保守
>>179 保守とかwww ◆VAXWADRuHc も書かざる負えないな、期日守らなかったけど。
昭和58年6月11日・某所 ??時??分
雛見沢村のとある一角にある回りの合掌造りの家屋と比べ、若干現代風に建てられた
二階建ての家屋の二階の一室に一人の少女が居た。
その部屋は、可愛いクマのヌイグルミやファンシーな小物類、流行のアイドルのポスター類、
まるでその部屋の持ち主がその少女ある事を随所に固く主張しているかのように感じられた。
………ケンタ君人形等の異質な物体も多々見受けられるが、その少女の部屋で間違いないのだろう。
その少女は布団に包まって、いるので全容は掴めないが、何か思いつめた表情を浮かべている。
少女は何を思うのか?
――世界一不幸な人間に降り懸かる災難に比べれば、今の私に降り懸かっている災難、
苦難なんて、缶ジュースのプルタブを引っぺがすよりも薄っぺらく、
世界一の難題を解いている人に比べれば、今の私が抱えている悩みなんて、缶ジュース一本分の値打ちもないくらい、
単純な問題に違いない。
でも私にとっては缶ジュースを飲み終わる時間内に済んでしまう程、薄っぺらい災難でも、
単純な問題でもないのだ。
テレビからはくだらない電波がネチネチと私の脳内に入り込んできて、
私をどうしょうもないほどイラつかせている、イラつく理由は只一つ。
さっきまでテレビに映っていた、くだらないホームドラマの再放送が原因だ。
絵に描いたような幸せな家庭で、絵に描いたような幸せな夫婦が、絵に描いたような幸せな子供達と共に、
絵に描いたような幸せな生活を送っている。
父親は家族の為に仕事に出掛け、母親は家族の為に家事をして、子供達は家族の調和の為に学校に出掛ける。
夜には家族の団欒だ、子供は両親に学校での楽しいことや、悔しかったことを、
舌足らずな口調で身体全体を使って一生懸命に伝える。父親はそれに相槌を打ちながらビールを飲んで上機嫌。
母親はその様子を目を細めて笑って見守っている。
ああ、なんて幸せそうな家族だろう。
コレを見ている人は、十中八九『こんな家庭を築きたい』と思うに違いない。
そしてこの世界には幸福な家庭に幸福な夫婦が居て、尚且つ幸福な子供達、それが目標であり、
その幸せが、当たり前の『普通』になるようにそれを基準点にしたがるんだ。
それできっとその人達はソレが成就したときに始めて自分は幸福になれたんだって実感するのだろう。
でもそんなに上手く世界は周っていない。
それが出来ないまま、最低基準を下回る生活をしている人間だって沢山いるのだから。
父母子供、そのパーツが一片でも掛けていたら、普通の生活なんてほとんど得られない。
勿論極論だって事は分かっている。
しかし普通ってそういう事で決まってしまうものじゃないの?
だって私の家は如何考えたって普通じゃなかった。
お母さんが働きに出て、お父さんが家事をする、私は学校に行く。
………順番が違うだけならいいけどそうじゃなかった。
お母さんはお父さんよりも好きな人を作って、お父さんは家事をする。私は学校に行く。
………歪みって気が付くまでに時間がかかる。
お母さんはお父さんと別れる算段をお父さんじゃない人と考えていて、お父さんは家事をする。私は学校に行く。
………気が付かない振りをするのにも神経をつかうことを知った。
お母さんは私をお父さんじゃない人と会わせて、私を懐かせようとするし、お父さんは家事をする。私は学校に行く
………もう限界に近づいていた私の理性。
もういやだ。思い出すだけでも何か吐き出しそうだ。気持ち悪い。
なんて馬鹿馬鹿しい考えだろう。
私は十中八九の八,九にあぶれた例外の一,二だからこそドラマの幸福感やドラマを見た人達の希望なんて、
全く思いはしない。甚だ馬鹿馬鹿しく甚だ苦々しいのだ。
そんな事は有り得ないんだ、絶対に、私は絶対って言葉を使ってやるんだ。
人には自我がある。その自我をある程度封印して家族を形成しているのだろうけど、
その自我の錠前が壊れてしまった時に人は如何なるのだろう?
