42才、キャバ嬢に本気で惚れました!!

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87奉 先 ◆Ryohu/B1sc

会社ぐるみで利用していたスナックに
新顔のホステスが入った。
そのホステスに気に入られてしまった。
しかし、玄人女を信用しないオレは、まるで無頓着だった。

そのうち彼女は独立し、雑居ビルに自分のスナックを構えた。
お祝いくらいは、と思って、開店日にはご祝儀を持って顔を出した。
それは単なる善意でしかなかったが
それ以後、毎日のように電話がかかるようになり
内心は面倒だったものの顔を出すようにしたが
不思議と飲み代の請求をしてこない。
差し出しても受け取ろうとしないのである。
その代わりに、なるべく毎日顔を見せて欲しいという。

その負い目もあって、毎日顔を出したが
そこそこに帰宅しようと廊下へ出ると、追いすがって泣き出す。
その涙は営業用だろうと思い、意に介さずにいた。
ところが違ったのである。