スラブ系の性の最後には決まった語が付くことが多いですよね?ユーゴの「〜ビッチ」や、ブルガリアの「〜フ」、ルーマニアの「〜スク」。サッカーW杯フランス大会のブルガリア代表なんて、登録選手全員+監督に「〜フ」が付いていました。
この習慣にはどういう意味があり、また起源をご存知な方、教えて下さい。お願いします。
2 :
天之御名無主:2001/05/18(金) 00:00
>>1 起源があるのだったらスマソ。
日本だって女の子の名前、「〜〜子」だとか「〜〜美」だとかついてるよね。
男だったら「〜〜助(介、輔)」とか。そう言うのと同じなんじゃないんですか?
3 :
天之御名無主:2001/05/18(金) 00:03
日本だって「〜子」「〜美」「〜雄」「〜太」ってあると思うんだけど、
そんなもの比べられないってほどの多さでしたか?
4 :
天之御名無主:2001/05/18(金) 00:04
5 :
天之御名無主:2001/05/18(金) 00:08
むかーし「世界不思議発見」で
ロシアでは悪魔に子供を襲われないように変な名前をつける習慣がある
(ex,日本語で悪魔ちゃん、雑巾ちゃん・・・・)(゚д゚)ウマー
といっているのを見た気がするが・・・・・・・違うだろうな。
6 :
天之御名無主:2001/05/18(金) 00:10
>>5 トルコなんかじゃ、子供を誉めると悪魔が見ていて連れてっちゃうってのが
あるんだよね。
・・・やっぱ話はずれたままだ。ごめん。
7 :
天之御名無主:2001/05/18(金) 00:12
8 :
天之御名無主:2001/05/18(金) 00:12
>>4 逝く必要はないですよー。
それより、韓国人は何故あんなに金が多いのか。
9 :
天之御名無主:2001/05/18(金) 00:35
ロシア語のヴィッチは「父の息子」を現す「父称」に使われますよね。
イワン・イワノヴィッチ・イワノフだと「イワン家のイワンの息子イワン」。
ペートロヴィッチだと「ピョートルの息子」
イリイチだと「イリヤの息子」だから、ヴィッチばかりではないですが。
後、やはりロシア語では、〜オフ、〜スキーは、「なになにの」ってニュアンスです。
パブロフだと「パウロの」。
コワルフスキーだと、「鍛冶屋の」です。
10 :
世界@名無史さん:2001/05/18(金) 02:27
>>8 金とか李は、所謂「氏」です。
藤原とか橘といっしょ。
11 :
天之御名無主:2001/05/18(金) 02:47
>>10 いや、それは分かるんですが、なんであんなに多いんですか?
九割方「金」じゃないですか…?
13 :
1:2001/05/18(金) 09:41
>>9 なるほど、ということは東欧の民族には『「性」という概念があまりない』と考えてよろしいのでしょうか?
それともうひとつ。例えば、セルビア人で言いますと、「ストイコビッチ」という人物がいます。彼の父親の名は「ストイコ」であると解釈してよろしいでしょうか?また、「ストイコビッチ」という人物のファーストネームは「ドラガン」と言いますが、彼の子供は皆、日本人の「性」にあたるものが、「ドラガノビッチ」とでもなるのでしょうか?
お詫び;1にルーマニアのことも含まれていますが、ルーマニアはラテン民族です。訂正します。
14 :
9:2001/05/18(金) 10:42
>>13=1
>ということは東欧の民族には『「性」という概念があまりない』と考えてよろしいのでしょうか?
いえ、そうは言えません。
やはりロシア語ですが「父の娘」を示す父称もあります。
アンナ・パヴロヴナ・パヴロヴァ、でしたら「パヴロ家のパヴロの娘アンナ」です。
日本語と比較して父系意識がはっきりしている(ことの現われ)とは言えると思いますが。
セルビア語のことはわからないのでなんとも言えません。ロシア語も決して読めるわけではなくロシア文学の和訳で仕込んだ知識にすぎませんが(笑)。
言語学板と民俗学・神話学板と両方みてらっしゃる方々もいらっしゃるようですので、私もお聞きしたいところです。
15 :
名無しさんといつまでも一緒:2001/05/18(金) 15:55
ロシア語においてはは必ずミドルネームが入るってことなんですよね?