発狂するのかもしれない、日々を不平不満を延々と愚痴り続ける純粋な弱者になるのかもしれない
……ただ新たに新品の錠前を取り付けて我慢し続けるのかもしれない。
私はドウナルノダロウ? 考えるだけでもドス黒く憂鬱な思考が脳内に蔓延っていって
それこそ発狂してしまいそうだ。
ああそうか………私は発狂してしまうタイプの人間なのか。あはは。
お父さんは今頃その女の所に行っているのかな?
昨日の夕食なにを食べたっけ? 思い出せないや。
今日だって入江先生の所に連れて行ってくれたけど、やけに時間を気にしていたな、きっと会うんだ
………そして「遅くなってスミマセン、娘の体調が悪くてお医者さんにつれて行っていまして、遅くなりました」
なんて言い訳をして、その女に謝るんだ。
その女も苦笑いを浮かべながら許して……もしこの後、お父さんがその女を………いや、きっと来ないな。
私は一人になりたいって言ったのだから。
入江先生だって私の体調不良の理由を思春期特有のショックって言っていたし、昨日の話を聞いてショックを受けているって事は、
いくら自分の妻が他人に寝取られて居る事に全く気付かなかった鈍感を通り越して愚鈍な父でも気が付くだろう。
勿論愚鈍な父でも私にとっては大切で大好きなお父さんだけど。
………お父さんの事を思うと自然に落ち着いてきた。
お父さんは自分に必死なのだろう、勿論私の事についても。
その必死さが良いか悪いかは別として、その行動の先はきっと私に繋がると信じていたい。
でもそれにはその女が何を企んでお父さんに近づいたのか、その思惑を見破るる必要がある。
どうせ思考する必要も無いことなのだろうけど。
お金………お金に決まっているじゃないか。どう考えたって。
お父さんは、お母、あの女たちから沢山のお金を貰ったのだ。
私達が豪勢な外食をしたとしてもは易く何度でも同じ食事を食べる事の出来るくらいの沢山のお金は。
どう考えてもそれしか考え付かない。
きっとその女の気を引く為にお父さんは言っちゃったんだ、お金の事を。
だから………だから。
許せない許せない許せない絶対に許さない。
何故お父さんや私をそっとしておいてくれないの?何故?
お父さんは一杯辛かったのに、私だって一杯辛かったのに。
私達は決して幸せじゃないけど、それでも平穏な日々を送りたいだけなのに。
私やお父さんは今現在まで私達なりの不幸と私達なりの最悪と共に三竦みの状態で過ごしてきのに。
なんでなんでなんでなんで? なんでそっとしておいてくれないの? なんで!
………きっとお父さんは騙されているんだ。そのマミヤリツコって女狐に………!。
確か興宮の職業相談所に勤めてるって言っていたな。
調べてやるマミヤリツコの惨めな素性を。
段々とじっくりと追い詰めて追い詰めて追い詰め抜いてやる。
根掘り葉掘り暴いてやるマミヤリツコのゴミったらしい本性と虫ケラのような悪巧みを。
お父さんにはアイツはいらない。私にもアイツはいらない。
そうだ………魅ぃちゃんには謝ろう。用事で当分部活は出来ないって。
お父さんには私だけでいいんだ。ずっとずっとずっと――。
「あっーーーーーはっはっはっはっはっはっはっはっはーー」
少女はずっと何かを考えていたようだが、不意に大声で笑い始めた。
その表情は、百歩譲って仮に百人が普通だと答えたとしても、
千人が普通じゃないと答えるような表情だった。
周りの雑貨達全てが、悲しそうな表情を少女に向けていた。
西部警察と絡めたら面白そうね
書き込めるかな?
