嗚咽 その2

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101定期age
定期age
そろそろ定期ageに切り替えましょか
102大人の名無しさん:01/12/05 18:19 ID:Dt/VJdDF
103大人の名無しさん:01/12/06 00:41 ID:8Ui7orHg
年取ると、家族の愛が身に染みるようになるよね。
実家に帰って、こちらに戻る時、
見送りの母が手を振っているのを見るだけで
泣きそうになるときがある。
104大人の名無しさん:01/12/06 04:02 ID:z3nX0l6/
学生時代、書類の手続きで1年半ぶりに実家に帰った時のこと。
本当は泊まる予定だったんだが、次の日に遊ぶ予定が入ってしまったので
結局日帰りにしてしまった。
母にサインやら捺印やらをしてもらい、帰ろうとして玄関で靴紐を結んで
いると、父が会社から帰ってきた。
口数が少なく、何かにつけて小言や私や母の愚痴を言う父親のことが苦手で、
一緒に居ると息苦しさを感じていたの私は、父が帰宅する前に帰って
しまいたいというのも、日帰り、ひいては通えない距離の学校を選んだの
理由の一つだった。
父が、「お前、泊まるんじゃなかったのか」と訊いたので、
「ちょっと忙しいから」とぶっきらぼうに答えると、手に持っていた
ドーナツの箱を私に差し出し、
「これやるから、電車の中で食え。道中長いだろうから」と言った。

駅に着くと、電車は行ったばかりのようで人気がなく、30分は
待たされるようだった。
小腹が減ったので、父からもらったドーナツの箱を開けた。
3個ずつ3種類入っていた。
家族3人でお茶するつもりだったんだなぁ。
でも、私が9個貰っても食べきれないよ。
箱の中を覗き込みながら苦笑した。
その直後。
あぁ、あの人は凄く不器用なだけなんだろうな―。
ふとそう思うと、涙がぼろぼろ出てきた。
様々な感情や思い出が泡のように浮かんでは消えるけど、どれもこれも
切なかったり苦かったりばっかりで。
手持ちのポケットティッシュが無くなっても、ハンカチが洗濯して干す前
みたいに濡れても涙は止まらなくて、
結局、一本あとの電車が来るまで駅のベンチでずっと泣き続けていた。
105大人の名無しさん:01/12/07 06:10 ID:zbX3UClF
>>104
こんな朝方に泣いてしまったよ。
父親の愛情表現は不器用ですから(byケン高倉)普段はウザイ存在に感じるけど
母親の甘ったるい愛情より染み入る事ってあるんだよね。
106大人の名無しさん:01/12/12 10:14 ID:stsREMeY
定期保守sage
107大人の名無しさん:01/12/13 06:21 ID:85h2XMTI
>>104
 パート1から3時間くらいかけて読んできましたが、あなたのかきこが一番
 泣きました。涙がボタボタボタ〜〜〜〜!!!と落ちてきて、
 こんな時間なのに、声出して泣いてしまいました。
 私、父親とはもう10年以上も口を聞いていません。
 でも、実家に帰ると父親は私の事を気にかけて何だかウロウロしています。
 随分と口をきいてない娘に対して、何と話し掛けていいのかわからないんでしょうね。きっと。
 何か、うちの父親と一緒だな〜と思って、号泣してしまいました。
108107:01/12/13 06:24 ID:85h2XMTI
言い忘れた。
3個ずつ3種類の合計9個のドーナツに父親の精一杯の愛情が入ってる。
そこに禿げしく涙した。。。
お父さんはどんなにそのドーナツを囲んで、みんなで団欒したかっただろう。。。
109定期age :01/12/13 10:22 ID:IV5VKwGe
そろそろ定期ageに切り替えましょか
110大人の名無しさん:01/12/13 22:56 ID:T7uA9uUz
>>104
お正月は帰ってあげてね。
111大人の名無しさん:01/12/13 23:43 ID:ns6vm4mr
>>104
もちろん、ドーナツ9個買ってから帰ってね。
112大人の名無しさん:01/12/14 00:37 ID:wZe3+qSy
オヤジとサシで・・・
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/sake/977201195/

上記からのコピー
あちらもいい感じです。

父は高2のときに逝ったので、結局呑む事は無かった。
大学1年のとき、亡父の誕生日の晩、一緒に飲む夢をみた。
季節はなぜか夏。行ったこと無い、デパートの屋上らしきビアガーデン。
ビアガーデンなのに、実家のサイドボードに入れてあった、父がダルマ
飲むのに使ってたタンブラーで、なみなみ入ったウィスキーを
二人で水のように飲んでた。何を話したのかわからない。

起きてから思い切り泣いた
113大人の名無しさん:01/12/14 17:52 ID:xc7cO2he
自分の生きかたに影響を与えた人が亡くなるとつらいね。俺の場合は
母方の大叔父だった。いっつも中折帽をかぶっているダンディーな
人だった。
ナイフフォークの持ち方、避暑地への旅行、スキーの滑り方、射的、
金魚すくい、新幹線の食堂車のビーフシチュー、楽しかったな〜。
亡くなった事を知らされて、日本に長男と一緒に帰って、葬式に出た
けど、色んな思い出がめぐって泣けたね。
長男が”どうしてお父さん泣くの?、僕も悲しい”と言った時には
親族一同泣き声のトーンが上がった。
骨になって帰ってきて、また赴任地へ戻る前叔父の家に寄って、ずっと
骨壷を触って泣いたな。
114大人の名無しさん:01/12/15 23:37 ID:N6sEZbyw
>58さん
遅レスすみません。

>例のアメリカのテロ事件の時、
>突っ込んだ飛行機ぼ乗客が携帯電話で家族や恋人に伝えた
>最期の言葉が新聞に載ってた。

58さん以外の方でも 誰かよろしかったらその内容を教えていただけないでしょうか。
お願いします。
115大人の名無しさん:01/12/16 02:17 ID:xXeG73cf
>114さん
私は>>58ではありませんが
聴いたのは、奥さんが夫に向けて留守電で
「私の乗っている飛行機がハイジャックされた。もう命は
助からないと思う。だから貴方にひとこと、『愛している』と
伝えたくて・・・・・・」
と、言葉の端々と、後になるにつれてひたすら
『I love you all』を繰り返したものでした。
かなり泣けました・・・。
116大人の名無しさん:01/12/16 23:24 ID:GGO8XFAC
>115さん
レスありがとうございました。

そのことを聞いて 私は最後に誰に何を伝えるのだろう…と考えていました。
愛する人を残してこの世を去ってしまうのと
愛する人に先立たれるのは 比べられないくらい辛いのでしょうね…。