そのミドルネームで父の名前がわかるって程度のことなんじゃないですか?
だから、人名辞典等で系譜を見るには楽なんだそうです。
ちなみに、アルファベット表示で”〜フ””〜ヴィッチ”は”V”系。
”〜スキー””〜スク”は””SK””SQ”系。KとQは元来同じ
もの。
16 :
1:2001/05/18(金) 17:58
>>14 ごめんなさい、こっちの言い方が悪かったですね。僕が言った「性」というのは「ファミリーネーム」のことです。おそらく14さんは「ジェンダー」のことと捕らえてしまったのだと思います。
東欧の民族は日本に比べて「名字」という概念が格段に弱いと思いますが、どうでしょうか。
それともう一つ質問があるんですが、貴方がおっしゃった「アンナ・パヴロヴナ・パヴロヴァ」という名前は「アンナ・パヴロヴナ」までが本人の名前で「パヴロヴァ」が名字ということですか?つまりパヴロヴァという部分はパヴロ家に産まれたならば、必ずつくものであるということでよろしいでしょうか?
セルビア文化が詳しい方、いらっしゃったら色々お話しをお聞かせください。また、フィンランドの「〜ネン」について知っている方もいらっしゃったらお願いします。
17 :
14:2001/05/18(金) 19:53
そうですね、
>>15で言われるようにロシア語では「必ずミドルネームが入る」と言って構わないんだと思います。
正式氏名が、アンナ・パヴロヴナ・パヴロヴァでも、普段は、アンナ・パブロワが使われるようですので。
>>16 >パヴロヴァという部分はパヴロ家に産まれたならば、必ずつくものであるということでよろしいでしょうか?
はい。アンナ・パヴロヴナ・パヴロヴァでは、パブロヴァが姓(ファミリー・ネーム)です。これは名字に等しい価値かと思うのですが。
>東欧の民族は日本に比べて「名字」という概念が格段に弱いと思いますが、どうでしょうか。
えーっと、例えば、日本の苗字みたいな、地域性との関わりを考えてられうのでしょうか?
違うのかな??
どの辺がポイントで「『名字』という概念が格段に弱い」と考えてられるのか、ちょっと戸惑い気味です。
18 :
1:2001/05/18(金) 22:01
>>17 「『名字』という概念が格段に弱い」と僕が思ってたのは、貴方のお話を聞く前までで、今は考え方が変わりました。
貴方の話を聞く前までは、「東欧の民族は苗字というものがなくて、親の名前に、例えばヴィッチをつけて、それを自分の名前(日本でいう苗字)としているんだ。家族共通の名前はもっていない民族だ。」と思っていました。
いろいろな話をありがとうございました。
ロシアに詳しい方はいらっしゃいましたが、現在このスレでは南スラブ文化に詳しい方を募集しています。最終的にはフィンランドの「〜ネン」まで追求していくつもりです。
19 :
15:2001/05/19(土) 00:59
>>18 南スラブ。即ちユーゴスラビアですよね?ユーゴ=南
スラビア=スラブ人。今は、クロアチア、スロベニア、
ボスニア=ヘルツェゴビナ、マケドニア、ユーゴスラビア。
新ユーゴは、セルビアとモンテネグロ。に別れていますが
元はチトー体制のもとに同一国家だったんです。(それ以前にも
当然歴史はあるわけですが七つの民族、三つの宗教、二つの文字
のモザイク国家などと言われてました。ちなみに、マケドニアに
おいては、ギリシャがこの名前を認めていないので、正式には
新マケドニアとか言うそうです。
1さんサッカーファンでしょ?
20 :
:2001/05/19(土) 03:09
1に訊きたいのだが、「姓」を敢えて「性」と書き続けることには何か意図があるのか?