おお書けたwww
昭和58年6月11日・鬼ヶ淵 9時25分
「………こりゃ沼というよりもきれいな池だな……流れがあるところをみると………ああやっぱりそこに小さな小川が流れているな。」
圭一は目の前に広がる鬼ヶ淵沼を見渡しながらポツリと呟いた。
「……そんな当たり前の事………初めて此処に来たような口ぶりですわね……圭一さんは昨日此処には来ませんでしたの?」
隣に居る沙都子は然程興味が無いのか、圭一の呟きに反応らしい反応はしなかったが、昨日、魅音達が圭一に雛見沢を案内していた事を思い出して、
首を傾げた。
「ん? ああ、昨日帰りがけに通ったんだよ……そんで魅音に此処が鬼ヶ淵だって簡単に説明された程度で、
まぁあんまり注意して見てなかったのかもな」
「はぁ〜………圭一さんには情緒の欠片もありませんの? ああ、だからレディに対するデリカシーが
全く垣間見えないのでございますわね。 おーほっほっほ、納得しましたわw」
沙都子が嫌らしい笑みで圭一を見やる。
「うるせえ! あんまり囀るとまた頬っぺたムニムニすんぞ」圭一はそんな沙都子を、横目で苦々しく睨みつけた。
「ま、また乙女の柔肌を蹂躙するつもりですの? 全く圭一さんは………」
沙都子は圭一の言葉を訊いて、先ほどの様に林檎色の頬っぺたを両手で包み込むような仕草をして圭一に抗議した。
「分かった、分かった………今昨日のことを思い出しているんだから、ちょっと静かにしろって」
圭一は沙都子の抗議を気にも留めてないようで、昨日の事を思い出しているようだ。
「………そうかあの時は」圭一は昨日、鬼ヶ淵に来た時の状況を思い出したようだ。
あの時すでに空は朱色に近づいており、この辺一帯がセピア色に染まりかけていた。
更にその前に行ったゴミの不法投棄現場にて予定に無かった重労働をしてしまい、体には疲労が蓄積していた。
その為、魅音にこの場所を案内された時には、疲労のため精神的に、正常な状態で景色を観覧したのか?
異常な状態だったのか? その判断が付かないという答えにたどりついたのだ。
「はぁ……ありゃあ重労働だったなぁ……」
「へ? 重労働って?」
圭一は思い出すと同時に大きな溜息を吐いた、沙都子は何の事か分からずに頭を傾けている。
「んあ? ああ、昨日な、此処に来る前にゴミが不法投棄されている場所を通ったんだ……そしたらレナが」
「………もう結構ですわ。 かぁいい物の収集お疲れさまでしたわね」
圭一が話し始めたところ、すぐに沙都子が話を遮って、何処か同情しているような表情で圭一に話した。
「いや、まだ話の途中なんだけど……って何でお前が収集の事を知ってるんだ!?」圭一は急に話を遮られて同情される意味がよく分らず、
その理由を沙都子に問いかけようとした。……しかし沙都子の言葉の中に聞き捨てならないセリフがあったので、
思わず声を大にして叫んでしまった。
「そんなに大きな声を出さなくても聞こえますわ、全く。………レナさんの雑貨収集好きは分校では有名なのですわ。
私も何度か拉致されか……手伝ったことがあったので、直ぐにピンときましたわ!」
沙都子は胸を張って答えた。……若干顔が引き攣っていたことは圭一には気づかれなかったようだ。
ふーん……まぁいいか。 それにしてもレナは何であんなモン集めてるのかな? もっとヌイグルミとか人形とか……ああ、あれも一応人形だな
………まぁ中学生にもなって必死に人形を集めてるってのもちょっと考える部分があるとは思うけどなw」
「それは男の方の偏見……っていうより圭一さんの無粋で不誠実な主観ですわ。……好きな物は幾つになっても好きなまま
……素敵な事じゃありませんの!」
沙都子の説明に一応?の納得の態度を示した圭一だったが、あらたにレナの行為自体を少々理解不能というか馬鹿にしている口調で哂い出した。
……そんな圭一の態度や詞尻を沙都子が厳しく切り捨てた。
「ちょ、そ、そうは言うけどな、買うんじゃなくて拾うって行為は流石に……お前どうしたんだ?」
圭一は年下の沙都子に窘められたのが納得出来なかったのか、少し語気を荒げて尚も言い返そうとしたが、
