2 :
自由部門で:2008/10/14(火) 14:06:40 ID:mUCjkMik
また寝坊してしまったようです。
あれほど今日こそは早起きしようと思っていましたのに、
気負いすぎたのがいけなかったのでしょうか?
おかげでなんだか変な夢まで見てしまいましたよ。やっぱり急に頑張るのはよくないことのようです。
とかなんとか、ベッドの中で布団と仲良くしながら考えていたのですが、なんだか体が変な気がします。
あれ?もしかして私の体なんか固くないですか?
どうやら仰向けになっているらしい体勢から、がんばって頭をあげてみると……
なんということでしょう……これは夢です。夢に違いないのです。
なんか褐色で、節に分かれてて、まるくふくらんでて……
まるで、あ、あの口にも出せない"あれ"のようなものが見えた気がしました。
『姑獲鳥の空』京極美嘉彦
<序幕>
**
若しも――
私があの時、あの女(ひと)の元に辿り著く事も叶はず
幾億幾萬もの同胞達と共に
噎せ返る樣に匂ひ立つあの和合水の中に朽ち果てゝ居たならば
貴女に
――斯樣な辛苦も
――斯樣な悲憤も
――斯樣な哀惜も無く
――故に、斯樣に落?せしめるやうな想ひをさせずに濟んだのでは無からうか
然れども――
私はあの時辿り著いてしまつた
幾億幾萬もの同胞達を押し退け
噎せ返る樣に匂ひ立つあの和合水の中を泳ぎ切り
――あの女(ひと)の元に
だから今は堪へて下さい
――その日識るであらう喜スを
――その日識るであらう優閑を
――その日識るであらう友愛を
――そして、その日識るであらう滿腔の至b夢に見て
今は?を堪へて下さい
私がその――
空と呼ばれる何かを見上げるその日まで
――母樣
げぇ
旧かな変換サイト使ったら「涙」が「?」になっちゃった…
6 :
キノの旅:2008/10/23(木) 05:01:48 ID:mbmSmi30
草原を、一体の毒虫(注・甲虫。毒を持つものだけを指す)が走っていた。
毒虫には一人の旅人が乗っている。搭乗者は若い人間で、白いシャツとベストを着ている。
鍔と耳を覆うたれのついた帽子を被り、あちこちが剥げかかったゴーグルをはめていた。
「いやー、やっぱ走るのは楽しいね。キノ」
褐色の節足を脂で光らせながら、風を切るように滑走する毒虫が、嬉しそうに言った。
「ボクは複雑な気分だよ。……エルメス?」
キノと呼ばれた、毒虫に乗った旅人は、苦虫を噛み潰したような顔で答える。
「どうして疑問系で名前を呼ぶの?」
エルメスと呼ばれた毒虫が、意外そうに訊いた。
「……あのねエルメス。ボクも、さすがにこの状況は……」
「なんで? 軽くて速くて最高じゃない」
「……今のボクらを客観的に考えると、何故だかすごく落ちこむんだよ……」
「でも、虫だから燃料はいらないんだよ?」
「なんでそれを早く言わないのさ! エルメス! それは最高じゃないか!」
「あ、テンション上がった」
「そうとわかれば、色々と試してみたくなった。まずは最高速度を出してみようか!」
「……本当にキノは、じっくりギリシャ旅行だね」
「実利主義者?」
「そうそれ!」
7 :
ドクムシサイクル:2008/10/23(木) 05:02:59 ID:mbmSmi30
節足が一つ多いほうが、節足が一つ少ないよりも危険である――――二一千ェ
「ある朝目覚めてベッドの中の自分が毒虫に変わってしまっているって
のは、なかなかどうして怖いものがあるよな」
そうだろうか。
ぼくには、昼に目覚めて毒虫に変わっている人間の方が、夜に目覚め
て毒虫に変わっている人間の方が、ずっと怖いように思えるけれど。
「へえ。はは、さてはお前、夜型だな?」
軽く笑われてしまった。
ぼくが夜型なのかどうかは、しかし幸いなことにこの場合あまり関係
ない。多分これは、起床時間の違いではなくて、生活習慣そのものの違
いだろう。昼に目覚める必要もなく存在している人間と、毒虫に変わる
こともなく存在している人間との、絶対的で絶大的な差異。結局、そう
いうことだろうと思う。
「――で、お前はどうなんだ?」
それは。
本当に答えを考えるまでもない、他愛もない戯言だった。
「――毒虫だよな」
ある朝私は、御堂筋で西を向きながらひたすら巻き寿司を食べ続けるという、途方も無くヘンテコな夢からふと目を覚ますと、
慣れ親しんだ四畳半に敷かれた布団の中で、自分の姿が一匹の毒虫に変わってしまっているのに気がついた。
その甲殻は私の意志の如く強靭であり、その体は私の器そのものであると言っても過言ではない大きさを持ち、
ちょっとばかり頭をもたげると、女子高生が触りたがるであろうチャーミングな腹部が目に入るのであったが、
道を歩くと美女が殺到し、勉学に励めば教授陣が殺到し、運動を嗜めばスカウトマンが殺到する
品行方正、眉目秀麗たる好青年であった人間の頃の私と比べてみると、流石に貧相と言わざるを得ない代物であった。
森見登見彦風だったはずなのに何か違う…
つか、意外と難しいねこれ
難しそうだもんなあ
うはwww朝起きたらでけえ虫になってた件wwwwwwwww
触手でキーボード叩いてるけどまじきめぇwwwwwwwwwwww
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 23:09:42 ID:cjTq33ri
age
っていうか、聞いてくんない?
