クトゥルー神話関連創作総合

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1名無しさん@お腹いっぱい。
クトゥルー関連スレは多いけど2ch発の作品が極端に少ないということで立ててみました
というわけでクトゥルー神話関係の自作小説やイラスト、翻訳などを気軽に投下しあえるスレにしたいと思います。
ある程度量がまとまったらwikiなんぞにまとめて一般に読んでもらうのも如何でしょうか?

勝手ながらローカルルールをいくつか決めさせていただきます。
1. 原神話派はダーレス派など分かれるかもしれませんが
派閥同士の争いは不毛なので避けましょう。平和的な対話を。

2. クトゥルー神話大系は大変複雑なので、小説の場合投下前に原神話中心かダーレス寄りか
前提として呼んでおくべき作品などを提示してくださると読む人にとってはありがたいです。

3. 設定の矛盾点などについてはなるべく大きな目で見ましょう。
というのは、数多いクトゥルー神話作品の中で既に矛盾点が多いからです。
ラヴクラフトの設定に忠実であることが一番無難かとは思われます。

でも"インスマスの影"と"セレファイス"でインスマスの所在地が異なっていたりするんだよね・・・

まぁ、それほどクトゥルー作品作者は多くないので、まったりSAN値を削れていけたら良いと思います
2名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 01:22:55 ID:J9/gabLk
すばらしい。
いずれ参加させていただきます。
3名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 02:06:28 ID:GDZsxlL3
あ、もう一点テンプレに書いておくべき、というかこれから考えておくべきことが。
何処までの範囲を「クトゥルー神話もの」として扱うかということです。

まず、ラヴクラフトの作品の中にもクトゥルー神話とは直接的に関係のない作品が多数
(冷気、死者蘇生者ハーバート・ウェスト、死体安置所にて等等)あるわけですが
これらに関係するような内容の小説はまず例外的に「クトゥルー神話もの」として扱っていただきたいと思います。

次に、クトゥルー神話の人物や邪神、魔道書の類が、名前だけ利用、本編に特には関係ないが登場などといった
形式的なものを除き、登場した場合は「クトゥルー神話もの」として認めていただきたいと思います

問題は次なのですが、既存のクトゥルー神話の人物や邪神、魔道書の類が登場しない、あるいはあまり本編に関らないが
独自の超越的存在を設定してそれらしい話を構成した場合についてです。
そもそもクトゥルー神話自体二次創作なのでぶっちゃけた話「これはクトゥルーもの」と言ってしまえばそうなのですが、
このスレ的には如何でしょうか?(個人的には容認しても良いのではないかと思います。)
4名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 02:13:53 ID:Bw0Y+TDM
発音議論(クトゥルー、クトゥルフ、クルウルウ、ク・リトル・リトル)も不毛だからやめてほしい
5名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 05:48:40 ID:alp/mOmD
ウルトラマンティガやデモンベイン、宵闇眩燈草紙などなどのクトゥルーが絡んだ(ティガはちょっと微妙だが)作品についての扱いはどうなるんだ?
や、いないとは思うんだがそのあたり題材にクトゥルーもの書く人とかのために聞いときたい
6名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 06:30:37 ID:Ws9O844z
>>5
それらの二次創作になるだけじゃないかな
7名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 08:08:58 ID:mQG0QGzb
クトゥルーか
面白くなりそうなスレだ
8名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 09:23:54 ID:QpHZ14Uf
んじゃ、早速、ドへたくその俺が数分で作ったのを投下するぜ!

『白痴』
名状し難く、何とも怖ろしげな、それこそ正に、原始の本能より以前の
根源的恐怖心を掻き立てる忌々しき目覚めの日が訪れようとしていた。
それは私自身の破滅を誘い、ともすれば歓喜にうちふるえる解放の時でもあるのだろう。
忌々しい低俗な知性しか持たない劣悪なあの従者に至っては、
全くの出来損ないで当の主人を敬おうという心構えは欠片も無く
稚拙で無駄としか思えない作業のみをあちらこちらで繰り返しては、ますます私を苛立たせる。
不愉快なまどろみの中でさえ私は全てを呪う。
小五月蠅い、延々と繰り返す退屈な音色は、今や空っぽにし、自ら封じ込めた私の心をさえ蝕み続けるからである。
だから、私は目覚めなければならない。
消滅のみが救いである。
9名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 12:28:44 ID:6ixW52x9
「断章」風だね。というか断章そのものか。
10名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 20:04:16 ID:ij8fX47M
時間があったらイラスト描いてみたいなぁ・・・。
11名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 22:02:06 ID:alp/mOmD
>>10
なに、失敗したなと思ったらショゴスだと言い張ればいい
12名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 00:11:31 ID:fHbIJZCP
ショゴスの粘土細工なら俺にも作れるぞ!
13名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 15:18:55 ID:Kop+VOpR
>>8切り込み隊長乙
これはアザトースの代弁なのかな?

如何せん創作には時間がかかるもので、中々スレは伸びないな
今後期待できそうではあるが
14名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 19:45:07 ID:XuE7QO7/
ひでぼんの書みたいなのでもいいのかな。
エロ抜きで。
15名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/10(水) 02:25:49 ID:Q5jX5EC3
良いんでないの?
16名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 01:57:24 ID:wV/gUImi
早くも過疎なこのスレw
俺も暇なときに何かひとつ書いてみるかな・・・
17名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 20:21:01 ID:vre1AonY
俺も書いてみたいけど残業続きで時間が……

それにしてもクトゥルフ神話のssなんてあまり見ないよね
やっぱり気軽に名状しがたい物語を書くなんて難しいんだろうか
18名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 20:29:38 ID:LK/3V/SX
普通に数レス分程度の短編にしてたら単なる怪談になった件
御大文体のマネするしかないのか
19名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 20:35:21 ID:G8Vkvzqg
いいんだよ……
萌え萌えクトゥルーでもいいんだよ……
20名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 20:36:16 ID:G8Vkvzqg
>>18
さっそく投下を
21名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 21:14:38 ID:LK/3V/SX
>>20
ごめんハンパなリライト中で保存しちゃった('A`)マッテ
22名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 23:06:23 ID:S6OHU2zA
萌の王道は学園ものじゃあ!


「いや〜ん、遅刻遅刻〜」
あり得ざる角度の通学路を疾走する彼女の名はクトゥルー。
蛸に似た頭部を持ち、揺れるブヨブヨの体は緑がかった鱗に覆われていた。
彼女はアザトース学園に通う名状し難き女子高生である。

「また、寝坊ですの?全くクトゥルーさんはだらしないですわ。姉妹として恥ずかしいったらありゃしない」
教室について、真っ先に小言を言うのは彼女の姉妹でもあるハスター。彼女も名状し難い。

「も〜、ハスターも起こしてくれれば良いのに、先行っちゃうんだもん!」
「当然ですわ。星間宇宙を渡るものは遅刻なんてしませんことよ」
「む〜、いつもはハリ湖でイビキかいてる癖にぃ」
「い、イビキなんてかいてませんッ!」

「ハッハッハッ、二人とも、今は授業中だぞ?」
天井から触手を揺らし、玉虫色をした球体の群が二体を見下ろしている

「「す、スイマセン。ヨグ=ソトース先生」」
担任のヨグ先生に注意を受けて二人は互いにバツの悪そうな表情になる。
それを影から見て嘲笑うニャルラトホテップ

朝の日常は宇宙からの色の様に騒がしい
23名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 23:39:18 ID:8j0rrt51
>>22
名状しがてえっ!!

その学園では風紀委員はやっぱり旧神の方々なんだろうか
結構な割合の人たち(ラブクラフト原典信者)からうとましく思われているのもぴったりダネ!
24名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/13(土) 09:54:21 ID:19VxKokC
これどうなんだww
ツッコミ所が多すぎるwww
25名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/13(土) 18:54:45 ID:BvhTrDss
名状し難い笑いが込み上げてきた
26名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/13(土) 19:15:50 ID:oxm9Jf6l
これは良策www
27名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/13(土) 21:39:16 ID:nahBN0C5
>>22
やべえwww読むたびにSANチェック起こるwww
28名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/16(火) 18:55:56 ID:zaLqva+I
>>1が高慢だから見る前に糞スレ認定されてスルーされてんのかなー
普通にSFスレ立て直したほうがいいかも
29名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/16(火) 18:59:18 ID:025nvvz/
ここはSFスレじゃないぞ?
30名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/16(火) 19:09:28 ID:u8o4gsbx
高慢な1てSFSSのことか?
31名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/16(火) 19:37:23 ID:zaLqva+I
あのスレもそうだけど、ここの1も

3. 設定の矛盾点などについてはなるべく大きな目で見ましょう。
というのは、数多いクトゥルー神話作品の中で既に矛盾点が多いからです。
ラヴクラフトの設定に忠実であることが一番無難かとは思われます。

みたいに逃げ道作ってんじゃねえよ。
SFファンってこんな奴ばっかだな
32名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/16(火) 20:04:03 ID:q3FRAp2a
>>31
んとな。
クトゥルー神話創作はもとより、ラヴクラフティアンとダーレス派っつーのがあってだな。
創作法の違いでよく対立するんだ。
だから、>>1の書き方はクトゥルー神話ものから見たら、創作スレ上のルールとして納得できる。

知らないからそんなこと言ったのかもしれんが、SFファンとの争いをやりたいなら、そっちのスレに行ってやってくれんか?

33名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/16(火) 20:13:35 ID:MB2Jbm1g
どっちでもええやん?視点はSFファンにしてはむしろ寛大だと思うのだが
ディープだと大論争に発展するし
34名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/16(火) 23:47:19 ID:vLYd5GRA
例えばダーレス派は原神話にはない四大属性や善悪の概念を導入してるし、邪神間の明確な対立関係なども設定している
また、原神話では(アザトースやヨグ=ソトースらに比べると)取るに足らない存在として描かれているクトゥルーが
水の支配者として大抜擢されている

クトゥルー神話ってあんまりSFじゃないよな。SF的なところもあるけど、御大の作品をSFというにはサイエンス色が薄いし
狂気の山脈にて、が一番SF色が強いかなぁ
35名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 01:40:38 ID:d6cn6eMf
クトゥルーがSFなんて初耳だ。
36名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 06:50:12 ID:4uMyJDef
SF(凄い不思議)だな
37名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 10:06:38 ID:48+0ygFp
クトゥルーが厨臭いのはガチ
38名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 11:23:30 ID:UxHbgzu3
>>36
それだ

>>37
モノにもよるけどなー
39名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 17:18:22 ID:rEdFO33g
そうだな。宇宙を扱っているが、SFというのとは少し違う。
宇宙を含めた伝奇という感じだろう。

ただ、宇宙からの色や、イス様関連はSFと言っても良いかもしれない。
また、クトゥルーや古のものなどを宇宙人と考えれば、エイリアン侵略ものになる、という考え方もあるみたい。

でも、まあ、一般的なイメージは、伝奇ホラーだよなー。
40名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 17:48:49 ID:vh5gGbzh
それで思い出したが、何かの解説でクトゥルー神話における描写は『オカルトとSFは同じ存在である』
・・・っていうのがあったな。
そもそも、理論上オカルトとSFの存在自体根本的には大差ないそうだ。
ちなみに俺はオカルトとSF両方で楽しんでるよー。

・・・あと、今絵を描いているんだが、
巫女さんの隣に怪物を描いたら雰囲気が名状しがたくなってしまった。
こんな筈じゃなかったのに・・・('A`)
41名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 19:52:11 ID:6A8b65Dl
>>40
怪異(非日常)の説明をどうするかで各ジャンル発展してきたから
・ホラー(怪異を怪異のままで置いとく)
・SF(怪異を科学的に説明する)
・推理小説(怪異をトリックとして分解)

実は全部根っこが同じ。親和性も高い。
コナン・ドイルもSF書いてるしホームズにも怪奇趣味入ってるし降霊会とか妖精にも関ったし。
ウルトラマンやジョジョもこの系譜の末端に入ってたりする。
42名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 21:58:44 ID:AdaldcG8
その理屈だと学校の怪談やいたこもホラーかよw

ありえねえ
43名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 22:13:43 ID:rEdFO33g
>>42
ジャンル分けの理論なんてものに完璧なものは存在しないんだから、極端な例を挙げて分け方自体を馬鹿にするのはよろしくないぞ。

ある程度カバーできたら、それでよしと考えた方が良いと思う。
44名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 22:50:12 ID:AdaldcG8
馬鹿にはしてないよ。極論が嫌いなだけだよ
じゃあね
45名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 22:55:56 ID:qk45wFCv
ノンフィクションを元にしたフィクションだろ
46名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 23:07:27 ID:PklOlEQv
学校の怪談てホラー以外の何なの
47名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 06:49:05 ID:sQrQmvxV
SFの方は無知で知らないけれど、怪奇からミステリが生まれたというのは結構有名な話だと思ったが。

ミステリの始まりは、怪奇作家エドガー・アラン・ポーが書いた『モルグ街の殺人』。
怪奇に論理的な解を与えることで、現実に起きうる事件として着地させた。
それが、コナン・ドイルにつながり、ホームズが生まれ、ミステリはジャンルとして拡大することになった。

なので、極論じゃないと思う。

ミステリ史、という意味ではむしろ基礎の部分。
48名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 13:57:00 ID:e1FUpwhs
>42
内田康夫や和久俊三風なホラーだっていけるさ。
49名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 20:21:59 ID:x1Rlc46i
SF最古の作品はホラーモノでもある「フランケンシュタインの怪物」説は結構聞く
50名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 21:36:05 ID:TGhsKj2l
オレはラヴやんのもダーレスのも大好物だぜ!
ただ比較的最近の関連物の作品はニガテだ……デモべとか。
いや、デモべは見た事無いけども、魔導書擬人化とか斬新過ぎてちょっとついて行けん。
しかもたしかロボットモノなんだよな? それもちょっとなぁ……。
51名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 22:13:40 ID:7I7BAYie
デモベは一応ロボだけど、俗に言うオカルト系ロボ。
武器とか能力とかも魔術色が強くて、本性はロボ科学の皮をかぶったクトゥルー魔術集大成というか・・・

まあ、俺はこういうノリの作品好きだがなー。
あそこまで旧支配者と喧嘩した奴を俺は他に知らない。
ロボだからあそこまでできたんだろうし。
52名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 01:41:07 ID:BTQuVZhC
私は海で捕らえたアレを酸性の液体が詰っているビンに押し込んだ。
これであのアレは速やかに酸の影響を受け、数日には私の望むモノになっているだろう。
私は今までに何度もこれを繰り返している。
失敗はないはずだ。
だが、なぜか今回は無性にビンが気になる。
いや、ビンの中にあるアレが気になるのだ。

アレを捕ったときにどかした、奇妙な模様の石のせいだろうか?
いや、海の石は侵食と海草で時に不可思議な模様を描くのはあたりまえのことだ。
気にするほどのことでもない。
今日は疲れた。もう寝ることにしよう。

・・・・おや?
台所から物音がする。
窓を閉め忘れて、風で何かが倒れただろう。
そうであってほしくはないが、泥棒も今のご時世珍しくない。
だが、それならあの何かが滴るような音はなんだ?
どちらにしろ確認しないといけないだろう。

