以前に「カラテ地獄変?」とかってコミックにブラジルを渡り歩く話があり
とある日系成功者が唐突にウメガイ(作者は資料が無かったのか西洋風の両
刃、刺殺か暗殺用にしか見えない鍔付き剣だった)の描写があった。
ここに好く出て来る矢切先生には「木村鷹太郎著作集」を直接購入しに蛎柄町
のシェル出版に赴いた際、会ったこと有り。20年ちょい前ですが。
ところで未だ新年には程遠い話ながら、雑煮に関して。
親父は千葉の農家出、丸餅を茹で醤油仕立てで、普通の関東は通説に於いては
短気な性格から切り餅を焼くとあるが、山家が置き火で焼いていた風習が広ま
ったって説もあります。
忍者は?
933 :
天之御名無主:04/10/23 02:48:26
>>932 今で言う、経済特区みたいなもの。
村おこしに近いかな。
934 :
天之御名無主:04/10/31 12:55:49
山間部に近い集落の雑貨屋で菓子を選んでいたら、老婆が屋台を引いてやってきた。
竹細工の籠や笠、箒などが私の目には珍しい工芸品として映ったので「ひとつ売ってくれ」と所望したが老婆は一瞥するなり「お前には売らない」と答えた。
2・3日後、同じ売店に行った時に店の人に老婆のことを訊ねてみると「あれはヤマガだ」という答えが返ってきた。
20年ほど前、親の田舎での話。
私がまだ子供の頃、担任の先生が三角寛の「サンカ社会の研究」を読んで悪い影響を受けてしまいました。
学級会の時間に生徒に対し親戚の生業や、たまに訪ねて来るおじさんはいないか等のトケコミ調査をやったのがPTAにバレて大問題になったことあります。
>>934 20年ほど前って、1980年代ってこと?
地域は?
936 :
天之御名無主:04/10/31 15:30:02
>>935 蜜柑の産地とだけ答えさせていただきます。
ラーメン屋くらいの屋台に様々な竹細工がびっしりと吊るされていました。
竹細工の籠や笠、箒などの販売・制作者が必ずしも「サンカ」であるとは限りませんし、私の遭った老婆が本当に「ヤマガ」であったかどうかも判りません。
この地方で「ヤマガ」と呼ばれる人たちが「サンカ」と同一であるかどうかも不明です。
みかんの産地って、愛媛か静岡くらいしか思いつかない・・・
938 :
天之御名無主:04/11/01 10:29:45
和歌山か?
939 :
天之御名無主:04/11/01 15:29:00
サンカの祭る神様ってなに?
素人質問で悪いけど。
「水の精霊(横山充男)」は児童書ですがサンカを元ネタにしていました…。
連作なので読んでいる途中ですが、けっこうおもしろいです。
941 :
天之御名無主:04/11/03 21:31:46
2チャンネルの住人は本当にサンカが大好きなんだね。
誰か民俗学的に考察してみてよ。
942 :
天之御名無主:04/11/03 23:49:53
ヤマトに従わず、天皇をスメラといい、スサノヲをまつる集団
こんな感じ?
沖浦和光著『幻の漂泊民・サンカ』が文春文庫になったよ
単行本は高くて手が出なかったという人ももう安心だね
昔話の金太郎はサンカの子供だよ。
昔話のシンデレラはサンカの子供だよ。
7人の小人はコロボックルの子孫?
そういや昔、吉見百穴はコロボックルの住居だった!!!!
とかいう電波があったなぁ
949 :
天之御名無主:04/11/11 18:28:57
今になって思うにあの金太ってなんだったの?
なんでしょう?
金太なら馬ごっこってのが通り相場だが・・・
952 :
天之御名無主:04/11/13 19:42:51
サンカとの遭遇体験のある人、または本人がサンカ関係者という人の降臨を熱望。
意外といないもんですねえ。
953 :
天之御名無主:04/11/13 21:20:28
結局サンカっているの?いないの?
靴下にプレゼントが入ってたからいるんだよ
955 :
天之御名無主:04/11/14 14:11:17
もう少し気の利いた冗句をお願いします。
956 :
天之御名無主:04/11/15 00:48:50
朝霧の巫女というマンガがサンカ濃度高い。
アヤタチミチムネとか名乗ってやがる。
957 :
天之御名無主:04/11/15 13:24:46
サンカではないが、ごく少数単位の移動生活者は実は明治以前に存在したらしい。
自分は千葉県民だけど、お年寄りにそういう話を聞きます。
と言ってもお年より自体またぎきのまたぎきのまたぎきくらい古い話でもうよくわからないんですけど。
海草を拾ったり山で食べられるものを取ったりしていたみたいです。
もっとも、当時のただの浮浪者かもしれません。
実はサンカなんていなくて、それぞればらばらのこういう人たちを総称してサンカって呼んでいたのかも。
958 :
天之御名無主:04/11/16 00:12:52
>>957 「お年より自体マタギのマタギのマタギ」ときましたか。
メチャ凄いですね。
冗談はさておき、私も957の「実はサンカなんていなくて、それぞればらばらのこういう人たちを総称してサンカって呼んでいたのかも。」
という意見にほぼ賛成です。
サンカという呼び名はサンカ以外の常民が彼らをこう呼んでいただけで、山窩という漢字は警察によって充てられたもの。
また古い時代の記録にはサンカとおぼしき集団は見当たらないので、明治以降発生した耕作地を失った難民のような集団であろうという説が現在では主流。
数年前にある寺へ、中世での定住しないタイプの非常民の埋葬と供養について質問にお伺いしたことがあります。
そこの老住職も「サンカなどというものは元々存在しない。あれはただの山乞食」「エッチなサンカ小説ばかり読んでいてはイカン」と言っておられました。
私達の大好きな、三角寛「サンカ社会の研究」は「ムー」と同じくらい面白いけど、資料としての信憑性も同程度。
でも、かつてサンカと呼ばれた漂白の山人は確かに実在していたと思う。
959 :
天之御名無主:04/11/16 15:19:05
沖浦氏の説によれば天明,天保期の飢饉などによる農山村社会の荒廃に
よって大量の窮民が溢れ出て、一部は都市の雑業に就き、一部は被差別部落
に入り込むなどしたが、定住できず山間部を漂白した人々がサンカとなって
いったということだ。
かれらには独自の宗教や言語などなく、できればきちんと家を持ち子供には
教育を受けさせたがっていたが、保守的な農村共同体にそう簡単には
入ることはできず、やむをえず漂白生活を続けていた。
それでも徐々にどこかしらに定住するようになり、半年は家に住み、
残り半年は回遊するといった層も増えたらしい。
何が真実かわからないが、現実はこんなもんだろう。
立場はともかく三角本のようなトンデモはトンデモとして楽しむ
知性は必要だ。
サンカの人たちが使っていた言葉とか文字って日本人のそれと違っていたと
いうけど、具体的にどんな文字を使っていたとか記録には残っていますか?
