ZOIDS(ゾイド)SS総合スレ

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309踊る悪夢作者:2009/08/16(日) 02:57:12 ID:2+LyL1zc
>>301-308
ようこそ創作発表板へ! 早速の投下GJです。

いいですよね、こういう裏話的な話は。
特に、本編バトルストーリーだとこの手の政治的な話が薄い(形態上当たり前のことだし、それが悪いというわけではもちろんない)ので、
そこも含めて二次でやるのは面白いなあと。
あと、ホマレフとリンの推測が、
「結果だけを見れば外れているが、その時点で彼らが手に入る情報を基にしたものとしては妥当であり、
 また、それを行った人物が無能だから間違ったという描写はされていない」
というところが地味だけどいいなあ、と。
 人物の行動描写がおざなりな作品だと、
得てして「何故か全能の神のごとく全てを見通す“有能な人間”と、何かもうわざとやってるとしか思えない“無能な人間”」
に分かれちゃったりして、「……いや、これはちょっと……」ってのがしばしば見受けられる。
しかもそれって楽だから、ついやってしまいがちだったり。
 そうなっていないあたりが、きっちりした人物描写がされている作品だと示しています。

>何故かホマレフ宰相のお話になってしまった
あるある。なんか最初考えていたのとは違った登場人物が目立ってきちゃうことってある。
拙作「鉄獣を狩るもの」でも、なんかスタロニコフと第二中隊長が想定以上に前に出てきた。
そうかと思えば第三小隊長なんかは出番 負 傷 し た だ け だったけどな!
まあ事前想定と違った登場人物が目立ってくるのは、
「(その)キャラが動いてくれる」ということだと思うので、必ずしもマイナスなだけというわけじゃないかと。
フュザも「ブレードさん主役で話作った方が面白かったんじゃね?」って言われてることだしな!(違

では次スレから続き投下。
310踊る悪夢1/2:2009/08/16(日) 02:58:23 ID:2+LyL1zc
 モニター内で、長距離空対空ミサイルの射程領域表示の縁に、暗黒帝国軍機体のシンボルが迫る。
「ルーク2、こちらルークリーダー。目標を射程に捉えしだい長距離空対空ミサイルを発射せよ」
「了解、ルーク2」
 小隊長からの通信を受け、ヴィリーは長距離空対空ミサイルの発射準備を開始。
必要な機器・システムの状態を確認する、大丈夫だ。
中間誘導に発射母機経由のデータリンク情報使用方式を設定する。
これで長距離空対空ミサイルは、ミサイル自身のレーダーを用いた自己誘導を行える距離まで、
データリンク―――ルーク2のレーダー情報も反映されている―――の情報を基にした
発射母機からの指令で誘導されることになる。
 目標のシンボルが、射程領域表示の縁を突っ切ってその内側に入ろうとしている。
 パイロットのレヴィン・マコーリック少尉に通話。
「撃つぞ」
 操縦席からも操作は出来るが、基本的に長距離空対空ミサイルはシステム管制士官が発射する。
 機動性の高い航空ゾイドは、自分が撃ったばかりのミサイルに当たる機動さえ可能である。
後世まで語り継がれる笑い話の主役にはなりたくないから、射撃の宣言と秒読みが必須だ。

 ふいに、斜め前方で、一機のサラマンダーF2の姿の一部が、他の部分と強いコントラストを成して闇の中に黄色く浮き上がり、
そして再び闇と同化していく。
ルークリーダーが長距離空対空ミサイルを発射したのだ。
 ヴィリーも秒読みを続ける。
「……、4、3、2、……」
 各種表示に目を配る。もし各設定に不都合が見付かれば、まだ、別の方式に設定し直すことも可能である。
この辺りが、火器管制要員の搭乗している戦闘ゾイドの強みの一つだ。
搭乗しているのがパイロット一人だけなら、ここまで火器に関する各種情報に注意を配ることは不可能だろう。
航空ゾイドは、飛行制御をゾイド自身とコンピュータに委ね、パイロットは別の操作に専念することが可能だが、
そうするとどうしても周辺監視が疎かになる。
それは、戦場の空ではときとして己の死に直結する。
その点、複座であれば、一人が火器操作に専念していても、一人は周辺監視を続けられる。
 もっとも、再設定の必要は無さそうだ。
各表示とも、長距離空対空ミサイルがこちらの操作に従って正常に動作することを示している。
「……1、0、フォックス・スリー」
 自分の機体もやはり、一旦推進薬の燃焼光に照らし出されて、そして徐々に闇に沈んでいっているのだろう。
 ヴィリーはモニターに目を移し、もう見えなくなった、自分とルークリーダーが放ったミサイルの行方を見届ける作業に入る。
問題無く目標のシンボルに向かっていったミサイルのシンボルは、見続けるうちに消失した。
一方、暗黒帝国軍機体のシンボルの方は相変わらずモニター上に居座っている。