馬鹿な!
まさかそんなことが・・・。
いやありえない・・・あってはならないことだ!
アレは死んでいた。
私が確かに息の根を止めたのだから。

しかし、アレはおぞましく蠢き、その忌まわしい触腕を私の方に伸ばしてきて・・・



ー数日後、異臭がするとの通報により、ある一軒家が捜索された。
家主は昨日趣味の岩場の散歩から帰宅するところを隣人に確認されているが、それ以後姿を見せていないそうだ。
結局、家を捜索した警官は、台所に倒れている大ビンと大ビンから浴槽の排水溝まで続いている異臭のする粘液しか
発見できなかった。
家主は今もって行方不明であるー

ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11119174.jpeg
53名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 01:50:32 ID:BTQuVZhC
脱字発見 orz
54名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 20:17:30 ID:JWN6QCsj
酢ダコw
55名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 23:49:51 ID:U0cIkjY/
>>51
旧支配者と喧嘩……もうどうしようも無いくらいしたくないw
しかしオカルト系ロボってなんか一種の新ジャンルっぽくてすこし笑えるな。
まあ、生身で旧支配者と戦うなんて正気じゃないとおもうし。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 00:09:31 ID:Uf4Xlvw8
オカルト系ロボ自体は結構昔から存在するよー。
レイアースやらサイバスターやらの世界観が魔術・魔法理論主体のロボットとか。
(もっとも、こいつらはたまたま『ロボット』の形をしてるだけで、ロボじゃない場合も多いけど)

まあ、デモベはそいつらを抜きん出てすごい設定なんだが。
大体にしてほとんどの武器が旧支配者自体の力だし、動力と必殺技なんかヨグソトースの力を借りてるし。
太平洋決戦と最終血戦ではまさに鬼だったなー。
迫る巨大なダゴンとハイドラ軍勢をばったばったと・・・。
57名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 00:50:00 ID:w6kBdSam
旧支配者と喧嘩とかなら、邪神ハンターやら魔界水滸伝やら沢山あるじゃないか。
ダゴンなんて女子中学生のパンチで倒されるんだぞ。
58名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 01:44:49 ID:Uf4Xlvw8
いや・・・レベルが違うんよ。

ここでのダゴンとハイドラの大きさは軍艦サイズだからなぁ。(姿は船虫に似ている)
数は数百体だし。これがロボアニメに出てくる雑魚量産機扱いw

デモベの武器も卑怯くさいの多いし。
後半は核爆弾の威力以上の技が普通になってる時点で少々壊れぎみかw
最終血戦はもっとひどいけど。
まあ、敵が旧支配者&邪神並の魔術師御一行だからしゃーないんだが。
ラストにはナイアルラトホテップ倒すし・・・
というか、主人公達自体が・・・
59名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 02:02:18 ID:GJNq7PE0
いや、ロボットもの歴史でいうなら、敵や技のインフレーションは基本。
最近じゃあ「星雲」を投げるやつとかも出てきたし。


それらをふまえると、まあ、ロボットものやその他の様々なオマージュから成り立っているたデモンベインが、宇宙に飛び出したのもわからなくもない。
60名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 02:15:49 ID:pgxMXUUx
なんかこの流れを見てたら、発売日に買って積んだままのデモベを
プレイしようかという気になってきた
61名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 12:48:42 ID:fU1QTEDU
>>22

俺こういう変な世界観が大好き。

『宇宙を支配する知性も魂ももたない異形の神々が呆けて踊る、
 下劣な太鼓とかぼそく単調なフルートの音色がひびく外宇宙の深奥にて、
 冒涜的な言葉を吐き散らす魔王 』

・・・というのは、人間の勝手な解釈であって、
実はアザトース先生が名状し難き生徒達を集めて、授業しているところだったのか。
62名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 12:57:14 ID:z/1MJMGI
クトゥルーか
よく名前は聞くけど読んだことないな
初めて読むとしたらどのへんがおすすめ?
63名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 14:14:28 ID:6//VJHkz
とりあえず創元推理のラヴクラフト全集を1巻から読んでけば間違いは無いんじゃないかなぁ
64名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 14:15:46 ID:Ml7bDvmt
らぶ☆くらふと
65名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 17:23:56 ID:UMyzsk4K
美術の成績が中の下だった俺が水彩絵の具でミ=ゴを描いてみた
が、酷いことになっているので晒して良いものか…………
66名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 23:49:44 ID:G6goXzSG
こんな所にまでデモベ厨がいるのか。
エロゲ板に帰れ。
67名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 00:10:53 ID:3zNkHD+g
デモンベインを崇めようがよいではないか。

それらへの信仰は、最終的には大いなるものたちへの信仰につながっているのだから。

>>65
ミ=ゴならぬゴ=ミというわけか?w

まあ、いいんじゃね?
スルーされたり、ぼろかす言われたら、それをモチベーションにして次ぎまた良いのを書けばいいだろうし。
そうやって、誰しも少しずつ上達していくもんさね。
68名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 00:15:01 ID:WmNiWjMc
さっきから創作発表に全然関係の無い話ばかりしているデモベ厨なら確かに必要ないな
69名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 00:28:38 ID:9+tuA+3I
おそらく俺がそのデモベ厨。
ちゃんと創作活動もやっているんだぜー。
でも、酢ダコより反応あるから・・・ついな・・・。

すまん。
70名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 01:54:24 ID:9+tuA+3I
クトゥルーというか・・・とりあえず名状しがたくなったのでうp。

ttp://218.219.242.231/~kuroneko/imgboard1/img-box/img20080921014704.jpg
71名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 01:56:43 ID:UxW0xFay
凄くがんばってるのがわかるなw
で、横の巫女さんの詳細を聞こうか
7265:2008/09/21(日) 12:54:54 ID:S5c3mOrQ
>>67
それでは自重しないで投下(自重してたらスレ進まないですね

地元で噂になってしまったミ=ゴ
http://www4.uploader.jp/user/isisuke/images/isisuke_uljp01572.jpg

ヨグ=ソトースも描いてみました。こっちは割かしまともかと
http://www4.uploader.jp/user/isisuke/images/isisuke_uljp01573.jpg
73名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:13:41 ID:Sshf+mcV
正直、色遣いはあれだが、形は上手いなー。

今は何でかいているのかはしらないけど、ソフト選ぶならSAIっつーのがオススメ。
試用期間は一ヶ月くらいだけど。
74名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 18:01:31 ID:SvOEDiJx
>>22

アザトース学園には、『名状し難き薔薇の館』などと呼ばれている場所があって
そこには、お姉さま方・・・ではなく『旧き神』がいて
そこに迷い込むと、名状し難きレモンティーをごちそうになって
学園祭の準備を手伝うことになったりするんですね。

わかります。
75名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 18:05:11 ID:SvOEDiJx
>>72

>ヨグ=ソトースも描いてみました。

ヨグ=ソトースの球体の一つ一つに、人間の顔を描いたほうが、
よりインパクトがあると思うぞ。
76名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 23:51:53 ID:9+tuA+3I
>>71
一応、完成・・・かな?
地味だけど、肉の塊の奴が一番クトゥルフ系ぽいかもしれん。

ttp://218.219.242.231/~kuroneko/imgboard1/img-box/img20080921233355.jpg
77名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 23:58:21 ID:z4ZErFha
おお、良いスレになりそうじゃないかw

俺も触発されてなんか書くかな……。
78名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 00:00:43 ID:e0Y7nQ6U
>>76
肉の塊の奴良い!
79名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 12:52:33 ID:YXicvUmN
>>76

巫女さん、胸が出すぎ。つるぺたに汁。
80名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 20:52:44 ID:NC7zyULC
クトゥルーの邪神たちから見て、人類というのはどういう存在なのか?

『超光速で宇宙を移動することもできないし、精神波で意思疎通を行うこともできない
惑星の表面にへばりついているだけの知性のない連中』

とか。
81名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 20:58:42 ID:GBzXxi5m
あんたは、地の上を這いずり回っている虫をいちいち気にかけたりするのかい?
82名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 20:59:43 ID:UuTA/gyU
人間が岩に貼り付く苔に抱く感情と同じくらいの興味しかないんじゃないかな
83名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 21:42:12 ID:Mk5GoWDs
どう思うかとか言う以前の存在なんじゃね
84名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 22:04:14 ID:6PVYP2zv
暇つぶしの道具、笑いの対象、ドM縛りプレイ用の対戦相手。(ニャル)
85名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 23:40:51 ID:mCdcks2E
ザ・今宵の新作
どう見ても俺の似顔絵なんだけど・・・?
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11120305.jpeg

>>79
ラフをさっと修正。
適当なんでそんなに意味はない。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11120303.jpeg
86名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 23:42:32 ID:dbBk5cWA
昼寝している時に台所の片隅に生えた目に見えないカビぐらいの認識
気に留める次元ですらない
87名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 23:43:36 ID:dbBk5cWA
いやむしろ巫女さんは思いっきり爆乳にするのがお約束だ!!
クトゥルフ的にも!!
88名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 03:57:58 ID:zR3AXdeC
>>85
上の絵のクリーチャーが下の絵の乳修正してるかと思うと・・・
ちんこたった
89名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 20:34:56 ID:PjHBe9Cu
>>85

『九頭龍神社』というのがあって、そこには巫女さんと邪神たちが一緒に暮らしているけど、
その町にはもともとヘンな香具師が多いので、誰も気にしない・・・とか。
90名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 20:49:17 ID:icVudmEV
九頭龍神社ってw
91名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 23:02:32 ID:v08ZY+D+
九頭龍って、俺の近くのラーメン屋じゃないか
92名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 00:55:34 ID:rh0N5tnL
93名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 07:06:11 ID:IyTGEoz0
隣の店はよく客食う店だ
94名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 19:30:47 ID:CWFkUK8N
隣の姉はよく客食う姉だ
95名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 10:32:07 ID:fsZhxtGl
>>92
ワラタw
それにしてもラーメン屋ってなんであんなに龍が好きなんだろう
96名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 21:55:27 ID:uaQ7pZK9
次は邪神と美少女の絡みを・・・
97名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 23:07:06 ID:jw/i0tTh
ザ・適当シリーズパート2。
ぶっちゃけ自分でも何を描いたのかわからん・・・。
これはきっと邪神の策略だ!
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11122864.jpeg



よくわからん忌まわしいクリーチャー

すなわちクトゥルー系?フィギュアも製作中〜。
98名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 19:40:36 ID:HdFjWli6
>>97
こういうの好き
99名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 19:49:08 ID:HWfgPkI6
凄く丁寧に細部が描いてあるなw
俺もこういう煩悩爆裂系好き
100名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 04:44:29 ID:q2Er6Q4D
101名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 11:26:06 ID:bApHgSeY
なんか女の子可愛いしエロイw
どういう状況なんだろう?
とりあえずそこの異形、俺とかわれ!
102名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 17:14:27 ID:A2HPCUdl
女の子と愉快な邪神たちのシュールな日常生活を、
四こま漫画で描くというのは、どうだろうか。
103名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 17:23:55 ID:m6G+4sD3
やってみる
104名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 21:11:24 ID:A2HPCUdl
ほんで、家族構成は

お父さん(邪神)
お母さん(旧き神々)
お兄ちゃん(邪神)
クトゥルーちゃん(普通の人間)
妹(邪神)

だったりしてw
105名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 21:52:54 ID:GKJMyiZJ
「お兄ちゃん、下校時に一緒に居た人…だれ?」
「きしゃー」
「もう! そんな事言うなんてお兄ちゃんヒドイ!」
106名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 21:57:44 ID:MOVpgLle
>>104
それクトゥルーちゃんのSAN値が毎日ガリガリと削られてないか?
107103:2008/10/06(月) 00:01:08 ID:/YbyWlth
そ・・・それは俺描かんぞw

ちなみに今描いてるんだが、4コマじゃなくて1ページ漫画風になりそうじゃ。
あと、うpは決定ラフでOK?それともペン入れとグレスケ塗りする?
前者は結構早めにできそうだけど、後者は面倒だからかなり後回しになるかも。
108名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 00:01:18 ID:vPXGLoUZ
>>104
爺→アザトース
父→ダゴン
母→ヒュドラ
長男→ニャル
次男→クトゥグア
長女→クトゥルフ
次女→ハスター
ペット→ティンダロス、ショゴス

というのが浮かんだ。
毎日壮絶な兄弟喧嘩×2
……そしてじーちゃんボケちゃってる。
109記憶喪失した男 ◆cnhIMeWufo :2008/10/06(月) 16:47:53 ID:+IyDYdbQ
>>8>>52をなんという名文だ、と思ったとです。
110名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 22:45:52 ID:lVUlKMNV
そして、ボケちゃったアザトース爺ちゃんは、人間界から怪しげな人間を召喚して
毎日茶飲み話をしています。
家族は、お爺さんの長話から解放されてホッとしているんだけど・・・

ただ・・・その人間は何かとんでもない勘違いをしているようで・・・
111名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 22:41:49 ID:MqEjq0Ph
>>108
神格的に
トーチャン→ヨグ=ソトース
カーチャン→シュブ=ニグラス
ぐらいのほうがいいかとおもた。

あと、ヒキヲタのツァトゥグァ兄ちゃんも加えてあげたい。
112名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 22:51:25 ID:MqEjq0Ph
性格は

爺ちゃん→ちょいボケ
トーチャン→浮気者
カーチャン→肝っ玉母さん
長男→ヒキヲタ
次男→嘘つき
三男→熱血
長女→スケ番
次女→わがまま

みたいな感じで一人で妄想が広がりまくってる。
読みてええええ。
113103→1号:2008/10/08(水) 00:39:25 ID:4/aXrog8
単なるクトゥルーネタを・・・適当に描いてみた。

ttp://218.219.242.231/~kuroneko/imgboard1/img-box/img20081008003533.jpg
114名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 12:32:52 ID:EY7DuGfy
邪神をゆるキャラにすることできんかね。
『不気味だけどかわいい』という感じに。
115名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 02:22:37 ID:G9YWUzq/
>>113
最後のコマでちゃんとおっぱいしまってんのなw
しかし宇宙的な構造の服だ
116名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 22:21:09 ID:Ro9Xwijj
おじいさん アザトース
お父さん  ヨグ=ソトース
お母さん  シェブ=ニグラス

お兄さん  ニャルラトホテップ
お姉さん  ハスター

そして私は クトゥルー

「ところで、どーしてあんただけ人間なの?」
「それは秘密でつ」
117名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 22:54:44 ID:6gk1sTwy
>>114
「異形の群れ」はどうよ?
118名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 00:48:37 ID:Flhb2Wjd
ツァトゥグア神は素でそんな感じです
119名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 01:09:12 ID:onXKKjBn
>>114

クトゥルフぬいぐるみが近い気がする。
120名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 01:31:12 ID:HWANVS2M
狂気と混沌に満ちた平和な世界に、今、魔の手が忍び寄る!

「フッハッハッハー、世界を正気と秩序に塗り換えてやる」

???「待て!そうはさせんぞ!!」

「何奴!?」
現れる五人の勇者

「這いよるブラック!」
「無貌のブラック!」
「夜に吠えるブラック!」
「燃える三眼ブラック!」
「暗黒のブラック!」
「千の化身を持つブラック!」
「五人そろってニャルレンジャー!!!!」

「おのれ!現れたな混沌戦隊」

「チクタクマンロボ、発進!!」

「ウギャー!やられた〜」
悪は去った。だが彼らの戦いはこれからだ!
頑張れ混沌戦隊ニャルレンジャー!!