当の沙都子が悲しそうな表情を浮かべており、言葉に詰まってしまった。
そんな圭一に向かって言うでもなく、下辺を向きながらポツリと口を開いた。
「………レナさんは別にお金が無くてそういう事をしているわけでも、ケチなわけでも無いと思いますわ。
……もしかしたらその行為自体でさえ、本来の意味を成していないのかも………」喋り終えると沙都子は圭一の方に向き直し、真剣な顔で圭一を見つめた。
「圭一さん……圭一さんはこの雛見沢村に来てまだそんなに経っていないでしょうから、分校にいる皆さんの事を全ての意味で理解なんて出来ないでしょう。
ですから手短に言いますわ。 分校の人達の事を必要以上に詮索や御節介をやく事は止めたほうがいいですわ……そうですわね、
全員という訳では無いので、一部の人達とでも言っておきましょうか」
「詮索や御節介?………そりゃあどういう意味だよ?」
突然の沙都子の理不尽な言葉に圭一は渋い顔で聞き返す。
「そのままの意味ですわ。 分校には自分の私生活や過去の話を深くまで掘り下げて聞かれることを嫌がる人だっていますの。
だから薄っぺらい関係とまでは言いませんが、ある程度距離を置いた付き合い方をした方が相手も好ましい……そういう事を言っているんですの」
「………………」
沙都子は圭一の顔を真っ直ぐ見ているのだが、それと同時に何か別のナニカを見据えているかのような様子で話しを続ける。
圭一も黙って沙都子の話しを聴いている。
「さっき圭一さんが話していたレナさんの趣味の事だって、今現在は私に対して世間話程度の考えで話しているのでしょうけど、
私がその話しに大きな興味を抱いてその話しの詳細を深く訊きたがった場合、圭一さんはその話題にある程度の価値があるという事に気付いて、
私以外の誰かに言った場合でも私と同じような反応をして貰う為に、更に価値を高めようといらぬ詮索をレナさんになさるんじゃありませんの?」
「さっきから何をいってるんだか訳わかんねえよ……レナがなんだってんだ、ちょっとした軽口じゃねえかよっ! 俺は別にそこまで………」
圭一はイライラしてきたのか、乱暴な口調で沙都子に文句をいうが、沙都子は話を止めない。
「もしもそれがレナさんにとって耐え難い苦痛を伴う質問だったなら、尚且つそれを、事情も知らない圭一さんに呑気で全く屈託の無い様子で質問されたなら、
レナさんはどう思うでしょう? 圭一さんの事をその後、レナさんは如何捉えるのでしょう? どう付き合って行けばいいのでしょう?」
『………なんだよ、どうしたんだコイツ? あんな適当な話にこんなに必死になって。別に俺は非難されるようなこと言ってないじゃないか、
一般的な中学生の一般常識の範囲内の世間話だろこんなもん。 そりゃあ少しは蔭口みたいに伝わるかもしれないけど、
だからって沙都子がレナの事を俺に避難する筋合いだってないじゃないか……そうかコイツ……』
沙都子は必至な様子で圭一に話し続ける。そして、そんな必至な沙都子の様子に圭一は怒りよりも、
動揺が前にきてしまい、逆に冷静に沙都子の言っている内容を分析していた。
そして自身にもある程度不躾な内容があったことや沙都子がこんなにも怒っている理由も理解したようだ。
「そうならない為にも前もって不安の種になりそうな事柄は心に思っただけで口に出さないことですわ!
その基準が分らないのならもう少し距離をとって平面的にその人の人となりをじっくり見定めてから、発言するべきですわ。
だからこそ(ムニ)ひぇいいしひゃんは……みゅ? ふぇ、ふぇひひしひゃ!」
「分ーったよ。分ーった。ったく、さっきからガキンチョの分際で生意気なんだよ……もっとなんつうか小学生らしい話とかあんだろが」
沙都子の説教もヒートアップしてきて、これ以上続けるといよいよオーバーヒートという寸前で、
圭一が先程と同じように沙都子のムニムニ頬っぺたを摘みあげた。
「ふみゃー! ひょっひょ、ひょひょみょあしゅひゃいしにゃひでひゅひゃしゃひみゃひぇ(訳―こ、こ、子ども扱いしないでくださいまし!)
