361 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/08 22:27
桐野夏生「玉蘭」読んだ。
「OUT]「柔らかな頬」の方がオススメかな
362 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/09 22:09
燃えよ剣 いいっす
司馬遼太郎「俄(にわか)」
己の肉体の痛みや苦しみを銭に変えておまんまを食う、単純明快な生き方。
幕末から明治に生きた浪速の侠客万吉親分の物語。(多分実在の人物)
新撰組や戊辰戦争との絡み、奉行所による壮絶な拷問等みどころがいっぱ
いで一気に読み終えた。
北村薫の「空飛ぶ馬」 創元推理文庫
とても上品な名作短編揃い。
人が殺されなくても推理小説はりっぱに成立するものだと、認識を新たにさせられた。
余談だが、
読んでいるうちに、主人公の女子大生を父親の目で見守っている自分に気づいて……ちと恥ずい。
>>364 私と円紫師匠のシリーズですね。
北村さんの作品はどれもしみじみして好きです。
京極夏彦氏の京極堂シリーズを
映画化に向けて再読開始いたしました。
厚いのなんの。
>>366 俺も再読始めようかな。つーか、「絡新婦の理」の途中で挫折して、そのまま止まってる。
作風も世界観も大好きなのに、なんでだろう?
>>367 世界観もそうですが、緻密な人物配置、恐るべき蘊蓄。
一度はまると止められないです。
登場人物が他の本にも交差してくるので、再読すると、
「あれっ、この人こんな所にも出てきてたんだ!」なんて、
新しい発見があって楽しいですよ。
369 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/09 00:18
「雁の寺」「飢餓海峡」「越前竹人形」などの名作を次々と生み出してきた
作家の水上勉さんが8日午前7時16分、肺炎のため死去しまた。85歳。
合掌。
「サンダカン八番娼館」も水上勉だったんですね。合掌。
371 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/09 00:32
清野とおるの「青春イヒヒ」
372 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/11 13:09:00
2年振りの最新作、村上春樹の「アフターダーク」
373 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/11 22:01:15
るろうに剣心
大人買い
374 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/11 23:32:05
司馬遼太郎にはまってる。なんで生前に読まなかったんだろう・・・
「坂の上の雲」全八巻の4巻目。 面白さの極致!
息子がコソーリ買っていた仮面ライダー555の小説版をコソーリ読んだ。
なんかとっても青臭くて、それでいて懐かしいティストに溢れていた。
だけど、文章は下手。
「自分の顔が許せない!」中村うさぎ&石井政之
美容整形の女王と顔にアザのあるライターの顔面論・身体論。
前半はすごく面白かったけど、後半で身障者の問題とかに
入っちゃってからは歯切れが悪かったかも。
つん読が増えて、最新作買っても後に回される。
こんなことなら最初から文庫本買えばいいじゃないか!
379 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/12 07:55:56
司馬遼太郎いいよね。
文章がうまいのですんなり読める。
ストーリーも面白い。
たくさん書いてるので全部読むとなると相当期間楽しめるね。
380 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/12 08:01:03
A.K.ル=グイン ゲド戦記
1から6迄
381 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/12 08:22:51
夜明け前 第2部上巻
2回目だが内容が濃く重い
多分3回目も往くだろう
382 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/16 10:50:42
>>346 亀だが...おもしろかったよ。
別に目新しいことでもないんだけど、なるほどなぁ、と。
383 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/16 11:54:28
まだ読んでいる途中の本だが
小熊英二「市民と武装」
じわじわと、1日数ページずつ読んでる。
アメリカでは一般市民が銃を所持するというのが理解できなかったので読み始めた。
読み終えた後も、理性では理解できても、野蛮だという印象はぬぐいきれないだろうと思う。
まだ最初の辺りしか読んでいないのに、この人が話題になるきっかけになった
「単一民族神話の起源」も買ってしまった。
385 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/17 22:14:06
勝谷誠彦「色街を呑む 日本列島やりつくし紀行」
つい題につられて。
すこし突っ込み不足かな。
遊郭のことなら俺に聞いてくれれば・・・・。
386 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/17 22:52:02
『ダヴィンチ・コード』 久々にすごく面白い本に出会った。