続かない
121名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 21:46:45 ID:3lT0oTmd
SS投稿します。
122庭の老人(1/2):2008/10/13(月) 21:47:58 ID:3lT0oTmd
私が転任により、老人ホームに来てから3日。
夜の作業中に、ふと窓を見たところ、庭の真ん中に誰かが座り込んでいることに気づいた。
「主任、夜になっているのに、あそこに誰か出ていますよ。」
「ああ、ウェスカーさんね。」太目の主任が答えた。
「彼は、少し精神を病んでいて、どうやら室内にいることが耐えられないらしいの。」
「それって、閉所恐怖症ですか?」
「うーん、ちょっと違うみたい。中にいて耐えられる部屋と、耐えられない部屋があるみたいだし、部屋以外にも、箱なんかを怖がるし。」
「そうなんですか。しかし、入居者を庭に放置するわけにはいかないのでは。」
「始めに彼が来たときは皆そう思ったのよ。」
主任は机から立ち上がり、私の立っている窓際まで来てくれた。
「だけど、室内に入れると逆に苦しんでしまうので、今では彼を庭にいさせてあげることが普通になってしまったの。」
そういう主任は、少しつらそうに見えた。

次の日の朝、私はその老人に話しかけてみることにした。
何か、状況を改善できるかもしれないと思ったのだ。
「こんにちは、ウェスカーさん。」
ヘルパーの常として、わざと大きく、間を区切った声で語りかけた。
「体調はいかがですか?」
地面に座り込んでいる、彼の隣に少し距離をおいて座った。
「・・・まだ犬は来ない・・・」
小さな声で、彼は言った。
「犬? 犬ってあの、ワンワン吠える犬のことですか?」
「・・・違う、違う・・・あの犬は吠えない・・・」
「何かのクイズですか? 私はクイズは苦手で・・・」
少し明るくしようとしたが、老人は私を無視し、頭を抱えてしまった。
「・・・・・・誰もあの犬を退けられない・・・1年前・・・1ヶ月前・・・1週間前・・・次は、次はいつなのか・・・」
閉所恐怖症と思っていたが、犬恐怖症なのだろうか。
少なくとも、自分がここにいることで状況が悪化しないように、その場を離れた。
123庭の老人(2/2):2008/10/13(月) 21:48:45 ID:3lT0oTmd
それから3日後のこと。
アメリカに巨大なハリケーンが上陸した。
職員で外壁や窓の補修を行っているが、私に与えられた仕事は、例の庭の老人を室内に連れてくることだった。
「さあ、ウェスカーさん。ハリケーンが来ているです。野外は危険ですから、部屋に入ってください。」
「・・・入らん・・・犬が来る・・・3日前来た・・・昨日来た・・・次は今日だ・・・」
「犬はいませんから、部屋に入ってください。」
「今日・・・今日会ったら連れて行かれる・・・・あそこに・・・おお、神よ!」
彼は意味の分からないことを行って、部屋に入ることを拒み続けた。
その間にも、雨と風は強くなり、これ以上室外にいることは危険だった。
「なにをしているの! 早く入りなさい!」
主任も事態を察知し、私たちに向かって呼びかけてきた。
仕方なく、無理やり老人を抱え、室内に駆け込んだ。
「暴れないでください、ウェスカーさん」
「ダメだ! 今日だけはダメなんだ!」
「犬なんていませんから! 落ち着いて!」
余りにも暴れるので、仕方なく拘束服に老人を押し込み、精神障害のある人専用の部屋に老人を移した。
「ウェスカーさん、ハリケーンが去ったらまた外に出れますからね。」
「ここはダメだ! 他に移してくれ!」
「すいません、他の部屋は空いていないんです。」
「助けてくれ! 悪魔が来る! 神よ! 助けてくれ! 今夜なんだ!」
納得してもらうことができないと判断し、仕方なく扉を閉めた。
・・・かわいそうな老人だ。今夜は徹夜をして、ハリケーンが去ったら一番で外に出してあげよう。

それから5時間してハリケーンが去った。
いそいで老人を解放しようと、私が扉を開けたとき、そこで見たのは・・・
・・・一面血まみれの床と、老人だった肉片、そして、破損した頭部や内蔵だった。
その後やってきたFBIの捜査により、外部犯の可能性は無く、自分が鍵を開けられる機会のあった唯一の人物であり、夜中のアリバイも無いということから、その日のうちに逮捕されてしまった。
自分が無罪だが、犯人が見つからないかぎり、有罪が確定してしまうだろう。
しかし、犯人は・・・老人を殺したのは誰なのだろうか・・・
・・・それは・・・ひょっとして、「犬」なんだろうか・・・・
・・・・・・どこからも進入できない密室に入ることのできる・・・悪魔のような・・・犬・・・・
・・・・・・・・・その犬の存在が証明できれば・・・・私は無罪になれる・・・が・・・・
自分が無罪になる可能性を考え、私は絶望に叩きのめされてしまった・・・
124名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 18:07:48 ID:pUe/UMm2
てぃんだろすぅ!
爺さんも対犬用の角の無い部屋を作ればよかったのに。
そして冤罪晴らそうと頑張ったら今度は自分が……
125121:2008/10/14(火) 21:40:08 ID:u1eIP2w4
>>124
自分が殺られないといけないのは、探索者のマナーですよね・・・
続き、考えて見ます。
126121:2008/10/15(水) 01:25:14 ID:myhmK+2v
続きを投稿します。あと1話(?)続く予定です。
127老人への手紙(1/2):2008/10/15(水) 01:27:01 ID:myhmK+2v
私が老人殺しの罪により留置されてから4日、私の顔に久しぶりの笑顔が戻った。
「少し痩せたわね。そんな体格になれるなら、私も捕まってみようかしら。」
私が勤めている老人ホームの主任が尋ねてきてくれた。
「食事がまずいですからね、痩せられるのは私が身を持って保障しますよ。」
少しおどけて見せると、主任も安心してくれたようだ。
「よかった、元気を無くしているかと思ってたの。」
「元気は無いですよ。あんな事件、真犯人が捕まる見込みなんて、砂漠の砂の中から1粒のダイアモンドを見つけるくらい難しいことですからね。」
「そうね、真犯人は見つかってないわ。でも、いいニュースがあるのよ。」
「なんですか?」
私は期待に胸を膨らませて聞いた。
「あなたの容疑は晴れていないけれど、釈放されることになった。」
「そいつはすばらしい!!! 神よ!!! あなたの子供が自由を取り戻しました!!!」
思わず天を向いて手を合わせてしまう。
「・・・しかし、なぜ急に釈放されることに? さっき、真犯人は見つかっていないと言っていましたよね?」
「・・・防犯カメラの映像によって、犯行はあなたでは無いということが分かったの・・・というより・・・」
主任は言葉を濁した。
「・・・誰も写ってなかったの。老人以外・・・」
どういうことだろう?
掻い摘んで話を聞くと、例の部屋に設置された防犯カメラが、私が部屋に老人を連れてから、ハリケーンが去って再び入るまでの間をずっと録画していたらしい。
しかし、老人はその日の23:23:23のシーンまでは部屋に連れられてきたままの姿をしていたのに、23:23:24には肉片と化していたというのだ。
「・・・どういうことですか?」
「分からないわ。」
係員により、牢の扉が開かれた。
「FBIは高度な映像加工を行うことの出来る人物が、防犯カメラの映像に加工をしたという仮説をたてているらしいけど、まだ証拠が見つかっていないらしいの。」
係員に連れられて事務室に入り、手続きをしている間、主任が説明してくれた。
「それで、あなたが直接犯行を行った証拠が無いため、釈放されるってことらしいの。でも・・・」
主任は残念そうに言った。
「あなたが最も有力な容疑者には変わりないそうだわ。」

釈放され、久しぶりに家に帰ってくることができた。
小さくてボロボロの家がこんなに恋しいものだとは、今回のことがなければ思わなかっただろう。
まだ21時だが、疲れていたので眠ることにした。
やわらかい寝床で手足を伸ばせるのも久しぶりなので、あっという間に深い眠りにつくことができたのだった。
・・・それから、奇妙な夢を見た・・・
部屋の隅っこの床と壁の間から、煙が噴出してくるのである。
薬品散布? 火事? いや違う。もっと臭く、もっと禍々しい・・・
なんだろう、背筋が凍るような・・・
その瞬間、「狙われている」と本能で感じた・・・・
いけない、逃げるんだ! 早く! 早く!
128老人への手紙(2/2):2008/10/15(水) 01:27:47 ID:myhmK+2v
”ジリリリリリリリリ”
慌てて飛び起きた。
見回しても、辺りには煙など立ち込めていなかった。
・・・ふう、嫌な夢だ。しかし、とても・・・リアルだった・・・
・・・・・・まるで、兎が猟犬に狙われるような、嫌な感覚だった・・・
猟犬?
ふと、例の老人の言葉が蘇って来た。
『・・・犬が来る・・・3日前来た・・・昨日来た・・・次は今日だ・・・』
もしかして・・・次は・・・私・・・・?
ベッドから飛び起き、慌てて着替え、車に飛び乗った。
こうしては居られない! このままでは、私も”犬”に殺されてしまう!!!

「あら、あなたは今日はお休みでいいのよ。」
朝一、老人ホームに駆け込んできた私を見て、主任が呼びかけてきた。
「留置所に4日間も拘束されていたのだから、休暇をしばらくとった方がいいわ。」
「違うんです、主任。例の老人のことが知りたいんです。」
「老人って、ウェスカーさん?」
「そうです。彼はいったい何者なんですか? なぜ”犬”を怖がるようになったんですか?」
密室に侵入して1秒も経たずに相手を血まみれにする謎の存在への恐怖から、何か行動をしないといけないという強迫観念にかられていたのだ。
「・・・私も彼がどんな人かは良くは知らないし、入居者のことは例え職員でも話すことはできない決まりなのよ。ごめんなさい・・・」
主任は残念そうに言った。
「そうですか、すいません、無理を言って。」
事を荒立てるわけにもいかず、素直に引き上げることにした。

・・・職員用の部屋を出て、トボトボと外に出ようとしたときだった。
「お、ちょうど良かった、おい! ちょっと待ってくれ。」
私を見かけて、同僚の職員が声をかけてきた。
「今、例のウェスカー老人宛に手紙が来てな、処分をどうするか困ってたんだ。この手紙の対処を頼めないか?」
と言いながら、一通の手紙を渡してきた。
老人への手紙!!
突然沸いて出た手がかりに、私の心は躍った。
「わ、分かった。こっちで処理しておくよ。」
「済まないな、頼んだよ。」
面倒な仕事から解放され、同僚はニコニコと去っていった。
私はというと、その手紙を握り締め、急いで車に駆け込んだ。そして、誰にも見られていないことを確認すると、封筒から中身を取り出した。
それは1枚の紙に、手書きでこう書かれていた。

『親愛なるジェームズ・ウェスカーへ

君の居場所を9年間探し続け、やっと君がサンアントニアの小さな老人ホームにいることを突き止めた。
君はまだ生きているだろうか?
あの日の私の無謀な行動のせいで、眠ることの出来ない夜を過ごしていることと思う。
すまなかった。
もし、君がまだ生きているなら、是非私を訪ねて来て欲しい。
時間が無い、今すぐにだ!

                                    罪深き友 ロバート・マクスウェル』

手がかりを知っている人物がいるのか!?
神にこの幸運を感謝し、手紙に書かれた住所へと車を飛ばした。
129名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 01:28:19 ID:yifuygkU
投稿乙です!
何というティンダロス。
てかじいさん、あんた何やったんだw
主人公はご愁傷様としかいいようがないな。
きっと犬の存在証明を依頼された弁護士か探偵が探索者になるんだぜw
130名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 01:30:35 ID:yifuygkU
……と、思ったら続きが来てる。
結末期待してます。
131121:2008/10/15(水) 01:42:14 ID:myhmK+2v
皆さんの期待に報えるように、気張ってみます。
早ければ明日くらい〜遅くても週末には投稿できるかと思います。
132121:2008/10/16(木) 01:31:30 ID:gs7uBmnc
終わらせるつもりが、話が終わりませんでした。
多分あと1話続きます。
133友人の遺言(1/2):2008/10/16(木) 01:32:10 ID:gs7uBmnc
車を飛ばして4時間。
すっかり日が暮れてしまったころ、その家についた。
古いスタイルの家が立ち並ぶ住宅地の一角にあるその家は、周りの家と同じように1階建てでガレージのある、普通のアメリカの住宅だった。
車を降り、玄関に向かう。
玄関の小さな窓から明かりが見えているので、どうやらマクスウェル氏は家にいるようだ。
インターホンを鳴らしてみる。
・・・応答が無いので、再度鳴らしてみる。
・・・・・・やはり返答が無い。寝てしまったのだろうか。
しかし、事態は一刻を争う。居ないからといって「はいそうですか」とすごすご帰るわけにはいかないのだ。
「マクスウェルさん、いるんでしょう? ウェスカーさんの知り合いのものです!」
玄関ごしに呼びかけてみた。
「マクスウェルさん、すいません、あなたの話を聞かせてください。」
インターホンを押しながら呼びかけるが、応答は無かった。

・・・ふと、嫌な予感が胸を襲った・・・
手紙にはこう書かれていたのだ。
『時間が無い、今すぐにだ!』
・・・それは、ウェスカー老人に時間が無いことを表しているのでなく、マクスウェル老人に時間が無いことを表しているのではないか?
・・・もしかして、マクスウェル老人も”犬”に狙われているのでは・・・
不吉な予感に動かされ、私はドアノブを回した。
ガチャ、ガチャガチャ
しかし、当然ながら、鍵がかかっていた。
慌てて付近を見渡し、内部の見れる窓を探す。
外壁沿いに回りこみ、庭側に出る。すると、リビングの様子が覗き込める大きなガラス戸があった。
マクスウェル老人の姿を求めて覗き込むが、中には質素な調度品が並んでいるだけで、誰もいなかった。
「明かりだけつけて外出しているんだろうか?」
・・・ふと、ガラス戸に目を向けると、ノブ式の鍵が開いているのに気づいた。
老人の無用心さに感謝しながら、家の中へと進入させてもらうことにした。

家の中はきれいで、掃除が行き届いているようだ。
しかし、他の一般的には無いものが、家のあちらこちらに置いてあった。
それは、彫像である。
木でできた動物、銅で作られた人、陶器でできた顔、どこかの民芸細工・・・
いろいろな題材や素材の彫像がこの家を埋め尽くしていた。
魂を持たない視線に監視されながら、家の中を見て回る。
キッチン、玄関、バス・・・
どこを見ても老人の姿は無かった。思わず、本当に留守なだけなのではないかと思ってしまう。
・・・ついに、一つの扉を除いて、家のすべてを見て回ってしまった。
「この扉の先に老人がいなかったら、一度家に帰ろう」
そう思って扉を開けた先にあったのは、地獄だった。

中は書斎になっており、おびただしい数の本と紙で覆い尽くされていた。
そして、狭い床の真ん中に、以前見たことのある”狩りの跡”が残されていたのだ。
「遅・・・かった・・・のか」
肉片と化したマクスウェル老人を前に、残された唯一の手がかりを絶たれてしまった絶望から、思わず床にしゃがみこんでしまった。

