しっぺい太郎に知らせんな

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80作州住人:05/01/18 00:19:09
ちなみにそのお猿さんは現在美作の国一ノ宮、中山神社の裏手の方にひっそりと
祀られておりまして、飛騨の猿ボボと同じように、猿の人形が供えられ子宝を授かる
とされております。

余談ですが、桃太郎のお供の犬雉猿はそれぞれ吉備津彦之命の家臣の犬飼・犬養氏(有名どころで犬養毅とか)鳥飼氏
笹守氏(ササモリは猿の古名とも言われる)であるという方も居られます。
そして、山陰の日本海沿岸部や山陽の瀬戸内海沿岸部に布津主はじめスサノオ系を祀る神社が多い中で、我らが美作国では
それらを祀っておりません。

ここからは完全に漏れの妄想ですが、
退治された猿とは、もしかして「笹守氏」でかつては美作あたりを治めていたのが
犬飼氏もしくはその上司(?)の大和朝廷に吉備の温羅よりかなり先に攻略されて取り込まれた。
っていう記憶の物語ってことはないかなぁ・・・飛騨まではシラネw
81天之御名無主:05/01/30 01:18:18
そんなに難しく考える必要なし。カニバリズムそのまんまじゃないのか。
82天之御名無主:05/01/30 04:43:15
疾病太郎
83天之御名無主:05/01/30 14:01:02
保険ですか?
84天之御名無主:05/02/05 01:33:52
どうして生贄は若い娘なのだろうか?
生贄は何歳くらいの娘さんなのかな?
85天之御名無主:05/02/22 18:09:58
今昔物語の、美作の方の話には共通の話が収録された文書があるそうです。
ですが、飛騨の方の話は出典があまりにも不透明だし、舞台になった里の描写が
わざとらしいことから、篇者による大幅な改編があったのではないか、
という説もあるそうです。
86天之御名無主:05/02/22 22:24:32
生贄は若い娘とは限らない
栄養たっぷりで太らされた男ってパターンもある
87天之御名無主:05/03/05 11:41:25
>>85
飛騨の話は作り話だと思います。だいたい、神様がまずい男を食うはずがありません。
88天之御名無主:2005/04/07(木) 14:12:47
>>39
その猿神が、もともとは信州で悪さを働いていたという話があります。
若い頃のしっぺい太郎に懲らしめられ、遠江に逃亡したと。
根が悪党だし、頭も弱いので、逃亡先でもまた悪事を重ねたわけですね。

とまあ、これは信濃側に残る話です。
もっとも、いかにも後付けぽいのですが。
8987:2005/04/13(水) 00:45:53
僕の考えは間違っているのでしょうか?
90天之御名無主:2005/04/16(土) 18:58:01
>>89
ペルシア神話では、両肩から大蛇が生えた邪神が
人間の男の脳を好んで食していたことになっています。
正確には、肩の蛇が男を好んだのでしょうが。
91天之御名無主:2005/04/17(日) 09:40:56
>>90
蛇王ザッハークですね。
92天之御名無主:2005/04/18(月) 20:03:58
>>91
それは『アルスラーン戦記』という未完小説の神。
結構知名度があるのか...
93天之御名無主:2005/04/18(月) 22:06:43
知名度はあるんじゃないかな?
『王書』が11世紀に成立してるから。
94天之御名無主:2005/04/20(水) 11:22:11
>>92
ペルシャ神話を知らないならわざわざコメントいれなくていいよ
小説というのは神話や歴史上の時事・名前から流用するパターンが多い
95天之御名無主:2005/04/21(木) 12:18:33
しっぺい太郎の死あるいはその後についての諸説

1.猿神と相討ちになって死んだ
2.重症を負い、自力で故郷へ帰る道中で力尽きた
3.太郎を探してきた僧侶とともに帰還する途中、この僧侶に斬られた
4.自力で故郷に帰りついた
5.僧侶によって故郷へ無事に送り届けられた
96悉平太郎:2005/05/16(月) 00:35:41
しっぺい太郎名前の由来というページを見つけました。
http://aikij.com/iku/mitsuketenjin/shiryo/shippeitaro-yurai.html
参考になさってみては?
97天之御名無主:2005/05/19(木) 20:35:11
関西では、「しんぺいとうざ」って、名前なんだな。
98天之御名無主:2005/06/03(金) 20:57:28
>3.太郎を探してきた僧侶とともに帰還する途中、この僧侶に斬られた
この説初めて聞いた。詳細プリーズ
99天之御名無主:2005/06/05(日) 19:40:24
僧侶?俺の知っている話と違う
僧侶じゃなくてお侍さんだ
それも落ち武者

