「ヒルコ」とは?

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528天之御名無主:2008/05/29(木) 09:56:37
そう言えば、静岡の沼津にあるタモリの店の先には淡島があるね。
なにこの偶然。
529天之御名無主:2008/06/03(火) 11:47:12
出雲の須佐神社に「落葉の槙」という伝承があるそうです。

>◆落葉の槙(おちばのまき)
>イナタヒメが出産したとき、後産を槙の葉で包み松葉でつづって川に流し、流れ
>ついたところに「槙と松」が生えたという。今でも槙の葉のふちには松葉で刺し
>たような穴があるといわれている。
ttp://kouhou.pref.shimane.jp/magazine/195.html

柏の葉としているものもあります。
530天之御名無主:2008/06/05(木) 23:45:23
ヒルコ自体が雲とか無形の象徴神って捕らえる捉え方とか
日本に偏在する島としての捕らえ方もありっつっちゃああり
531天之御名無主:2008/06/17(火) 14:43:47
流産か死産によって体外に出てきた胎児ということはないだろうか。
もちろん生きてない。それを流して拾って祭った。
関係ないかもしれないが勾玉には胎児のイメージがあるんだが・・・
532天之御名無主:2008/06/18(水) 00:47:03
ないだろうかも何も、最も基本の解釈だよ。
533天之御名無主:2008/06/20(金) 02:02:19
>>314
超遅レスしてみる。

比較というか、桃太郎のバリエーションにはヒルコっぽいものがあるようだ。

うちの田舎は秋田だが、母親が昔語った桃太郎は、
「川上から赤い桃と白い桃が流れてきた」というものだった。

お婆さんは、
「赤い桃〜こっちゃ来い〜白い桃〜あっちゃ行け〜」
と言った。そうしたら白い桃は
「お婆さん俺のこと好きでないもの〜」
と泣きながら流れていった。
そして赤い桃はお婆さんのところに流れてきた云々。

宮田門下で民俗学やってた人に話したら、そういう民話はけっこう各地にあるようだと言う。
ずっと後で母にこの昔話について確めようとしたら、笑って、覚えていないと言った。
今思い出してもお婆さんの「こっちゃ来いあっちゃ行け」のくだりは、
歌うような節がついていて、いかにも伝承という感触がある。
534天之御名無主:2008/06/21(土) 00:04:04
>>533
おばあさんの話をそのまま録音させてもらうことってできないのかな?
歌のような節って文字で残らないから貴重だし。
535天之御名無主:2008/06/23(月) 23:58:32
>>534
>母親が昔語った
>母にこの昔話について確めようとしたら、笑って、覚えていないと言った。

無理じゃないか?
536天之御名無主:2008/07/03(木) 08:48:59
コピペで失礼
>【世界中から信頼される日本記者クラブの毎日新聞が英語版で、世界に向けて9年間も発信していた記事】



>■イザナギは神道伝説の神話の神であり、日本列島は彼のこぼした精液から生まれた


この精液って多分ヒルコを指してるのな
537天之御名無主:2008/07/03(木) 21:05:16
違う。アメノヌボコから滴った塩のこと。
538天之御名無主:2008/07/04(金) 00:00:29
そこまで深くは考えてないな。
小学生が学ぶ日本書紀の概要の記憶からだな。
539天之御名無主:2008/07/15(火) 08:35:27
ヒルコは実はカエルだったりして
540天之御名無主:2008/07/17(木) 07:12:12
>>4
今更のレスだけど、二度流されたというのは、一つが子供で一つは胎盤だと聞いたことがある。
胎盤は子供と同じように女性から出産されるが人間ではなく、当時の人間には意味不明だったため、畏れから信仰の対象ともなったらしい。
他レスでも女性が二度出産したとのレスがあったが、これも二度目は胎盤のことと思われる。
541天之御名無主:2008/07/17(木) 07:16:25
ヒルコは後にエビスとなっていることから>>531は考えられない。
足が立たなかったなどという具体的表記があるからね。生きていたことは確か。
一度流されて外の世界から戻ってきたことから過去レスにもあるように外来の意味を持つエビスという名がついた。
一般的なエビス像が座っているのは足が立たなかったことを意味している。
542天之御名無主:2008/07/20(日) 21:19:45
>>533 >>314書いたの私かなぁ・・・。