ひゃちゃふふぃふぁみゃひみぇにゃはにゃひほふぃふぇふにょふぇふふぁふぁ(訳―私は真面目なお話をしてるんですから)」
「何言ってるか、わかんねえよww………そうか、これが宇宙からやって来た沙都子人の話すふぁふぃふふぇ語か?www
それ、ふぁっふぃふふぇフォォォォォォォwww」
頬っぺたを摘まれた状態でも沙都子は必死に圭一の行いに対する文句を言っているのだが、いかんせん何を言ってるのか圭一には理解出来ず
………理解するつもりが無いような様子で、沙都子の表情を心底からかっている様子だ。
『まったく酷いですわっ! 私が圭一さんの為にこの雛見沢での過し方をレクチャーして差し上げていたのに、それを真面目に聞いているならまだしも、
こんな仕打ちで………圭一さんの頭の中は如何なっているんですの? ぐすっ………悔しいですわ。
如何にかこの不埒な男に仕返しを………………………!』
(ガシッ)(グニ)「ひょ! ひょ、ひょひゃ、ふぁほほ!(ちょw こ、こら沙都子)」
なんと沙都子も同じように背伸びをして圭一の頬っぺたを引っ張っり始めた。
「ふぉーふぉっふぉっふぉ、ふぇふぃふぁふぇふぉふぇふは!(おーほっほっほ、目には目をですわ!)
ふふふぃふぇふぉふぃふぇふぇふぁ、ふぁふぉふぉふぁふぁふふぃふぁふぇふふぇふぇふぁ、ふぉうふぉフェ
ふぁふぁふぁふぁふぉふぉふぁふぁふぃふぁふぁふぁふぁふぃふぁフェんふぉフェふぉフェふぉふぉふぁふぁ
ふぃふふぁふぁふぃふぉふぃふぃふぁふぁい。ふぉふぃフェふぁふふふぃふぇふぁふぃふぁふぇふぁふぃふぉ
ふぉふぉふぁふぃふぁふぇふふぁ。(許してほしければ、沙都子様スミマセンでした、これからは沙都子様には逆らいませんので、
お手をおはなし下さい。って言えば許して差し上げないこともありませんわ!)」
「ふっふぇふぇふふぉふぃふぃ!ふぁっふぃふぁふぁ、ふぁふぃふぃっふぇふふぁふぁふぁふふぇえふふぁふぉ
(うっせえクソチビ! さっきから、何言ってるか、分かんねえんだよ)ふぃふぃふぁふぁふぁふぁふぇ(いいから早く離せよ)」
拮抗状態に陥った二人、お互いがお互いとも一歩も引かず、闘争し続けていたが、その闘争を終焉に向かわせたのは、何処からともなく聞こえた不思議な声だった。
『いい加減にするのです! 此処を何処だと思っているのです? これ以上騒ぐのならハラワタの一丁や二丁覚悟するのです!あうーーーーーーーーーーーーーー』
「ふぃっ!(さっ)」
「ふぇっ!(すっ)」
お互い突然辺りに響き渡った声に驚いて思わず手を離してしまった。そしてお互いがお互い共怪訝な表情に成っているのを確認し合うと、その後辺りを見渡した。しかしソコには平穏な動景のみが広がるばかりで声の主はどこにも見当たらなかった。
掲載分まで読んだけど、だんだん意味分んなくなってきたな。なんでいきなりレナの
語りが始まるんだ?
そもそも同じ作者の話なのかな?酉ないけど。
ここってクロス系もおk?
