ショートショートの広場とか読んでると、作風とか結構自由だったりするしね
でも星作品を読んでないと、ってのには同意。あれは良いもんだから短編作りたいなら読んどけ
……ただ、読み始めると自分が思いついたネタが既出じゃないか不安になるなw
ある地方の高級マンションに有名な作家が住んでいた。
執筆活動にも使っていたのだが今では原稿の依頼も来ず、贅沢な生活をするだけの場所になっていた。
「ああ、退屈だな」
男はそう言って欠伸をした。何の不自由も無い生活だったが、暇な時間が彼を苦しめていた。
もともと文章を書くのが好きで、そのために作家の道を選んだのだ。
ところが人気が無くなってからの彼に仕事の依頼は無く、来るのは賞の選考委員への誘いばかり。
相談をした友人から、趣味として小説を書けば良いと言われたこともある。
だが、男の作品は何度も大衆の手に取られ、そのたびに賞賛を浴びてきたのだ。
折角書いた物が少数の知人にしか読まれないなど、彼には耐えられることではなかった。
小説の事を忘れようとして、男はいつものように酒の入った瓶に手を伸ばす。
電話がかかってきたのはちょうどその時だった。
「お久しぶりですね。また筆を執る気はありませんか?」
電話の相手は、男と同時期に文芸の世界へと入ってきた女性だった。
昔の彼女はあまり有名とは言えない存在だったが、今では全盛期の彼に匹敵する作家として知られていた。
「ふん。書きたい気持ちはあるさ。代筆の依頼でもあれば、喜んで受けるだろうな」
「それは良かった。まさにその仕事を請け負ってもらいたかったの。協力して頂けますか?」
予想していなかった話の内容に、男は少し考えてから答えを出した。
「なるほど。君はアイデアが枯渇している。私には作品発表をする場所がない。お互いに相手の欲しいものを持っているわけだ」
納得した男は彼女の依頼を受けることにした。
他人に書かせた作品を自分の物として発表する行為を、悪いことだと思わなかったわけではない。
だが、男にとっては彼女を非難するよりも、自分に再び活躍の機会が訪れたことのほうが重要だった。
「さあて、どんなストーリーにしよう。それとも登場人物から決めるかな?」
男の髪には白い毛が混じりつつあったが、彼の楽しげな表情は子供そのものだった。
「ありがとうございました。原稿料はいつもの口座に振り込んでおきましたのでご確認を」
男が初めて代筆の依頼を引き受けてから三年が経った。
電話があった日からしばらくは、男も無心に作品作りに没頭していた。
しかし二作、三作目と書いていくうちに疑問が湧いてきたのだ。
果たして自分は彼女にとって唯一無二の存在なのだろうか?
いつかお役御免となって、代わりの作家に役目を譲ることになるのでは……。
一度生まれた不安は消えることがなく、男は探偵を雇って調べさせることにした。
そして、予感は的中してしまった。
報告によれば、彼女は男の他にも数人の作家に代理執筆をさせていたというのだ。
「悪い知らせはまだあるんです。彼女は今回であなたに代筆を頼むのを最後にするつもりだとか」
男は探偵が帰った後、すぐに電話をかけた。相手はもちろん決まっている。
「もしもし、私だ。渡さなければいけない物があるので、今から自宅に来てもらえないだろうか?」
二時間後。何の疑いも持たずに来た相手は、背後からの一撃によってあっさりと男に殺されてしまった。
「さて、どうしたものだろう。彼女がここに来ることを口外していなければ良いのだが……」
考えてみれば、人気作家が代筆屋を雇っているなどという事実は世間に知られては困ることだ。
どこから秘密が明らかになるかわからない。
元作家の住まいに行くなどと、誰かに言うはずがなかった。
安心した男は死体の処理について考えることにした。
山の中に埋めたり、海に沈めるべきなのだろうか。
しかし、万が一にも自分がそうしている姿を目撃されるわけにはいかない。
「そうなると口の堅い人間を探して、そいつに処分を任せるか。代理の人間に……」
ふと急に不安になった男はある場所へ電話をかけることにした。
「もしもし。あら、どうかなさったの? もしかして使いに出した子がまだ着いていないのかしら」
男は慌てて電話を切ると、死体を確認しに走った。
顔立ちは似てはいるが、床に転がっている死体と彼女はまったくの別人だった。
男が玄関で立ち尽くしていると来客があった。男が依頼をした探偵だ。
僅かに開けたドアの隙間から顔を出し、何の用か尋ねる。
「今日の報告は間違いです。彼女は他に作家を雇っておらず、あなたを解雇する予定もありません」
「間違いだと。なぜそんな事になった!?」
「私が雇った人間が偽りの情報を持ってきたのです。奴は嘘の特ダネで報酬を巻き上げる詐欺師でした」