桃太郎とか瓜子姫とか・・・かぐや姫も「光る石」から生まれたって異伝もあるそうだから、
専門的に採集できれば面白いですよね。
543天之御名無主:2008/07/24(木) 03:01:13
異常出産譚はむしろ昔話では常識。
特にヒルコと関連づける要素はあまりないと思う。
544天之御名無主:2008/07/25(金) 20:18:45
桃・瓜・竹の特徴を、二つで一つの相反する奇形が表す表象と仮定してこれらの文字の作りを考えると、
むしろそれをそのまま表現しているのではないかと思えて来る。
登場する人物よりも、桃・瓜・竹にヒルコの要素が含まれているのではないだろうか。
545天之御名無主:2008/08/29(金) 22:17:02
女性がせっくすに主導権を持つと奇形児が生まれやすいと
546天之御名無主:2008/10/22(水) 20:04:13
いま、薮田絃一郎著「ヤマト王権の誕生」が密かなブームになっていますが、
それによると大和にヤマト王権が出来た当初は鉄器をもった出雲族により興
されたとの説になっています。
 そうすると、がぜんあの有名な出雲の青銅器時代がおわり四隅突出墳丘墓
が作られ鉄器の製造が行われたあたりに感心が行きます。当時は、西谷と
安来-妻木晩田の2大勢力が形成され、そのどちらかがヤマト王権となったと
考えられるのですがどちらなんだろうと思ったりもします。
547天之御名無主:2008/10/22(水) 20:58:10
「ひ」始元から飽和した陽(現象化)へ向う待機状態、陰の「い」の正反対の象徴
抽象的に拡大してゆく力。

「る」陰陽の離れた別々のものがそれぞれの継続の流れに意をもって
分かたれた物の意を明確にする象徴

「こ」飽和極限から転じて、秩序の流れが具現化をはじめる象徴
最終的に陰へ向う流れ
548547:2008/10/22(水) 21:02:16
「ひるこ」の意味はしらないが。始まりでもあり、満ちた日の力のようなものでも
あり、その力は流転して、固定するようなもの。
そんなイメージです
549天之御名無主:2008/10/23(木) 00:01:12
今日までの大切な物を質に入れて明日のための金を借りる。みたいな?
550天之御名無主:2008/10/23(木) 10:22:50
流産したときの出来損ないの胎児
551天之御名無主:2008/10/23(木) 15:50:25
>>547
それって思いつき?
ソースあればヨロシク。
552天之御名無主:2008/10/25(土) 13:04:52
ザムド
553天之御名無主:2008/10/25(土) 20:18:34
センセーショナルひる子
554天之御名無主:2008/10/25(土) 22:40:45
555天之御名無主:2008/12/13(土) 13:16:12
ヒルコとヒルメは本来、太陽の子だろ?日子→彦、日女→姫は明白。

それをヒルコを蛭子として貶めて海に流し、対称性を奪ったのは、持統朝、元明朝(、元正朝)という形で女帝の時代が続き、その権威付けするためじゃないか?
女帝達は元気だが、この時代の男帝達は如何にも弱い。
なにしろ天武から後の100年近く、草壁(皇太子で死去)、文武、聖武の3代は何れも弱い。

(予想される反論:ギリシャ神話でも、ZeusとHeraの長男Hephaestusは「この子、美しくなーい(>_<)」という理由でHeraに突き落とされて足が悪くしたという。
そんななにやらそっくりな話があるが、それとの関連性は?ちなみに、その後、Hephaestus君は復活し、Heraには随分親孝行する模様ですがw)

556天之御名無主:2008/12/13(土) 13:32:33
ヒルコが存在する限り、ヒルメ=天照大御神は仕える者=妹キャラにおかれ、最高神の地位にはつけない。
ヒルコを故障させ、消し去ることで彼女は頂点の座に就ける。

しかし、その結果として仕える者=妹キャラとしてのヒルメは消滅してしまった。
そこでヒルメをオオヒルメ(姉)とワカヒルメ(妹)に分裂させた。
(スサノヲが暴れてワカヒルメが死んでいるが、この時死んだのは仕える者=妹キャラの消滅を象徴している。
有名な武庫の港のワカヒルメは別神説があるが多分、この時分裂した、若しくはこの時以降に分裂したワカヒルメの一人であろう。
神のセカイにおいては、ヒルメは特定の神を刺すとしても、ヒルメは最初の分裂以降は女神という意味しか持たなくなっているのが実態であると思う。

