1 :
俺はマッハの恐怖じゃねえよ柳田:
今もサンカの生き残りの人っているんでしょうか。
(末裔で山を下りた人はいるでしょうが)
サンカの人が自ら語ったテキストはないですか。
2 :
名無しさん:2000/04/25(火) 22:22
ご存知かもしれませんが、柳田国男の「山の人生」に、サンカに
対する記述を発見したので書き込みます。岩波文庫から出ています。
3 :
名無しさん:2000/04/29(土) 11:43
「説教強盗」として知られた妻木松吉がサンカの出だという説は本当ですか?
4 :
名無しさん:2000/05/01(月) 06:22
それは初耳です。>3
妻木松吉は西巣鴨町向原に住んでいた左官さんみたいですね。これが
本当なら、サンカではないんでしょう。でも、山から下りて俗世間に
交じったサンカもいたらしいから、こうなるとわからないですね。
サンカというと、組織的なつながりがあったと聞きますが、その実態
はまったく不明のようですね。サンカの本は何冊か見たことがあります
が、知りたいことがわからず終いです。もっとも有名な八切本は未読
なんですが…。
5 :
名無しさん:2000/05/01(月) 15:20
三角寛はサンカの研究で博士号まで取りましたよね。しかし、あの研究って結局フィクションだったんだという説もありますが、本当にそうなんでしょうか…
6 :
名無しさん:2000/05/01(月) 23:36
三角の遺族が資料を公開しない限り、たぶん検証は不可能でしょう。
最近、たしかフィクションじゃないという論文も何かに載りましたよね。
7 :
名無しさん:2000/05/02(火) 00:52
サンカは戦後で急速に姿を消したそうですが、なぜこうにも
実態が知られてないのか不思議ですね。比較的容易に手に入る
書物などご存知でしたら教えていただけないでしょうか。
8 :
名無しさん:2000/05/02(火) 18:34
9 :
>7:2000/05/03(水) 03:45
サンカと説教強盗(批評社 礫川全次著)←おすすめ
サンカ研究(新泉社 田中勝也著)
10 :
名無しさん:2000/05/03(水) 10:33
7>8さん、9さん
情報ありがとうございます。サンカは謎の種族ですね。
縄文人の末裔と考えていいのでしょうか。今でもひっそりと、しかし
脈々と血統が絶えることなく続いているのなら神秘を感じてしまいます。
11 :
名無しさん:2000/05/03(水) 18:42
でも「サンカ文字」の存在は疑わしいような気が…。独自の文字を持ってるということは、相当進んだ文明の持ち主と考えていい筈でしょう?
12 :
名無しさん:2000/05/03(水) 23:26
13 :
名無しさん:2000/05/04(木) 00:35
>12さん
とても面白いページをご紹介いただき、ありがとうございました。
縄文人=出雲王朝、そしてその末裔がサンカということでしょうか。
上記のページを見て思い出しました。
また聞ぎの話で、しかもうろ覚えなので申し訳ないのですが、トンデモ
めいたサンカに関する説を、以前聞いたことがあります。
たしか、徳川家康と田中角栄が縄文人の血統であり、豊臣秀吉は弥生人
の血統であるとの説です。
14 :
名無しさん:2000/05/04(木) 00:48
あのウメガイナイフって、どっかで見たようなと思ったのですが、そのまま
長く伸ばせば、日本神話に登場する剣のイメージそのままになりますね。
15 :
名無しさん:2000/05/04(木) 01:23
16 :
名無しさん:2000/05/04(木) 22:11
五木寛之の「風の王国」、買ってきました。ボリュームあって楽しみです。
17 :
名無しさん:2000/05/06(土) 00:16
私も何年か前に風の王国を読みました。物語りのリアルさと、山窩という存在を考えさせられました。日本人として読んでおく小説だと思います。
18 :
名無しさん:2000/05/06(土) 12:13
そういえば先日長野県の野尻湖から、日本各地の石器が
出土したってやってましたね。
太古日本の山岳に暮した人々が山から山へ移動した様が想像できます。
近くには狩猟神諏訪明神もいることだし。
19 :
名無しさん:2000/05/07(日) 04:03
>15
遠い昔の話ではなく、今も存在するかもしれないこと、それなのに
謎に満ちていることや、自然と密着した生活や生き方に、ロマンを
感じます。
>18
古代の日本人の生き方が知りたいです。現代人とは違う視点、価値観
を持っているように思えてなりません。憧れ、ですね。
20 :
名無しさん:2000/05/07(日) 16:30
山からおりてきた人や山篭りしてきた人
に神秘的なものを感じるのはサンカの記憶のせいだろうか?
