>712
つまり逆を選べば! ということか。いいねこれ。
僕は彼女が大好きだったけど、彼女は僕を好きじゃなかった。
そういうのは千年前にも千年後にもありふれた話だろうけど、だからといって気にするなというのは無理な話だ。
人類から恋愛の悩みがなくなる日は永遠に来ないんだろう。それでいい。
王は、みずからが不滅の狂気をもたらす悪魔に取り付かれたことを悟り、言った。
「わたしは狂っている。わたしは嘘しか言わない」
「わたしの命令に従ってはならない」
ラッセルの
「日本人は嘘つきである」
思い出した。
>>719 2,3行目のどっちかをオチにして、2行目は引っ張ればもっと良かったかも。
けっこう良かった。
「きのこ狩りしたいんだけど良い場所知らない?」
友人は少し考えてから言った。
「モロッコ」
同じことは二度言わない。
たとえ、どんな大切なことであっても、
同じことは二度言わないのが私の信念だ。
「知ってる?お笑い芸人のザ・たっちって双子じゃなくて一歳違いなんだよ」
「ホント!?」
うっそぴょーんっていったらグーで殴られた。
「あなたの落とした斧は金の斧ですか、銀の斧ですか?それとも鉄の斧ですか?」
頭に鉄の斧が刺さった女神が泉から出てきた。
その手は二刀流のように金の斧と銀の斧を握り締めていた。
メールの着信音が鳴ったので俺は携帯を開いた。
メリー:「あなたの家の前、なう」
俺は「ごめん忘れてた。30分で帰る」と返信した。
がんばって、がんばって、それでも挫折しそうな弱音を、ついネットで呟いた。
十分後、応援の声が表示されていた。
『諦めなければ、夢はきっとかなう』
728 :
創る名無しに見る名無し:2010/05/08(土) 11:05:17 ID:JefiGN6T
age!
729 :
灰色埜粘土 ◆8x8z91r9YM :2010/05/08(土) 16:04:45 ID:JN/H7lM/
「セミが鳴き始めると夏が来た気になります」
「暑くなると出てきますよね。逆に冬にセミが鳴いたら夏の暑さを思い出すのでしょうけど」
「そして余計に寒さを感じるわけですね」
730 :
灰色埜粘土 ◆8x8z91r9YM :2010/05/12(水) 18:29:54 ID:GC9KJqMf
「・・あいこで、ポン! またあいこだよ」
「ぼくたちはいつもあいこだね。いいライバルな証さ♪」
チョキしか出せず、じゃんけんに飽きた二匹は川の中を横歩きで駆けていく。
「もし僕が100人の村だったら、100人の君がいる村を探して旅に出るだろうね。
そして300人の子どもを作り200頭の犬を飼って暮らすんだ。結婚しよう」
「えっ、それプロポーズだったの?」
「俺は夢をみた。夢の中で俺は一人の変態で、あられもない格好で恥ずかしいことを口走り、ひたすらおにゃのこを追い掛け回していた。
そして起きて思ったんだ。俺が夢の中で変態になったのか、それとも変態の見ている夢が今の俺なのか……」
「いや、お前が普通に変態なだけだろ」
あるいは変態とは一炊の夢のようなものなのかもしれない
[よしたか はくびをはねられた!]
