hoshu
167 :
創る名無しに見る名無し:2009/07/20(月) 00:03:15 ID:9nuGiiZO
来月あたりに投下しようと思います。
よろしく。
新作?それとも続き?
とにかくwktk
169 :
創る名無しに見る名無し:2009/07/20(月) 01:52:33 ID:ybTj58Wi
新作というか、初投稿です。
文章力ないんで表現とかはあんま期待しないでください。
170 :
お台場メモリアル〜8/1計画〜10th Anniversary:2009/08/01(土) 14:15:12 ID:VvIcNTg2
\\ はじまりはあの夏の日 紋章が君を呼ぶ かけがえないパートナー 進化の輝き //
\\ 勇気を受け継いだ 子供達は デジタルワールドを疾る //
\\ 一枚の青いカード 信じあうむずかしさ ひとつになる心が世界を救った //
\\ 果てないフロンティア 見つめながら 伝説をまとった スピリット //
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し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J
こんなスレがあったのか……
どの作品も続き楽しみなんだぜ!!
172 :
厨二病が保守:2009/08/08(土) 22:56:04 ID:zAs7tN81
「ああ、やっと来たのね石塚君。はやく食べないと冷めちゃうよ?」
部屋に入ると相沢はそれが当然というような態度でハンバーガーショップの紙袋を押し出してきた。
彼女は袋に手を突っ込むと、次々と中身を取り出し始める。
「えーと、石塚君はテリヤキでしょ・・・それから・・・ホラ!ギザモンの大好きなフィッシュバーガーよ!」
「えっ・・・ちょ・・・あの・・・」
「あー・・・相沢さん・・・そのー・・・言いにくいんですが」
いきなり断ると怖いので、靖也は一呼吸置いてからおそるおそる続けた。
「ちょいと今、食欲がないもので・・・申し訳ありませんが・・・」
「えー?せっかく買ってきてあげたのに。顔色悪いわね、そんな時こそいっぱい食べて栄養補給を怠ってはいけないのよ!!」
「す、すみません」
「いざって時にギザモンがお腹空いて進化できないとかじゃ困るんだからね。ダークティラノモンは私たちにとって拳銃なんかよりも大事なんだから」
「ご、ゴメンナサイ・・・」
しゅんと俯くギザモンを見てか、相沢はそれ以上強く言おうとしなかった。
さすがにギザモンに対しては石塚ほど厳しく接することに抵抗があるようだった。
「ま。いいわ・・・無理して食べる方が体に悪い時もあるからね。でも私の話はちゃんと聞くのよ分かった??」
言い終わると、相沢は自分のぶんのバーガーを包装から取り出してパクつき始めた。
ビッグショーバーガーなるその物体はゆうに普通のハンバーガーの倍はありそうな大きさである。
脂ぎっしりの肉が二枚も挟まれてるそれを、平然と平らげていく。靖也は少々呆れ気味に呟いた。
「相沢さん・・・そんなにお腹空いてたんですか・・・」
「当たり前よ、朝も早くから遺体の調査に歯の調査結果に・・・とにかく忙しかったのよ」
「へ??い、遺体って・・・」
「例のサメの被害者のに決まってるでしょう?」
信じられないといった様子で靖也は彼女を見据えた。
マジかよこの人。あの死体を見た後にこんなモンを平然と食えるのか。どんな神経してんだよ・・・。
173 :
厨二病が保守:2009/08/08(土) 22:59:21 ID:zAs7tN81
「で、あなたの手に入れた例のサメの歯の分析結果がついに来たわよ」
靖也が呆れてる事を知ってか知らずか、相沢は書類を茶封筒から取り出し始めた。
それは例の「サメ」の歯の鑑定結果である。
あの日、ダークティラノモンの腕に突き刺さっていたクロンデジゾイド製と思われるサメの歯は重要な証拠としてデジモンの専門家である「武之内春彦(たけのうち はるひこ)」の下で詳しく分析が進められることとなった。
武之内教授は人文学が専攻だったのだが、娘・・・どうやら最初にデジモンと交流を持ったといわれている・・・の影響をうけてデジモン及びデジタルワールドの研究に熱心に取り組んでいた。
そして今では、デジモンに関しては随一の専門家と言っていいほどである。警察としても多少変り種な人物だという認識はあったものの、その堅実な分析には確かな信頼を寄せていた。
「とりあえず詳しくは見てほしんだけど・・・簡単にいえばやはりクロンデジゾイドで間違いないって。まあココでデジモンに一番詳しいのは石塚君なんだからちゃんと読んでよね。」
靖也は書類を受け取ってそれに簡単に目を通し始める。
「それで・・・どうするんです?クロンデジゾイド製って事はこいつの持ち主はたぶんデジモンですよ。って事は」
「そうね。Dフォースのお仕事になるって事」
「・・・・・・あの軍隊モドキに仕事を明け渡すことになるんですか?冗談じゃない!!」
「しょうがないでしょう。デジモンの事件のことはDフォースの管轄と決まってるからね。実際、対抗できるのがダークティラノモンしかうちには居ない訳だし」
「・・・ですが・・・奴らだったら海岸で戦争を始めかねませんよ」
「私だってあんな、くそ野郎どもに任せるなんて嫌よ。だけど、こうなった以上はもうどうしようもできないわよ。警察としてわね。だから石塚君とこうして話す必要があるってことよ」
なぜわざわざ、自分をこんな部屋に呼び出して二人きりで話そうなどと言ってきたか。
それが理解できていなかった靖也だったがこの言葉を聞いてなんとなく理由が分かってきた。
「なるほどね・・・つまり、俺に独自調査しておけって事ですか」
「そ。たぶん、そろそろDフォースの管轄になるって事でここでの調査は打ち切り。今までの報告もすべて奴らに渡すことになる」
オレンジジュースのLサイズ容器にストローを挿しながら相沢は続けた。
「私もあくまで『個人的趣味』でこの事件を追う事にするわ。だけど私だけじゃ限界がある。だから石塚君とギザモンの助けが必要なの。協力してくれるかしら?」
「勿論です。俺たちもあの連中に任せっきりにするのは癪ですから」
外は雨だった。
天気予報によれば、夜にかけて大荒れになる可能性もあるとの事で多くの人間をブルーな気分にさせた。
だが多くの人々とは違い武之内空の心は喜びに満ち溢れていた。