 撃墜破ならず。
311踊る悪夢2/2:2009/08/16(日) 03:00:31 ID:2+LyL1zc
 もっとも、それは最初から期待していない。
別に負け惜しみではない。
長い射程を実現させるため、そして察知されやすいゆえ回避されにくいよう高い機動性を発揮できる構造であるため、
長距離空対空ミサイルはただでさえペイロードが限られる上に、
地球の環境中でさえステルス性を発揮できる技術が使われている戦闘航空ゾイドを、
レーダーの使用が難しい惑星Ziの環境中において捕捉出来るだけの大掛かりなレーダーシステムを搭載している。
このため長距離空対空ミサイルは弾頭サイズに劣る。
詰まる話が威力が小さい。
軍用航空ゾイドは、地球の航空兵器の常識からは到底考えられない防護性能を持つ。
殊に、各種情報から、目標は爆撃航空ゾイド級のサイズであることが分かっている。
防護性能は軍用航空ゾイド中でも高いレベルにあると考えるのが妥当である。
小型の軍用航空ゾイドやドローンならいざ知らず、爆撃航空ゾイド相手では、
長距離空対空ミサイルの威力では、当たったところでそう効果は見込めないと判断すべきところだ。

 では何故そんなものをわざわざ撃ったか?
 一言で言えば、こちら、つまり攻撃の意思と方法を持つ存在がいることを相手に示すためである。
長距離空対空ミサイルはアクティブレーダーホーミングである。
つまり自分からレーダー波を撒き散らしそれを目標にぶち当てながら飛行していくので、
その目標となった相手は、然るべき警戒装置を有していればミサイルが飛んできたということ、さらにその方向がわかる。
そして然るべき警戒装置を有していない軍用航空ゾイドの存在など考えられないから、
目標は自分が空からミサイルを撃たれた、つまり自分を狙う航空兵器の射程に捉えられていると知ることになる。
そうすれば、護衛無し、一機のみである以上、逃げるにせよ応戦するにせよ、身軽になるため爆装を捨てるはずだ。
“本命”の射程に入る前に爆撃を始められてしまわないための行為である。
だからこそさっきルーク全機でミサイルを撃たなかった。編隊毎に時間をおいて発射し、波状攻撃で牽制効果を上げるためだ。
それゆえ、次の行動は、
「ルーク3及びルーク4、こちらルークリーダー。長距離空対空ミサイルを発射せよ」
「了解、ルーク3」
「了解、ルーク4」
残りの二機に長距離空対空ミサイルの発射が命ぜられるやり取り、企図からして当然の行動だが、
その声にはどこか戸惑いの色がある。
 何故か。
 その理由は他にあるまい、目標は自分にミサイルが放たれる前と全く同じ調子で飛行しているのだ。
まるでこちらに対する防御手段などとる必要も無いというように。まるでお前らなど問題にならんとでもいうように。

 ―――いいだろう、そんなに死にたければ望み通り地獄に突き落としてやる!

 予測外の事態に、爆撃の阻止を間に合わせるべく速度を上げたルークリーダーに、ヴィリー達も追随する。
 再び、平らに押し潰されるかのような重圧。
 地球で最初のジェット戦闘機に搭乗したある軍人は、「まるで大勢の天使に背中を押してもらっているようだ」と評したというが、
全く羨ましい限りである。
 戦闘航空ゾイドの加速は、悪魔に蹴り飛ばされるようなものだ。

 ルーク3とルーク4の放ったミサイルが自分達を追い抜いて進んでいったその先を一瞬睨み据えてから、
ヴィリーは再びモニターに目を落とした。
312踊る悪夢作者:2009/08/16(日) 03:09:09 ID:2+LyL1zc
またしても短くて申し訳ない。
言い訳をさせてもらえば、「次に投下しよう」と思って書いてたヤツが、
はじめと終わりの骨組は出来たんだけど、それを繋ぐ中盤がなかなか出来ず、
「気分転換に厨臭いのでも書いてみよう」と思って書き出したのがコレなので……
もうホントにその中盤浮かばないので煮詰まっててね、同じく気分転換にロボスレにネタ書いてみたり……

では。
313302:2009/08/16(日) 23:36:24 ID:wSM19QQo
>>312
お、続きの投下乙です〜
>軍用航空ゾイドは、地球の航空兵器の常識からは到底考えられない防護性能を持つ。
航空ゾイドの話を考える時の一番の問題がこれの気がします
ギル様とか地球的航空力学ガン無視だし(爆
そういうところの描写が凝っていて、続きが楽しみでありますよ〜

>結果だけを見れば外れているが、その時点で彼らが手に入る情報を基にしたものとしては妥当〜
ありがとうございます! そう、まさにそこは気を遣いました
鉄竜騎兵団関連の流れは当時リアルに「ええっ!?」という展開でしたから、
ホマレフを始めとする非ゼネバス系(ガイロス系とでも言うべきなんだろうか?)
の人達はプー閣下のあれを知らない、あるいはそこまで想像が及びもしないところのはずだと
そういうその当時の反応としてはこうなるはずだ、に注意してみました
314踊る悪夢作者:2009/08/30(日) 22:30:42 ID:HRC241qB
前回の投下から二週間も開いてしまった…… この程度のモン一回の投下でちゃっちゃと終わらしとけやっつー話なんですが。

