[]:2008/11/25(火) 01:16:20.34 ID:TBT8+Z0G0 ,ィ' /{′ _{ {,. -─‐-_、_ ∠-,rー ,r',rー‐、'、 / / ,. j { ゙}i ゝ/,/ ,イ ,ス ヽ__ノ; ・・・!!北ベトナム兵だ!! 'イ ト、 '/'>、-ュキ=ゝ、 { ,!ノ,. -'´ </~!|」:i__\ _,. -',.-イ´ ,r:';ニ-‐=‐::`ヽ、 (_r'' ´(_|__ //:::::::::::::::::::::::::::::\ ` `ーク::::::::::;r‐-、;:::::::::::;/`ヽ、 `ー-( ヽ─'`ー─ ' `ー-‐′ /:::_::::::::::::::_:::::ヽ /:/:::::::::ヽ:::::/l::::::ヽ:::::\ /:/::::::::::/lト、::/ |ト、::::::::',:::ト、ヽ __ノ /::::/:::/ _,,. ┐|| |::::|::|::::ヽヽヽ -― '''' :::::::::: イ:::::/::/ ┌_,,..¬ _」:::|::|:::::::| | | :::::::: _,,..-‐''" イ::::/::/>;‐‐;、 /‐;‐‐;ァ::|:::::::| | | 何故撃たないんです!?川を渡ろうとしているところですよ?! ´ ̄:::::::::/ /:/:::∧ゝ二 ′/ ゝニイ::::|:::||::| | | :::::::: ,ノ:::::::/:::::/::ゝl /,. |:::::|:::||::| | | ´ ̄::::::::/ ::::::/::::/ \/ ‐-‐ /|:::::|:::||::| | | ::::::::::/ /::::::/:::::l / ト、 __./∠ノ:::::ト、||::| | | ::::/:::::/::::::/:::::/|/l \|l::::l|:::/:::::::/ |ト、 | | /:::::::::/::::::/:::::/イ | ',  ̄7::::::::/ . || | |、 ___ _,,,,,,/.::::_;>‐''''''''''''''''‐-..,,_ i .:;r''´:::::_;;:::::::::..... :::`ヽ、 _,,,,,,,,,,_ /l:;r'‐''¨;r'´ ..:::::: :::::... .::;r'ヾ''' ̄ ̄`ヽ、 i:..::/ / ..: ..:::::::::.. :. `ヾ`、 ヽ ,rl;/::... / ..:::: i i :. ::. :::`、 `、 /:.::!、`ーi ..:/: ..::i i l! ::. ::.、 :、ヽ ,! `、:l:. ` l ::/: .: ..::/ .:::!.:/l ::i :. ::i :i::..i /::::!ヽ:..l ::!: ..:: .:::/ .:::/.:/ ! :::l ::.:::l:. :l::::! ヽ:::!ヽ`l : .::!: .::...:::;:イ.: ..::;:イ.:/ l :::! : :::!:.::ll::! /`l:::ヽl : ::l:.::::://:..:://::/ l .::::!!::::::!l::::!l;! ヽ:::`/¨! : ::.:_l∠__/-/_,// l.:::/ !:::;イ !/ >-!'´! : :::::ト、 /。::::7ヽ¨''‐ _,,レ'--l:/:::! l! バカモノ!今撃ったら川を渡り始めた連中しか撃てないだろうが! /;,/:.`、l : :::::l `ー‐′ '¨7:::7>::: l /,;,/:,:/:.:.! : ::i::! `'--'’/:::i l もう少し待て!狙撃兵には忍耐力が必要なんだ! /,;/:.,;/;.:.:.! :i :::l::! ヽ /:::: l l ヽ、:.;,/;,;.:.:l !.:l ::::!l ⊂=‐ ´ _,,.-i':: ! l `l;,;.:.:.:! l:::! :::l !` 、 _,,-'" !i l l l:.;,;.:.:! _!:!l ::N ` ‐--'7:.:._,! l l !i ! l.:,;.:,/ l;!!;/__ !ヾ、 !.! / l,! _,,,フ’  ̄¨¨''''‐、r'’:::::`ヽ、__l,!!/ __ _____,,,..-‐'''´:::::`..、 /--ヽ_::::::::`、::::'’¨'''''i'''´:: :.ヽ
109 :1[]:2008/11/25(火) 01:21:20.24 ID:TBT8+Z0G0 この川を渡って米帝どもをやっつけるクマー ∩___∩ /) | ノ ヽ ( i ))) / ● ● | / / | ( _●_) |ノ / 彡、 |∪| ,/ / ヽノ /´ 橋が無いからしょうがないクマー 川の中を突き進むクマー ∩___∩ ∩___∩ .∩___∩ | ノ ヽ | ノ ヽ | ノ ヽ / ● ● | / ● ● | / ● ● | | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ 彡、 |∪| 、`\、 |∪| 、`\、 |∪| 、`\ / __ ヽノ /´>_) ヽノ /´>_ ) ヽノ /´> ) (___) /(___) /(___) / (_/ | / | / | / | /\ \.. .| /\ \.. .| /\ \ | / ) ).. ..| / ) ).. ..| / ) ) ∪ ( \ ∪ ( \ ∪ ( \ \_) \_) \_) _,,r‐''''''''''‐-..,__ ,r' : : : : : ; ;` 、;r: :`ヽ、 /; : : : ; ;/; : : : :_ヽ、; ; ; :`ー-,、 /; : : : ; :/: : : : :/;,`;、ヽ;r'´_: : ; ;| i ; : : : : / : : : : /ヾヾヾv';´;,! ; ; l !; : : : : ;!: : : : : ! l: ; ; l あっ、あっ!どんどん川の中に入っていきますよ! !; ; : : _ !: : : : _,!ー-、 !; : ; ! l; ; : f´、l: : : :T'i''7ヽ ` ,r┼: ; l 3・・・4・・・16人!一個小隊ですね! !; ; : ヽ !: : : :T7´ ̄`i__,r''7l: : ; ! l; ; : : ; ;l`l : : : :l ヽ __ノ ト''7!i: ; ;! l; ; : : ; ; l l: : : : l 、____ >'-l’: ; ! !; : : ; ; : ! .l: : : :l _,r'''´; ; ;l: ; ; l l; : : ;r''''<___l: : ; ;l7'¨´; : ; ; ; ;il; ; ; l !: : /__,,,_ !: : ; ト、`、: : ; ; ; !l: : ; ;! !: : l_,r‐-..,_`ヽl: : ; ;! ヽ`、; : ; l l : ; ; ! l : : レ:.:.:‐-:、`ヽ、!: ; ; ! ヾ'、; l !: ; ; l l: : : l:.:.:.:.:.:.:.:.:`:、:.`l; : ; l、 `'、 !: ; ; !
114 :1[]:2008/11/25(火) 01:23:48.94 ID:TBT8+Z0G0 _,rf,r<>‐'´: : : : : : : : : . . . `ヽ、 _! /,,,r'´;r '´: : : : : . : : . . : : ヽ,r====-、 f´レ´/ '´;,;,;,;r' : : . : ,r' : . . . : ' ヽ ヽ、 /V´7''¨´: : /: : : : /: : . : :/: : / i i ヽ `ヽ ヽ l レ7: : : : : /: : : : /: . : : : /: . / / ,! ,l iヽ `、 ,! /Y /: `ー--l : : : : : /: : : / /. : : / / . ,! /l ! l iヽ ヽ>l: :`:、: : :l: : : : : :l : : / /: : ://: : / / .l l ! l l /l :ト、: : : ̄l : : : : : !//: //7: :,:イ / ! ! ! l ! 7:yl: :`y‐-;l: : : : : :l,r‐'''7''‐-.、:// // l ,l l li l 私が待っていたのはこれだよ。 l ヽ,ト/,r' `>!: : : : : !` 、i⊃:::: /ヽ レ' l /l l /レ `i/`l ヽ、_!.l : : : : :l `ー--' ,r_レ'、,! /'レ' 川は進めば進むほど深くなり、水の抵抗も大きくなる。 >-ヽ、__`l: : : : : :l /)::/,! レ' /:.:.:.:.:/、__,l : : :i: : l i<_,/, / 簡単には逃げられないんだ。彼らは自ら進んで「的」になったようなものだ。 /:.:.;,;,;/;,;l! .! : : :!: ! 、 _,> / l /:.:.:,;,;/;,;,/! l: : : :!: ! `ー-- /l i l ここは精密狙撃を狙うのもいいが全滅させたいからな・・・ /:.:,;,;,;/;,;./,! l:i : : !: ! ,/ : :l l l /:.:,;,;,;,;,;,;,:/,! !l: : :l : ト、 _, ''´ ! : : : :l .l ! よし、M-14自動小銃を貸してくれ `/`ー-,;,/_/ !!: : l'i ! 7ー‐<´ ! : : : :! ll.! /:.:.;,/ `ー--.,,__ l!l : :! ! l l___;,;,:ヽ ! : :l lレ 彼らを調理してあげよう。 /:./: : : : : : : : : : ̄l: :l,_l .! l i `、/ l: : ;!l _,,,,,,,,___,,,..--‐'¨ヽ、: : : : : : : : : : ! l V`ヽ/ ヽ !: : /レ /: : : . `ヽ、 : : : : : : : `ヽ、: : : . : : レ: . / `ヽ ヽ`ー-.,,_l :/ __ : : : : : . ヽ: : : : : : : : : `ヽ、: : : : : : . /'''''''¨ヾ'、 ヽ : レ<¨ ̄ `、 .: : : : : : : : : . ヽ : : . : : : :`:、: : //ヽ;,;,;,;,ヾ`ヽl、: . ヽ: ヽ : : : : : : : : `、 ヽ : : :`:、 . :/´:.:.:.l,;,;,;,;,/:.:.;,;,:`.、: . : .l: : `、 .: : : : : : : . : : : :ヽ:ヽ : . :`/:.:.:.:.:.:.:/トi¨i’`、:.:.;,:.:.:.`、 : l: .
118 :1[]:2008/11/25(火) 01:26:44.66 ID:TBT8+Z0G0 いくら任務と分かっていても濡れながら川を渡るのは気持ちいいものではないクマー ∩___∩ ∩___∩ .∩___∩ | ノ ヽ | ノ ヽ | ノ ヽ / ● ● | / ● ● | / ● ● | | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ 彡、 |∪| 、`\、 |∪| 、`\、 |∪| 、`\ / __ ヽノ /´>_) ヽノ /´>_ ) ヽノ /´> ) (___) /(___) /(___) / (_/ | / | / | / | /\ \.. .| /\ \.. .| /\ \ | / ) ).. ..| / ) ).. ..| / ) ) ∪ ( \ ∪ ( \ ∪ ( \ \_) \_) \_) `、 ピシ! ∩___∩ ∩___∩ .∩___∩ | ノ ヽ | ノ ● ヽ | ノ ヽ /u ● ● | / ○ ○ | / ● ● | え? | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ 彡、 |∪| 、`\、 |∪| 、`\、 u |∪| 、`\ / __ ヽノ /´>_) ヽノ /´>_ ) ヽノ /´> ) (___) /(___) /(___) / (_/ | / | / | / | /\ \.. .| /\ \.. .| /\ \ | / ) ).. ..| / ) ).. ..| / ) ) ∪ ( \ ∪ ( \ ∪ ( \ \_) \_) \_) ∩___∩ バス! | ノ ● ヽ/⌒) ぐまっ! /⌒) (゚) (゚) | .| / / ( _●_) ミ/ ∩―−、 .( ヽ |∪| / / (゚) 、_ `ヽビシ! \ ヽノ / / ( ● (゚) |つ / / | /(入__ノ ● ミ べあああ! | / 、 (_/ ノ | /\ \ \___ ノ゙ ─ー
121 :1[]:2008/11/25(火) 01:28:32.59 ID:TBT8+Z0G0 ∩___∩ | ノ ヽ /u ● ● | そっ!狙撃兵クマー!!早く逃げるクマー!! | ( _●_) ミ 彡、 |∪| 、`\ / __ ヽノ /´> ) (___) / (_/ | / | /\ \ | / ) ) ∪ ( \ \_) ∩___∩ | ノ u ヽ / ● u● | かっ!川の流れのせいでなかなか岸にたどりつけないクマ!! | u ( _●_) ミ いっイヤだ!!撃たれたくないクマ!! 彡、 u|∪| 、`\ / __ ヽノ /´> ) (___) / (_/ | / | /\ \ | / ) ) ∪ ( \ \_) ∩___∩ | ノ ● ヽ <バシッ / ○ ○ | | ( _●_) ミ たすけ・・・ 彡、 |∪| 、`\ / __ ヽノ /´> ) ※ちなみにこのとき、距離は400メートルで16人をヘッドショット
128 :1[]:2008/11/25(火) 01:34:01.40 ID:TBT8+Z0G0 /!_ _ ___ ,.、 `y' / ,.、ヽ/ヘ ヽ、 _,ィ 人_ l /‐'゙`'"'ー、 l l \ 〉ヘ すごいです!一個分隊16人全員ヘッドショット!! `Y ,!ナ⌒ ⌒ヽl l `ヽ、 __ 早速キルスコア確定のために将校を呼びましょう!! 彡=Lr=iミ | ヽ `丶、 _ (⊃'´_ー'⊂⊃、 \ `ヽ'::::ノ !>、,ヽノ __ ,.ヘヽ、 ヽ ,ノr'⌒ヽ ヽ ソ::: ̄::/:::::::\ヽ ト--‐─'ブ::::ノヽ、 l、__,ィ _∠メユ:ム∠;::::::::;ゝヽ-`ニヽ、 ` ̄ `ー-‐′ ,. -- -- 、 _____ / __ _ X>'´ `丶. __ _ / ∠ .. `ヽ `ヽ / / し' Vハ . / / }iメ} / / / / ヽ Vハ! レ'| / / / ヽ \ __ \ _i }メト. そうだね・・・ってあああ!! | i /! / \ ヽ >-< ヽ /K 〉 | /__/_|/ __ ij \j´r== = .、` V il | 死体が流されちゃう!!あ!!あ!!戦果確認させてえ! i /i / r=== 、 `===='' | l | ',. / レ1 `===' """ | i | V |i| """ _ /! l.| / |i{ r-- -‐‐ ' \ /lル| ハ! / |iト‐┬‐‐‐ヘ ___ _X__ メ、| / リ  ̄ ̄ / |l| l|  ̄ ̄lH>ー'.ノ \_〉' / 从ノル' (ノ|  ̄ 〉 ー‐‐┐ |____ _.メJ | / し' レ'
131 :1[]:2008/11/25(火) 01:38:56.61 ID:TBT8+Z0G0 __,, -‐'" \_ ____________ ~"'ー、_ ::::::::::::::::::::::::::::::::/ l | | ∧ヽ、_ ~"'ー、_ :::::::::::::::::::::::::::::::|./l ∧ ヘ ̄|~"T.ト、\__ ~ "'‐、::::::::::::::::::::::|.lヽ | l\ l/i ̄ヘ l ヽ lヽ`イ ̄lヘ,Tト-、_ ~''-、:::::::::::::::` ヘl ` |ヽpノl ` `` pノl /ヘ! ∧ T-、_ _,,,, -―‐'" ~''ー―''"~'| | l __ ̄ ,  ̄〃l /| ヽl  ̄ そして、ベトナム戦争中、 ヽlヽ_>'::::ヽ __ ‐'!:::''<レ 一番のキルスコア保有者はアメリカ陸軍第九歩兵師団の く"~:::::::::::::|、_ ' _//:::::::::::::::~> ……。アデルバート・F・ウォルドロン三等軍曹。 ヽ:::::::::::::::ヽ!、T'ー-‐"|/l'/:::::::::::::::::/ ヽ:::::::::::::::∀ ト/::::::::::::::/ 射殺した人数は113人。彼もまたスナイパーとして素晴らしい腕を持っていた。 __> -、_\ /_/::::::::ヒ'_ /::::::::::::~"::::|:::::::::`l-‐r'":::::|:::-':::::::::::::'-、 / :::::::::::::::::::~"フ"/Tヘヘ''"~:::::::::::::::::: ヽ 1969年 メコン川 装甲ボート上にて /: : >――: . /, イ: : : : : : : : : : >.、 _ .イ\ ,ィーx /∨⌒/^ヽ:____ : : : : : : \ : : : ヽ / ,ィヘ∧ / : /: : : : : : : : : : \/ヽ : /:∧.: : : :ヘ Vヘ ',ハ∧ / : / : /i: : : : : : : : : : : : :∨ /: }:ヽ、: ∧ Vハ ',ハ∧ ,イ:/: |: :/: |:| : :{ :{ : {: : : : : : ∨:/.l.:.:.:ヘ: : ∧ Vハ ',ハ∧ /.:l:{ : :|: { ハ{:| : :ヽ:\ヽ:__ : : j ∨:∧.:.:.∧ : ∧ . Vハ ',ノ:∧ /.:.:.|ハ: ヘ トィ≧x: : :|斗≦、: : :ト. X |}.:..:.∧: :│ 辷ハ x=ヘ. /.:.:./ ∧: |{ ', 込j \{ Y:ヘ >、: |ハ :} | |V.:.∧: :| Vハ //ヽ.ハ./ィァ/ | Y |}. , ゞ-' } ム.j/ :| | ∨:.:ヘ j /こフ} {>、 ノ|>ム{ |: : | {:へ、 __ , |/ ∧ | | V.:.∧ ん?ヤシの木の上に何かいる・・・? >≦_>ヘーヘ,{;/ |: : | ヽ、/\_ . イ_.j/ } | | Vヘ:ム /^\)ー.:.:.:{/ Vi { {^{.:〉 / 「} ̄ ヘ /\ |_| ',ァ <} {⌒ 、ア:ー'.:/.:.:/ ヽ/|.:|∧/: : };}ー―ム_,/ \ }\j \_」><´.:.:.:.}ヘ / ∨ /: : // : : / ', ,.<こ二ヘリ/ ヽ__ノ.:.:.〉 / / /: : //.: : :/ 〉 /.:/:, ―v.:} {_.:/ヽ / / /: : //.: : :/ /ー‐/.:/:/ ∨ ', ' , / / {:_:_:{_l: : :.// {.:.{/ } ', ヽ/ { |.:.:.:.| {.:.:.:Y r―‐ァ Vi,/ / ', } :| |.:.:.:.| |.:.:.:.|│.:.:.:.:} j/ / ', /| |ヽ.:ヘ:}.:.:.:.} ヽ、/ / / \ ,/ \{-{.:.〃.:.:.:j / /
134 :1[]:2008/11/25(火) 01:43:54.72 ID:TBT8+Z0G0 /ニYニヽ (ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /) (((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) ボートを狙撃するっていうwwwwwwwwwwwwwww /∠_| ,-)___(-,|_ゝ \ ( ___、 |-┬-| ,__ ) ここからは狙い放題っていうwwwwwwwwww | `ー'´ /´ | / /:.:.:.:.:.ァハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:! /:.:.:.:.:.// !:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.\:| /:.:.:.:.:.,' ,′ レv':.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:|:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.\`:.| ./:..:.:.;.:イ|| ,' |:.:.:.:.://:/:.:.:.:.:.:.:/|:.:.|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.`< ∠:. イ |:.:.| l | !:.\:/:/:.:.:.:.:./ /:./!:.:.ト、:.!:.:.:.:.:.:.|:.:.:.>、:ゝ . |:.|', | V:ハ圷、:.:.xく_/:./ィ≦ ̄ト、.:.:.:.:.|:.:/ i⌒ヽ、 |/「 ハ V^',V :}′ /.:イ{:::::ゝトゝl:.ハ.:.:.:.|/| ヽ. \ / ̄Vハ | ', } ゞ′ V辻:ソ /:.:∧:.:.|:∧ ',. ', l }ハ〉! 、l ′ __/__/_ノ∨ト、:| ウォルドロン!無茶だ!あのベトコンまでの距離は900mもある ', l| ハ/ ∧ ヘ\ ‐- , '" `ヽ、:.:ゝ ', | .ハ/ ヽ. ! ヽ、 / ヽ おまけに揺れるボートからの狙撃なんてうまくいくはずない! ', Vイ/ ノ l / ', ',  ̄ / ! / ', それにまだボートは動いているんだぞ!アイツも狙撃してきてる!早く装甲室に・・・ ヽ / / / ',
134 :1[]:2008/11/25(火) 01:43:54.72 ID:TBT8+Z0G0 、 l、 丶、 ,-――――-- , l l 丶、 _ _ r‐-_ /:::::::::::_:::::, --‐' | │ 丶、 ,、 , -  ̄ ` 、 / ,,ア:::::::: ,-'―--―_、___ _ ,l . l 丶,/ ̄丶 / \ ,r' /ヽ/ヽ__`'' ヽ-'"、,,,--'":::::::::/ __,,,二ニ,,= 、ー- ' 丿 l \ | lー ' 'l r V ' ` '-、' ヾ-―――""  ̄` ヽゝ` ヽ丶 ,,,/ l_ |. ll!,ミ ̄二ヽ ,il \|ヽ、、 ゝ ,r'"^ ⌒'''ー-,,,、 l |リ ` 、' / ,、、 ハ i l ハヽ ヽ ``ニニ=、 、 ,/ ` '''ー、,_ . l.l′ | 、| / ,|\ト、イi||/ハヽハ\| `、\ L_、 `''-、 | | | v l|イ| レl-=ミハ/リ 示ア| レ/'ニー 、 ゝヽ うるさいなぁ。静かにして。 |  ̄''''―--、,,,,,,,_ .ヽ l .| |、 r l | ゝ 、 /リソr'" ` ヽ\ l  ̄ '¬トl. | | .| l/丶 ゝ、 、- , ,li / ヽ ヽ 波の周期・・・ ヽ _,,,/` | l |/ |,-, 'く`ァ` - ' '  ̄ | l ,,,___ '''ー―――'''''" ` l. l | . l l.||| /l ‖ / ,l/ 湿度・・・風速・・・ ` ヘ、 | l l l /| | | || \| ./ ,/l ヽ { l l ll l |l / , /  ̄ ヽ / | 今だ!! i | | | i广″`''‐、、 ` 、 / │ l | _| 广ヽ__,/ ,,-'''ヽ、 ヽ / | .| | /,レ゜.,,,/ ヽ : ,ヽヽ ヽ / │ / l / 巛i" l ' l l .| / _,,,-‐ l /ニYニヽ (ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /) (((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) 動くボートからの弾丸が当たるわけないっていうwwwwwww /∠_| ,-)___(-,|_ゝ \ ( ___、 |-┬-| ,__ ) | `ー'´ /´ ティウンティウンティウン | /
140 :1[]:2008/11/25(火) 01:48:30.61 ID:TBT8+Z0G0 /l l:l __ __ l:l l´: : : : : :`:`: .<: : : :  ̄: .─ . _ __ ヽ ヽ: :  ̄: : ─ _: `: . . .、: : : : : : :`ヽ -=ニ -─-、rー`.ミ、: : : :- 、: : : : :ヽ、 : : : :ヽ : .、: : : ヽ_ , -l: : : : : :l:l: \: :\.、: : : :\:\: :\ `_: .、ヽ ` 丶、 なんだかベトナム戦争というより海兵隊の話になってるようなので・・・ / /: :/: : l: :l、l、: :\ 、:\ヽ、: : \:ヽ.、: ヽ: ヽ`ヽ l . /. -//:/: :l : l: :l \\:\_.斗 _=ニヽ:ヽ ヽ: :\: ヽ l 回の話だけだと海兵隊は狙撃兵の養成に熱心で ////: :/: : l: : :l、:l _\'´ヽ /riー弌`i 、:l: :l-、l l\:l / 陸軍はそれほどではないように思うかもしれない。 /: /: : l: l: :l : : :lヽl´ __ ヽ t乞ク l:ヽ l i): :l ヽ. _/ だけど実際のところは狙撃兵に対する評価は必ずしも一定ではなかったし . //:l : : l: :l : l : l: :l. /r。弌 ´ ̄ l: :l、l/ l、: l >〉 海兵隊の中でも狙撃兵の育成に熱心だったのはほんの一握りしかいなかった。 /イ: :/:l: l|: : l: : l、l〈 iス.j:} l: :レ'l : l:l\l l l: /l/l l l : lヽ: l \ ゞ'゙ 〈 l: :l:l、 : :l l 、_ l また、陸軍では狙撃兵を個々の部隊レベル限定で行っていたので l/ l |l l: :l l:ヽ:l: : l r ¬ /l: l: :l:\:N\\ 養成が進まなかったというのもある。陸軍のエピソードとしては l l lヽ:l l:l \: ヽ、 / l: l l、 l、: \ \\ ベトコンや北ベトナム軍の狙撃に業を煮やした何人かが V\ヽ/ l: :l|:/i` 、 /_ l: l r─-ヽl \\ 本国から望遠鏡を送ってもらって、部隊の装備係にムリを言って l/l: l// l|、: :l/`´.r-. 、l: lー-.l:.:.r-、l \\ M-16に望遠鏡をとりつけ狙撃銃代わりに使用し、 ヽl / l `</:l:.:l::::::::〃  ̄: l:.:.l l \ 一定の戦果を上げたという話もある。 / r── ヽ:::::l:.:l::: / :::::::::::: l:.:.l l //l , -ニ-、.:ナ:::::::::: _ :::::: l:.:.l l_ 本当に狙撃兵の価値が認められたのはベトナム戦争後なんだ。 // l //´_ノ_;lヽ三ニ´::::::::::::: l:.:.l ' └-、 それはこれまでのような大国同士の戦争ではなく、局地的な戦争では正規兵が // __ 〉l {/:.:/´:ノ }-‐::::::::::::::::::::: >l 戦った相手は神出鬼没のゲリラ達。こうした敵に対処するには一番いい兵科が // / ハヽ_:.l/ノ:::::::::::::::::::::::::::: 狙撃兵っていうことがわかったからなんだ。