ちなみに戦国時代、武田軍が信州の山からおりてきた際、
その光景を見た東海道の人々は震え上がったと、司馬さんは書いてました。
それは、当時から伝説的になっていた武田軍の強さに対するものだけでは
なく、平地に住むものが潜在的に山から来るものに対して抱く
感情のせいもあるのではないでしょうか?
21 :
縄文人革命家:2000/05/07(日) 21:04
縄文人 万歳!
出雲大社 万歳!
物部氏 万歳!
熊襲 万歳!
蝦夷 万歳!
家康 万歳!
角栄 万歳!
サンカ 万歳!
22 :
名無しさん:2000/05/09(火) 00:32
以前「サンカ研究」という本で見た少女がいやに田中マキ子に似ていたので
家族と話してたんだけど、やっぱり・・・。
サンカの人は大変教育熱心で、そのお金は彼らの秘密の資金から
でたとききます。企業のトップにもおられそうですね。
いつか日本の歴史が根底から覆るとき、かれらは表にででくるのでは。
今はまだ占領されているのですから。
23 :
名無しさん:2000/05/09(火) 01:17
確かに田中角栄サンカ説という話は聞いたことがあります。今太閤と呼
ばれていたのもうなずける話で、秀吉の出自も確実にサンカかそれに近
いものだと言われているようです。しかし本来のサンカにとっては決し
て友好な存在ではなかったようです。それは田中角栄にしても同じこと
です。自然と共に生きる喜びを誰よりも良く知るサンカが、自然破壊に
手を染めることは、自らのアイデンティティに反するのではと・・・
24 :
名無しさん:2000/05/09(火) 01:30
なるほど・・・それはいえてますね。
25 :
名無しさん:2000/05/09(火) 01:49
他にもサンカ出身らしい、という有名人がいたら教えてください。
26 :
名無しさん:2000/05/09(火) 14:49
>12さん の紹介のページ見ました。
そこで思うのですが。
一般に溶け込んでいる山窩の人達が想像以上にたくさんいて、
有名人なんかもけっこういたりして、もしかしたら遺伝子の
資料で日本人特有のパターンが5%足らずだと書いてありま
したが、それって山窩の人達だったりして、なんて思ったり
しちゃいました。興味のある自分もそうだったりして 。
27 :
名無しさん:2000/05/09(火) 18:24
>26さん
自分もこんなにも興味津々で、どうしよう…って感じです。やっぱり、
同じ血が流れてるのかな?