やべー、クリティカルヒットで即死か、と思ったら後ろから社長の声が。
「仕事中にゲームか。お前、クビな」
エヌ氏は惑星を発見した。情報を収集。「大気成分は窒素が約80%、酸素が約20%か」
惑星のタンパク質生物は銀河標準の四次元通信には応じない。
そしてエヌ氏は惑星上の全ての酸素をβ圧縮して保存食料化した。
「女の”私には霊が見える”というのは”私は霊が見えるくらい特別。あなたにとっても特別な存在なの”というアピールよ」
「なるほど。で、なんでそんなことを教えてくれるんだ?」
「私にも霊が見えるからよ」
こういうこと言われてみてえ
738 :
灰色埜粘土 ◆8x8z91r9YM :2010/05/24(月) 22:24:15 ID:JL+iAny7
「こちら○△家庭教師派遣センターです」
「*#%の親です。おかげで子供の成績が良くなりましたが、もう少し安くならないでしょうか」
「では少し勉強させてもらいます」
「またお前か」呆れたように人々が言った。
「ああ。何だっていいだろう?」取り囲まれてしまった男は開き直った。
「冗談じゃない。お前の○○はイマイチなんだよ」という人々の声に男はショックをうけて仮面を剥いだ。
741 :
こうか?:2010/05/25(火) 02:31:46 ID:g8NnxcLS
昔々、とある家でお弔いがあった。昔のこととて土葬である。
葬列が墓場まで行く道すがら、ウグイスが春を告げるように鳴いている。
……なきなき、うめに行った……
742 :
灰色埜粘土 ◆8x8z91r9YM :2010/05/29(土) 18:48:01 ID:GuI2DhNY
風情があるね〜。
「ほほぅ、貴様はここへ何をしに来たのだ?」魔王は微笑む。
「まず話を聞け」剣士は答える。
一時間後、魔王の城に新しい布団圧縮機が配備されていた。
宿題が終わらない夢を見た。
終わらない。終わらない。終わらない。
ジリリリ。懐かしい電話の音がする。出る。「目覚めて仕事の続きを?それとも夢の続きを?」
「みさえも〜ん!また謝意ヤンにいじめられたよ!」
「しょうがないな、野豚くんは」
みさえもんはパンツの中に手を入れた。そして恥毛のそり残しをボリボリとかき、ついでに放屁した。
「私、常々考えていたの。女はなぜ不良に惹かれるか」
「"本当の彼の価値を知っているは私だけ"と思うのが女だからじゃね?」
「女の前で女を一般化したら負けよ。つまり、あなたの価値も私しか理解できないでしょうね」
びゅー。北風が風を強くすればするほど旅人は身につけているコートをしっかりとつかむのでした。
かんかんかん。太陽が幾ら必死に照りつけても、旅人はコートを脱ごうとしません。なぜだ?
「新発売!モードチェンジ機能付きコート!冬はふんわり人口羊毛で暖かく、夏は熱を逃がしてクールダウン!」
「ぱんつくったことある?」と友人に聞かれた。
僕は、「とってもおいしかったよ」と答えた。
なぜかその日からその友人は僕を避けるようになってしまった。なんでだろう?
人間とアンドロイドの唯一の違いはアンドロイドは涙を流さないことだ。
アンドロイドのお葬式では誰も泣かないの?娘が聞いた。
彼らは笑ってお別れするんだよ。私は答える。娘は賞賛する。大人だわ!
「ホントあの総理死ねよ」僕はテレビを見ながらつぶやく。するとニュースの速報が流れた。総理大臣が死んだらしい。
チャンネルを変える。テレビでは「ゆとり」特集をやっていた。頭の悪そうな少年少女が映っていた。イライラした。
「ゆとり死ねよ」僕はつぶやいた。途端に苦しくなって意識が途絶えた。――そうだ、僕はゆとりだった。
「"柿の種"を差し上げますので、"おにぎり"をいただけませんか?」"猿"が問う。「……悪い話ではないですね。
取引に応じましょう」"蟹"が答える。実際、悪い話ではなかった。総合商社クラブは、海外で楽猿製菓の柿の種を
売り出して利益を上げた一方、おにぎりと楽猿製菓の原料の仕入れを一本化し安定供給することに成功した。
丑三つ時。僕は由美ちゃんの笛をなめるために自分の教室に忍び込んだ。しかし、いざなめようとした瞬間、
ガタッと音がして、小さな人影が立ち上がった。「出席番号2番。石の丸孝弘だ!その笛は俺がすでになめた!」
するとまたガタッと音がして「出席番号27番。山口信照。その前に俺がなめた!」またガタッと音がして……
魔術師が術をかけ始めた。
朗々とした声で複雑な言葉を効果的に使いながら、なめらかに腕と指を動かす!