>>313
>航空ゾイドの話を考える時の一番の問題がこれの気がします
>そういうところの描写が凝っていて
まあ才能の無いオイラみたいな人間がなんか書こうとしたら、
普通の現実では在り得ないことを出してきてそれを理詰めで追求するしかない、
っつーのが大きかったりしますが……
(ホントなんでもないこと描いてあれだけ面白くて人気をはくしているさくらももこは俺には同じ人間という存在とは思えない。
 天才っているんだよなー)

では次レスから。
315踊る悪夢1/7:2009/08/30(日) 22:32:47 ID:HRC241qB
 推測通りのことだが、ルーク3、4の長距離空対空ミサイルは無視されていた。
ルーク2の暗視装置で捉えられるまでに近付いた時には、
目標、その長い尾を持つアスペクト比の高い翼の飛竜は、まさに爆撃コースに入ろうとするところだった。
「ルーク2、ルークリーダー。突っ込む、背中をまかせる!」
 ルークリーダー、敵爆撃航空ゾイドに向かってただ真っ直ぐに突進。有利な占位なんてあったもんじゃない。

 それは一つには、敵は一機のみなのに対し、自分にはルーク2がいるから。
かわされて反対に追われる形になっても、敵の自由は許されない。
下手なことをしてみろ、即座に叩き落としてやる。そのために今、ヴィリーがやることは一つ。
 “本命”、汎用対重装甲目標ミサイルの発射準備だ。
316踊る悪夢2/7:2009/08/30(日) 22:33:50 ID:HRC241qB
 ホエールカイザー、デスバードという、ゼネバス帝国軍重装甲大型航空軍用ゾイドとの対峙の経験から、
共和国軍は高い装甲貫徹力と大きな内部破壊効果を併せ持つ空対空兵装を求めた。
そこで白羽の矢が立ったのが、空対地攻撃用兵装の一つとして開発されていた対重装甲目標ミサイルである。
この大威力の運動エネルギーミサイルを、地上目標のみならず、航空目標にも使用出来るように改修することで生み出されたのが、
汎用対重装甲目標ミサイルだ。
母体となった対重装甲目標ミサイルは、デスザウラーへの対抗策として開発されていただけあり、
他の多くの火器からは隔絶したとさえいえる装甲貫徹力を持つ。
汎用対重装甲ミサイルも、その装甲貫徹力をほぼそのまま引き継いでおり
―――“空のデスザウラー”、デスバードに対する火器である以上、それは当然ともいえるが―――、
空対空兵装としては、空前絶後の威力を誇る。
 ―――しかし、その後の経緯が証明するように、対重装甲ミサイルは対デスザウラー兵器の主流とはならなかった。何故か?
それは、あまりに装甲貫徹力と内部破壊効果を求め過ぎたその構造とシステムによる。
317踊る悪夢3/7:2009/08/30(日) 22:34:46 ID:HRC241qB
 着弾時の弾体質量を可能な限り大きくし、かつ着速も大きなものとするため、
対重装甲ミサイルはラム・スクラムジェットエンジンにより駆動される。
これは、酸化剤を必要としないためロケットエンジンより着弾時の弾体質量を大きく出来、かつ極高速飛行に向いているが、
そのような極高速以下の速度域では燃費が悪いスクラムジェットエンジンの欠点を補うために開発されたエンジンである。
すなわち、速度によってラムジェット方式駆動とスクラムジェット方式駆動を切り替えられるようになっており、
極高速以下の速度域ではスクラムジェット方式よりは燃費の良いラムジェット方式により加速するのだ。
 しかし、ラムジェット方式もスクラムジェット方式も、ある程度以上の速度が出ていないと始動出来ない。
そして対重装甲ミサイルは着弾時の弾体質量を大きくするため、初期加速用の補助ロケットを持たない。
その上、ラム・スクラムジェットエンジンは周囲の空気流の急な方向変化に弱いため、
対重装甲ミサイルはあまり小さな半径の旋回は出来ない。

 さらに、発射後の母機の行動の自由度の確保と、被探知性の低減のため、
対重装甲ミサイルには可視光‐赤外線画像誘導方式が採用されているのであるが、
この方式は、惑星Ziの戦闘環境では、ある理由により、
少なくとも母機の可視光‐赤外線視察装置で目標を捉えるまで発射することが出来ない。
そして、可視光‐赤外線視察装置の性能は陸上戦闘ゾイドと戦闘航空ゾイドの間で格差らしい格差は無い。
相手がデスザウラー級の大型陸上戦闘ゾイドともなれば、その搭載量と出力の余裕は相手が上、
その上相手は欺瞞の要素が大きい地上にいて、発射母機の方は“余計なものの無い”空に浮かんでいる。
少なくとも、発射母機の可視光‐赤外線視察装置の視程の方が相手よりずっと長い、なんてことは無い。