武庫ではワカヒルメ以外にもオオヒルメの娘という形でも大量に涌いた。
これらは全てヒルメシリーズの増殖として処理すれば足りる。
基本的にオオヒルメ以外は全部ワカヒルメである。
今もヒルメシリーズは増殖しており、ハルヒ尊というのが武庫での最終形態。
(現在の神は文学芸術の中に発生する。)
ところで、武庫にはミヌメ神社というのもあるのだが、これは何だろうか?
557天之御名無主:2008/12/13(土) 13:33:33
ヒルメは特定の神を刺すとしても、
      ↓
ヒルコは特定の神を指すとしても、
558天之御名無主:2008/12/13(土) 21:31:06
武庫ってどこですか?丹後半島とか九州北部の地名?
559天之御名無主:2008/12/17(水) 17:23:50
摂津国西部地域の総称と考えて頂ければ結構です。
拡大武庫郡は尼崎市と西宮市と芦屋市と神戸市と宝塚市を含む地域になります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/武庫郡

武庫川沿いという意味では宝塚市の隣、三田市などの旧有馬郡も武庫の一部とみなされることがあります。
猪名川沿線の尼崎園田、伊丹、川西などの旧川辺郡は色が強いのであまり武庫とは呼びません。
園田は本来、尼崎ではありません。

古代の武庫郡は武庫川河口付近の尼崎・西宮周辺しか含みませんが、後世に拡大しました。
本来の武庫郡の範囲を考えれば、神戸市内はまず無関係なはずですが、武庫の港=神戸港という理解が昨今蔓延っており、日女たんシリーズが祭られている神社の分布自体も神戸などの拡大武庫郡西部地区一番濃厚に見えます。
生田神社があんなところにあるからこれは仕方がない。
560天之御名無主:2009/02/02(月) 19:59:21
身体障害じゃない?
ヒルのようにぐにゃぐにゃしてる
561天之御名無主:2009/02/03(火) 01:51:21
マヤの王とかみてると障害は神聖なる証なようだな。
血が薄まるの恐れて近親相姦やるよーなとこはどこもそんな風潮があるよな。
日本でも,雄略は霊験を感じて白子を天皇にしたもんね。

で、
奇形が王の証と仮定したら何故流されたんだろうな。
クーデターとかかもしれんね
562天之御名無主:2009/02/03(火) 01:54:15
ついでに言うと子をわざわざ捨てるみたいな風習が殷にはあった。
いったん捨ててまた拾うみたいなね。
無病息災を願ってとしかかいてないが、なんか意味アル呪術だったんかもしれんね。
563天之御名無主:2009/02/03(火) 02:04:48
子を捨てて拾う(形式的なもの)のは日本でもありますよね。
564天之御名無主:2009/02/04(水) 08:17:44
捨とか捨丸とかの幼名もあるしね
565天之御名無主:2009/02/04(水) 09:24:27
いつかはその手で我が子を抱きしめたいと願い、
祈りを込めてそっと合わせた手で作ったのが「拾」。
そして、物事が満たされる数10に「拾」を当てその時を待ち続けた。
捨てられたヒルコは災難だったが捨てたニ柱も辛かろうな
566sage:2009/03/29(日) 22:42:24
>>243
>>249
>>454

件(くだん)ってダウン症らしいですよ

牛の顔・短命・予言(サヴァン症による)
など、特徴が合致するそうです
567天之御名無主:2009/05/04(月) 23:34:03
2週間も海に浮いてた水死者はそれはそれは恐ろしい姿に変わり果ててしまう
2004年のスマトラ沖地震による津波の際にそれらの画像を見た人たちも多いだろう
海洋民族である一部の日本人は海岸に打ち揚げられたそんな姿の水死者を嫌でも目にしただろうし
どこから流れ着いたのかわからない水死者を畏怖し祀りたくなる気分もわからなくもない
流産した胎児がどことなく似ていることなどを考えると蛭子はそういったイメージの複合体なのかもしれないね
ちなみに海で死んだ者の霊はナマコになってしまうそうな  ああ怖いw
568天之御名無主:2009/05/07(木) 12:34:13
グァムに行った友人が、現地でなまこの投げあいをしたようだが・・・呪われてそうだな
569天之御名無主:2009/06/28(日) 00:42:28
ヒルコについてレポート書こうとしてた所に助かった
570天之御名無主:2009/08/13(木) 17:39:29
チャムグってそうだよね
571天之御名無主:2009/11/14(土) 01:07:30
ひるこあげ
572天之御名無主:2009/11/14(土) 06:08:30
昼子、昼女で
男女の太陽神と思う。

