こんな時間にアレだが・・・

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1大人の名無しさん
何のとりえもないくせに自己顕示欲が強くて、
寂しがり屋な俺になんか質問してくれ。

土曜の夜に退屈で死にそうだ。
2:04/02/01 02:42 ID:qRmuOnph
会社で深夜残業してたが、もう飽きてしまったのだよ。
でも、家には帰りたくないので2chで暇つぶしをしているのだが。
3大人の名無しさん:04/02/01 02:51 ID:mD22sx9g
4大人の名無しさん:04/02/01 02:58 ID:uqpzKM+D
いまから Amazon に行こうと思うんですけど
オススメの本かCDがあったら 教えてください。
5大人の名無しさん:04/02/01 03:02 ID:7rixPKQR
独身男性板とかラウンジに立てるべきだったかも
6大人の名無しさん:04/02/01 03:03 ID:f0k0gDTE
未婚か既婚か、独立してるか親元にいるかくらい書けよ。>1
あと人妻との不倫をじょうずに隠れて出来る方法を
教えてください。マジで。
7:04/02/01 04:14 ID:o9BG3pS5
>3 ありがとう。

>4 お勧めの本は、クーロン黒沢の「マイコン少年さわやか漂流記」
元マニアな俺には、目頭が熱くなる一冊だ。
お勧めのCDは、「大西ユカリと新世界」もしくは、ZARD「揺れる想い」

>5 そうなのか。 知らなかった。 次の機会にはそうしよう。

>6 
半年前に結婚した。 子供はなし。(今のところ予定も)
結婚といっても入籍だけで、何もしていないのだが。。。

人妻との不倫かぁ。 
素人日本人女性を一人しか知らない俺には残念ながら答えられない。
申し訳ない。
つうか、うらやましいっす! マジで!
8大人の名無しさん:04/02/01 04:21 ID:3niPJPvr
>1
いつ家に帰るんの?
9大人の名無しさん:04/02/01 04:28 ID:E93gN8/G
てか、最初から家に居るだろうよ。
10:04/02/01 04:38 ID:o9BG3pS5
>8 たぶん6時ごろ。

>9 いや、まだ会社にいるのだよ。 家から徒歩20分程度だけど。
11大人の名無しさん:04/02/01 04:41 ID:J84AXYTr
>>1
こんなスレ見つけたよ。

【チャット】激しく会話するスレッド【みたいだ】
http://bubble.2ch.net/test/read.cgi/middle/1075577541/l50
12:04/02/01 04:50 ID:o9BG3pS5
>11 行ってきたが、あそこもさみしいようだ・・・
13大人の名無しさん:04/02/01 04:57 ID:J84AXYTr
>>12
こんな時間だしのぅ・・・

朝の6時まで暇ですか?
どうして家に帰りたくないのですか?
14:04/02/01 04:58 ID:o9BG3pS5
向こうでついつい、名前が「1」のままでで書き込みをしてしまった。

注意力が散漫だ。

さっき社内オナニーしたせいか?
15:04/02/01 05:00 ID:o9BG3pS5
>13
家に帰ってもつまらないし・・・でも眠くないし。
まだ仕事が少し残ってるし。
寒い中、歩いてかえるのもイヤだし。


16大人の名無しさん:04/02/01 05:00 ID:J84AXYTr
>>14
だから・・・
解ってるって。。。

ナヌ?! ○ナニーしてたのか?
17:04/02/01 05:06 ID:o9BG3pS5
>16
あれ? 一人で深夜残業中の基本プレイではないのか?

俺は、さすがにリアルで公言はしないものの、
もう何年も、当たり前のようにやっているが。
18大人の名無しさん:04/02/01 05:14 ID:J84AXYTr
>>17
そっか・・・基本プレイだったのか〜?見習おう・・・

ってあたしゃ♀だよ! ヽ(`Д´)ノウワァァン!!
19:04/02/01 05:18 ID:o9BG3pS5
おぉ、失礼!
レディーだったのか。
でも、俺の嫁さんは、会社で「スティック型の鼻毛カッター」を入れたことがあるっていってたよ。

ちなみにレディーの前でも俺の下ネタは止まることはないので、そこんところよろしく頼む。
20大人の名無しさん:04/02/01 05:23 ID:J84AXYTr
>>19
そ、れでーだよ!
スティック型の鼻毛カッター入れるとどうなん?
毛〜 ξ ちぎれそうで痛そーじゃん。w
21:04/02/01 05:28 ID:o9BG3pS5
いや・・・さすがに挿入したのは、柄の部分だと思う。

興奮したと言っていた。

22大人の名無しさん:04/02/01 05:31 ID:J84AXYTr
>>21
なるほど・・・

だったらちゃんとした物(ってなんじゃ?!)買ってあげたら?
つーか、貴方のモノより良かったって事?