自分たちも代わりに仕事をさせる人間を雇い、日々の依頼を解決しているのだと探偵は言った。
「申し訳ありません。依頼料はそっくりお返ししますので、この失敗についてはお許しください」
探偵が逃げるようにして帰っていくのを見送ったあと、男は他殺を装った自殺を行うことにした。
自分が殺されたとなれば、他の誰かが真犯人として扱われるだろう……。
メモ帳で書いている間は60行以内だったはずなのに、まさか長文エラーにひっかかるとは……。
星っぽさって主観だろうから厳密なラインは引けないだろう
958 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 11:55:00 ID:xH0FR16D
>>956 星さんのポリシーならベッドシーンは書かないとかかな
959 :
狩りの仕方:2009/10/17(土) 12:24:15 ID:gKGCOj6f
狩人が森で狩りをしていると、もしもし、と小さな声で話しかけられた。
人などいない森だ、警戒しながら周りを見ていると、白いウサギが足元にいた。
「カリウドさん、カリウドさん。美味しい木の実があるところを知ってるよ」
まずウサギがしゃべったことに驚いた。だが、この親切なウサギは木の実が取れる場所を教えてくれるらしい。狩人も食べ物を、少しでも多く取りたいのでうれしい話だ。
「こっちこっち」
さすがにウサギの足は早く、追いかけるのが精一杯だ。
ひたすら追いかけて、こちらも疲れ始めた頃、周りの藪が、ガサガサと鳴る。
本能的に恐怖を感じるような、低い唸り声。虎だ。
「あぶない、あぶない。こっちこっち」
疲れていたところに、急に現れた虎に度肝を抜かれ、判断力を失っていた狩人は、素直にウサギに従い後を追いかけていく。
ザザッ、という葉の擦れる音と同時に、足に鈍い痛みが走る。小さな落とし穴だ、小さな穴だが狩人をこけさせるには十分だった。しかし、足の痛みはそれだけではなかった。蛇だ、しかも猛毒を持つ毒蛇が足に噛みついていた。
「できた、できた」
逃げたはずのウサギが戻ってくる。
「お前がやったのか」
「私達はお前たちの真似をしただけだ」
さっき現れた虎が説明をする。虎も共犯だったのか。
「餌で誘い、誘導し、穴に落とす。全てお前がやったことだ」
毒のせいか意識が薄れ出す。動物達が鳴きながら身体をくねらしたり、飛んだりしている。勝利の踊りでも踊っているのだろうか。しかし、獲物である動物に狩られるとは…無念だ…
「ウサギよ、この者は最後無念そうにしていたがなぜだ?」
「なんででしょう、彼らはこうして身体をくねらせていれば、この者は神様のところ行くのだ、幸せだろう、とか言ってましたけど」
「よくわからないな。ところで神様とはなんだ?」
「腹のことじゃないんですかね、食べてましたし」
「食べられて、幸せなのか。人間とはわからんな」
>>953 これは面白い
短い文なのに場面と状況の転換で振り回される作品は好きだわー
>>960 んー、俺としては逆に四分の一ひねりくらい多く感じたかも試練です
完全に好みの問題だと思うけどさ
962 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 14:02:26 ID:NhtHg7Q7
>>959 少し星氏っぽい。
動物が人間に復讐をするというのはいいかも
(゜∀゜)
964 :
946:2009/10/20(火) 18:33:15 ID:fwhtFuGd
>>947 感想ありがとうございます。
そうですね、二酸化炭素を回収する装置的なものと組み合わせれば温暖化解決につながるかもしれません。
ちょっと早いけど次スレの話でもしちゃう?
このスレ、まとめwikiやまとめブログは無いよね?
駄作だけど、今のうちに自分の作品はログ取っておこうかな。
(´-ω-)
まとめwikiなかったっけ?
968 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 16:39:15 ID:OjCJy/sq
ここから1000まではどうします?
テンプレつくり
970 :
555:2009/10/23(金) 23:06:41 ID:ELVAECCi
エヌ氏は23歳。日々の生活の糧を得るため、真夜中にコンビニで
働いていた。
レジから見渡す視界の極限にはドリンク類の冷蔵庫。
「ああ.毎日ビールを飲める生活がしたいなぁ〜」
ポツリとエヌ氏が漏らした。
「その願い、叶えようぞ…」
どこからともなく、声が響いたなと感じた直後、
エヌ氏は、自分が牛になっている事に気付いた。
971 :
555:2009/10/23(金) 23:07:21 ID:ELVAECCi
すんません。パクリです!二度としません!