140 :1[]:2008/11/25(火) 01:48:30.61 ID:TBT8+Z0G0 ,.. --- .. ,..-.:. ̄.:..:..:.. : : : : `丶、 /:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :\ /:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、 ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ 前編・後編の二部構成が何時の間にやら中編が出来てしまいました。 ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ これは作者にとって予想外。 !:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.||| Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ さて、後編のおはなしは . }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/ ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.// ・恐怖のテキサス・タワー `ィヘ:ト、 _ _ ノ:イ/ ・皆大好き☆アンチマテリアルライフル rく、\` ヽ二コ:千:|K、′ ・やる夫、高町教官に弟子入り |:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7 を予定しています。 |!::.:..:.ヽ\ヽ|! /7 / さて、狙撃兵だけのエピソードでは少し物足りない貴方に。 j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒} / / /^} ベトナム戦争と朝鮮戦争で活躍したある飛行機のおはなし。 |::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´ l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i 飛行機のAAで適当なのがないので「擬人化」しているのはご愛嬌で。 ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -― ``ーニ´/ー-、 | _| _. -―  ̄ ト―.:「:.:l ヽ:..__:L_| ヽ..__)ノ
146 :1[]:2008/11/25(火) 01:52:59.17 ID:TBT8+Z0G0 / | | l l l | | | | | ト、 ト、 ト、 ト、 | | ! , -ヽ!、ヽ | ヽ | _ヽ|_ ヽ | | │´ 、 ヽ! '´! `丶.| こんにちわ!私の名前はスカイレイダー! | | ___ ´ | | |_〃´ ̄ ヾ ィ==、、 | ダグラスで生まれたA-1・スカイレイダーっていうの。 | l| ヾミ | | /l 丶 | 太平洋戦争でジャップを攻撃するために生まれたんだけど -、 | |八 Y  ̄ ̄} /_| { \ │ ..:.:|:.:l:ヽ. ! l /!:.:| 残念ながら太平洋戦争には間に合わなかったの・・・ \ ` ー─ 、| :.:.:.:|:.:l:.:.:l:i\ ヽ __ ノ .イ:.:.l:|:.:| ゝ、 _ ヽ :.:.:.:|:..l:.:.:l:l:._:_| 丶、__,.. - '´ .:|-┴-:| でもね!単発プロペラ機ながら爆弾搭載量は3トンもあるの! r/ / /二´ \:.:.:.:|::.l_/´ r | __r‐y─ヘ :|::::、:::::| // / /´:..::/´ ト、「「/ 〈/ // }|:::ノ:::::| 外部兵装パイロンは15箇所!戦術核だって積めるんだ♪ l { 〈 〈::..:/ ..:ノ::}:::|リ{ / 〃 ノ´:.:: | ( ^ω^)「スカイレイダーはいい子だおwwwwなんでも積めるおwwwwww」 ( ´・ω・`)「そうだねぇ。航空魚雷でダム壊しちゃうしね。」 ( ^ω^)「ダムバスターズwwwwww」 ( ´・ω・`)「この子に搭載できないのはキッチンくらいだね」 ( ^ω^)「なわけねぇだろwwwwwwwww」 ( ´・ω・`)「へ?」 ( ^ω^)「実際にキッチン積んで爆撃するおwwwww北朝鮮もビックリだおwwwwww」 (;´・ω・`)「本気かよ・・・」 ,. - ── -- . ! \ . i 〉 | / |__ _ ___,._ __ __ i ・・・とまぁ、朝鮮戦争で生まれたジョーク | i |~´´ | l li l l l``!' i l ´| ̄ ` | i il‐r-!、i | 「スカイレイダーに積めないのはキッチンくらい」 // ==== レレ' レ___レ1 i // / ,、____  ̄``|. l というのがジョークかどうか試そうという話になって実際に空母プリンストンから . // /\ / ! ハ i // / /\ゝ.___ノ ,.イi l i キッチンシンクを翼の下に搭載した私、ピョンヤンを爆撃しました・・・ . // / /^ー{__ ̄_ |___j ! ji i // / / ヽ / i´ ヽl i ハ 残念ながら写真は見つかりませんでした・・・ゴメンナサイ・・・
155 :1[]:2008/11/25(火) 01:56:56.53 ID:TBT8+Z0G0
ベトナム戦争中
( ^ω^)「ぶはwwwwキッチンでピョンヤン爆撃wwwwwwワロスwwwwwwwww」
(;´・ω・`)「本気だとは思わなかった・・・」
( ^ω^)「それが俺クオリティwwwwww」
( ´・ω・`)「この子に搭載できないのは便器くらいだね」
( ^ω^)「なわけねぇだろwwwwwwwww」
( ´・ω・`)「へ?」
( ^ω^)「ベトコンはノグソを垂れてるお・・・かわいそうだお・・・」
( ´・ω・`)「まぁゲリラだし・・・」
( ^ω^)「だから水洗便器をプレゼントするおwwwwwwwwww」
(;´・ω・`)「まさかとは思うが便器を落とす気?」
( ^ω^)「うはwwwwテラ孔明wwwww」
(;´・ω・`)「・・・」
. / \ ,
/ \ \. i
i ヽ ヽ. ヽ |
| ,ハ/{ \. l | | とまぁ、ベトナム戦争で流行ったジョーク
| ド'^゙{ { i | | |
| | ヽ { ヽ. \ | |.|| 「スカイレイダーに搭載できないのは便器くらい」
| . | \ ヽ.\ \.\ _,. -‐|l‐i|.| .|
| ; | \ \ヽ 卜くヽ>='、.ハノ | というジョークを実際に試したのが米軍です。
| i | _,,. -―\ ヽ\| ,.イ:::::_;| /「i| ̄ |
| l | _,. |'"´_,,.:=ilf'ミ \| .|'しリ ,. | | |
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/3d/A-1H_VA-25_CVA-41bomb.jpg | | | |,.イ:::::::::;:}! ヾ='ー' l. | |
| /`''| ‐个:{'^し'と ヽヽ ,ハ| | ちなみにこの便器にはしっかりと信管がとりつけられた上、便器の中には
| | '^| | .ゞ=' ` ,.′| |
| | |ヽ、| | ヽヽヽ ー '′ / | | ギッチリと炸薬が詰め込んでありました。
| | | | `| {`ト 、._ /}| | |
| ! | ! ハ V ` −- .rくノ__八 | |
|. ! | .,' } | |_ h ヽY O} ├‐、 | 余談ですが、プリンストンの航空隊がキッチンシンクでピョンヤン爆撃したのを
| i. |/ / ハ. | \ リ ⊥L. \ ヽ ヽ| 小耳に挟んだ別部隊が
| ,' / /_rくヽ} | ` ー-、_ }_/ ,| \ \ | ヽ
| ./ ./_∠イ\.〉 | | / iY/ ./_/^Y^ト、} |. ヽ 「俺らはバスタブ落とそうぜ!」
/ j-'ニ- '´ ○ ヽ | | / / / ./ノ ,人 \`¬-、 〉
と盛り上がっていたところ、上官にパクリを注意され断念したという逸話もあります。
161 :1[]:2008/11/25(火) 01:59:31.21 ID:TBT8+Z0G0 rfミヽ、 ,.、 `ヾゝ、´ / 〉、j_,ハ __ {::.「+:::ノ ___ n `ヽ_ /.:`:.:´::}-‐ ¨ ̄`ヽ `) _,{ ゝ-‐=- 、 ‐=ー-、__」:.:.::.::::::! ,. '´,、,、 Y、 ,.ィ´.:L_`_,二ニン ,、,-、-=ニ三._ {.:.:.::.:::.:|/,ィく /lィ !j j /.::、:.x.:ノ:) ゝ-、:.;>、 ̄ニ=-.|..:.:.::.:::j.f=ミ`リノj.ィノ/::.:.:..:.:.::´:/´ `ヽ_.\_彡'」.:-=:´ノ "',.へ ,,テハ!::.:.:..:..:.:/ 他にも私はプロペラ戦闘機なのにMig-17を撃墜したりヘリの護衛に大活躍! ,r'フ¨´、  ̄ Y´ィ:´.:.::::;':i、(__ノ_,ノ{ {::.;. -‐'′ _,.,. -─/ `丶、ヽ _}.イ:、:;.:':.:レゝ< j´::.:.:.:| |/ ,.イ rェ」___ノ‐- ._ `Y´.:.:;ノ.:.:,.-r'7フj:.:」_;.: -‐j | アメリカ軍のヒトは本気で私の再生産を考えたくらい優秀な飛行機なんですよ〜 し'´ {_ ` ー{:.:.:.::!:.::.:.V_/´/|.;ノ し'ノ i!  ̄ ̄¨¨{.:.:.:.:.:ー:.;.ィ^t-v´ でもA-10が出てきたから計画は潰されちゃったんです。残念・・・。 ヾ __.. -‐´|__,. ‐ T.:/ `\_,. -<__,. -'¨´ ,. -───- 、 r-‐'´ \ | |ヽrl l 、 、 ヽ、 ヽ | | | !ヽヽ ヾヽ l l ト-|---ヾ ヽヾー‐l┼ | | でも確かにA-10はいい飛行機です・・・ | ≡≡≡ ≡≡≡ | | | | | | 23ミリ機関砲を380発も受けてるのに三日後には空飛んだり| . | { __ | |. | | |`ー-.,二` ,, -‐'::! | | 右エンジンにSAMを食らってるのに生還したりして・・・いいなぁ・・・ | ノ ∨ヾ厂ヾ=シ::l |ヽ l | / {::::V7Tレ'::::/ /::::ト/\| |/ 〉::::|'ブ::::::/ノ´_:::} /ヾ´l/`>ベイ\ー} >' | `^´ l ヽ ノ `ヽ,ムL___|!__ヽ Y′ | ,イ / `ー┘ `′ー′ / / r‐' _,、/⌒`ヽ、-、 `ー、 l ! ) /ヽ | ノハヽ /-'ヽ┴/´, -― 、 ヽ`ー―-、_ヽ`ヽ (_ ハノ )ノ // ノ/ ,.. -' , 、/ >‐ 、 } )二ニ ,>-、\{ | ヽ /ノ / ゝ _, / )' ヽ `ト ノ_,,. -‐_」〔r〉'^~yW、 / ,/ノ/ ,;'' / | } )、/r 〔 r=、'ニミfj{/〃L_/_/ ゝ ・・・ ' / ィ 人 _,. -'ー-<八V ィ `i,`fz)トヾミUツ_7-{⌒´ .,:' /,,../ ノ { 〃_ \_} r‐- |,f└~(ノ/ノ` \ノ _/` ーィ‐'´ l `= }{ = ヾジ”「ヾ´ というわけで中篇は終わりです。 /、 } \ 人 `ヾハr=ヽ} ヽレ } 狙撃兵編が終わったらあさま山荘やります。 | ( ヽ ノ ー フ`‐ 、 ) ノ〉Yミ ヽ} 、 ノリ それではおやすみなさい。
★やる夫で学ぶ狙撃兵の歴史 【後編】★ 1 :1[sage]:2008/12/02(火) 21:42:40.71 ID:jpERii1K0 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:、:.:.:.:.:.:.:ヽ、 /:.:.:.:./.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ:.、:.:.:.ヽ:.\ /,:.:.:.:/:./:.:.:.:.:.:./:.:.!:.:.:.!:.:.:.l:.:.l:.ヽヽ:.:.:.:.:ヽ:.ヽ . //:.:.:.,':./:.:.:.:.:.:./:.:./:.:.:.:|:.:.:.|:.:.|:.:.l:.:.!:.:.、:ヽ:.ト. ', . /」:|:.:.:.|:.|:.:.:.:.:,.イ:.:./|:.:.:.:,!:.:./:.:.l:.:.:|:.:.|:.:.:!:.:.l:.:.! 1 ベトナムでの優秀な狙撃手たちのおかげで ノ'´|:.|:.:.:l:.:|:.-rーァx...」:_:.ノ!:.:.ハ:.A ォ-:!:.:.:.|:.:}:.:.| ! 浮き沈みの激しかった狙撃手の評価は一定のものとなり |:.|:.:.:|:.l:|V|;ォf==レ ´ル' /ィ-ヘ|:./:.:.,!:./|:./ 彼らは必要な兵科だということが判明した。 1l、:.l:.ハl:.:.|` {゚: ::| {゚: ::ル',!:.:.ィ:/ ,リ ゙ ',:.トl、!:.:.| ゙-┘ 、 `ー' /:イ,シ / さて、今回はそんな狙撃の技術を悪用した犯罪者、チャールズ・ホイットマンから . ヽヽヽ:.l、 _ _ /:.:.! はじめましょう。彼はアメリカ警察特殊部隊SWAT(Special Weapons And Tactics) ` lハ:lヽ、 ,.-1:./ つまり特殊火器戦術部隊の発足の理由となった恐怖の事件。はじまります。 ヽN |` ‐ 、__,. ィw '/ ,r'^,! 「ヽ、'´ _,.-' | ヽl ヽ、.._ _,. r ´ | _...._ | l. `ヽ.._ r{. l. | |-‐ ´ _...._` -| | l. ト、 / ヽヽヽ |-‐ ´ ,.- 、`ー| | | l ヽ 1966年8月1日 早朝 ____ /_ノ ヽ、_ \ o゚((●)) ((●))゚o /::::::⌒(__人__)⌒::::::\ | |r┬-| | やる夫が犯罪を起こすとカーチャンとカミサンが泣くお・・・かわいそうだお・・・ \ `ー'´ / . .. . Л_ .. //;;;;`-、_ .. .//ー-、;;;;;;;;;ヽ、 .. //_ ;;;;;;;;ヽ、 .. // ゙゙ー-、 ` ;;;;;;ヽ ___ ..// `-、 ` ;;;;ヽ /⌒三 ⌒\..// \ `;;;;| /( ・)三(・) // .ヽ ゙、;| ../:::::⌒(__人__)i⌒)、ヽ | i;| .| |r┬-|./フヽ.`i| . .| l/ \ `ー"// .ノ ノ . l/ ( i .// .\ .\,. // 悲しむのはかわいそうだから殺しちゃうおwwwww `ヽ、 ⌒) 全米を震撼させる無差別銃乱射事件の犯人であるチャールズ・ホイットマンは手始めに妻と母親を殺害。 ピックアップトラックに乗り込み大学へと向かった。
4 :1[]:2008/12/02(火) 21:44:47.53 ID:jpERii1K0 ピックアップトラックに搭載されていた武器は ・四倍スコープ付属レミントンM700 ・M1カービンライフル ・ルガーP08 ・S&W M19 ・形式不明12番ゲージのショットガン(銃身を切り詰めてあった) ・形式不明口径6ミリのレミントン製ライフル ____ /_ノ ' ヽ_\ /(≡) (≡)\ そうそう、篭城するからお弁当もいるお / /// (__人__) ///\ | |r┬-| | \ ` ー'´ / さらに篭城するために、自作のサンドイッチ、ポットに入れたコーヒー、水の入った水筒、ラジオ、デオドラントスプレー等を持っていった。 持ち物の中にはプランターズのピーナッツやフルーツカクテルなどの菓子もあった。 そして11時45分、殺戮の幕が開く \ ___ _>‐ `ー‐「 `ー―――‐- '" : : : : : : : : /|: : : : : : : : : : : : : : 丶、 /.:.:.:.:.: '".:.:.:.:.:.: U.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ:.:.:ヽ /:; -ァ:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨___V⌒\ // /:/:::::::::::::: /:: /:::/ l:::::: \:::::::::::::::::::::::::::∨ン′! jヽ l/:::::/::::::: /::_/_:/ l:::::| ::: \_:::::::::::::::::::',: K_/ ', /::::〃:::::::,'::: / !:l ',:: lヽ´:::::\`:::::::::::::::: l |::::| l . ,':::::::{{:::::::: |:::/ |:{ ヽl \|_ \ ::::::::::: | |::::| | !:::::::/!::::::::jレ えテトミ ィ斗テ〒ア ::::::::::| |::::| | |:::::/│::::::Wヾ r'::::::「 r'::::::: j バ ::::::: |_/ ::,|_,/ |:::/_厶:::::::|ハ Vヘ j !ヘイ/ ヘ :::: |:::::::::/:| V ヾヘ::::|ヽハ ゞ '' ` ー'' レ'W^|):: /:: | あら、チャールズどうしたの? l ヽ|::::: { .:.:. ' ::.:.:. ,、 _ イ:::: /::::::| |:::|:::::: 个 ヽ) イ/::::::::::':::: /::::::: | |:::l::::::::::|::リ >t-r セヽ 〃:::::::::::::::/:::::::::::| |::::l:::::::::|/ _/ /-} V /:::::::::::::: /::l::::::::: | |:::::l::::::::l'´ |-―=:-/ /:::::::::::::: /| ::l ::::::: | |::::::l::::::::|ヘ. | :/ /::::::::::::: /ヽl:::| ::::::: | |::: ∧:::: lヘヽ │ / /:::::::::::: / / l::| ::::::: | |: / ∧:::.ヽヽ\.l / /::::::::::/ | | ::::::: |
7 :1[]:2008/12/02(火) 21:49:33.95 ID:jpERii1K0 . .. . Л_ .. //;;;;`-、_ .. .//ー-、;;;;;;;;;ヽ、 .. //_ ;;;;;;;;ヽ、 .. // ゙゙ー-、 ` ;;;;;;ヽ ___ ..// `-、 ` ;;;;ヽ /⌒三 ⌒\..// \ `;;;;| /( ・)三(・) // .ヽ ゙、;| ../:::::⌒(__人__)i⌒)、ヽ | i;| .| |r┬-|./フヽ.`i| . .| l/ \ `ー"// .ノ ノ . l/ ( i .// .\ .\,. // ん?なんでもないよおおおおおお!!!!1111! `ヽ、 ⌒) チャールズは時計塔の受付嬢の女性をライフルのストックで殴打し、撲殺。 ∩___∩ | ノ ヽ / ● ● | なんか変な音がしたクマ! | ( _●_) ミ 彡、 |∪| 、`\ / __ ヽノ /´> ) (___) / (_/ | / | /\ \ | / ) ) ∪ ( \ \_)
8 :1[]:2008/12/02(火) 21:51:42.14 ID:jpERii1K0 . .. . Л_ .. //;;;;`-、_ .. .//ー-、;;;;;;;;;ヽ、 .. //_ ;;;;;;;;ヽ、 .. // ゙゙ー-、 ` ;;;;;;ヽ ___ ..// `-、 ` ;;;;ヽ /⌒三 ⌒\..// \ `;;;;| /( ・)三(・) // .ヽ ゙、;| ../:::::⌒(__人__)i⌒)、ヽ | i;| .| |r┬-|./フヽ.`i| . .| l/ \ `ー"// .ノ ノ . l/ ( i .// .\ .\,. // えらっさいあせー!! `ヽ、 ⌒) 異変に気がついて上に上がってきた職員四名に向けてホイットマンはためらうことなく銃身を切り詰めたショットガンを発砲。 二名を射殺し、二名に重症を負わせた後にバリケードを構築。さらに何も知らずに上がってきた観光客に向けて同様にショットガンを発砲。 海兵隊出身のホイットマンの銃撃は冷酷で正確なものであった。 午前11時48分。殺戮は410mはなれた本屋で立ち読みをしていた学生の射殺から始まり、続いて妊婦に発砲。母親は無事であったが 胎内の胎児は頭を撃ち抜かれて死亡した。 ::::::::: :::::;;; ::::::::::::::: :::; ::;;::./ ̄ ̄ ̄\ :::;;;;::::::::;;;;;;;:::'' / ─ ─ \ ハァハァ… / <○> <○> \ | (__人__) | \ `⌒J´ / / \ その後、撃たれた妊婦を救助しようとした男子学生の頭を打ちぬき即死させる。500m離れた柱の陰に隠れていた警官や 910m離れた場所で様子を伺っていた通行人も射殺するなど96分間の間に、16人が死亡、30人が負傷する大惨事となった。 この事態に対し、警察はショットガンやライフルで応戦するも弾丸はホイットマンまで届かず 一般市民も銃弾が飛び交う中で死傷者の救護を行ったり、鹿狩り用ライフルで応戦するなどした。 警察は軽飛行機でホイットマンを狙撃するように試みるが、カービン銃の乱射により飛行機は撤退。 地下の排水溝を用いて地下から時計台に潜入することにした。 そして午後1時24分。 一般市民の案内により、時計塔にたどりついた警官ラミロ・マーティネスとヒューストン・マッコイがホイットマンを射殺し事件は終わった。 事件後の司法解剖の結果、暴力行為を抑制する視床下部にゴルフボール大の脳腫瘍が発見され事件の犯人とされたが 医学会はこの意見を否定している。 そして8年後の1974年8月に元海軍兵のジミー・エセックスが同様の事件を起こす。 このときはモーテルの屋上から銃を11時間にわたって乱射し、7人を殺害し21人を負傷させた。 このときも警官隊は身を隠した犯人を狙撃することができず、事件は海兵隊のヘリからの機銃掃射によって射殺というものであった。
12 :1[]:2008/12/02(火) 21:55:28.48 ID:jpERii1K0 _,. ─ 、. -- ._ / `ヽ / 、 、 \ /,. ,. / l. | ヽ ヽ ヽ. ヽ / / i'/ / ,| | ,! | ',. ! ', こうした銃の乱射事件によってアメリカでは急速に狙撃手が必要とされるようになった。 ∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l | ただ、警察と軍の狙撃手が異なるのは警察の狙撃手は「ノー」が言えること。 | | |l.',. } ナTァ-| ./ l./'''Tナ{. ,リ |1 l!Mヽ.{<ィテtト !' ' t5モト,.レ!' ,1 ,! これは状況を適切に見極め、自分のライフルと能力に照らし合わせて 1',l.| ゙ト 'ぅり , 2tタ / /,!' 指揮官に狙撃が可能かどうかを知らせる勇気が必要だから。 `| l. 「ヽ __ /! イ/ l.ト. |l. ヽ、 _,.ノイ/ |! 警察の狙撃は軍と異なって犯人に決定的な一撃を与えると共に ` ヽl ヘゝl` - ´lル ′ 周囲に被害が及ばぬことを確認しながら狙撃しなければいけない。 /.ノ ヾヽ、 この判断を誤った場合、人質や仲間が死ぬかもしれないから。 _.. - ´ L._,. -- .._...| ` ‐ 、._ ,f´l. | 「 _, - 、._j / / ス でもここで警察の狙撃手を選んだら、ダメ人間のやる夫は「ノー」を連発するでしょう。 / l. ', ', 「_,. -- ..」 / / / ', ここは一つ、軍で根性を叩きなおしてもらいましょう。 ! ヽヽ ヽ | | / / / l そろそろ現実に戻ってきてもらおうかしら。