あと
>>16の「パヴロヴァという部分はパヴロ家に産まれたならば、必ずつくものであるということでよろしいでしょうか」という問いに答えるなら、女性の場合Pavlovaという姓になるが男性の場合はPavlovという姓になる(だから「ライサ・ゴルバチョフ」という表記はインチキで、本当は「ゴルバチョヴァ」である)。-vitchや-skyという語尾を持つ姓の場合も事情は同じことで、Shostakovitch家の女性の姓はShostakovna、Dostoevsky家の女性の姓はDostoevskayaとなる。あと-ninというのもあるな。Anna Kareninaというのは女性だからこういう姓を名乗っているわけで、男性だったらKareninとなる筈だ。
21 :
1:2001/05/19(土) 20:02
>>20 単に変換ミスです。うは!やばい、バカがばれた・・・。
>>19 サッカーファンですよ。ユーゴスラビアとすると国が限定されてしまうので、あえて「南スラブ」(まぁつまりユーゴのことになっちゃうけど)という表現をさせていただきました。
「姓」
22 :
天之御名無主:2001/05/19(土) 22:19
ユーゴの外でもブルガリア人は言葉は南スラブに分類するんじゃないかな?
インド・ヨーロッパ語族スラブ語派南スラブ諸語。
23 :
20:2001/05/20(日) 00:01
姓という概念の希薄さということで言えば、スラヴ民族よりもむしろアイスランド人を挙げるのが普通ではないか。私もよく知らんが、アイスランド人の姓は父親の名前に-sson(〜の息子)や-sdottir(〜の娘)といった語尾をつけることで一代ごとに変えていくのではなかったかな。
24 :
20 :2001/05/21(月) 03:43
ふと興味を持っていろいろ調べてみたらこんなのが出てきた。インドネシア人の姓について。
=========================
さて、前置きが長くなりました。インドネシア人ですが、一つの大きな特徴があります。姓をもたないことです。アイスランド研究者は得意げに、アイスランド人には姓がないのだといいます(アイスランドの子供は父の名前にソン(息子)やドウッティル(娘)をつけて、ビョルン・スヴェンソンなどと姓があるかのごとくいいます)が、彼らはたかだか、20万人です。人口2億人のインドネシアでも、いまでもジャワ人やスンダ人をはじめとして大部分の人は姓をもっていません。もっているのは、スマトラのバタック人やスラウェシ島・マルク諸島など一部です。バタック人は例えばシマンジュンタックさんやサラギさん、パクパハンさんなどがいます。この場合も名前・姓の順です。ジャワ人の女性は結婚しても名前は変りませんが、後ろに夫の名前をくわえます。呼ばれるときも本名のほか、敬称+夫の名前も使われます。例えば夫がトリスさんなら、彼はパッ・トリス(Pak Tris)で、奥さんはブ・トリス(Bu Tris)です。
=========================
http://www.inahodou.co.jp/indonesia.2.html
25 :
天之御名無主:2001/05/21(月) 05:55
アラブ人やイラン人も姓がないね。
よほどの名家じゃないかぎり、普通は姓がない。
親父の名前を後につけるだけ。
サダム=フセインも、自分の名がサダムで親父の名がフセインってこと。
ここの板の住人ならそれぐらい知ってるだろ?
26 :
天之御名無主:2001/05/21(月) 06:20
現代のイラン人はパフラヴィー朝のときに
創姓法が発布されたから姓ついてるよ。
トルコ人も同様。
それに対して、アラブ諸国は今も姓がありません。
ところが国によって、あるいは人によって
1.父親の名前を後ろにつけてフルネームのように使う
2.一家で「あだ名」的な添え名を継承する
3.長いフルネームをそのまま名乗る
っていう3パターンがある。
実例をあげると、
サダム・フセインはサダムが本人、フセインが父の名なので1。
シリアのアサド父子はアサド(ライオンという意味)の名を継承したから2。
エジプトのナセルは、ガマール・アブドゥルナセルという長い名前の
最後の部分が欧米人によって姓のように扱われて呼ばれているので3。
ところが同じエジプトの大統領でもムハンマド・アンワル・サダトは
先祖にサダトという人物がいる家系の者が
名前の最後に先祖にちなむサダトという添え名を持っていた例なので、
3ではなく2の例だということになる。
面白いのは旧ソ連のイスラム教徒系諸国。
もともと姓の習慣が無く、父の名を添える習慣があるところだからか
ロシア人の持ち込んだ父称が浸透していて、
スレイマノフ、カリモフ、ニヤゾフ、ラフマーノフなど
アラブ・ペルシア起源の人名からスラブ風の父称をつくった「姓」が見られる。
27 :
20:2001/05/23(水) 00:31
ロシア系ユダヤ人の姓でLevinというのが多いが、これは伝統的なヘブライ語の姓Leviの語尾をロシア語化したものと解釈すべきなのかな?