何せ今日は久々に一家が勢揃いするという武之内家にとって一大イベントとも言っていい日なのだから。空は普通の家庭と比べて少々特殊な環境で生まれ育った。
母である淑子はそれなりの歴史を持つ華道の家元であり、父の春彦は京都で大学教授をやっている。
父は民俗学の教授であったのだが、大学で教鞭を振うよりもフィールドワークに出て活動する方が多くて常に家を空けている状態だった。
空は女手一人で育てられたと言っても良いくらいだが、彼女自身は父を恨んだりした事は無い。
むしろ空にとっては唯一甘えられる存在であり父の事をとても誇りに思っていた。
春彦はその後、デジモンの存在が認知され始めると自らの研究対象をデジモンへと移行させた。彼にとってはこの生物は娘を成長させてくれた恩があり、何より知的好奇心を大いに刺激された。
今では国内でも有名なデジモン研究家の一人である。
だが今でもフィールドワークに大学で講義と、民俗学専攻の時と変わらない慌しい日々を送っている。
今日は偶然にも、東京にて講演があり休みも取れたために一家で食事を取ろうという事になった。
「お父さん!!」
待ち合わせ場所で父を発見するなり、歓声を上げながら抱きついた。
「久しぶりだね空。また大きくなったね」
「うん!」
「お帰りなさいあなた。元気そうで何よりです」
「只今、淑子」
いつもの様に凛とした態度を崩さずに淑子が歩み寄った。だが内心、嬉しくてたまらないはずだ。夫を見るなり表情が少し綻んで優しい笑みを浮かべた。
春彦は続いて、ちょこちょこと歩み寄ってきた影に視線を移した。武之内家にとっては新たな家族である。
「こんばんわ。ピヨモン」
「ぴよっ!空のお父さんこんばんわ」
空のパートナーデジモンは小さな体でお辞儀した。その様子が可愛らしくてその頭を撫でてやる。
デジモンは彼の研究対象ではあるのだが、彼女だけは特別だ。なんだか娘がもう一人出来たみたいに感じられた。
「さあ、そろそろ行きましょう。予約の時間はもうすぐですからね」
一家は淑子を先頭にして、飲食店街へと向かっていった。
一家全員が揃って食事なんて何時頃だっただろうか・・・もう一年はやってないハズだ。武之内一家は高級な雰囲気漂う和風レストランで食事を取っていた。
春彦は当初からちょっとした罪悪感に包まれていた。食事の席についても少々、後ろめたそうにしていたがまた成長した娘や妻に合うのが嬉しかったらしくすっかり笑顔が戻っている。
「学校はどうなんだい?空、ちゃんと楽しくすごしているか」
「私もピヨモンみたいなパートナーデジモンが早く欲しいな」
父はいつも以上に話が弾んでいた。講演会で聞くような丁寧な口調とはまた違う、穏やかで楽しげな口調。
空も淑子もピヨモンも自然と楽しげな口調で答えている。一家全員がまさに幸な表情を浮かべていて、料亭内のどの席よりも盛り上がっていた。
ところが、そんな一家の元へ、予想だにしてなかった来客が現れた。
「んふっ・・・誰かと思えば・・・姉さん達だったとわね」
淑子を含め、全員が驚いて声のした方向へと振り返った。
そこに立っていたのは淑子と同じく鋭い目つきの女性。だが淑子が凛とした雰囲気をかもし出しているのと違い、どこか刺々しく冷たい雰囲気を漂わせていた。
髪の毛は空と同じように茶髪で外ハネしたクセ毛も共通していた。
「彩女・・・」
「彩女叔母さん・・・」
空と母は驚いたように呟いた。彼女達だけでなく春彦もかなり驚いている様子。
何せ一家自体勢ぞろいするのが珍しい武之内家。それに親族が加わるとはかなりの珍現象であった。
しかもこの 『武之内彩女(たけのうち あやめ)』 が三人の前に姿を現すのは数年ぶりの事でもあった。
正確にいえば・・・何度かTVで見ているのだが対面するのは本当に久しぶりである。
「こんな所で会うとは奇遇ねえ・・・しかも一家勢ぞろいとはね」
少々嫌味な口調で喋り始める彩女。
正直な所、空はこの叔母の事を嫌っていた。嫌っているというかそれは軽蔑の眼差しも混ざっているかもしれない。
何れにせよ、空は叔母に対し良い感情を持ってはいない。
「一体、ここで何をしているの彩女。全く連絡をよこさないで・・・」
「せっかく妹に会ったのに『久しぶり』の言葉もないのアンタ?連絡だぁ?そんなモンしなくてもTVで顔を見た事くらいあるでしょ」
かなり横柄な受け答えであり、淑子は怒りを募らせた。
それを知ってか知らずか余計に嫌味な口調で彩女は続けた。
「何してるかですって?ンなもん飯を食いにきた以外に何があるって言うの??高級料亭に華道のお稽古なんざに来るわけ無いんだからさあ!!
で、店に入ったら珍獣どもが勢ぞろいしてんだから。びっくりしたってーの」
大袈裟に両手を広げておどけてみせる。
一応は叔母であり多少は我慢してたがさすがの空にも怒りが込みあがってきた。
「アンタ達もココに来るの時間かかったでしょ?私達もよ、全く。渋滞しててホントにムカついたよ。なんか近くで『恐竜博』だかなんかやってるんだって。
全く、迷惑だったわ。道路にクソガキの多いこと多いこと!それに加えて休日にしか運転しないようなド下手糞が車を運転してるから・・・。
あーあ、全く!掘り出された骨なんざ眺めて何が楽しいのやら・・・ねえ、義兄さん?」
目を細め春彦をじろりと見つめる彩女。
淑子は我慢の限界にきて大声で彩女を怒鳴りつけようとするがそれを遮って空が先に怒鳴り声をあげた。
目を細め春彦をじろりと見つめる彩女。
淑子は我慢の限界にきて大声で彩女を怒鳴りつけようとするがそれを遮って空が先に怒鳴り声をあげた。
「一体なんなのよ!言いたい事があるんならハッキリと言えばいいじゃないの!」
突然怒号をあげた空に春彦も彩女も面食らった様子。だが彩女はすぐさま小ばかにしたような笑みを浮かべた。
「くっくっくっ・・・あーーーはははははははっ!空、せっかくお父さんにあったのに情けない姿を見せちゃダメだよ」
「なっ・・・この・・・!」
「良いから大人しくしてなションベン臭い小娘が。アンタが幾ら凄んだ所で・・・」
「おい、その辺にしておけ彩女」
彩女を制したのは側に居たもう一つの小さな影だった。
それは落ち着いた感じの低い声で、どこか威嚇するかのような重々しさもある口調だ。
「こんな所で目立ってどうするというのだ」
辺りを見回すと他の客が何事かとザワついてこちらを見ている。中には彩女の姿をみて「あの人って・・・」と呟く人も居た。
彩女はチッと舌打ちした。