ちょっと日本語がおかしいですけど…。
117大人の名無しさん:01/12/17 04:22 ID:MTU+Qw8V
>>70さん
遅いレスすみません。私もこれを拝見して、泣けました。
自分のちいささからかな。意味不明でごめん
118大人の名無しさん:01/12/17 05:41 ID:WJGoM1pn
例のテロに関するいろんな話があるのですが、どれを聞いても
涙が出てしまいます。飛行機が突っ込んだ後に、あのビル内にいた
夫からの妻への電話。115さんの飛行機の乗客の家族への電話。
私の住んでいる州の新聞にはあれ以後、毎日12人ほどの犠牲者の写真
とその人についてのお話が記載されています。生前はどのような人
だったかとか何が趣味だったとかです。今でもテロの犠牲者の事を
読んだりテレビで見たりすると泣いてしまいます。あのビルが崩壊する
シーンを見るたびに、私の心まで崩壊するような気がします。
119大人の名無しさん:01/12/18 23:40 ID:ENpHf9W5
どうだろ・・・・
アメリカ人に対してはそんな感情はわかないね・・・・
120大人の名無しさん:01/12/19 22:01 ID:YY1tGB5z
今TVでビルが崩れるところが出たけど
やっぱり胸が痛いよ。
平気なヤツは人間じゃないね。
121大人の名無しさん:01/12/20 00:06 ID:fhpjNTpf
疎遠になりつつある友達が風の噂で5歳になる子供を失ったときいた。
奴のことだからきっと気丈に振る舞っていることだるう。
詳しい原因はよく知らないがでも辛いのはよく分かるよ。
時間がいやしてくれると信じている。立ち直ってくれ、福井のK。

岐阜のEより。
122大人の名無しさん:01/12/24 07:17 ID:ale2WB6e

思わず涙が出てしまった恋愛体験@純情恋愛板
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi/pure/1004620593/

とても良いスレッドです。163-170は涙...是非読んでください。

http://cheese.2ch.net/test/read.cgi/pure/1004620593/163-170
123定期age :01/12/25 14:13 ID:pFpvkcuY
>>122
cheese → love に移動
124名無しさんに接続中・・:01/12/25 15:09 ID:jcyju5Ki
全盲のうちのお袋が、公衆電話をかけようとしたら、
白い杖を見てチャンスと思ったらしいDQNが、
お袋のバッグをひったくろうとした。

お袋はすぐに気づいて抵抗したが、殴られて倒れた。
次の瞬間、近くで怒号が聞こえて乱闘が起きているのがわかったという。
訊くと3人のDQNに一人で飛び掛っていったDQNがいたらしい。
幸か不幸か、そいつは大層強かったらしく3人とも叩きのめした。
しかし3人の負傷が激しく、救急車が来て、その1人のDQNは警察に持ってかれた。

警察には自称被害者のDQN3人の親が来ていた。
「私の子供はふざけていただけ。」と噴飯ものの主張を
大まじめにしていた親たちに警察が同調しかけたとき、お袋はキレた。

「盲目の赤の他人のバッグを取る行為を『ふざけてた』なんて
親子揃って言い逃れする人間なんてどうでもいいです、
お巡りさん、あの子を釈放して下さい。私はあの子の知り合いでも
なければ、あの子にお駄賃をあげる約束だってしていません。
通りすがりの勇気ある少年です、青い正義感を裁かないで下さい。
さもないとあの子はもう誰も救おうとはしません。」

お袋は泣いてた。
125大人の名無しさん:01/12/25 15:19 ID:RT/PI0xs
久しぶりに来ましたが、いい話ですね。
正義感あふれる青年の前途にも、おふくろさんにも幸いあれ。
126大人の名無しさん:01/12/25 15:22 ID:+/lmm4an
>124
その少年は助かったのですか?
127大人の名無しさん:01/12/26 14:05 ID:OGnBQTUp
>124
>お袋はすぐに気づいて抵抗したが、殴られて倒れた。

ひどい・・・。ふざけていて全盲の方のバッグを奪い、抵抗したら殴るなんて
人間じゃないよ・・・・。
128大人の名無しさん:01/12/26 14:59 ID:tJjpeFKs
>>人間じゃないよ

人に非ず = 「非人」と書いて『ヨツ』と読む
129大人の名無しさん:01/12/26 15:03 ID:XitBC/2y
>>128
”DQN”と書いて、『えた』と読む・・・
130大人の名無しさん:01/12/26 15:21 ID:KRVYvvz+
>124
バッグを奪おうとした三人組と、それを叩きのめした一人を
同じDQN呼ばわりはどうかと思うが。お母さんは素晴らしい人だな。

>128-129
出て行け。
131大人の名無しさん:01/12/26 18:02 ID:CZGhJqd+
>124
盗犯等防止法により、一人DQN は正当防衛となり無罪。
(強盗の人権は制限されている)
もっとも、叩きのめしたなら逃げればいいのにな。
132大人の名無しさん:01/12/26 18:09 ID:CZGhJqd+
盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律

第1条
 左ノ各号ノ場合ニ於テ自己又ハ他人ノ生命、身
体又ハ貞操ニ対スル現在ノ危険ヲ排除スル為犯
人ヲ殺傷シタルトキハ刑法第36条第1項ノ防衛行
為アリタルモノトス

    1 盗犯ヲ防止シ又ハ盗贓ヲ取還セントスルトキ

2   前項各号ノ場合ニ於テ自己又ハ他人ノ生命、
身体又ハ貞操ニ対スル現在ノ危険アルニ非ズト
雖モ行為者恐怖、驚愕、興奮又ハ狼狽ニ因リ現
場ニ於テ犯人ヲ殺傷スルニ至リタルトキハ之ヲ罰
セズ
133大人の名無しさん:01/12/27 00:14 ID:UMymAAcm
数年前、誤診で末期がんの宣告を受けた。
淡々と病状を話す医師の傍で私は呆然とし、父は真っ白になった。
話を聞いた母は、ただただ絶句した。

検査のために腫瘍を取る手術をしたら、あろうことか手術跡が化膿し、
地獄を見た。
まるで生きながら腹を割かれるような痛み、高熱。
どうせ死ななきゃならないのなら、今死なせて欲しいと願うほどの苦しみ。
そんな私を見て、母は泣く。父はオロオロと私の傍にまとわりつく。
私も泣きたかった。迫り来る死の恐怖とこれまでの人生の後悔が
いっぺんに押し寄せて、泣きたかった。でも、泣けなかった。
私が泣いたら両親に私の苦しみも背負わせてしまう、そう思って
歯を食いしばって我慢していた。

