谷ゆき子のバレエ漫画関連で…

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548つみれ
>>547
国会図書館の関西館、現在関西に移送中の資料はメインは洋雑誌と
アジア資料、学術論文みたいですね。ちょっとがっかり?(W

さて今回は以下の作品を調べました。こんだけ続けて読むともう何が何やらわからなく
なってきますが。(W
・1959年生まれ「赤い花白い花」小学1年生/1967.01〜小学3年生/1968.07
・1960年生まれ「白鳥の星」小学1年生/1968.01〜小学4年生/1971.03
・1961年生まれ「バレエ星」小学1年生/1969.01〜小学4年生/1971.12
・1962年生まれ「さよなら星」小学1年生/1970.01〜小学4年生/1972.11
・1964年生まれ「まりもの星」小学1年生/1972.01〜小学4年生/1974.08

さてこのスレを見ていると谷ゆきこ作品と言えば不幸の連続超特急で登場人物の死亡率も高い
のではというイメージがあったのですが、調べてみると思ったほどには死亡率も高くなく
「さよなら星」以外はほとんどハッピーエンドといっていい終わり方をしていました。
「赤い花白い花」では生き別れの双子の出生の謎がメインの話ですが、これも解決して終わり、
「白鳥の星」は産院の取り違えから始まる母子の行き違いがメインですが、これも解決して終わり、
「バレエ星」は母こそ死亡しますがフランスで無事「バレエ星」の公演も大成功して終わり、
「まりもの星」 は記憶を取り戻せないのが苦痛の母がなにかっちゃあ姿を消し、結構肝心なときには
姿をあらわして主人公にバレエの指導をしてやっぱり消える、の繰り返しで脇役の死亡率はやや高めでしたが
これも「まりもの星」の公演が無事終了し母も記憶を取り戻しておしまいでした。

そこで「さよなら星」ですが、これは病気率事故率死亡率が高い!(この際小さい事故は省略)
妹ゆりちゃんの耳が聞こえなくなる[2年生6月号]、すずらん骨肉腫疑惑[2年生10月号]、
弟のほしお死亡[2年生12月号]、ゆりちゃん誘拐[3年生6月号]、飛行機墜落[3年生10月号]、
母死亡[3年生12月号]、ゆりちゃん謎の高熱、
ここでゆりちゃんが死亡かと思いきや突然ばあやが死亡 [4年生4月号]、
すずらんの恩師?藤先生の病気疑惑[4年生5月号]、ゆりちゃん柱の下敷きになって死亡[4年生10月号]、
そして最終回、白鳥の湖のフランス公演が大成功に終わってぶっ倒れるすずらん、
それまで何の伏線なかったのにいきなり今まで隠していたけど実は心臓が悪かったと告白!
記憶を失って外国で再婚していた父から贈られた花束をかかえて 唐突にすずらん死亡の最終回[4年生11月号]でした。

特に最終回の唐突ぶりはそりゃないだろと思いますが、実は小学4年生(昭和47年)になってなってから
多分、人気が今一つだったらしく、カラー表紙もなくなり、特集ページもなくなり、
どんどん作品ページが掲載誌の後ろの方に配置されていってます。こりゃやばいのかもと思った辺りで
最終回が掲載された4年生の11月号からTVドラマの漫画化作品「赤い靴」(もりゆきこ、他の学年は
他の漫画家が描いている)が始まっています。昭和48年の「まりもの星」では飛鳥幸子の「赤い靴」と
デッドヒートを繰り返してなんとか4年生まで持ちこたえていましたが、「さよなら星」は
ジリ貧のところにきて同じテーマのしかもTVドラマ作品では勝ち目もなく、最終回となったようです。

そのうち時間ができればそれぞれの作品のあらすじもおいおい……。