子供の頃、家が貧乏でトラウマとなった人

このエントリーをはてなブックマークに追加
88もうすぐ39
子供のころの貧乏を思い出すと今でも気が滅入るし気恥ずかしい。

おやじは遊び好きの安月給の公務員。線路際の本当にボロボロの官舎住まい。
電車が通ると話もできない。
小学生のころ、友人の母親に"着たきりスズメ"と笑われた。意味はわか
らなかったが嘲笑されているのだろうということはわかって悔しかった。
自転車がなくて自転車に乗る友達の後ろを走っていた。家に電話が入った
のが小学5年のとき。金が無くて「学習と科学」を買ってもらえなかった。
中学の制服は入学するときはロボコンのようにぶかぶかで、3年のときには
七分ズボンのように短かった。弁当は当然貧しく蓋を立てて食べていた。
前歯に虫歯ができても治せず、人前で自然に笑うことができなかった。

今年、家を建てて、ふたりの子供たちにはそれぞれ8畳以上の広さの部屋
を与え、欲しがるものも大概買ってあげることができるようになった。
おそらく自分が子供のころにできなかったことを自分の子供にさせてあげる
ことによってカタルシスを得ているのだと思う。