小さい頃に、
「○○には影が海に届くほど大きい巨木があった。
崇められてたんだけど、あるとき王様の命令で切り倒し、
それで王様のための船を造った。その船はとても速く海を渡った。
古くなったんで燃やしたらその煙は高く高く登って、○○からもみえた」
(王様じゃなくって帝や天皇という表現だったかもしれません。
また、場所についても熊本のどっかの地方だったと思います)
このような昔話をきいたことがあるはずなのですが、
教えてくれたはずの母方の祖父?はもう死んでしまいました。
みんなが知っている当たり前の話のように思っていたのですが、
母に尋ねても知らないと言われます。
また、他の人に尋ねても、知らないと言われました。
他にも、
「大きくなって家を壊すから、余所から石を拾って持って帰っちゃダメ」
みたいな話を聞いたはずなのですが、
他の人たちはそんな言い伝えは知りません。
熊本にこんないいつたえは存在しないのでしょうか。
私が聞いたつもりになっていつのまにやら創り出したお話なのでしょうか。
2 :
山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :04/11/25 20:02:20
単発質問スレはルール違反ですよ。とはいえ、『今昔物語集』の最終話がこ
こに記されているものに似ている、という事はお伝えしておきましょうか。
相も変わらず山野はスゴい。
ところで、
>>1よ、削除依頼を自分で出してこいよ。
直接聞いたわけじゃないけど、大阪あたりにもあったとか。
この木から枯野という船を作ったとあります。
朝日で影が淡路島を隠し夕日で高安山を隠したそうですが・・・
>>4 古事記ね。
景行紀にも巨木伝説あるよ。
秋七月四日、筑紫後国の三毛(福岡県三池)に着いて、高田の行宮におはいりになった。
時に倒れた樹木があり、長さ九百七十丈。役人たちは皆その樹を踏んで往来した。
時の人は歌をよんだ。
「消えやすい朝霜の置いている御木の小橋を渡って、群臣たちは宮仕えに行くことだ」
天皇はこれは何の樹かと尋ねられた。一人の老人が申し上げるのに、
「これはクヌギといいます。以前まだ倒れていなかったときは、朝日の光に照らされて
杵島山を隠すほどでした。夕日の光に照らされると、阿蘇山を隠すほどでした」
といった。天皇は
「この樹は神木である。この国を御木国とよぼう」
といわれた。