ここで、山窩の人たちの身体的特徴を挙げて頂けませんか?>ご存知の方
自分と合致する部分があったりして…。
なんかトンデモスレッドになってるな・・・
29 :
名無しさん:2000/05/10(水) 08:55
茶道の千利休の先祖がさんかの出身だ、とちらっとうわさで聞いたことがあるのですが。
そういえば、茶筅など茶道の道具は竹を使ったものが多いので、そうかもしれないと思うのですが、ご存知の方いらっしゃいますか。
30 :
名無しさん:2000/05/10(水) 10:37
>29さん
利休は雪駄の裏に牛革を張る事を考えた人でもあるようです。山窩
を始めとした賤民視されていた人達と深い繋がりがあったと考えら
れます。宮本武蔵も山窩だとの話があります。
31 :
名無しさん:2000/05/10(水) 11:34
>30さん
レスどうもありがとうございます。利休や武蔵が、さんかとつながりがあったとは興味深いですね。
そのような話はどんな文献にのっていますか。もしよろしければ教えてください。
32 :
名無しさん:2000/05/10(水) 20:06
サンカ本はなかなか見つからないので、困ってます。
こないだ見つけた「神字日文考」(吉田信啓著/中央アート出版社)
にサンカに関する記述がありました。この人の著作には、サンカ関連
の文章がよく見られるようです。
他の著作だと思いましたが、信長・秀吉・家康はサンカに深いつながり
があるとか。
33 :
名無しさん:2000/05/10(水) 23:10
>31さん
今、何の本に書いていたか探しています。探すのに少し時間が
かかりそうです。武蔵サンカ説は季刊銀花の古いのに書いていた
ようなおぼろげな記憶がありますが。
34 :
31です:2000/05/12(金) 07:32
>32さん
レスありがとうございます。信長、秀吉、家康までつながりがあるとは。もし本当なら日本史を根底から覆しますね。
>33さん
わざわざ探していただいてすみません。
35 :
33ですが:2000/05/12(金) 10:41
利休についての文献ですが、確か結構古い本だったように記憶しま
すが、竹の民族史[沖浦和光著]にも利休と雪駄についての記述が
あります。それによると広辞苑で雪駄の項をみると、竹皮草履の裏
に牛革を張りつけたもの、千利休の創意という。とのことです。
36 :
名無しさん:2000/05/13(土) 09:32
手元の本にこういうのがありました。
柳生十兵衛八番勝負 五味康祐 徳間文庫
国樔族というのは…次第に滅亡し…人跡未踏の山奥に…。
…国樔は山窩の異称で呼ばれ…。
また昔読んでた半村良の本には
伝奇小説なんて帯があって、
こういうよく似たプロットだったんじゃ?
近頃では妙に分厚い
デザイナーの描いたのがあるでしょう。
民俗学からネタをとり入れた奴。
座敷わらしはいつも出て行くところを目撃されている、
て言うのは面白かったな。
数十年おきにブームは繰り返すのかね?
いま民俗学がブームなんですか?
>もし本当なら日本史を根底から覆しますね。
でもこれは危ないんじゃないの?
社会に出るとすぐにカルトに洗脳されちゃうよ。
37 :
名無しさん:2000/05/13(土) 09:50
この国が大きく変わる時には、なぜかサンカらしき人達が暗躍した
形跡は感じる。今もそんな時かと・・・
38 :
名無しさん:2000/05/15(月) 04:21
>37さん
歴史上、サンカが暗躍?した話をもっと知りたいです。
何を読めばいいのでしょう。
39 :
名無しさん:2000/05/15(月) 10:44
義経記に登場する修験者やタタラ者、山賊、白拍子に、また義経の
実母常盤御前、義経が愛した、くぐつ出身の白拍子である静等が、
きわめて山の民サンカに近い存在であったと言えます。
太平記もしかりってとこでしょうか。
40 :
名無しさん:2000/05/15(月) 21:32
サンカになりたいんですが、どうしたらなれますか?
41 :
名無しさん:2000/05/16(火) 01:56
無理です!!!
家を捨てテント生活をしても、それはホームレスです。
さまざまなことに精通していなければなれません。
42 :
名無しさん:2000/05/16(火) 09:54
>39さん
サンカと忍者は関係あるのでしょうか。
43 :
名無しさん:2000/05/16(火) 18:44
忍者がサンカを母体として発生したものか
たんに忍者にサンカ出身者が多いのかは
謎ですが、白州正子さんの世阿弥を歩くや
増田正造さんの能の研究には楠正成と世阿弥の
血縁の可能性や、忍者と芭蕉についての記述、
そしてサンカと忍者の関係についてふれられています。
44 :
42です:2000/05/17(水) 10:03
>43さん
レスありがとうございます。白州正子さんの本、面白そうですね。
早速手に入れて読んでみようと思います。
45 :
名無しさん:2000/05/20(土) 09:00
数年前,コミック誌の「ビックコミック」で,弘兼氏のマンガで主人公が
「山窩」出身の老人と云う作品が有った。
「流星航路」シリーズの一つだったかな?