落ち込むなよ!w
23:04/02/01 05:44 ID:o9BG3pS5
いや、俺と付き合う前の話らしい。

まぁ、俺の粗チンは折り紙つきだ。
かつて2ch独身男性板で、自分のちんこの画像をUPして、
しっかりと皆に評価していただいたから間違いない。

だが! 俺は自分の粗チンを悲観してはいない!
ある日、
自分の粗チンを「宿命」として受け入れた。
人前でも惜しげもなく晒した。
そのときから、スッと肩の力が抜けて、人間的に一回り成長したようだ。

24大人の名無しさん:04/02/01 07:23 ID:18umVckl
50年後・・・

>>1は家族達に手を握られ微かに微笑んだ。
顔に刻まれた皺の一つ一つに喜びと悲しみの日々が刻まれている。
彼は今、幸せだった。

傍らには、長い年月を添い遂げ抜いた伴侶が優しく見守る。
彼女には会社で「スティック型の鼻毛カッター」を入れてオナった過去がある。
涙を浮かべる三人の娘達とその孫達もいずれ会社でオナニーをするに違いない。
それが時代を超え生きるという事なのだ。

少し眠くなった>>1は、最後の休息の時を迎える。
家族達の嗚咽が段々遠ざかっていく。

そっと目を閉じようとした時、ふと、このスレを思い出した。
「ああ。あの日、そういやぁ無性に寂しくて、こんな糞スレ建てたっけ。
いくつか恥ずかしい告白もした。ウフフフフ。
だが! 今も俺は自分の粗チンを悲観してはいない!」

やがて、スッと肩の力が抜けて、>>1は最後の眠りについた。  

  ---------完---------
25大人の名無しさん:04/02/01 07:27 ID:18umVckl
ところで・・・
やっぱりお前結婚してたのか。どうでもいいけど。
26:04/02/01 12:39 ID:KpqEUAZh
>24
うむ。詩的で美しいな。
なかなかいいじゃないか!
もうひとつ付け加えるなら、自分の顔も晒したことがある。
恥ずかしい告白とともに。

>25
リアルでは、ハナから独身と決めつけて、会話される場合が多い。
まあ、理由はだいたい理解してるのだが
1…童顔
2…落ち着きがない
3…オトコとしての貫禄が皆無
4…指輪をしてない
27アナバナナ ◆TcFEAMQJmk :04/02/01 13:41 ID:fQo+1pnS
ビチ(`3´) ルン♪
28大人の名無しさん:04/02/04 00:07 ID:pHqVeubx
http://bubble.2ch.net/test/read.cgi/middle/1075742338/
      It's  Λ_Λ new taste!
      __  _( ´Д` )
  煤@ ( .|/, ー ー⌒ヽ、
    / ニ)ノ |  人 /:\ )
    | ニ)  |  キ \:/
    ー'          ,vwVVVWVVVwv、
   ベストソーダ   < しびれるうまさ!>
               ^VwvWWwvVwV^

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29ずらぷまxx  :04/02/11 22:45 ID:nJjWbz0G
ナニだッ!!
30ずらぷまxx:04/02/24 20:29 ID:NSY0kTPz
あれだよアレ
31神のみそ汁:04/03/06 18:41 ID:pKTWd8yP
悪くないスレタイ、ここもアレだな。
32大人の名無しさん:04/03/13 00:10 ID:1+g6wzdZ
深海魚のごとく海底散策
33大人の名無しさん:04/03/14 01:57 ID:r/7MM7qJ
どうやら、ここは廃スレのようでございますな。
では、ちょっと使わせてもらいますよ。
P131
僕はもう一度街を見下ろした。眼下の灯りの一つ一つが、見知らぬ人の見知らぬ祈りに見えた。
P207
地面から立ち上る熱気が祖母の背中を揺るがせた。ゆっくりと歩いて行く祖母の背中に、いつまでも蝉の声が降りそそいでいた。
P112
荒木が勤務解除を告げた。強行犯担当以外は口々に、お疲れさん、と言ってはドアに向かった。
P147
脳裏に、病院のベッドに横たわる少女の姿が浮かんだ。
P250
今にして思うと、社会経験の乏しい、世間知らずの、お人好しで、おめでたい男の発想だったと思う。
P314
遂に、僕たちは双方に共通する人物を突き止めたのだった。
P45
引き受けたぜ──と又市は小声で言った。
行灯の火が消えた。
P217
醜女は、崩れた顔で哀しそうに梅を見返した。
P291
隠坊堀──。隠坊堀へ。するすると景色は変わり、夜陰が岩を包む。哇哇。哇哇。
潰れた左目に提灯の燈が滲んだ。
P101
──そしてすぐ、僕は行列の彼らが、事実、救いを求める者たちの群れだったのだ、と教えられることになるのである。
P183
──実際そこには雲一つなかった。目の及ぶ範囲はすべて、点描画のような光で埋め尽くされていた。雨の気配など、その時は微塵もなかったのである。
45大人の名無しさん:04/03/25 00:53 ID:pLTGkD/m
>>36
乃南アサ?
P331
──その時真理子の頭によぎっていたものを、僕が見極められるはずもなかった。

