スレを立てるまでもない質問9

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487472
>>484
ん〜、まずは百科事典を引くことだと思うけど。
なんでも分からないことがあったら、百科事典を引くクセを
つけるといいよ(デジタルのやつだと、2万円くらいだし)。
平凡社とかブリタニカとか小学館とか、大手のヤツ。
エンカルタは失敗だった。あれはゴミ。全体的にぬるすぎる。
(ただ、聖書の各文書の説明が何故か詳しい)

個人で書いている「(自称)百科事典」は、最初は避けるべき。
共同で書いているものの方が、概して、偏りがないから。

だいたい、本当にちゃんと研究している学者は、ひとりで、
ギリシャやら、インドやら、オリエントやら、ユダヤ教やら、
キリスト教やら、仏教やら、あれやこれや書けるものではない。
そういうものは、孫引きしているだけで、役に立たない。

んで、例えば、「ハレルヤ」で調べると、語源とか、旧約のどこどこ
にでてるとか、書いてあるはずだから、聖書程度の容易に
手に入る文献なら、必ず調べてみる。「ハレルヤ」なんて、詩篇に
何十回も出てくるんだから、「中世西欧が起源て、バカじゃん(ぷ」
て分るはす。
488472:2007/09/15(土) 01:11:06
一応、それなりに勧められるキリスト教事典を挙げとくと:

・岩波キリスト教辞典(岩波書店)
 高い! そのくせ薄い! けども、やはり執筆陣が優れているだけ
 あって、内容も学出的で信用できるし、簡にして要を得ている。

・旧約・新約 聖書大事典(教文館)
 バカ高い! でも超一流の事典の翻訳なので、図書館で読みましょう。
 その他、教文館が、「キリスト教大事典」とか、やたらと分厚い事典を
 何冊か出しているけども、これらはみんな、一流の学者が参加している
 ので、それなりに信用できる。だからといって、教文館の個人が執筆
 している事典は勧めない。それから、教文館は、リベラルといっても、
 やはりキリスト教出版社なので、「神さま、キリストさま」な本も多い。
489472:2007/09/15(土) 01:13:50
それから、キリスト教を(歴史的に知りたい)初学者向けとしては、朝日
新聞社の AERA MOOK シリーズがわりと良いと思う。日本で一流と
見なされている研究者を多く集めているから。新約学だと、大貫さんとか、
土岐さんとか、加藤さんとか、佐藤さんとか。ただ、中には噴飯モノの
記事もあるので、とりあえずは、大学の教授が執筆している記事だけ
読んだ方がいいかも。それから、参考文献のページは必読。選りすぐり
(じゃないのもあるけどw)の本を紹介しているので、そこに書いてある本なら、
まあだいたい信用していい感じ。

・「旧約聖書」がわかる。(37号)
・「新約聖書」がわかる。(40号)
・キリスト教がわかる。(80号)


あと、「買ってはいけない」事典。

・いのちのことば社全般。原理主義者の本だから、内容がお花畑。

・新紀元社全般。厨房用。

・学研の宗教のシリーズ。学問的に見せかけておいて、オカルト多し。