「どうですか!見て下さい。これがIT炊飯器の最新版です!新開発の直火炊き効果で……」
こんなにたくさん思いつくってすごいw
「今日は楽しかったよ。また明日ここで会おう。」
Aにそう言われて嬉しくなったBは翌日、宇宙空間にいた。
Aはまだ来ない。ここでって言うから地球が公転と自転で動いた分がんばって逆に進んできたのに。
「……そして、そこにある縄で被害者の首を。犯人はあなたですね」探偵は犯人を問い詰めた。
「確かに縄を使ったのは俺だが……」インテリめいた犯人は続ける「問題は縄じゃなくて、眉毛だろう?」
眉毛が描かれた犬が、縄で近くの電柱に繋いである。ハッハッハッハッと犬は息をしている。
「良し出来た!」と博士は言った。「何がです?」と助手が問うた。
「自動小説作成ソフトじゃ」と、博士。「今から試すぞ。スイッチオン!」
ディスプレイに以下の文字が表示されていく。『「良し出来た!」と博士は言った。「何が……
「ところで今何時だい?」と俺。
「ヘイ。四つで」とそば屋の主人。
「じゃあ、支払いはカードで」「毎度ありがとうございます」
>>754 ありがとうございます。
とにかく沢山書くというのを目標に暇な時に書いていく予定です。
質は二の次ですw
760 :
灰色埜粘土 ◆8x8z91r9YM :2010/07/03(土) 20:17:39 ID:pA8UNTld
月できれいな花が発見された。持ち帰ろうと、宇宙飛行士はロケットに積み込んだ。
しかし、地球に帰還すると花は閉じ、地球で植え替えてみれば花はよれよれに萎れてしまった。
花は、月にて地球からわずかに届く光をエネルギーにしていた。向日葵が太陽で咲けないように、この花に地球のエネルギーは強すぎるのだった。
「で、エリア51に宇宙人がいるか?という話だったな」そう言って老人はビールをちびりとやった。
僕はうなずいて必死にアピールする。「米国政府が宇宙人の技術をなぜ秘密にするのか知りたいのです」
「重要なのは……"秘密"であることだよ。問題は実態ではなく、希望が持てるかだ」ウインクする老人。
孤独で気弱そうなオタクに見えたからだろう、赤沼は僕に命令した。「パン買ってこい、定本」僕は逆に
質問する。「昨日の晩は何を食べました?」うるせー、という赤沼に「ちゃんと答えろ」と僕は声にドスを
利かせた。その後50ほど質問した後、彼に必要なパンを与えた。うめえ、と涙を流して赤沼は改心した。
「問題は兵站だよ」権兵衛は続ける。「北条は春頃攻めてくるね。今年は凶作だからその頃住民が飢える。
というか、ミニ氷河期の今、凶作でない年を探す方が難しいけどな」弥助がそれに答える。「いっている
ことがさっぱりわかんねえ」権兵衛はにやりと笑って「要するに食料確保だ。未来から来た俺を信じろ」
あるイラストレーターが殺された。
薄れ行く意識の中で犯人の名前を書こうとしたのだろう。
彼はスタイラスペンを握ったまま息絶えていた。
765 :
灰色埜粘土 ◆8x8z91r9YM :2010/07/13(火) 23:54:47 ID:nEUQi0lt
杞の国のだれかが言った。「空が落ちてきたらどうしよう」
それを聞いた別の誰かは思った。そらぁー 大変なことになりますよ、と。
こんなにも面白い駄洒落を言ったら笑い転げて怪我ををしないだろうか。この彼の無用な心配から「杞憂」ができたことは知られていない。
「いつかきっと、迎えに来てね。」泣きじゃくる僕にそう言い遺して、彼女は天に昇って行った。
それから十年が経った今、僕はこの丘を蹴って、彼女が待つ空へと、旅立とうとしている。
人類が宇宙を駆け巡る自由を手に入れて、三十年目の物語。