しんぺいとうざと狒狒が死ぬのを見極めた後、ふらふらと惚けのようになって、村から姿を消したって話
100天之御名無主:2005/06/06(月) 02:05:14
>>99
>>95じゃなくて悪いが、俺が知っている話だと

ヒヒを倒したことで覚醒したしっぺい太郎の力が
余りに強力だったため、いずれ人にも害を為すことを
恐れて僧侶は切ることを決意する。
切られるときには、しっぺい太郎は自分でも力の
暴走を抑えられないことに気づいていたので、
神妙に首を差し出した。
僧侶はその潔さと賢さに涙を流しながら切って、
その首は故郷の寺に手厚く葬られた。

と言う感じ。

これが>>95の3と同じ話かどうかは知らん。
それから、覚醒したのは力≠カゃなくて野生
つまり、山犬本来の獰猛な性格だったかも。
昔、聴いた話だからよく覚えていないんだ、すまん。

ソースは俺のばーちゃんの昔話。長野出身のはずなんだけど、
光前寺系のエピローグとは違っているみたいだ。
101100:2005/06/06(月) 02:07:12
レス番、間違えた。
>>99じゃなくて>>98だった。
失礼。
102天之御名無主:2005/10/28(金) 12:48:19
霊犬早太郎伝説700年祭 来年4月から駒ケ根・光前寺

駒ケ根市北割2区の名刹、光前寺に伝わる「霊犬早太郎伝説」がおよそ700年を迎え、戌(いぬ)年の来年4月
から11月まで、霊犬早太郎伝説700年祭が同寺で開かれる。来年の早太郎温泉10周年、権兵衛トンネル開通
も合わせて祝う「今、開かれる民話伝説の里 早太郎温泉郷感謝祭」(同実行委員会主催)も来年2月から11月
まで計画されている。

700年ほど前に同寺で飼われていた山犬、早太郎が、遠州府中(静岡県磐田市)見付天神社で、子女をさらう
怪物(老ヒヒ)を退治したと伝えられる。礼として天神社から同寺に大般若写経が奉納された。駒ケ根市と磐田市は
伝説が縁で、友好都市提携を結んでいる。

長野日報 2005/10/28
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=1623
103天之御名無主:2005/10/28(金) 12:57:17
三遠南信地方は山犬を神として祭る地方であるから、犬にちなんだ伝説は多い。
104天之御名無主:2005/10/28(金) 15:15:02
山犬の子供は強いというのが昔から知られていたことだ
しかしこの山犬というのが何かよくわからん
シーボルトの記録によれば日本の捕食動物としてオオカミとヤマイヌと二種類の名前を挙げているからな
ヤマイヌとは単に野生化した犬のことだと指摘する犬かも知れないし、中には別種の捕食者がいたとの話もある。

それはともかくヤマイヌがオオカミか、野生化した犬だったら、強い動物だと当時の人が思っても当然だろう。
代を重ねた野生化した犬は、優れた捕食者で賢く強い
猟師の中にはわざわざ野犬の子を捕まえて、猟犬として育てる人もいるくらいだ。
そのようなことは古い時代から行われていたのであろう、だから強い犬がヤマイヌになったのは不思議はない
105天之御名無主:2005/10/29(土) 00:33:09
民話は大本になった話はあるのだろうが、それが広まる過程で色々と変化するものだ
登場人物が女性になったり老人になったり僧侶になったり、あるいは登場人物の名前が変ったりする。
文化の再認識化という現象で、文献と違い口コミで広まった文化、民話に限らず民謡とかもそうだが。
ある程度、それが広がると、新しい文化であってもそれが昔から伝わっている文化だと認識されるようになり
また、内容が自分達が受け入れやすい形に変化してくる。

これは昔、ヨーロッパ人がニューギニアの部族に歌を教えたところ、数年経ってその部族を尋ねて見れば歌詞こそ変っているが、昔教えた歌が彼らの先祖代々伝わる歌だと認識されて歌われていた。
そんな事件があり、この文化の再認識化がわずかな時間で起こりえることだと理解されるようになった。