彩女は射抜くかのような鋭い視線と強烈な威圧感で周りの客を睨みつけた。
軍人特有の力強いオーラと相俟って周囲の人間、そして所々に姿が見えるデジモン達は思わず「何も見てませんよ」と言うかのごとく、視線を自分達の食事の方へと戻した。
腰抜けどもが、とでも思っているのか彩女はフンっと吐き捨てた。
パートナーが周囲を威圧する一方で彩女の側に居たデジモンが武之内一家に対して口を開いた。
「お食事の邪魔してすまなかったな。俺のパートナー、渋滞に巻き込まれたせいで機嫌が悪いみてえなんだ」
彩女のパートナーは空にとって初対面となるが・・・一応見た事がある姿をしている。
TVで叔母とともに映っているのを見た事があるのに加え、なにより自分のパートナーと同族・・・つまりはピヨモンであるからだ。
だが彩女のピヨモンは空のピヨモンとは似ていない点もあった。
彩女のパートナーは羽毛が燃え上がるような真紅に染まっており、普通のピヨモンのピンクの羽毛とはかなり違って見える。
どうやら属性の違いらしく、普通のピヨモン(ピンク羽毛)はワクチン種で赤い羽毛はウィルス種のピヨモンなのだ。
そして、似ていないのはそれだけではない・・・。
「おっと、そう言えばはじめましてだったな。ま、紹介する必要もないだろうが・・・彩女のパートナーのピヨモンだ。よろしく・・・」
「うっ・・・うん・・・」
彩女のピヨモンの自己紹介にちょっと戸惑い気味に返事を返す空のピヨモン。
空は叔母のパートナーを見て思わず胸が締め付けられそうになって、少し眉をひそめてしまった。
彼が空のピヨモンと似ても似つかない最大の原因は・・・その身体に刻まれた無数の傷だった。
彩女のピヨモンの右腕は関節部分から微妙に歪な形に曲っている。複雑骨折が治癒した痕だ。
嘴にも目立つ傷があり、側面から見ると欠けてしまっている部分もある。まるで本来あるハズのない牙が生えているようにも見えた。
左頬にかけては噛み切られたように大きな傷がついており、左目は白く濁っており恐らく白内障を患っているのだろう。
普通ならデジモンの持つ驚異的な生命力で並大抵の傷なら完璧に回復する。
選ばれし子供達のパートナーなどあれほどの冒険と戦いを繰り返したのにも関わらず、一生ものの傷痕など残っていない。
しかし彩女のピヨモンには・・・明らかに無茶な事をやってきたというのが一目で分かるほどの傷痕が生々しく刻まれている・・・。
「ふん・・・俺の顔はそんな醜いかい?」
ドキリとして一瞬だけ震える空。どうやら相手は自分の僅かな表情の変化を見逃さなかったらしい。
「い、いえそんな事が言いたいわけじゃ無いのよ・・・私は・・・」
「気にするな。醜いと思われようが痛々しいと思われようが構わんさ」
「おい、もう良いだろう?とっとと行こうぜピヨモン」
苛付いたような口調で彩女が割り込んできた。
「んっ・・・悪いな彩女。じゃ、俺達はこの辺で失礼するよ」
「それじゃあ、ごゆっくりねぇ。」
彩女とパートナーは自分達の予約している席へと向かって行った。
続き楽しみなんだぜ!
武之内彩女は軍人であり、しかも特殊組織『Dフォース』の総司令官というかなり重要な地位にいる人物である。
『Dフォース』とはデジタルワールドが認知され、多くの人々にパートナーデジモンが存在するようになってから編成された軍事組織である。
パートナーデジモンを得たのは、かつてベリアルヴァンデモンと選ばれし子供達の決戦を見守った子供達だけではない。及川が最期の最期でピピモンと出会った様に、多くの大人たちにもパートナーデジモンが誕生したのだ。
だがデジモン達の力は間違った使い方をすれば凶悪な兵器にもなりかねない。実際にデジモンの能力を使って凶悪な犯罪に手を染める者も増加傾向にあった。
事態を重く見た政府は自衛軍の中から、さらには協力的なデジモン達からも精鋭を抜擢しデジモン犯罪に対する抑制組織を作り出したのだ。
当初は別の人物が総官となったが、一行に犯罪は減らずにあっという間に解任となった。
その後に彩女は元々の地位と実力を買われて総官へと任命された。
だが、彼女が指揮者となり部隊を指揮するようになってからはデジモン犯罪は減少したものの、Dフォースに対して批難の声があがるようにもなった。
Dフォースは決して容赦しない、暴力的な方法で犯罪を取り締まるようになっていった。それは人間に対してもデジモンに対してもである。
とあるデジモン犯罪組織が暗躍していた時だった。Dフォースはなんとか捕縛に成功した構成員とそのパートナーに対して凄まじい拷問を加えたのだ。
その成果もあり犯罪組織は根こそぎ潰されたがその非人道的なやり方には批難が集った。
批難の声はそれだけでは無い。彩女はデジモンを生物実験してその戦闘データを抽出し、強力な兵器を開発させたのだ。
確かに新兵器開発は犯罪デジモンに対するには通常の武器では歯が立たない事もあり、ある種必然の事だったかもしれない。
だが開発の過程でDフォースはかなりの数のデジモン・・・どうやら犯罪者のパートナー達らしい・・・を生物実験したようで非人道的だと批難を浴びた。
一方で別の批難もあった。強力な兵器を開発して再び戦争を起こすつもりなのかと、国内及び周辺国から上がっていた。
「我が国の右翼化をこれ以上推し進めるつもりなのか」
「日本は過去の行いを反省せず、また戦争を始めるつもりなのか」
「そんなものを開発すれば日本の戦争被害にあったアジア諸国の人々を傷付ける!即刻止めるべき」
だが反論の声・・・Dフォースに対する擁護の声も上がった。
それはネット社会において多くなっている左翼や隣国への不信感や嫌悪感からもきている部分もある。
「こっそり核兵器開発してた連中が言うな」
「隣国の核兵器や人民虐殺は一切批難しないくせに」
「お前等のやってる捏造報道は日本国民を傷付ける。即刻に止めるべき」
Dフォースは国内や特定の国に対して様々な波紋を呼びお偉いさんは頭を抱えることになったのだが、彩女の指揮するこの組織は確実にデジモン犯罪を減らしており批難されつつも解体する事はできなかった。
ならばとマスコミは声高々にやれ憲法違反だ、アジア諸国の人々がどうだ、戦争体験したお年よりを取材してネタにして反対反対と報道し、ネットの声はちっぽけな愛国心と差別意識が充満していると垂れ流した。
ならばとマスコミ不信の広がるネットではマスコミがネガティブに報道すればするほど、実際に犯罪が減っている、隣はいつでも攻め入る準備ができている。ならばこっちが兵器開発して何が悪いというのだと声が余計にあがった。