ウチさぁ、昨日はドラマ見て、○○君かっこいい〜〜! って思って時計をみたら
もう11時だったの。
それでさ、学校の宿題やらなくちゃ〜とか思ってやってたら、いつの間にか机で寝ちゃったの。
それで、目を覚ましたら何か体がヘンなの。
寝違えたとか机で寝たから体が痛いとかじゃなくて、明らかにおかしいの。
何か色違うし、むにむにしているし、やけにやわらかいし……
机にあった鏡見たらマジヤバイ!
でっかい芋虫みたいなのがうつってたの!!
しかも、「あたし」の姿が見あたらないし……ってことはキモイ芋虫があたしってこと?
手も触手みたいになってるしマジキモイんだけど〜〜!
って、さっきまで思ってたの。ありえなくね? コレ
……え? ちょっとエリカ待ってよ、本当だって。
冗談でこんなキモイ事話さないって。いやマジで、体ヤバイことになってるから。
ちょ、電話きらないでよ、エリカ! もしもし! もしも〜し!!
やり過ぎた。反省も後悔もしていない
ここも伸びない…
元ネタ知らないと楽しめない上に、感想も書きにくいジャンルだからなぁ
そうだねー
携帯小説とかなら気軽にやれるんだろうけれど
実際どんな文章が模写に適してるかも考えたいところだな
ここ開いてるのおれだけだと思ってたからちょっぴし感動
特徴持った文体の人は簡単なようで意外とそれっぽくならないんだよなあ
一回書いてみたけど、毒虫で書くっていうのが難しかった
御題いろいろかえられないかなここ
過疎るよりは良いんじゃね
純文でもラノベでもなんでも投下してやれ
純文ネタをラノベ文章でやったりその逆やったり?
21 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 18:13:06 ID:b3kzHp0m
このスレは乗っとりました
22 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 18:14:38 ID:KET/VmTq
てす
ん?何かするのか
いあこのスレがもったいないなと
ありゃりゃ。まぁ過疎だから仕方ないのかもしれんけど
清水義範とか好きなんだけどなぁ…何とか盛り上げたいんだけど
>>14の問題があるからねぇ
28 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 18:25:10 ID:b3kzHp0m
みんな小説とか結構読むの?
うん読むよ
でも全体の比率で言うとラノベが多いから
本物の読書家にはへっって思われるタイプ
年に五十冊くらい買って読むよ
でも最近は昔読んでたのを読み直す事の方が多いかも
31 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 18:46:34 ID:b3kzHp0m
なんて奴が好きなの?
ライトノベルだと
扉の外
ミミズクと夜の王
イリア
が好きだな(電撃ばっか)
>>31 全部読んだことあるなー
好きな作家は成田良悟、須賀しのぶ、神坂一、ろくごまるにあたり
33 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 18:50:18 ID:b3kzHp0m
俺も中学校の頃は年間100冊くらい買って読んでたけど最近は再読が主流だな
一回読んだ小説でもどうしてなかなか新鮮な気がする
中学高校の頃は全部学校図書館で借りてました
リクエストがほぼ絶対通る天国だったもんで…
一時は年間1700冊達成
でも今では金がなくて本がそんなに買えません><
古本屋と自書の読み返しが主
35 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 19:02:37 ID:b3kzHp0m
1700…………呆然とせずにはいられない数字だな
天文学的な何かを感じた
小説とか書かないの?