28 :
天之御名無主:2001/05/23(水) 01:43
モンゴル人も姓はないよ。家の名前はあるけど名前にはつけない。
オリンピックなどではわざわざ普段使わない姓らしきものをつくって出場する。
姓があるのが当たり前だとおもうのは、世界規模で見ると一種の偏見だと思うぞ。
29 :
天之御名無主:2001/05/23(水) 03:04
偏見って言えば偏見なんだけどさー。
イエの在り方が文化ごとに違うって話じゃないの?
よく知らないんだけど、アイスランドって中世から直接民主制で
イエの在り方も昔っから、核家族的なのがスタンダードだったんじゃなかったけ??
30 :
20:2001/05/23(水) 07:03
そう言えば、ユダヤ人も本来は姓がなかったんだっけ。「当人の名前+ben(〜の息子)+父の名前」というのが伝統的なユダヤ人の名乗りだね。
31 :
スラヴァ:2001/05/24(木) 08:58
ロシア語だと、
「〜フ(エフ、オフ)」は、名詞の複数生格(所有格みたいなもの)
例 クズネツォフ クズネツ(大工)から、イワノフ イワン(名前)から
「〜スキー」、「〜イイ」、「〜オイ」は形容詞語尾。
例 チャイコフスキー は チャイカ(かもめ)から
「〜イン」は人を表す語尾。
例 レーニン は レナ川から (これはペンネームだけど)
以上がいわゆる純露人の姓の成り立ち。
ほかに、ベラルーシ系の「〜ヴィッチ」は父称が姓になったもの。
ウクライナ系の「〜コ」は名詞の指小形から来ているとのこと。
そして、純露系の上記3つは、男性/女性で、語尾が変わります。「〜フ」は、
「〜ヴァ」に、「〜スキー」は、「〜スカヤ」に、「〜イン」は「〜イナ」に
なります。
例 「クズネツォフ」さんの奥さんは「クズネツォヴァ」さん
「チャイコフスキー」さんの娘さんは「チャイコフスカヤ」
「レーニン」さんの妹さんは「レーニナ」さん
ポーランド語やチェコ語なども、男女で姓の語尾が変わります。ところが、「〜ヴィッチ」と「〜コ」は男女同形です。ウクライナ語もベラルーシ語も、
ロシア語と同じ東スラブ語族のことばなのに。
32 :
只野凡兒@人生勉強:2001/05/25(金) 00:20
>>31 「〜ヴィッチ」も男女同形なんですか? 「〜ヴナ」になるのかと思ってました。
33 :
スラヴァ:2001/05/25(金) 09:19
>>32 姓の「〜ヴィッチ」は不変化です。「〜ヴナ」になるのは父称の場合です。
女の人でカザケーヴィッチ先生という人を知っています。
34 :
只野凡兒@人生勉強:2001/05/25(金) 23:35
「イヴァンの息子」が「イヴァノヴィッチ」になるのは当然ですが、「ピョートルの息子」が「ペトロヴィッチ」、「イリヤの息子」が「イリッチ」、「ニキータの息子」が「ニキチッチ」などはちょっとわかりにくいような気がします。なぜ「ピョートロヴィッチ」「イリエヴィッチ」「ニキタエヴィッチ」などとならないのでしょうか?
35 :
スラヴァ:2001/05/26(土) 00:51
>>34 「ピョートル」から「ペトローヴィッチ」の件はロシア語の音声体系が原因な
んですけどね。
「Пётр(ピョートル)」の「ё(ヨー)」はアクセントを伴わないと
「е(イェ)」という音価になります。「Петрович(ペトローヴィッ
チ)」では、「е」ではなく、「о」の部分にアクセントがあるので、元々の
「ё」が「е」の発音になります。
「イリイッチ」等の例に関しては文献がないので、推測なのですが、母音で終
わる名前から父称を作る場合、接尾辞「〜ヴィッチ」ではなく、「〜イッチ」
になるのではと考えています。
父親の名前が子音で終わる場合(イヴァン、ミハイルなど)
父称=(父の名前)+(つなぎの母音)+(接尾辞の”ヴィッチ”)
例 イヴァノヴィッチ=(イヴァン)+(オ)+(ヴィッチ)
一方母音で終わる場合は(イリヤ、ニキータ、ヨナなど)
父称=(父の名前<語末の母音が変化>)+(接尾辞の”イッチ”)
例 ニキチッチ=(ニキータ>ニキーチ)+(イッチ)
辞書によると、ちゃんと「〜イッチ」も「父称をなす」と出ていました。
東スラブ語の話題でした。なかなか南スラブがでませんね。
36 :
只野凡兒@人生勉強:2001/05/26(土) 04:45
御教示ありがとうございました。ところで「クズミッチ」というのもありますが、これは何の息子という意味なのですか?