ヒルメに尊称つけて
オオ・ヒルメ・ムチ。

天照は女性太陽神
天照国照、または天照御魂
は男性太陽神。

ニギハヤヒ=ヒルコ
ではないかなあ。
573天之御名無主:2010/01/11(月) 05:21:17
各地にあるヒルコさまが流れ着いた話のまとめってありますか?
574天之御名無主:2010/05/31(月) 16:01:24
ひるこ に大変興味があります。
和田神社にも奉ってありますね。

西宮なのか神戸なのか どちらに流れついたのでしょうか?
575天之御名無主:2010/05/31(月) 22:55:41
神話、伝承では・・・
淡路島の岩屋(三対山=山頂に石屋神社が元々鎮座/恵比須神社。奥の洞窟に岩楠神社=伊弉諾神宮摂社。エビスさまは此処でお生まれに?)の
前の浜から磐樟舟に乗せられ遺棄。

・・・時代がかなり下って・・・

先ず、昔々のある日、鳴尾浜(西宮)の漁師の某が船を進めて和田岬の沖合で漁をしていると木っ端?が網に掛かり、気にも留めず海に投棄。(不漁で不機嫌気味)
舟を戻して鳴尾浜沖合で再度操業していると、
何やら見覚えのある木っ端が再度懸かり、不機嫌気味にブツブツ文句を言いつつ引き上げて、
今度はよくよく見ると、何やら曰くありげな御神像か仏像らしきモノ。
不思議な事も有るものじゃ。コレは何かご縁や御利益があるかも・・・と、今度は丁寧に仕舞って漁を再開。
すると、それまでの不漁がウソのようにいきなりの大入りの大漁!!で大喜びしたのは言うまでもなく
浜に戻って早速に祠に大切に祀ったのが端緒。


ヒルコは日留子とも書かれます。
ヒルメ日留女の太陽の巫女に対する男子の巫子の呼称とも。
(至貴なる日留女が大日留女貴/大日霊女貴・・・天照大神)
576天之御名無主:2010/05/31(月) 23:37:38
神戸の長田神社の主祭神は言わずもがなの事代主神=エビスさま。
本殿垣内の脇殿に天照大神。境内社に蛭子大神ほか。
和田神社は長田神社の冬至の日の出の方向(真北に湊川神社を創建。夏至の日の出は敏馬神社の方向。)。
長田〜和田神社のこの延長線には事代主神さまの故郷、本拠地であるヤマトは葛城の賀茂の神社群
反対に、夏至の日の入りの方向はこれらの延長線上の出雲の美保神社。

淡路島岩屋の三対山の夏至の日の出方向が概ね、長田神社〜生田神社(元鎮座地の布引山)〜廣田神社(西宮さま/神奈備で元鎮座の甲山)〜石清水八幡宮(全て神功皇后に由縁)

西宮神社(西宮エビス神社)は元来が西宮さま。廣田神社さまの境外摂社の南宮(浜宮)
主祭神は天照大神。ほかのハズです、
エビスさまは元々は境内社〜民間信仰の隆盛とともに一般には主祭神と目されるに至っています。
あたかも、ひさしを貸して母屋を盗られたような形に。
577ヒルコ
 水蛭子とは如何なることを言うのでしょうか。
それは霊流子(ひるこ)とも書けます。
霊(ひ)である父韻が流れてしまって現象音が出来ない、という意味です。
蛭(ひる)に骨なし、と謂われるように、霊音(ほね)である父韻が役に立たぬ、の意ともとれます。
実際には言霊子音にならぬものをどうして取上げたのでしょうか。
それは母音を先にし父韻を後にすると、現象は生れないが、
そういう心の操作を実際に行う人間の行動も起り得ることを太安万侶は知っていたからであります。
それは何か。

 言霊の原理が世の中から隠没した後、
言霊学に代わる人類の精神の拠所となる各種の個人救済の小乗信仰の事をいうのであります。
言霊の原理は人類歴史創造の規範です。
その原理が隠されて、その間に現われた個人救済の信仰、
例えば仏儒耶等の信仰は、「人間とは何か」「心の安心とは」「幸福とは」等々、
人間の心の救済は説いても、人類の歴史創造についての方策に関しては何一つ言挙げしません。
否、言挙げする事が出来ません。
現在の地球上の人類生存の危機が叫ばれている昨今、
世界の宗教団体から何一つ有効な提言が出されない事がそれを良く物語っています。