1 :
さぶみっと:
って、中国の蛇首の神様でしたよね?確か。
姉弟で夫婦で親子・・・だったかしら?
詳しいこと知ってる人、いますかぁ?
2 :
じゅうろく:2000/07/10(月) 11:20
蛇首ではなく逆の蛇身人頭です。あと伏義が兄です。
洪水でこの二人だけ生き残り、夫婦になって人類の始祖になった
という伝説もあります。
伏義と女カはいわゆる三皇五帝の三皇のメンツです(もう一人は神農
あるいは女カを外して黄帝)。
伏義は八卦や文字、琴、魚をとる網をつくり、料理や牧畜、交易、神祇祭祀
などを人間に伝えました。
女カは土から人間を作りました。はじめは丁寧に作ってましたが、面倒に
なったので泥の中に縄を垂らして動かし、そのハネを人間にしました。
丁寧に作ったほうが出来のいい人間、適当に作ったほうが出来の悪い人間
になったそうです。
あとは女カ補天の神話などがあります。
じゅうろくさん>
詳しいレス、どうもありがとうございました〜*
私の持っていた文献とは、ちょっと違うようで;(ジョカが姉でフーギが弟でした)
うぅん、おくがふかい・・・。
4 :
じゅうろく:2000/07/10(月) 14:39
なぜ蛇の体なのか。
ほかにも牛の頭だったり(神農、シ尤)しますが、何でしょうね。
5 :
名無しさん@マターリ派:2000/07/10(月) 15:03
ん〜やっぱ大陸は猛獣が多くて、大自然の脅威が身に染みているから?
日本では害獣っていないし、神話にも獣の神とかあまり出ないよね。
6 :
じゅうろく:2000/07/10(月) 16:21
>5
山の神が鹿とかいのししとかになって出てきますけどね。日本。
あとオオナムチは蛇身ではありませんでしたか?
メガテンの影響か?
中国では蛇や牛は神性をもつものとされていたのでしょうか。
7 :
じゅうろく:2000/07/10(月) 16:23
そうそう、あと女カなどは動物の体であるだけで別に
動物神というわけではありますまい。
8 :
さぶみっと:2000/07/10(月) 23:52
アニミズムが関係してるのかしらー???
9 :
名無しさん@マターリ派:2000/07/11(火) 03:10
いや、めちゃ安全な日本列島と違って大陸の人たちは獣の強さってのを
毎日見てるワケで。
そしたら牛を力の象徴、蛇を命の象徴と捉える可能性もあったんじゃないかと。
日本においては神が獣の姿をしているなら、何でその姿なのか?という
理由が必要でしょ(ナゼ猪のかっこうなの?→山の神だから)
でも獣が象徴として捉えられてる地域では、神が獣身でも「当たり前じゃん」
で済んでしまうのではないか。(シユウは何で牛なのですか→強いから)
んだから、日本では獣の姿の神は動物神だけど、大陸では動物神でなくとも
獣の姿をしていて構わない、という感覚なのかも知れない。
まぁ、以上は俺の推測ですけど。
10 :
名無しさん@マターリ派:2000/07/11(火) 03:12
あとオオナムチって大国主だよね?
蛇身なの?
11 :
名無しさん@1周年:2000/07/11(火) 05:10
蛇は大地の象徴。
だから、蛇の体に翼がつくと、(空をも支配するので)
最強至高の存在になるらしい。南米神話みたいにね。
それと、女禍(女偏ねほんとは)って、どうやら、雌雄不明
らしいよ。古文献漁ると。
12 :
>11:2000/07/11(火) 13:53
じょかは書けません!!書いても?になるよ
13 :
じゅうろく:2000/07/11(火) 14:31
オオナムチ、メガテンでは蛇でした。実際どうなのかはわかりませんが
割とメガテンは原典に忠実なのでそうじゃないかなー、と。
封神演義にもでてましたね、女カ。講談社文庫のものによると、
伏義、神農、軒エン(黄帝)の三聖が天帝で、その天帝と仙界の意志の
疎通を図る役目だとか。
14 :
名無しさん@1周年:2000/07/12(水) 10:05
おおなむちは蛇神だよ。
「ち」は蛇のこと。
ノヅチ
オロチ
ミシャグヂ(たぶん)
15 :
じゅうろく:2000/07/12(水) 10:57
>9
獣の脅威というのは少し違うのではないかと。もしそうであれば
その地の最強の獣が神格化されるのではないでしょうか。
(アイヌの熊とかのようにですね)
牛に関しては角の神性が関係あるのではないかと思います。
これもあくまで私見ですが。
>11
大地の象徴ですか。すると女カや伏義は大地神ということになりますか。
あと雌雄不明というのははじめて知りました。
>14
ありがとうございます。
そういえばミヅチとかもそうですね。
16 :
さぶみっと:2000/07/12(水) 12:54
14さん>
そういえばそうですねぇ・・・。<「ち」は蛇を指す。
あと、龍のことも「ち」って言ってる気がします。
蛇と龍はひとくくり・・・?
