【忌み地・忌み山の話】

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・庚申山
 神奈川県川崎市多摩区の長沢の北にあった高さ100 m、広さ300 uほどの
 丘陵で、普段人が入って木を伐ったりすると、怪我したり死んだり、気が
 狂ったりすると言われていた。
 以前は大きな樹が茂っており、トオノコシ谷戸(平瀬川付近)の庚申講
 の持山であったが、一度国有地となり、民間に売りに出されたが買い手が
 付かなかった。(今ではマンションや住宅が犇めいている)
 明治の中頃まで同族で構成された庚申講による一党祭祀が続き、8年から
 10年に一度取り行われる祭りの時にだけ入山したという。