13 :1[]:2008/12/02(火) 21:57:44.72 ID:jpERii1K0 ____ / \ / _ノ ヽ、_ \ / o゚((●)) ((●))゚o \ なんだかロクな目に遭わなかったお・・・ | (__人__) | \ ` ⌒´ / ____ / \ / _ノ ヽ、_ \ / o゚⌒ ⌒゚o \ モスクワドールは夢だったのかお・・・めくるめく世界は幻想郷だったお・・・ | (__人__) | \ ` ⌒´ / / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | (__人__) おお、無事だったか。よかったな。 | ` ⌒´ノ . | } . ヽ } ヽ ノ \ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \ ____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ なわけねーだろ!何度も死んで生きて死んでの繰り返しで / (__人__) \ オチは大量殺人犯だお!しかも射殺されたお!!11!111! | ヽ |!!il|!|!l| / | \ |ェェェェ| / / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) . | (__人__) | ` ⌒´ノ 大変だったな(自業自得だろ・・・jk) . | } . ヽ } ヽ ノ \ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \
16 :1[]:2008/12/02(火) 21:59:43.27 ID:jpERii1K0 _,,,......,,, ,--‐-、__ /: : : : : : : : : : : : : : : : :\ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\ / .: : : : : : : : : : : l: : ::|: : ::l: : : : : : : : :ヽ /........ l / | l ! l i ヘ /: : : :i: : ::i: : ::./i: : : :.i: : ::イ: : ::.!: : :|........!...: : .ヘ _〆'!: : ::l.....:::l...:::/ l....:::;イ:....../|::..../!::....l: : : |: : : ト..! l::i::|..!......l!..7‐ゥ.、x'´!::.../ !.:,/__!:...イ::. : :!:: : .|ヽ! l::|..::!.ヘ....!,r≠、. !./ /./ l.` | i: : :|::!:: :| | !!i: :|: ::`.!'i゜::::.j` '´ '´r≠ヽ、 |:::::/::!i:::/ !ヘ..!: : ::|.廴;.ノ {゜::::::ソ イ/:::/ !' ヘ!.i: :.l ! ー' /: : ; :/ !.!: :ト __ /: : /!/ l.ト、|..\ /.!: / |' どうだった? ヘヘl.ト..| ヽ , r‐,'イイ:/ ' ,ゝti  ̄ |./、' ソ /:::r'´ └、:\ _, r'´:::::::|_ __,,..,,_ _ |::::::`ヽ、_ , ィ:´|: : : : : : : レ'´: . : . :`ヽ、|: : : : : : : |`jヽ r'|: :!:::::i: : : : : : :|:_;. -‐' '‐- 、;:!: : : : : : : l:::l : :ト、 ____ /ノ ヽ、_\ どうだったっていうレベルじゃないいきなりオッサンに眉間撃ち抜かれたのから始まって /( ○)}liil{(○)\ 狙撃兵なったと思ったら死ぬ狙撃兵なったと思ったら死ぬやる夫はモルモットじゃないお / (__人__) \ ベトナム行って少しまともになったかと思ったら締めは殺人犯になってヒーローでもなん | ヽ |!!il|!|!l| / | でもなく警官に射殺されておわりだなんて本当に本当にありえないおやる夫が想像してた \ |ェェェェ| / のはゴルゴみたいなヒーローになってかわいいピチピチの尻を目の前にしてめくるめく一
18 :1[]:2008/12/02(火) 22:00:28.31 ID:jpERii1K0 _ ---─── - . _ / ̄ 丶. ; ` . イ \. / . ヽ . / \. / / i . .ヽ .ヽ / i / . /ソ ! | .ヽ ゝ. | . ! | / /´/ ノ | .| ヘ | ノ| ! | | /./ =. / / / / | i .! ! | | 丶 |ノ ´ / .イ / /__| | | | ヾ| 丶. ソイ==__ / / // | / /| / ハ i ヾ |;;;;;ъ0ミ / | // || \ ヽ rヽ |∂;;;;;;/ -==ミ |// | .| 《( | |ゞ-- ´ / .;;;;δア// \ |ゝ | | ;;;;;;ο / / ヾ 丶| | , - / / 从 ヽ | __ / イ ついてきて。 ル\|丶 | /| | ソ ハ |ゝ .. .. r ´ ソ | | /\ ヽ| | |/ ____ / ノ \\ (スルーかお・・・) / (●) (●)\ / ∪ (__人__) \ え・・・え・・・いや・・・あの・・・ | ` ⌒´ | \ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒) ノ | / / / (⌒) / / / / /´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/ | l | ノ / ) / ヽ ヽ_ヽ /' / / ヽ __ / / / _,.--- . ,.'´: : : : : : : : : :`ヽ、 ___,ノ: : : : : : : : : : : : : : : : \ `ーァ: : : : : : /: : : : : /: : : : : : : \._ /:/: : : : :.リ: : : : :|/: : :/:イ: : : |ー'´ l/{: : : : :.ム|:.l: : :斤ァ</|/:./:}:.| い: : { 6|:.l: :.|テfミ /:_/:/,ィ| V: :.>リ:.l: :.| ヒソ /ィf':/:/ リ . |人{ |:.l: :.| rタイ:人 ,f¨¨ヽ Y:.リ ‐ イ|: :「 いいからついてきて・・・ ノ \|:[_¨´ ||.:/ ,z-.、 /===ヽ 辷ト、_/リ´ イt:::ノ //´⌒ヽ\ Y| 寸 r'T[_7 〈: : : : : : : :\\Y 》<´ ̄了 |:.( : : : : : :}:.:.\.|| /: : ヽ_ノ |: :.\ : : :〈: rrr、|/: : : : : 〉
23 :1[]:2008/12/02(火) 22:04:30.45 ID:jpERii1K0 ____ /_ノ ' ヽ_\ /(≡) (≡)\ / /// (__人__) ///\ あ、待てお・・・これはきっと長門がお詫びをするために誘ってるんだお。 | |r┬-| | \ ` ー'´ / 性的な意味でのお詫びを期待しちゃうお!!! ;ヾ、,.、,、.、rツ ッッシ、:':' r':' _,、-'゙_, や 陸 帰 そ ,、,、,ミッン、,._ _,、-'゙_,、-'゙. っ 自. り ん 、ィッ ,:、 ゙''ゞ=ミ、~.: _,、-'゙_,、-'゙ __, て の 道 な }; ヾ ゙' {!li;:,. _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,::|_| 来 駐 に わ ゞァ''゙ぐ _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,、-''" .|_ た 屯 あ け ,ヘ:'_,、-'゙_,、-'゙..::「┴_,エ ┴ ''"_|_| の. 地 る で └i'゙-ニ,ニエ,.:|ニ「 _エ ┴ ''"_|_ だ に |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ __.|_|_ |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ 「fj.||__|__| _| |エ | ニエ, |[8] _エ ┴ └‐_|_|__l__,|⊥ |__ |エ | ニエ, |二 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_ |エ | ニエ, |┴ _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__| |エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_ |エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__ -,-=''┷━━|┬ニエ ┬-- .|__|__| _|_|_ ''ーニ_''ー::、_ ゙┷ 工_二'‐-、,_|_|__l__,|⊥ |__ 二二二`''ーニ`_''ー-、_¨''━、L|__|__| _|_|_ 二二二二二二二`''ーニ_''ー 、_ |⊥ |__ ___ / \ /― ― \ /(●) (●) \ | (__人__) | ラブホテルじゃないのかお \ ` ⌒´ / :,:::::::::::: /::::/::::::/::: /::::::: !::::: |:::. |::. | i |:::::::::: /:::/::::::/i:::::/ }:::::: ハ:::: ハ::: l:::: !:. | ::::::::_!ム_∠__/;/ !:::: / l:::/ !: /i::::: /!:::: | ::::::::: |/_ //`ヽ /:/ _,,ム'-‐lメ‐|:::: /: |::::: ! ::::::::: !,r=〒〒ミ==ヽ/' ,,r'===ヾ-、!::/l::: ハ:::: ! ::::::::. |《 i、ヒ''ィノ ゝ-‐-《 !;;.q,ノ ´/レ:: |:: i .l:::::/ 貴方が何を言っているのか理解できない。 ヘ::::::. | \  ̄ ノ ヘ_. ̄ /:ノ::: /!:::l !::/ ヽト、::: l  ̄ ̄ ̄ `;  ̄ 7:::::: / .i:/ / :ハヽ:::l\ r_ァ /!::::: / / ::::::,-一 ` 、 _, < |イ::::: / ' これまで貴方が体験してきた歴史を早速実践してもらう。 :::/;;;;;;;;;;;ノ. ` ‐r-‐< 'l::: / `|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、;-、_;-´;;;;;;`i´ .',/ !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}\ ____ / \ /ノ \ \ / (●) (●) u \ えっ・・・っていうかここ何だお | (__人__) | \ ` ⌒´ /
28 :1[]:2008/12/02(火) 22:13:26.75 ID:jpERii1K0 /:::/::::/::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i:::::: /::;イ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|、;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l::::: .l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l:::::: |::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ、__;;;;::::| :::::::::::::::::l:::: |:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l`ヽヽ;:::l ヾ;レ‐'''゙゙´\ :::::| ::::::::::::::::l::::: l! .|:::/ ___ノ,ィ'ト|''=ミ、 ヾ! ,r-=fニミ;;弍;;| :::::::::::::::l~゙'i 陸上自衛隊中央即応集団第六空中機動普通科 l/ ,/ト、::l゙__゙ヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::゙ii/ |:::::::::::::::j¨゙ l /⌒ヾ、|/`fト l ゙K);j .l'⌒''h. K);;;;ッリ l:::::::::::::/ .ノ 通称「機動六課」 /‐-、 `iノ /'ヽ|、 ノ ヾ、 ,/ |:::::::::::/=7゙ ./ 、. ヽ |゙V,_ l:::i、 ̄ 丶 ゙''ー-‐'' ,l::::::::::/|:;/ ここで狙撃の基本を知ってもらう。 i '゙ヽ_j-' .|::::|.\ ‐- ,,イ::::::::/ ,l/ ヽ ヽ jl:::::l. ヽ、 , ''゙ /:::::::/゙`ヽ、 ヽ、. /ヽ::::| ,,`=ー '''i´ /:;/レ'〉;:;:;:;:,.,\ / /. ヽ:| ,,r''゙,.;:;:;r''゙~ノ /イ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ___ /⌒ ⌒\ ━━┓┃┃ /(  ̄) (_)\ ┃ ━━━━━━━━ /::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃ | ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛ \_ 。≧ 三 ==- -ァ, ≧∧。
32 :1[]:2008/12/02(火) 22:16:54.06 ID:jpERii1K0 / / / `ヽ、 ,′ | :/ / / / ヽ \ `ーイ l │ l | / / /| | l |\ー 一'´ | /l -| 十! /- イ / | | ,' j ヽ | l | W|_l_/| / |l ,' / メ/|: / /ハ: | | :/こ| レ行ifヾ八{ /xく/ |/ / | j | {{^ | |!込,,ソ イf巧トV / :/∨ | |ヽ.| | ` 込,ソ/ / / | l | | , `ア7/ / j/ | l | | r- _ / レ/ / l _/| |\ `ー ´ イ │ あ、貴方が入隊希望のやる夫さんですね。 / j_ 斗{ | l ヽ、_. < | │ _,, -=二¨ ̄| : : :.∨| |\_| \ l | | | 私は笛糸二等陸佐です。貴方の教官のところまでご案内しますね。 r< |: : : :.ヘ| |  ̄ ∧ l\ ,| | | `丶、 |: : : .: :| |、> /小 l: :.`| | | \ |.: : : : | | / >oヘ |.: :│ |\ _____ r⌒ヽ、 . / ー ー\ / \ \. / ( ●) ( ●) _/ / ヽ / (__人__) \ 冗談じゃねえお。また殺されるんじゃたまったもんじゃねーお。 〈__/ . | | ` ⌒´ | / .\ i⌒\ / ここは逃げるが勝ちだお。 ./ / ⌒ヽ, _.ヽ .\/ .__ r / |/ー、\ \ ."ヽ | i, ノ .\^ i .| ヽ./ ヽ、_../ / . ヽ、__ノ .i / // ./ .ヽ、_./ ./ / ./ / .ノ.^/ ダッ
34 :1[]:2008/12/02(火) 22:19:24.28 ID:jpERii1K0 / / / `ヽ、 ,′ | :/ / / / ヽ \ `ーイ l │ l | / / /| | l |\ー 一'´ | /l -| 十! /- イ / | | ,' j ヽ _ | // _/__ | l | W|_l_/| / |l ,' / メ/|: / /ハ: | ()),, ̄),, |\ / / | :/こ| レ行ifヾ八{ /xく/ |/ / | j  ̄ヾヽ , | / / ツ | {{^ | |!込,,ソ イf巧トV / :/∨ `ヾ、 ; | |ヽ.| | ` 込,ソ/ / / | l | | , `ア7/ / j/ ヽ、 | l | | r- _ / レ/ ヾ、ヾ、 ー - ... ヾヽ _ |. l _/| |\ `ー ´ イ │ ヾ、` lllllll` ー -==':::::::::>` ー - .. 、 _ / i::::::| |` ヽ、_. ∠ | │ i`` ` ー - .. 、 _ `ー' ` ー - .. 、 _ / ,ノ;;;;;;\/;;;;:ロ|二|;;;;;!iレl| \ / /^ヾ`>ー - 、 ` ー - .. 、 _ //^ ̄二三//⊂⊃、ヽ三ミヾゝ、 ___,,〃 ` ''''':::::;;;;; _ ` ー - ..、 _ 〃 ̄ ` /:::::::イLl‐,.///:::8:::::ヾヽ\,..-一'´ ̄ ̄フ/::::::::::〃 ` ー - 、 _ニニフ ̄ > ー /::;イLl//´⌒´ ̄^ ̄`ヽy'::::::::::::::::::::::::/./:::::::::::::/ i = 、__ ! __[`ノ ,r'ー‐' ;イLl-//:::::::::;:::::::::::/⌒7´:::::::::::::::::::::::/./:::::::::::::::i ! 、 、  ̄! ̄ノ  ̄`ー‐' イLl/::/::::::::∠::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/./:::::::::::::::::i ヽ `ー―‐〈 ____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ / (__人__) \ | ヽ |!!il|!|!l| / | !!!?いいいいいきなり発砲!? \ |ェェェェ| /
35 :1[]:2008/12/02(火) 22:19:54.03 ID:jpERii1K0 , ' ´ ̄ `ヽ _ _ / )i'´ `ヽ/∠´__ . / / /::l_/ / `ヽ、--ヽ / / / 〃::l l // / \ ヽ . / / / //::/ l l/l // ,ィ } l l lヽl 一発だけなら誤射と朝日新聞も言ってます。 / / /::/ーl l l l/トl、l|/ } l l l } l リ . / / /,イ::/l {l !代iュlヾ ノlノ/l l l 偶然ですよ、偶然。 l ! /(:/l/ lヽl | ` fラ{,.イ ハ l . l l l / / l l l lr=ミl l ー / /'´ ヽ ちなみに敵前逃亡は即決裁判で死刑にするのが私の主義です。 l l l / / l l l. /:::::: ヽ ト-イl l / u \ /ノu \ \ / (●) (●) u \ とんでもない部隊だお・・・ | (__人__) | \ u` ⌒´ / , ィ' , ヽ ー ' / ヽ / ヽ 丶 ,/ r-― ヽ l  ̄ イ | ,、 ヽ `、 l / / | r / ヽ , l ヽ | レ / , l { , l ヽ イ l、 | '、 l そんなことないですよ〜 . イ / 《 |/` , i | } /-l―|-|| | l l .l / l / / | l | ,´ | l l | | | l l l l.l .r-l― lヽ、丶 |/ __|__/_リl l l .| ll l l.l l l ヽl l___ ` 三三三、l i l .`、 l l | |l ` 三二三,  ̄ ̄ ̄ | l l はい、到着しました。高町一尉、高町一尉! ヽ | l l |l  ̄ ̄ ////// | .| | `、 l 、 | | l ////// l | | \ 丶 | | { _ | | | ヽ、 | l ヽ r ー - ― _´ノ /l | | |ヽ, | l` 、 _ ` -_ _= -、 <_´_ _l | | | `| | /l~'=i,,,,r'° |::::::::::::::::l l― 、 | . | | l/:::::| / ゙ヽ |::::::::::::::::| i:::::::::::`ヽ
42 :1[]:2008/12/02(火) 22:25:21.38 ID:jpERii1K0 ( ⌒ ⌒ ) ( ) (、 , ,) || |‘ _ ∠二: : : :`ヽ/´  ̄ ̄ `丶 , '" ̄: : : : : : : : : : : : : : : :、:\/⌒\ /:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ヘ\.:.:.:.: ヽ l://.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ \.:.:.:.:', /.:.:/.:. l:.:.:.!>ト/{.:.ハ.:.:斗<:l:.:.:.l.:l.:.:.:.:.ヽ.:.:.l l.:.:/.:.:.:.|:l.: レ \()/ |.:.:l:|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | |:/!.:.:.: 从.:.{ ((・) (<) j.:.,' |.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | j:ハ.:.:..Wト :.ゝ ⊂⊃ /.:/レ|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | / スバル・ナカジマ!西方普科連に徒手格闘術で負けるとは情けないなの! \:{ヽ|: |⌒ \.l/ ⌒|彡'.:.|│l.:.:.:.:.:.:.:.:.| < Y:|| l ++++ ノ ! .:./ |.:l.:.:.:.:.:.:.:. | \ レンジャー装備で25km、マラソンしてこいなの! / ヾ:ゝ\____/リ/ |.:l.:.:.:.:.:.:.:.:| \___________ /ヽ::::::::::::/ |/ l只lヘ| l::::::::::::: \.:.:.:.:.:..:| // ̄ ̄(_).__|{{<ハ>}}_j ̄ ̄ ̄`メ |.:.:.::| |ししl_l ( ∨⌒∨ \ / l::::::: |.:.:..:| |(_⊂、__) VCV ∠ _∨ |::::/ハ |::.:| \____/ <_/ l ::{{ }|.::| ゴメンナサイ、タカマチイチイ・・・ l-ソ l /、/,.イ./ イ i.、 ヽ j / / _./ l.f il:.l l:/,ォ._X:/ / l l.l:ll l | | ヽ ヾム.≦ _ . / イ | l,._!_l l\ l / | /..ォ=〒= .、| ノ| ヽ マj- _ \ あ、笛糸二佐! │/ | | | |、 l,.ニ=z、ヽ |:/ ゙ l,、。`´c} /| | /|/ |ヽ / / l\ ヽ \ . ll | l | l./ l_.゙ーi / ヾ - ク,ヽヽ/|ノ|/ ,| ∨///lヽ \. \ \ 失礼しました。 l l l、 丶 lヽ r゙ c | |⌒ヽ/ ヽ ヽ \ ヽ t l ヽlヽヽ ゝ'′、 //// | |ヘ ノ. \ l ' .', ヽl レ | | | / \ | . l l 貴方がやる夫君ね、はじめまして。 | 八 r ̄ ̄ノ | ‖| \j ノ ) \ ´ | ||/ ノ ノ そしてようこそ機動六課へ! < ̄ ̄\ 〈 ̄ ̄ ̄~ |/ ̄| / / \ ヽ、 _ .....:.:| ´ | ノフ / ___フ | ̄| ̄ ̄| / |フ___ / // < | | [二] | / / ノ ____ / \ / ─ ─ \ / (●) (●) \ | (__人__) | 生きて帰れるのかお・・・ \ ` ⌒´ ,/
47 :1[]:2008/12/02(火) 22:34:53.72 ID:jpERii1K0 // /::/: : : : : : : : : : : : : : : :、: : : : \/―-、: : : : ヽ // /:,/::/ ,: : : : : : : : : : : : : : ::ヽ:--==l: : : : :ヽ: : : : /イ ,///: ://:://::i: |: :i: : i::ヽ: :、:\: : ヽ; /|: : : : : : :ヽ: : 生きて帰らないと市民団体が喧しいから帰すに決まってる ///: :// / :l: :|: h: l、::ト、: :ヽヽ :|:: : ::|::/l: : :i: : : : : ヽ: // ,': /:{: i:|: :ハ_l;;ハヽヽヾ\::ヽ::j:: : ::|: /l:: ::|: : : : : : :', まず狙撃兵の仕事って具体的に何があると思う? V |: li ::Vi:l: lィヘ V /i ̄`iヽlj:j: : //::/::j: :::|. : : : : : : ', l: |l ::iヽヽ{ {:::::l l、_:::j /jリノへヽ:/l: : :l:. : : : : : : : ',:|ヽ::|::lヽl弋ン `ー' /イ: ::|ノ// |: :::l:.: : : : : : : l| ヽ|ヽゝl 、 j: :::jノ/ .l: : :l::: : : : : : : ヽl:ヽ - ‐ /j::// !: : :l::: : : : : : : |: :liヽ、 イ//‐l、 |::::::::l::::. : : : : l: :リ ` ー‐r '´-// / T 、 |::::::: |:::::..: : : : __________V ,イ「冂 '" / |:::::`ー-、:l:::::::::: : : V三三三三三三三三三VA_//.| ,ハ ,/ ト、:::::::::::::::`ー-- V VA::::::/ |/∧ヽ / j ヽ:::::::::::::::::/ V VA::/ |V V/ / \::::/ V VAl l⌒ヽ/ / i /Y __ V VA, l / / | ,/ / /r⌒ ____ + ./ / \\ / (●) (●)\ / ⌒ノ(、_, )ヽ⌒ \ それは敵の射殺に決まってるお | `-=ニ=- | \ `ー'´ / + これまでも今からも永久にそうだお / ∩ノ ⊃ / ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | . \ /___ /