37 :
スラヴァ:2001/05/26(土) 09:24
38 :
スラヴァ:2001/05/26(土) 09:40
キリル文字だと「Кузьма(クジマー)」さんの息子が、
「Кузьмич(クジミッチ)」ですね。
子供に父称をつけるのは、ロシア正教を含む、東方正教会の習慣だ
と思うのですが、ブルガリアやセルビア等の地域でも父称をつける
習慣はあるのでしょうか?ウクライナ人やベラルーシ人にも父称は
ありますが、南スラブの正教徒は?
カトリック圏のポーランドやチェコでは父称はつけないそうです。
あれ?チェコって、カトリック圏?プロテスタント圏?どっち?
39 :
天之御名無主:2001/05/26(土) 11:06
>子供に父称をつけるのは、ロシア正教を含む、東方正教会の習慣だと思うのですが
ノルマン人も古くは、「男女で異なる父の名を示す接尾辞を使った」と聞いたことがあります。聞きかじった程度なので、不確かですし、ロシア人名の父称とは用法も違っていたのかもしれませんが。
前このスレで話に出てていたアイスランド以外では、女性形の父の名を娘の姓のように使う習慣は消え、〜ソン、〜ゼンて男性形の接尾辞だけが残ったって話のようですが。
古ノルマン人にそうした習慣があったのならば、東方正教会の習慣って考えには蓋然性低くなるようにも思えるのですが。どうなのでしょうか?
40 :
>>38:2001/05/26(土) 13:28
中世チェコはオーストリア領、スロバキアはハンガリー領だったから
この2国はカトリック圏です。
ちなみにどちらもポーランドと同じ西スラブ。
ブルガリアとセルビアはどっちにしろ南スラブだから、
父称があっても正教会の習慣ということにはならないんじゃないかな。
非スラブの正教徒、ルーマニア人やギリシア人はどうなんでしょう?
41 :
えへへ:2001/05/26(土) 19:07
ロバートソン=ロバートの息子という意味
42 :
スラヴァ:2001/06/01(金) 02:19
スラヴ民族で東方正教会圏のセルビアやブルガリアでは父称をつける習慣がな
いようなので、姓とは別に父称が存在するのは旧ソ連地域に限った話のようで
すね。
昔趣味でセルボクロアート語(セルビアとクロアチアで使われている言葉。)を
勉強していたので、ちょっと南スラヴに関する知識を披露させてください。
セルビア人クロアチア人とちがう民族を称しているが、本当は同じ言葉を使って
いる。ただ、中世以降セルビアはトルコ領にクロアチアはオーストリア領に
なって分断されていたため、文化的な相違が生じた。そのため、セルビアは正教に
クロアチアはプロテスタントになり、文字も前者はキリル文字を後者は
アルファベットをつかうようになった。それゆえ、セルビア語・クロアチア語
と分けて呼ばずに、セルボ・クロアート語と呼ぶ。また、最近ではセルボ・
クロアート語を使っていたボスニア人が自分たちの言葉をボスニア語として
セルビアやクロアチアの言語と区別するようになった。
イスラム教徒のスラヴ人が独自の言語を称するのですから、もしか
したらアラビア文字によるスラヴ語のテクストが現れるかも知れず
大変個人的に興味深いと思っております。もっとも、アラビア語の
スラヴ語表記は実は過去に存在し、何世紀のころだか忘れましたが
帝政時代にイスラム教徒のタタール人がアラビア文字でロシア語を
表記していたそうで、そのテクストも残存していると『千野栄一』
の本で書いてありました。
ところで南スラヴの苗字ですが、昔コゾヴォ内戦の英字新聞を読んで
いたときにあることに気づきました。過半数の苗字がヴィッチで
終わっているということです。アンナ・ルチッチ(テニスプレイヤー)
、イゼトベーゴヴィッチ(ボスニア政治家)などなど。
もっともチトーとかモニカ・セレシュなどの例外もいるのではっきり
したことは言えないのですが。
南スラヴの苗字で有名なものというと
あの、ミロシェヴィッチだと思いますが、彼の奥さんは、僕の記憶が
正しければマルコヴィッチだったと思うのですが、つまり、夫婦で
姓が違うようです。もっとも私も詳しいことは知らないのですが、
私の知っている限りのことをあげると以上のようになります。
45 :
天之御名無主:2001/06/08(金) 02:07
>>44 ボスニアのボシュナク人(ムスリム人)の使うセルボ・クロアート語は
「ボスニア語」って名前になってラテン文字で書くことになったと聞きました。
クロアチア語との違いは一部の語彙、特にアラビア語起源の単語の
綴り方に置いていこうとしているらしいとか。
>あの、ミロシェヴィッチだと思いますが、彼の奥さんは、僕の記憶が
>正しければマルコヴィッチだったと思うのですが
セルビアは夫婦別姓なのかな?