SILENT HILLっぽいのを構想してるんだが。
201 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/04(月) 22:02:09 ID:SbC8ocpq
ひぐらしならなんでもおkw
羽入と梨花でSS書くと何故か、やまとなでしこのいつものレズプレイになっちまう
203 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/09(土) 01:10:45 ID:lR4ugyvE
カプSSはいまだに書いてる人多いなあ
>>199 そもそも同じ作者の話なのかな?酉ないけど。
仕事が忙しくて、投下日をすっぽかして、自分が許せなくて酉消したけど、>181と>193
は自分です。群像劇的な内容にしたいので所々急に話が飛ぶんです………ゴメンねw。
やっと残業過多に陥り易い、現場の代理人業から関東圏の支社の内勤になって、自分の時間が取れるようになったので
チマチマ書いていきます。
このまま<◆VAXWADRuHc >の文章を別人として乗っ取り宣言をして、名無しで書いていこうかと
思いましたが、自分以外にも書こうとしている方がいらっしゃるようなので、もしも混同して見辛いスレになって
その方にも迷惑が掛かってしまうと申し訳ないと思い、酉を復活させました。
じゃあ書かなきゃいいじゃんと言われればソレまでなのですが、自分としては圭沙カプssは書ききりたい
話なので、恐縮ですが、これからも書かせて頂きたいと思います。
長文失礼致しました。
205 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 08:44:35 ID:DRM6hb9s
待ってますぜ
これから、少々投下させていただきます。
>>198の続きです。
「け、圭一さん、今誰かに怒鳴られたような………お、お化け?」沙都子が怯えた様な声色で、圭一に話しかける。
「あ、ああ。確かに声が聞こた気が………。 で、でも大丈夫だぞ沙都子………俺は全然びびって無いぞ!
ほらっ、何処にもお化けなんて見えないじゃないか」
そう言って圭一は悪びれたような顔を浮かべながらも、沙都子の頭を一撫でした。
本当ならば、圭一も悲鳴を上げて怯えてしまいたかったに違いない。しかし圭一は恐怖を態度では示さなかった。
それは不意に自分のシャツの裾を引っ張られるような感触があり、チラリとその部分を見てみると、
沙都子が不安そうな表情を浮かべながら、小さな指先で裾を握り締めていたからだ。
それは無意識にとった行動だろう、しかしそんな沙都子………年下の少女を目の前に、怯え、慌てふためく行為自体を圭一の心、
プライドが許さなかった。
「も、もしかして………私この鬼ヶ淵には鬼が住んでいるって訊いたことがあるんですの。
そ、その鬼がこの場所で………私達が騒いでいたから、その………怒って………」
圭一に頭を撫でられて幾分落ち着いたのか、沙都子が言葉につまりながらも口を開いた。
「そ、そんな訳ないだろ? 鬼なんて昔話でしか存在しない筈だろ………あの中州の茂みの中から聞えたような気がするな。
沙都子、ちょっとここで待ってろ」
圭一は沙都子をその場に留め、近くに落ちていた、大きめの枝樹を拾い上げ、単身茂みに近づいて行った。
『なにも居ません様に、なにも出ませんように………』近づくにつれ圭一の心拍数はバクバクと上昇の一途を辿っていた。
いよいよ茂みが目の前になって、圭一は足に力を込め、棒を強く握り、いつでも茂みの先に棒による一撃を打ち込めるように準備して、
「だ、誰だ!」茂みの向こうに叫んだ。
「………………(ザーザー)」しかし茂みの向こうからは、人の声はせず、小川のせせらぎだけが、圭一の鼓膜に語り掛けてくるだけだった。
「く………よ、よし『せーの!』………(ガサっ)ゴラァ!」
圭一は意を決して茂みに飛び込んだ。
しかし目の前には先程から圭一の耳に心地よい音を提供し続けている小川の喧騒風景が只々広がっているだけだった。
「は、はははヤッパリ何も居ないじゃないかw。ふいー脅かしやがって」
圭一は安どの表情を浮かべて、額に流れる汗を拭った。
「で、でも確かに声が聞こえたんだけどな(ザァァァァー!)ひっ!?………(サッ)ごめんなさいごめんなさい、