しっぺい太郎の伝説も、大本の話は何かあったのだろうが、それが他所の地域に伝わって広まるにつれて変化していったのだろう。
106天之御名無主:2006/03/16(木) 21:13:37
>>100
今更だが、おいらが聞いたのは侍がしっぺい太郎を
返しに行く途中、荒れ寺に泊まってたらしっぺい太郎が
自分の顔の辺りに向かって唸り飛びついてきたのでついに
野生に帰ったか、と恐れをなして首を切り落とすと
その口には毒蛇が、、、てな感じだった。
107天之御名無主:2006/08/16(水) 20:03:33
今日は早太郎でやりましたね。
日本昔話
108天之御名無主:2006/08/16(水) 20:12:46
早速上がってるなw
今日この日この時を待っていた
109天之御名無主:2006/08/16(水) 21:18:26
>>106
自分の聞いた話もそれでした。
懐かしい。
ちなみに静岡の三島です。
110天之御名無主:2006/08/16(水) 23:07:36
漏れの聞いた話じゃ、
侍を狙っていた毒蛇を太郎が食らいついて、侍を助けたと・・・。
侍は勘違いして、太郎の首を切り落としたが、太郎の口に
毒蛇があるのを見て、悟り、供養したと・・・。
引佐町の観音山に塚があるってきいたが・・。
111天之御名無主:2006/08/17(木) 02:50:16
霊犬早太郎伝ってなんかかっこいい。
112天之御名無主:2006/08/18(金) 06:57:14
山犬って狼だったんだ
113天之御名無主:2006/08/20(日) 04:00:36
>112
基本的には別物と考えられているらしいが…。
詳しい事はしらん。
114天之御名無主:2006/08/30(水) 14:36:30
蛇を倒そうとしたのを誤解されて切られた話は、
独立した別の犬の話としても存在するみたいだな。
以前、岐阜、長野辺りの山を回っているとき、土地の
猟師の人から同様の話を何回か聞かされたことがある。

前半の狒々退治のエピがそっくり欠落していて、いつもは
忠実な猟犬が主人に襲い掛かってきたので切ってみたら
……ってとこだけで一つの話になってる。

>>112
某サイトのコピペ

シーボルトがオランダのライデン王立博物館に持ち帰った
日本狼の標本はタイプ標本にされた。
しかし、この標本の裏にはヤマイヌと書かれている。
事実、シーボルトは現存する標本一体を含め、ヤマイヌ二匹と
オオカミ一匹を送ったことになっている。
もしかしたらこのタイプ標本はオオカミとは別種の"ヤマイヌ"と
いう生物なのかもしれない。
日本オオカミの標本はこの他にイギリスに一体、日本に三体ある。
約九十年前に滅びたとされる。

サクッと検索した限りではDNA鑑定とかはされていないけど、
ヤマイヌとオオカミは外観の特徴から見て、別種ではないか
と言う意見は多いらしい。
115天之御名無主:2007/01/22(月) 02:27:49
はげ
116天之御名無主:2007/01/23(火) 03:48:40
ほし
117天之御名無主:2007/01/24(水) 22:37:51
ぼけ
118天之御名無主:2007/02/19(月) 15:23:46
こけ
119qqw:2007/04/30(月) 23:54:24
age
120天之御名無主:2007/12/01(土) 20:38:19
単に犬好きなだけかもしれないけど、一番好きな昔話だな。
http://jp.youtube.com/watch?v=R7FEKs-7D0A&feature=related

生贄(もしかしたらカニバリズムも?)の風習のある土着信仰を
仏教が調伏した歴史的エピソードが原型なのかなぁ
どんな理由があって忠犬、義犬の伝承と結びついたのか。
121天之御名無主:2008/07/11(金) 13:32:28
疾病太郎
122天之御名無主:2008/07/12(土) 21:32:12
播磨のめっかい
http://jp.youtube.com/watch?v=gbpCx9pGjZU&NR=1

播磨のめっかいも観てね
123天之御名無主:2008/07/13(日) 01:53:10
やっぱりレイプしてから喰ったのかな?<猿神
124天之御名無主:2009/01/19(月) 03:03:55
大好きですしっぺい太郎
125天之御名無主:2009/11/29(日) 01:51:13
まだこのスレは生きてるのかテスト
126しっぺい太郎:2010/06/07(月) 17:35:34
ガルルルルー
127天之御名無主:2010/06/10(木) 10:13:31
猿も神様だけど悪さをする。農作物をあさったり時には人も襲う
それで退治しなくてないけないけど、神様を人が殺してはいけないので代わりに祟られるのが犬だったんじゃないだろうかとおもう
128天之御名無主:2010/06/11(金) 23:22:04
大学で民俗学を学んでいるのですが地元が磐田なので早太郎について研究したいと思っているのですが大学が東京のせいか文献もなかなか見当たりません。もしよろしければ良い文献を教えてください
129天之御名無主
静岡の見付村?に旅の弁存?という僧が来て、いけにえの話を知って
早太郎を求めて長野の光前寺に行くという話だったっけ。
早太郎はヒヒを倒したあと故郷に帰る途中で息絶えたともどっかで
聞いた。
この話の僧が書いたお経がまだ残っているらしい。