それとも「ミロシェビッチ」っていうのは姓じゃなくて父称ってこと?
46 :
スラヴァ:2001/06/14(木) 03:04
またぞろ、ロシア語ですが、こんなもの見つけました
www.sapporo-u.ac.jp/~yamada-t/db-pdf/russian_names.pdf
47 :
天之御名無主:01/09/02 20:29 ID:sCeCQmCM
48 :
天之御名無主:01/11/03 02:58
チトーは本名じゃありませんよ。本名はヨシップ・ブロズというようです。
チ「これを」+トー「なせ」、だったかな。
ユーゴに父称という概念はないので、姓のはずですが>ミロシェヴィチ
49 :
天之御名無主:01/11/03 03:00
最近では既婚女性が自分の姓と旧姓の両方を重ねて名乗ることもあるそうです。そのせいでは。
50 :
天之御名無主:01/11/27 04:09
na gorze
51 :
天之御名無主:01/11/28 06:19
便乗質問なのですが、スペイン語の z も「〜の息子」って意味なんでしょうか?
Sanchez Gonzalez Enriquez.....
でも Lopez Jimenez は何から派生したのだろうか・・・。
52 :
天之御名無主:01/11/30 05:14
51
zじゃなくてezでは?
53 :
天之御名無主:01/11/30 07:04
54 :
天之御名無主:01/12/01 05:18
>>53 ありがとう。でも知りたいのは、なんで「〜の息子が」「ez」になるんだろうってことなんです・・・。
>>54 私ゃスペイン語は専門じゃないからなあ。よくわからん。でも、ウェールズに多い-sで終わる苗字もやっぱり「〜の息子」の意味だよね。
Jones(Johnの息子)
Harris(Harryの息子)
Adams(Adamの息子)
などなど。スペイン語に詳しい人がいたら、私もぜひ教えてもらいたいものだ。
英語とかの場合は、所有格の'sから来ている。Williamsとかね。
57 :
天之御名無主:01/12/02 13:44
ウェールズの苗字の場合は英語ではなくウェールズ語では?
58 :
天之御名無主:01/12/02 21:47
スペイン語の場合はもしかしてアラビア語の影響、ってことはないのだろうか?
59 :
天之御名無主:01/12/04 11:27
53
60 :
天之御名無主:01/12/04 12:11
アラビア語の父称(?)はイブン〜(ビン〜)だよ。
61 :
天之御名無主:01/12/06 08:45
名字を使わない国の人が他の国に移住したりするときはどうしてるんだろう。
62 :
天之御名無主:01/12/06 10:02
創姓したりするんだろう。匈奴の「劉氏」とかさ。
63 :
天之御名無主:01/12/07 20:11
移住するほどでなくても、海外で仕事するときなどは父親の名前を姓のように使ってるね。
ファトゥマ・ロバはロバは父親の名前だし、アウン・サン・スー・チーはアウン・サンが父親だな。
共産主義時代ソ連に留学するモンゴル人は父親の名前を姓のほかに父姓にも使った。
64 :
天之御名無主:01/12/18 15:08
ジェシーベンチェラはスロバニア系。
65 :
天之御名無主:01/12/19 12:32
>>64
スロバニアってどこ???