52 :1[]:2008/12/02(火) 22:38:51.09 ID:jpERii1K0 // /::/: : : : : : : : : : : : : : : :、: : : : \/―-、: : : : ヽ // /:,/::/ ,: : : : : : : : : : : : : : ::ヽ:--==l: : : : :ヽ: : : : /イ ,///: ://:://::i: |: :i: : i::ヽ: :、:\: : ヽ; /|: : : : : : :ヽ: : ///: :// / :l: :|: h: l、::ト、: :ヽヽ :|:: : ::|::/l: : :i: : : : : ヽ: // ,': /:{: i:|: :ハ_l;;ハヽヽヾ\::ヽ::j:: : ::|: /l:: ::|: : : : : : :', もちろん、そういった任務も大事。だけど敵の中でも V |: li ::Vi:l: lィヘ V /i ̄`iヽlj:j: : //::/::j: :::|. : : : : : : ', l: |l ::iヽヽ{ {:::::l l、_:::j /jリノへヽ:/l: : :l:. : : : : : : : ・指揮兵などの将校 ',:|ヽ::|::lヽl弋ン `ー' /イ: ::|ノ// |: :::l:.: : : : : : : ・通信機器を持っている兵隊 l| ヽ|ヽゝl 、 j: :::jノ/ .l: : :l::: : : : : : : ・偵察隊、狙撃兵などの重要任務を果たしている兵隊 ヽl:ヽ - ‐ /j::// !: : :l::: : : : : : : |: :liヽ、 イ//‐l、 |::::::::l::::. : : : : の排除が特に重要視される。敵だから誰でもいいってわけじゃないの。 l: :リ ` ー‐r '´-// / T 、 |::::::: |:::::..: : : : __________V ,イ「冂 '" / |:::::`ー-、:l:::::::::: : : そのほかの仕事としては V三三三三三三三三三VA_//.| ,ハ ,/ ト、:::::::::::::::`ー-- V VA::::::/ |/∧ヽ / j ヽ:::::::::::::::::/ ・敵の配置や軍事行動について偵察し報告 V VA::/ |V V/ / \::::/ ・攻撃目標の捕捉 V VAl l⌒ヽ/ / i /Y __ ・偵察能力を用いて味方の作戦に協調し、援護 V VA, l / / | ,/ / /r⌒ ・味方兵員の安全確保(消防士や工兵などの後方支援要員も含む) が挙げられるの。 ____ /⌒ ⌒\ ホジホジ /( ●) (●)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 意外と細かいお。でもこれだったらやる夫にもできそうだお。 | mj |ー'´ | \ 〈__ノ / ノ ノ
55 :1[]:2008/12/02(火) 22:40:25.61 ID:jpERii1K0 | /:./:.:.:.:/:.:.:/:.|:.|:.:.| ヽヽ::\.:.:.::\:.::.:.:.ヽ.::.:.:.:.ヽ.:.:..|::.:.:.:.::.:.:.::.:.:| | |:.:|:.:.:.:.|:.:.:.|i:.ハハ:.:| ヽ ャ 廾 十:ト 、.:..ヽ.:.::.:.:.|:.:..|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| | i:.:|:.:.:.:.|:.:.:.||,|ィ爪「 \\ =≠z.\:`:.|:.:.:.:.:.|:./|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| i. |:.|:.:.:.:.|:.:.:.|リ レ≠=ミ / {r':::::::i\ヽ|::.:.::.:.|/ |:.:..:.:i:.:.:.:.:.:.:| でもそれだけじゃないの |:.|:.:.:.:.|:.:.:ハ /|r'::::::::} レv:::::::ri}/ |:..|:.:.ハ |.:.:.:.:.i:..:.:.:.:.:| |:.|:.:.:.:.|:.:.:.ハヽVヽ_r'} _辷__r,タ |:.:|/ | .i::.:.:.:.i::.:.:.:.:| 射撃と偵察にかけては一流でなければならない。また敵がどんなに ヽ!N:.:.|:.:.:.:.ハ ゝ- '' :::::::::: /|:.:| / |:.:.:.:.:i::.:.::.:.:.:| 偽装していても見つけ出し、動きを察知し、分析して報告しければならない。 ヽ.ヽ:Nヽ:.:ハ ::::::::: ヽ /.:.|./ i.:.:.:.:.:i::.:.:.:.:.:| \ |:.人 v ― ァ /:.:.:.|. |:..:.:.:.:i::..:.:.:.:.| 敵を監視しながら監視されず、敵を殺しながら殺されない技術が必要なうえに ヽハ:.:.:| \ ` ー / |:.:.:./ |.:.:.:.:.:i::..:::.:.:.| 味方は厄介者扱いされるの。それでも貴方はあこがれる? i |:.:.| ヽ、_ _,. ' ,. |:.:/ .|:.:.:.:.::i::.:.:.:.:..| ヽ:| | ` ´ ,. '´ /:.ム |.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:./ ヽ |` ーr‐'´ /:./ \ |:.:.:.:.:.i:..:..:./ / \ / \ ,_\ / (●)゛ (●) \ | ∪ (__人__) | / ∩ノ ⊃ / ( \ / _ノ | | 任務についてと、その遂行能力についてはだいたい分かったお・・・だけどなんで味方からも厄介者扱いされんだお・・・ .\ “ /__| | \ /___ /
59 :1[]:2008/12/02(火) 22:45:48.42 ID:jpERii1K0 /:::::/::::::::::::::/ ::::/:::::/::::/:::::/ ::::::{:::ヽ:ヽ ::::::V:ハ:::::::::::i.:.:.:.:.:.:.:ヽ: | . ,':::::/ ::::::::/::::〃::::/:/::::!:::/|::::::|::::::::::}:::::}:::}}:::::::::∨:::::::::::l .:.:..:.:.:.:.:.: }.:| |::::/| :::::::/:::: {{:::::7:丁:::j:::l`ト::::l::ヽ‐十:::ト:リ:::,'::::::ヘ:::::::: :l.:.:.:.:.:.:.:.: ! | ∨ l|:::::::,'{:::::从 ::|∨ヽ八:{ \{ ヽ\{Y:∧/ ::::::l::}::::::: :l.::.:.:.:.:.:. ! | 簡単なの。私達は普通じゃないの。 . |::::::ハ::::Y ::{ ィ==ミ ィ=-ニ_j/ /:::::::/j/:::::::::::l .:.:.:.:.:.:.:.:! | ',:::::l.ハ:::ヘ|::小 `ヾ/::::/}::::l :::::::: l:.:.:.:.:.:.:.:: ! | 戦場で兵士は銃を撃つのは何故だと思う? \{ \{| 八 j 彡イレ|::::l ::::::::l::..:.::.:.:.:.:.: ! | 国のため、戦友のため、家族のためといろいろあるけど一番は {:::::::ヽ. ー 一 /' :::,' |::::l ::::::::::l.::.:.:.:.:.:.:. ! | 根本にあるのは「助かりたい」という気持ちから撃つと思うの。 ヽ::::{ `ト、 イ /:::::/ |::::l::::::::::::l .:.:.:.:.:.:.: ! | そして、助かりたいがために銃を撃ち、結果的に人が死んでしまう。 >く/`=≧-z≦=|`∨:/ ! ::l ::::::::::l .:.:.::.:.:.: ! | 「俺達は殺したくて殺したわけじゃないんだ」という気持ちがあるの。 -―――‐'´/ { /^\. } /く `ー- L::_:::::::::::l .:.:..:.:.:.: ! | 〃::.::.::.::.::.::.::.::.:/ | /ミ{^}彡, | ヽ::.::.::.::.::.::.::.  ̄入 :.:.:.::..:.:.: ! | だけど狙撃兵は違う。狙撃兵は敵を「積極的に」殺すのが仕事なの。 ∧::.::.::.::.::.::.::.::./ W/∧\.Y ',::.::.::.::.::.::.::.::./.::.:.::|.::.::.::..:.::! | しかも大半の人が冷酷だと思う方法でね。 |::.ヽ_ -――/ ∧く_./ ヽ._>∧ 〉――- _/ .:.:|.::.:.:.:.:.::! | 普通の兵士の感覚からすれば「狙撃兵は計画殺人者」 _|::.::∧ / `ヽ _/ マ¨ ̄ ̄¨フ\}__,/ ∧ :.::.|.::.:.:.:.:.::! | と思われがちになってしまうの・・・ . 〃^|::. | ∨ く ̄ \::.::.::./ \ ∨ |::.::.|`ヽ :.:. ! | ____ / \ /ノ \ \ / (●) (●) u \ そ・・・そんな・・・人を殺すのに計画も無計画もないお・・・ | (__人__) | \ ` ⌒´ /
60 :1[]:2008/12/02(火) 22:46:20.07 ID:jpERii1K0 l-ソ l /、/,.イ./ イ i.、 ヽ j / / _./ l.f il:.l l:/,ォ._X:/ / l l.l:ll l | | ヽ ヾム.≦ _ . / イ | l,._!_l l\ l / | /..ォ=〒= .、| ノ| ヽ マj- _ \ │/ | | | |、 l,.ニ=z、ヽ |:/ ゙ l,、。`´c} /| | /|/ |ヽ / / l\ ヽ \ それに何より . ll | l | l./ l_.゙ーi / ヾ - ク,ヽヽ/|ノ|/ ,| ∨///lヽ \. \ \ 一方的に死の取引を行う狙撃兵はフェアじゃないと思われるの。 l l l、 丶 lヽ r゙ c | |⌒ヽ/ ヽ ヽ \ ヽ t l ヽlヽヽ ゝ'′、 //// | |ヘ ノ. \ l ' .', 標的を慎重に選び出して殺すというのは嫌悪感を覚えるし ヽl レ | | | / \ | . l l 狙撃兵がいると分かったら、手痛い反撃を食らいやすくなるしね。 | 八 r ̄ ̄ノ | ‖| \j ノ ) \ ´ | ||/ ノ ノ そういった感情もあるから狙撃兵というのは味方には厄介者扱いされ < ̄ ̄\ 〈 ̄ ̄ ̄~ |/ ̄| / / そして、敵兵には何の慈悲も許されることなく殺されるの。 \ ヽ、 _ .....:.:| ´ | ノフ / ___フ | ̄| ̄ ̄| / |フ___ / // < | | [二] | / / ノ / ※兵士を戦闘不能にする→それを助けようとする兵士を七面鳥撃ちよりも機械的に殺傷しつづけるっていうコンボがよく知られている。 _,. ─ 、. -- ._ / `ヽ / 、 、 \ 狙撃兵は本当に嫌われ者。 /,. ,. / l. | ヽ ヽ ヽ. ヽ / / i'/ / ,| | ,! | ',. ! ', 塹壕の中で一息ついていると、味方から「タバコと水をやるから出て行け」といわれたり ∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l | 味方からの陰口は日常茶飯事。狙撃兵を見つけたので、狙撃兵を排除したのに | | |l.',. } ナTァ-| ./ l./'''Tナ{. ,リ |1 感謝の言葉もなく、帰ってきたのは友軍から大声の罵声と敵の榴弾だったりした。 l!Mヽ.{<ィテtト !' ' t5モト,.レ!' ,1 ,! 1',l.| ゙ト 'ぅり , 2tタ / /,!' ある兵士は友軍の狙撃兵が敵兵を狙撃したのを見て `| l. 「ヽ __ /! イ/ 「教会で賛美歌を歌っている市民をオルガン席から射殺したみたいだ」 l.ト. |l. ヽ、 _,.ノイ/ |! と嫌悪感をあらわにしている。 ` ヽl ヘゝl` - ´lル ′ /.ノ ヾヽ、 また、ノルマンディ上陸作戦の時に連合軍を狙撃した大半のドイツ兵達は _.. - ´ L._,. -- .._...| ` ‐ 、._ 何の儀式もなく、降伏してもだいたい射殺された。 ,f´l. | 「 _, - 、._j / / ス / l. ', ', 「_,. -- ..」 / / / ', 弾丸か水が無くなるまで狙撃してから降伏する、その卑劣と思える ! ヽヽ ヽ | | / / / l スタイルが連合軍将兵の反感を買ったのだろう・・・
68 :1[]:2008/12/02(火) 22:51:55.85 ID:jpERii1K0 __, -‐' ´: : `v-─‐‐─‐-、  ̄`フ.:.: : : : : : : : : : : : : : : : :\ /: : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :.\ / ̄`ヽ、 ///: /:/: :/:/|: :/:.:/: : :|: : \: : :∨: : : : : : : :\ //:/: : /:/: :/:/-|‐|‐∧:‐/|‐ト、:.}: : :.|l: : : : : : : : : .:| でも狙撃兵が人気があるのは、狙撃兵の任務が相手の姿がどこにいようとも |:.|: : :.|.:|: : |/x=ミレ ∨=ミ、: /: : :.八 : : : : : : : : :| 何をしていても敵とみなされた人物を探し出して冷静に亡き者にするの姿。 |人: : |.:|: : |〈んイ} んハ.∨.}:.:./ \: : : : : : :.:| そして、狙撃兵がそれを行うのが敵の計画を無効にし、武器を持って戦う味方の支援を ∨l人: :l 弋タ 弋ソ |/: / |.: : : : : : :| 行い、自分の国や価値を守ろうとしている認識があるからなんでしょう。 . , -‐─ヽハ '____ l/─‐‐-、|.: : : : : : :| /_マ二二ニ|.\ ヽ_ノ .ィ´ |ニニニフニム.: : : : : :| 狙撃兵ってヒーローみたいだものね。 .}二マ二二_| |>--< / .|二ニ7ニニム : : : : | /二ニマ二ニム. ∨ ∧ ∨ ./ニニ7二二ニム: : :.:.:| だけど良く考えるとヒーローたる狙撃手というのは平和に満ちた生活とは ./二二ニ}二二ム. ∨ .V /二ニ}二二二ニ|: : :.:.| ずっと離れた場所にいる「冷酷な殺人者」なの。 / ̄`く ̄`マニ二\ \/ x===、ニ7`マニニニ|: : :.:.| /  ̄`77´ ̄ ̄A/ 、ヽ} ̄ `マニ7: : .:/ そして「冷酷な殺人者」になるためのストレスに立ち向かえる? { / / {´ ヽソつ. `7: : :/ / ̄ ̄ ̄\ キリッ / \ / \ / <●> <●> \ | (__人__) | 長門に紹介された仕事だお。モスクワドールを目指すには立ち向かうお。 \ `ー'´ /
73 :1[]:2008/12/02(火) 22:55:54.78 ID:jpERii1K0 /: : : : : : : : : , ' ´ : : : : : : : : : : : : : \/: : : : : :ヽ, /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : ヽ, : :ヽ: : : : : : : : ', /, -‐‐/: : : :/: : : : :/: : : : : : : : : : : : : : :',: : :|: : : : : : : : :l 標的の目の色の違いが分かるまでハッキリと視野に入れて / /: : : : .:/: : : : :/|: : l: .: .: : : : : : : : : : :|: : |: : : : : : : : :| 数秒先に自分の放った弾丸で早すぎる死を迎える人間を見ていても? /: : : .:/: : | : : |: / .|: /|.: :|.: :八: : |: : }: : |: : |: : : : : : : : :| ./: .://: : : | : : レ'\レ |: 八//∨|: /.: .:.|: :/.: .: .: : : : : :| 頭が粉々になるところまで見つめつづけなければならなくても? {: :/ |: : l: :|: : :/下心、V ィチ心レ }: :/.:/|: : : : : : : : | . ∨ |: /|: 八: :l. 込ソ 込ソ 〉/: :ハ/ .l: : : : : : : : | 仮に貴方が作戦に参加したとして、 . レ レ'|: :ヽ| , /: :/ノ |.: : : : : : : : :| 作戦が難しくなってきても支援は受けられなくても? l: :/∧ r-、 / ̄ ̄ ̄`ヽ、| : : : : : : : : | 自分の隠れ場所を明らかにしないためにパンツをはいたまま ∨/: /\ `ー'/ , -‐‐ \: : : : : : : | 排泄行為をすると知っても? {.: |. `ト--{ / ヽ: : : : : :| 食事も水も尽き、弾丸も銃も無くなっても殺人が ヽ| _,ノV´ ̄`T ヽ , -‐ l: : : : : | 「確認」されるまでは信用を得れなくても? . , -‐──一'7´/ {. └‐ノ/ |: : : : .:| 捕まれば狙撃兵という理由だけで生きたまま皮を剥がされ / , -‐─一'7 レ'{\─‐<_/ , -‐‐ ∧: : : : | 肉を切られ、レイプされ殺されるのよ? ./ / { | .厂|\ ヽ/ / }: : : :| それでも狙撃兵になりたい? ____ / \ / ─ ─ \ / (●) (●) \ | (__人__) | あ、やっぱなしで。 \ ` ⌒´ ,/
78 :1[]:2008/12/02(火) 22:58:27.95 ID:jpERii1K0 /: : : : : : : : : , ' ´ : : : : : : : : : : : : : \/: : : : : :ヽ, /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : ヽ, : :ヽ: : : : : : : : ', /, -‐‐/: : : :/: : : : :/: : : : : : : : : : : : : : :',: : :|: : : : : : : : :l / /: : : : .:/: : : : :/⌒ l: .: .: :.⌒ヽ : : : : :|: : |: : : : : : : : :| OK、わかったわ。 /: : : .:/: : | : : |: / .|: /|.: :|.: :八: : |: : }: : |: : |: : : : : : : : :| ./: .://: : : | : : レ ィ=ミ' |:.八/ィ≠ミ|: /.: .:.|: :/.: .: .: : : : : :| {: :/ |: : l: :| : : :{{.んイ} ∨ ん心レ }: :/.:/|: : : : : : : : : | . ∨ |: /|: 八: :l. 込ソ 込ソ 〉/: :ハ/ .l: : : : : : : : : | 今ここで貴様に選択させてやるの。 . レ レ'|: :ヽ⊂⊃ /: :/ノ |.: : : : : : : : :| l: :/∧ マ ̄} / ̄ ̄ ̄`ヽ、| : : : : : : : : | 1.震えながらではなく藁のように死ぬ ∨/: /\ `ー'/ , -‐‐ \: : : : : : : | {.: |. `ト--{ / ヽ: : : : : :| 2.荒縄にその首をぶら下げて死ぬ ヽ| _,ノV´ ̄`T ヽ , -‐ l: : : : : | . , -‐──一'7´/ {. └‐ノ/ |: : : : .:| 3.訓練おめでとう / , -‐─一'7 レ'{\─‐<_/ , -‐‐ ∧: : : : | ./ / { | .厂|\ ヽ/ / }: : : :| さぁ、どれがいいなの? / ̄ ̄ ̄ \ / :::::\:::/\ / 。<一>:::::<ー>。 い、命だけは勘弁してお・・・ | .:::。゚~(__人__)~゚j \、 ゜ ` ⌒´,;/゜ / ⌒ヽ゚ '"'"´(;゚ 。 / ,_ \ \/\ \ と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
90 :1[]:2008/12/02(火) 23:05:10.37 ID:jpERii1K0 /: : : : : : : : : , ' ´ : : : : : : : : : : : : : \/: : : : : :ヽ, /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : ヽ, : :ヽ: : : : : : : : ', /, -‐‐/: : : :/: : : : :/: : : : : : : : : : : : : : :',: : :|: : : : : : : : :l / /: : : : .:/: : : : :/⌒ l: .: .: :.⌒ヽ : : : : :|: : |: : : : : : : : :| /: : : .:/: : | : : |: / .|: /|.: :|.: :八: : |: : }: : |: : |: : : : : : : : :| ./: .://: : : | : : レ ィ=ミ' |:.八/ィ≠ミ|: /.: .:.|: :/.: .: .: : : : : :| {: :/ |: : l: :| : : :{{.んイ} ∨ ん心レ }: :/.:/|: : : : : : : : : | . ∨ |: /|: 八: :l. 込ソ 込ソ 〉/: :ハ/ .l: : : : : : : : : | ようこそ、機動六課へ。 . レ レ'|: :ヽ⊂⊃ /: :/ノ |.: : : : : : : : :| l: :/∧ マ ̄} / ̄ ̄ ̄`ヽ、| : : : : : : : : | ここがウチの弾薬庫ね。なんでもあるわよ〜。 ∨/: /\ `ー'/ , -‐‐ \: : : : : : : | {.: |. `ト--{ / ヽ: : : : : :| 九四式拳銃から南アフリカのダネル社で作られたNTW-20まで ヽ| _,ノV´ ̄`T ヽ , -‐ l: : : : : | . , -‐──一'7´/ {. └‐ノ/ |: : : : .:| どーんと来なさい! / , -‐─一'7 レ'{\─‐<_/ , -‐‐ ∧: : : : | ./ / { | .厂|\ ヽ/ / }: : : :| ________ | ______ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | | / ⌒ ー、 :::::::::::U:\ 20ミリアンチマテリアルライフルやソ連の消音グレネードランチャーまで | | /( ○)}liil{( ○) ::::::::::::::| | | .|U⌒(__人__) ⌒ ::::::U::::| ここにあるとは、ここの部隊は頭おかしいお・・・ | | | |r┬-| U...:::::::::::::::::::/ | |____ ヽ `⌒´.....:::::::::::::::::::::::< バレット社のM82もあるし・・・ └___/ ̄ ̄ :::::::::::::::::::::::::| |\ | :::::::::::::::::::::::| ていうかブローパイプみたいなクソ兵器まで・・・
92 :1[]:2008/12/02(火) 23:07:13.46 ID:jpERii1K0 __  ̄\\ ____ ,-― ̄ ̄ヽ: :ヽ-‐: :´: : : : : : : : : : :` 、 ∠,ィフ  ̄ ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ そこらへんも作者の趣味よ。作者は変態銃が大好きなの。 //: ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : :ヽ 銃だけじゃなく、ブローパイプとかL85とか大好きね。まぁどうでもいいわ。 ./:./: : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : :: : :', バレット社のM82は優秀なアンチマテリアルライフルよ。 / /: : :/: :/: : :/: : :l: :l: : :|: : : : : : : : : : : ヽ: : : : : :', /: : :/: :/: : :/: :/::i: ::|: : :l: : l: : : : : : : : : ::ヽ : : : : :', |: : /: :/: : : |: :/: il: : |:_:_:ト:_:i_:_: : ::l : l: : |: :|: : : :i: : l 50口径の弾丸、要は12.7mm弾を撃つにも関わらず |: : i: ::|: : i-‐lハ: :八´lヽ: :| \ヽ`: l: ::|: ::|: :|: : : :|: :.:l 射撃手への反動はショットガンを撃った時並の反動。 |: :/i: :|: : |: :ハl V V r'T。¨`ヽヾ::l: ::l: ::l: :lヘ: : :l: : :l 有効射程は1600m。連射時は発砲煙が多すぎるのが難点ね。 ',: l .|: |、:::l: :l/lヽ l:::゚::r‐} > リ::l::/: / }: ::l: : :l V |::ハ::l: :ハr| 弋辷/' /::;イ::: :/_ノ : : :|: : :l 12.7mm弾は非常に強力よ。イラク戦争では1400m離れた場所の給水塔の V ゝ、ヽゝ'  ̄ ̄ ///: :/l::::: : : l: |: : :l 上でRPGを持った標的を撃ったら「上半身だけ」塔の下に落ちたり |:: :{ 、 /: :/ j:::: : : :|: |: : :', 一発撃ったら二人が死んだとか、標的を撃ったら身体が「破裂した」等 |: : ヽ - ― /: :/ /::::: : :i::|: l: : : ', 楽しいエピソードに事欠くことのない銃ね。 v: : : :\ ノ: :/ /::: : : :/::l: :i: i: : ', リ、::l :{ lヽ _ ィ∠/: / /:: : : /: ::l:: |:: |: : ', ヽヾ |::::l::::l:::l:| ノノ ./: : : : :/: ::/::: l:: l::: ', アンチマテリアルライフルで有名なエピソードがあるのはカナダ軍で使われている `゛'l::::|::::|/l / : : : : /:: ノ:::::: |:: |::: : ', マクミランTAC-50ね。2004年のボブ・ファーロング曹長のアフガンでの記録。 ノ::ノ/ / : : : : :// \:::::|:: |::: :::.', 2430mの距離を飛んでタリバン兵を射殺したわ。素晴らしい技術だわ。
