デュメジルの現在の評価って?

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1素人
大学の教養時代にデュメジルに結構はまって
読んだりしたんですけど,今の学会だとどんな評価なんですか?

良かったら教えてください.
2天之御名無主:2001/06/04(月) 01:00
アーリア的なものをひきずりすぎなんちゃう、っていう反省が一番向けられる。
でもあの該博な知の援用と、玄人芸は古典の名にふさわしい。
3天之御名無主:2001/06/04(月) 01:03
しかし、デュメジルのせいでわけのわからん手合がヘラース的本地垂迹説を
勝手に展開して、何と何は同じ、とか神学的=言語的分析をすっとばして結論
しちまうようになったのは事実。誤解する方が悪いのだが。
4 :2001/06/04(月) 10:57
 
5天之御名無主:2001/06/05(火) 21:23
デュメジルって、「名のみ聞く」って感じで読んだことないんですけど。
最初の一冊って何がお勧めですか?
とあるサイトで今でも入手可能らしい日本語訳を検索してみました。
5冊らしーです。
やっぱ文庫からかな?

『デュメジル・コレクション 1』(ちくま学芸文庫),ISBN4-480-08646-3
『神々の構造 印欧語族三区分イデオロギー』(ポリロゴス叢書)国文社,ISBN不詳
『ゲルマン人の神々』(ポリロゴス叢書)国文社,ISBN4-7720-0387-8
『ローマの祭 夏と秋』(叢書・ウニベルシタス450),ISBN4-588-00450-6
『デュメジルとの対話 言語・神話・叙事詩』平凡社,ISBN4-582-44402-4
6素人
どうもレスありがとうございます.
本を読んでいた際に,彼の理解可能な言語の数の多さに
驚いた記憶があるので(いくつでしたっけ),
2さんの意見には納得しました.

あと日本の神話学者(吉田某でしたっけ)の,
デュメジルを応用した日本神話の解釈も読みました.
結構眉唾ものだなあとおもいながら.

読みなおすとしたら,どの本が良いんでしょうね.