医者からもらった強力な痛み止めはごく僅か。
家族が寝る時間に合わせて飲まないと、転げ回る私に合わせて一家が
徹夜になってしまう。
できるだけ我慢して、夜になるのを待って薬を飲んでいたのだが、化膿が
ピークに達した日、ついに私が爆発してしまった。
「今何時?」と問う間隔がどんどん短くなり、ついに私の口から悲鳴が
漏れ始めた。そして、我慢できずに、ついに大泣きしてしまった。
「もういやだぁーッ!!」
痛みを我慢するのも、泣くのを我慢するのも、死ぬのも、何もかもが
イヤになって、声を振り絞って泣いた。
すると、片時も私の傍を離れなかった父が、私の頭を抱えて「苦しいだろう、
痛いだろう、つらいだろう、かわいそうに」と言って、嗚咽した。
どんなことがあっても子供の前で涙を見せなかった父が、私のために
声を殺して泣いた。

結局誤診で、ガンとは全く関係ない病気だとわかり、私たち家族はまた
元の平穏な生活に戻った。

表面上は何事もなく毎日が過ぎていく。相変わらず私は父とも母とも
喧嘩する。
でも、私はあの日から心に誓った。
どんなことがあっても、私は両親を泣かせない。
父の、母の、あんな泣き声はもう二度と聞きたくないから。
今、できる限りで親孝行しようとしている。
あの日、私のために泣いてくれたお礼に。

酔っ払いながら書いたから分かりにくいかも。長レススマソ。
134大人の名無しさん:01/12/27 11:06 ID:EqEodjs+
>133
すまん、あなたのご両親への愛情よりも、そのヤブ医者への怒りが
ひしひしと伝わってきてしまった。
135大人の名無しさん:01/12/27 13:11 ID:K27UmNPc
>134
う スレ違いになってしまったかな?スマソ
紹介状を貰っていたんだけれど、たまたまその日紹介された先生がいなくて
具合が悪かったんで「誰でもいいです」って言ったらその医者にあたって
しまったのでした(T_T)
紹介状をもらったら、必ず紹介された先生に見てもらう、悪い話だったら
必ずもう1ケ所で見てもらう、が我が家の家訓となりました。
みなさんも気をつけてくださいね・・・
136大人の名無しさん:01/12/27 19:34 ID:JKUfluzv
>133
そのやぶ医者の神経がわからん!

・・・ちがう、ここはそのスレじゃない(w
137大人の名無しさん:01/12/30 23:01 ID:h0DjuTIv
ageなくっちゃ!!
138大人の名無しさん:02/01/01 11:42 ID:81uM7V+q
えっと、昨日のテレビ見て泣いちったよ。
アフガンで頑張ってるお医者さんの話。

やばいな、と思うまもなくポロポロ涙出てきた。
この人こんなにカッコイイのに、俺カッコ悪すぎじゃん。
そう思っちゃった。マスコミに踊らされててもイイや。
平常生活に戻ったら、とりあえず募金だけでもしておこう。
139大人の名無しさん:02/01/02 23:49 ID:ccHDM41S
親父が死んで、もう6年になる。
親父とは、ホントにまともに話をすることがなかった。
でも、今思えばお互い理解し合っていたことも解るし
親父の愛情も感じるし......
やっぱり、男同士だからかなぁ
素直にはなれなかった。
うちの親父も、息子と酒を酌み交わしたかったらしい。
ついに、その機会はなかったが....
俺も四十近くなって、やっと素直になれそうなんだが
遅すぎたようだ。馬鹿だなぁ....

112さんの書き込みを見て思い出してしまった。
140139:02/01/03 00:05 ID:a4O+9RjD
112さんのは転載だったんだな....
ちょっと酔っぱらっちゃったかな.....
でも、いい話だよ。
ホントに......
141定期age:02/01/05 14:07 ID:lDGoiY6o
定期age
142名無しさん@出た目起家:02/01/06 00:38 ID:lOZfq/IH
中学の三年のとき、初めて組んだバンドでライブハウスの舞台に立つことになった。
ライブハウスってとこは、対バンと言って、だいたい2〜3のバンドが出る。
俺たち以外のバンドは、みなキャリア豊富な大学生のバンドで観客も多く、
初ライブの中学生コピーバンドは、膝が震えるほど緊張していた。

どうにかこうにか最後の曲、一番練習した「アームドアンドレディ」の
ギターソロに入ると同時に1弦と2弦が切れた瞬間、
俺の頭の中は真っ白になってしまった。

トリのバンドは俺の姉貴の友達のバンドで、打ち上げ(ファミレスだったが)
に姉貴と一緒に俺も連れて行ってもらった。
口さがない姉貴や、姉貴の友達におためごかしで慰められながら、
俺は必死に虚勢を張って平然としていたが、
ふいにトリのバンドのギターのおにいさんに

「女どもはわかってねえよな、でも俺らはわかるぞ。
あのフライングV、M・シェンカーが大好きなんだろ?
そして今日の曲目(キッス、キッス、キッス、MSG)は
バンドの中の位置関係がわかるよな。お前あの曲すっげえ練習したんだろ?
惜しいよな、あの曲はあそこっから!!カッコいいとこだったんだよな。」

と言われた瞬間、涙腺が爆発したように初めて涙と鼻水がボロボロ出てきた。
姉と姉の友達は呆気に取られていたが、もう俺は止まらなかった。
歯がガチガチ鳴って寒くもないのに体は震え、激しく俺は泣いてしまった。

「泣くな泣くな!こんなこといくらでもあるんだからな!ガハハハ!」
と慰めてくれたおにいさんは、その数年後経験を積んだ俺が、
下っ端とは言えスタジオミュージシャンにまでなったことを、多分知らない。
高知の方に帰ったあのおにいさんが、もしかしたらどこかのスナックで
歌うかも知れないと思って、俺はカラオケのレコーディングをやっている。
143大人の名無しさん:02/01/07 13:12 ID:mMH5Hi9Q
>>142
えぇぇぇぇぇはなしやなぁぁぁぁ!!
144借猫稼業:02/01/09 00:23 ID:bkM0YNv2

俺は夜の闇が大好きだった。
暗がりに必ず奴がいたから。
俺は夜の闇が大好きだった。
口を鳴らすと奴が現れ、甘えて擦りついてきたから。
俺は夜の闇が大好きだった。
仕事を終え、疲れているとき、それを癒してくれる奴がいたから。

奴の名前は「マロちゃん」、サバトラのネコ。
奴は同じ社宅に住んでいる先輩のネコだった。
先輩のネコだったが、俺の家族のアイドルでもあった。

夜、俺が仕事を終えて帰宅するとき、奴はたいてい待ち構えていた。
俺の家までついて来て、わが物顔で部屋に上がり込んで餌を食い、
満足するとさっさと自分のねぐらに帰っていった。