ナーガは白蛇っすよね・・・。(関係ないし。)
17 :
名無しさん@マターリ派:2000/07/12(水) 18:37
俺が読んだのでは、古代日本語では「チ」は「生命」を表す単語
だったのではないかと書かれていました。
血(チ、そのままですな)や口(クチ)土(ツチ)のチはここからで、
んで手も足もなく脱皮して生まれ変わる蛇に生命の象徴を見た古代人は
それを「命が在る=居る血(オル・チ→オロチ)」と呼んだのでは……
となってました。
ミシャグジは、名前自体は御石神(み・しゃく・しん)から来ている
んじゃないかなぁ。
18 :
名無しさん@マターリ派:2000/07/12(水) 18:57
>15
いや、熊なんかは害獣でしかないけど、牛は農耕の役立ったりしてくれる
益獣でしょ?
シユウや神農は人間に文明を教えてくれた神だから、投影するには熊や
虎よりも牛のほうが相応しかったのではないかと。
角の神性ってのもあるのかも知れないけど、そこにやっぱり「ナゼ
角があるとエライのですか?」って理由が必要になるのでは。
19 :
名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 17:52
>オホナムチ=蛇神
チ(ヂ)がついて蛇神と言えるなら、
カグツチもククノヂもオホヒルメノムチも蛇神の可能性があることになる
全体的な用例から考えても、ムチは敬称で、
ヲロチやミヅチなんかのチはそれに関連した接尾語だろう。
霊力をもつ存在につけるという程度の認識が妥当じゃないかな。
20 :
名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 20:40
>14
ノヅチは「野槌」のこと。藁を柔らかくする農具だよ。
これに形が似てたってだけの話。正確にはノヅチヘビという。
>18
中国ではどうかしらんが、本邦では熊は害獣ではない。
むしろ山や畑を荒らす草食動物を退治してくれる益獣だった。
狼と一緒だね。
「クマ」とは人に出会うと泡食って逃げる様から付けられた名前。
21 :
名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 01:30
>20
熊は毛皮や内蔵が献上品として重宝された面もあるし、まぁ
害獣とは言い難いというのはわかるが
>「クマ」とは人に出会うと泡食って逃げる様から付けられた名前。
というのは、誰の言っている語源ですか??
大きい物、強い物に対してつける接頭語として「クマ」の語があり
動物のクマの語源もそれと関連させて考えるべきだというのが、
上代文献の用例から見ても妥当だと思うが…
22 :
14:2000/07/17(月) 06:44
ほーほーなるほどねぇ。
俺の言うことが間違っていたようだな。
俺ってクソ。ホント間抜け野郎だね。
氏ね>14
23 :
名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 02:23
>21
仰りたいことは分かります。クマバチとかクマネズミとかね。
でも、それだと熊は「クマ○○」っていう名前じゃないとおかしいでしょ?
24 :
21:2000/07/20(木) 23:28
>でも、それだと熊は「クマ○○」っていう名前じゃないとおかしいでしょ?
順番としては、我々がクマとよんでいる動物がクマという名で呼ばれる様になり、
それからクマという接頭語が生まれたと考えるのが自然でしょうな。
だから別にクマがただクマという名でも変じゃないです。
当時の人間のクマに対する感覚として、大きい物・強い物という感覚があったから
こそそういう接頭語が生まれたんでしょう。
その感覚がクマ自体の語源にまで遡れるかは、文献上の用例からは証明できません。
が、少なくとも上代文献において、泡食って逃げる様をいう語で
「クマ〜」若しくはそれに類似した音の語は私が見た限りありませんし、
クマ自体についての記事も、ほとんどがその力強さを表現するものです。
20で言われたような語源はちょっと考えにくいと思います。
25 :
名無しさん@1周年:2000/07/21(金) 08:53
大きい様を表現する接頭語はクマに限ったことではないよ。
他にも色々あるから動物図鑑なり植物図鑑で調べて御覧。
かなりスレと違う内容になったな、みんなゴメン。
26 :
21:
>大きい様を表現する接頭語はクマに限ったことではないよ。
当たり前です。どうも話が全然噛みあってませんね。もうやめましょう。