【小中】学園クロスオーバー【高大】

アニメから漫画、小説、ゲームｅｔｃ．
ともかく学園物同士をクロスさせるスレです。
同じ学校に通わせるもよし、ただ世界観をまぜるもよし。
自由にクロスオーバーを書いてみてください。

2げと

つまり、らきすた×ハルヒという訳だな

この手のは、蓬莱学園ひとつ混ぜたら終了だよな

青春学園も混ぜたら終了に近くなりそうだ

>>4
蓬莱学園懐かしいな
あれはもう絶対続きでないんだろうな…

銀魂高校は必須だな

スクランと何かで誰か書いてくんねーかなー

ネタなら幾らでも思いつくのに、筆が遅いというもどかしさ。
一応自分で書くこと前提で、
もしかしたら誰かの琴線にふれるかもという期待をこめつつネタを書いてみる。
ヒル魔(アイシールド21)＆新島(史上最強の弟子ケンイチ)の悪魔リーダーコラボ
スケット団ｖｓＳＯＳ団ｖｓ電子探偵団
逢坂大河(とらドラ)と大神涼子(オオカミさんとシリーズ)で前門の虎、後門の狼みたいな
天野遠子(文学少女シリーズ)と夢水清志郎で文学少女とものぐさな名探偵
ぶっちゃけきりがない

>>9
>スケット団ｖｓＳＯＳ団ｖｓ電子探偵団
スケット団入れてる所に泣いた。
結構有名になったんだな……。

スケット団ってジャンプの奴か？

すげコマvsピース健太郎vsキテレツの科学者対決とか
発明できる主人公キャラってあんま思い浮かばない事に気づいた

つブルマ

ここであえてリリアン女学院と男塾のご対面を推してみる

無理がある

アイシールド21のヒル魔と俺はキャプテン！の主将が頭脳戦
園原電波新聞部vsＳＯＳ団
あそいくの騎央と狐。の昇を一日交換
くにおとりきvs三橋と伊藤
ドクロちゃんと小麦ちゃんで百合
木葉の忍者vs死武専vs忍玉学園
カメレオンの矢沢vs特攻の拓
ロクメンダイスのチェリーとネペンテスの佑湖で対談
ネギスプリングフィールド×インデックス×ハーマイオニー×ルイズ
イマジンブレイカーvsＭゼロ
綾波レイ×長門有希
遊戯vsカイジ

>>イマジンブレイカーｖｓＭゼロ
俺も前に考えた。
超能力者養成都市の学生と魔法使いの学校の生徒の戦いなのに
殴り合いにしかならねぇという喜劇

>>16
カイジは違うだろ

これは期待

【真実はいつも一つ！　名探偵うさみちゃん】

　うさみちゃんはどうぶつ小学校の4年生。
　毎日のように起きる事件の数々を、もちまえの観察眼と洞察力で解き明かします。

「ああ、ひまねえ。なんか事件がないかしら」
　事件がないときのうさみちゃんは、とてもつまらなそうです。
　この休み時間も、机にほうづえをついたまま、となりの席のくま吉くんに話しかけました。
「ねえ、くま吉くん。あなた爆発しなさいよ」
「ええっ?　何いってんのうさみちゃん」
「花火を一気飲みして、バチバチバッチーン、って胃袋からはじけなさいよ」
「いやだよ、そんなの!」
「理科室に火薬があったと思うの」
　命の危険を感じたくま吉くんは、気をそらせそうな話題がないか一生懸命考えました。
「そ、そういえば、知ってる？　1年に人間が転校してきたんだって。二人もだよ！　珍しいね!」
「家庭科室に油もあったわね」
「まだ爆発のこと考えてる!?　やめてよ、ほんとに。転校生のうち一人は女の子でさ、コロモちゃんっていうブルマの似合うかわいい子なんだ」
「宿直室には灯油もあるわ」
「ちょっとこっちの話も聞いてよ!　そ、そうだ、もう一人は名探偵なんだってさ」
「あら、そうなの?」
　うさみちゃんが少し興味を持ちました。しめた、とばかりにくま吉くんは話をつづけます。
「コナンくん、っていうんだ。うさみちゃんとどっちが強いだろうね?　二人の推理対決が早く見たいなあ」