>>45
ISBN4-04-345105-9
47大人の名無しさん:04/03/27 01:14 ID:srtFypqV
>>46
どうも、〇〇カツでしたか。
ISBN4-7966-3843-1
読了

>>47
伏せ字になってますと、なんだか怪しい本のようでございますな。
P177
でも、こんなのイヤだと思いながら、たかがお金のために無理して続けるような、バカなことだけは絶対すまいときめている。
P238
○月×日
……泣きやみました。
ISBN4-334-72965-7
読了

P56
その翌日の新聞に、間崎翔太郎の死亡記事はなかった。そんなもんはなくてもいいと私も思う。
52大人の名無しさん:04/03/31 00:48 ID:1ZAgwlqM
50は『美母太もも時間割』とみた。
P188
そういう事情でこの話は、オチもドンデン返しもなく、ここで終わるしかないのである。
非常に残念だ。
>>52
>>50 は、『恋は肉色(菜摘ひかる著/知恵の森文庫)』でございます。

で、ちょいと『美母太もも時間割』を検索してみたんですがね、該当する書名が見つかりませんでして。ですが『美母完熟の太もも』と『美母と息子相姦の時間割』てのがございました。
どうやら >>52 サンは、この二冊を読んでおられるようですな。
そうですか。私ゃこの手の本にはとんと興味はないんですがね。いや、本当に。
負けてはおれません。>>52 サンに対抗するために、読むことにするんでございます。
P265
ペルシアの底力というものなのかもしれない。

P79
手なんか、これから私がいくらでも握ってあげる。いつかまた、ママの手を握ってくれる男の人が現れるまでね。
56大人の名無しさん:04/04/02 01:09 ID:QB6lA6z4
上は『ペルシャの底力』とみた。
下は『美母完熟の手コキ』とみた。
ISBN4-06-273944-5
読了

P137
ねえ、澄子。私はあの人の、どこが好きだったのかしら。

P96
おそらくかれ自身が不審だったろう。ひとが自分をだますなどとは、夢にも思っていなかったにちがいない。
>>56
ひょっとして本当にそんなタイトルの本があるのかって、今、検索してみちゃいましたよ。見つかりませんでしたがね。
ブラック・ティー:山本文緒:ISBN4-04-197004-0
読了。

P183
なんのために自害したか、かれの場合もまた、当時の会津人になってみなければわからない。

P56
ぼくは深く、心の底から彼女に感謝した。
短い間だったけど、ぼくのそばにいてくれてありがとう。
[A]
P183
なんのために自害したか、かれの場合もまた、当時の会津人になってみなければわからない。

[B]
P97 L4-5
夜が明けて、昼過ぎ。手紙はこの街の消印が押され、早速、配達されてきた。それを受け取ったパパは、ひどく安堵していたとクニコから報告があった。

[C]
P88
そして、小さな手を伸ばし、お母さんの指をそっと握りました。
[A]
P231
綾子は、その後尼になったともいい、大和屋徳治の手代の妻になったともいわれる。

[B]
>>60

[C]
月の砂漠をさばさばと:北村薫:ISBN4-10-137327-2
読了

[D]
P39
ま、人間生きてるうち、いろんなことありますね(笑)。
もうそろそろ終演の時間じゃないスか?(笑)
[A]
>>61

[B]
>>60

[D]
P184
酒を飲むと酒乱になるひとが、しらふのときに酒乱を見るといやがりますから。それくらいいやなもんです、アレは。
[A]
>>61

[B]
P118 L1-2
「……今回は、割らなかったね」
栗林がほっとしたように言った。

[D]
P312
?あいたぁ〜あぁ〜 めでみぃ〜て〜ぇ 気を揉むぅ〜よりも〜ぉ いっそ〜ぉ めく〜らぁがぁ ましであろ〜お〜ぉ とくらぁ〜 へぇ〜え〜 とくらあ。
64ずらぷまxx :04/04/09 23:22 ID:42nKFIvA
体内の脂肪は単純な分子が組み合わさった、比較的複雑な形で存在する。
最も重要なものをいくつかあげてみよう。
1.グリセロール 通称グリセリン。ねばねばした・・(p90)
[A]
>>61