・・・おや、これは何だ?
床にしゃがみこんだ私の目に、机の下落ちている1枚の紙が飛び込んできた。
手を伸ばし、それを拾い上げる。
それはマクスウェル老人のものと思われる手紙で、そこにはこう書かれていた。
134友人の遺言(2/2):2008/10/16(木) 01:32:48 ID:gs7uBmnc
『ジェームズ、残念だが君には会えそうに無い。
私はおそらく今夜、犬に喰われてしまうだろう。
思えば、コロンビアの密林の中にあるという幻の彫像になど私が興味を示さなければ、我々、考古学グループのメンバーは死なずに済んだのだ。
あの奇妙な像を私が発掘してせいで、我々は眼に見えない狩人・・・そう、我々が”犬”と呼ぶ魔物・・・に殺されていったのだから。
ああ、チャーリー、サリー、ロイド、ハロルド教授・・・皆、済まなかった!
・・・ジェームズ、君だけは死んではならない。君を救うことこそが、私に残された唯一の贖罪なのだからだ。

長い間、私は”犬”について調べた。
どうやら、それは地球が出来る以前の太古の昔から生きている・・・いや、存在している?
超自然的な存在だということを突き止めたのだ。
それは地球上・・・いや、三次元の法則とは異なる世界に生きているので、彼には空間と時間は”歩いて渡れる”ようなものらしい。
そのため、地球上のあらゆる手段では、”犬”と戦うことも退けることもできない。
ただし・・・逃れる方法が一つだけあるというのだ。
内容は分かっていないのだが、「ナコト写本」と呼ばれる禁書の1377ページに書かれているらしいのだ。
是非、その本を見て欲しい。

しかし、その禁書はミスカトニック大学の最深部に厳重に管理されているため、まず見ることはできない。
ジェームズよ、ここに、ミスカトニック大学図書館の見取り図を用意した。
驚くことに、最深部への通路は、外壁1枚を破ることで入ることが出来るらしいのだ。
どうせ正規のルートでは侵入できまい。
君に準備をする時間があるのなら、このルートを試してみるといい。

・・・願わくば、”犬”の呪いから君が解放されんことを・・・』

呆然とする私の耳へ、突然、聞きなれたサイレンが飛び込んできた。
慌てて窓まで駆け寄り、外の様子を見てみると、近所の人と思われる人物が、パトカーでやってきた警官に対して、私の車を指差しながら何かを説明しているのだった。
「通報された? ・・・まずい、これはまずい・・・」
今、警察に踏み込まれたら、前と同じく・・・いや、前のことがあるからこそ、厳重に拘束されてしまうだろう。
せっかくの手がかりが見つかったのに、今捕まってしまったら、おそらく留置所で”犬”に喰われてしまう・・・
・・・とりあえず、ここから脱出することを考えないと。
家と車の間にはパトカーと警官数名がいるため、私の車で逃げることはできない。
何か手段が無いかと考えていた私の頭に、・・・ああ神よ感謝します・・・一つのアイディアが浮かんだのだった。
来るときに見たが、この家にはガレージがある。
ガレージがあるのだから、きっと、マクスウェル老人の車があるはずだ。
足音を立てないようにしてガレージへと向かう。
すると、そこには小型のフォードが止まっていたのだった。
壁に吊るされていたキーを取り、フォードのエンジンをかける。
そして、電動式のシャッターを開け、フォードに飛び乗る。
「マクスウェルさんですか? 警察ですが・・・」
そこに警官がやってきたが、逃げることしか頭に無い私は、おもいいきりアクセルを踏むと、警官を跳ね飛ばして通りに出た。

急がねば、ミスカトニック大学へ!
135名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 14:37:03 ID:/lncZTKt
アローンインザダークやエターナルダークネス好きの俺にはたまらんです
1361号:2008/10/21(火) 01:37:29 ID:yEAO3Bky
>>114
単にミニキャラにしてみた。
ここまでデフォルメすると何がなんだかよくわからんのぅ。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11128200.jpeg
137121:2008/10/21(火) 02:11:56 ID:tDpEUpvp
すこし時間が経ってしまいましたが、最終章投稿します。
138救いの禁書(1/4):2008/10/21(火) 02:12:27 ID:tDpEUpvp
ファンファンファンファン・・・・

夜の街道を走り抜ける私の耳は、耳障りな音に満たされていた。
はじめは1台だった追っ手は次第に数を増していき、それは不快な和音を奏でていた。
「もうすぐだ・・・もうすぐ走り抜ければ・・・・」
今の私には、人間の法は通じなかった。信号を無視し、車を跳ね飛ばし、看板やゴミ箱をふっとばし、ひたすら前へ、前へと進んでいった。

そして、ライトに浮かび上がるその文字を見たとき、私の心は躍った。
「 ↑ミスカトニック大学 5km 」
助かる! あそこまで行けば助かるんだ!
私は思いっきりアクセルを踏み込んだ。”追っ手”から逃げる、ただそれだけを考えて・・・・

そして、徐々に古い校舎が見えてきたが、その前に、私の見たくない邪魔者が待ち受けていた。
連絡を受け、先回りしていたのだろう。そこには、5〜6台のパトカーと、ショットガンを構えた警官が私の登場を待っていたのだ。
「・・・直ちに停止せよ! 暴走車の運転手よ! 停止しなければ発砲する!」
向かいにいる警官がスピーカー越しに怒鳴り声をたてた。
瞬時に頭の中の天秤によって、2つの恐怖が測定された。
”犬”か・・・”銃”か・・・
その答えは簡単だった。私は躊躇無く、アクセルを最大まで踏み込んだ。

ドゴォォォォォオォォオオオォン
派手な音を立て、ミスカトニック大学附属図書館の横っ腹に風穴が空いた。
「・・・あいつらに・・・とっては・・・予想外だったらしい・・・な・・・」
車ごと外壁にぶつかった私は、エアバックに倒れこみながら呟いた。
本校舎前に待ち構える警官の射撃を前にし、私は道を逸れ、図書館のある古い校舎へと体当たりをしたのだ。
私の運転する方角から、狙いがミスカトニック大学にあると分かっていた警官達も、まさか図書館だったとは思わなかったらしい。
「・・・しかし・・・早く行かないと・・・捕まってしまう・・・」
シートベールトを外し、痛む体に鞭をうち車の外に出た。
頼りはマクスウェル老人が遺してくれた地図だけだ。その地図を見ながら、私を”犬”から解放してくれるという禁書のある場所へと向かった。

「・・・地下8階の0004ルーム・・・ここか・・・」
気の遠くなるほどの階段を降り、やっとたどりついた。
重要な物を置く部屋なのに、鍵付き扉が無かったのは幸いだった。
おそらく、1階の通路に入るまでに厳重な警備があり、それ以後のセキュリティは低くても大丈夫だったからだろう。
その部屋に入ろうとしたときである、全身に鳥肌が立ち、叫び声を上げるところだった。
・・・いる・・・・”犬”が・・・いる!
夢で見た恐ろしい気配を、はっきりと感じた。
この辺りに・・・”犬”が・・・・恐れていた”死”が・・いるのだ!
部屋に走りこみ、本を探す。どこだ? 禁書はどこだ?
そこには、ガラスケースに収められた本がいくつも並んでいた。
手近にあった消火器を奪い取り、ガラスケースを片っ端から破壊する。
どこだ? ナコト写本という禁書はどこだ!?
違う、これも違う!
部屋の中は、ガラスを破壊する音と、投げ捨てられる本の音で満たされていった。
139救いの禁書(2/4):2008/10/21(火) 02:13:31 ID:tDpEUpvp
違う、違う、違う・・・・これは、これだ!
私の手がついに、「Pnakotic Manuscript」と書かれた、最後の希望に触れることができたのだ。
「急げ、早く開け、きっとここに書かれているんだ、なんだ? 何が弱点なんだ? 何の呪文を唱えればいいんだ? なんでもするぞ、なんでもだ!!!」
焦りのせいで震える手でマクスウェル老人の手紙を取り出し、僅かな光の中で老人が教えてくれたページを確認する。
「・・・1377ページだな! 1377ページ・・・・1377、1377」
急いで本を開く、しかし、私はそこで叫んでしまった・・・この忙しい時に! 神よ!
本にはページ数が書かれていなかったのだ。
・・・”犬”の気配が次第にはっきりするこの状況下で、ページを1000枚も数えるのか!?
気が遠くなる自分を、自分で叱咤する。
「しっかりしろ! たかが1000ページ、すぐに数えられる! 数えなければ死ぬんだぞ!!!」
震える手で、本をめくる。数え間違えたら死ぬ・・・・1ページも数え間違えられない・・・
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10・・・」
声に出しながら、本をめくる。
古い本のため、めくった際にページが破れてしまったが、今の私はそんなことに構っている余裕は無い。
「20、21、22、23、24・・・」
今、警官が押しかけてきたらどうなるのだろう、警官も犬の餌食になってしまうのだろうか・・・・
「45、46、47、48、49・・・」
・・・今、何か”ぴちゃん”という音が聞こえたような・・・いや、気にするな!
「80、81、82、83、84・・・」
ときどき、本の中に意味の分からない幾何学模様が書かれているが、この本はいったいなんの本なんだ?
「96、97、98、99、100・・・」
急げ、急げ、急げ・・・
「125、126、127、128、129・・・」
・・・何か、臭い。魚が腐ったような・・・変な臭いがするような・・・
「152、153、154、155、156・・・」
私は夢中でページをめくった。
今まで生きていて、これほど時間の進みが早いと感じたことは無かった。
「・・・・・・・・598、599、600。これで半分くらいか」
そのときだ。
視界の端に何か違和感のあるものが目に入ったのは。
それは、煙のようだ。しかし、しかし・・・何がおかしい。
はっきり言えないが、これだけは言える。
”この世のものじゃない!!!”
本を抱えて走り出す! ここにいてはいけない! 逃げろ!
「601、602、603、604・・・」
走りながら本をめくる。いや、破り捨てると言った方が正しいかもしれない。
もはや、それが貴重な禁書だということは頭に無かった。
数を数えるたびに紙辺を破り捨てている姿は、はたから見たら、まるで花占いをする女の子のように見えたことだろう。
「722、723、724、725・・・」
急いで階段を駆け上がる。
頭の中にウェスカー老人の姿が浮かび、頭の中の彼が告げるのだった。
『室内にいてはいけない』と。
「853、854、855、856・・・」
上を見ながら駆け上がる私の目が、階段のはるか上にまぶしい光を捉えた。
しまった、警官が来ている!
これ以上、上の階にあがることができない!
「922、923、924、925・・・」
慌てて今いる階の通路に駆け込む。
「995、996、997、998、999、1000!!!」
暗い通路を走りながら、1000を数えた。後は・・・・たった377だ!
『今、足音が聞こえたぞ!』
背後で警官が叫んでいる。
「1033、1034、1035、1036・・・」
『おい、足元に何か落ちてるぞ!』
『あいつ、本を破りながら逃げてるんだ!』
しまった!!! この本のせいで、私の居場所は丸分かりだ!!!
「1111、1112、1113、1114・・・」
さらに、私を追いかける”犬”の気配も止むことが無かった!!!!
逃げられない・・・警官と”犬”・・・
二匹の追手は、確実に私との距離を狭めている!!!
140救いの禁書(3/4):2008/10/21(火) 02:14:11 ID:tDpEUpvp
「1233、1234、1235、1236、1247・・・」
もうちょっと、もうちょっとなのに・・・・
そこで私は、一つの扉を見つけた。
そこには、私を導く十字のシンボルとともに、『聖堂』と書かれたプレートが飾られていたのだ。
(神よ! 哀れな仔を守りたまえ!)
心に叫びながら、その扉に飛び込んだ。
幸いに、その扉には鍵が付いていた。
慌てて扉を閉め、鍵をかける。これで、少なくとも警官達からは逃げることができる!
「1320、1321、1322、1323、1324・・・」
ページを数え続ける。いそげ、あと100ページばかりだ。
・・・ぴた・・・ぴた・・・
何か聞こえるような気がした。
「1332、1333、1334、1335・・・」
再び、魚が腐ったような臭いが立ち込めてきた。
『おい、ここだ! 紙はこの部屋に続いてるぞ』
”ドン、ドンドン”
『鍵がかかってる! おい、鍵はどこだ?』
「1352、1353、1354、1355、1356・・・」
私は前から来る死と、後からくる不条理によってパニックになっていた。
「1373、1374、1375、1376、1377・・・・1377!」
見つけた! やっと見つけた!
私を唯一救ってくれるそのページを、私はめくり上げた。
「これで、これで私は救われるんだ!!!」
そこに書かれている文字を読み上げた。

『・・無いのである。それは記録の上ではローマ時代の羊皮紙に登場するのが始まりである。
彼は時間の角に住んでいる。それは、私たちの世界の法則とは異なる法則の世界である。
それを、人々は”猟犬”と呼んだ。なぜそう呼ばれるかは分からない。なぜなら見たものが一人も
いないからである。
恐らく、狙われた人物は例外無く殺されているからだろう。いや、連れて行かれていると
言い直した方がいいかもしれない。
それを召還しようとするのはお薦めしない。なぜなら、それを召還しようとしたときから、
あなたは一生”猟犬”から逃げないといけなくなるからだ。
今の我々の次元には、それと契約を行い従わせる方法が無い。
それを召還することは、自分から狙ってくださいとお願いするようなものなのだ。
召還する場合には、身を守るたった一つの手段を用いて身を守ることをお薦めする。
”猟犬”は、それが住む特性によって、行動に制限を受けている。それを利用することにより、
あなたは”猟犬”から身を守ることができるのだ。その方法は・・・』
141救いの禁書(4/4):2008/10/21(火) 02:15:09 ID:tDpEUpvp
「これだ! あった!」
ついに望む物を見つけた喜びのせいで、ふと紙から目を上げてしまった。
・・・そして、目を上げてしまったことを後悔したのだ。
・・・決して見たくなかった”犬”・・・それが、そこに・・・私の目の前にいたのだ・・・
それは牛程の大きさだろうか、いや、巨大なナメクジと言った方がいいかもしれない。
その皮膚は、絶えず流れ出ていた。そして、あたりに煙と腐臭を撒き散らしていた。
ひっ!
私は思わず床に崩れ落ちた。
じゅぶ・・・ぶじゅぶ・・・
次第に近づいてくるソレは、不快な音を立て、ナメクジの先頭から管のようなものを出した。
その管は気持ちの悪いことに、不快な液体を撒き散らしながらウネウネと蠢いているのだった。
「あ・・・・あぁ・・・・」
予想しない、いや、理解を超えたものを見たせいで、私は動けなくなっていた。
いや、ダメだ! 諦めるな! 手に持っているものがあるだろう! 早く先を読め!
絶望の淵に落とされた私の心に、誰かの声が響いた。
自分の声か? 主任の? ウェスカー老人? それとも、神・・・?
声に励まされ、紙に目を落とす。
お願いだ! 私を守ってくれ!
・・・しかし、そこに書かれている言葉を、私は理解することができなかった。

