日本の古代・中世の医療風俗についての論文を集めたいと思っているのですが、
どのような論文集を漁ったらよいでしょうか。。。?
古代とか中世の人で、お偉いさん方は治療として加持祈祷とかを受けていたみたいだけど、
当時の有名な文書に取り上げられもしない一般ピープルは病気になったとき
どんな治療を受けていたのだろう?
とか、
当時には色々な神様(みたいなもの)が出てくるけど、どの神様にお祈り(みたいなこと)をしたら
どの病気に効果があるのだろう?
みたいな、「医療」に関するテーマの論文を書くための参考にしたいのです。
#「医療風俗」って民俗であってますよね…?
828 :
天之御名無主:02/04/13 01:02
>>828補足。
それから、疫病とか疱瘡とか探せば何か出てくるかも。
ちょいと余裕が無いので調べられないので失礼。
>>828 >「医療」、もしくは「治療」と「祈祷」などの語彙の定義があいまいになりそうですよね。
>何を持って「医療」とするのかって結構重要な気がしますが。
そうなんですよね。。定義の切り分けが難しいです。
ですので、最初は「当時の人が病気を治すために行ったこと」が書かれた史料を淡々と集めて、
その後で考えたいと思います。。
>それから、疫病とか疱瘡とか探せば何か出てくるかも。
「疱瘡神」が出てきました。この神様にお祈りをしたみたいです。
この神様の場合だと病名がダイレクトに出てきていますが、
病名がダイレクトに出てこない神様も探していこうかと思います。
>>830 >庚申信仰は中世まで遡るらしいですし、参考までに
ありがとうございます、参考になります。
「当時の人が病気を治すために行ったこと」と「仏教・密教etc...」は関係が密接っぽいですので、
宗教関連の資料も漁る必要有りですね。
宗教を辿ると中国史料の壁にぶち当たりそうです。。もっと中国語をやっておくべきだった(鬱
何か文章が変でした。。
>この神様の場合だと病名がダイレクトに出てきていますが、
>病名がダイレクトに出てこない神様も探していこうかと思います。
病名がダイレクトに出てこない神様もいそうなので、こちらも探していこうかと思います。
が、正解。。?
>>830 >日本史板では、この手の話題はすぐに沈んでしまうので、こちらの方がいいと思うよ
そうなんだ、知らなかったです。じゃぁ、こちらでがんばりましょう。
>>832 まぁ、確かに薬師如来とか、あそこは目(or歯、手etc)の神様だとか言われてるところはあるが、
その手は良く調べないと近世成立が多いので注意してくださいね。
それから、密教というより修験の絡みがおおい気が…。
あと、本草の知識が必要なのでは…。泣きそうだな。調べる分には面白そうだけど。
庚申信仰は、窪徳忠氏の本を読むべし。そのままなタイトルの本が出ていたはず。
因みに、庚申信仰は中国では古代で絶えてしまっているらしい。
古代・中世で病気といえば、癩病を忘れてはいけません
(と言いつう、今思い出したところだったりする)
黒田日出男氏の『姿としぐさの中世史』(平凡社、1986年)と
『境界の中世 象徴の中世』(東京大学出版会、1986年)に
癩病に関する論考が所収されていたと思います
癩病は不治の病気だとされていましたので、それの「治療」
については書いていなかったと思うのですが、参考までに
「と言いつう」じゃなくて「と言いつつ」です
病気に関してならば、近世以降の民間療法なども含めて、新しくスレを
立ててもいいんじゃないかと思いますが、どうでしょう?
もしも立てられるのであれば、必ず書き込みをしますよ
(828さんはどう思いますか?)
>>835 あ、新すれ立ててもよいですね。
ただ、あんまり良く知らないんで思いついただけのカキコになると思うんですが、
それでもよければカキコしますよ。
そうですよね、らい病ははずせないですよね。
なんか色々問題点出てきそうですね。
稲生物の怪録の山ン本五郎左衛門って、天狗の類なんでしょうか?
>837
質問なのにどうしてsage?