奴は本当におっちょこちょいなネコだった。
テーブルの上に飛び上がり、脚を踏み外して転がり落ちるような
野生味が欠けたネコだった。

コーヒー用の小さなカップ入りミルクが好物だと先輩に聞いたとき、
俺は自分で使いもしないミルクを奴の為に買い込んだ。
奴はペロペロとおいしそうにミルクを舐めると、
さも当然という顔をして、颯爽と帰っていった。

そのネコが一昨日、車に轢かれて死んじゃったんだ。

買い物の途中、奴の姿を見てしまった。
ガードレールの下で頭から血を流して倒れていた。
妻はポロポロと涙をこぼしていたが、二歳になる娘は
「死」というものを理解できずにキョトンとしていた。
俺は、起こったことがまったく信じられなかった。
目の前の現実を信じることができなかった。
信じたくなかった。さっきまで信じていなかった。

でも、今日、帰宅途中、奴が轢かれた場所にさしかかったとき、
ふいに涙が込み上がってきた。
歯を食いしばって泣くものかと頑張ったが、ダメだった。
どうしてもダメだった。感情が爆発するのを止められなかった。
夜の闇の中で恥も外聞も捨てて俺は声を殺して大泣きしてしまった。

家に着き、泣いたのを妻にさとられまいとして、
娘と一緒に風呂に飛び込んだ。
なんとか落ち着いてきたとき、娘がこう言った。
「マロちゃん、またミルク飲みに来るかな」
それを聞いた瞬間に、また涙が溢れてきた。

マロちゃん、もういないんだよ。冷蔵庫の中でミルクが待っているというのに。


俺はまだ夜の闇が好きだ。
でも、少しだけ夜の闇が寂しくなった。
 
145借猫稼業:02/01/09 00:24 ID:bkM0YNv2
長くてゴメン。
何か書いていないと本当にへし折れそうだったので、
ちょっとばかし、場所を借りたよ。
146甲殻起動 ◆MNkXui8A :02/01/09 00:41 ID:pJi4r8Zw
自分の大事な動物や人がいなくなった時に
少しだけ気が晴れる考えでね、
早く死んでしまう生き物は、神様に気に入られて早く逝く、
っていうのがあるの。
私は神様とかあんまし信じないけど、
そうやって考えると少し楽になるよ。

神様が少しでもはやく、そいつをそばに置きたいんだってね。
147甲殻起動 ◆MNkXui8A :02/01/09 00:46 ID:pJi4r8Zw
大人の男の人だって泣いてもおかしくないよ。
いっぱい泣いて 泣いて そんでもって元気だせよ。
148名無しさん@お馬で人生アウト:02/01/09 01:01 ID:qRxFG8QN
>>145

>さも当然という顔をして

ここがいいなあ、猫ってそうなんだよな。
149借猫稼業:02/01/09 11:01 ID:hc5e75mC
書いた後、やっぱり涙が溢れてきて
レスの確認すらできなかった。
遅レス、ゴメン。

146さん、148さん、ありがとう。
もう泣かないよ、奴のためにも。
150大人の名無しさん:02/01/09 22:58 ID:ohbYYsEH
思い出して泣けた。私も、7月に特別な存在だった猫を亡くした。
失った人々の代わりのような時期に、私の目の前に現れた猫。

綺麗な姿だったけど、頭のヨコをくるまにあてられて倒れてた。
いまだに、最後の夜、外に出る前に食べていったプリンと
同じ銘柄のプリンをみると、痛くなる。ツライとか悲しいを感じる前に、
自分のどっかが痛くて、それから何が起こったのかわかる。
ああそうだったな、あの時のって思い出す。
私が泣いていると頬寄せてくるような気持ちに賢い猫だったから
私が悲しんでると、神様の側に行けないかな、とも思う。
マロちゃん、美味しいミルク飲めてうれしかったはずです。
借猫稼業さん、だんだん元気になるといいな、と思います。
151借猫稼業:02/01/09 23:25 ID:vSRBam1y
冷蔵庫を開ける度に、ミルクが目に飛び込んできて
まだ辛さから脱することができません。
奴が轢かれた場所に近づく度にこみ上げてくるので
帰宅ルートを変えました。
少しずつ少しずつ悲しみは薄れていくのでしょうけど
娘の口から奴の名前が出る度に思い出してしまいます。

「悲しんでると、神様の側に行けない」
この言葉、胸に刻んでおきます。
奴のことだから、きっと神様にミルクを
ねだっていると思いつつ。
150さん、ありがとうございます。
152大人の名無しさん:02/01/11 07:59 ID:8IcwR1Zx
先日、アメリカ人の友人夫婦が例のテロがあったビルから発見されました。
遺体で。
信じられませんでした。
彼女の実家(実家もアメリカ)から電話が掛かってきました。
最初は何を言ってるのかわからずぼーぜんと
「ああ…はい…。」としか答えられませんでした。
そして
「あのコたち仲良く天に行ったから幸せだったのかもね。
だって、二人ともおそろいのエンゲージリングをつけて
重なり合うような形で倒れていたのを発見されたって話でしたし」
と向こうさんが言ったとたんに電話中だというのに涙が流れてしまいました。
153大人の名無しさん:02/01/14 00:59 ID:HfBZVgdz
定期sage実行中
154定期age:02/01/14 01:20 ID:Z+PilSsj
定期age
155とても長いです。すいません。:02/01/14 09:49 ID:ul+Q8ed1
小さいころから父のことがとても大好きだった。

今現在を含めて、これほど無条件でひとを愛したことは無いとしみじみ思います。
私は父が19歳の時の子だから、若くて、頼り甲斐があって、沢山の友人に
慕われている父がとても自慢だった。(大人視点で見ればそんな父は母の
フォローあってこそ、母もいろいろ苦労していたようだけれど。)
父がふいに家を出ていってしまったことより、その数年後、母に、
「離婚に応じろ。でないと子供達は引き取る。」
と言ってきたことがショックで、号泣しました。
離婚は母との関係が破綻してしまったということで、残念だけど仕方ないと思った。
でも当時父は、「離れても親子は親子だから。」と言っただけで、
「ついてくるか?」とは一言もいわなかった。
母は「あんたたちと離れて暮らすぐらいなら、首つって死ぬ。」
と、なんの駆け引きでもなく心から言ってくれた。
経済的にたちまち困窮することはわかりきっているのに…
父が申し出てきたとき、私と妹はすでに就職していたのに、今更…
母も正式な離婚話が持ちあがらかっただけで、別にごねていたわけではないのに
いきなり、母がいちばん嫌がることを言っての脅し。そしてその手段に私たちを
使ったことが、とてもとてもショックでした。幻滅という言葉の意味を身をもって
知ったと思います。
156とても長いです。すいません。:02/01/14 09:52 ID:ul+Q8ed1
それから数年後。
父は母と離婚が成立してから速攻で再婚しています。
再婚相手の連れ子が産んだ子供と、再婚相手と、3人で私の勤める店に
仲むつまじく買い物に来たことがあります。
わざわざ来たとしか思えないほど、職場と父の家は離れています。
父にしたら、私の顔を見にきたぐらいの軽い気持ちだったのでしょうが、そして、
そんなことがあるだろうとは予測していたものの、実際起こってみると、それは
とても堪える出来事でした。
私や妹が産んだわけでもない子供を、孫として連れ歩き、なじんでいる父。
そういう光景を私が見てどう思うか、ということに思い至ってくれない
父が、辛かった。
平静を装い会話するのも限界に達したので、
「なにか買ってあげる。」と、その子をおもちゃコーナーに連れていきました。
けれど、その直前から、表情は大きく歪んでいたとは思います。
「もう沢山あるから(買わなくても)いいよー。」と父が。
血の繋がりのある自分のほうが、まるで他人のようだ…と思いました。
父たちを精一杯のひきつった笑顔で見送ると、トイレに駆け込み、
しばらく嗚咽が止まりませんでした。