『その方法は、角が一切無い球体の部屋で一生を過ごすことだ。
そうすれば、犬はあなたを襲うことが出来ない。』

・・・・・え?
”猟犬”を撃退することのできる弱点とかか、呪文のようなものが書かれている―
そう考えていた私には、そこに書かれていることが理解できなかった。
・・・・そんな、馬鹿な・・・・
いったいどうやって、逃げろと・・・
・・・いったいどうやって、球体の部屋を探せと・・・・
・・・・・・いったい、どうやって・・・目の前にいる・・・この・・・舌が、舌が、舌が、舌が、舌が、舌が!!!!
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

警官たちは、容疑者を追い詰めた部屋の中からの悲鳴に驚いた。
「しまった、何かあったらしい。」
「鍵を待ってなんていられない。早く開けるんだ!」
扉の蝶番側を銃で打ち抜き、2人がかりで扉に体当たりをくらわす。
鈍い音を立てて倒れた扉の先で警官が見たものは・・・・
・・・・いくつかの、容疑者だった肉の欠片だけだった。


『2008.10.20 アーカム市内にて発生した連続殺人事件についての最終報告
アーカム市内において、老人を狙った2件の殺人事件が発生した。
1件目の犠牲者はフリードリヒ公益老人ホームに住むジェームズ・ウェスカー。
2件目の犠牲者は市内に住む学者、ロバート・マクスウェル。
犯人は二人を煙硝反応の出ない新型の爆薬で殺害した後、偶然パトロールに立ち寄った警官に発見された。
(発見者の警官、マイク・ジェファーソンは逃走する犯人の車に跳ねられ、10.13 22:13死亡)
犯人はミスカトニック大学附属図書館に逃走した後、図書館内の聖堂にて爆死自殺を行う。
犯人は該当図書館の秘蔵書を破りながら逃走を行っていたが、その理由は不明である。
また、該当する爆薬は今だ発見されていない。
被告・犯人共に死亡し、立証・立件が不可能であるため、本件は捜査終了扱いとする。』

(了)
142名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 02:19:29 ID:tDpEUpvp
ティンダロスの物語は、これで終わりです。
主人公のモラルが壊れていく様子は書いていて楽しかった(?)です。
読んで頂いて、有難う御座いました。
143名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 06:58:40 ID:b5dPc3Iq
乙でした。
ティンダロスの猟犬モノは、絶対に逃れられないっていうところが悪夢的恐怖で
惹かれます。
明確な害意を持って追ってくるあたりが他の神話作品の宇宙的恐怖とはちょっと
別かもしれないけど、好きなんですよね。
テンポのいい展開と、絶望で終わる(お約束の?)結末もナイスでした。
おもしろかった。

俺も文芸投稿サイトに一本超短編を上げたのがあるので、そのうち晒します。
144名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 21:16:45 ID:I3iMWC5q
乙です。
ミスカトニック図書館に潜入してまで得た情報がそれとは……
何とも救いのない最後でよかったです。
どことなくTRPGでのプレイをそのまま小説にしたような趣があって
プレーヤーとしては、次第に大胆になっていく主人公に感情移入してしまいましたw

>>143
それは期待。
楽しみに待ってます。
145名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 22:45:28 ID:b5dPc3Iq
>>144
期待してもらえるほどではないと思います…。
>>121さんへの感想がまだ付くと思うので、良き頃に投下します。
146名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 02:01:00 ID:Dddj6Mbw
みなさん、読後感想ありがとうございます。

>>143
確かにティンダロスは「追いかけてくる」というのが他のオールドワン達とちがってますね。
その辺の特徴ある行動がけっこう好きです。
私も短編の掲載を楽しみにしていますので、掲載お願いします。

>>144
鋭いですね。確かにクトゥルフのGMをしているので、おそらくSSのストーリーも、TRPGのシナリオに近くなるんだと思います。
主人公に感情移入していただけたのは嬉しいです。
147名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 18:52:32 ID:3pNnVuwH
では、いつまでも引っ張るのもアレなので、約千文字の短編投下します。
半分はネタです。
「やりすぎだろwww」って感じで、楽しんでいただけたらと。
148地の底にて (3-1):2008/10/23(木) 18:54:23 ID:3pNnVuwH
アシュトン卿は岩壁に、何やら得体の知れぬヌラヌラとした汚穢にまみれている
かに思われて仕様のないその不潔な岩壁に、あえて構わずその背を預けた。
全身のあらゆる知覚が、そしてこれまでの四十余年の間、誇りある貴族の長とし
て心身の屈強なるを支えまた強いてきた鋼の意志までが、掌中の水のごとくにあ
えなく見る間にも損なわれてゆくのを確かに感じるのである。
恐らくはこのねじくれた不快な洞穴の最後の湾曲―眼前に迫ったこのカーヴがそ
れだ―を越えた向こうに存在する、考えるだにおぞましく、ましてこの目で直視
などしようものならたちまちに魂までをも砕かれ擦り潰されて、その欠片の最後
の一片までもなぶり尽くされ、総毛立つような人知の及ばぬ暗黒の企みに供され
るに違いないと思わせる、大地に巣くう悪夢の腫瘍と呼ぶべき闇の首魁の魔力に
よるものであろう。
149地の底にて (3-2):2008/10/23(木) 18:55:20 ID:3pNnVuwH
かつて狂える旅人と神に背きし愚かな僧と世を憎む放逐されし罪人とが、それぞ
れに絶望的に誤った歪な求道の果てに邂逅を果たし、書に記し伝えたこの世の外
に在るべき異形のものども。
それら宇宙の不浄なるものの父にして母と呼ばわる、それ自体の在ることが神へ
の冒涜であり裏切りにあたる、意思を持ち泡立つ灰色の茫漠たる生きたぬめり。
この大地に穿たれし見捨てられた闇の奥底で、自らの忌まわしき子を生しそして
喰らいつつ、命を呪い神を嘲り横たわる狂った知恵の源泉たるもの。
「おお、神よ、この汚らわしき悪魔に対峙せし我に限りない御加護を。貪欲なる
悪魔の顎を遮り、我が魂の前に神の国への道程をお示しくださらんことを…。」
猟銃に刻まれた紋章を撫で、自らの神への祈りを呟きながら、卿はひと足ごとが
千里にも等しい一歩を重ねる。
150地の底にて (3-3):2008/10/23(木) 18:56:18 ID:3pNnVuwH
ブツブツと微かに聞こえるのは否定し難い悪魔の囁きか。嘲笑うかのように叩き
つける熱気と悪意の風を押し、卿はついに深奥へと至った。
生臭い瘴気を嗅ぎ乍ら、卿は目を開けぬまま、禍々しき気配の中心を目掛け、
引き金を引いた。
しかして胸と頬を圧すべき衝撃は無く、耳をつん裂く轟音も無い。思わず知らず
見開いた目に、間近に迫った嫌らしくふるふると痙攣を続ける灰色の吐き気を
催すような触腕の夥しい束が映る。
それは何の抵抗も与えぬままに、銃口を塞ぎ薬室を満たし撃鉄を妨げていた。
そしてついに、おおついに、彼は見た。
鍾乳石が形作る玉座に今や伸び上がる
永久に許されざるものの姿を。
尚も押し寄せる触腕が腹腔までも満たし、彼の絶叫は止んだ。
151名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:07:21 ID:7JSmUL5l
ネタって言ってますが、このクトゥルフ独自の言い回しを書けるのはすごい!
152名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 23:48:42 ID:lojhBRjM
>>151
ありがとうございます。
このショートショートには、手持ちのダークでバッドな表現をすべて叩き込んだ
つもりだったんですが、一番お気に入りの「名状しがたい」を使い忘れてしまい、
orz ってなりました。

この分量でもへとへとになってしまったくらいですから、長編一本なんて
僕にはぜったい無理ですね。
御大の偉大さを思い知りました。
153名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 17:48:24 ID:3L3gXoa0
俺は以前ラヴクラフト風の文章書こうとして大失敗したからなぁ…。
素直にこういう文体で書けるのは凄いと思う。
154名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 22:51:15 ID:cjTq33ri
age
155名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 16:09:42 ID:0lqfWdrx
アブちゃん大好き。
1561号:2008/10/30(木) 14:09:56 ID:ok4xz6CA
こんなん作ってみたんだぜ・・・。
オリジナル・クトゥルフクリーチャーを作りたくてやってみたけど、クトゥルフぽくない・・・orz
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11130674.jpeg
157名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/10/30(木) 16:00:43 ID:b9AuvaAj
クトゥーニアンぽいねぇ
158名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/10/30(木) 23:04:06 ID:YCIHak+e
目のところは複眼設定なのかな? それとも触手なのかな?
グレートオールドワンっていうよりも、独立種族っぽいね。ステキです。
159創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 06:49:37 ID:EEkzdztf
私立アザトース学園 その2
『放課後の図書館』

アザトース学園内の一際目立つ建物、『大図書館』
其処は過去から現在、そして未だ明かされざる未来の知識が所狭しとひしめいている場所である。

「イスの大いなる種族ちゃ〜ん♪借りてた本、返しにきたよ☆」

頭部に海星を乗せたウミユリがテケリ・リ、テケリ・リとやって来た。

「うん・・・そこに置いてて・・・」

三角錐が鋏で示す方向に人皮で装丁された古文書が無造作に投げられる。

「あれ〜イスの大いなる(ryちゃんそれ、何書いてるの???」

見るともう一つの鋏には可愛らしい猫のマスコットがついたシャーペンが
ぎこちなく挟まれていた。

「・・・恋愛・・・小説・・・矮小種族と魚の恋物語・・・」

照れくさそうにラッパを鳴らすイスの大いなる(ry

「わ〜!ロマンチック!!ねえ、見せて見せて!!」

「駄目・・・まだ出来てない・・・から・・・」

「ブーッ!良いじゃん良いじゃん」

じゃれ合う二体は殊更に名状し難かった


160創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 21:13:28 ID:QeRMSE+b
クタアトw
色んな意味でマジ名伏しがたいぜw
161創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 09:54:16 ID:6ROx/HJ6
>「・・・恋愛・・・小説・・・矮小種族と魚の恋物語・・・」

というのはひょっとして、『崖の下のポニョ』のこと?
162創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 11:57:16 ID:OKJCZtwg
名伏し難い、を「な、ふしがたい」と読んでた俺…
163創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 12:03:06 ID:njFmIpo6
旦那、ボケに突っ込むのは野暮かもしれませんがね
それ「名状しがたい」ですぜ?
164創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 14:48:24 ID:OKJCZtwg
し、知ってるよ!
わかっててやったんだよ!
165創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 23:23:53 ID:WiVqCwb0
またまたーwうっかりしちゃったんだろ?
166創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 23:48:25 ID:Y9NS+LPI
>>163の旦那、突っ込みに突っ込むのは野暮かもしれませんがね
漢字じゃなくて『それ「めいじょうしがたい」ですぜ?』って突っ込むべきじゃなかったんですかね?
167創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 21:10:46 ID:gCkEJ+Dc
たった今間違いに気付いた俺……orz
ガチで「なふしがたい」だと思ってた(汗)
今よく漢字を見てやっと気付いたw
168創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 21:22:57 ID:jPm2QUVo
図書館でラッパ吹くなw
169記憶喪失した男 ◆cnhIMeWufo :2008/11/19(水) 14:42:10 ID:ShdmZJFB
「インスマンスの影」のアイデアをパクった短編を書き上げたよ。
御大ファンは読んでおくれ。
http://novels.bookstudio.com/list.php/0/1/
ここの「へげぞ」の「幻日譚」
170創る名無しに見る名無し:2008/11/24(月) 22:51:59 ID:Lh4Xafg4
>>169
状況がループしてる趣向はおもしろいですね。
本の設定だけ借りて、本の名前は出さない方が良かったのかも。
(読んだことがなければ、、読み手があきらめてしまうと思うので。)
1711号:2008/11/26(水) 17:06:54 ID:B1b4t2eU
久しぶりに描いてみたー。

怪しげ物体・・・きっとヨグ・ソトースとなんらかの関わりが・・・
ttp://218.219.242.231/~kuroneko/imgboard1/img-box/img20081126164518.jpg

とりあえず女性のようです・・・きっとシュブ・ニグラスとなんらかの関わりが・・・
ttp://218.219.242.231/~kuroneko/imgboard1/img-box/img20081126165114.jpg
172創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 17:17:48 ID:oyNOZRc+
これはいいぐにょぐにょ
173創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 23:47:48 ID:eSLGmSEv
いぐにょぐた
174記憶喪失した男 ◆cnhIMeWufo :2008/11/27(木) 00:52:09 ID:IwjHgZY6
>>170 感想ありがとです。
状況がループするのはドグラマグラの基本です。いわく、無限循環地獄。
単なるパクリで終わるつもりはなかったので、作品名を書いて存在価値を示しています。
175創る名無しに見る名無し:2008/11/27(木) 19:52:45 ID:aLepCCVG
>>171

女の子は!
176創る名無しに見る名無し:2008/11/27(木) 20:33:45 ID:J6hvFhYu
まえに上がってた巫女さんが>>171に絡まれてるのきぼんぬ
とは全年齢板だから言えないのが辛いな
177創る名無しに見る名無し:2008/12/01(月) 14:41:56 ID:/kKn8OEl
>>171のお二方、お名前は?
178創る名無しに見る名無し:2008/12/09(火) 16:07:29 ID:N2Qdv9+1
私立アザトース学園3

描いてみた
ttp://imepita.jp/20081209/578810
179創る名無しに見る名無し:2008/12/10(水) 17:45:23 ID:3M7hh4SA
こんな女子高生いやじゃあああああw
180創る名無しに見る名無し:2008/12/10(水) 18:15:51 ID:1KRvCKdO
下着がどうなっているのかが非常に気になる
181創る名無しに見る名無し:2008/12/11(木) 00:10:32 ID:0DLc6Vr0
きっとはいてないんだよ
182創る名無しに見る名無し:2008/12/14(日) 04:19:26 ID:d/Ki9bsA

真夜中に ダゴン見ながら 描いてみた。

http://s.pic.to/vxtjr


ティアラにバッスル付きの衣装で気分はでぃ〇にープリンセス☆ とりあえず彼女は目玉が大好きなようです。
見にくかったらごめんね…
1831号:2008/12/16(火) 00:59:00 ID:Eeo8o/kl
ザ・ネタ絵のラフ。
仕上げるつもりは甚だないのでうp。

この世には目には見えない闇の住人たちがいる
やつらは時として牙を剥き君たちを襲ってくる
彼はそんな奴らから君たちを守るため
地獄の底からやってきた
正義の使者・・・なのかもしれない

我が左手に封じられし蛸よ!
今その力を・・・しめせぇぇぇぇ!

http://uproda11.2ch-library.com/src/11141821.jpeg
184創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 01:00:59 ID:QdqlSAp2
タコwwww
そしてエルダーサイン持ちとは恐ろしい子だな
ていうか丸の中もかーいーてー
185創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 22:28:43 ID:DycKjSyK
こんなにも名状しがたく陰欝で、矮小な私を引き付けるスレがあったとは…


嗚呼素晴らしきかな古のもの、邪悪なる意志、宇宙の恐怖!
彼らを知り彼らの残した欠片の事実に触れるは我が身には過ぎた幸運なりや!!
嗚呼、嗚呼、嗚呼!今宵も私を呼ぶ声よ、呼ばれし声に怯える私よ!
何時か私は彼のスレに潜みしmoの  どもによっ てo(これ以上はタコ墨が滲んでいて読めない…)
1861号:2009/01/17(土) 12:54:42 ID:suDklHlB
魔ルポですが・・・。

自ら生み出した仔を食らうアブホースより。
アブホースの身体的特徴が描写しにくい(そもそも泡立つ水溜りのような無定形やん)なんで
このラフの状態のまま放置・・・。
とりあえず髪の毛は灰色と脳内決定。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11150205.jpeg

千匹の仔を孕む大いなる黒山羊シュブ=二グラスより。
この不況で大家族の二グラス家の家計はピンチ!
しかもお腹には千一匹目の子供がっ!