387 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/18 00:21:03
「蒼天航路・クロニクルバージョン」
先月コンビニで見かけて買って、いまさらながらこの漫画にはまった。
単行本30巻以上買い揃えるより安いのも嬉しい。週刊誌サイズで見やすいしね。
388 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/18 04:23:49
紙の出版物、読むの少なくなった。
買わないもんなぁ
伊坂幸太郎「オーデュポンの祈り」
不思議な世界観のミステリ。リアルってなんだろう。
390 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/19 20:30:37
チビクロサンボの絵本。
グルグル回ってバターになったトラ。
そのバターでおかあさんがいっぱいホットケーキを焼いてくれる・・・
すごく可愛いお話。これを出版禁止にしちゃダメだよな。
391 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/19 21:14:49
専門書ですが。
「最先端CG・イメージ形成のメカニズム」
若竹七海「ぼくのミステリアスな日常」 創元推理文庫
月イチの社内報に掲載される短編小説って設定で綴られる12話の短編ミステリー。
各話のラストに、その号の目次(社内報だからね)がついていて、その中にもちょっとした物語が秘めら
れているのがまた楽しい。
↓
393 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/20 02:30:23
「酒と健康」
394 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/20 06:02:04
「天地無用」ナンシー関(文春文庫)
帯に、本当に本当の最終回と書いてある。ウッウッ
南伸坊、山藤章二との三者対談がほんとうに面白かった。
>>386 それ気になってたんだ。よっしゃ明日買ってこよう。
396 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/21 00:20:17
秘密の小道
>>394 公式HP、採り上げたタレントの名前で著作を検索できるシステムがあるのね。今日知った。
的場浩二の「オレは浪花の漫才師」のビデオを見た後、「ナンシーが書いてたなー」と
思ってググッてて発見。検索して蔵書を読み返す→ん〜至福
「走れ! タカハシ」 村上龍 講談社文庫
龍の作品は感覚的に受け付けないのが多いが、これはスラスラ読めた。
同時に、高橋慶彦が活躍して広島カープが強かった頃が思い出されて懐かしかった。
ちなみに近年上映された「走れ! イチロー」って映画は、これを現代風にアレンジしたもの。
「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午
みごとに騙されました! う〜ん久々の快感です。
「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」奥田英朗
神経科医師・伊良部先生と、さまざまな心の問題をかかえた患者が織りなす
ぶっとんだ癒し小説。それぞれ5話ずつ収録
おもしろい!
花村萬月の「眠り猫」 新潮文庫
いいな、これ。読み始めて数ページでハマった。
ジャンルは、強いて言えばハードボイルド探偵モノだけど。
騙されたと思って、本屋に寄った時にでも、ちょっとだけ立ち読みしてみれ。
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/07 15:07:58
ビル・クリントン 「マイライフ」 朝日新聞社
最近のアメリカ政治体制が米国大統領選挙と共に
参考になる。
403 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/09 19:34:50
薔薇族 2004年11月号 第二書房
これが日本最古のゲイ雑誌の最後かと
しみじみ読んだが、廃刊になるのも
頷ける程、内容が古い。
>>403 え、廃刊になるの?>薔薇族
中学生の時にいわゆる軟派なクラスメイトが貸してくれて、
どきどきしながらこっそり読みふけった。
ものすごく面白かったことだけ覚えている。
って、もう30年も前の話だけど。
「薔薇族」って女性誌にたとえると「婦人公論」みたいなものか?
佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵」
話は面白いし、テンポも良くて楽しいんだけど、
「江戸時代のタイムスリップしたような」気分には
なれんかったのが残念かな。
「ななつのこ」 加納朋子 創元推理文庫
てっきり北村薫の円紫さんと私シリーズの劣化コピーかと思ったら、全然味わいも仕掛けも違う
名作だった。メルヘンやな〜♪
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/26 18:00:37
>>406 この佐藤雅美は丹念に資料を追求してこの当時の描写は正確そのものだね。
>>408 そうそう。そういうとこ、とてもいいんだけど、
登場人物が会話したりすると(テンポが良くて面白いんだけど)
現代人が喋ってるような違和感があった。
でも今シリーズ3冊目の「密約」読んでて、もう慣れちゃった。
面白いぜ、佐藤雅美。
410 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
「大君の通貨」で注目した作家だった。
この人、ノンフィクション作家かと思ったよ。