父を嫌いになってしまうことは身を引き裂かれるように辛く、好きで
い続けていても、悲しいことばかり…
父への執着を断とう、と決めて、なんの見返りも求めない付き合いを
続けてきましたが、それは成功したようです。
父が後に自殺したとき、涙が出ませんでしたから。
つくづく愛情の反対は無関心だと思い知りました。確かに嫌いには
なっていません。父親を亡くすにはまだ若い年齢の妹が泣いているのが
かわいそうで、少し泣きました。
そして、父のお骨が焼きあがってきたのを見たとき…
指先がだんだん冷たくなっていき、それが肩のほうに上がっていきます。
これが血の気が引くということか…と思いました。心の表層が麻痺して
しまっていても、ちゃんと身体は深層心理に反応するのだな…これが私の
哀しみ方か…と、妙に感心。

泣くべきときに泣けず、他人から見たらどうということも無いことで
泣いてしまう自分はちぐはぐだなあ…とは、思うのですけど。
157大人の名無しさん:02/01/14 15:48 ID:Z34Tyqy7
>泣くべきときに泣けず、他人から見たらどうということも無いことで
>泣いてしまう自分はちぐはぐだなあ…とは、思うのですけど。

 そんなことはない。
本当の哀しみは時間が経ってからやってくる。
人は本当の哀しみと対峙したとき、
その瞬間には涙なんて出ないんだよ。

 プリンでも食べて元気つけてくださいな。
158大人の名無しさん:02/01/15 03:53 ID:4x/ZddAB
スレ保守sage実行中
159大人の名無しさん:02/01/15 14:40 ID:OX4aG/nB
旦那のお友達の話。

正月に旦那の実家へ帰省したとき、たまたま会った旦那の中学時代の
同級生から、別の同級生が最近脳梗塞か何かで亡くなったことを聞いた。
もちろん旦那と同い年で30歳の働き盛り。
奥さんと2歳の息子がいたそうだ。
お葬式の出棺の際、その2歳の子に「○○君、お父さんにバイバイしようね」と
その奥さんがいったところ、その子は無邪気にも、
もう返事もできないお父さんに向かって楽しげに「お父さん、バイバーイ」と
手を振ったという。
まだ物心もつかないで、人の死というものも理解できないで、
無邪気にあどけなく、眠っている父親に手を振るその子の姿を
想像すると、話を聞いただけで私は涙が流れて仕方なかった。
160大人の名無しさん:02/01/15 14:59 ID:ZMwwYqTd
先日、ニュースでこんなのをやっていました。
毎年、西宮えびすで福男を決めるかけっこ(?)があって、
門を開けていちばん最初に神殿前にたどりついた
男の人がその年の福男になれるという。
あれも恒例になって、どこそこの大学の陸上部とか
ツワモノがそろっているようです。

何年か前に、毎年福男を狙っているというある青年が、
その年は運良くトップを走っていたのに神殿前のカーブで思いっきりこけて
その年も福男を取れなかったというのが、なにかのバラエティーで「お笑い」っぽく
取り上げられていました。
こないだのニュースで、彼がまた取り上げられていました。
でもいつもと何かが違っていました。
彼は昨年のバイク事故で右足が不自由になっていました。
医者からは「もう走れない」といわれたそうですが、
それでも彼は福男があきらめられず、努力してなんとか走れるようになったそうです。
自分で作った器具を装着して毎日トレーニングを続けていました。
右足の親指と人差し指はもうありません。
すねも見るに耐えない傷の跡。
そんな足に特製のシューズを履いて、自分で作った器具をつけて黙々と頑張る姿、
マイクを向けると「今年は絶対福男を取ります!」
どう見たって無理なのに。

そして1月10日。
門の一番前を陣取った彼。
太鼓の音とともに大勢の男たちがなだれ込みました。
やっぱり彼は福男になれませんでした。
友人に抱きついてわーわー泣く彼を見て、
「なんやコイツ。こんなん最初から無理って、わかってるやん!」と
言いつつ、ボロボロに涙が出て止まりませんでした。
彼は「あきらめたら自分が終わりなので、また来年も来ます」と
言って西宮えびすを去りました。

飼い猫を膝に乗っけながらボロボロ涙を流してると、最後にアナウンサーが
「彼の事故は本当は死んでいたかもしれない。それを生かせてもらっていると
いうのは、えびす様のご利益だと思っているそうです」と。
つくづくアホな男やなあとまた涙。

がんばれ!また来年ええ走りを見せろよ!!
161大人の名無しさん:02/01/15 15:15 ID:IZ6A3RMV
>>160
彼有名だったよね<あのコケで…。
ニュースでチラッと見たとき「今年は彼は居ないなぁ」と思っていたら
そんな事になっていたんだ。
でも頑張っていたんだね。その頑張れるパワーの源こそ
恵比寿様のご利益なのかも!来年も楽しみにしてようっと。
162大人の名無しさん:02/01/16 20:46 ID:8uwAFk5a
>>160
 他人から見たらどうでもいいこと、馬鹿馬鹿しいこと、
明らかに愚行だと思われることに意味を見出し、
己を賭けてしまうのが男と思われ。
 彼はホンマもんの男だよ。 
163大人の名無しさん :02/01/18 16:15 ID:83FjFR72
娘が6歳で死んだ。
ある日突然、風呂に入れている最中意識を失った。
直接の死因は心臓発作なのだが、持病のない子だったので
病院も不審に思ったらしく、俺は警察の事情聴取まで受けた。