　その時教室のドアがガラガラッと開いて、ツバメのような髪型の男の子が入ってきました。赤い蝶ネクタイに青いジャケット。お金持ちのおぼっちゃんのようです。
「あ、噂をすれば、あれがコナンくんだよ」
「へ〜。なんでここに来たのかしら」
　コナンくんはスタスタと教壇に立つと、教室で遊んでいる全員に聞こえるように大きな声で挨拶をしました。
「こんにちは。ぼくは江戸川コナンといいます。今日の午前中、灰原さんというぼくの友達が、服を盗まれてしまいました。どんな手がかりでもかまいません。なにか気になることがあったら教えてください」
　それを聞いたくま吉くんが、許せない!　と叫びました。
「コロモちゃんのブルマが!?　それはひどい。転校初日にそんないじめをするなんて、動物のかざかみにもおけないよ。いったい誰のしわざなんだ!」
　コナンくんは、くま吉くんをじっと見つめました。
　そして次に発した声は、さっきのよりも一オクターブ低いドスのきいたものになっていました。
「あんた、なんでブルマだとわかったんだ?　オレは『服』としか言ってないぜ」
「え…あ…そ、それは……。あれだよ、普段着が盗まれてたのなら、コロモちゃんはブルマの他に着るものがないじゃないか。でも、さっき廊下でみたコロモちゃんは、朝とおなじ服を着てた。だから、盗まれたのは体操服だってわかったんだよ」
　うまく言い逃れられできたと、くま吉くんは一瞬ほっとしました。でも、それは間違いだったのです。コナンくんはねずみを追い詰めるねこのように、くま吉くんの方へゆっくり近づいてきました。
「灰原のブルマ姿、似合ってたか?」
「うん、ハートのど真ん中に直球できたよ!」
「オレ、見てねえんだ」
「それはもったいないなあ。盗撮した写真を焼き増ししてあげるよ。……あれ?　見てない?　体育の授業、一緒だったでしょ?」
「確かに、体育の授業は一緒だった。だが、灰原はジャージで来たんだ!」
「え、なぜ?　……あ、まさか」
「そう、灰原はブルマを持ってきていた。だが、他の生徒達がジャージ姿なのをみて、着替えを中断して購買部に行った。もどってきたら体操服がなかったというわけ。
　つまり、灰原がブルマを持っていたことを知っているのは、おなじ部屋で着替えをしていた女子と、犯人だけなんだよ」
　コナンくんはくま吉くんに指をつきつけました。
「犯人はおまえだ！」

　タイミングよく、窓の外からパトカーのサイレンが聞こえてきました。観念したくま吉くんは、神の領域に達したかのような安らかな心でコナンくんに笑いかけました。
「手際がいいね、コナンくん」
「いや、オレはまだ通報してない」
「わたしよ」
　二人が後ろをみると、うさみちゃんがケータイを握って立っていました。
「わたしがこの盗撮魔を通報したの。」
「なんでこいつが盗撮したってわかるんだ?　オレは盗難の犯人を捜しにきたんだぜ」
「さっき自分からばらしてたでしょうが、このバカ熊は」
　コナンくんは少し考えていましたが、すぐにああ、と思い出しました。
「さすがはどうぶつ界の名探偵だな」
「あんたも人間のくせに、なかなかやるじゃない」
　こうして、うさぎの探偵と人間の探偵の間にあつい友情が芽生えました。
　一方のくま吉くんは手錠をかけられて、犬のおまわりさんにしょっぴかれて行きました。でも、パトカーに乗る直前、コナンくんが声をかけてきたのです。
「ひとつわからないことがある」
「へえ、名探偵の君にもわからないことがあるんだね」
「なぜ灰原のことを『コロモ』ってよぶんだ?　あいつの名前は『哀』だぞ」
　そうだったのか、と、くま吉くんはポケットから一枚の写真を取り出して、コナンくんに渡しました。コナンくんは写真をみて、大きくうなずきました。
「なるほど、体操服の名札か」
「文字がつぶれちゃって『衣』に見えたんだ。今度からは望遠レンズを使うことにするよ」
「バーロー。おめえに次はねえよ」
　くま吉くんはそれを聞いて、とても辛そうな顔になりましたが、ぐっとこらえてポケットからカメラをとりだすと、コナンくんにさしだしました。
「じゃあ、この道はコナンくんに託すよ。その写真は、ほんのはじまりさ」
　コナンくんは一瞬ためらいましたが、つぎの瞬間には目の前にだされたカメラをぎゅっとにぎりしめてニヤリとしました。
「おまえの心意気、しっかりうけとったぜ。それにしても、灰原のブルマ姿、なかなか似合うじゃないか」
「わかってくれる同士がいて、うれしいよ。時々は面会にきてくれるかな」
「まかせとけって」
「写真をさしいれてくれるとうれしいな。ぼくからもいろいろアドバイスするよ」
「もちろんさ」
　こうしてくまの変態と人間の探偵の間に犯罪じみたな友情が芽生えるさまは、おまわりさんにもうさみちゃんにも、しっかり目撃されておりました。
　ですからコナンくんは、くま吉くんと一緒にパトカーに乗せられることになりましたとさ。