97 :1[]:2008/12/02(火) 23:12:37.60 ID:jpERii1K0 ____ /::::::─三三─\ /:::::::: ( ○)三(○)\ |::::::::::::::::::::(__人__) | やる夫は知っているお・・・アンチマテリアルライフルは・・・戦争で使っちゃいけないんだお・・・ \::::::::: |r┬-| ,/ ノ:::::::: `ー'´ \ それなのにここは使うなんて・・・国際条約に違反してるお・・・ | /:./:.:.:.:/:.:.:/:.|:.|:.:.| ヽヽ::\.:.:.::\:.::.:.:.ヽ.::.:.:.:.ヽ.::.:.:..|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:| | |:.:|:.:.:.:.|:.:.:.|i:.ハハ:.:| ヽ ャ 廾 十:ト 、.:..ヽ.:.::.:.:.|:.:..|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| | i:.:|:.:.:.:.|:.:.:.||,|ィ爪「 \\ =≠z.\:`:.|:.:.:.:.:.|:./|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| あぁ、陸戦の法規慣例に関する条約。いわゆるハーグ陸戦条約ね。 i. |:.|:.:.:.:.|:.:.:.|リ レ≠=ミ / {r':::::::i\ヽ|::.:.::.:.|/ |:.:..:.:i:.:.:.:.:.:.:| その第23条:不必要の苦痛を与える兵器、投射物その他の物質を使用すること |:.|:.:.:.:.|:.:.:ハ /|r'::::::::} レv:::::::ri}/ |:..|:.:.ハ |.:.:.:.:.i:..:.:.:.:.:| にアンチマテリアルライフルが含まれているかというと答えは「否」なの。 |:.|:.:.:.:.|:.:.:.ハヽVヽ_r'} _辷__r,タ |:.:|/ | .i::.:.:.:.i::.:.:.:.:| ヽ!N:.:.|:.:.:.:.ハ ゝ- '' :::::::::: /|:.:| / |:.:.:.:.:i::.:.:.::..:.:| もともとこの条項は定義が非常に曖昧で、ダムダム弾の使用を禁ずるだけで ヽ.ヽ:Nヽ:.:ハ ::::::::: ヽ /.:.|./ i.:.:.:.:.:i::.:.:.:.:.:| ショットガンやアンチマテリアルライフルの使用を禁ずる動きはないの。 \ |:.人 v ― ァ /:.:.:.|. |:..:.:.:.:i::..:.:.:.:.| まぁ、対象にしようかという解釈論はあるけれど明確に禁止規定を制定しよう ヽハ:.:.:| \ ` ー / |:.:.:./ |.:.:.:.:.:i::..:::.:.:.| という動きは未だ実現していないの。 i |:.:.| ヽ、_ _,. ' ,. |:.:/ .|:.:.:.:.::i::.:.:.:.:..| ヽ:| | ` ´ ,. '´ /:.ム |.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:./ あくまでそれは各軍での自主規制みたいなものよ。 ヽ |` ーr‐'´ /:./ \ |:.:.:.:.:.i:..:..:./ まぁ、戦時になったら守られるわけないんだけど。
101 :1[]:2008/12/02(火) 23:15:41.78 ID:jpERii1K0 ____ / \ / ─ ─ \ ショットガンもハーグ条約に触れないのかお / (●) (●) \ | (__人__) | ちょっと意外だお。 \ ` ⌒´ / |: : :/: : : : : :/: : : : : .:|: : .:ト、: : :l: : : : :|: : : :\ : : \: : : :\ |: :/: : : : : :/: : : : : : .:|: : .:| .|.: .:ト、: : : |: : : : : :|: : : : :\: : : :\ |: :|: : : : : / : :/|: .: .:/|: : / !: : | !: : :ト、: : : : ! : : : : : :l: : : : : | |: :|: : : : : |:_ム斗─ァ十:/ |: :ナ十‐ァ-、|: : : :|.: : : : : .:ト、: : : ! \!: : : : .:|:/ レ' レ' .レ' .レ' .l: : : :|.: : : : : .:|: :ヽ: : | |: : : : .:レ xfT¨¨丁ヽ .イ丁¨lfヽ. !: : : |.: : : : : .:|: : :|: : | |: : : : .:|く. 込ェrリ 込ェrリ 〉|: : :/: : : : : : :|: : :|: :/ まぁ榴散弾(大砲で撃つショットガンみたいなもの。) \: : : | ` __ノ_/: /|.: : .:|: :|: : :レ' や機関砲の対人掃射は禁止されてないから |\: \ 、  ̄/:|: : /: !: : /| /.: .: ! そもそも条約に触れる可能性は低いわね。 |: : `ト-ヽ ┌─┐ /: :レ'.|: :|: /: レ: : : .:| |: : : |. \. `ー ' /l: : : | |: :レ.: .: .: : : :.:| あんまりカタログスペックもズラズラ並べるのもアレだし |: : : | |` . .ィ´ |: : : | |.: .: : : : : : : : | そろそろ狙撃にいきましょう。 |: : : | f| ` ー‐'´ j、 |: : : i |: : : : : : : : : / 本当ならギリースーツを4時間ひたすら作り続けたり \ : \ノ \ / ト、 j.: .:/ ! : : : .: : : : / 座学→テスト→座学→テストを10週間してもらったり _ -‐>、: :\ ` ー‐ァ-イ | //、 |: : : : : : : / 隠匿術などを学んでもらうんだけど省略しましょ。 . -‐‐…' ´ / `ト-ヽ ∧__∧. |/ |` ー- 、__ : : / ./ |\. / | |. ヽ ! | ` ー-、
105 :1[]:2008/12/02(火) 23:18:11.67 ID:jpERii1K0 / \ / ─ ─\ / ‐=・=‐ ‐=・= \ 銃の腕がいいだけじゃ狙撃兵にはなれないのかお・・・ | (__人__) | \ ` ⌒´ ,/ _ ∠二: : : :`ヽ/´  ̄ ̄ `丶 , '" ̄: : : : : : : : : : : : : : : :、:\/⌒\ /:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ヘ\.:.:.:.: ヽ l://.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ \.:.:.:.:', /.:.:/.:. l:.:.:.!>ト/{.:.ハ.:.:斗<:l:.:.:.l.:l.:.:.:.:.ヽ.:.:.l . l.:.:/.:.:.:.|:l.: レ仟圷ヽl ヽfチ圷 |.:.:l:|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | もちろんそうよ。 . |:/!.:.:.: 从.:.{. V;;リ V;;リ 'j.:.,' |.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | 狙撃手は銃の腕はもちろん誠実で勤勉 . j:ハ.:.:..Wト :.ゝ ' /.:/レ|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | 大胆でありながらもプレッシャーの中でも冷静であり \:{ヽ|:小 V 7 彡'.:.|│l.:.:.:.:.:.:.:.:.| 忍耐力に強い人間でないと務まらない。 ` Y:| ヽ、 ´ ,.イ! .:./ |.:l.:.:.:.:.:.:.:. | ヾ:ゝ ト≧≦ュ| リ/ |.:l.:.:.:.:.:.:.:.:| それに加えて監視ができて、それらを書き留める能力も必要ね。 ____, /| >tく |ヽ、____|_l.:.:.:.:.:.:l.:.| /ヽ::::::::::::::::/ |/ l只lヘ| l:::::::::::::::: ̄ヽ.:l.:| さぁ、じゃあ狙撃兵として早速銃を撃ってみましょう。 |:::: ヘ ̄ ̄ {____|{{<ハ>}}_j ̄ ̄`メ:::::::::|.:l:| |::::{ \ / ∨⌒∨ \ / l::::::::|.:.l| このターゲットペーパーを撃ち抜いてね。 /ll::::}\ ∨ \ ,VCV ∠ _∨ |::::/ハ :l| { }}:::::ン  ̄}__/ ̄`^<_/ /,弖 l ::{{ }:| ちなみにこの銃は貴方に合わせて零点補正してあるわ。 上手に打てば640m先の敵の頭が撃たれたスイカみたいになるわ。
107 :1[]:2008/12/02(火) 23:19:13.94 ID:jpERii1K0 . /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ . /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ', /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : ! |: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:| |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V < : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : | <:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| 厶ヘ ハ 、 {ハ/ V \_! _ ' ! ヽ / `t / ___,r| \ { / / /:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´ /::::::/::::::| \ ´ ∧>、 /:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\ ::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::! 注:ターゲットペーパーです こいつは頭ではなく股間を撃ち抜いてやりたいな ____ /ノ^, ^ヽ\ /((・)) ((・))\ 散々エラそーな事言われたんだお! / ::::⌒(__人__)⌒:::: \ | |r┬-| | 狙って撃つだけだお!やる夫の狙撃能力を・・・ \ `ー'´ / ピチューン . /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ . /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ', /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : ! |: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:| |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V < : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : | <:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| 厶ヘ ハ 、 {ハ/ V \_! _ ' ! ヽ / `t / ___,r| \ { / / /:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´ /::::::/::::::| \ ´ ∧>、 /:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\ ::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!
118 :1[]:2008/12/02(火) 23:25:05.68 ID:jpERii1K0 ___ / \ /ノ \ u. \ ………当たらない? / (●) (●) \ | (__人__) u. | ……あれ……?も…もう一度だお… \ u.` ⌒´ / チューン . /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ . /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ', /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : ! |: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:| |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V < : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : | <:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| 厶ヘ ハ 、 {ハ/ V \_! _ ' ! ヽ / `t / しかし なに も おこらなかった !! ___,r| \ { / / /:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´ <やる夫ワロスwwwwww /::::::/::::::| \ ´ ∧>、 /:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\ ::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::! ____ /\ /\ /( ●)三(●)\ 焦るんじゃない・・・ /::::::⌒(__人__)⌒u::\ やる夫は、焦っているだけなんだお・・・ | u |r┬-| u | \ `ー'´ / , __. ィイ´ |:|: ヽ-- '.: 〃 `i,r-- 、_ 〃/ '" !:! |:| :、 . .: 〃 i // ` ヽヾ / / |:| ヾ,、` ´// ヽ !:! '、` やればできるんだお・・・MGS4でも敵兵の攻撃にはひたすらM-14だったお ! |:| // ヾ==' ' i i' |:| ', MGS3ではグロズヌイグラードで盾を持ってきた敵兵を仕留めたりしたお | ...:// l / __ , |:|::.. | とニとヾ_-‐' ∨ i l ' l |< 天 ヾ,-、_: : : .ヽ と二ヽ` ヽ、_::{:! l l ! |' 夂__ -'_,ド ヽ、_}-、_:ヽ ていうかムカつく標的だお・・・
129 :1[]:2008/12/02(火) 23:35:20.72 ID:jpERii1K0 _ ∠二: : : :`ヽ/´  ̄ ̄ `丶 , '" ̄: : : : : : : : : : : : : : : :、:\/⌒\ /:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ヘ\.:.:.:.: ヽ l://.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ \.:.:.:.:', /.:.:/.:. l:.:.:.!>ト/{.:.ハ.:.:斗<:l:.:.:.l.:l.:.:.:.:.ヽ.:.:.l . l.:.:/.:.:.:.|:l.: レ仟圷ヽl ヽfチ圷 |.:.:l:|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | まず射撃の基本!それはブラスよ! . |:/!.:.:.: 从.:.{. V;;リ V;;リ 'j.:.,' |.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | . j:ハ.:.:..Wト :.ゝ ' /.:/レ|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | B(Breathe):呼吸 \:{ヽ|:小 V 7 彡'.:.|│l.:.:.:.:.:.:.:.:.| R(Relax):リラックス ` Y:| ヽ、 ´ ,.イ! .:./ |.:l.:.:.:.:.:.:.:. | A(Aim):狙い ヾ:ゝ ト≧≦ュ| リ/ |.:l.:.:.:.:.:.:.:.:| S(Slack):緩み ____, /| >tく |ヽ、____|_l.:.:.:.::.:l.:.| S(Squeeze):絞り /ヽ::::::::::::::::/ |/ l只lヘ| l:::::::::::::::: ̄ヽ.:.:l.:| |:::: ヘ ̄ ̄ {____|{{<ハ>}}_j ̄ ̄`メ:::::::::|.:l:| の語呂合わせを忘れないで。 |::::{ \ / ∨⌒∨ \ / l::::::::|.::..l| 息を吸い、吐いた後に息を止めるの。 /ll::::}\ ∨ \ ,VCV ∠ _∨ |::::/ハ :l| { }}:::::ン  ̄}__/ ̄`^<_/ /,弖 l ::{{ }:| ___ / ⌒ ⌒\ / (⌒) (⌒) \ / ///(__人__)/// \ | u. `Y⌒y'´ | そ、そうだお!やる夫はそれをやらなかったから外したんだお! \ ゙ー ′ ,/ /⌒ヽ ー‐ ィヽ | /:./:.:.:.:/:.:.:/:.|:.|:.:.| ヽヽ::\.:.:.::\:.::.:.:.ヽ.::.:.:.:.ヽ.:.:..|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| | |:.:|:.:.:.:.|:.:.:.|i:.ハハ:.:| ヽ ャ 廾 十:ト 、.:..ヽ.:.::.:.:.|:.:..|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| | i:.:|:.:.:.:.|:.:.:.||,|ィ爪「 \\ =≠z.\:`:.|:.:.:.:.:.|:./|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| i. |:.|:.:.:.:.|:.:.:.|リ レ≠=ミ / {r':::::::i\ヽ|::.:.::.:.|/ |:.:..:.:i:.:.:.:.:.:.:| でも、あんまり息を長く止めないこと。 |:.|:.:.:.:.|:.:.:ハ /|r'::::::::} レv:::::::ri}/ |:..|:.:.ハ |.:.:.:.:.i:..:.:.:.:.:| 5〜8秒だけ息を止めることね。そうしないと手がブレるわ。 |:.|:.:.:.:.|:.:.:.ハヽVヽ_r'} _辷__r,タ |:.:|/ | .i::.:.:.:.i::..:.:.:| あと、その時間にとらわれすぎてもダメ。貴方は5秒で狙撃しろと言われても ヽ!N:.:.|:.:.:.:.ハ ゝ- '' :::::::::: /|:.:| / |:.:.:.:.:i::.:.:.:.:.:.:| 焦っちゃダメなの。焦ると今度は力が入りすぎて「ガク引き」を起こすわ。 ヽ.ヽ:Nヽ:.:ハ ::::::::: ヽ /.:.|./ i.:.:.:.:.:i::.:.:.:.:.:| \ |:.人 v ― ァ /:.:.:.|. |:..:.:.:.:i::..:.:.:.:.| だから銃を撃つポイントとしては ヽハ:.:.:| \ ` ー / |:.:.:./ |.:.:.:.:.:i::..:::.:.:.| 「息を止めたらガク引きを抑えてどれだけ早く発砲するか」 i |:.:.| ヽ、_ _,. ' ,. |:.:/ .|:.:.:.:.::i::.:.:.:.:..| これがとても重要ね! ヽ:| | ` ´ ,. '´ /:.ム |.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:./ ヽ |` ーr‐'´ /:./ \ |:.:.:.:.:.i:..:..:./
138 :1[]:2008/12/02(火) 23:43:12.51 ID:jpERii1K0 ___ / \ /ノ \ u. \ / (●) (●) \ | (__人__) u. | 簡単に言うけど照準を合わせようとすればするほどブレてくるお・・・ \ u.` ⌒´ / __, -‐' ´: : `v-─‐‐─‐-、  ̄`フ.:.: : : : : : : : : : : : : : : : :\ /: : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :.\ / ̄`ヽ、 ///: /:/: :/:/|: :/:.:/: : :|: : \: : :∨: : : : : : : :\ //:/: : /:/: :/:/-|‐|‐∧:‐/|‐ト、:.}: : :.|l: : : : : : : : : .:| |:.|: : :.|.:|: : |/x=ミレ ∨=ミ、: /: : :.八 : : : : : : : : :| |人: : |.:|: : |〈んイ} んハ.∨.}:.:./ \: : : : : : :.:| はいはい、そこでBRASSを思い出す! ∨l人: :l 弋タ 弋ソ |/: / |.: : : : : : :| リラックスが大事なの。狙う前にまずリラックスして。 . , -‐─ヽハ '____ l/─‐‐-、|.: : : : : : :| /_マ二二ニ|.\ ヽ_ノ .ィ´ |ニニニフニム.: : : : : :| それから「緩み」 .}二マ二二_| |>--< / .|二ニ7ニニム : : : : | これ以上力を入れたらトリガーを引くっていうくらいまでの力加減が大事ね。 /二ニマ二ニム. ∨ ∧ ∨ ./ニニ7二二ニム: : :.:.:| ./二二ニ}二二ム. ∨ .V /二ニ}二二二ニ|: : :.:.| そして「絞る」 / ̄`く ̄`マニ二\ \/ x===、ニ7`マニニニ|: : :.:.| 銃に余計な力を入れてはダメ。そうするとガク引きを起こすわ。 /  ̄`77´ ̄ ̄A/ 、ヽ} ̄ `マニ7: : .:/ これを頭に入れて撃ってみましょう。 { / / {´ ヽソつ. `7: : :/ / \ / ─ ─\ / (●) (●) \ | (__人__) | 結構コツを掴んできたお・・・今度はきっと・・・ / ∩ノ ⊃ // ∩ノ ⊃ ( \ / _ノ \/ _ノ .\ “ / . \ “ / \ / /\/ . /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ ● /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ . /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ', ● /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : ! |: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:| |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V < : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : | ● <:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| ● 厶ヘ ハ 、 {ハ/ V \_! _ ' ! ● ヽ / `t / ___,r| \ { / / /:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´ ● :::::/::::::| \ ´ ∧>、 /:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ::::::::●::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\ ::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!
