【今こそ】オリジナルヒーロー小説【変身】

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第X話 怪奇

 また事件が起きた。今度は滋賀で2件、大阪で1件。被害者は7人。ジヴォンによる犯行かどうかは
まだ分かっていない。ノアさんやシドーさん、ヨハネさんはどうしているだろうか。
 食料が減って来た。買いに行くとしよう。
「こんにちは、令さん。何処へ行くんです?」
「あぁ、文代さんか。ちょっと買い物へ行くところですよ」
そういえば優さんと文代さんにも最近会っていなかったな。
 文代さんと別れ、最寄りのコンビニに立ち寄る。レジに居る人に見覚えがあるように感じた。
「あの・・・柿原・・優さんですか?」
「あぁ!こんにちは〜、令さん!何の用ですか、こんな所に?」
少々呆れたが、手に持つものをレジに置く。
「・・おにぎり二つ、水一本。何円ですか?」
「三百三十円ですね。ぴったり出して下さいよ・・・」
私は無造作に五百円玉を置く。
「お釣りはいいですよ、優さん」
その時奥から人が出てくる。サングラスを掛けているようだ。名前は・・・・・織田浩二・・。
「どうしました、織田さん。ほら、サングラスずれてますよ。直しましょうか?」
織田さんは急いでサングラスを直そうとする。しかし更にずれたので、結局優さんが直した。
「じゃあ、また今度」


 その頃、あるアパートでは・・・
「どうしたんです、そんな所で・・。」
「2か月間部屋を貸して頂きたい。お金は今払います。空いた部屋が有れば、の話ですが」
「いいですよ。2階の奥の部屋が空いてるから、そこでいいですか?」
と男性が言うと5人の若者はすさまじい速さで2階に駆け上っていく。
「ほら、シェトもミゾンも早く来て。ソファルはお金払っといてね」



 優さんにあまり会わないと思ったらアルバイトをしていたのか。しかしあんな調子で大丈夫
なのだろうか。

・・・?・何だろう、誰かにつけられているような気がする。後ろを見ても誰もいない。気の
せいだろうか。