インプットはアウトプットするためにする行動なんだから書いた方が有意義じゃない?
まあ、現に書いてるんだったら失礼以外の何でもないですけどね
ちょっと書いてるけど
実は書くにつけ自分は読み手のほうが向いてるなーと思う
でもまぁ好きなスレだから書くけど
スレの活気を維持して他の人の投下をしやすくするために書いてるわけで
なんか頑張る方向を全力で間違ってる気がせんでもない
37 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 19:10:05 ID:REowxOzt
川上稔の文体を真似ようとして挫折した
川上節は難しいな
あの独特の台詞回しはなかなか真似できない
39 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 19:14:34 ID:b3kzHp0m
文体で言えば太宰の文体が好きだな
あの詰まらずにすらすらと読めるような感じと語りかけてくるような文体が好きだ
読み手で書き手だけれど書くとなるとラノベが受け付けない
読む分にはいいんだけれどね
太宰は駆け込み訴えでこの文体すげぇーーーって思ったな
あれはマジで凄い
太宰か
ちょっと意識したな、いまでもどうかするとその名残が文に出る
あの淡白な、それでいて飛躍した描写は独特
43 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 19:35:20 ID:REowxOzt
一人称視点にするか三人称視点にするかでいつも困る
基本は三人称だな
一人称はずっと模索し続けてる
一人称は難しいよ
うん、独白がどばーっと続くモノローグみたいな形でもないかぎり
三人称のほうが楽だ
適当で気にしない一人称なら楽かもしれないけれど絶対に書きたくないもんね、そういうの
47 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 20:22:25 ID:b3kzHp0m
基本神視点だな。
三人称が好きなんだが、哲学的な要素も入れたいからどうしても一人称が必要になるんだ。だからケースバイケースで視点が変わる。
今新しく書こうとしてるんだが、初めて、何かの賞に応募してみたくなったんだ。
満足は最終的に全て自己満足でしか満足しえない訳だが、それでも、それを理解しても尚、自己満足という形じゃ終わらせたくないとおもったんだ。
ちょっと本格的に書く。
そんな俺の質問に答えてくれ。
みんなは物語作るときどっから作ってく?
最初におおまかな概要とか、所謂プロットを決めるのか?
その場合、どの程度決めるんだ?人物構成から話のオチの繋ぎとか、伏線とかは始めにはっとくの?
いつもこの辺りが気になって終幕垂らしても満足がいかないんだ。
一人称が楽で良い。
固く考えないで適当にゆるくやるのが好きだったり。
ごく個人的な話でもいいのかな?
自分の場合は、ストーリープロットと世界観から
最初は特に書きたいシーンやなんかを書く
結構思想を語るほうなんで、伝えたいことは常に一貫したテーマになってる
ちなみに、縦書き、長編での話なので2ちゃんとはちょっと違うかもしれないね
そうだな。
確かに縦書きと横書きではちょっと違う。
具体的に何が違うと感じているかと言うと、行間からうける間、かな?
リズムの変わり方が違うと言った方が良いかもしれない。
だいたい2ちゃんでは段落なんて組めないよ
無理して右端揃えれば可能だろうけれど
縦書きのものを横にして投下するとき、いつも悲しくなるもの
書きたいテーマがある人って凄いと思う
そんなご大層なもんじゃないが
人生観みたいなもんか
テーマねえ?
でもおれ、テーマってよりネタよ?w
あまり深く考えすぎない方が良いんでないかなあ?
同じくネタで書いてる
深く考える暇があったら適当なネタで書き散らすのが自分の正義。
真逆だな
とはいえ俺も2ちゃんに書く文というか、SSは結構適当なこともある
というか、おれの場合。
テーマを決めても、絶対その通りに書かない。
いや書けないw
適当なネタを使って話を作るのが好きなのさw
59 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 20:57:48 ID:b3kzHp0m
こうしてみると本当に人それぞれなんだな。
まぁ、書くジャンルにも依るのかな。
純文学とかならテーマ
そうねぇ
どんなSSにも信念はこめられると信じてるが
61 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 20:59:41 ID:b3kzHp0m
こうしてみると本当に人それぞれなんだな。
まぁ、書くジャンルにも依るのかな。
純文学とかならテーマだけでもいけるが、ホラーとかSF、ミステリーもしくはそれに準ずるものならネタは必須だしなあ。
とちゅうできれてしまった
信念は自分が楽しむ事w
模写するなら好きな作家より、自分の嗜好やスタイルとかけ離れた作家の文体を真似する
方が面白いかもしれん。
普段やらないことをやる方が、刺激になる。
食わず嫌いな作家やジャンルって、結構みんな無いか?