146 :1[]:2008/12/02(火) 23:52:57.56 ID:jpERii1K0 ____ / \ / _ノ ヽ、_ \ / o゚((●)) ((●))゚o \ 紙には当たるけど左に流されるお・・・ | (__人__) | \ ` ⌒´ / / \ / /:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 l ___ /:.:∠二`ヽ:.:`__ l ,. '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`>{/--ニ> '´  ̄ ` 丶 、 ヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:- 、:.:.:.:.:.:ヽi:.}ヽ、 __ \ ,. - ‐...`/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.ヽ:.:.:.:.:.:.:ヽ:.ヽ` ー- __ -‐'´_:.:.:.:.:.:. ̄ `ヽ /:./:.:.: /:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:l、:.:.:.:.:ヽ:.ヽ:.:.:l:.:.:.l:.:.:lヽ \- :.:.:.:.: ̄...─... ̄...─.. _ 結構いい筋してるわね。 ///:.:./:.:/:.:l:.:.l:.:.:l:.|:ト、ヽ:.:.:.l:.:.:\:l:.:.l:.:.:.l:.:.:.lヽ\ _ \:.─... :.:.:.:.:.:.:. ̄......──--... いい?風を忘れてはいけないわ。 /. /:.:./:.:.:l:.:.:l:.:.|l:.:.:l:.l:.l ヽ:\:l:.:.:.:.:l_l_ l:.:.:.:l:._:.l \:.\ ̄、:.:.:.:.:.:.: ̄:...─.. _:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l:.:.:l:.:.:.:l:.:.:.:l:.:.l:ヽ:.lヽl \ ´伐;゚乃 l:.:.:l>i| ヽ:.\_ ` ー :.:_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.:. - 風力5で狙撃した場合、着弾点は183m離れただけで l:.:.:l:.:.:.:l:.:l:.:ヽ:.l 弋:.N \ ` 込ツ} l|:.:l:l/ `ー 二ニ─ /  ̄:.:.:.:.:.:.:./ 11.5cmもズレが起きるわ。 l:.:.:l:.:.:.:.l:.:ヽ:.:\ /仰゚ヽ ゞ‐ ´ リ:.l __ /:.:.:.:.:_ -‐ ' 550m離れると1.2mもズレが起きるの。 /l:.:.|l:.:.:.:.l:.:.:ヽ:.:.ヽl V}.Zj , /l:.l_ / `ヽ、/:.:.:.:.:./ こうなったらもう狙撃とはいえないわ。 . / !:.l l:.:.:.:.i、:.:.:\:.:ヽ ゞ'′ _ ノ /´l:l ̄l:l / ヽ_ :./ . / ヽl ヽ:.:.l ヽ:.:.ヽヽ:.l 、 /ス リ ,l:l' _ ヽ │ /l:.l /ヽ:l \l \lヽ  ̄l二´ /;;;;;ト / {i / _ -- ヽ l 風の流れを読むのに一番簡単なのは着弾評定鏡で相手を見ること。 .l / l|:.:l / ヽ / ヽ /l;;;l l l;;;;;;;;;;l l:l l l / _ - (?)ヽ l 評定鏡は陽炎の立ち昇りから空気の移動が推測できるからね。 l/ l:l:.:.:l/ _\ _ l〈7;r ' ^i;;;;;;ヽl:ー l l l / _ l あとは周囲の観察がモノを言うわ。こればかりは経験ね。 ビューフォート風力階級表を暗記することをオススメする。
149 :1[]:2008/12/02(火) 23:57:17.88 ID:jpERii1K0 . /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ . /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ', /: : /: : : 斗--、 :|●: : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : ! |: : |: : : : : |: / \: : /●.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:| |: : |: : : : /!●⌒ヽ| :/● ./⌒ヽV: |.: : : | V < : 」_: : / 〈 {} ●/ ● {} }|:./ヽ: : | <:: |. 小{ _,,.. - ● 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| 厶ヘ ハ 、 {ハ/ V \_! _ ' ! ヽ / `t / ___,r| \ { / / /:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´ /::::::/::::::| \ ´ ∧>、 /:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\ ::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::! / ̄ ̄ ̄ \ / ::::\:::/:::: \ / <●>::::::<●> \ | (__人__) | こんなもんだお・・・ \ ` ⌒´ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
154 :1[]:2008/12/03(水) 00:02:18.57 ID:Dy/m/bsW0 ´  ̄ ` ヽ/./ 〉 _ -‐  ̄/´ ,. ─:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`}_:.:.:.:へ /  ̄ ̄ 丶/ / / /  ̄`/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. , ─:.:.:.:.:.:l´ヽ、:. . /  ̄ \ / / /'´ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.//l:.:.:l:.l:. / ,.. ─ 、 ヽ/ ∠ __ _,. -//:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.//:l:.:.:.l:.l:. ミ/:::::::::::::::ヽ  ̄ ̄ //:.:.:,.ィ:./:./:.:.:.:.:.:./:.:.:.//:.:l:.:.:l:.l|: うーん、素晴らしいわ . {::::::::::::::::::::} / , '´l/:.:/:-─-/、://:.:/:.:./:/ l: 弾道を邪魔するものは風だけじゃなく温度や湿度、それに陽炎もよ。 l ヽ、::::::::::::/ // /,.-/:.:./:./:.:// /:.:/:.:/:./、l: 温度が高ければ気流に阻まれて弾丸は上昇し ヽ、__  ̄ __,. ヘ\ /′ // //:/ ,ォ'。´ ̄lヽ//:/:.:/:./_ l/ 標的よりも上に当たるわ。気温が低いと逆ね。 ヽ  ̄ _/\} / /:.,イ/ l V.{;;;}::l /´/ィtャ弌iヽ 、 ><  ̄ /l /:/ l:{`ーl 弋ニソ f.:゚;;;;〉} } 湿度が高いと抵抗が増して着弾点は下にズレるの。 ./-‐-{弋二i'´-_}│ l:/ ヽ弋l , 込zク/ l l >'´ l'´:::l__,〉 |l \ ヽ 、 __, ` /l:.: ´ ̄` l l l::::::ト`ニニニニ ァ、 l l\ /:/:.: 陽炎は本当の場所と異なって見えるわ。陽炎に惑わされないように . ─ 、l l l::::::l、 __.〈 } ,. - l -、rァ、_,. - スl、__ヽ _ -‐ ´ /:/ 本体を探し当てないとマヌケな結果になるわよ。 二>'′ l l::::::lー──'´ / // /-/r-L|_l__ -lヽ、 /'´ l {ニ}. / / / / Lo_ ol l/ ´_ ̄_` あと距離の測定方法は最近はレーザーでの距離測定が簡単でいいわね。 l´ ̄l─l / / / l l|l ̄/ / レーザーが使えないときは地図や航空写真、目的物の外観 rヽ.__l l { ̄`ヽ、 \\ l/l_/`\. / / スコープのレティクルを使ってね。レティクル内の目盛りは1ミルというの。 { ` l l ヽ \ << l/l/`\ / / 1ミル=1km先の約1m大の大きさだと考えてもらって結構よ。 / ⌒ ⌒\ なんか、やれそうな気がするお! / (⌒) (⌒) \ / ///(__人__)/// \ | u. `Y⌒y'´ | やる夫も訓練して狙撃兵になるお! \ ゙ー ′ ,/ /⌒ヽ ー‐ ィヽ / rー'ゝ 〆ヽ /,ノヾ ,> ヾ_ノ,| | ヽ〆 |´ |
158 :1[]:2008/12/03(水) 00:04:32.49 ID:jpERii1K0 __, -‐' ´: : `v-─‐‐─‐-、  ̄`フ.:.: : : : : : : : : : : : : : : : :\ /: : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :.\ / ̄`ヽ、 ///: /:/: :/:/|: :/:.:/: : :|: : \: : :∨: : : : : : : :\ //:/: : /:/: :/:/-|‐|‐∧:‐/|‐ト、:.}: : :.|l: : : : : : : : : .:| |:.|: : :.|.:|: : |/x=ミレ ∨=ミ、: /: : :.八 : : : : : : : : :| 良かった・・・ウチも狙撃兵は少なくて困ってたの。 |人: : |.:|: : |〈んイ} んハ.∨.}:.:./ \: : : : : : :.:| ∨l人: :l 弋タ 弋ソ |/: / |.: : : : : : :| 私達といっしょに国家に仇なす朝敵どもを潰していきましょ! . , -‐─ヽハ '____ l/─‐‐-、|.: : : : : : :| /_マ二二ニ|.\ ヽ_ノ .ィ´ |ニニニフニム.: : : : : :| さっきの訓練目標はすぐに撃てる素人用だったから・・・ .}二マ二二_| |>--< / .|二ニ7ニニム : : : : | /二ニマ二ニム. ∨ ∧ ∨ ./ニニ7二二ニム: : :.:.:| ハイ!次はコイツを射殺して! ./二二ニ}二二ム. ∨ .V /二ニ}二二二ニ|: : :.:.| / ̄`く ̄`マニ二\ \/ x===、ニ7`マニニニ|: : :.:.| /  ̄`77´ ̄ ̄A/ 、ヽ} ̄ `マニ7: : .:/ { / / {´ ヽソつ. `7: : :/ |{ r'/_ ___ ヾ、{ ' ´ `ヽ ,--- 、` ヽ、 _,-ー‐ 、ヽ' \ `ヽ `ヽ、 / / ./`r ', ヽ , 、ヽ_ i あうあうっ!! . /rク ,/ ,-{ .ス ', { i ',`ート、 レ'/ / / ヽ } ヽヽ ' ̄ ヽ ハ } ヽ:::::::\ | .| / ハ ! \', ヽ __ } .} | ヽ::::::::ヽ | { | { r-、 ´ i、_ハヽ} .ハ i ヽヽ:::::::::i ヽト, ヽ ',/ i ハ |::::} ! ハ.,.ヘ} iヽ',:::::: } ハ レヽ,_ .i }リ  ̄ ´//ク} リ ト、',}:::::::} . /ヽ}::::} ヒiー ,,, `_, - 、"" /' -' }ス } ヾ:::: / . ',:::::: /`ヽて ヽ } ノ` フ { ノ ノ:::/__r' ̄:: ` ー-、_',:::::{ ', `ー 、 ' , イ / レ/、'ー '_r' ,=,:::::::: ::::::::,イ`r ヽ{__ 〉、ヽ、 `ヽ-i'´ _少ヘ_,.⊥__/ |:::}::|::::::::: :::::::=':::{ `ー―ァ--、r' // / i / l:::::,=、:::::: :::::::|:|:::{ / / { ,/ / !{ ヽ::ヽ」::::: :::ヽ、」、_フー , 、___ / レ' /´ i | _,-'::_, t‐'´`ー'てー ::::::/ / } ./ ./, / ヽ .´:: r1 i ヽ ',.ヽ ‐ ' .レ' / / ./ ', i .} i | }ヽ } i' ノ /´ l ノ { .| .} .} 注:ターゲットペーパーです /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ / (__人__) \ | ヽ |!!il|!|!l| / | 撃てるわけねえだろ!! \ |ェェェェ| ./l!|
167 :1[]:2008/12/03(水) 00:13:04.74 ID:Dy/m/bsW0 '⌒l}了ヽ: : /: : : // : : /: : |: : : }: : :ヽ: : \: : : \: : : ヽ x-ァ'_/: :/: : : : // -‐/ :‐/|、: :ハ : :|: : }: :\: : : ヽ : : l / ノ | : l: : : : /イ: : :/斗=ミト: / -}‐ 、|: /: : : : ヽ: : : l\| ,' | : |:: : : : : |:/〃 f:゚j / ァ=ミ|/: : : : : : :',: : :| | /: ハ: : : ヾ:| ヾ ¨ f゚j } / : : : : ハ : j | ,イ: : : _:`ト\: :\ .... ¨ リ:/ : イ: :∧l: / |/ ∨:./⌒|: : :| ̄人 ヽヽ ../イ< j:イ : ∨ え?撃てないの?・・・じゃあ次いくね。 ヾ{{ .|: : :| (0::) │ │ | : : l \ム: :小 __ 八: | | : : | ヘ: :.ヽ \ `´ /l: : : | | : : | \: \ 、. __/ │: :│ / : :,′ r-=ニニ.土\:_ヽ_/____ /: : :/ /: : / ヽ __  ̄`ー──- ニ二≦:/ / :/ / ̄ ¨二._ ∠、
168 :1[]:2008/12/03(水) 00:13:52.62 ID:Dy/m/bsW0 rく{它}ァニニ ー 、 /..::.:>三く ::.::.::.::.::.::.::.::..\ /..::.:: -‐  ̄ ̄ ー- 、\ /.::.::/ ヽ _ /.::/ くヘ 厶/ ヽ | |:トヽ /イ/ | l |l }| |:| |:| l::l// |l |ヽ | |川ノ|/| | |:| |:| |//|:| | | | l | \ 厂「丁7 | ' ∧ごヘ /∧|:|| | い>イ \ l / _,,≧z | / / | |:| |:| ヾこ イ| |\斗fて下 } / 〃 ̄ j//l | |:|〈ノ l| |ハ 、 彡弋_ツ ..:.:.::.: /| |ヾ l |乂∧\ \ ..:.:.:: 、 /| | l | / ∧  ̄\ , イ| l l __/ \、__ \ー-、}\ヽ ヽ` . ` /|ヽ | ∧ |/{_,,. ィ≦三干′ 、__ ー-、三≧三三三\ 、\ l> _/ / ..::| ′/{ r≦三三三三三≦三三≧=- _ 二≧三三三三三/...::.::.::.::..\\ ∨.::.::.:>┬< ::.::.:/| /ー厶イ ̄`丶 三三三三<¨ ̄ -一…¬ァ三三三三/...::.::.::.::.::.::.::.::. ヽ |ヾ/ 7^Y^Vヾ/ l / |::.::.::.::.::.::.::.:..\ニ二三三三≧、 _,,.ィ≦三三三三 / .::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.l }ノ 〈〈_/ /Yヘ ∨ |' |::.::.::.::.::.::.::.::.::.:..\三三三三三\ ∠三三三三三三/...::.::.::.::.::.::.::.| ::.::.::.::|r冖r フ / | '. \r冖r冖|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.ヽ. 三三三三三ヽ /三三三/ ̄}三 /...::.::.::.::.::.::.::.::.::.|::/「> ''´ / .公、\ ` ー<}\::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::..\ ̄ヾ三三三ハ .厶イ ̄}テ’ 厶イ .::.::.::.::.::.::.::.::.::._/ 廴 / | \ rく ヽ_ ::.::.::.::.::.::.::.::.:::..\ }ア¨ ̄ヾヨ 〈::.::.::.::.::.::.::.::.::.:// / | ` ー‐个ー‐' | \ ∨\::.::.::.::.::.::.::.::.::.::ノ jノ /∧::.::.::.::.::.::.::.:/( _」_,ィ^ー−个ー―ヘ _勹ヽ / |::.::.::.::.::.::.::.:/\ . // /\ ::.::.::.:__/ ヽ /{ |::.| ヽ .′ r┴┤ {_ |__::.::.::.::.:/ヽ ヽ // / /ィTト∧ 〉 \「::.:.ヽ | U /L[ ̄`ー _ノ\ヽ}\::ィト、 ', , . // / / |:|_|:|/ | イ 〕┐:::..\ノ 人 /..::.::.:}_〉 |\ ノ |:| |:トヽ l l // / / ヾ√| \ | / /「 | :::.::.::..\/..::.::.::{了 └ヘ 「 |:レ:ノ |:| l l 注:何度も言いますがターゲットペーパーです ____ / \ / ─ ─ \ / (●) (●) \ ? ? | (__人__) | それはない、ない \ ` ⌒´ ,/ r、 r、/ ヘ 本気でないわ。 ヽヾ 三 |:l1 ヽ \>ヽ/ |` } | | ヘ lノ `'ソ | | /´ / |. | \. ィ | |
172 :1[]:2008/12/03(水) 00:17:24.76 ID:Dy/m/bsW0 /: : : : : : : : : , ' ´ : : : : : : : : : : : : : \/: : : : : :ヽ, /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : ヽ, : :ヽ: : : : : : : : ', /, -‐‐/: : : :/: : : : :/: : : : : : : : : : : : : : :',: : :|: : : : : : : : :l / /: : : : .:/: : : : :/|: : l: .: .: : : : : : : : : : :|: : |: : : : : : : : :| /: : : .:/: : | : : |: / .|: /|.: :|.: :八: : |: : }: : |: : |: : : : : : : : :| 何を甘いことを言ってるの。 ./: .://: : : | : : レ'\レ |: 八//∨|: /.: .:.|: :/.: .: .: : : : : :| 私達が標的とするのは命を脅かしている敵だけとは限らないの。 {: :/ |: : l: :|: : :/下心、V ィチ心レ }: :/.:/|: : : : : : : : | 標的とは思えない標的を冷酷に撃ち抜くのが任務。 . ∨ |: /|: 八: :l. 込ソ 込ソ 〉/: :ハ/ .l: : : : : : :: : | ラーメンを食べる学生や電車に乗ろうとするサラリーマンが標的だといわれたら . レ レ'|: :ヽ| , /: :/ノ |.: : : : : : : : :| 敵とみなさなければならないの。 l: :/∧ r-、 / ̄ ̄ ̄`ヽ、| : : : : : : : : | ∨/: /\ `ー'/ , -‐‐ \: : : : : : : | だから狙撃兵の訓練は軍人や危険人物だと思えるような標的は使わないの。 {.: |. `ト--{ / ヽ: : : : : :| ちなみにあの標的は解剖学上、人間に似せてあるわ。 ヽ| _,ノV´ ̄`T ヽ , -‐ l: : : : : | 貴方が放った弾丸は羽入や水銀燈の頭をザクロに変えることができるわ。 . , -‐──一'7´/ {. └‐ノ/ |: : : : .:| 脳みそ代わりにキャベツの千切りとケチャップを混ぜたものが入っているだけ。 / , -‐─一'7 レ'{\─‐<_/ , -‐‐ ∧: : : : | ./ / { | .厂|\ ヽ/ / }: : : :| さぁ、撃ちなさい。それが狙撃兵よ。さぁ!! / ̄ ̄ ̄ \ / :::::\:::/\ / 。<一>:::::<ー>。 だ、ダメだお!!撃てないお!! | .:::。゚~(__人__)~゚j \、 ゜ ` ⌒´,;/゜ スコープに写るつぶらな瞳が標的だと分かっていても、数秒後には脳みそをブチ撒けながら / ⌒ヽ゚ '"'"´(;゚ 。 / ,_ \ \/\ \ 死ぬ二人を想像したら撃てないお!!良心の呵責には耐えられないお!!!! と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
176 :1[]:2008/12/03(水) 00:26:29.34 ID:Dy/m/bsW0 /, -=ァ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`\ /  ̄`ヽ . // /.:.:.:.:.:.:-.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽr/.:.:-=ミ .:.:.:.:.:.:.:.'. /:::: /::::::::::/::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::\-::}}:::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i /:::::/::::::::::::::/ ::::/:::::/::::/:::::/ ::::::{:::ヽ:ヽ ::::::V:ハ:::::::::::i.:.:.:.:.:.:.:ヽ: | . ,':::::/ ::::::::/::::〃::::/:/::::!:::/|::::::|::::::::::}:::::}:::}}:::::::::∨::::::::::::::l .:.:.:.:.:.:.: }.:| |::::/| :::::::/:::: {{:::::7:丁:::j:::l`ト::::l::ヽ‐十:::ト:リ:::,'::::::ヘ:::::::: :l.:.:.:.:.:.:.:.: ! | ∨ l|:::::::,'{:::::从 ::|∨ヽ八:{ \{ ヽ\{Y:∧/ :::::l::}::::::: :l.::.:.:.:.:.:.:. ! | そう、それが普通なの。普通の人なの。 . |::::::ハ::::Y ::{ ィ==ミ ィ=-ニ_j/ /:::::::/j/:::::::::::l .:.:.:.:.:.:.:.:! | 恥ずかしくないことなんだよ。良心の呵責に負けるのはね。 ',:::::l.ハ:::ヘ|::小 `ヾ/::::/}::::l :::::::: l:.:.:.:.:.:.:.:: ! | \{ \{| 八 j 彡イレ|::::l ::::::::::l::.:.:.:.:.:.:.: ! | でもね、狙撃兵はそんな感情に負けてはダメなの。 {:::::::ヽ. ー 一 /' :::,' |::::l ::::::::::l.::.:.:.:.:.:.:. ! | 感情を自分の精神力で自由に操り、あの標的を打ち抜いた後で ヽ::::{ `ト、 イ /:::::/ |::::l::::::::::::l .:.:.:.:.:.:.: ! | どのように追っ手を撒くか、どのように痕跡を残さないでいるか >く/`=≧-z≦=|`∨:/ ! ::l ::::::::::l .:.:.:.::.:.: ! | そういったことも考えながら狙撃しなければならないの。 -―――‐'´/ { /^\. } /く `ー- L::_:::::::::::l .:.:.:.:..:.: ! | 〃::.::.::.::.::.::.::.::.:/ | /ミ{^}彡, | ヽ::.::.::.::.::.::.::.  ̄入 :.:.:.:.:.: ! | 訓練はね、心底嫌気を感じることに耐性をつけるようにしてあるの。 ∧::.::.::.::.::.::.::.::./ W/∧\.Y ',::.::.::.::.::.::.:::..: :./:.::|.::.:.:.:.:.::! | 過酷と思えること以上に過酷な事をさせることで訓練生達は |::.ヽ_ -――/ ∧く_./ ヽ._>∧ 〉――- _/ .::.:|.::.:.:.:.:.::! | 初めて一流の狙撃兵になれるのよ。 _|::.::∧ / `ヽ _/ マ¨ ̄ ̄¨フ\}__,/ ∧ :.::.|.::.:.:.:.:.::! | . 〃^|::. | ∨ く ̄ \::.::.::./ \ ∨ |::.::.|`ヽ :.:. ! | 貴方は優しい人ね。きっとこれからの訓練には耐えられないでしょう。 帰りなさい。ヴィータ一曹!彼を正門まで送ってあげなさい。
180 :1[]:2008/12/03(水) 00:29:25.12 ID:Dy/m/bsW0 _____ ∧ _ /: : : : : : : : :`丶、/ | / } ∠二 \: : : : : : : : : : \| ∧/ .,′ _ . /|: : : : \ヽ ;ヘ : : : : /\_>、/ / / /´ / . |: /ヘーヘj│ \: : \ <〉′ ,/ / / j厶-ヽ\┴!/\ \___> / xく / ,/ / ヽ ∨_>'‐‐<.ヽ〉′ / / l Y (⊃ ∨ _/ /イ } ヽ ┼‐ マメ、, ()l'´:| | _{_{ |´ _| _j_ l ! ´X. ノ: / N {∧ |,ィ爪:iリ |>ー<_/ ト{∨\小圦/ 弋少 从 | レヘ. \ゞ 。 "/ ィ-、ヽ. ト、 \|\| ∨ア ///'⌒ヽ`‐t ヽ | {_____〃 ノ{ { }__ | L / 厶ヘ \ / / りょうかーい。ホラ、そこの亀頭野郎。行くぞー。 │ ∨ / \ / 厂¨7 l / /____ノ 丁 / ____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ / (__人__) \ | ヽ |!!il|!|!l| / | 誰が亀頭だお! \ |ェェェェ| ./ / `ー' .\
182 :1[]:2008/12/03(水) 00:31:31.85 ID:Dy/m/bsW0 ,. - フ _ ,. -─── ァ-ァ-/ / !:::::::::::::::::::::::,---' /_/ ,.:< ,. --、 冗談だよ。行こうか。 l::::::::::::::::::::::ー‐.ァ , -'- く.ン ´ ,.-l l 狙撃兵ってのは大変な仕事なんだ。 l::::::,' ̄".-. 、::/,' == ヾ´ヽ、::ヽ. ト、 狙撃兵になれなかったからって落ち込むなよ? ,.ゝ=l´ ̄丶 : : \‐*、., {} }.:.ヽ ヽ::`':::::\ この試験に受かって狙撃兵学校に入学しても狙撃兵になる人間は /: ,: : :ト、:\: \: : : \ 'ヽ.ノ:::::::::.\ \:::::::::ヽ 全体の40%以下なんだ。イギリス陸軍なんか20%以下ってこともザラさ。 l:./: /:爪:\\: \: : 、ヽ´:;;;;;;ヽ、::::::::\ \:/ |:l: :l: !l:.ト、: :,x.-ヽ-ヽ: :ヽヽ-ミ 、;;;;\::::::::>'´ 高町一尉が言ってただろ。感情を抑えなければならないって。 l:.l: :l:l:.ト、ヾミヽ,.ォ弌ァ:ヽ: :l: ヽj ゝ--、/ こんなブラックジョークがある。アイルランドでの話さ。 ─- !ヽl:N:ト、ヾ゙、 'ヒj ハ: ヽ: ト: l、`゙ ヽ: : :| ` ー . __ ` ー、 〉 と⊃ ヽ:l: :!l:l'.ト: ー: :、: L._ IRA(アイルランド共和軍)の女の標的がベビーカーを押しながら \~::>'、 _._ 〉l: !リ l l`_┐: ヽ: jヽ 町の中を歩いていた。狙撃手はためらうことなくベビーカーを押す女を射殺した。 ア, '´//、_. ィ'ヲ 'lリ‐"´_.l_.l: : 「: : : : l それを見ていた司令官が , ' / 、 :l _..lL, -,.ニ´-<`-._`ヽ、:├. 、 「こうして生まれた孤児ってのがIRAに入るんだろうな」 / / `ー′ :l/ l「/´:.:.:.:.l lヽl 'J`ー:、: l: l とつぶやいた瞬間、銃声がもう一発響いた。 / / lヾ'._,. ノll,..';/- 、:.:./ /:.:l:l '、: : : :ヽl:| ー ´ ,. '/ i lY /-.、 `' /.:.:.l:l iー ,、:_:_:l`ヽ 弾丸はベビーカーを貫いていた。 〈,..':ニ⊃ l L∧:.:.:.`ァ ,._ ``l:l丶 ヽ|: ,'` 、: : | ,ィア:::::::ニ⊃ ∧ l└ヽ、/ /:.:.:.`:.|:.:.:.:l 人ヽ: :l: : | 任務に徹する狙撃手の冷酷さが分かるジョークだろ?