（おしまい。ラーララララララー、ラーララララララー、ララララララララー）

クロス要素（名探偵コナン・ギャグマンガ日和）

ちょｗｗコナンがひどい変態にｗｗ
ＧＪ！

ＧＪＧＪ！！

投下乙！

コナンタイ―ホｗｗ
乙！

コナンｗｗｗｗｗ

age

期待

【柊かがみの憂鬱】

かがみ「ねえ、つかさ」
つかさ「うん？どうしたのお姉ちゃん」
かがみ「今、私たちがいるここってさ、高校よね」
つかさ「そうだよー？突然どうしたの？」
かがみ「あっち見て」

金剛番長「知ったことかーー！！」

つかさ「金剛番長がどうかした？」
かがみ「いや、どうかしたじゃなくてさ……でかくない？」
つかさ「そうだねー。私ももう少し背が伸びたらいいのになー」
かがみ「……じゃあ、今度はあれ見て」

くま吉「僕は変態じゃないよ！仮に変態だとしても愛がある変態、それ則ち紳士だよ！」

つかさ「くま吉くんは今日も元気だねー」
かがみ「いや、熊だよねあれ。人語を解してるけど熊だよね」
つかさ「そうだねー。そうそうお姉ちゃん、くまと言えば昨日の帰りにかわいいテディベア見つけてねー」
かがみ「…………最後。あれ見て？」

メカ沢「参ったな、このままじゃ待ち合わせに遅れちまう」

つかさ「メカ沢くんかあ、あまり話したことないけどいい人だよね」
かがみ「…………人っていうかアレはどっからどう見てもロ」

メカ沢「仕方ねえ、変形！」（ｶﾞｼｬｯ）

つかさ「…………」
かがみ「……ねえつかさ、普通の人間はバイクに変形しないわよね」
つかさ「学校の敷地内でバイクに変形するのはよくないと思うなあ」
かがみ「そっちかよ!?」

かがみ（前略オフクロ様――間違ってるのはこの学校ではなく私なのでしょうか？
　　　　もしかして私の常識の方が間違っていたのでしょうか？）

つかさ馴染みすぎだろｗ

約三週間ぶりの書き込みですな。
大丈夫だ、かがみ。多分もう一人二人ぐらいは突っ込み役がいるかもだ。

手塚「越前、お前は青学の柱になれ」

雷電「むう、あれは手塚ゾーン！」
富樫「知っているのか雷電！」

こなた「ねえ、ゆーちゃん？」
ゆたか「どうしたの？」
こなた「いや、正直ゆーちゃんが手塚部長より年上という現実が信じられないなーって」
ゆたか「あはは、そんな事言ったらこなたお姉ちゃんなんて大剛院邪鬼さんと同級生じゃない」
こなた「…………」
ゆたか「…………」
こなた「……考えなかった事にしよっか」
ゆたか「……うん、そうだね」

【生徒・教職員入場！！】

鬼の手は生きていた!!　更なる研鑚を積み霊能力教師が甦った!!!
地獄先生!!　鵺野鳴介だァ――――!!!

涼宮ハルヒはすでに我々が観測している!!
対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース長門有希だァ――――!!!

接触しだい反射しまくってやる!!
初見の人は名前読めない　一方通行だァッ!!!