はーい! ノ
赤川次郎
食わず嫌いはないが、食って嫌いなものはいろいろあるかもw
俺は明治大正あたりの暗い感じのやつかなー
つ北方
読んだ事ないのに文体が北方っぽいと言われてショックを受けた
68 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 21:19:22 ID:b3kzHp0m
はーい!赤川次郎
他にも伊坂幸太郎と西尾維新と乙一は好きじゃない。
嫌いなジャンルはミステリー。本格推理小説は好き。
逆にすきな作家あげると
村上春樹
太宰治
三羽省吾
寺山修司
田中ロミオ
しぐさわけいいち
かな。割りとフランス文学に好きな人がいたりする。
フランス文学が好きだから純文学とかホラー小説とかが好きだな
食い物と同じで、ちょっとかじって「不味い」と思ったもんでも、何度も味わううちに良さが分かってくるもん
もあるよな。
俺はラノベの文章を毛嫌いしてたけど、きちんと読んでみると以外に悪くない、なんて思ったり。
好きな作家か。
京極夏彦 神林長平 梶尾真治 菅浩江 神野オキナ
あたりか?
ライトノベルもハードなSFも読みます。
推理物は昔読んでたけど、今はあまり読まないな。
好きな作家ね
有川浩、森奈津子、はやみねかおる、石崎洋司、あさのさつこ
あたりが最近好き
72 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 22:02:29 ID:b3kzHp0m
タイトルから物語作ったこととかない?
逆にいつもタイトルに苦労するw
つけなくてすむならつけたくないや
タイトルだけ用意してるがまだ中身がない小説はある
おれヒーロー物みたいなのしか書いてないから。
主人公の名前が決まったら、それがそのままタイトルwww
江戸の……
>>76 それもそのうちの一つだなやwww
まあサブタイトルは悩むから、結局同じ悩みはある訳かw
78 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 22:21:26 ID:b3kzHp0m
じゃあ登場人物から物語つくるひととかいる?
便利なテンプレート見つけた
名前:
性別:
年齢:
職業:
性格:
口調:
【容姿】
【その他設定】
【プロフィール】
>>78 主人公を基点に考えた場合、作るって感覚は無いな。
自由に動かしてみて、その行動を書き留める。
人物からは作ったことないね
人物を作るのは楽しいけど名前を決めるのが億劫だ
82 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/07(水) 23:06:53 ID:b3kzHp0m
名は体を表す
人物にしても作品にしても、名前は重要だよね
機械の国のアリス
って小説を書くことにしたんだが、内容が全然決まってない。
取り敢えず近未来ってのは決まってる。アリスって女の子が出てくるのも決まってる。
タイトルにしっくり来るようなストーリーないかな?
そこでテーマですよ
恋愛なのか人生なのか平和なのか
アリスはちいさな女の子
デジタル世界はどこでも、いつの世界でも映し出せます
でもアリスは外に出る事にしました
ほんとうの「自然」をじかに見るために
て、いうのはどうだろう
機械の国=家電量販店
て、いうのはどうだろう
ようこそアリス、機械の国へ。
おいでよアリス、機械の国に。
とても素敵な機械の国。
とても楽しい機械の国。
アリスは楽しそうに遊びます。
愉しむアリスは機械の国。
アリスと歩くは小さな機械。
機械の国はかわいい王国。
秘密に溢れた機械達の国。
――あれ?何処に行くんだい、アリス。アリス。そんな所に行かないで。アリス。アリス。アリス。アリス。その扉を開けるのかい。アリス。アリス。アリス、アリス、アリス、あははははアリスだぁアリスアリスアリスアリスアリスアリス!!
「こうして、きかいのお国はほろびてしまって、みんなに忘れられてしまったのです。」
「めでたし、めでたし。」
…寧ろファンタジックになったわ\(^O^)/
87 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/08(木) 08:13:08 ID:fA9jLJ13
>>83テーマか。技術ばかりを追い続け、排他的な事ばかりをし続けた人間。
……なんか現代社会を皮肉るような作品がいいな
88 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/08(木) 08:43:57 ID:fA9jLJ13
電気量販店か……その発想はなかったな
ファンタジックね。SFにしようとは思ってたんだ
89 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/08(木) 12:32:03 ID:fA9jLJ13
今イチオシの本を教えてくれ
ところで
直木賞と芥川賞ってどっちの作品が好き?