・・・実は単にボテが描きたかっただけですお(´・ω・`)
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11150206.jpeg
187創る名無しに見る名無し:2009/01/18(日) 22:08:32 ID:jcQa8SGn
>この不況で大家族の二グラス家の家計はピンチ!
しかもお腹には千一匹目の子供がっ!

ニグラス家の『お父さんゲット大作戦』は、うまくいくか!!!
188創る名無しに見る名無し:2009/01/18(日) 22:10:30 ID:cBZFdArv
そりゃそんだけ子供がいたら家計苦しいわw
189創る名無しに見る名無し:2009/01/18(日) 22:16:56 ID:z3T9RDYb
ダークヤングちゃんたちを派遣に出せばいいじゃないかしら
1901号:2009/02/12(木) 21:31:20 ID:9FQKeIRk
>>184
暇つぶしに丸の中その@。
クトゥルフ系海産物に見えても、実はハスター御神。
まあ・・・設定上は兄弟らしいし・・・魚介類ぽくてもいっか・・・。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11158400.jpeg
191創る名無しに見る名無し:2009/02/12(木) 22:30:17 ID:47L9cOwM
銀河中心核のことを調べてみたら、
クトゥルフ系邪神にとって、実に住みやすい環境ではないかとオモた。

中心のブラックホールからは、強烈なX線と両極方向のジェット。
周囲は超高温プラズマの風。高速回転する赤色巨星・・・

192創る名無しに見る名無し:2009/02/13(金) 04:27:24 ID:6FwIfjO1
>>190
深海生物っぽいなw
193創る名無しに見る名無し:2009/02/16(月) 19:55:36 ID:mRzDueY4
明治35(西暦1902)年1月、実に前代未聞の一大遭難事件が青森県八甲田山中で発生した。
後の世に言う八甲田雪中行軍遭難事件であるが、日本全国を震撼させ、後年には脚色・小説化、
映画化もされたこの遭難事件には様々な事実が現在までも伝えられている。

しかしその多くは悪寒を生じさせるような、超自然的にも思えるおぞましい事実を覆い隠すための作られた真相に過ぎない。
例えば歩兵第5連隊第2大隊が雪山へ踏み入った冬は狙い澄ましたかのように一段と寒波が厳しかったとか、
遭難した隊員が曇天に見た奇妙な巨人の幻、一人ずつ後ろから「連れ去られた」かのように消えた兵士達、
上空から地上に向けて投げ落とされたかのような死体に、
異常な寒波を「生き残れた」軍人の「凍傷のため」切断される事となった手足はどのような有り様となっていたか、
神成大尉が発狂し叫んだ「天」、生き残りの内で冬山に慣れた隊員が所持していた星形のお守り、
八甲田山から生き残ったけれども、ピストル自殺を遂げた山口少佐は何を黙して逝ったか、
そしてアイヌの猟師が如何なる呪文を使って遺体を探索したとかは、
現在までも戦前に軍と政府が隠したままずっと明らかにされてはいない。


と言うわけで誰か八甲田山遭難事件×ダーレスのアレとで書いてくれねぇかなあ
194創る名無しに見る名無し:2009/02/17(火) 01:47:01 ID:30DOIGG8
イタクアに変身する兵士も入れてくれw
1951号:2009/02/18(水) 20:46:59 ID:ABFKW8aM
今宵も適当に・・・尚且つ名状しがたく!
186の何気ない続き?
どうやらシュブママは家計を支えるためにアルバイトを始めたようです(´・ω・`)

線画とシュブママカラー
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11160175.jpeg
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/11160176.jpeg
196創る名無しに見る名無し:2009/02/27(金) 01:58:57 ID:iqL5TBGI
兄「爺ちゃん、爺ちゃん!今度授業参観があるんだ」
弟「#♀@¥¥※♯♪」爺「そうかい、じぁあパパを喚ばんといけないなぁ」
兄「ワーイ!パパが来てくれるー!!」
197創る名無しに見る名無し:2009/03/14(土) 13:53:54 ID:6yi3URou
>>196
喚ぶなw
198創る名無しに見る名無し:2009/03/16(月) 22:24:36 ID:fcYAMb49
先生「え〜、今日は課外授業で〜インスマスの町までやって来ました〜
いあいあはすたー?」

生徒「「あいあいはすたーっ!!」」

魚面「ぎょっぎょっぎょっw元気な生徒さん達ですねぇ」

弟「あにうえ〜あにうえ〜むぐるうなふ〜」
兄「うおっ!でっけぇ魚!どこで捕まえたんだ?」

先生「あ〜弟君、それはこの人の曾々々々祖父にあたるモノだからさっさと海に返しなさい。

ではみなさん出発ですよ〜各自酸素ボンベを用意して〜」
199創る名無しに見る名無し:2009/04/16(木) 20:02:06 ID:xqqKJTGB
保守
200創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 22:19:51 ID:S6v+ngU3
かそあげ
201【南極ショゴス物語】:2009/04/18(土) 02:53:00 ID:FCA0i0s7
テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!

「テケリ・リ!テケリ・リ!」
「テケリ・リ!?テケリ・リ!テケリ・リ!!」

テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!

「テケリ・リ!」

テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!

「テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ・・・」
「テケリ・リーッ!!!」

テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!

テケリ・リ!
202創る名無しに見る名無し:2009/04/25(土) 20:48:16 ID:O2XlcfS6
>>198
ワロタ
深きもの共ばっかの授業もいいな〜魚類和む……

203創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 11:51:56 ID:njExkwt1
204創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 13:49:43 ID:M0Z460UO
初めて見た
ワロスwwww
205創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 16:56:24 ID:vHD1KAd3
深きもの共

深きもの丼
に見えた
206創る名無しに見る名無し:2009/05/09(土) 00:31:32 ID:HjZtX5vb
魚面先生「わ〜れわれの存在は固〜く秘密にしていなければな〜らな〜い」
魚面生徒「先生!もし知られてしまったらどうするんですか?」
魚面先生「相手をスト〜キングしてでも〜、そ〜れなりの報〜復を与えるので〜す!!」
魚面生徒「先生!しかし僕たちは目立ちすぎると思います!!」
魚面先生「そ〜のために、今日は特別講師を〜喚んでいま〜す!
私立探偵のタ〜イタス先生で〜す!」
魚面生徒「所詮、魚だッー!?」
207創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 04:53:46 ID:y5Gy0u+b
オリジナルの神性や化身、既存の神性の別解釈ってこのスレ的にどう?
208創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 07:07:32 ID:ROJbCrDh
単なる設定書き込みなら微妙だろうけど、創作の形で出してくるならアリでは
209創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 03:12:24 ID:3vzJxVff
>>1-3のテンプレでは作品的には投下しても問題なさそうな感じ
210創る名無しに見る名無し:2009/06/14(日) 21:26:58 ID:zWBmwOOs
かそあげ
211創る名無しに見る名無し:2009/07/07(火) 11:29:21 ID:Hfl+0g7d
ほしゅあげ
212創る名無しに見る名無し:2009/08/22(土) 14:41:16 ID:OO69ciMu
SS読みたいage
213創る名無しに見る名無し:2009/09/09(水) 00:25:08 ID:05yYZ2DJ
そういえば、ネット上のクトゥルフSSで、おすすめのものって無いだろうか?
214創る名無しに見る名無し:2009/09/09(水) 20:32:36 ID:eltblK3w
SSは見かけたこと無いが、くとるたんにはクスリときた
215創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 14:07:33 ID:J2nFDPS/
ニャル!ニャル!ニャル!ニャルぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ニャルニャルニャルぅううぁわぁああああ!!!
あぁニャル・シュタン!ニャル・ガシャンナ!シャメッシュシャメッシュ!シャメッシュシャメッシュ!いい邪神だなぁ…くんくん
んはぁっ!ニャルラトテップたんの赤色燃える三眼をイアイアしたいお!イアイア!あぁあ!!
間違えた!シャメッシュしたいお!シャメッシュ!シャメッシュ!混沌シャメッシュ!ツガー・シャメッシュ…きゅんきゅんきゅい!!
全集3巻のニャルたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
ネフレン=カに信仰されて良かったねニャルたん!あぁあああああ!かわいい!ニャルたん!かわいい!あっああぁああ!
魔女も使役なされて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!魔女なんて現実じゃない!!!!あ…小説もネフレン=カもよく考えたら…
ニ ャ ル ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ドリームランドぉおおおお!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?トラペゾヘドロンからニャル様が僕を見てる?
トラペゾヘドロンからニャル様が僕を見てるぞ!ニャル様が僕を見てるぞ!黒い男のニャル様が僕を見てるぞ!!
膨れ女のニャル様が僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはニャル様がいる!!やったよブレイク!!ひとりでできるもん!!!
あ、這いよる混沌のニャルさまぁあああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアザ様ぁあ!!ヨ、ヨグ=ソトース!!アザトースぅうううううう!!!シュブ=ニグラスぅううう!!
ううっうぅうう!!俺の想いよニャルへ届け!!ドリームランドのニャルへ届け!!

216創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 00:30:42 ID:ffZ/ohUd
>>215
それ俺が書いた奴だわw
217創る名無しに見る名無し:2009/10/19(月) 01:02:40 ID:xzeTktE1
>>216
罵鹿め!>>215は死んだわ!!
218創る名無しに見る名無し:2009/10/20(火) 22:59:02 ID:gBqzguN3
『冒涜のニャル』

ニャル「“在”るんだよ?“幻夢郷”の“向こう側”」


クトゥグア「探したぜぇ?“黒いの”」

ビキッ
219創る名無しに見る名無し:2009/10/21(水) 21:47:30 ID:Qm9yT5M3
にゃるさまの口がマジックテープだった  死にたい
220創る名無しに見る名無し:2009/10/21(水) 23:42:34 ID:OzA3AOXY
そらぁ、ニャル様のお口をあんたの素肌に貼り付けられたとあっちゃあ、大変だぁね。
221創る名無しに見る名無し:2009/11/26(木) 10:11:20 ID:rS6aECjB
ほしゅ
222創る名無しに見る名無し:2009/11/28(土) 22:34:23 ID:jBxp5HeR
スペースシャトル「アップル」は、技術者の初歩的なミスにより、地上3000mで分解するという悪夢のような事故で、宇宙に消えた。

・・・それから3ヶ月。イスラエルのパブで、CNNのジャーナリストが一人の男を訪ねていた。
「失礼、私はCNNのエミリー=マクレーンと言います。あなたは・・・ジャクソンさんですね?」
「・・・人違いだ。」
「人相、身長、体重は完全に一致。映像を見せた奥さんも本人と断定。そして指紋まで完全に一致しました。」
「・・・指紋だと?」
「失礼。調査のために、あなたが先週飲んだバドワイザーのボトルを持ち帰らせて頂きました。」
軽率な行動に恥じたのか、男は舌打ちをした。

「・・・あなたがスペースシャトル『アップル』の乗務員であった、ボビー=ジャクソンさんだということは分かっています。」
「・・・俺がその男だったとして、何の用なんだ。」
「あの事故は、生存者0人と公式発表されました。しかし、あなたは生き残っている。」
「・・・よく知らんが、宇宙服でも着てれば生きれるんじゃないのか?」
「仮に船外服を着ていても、大気圏突入では耐えられません。」
「じゃぁ、脱出ポッドでもあったんだろう。」
「アップルには、脱出ポッドは装備されていませんでした。」
「・・・・」
「改めて聞きます。なぜ、あなたは生き残ったのですか?」
「・・・知らんよ。まして、あんたは知らない方がいい。」
「なぜですか?」
「好奇心が強い奴は危険だ。”当たり”をひいちまうかもしれん。そうしたら、あんたは宇宙の始まりと終わりを知っちまうだろう・・・」
男は、そういうと代金を置いて出て行ってしまった。

「あ! ちょっと、ジャクソンさん!」
私が店の外に出たときは、男はいなくなっていました。
223創る名無しに見る名無し:2009/11/29(日) 01:26:44 ID:RDVp0ZhF
オフィスに戻ってきたエミリーは、デスクに怒られているようだ。
そりゃそうだ。
ガセとしか思えない、「イスラエルに宇宙飛行士にそっくりな奴がいる」なんて市民からの連絡を真に受けて、わざわざイスラエルに飛ぶわ、
本人確認のためにイスラエルとアメリカの間を3回も往復するわ、
挙句の果てに、本人と思われた男の消息が不明では、首になっても文句は言えないな。

「・・・ラリー、いいかしら。」
おっと、その問題児がやってきたぞ。
「何です、ミス・トラベラー? 俺と一緒にアフリカにでも行きますか? それとも南極?」
「やめてよ。こっちは真面目なのよ。」
「ああ、分かったよ、エミリー。例のそっくりさんの話だろ。それで、君は首になったのかい?」
「・・・ちょっと危なかったけど、本人確認のために撮ったビデオのおかげで、なんとか免れたわ。」
「へぇ、あのデスクが良くそれで納得したもんだね。」
「ええ。映像を見る限り、本人の可能性が高いと理解してくれたの。そして、もし本当なら、NASAが何かを隠しているということになると、デスクは言ったわ。」
「ああ、デスクは組織の陰謀が大好きだからな。」
「私はNASAがどうとか興味は無いんだけれど、なにかこう・・・気になるのよ。」
「何がだい?」
「・・・ごめんなさい。よく・・・分からないわ。でも、痛んだリンゴが混じっているような・・・そんな変な気分なの。」
「よく分からないな。まぁ、いい。用があったんだろう?」
話が変な方向に進んでいたので、俺は話を戻すことにした。

「ええ。デスクからの指示で、奥さんにインタビューをすることになったの。それで、ラリーにビデオクルーとして同行して欲しいの。」
「インタビュアーは君かい?」
「そうよ。映像のおかげで、奥さんは私のことを信用してくれたみたいだから。」
「わかった。じゃぁ、明日までに準備を済ませるよ。」
「お願いね。明日にインタビューできるように、奥さんにアポをとっておくわ。」