828さん、830さん、参考書籍の紹介ありがとうございます。
窪徳忠氏・黒田日出男氏の本を読んでみることにします。
癩病(ATOK13に出てこないので登録しました)ですか、、、仏教史でほんの少し触れただけです…。
なんでも前世で経典を軽んじた因果だとかで、写経したりすることによって
来世で癩病から解き放たれようとしたとか。
こういう事例も「当時の人が病気を治すために行ったこと」に含めていいのかなぁ。。。
ライ病に関しては話が長くなりそうなので、新スレ立てませんか?
「病のフォークロア」とか「医療の民俗史」とかのタイトルなら、ここでも
立てて問題ないと思いますが?
841 :
天之御名無主:02/04/15 10:31
ゴメン、age忘れだ
検索したらこんな書籍もあったので図書館逝ってきますです。。
・歯科醫學史 川上為次郎著 東京:科学書院,1988.3
・鎌倉時代医学史の研究 服部敏良著 東京:吉川弘文館,1964.11
・日本医療社会史の研究 : 古代中世の民衆生活と医療 (叢書・歴史学研究) 新村拓著 東京:法政大学出版局,1985.2
>ライ病に関しては話が長くなりそうなので、新スレ立てませんか?
>「病のフォークロア」とか「医療の民俗史」とかのタイトルなら、ここでも
>立てて問題ないと思いますが?
私は知識不足で、とんちんかんなことを書いてしまいそうなので
詳しい方、お手すきの時に書いていただければ幸いです。。
改めて医療の民俗史は難しいと思います。
私の場合ですと、現在を生きている自分自身と当時の人々の世界観にけっこう大きな隔たりがありますので
(たとえば昔の人は来世を信じていたり、、、)
現在の世界観で「昔の人はこんな変な治療をしていました」と、語ってしまうとトンデモ系の文章になってしまいます。
まずは、当時の一般ピープルになりきるために世界観を勉強しなくてはならないのかなぁ、、と、少々不安になってきました。
今後調べようとしている事(予定は未定。。)
●文字が読めない庶民・読み書きができる人・政治家・医者・宗教家、それぞれの世界観。
●政治・宗教・医療の絡みとか。
●宗教家・医者、それぞれの治療(?)法。お祈り・お払い・お薬・血を抜くetc..。
●病気の名称。また、病気を治すために用いられた手段。
●その他諸々
現在の知識量では思いつきませんが、思いつき次第どんどん増えていくと思います。。
とんちんかんな所などありましたらどんどん指摘してください。
●神話。
これも調べなければならないのかな。
845 :
天之御名無主:02/04/15 14:33
そういや、水木しげるが書いてた「病虫」って出典はなんなんだ?
>>843 こんなに調べることがあるのなら、新スレ立てるべきだって
ここは「初心者用スレ」なんだし、あまり書きすぎちゃうとスレ違いになっちゃうよ
>>842-844 とりあえず新スレ立てましょう。
それからじゃないと話はしにくいと思われ。
>とりあえず新スレ立てましょう。
>それからじゃないと話はしにくいと思われ。
らじゃー。。
「タイトル」と「1に書き込む文章」募集です。>ALL
タイトルは
>>842の「病のフォークロア」or「医療の民俗史」でよろしいでしょうかね?
ルールみたいなのは特に定めなくてもいいかなぁ。。
とりあえず、今晩スレ立てします。。。
>>848 それでいいと思います。
830さんはどうでしょうか?
それで結構ですよ
病気と医療に関しては小ネタがちょこちょことありますので、
ちょくちょく書き込むようにします
>846-850
新しい良スレ歓迎
気長にマターリとがんがれ
853 :
天之御名無主:02/04/17 00:51
4/2のプロジェクトXで、天然痘撲滅の話をしていたときの事。
インドのベンガルに治療に行ったチームが、「天然痘にかかると
女神シトラマタの加護が得られる」という言い伝えの為に苦労した
というくだりがあったのですが、この女神はどんな神で、何故天然痘
にかかった者に加護を与えるのか、どなたかご存知でしょうか。
854 :
天之御名無主:02/04/17 10:57
>853
私見ですが、死ぬことも多いであろう難病に耐えて生きながらえた人を
「女神某の加護を得た人」と呼んだのが始まりだと思います。
あばたの残った顔を見れば一目でわかりますので、そういった伝承を
作りやすい環境だったと思います。
>>848 ごめん、スレ立てた?見つけてないだけ?
できれば、スレ名とURLをよろしく。