別れた女房が「彼氏」同伴でやって来たが、
もはや俺にはその無神経に腹を立てる気力もなく
機械的に葬式をすませた。
初七日も済んで、俺は独りで映画を観にいき、娘が観たがっていた
ゴジラととっとこハム太郎の二本立てを観ることにした。
とっとこぉはしるよハム太郎♪の歌を聴いた瞬間、やっぱり俺は泣いた。
6歳にもなって活舌の悪い娘が、この歌を一生懸命覚えて、
とっとこぉ、はしゆよ、はむたよお♪と歌っていたっけ。

ハム太郎の紙コロジーだってクリスマスに買ってやるつもりだった。
女親のいない家庭だったが、少しでも女の子らしくと、
服を買うときだって、面倒がらずに吟味を重ねた。
学校だって、行きたいところに行かせてやるつもりだったし
成人式には、ちゃんと着物を着せてやるつもりだった。
女房と離婚してから俺は100%子供のために生きることにして、
必死にやってきたのに、この世に神様なんて絶対いないんだと知った。
164大人の名無しさん:02/01/18 16:38 ID:eJkra74c
>163
私はこのスレ読んでも泣いたこと一度もなかったけど
あなたの文章で初めて泣きました。着物のくだりで号泣です。

良い父親に見守られて育ち、娘さんはとても幸せだったのですね。
娘さんの笑顔が見えるようです。

お辛いでしょうが、娘さんが心配しないよう早く元気になって下さい。
165大人の名無しさん:02/01/19 03:05 ID:s5g7ZLyy
>>163
 俺もあなたの文章を拝読し、涙が零れてきた。理由は聞かないでくれ。
ただ、子どもが突然にいなくなるってのは、本当に辛いよな。

 俺はなんの力にもなれないけど、回線のこっち側で
ひたすらあなたの娘さんのご冥福を祈らせていただきます。
166大人の名無しさん:02/01/19 09:00 ID:R2Nqs3SN
>>163 には泣かされたが、

>>165 の最後の2行にも泣かされた。
年取ってきたせいか、人の優しさに触れると
涙腺が緩みっぱなし。
167大人の名無しさん:02/01/20 22:23 ID:rDwJWIIz
オカ板にもいいスレがあります。
とりあえず過去ログの1を貼っておきますね。

「心霊ちょっといい話」
http://piza2.2ch.net/occult/kako/1002/10023/1002357757.html
168大人の名無しさん :02/01/21 12:55 ID:+H7yw76M
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/train/1010584211/l50
趣旨違いもあるが、鉄ヲタの青春…
169大人の名無しさん:02/01/22 01:15 ID:qMvPh5Z2
母の事

1年前、半年の闘病生活の後、母はガンで亡くなった。私が30になる年だった。
亡くなる2日前に彼を連れて実家に帰り、一緒にお見舞いに行った。
私達が見舞いに行った時、母は起き上がり、「お帰り。寒かったやろ?」と。
実家に滞在していた2日間は、病院のベットで辛そうだが、元気そうに起き上がり、
色々と話しを聞いてくれた。
後で聞いた話では、私達が帰る前は、かなり危ない状態で、起き上がることもできなかったらしい。
兄妹達は気を使って、その時は「危険な状態」であることを私に言わなかった。

帰りの日は凄い寒くて、帰る前に見舞いに行くと、
「2人で帰ってきて、飛行機代とか、大変やったやろ?これ飛行機代にでもしなさい。」
と、こづかいまでくれた、30にもなろうという娘に・・・。
その日実家の方では珍しく雪が降り、吹雪いていて、帰りの飛行機が遅れていた。

東京に着いて携帯の電源を入れると、妹からの電話で、「お母さんの容態が急変した!」と。
漠然と「お母さんは大丈夫。絶対死んだりしない!」と思いながら、モノレールに乗って、
浜松町の駅に着いたとき、再び妹からの電話。
「お母さん、ダメやった・・・・」浜松町の駅で、彼と二人で号泣した。

母は、私達二人のことを凄く心配していたらしい。妹には「あの子達はうまくいかない」
と言っていたらしい。
私に最後に言った言葉は、「あんた達大丈夫よ。うまくいくよ。気をつけて帰りなさい。」だった。
私は、そんな言葉に「心配すんなよ。大丈夫だよ。」と思いながらも泣き出しそうで、素っ気無く
「ぢぁね、バイバイ!」ってしか言えなかった。それが、最期の会話にだった。

最期まで心配かけてゴメンなさい。もう、心配しないでね。
私は、あなた達の娘でそれだけで幸せだから。
170大人の名無しさん:02/01/22 01:29 ID:uO41Xd+P
すいません。僕、甘く生きて来たような気がします。
亡くなった人も含めて、みなさん幸せになって下さい。
お願いします。から。
171大人の名無しさん:02/01/22 02:03 ID:ntLWD/1k
163さんの話を読んでいたら
いつの間にかキーボードに涙がこぼれまくってたよ…
165さんと同じく、娘さんの冥福を祈るばかりです。
172大人の名無しさん:02/01/24 02:18 ID:EWqFp4xV
泣けるぜ…age 
173大人の名無しさん:02/01/24 07:31 ID:NTPfqP3M
両親を相次いで亡くし、自分ばかりが悲劇のヒロインのような
甘えた気持で過ごしてきましたが、>>163さんの深い悲しみ
に触れ、甘えず生きていかなければと強く思いました。
174大人の名無しさん:02/01/24 15:38 ID:6XPPJTig
>163
私も娘のいる親の1人です。
どれほど辛いことでしょうね。
涙が止まりません。
きっと貴方のお嬢さんはこの世で一番幸福なお嬢さんだったんでしょう。
そんなにお父様から愛されて・・・。
一生分をきっと凝縮されたんですよ、お父さんと一緒にいる時間を。
何も出来ませんがお嬢さんのご冥福と
貴方のこれからの幸福を祈ります。
175大人の名無しさん:02/01/24 16:08 ID:BzEVEJ21
>>163
「TEARS IN HEAVEN」

お父さんが天国まで会いに行ったら、僕をおぼえててくれるかな
お父さんが天国まで追いかけてったら、また親子でいられるのかな

ゴメンよ、父さんはしっかりしなくちゃいけないね
そして生きて行かなきゃ
お父さんはまだ君の所へは行っちゃいけないんだよね

天国で会えたら、お父さんの手を握ってくれるかい
天国までいったら、お父さんが立ち直るのを手伝ってくれるかな

でもお父さんはいつか自分で自分の道を見つけるよ
お父さんは天国にはいられないんだ

長く生きていれば気が滅入ることもあるし、
イヤになって膝をつきたくもなるだろうね
長い時間の中で心をうち砕かれることもあるだろう
もう勘弁してくれよって思うようになるんだ...