>>89 つ「モダンタイムズ」
やや直木賞の方が好きだがどちらもあまり好きではない、かな
91 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/08(木) 14:17:04 ID:fA9jLJ13
>>90出来れば著者名もいいか?
芥川賞受賞作品は突拍子もない作品が多くて好きなんだ。
どうも近頃直木賞受賞作品の方が売れてるみたいだからどうだろうなって思ったんだ
賞に関係なく自分の感性に合う作品が好きだ
>>91 小説じゃないんだ
映画なんだよ(モダンタイムスだった、ごめん)
チャップリンがやった…
でもこっちは資本主義らしいから少し違うかな?
>>92は正論
「恋空」
中島敦・著
この田原美嘉は気性凡庸・短躯にして短慮、容姿に誇るところなく別段の特技もない。
だが、自ら凡庸たることが恃みであった。
なんとなれば、高等学校への入学より僅かに三ヶ月。はや気心の通じたアヤとユカがおり、
心楽しませて日々を暮す事が叶っている故である。
この友人らと席を並べて食を共にする、実に自分にはこのことが無上の喜びである。
「なんという快い空腹だろうか。嗚呼!」
毎日の事ではあったけれども、左様に待ちに待つのは昼餐の刻限であった。
化粧は淡くともいまだ馴染まぬが、入学時に一念発起し・明褐色とした己の頭髪は直毛だ。
凡庸なるその自分にも都合三名の思い人があった。多いか少ないかなどは解らぬ。
何れも刹那の出会いであり、真の恋愛など未だ経験してはいないのであろうと自嘲もする。
己の知るところ全ては、子供の戯れ合いを本質とする・飯事の如き恋愛なのである。
さりとて、己に恋愛などは要らぬ。
かくの如き渦中に、その男とは出逢ったのだ。
恋愛など最早要らぬと決めていた・凡庸に終始することを好しとしていたこの美嘉の生が、
男により、著しく変貌を遂げる運命と定まったのだ。
――そこまで語ると、美嘉は元の叢に躍り入って、再びその姿を見せなかった。
恋空ダイジェストw
李陵さん!李陵さんですよね!
96 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/08(木) 16:26:17 ID:fA9jLJ13
チャップリンか。見る機会はなさそうだ
97 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/08(木) 22:10:59 ID:fA9jLJ13
明日雪だ
そうだwwwwww
100 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/13(火) 10:59:12 ID:pzAaniGw
このスレは乗っとりました
101 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/13(火) 11:04:01 ID:43rcqlC+
またか
102 :
創る名無しに見る名無し:2009/01/29(木) 21:52:21 ID:a+dU0O8w
信じてる
103 :
創る名無しに見る名無し:2009/02/23(月) 01:40:10 ID:5Kp/acLL
あ
蒼星石「毒虫になったよ」
JUM「それを僕に言って、お前はどうするつもりなんだ」
蒼星石「まあまあ、そう興奮しないでジュンくん。」
JUM「別に興奮はしていないし、毒虫になったお前にも興味はない」
蒼星石「またまた。ジュンくんの気持ちはわかってるつもりだよ」
JUM「インドア派の僕としては、このゲジゲジは許しがたいんけどな」
蒼星石「触覚プレイ」
JUM「興味がある、続けろ」
蒼星石「あはっ、やっぱりジュンくんは変態だなぁ」
JUM「変体はお前だろ」
だが残念!