こうなったらもうイタチゴッコの様相を見せてくる。
マスコミと左翼勢力は、Dフォースを蹴落とすため幾度と『ネガティブキャンペーン』を行った。
『Dフォースは戦争を容認する非人道的な組織!』『我が国の未来を守れ!』『Dフォースを解体しなければ子供達が戦争に駆り出される!』
だが現実にマスコミや左翼勢力の行ってきた卑劣な行為はネットが発達し、様々な情報を得られるようになった国民に知れ渡り、余計に若年層からの怒りを買うことになり・・・。
まさに憎しみと怒りの連鎖反応で、終わりの見えない罵倒合戦が続くことになった。
だが実際に犯罪を減らしている実績や若年層の支持もあってか・・・そして特定周辺国の暴虐も知れ渡ったためなのか。
結局今でもDフォースは批判と同等レベルの支持をも集めて堂々と存在している。
もっとも、空が叔母を嫌っているのは別に戦争を正当化しているとかそんな事はあまり関係していなかった。
第一にデジモンを完璧に道具扱いしているようにしか見えない。
いくら犯罪者のパートナーだからといって拷問にかけて生物実験にかけて最終的には処分してしまうなど、いったいどちらが犯罪者なのかと疑いたくなるような行為だった。
特にデジモンとの付き合いが長い、多くの時間をパートナーとして過ごしてきた選ばれし子供達は、空に気を使って口には出さないが誰もが彩女の事を嫌っている。
そしてマスコミのネガティブキャンペーンによる報道は結果として叔母とパートナーをTVに頻繁に映し出す事になったのだが、空は傷だらけのパートナーを見せびらかす彼女の態度を何より嫌っていた。
叔母は何かと傷だらけのパートナーを自分の力の誇示のように使っていたのだ。
傷だらけの顔は確かに歴戦の勇士にふさわしい表情であった。彼女のピヨモンはたちまちの内に人気者となった。
だが・・・それは同時にパートナーの傷を名誉の如く見せつけているに等しい。全く馬鹿げた愚かな発想。
パートナーが一生ものの傷を負うなんて普通なら考えられないのに、いったい何が誇らしいというのか彩女はTVに出演する際に必ず自分のピヨモンを自慢げに見せびらかしていた。
「私はね、お前等マスコミ連中のチャリティ番組とか反吐が出るほど嫌いなんだよ。
障害者を見せ物にして視聴率を稼ぎ、チャリティチャリティ、エコエコとほざきながら金を得るのは自分達」
「私達を批難する奴に限って隣国の核兵器にゃ何も批難しねえ。
我が国の武力は汚い武力で連中の武力は綺麗な武力ってか?ダブルスタンダートは大嫌いなんだよ」
「お前等マスゴミはね、この世で最も正義から遠い所に居るんだよ」
以前に叔母が生インタビューで語った言葉である。
その言葉には空自身も納得せざるを得ない部分は確かにあった。
だが、デジモンを、挙句に自分のパートナーを利用している自分はどうなのだ?
デジモン達を傷つける生物実験を行い武器を開発し、傷だらけのパートナーを見せびらかす自分の事は棚に上げて、核兵器作っていた周辺国や障害者をダシに使うマスコミを批難する。
それ、貴女の嫌いなダブルスタンダートでしょう?
正義から程遠いのは貴女も同じでしょう?
wktk
ストーリーや設定だけで力尽きてしまった・・・
文才ないし誰か書いて・・・
183 :
保守モン:2009/08/31(月) 15:38:00 ID:UgwGuQm/
題:デジタルモンスター -VARIA-
001 ふたつの日常
地響きと木々がへし折られる音が絡まりあう。
それにかき消される小さな足音がふたつ。
ふたつの足音と共に荒い息が途切れ、大きな深呼吸が二つ。
「いくぞ!コドラモン」
「おう!」
少年がデジヴァイスをコドラモンへかざす。
コドラモン 進化―――
―――ダイノモン!!
「プロミネンス・シュート!」
ダイノモンから吐き出される大きな火球がJモジャモンを焼き消した。
消え行くJモジャモンの体は光となり、それが集いデジタマへ還った。
「やったぜ辰真(たつま)」
「ああ!」
辰真は思った。
最近は進化無しに生き残ることは難しい、と。
成長期に属されているらしいコドラモンよりも上のランク、成熟期のデジモン相手にはどうしても力不足だ。
この象形文字で書かれたような(コドラモン曰くデジモン語)小型の機械、デジヴァイスを通してコドラモンを成熟期へ進化させなければ対等にやりあえない。
「辰真、おれ腹へったぞ〜〜〜〜〜メシは〜〜〜〜〜〜?」
「もう夕暮れか。まだ一昨日獲ったデジミートが・・・あった!」
コドラモンの火の息で焚き木を燃やし、骨付き肉を手にとる。
「ほら、ちゃんと手ェ合わせて」
「はいはい」
「「いただきまーす!」」
ふたりが声を重ねていっせいにかぶりつく。
肉から飛び出す肉汁が頬に飛び散る。
熱いと思いながらもかぶりついた肉を噛み千切る。
今日はJモジャモンに追われる半日を過ごしていたため、とてもおなかがすいている。
(ここに母さんがいたら野菜も食べろーってうるさいだろうな)
(最近野菜とか食べてない…な)
デジタルな夜空に映える星を眺めがならあてのない旅への不安を感じる辰真。
それでも今はおなか満たすためにとにかく肉を食らった。
初投稿です。
よろしこ。
叔母への不満を心の中で呟いていた空だったが、途中でハッとなって我に帰った。
立ち上がって仁王立ちになり思い切り怒鳴った直後だというのをすっかり忘れていた。
「あっ、ご、ご、ごめんなさい!!」
顔を紅潮させて慌てて頭を下げる空。その様子を見て春彦は思わず笑みをこぼす。
やっぱり成長していても正義感が強いところは変わらないし、直後に気付いて謝るところもまた彼女らしい。
「もう、空ったら・・・他の客さんがビックリしてるじゃないの」
「うっ・・・その・・・ゴメン・・・お母さん・・・」
「はははっ!まあ、良いじゃないか。それが空の良い所でもあるんだから」
「ごめんなさいね、あなた。妹がとんだ無礼を・・・」
淑子はまるで自分のことのように彩女の無礼な行いを謝罪した。
そんな所もやはり結婚当初から変わらない。結局、珍客の乱入はあったものの春彦の顔から笑顔が消える事は無かった。
「良いんだよ。お前が気にすることじゃないさ・・・」
私は家族が居てくれるだけで有り余るほど幸せだよ、と付け加えようとした直後だった。
それは一家の幸せなひと時を無残に踏み潰すには十分すぎる出来事であった。
ドオオオオオオオオオオオオォォォォォッッン!!!