ドアの向こうには安らぎがあるって信じてるよ。
それに天国では涙を流すことなんかないってこともね。
176大人の名無しさん:02/01/24 16:18 ID:sAcyKk8I
高校の頃、進路や人間関係のゴタゴタでちょっと鬱が入って、暫く学校を休んでいた時期があった。
その日も学校休んで、何にもやる気がしなくてごろごろと寝っ転がっていたら、家の庭から猫の鳴き声がして、
なんか気になったから見に行ってみたんだ。そしたら、柿の木の上にガリガリに痩せた子猫がいた。
登ったはいいが、恐くて自力で降りれなくなったみたいだったから、脚立を持ってきて、
激しい抵抗をされながらも降ろしてやった。
頬も凄くこけてて痛々しかったし、ひどく怯えた様子がまるで自分を見ているみたいで、放っておけなくなって、
それから毎日餌をやるようになった。
最初は俺が見ている間は餌に近づこうともしなかったけど、餌をあげるうちに慣れてきて、呼べば遠くにいても
凄い勢いで駆けてきてくれるようにまでなった。
177176:02/01/24 16:19 ID:sAcyKk8I
その猫と接しているうちに心の方も落ち着いてきて、なんとか学校に行けるようにもなった。
相変わらず悩み事はあったけど、学校から帰ってくる時、俺の足音を聞きつけて玄関の前にちょこんと座って、
毎日毎日出迎えてくれてたから、なんとか乗り越えられてた。
そんなことが一年ちょい続いて、無事に志望大学にも合格して、あとは卒業式を待つだけになった。
下宿先に猫を連れて行こうと思ってペットOKのマンションを選んだり、猫のトイレや首輪なんかも買って
楽しみにしてた。そんな矢先だった。
ちょっとコンビニに買い物に行って帰ってきたら、家の前の道路の端にグレーの塊が置いてあった。
胸騒ぎがして駆け寄ってみたら、その猫だった。さわったら、まだ暖かかった。でも、もう息はしてなかった。
車に撥ねられたみたいで、口から血を出していた。
そのまま猫を抱えて、柿の木の根元に埋めて墓を作ってやった。頭をガンガン殴られているような気がしたが、
不思議と涙は出なかった。

夜、布団に入って電気を消したらいきなり涙が溢れてきた。親兄弟に泣いているのを聞かれたくなかったから、
布団を頭から被って歯を食いしばって堪えようとした、けど駄目だった。
次から次へと楽しかった事が思い出されて、涙と声が止められなかった。
178176:02/01/24 16:29 ID:sAcyKk8I
あれから十数年、実家で今飼っている猫が子供を産んだので、この間見に帰った。
四匹産まれた内、一匹だけ白い親猫に似ていない、グレーのシマトラの猫。
瞳の色もあの猫と同じ色だった。初めて会ったはずの俺に凄く懐いてくれた。
記憶がフッ、と蘇ってきて、知らないうちに涙が出てた。

今、その猫を引きとって、一緒に暮らしてます。
179大人の名無しさん:02/01/24 16:42 ID:RUtjW3YK
>176 また会いに来てくれたんだろうね、ネコ
180大人の名無しさん:02/01/26 01:34 ID:IUfANwnY
私が18歳になる月に、姉が死んだ。血液のガンだった。
私は絶対に治ると、何の確信もないのに信じていた。
どんなに危険な状態だと言われても、もう長くないと聞いても、信じなかった。
「何も悪いことしてないのに」「人の悪口だって言わないんだから」そんな姉が
死ぬなんて、そんな理不尽なことがあるわけないと、思っていた。

肺炎を起こし、呼吸が出来なくなった姉は「苦しい!!」と叫んだ。
…人工呼吸器が取り付けられた。
ずっと話しかけていた。気丈な姉が、最後に「行かないで」と言ったから。
意識はなくても、聞いてくれていると信じて、私はとりとめのない話しを続けた。

数日後の夜、容態が急変した。
看護婦さんや医者がバタバタと病室を出入りしていた。
心臓マッサージをしていた。
それまで閉じていた姉の目が見開いた。
私は起きたのかと思った。
それは間違いだった。
看護婦さんが時刻を言った。頭の中が真っ白になった。

それでも、あまり涙が出なかったように思う。
火葬場でのこと。
最後のお別れ。安らかな顔を見ながら2人で出掛けたことや、夜中まで喋ってた
ことを思い出しながら、今上から見てるのかなぁ…とか思っていた。
ぼんやりとしていたんだ。
それでも、棺が焼かれるための場所に押し込められる音を聞いた瞬間、嗚咽が止まらなくなった。

遺体が置かれている間、私は何度も何度も頬擦りしていた。
葬式の時、ドライアイスのせいで凍った頬に気づいた時も嗚咽した。
点滴の液が口から戻ってきていたので、こまめに脱脂綿で拭いた。

しばらく、世の中の理不尽に泣いた。
181大人の名無しさん:02/01/26 11:24 ID:10gbbFzG
163です

俺はよく娘を競馬場へ連れて行った。
こう書くと、どうしようもないろくでなしのオヤジみたいだが、
動物好きで特に馬が好きだった娘に、目の前で本物の馬が走るところを
見せたかったのが、偽りない本当の動機だった。

パドックで周回する馬を見守る黒山の人だかりに娘は、
競馬という未知の世界に、大スターの「おうまさん」の存在を知り、
本馬場入場で、その大スターの登場にわきあがる喝采に加わり、
G1ファンファーレの生演奏が、レースのスタートを告げると、
周囲の大歓声に引きずり込まれるように興奮を高めていった。
そして一着でゴールインして、目の前で猛り狂うようにいな鳴くその馬に
娘は、大喜びで惜しみない拍手をしていた。
帰り道、色白の娘の頬は上気し、小さな手はピンクに腫れ上り
いつもは食が細いのに、その日は好物の天ぷらそばをペロリとたいらげた。

動物園に連れて行っても、娘はここまで喜ばなかった。
すっかり大ファンになったその「おうまさん」が再び東京のレースに
やってくるのが当分先だったのと「子供を競馬場に連れていくなんて!」
と俺が母に怒られてしまい、結局娘を競馬場に連れて行ったのはそれっきりになった。
だけど、失うとわかっていたら、誰がなんと言おうとも競馬場へ連れて行って、
俺はもう一度、あの興奮して上気した娘の顔を観たかった。
182大人の名無しさん:02/01/26 22:54 ID:nIyZw7Qn
あげときます。
183大人の名無しさん:02/01/27 04:01 ID:FrQPa3UJ
故・手塚治虫は言った。
「子どもには子どもの見たいものを見せろ!!」

だから、163=181さん、あなたは全然間違っちゃいない。
馬が走る姿を見て美しく感じるというのはごくごく当たり前のことだ。
大人はそこにバイアスをかけて見るから、美しいとは思えなくなる。