 すなわち、対重装甲ミサイルの発射母機は、
目標の眼前で相手に向かって真っ直ぐ突っ込んでいかないと、この戦神の鎚を振り下ろすことが出来ないのである。
318踊る悪夢4/7:2009/08/30(日) 22:35:43 ID:HRC241qB
 軍事技術の発達した環境において、地上兵器に対する航空兵器の優位とは、
すなわちその神出鬼没さによって各種のタイミングの選択権を握っていることにある。
相手の目の前で真っ直ぐ向かっていくなどという行為をしている、つまり航空兵器ゆえの優位点を捨て去ってしまっている状況では、
搭載量の余裕が大きい地上兵器の方が強い。
 しかも相手は、あの荷電粒子砲を備えるデスザウラー、
これでは、対重装甲ミサイルの使用は、大人しく撃ち落としてもらいに行くのと果たしてどれだけ違うというのか!

 この事実は、ヘリック共和国上層部、軍関係者の全てを諦観にすら似た落胆の底に突き落とした。
デスザウラーとは、ここまでしないと倒せない存在であるのか……、と。

 こうしてデスザウラーへの対抗兵器は、ディバイソン、マッドサンダーという新型重陸上戦闘ゾイドに絞られていったのであるが、
対重装甲大型航空軍用ゾイド兵装においては、汎用対重装甲ミサイルはその中心に据えられている。
 それは、何のことは無い、他に手段が無いからであるが
―――航空戦においては、相手の死角に回り込み合うという行為が極基本的なことであるから、でもある。
319踊る悪夢5/7:2009/08/30(日) 22:37:32 ID:HRC241qB
 ふん、とヴィリーは鼻を鳴らす。
「機体(ハード)の方は少なくとも及第点には達しているみたいじゃないか」
 彼は汎用対重装甲目標ミサイルへの目標指定操作をしていた。

 陸・海・空を問わず、戦闘ゾイドは、形態差異の幅が広く、またその時々で取っているポーズが大きく変わり、
さらに赤外線迷彩のパターンを機体毎に変えており、その上フレア、発煙弾等の欺瞞手段を使ってくる。
このため、可視光‐赤外線画像誘導方式の火器は事前に目標設定をしておくことが出来ず、
その射手は、目標を選択した度に可視光‐赤外線視察装置の情報を基に目標指定をしてやらなければならない。
 もし、「どのように見えるものを目標とするか?」「どの程度まで見え方が違っても目標と判断するか?」を
きちんと指定していない可視光‐赤外線画像誘導火器が戦闘ゾイドに当たったら、
それを撃った人間は無残な死を迎える覚悟をしなければならない。
一生分の運を使い果たしてしまったに違いないからだ。

「ゼネバス帝国の連中を掻っ攫って行っただけのことはあるってことか……」
 ヴィリーは可視光‐赤外線画像を見ながら操作を進めているが、そこに映し出されている目標の姿は、
その暗黒帝国軍爆撃航空ゾイドに高い水準の欺瞞技術が用いられていることを示していた。
ニカイドス島で、ゼネバス帝国の技術者、軍人を地球人も含め暗黒帝国に連れ去られたから、
碌な航空作戦も出来ない暗黒帝国軍といえども、
少なくともまともではある技術を使った軍用航空ゾイドを開発出来てもおかしくはない。