66 :
天之御名無主:02/02/16 00:15
age
67 :
天之御名無主:02/02/17 02:42
>>38 フス派発祥の地なのでプロテスタントと思われがちだが、カトリックが大半。
68 :
天之御名無主:02/04/04 09:54
マクドナルドはドナルドの息子
69 :
天之御名無主:02/04/20 08:06
皆さんこんにちはおじゃまします。
質問なのですが、〜リン(〜lin)で終わる苗字はどこの地域のものなのでしょうか?
〜センはスウェーデンとかデンマーク?系とかのイメージはあるのですが。。
初心者な質問おゆるしください。よろしくお願いいたします。
70 :
天之御名無主:02/04/20 22:57
Berlinは東欧系ユダヤ人の苗字だし、Lene Marlinはノルウェー人だし、
Boecklinはドイツ語系スイス人だし、-linで終わる苗字が一概にどこの地域の
ものとは言えないような気がする。Berlinという地名はスラヴ語ですが。
71 :
天之御名無主:02/04/21 02:36
あとChaplinというのもあったな。これはアングロサクソンの苗字だね。
72 :
天之御名無主:02/04/21 03:15
>>69 -senはデンマークかオランダかノルウェーかドイツ北部だろう。スウェ
ーデンなら-ssonが多い。たとえば英語のJohnsonに該当する姓は、オラ
ンダでJansen、デンマークでJensenあるいはJohannsen、ノルウェーと
ドイツ北部でHansenだが、スウェーデンではJanssonとなる筈。
73 :
天之御名無主:02/04/21 03:47
74 :
天之御名無主:02/04/21 04:37
75 :
天之御名無主:02/04/21 04:52
チェルノブイリには行きたくねぇ。
76 :
天之御名無主:02/12/07 21:00
>>70 >Berlinという地名はスラヴ語です...
ゲルマン語地名地帯の中に、スラヴ語地名が残ったのは何故?
77 :
スタンバイOK代打教師:02/12/07 21:05
>>75 丸い地球は誰のもの?
美しい朝は誰のも?
78 :
出会い最強新機能でOPUN:02/12/07 21:13
http://Jumper.jp/dgi/ 朝までから騒ぎ!
今回HP新装OPUNしました!
断然使いやすくしています!
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アンケ−ト、ランキング集など
高機能なシステムに大変身
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79 :
天之御名無主:02/12/07 21:39
(^^)
82 :
天之御名無主:03/02/18 17:19
オランダでは比較的最近まで苗字がなかったそうです。
そこで苗字をつける必要になったあるとき、
「〜から」きた誰それと言う意味で「ヴァン+地名(または、それに準じるもの)」をつけたそうです。
だからオランダ人にはヴァン=ダムのように「ヴァン」とつく人が多いそうです。
ちなみにジャン=クロード・ヴァン=ダムは芸名ですが。
だからベートーベンもヴァン=ベートーベンだからオランダ系ドイツ人ということがわかります。
83 :
世直し一揆(コピペ推奨):03/02/18 17:36
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけの優しさ・もっともらしさ(偽善)に騙され
るな!!)
●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」、了見が狭い)
●他人に異常に干渉し、しかも好戦的でファイト満々(キモイ、自己中心、硬直的でデリカシーがない)
●妙にプライドが高く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようと
する(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際に
はたいてい、内面的・実質的に負けている)
●本音は、ものすごく幼稚で倫理意識が異常に低い(人にばれさえしなければOK!)
●「常識、常識」と口うるさいが、実はA型の常識はピントがズレまくっている(日本
の常識は世界の非常識)
●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる)
●あら探しだけは名人級でウザイ(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格がうっとうしい(根暗)
●単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者、狭量)
●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険)
●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい)
●他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(「〜みたい」とよく言う、
世間体命)
●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度
も言ってキモイ)
●表面上協調・意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は個性・アク強い)
●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う)
●自ら好んでストイックな生活をしストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬
する(不合理な馬鹿)
●執念深く、粘着でしつこい(「一生恨みます」タイプ)
●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。しかも冷酷)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男
前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)
84 :
天之御名無主:03/02/18 18:16
ヴァン・ヘイレンもそうかな
85 :
天之御名無主:03/02/19 12:43
ロシアにもドイツにも「○○スキー」という人がいますが、
もともとはポーランド系なのでその名残だそうです。
ところでポーランドってスラブ系?