この世にあるものは、すべて存在する意味があり、そして美しい。
それを子どもに教えるのが親の役目だと、俺は思っている。
184大人の名無しさん:02/01/28 12:37 ID:OLF4s8zE
頼む、ネタだと言ってくれ。もう涙がとまらんよ。
185大人の名無しさん:02/01/28 18:24 ID:5egLcXe7
大仁田の試合見て泣いた
186大人の名無しさん:02/01/28 19:26 ID:3g34+T2b
sage
187大人の名無しさん:02/01/28 20:37 ID:3g34+T2b
>一着でゴールインして、目の前で猛り狂うようにいな鳴くその馬

去年の日本ダービーんときのジャングルポケットだな。
ダンツフレームなんて駄馬に勝ったあんなレースよりも、
当代随一の大御所テイエムオペラオーに勝った、秋のジャパンカップの勝ち方は
もっと劇的で凄かったから、東京だし観に行けたら、きっともっと喜んだだろうね。
悔しいよな。

スレ違いなのでさげ
188ナナシ:02/01/28 22:41 ID:23au0KbT
このスレ読んでいたら、泣きすぎて目が腫れました。
明日会社なのに。
189大人の名無しさん:02/01/29 01:03 ID:GOWw5lV4
まいった
ガキもんは特にダメだ
190大人の名無しさん:02/01/29 18:13 ID:6rIq2gJ2
>>188・189
ワラタ
191大人の名無しさん:02/01/29 18:31 ID:euDw/yvR
>>163 >>181
反省、反省、反省。

あぁ・・・ 何かと自分のことばかりかまけていた自分。
2chにはまって、小さな娘の相手もおなざりだった最近の私。
2chがやりたいばかりに、さっさか簡単な食事をつくって早く食べろとせかし。
娘にはTVやビデオを見させ、私と一緒に遊びたい、話したいってその後ろ姿が
言っているの・・・ わかっているのに。
まだ、小さい4才の娘。 私だけを頼りにしてる。
ビデオを見て笑ってるけど、ほんとは私と遊ぶ方が絶対しあわせなんだ。
お母さん座りをしている娘の小さな裸足の足を見る。
まだ、ちっちゃい、ちっちゃい、ちぃさーい アンヨ・・・
私しか、守ってあげられないんだよね。
娘を亡くした頑張ってきたお父さんの書き込み見て、猛烈に反省しました。
あすから、2ch、娘が寝てるいる時だけにしよう・・・
(今は寝てます。)

192大人の名無しさん:02/01/29 20:12 ID:qaAoFa3y
昨日嗚咽。20秒ほど号泣。
台所に立っていてふと今月の予定を思い出してたら
友達の命日を忘れていたことに気がつきました。
何が悲しかったのかわかりませんが、立っていられない程、声を上げて一瞬泣きました。
8年前に無くなった友人なのですが、不幸な死に方をしたために、
その後ずっと私の中でひきずって悲しんでいたのですが・・・
引きずっていたが故に、
私はどんどんその子の思い出と離れようとしていたのだと思います。
そんな事が自分で悲しかったのかも。

Hちゃんの歳をもう6つも通り越してしまったよ。
お参りにいかなくてごめんね。なんだか行けなくて。ごめんね。
193大人の名無しさん:02/01/31 00:23 ID:6Ru8Onot
age
194大人の名無しさん:02/02/01 01:35 ID:iyg5ZCLD
スレ保存sage実行中
195月影兵庫:02/02/01 09:17 ID:Y8DaYAjK
>>175ってエリック・クラプトンのTears In Heavenなんだね。
今まで歌詞の意味なんか気にもとめず、ただ、いいメロディの曲だなあ
ぐらいに聞いていたけど、この訳詞読んで涙がとまらなくなってしまった。
子供を早くなくした親の歌なんだよね。
>>163を読んだ後だから余計にぐっと来て、出だしの一行でもうボロボロ。
今4歳の息子は、夜毎俺の布団にもぐりこんできては腕の中で眠る。
そのしがみついてくるような仕草がたまらなくいとおしい。
今この子を失うという事は想像を絶するつらさだと思う。
どんなことをしてでも守らなくちゃ、と思う。
クラプトンの息子も4歳で死んだんだよね。
マンションの53階の階段から誤って転落。
運命というのは、時にどうしようもないものかもしれないけど。
とにかく今の俺にとってこの歌は美しく、つらすぎます。
196大人の名無しさん:02/02/01 11:05 ID:zJcwnjaQ
>>163>>181

あの場所にいた俺が思わず泣いちまったじゃねえかヴォケ!!
ダービーのジャンポケは、そりゃ興奮したろうよ、ありゃ凄い華のある馬だからな。
馬好きの、まして子供だったら、あれを目の前で見たらたまらなかったろうよ。
身銭つぎ込んで興奮する俺たちオヤジ共とは違う純粋な感動だろう。

そうだよな、ジャパンカップ見せたかったよな、
神様にもらった時間が残り少ないってわかってたらなおさらな。
197大人の名無しさん:02/02/01 17:45 ID:hzTQ9M0k
小田和正「言葉に出来ない」を聞きつつ読んでしまい、号泣中。sage
198大人の名無しさん:02/02/01 18:33 ID:VcMigNBL
>>197
あ〜、あの曲はタイミングがハマると来ちゃうなあ・・。
むか〜し小田氏本人もライブ中にぐっと来ちゃって歌えなくなってた事が
あったな (ナキワラ
199大人の名無しさん:02/02/02 00:58 ID:+GdlCztp
小田氏の歌は確かにクルッ! 
明治生命のCMを見るたび、グッとクルッ!
あの写真は一般公募なんだろぅ?
コンサートで写真展やってて、写真の主が手紙を書いてるんだよね。
これが、クルッ!
死んじゃってたりするんだよ。 その写真に写ってる、子供やオトーサン・・・
思い出して泣けてきた。<ウッ… ウッ…
200大人の名無しさん:02/02/02 11:45 ID:559p+X/2
197なんですけどね、自分のこと書いていいかな。

「終わるはずのない愛が途絶えた いのち尽きてゆくように
 ちがう きっとちがう 心が叫んでる

 ひとりでは生きてゆけなくて
 また誰かを愛している
 こころ 哀しくて 言葉にできない」

私は一度離婚して、そのあとの恋愛でボロボロになった。
今の夫も×1したばかりで、そのころに私たちは出会ったんだ。
彼は理性の殻で自分を保っているように見えたけど、
彼はやっとの思いで綱渡りをしているように私には見えた。
私たちが付き合い始めたころ、私の父が突然亡くなった。
しばらくしてから、彼の別れた奥さんが自殺した。
私たちは愛なんて考える間もなく、お互いを支えあった。
自分たちが深く深く絡まりあっていくのを私は感じてた。