魔法が相手なら俺のエムゼロがものを言う!!
特技はハッタリ　姉貴は勘弁　九澄大賀!!!

真の優しさを知ってみたい!!　デビルまーくん　船橋雅矢だァ!!!

リアルは勘弁だがゲームなら全ヒロインボクのものだ!!
落とし神　桂木桂馬!!!

防水対策は完璧だ!!　漢の中の漢　メカ沢新一!!!!

魔界の門は俺の尻にある!!
魔界の王子が来たッ　百手太臓!!!

決闘なら絶対に敗けん!!
神のカードを見せてやる　海馬コーポレーション社長　海馬瀬戸だ!!!

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ（なんでもあり）ならこいつが怖い!!
未来の撲殺・エンジェル　三塚井ドクロだ!!!

ミスリルからスペシャリストが上陸だ!!　ウルズ７　相良宗介!!!

女子高生とか好きだからティーチャー（教師）になったのだ!!
担当教科は古文!!木村先生!!!

諦めたらそこで試合終了とはよく言ったもの!!
現役時代の奥技が今　指導でバクハツする!!　ホワイトヘアーブッダ　安西先生だ―――!!!

珍味みたいな名前こそが地上最凶の代名詞だ!!
まさかこの女がきてしまうとはッッ　名取羽美!!!

借金を返しにここまできたッ　性別一切不明!!!!
疾風のコンバット（戦闘）バトラー　綾崎ハヤテだ!!!

貧乳はマイナスではないステータスで希少価値なのだ!!
もってけセーラー服　泉こなた!!!

殺戮の本場は今や雛見沢にある!!　惨劇を止められる奴はいないのか!!
古手梨花だ!!!

デカァァァァァいッ説明不要!!　身長は作画によって前後する!!!　でもそんなの知ったことか!!!
金剛番長だ!!!

魔法は実戦で使えてナンボのモン!!!　児童文学の傑作!!
ホグワーツからハーマイオニー・グレンジャーの登場だ!!!

伊藤誠は私のもの　邪魔するやつは中に誰も居ませんよ!!
Ｎｉｃｅ ｂｏａｔ　桂言葉

学ラン姿でエジプトへきたッ!!
スター・プラチナ　空条承太郎!!!

超能力に更なる磨きをかけ　”絶対可憐”明石薫が帰ってきたァ!!!

今の自分は死にたくないッッ!!　横書きするならよく離せ糸　　　色望!!!

サウザンドマスターの息子が今ベールを脱ぐ!!　英国から　ネギ・スプリングフィールドだ!!!

淑女の前でならオレはいつでも全盛期だ!!
ホスト部部長　須王環　別名は殿だ!!!

学生の本分はどーしたッ　ダイヤモンド　未だ砕けずッ!!
治すも壊すも思いのまま!!　東方仗助だ!!!

特に理由はないッ　胸が無いのは当たりまえ!!
サイトにはないしょだ!!!　名前が長い!
ルイズ（略）がきてくれた―――!!!

パフェで上がった血糖値!!
銀魂高校のデンジャラス・ティーチャー　銀八先生だ!!!

ラブコメだったらこの漢を外せない!!　外見が七変化　播磨拳児だ!!!

空から降ってきたいちごパンツ!!　生で拝んでオドロキやがったッ
懸垂しながら告白!!　真中淳平!!!

変態紳士はこの男が完成させた!!
どうぶつ小学校の面汚し!!　くま吉くんだ!!!

彼があと十人いればアメリカは負けていた
心頭滅却すれば火もまた涼しッ　圧倒的存在感ッッ
わしが男塾塾長江田島平八であるッッッ江田島平八の登場だ――――――――ッ


加えてサボタージュに備え超豪華な生徒を4名御用意致しました！
謎のガンファイター　キノ!!
本名忘れがち　藤崎祐助!!
炎の転校生！滝沢昇！

……ッッ　　どーやらもう一名は遅刻している様ですが、到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ

熱すぎGJｗ
なんの入場なんだ！？

ぴぴるぴは確かに怖い。

凄いなこれは

カオスだな。
そして守備範囲が広い。

>34
4人目は柊蓮司と見ましたが。出番が繰り下がる。

入場までで燃え尽きてしまう
うむ、あるある
そう考えるとルパンスレってSUGEEEEE

ここ始まらないのかな？
学園物に変えちゃうクロス二次創作って結構あると思うんだけど

>40
『悠久組曲』ですね、判ってました。

不思議なコテ名ですね＞＜

てす

とここで創発キャラクロス学園物を提案してみる

反応がないのでａｇｅてみる
このスレに期待している住人がいれば、>>44だってスレを立ててやりゃいいんだけどね
要は乗っ取りの提案なんで、嫌がる人もいるだろうし
反対意見でも何でも、とりあえず人がいるのかいないのかがわかれば儲けものだと思ってますです

