狐や蛇は民俗・神話板でも、多く語られているような気がするが、
虫の神格や変化の類ははあまり語られていない気がします。
よって、スレッドを建ててみました。
このスレにおける「虫」は
昆虫に限定する必要はないでしょう。
「蜘蛛」や「百足」などもひっくるめて語りましょう。
スカラベ?
エジプトにはヘプリ(hpri)という名の、
まんまタマオシコガネ(スカラベ虫)の顔した神格がいますがね…
図像的には人身虫頭というどぎつい存在w
蜘蛛の神格だと
オニャンコポン 西アフリカのアシャンティ人の神話における創造神
アトラク=ナクア クトゥルフ神話における蜘蛛神、旧支配者に属する
この二つが有名でしょうか。
>>3 だが太陽を運ぶ偉大な存在だ。
王の守護者絡みでサソリの女神セルケトもいたね。
日本だと群馬県の赤城山の神がムカデだという話があるね(蛇神説もあるが)。
>>5 セルキス(srkt)は本来サソリではなく水蠍(タイコウチ)の神格です。
「呼吸をさせるもの」という名の由来の通り、下エジプトのデルタ地帯
(第6ノモス)や上エジプトのエドフなど比較的水量の多い地域で
信仰され、サソリや蛇といった毒を持つ砂漠の生物の敵対者として、
また人や家畜を毒や怪我から守ってくれる治癒神として崇められていました。
サソリと誤認されるようになったのはギリシア=ローマ時代の話です。
少なくともエジプトではそのようにみなされてはいませんでした。
新王国時代末期から末期王朝時代にかけて西アジアやギリシアに
この神格がヒエログリフの表記を伴って伝播し、さらに後代になってから、
ヒエログリフを読めないローマ人がタイコウチを模した文字を
サソリと勘違いしたことに始まります。
ベルゼブブ?
藤原秀郷は近江の三上山で大百足を退治したな
養蚕が盛んだった地方では蚕神が祀られてたりするね。蚕まんまじゃなくて女性化されたり、
馬モチーフが入ったりするけど。
マヤでは養蜂が尊ばれ、儀式暦の16日にはハチと蜂蜜の神への感謝の祭が行われました。
11 :
天之御名無主:04/09/04 21:10
ダハーカ竜の中にはありとあらゆる害虫が詰まってるらしい
13 :
天之御名無主:04/09/06 00:40
>>12 古き良き時代というか、この頃はどのスレも良レス多かったのを実感するな・・・」
何だ最後の」は OTL
ドイツの女流画家・昆虫学者のマリア・シビラ・メーリアンが、蝶の変態に気
付いたのは17世紀も後半になってから。それまでは塵や腐ったものから
害虫が生じるとされ、青虫と蝶は別個のものとする考え方が支配的でした。
もっとも『堤中納言物語』中の「虫愛づる姫君」によれば、日本人は少なくとも
12世紀前半にはこの事に気付いていたらしい。
これが世界最古の昆虫文学だという人もいますが、『三宝絵』によれば平安
中期には既に昆虫を擬人化した小説が存在した可能性もあります。
御伽草子には動物を主人公にした滑稽譚が多い。
グリム兄弟がケンペルを介して知ったという「日本の民話」にも、蝶の姫君に
求婚する数々の虫たちが登場しますが、出典は不明です。
>>4 20世紀にできた創作神話をここで挙げるのは不適当じゃないかな?
17 :
天之御名無主:04/09/09 23:42
ぶるるんぶるるんぶるるんはらちりがらとろぶる
アバドン
巨人の死体から沸いて出た小人さん
中国のどこぞに虫落という集落があるらしい。
遥か昔、ここに首を飛ばす民族がいたそうだ。
瞳が生まれつき無く、白眼。耳を蝶の様に羽ばたかせ、
地上を虫を捕食するため飛びまわるらしい。
よって彼等が虫のようだから付けられた地名らしい。
21 :
天之御名無主:04/09/10 22:07:15
飛頭蛮?
22 :
天之御名無主:04/09/12 01:03:39
秋津=蜻蛉。
秋津島=日本の別名。
稲の害虫を食ってくれる蜻蛉を神聖視していたのだろう。
23 :
天之御名無主:04/09/12 01:10:26
神蟲。
「地獄草紙」に登場する
「朝(あした)に三千夕べに三百」の鬼を食らうという巨大な怪虫。
24 :
天之御名無主:04/10/17 04:16:03
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ギリシャ神話のプシュケは魂や精神の象徴であるそうですが、
ギリシャ語では蝶を意味するらしく、エロスとプシュケを題材にした絵画には
蝶の羽をもつプシュケが描かれているそうです。
お話によって変わりますが、神になったプシュケには窒ェ生えているとか。
昨日調べたお話です。