 そしてヴィリーは自分が終えた操作の確認をすると、操縦席のレヴィンに通話、いつでも撃てるぞと知らせる。
各種砲や短射程のミサイルは、彼我の状態や相対位置に合わせて、タイミングをついて射撃しなければならないため、
基本的にパイロットが発射するのだ。
 そんなうちにもルークリーダーは敵爆撃航空ゾイドとの距離を詰めていく。そしてレーザーを撃ち掛ける。
破壊の光条に曝される暗黒帝国軍機、と見る間に、そいつはいきなり機首上げをした。
と、突然にラムジェットエンジンの咆哮、衝撃がヴィリーを揺さぶり、闇空の中を光源が飛び去っていく。
一方、目標の方は?
……なるほど、流石はパイロット、レヴィンは自分より見切りも判断も早かった。
 暗黒帝国軍機は、さっきの機首上げ動作で “跳ねる毒蛇(ジャンピング・バイパー)”をやったのだ。
320踊る悪夢6/7:2009/08/30(日) 22:38:36 ID:HRC241qB
 飛行中に急激な機首上げを行い、それと同時に機体の軸に対して下方へのベクトルの推力を急激に増大させると、
それまでの進行方向へのブレーキと機体の軸に対して上方への加速が同時かつ急激強力にかかる。
それによって、その機体は斜め後ろに飛び跳ねたような動きをし、それまで取っていた進路からいきなり外れたようになる。
 この機動(マニューバ)が“跳ねる毒蛇”である。
 地球の航空機には不可能、仮に出来たとしても空中分解必至な、「常識外れ」の機動
(このため、地球人軍事関係者がこれを見た時、
 急激な機首上げを行うところが、地球の軍用機で行われていた“コブラ”という機動に似ていたものの、
  “コブラ”とは見た目の上で似ている部分もあるだけであくまで異なる機動である、ということを強調するために、
 “ジャンピング・コブラ” ではなく、“ジャンピング・バイパー”と名付けたそうだ)
であるが、航空ゾイド、わけても強固につくられている軍用航空ゾイドにとっては極基本的な、当たり前に出来る機動だ。
無論、航空ゾイドは、地球の航空機と違って、その後の失速による制御不能などは無い。
 であるから、それまでの軌道から突然外れる“跳ねる毒蛇”は、回避に絶好の機動である
―――と思ってしまうのは素人の浅はかさという奴で、“跳ねる毒蛇”をやると、
それまで飛行していた速度が急激に失われ、
さらにその状態だと、地面という固体を蹴って方向転換する地上の戦闘ゾイドに較べ、
周囲の空気という流体との相互作用により方向転換する軍用航空ゾイドはずっと機動性が低下する。
実戦の状況下においては、“跳ねる毒蛇”をやると、撃ってきた相手の次の攻撃やその他の敵機の格好の的になってしまう。
321踊る悪夢7/7:2009/08/30(日) 22:40:27 ID:HRC241qB
 つまり、今あの暗黒帝国軍機がやったのは、直接攻撃を仕掛けてきた相手のみならず、もう一機自己を狙う敵がいる、
しかも自己は僚機の援護が無いというこの状況において、
およそ最悪の行動なのである。
 当然、百戦錬磨のRAFパイロットたるレヴィンはその愚行を見落としたりはしなかった。そして見逃さなかった。
 ルークリーダーがあいつに真っ直ぐ突っ込んでいった理由のもう一つ、「あんな奴ごときに共和国の地を荒らされてたまるか」、
それと全く同じ感情で、奴の“跳ねる毒蛇”を逃さずレヴィンが放った汎用対重装甲ミサイルが、
スクラムジェットの光を引く神の雷となって、二本角の飛竜に襲い掛かる。
322踊る悪夢作者:2009/08/30(日) 22:48:30 ID:HRC241qB
今日はこれで終わり…… いや〜、厨くささ全開だな。まあ、次の投下分はもっと厨くさいんだけど。
「踊る悪夢」の次に考えてる奴(>>312で書いたなかなか中盤が出来ないって奴です)と、その次に考えてる奴がもう、
すごく欝な話で書くのがしんどい(「鉄獣を狩るもの」でさえそういう意味でもしんどかったのに、この二つの鬱っぷりは「鉄獣を狩るもの」の比ではない)
もんで、今のところ逃避してるんだ、ということで御許し下さい。

しかし、中身の無いモン書いてるんだって自覚があると、文章に飾りが増えるな……。
323創る名無しに見る名無し:2009/09/05(土) 03:24:59 ID:G1addec4
ただいまPC規制中・・・
なので電話からGJ!


・・・一体いつになったら解除されるのかな
324創る名無しに見る名無し:2009/10/15(木) 00:42:24 ID:6VGE4YaI
ついにレッドホーンがHMM化されたぞ!
325創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 22:40:21 ID:JxVWVBlv
>>324
それでも>>286で言ったように
モチベが動くわけでもないんだよなー
と、一週間ぶりに保守しながらつくづく思ふ

キットはすばらしい物が手元にリリースされているんだけどね
まあ何だね、それだけではやはりどうも駄目らしい
326踊る悪夢作者:2009/11/06(金) 23:27:13 ID:MSqZtOsv
規制は解除されたか……?
327踊る悪夢作者:2009/11/06(金) 23:32:24 ID:MSqZtOsv
やった、やっと規制解除された!

なんか前回からエラく間が空いてしまいましたが、「踊る悪夢」投下させて頂きたいと思います。
今回で「踊る悪夢」は最終投下となります。一回の投下で終わらせるべきな内容の話を長々と投下してすみませんでした。

では次レスから。
328踊る悪夢1/6:2009/11/06(金) 23:35:01 ID:MSqZtOsv
 極高速侵徹体が目標に着弾すると、その極高圧により、装甲及び侵徹体自身の双方が物性上の限界を超え、
侵徹体が自身も損耗しながら、まるで、流体となった装甲の中を掻き分けていくかのように貫徹していくことになる。
ここで、装甲が、自身を貫かれきる前に、侵徹体を損耗させきる、もしくはその存速を失わせることが出来れば、
目標は貫徹されるのは免れることになる。
しかし、汎用対重装甲ミサイルの侵徹体は、まずそれをさせないだけの大質量を持っている。
故に、暗黒帝国軍機のガラ空きの背面に背負われた何らかのユニットに飛び込んだ汎用対重装甲ミサイルは、
自身も損耗しながらも装甲を突き抜け、ゾイドコアを破壊し、暗黒帝国から飛来した飛竜に確実な死を与える
―――筈であった。

 歴戦のRAFの戦士達の眼前で、起こり得ない筈のことが起きた。
 着弾した汎用対重装甲ミサイルの方だけが、一方的に損耗していったのである。
 スクラムジェットにより与えられた極高速で、汎用対重装甲ミサイルは二本角の飛竜の装甲に押し付けられ短くなっていき
―――消滅した。