ここでキャラ全員参加イベントのロープレしてみない？

海辺の町
http://l4cs.jpn.org/gikopoi/

あげる

箱庭スレと一緒じゃね？

誰が書くまで気長に待つよ

箱庭に限らず、シェアード系はスレが伸びてくるとキャラや設定の把握が難しくなるからね
新しく誰かが参加しやすいように、世界観設定だけでも一旦リセットした方がいいのかも？　という意味もあって>44の提案をしてみたのです
そもそも、あっちは１スレで終わるっていうお約束もあったしねｗ

先に学園の大まかな設定だけでも決めちゃおうかしら？

誰が書くまで気長に待つから箱庭の方は他でﾄﾞｿﾞｰ

待つよー

守

今回もうさみちゃんのパラレルに挑戦。
このクロスオーバーの元ネタを２つとも知っている人がいたら、感涙にむせび泣く･･･

【見つけたよボクの恋人･･･　名探偵うさみちゃん】


　うさみちゃんはどうぶつ小学校の4年生。
　毎日のように起きるセクハラ事件の数々を華麗に解き明かして、犯人を通報するのが趣味の名探偵なのです。

　朝、8時30分。
　今日もうさみちゃんのいる4年1組の教室は平和そのもの･･･

うさみ「ゆるせない！　今日こそはこのクマキチガイを、保健所という名のガス室に送り込んでやるわ」
クマ吉「うさみちゃん、やめてったら！　パンツ履き忘れてたぐらいで、通報しないでよ！」

　･･･ではありませんでした。

　クラスメイトのクマ吉君がノーパン（もちろんズボンも忘れていたのですよ）で登校してきたので、みんなで取り囲んで詰問しているところでした。

クマ吉「･･･そりゃあ、ニャン美ちゃんに抱きつこうとしたことはあやまるよ･･･でも、本当にそれは西洋風の挨拶をしてみたかっただけで、下が裸だってことは気づかなかったんだ。無実だよ･･･」
うさみ「保健所の番号、誰か知らない？」
クマ吉「ちょ、うさみちゃん！　待ってよ！　僕はうさみちゃんには、なんもしてないじゃないか！　だいたい、ただ風通しのよい格好でいたというだけで、なにが『ゆるせない』のさ？」
うさみ「あんたの存在自体が許せないのよ」
ペン介「（ガラリと戸を開け）ねえねえ、職員室からタウンページ借りてきたよ」
うさみ「ああ、ペン介君、ありがとう」
クマ吉「ちょ、ペン介君まで僕を陥れる気なの？　南極のオゾンホールで焦げて死ねばいいのに･･･」

　しかし、うさみちゃんが保健所の電話番号をみつけ、そのナンバーをケータイに打ち込もうとしたそのとき、担任のパン美先生が教室に入ってきました。

「はいはい、みなさん。授業をはじめますから、ケータイをしまって着席しなさい」

　うさみちゃんは、しぶしぶケータイを閉じました。
「先生に感謝するのね、クマ吉君。今度やったらただじゃおかないから」

　クマ吉君はさっさと着るものを着て椅子に座り、先ほどまでの騒動を忘れたかのようにしらっとした顔でうさみちゃんにいいました。
「そういえば、転校生がくるみたいだよ。いろんな学校を転々としていて、しかも行く先々で、なぜかその子のまわりで人死にがでるっていう、ホラーな転校生なんだってさ。　事件の予感だね」