昆虫の変態も変態なのだ(漢字が)
IDがSOS団ということも含めてひとつの芸と見た
むしろその虫が蒼星石だとどこでわかったのか
声か
108 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/23(火) 20:20:35 ID:Rv33ihx1
VIPPER夏目漱石
うはwwwおれ猫wwww名前ねえwww
俺どこで生まれたのwwwじめった所で鳴いてた記憶はあるwww
そこで初めて人間見たんだよねwwwなんつーの、あれ、書生とか言うらしいんだけどヤバい種族らしいんだよねwww猫食うらしいよ書生www
知らなかったのでスルーしてたら持ち上げられて、人間の顔っての見たんだけどよくわかんねえ。毛生えてねえのな。ヤカンみてえw
その後見たどんな猫仲間見てもあんなパイパン顔いねえよwww穴から煙噴くしねwww煙てえwww煙草って奴らしいwww氏ねwww
続かない
続けろよw
リクエストにお応えしてラストシーンを。
ビール舐めてみたwww猫とビールは性にあわんわwww
なんかラクになって来たwww腹膨れたわwwwビールいいじゃんwww
なんか歌いたくなってきた。なんか足もつれておもしれえwwww
眠いwwwww俺起きてんの? 寝てんの?? 歩いてる? 歩いてるみたいだ。もうどうでもいいよwww、海だろが山だろが驚かないわwwww
なんかぼちゃんって音がしたwwwちげえ俺の音だwwwやっべ溺れたwww
苦しいってwwwうはwww爪届かねえwww水葵の入ってた瓶に落ちたっぽいwww鳥とか来てたあの瓶かwww俺鳥じゃねえよwwwおkwwww
足伸ばしても届かないんですけどwww沈むwマジやばいw
瓶から上がろうとするから苦しいんじゃね? うはwww俺天才wwwww
無理を通そうとかするから苦しいんっすよーwww自分で拷問してるようなもんでさーwwwwwもうどうにでもしてwww
あ、なんか楽になってきたwwwwなんだかここがどこだか判んなくなって来たよ。座敷の上?水の中?
どうでもいいや、なんかラクだしwwwつーかラクさそれ自体さえも感じなくなって来たしwww
太平って奴っすwww太平って奴は死ななきゃ得られないっすwww
なまんだぶwwwなまんだぶwwww
あwwりwwwがwwwとwwwwwww……………
…………うwwwww
- - -
「夏目漱石全集1」ちくま文庫、筑摩書房 を底本とする青空文庫より
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html
空中人魚の男のノリ思い出したw
・トルティーヤチップスに苦言を呈する
おじさんはもう我慢の限界だ。
もうどうにかしてほしい。
ナニがというと、トルティーヤチップスのことである。
と、ここでぼくのようなおじさん世代は「トルティーヤチップスって何だ?」となるに違いない。
なのでまず読者諸氏に(特におじさん世代に)、トルティーヤチップスがなんなのかを説明せねばなるまい。
トルティーヤチップスをわかりやすくひと言でいうならば、トウモロコシで出来たポテトチップスである。
ここでキッチリしたおじさんなら、
「オイオイ、それは日本語がオカシイだろう?」
とか言ってくるかもしれない。
いや、それはぼくもわかっている。トウモロコシで出来ているものを、ポテトチップスとはもちろんいわない。
だがここは話をわかりやすくするために、グッとこらえてほしい。このぼくとて、トウモロコシをポテトと言い張るのは無理があるとわかっているのだ。
形は主に三角形をしている。チップスゆえに袋の中で砕けていることもあるだろうが、もし無事であればこの形をしていることだろう。
もっとよく見れば、三角の一辺が丸くなっていることに気づくだろう。
これはもともと丸型のギョウザの皮のようなチップスを、六等分か八等分にしているからだと思う。ピザを切ったような形である。
ここでまたキッチリしたおじさんなら、
「オイオイ、それならそうと早く言ってもらわなければ困る。三角形とピザじゃずいぶん違う」
などと言うことだろう。(それにしても、さっきからこのおじさんはうるさいな)
しかしもうちょっとこらえてほしい。話をわかりやすくするために単純に言っているだけなのだから。もっと気楽に構えなくては、ラテン系の食べ物と付き合うことは難しいのである。
話進まねーw
これ誰の文体模写なん?
元ネタは東海林さだおの食べ物エッセィ・丸かじりシリーズですが、読み直すと理想とのギャップに凹むw
「何か訳ありな様子ですね。死ぬ前に話してみませんか?」
僕は無職で、そのとき借金をかかえていた。そのことで僕はひどくやや
こしい場所に迷い込んでいた。僕はそのことを彼女に話した。
「つまりあなたは、自殺志願者だった訳ですか」
「そうだよ」と僕は言った。
「だから君に殺してもらえると助かる」
「そう言われると、なんか殺りづらいなぁ」
彼女はそう言うと尾ひれをひらひらとさせたまま僕の顔を見て、少し困
ったような顔をした。
「ふむ。しかしやってくれないと僕も困るよ」
「……むー」
やれやれ、と僕は思った。
誰か夏目漱石の文体模写を頼む。