こうして、僕たちは分かれた。
まぁ、普通の仕事だ。夫を亡くした妻の、感動のドキュメンタリーという普通の映像を撮る、普通の仕事だ・・・
224創る名無しに見る名無し:2009/12/01(火) 04:27:47 ID:d5ykGQrL
クトゥルフ神話系にはSF系では無く精神世界系のクラリオン星人とかプレアデス星人とか超巨大「宇宙文明」の真相のティアウーバ星人とかバシャールとか神との対話の神様とかホワイトイーグルとかシルバーバーチとかなら勝てるかなー。
225創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 10:07:57 ID:zNUdoxKq
>>222
なんか面白そう
ただ、「宇宙服でも着てれば〜」などのセリフはおかしい気がする
ここはあくまで人違いで通すべきではないか
あと指紋の一致は最初の対話の後で判明した方が効果的なのでは
でもつづきも期待してます
226創る名無しに見る名無し:2010/01/05(火) 17:42:04 ID:VBOL2P1s
PCゲームのデモンベインからクトルーに入門しました。初心者なんで矛盾点はどんどん指摘
してくださって結構です。糞つまんなかったらスルーして下さいです。 今回は登場人物一部紹介だけです。
<<設定・舞台>>
第一部は西暦199X年代のNY&東京の予定
<<一応の登場人物のリスト>>  
    主人公:リヒヤルト・G・洞守(リヒヤルト・ゲンジべン・ホラモリ ♂19歳
         米アーカンソー州在住 ユダヤ系米人の母と日系人の父を親に持つ、
         愛称はリヒー)
  ヒロイン?:ミクー・A・V(ミクー・アリアルス・ヴィクトリア ♀年齢国籍不詳
         仏語を流暢に話す謎の黒人女性) 
主人公の元カノ:伊達 杏彌子(ダテ・ナミコ ♀24歳 日本人留学生)
 杏彌子の親友:ユノ・L・M(ユノ・リヒテンストン・メレケラー ♀22歳 独人交換留学生)
  ユノの友人:キム・R・L(キム・ラッツ・ルングレー ♀21歳 母が蘭・独ハーフの
         米人、父は北朝鮮籍の在日2世米移民)
  ワッツの妹:キム・M・L(キム・ミシュリ・ルンングレー ♀18歳 )
    謎の女:???(謎の金髪女…全てが謎である)
肉屋のおじさん:ジミー・U(ジミー・ウェップス ♂39歳英系米人 元米陸軍大佐)
元大学教授:マイクル・T(マイクル・トムス ♂67歳アフリカ系米人 米ニューユト
         レヒテ州立大学・意象古言語学部名誉教授〔現〕国際新理論研究機構米
         国代表)
ドラック密売人:Z(ザイン〔偽名〕♂16歳 プエルトリコ系米人 スラムで生まれ育ち
         猜疑心が強い、小学校も出ていないがIQ178の切者。そして童貞)
 ザインの部下:T&kブラザーズ(トニー&カプリシャス兄弟 ♂14歳メキシコ系米人 
         スラムで生まれ育ったZの手下の双子の兄弟、よく喋る、酒好き)
     刑事:ハロルド・M(ハロルド・マクギーア ♂31歳アイルランド系米人 
         ミスカトニック大学から「とあるモノ」を盗んだ犯人を捜す敏腕刑事)
  謎の中国人:???(謎の中国人…全てが謎である)
  居眠り神父:カイオン・M(カイオン・ミトラステ ♂77歳トルコ系米人 NYのカタリ
         派キリスト教会に属する神父、事ある毎に居眠りをしている、毎日どん
         な夢を観ているのだろうか?)
↑まだこれは予告編なのです、小説はまだ出来上がってないので出来たらすぐ投稿しますです。
227226:2010/01/06(水) 14:02:55 ID:tWgXZb+r
小説は3日以内に投下します予定ですのです、はい。
<<登場人物紹介(補足板)>>
アルセウス・聖(アルセウス・ヒジリ ♂25歳 アフリカ系米人の父と日系人の母を持つ 
         両親が離婚する前の旧姓はデイビッス、DJのバイトの傍らZのヤク密
         売を手伝っている)
アーニャ・S・S(アーニャ・シルヴィ・シレス ♀14歳メキシコ系米人 Zの義理の妹)
228226:2010/01/06(水) 14:17:18 ID:tWgXZb+r
あと誤字発見したので訂正しときます。        
>>226 の上から15行目の箇所

ワッツの妹×
ラッツの妹○
229創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 01:53:32 ID:/mK3XR8m
226の小説マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン
230226:2010/01/16(土) 17:37:13 ID:WDrKYBAw
第☆部
                     
 この日、NYのアパートで杏彌子はTVを観ていた…ワイドショーは数日前に
日本で起こった東京での化学兵器によるテロ事件の動向をしきりに伝えていた…
「神秘教協会 A∴U∴D(しんひつきょうきょうかい Atlantis∴United∴Dawn)」
通称アウド神秘教…
…この前代未聞のカルト新興宗教の暴走によって一体、何人の人間が死んだのだろうか…
杏彌子はTV消すと深くため息を吐いた。
『杏:世紀末って嫌な事ばっかりね……〜さてと、何やってるのかーな?ユノ??』
同じ部屋に住むルームメイトの「ユノ」に話しかける杏彌子。
目をつむり、ベットの上でヨガ(?)のポーズをしながら何やらブツブツと謎の
呪文を永延と呟き続けるルームメイトのユノ…
『ユ:…ふ………うっさいわねぇ…今唱えてんのよ…今、私「神」と戦ってんのよ…邪魔しないでね?』
そう呟くと、また瞑想を始める、ユノは日頃から自分の趣味は黒魔術だと公言している。

『杏:はあ〜ああ…あんたみたいなのがいるから…』
呆れた杏彌子は部屋出た。階段を降り、柵戸を開けて数m先の売店を目指して少し歩く、
…4分後…
何かに気付いた杏彌子、振り返る!  …が、誰もいない…
『杏:チッ いつもの奴か…』
悟られぬ様にゆっくりゆっくり歩く、この界隈は御世辞にも治安がいいとは言えない…
『杏:殺すか?』
静かに呟くと、さりげなくコートのポケットに手を入れてピンク色の「デリンジャー」を
握り締める杏彌子。
『杏:いつでも来い!(心の中で叫ぶ)』
そして、曲がり角…一気に走る杏彌子!と、同時に微かな足音が駆けて来る!
『杏:(決定的…間違い無く賊だ!殺さねば…)』
次の瞬間!!!

《序盤中略》              

つづく
231創る名無しに見る名無し:2010/01/31(日) 11:48:47 ID:T/uHtm4D
第01部

彼女は怖れる…黒い包丁を持ったクミに殺される夢に…
クミは夢に出てくる黒い少女(多分東洋人の)……黒い服…黒い髪…黒い瞳…
黒いリボン…黒い靴…黒い靴下…黒い手袋…黒人形…そして黒い包丁を手に持ってやってくる…
黒い宇宙…黒い太陽…黒い空…黒い雲…黒い風…黒い花…
全てが真っ黒の嫌な世界が私の夢に広がっていく…
私の好きなピンクとホワイトが一つも無い世界…
黒い石の敷き詰められた上に敷かれた黒い線路の上を走る
真っ黒い煙を上げながら走る真っ黒い汽車…に…乗って…クミは来る…来る…
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいあいやいやいあいあいあいあいあいあいあいあ
コナイデこないでコナイデこないでコナイデこないでコナイデこないでコナイデこないでコナイデこないで
どこにでもありそうな浜辺の小さな、でも真っ黒な港町…灯台も砂浜の砂も海の波さえも真っ黒!
町全てが黒い建物…
クミから逃れて隠れ家を探す私…振り向くと巨大なクミ…笑ってる…不気味…不気味な巨人が…クミが!
小さな家の床下に入り込む私…巨大なクミ…エッフェル塔程の大きさの黒い包丁を持ってるクミ…
…私を探してる…
家を一つづつ突き刺すクミ…包丁に刺されると殺されてしまう家、殺された家は悲鳴を洩らし…
こなごなになり真っ黒の灰になって消える…
次は別の家その次の家また次の家その又次の家が消える…この家の下に隠れているのがバレタラ私も消える…
笑ってるクミ…私の名を呼ぶクミ…自分の名を叫ぶクミ…『       』
耳を塞ぎ絶叫する私…今日も目が覚める…今日も20分の金縛り…21分後に起き上がる…夢から覚めた事を地球に宇宙に神に感謝する。
姉は学校に行ったろうか?今日は何曜日?………ふと思い出す…20分間だれかが横にいた…神父?
…彼は誰だろう…神父?…きっと夢だ…
232226 ◆g/BYEwdHmI :2010/01/31(日) 12:21:48 ID:T/uHtm4D
???:消えたか、きっと目が覚めたのだろうな…

夢はどこにある…

少年(16歳位の):俺だおれが一昨日観た夢は何処だ!糞ッ
老人:500の鹿が…丘を…
中年の男:七つの鹿?
少年:500の鹿が丘を?…何だソレハ!?それが俺の観た夢かなのか!
中年の男:何?俺には…七つと聞こえたぞ?
少年:何?!…何が7つだ?何が七つだって?
中年の男:…いや…何でも無い…
少年:………何だ!
中年の男:…お前には500の鹿が丘を…と聞こえたのか?
少年:……
中年の男:つまり…何かこうメタ的な現象が脳内で…
少年:…おい!分かる様に説明しろ…
中年の男:つまりだ、俺とお前と…どちらかの脳内の言語を認識
したりする力が変質してしまった…
少年:変質?
中年の男:つまりだ、彼が『おはよう』と言うとお前には
オハヨウと聞こえ…
私には『コンバンハ』と聞こえる訳だ…
原因は…さっきの部屋だ…恐らく…さっきもお前は変な事を呟いた
従わねば私の妻を殺すと…
少年:……だから、そんな事言ってない!
中年の男:そう!そしてお前は私を殴った…だが誤解するな、お前は、
お前の妹を助けたいと言ったのだろ?つまり私の聞き
間違いだったというわけだ…
少年:…ああ(こいつ喧嘩売ってやがる…)
中年の男:よしッやっと通じたあああ!
少年:???
中年の男:今の私の唇の動きを見て違和感を感じなかったか?唇の動きだ…
私の唇の動きと今、聞こえている私の声とに絶対に違和感を感じるはずだ!よく見ろ
少年:……
中年の男:私がいいたいのはつまり、何らかの理由で我々の脳内の単語を知覚する能力が
狂ってしまったという事だよ…さっきのマウスの飛び散った脳細胞を顕微鏡で観察したが
全ての器官が異常な変異を遂げていた…あれは脊髄と言うより…結晶の…
つまり私の使用した単語が君の脳内で別の意味に誤訳されてしまう…マウス
と同じ事がお前と私の脳に起こったのだと思う。
「超認識性大脳結晶化特殊認知不全症候群」とでも名付けるべきかな?ははは…
少年:つまり、お前はあの本を読んだせいで、俺たちは言葉が滅茶苦茶に入れ替わっちまう
とてつもなくヤバイ病気にでもなったと…
中年の男:ああそれが事実だろう…
少年:(信じられない…こいつヤクでもやってんのか!?だが同時に自身の今迄の体験を思い出して嫌な気分になる)
中年の男:体感時間は五ヶ月程だが、推定9000年以上もの間、我々は個室に閉じ込められていたのだ…
だから、かろうじて言葉が通じるのはお前と私だけだろうな…
あくまでも可能性の話だが…正にバベルの審判だよ…私も気が狂いそうだ!
少年:…俺は産まれてから字なんざ読んだ事が無い…だからそっち方面は詳しく無い…あんたに任せるよ
中年の男:……バカを言うな字が読めんだと?
少年:お前…殺されてぇか!
中年の男:いや!違う!すまなかった!…まさか…いや本当にそんなつもりは無い誤解だ悪かった。
少年:…
中年の男:だが…やはり嘘だ…なぜ読み書きが出来ずにパズルを解く事が出来た?どうやったんだ?
少年:あんなもんアトモス(少年に敵対するギャンググループ)に比べりゃあ朝飯前だ…
中年の男:よく聞け…あの言語パズルは世界の一流数学者達が協力して3日間不眠不休で計算しても
解けるかどうか解らない代物なんだ!それをたった2時間で…待てよ・・・盲目の賢者…文盲の鍵…
少年:(何かが又頭の中に入ってくる様な…いや…元々いる何者かが…)
233226 ◆g/BYEwdHmI :2010/01/31(日) 12:32:47 ID:T/uHtm4D
>>226
です、つづきは2週間後位の予定です。あんまり期待しないでな、駄作だし。
234226 ◆g/BYEwdHmI :2010/01/31(日) 12:44:39 ID:T/uHtm4D
ちなみに小説の題名は次回発表なのです
235創る名無しに見る名無し:2010/02/18(木) 21:44:38 ID:8tgW6KwZ
萩原邸の怪【クトゥルフ】
http://www.youtube.com/watch?v=nn0eeepE2BE&feature=related

Touhou】視界に入ってすぐ発狂〜狂気のクトゥルフ神話〜【Cthluhu】
http://www.youtube.com/watch?v=pXhuVbNv5fU&feature=related
236創る名無しに見る名無し:2010/03/02(火) 22:08:56 ID:TppGW/Wu
ずいぶん長い2週間だよね
237創る名無しに見る名無し:2010/03/03(水) 20:34:43 ID:fo4JC0P1
こういうのって、ファンからしたら邪道なの?

ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861461707/akibablog-22/
238226 ◆g/BYEwdHmI :2010/03/06(土) 11:22:45 ID:pLD3vJtD
>>237
もちっとこさ、こずみっくほらー色を強くして欲しかったね
おっぱいをタコの頭とか吸盤とかにしちゃうとか、もっと恐怖色
のある萌えにしてほしかった
239創る名無しに見る名無し:2010/03/06(土) 18:34:41 ID:PUxrJ01Z
確かにそうだね

自分は名前を知ったのさえ、最近の初心者だけど
これだと本のタイトルにクトゥルーって付いてるだけで
全然クトゥルー神話とは関係の無い本みたいに感じる。
ただ解説はそこそこまともみたいだし、内容も重々しさが無く
神話とかホラーとかに興味の無い人でも気軽に買えるから入門書にはいいかも
240226 ◆g/BYEwdHmI :2010/03/15(月) 00:26:06 ID:SIbCxoWB
 続 第☆部 
「デジャヴ狩り」

パン!