凄まじい轟音が響き渡った。店の中の人間やデジモン達は一斉に何事かと顔を上げた。
勿論それは彩女達も同じだった。さすがの二人も動揺を隠せないようだった。
そして休み間も無く、続いて猛烈な揺れが襲ってきた。
辺りで悲鳴が上がり慌てふためく人々。天上から吊るされた電灯が意思を持ったかのように激しく動き始め、テーブルに置かれた料理が次々と床へと落ちていく。
皿が無残に割れ鋭い音が料亭に響き渡った。厨房はさらなる惨状であり、棚に置かれた食器類、調理器具が雨あられと調理人の頭上に降り注いだ。
出来上がった料理を運ぼうとしていた女性が揺れに脚をとられて転倒した。その眼前に巨大な出刃包丁が頭をかすめて落下してきて床に突き刺さる。
春彦は「地震だ!」と思った。しかも尋常じゃない揺れ方だ、何かが爆発したような音もした。
今に天上が音を立てて崩れてくると思った。春彦は呆然としていた空の腕を乱暴に引っ掴むと、引きずり出すようにして出口へと直行した。
慌てた様子で「空!」「あなた!」とピヨモンと淑子の声が響くと、彼女達もその後を追って出口へと向かった。
同じ事を思ったのは一家だけではなかったようで、竦みあがっている者もいれば、下敷きにされてしまうと思った人間やデジモンが同じように出口から或は窓から無理矢理外へと脱出した。
彩女達は真っ先にテーブルの下へと避難した。
脱出できるような場所も無く、とにかく落下物から頭部を守ろうという考えだったのだ。
やがて揺れが収まると彩女達はテーブルから這い出てきた。辺りを見回すと、多くの竦みあがった人間とデジモン達がぶるぶる震えていた。
中には小さな子供や幼年期デジモンのすすり泣く声も聞こえた。
続いてその声を掻き消すかのようにドーン、ドーンと激しい音が再び聞こえ始めた。
料亭内で竦みあがった者からさらに悲鳴が上がる。
「ビビってる暇があんならテーブルの下に隠れて頭を守ってろ!!」
ピヨモンの低い声が怒号のように響き渡った。彩女は既に何事が起きたか調べるために大急ぎで出口へと向かっている。
パートナーは翼で一羽ばたきして浮き上がり、すぐさまその後を追った。
「ちきしょう!一体なんだって言うのよ!!人さまの食事を邪魔しやがって!!」
毒づきながら外へと出ると、やはり異様な光景が広がっていた。
すでに辺りは暗くなってきているが夜空が立ち上がった火炎と煙で鮮やかに染まっている。それはなんとも不気味な美しさであった。
どうやら爆発が起きたのは料亭からかなり近い場所であるらしい。
武之内一家の他、多くの人やデジモン達が外へと避難してきたらしく、あちこちで黒煙の上がる方角を指差しては悲鳴を上げた。
「くそっ!退きやがれ野次馬どもめっ!!」
何があったか調べなくては・・・だがこう人が多くては二進も三進も行かない。
彩女は怒鳴り散らしながら爆発現場へと向かおうとした。
ところが、数十秒走ったところで「あっ」と驚いたようにして急停止した。
ドーン!ドーン!!
再び轟音が辺りに響き渡った。逃げ出したり、けたたましい悲鳴をあげる者も居て一体は大混乱となっている。
持ち前の責任感か・・・それとも選ばれし子供として戦ってきた経験からか、空は両親の声を振り切ってピヨモンと供に彩女達の後を追った。
何かが起こっている。何かは分からない。分からないが、間違いなく自分とパートナーの力が必要な事態だと判断したのだ。
空はスカートのポケットからデジヴァイスを取り出した。
「ピヨモン、もしかしたら進化が必要かもしれないわ・・・」
「大丈夫!まかせといて空!」
ピヨモンが頼もしく宣言してみせた。
だが、続いて響いた音で彩女と同様に思わず足を止めた。
ドオオオオオオンッ!!
もう一度力強く響いた音はその場の全員を凍りつかせる。
何故ならばかなり近い距離で轟音が響き渡ったからだ。
続いてズーン、ズーンと重々しい音が響く。その後にガシャン、バキンと何かが壊れる音も聞こえてきた。
新たな爆発が建物を壊したのか・・・または余震が響いて建物を揺らしているのか・・・。
「地震じゃねえぞ彩女」
彩女のピヨモンは本能でそれを感じ取ったのか驚いているパートナーに伝えた。
確かに様子がおかしい。ズーンという音は規則正しく響き渡っている。
変化しているのはその音の大きさである。段々と近くなっているのだ。
「何か・・・歩いているのか!?」
次の瞬間、右の曲がり角の建物の間からぬっと巨大なトレーラーが姿を現した。トレーラーは宙吊りになっておりズタボロにされた車体や部品がガシャガシャと地面に落下している。
その中心部には灰色の物体が上下から挟み込むようにしており、巨大な車体を軽々と持ち上げていた。
一瞬何か分からなかったが直ぐに彩女は理解した。
あれは手だ。巨大な手がトレーラーを掴み上げているのだ。
やがて頭部の一部分だけであったがそいつの姿が見えた。そいつの頭は流線型のシャープな形をしていて、よく見ると口の中にナイフのような鋭い歯がビッシリと並んでいる。
少し緑がかかった灰色の皮膚はぬめったような無気味な質感を放っているように見えた。
そいつが一歩を踏み出す。と、同時にあのズーンという音が再び響き渡った。
やはり轟音はこいつの足音だったらしい。まだ頭部の一部しか見えて無いが、相当巨大な相手だと言う事は間違いない。
彩女は自らのデジヴァイスを取り出してピヨモンを進化させようとした。
だがそれはすぐさまに撤回せざるを得なくなってしまう。
「皆、逃げろおおおーーーーっ!!」
彩女はデジヴァイスの発動を止めると、後ろを振り返り絶叫を上げた。
もはや進化なぞしてる暇はなかった。巨大なそいつはトレーラーを放り投げたのだ。
何tもの重量がある大型トレーラーは軽々と宙を舞い、彩女や空を含む群集の方へと迫ってきた。
「っ・・・くそっ!!」
このまま道の真ん中で突っ立っていては下敷きと、彩女は左側面の建物の中へ避難しようとした。
だがその時、丁度向かい側に完全に怯え切った女性を発見した。彼女はブルブルと恐怖に打ち震えており完璧に金縛り状態に陥っていた。
彩女は毒づきながらも女性へと突進。そのまま強烈なタックルをかまして女性もろとも建物の入り口付近にドッと倒れこんだ。
ボキリと鈍い音が響き、その感触から女性のアバラ骨が折れてしまったのが彩女自身にも伝わった。
そして直後に、さっきまで女性が居たところにトレーラーが轟音と供に落下してきた。
落下したトレーラーは衝撃でひしゃげ、部品を辺りに撒き散らしながらバウンド。もう一度宙を舞い地面へと激突すると今度は火花を散らしながら道路の上を滑っていく。
迫り来るトレーラーに恐怖した空だったが頭で危険だと判断する前に勝手に体が動いていた。ピヨモンを抱き締めると彼女を庇うようにして横っ飛びでトレーラーを回避した。
冷たく硬いコンクリートに強か左腕を打ちつけ、鋭い痛みが走ったがそれよりも両親が心配で転倒したまま「お父さん!お母さん!!」と叫んだ。
だが叫びは轟音で虚しく掻き消されてしまった。空は必死に両親の無事を祈った。
横滑りしたトレーラーはやがて曲がり角の建物に激突して炎上。燃え盛る車体から隣接する建物に次々に炎が燃え移っていく。
彩女の耳には人々の悲鳴がまばらに聞こえていた。だが、すぐに轟音へと掻き消される。
ズーン・・・ズーン!!