 起こり得ない筈のこと、いや、起きてはならない筈のこと、
その様は、まるで、ミサイルが、現実と悪夢との境界に開いた飛竜の形の穴の中へと飲み込まれていったかのようであった。
329踊る悪夢2/6:2009/11/06(金) 23:36:39 ID:MSqZtOsv
 魔竜が体勢を戻す。泰然と、忌々しいまでに悠然と。
そして、先程己が飲み込んだ火器を放った相手、
ルーク2のことなど眼中に無いというかのように、いや、元より知らぬとでもいうかのように、
前方にいる相手、“跳ねる毒蛇”により大きく減速していた己を追い越していたルークリーダーの方を向いて―――
「ルーク2、ルーク3だ! 援護しろ、ぶつけて墜とす!」
 通信が入った、ルーク3とルーク4が追い付いてきていた。
先の出来事を確認したのだろう、ルーク3は自機をあの暗黒帝国の飛竜に突っ込ませる気なのだ。
確かに、汎用対重装甲ミサイルが効かない相手ならば、墜とせる手があるとすればそれしかない。
極めて機動性の高い軍用航空ゾイド相手にそれをやるには、
ギリギリまで機体を巧みに操り、激突の正に寸前で脱出しなければならないが、
ルーク3を駆るラッゾ・キンメル中尉はRAFでも有数の技量を誇る、十分に可能なことだ
―――相手が常識というものの範疇に収まってくれる奴ならば。
「やめろルーク3!」
 ヴィリーの制止は聞き入れられず、ルーク3は、システム管制士官席からリグ・ルーパス大尉を射出すると、
正しく銀の弾丸(シルバー・バレット)の如く魔竜に向って突っ込んでいく。
その軌跡の延長上で、暗黒大陸から来た飛竜は大きく機首を上げた。その速度がみるみる低下する。
また“跳ねる毒蛇”をやる気か!?―――と見る間に、暗黒帝国軍機は背面がほぼルーク3の方を向いたところでハーフロール、
ルーク3に腹面を向けて向かい合う形になった。

 まさかと思った予感は的中した。魔竜は、ルーク3に掴み掛ったのだ。

 汎用対重装甲ミサイルが効かないほどの防御力があれば、敵からの射撃をある程度喰らってしまうことを前提とした行動が出来る。
先の“跳ねる毒蛇”はその表れ―――そして今のこの行動もだ。
体当たりなど、最初から、魔竜にとっては獲物の方から飛び込んでくる行為に過ぎなかったのである。

 そして暗黒帝国の飛竜は受け止めた。音速の三倍を超える相対速度で向かってきた質量90tの物体を。
 突然のあまりに予想外の出来事に、ラッゾは完全に脱出のタイミングを逃していた。
掴まれてから咄嗟に脱出しようとしたろうが、それより早く魔竜の顎が開き―――
「ラッゾ!」
 ルーク3の操縦席は噛み砕かれた。
330踊る悪夢3/6:2009/11/06(金) 23:37:50 ID:MSqZtOsv
 暗黒帝国軍機は、ルーク3を簡単に
―――それこそ、破壊することそれ自体が目的なのではなく、まるでそうした方が投げ捨てるのが楽だからとでもいうように―――
バラバラに引き裂くと、また水平姿勢に戻った。
ただし、今度は向きが入れ替わっている。今度は、ルーク2とルーク4の方に機首を向けた。
まるで品定めしているようだ、ルーク2(俺達)とルーク4、どちらを次の獲物にするか決めたら―――
「ルーク各機、逃げろ! 手の打ちようが無い! 逃げ回って地上(下)の奴等の避難する時間を稼げ!」
 ルークリーダーだ、その通信はまるで突然の雷鳴のように感じられた。
 そうだ、逃がさなければ、逃げなければならない、あのゾイドから、いや、この悪夢から。
 ルーク2とルーク4はそれぞれ進路を変えて散開、
一方ルークリーダーの方は暗黒帝国軍機に向けて突っ込みながらレーザーを撃ちまくる。
しっかり狙ったものではない、あの化物にレーザーごときが通用するわけがないのだ、注意を逸らすためだけの射撃だ。
もっとも、あの魔竜からしてみればサラマンダーF2の搭載火器など意に介する必要も無いのは既に証明されている。
注意を逸らすことさえ出来るかどうか―――しかし、暗黒帝国の飛竜はルークリーダーの方に向き直った。
偶然にレーザーが防御上の弱点に当たることを警戒したのか、ルークリーダーも体当たりを仕掛けてくると思ったのか、
あるいは、本来、戦場においてはどんな強者にも許されていない筈の、ただの気紛れかもしれない。
 いや、奴がどういうつもりかなどどうでもいい。
いずれにせよ、ルークリーダーの方に向き直ったのならば、今度はこちらが奴の注意を逸らすべきだろう。
そう考え、再び向きを変え始めたルーク2の管制士官席のヴィリーの目に、奇妙な光景が飛び込んできた。
 あの魔竜の翼の前縁、その中ほどに、光の円弧が現れたのだ。暗視装置越しでなくとも見えるほど眩い光の円弧が。
次の瞬間、それは撃ち出されるかのように前方に飛び出し、ルークリーダーに向かっていく。
翼から飛び出した際、翼に隠れていた部分が現れ輪の形となっていたその光は、
進路上にいたルークリーダーを通り抜けてそのまま飛び去った。
そして、光輪に置き去りにされたルークリーダーは―――両断されていた。
331踊る悪夢3/6:2009/11/06(金) 23:38:52 ID:MSqZtOsv
 ルーク2は再び回頭する。
 ルークリーダーが墜とされた、となれば次は自分達かルーク4があの魔竜の攻撃目標になる。
ルークリーダーを屠ったあの攻撃は、奴がこちらをやすやすと血祭りにあげられることを如実に示した。
暗黒帝国軍機はルークリーダーの方を向いた、つまりこちらには殆ど背を向けた。
空戦の常識からすると、撃墜の絶好の機会なのだが、何しろ常識など踏みにじっている存在が相手である。
こちらに向き直り、加速が乗るまでの間に、少しでも距離を離さなければ―――