>>960 959のレスを読まなかったのか?
君の欲求を満たしてくれるのは過去レスにも散々出てきた「サンカ社会の研究」だ。
興味本位な内容だが、興味本位で買うには高価すぎるから図書館で探すといい。
>>961 レスありがとうございます。
>>959は読みましたが、がっかりしてしまいまして
それ以外の説があるのではないかと質問をしてしまいました。
申し訳ありません。
>>962 少し厳しい書き方をしてしまったようだ。
こちらこそ失礼した。
あぁ、疲れた。1からずっと読んでみました。
柳田邦男が言う『耳のくほ"み』っていうのが気になった。
>>871氏もおっしゃってるように、貫通していない穴なら、
多くの人(日本人だけでなく外人も)に見受けられるもので、
実はこれは太古の昔に人類が水生生物から進化してきた名残
だそうです。
どういうことかというと、水生生物がするえら呼吸のえらの
穴が、『生まれたての子供(まだ産まれる前の母親の胎内)』
には存在していて、人によってそれが埋まったり埋まらなかっ
たりということです。
つまり、柳田氏の言う『穴』が貫通したものを指すのでなけれ
は"、サンカとまったく関連のないものということになります。
965 :
天之御名無主:04/11/22 20:31:39
子供の時友人がそうだった。あれへんなところに穴(くぼみ)がある
といったらすごい嫌がられた。
普通の人の耳が
6)
なら、その子の耳は
・6)
もちろん両方そう。
レレレのおじさんみたいだ。
サンカの実在って、、、逆とんでもじゃないか? 日本文化の重要な部分なのに。
968 :
天之御名無主:04/12/06 00:46:56
沖浦さんの本読んだ?
尾道関係の事が面白かったなぁ。
俺、尾道出身なもので。
作田さん父子のお話かな?
文献考証も精緻でよかったけど、沖浦氏の昔語りや、
フィールドワークをエッセイ風にまとめた部分なども乙でした。
彼の文章は論理構成が明晰で、文体にも嫌味がなくて読みやすいです。
サンカの起源は本当に謎。エタも謎。
縄文時代に、ひょうたんの栽培種が日本に来ているけど
これは、西アフリカ起源。海の道をきた。
とすれば、それより後に、どこか遠い方から人や文化が来ていても
何の不思議もないよ。
サンカは、米を拒否していたと言う特徴がある。体が泥腐るってね。
稲作と縁のない、どこかから来たのかもしれないよ。
今は、縄文人も米を作っていたのがわかってるしね。
971 :
天之御名無主:04/12/08 11:39:29
沖浦は思いいれ強すぎ。
「被差別者どうしの心温かい交流」史観だけじゃ
リアルじゃない。
これはこれで魅力的だけどさ。
972 :
天之御名無主:04/12/08 14:33:54
火葬場で出た人を焼いた残りの灰を川とか池で流しながら
貴金属類を探すって下りは、なかなかスゴイね。
尾道の火葬場の側に川なんて有ったかなぁ。
973 :
天之御名無主:04/12/10 00:29:28
age
>>971 「被差別者どうしの心温かい交流」史観だけじゃリアルじゃない。
漏れなんかは素直にそうなのかーって納得してしまった。
しかし、どの辺がリアルじゃなかったのか意見求ム。
975 :
天之御名無主:04/12/10 19:48:28
975は宣伝
977 :
天之御名無主:04/12/12 15:40:58
>>974 沖浦は、サンカの犯罪性に言及してる資料に関しては
「証拠もなにもないでっち上げである」と、「証拠」なしに断言するだろ?
つまり、サンカと犯罪性の問題は全て否定して、
サンカがハンセン病患者の世話をした話とかは、事実であると断言する。
科学的じゃないねー。
サンカのいい面も悪い面もニュートラルな視点で見ないと。
自分の思い入れを判断基準にされちゃー、その辺のトンでも本と変わらないよ。
978 :
天之御名無主:04/12/12 15:43:36
ここだけの話、沖浦の弟子はサンカのことわかってる。
だけど、師匠の沖浦に気を使って
本当のことをなかなか言えないでいる。
がんがれ、弟子!
980 :
天之御名無主:
了解