奴の歩く音だ・・・こっちに向かって来やがる!!
「グルゥアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
闇の底から響き渡るような不気味な咆哮が轟いた。憎しみを吐き出すかのような凄まじい怒号だった。
そいつは足音を響かせながら自らトレーラーを放り投げた方へと向かってくる。
彩女のピヨモンは歴戦の勇士としての経験、そして戦闘生物としての本能から相手が途方も無い強敵だと既に察知していた。
パートナーが白濁した目で一瞥すると彩女は心情を察知したようで、泣きじゃくる女性の口を掌で塞いだ。そして人差し指を口の前に持ってきて黙るように指示した。
一方で、自らもなるべく身体を低くしてその場に縮こまった。
ズーン!!
一層大きな音が響くと、巨大な足が降って来た。グシャっとコンクリートが抉れて破片が飛び散る。
足はぬめった灰緑色の皮膚で覆われて力強い三本の指には鋭い鉤爪が生えていた。
さらに衝撃が響くと、先ほどの怒号が響き渡りそいつの頭部がチラチラと見え隠れした。どうやら辺りの建物に無差別に頭部を叩きつけているようだ。
「ギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
再び咆哮。それだけで周りの空気がビリビリと振動し世界その物が打ち震えるようだった。
彩女はチラリと顔を上げてそいつの姿を確認した。
そいつは異様に長い腕を持っていて、丁度ゴリラが腕をついて歩くのに似ていた。
だが体毛は無く、ぬめった皮膚に爬虫類を思わせるような逆関節の脚をもっていてかなり無気味な姿だ。
尻尾の先には三日月型の鰭が付いて背中からも三角形が突出している。
流線型の魚雷のごとき頭部には金属的な輝きを放つ鋭い歯がビッシリ並んでいて、目玉は生気が感じられないドス黒い色をして恐ろしいほどに無表情に見えた。
大きさはかなりのモノで、そいつの頭は軽く10メートルは上空に存在している。
「な・・・なんだこいつ・・・サメに手足が生えてんのか・・・?」
鬼か悪魔か・・・巨大なサメは憎悪に狂ったようにビッシリと裂けた口から歯を剥き出して咆哮した。
だがよく見ると五本の鰓が盛んに収縮を繰り返していた。かなり荒い呼吸だ。
怒り狂っているせいもあるのだろうが、巨大な生物は何かに苦しんでいるように見えた。
こいつ・・・まさか連日の襲撃事件の犯人か!?
サメが人を襲うことなんか年に数回あるかないかで、ミツバチに刺されてしまう方が危うい程なのだ。
クロンデジゾイドの歯が検出されたとか言われる以前から、襲撃事件はデジモンの仕業だろうと予想していたがまさかこんな巨大な奴だったとは・・・。
いや、待て。
でかすぎるぞコイツ。報告よりも明らかにでかい。
子供どころか大人が丸のみサイズじゃないか。
まさか、進化でもしやがったのか??
188 :
厨二病の中身:2009/09/05(土) 22:41:41 ID:EloQ8qZW
【
>>182設定だけでも投下してみては?】
【それだけで二次創作にはなるし、それを元に書いてくれる人がいるかもしれません】
【
>>183正統派冒険もので面白そうです!】
【続き、楽しみにしてます】
189 :
ジャギえもん:2009/09/23(水) 23:06:03 ID:uQNdewVz
共に生きる」コンサートイベント 9月21日月曜日(祝日)
音楽やダンスを通じて共に生きていく大切さをテーマにした
コンサートイベントを9月21日に開催いたします!
そこで関西を拠点としニコニコ動画を中心に活動している
私達mixiコミュイヨク×稲妻デジモン応援団もバンドを組んで出演します!
当日は地元メディアも撮影に来る予定ですのでメンバーも気合入ってます!
20分前後の短い時間ではありますが
デジソン+アニソンパワーを会場で感じてもらえれば最高です〜!
詳細は下の通りです〜
イヨク×稲妻デジモン応援団 出演メンバー
★MC ジャギえもん AYU‐ICH JOY かずゃ ナダレ
イヨク×稲妻デジモン応援団バンド組
★ヴォーカル担当 セブン ゆい ★ギター ポンコツLV.23
★ベース担当 あき@小四喜字一色 ★ドラム担当 木陰 ★キーボード担当 カッキー
★歌う曲の作品名
デジモンより2曲
ドラゴンボールZより1曲
時をかける少女より1曲
★その他出演メンバー
チェロ奏者 大阪音楽大学名誉教授 竹内良治先生
ピアノ伴奏 竹内須恵子先生
ブラインドサッカー全日本代表監督 風祭喜一監督 と選手の皆さん
車椅子ダンサー 奈佐誠司氏とダンスチームのみなさん
さをりひろばによるパフォーマンス
ギターマンドリン演奏 いろえんぴつ
1.9月21日(月祝)
開場12時30分/開始1時
2.場所 兵庫県宝塚市 川西アステ ぴぃぷぅ広場
最寄り駅 阪急川西能勢口駅より徒歩2分
JR川西池田徒歩3分
川西アステHP
http://www.astekawanishi.com/ 3.料金 無料
4.参加方法 会場にお越しいただくだけでOKです
5.後援 川西市ライオンズクラブ 川西市 川西市教育委員会
川西市社会福祉協議会
6.人数制限 特にありませんが人数が多い場合はボランティアの方の指示で
2階のスペースでのご鑑賞になる可能性がございます。
なお100席イスを用意しておりますがそれ以降の方はスタンディングとなります。
ご了承ください。
「共に生きる」詳細ページ
http://www.jttk.zaq.ne.jp/babkd104/U5.htm イヨク×稲妻デジモン応援団mixiコミュ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3809961
主人公は闇の紋章を持つ選ばれた子供達の一人
パートナーデジモンはインプモン
かつての選ばれし子供達の活躍でデジタルワールドに平和が訪れる事になったが闇属性のデジモン達が弱体化しデジタルワールドのバランスが崩れる事になる
主人公は崩れたバランスを元に戻すために冒険する事となる
闇の紋章は闇属性のデジモンを強化し光属性のデジモンを弱体化する力を持つ
そのため野心を持つ闇属性のデジモンからは強化のためにデジタルワールドの治安を守る光属性のデジモンからは危険視され両デジモン達に狙われる
的な妄想をした
>>190 面白そう!!