 しかし。ヴィリーはその認識でさえ甘かったことを思い知らされた。

 状況を確認するため振り返ったとき、二本角の魔竜は、既に追いすがってきていた。
なんという加速だ。悪魔が蹴り飛ばしてきたどころではない、魔王が叩き付けきたかのようだ。
 そしてその、まるで嘲笑っているかの如く歪んだ口元が目に入ったとき、
まるで何かを覆い隠していた布が取り去られたかのように、ヴィリーは突如としてわかった。

 この魔竜が闇夜を選んだのは、こちらの迎撃能力が下がるときだと思ったからではない。
こちらの避難・救護活動が遅くなるときだと考えたからだ。

「悪魔め!」
 呪うしかなくなり、そう言葉を吐き出したことさえ、魔竜の思惑通りなのだと思えた。
332踊る悪夢5/6:2009/11/06(金) 23:39:44 ID:MSqZtOsv
 ヴィリーは目を開けた。空が見える。
全てを飲み込むかのような、それでいて、全てを拒絶しているような、暗く、高い空が。
 彼は、その空の底で、担架に乗せられ仰向けになっていた。
まるで、光の届かない海底に沈んで真上を見上げて水面を見ようとしているような格好だった。

「中尉! 気が付かれましたか!」
 担架を運んでいる兵士に尋ねる。
「俺は後席乗員だ。俺の機のパイロットは?」
ほぼ同時にベイルアウトしたはずだから、そう遠くない位置に落ちていていい。
「! ―――それは……」
「いい、わかった」

 そして、暗黒帝国軍機の爆撃目標がどうなったかを聞こうとしたが、それはやめた。
呆けたか。わかっているだろう。闇そのもののような空が、視界の隅でだけは赤く染まっている、これがどういうことか。

 ヴィリーは目を閉じた。
瞼の裏が赤いのは、瞼を流れる血の色か、それとも燃える空が透けて見えているのか、あるいはそのように思えるだけなのか、
彼にはわからなかった。
333踊る悪夢5/6:2009/11/06(金) 23:41:28 ID:MSqZtOsv
 後で聞いたところ、レヴィンは、座席の射出に先立って投棄されたキャノピーに叩き付けられたらしい。
射出座席の軌跡とキャノピーの軌跡が、同じ位置・同じ時に交差してしまったのだ。
運が、ヴィリーとレヴィンの生死を分けた。
サラマンダーF2のシステム管制士官席にはキャノピーが無いとはいえ、
操縦席のキャノピーの軌跡とヴィリーの乗った射出座席のそれとが交差していたとしてもおかしくはない。
 ヴィリーは暗澹たる気持ちになり、作者はボケが伝わりにくかったかなあと反省した。

                    ―――了―――
334踊る悪夢作者:2009/11/06(金) 23:49:18 ID:MSqZtOsv
無駄に時間かかったけど、これでようやく「踊る悪夢」は終了です。いやホント、一回の投下で終わらせるべきな話を引っ張って申し訳なかった。
見直したら、二ヶ所ほど○/6の数字がおかしいですが、純粋にミスです、すみません。

……で、最後の一文は何だって話ですが……
あまりの厨臭さに、「ギャグでした」と言わずにはいられなかったんです、すみません。
「気に入らん!」という方は、6/6(俺のミスで5/6の二つ目になってしまっていますが)の投下分は無視して下さい。
一応、そこでも「終わり」に出来るように書いて、6/6は分けて投下したので。
次作はちゃんとやります…… ただ、鬱話なので、受けれ入れられない方もいるかとは思うのですが。

それでは、読んで頂いた方、ありがとうございました!
335創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 04:28:11 ID:iVNDr5Ru
GJ!!
336創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 20:27:26 ID:VEuQ/w5j
投下乙!

