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天之御名無主:
柳田国男『にが手の話』に、また
「この苦手の能力はソンを引く、即ち遺伝するものと信ぜられていた。
それからまた応用の範囲はかなり広く、たとえば女のシャクなどを
押さえるにも、この手を用いると忽ち治するということであった。
・・・ことによると蝮取りは看板であって、むしろその他のもっと安全な
目途だけに利用せられている方が多いのではないかと想像しておる」
なお「柳田家の家系では少なくとも十代ほどの間は蝮取りをしていた者は
いない」と書いています。確か神官や鉱山師だったか。
非常に優れた人々がこういう家系から出ている事を強調したいのです。