(ゴメンナサイ! うろ覚えです)
その時に知識として「山窩」は知っていましたが,昭和30年代になって
も,その生活習慣を維持されている方々がいらした事を知りました。
現在もまだいらっしゃるのでしょうか?
46 :
名無しさん:2000/05/24(水) 17:13
第二次世界大戦の時に、徴兵のために
戸籍が完璧に整備されたおかげで、純粋な
サンカは壊滅でしょう。
私は、渡来人に追いやられた源日本人説をとります。
47 :
名無しさん:2000/05/24(水) 20:37
グリコ森永事件はサンカ・シンジケートのしわざ
江崎社長はサンカ・シンジケートのお世話になったにもかかわらず、
基金への資金提供を渋ったので懲らしめられた
とのかなり確かな噂がありますが
48 :
>47:2000/05/25(木) 12:33
それ知りませんでした。面白い!
江崎なんて、もろそれ系の名前ですね(笑)。
矢切さんか田中さんが生きてれば何か言ってくれたでしょうねぇ。
よければ詳しく教えて下さい。
49 :
さくま:2000/05/27(土) 19:53
月海黄樹という人の本を読んでてプロフィール見たら
サンカの家系にうまれる。幼いころから家伝の占星術などを授けられる
とか書いてあったな。
神秘系の本だった。
50 :
山窩の正体とは:2000/06/10(土) 06:09
現代ではホームレスでしょ、単純に。
なにげなく行き交うひとの話しをジッと聞いていて
金になりそうなものは情報源として第3者に売る、
またひなが一日中路上観察しているので、落とし物の情報や
わりに有名なひとがどのような行動をとっているのかを
実は良く知っているのではないでしょうか。
各駅にいるホームレスは移動手段として、電車を利用する。
(ひとがあまり利用しない時間帯)
そして、どこかに元締めがいて、情報の管理をしているものと
思われます。
高級公務員がどこに遊びにいくか、などは元締めから配られる
顔写真で当人を確認し、さりげなくチェックすることも
できるでしょう。
つい最近まで2chに出没していた田中三郎氏なども、
関わりがあるやもしれません。
山窩とは彼のようなひとなのでしょう。
ということで彼の画像アップ、キボーン。
51 :
名無しさん:2000/06/10(土) 07:06
単なる乞食、無宿者とサンカは違うよ。昔から。
親子代々にわたってマルチジェネレーションでサンカである点
そしてかなり強固な共同体を形成している点がまず違う。
とはいえ、あやしげな呪術集団みたいなのはどうもね
フリーメイソンとかと同じで人はとかく
この手のを神秘的に捉えすぎるから(笑)
あと三角寛が妄想で書いたサンカのイメージが未だに定着してるんだよなあ。
52 :
いやいや:
ホームレス全員がそうだとは思いませんよ。
木は森に隠せ というじゃないですか、今のご時勢どんな山
の中にいても正体バレちゃいますよ。
むしろ都会の雑踏のなかにひそんでいるような気がする。
だけど正業についていれば税務署のチェック機構からは
逃れられません。 すなわち暴露される危険性が生じる。
それには、ものほんのホームレスに紛れるのが一番。
乞食のネットワークなど従来の民俗学では取り上げられていない
だけで、実は結構ヒエラルキーが成立していて、独自の社会を
構成しているということはありえませんか。
マルチジェネレーションっていうのは ? じゃないですか。
サンカ同士で何世代にも渡って子孫を繁栄させてきたとすれば
遺伝の問題が生じる、サンカのひとたちはその危険性は十分
認識しているでしょ。