185 :1[]:2008/12/03(水) 00:37:09.25 ID:Dy/m/bsW0 / \ / _ノ ヽ、_ \ / o゚⌒ ⌒゚o \ なんだか想像とはまるで違うお・・・狙撃兵がムリっぽいから観測手を目指すお・・・ | (__人__) | \ ` ⌒´ / /> ,. - - 、 _ . / / / _ ,. -─ ´─- 、 / ´ `ヽ ヽ〈 / / ` 丶、::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::: /`ヽ_ }\ / ,.イ ,.- 、` ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ` V _ l ` 丶、 ヽ_〉-く _ >':::l / -─ ミヽ l \ ´ ,. -、 ヽ::::l l / ミ l l ヽ_ `ー ' }:::l l / l l { } l、 ヽ l l ヽ\ `i x.ャ /:/l l / l l l| l l l l ト.l l ヽ ヽ __ ,/:/ l l/ l l l l l l l| l| l l l l l l:::::/ l l l ヽ l` l l ll /l l l l l l l それだけの錬度が要求される兵士ってことだよ。 l::〈 l l l,ォt‐ヽl-.、l l l l /,.l /-l l l l l . l:::lヽ l l l、 lヽ l゚i:::::_::r}`Vl l/ zャァ、l/ イ l |l ! 一つ言うが狙撃兵の観測手はもっとキツイ仕事だぞ。 ヽl ヽ l| l ヽl 近zク イ:j.}'// l l l.l / ヽ V l l lヽl ゞ' /l l/ l / l / 観測手なら楽かなとか思ったら大間違いだからな。 `ー-‐'´/ヽ l l l ヽ ' / l / l/ l / . / }l ヽ l 丶  ̄ / l| / / 観測手は狙撃手としても一流でなければならないうえに . 〈 l } / ヽ l、l ─- 丶 _,. イl /l / ヽ lノ ハ N :::::::::::/i`^ iヽ.// / l / / 狙撃手の援護や護衛役だから狙撃手以上のプロじゃないと務まらないぜ。 / } /l:::ヽ::_ イ l:::::::l ヽミュ、l./ / / / ´ ̄l / `´ // l::::::l \ l}/ また何かあったらウチに来いよ、亀頭。 l {/ / l/ / r' / l:::::::l ヽ{ー- 、 l l/ l / l/ l:::::::l l l l . ┘ ,イ / l/ _ -┘:::└─ -- l l l
187 :1[]:2008/12/03(水) 00:39:09.08 ID:Dy/m/bsW0 ____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ / (__人__) \ | ヽ |!!il|!|!l| / | 人を性の権化みたいに言うんじゃないお!!! \ |ェェェェ| ./l!| / `ー' .\ |i __ /:::::::::::: ̄\ . /::::::::::::::::::::::::::\ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::\ |::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::\ _, ヘ、 |::::::::;:|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ ヽ 7 |::/ .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / i′ ´ !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄::::−..._ └1 ト、| |::::::::::::::::::;:-::::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::-| |_ |:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__....::::::::--‐┤ |‐`7 |::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::ム-ヘ´ヘ \::::::::::::::::::| |:::/ |/:::::::::::::::::::::::__::;: < ト、| \ Y | \::::::::::| |:/ . /:::::::::::::::::::::;.ィく ト、 「` r'J,!` ∨ .N::;.. -! !{ /::::::::::::::;:ィ´ トゝ,.、 ` `´ | / l. | l.l というわけでかなりの駆け足でやってきた狙撃兵。 . /:::::::::::/ヽ \ヾ.-'ノ __.ム'| ヽ__| |′ . /:::::::/| 〉、 ヽ` '` }::::/ ヽ ,.|_.」 賞賛される狙撃兵は決して楽な仕事ではないことが少しでも分かってもらえたら幸い。 /::::/ ::::! ヽゝ ス _. ィ´:::::| ` ァ´ |::/:::::::::::j∧ト、ト、_ \ー─::<__/:::::::::| _..イ もし足りないようなら後日、補足をやろうか考えてます。 |:{:::::::::::::::_;:.-冖‐、`¨`:::::::::::::;イ:rl、:::::::「「::::::|  ̄ ̄r ´ ', \:::::::::/||ヘ.ヽ`| |:::::ハ ∧ ヽ / ̄ヘ. |.」 トイ|';::/:::', | \ >'´::| ヘ. ヽ| | V:::::::',
『1ドル70円台の日本経済』 三橋貴明(作家) 2009年2月21日(土)10:00 超円高で経済破綻? 「79円50銭です!79円50銭を付けました。史上最高値が、ついに更新されました! ……繰り返します。ロンドン市場で、円が1ドル79円50銭まで買い進められ、1995年に付けた円の最高値 79円75銭を上回りました。95年以来、じつに14年ぶりに円相場が最高値を更新したのです! 昨年から予想されていたように、超円高時代の到来です!」 雨はいまも降りつづいている。7月に入ったにもかかわらず、長梅雨は一向に終わる気配を見せない。 最近の新聞やテレビでは、契約を打ち切られた派遣社員の話題で持ち切りである。明日はわが身だ。 中堅クラスの商社に勤めて、はや30年になろうとする自分だ。 この年で解雇などされると、さすがに再就職もままならないだろう。 梅雨が重い。湿気を帯びた空気が全身に纏わり付いてくる感触に、山本は2度、3度、何かを振り払う動作を見せた。 「ただいま……」 口元から漏れ出た声があまりにもうつろに響き、山本はわが事ながら思わず皮肉な笑みを浮かべたものである。 それほどの疲労は感じないのだが、声色はごまかせない。 玄関脇の傘立てに重さを増した傘を突っ込み、顔を上げると、リビングの扉から薄明かりが漏れ出ているのが見えた。 (……帰っていたのか) 山本は口元に歪んだ笑みを張り付かせたまま、リビングルームへと足を向けた。 「あ、父さん。お帰り!」 50インチを優に超える大画面液晶テレビから目を離さずに、息子の和仁が声だけで出迎えてくれた。 その口調は若者特有の快活さに満ちていて、山本の眉間に微妙に皺が寄った。 大学に入学したばかりの息子は、いつも陽気な態度を崩さない。 むろん陰鬱な顔ばかり見せられるよりはマシだが、日々の仕事で気が休まる暇がない身としては、 いささか忌々しく感じるのも確かだ。 5年ほど前に妻に先立たれ、いまは息子と2人暮らしの父子家庭だ。 山本はソファに乱暴にビジネスバッグを放り出すと、何げなくテレビに目を向けた。 瞬間、山本は背筋が凍りつく思いを味わったのである。 画面の上部に「79円50銭!」と極太のテロップが浮かび上がり、中年の脂顔の男がヒステリックな口調で繰り返している。 「79円50銭です! 史上最高値が更新されました!」 この脂顔のアナウンサーの名前は、たしか古林といったか。 悲観的なニュースを嬉しそうに語るそのスタイルが、山本は個人的に大嫌いだった。 「超円高時代到来か……」 山本は搾り出すように呟き、続けようとした。これで日本経済はおしまいだ、と。
ところが山本の台詞は、妙に明るい口調の息子に遮られてしまったのである。 「良かったね、父さん」 「な……」 唖然とする父親に向き直り、和仁は目を輝かせながら続ける。心の底から嬉しがっている表情である。 「通学にバイクを使っていると、やっぱりガソリン代がきついんだよねぇ。 これだけ円高になれば、ガソリンの値段もそうとう下がるはずだよね」 「あのな、和仁……」 山本は声音が荒々しさを帯びないように、注意深く語り掛けた。 未成年とはいえ、自分の息子がここまで世間知らずだと、さすがに腹立たしい。 「円高の意味を分かっているのか? 日本経済が、これまで以上に大変になるということだぞ。 下手をすると、経済破綻だ。いや、この調子で円が上がっていけば、間違いなく破綻するな」 「どうして? これまでの歴史上、通貨高で経済破綻した国は、1つもないよ。 その逆、つまり通貨暴落で経済破綻した国は山ほどあるらしいけど」 息子の淡々とした口ぶりに、山本はかなり面食らった。 いきなり「歴史上」などという返し方をされるとは予想していなかった。 山本はネクタイをわずかに緩め、疲れた素振りで椅子に腰を下ろした。 「歴史上の話はそうかもしれないが、なにしろ日本は世界最大の外需依存国だ。 このまま円高が続くと、輸出が不可能になってしまう。 外需に頼る日本経済は輸出ができなければ、破綻するに決まっているだろう」 「外需依存国?」 息子の目が面白そうな光を帯びた。山本は何となく不穏な気配を覚えたものだ。 「何、それ? 日本が外需依存国って?」 山本は大きく溜め息をつく。こんな基本からいちいち説明しなければならないとは、わが息子ながら呆れたものだ。 自分の会社の若手社員もそうだが、若い奴らはどうしてこう、常識というものを知らないのだろうか。 「外需依存国ということは、つまり日本経済が輸出に頼っているということだ。 GDP、国内総生産に占める輸出の割合が、とても大きいという意味だな。 だから円高になれば、日本は経済破綻に追い込まれるわけだ。分かるか?」 「輸出の割合が大きい? 輸出依存度、つまり輸出対GDP比率が高いってこと?」 山本はギョッとし、思わず異星人でも見るような視線を息子に送った。 「輸出対GDP比率」などという、専門的用語が息子の口からすらすら出てくるとは、かなり違和感がある。
山本は何となく焦った素振りで、少し早口に言い返した。 「そうだ。輸出対GDP比率が高いということだ。日本は外需依存国だからな」 「日本の輸出依存度って、せいぜい15%だけど、これって高いかな?」 「……高いだろう。15%もあるのだから」 「でも他の国と比較すると、日本の輸出依存度は、主要国のなかではアメリカの次に低いよ。 なにしろ製造業が衰退しちゃった、あのイギリスよりも低いんだから」 一瞬、山本は返す言葉を失った。何と反論してやればいいのだろうか。 父親の戸惑いになどまるで気付かぬ様子で、和仁は滑らかな口調で続ける。 「ついでにいうと、主要国で輸出依存度が高いのはドイツや中国、それに韓国ね。 なにしろこれらの国の輸出依存度は4割近くにまで達しているから、日本の倍以上だよ。 日本が外需依存国というのであれば、ドイツや中国は何と呼べばいいんだろう。 超外需依存国でいいのかな?」 「……」 山本は少し考え込んだ。具体的な数字を出されるのは予想外だったが、自分は筋金入りの商社マンだ。 日々、さまざまな客先で、円高に苦しむ輸出製造業のサポートを続けている。 彼ら輸出製造業の苦しみを、ダイレクトに肌で感じつづけているのは、息子ではなく自分だ。 「数字上はたしかにそうかもしれないが、実際にこの超円高で、日本の輸出企業はたいへん苦しい思いをしているんだ。 このまま円高が続くと、日本の輸出産業は全滅するとさえいわれている。 父さんは、毎日毎日お客さまとお会いして、直接お話を聞いているのだから、 輸出企業の皆さんの厳しさはよく分かっている」 「父さん。実質実効為替レートって知っている?」 また知ったかぶりか。山本は、一瞬、激高しかかった自分を必死に抑え込む。 まったく聞きかじりの半端な知識で、父親である自分に対抗できるとでも思っているのだろうか。 「当たり前だ。アメリカドルだけではなく、日本と関係がある国や地域の為替レートを貿易量で加重平均して 算出した為替レートのことだ。それがどうした?」 「いまの父さんがいった定義で算出されるのは、名目実効為替レートだよ。 名目実効為替レートは、関係国の物価水準の変動を加味していないから、輸出の厳しさを正しく測れない。 どれだけ名目実効為替レートが高くなっても、相手国の物価がそれ以上に高騰しちゃえば、 輸出はかえって楽になるんだから。 日本の輸出企業が厳しくなるのは、物価変動を加味した実質実効為替レートが上昇したときね。 もちろんいまは名目値の円レートが高くなっているから、実質実効為替レートも上昇しているよ。 でもいまだに130ポイントにも届いていないんだから、せいぜい2001年レベルでしかないんだよ。 なにしろ1995年に1ドル80円を切ったときは、実質実効為替レートが160ポイントを超えたから、 あのときに比べれば、いまはまだ円安なんだよ。 それで本当に輸出産業が全滅とかいう話になるの? 日本の輸出企業って、そんなに弱いのかなぁ。信じられないよ」 たしかにそうだ。実質実効為替レートでいえば、いまはまだ2001年ごろの水準にすぎない。 仕事柄、山本はもちろん現在の実質実効為替レートの水準を知ってはいたが、 日頃の業務のなかで「円高、円高」といわれるので、とくに何の疑問も抱かず、そのまま受け取っていた。 しかしあらためて考えてみれば、2001年レベルの為替水準で、日本の輸出産業が全滅などありうるはずがない。
■内需は絶望的という大嘘 「しかしだな……」 山本はもはや必死に頭を振り絞り、息子への反論の糸口を探したものだ。 「実際、マスコミや経済評論家は、日本の内需は絶望的だ。 だから日本は輸出で成長していくしかない、と毎日のように繰り返しているじゃないか。 内需が成長しないなら、やっぱり輸出で食っていくしかないわけだ。 実質実効為替レートの件はともかく、いずれにせよ円高は輸出企業にとっては望ましいことではない。 なにしろ日本の内需はまったくダメなわけだから、頼みの輸出を順調に成長させるためにも、 円安のほうが良いに決まっている」 「マスコミや評論家って、それって『〇経新聞』のこと?」 息子は笑いをこらえるふうに、肩を震わせている。 何がそんなにおかしいのだ。父親に対してこんな態度をとるなんて、最近の若者ときたら……。 いや、自分が和仁の年齢のころも似たようなものだった気もする。どうだっただろうか? 山本は不意に、自分の年齢を強烈に意識した。 「まあそのマスコミが何新聞でもいいけど、いまの話って、因果関係が逆だよ」 「因果関係?」 「そう。だって、内需がダメだから輸出で成長していく、つまり円安のほうが望ましいというけど、 内需の成長が抑え込まれているのは、そもそも円安だったからだよ。 円が安くなっているときは、日本人の購買力がどんどん削られていっているわけだよね。 輸入価格が上昇するわけだから。 日本人の購買力が小さくなれば、国内を主な市場としている中小企業だって、 それはやっぱり経営的に厳しくなるでしょう。 外国への輸出で稼いでいる大企業はともかく、円安になれば中小企業の収益力が落ちて、 内需の成長率が低下して当然だよ。 内需を成長させたいなら、方法は単純だと思うけど。円高にすればいいんだ」 「円高にすればいいって……簡単にいうな。 そもそも日本の内需、とくに個人消費は規模が大きくないのだから、 円高で個人の購買力を強くしても、高が知れているだろう」 息子は何か言いかけたが、すぐに口を閉じた。ようやく言いくるめることができたわけだ。 山本が取り戻した父親の威厳に、ホッと息をついたところ、 「父さん、それは本気でいっているの? 日本の個人消費の規模が小さいって……」 再び、何となく嫌な予感が込み上げてきたため、山本は押し黙った。 父親の沈黙を受けて、和仁は寂しそうな視線を送ってきた。 その眼差しには明らかに哀れみの情が浮かんでおり、山本の不愉快度は急角度で上昇した。
「本気だとも。経済新聞だけではない。テレビでも経済評論家がいつもいっているじゃないか。 日本の個人消費は絶望的だ。だから、これから伸びることが明らかな新興経済諸国、 たとえば中国などの市場に注力しなければならないんだってな」 「個人消費は日本のGDPの56%を占めるよ。日本のGDPは、半分以上が個人消費なんだ。 それはもちろん、個人消費が7割近いアメリカには負けるけど、 個人消費がGDPの3割程度しかない中国なんかとは、比較にならないほど大きいんだよ。 しかも中国の個人消費はGDPに占める割合が年々減りつづけているけど、日本のほうは逆に増えているよ。 昨年にしても、あれだけ不景気だ、不況だってマスコミが悲観論をばらまいたのに、 日本の個人消費はそれなりに成長していたんだよ。 もちろん円が高くなって日本人の購買力が高まったのが原因だと思うけど」 「……」 「だいたい、父さん。マスコミや評論家が何かいうときに、数字を使って説明するのを聞いたことがないでしょう。 数字を出すと嘘がばれちゃうから、みんな『日本は外需依存国』とか『日本の内需は絶望的』みたいな、 印象論だけを何度も繰り返してミスリードしているんだよ。 なにしろ、世界に外需がゼロの国はないから『日本は外需依存国』だってけっして嘘ではないし、 円安のせいで日本の内需の成長率が輸出に負けていたのは確かだから、 『日本の内需は絶望的』も嘘とは断言できないからね。かなり、ぎりぎりだと思うけど」 「……」 「ついでにいうと、超が付く外需依存国である中国の純輸出(輸出−輸入)、つまり外需ね。 外需がGDPに占める割合は10%近いんだよ。 純輸出がGDPの1割近いって、ここまで外需に頼りきっている国はほかにはないんじゃないかな。 逆に日本の外需、つまり純輸出がGDPに占める割合は、2%未満だよ。 つまり日本のGDPは、じつは98%以上が内需なんだよ」 「しかし、日本は少子化で人口が減っているんだ。人口が減っているのだから、 内需がこれから伸びるわけがないだろう」 「人口が減っているって……」 和仁は呆れたふうに、1つ大きく溜め息をついた。 「たとえば、昨年は日本の人口が5万人ぐらい減ったみたいだけど、 それって日本の人口の0.04%にも満たない人数だよ。 誤差レベルにも達しない人口が減って、内需がそんなに影響を受けるはずがないでしょう。 日本のGDPの半分以上が個人消費だから、日本に住む人が1年間に2%だけ消費を増やせば、 それだけでGDPが1%増えるんだよ。どう考えても、人口よりも個人の消費の影響のほうが大きいでしょう」