……やっと規制が解けた……
337創る名無しに見る名無し:2009/12/15(火) 21:50:31 ID:jD91KRWz
バトストの歩兵隊ってどうやってゾイドに対抗してるんだろう…
338創る名無しに見る名無し:2009/12/17(木) 14:02:21 ID:qJlr7Y38
ウルトラマンの防衛チームが拳銃サイズの武器で50M級巨大怪獣相手に大健闘してる様な感じでは?
339創る名無しに見る名無し:2009/12/17(木) 21:15:27 ID:KjoRfGNT
 対ゾイドバズーカ砲とかは一応ある。バトストでも使われていたよ。
でも、ゾイドの関節とかに命中しないと歩兵は踏み潰されるだろうな。
340創る名無しに見る名無し:2009/12/18(金) 19:33:33 ID:+n/9NkaE
公式ファンブック2に出て来たモルガの突進を受け止める歩兵…
341創る名無しに見る名無し:2009/12/18(金) 20:09:39 ID:Clk5Vp6m
くだらないの早く書け
342創る名無しに見る名無し:2010/01/17(日) 23:50:36 ID:qiZfF2gO
あけおめ
今年は何か投下するよ
343創る名無しに見る名無し:2010/01/21(木) 17:12:53 ID:tePDDSwt
>>342
頑張ってくれ
残念ながら俺はリタイヤする
どうしてもゾイドのSSや考察なんかのモチベーションが出ない
趣味で無理しても辛いだけなのでやめる
344創る名無しに見る名無し:2010/03/04(木) 18:53:11 ID:gvhm9MTF
ゾイドの話として考えていたプロットが
偶然読んだ某漫画とモロ被りしてて自分でもパクリにしか見えないぐらい似てたw
俺が考え付くぐらいのことはもうプロがやってる、というのをリアルで体験したぜ……
345創る名無しに見る名無し:2010/03/04(木) 23:20:14 ID:Q3tvqTjj
>>344
その漫画のタイトルは?
346創る名無しに見る名無し:2010/03/05(金) 11:05:45 ID:AgFmI1Ny
どうせ二次創作なんだからパロディって事で良いんじゃないの?
猿の惑星が上映された後、日本はそれに影響されて猿の軍団を作ったみたいな
347創る名無しに見る名無し:2010/03/05(金) 12:10:20 ID:zPUBuozc
>>345
トライガン
主にプラント周りの話が謎のシンクロニシティを発揮してしまった
348創る名無しに見る名無し:2010/03/06(土) 11:26:37 ID:KZ28y1wC
>>346
今はそれじゃダメだって話してるんだろw
349創る名無しに見る名無し:2010/03/06(土) 11:52:44 ID:WLSp8W0I
テーマが同じでも作る人によって違う話になるみたいな感じで何とかならんかな?
例えば同じ三国志を元ネタにしていても、一騎当千と恋姫無双は全然別物じゃんみたいな
350創る名無しに見る名無し:2010/03/07(日) 15:42:56 ID:TrQ/AIRQ
わざわざ自分が書かない理由をここにズラズラ書くぐらいなら
その程度の思いという事なんだから、無理に書かせるのはお互い労力の無駄でしょ
本当に書きたきゃそんな書かない理由を言い訳する前に
ネタが被ってもどうにか工夫して書くもんだ

別にプロが契約で書いているわけではないので無理強いは馬鹿らしい
本人が本当に書きたいネタ思いつくまで無理する事はない
351創る名無しに見る名無し:2010/03/17(水) 21:58:17 ID:9twMj+Zi
IDにZiが含まれてるのに気付いて記念に
352創る名無しに見る名無し:2010/03/18(木) 11:41:29 ID:XDt6bOgS
初代とスラゼロがたまらなく好きなんです
353創る名無しに見る名無し:2010/06/05(土) 01:31:50 ID:PvAWNvvy
俺は旧バトスト2巻が好きかな
354創る名無しに見る名無し:2010/07/21(水) 23:05:47 ID:CRz4YnDr
みなさん、覚えておいででしょうか。「鉄獣を狩るもの」「ゴンベが種まきゃ……」「踊る悪夢」作者です。
次回作のことを言っておきながら、なかなか書けず、ずっと投下しないで申し訳ありません。
で……、申し訳ないんですが、まだ展開を構想中で、投下できる段階ではありません。
それで、代わりと言っては何ですが、凱龍輝のイラストを描いたので、貼らせて頂きます。
http://dl8.getuploader.com/g/sousakurobo/702/gairyuuki.jpg
355創る名無しに見る名無し:2010/07/21(水) 23:19:54 ID:TRW9GvU7
デッサン力あるじゃん
荒々しい野獣な感じが出てる
356創る名無しに見る名無し:2010/07/22(木) 12:01:23 ID:SxadyuO3
普通にうまい構図だ。
357創る名無しに見る名無し:2010/07/25(日) 21:19:55 ID:nEaeaDpg
野生っぽくていいな。
358>>354
>>355->>357
ありがとうございます!
凱龍輝は最も好きなゾイドの一つなので気合いが入りました。

それと、SS進んでなくて申し訳ない……