………俺にはどうしょうもないほど心配性な両親が居るんです。俺が居なくなったらと思うと………
直ぐに立ち去りますから命だけは(ガタガタブルブル)」
急にどこからか、銅鑼を打ち鳴らしたような大きな音が鳴り響き、先程の緊張が完全に解けていた圭一は思わずしゃがみ込んだ
………そして圭一は目を瞑って一心不乱にその音に向かって命乞いとも取れるように懇願を繰り返した。
「………(ガーピー)」しかしそれっきり音は鳴らず、恐る恐る圭一が目を開けると、丁度視線の先に古ぼけたラジオがあった。
「ラジオ?………もしかしてさっきの音は………」圭一はラジオを拾い上げた。
そのラジオは普通のポケットラジオや家庭ようのラジカセのような部類ではなく、防災目的で商品化されたような全体が黄色の着色が施され、
柄の部分には工事現場の防護フェンスに着色されてるような黒と黄色の縞柄のテープがグルグル巻きに巻きつけてあった。
ラジオ自体は完全防水のようだ。
圭一はそのラジオのスピーカー部分を少し耳に近づけてみた。するとそれほど大きな音ではないのだが、ラジオ特有の雑音が鳴っている。
「このラジオから声は聞こえたのか………ぎゃっ!」
沙都子は突然圭一の叫び声が聞こえてその場に固まってしまった。
『ひぅ! ど、どうしたんですの………い、一体何が圭一さんに………』
沙都子は握り締めている己の礫に、自らの爪が深く食い込んでいる事に、自身がどれ程の恐怖と驚嘆を感じてしまっているかを認識した。
けれどもそれで如何するかといえば、ただガタガタと震えることしか出来ていない自分を認識すれど、行動は出来ずに、
只その一方を見詰めることしか出来なかった。
(ガサ)「!」先程の圭一の悲鳴から、二、三分程経っただろうか………不意に目の前の茂みから圭一が何かを抱えて出てきた。
「け、圭一さん」
沙都子は圭一が視界に入った瞬間、今まで自身の身体を地面に打ち込んでいた緊張の楔が嘘のように消え、
全速力で圭一の下に走り込み、圭一の胸元に飛び込んだ。
「わっと………おいおい如何したんだ沙都子ぉ? いきなりソコまで愛情表現されたら、流石の俺でも大分引くぞwww
んもうwこのオマセさんがwww………随分震えてるな、ほら顔上げろ(ワシャワシャ)」いきなり自分の下に飛び込んできた彼女の行為に圭一は、
一瞬驚いたが、取り敢えず沙都子を落ち着かせようと、軽口を吐いて、彼女の頭を強めに撫で繰り返した。
「きゅ、急にあんな悲鳴を上げれば、誰だって驚くし、心配しますわ!………グスッ」
沙都子は圭一が自分の頭を撫でて居る事など気付いていないようで、只々その紅い瞳を潤ませて、圭一を上目遣いで見上げていた。
「ああ悪い悪い、コレを拾い上げようとしたら、足元がぬかっていて、転びはしなかったけど滑って素っ頓狂な声だしちまった。」
そう言って沙都子に先程のラジオを見せた。
「ラジオ……まさかさっきの声は………」
「おう………ちょっと待ってろ(ガー、ガガピー)」
そのラジオを見て沙都子は一瞬で先程の状況を理解したのか、怪訝な表情で圭一に話しかけ、
圭一もソレを肯定しているような返事でラジオを弄り始めた。
するとスピーカー付近から「あうーーっ! ラジオドラマ――魔女っ娘山姥クケケちゃん。
第二十一回<ショック! 気になるあの人に正体がバレちゃった>の放送を終了するのです。
次回も聞いてくれないと、ハラワタぶちまけちゃうのです!」と、先程聞こえた声と全く同じような声が聞こえてきた。
「さ、先程の声の人は、このラジオの声の人だったんですの?」
沙都子は先程とはうって変わって、半ば呆れたような表情で圭一に話しかけた。
「うん、そうみたいだなwww」
圭一もニヤリと笑って答えた。
(ペタン)………沙都子は呆然自失といった様子で、地面に尻餅を付いた。
圭一はその様子に思わず笑い出しそうになったが、大人しく沙都子の様子を伺っている。
『なんて事ですの………またこの目の前の男に失態を………。手を握られて自分の世界に浸ってしまったり、
頭を撫でられて本心から照れてしまったり、ホッペを引っ張られて喜んでしまったり………これじゃあ私ただの変態じゃないですのぉぉおおおぉぉおおおおおおおおおお』
沙都子は言葉にならない嘆きが体中に駆け巡っていくのを文字通り実感していた。