■政府の「債務」は民間の「債権」 「凄いな……」 さすがに敗北を認めざるをえず、山本は思わず口に出して呟いた。 「いったい、どこでそれだけの知識を身に付けたんだ。学校か。 よくもまあ、それだけ具体的な数字がポンポン出てくるもんだ」 父親の賞賛の言葉に、和仁はやや照れくさそうな笑顔を見せた。 「大学で勉強したのもあるけど、やっぱりネットかな」 「ネット? まさか、インターネットのことか?」 思わず顔をしかめた山本に、またもや息子は寂しげな視線を送る。 だから、その哀れみに満ちた顔はやめてくれ、と、山本は心の奥底で叫んだ。 「父さん。まさか、いまどき『インターネットは便所の落書き』なんて時代錯誤なこと言い出したりしないよね。 ネットの世界では、不特定多数の見知らぬ人を相手にするわけだから、 きちんとした情報ソースに基づいて話をしないと、まったく相手にされないよ。 だいたい父さんだって、会社でインターネットは活用しているでしょう」 「……」 「ちなみにGDPや輸出依存度なんかのデータは、日本政府のホームページに掲載されているよ。 たしかGDPが内閣府で、日本の輸出入が財務省。それに実効為替レートが日本銀行のホームページだったかな。 データを載せてくれるのはいいけど統計によってバラバラの場所に置かれているのは何とかしてほしいよね」 (政府のホームページからデータをもってきているのか!) 山本はかなり驚愕し、思わず言葉に詰まった。何というか、時代も変わったものである。 これまで自分は、統計情報を調査するときに政府の一次ソースをきちんと確認したことがあっただろうか。 ちょっと記憶にない。 「しかし日本が外需依存国ではないことも、円高が内需拡大に有効なことも分かったが、 それならば政府は内需拡大に的を絞った景気対策を打てばいいんじゃないのか? これほどまでに簡単な話なのに、なぜやらないんだ?」 「やっているじゃん。昨年の12月に40兆円規模の景気対策を打つって発表して、 きちんと予算を通したから、すでにいろいろな対策が始まっているはずだよ。 マスコミがあまり報道しないので、状況がよく分からないけど」 「40兆円!」 山本は息子の話の内容よりも、金額のほうに衝撃を受けた。 「財政破綻寸前の日本が、40兆円もの景気対策を打つのか! そんなことしたら、瞬く間に財政が崩壊するぞ!」 「あははははははっ!」 いきなり息子が腹を抱えて笑いだしたので、山本は危うく反射的に怒鳴り散らすところだった。 何がそれほどおかしいのか、さっぱり分からない。というか、父親の威厳はどこに消え失せてしまったのだろうか。 自分が何か、とても大切なものを失った気分だ。
「ざ、財政破綻って、日本政府が? よ、よくもまあ、それだけ滅茶苦茶な話を信じられるね。あははははっ」 「いったい何がそんなにおかしいんだ」 「だ、だって、父さん、マスコミに毒され過ぎだってば……。ああ、面白かった……はあ……」 ようやく息を継ぎ、息子は涙目の笑顔を見せたものだ。 「あのね、父さん。日本が財政破綻するとか、あれ、嘘だから」 「嘘……?」 「そりゃ、嘘でしょう。日本政府の債務はたしかに巨額だけど、95%以上が国内向けの国債、 分かりやすくいうと日本国内の民間からの借り入れなんだよ。 つまり円建ての債務ということになるよね。 円という通貨を発行できる政府が、円建て債務のせいで財政破綻するわけがないでしょう」 「しかし、夕張市は財政破綻したぞ。ほかにも危ないといわれている自治体はいっぱいある」 「当たり前だよ。夕張市は紙幣発行権があるわけじゃないんだから。夕張市が日本円を刷ったら、普通に犯罪でしょう」 いわれてみると、たしかにそうだ。夕張市と日本政府を一緒にすることには無理がある。 「財務省が掲載している日本政府のバランスシートを見ると一発で分かるけど、日本政府の債務、つまり負債は 840兆円もあるけど、同時に資産もでかいんだよ。なにしろ政府の金融資産だけで550兆円近くもあるんだから。 これだけ巨額の資産をもっている政府は、世界中にどこにもないよ。債務額から金融資産を差し引いた 純債務額で見れば、日本の政府の債務はGDPよりも少なくなり、普通の先進国並みになるよ」 山本は言葉を失った。そういえば、借金の額にばかり目が行って、 政府は資産ももっているということに考えが及んだことは1度もなかった。 「それにそもそも日本政府がどうしてここまで債務を膨らませることができるかといえば、 貸してくれる人がいるからだよね。当たり前だけど貸し手がいなければ借り手は借りることができない」 それはそうだ。山本は心中で同意した。 「日本政府の債務のほとんどは、さっきいったとおり日本の民間から借りているんだよ。 ということは、政府の債務はそのまま日本の民間の『債権』ということになる」 「マスコミは『国民1人当たりの借金』といって危機感を煽っているじゃないか」 「あれもひどいミスリード、というかインチキ・レトリックだよね。 正しい言い方に改めるならば、『国民1人当たりの政府に対する債権』になるよ。 だって、借りているのは政府であって、国民じゃないからね。国民はどちらかといえば、貸しているほうでしょう」 「……」 「だいたい国債を買っている人たちは、資産運用として国債を保有しているわけだから、償還するといわれても 逆に困ると思うよ。国債が償還されても、みんな結局また国債を買う羽目になるに決まってる。 日本国債以上の安全資産は、この世に存在しないから。 だから、日本政府は国債の償還期日が来たら、同額の国債を発行して永遠にロールオーバー(借り換え) していけばいいだけ。日本国内に国債の買い手がいるかぎり、日本政府の債務規模は問題になるわけがない。 しかも日本の家計の金融資産が1400兆円を超えている状況だから、 日本政府が国債の買い手に困るなんて、ちょっと考えられないと思うよ」
■世界経済への義務を果たそう 「うーむ……」 山本は思わず唸り声を上げた。 国債を買っているのは誰だ?こんな基本的な疑問を、これまで考えたこともなかったのは、なぜだろうか。 「それにさっきもいったけれど、日本政府は通貨発行権をもっているんだよ。いざとなれば、日本政府は日銀に 日本円を発行させて、国債を買い取らせることも可能なんだ。 だから日本政府が財政破綻など、現実にはありえないよ。アメリカがいま、FRBにドルを増刷させて 米国債を買い取らせているけど、あれと同じ事をすればいいだけだから」 何というべきか、山本は自分のこれまでの常識が根底から覆される感覚を覚え、呆然とした思いで言葉を搾り出した。 「それでは、政府の債務が800兆円を超えていようが、40兆円の景気対策を打とうが、大した問題ではないのか」 「それはそうでしょう。景気対策が順調に行なわれて、名目成長率が上がれば、 政府債務のGDP比は勝手に小さくなっていくもの。 それよりも、とくに財政危機でも何でもないのに、景気対策を打たずに内需拡大の機会を逃すほうが危ないと思うよ。 さっきも父さんがいったとおり、円高で輸出企業が厳しくなっているのは、紛れもない事実なんだから」 息子が一瞬、皮肉とも受け取れる笑みをこぼした気がするが、気のせいだろうか。 「まあ、輸出企業が厳しいのは、円高よりも世界的な需要の縮小のほうが原因としては大きいと思うけど、 だからこそ、世界中の政府が財政支出をして景気を下支えしようとしている。そんなときに、日本だけが 何もしないわけにはいかないよ。なにしろ円高という日本の内需に対する絶好の追い風が吹いているんだから。 だいたいサブプライム危機やリーマン・ショックで、主立った国はみんな借金頼みの不動産バブルや 株式バブルが崩壊して、内需がボロボロになってるんだ。そんななかで、幸運なことに日本の内需は それほど痛めつけられていないうえ、もともと規模が世界で2番目に大きいんだよ。 内需を拡大させて、輸出よりもむしろ輸入を拡大して、世界経済復活のために貢献する。 これこそが世界経済に対する日本の義務であり、いま、日本がやるべきことだと思うよ」 山本はもはや心の底から感嘆し、降参の意を込めて両手を軽く上げた。 「おまえの年齢で、経済についてそこまでしっかりとした考えをもっているとは。正直、父さんは感動した」 完膚なきまでの敗北だったが、なぜか山本はすがすがしい気分を味わっていた。 息子は恥ずかしそうにいったん顔を伏せ、何も言わずに晴れやかな笑顔を見せた。
なるほど納得
痛いほどに納得
160 :
創る名無しに見る名無し :2009/04/03(金) 23:43:30 ID:O/MWZBOD
age
フランスがNATOの 「 核の傘 」 を脱退し、独自で戦略核を持つようになった経緯が実に面白い。 フランスのドゴール大統領は、NATO総司令官 ( 米軍大将 ) とケネディ大統領にサシで、 「 核の傘 」 の有効性について問いただしたのがきっかけなんだよ。 「 一体どのような場合、フランスに対する攻撃への報復として、アメリカはソ連と核戦争をするのか? 軍事シナリオを具体的に教えてくれ 」 と。 ところがドゴールに詰め寄られたNATO総司令官もケネディも、痛いところを突かれ顔面蒼白になり、ただ沈黙しているだけだった。 ケネディとマクナマラ国防長官は、アイゼンハウワー時代の 「 大量報復戦略 」 を毛嫌いしていて、 西ヨーロッパと駐欧米軍のためになんか、ソ連に核を撃ちこむ気がさらさらなかったからな。 アメ公の本心を見抜いたドゴールは、アメ公に見切りをつけ、核保有に踏み切ったんだよ。 問題はここからなんだ!! 日本の政治家が誰一人として、ドゴールのような言質をアメ公から引き出すどころか、問い詰めることすらしていない点なんだよ。 実際、日米安保条約には、「 アメ公の脅威でなければ、日本の代理報復はしない 」 とある。 つまり、シナ畜や北チョンから日本が攻撃されても、 「 アメリカにとっては脅威じゃないからねw 」 ってそ知らぬ顔されたら、もう日本はお終いなんだよ。 もちろん俺は、アメ公を真っ向から敵にまわせ、とは言わない。 しかし最低でも、日米安保条約なり、裏条約なりに、「 日本への攻撃に対する、報復攻撃と核兵器使用の軍事シナリオ 」 を明記させるべきだ!! それでもしアメ公が渋ったら、外交戦略と安全保障政策を転換させて 日本が信頼できる同盟国として、アメ公に核武装を認めさせるべきだ、と思うんだ。
東京の住環境は最高です。 有名大学に入るとレイプサークルに陵辱され 東京女子医大では医者に睡眠薬打たれレイプされ 地下鉄に乗ろうとすると駅で駅員にレイプされそうになり 女児は「唾くれおじさん」に追いかけ回され 女児がスーパーのトイレに入ったら個室に男がよじ登ってきて暴行され そして、渋谷を歩いてる十代の17人に1人が性病経験者。 世田谷の住宅街では主婦ら2万人が覚せい剤を買おうと行列 新宿歌舞伎町では放火で44人が殺され 銀座を歩いてたら拉致られ強姦され隣県に捨てられ 八王子の駅ビルでは包丁振り回す男に切りつけられ 戸越銀座では包丁振り回す高校生に切りつけられ 松濤のスパは突然大爆発して女性従業員が木っ端微塵にされ キッザニア東京に幼い娘を連れて行くとロリコン従業員にイタズラされ 池袋サンシャインシティでも女性が次々とレイプされ じゃあ六本木なら安心かと、ヒルズに行くと子供が回転扉に押し潰され やっぱお台場が無難だろと、ジョイポリス行くと転落死させられて 銀座の寿司割烹で食事でも、と思ったら産地偽装ウナギを食わされ 叙々苑で焼肉でも、と思ったら7割以上が雑種の肉を「極上黒毛和牛」と嘘つかれ ミシュランガイド東京に載ってる店なら大丈夫だろと、東京ヒルトンホテル行くと 偽装ステーキ・偽装海老・偽装無農薬野菜の「偽装フルコース」でおもてなし。 せめて東京の伝統行事でもと、三社祭いくと、そこはヤクザの大展覧会だし タクシー乗ったら運転手が「乗り逃げ対策です」とか言って催涙ガス装備してるし 電車乗ったら痴漢に遭うし、目が合っただけで殴り殺されてる人がいるし いつのまにか財布はスリに盗られてるし 振り込め詐欺の犯人が街中にうろついてるし 税金で作った新銀行には非難囂々、今日もどこかでバラバラ殺人 身元不明遺体が年間300体以上・・・
まじかよ 許せねえなあ
教育格差の権化私立医学部 6年間で3000万以上の学費の大学一覧
【※ 私立医大の学費を準備できる富裕層は全世帯の1%です。】
【※ 医師国家試験の合格定数40%はこの金銭医大の為に用意されています。】
05)関西医科大学・・・・・3014万円
06)順天堂大学・・・・・・3050万円
07)大阪医科大学・・・・・3156万円
08)東京女子医科大学・・・3208万円
09)東邦大学・・・・・・・3229万円
10)久留米大学・・・・・・3237万円
11)昭和大学・・・・・・・3250万円
12)日本大学・・・・・・・3336万円
13)聖マリアンナ医科大学・3390万円
14)岩手医科大学・・・・・3448万円
15)近畿大学・・・・・・・3483万円
16)杏林大学・・・・・・・3655万円
17)獨協医科大学・・・・・3730万円
18)藤田保健衛生大学・・・3746万円
19)福岡大学・・・・・・・3772万円
20)愛知医科大学・・・・・3800万円
21)兵庫医科大学・・・・・3840万円
22)北里大学・・・・・・・3921万円
23)埼玉医科大学・・・・・4017万円
24)金沢医科大学・・・・・4041万円
25)川崎医科大学・・・・・4100万円
26)東海大学・・・・・・・4211万円
27)帝京大学・・・・・・・4919万円
ttp://ameblo.jp/doctor-d-2007/entry-10033761818.html 国立医学生の教育に多額の税金使われるという嘘
165 :
創る名無しに見る名無し :2009/09/25(金) 01:47:52 ID:ZKugIwa4
【世界の概要】 伝説の剣と様々な魔法が用いられ、モンスターやドラゴンが跋扈するハードな中世ファンタジー世界。 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 その作品を書こうとしている作家。 血湧き肉躍る波乱万丈のハードファンタジーの完成を目指し、ロクに仕事もせずに実家の四畳半でシコシコ。 パソコンでエロ画像検索してオナニーしたり、エロ動画をダウンロードしてオナニーしたりする日々。 もちろん作品構想もいい加減で、作家の能力なんてまるでない。 辛い現実から逃避するために、「有名作家になりたい!」「こんなファンタジーヒーローみたいにかっこよく生きたい」 とかそんな非現実的妄想に浸る日々。 ついに失業保険が打ち切られ、それでも仕事もなく、もはや尻に火がついた状態に。 親に泣き言言って金を貰ってラノベ大賞に自作の自慢のファンタジー小説を送りつける。 これで俺もラノベ作家だ、アニメ化されたりして有名作家の仲間入りだ、獲らぬタヌキの皮算用。 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 だが、大賞を獲るどころか一次審査で下読みに呆れられ、数ページ読まれただけでゴミ箱行き。 痛い中学生でももっとマシなの書けるぜ、というレベルの稚拙な作文など、資源の無駄遣いに過ぎんのよ。 だけど本人の中ではいつの間にか自分がヒットメーカーになってる。 ついに大賞発表の日、当然だが自分の名前は載ってない。 そんな馬鹿な、そんなはずはない!そう憤った貴方はぶち切れ、編集部の抗議の電話。 適当にあしらわれて切られると、今度はその出版社に出向く。 玄関で警備員に制止され、「審査員を呼べ!審査員を!俺の作品ちゃんと読んでんのかよ!」と絶叫。 そのまま警察に連行される。 【備考・要望があればお書きください】 馬鹿みたいな夢見続けてないで、作家の夢なんか諦めろって。 お前らには無理だよ。
166 :
創る名無しに見る名無し :2009/09/25(金) 08:27:31 ID:OlvcKIhG
お隣の板なら評価されたかもなあ こっちでこういうメタ出されてもねー
一次落ちスレに転載してやれw
168 :
創る名無しに見る名無し :2009/10/24(土) 20:22:10 ID:z9EPob7O
満足して
169 :
創る名無しに見る名無し :2009/10/26(月) 11:40:11 ID:/sPMxsk9
170 :
創る名無しに見る名無し :2009/11/25(水) 21:41:35 ID:xXI8PbTl
【世界の概要】 便器の中 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 うんこ 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 うんことして便器にひねり出され、 その後おしっこを引っ掛けられ、 挙句にケツを拭いた紙を投げつけられる 散々な目にあった果てに、下水管に流されて死ぬ 【備考・要望があればお書きください】 極太の一本糞だったのが、唯一の誇りだ
171 :
創る名無しに見る名無し :
2009/11/26(木) 17:06:28 ID:cIKbwZw8 【世界の概要】 伝説の剣があり、様々な魔法が用いられ、モンスターやドラゴンが跋扈するハードな中世ファンタジー世界。 【そこにおける自分の社会的地位と周辺事情】 主人公は郊外の住宅街で生まれ育ち、現在は地元の県立の商業科の高校二年生。 父は地元の機械部品工場の工員。母は地元のスーパーマーケット「サニーマート」の惣菜コーナーのパート勤めの主婦。 いよいよ来年受験若しくは進学という時期になり、とりあえず地元の私立大学への進学を目指す主人公。だが両親は渋い顔をする。 我が家ではそんな経済力は無い。地元の国立大学なら進学を許すが、そうでないなら早めに就職して欲しいと主人公に懇願。 高校の成績も思わしくなく、求人票を元に地元の企業に履歴書を送るも、なしのつぶて。 同級生たちが次々進路を決定し、唯一の親友といえるヲタの友達も地方二種公務員試験にあっさり合格(主人公は落ちる)。 唯一の友人を失い、ヤンキー連中にいじめられ、馬鹿にされる日々が続く(ヤンキー連中も進学、就職はほとんど決まってる。) このままじゃもうデッドエンドだ。どうしよう。もう俺、駄目かもしれない。 同じ遺伝子を受け継いだとはとても思えない一つ下の弟は、ルックス抜群、成績優秀、運動神経も素晴らしく、 主人公よりも先に凄い美少女の彼女と付き合いだし、兄より先にとっとと童貞喪失。 さらに大手予備校の特待生として無償で東大文系クラスを受講し、偏差値70台をたたき出している。 そんな優秀な弟を尻目に、主人公は青年漫画に掲載されたピッチピチのアイドルのグラビアを眺め、オナニー三昧の毎日。 現実は厳しい。というかほとんど終わってるよあんた。このままでは高校卒業とともに無職ニートになってしまう。 ああ、俺はどうすればいいんだ。誰か助けてくれ。 【どうやって育ち、そして人生を終えるのか】 ある朝ふと目覚めると、主人公は剣と魔法のファンタジー世界にいた。 伝説の剣を帯びた勇者に生まれ変わった主人公は、そこで様々な冒険を繰り広げる。 忌まわしきモンスターたちとの死闘、悪の魔法使いとの壮絶な戦い、麗しき美女との恋。 いつしか主人公は、世界を破滅に導く魔王を打ち倒し、このファンタジー世界を救った救世主としてその名を轟かせた。 ファンタジー王国の国王に就任した主人公は、その後数々の良策を実施し、民を救い、名君として慕われた。 傍らには絶世の美女たる王妃が、王たる主人公を支え、ついでに素晴らしいセックスのパートナーだ。 しかも子孫をたくさん残さなきゃならないので、王妃公認の元で後宮を造り、3000人の美女を侍らす。 さらに敵対していた悪の帝国との戦争でも、圧倒的勝利を収め、遂には世界を統一。千年王国を築き上げた。 【備考・要望があればお書きください】 父と母、弟は、病室に呼ばれた。主人公は今、意識不明の状態で病室のベッドに横たわっている。 自室でロリータ系アイドルの水着グラビアを眺めながらオナニーに励んでいた主人公。 児童ポルノガチガチの小娘を脳内で裸に剥き、思う存分いたぶるイメージに、興奮が異常なまでに高まった。 「ああ、たまらないよ! たまらないよ梨香ちゃん!」己のちんこをこする右手が激しさを増す。 「ああいっ! イクッ!」遂に、絶頂を迎えた主人公。その瞬間だった。 あまりの興奮で増大した血流量が、脳内の大事な血管を圧迫。耐え切れずに遂に破裂、脳梗塞を引き起こした。 数時間後、夕食に降りてこない主人公を心配した母親が、主人公を発見する。 ロリータ系エロ本を前に下半身丸出しで横たわっているという、実に情けない姿で。 救急車が呼ばれ、市民病院に運ばれて緊急手術。だが時すでに遅く、主人公は植物状態になった。 「今後の治療方針は、人工心肺装置での生命維持となります」と医師がクールに告げる。 出来の良い弟は、情けない兄を、たまたま視界に入った汚物を見るような目で眺めた。 こんな兄なんぞ死んだ方が良かったんじゃねーの、そう思った弟は、廊下に出た。 凄い美人の彼女と携帯で会話し、明日のデート(&セックス)の約束を取り付ける。 両親もまた、目の前に横たわる冴えない長男を、虚ろな目で見下ろした。 「どうせなら、このまま死んでくれればいいのに……」母はそう呟いた。父は無言のまま、愚かな息子を見下ろした。 窓から差し込む夕日が、徐々に明るさを失ってゆく。間もなく、夜が来る。