スラヴ系じゃなきゃなんなんだよ。
(^^)
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
94 :
天之御名無主:03/07/16 14:24
ノiノ|ノ衙Iノ?ノXノLナ[ヌユノ酲VノA麝
96 :
天之御名無主:03/07/18 01:19
バカ、バカチン ていう姓があったのを見た
97 :
天之御名無主:03/07/19 15:54
ユハニ・アホはフィンランドの大作家である。ただしスラヴじゃなくてスオミ。
98 :
天之御名無主:03/07/19 17:08
>>96 ホルヘ・バカというメキシコのボクサーがいた。
99 :
天之御名無主:03/07/19 22:15
100 :
天之御名無主:03/07/20 04:05
Berlinはプロシャの首都。
プロシャとは、プロ−ロシアのことだと聞いたことがあります。
もともとスラブ人がいたところに、何チャラ騎士団が入り込んで土地を奪ったのが.....
すんません、後のほう、?????
101 :
天之御名無主:03/07/20 09:08
ドイツ騎士団
ですね
102 :
天之御名無主:03/07/20 11:50
ライプニッツやフィルヒョーなど、スラヴ語由来の人名もドイツには多い。
ヒトラーという苗字も本来はスラヴ語起源。
103 :
天之御名無主:03/07/20 16:36
104 :
恐怖の人種劣等化工作:03/08/04 06:39
毎年、約1万組の日韓結婚。
それに伴なう朝鮮化した混血児。
年間、美しく清らかな日本の新生児約100万人のうち、
毎年、約1〜2万人の新生児に
容赦無く劣等人種の血が流し込まれている。
目的は日本人の朝鮮化(不細工・低脳・犯罪者化)だ。
105 :
天之御名無主:03/08/11 22:18
父親がいない場合、
父称はどうなるんですか?
23歳の割には幼い顔立ちをしている杏奈ちゃん。
制服姿もよく似合います。パイパン?と思われるほど陰毛が激薄なので
指姦、挿入シーンは注目してみてください!
フェラのテクニックなんかはやっぱり十代のそれとは比べ物になりませんね。
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│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
109 :
天之御名無主:04/02/22 12:03
>>104 誰が書いたか調べりゃすぐわかりますよ。
一年以上レス無しか・・・
111 :
天之御名無主:2005/08/20(土) 08:48:55
あ
112 :
天之御名無主:2005/12/18(日) 20:11:31
素晴らしいスレじゃないですかあげ
113 :
天之御名無主:2005/12/18(日) 21:54:04
age
(σФдФ)σ
114 :
天之御名無主:2005/12/19(月) 00:10:20
>>102 クラウゼヴィッツもスラブが起源(=ニコライエヴィッチ)らしいな
116 :
天之御名無主:2006/11/28(火) 18:36:04
女性の名前だと「〜スカヤ」「〜ワ」になりますね
117 :
天之御名無主:2006/11/28(火) 22:35:29
そう言えば、風の谷のナウシカで、
「風の谷のジルの子ナウシカ」と名乗るけど
あれはもしや姓名を言ってる感覚なのかな
と頭の悪そうなレスをしてみる
118 :
天之御名無主:2007/08/22(水) 05:25:17
ポーランドは
〜スカが多いよね
119 :
天之御名無主:2007/10/19(金) 17:25:15
ニコライに〜チカをつけるとどうなる?
愛称がコーリャなのは分かったけど・・
120 :
天之御名無主:2007/11/12(月) 07:56:08
ギリシャ人もスラブ系なの?
121 :
天之御名無主:2008/01/17(木) 23:28:18
ロシア人では男でもニコライの愛称でニキータってのを使うの?確かフルシチョフがニキータと呼ばれていたけど
122 :
天之御名無主:2009/06/07(日) 14:15:28
スヴァローグは有名だな。
123 :
天之御名無主:2009/06/07(日) 18:34:37
メチニコフ(男名)
メチニコワ(女名)
ヴァシレフスキー(男名)
ヴァシレフスカヤ(女名)
124 :
天之御名無主:
>>118 上の方でポーランド人も男女で語尾が変わると言ってた方がいましたが、
〜スカは男性でも多く見受けられますね。
〜スカだけでなく〜カ(例:グルシュカ、グリンカ)
〜カの場合、ウクライナの〜コと関係がありそうですが。