　落ち着いた教室に、先生の声がひびきます。

「今日からみなさんに、新しいお友達ができます。さ、木田君、入ってきなさい」

　教室の扉があいて、
　うつむき加減の人間の男の子が静かに入ってきました。
　顔にはどんよりと縦線が入り、身だしなみも綺麗とは言いがたい、ギョロ目の少年です。

「木田不美男といいます。どうぞ、『不気田』と呼んでください。
･･･現在、永遠の恋人を探して、全国を放浪している最中です」

　陰気くさく、少年はにんまりと笑いました。
　口裂け女みたいに、口の端がつりあがって、不気味なえくぼができました。
　その笑みの凄まじさに、クラス一同、思わずギョッとしました。

「人外の迫力だね、まさに･･･あのひしゃげた顔でどの口が『永遠の恋人』なんていえるんだろうね」
「人外のあんたに言われたくないでしょうけど･･･本当に、ただものじゃなさそうね･･･」

　パン美先生は、そんなクラスの動揺を、転校生がくるときによくある、新しいメンバーへの単なる好奇心だと解釈しました。
　
「じゃあ、不気田君はニャン美ちゃんのお隣に座ってくださいね」

　不気田君がニャン美ちゃんの方に歩き出すと、モーゼの奇跡の時のようにクラスメイト達は通路側に出していたカバンや体操服袋をひっこめて、道をあけました。
　すっきりあいた通路を、不気田君はゆうゆうと左右の女子生徒を物色しながら通り抜け、ついにニャン美ちゃんの席の隣に腰をおろしました。

「は、はじめまして、不気田君」

　ニャン美ちゃんは、彼の不気味さにおびえながらも、ていねいに挨拶をしました。
　不気田君は声をかけられたのが意外だ、という風に、ニャン美ちゃんの顔をじっとみつめました。

　みつめているうちに、大きな目がさらに大きく見開かれ、瞳孔が拡散し、その暗い顔がみるみる喜びに歪んでいきました。

　そして、はたと両手でニャン美ちゃんの手をとると、震えるような声でこうつぶやいたのです。

「君のビロードのような肌と獣のような魔性の瞳に、ボクの心は溶けてしまったよ･･･ニャン美ちゃん･･･」

　ニャン美ちゃんに、ぞくっと鳥肌がたちました。
　あわててみんなと同じように、不気田君に面した側においていた体操服袋を反対側に移しかえようと手に取ったとき、

「･･･あら？　持ってきたときよりだいぶ軽いわ、この袋･･･」

　袋の軽さに違和感を覚えたニャン美ちゃんは、あわてて中を確認しました。

「ああー、私のブルマが無くなってるわ！」

　ニャン美ちゃんの声をきいて、クマ吉君は思わず立ち上がりました。

「ほら、不気田君がさっそく不幸を呼んできたようだよ！
　僕のニャン美ちゃんをひどい目にあわせたな！
　･･･ねえ、うさみちゃん、さっそく事件だよ！　解き明かしておくれよ！」

　うさみちゃんは、クマ吉君を凝視して、静かにケータイを取り出しました。

「犯人はもうわかっているわ」

　堂々と机の上で仁王立ちしているクマ吉君。
　ノーパンだったクマ吉君は、いつのまにかニャン美ちゃんのブルマを着ていたのでした。

　ファンファンファンファン･･･
　と、パトカーのサイレンが高らかになりひびきます。

　連行されていくクマ吉君をみおくる4年1組のみんな。
　ニャン美ちゃんの横には、ちゃっかり不気田君がいて、知らぬ間に彼女の肩に腕をまわしているのでした。

　ニャン美ちゃんがポツリとつぶやきます。
「いつもああなの、クマ吉君って･･･」

「へえ、許せないな」

　ニャン美はクスリと笑いました。
「うさみちゃんも今朝、同じ事をいってたわ。『クマ吉君の存在が許せない』、って」

　不気田君は、腕に力をこめて言いました。
「ボクがゆるせないのは、ニャン美ちゃんがひどい目にあうことだよ。クマ吉君なんか、どうでもいいんだ。
　可憐なニャン美ちゃんが、男子のいたずらな好奇心にさらされていることが許せないんだよ」
　
　ニャン美ちゃんはしばらくきょとんとしていましたが、やがてにっこりしました。
「不気田君って、本当はやさしいのね。
　･･･ねえ、今日、一緒に帰らない？　いつも下校のとき、誰かがあとをつけてくる音がしてすごく気味が悪いの」

