子供の頃、家が貧乏でトラウマとなった人

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73大人の名無しさん
小学生の頃はそんなに自分の家が貧乏だとは思わなかった。
親が無理して私立の中学校に通わせてくれるようになってから
同級生と違うんだなぁと思うようになった。
いちばんのコンプレックスのタネは「家」。
ウチは商売をしていたけど、その2階に一家6人で住んでいた。
12畳ひと部屋で、タンスや2段ベッドがあって、子供の勉強机が3つ。
妹には机を買ってやれなくて、本棚がひとつ。
部屋の角の半畳分に俺の机があり、カーテンでしきっていた。
ウチのすぐ裏は国鉄の線路。前は国道。
電車と車の騒音、それからテレビを見て笑っている家族の声に悩まされ
勉強どころではなかった。
無理して学校に行かせてもらっているのがわかっていたから
親には文句を言えなくて、悶々としていた。
同級生を家に呼んだこともなく、俺も行ったことがない。
(行ったら今度は呼ばなくてはならないから)
入学早々いきなり勉強につまづいて、
成績がなかなか上がらなかったけど、
まともに勉強できるような環境じゃなかった。

とにかく家がほしい、大人になったら家を買って、
自分ひとりの部屋をもつんだと思っていた。
で、6年前に念願のマイホーム購入。
両親と一緒に住んでいた。
もっと親孝行しようと思っていたのに母が亡くなった。
この家をずいぶん気に入ってくれていたのに。