974 :
555:2009/10/24(土) 08:19:22 ID:D+ZdbccI
元ネタは相原コージの4コマ
>>972 食肉用に育てられる牛は、肉質をよくするのにビール飲まされるんだよ。
976 :
E作:2009/10/24(土) 15:32:59 ID:irJozGvr
今畜生!D作はまたしても地団太を踏んだ。そして、はずれ馬券を足蹴にして
踏みにじった。今畜生!D作はまたしても地団太を踏んだ。はずれ舟券を足蹴にし
て、踏みにじった。今畜生!D作はまたしても地団太を踏んだ。はずれたくじ
を足蹴にして、踏みにじった。今畜生!D作はまたしてもギャンブルに外れ、地団太を踏んだ。
そして口にしていたアイスの棒を足蹴にして踏みにじった。
「おじさん!これ中ってるよ!」
「本当かよ!」D作は涙を流さんかぎりに感激し、子供に近寄った。
「わかんない、おやじだなぁ、アイス一つで・・・」
「おじさんは、とにかく当てたかったんだよ。」「何を?だから何を?」
「ひ・み・つ」
おじさんは演技にごまかすのが精一杯で、真っ赤になっていた。
遠くでウソブク声が聞こえた。
「そんなやつ多いから案外当たり馬券おちているかもなぁ。」
そうそんなやつおおいからな・・・・D作はギャンブルを止めた。
977 :
E作:2009/10/24(土) 16:14:42 ID:irJozGvr
夏の暑い日、なにわの街に今日も燦燦と太陽が照っている。昼時、サラリーマン達が涼を
求めて蕎麦屋に集っていた。一人の男がさてと立ち上がり、入り口で「今日は
暑いねぇ〜〜」と言ってスーツでひさしを作って金も払わず去っていった。
どうやら付けらしいのだが、落語のようだがたまにツラレルやつがいて、それを
みんなで楽しむのだった。D作もそんな馬鹿な一人で、「今日も暑いね〜〜」
といって手でひさしをつけて店を出ようとするのだった。
店主が案の定「はい!あんた赤信号!!」と言って肩をつかんだところ、
どわ〜〜〜と客がでていったそうな。
>>976-977 最低限まともな日本語が書けるだけの知能を身に付けてからお話を書きなさい。
980 :
555:2009/10/25(日) 22:55:34 ID:F9t/j+C0
七夕
「ここに願い事を書くのよ」
母親にそう教わりエス子は短冊に願いを書いた
「とおくの星に行きたい」
15年後、彼女は郷里を遠く離れた日本生命で働いていた
>>980 ニッセイまで10秒、オチを理解するのにまた10秒かかった
おもろい
掲示板が横書きなのをうまく利用できてるな
984 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/26(月) 04:21:39 ID:d3aAlMx/
>>978 ここで書いてるんだろうが。馬鹿
おまえもなんか書いてみろ
985 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/26(月) 04:37:16 ID:d3aAlMx/
976 977 星新一の作品、ショートショートはよく読んでるが
読むのと書けるのとはまたちがうわけよ。知能ってのを大上段に
構えてストレス解消してんじゃないよ。ばか。
986 :
ぼけかすなすあほのほしふぁん:2009/10/26(月) 05:05:21 ID:d3aAlMx/
海老でたこを釣る男がいた。
たこで海老を釣る男がいた。
馬鹿野郎、海老でたこを釣るなんて不経済だ。
「だってたこがくいてえんだよぉ。」
それで、海老とたことどっちがえらいのか言い争った。
海老の肉は甘みがあっていい。
たこは歯ごたえがいい。
987 :
ぼけかすなすあほのほしふぁん:2009/10/26(月) 05:06:44 ID:d3aAlMx/
おい978でてこい。
糞してる最中にでてこい。
988 :
ぼけかすなすあほのほしふぁん:2009/10/26(月) 05:07:56 ID:d3aAlMx/
おい978。おまえなぁ。文章で身をたててから、そういうことは
いえるんだよ。
989 :
ぼけかすなすあほのほしふぁん:2009/10/26(月) 05:12:55 ID:d3aAlMx/
そうせ。ワインか、こーしーがすきな、
えせブルジョワ、あぶくぜにぷくぷくだろ。
てめえの雲古にくろうする。
990 :
ぼけかすなすあほのほしふぁん:2009/10/26(月) 05:14:27 ID:d3aAlMx/
落ちたヤク座いしのおとうさーーーん。
精神化医者の話で
薬の需要ふやしといたからねぇ。
くまちゃん
991 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/26(月) 05:17:57 ID:d3aAlMx/
まさこ〜〜〜〜それはだめだよ。
992 :
555:2009/10/26(月) 12:17:42 ID:9WGTlejQ
「ここに願い事を書くのよ」
母親にそう教わりエス子は短冊に願いを書いた
「とおくの星にゆきたい」
15年後、彼女は郷里を遠く離れた地の生命保険会社で働いていた
こっちの方が良かったかも
なんか凄いのが湧いてるな
次スレ立てないと埋まってしまうぞ
テンプレの改変がいらないなら俺が立てるけどいい?
特に変更するような点はないと思う。
立ててもらえると助かります。
997 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/26(月) 18:52:02 ID:WZPG+RRz
tes
1001 :
1001:
/■\
(_´∀`)_ 創る阿呆に見る阿呆!
/,/-_-_-_-_-_\ 同じ阿呆なら
( ( /,, /― ((神輿))―\ 創らにゃソンソン!! //
(。'。、。@,。,。,。,。,。,。,。,。,。,。,。@ ) )
∩ヽヽ∩ヽXXXXXXXX/ .∩
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