子供の頃、家が貧乏でトラウマとなった人

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271昭和30年代生まれ
このスレに出てくる人に比べれば、ぼくは、まだましな方かもしれない。ぼくの家も貧乏だったけど、食うに困るほどではなかったから。
ぼくの家も父親が問題だった。会社を転々とし、働いたり働かなかったり。世間並みに言えば、所帯を持つ資格のない男なのだろう。母が働いてなんとか生活できた。離婚も何度か考えたらしい。大人になってから、どうして、母は父のような男と結婚したのか、呆れたこともあり、怒りに似た感情を持ったこともあった。
子供の頃は、他の家もそんなに豊かではなかったから、自分が特別貧乏だと感じたことはなかったけど、自分の家が貧しいと知ったのは大学受験の時。母に、金がないから、奨学金をもらって現役で国立に行ってくれと、強く要請された。浪人してでも行きたい大学があったが、泣く泣く諦めた。
大学を卒業後、ぼくは、しがないサラリーマンになった。給料は話にならないほど安い。甲斐性がないから、40をすぎても独身。いまさら、結婚する気もない。結婚しても、かつてのぼくのような不幸な人間を作るだけだから。
定職について人並みには暮らしてるけど、自分にはどこか屈折した部分があるような気がする。