紋章は、「暗黒の紋章」がいいと思う。暗黒のデジメンタルがあるくらいだから、暗黒の紋章が
あってもおかしくないだろうしな
「ちくしょう…、やられてたまるか……。」
激しく打ちのめされた後頭部がズキズキと痛む。
遠のく意識の中最後の抵抗を試みるも、もはや立ち上がることも敵わない。
「デジタルワールドの秩序の為だ。せめて、ひと思いに楽になれ。」
眼前に立つ、”デジタルワールドの秩序”を謳う聖なるデジモンが呟く。
背中の6枚の翼は神々しく輝き、薄暗い森の中で自らの存在を強く主張する。
そして彼の持つ聖なる杖は激しく光を放ち、そのエネルギーは右手に集約される。
「これまでか…!」
インプモンが抵抗を諦め、エンジェモンが必殺技を放つのとそれは同時だった。
「狐葉楔!」
もうひとつの声が響くと同時に、小さな葉がさながら銃弾のように炸裂する。
自らの必殺技に集中していたエンジェモンは不意をつかれそれをくらい、思わずひるみ膝をつく。
その隙をつき、一体のデジモンが地面に倒れ伏していたインプモンをさっと掬いあげ、抱きかかえた。
「レナ…モン…?」
失われていく意識の中で、インプモンは白く温かい胸毛と黄色い身体を見た。
それは見覚えのある、かつて共に戦ったこともあるデジモン。
だがそのデジモンは何も言わなかった。
ただインプモンを抱きかかえ、飛ぶように走り、彼を安全なところへ。それだけを考えていた。
速度はすさまじくとも、抱かれているインプモンはまるで揺り籠に乗せられているような、優しさを感じた。
そして、インプモンは意識を失った…。
なんつーか、予告編的な。
がんばって書いてみようか、俺。
中学の頃オリジナル書いてたなー
久々に書きたくなった
こんな暗い光ミミが読みたい。
デジタルワールドの研究をしていた泉光子郎はついにデジタルワールドと現実世界を往来を可能にする
人工デジタルゲートを完成させ、太刀川ミミと大学の卒業旅行をしていた。
しかし、デジタルワールドを第二の「新大陸」と考える人間達の手により光子郎達は襲撃され、
光子郎はミミとパルモンを救出するも戦闘型バイオデジモンの実験体としてテントモンと合成され
人間としての生体機能を完全に失ってしまう。
改造後はデジタルワールドを新大陸化の尖兵グランディスクワガーモンとして邪魔なデジモン達の排除に成果を挙げるが、
仲間達との戦闘により自我を取り戻したことにより、もう人間には戻れないことを悟り苦悩しながらも、
かつての仲間達とも袂を分かち、一人孤独な戦いを開始するのであった。
「光子郎君!!あんな組織に一人で立ち向かうなんて無理よ!!」
「彼らは僕が倒します。僕らの理想のために。」
保守
tess
アダルティでハードボイルドなデジモン みたいな話を書きたかったが
俺の文章力ではどう頑張っても不可能だった
誰か頑張って書いてくれ
保守
私の目の前には、私の発言のせいか言葉を失っている青年達がいた。
「嘘だろ・・・光子郎・・・・。」
何度名乗ってもわからないのか?人類という種は進化するのがことさら遅いらしい。
「光子郎君・・・・。」
先ほどからこの女は私を見てなぜか泣いている。命乞いのつもりか?そんなことしてもいまさら無駄なのだが。
「私は戦闘用バイオデジモン・・・グランディスクワガーモン。選ばれし子供たち、お前たちを排除する。」
私と彼らの戦闘は常に私が先手を取っていた。なぜかは知らないが私には彼らの作戦パターンが面白いように手に取れるのだ。
にも拘らず、最後の一手をしくじって常に彼らに撤退のチャンスを与えてしまう。
「いちいち素直なんです。貴方方の戦い方は。」
「しまった!!」
彼らのエースデジモンかつ最重要排除対象の一体オメガモンの背後に痛恨の一撃を決め、自分の勝ちを確信して最後の一手を打とうした瞬間であった。
「フラウ・カノン!!」
妖精型デジモンから放たれた一筋の光線が私の視界は光に包んだ・・・・・。
僕は目の前の光景理解できなかった。僕はもうこの世には存在していないはずだ。あれだけの銃弾を体に受けて生きている可能性はゼロだ。
しかし、現実に自分の目の前には力なく倒れているオメガモンとフラウ・カノンを構えているリリモンの姿がある。
「僕は・・・。」
「光子郎!!目を覚ましたのね!!!」
フラウ・カノンを外し、自分に手を差し伸べてきたリリモンに手を伸ばそうとした瞬間、僕は自分の身に起こった全てを悟った。
僕はデジモンになってしまったということ、そしてもう二度と人間には戻れないことを・・・。
「野郎・・・一体何者なんだ・・・!」
奴の足音は次第に遠のいていった。彩女は女性に「すぐに助けが来るから大人しく待ってろ」と言い残すと意を決して立ち上がり、敵の後を追い始めた。
彩女達は必死に後を追ったものの、奴は動きが予想以上に素早いのか巨大ゆえに歩幅が有り得ないほどデカイのか・・・既に曲がり角を左折しており見えているのは逞しく強靭な尻尾だけだった。
「くっそ!こんだけ私のシマを荒らして逃げられると思うなよ!!」
彩女はデジヴァイスを構えた。
液晶画面のゲージがぐんぐんと伸びて、それが頂点に達すると禍々しくて邪悪な輝きが放たれた。
一方、空はピヨモンを抱いたまま、必死に両親の無事と巨大な敵が自分達に気付かずに何処かへ行ってしまうのを祈った。
その祈りは天に通じたのか敵の足音は徐々に遠ざかっていった。
良かった・・・と溜息を付く空だったが、その眼前を二つの影が通り過ぎた。
「彩女叔母さん・・・何をしているの!!?」
空はぎょっとして立ち上がった。叔母とパートナーが何を考えたかあの巨大な怪物の後を追いかけているではないか!