　不気田君は醜い顔を喜びに引きつらせて、本人なりの満面の笑みを浮かべて言いました。

「まかせてよ、ニャン美ちゃん。
　･･･ニャン美ちゃんがもう二度とそんな怖い思いをしないように、これからはボクが守ってあげる」

　翌日。

「ニャン美ちゃん、今日は遅いねー」
　昨日の騒動が嘘みたいに、クマ吉君が机に頬杖をついています。いったい保釈金をいくら積んだのやら･･･

「あんたの度重なるセクハラで登校拒否になっちゃんじゃないの？」
「それはないよ、うさみちゃん。
　だって、ニャン美ちゃん、昨日は自分の部屋にさえ帰ってきてないんだよ」
「なんでクマ吉君が知ってるのよ」

　クマ吉君は得意そうに鼻をこすると、ランドセルからノートパソコンをとりだしました。

「だって、僕、ニャン美ちゃんの部屋を遠隔操作で24時間見れるようにしてあるもん」

　ノートパソコンにはたしかに、部屋の隅からこっそり盗撮しているかのような、ニャン美ちゃんの部屋が映し出されました。

「ほら、このクローゼットみてよ。昨日ニャン美ちゃんが着ていた服はないでしょ。これが動かぬ証拠だよ」

　たしかに、これは動かぬ証拠です。
　クマ吉君はノートパソコンを押収され、またまたパトカーのお世話になったのでした。

　クマ吉君の席がぽっかり空いた教室で、先生が点呼をとります。

「ええっと･･･クマ吉君は警察に連行されたので欠席。
　あといないのは･･･
　ニャン美ちゃんと不気田君ですね。学校には連絡がきていませんが、誰か事情を知っている人はいませんか？」

　その日、二人はついに来ませんでした。
　
　
　不気田君は翌日からまた登校するようになりました。

　でも、ニャン美ちゃんはそれからふっつり学校にこなくなりました。
　誰も行方をしりません。
　さすがに名探偵のうさみちゃんもお手上げです。


　･･･だけど、もしも、クマ吉君の手にノートパソコンが返ってきたら、きっとすべてがわかるでしょう。
　変態紳士・クマ吉君は、複数のカメラでニャン美ちゃんのことを見ていたのですから。

　その中の一つ、ニャン美ちゃんの耳のリボンに隠してあるマイクロビデオカメラにアクセスすれば、そこには窓一つない薄暗い部屋が映し出されるはずです。

　部屋の中には机もテレビも本もありません。
　あるのはクローゼットと綺麗なベッドだけ。

　そして一日中、ニャン美ちゃんのすすり泣きが聞こえてきます。

　夕方になると、その部屋に、一人の男の子が食事を運んできます。
　不気田君です。

「ほら、ニャン美ちゃん、ご飯の時間だよ。　今日こそは食べないと、飢え死にしちゃうよ」
「不気田君･･･ここから出してよ･･･」
「だめだよ、ニャン美ちゃん。外には変態がいるんだから。

　この地下室にはボクの両親含め誰も入ってこないから、露出狂に抱きつかれることもない。
　下着を盗まれることもないし、お風呂もないから、覗き見されることもない。

　学校にも行かないんだから、
　誰がぺろぺろなめたかわからない笛で、音楽の授業を受ける必要もない。
　誰が触ったかわからない体操服を着る恐怖ともおさらばさ。

　全部君を守るためさ。
　いとしい君を守るためだよ。
　ニャン美ちゃんがもう二度とあんな思いをしないように、
　ボクが、
　ずっと、
　守ってあげる･･･」


クロスオーバー要素（ギャグマンガ日和・不気田君）
　

ああ〜すいません、正式名称は『不気田君』ではなく『不気田くん』です。
犬木加奈子さんのホラー漫画。知ってらっしゃる方がいるかなぁ･･･

>>54-59
素晴らしいです!
両作品とも知っているので､面白いです!
次回作を楽しみに待ってます｡

不気田くんはイケメン

不気田くんはしらなかったが、怖いな
ギャグマンガ日和が日和らしいだけに不気味さが際立ってる

それにしてもクマ吉君の変態さが役に立つときが来るとは想像もしてなかったｗ