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天之御名無主:
三種の神器は王権神授をもっともらしくするための飾り物。
オリジナルは三重・伊勢神宮(鏡)と愛知・熱田神宮(剣)。
ここの信仰が朝廷に入ったものか、朝廷でもともと鏡や剣を
崇めていたのを両神社の威光を借りて正当化したのかは不明。
一般に海外でも「玉璽(印)」とか「楯」とか王権神授の
小道具はよく使われ、「レガリヤ」と呼ばれる。
したがって、鏡も剣も伊勢・熱田がオリジナル(本物)で、
王宮にあるのがレプリカ(偽物)という考えは間違い。
双方に元々関連性はなく、神社にあるのは御神体、
王宮にあるのはレガリヤ、と考えるべきです。
ちなみに勾玉は持統天皇時代に藤原不比等が創作した小道具。
もともと2つだった神器に玉造りの神を先祖にもつ藤原氏が
3つの方が収まりがよいということで無理やり捻じ込んだ。