いくら嫌っているとはいえ、いくら叔母が軍人だといえ無茶にも程がある。
空は慌てた様子で叔母を止めようと後を追いかけた。
「さあ、クソ野郎覚悟しな!!」
彩女のデジヴァイスの光がピヨモンの全身を包み込む。
禍々しい輝きはやがて黒い炎となってピヨモンの身体を変貌させていった。
「ピヨモン進化!! セーバードラモン!!!」
邪悪な黒い炎に包まれた怪鳥デジモンが現れて、漆黒の翼で飛び上がった。
物凄いスピードで巨大なサメデジモンを追跡していく。先ほどとは明らかに飛行速度が違い、あっさりとサメとの距離を詰めていった。
「グルルルルル・・・ギィアアアアアッ!!!」
背後からの気配を察したのか。
巨大サメデジモンは異様に長い腕を振り上げて、三本の指に生えた巨大な鉤爪で攻撃してきた。
『ネガプリオンソード』
鉤爪がレモン色に輝き三本のビームソードとなった。
凄まじいスピードで斬り付けられたセーバードラモンだったが、彼もスピードなら負けない。
「『マッハシャドウ』!」
翼で力強く羽ばたくと、黒い残像が残るほどの猛スピードでサメデジモンの攻撃を回避した。
サメデジモンの攻撃は外れてセーバードラモンの背後にあった建物の上部を切断した。セーバードラモンは降り注ぐ破片も回避して反撃を試みる。
「『ブラックセーバー』」
そのまま猛スピードで黒い弾丸となったセーバードラモンがサメデジモンに突進した。
サメデジモンは鋭い歯で噛みつこうとするが、漆黒の翼から放たれた凄まじい衝撃波でカウンター気味にダメージを受けてしまった。
「グギイイイイイイッ!ギュアアアアアアア」
鼻面にブラックセーバーを受けたサメデジモンに激痛が走った。そして均衡を失ったのかヨロヨロとしながら建物に向って転倒した。
ガラガラと建物は倒壊してサメデジモンは瓦礫と煙の中へと消えていった。
「セーバードラモン、『ナイトロアー』で焼き尽くしてしまえ!!!」
彩女がとどめを刺す様に命令する。
セーバードラモンも必殺技を放とうと攻撃態勢に入るが、それをよく似た姿のデジモンが妨害した。
「ピヨモン進化―――っ バードラモン!!」
「何!?ぐっ・・・!!」
真っ赤に燃える体に包まれたバードラモンがセーバードラモンに突っ込んで来て体勢を崩した。
その様子を見て彩女は激怒した。後ろを振り帰ると凄まじい声を上げる。
「空!!貴様、何のつもりだふざけるな!!!」
「止めて叔母さん!人がたくさんいるのが見えないの!?」
セーバードラモンの放つ衝撃波、サメデジモンの大暴れのおかげで辺り一面は大惨事となっている。
建物は崩れ、そして突然の襲撃で避難など出来るはずがない多くの人々とデジモン達が戦いに巻き込まれていたのだ。
叔母のデジモンの実力は相当なものだろうから、このまま大暴れさせたらさらに被害が拡大してしまうのは間違いなかった。
「邪魔をするんじゃねええよこの馬鹿が!」
彩女は鋭いパンチを空のみぞおちにくれてやった。
空は並大抵の少女よりかは逞しいのだが、軍人のパンチに耐えられるワケがない。そのまま呻き声をあげて地面にへたり込んでしまう。
セーバードラモンも巨大な足でバードラモンに蹴りを入れようとした。
それを必死にバードラモンは回避する。
「止めなさい!あなた達Dフォースの使命は人々を守ることでしょう!!」
「・・・だからやっている。邪魔をしているのはお前たちだろう」
「皆まだ避難できていないのよ!今すべきことは敵を倒すことじゃなく、皆を逃がすことでしょう!?」
「訳の分らん事をほざくな貴様。奴を野放しにしろってのか?被害が出ようとトドメを刺すのが最優先だ」
空中で対立する二体の巨鳥。
だが二体が言い争っている隙にサメデジモンはゆっくりと動き始め、逃亡のための準備を始めていた。
「・・・!貴様・・・逃がさんぞ!!」
気配の変化に気づいたセーバードラモンはバードラモンを無視して攻撃を加えようとする。
だが、それよりも早くサメデジモンは両腕を大きく広げてエネルギーを溜めていった。腕は象牙色に輝きを放ち、大きな団扇のように広がった。
『スクアティナリフレクション』
サメデジモンは両腕を思い切り地面に叩きつけた。物凄い音と衝撃が辺り一面に響き渡ったと思うと、サメデジモンはもうもうと上がる土煙りの中へと消えていった。
煙と衝撃に怯んだ彩女達が慌ててサメデジモンが居た場所へと駆けつけるが、既にそこに敵の姿は無く、巨大な穴だけがぽっかりと大口を開けていた。
どうやら先ほどの衝撃で穴を掘り、逃げ去ってしまったようだ。
「野郎・・・この私をここまでコケにしいておいてタダで済むと思うなよ・・・」
大きな穴を睨みつけながら彩女は悔しそうに呟いた。
205 :
創る名無しに見る名無し:2010/05/16(日) 10:23:13 ID:IMWTM/re
保守
保守
207 :
創る名無しに見る名無し:2010/05/30(日) 13:01:12 ID:/AxeA6gp
保守
208 :
創る名無しに見る名無し:2010/06/01(火) 08:34:09 ID:24UdnXOS
保守
209 :
創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 11:36:16 ID:FmLlBr8Q
保守
保守いらないよ
落ちないから
211 :
創る名無しに見る名無し:2010/06/12(土) 22:44:42 ID:qSu0kjRq
なんか気持ちだけでも保守したくなる
そういうのは保守じゃなくて空ageと言う
レスするなら、なんか意味あること書いてけ
空age を「そらあげ」と読んじゃった俺はもう末期症状。
空さん大好きだ><
何か作品を投下しようと思ったけど
文章力ないのでどうも踏みきれない
215 :
創る名無しに見る名無し:
>>214 わかるわぁ 文章力ないけど投稿したいけどどうも踏み切れないそのジレンマ