青年:ひいいいい!!!
乾いた音が響き青年の頬を鉛が掠めて血が滴る…
杏彌子(杏):…ウゴクナ!賊め!次は頭だ!
青年:ひいい誤解だあああああ(涙目)
哀れな青年は両手をチギレル位に高く挙げて無抵抗さを必死にアピールする
杏:…怪しい奴…ちょっと来いや!
青年:きひいいい(きっと殺されるんだNYなんか戻って来るんじゃ無かったあ…)
杏彌子は青年を羽交い絞めにして暗がりから通りの街灯の所に出る、そして
街灯に照らされた青年の顔に違和感を覚える…と言うか既視感だ。次の瞬間、
杏:え〜「リヒー」じゃない!ひさしぶりじゃない!どうしたのよ!
なんでストーカーなんてやってんの!?
リヒー:そう…僕は賊じゃ無い…ストーカーでもない!僕ですよ…僕なんです…
偶然通りかかって、久しぶりだったから声を…うん…それなのに・・・でも…
杏:なーんだーびっくりしたなーもおー!
リヒー:ヤクザにでもなったの?昔は銃なんて大っ嫌いって言ってたじゃない?
杏:ばかねー今時の女子大生の間では銃が流行ってるのよ?それに最近、変な奴
がこの辺りをウロツイてるの…自分の身は自分でまもらなきゃね★
リヒー:・・・そうなのか…あ、ああそう・・・・そうなんだね…
杏:なんであんたが、アップルにいんのよ?アーカンソーに引っ越したんじゃないの?
アパートの階段を登りながら話す、リヒーと杏彌子。
リヒー:だだの取材だよ…論文に必要な本を探しに来たんだ
杏:そう、
リヒー:えーと…
杏:じゃあ、おやすみなさいね。
リヒー:うん…あのっ
杏:駄目よ!向かいの公園で野宿しなさい!でないと警察呼ぶわよ!
リヒー:ああ、うん、ああ…分かったよ、じゃあね

バタン!!
241創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 10:07:08 ID:4MzO2luk
そもそもまともな文章にすらなっていない、台本形式のゴミを垂れ流してるうえデモベ(笑)から入った奴らがコズミックホラーだのなんだの言ってるのがアホらしくて仕方ない。
242創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 01:06:44 ID:bO2X5rYv
小説の題名は次回発表、と言いながらいつになっても一向に発表する気配がないとか、
内容がどうこう以前に約束を守れないのはどうかと
243創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 06:38:09 ID:7c+7HX5x
ニャー「じゃあ、友達を紹介して貰いましょう。」
ワンズ「ええー」

蛸「ありがとうございます。
それじゃ友達と言うか、まあ兄弟なんですがハスター君を」

ワンズ「おおー」

ゆんゆんゆん・・・

ハスター「うん、今受信てた。」
蛸「じゃあ、ニャルさんに代わるね」

ニャー「もしもし明日、(地球に)来てくれるかな?」
ハスター「いいともー♪」
244創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 21:48:41 ID:B25H+NlK
>>243
ちょwくんなww
245226:2010/04/23(金) 02:08:23 ID:cQCIsXZS
>>241
>>242
まだ気が付かない?これは壮大な釣りなんだよ(笑)
なに、こんなゲームに熱くなっちゃってんの?
246創る名無しに見る名無し:2010/04/23(金) 13:54:39 ID:L6A/KCcP
ピンとこないです
どういう意図の釣りだったのですか
247(1/4):2010/04/26(月) 13:28:14 ID:UpCW4N0c
 人類の繁栄にとり、未来永劫に忌避すべき場所というものがこの世には在り、
それは必ずしも地の果てや水底に限らず、また多くは氷雪にも焦熱にも、隔てら
れてはいない。
 だがその地の不吉はけして、誰彼感ずるものではない。ただ元来は獣のように
煩い子らが、いっかなそこでは、駆けようともせぬ。赤子などは息も忘れ泡を噴
き、遠く距離を置くまで瞬きもせぬ。そういった場所である。
 ひきつれる面皮や、瘧に罹ったように戦慄く頤により仄めかされるあれら名状
し難い存在の気配には、年端も行かぬ幼子ほどよく感応する。あるわけがない、
居るわけがないといった類の理屈を、彼らは持たぬからである。浅はかな理屈を
裏打ちするは願望のみであり、たとえ擬態であろうとも只管に安寧の世を求める
蒼氓の目から、備えるべき魔をしばしば隠匿させるのだ。
248(2/4):2010/04/26(月) 13:30:12 ID:UpCW4N0c

 植生に乏しく、手付かずの割にこびり付いたような苔しか生えず、捻くれた灌
木が遠巻きに囲む古き丘。その頂に環状列石があった。空は羊皮紙色で常に塞が
れ、黄昏の気が満ちている。
 男は列石の要たるメンヒルに両手を置き、黙す。ざわざわと磁力のような、魂
に働く斥力を手足に覚え、それにより確信を得た。
 ぎりぎりと彼の体は引き絞られてゆく。胸の高さに両腕を差し出したまま、洞
穴の眼を備えた頭部がゆっくりと仰け反り、逆しまとなり、なお止まらずに地へ
と近付く。激烈な意志の力が、自体を一個の弓とし、緊張を溜め続けてゆく。や
がてごくりと音をたてて脊椎が折れ、垂れ下がる頭髪は革靴の踵を撫ぜた。
 風が歓びに踊る。
 声が囁く。「来たれ」と。
249(3/4):2010/04/26(月) 13:31:31 ID:UpCW4N0c
 彼の体が翻る。爪先を土に食い込ませ、そうして一方を塞がれた力の全ては瞬
発を加速し、高らかな炸裂音を伴って彼の頭部を巨石に打ち付けた。脆弱な頭骨
が負け飛び、頭皮が弾け、血袋と化した頭蓋より血の赤と脳組織の白からなる湯
気のたつストロベリー・ジェラートを巨石へと噴出し、それを彩る。彼の首から
下はがくがくと関節を軋ませ、既に無い頭部をなおも巨石に擦り付ける。
「あいえ あいえ しゅぶ=にぐらす いあーる むなーる うが なぐる となろろ よ
らならーく しらーりー! いむろくなるのいくろむ! のいくろむ らじゃにー!」
 彼のものであり、しかし彼の声帯のものではない声で、祈文が詠まれる。裂け
た肛門から、外道どもの韻律を糞便とともに垂れ流す。
250(4/4):2010/04/26(月) 13:32:49 ID:UpCW4N0c
「あいえ あいえ しゅぶ=にぐらす! となるろ よらなるか!」
 初めに風が震え、木々が震え、大地が震えた。止めようもなく鳴り騒ぐ。古き
印による拘束が撓み、折り重なる巨石の幾星霜守り続けたその配置も、遂には狂
った。
裂帛の風切りを後に引き、生きた鞭が地底を出で天へと昇る。じゅくじゅくと泡
立ち異臭を放つ粘液を纏い、淫猥なる腫瘍に覆われた数千の手のうちの一本がや
んわりと倒れ込みしなやかに丘を打つと、それは易々と卑小な男の亡骸ごと岩盤
を裂き、穿たれた亀裂から爛れ切った太古の息吹を再び地上へと走らせた。
251アザトース ◆j.Ypl7DW.o :2010/04/28(水) 01:15:45 ID:AxriHsCQ
エターナルフォースブリザードマークアップ。
252昭和20年8月20日:2010/05/05(水) 18:52:07 ID:ItxitXdi
 ソ連軍新京包囲の知らせに浮き足立つ階下のざわめきを背に扉を閉め、
執務机に着いたところで部屋の隅の暗がりに立つ黒衣の男に気がついた。
「貴様か」と声をかければ
「お久しぶりぶりです 大尉殿」
とよく通る、しかしどこか虚ろな声と共に年齢も国籍も判然としない
浅黒い顔が机の前まで歩み出た。
「その呼び方は辞めろといったはずだ」と漏らした私の不満は意に介さずに
「負けましたな 日本は」と楽しそうにのたまう。
「貴様の予言どおりさ」と返せば
「聡明な大尉どのことです。私が何を言わなくともあなたに予測できたはずです。
 何故、私のレポートを使わなかったのですか」


253創る名無しに見る名無し:2010/05/12(水) 12:23:28 ID:qZmpBZYv
ナイアルラトホテプだな
254昭和20年8月20日:2010/05/16(日) 02:45:55 ID:vrak2SnE
 私が無言でいると男は言葉を続けた。
「陸軍の二号研究があったのですから、基礎は十分だったはずです。
 ウランの入手経路も私が手配してさしあげました。
 後は私のレポートと貴方の後押しがあれば新型兵器の完成も間に合ったはずです。
 そうすれば戦局の好転、貴方たちのいう神風が吹いていたかも知れなのですよ。
 大尉殿、何故私のレポートを使わなかったのですか」
 面倒ではあったが答えなければ男は納得しないだろう。私は口を開いた。
「確かに貴様のレポートを使えば完成はしていただろうな。
 ところでこれは勘だがな。貴様はあのレポートを米国にも提出していたのではないか。
 それだけでは無いだろう。独逸、英国、ソ連にも。
 あの情勢下で相対する国家同士があの兵器を手にしていたらどうなっていたか。
 広島の惨状は自分も聞き及んでいる。
 同じことが東京でも京都でも、倫敦、伯林、ワシントン、モスクワでもおきていただろう。
 そういえば昔、石原の奴が最終戦争などとほざいていたが。
 貴様の狙いは最初からそれだったのではないのか。」
 男は嘲るような笑みを浮かべた。
255昭和20年8月20日:2010/05/16(日) 02:48:23 ID:vrak2SnE
「では大尉殿は愛する大日本帝国を犠牲にして世界を救ったというのですか。
 いえいえ大尉殿。私には解っていましたよ。貴方は国粋主義者の仮面を被った虚無主義者だ。少なくとも、あの震災の混乱の中、六歳の少年の死の責を負った時からはそうだったはずです。
 だからこそ、私の話に乗ってくると、そう踏んだのですがね。」
 思わず口元が不遜に歪むのを感じつつ私は答えた。
「確かに貴様の話に乗ってみるのも面白いと考えたこともあったがな。
 そうして世界が紅蓮に包まれ、既存の価値がすべて崩壊し、混沌にまみれ、
 大日本帝国も満州国も塵芥のごとくに消え去ってしまうのも一興かもしれないとな。
 しかし、気が変わったのさ。何故か解らんがな。
 もしかしたら、貴様から一本取ってやりたかったのかも知れんな。」
男は目を見開き顔を歪ませたたかと思うと体を折ったのは、どうやら腹を抱えて笑っているらしい。
この男がこんな笑い方をするとは思っても見なかった。
男は切れ切れに言葉を紡ぐ。
「いや、まったく、大尉殿、貴方という人は。まったく私の負けです。認めますよ、このゲームは私の負けです。
 しかし、こんなに愉快なゲームは実に久しぶりだ。
 まったく大尉殿には礼を言いますよ。久しぶりに愉しませてもらった。
 これだから人間は面白い。

 ところで、察するに大尉殿はこれから自決なさるおつもりなんでしょうね。
 しかし、どうです。生き延びてみてもう一局、私と対戦するというのは。
 私も負けたまま引き下がるのでは面白く無い。
 今度こそ、石原閣下のいう最終戦争の勃発を賭けてです。
 どうです、想像するだけでも愉快ではありませんか。」
256昭和20年8月20日:2010/05/16(日) 02:50:21 ID:vrak2SnE
「せっかくの誘いだが、遠慮しておこう。貴様とのゲームはもうこりごりだ。」
 男は詰まらなそうな顔をしてみせた。
「それは残念ですが、致し方ありませんね。これでも勝者に対する敬意は持ち合わせているんですよ。
 しかし、大尉殿。もし気が変わったら、いつでもお相手をさせていただきますから。
 愉しみに待っておりますよ」
 
いい加減、面倒になってきたので
「とっとと消えうせろ」と語気を荒げれば、
「それでは御機嫌よう、甘粕大尉殿。」
 と慇懃に一礼をして男は部屋の隅の暗がりへと退いた。
 一人取り残された私は、机の引き出しを開け、中の小瓶をじっと見つめた。

 了
257創る名無しに見る名無し:2010/05/23(日) 13:32:35 ID:PBpNmx7l
今日、僕の学校に交換留学生と言うのが来るらしい。
だから、今朝から窓の外がいつもより騒がしい。生臭いんだよ!おまえら!!
角の飼育箱もガタガタ揺れている。こっちの臭いは更に酷い。
まるで、この世の罪悪をすべて詰め込んだ様な悪臭だ。
飼育係は何をしてるのか。
そうこうしてる内に先生が来た。
何があってもサングラスを外さない変な人だ。
「えーでは、エイクリー君に替わって今日から皆の友達になる・・・」
廊下の向こうからチョキンチョキンと音がする。
この時点で彼(?)とは仲良くなれそうに無い予感がする。
258アザトース ◆j.Ypl7DW.o :2010/05/31(月) 21:41:15 ID:Ps+vfPyU
アザトースVSヤッターマン。
アザトースVSロケット団。
アザトースVSウルトラマン。
アザトースVSスーパーマン。
アザトースVSカルト教団。
アザトースVSドラえもん。
アザトースVSホリエモン。
アザトースVSアンパンマン。
259創る名無しに見る名無し:2010/06/21(月) 14:23:31 ID:G7nvKNIU
>>255
石原たんは秘密結社で魔術師やったのか!
おもすろい!激しく続編ききぼんするお
260創る名無しに見る名無し:2010/06/22(火) 01:24:08 ID:v6H068yl
W杯にニャル様が降臨してるような気がする…
261創る名無しに見る名無し:2010/06/26(土) 22:36:10 ID:47S0BYFV
さあ、今年もやってきました。全次元SAN杯!
客席も大いに盛り上がり、くぐもった太鼓の連打が鈍調に響いています!!
間も無く、キック・オフ!!

さあ、試合が始まりました。FDをつとめるはフォーマルハウトの生ける炎クトゥグア選手!!
あーっと!いきなりファイアーシュートが炸裂だー!!
ン・ガイスタジアムが焦土と化す!もう敵味方燃え尽きたかー!?
ンゴオオオオオオオゥル!!
ゴールも消失してますが確かあの辺りにキーパーも居たはずです!!!
先にゴールを決めました!流石です!!

さあ、ここで敵味方共に選手の補充です。この試合、どちらが先に尽きるか見ものですねぇ
262創る名無しに見る名無し:2010/06/27(日) 18:44:17 ID:2zA5lChw
>>261
がんばったなw おもろいよ
263創る名無しに見る名無し:2010/07/05(月) 07:38:44 ID:U+YNI5hM
>>261
ゴール消失www
264創る名無しに見る名無し:2010/07/18(日) 20:13:29 ID:E/ibZQ/X
クトゥルフ物を創作するにあたって、
比較的最近の作品から設定などを拝借するのは著作権的にアウトでしょうか?
もちろんそのまま使用する勇気はないのである程度手を加えてみようと思いますが。
265創る名無しに見る名無し:2010/07/18(日) 23:01:18 ID:vXqIObGA
元ネタにするくらいならいいんじゃないか
266創る名無しに見る名無し:2010/07/19(月) 18:59:30 ID:vyglGACu
>>265
あくまでたとえばの話ですが、デモンベインを引き合いにだします。
デモンベインの制作者自身はクトゥルフ神話物だと思って作品を書いたわけではないとしたら、
そういう場合こちらが勝手に設定を(元ネタという意味で)拝借するのはアウトなんでしょうか?

私はデモベはクトゥルフ物だと思っていますが……。

もしこういうことに詳しい人がいれば助言いただけると幸いです。
267創る名無しに見る名無し
別に詳しいわけじゃないけど、あくまで一般論で。

すでにたくさんの人が使ってる、シェアワールドに取り込まれてるものは大丈夫。
デモベくらい有名になってれば、二次創作の一種ということで許されるとも思う。
そこまで一般的じゃないものは、難しいかもしれない。

クトゥルフものというのは基本的にシェアワールドだけれど、
だからと言って著作権等がなくなるわけじゃない。
作中に固有名詞を出す程度なら大丈夫だろうけど、
その作者固有の人物・団体・クリーチャーなどを登場させるのはどうかと思う。

いずれにしても借りるものの内容と程度、それから原作者の度量次第。
「どんどん使って。むしろお願いします」みたいな原作者様もいれば、
「なに勝手に名前だしてんだナメてんのか!」みたいな人もいます。
微妙だなと思ったら、手紙かメールで確認してみるべき。
設定を使いたいってことはファンなんだろうから、
ファンレターついでに聞いてみる、って感じでいいんじゃないだろうか。
きっと原作者も喜ぶと思うし。


もしクトゥルフものでも他のシェアワールドものでもないとしたら、
それは考えるまでも無く使っちゃダメだろ。