アイヌについて その2

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19oripakEsaman
>>7 および、皆さん。

確かに「民族」という言葉は、
そもそもからして大変怪しいものが含まれますが、
その言葉が何と結びついて、誰の為に、何を発揮しているか、
という視点が必要だと思います。

私は何度もいっていますが、「アイヌ民族」という言葉は、
確かに違和感を覚えるアイヌもいる言葉ですが、アイヌ自身が使用する場合、
やれ観察可能な「人種だ」「伝統文化だ」とか言い出して、
同じくアイヌであるものを分解して解剖しようという、
主に和人がやる不遜な姿勢に対抗する為に使っている場合が多いので、
日本人の使う「日本民族」とか「大和民族」とかいう言葉とは、
随分、趣や内容や野蛮さの違う言葉だと思います。

その言葉の中味の違いについて考えずに、一律に「民族とは何か」という
定義から入るという姿勢は、どうも、現実に存在する権力関係から脱却して、
神の視点に立つという行為に思います。それでは、対等な話し合いなど出来ない。
だって「日本人の民族性」は、そもそも「客観的に観察可能」ではありませんので(笑)。
相手に対し一方的にその視点に立つ、というのはただの支配ですな。
そもそも、相手の主観(アイヌであること)に対話する事が出きるのは、
主観(和人であること)でしかないはずです。
研究者・自称研究者には、まず、その神の座から下りてきていただきたい。

まぁ、アイヌについていえば、
「同化政策が進行してしまった、先住民族/Indigenous Peoples 」
という言葉が、まぁ一番ドンビシャなんですが・・・・

http://www.alles.or.jp/~tariq/