「ふぇえええええあああああああんん」
そんな不条理な現実を受け止めきれずに沙都子は急に泣き出してしまった。
「お、おい沙都子! なんでイキナリ泣き出してんだ! こ、今回、俺は何もしてないぞ………」沙都子の突飛な行動を目の前で直視している圭一は、
彼女の意味不明な大泣きの意味が全く判らず、『う、狼狽えるな、ドイツ軍人は』の某ナチス大佐のように大変に狼狽えた。
「ふえええええん」沙都子は堰を切ったように泣き続けている。
「じゃ、じゃあ沙都子、俺は周りのゴミ拾いをしているから、気が済んだら、お前も拾い始めろよ………じゃあな」
そういって圭一はそそくさと沙都子の元を逃げると形容した方が適切なような態度で離れていった。
『こ、この沙都子は随分とまあ泣き虫さんなのです………この場所と重なって、まるであの沙都子のような………
ふふっ随分と懐かしい気がするのです。………あっといけない』ふっと彼女の目の前に、
梨花と行動を共にしている少女?である羽入が浮かび上がってきた。
彼女は沙都子を見下ろしながら、ブツブツと何か呟き、時に思い出し笑いをして、どこか既視感を感じている風だったが、
ふと何かを思い出したように圭一が居る方向に歩き出した。
「ふぅー沙都子の奴イキナリ泣き出しやがって………たくっ、俺がなにをしたっていうんだよ………」
沙都子から幾分離れた場所で圭一は沙都子の突発的な落涙の意味が判らず、尚且つ先程茂みに入る前の自分の行いを忘れているかのような、
幾分身勝手な言い回しでブツクサと文句を言っていた。
「で、でもさっきのありゃあ………なんで見えなく………それにあの声は一体なんだったんだ」
不意に圭一は表情を歪め――どちらかといえば、怪訝な表情に変え、先程の事を思い出していた。
先程の長閑な景色は、小川のせせらぎと沙都子の鳴き声と辺りの時間が溶け合い、
ゆったりと混ざり合って一種の不可思議な情景に変わっていた。
この圭一の性格って原作とかけ離れ過ぎだろw今の時点でクズすぎる。
どのカプ書いても圭一を変えざるを得ないじゃないか?
ある意味やむを得ないかも知れんが
まあ嫌なら読まないでしょ
>>216 うんちょっとクズに書きすぎたかもしれんねwww
でも>111に書いたようにこの圭一は原作ほど、主人公の鑑的な性格と立派な信条をもっていないので
想定の範囲内(キリッ)って事で勘弁して下さい。
近いうちにまた少量ですが投稿できるといいのですが、律子さん想像以上に使い勝手の悪いキャラ過ぎてワロタwww
汚文失礼致しました。
220 :
創る名無しに見る名無し:2010/05/20(木) 10:21:15 ID:RyyiuH10
こちらのスレはオリスクやオリスクの感想を書き込むのはOKでしょうか?
同人ゲーム板のオリスクスレがDAT落ちしたついでにこちらへ引っ越そうかとの話題が出ていたのですが、
こちらの住民的にはどうなのでしょう?
ご迷惑でしたらこちらへの引越しは止めます。
>>220 オリスクも二次創作だし、別に構わないと思うけど。
こっちもほとんどレスが無いしね。
本当にSSも更新減ったなあ…
あの神楽舞でさえ更新してない
公式の掲示板もほんのちょっとだしね。
まだ書いてる人がいるだけありがたいけど。
オリスクもほとんどいないみたいだね。
>>220 あのスレってうみねこが入ってたと思うけど、そこはどうするの?
>>222 うみねことひぐらしで分離してうみねこは別スレを立てるって案が出てました。
それに対して分離して他のスレに移動するくらいならそのまま次スレ立てれば良いとの意見や、
DAT落ちする位過疎ってるなら次スレ立てても同じだからそれそれの本スレに合流した方が良いとの意見もありました。
自分は本スレに合流でも良いかなと思ってます。
或いは次スレを立てるだけ立てて「DAT落ちする位過疎ったら本スレへ合流」みたいな但し書きでも書いて
本スレの住民にも周知。ってのも考えております。
俺は両方のスレに書いてたし、別に異論は無いな。
オリスクスレで出てた澪IF終了って本当かも知れんね。
ブログでは最終編を出すかどうか悩み中らしいし
了解です
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