[B]
P132 L10-11
書き終えると、クニコに渡した。郵便ポストに入れてくれば、次の日には菅原家に届くだろう。狂言誘拐の一日目はそうやって終わった。

[D]
P387
別にどうってこたぁないんですけど、ただ、正直な気持ちですよ。ええ。

[E]
P27
「クラゲでもいたんですか」
「ちがうよ」
[A]
P268
とすればお加代は命の恩人となるわけだが、その後の消息はわからない。

[B]
>>65

[D]
もひとつ ま・く・ら:柳家小三治:ISBN4-06-264791-5
読了。

[E]
P66
「聞いたかよ、リョースケ。六畳ぐらいのマンボウが──」
[A]
>>66

[B]
失踪HOLIDAY:乙一:ISBN4-04-425301-3
読了。

[E]
覆面作家の夢の家:北村薫:ISBN4-04-343203-8
読了。
[A]
P351
遺骸は、その意志により、多くの同志の枯骨が埋められている京都東山霊山の山腹に葬られた。九年ののち、夫人松子(幾松)も、その墓域に入った。年、四十四。
[A]
>>68

[F]
P121
どこへ、と小田桐が聞くと、トンネルの通路を顎で示しながら答えた。
「地下司令部だ」
[A]
>>68

[F]
P239
爆発が起こった。ワカマツは既に準国民本部の前で整列している分隊に交流し、ビルの谷間の静かな無人の闇へと駆け込んでいった。
[A]
P406 L2-3
たれかが、ぎらりと刀をぬいた。わっとみなで囃した。彰義隊の狂騒は、このときからはじまった。

[F]
五分後の世界:村上龍:ISBN4-87728-444-3

[G]
P61
木村の言う通り、自分で思ったよりもずっと肉親の死にショックを受けているのかもしれない。
[A]
P438
天野八郎──上野陥落後、本所石原の鉄砲師炭屋文次郎方に潜伏していたが、七月十三日、捕縛、十一月八日牢死。

[G]
P225
そうだ。確かに未来と過去は相似形なのだ。
この瞬間、たった今を変えなければ、同じような形の未来があるだけだ。

[H]
P153
俺は部屋にバッグやらリュックやら紙袋を置くと、ベッドに倒れ込み、晩飯を食わせようとするオフクロの使命を受けた妹がエルボースマッシュで起こしに来るまで、つかの間の安らぎを得た。
[A]
>>72

[G]
コンセント:田口ランディ:ISBN4-344-40180-8
読了。

[H]
P198 L9-10
くたりと朝比奈さんは、何かモゴモゴ言いながら目を閉じた。そして、すうすう寝息を立てながら眠り込んでしまった。

[A]
幕末:司馬遼太郎:ISBN4-16-710593-4
読了。

[H]
>>73
[H]
涼宮ハルヒの溜息:谷川流:ISBN4-04-429202-7
読了。
P182
その身分知らずをやるな、といわれた言葉はかなり印象に残った。しかしコロ助は、現在もなお、妾をもって敢闘している。その志は壮としたいが、路地の二階の四畳半は、荒んだ暗い空気に満ちている。
(再読)
雀鬼くずれ:阿佐田哲也:ISBN4-04-145959-1
(再読)読了。

P124
カプセルから脱出するためには、悪と破壊しかないとBJは言った。僕は絶対に脱出して、向こう側へ行く。
14 fourteen:桜井亜美:ISBN4-87728-692-6
読了。
P75
あんたが池袋にきて、おかしな音楽のかかっている果物屋を見つけたら声をかけてくれ。おれが店にいるときなら、五千円のメロンだって二割引だ。
まあ、それでもうちの店のぼろもうけなんだけどな。
P216
千秋の肩になびくシルクのスカーフは、春の風をはらんで限りなく軽い。空飛ぶスカーフに乗って、おれまでまだ見たことのないオアシスへ飛んでいけそうだった。
池袋ウエストゲートパーク:石田衣良:ISBN4-16-717403-0
読了。
82大人の名無しさん:04/04/29 20:30 ID:nLjZCCwC
n
83大人の名無しさん:04/04/30 00:03 ID:5CCcLty7
a
84大人の名無しさん:04/04/30 12:43 ID:Wx6zjfS4
サルベージしますよ。すんませんすんません
P129
穏やかに晴れた一月の空の下、誰かがゆっくりと、だが確実に自分のほうにむかってくるのを待つ十分間。そんな時間のすごし方も悪くない。
>>82-83
“N/A”ってことでございましょうか?
EXCEL でね、計算できないセルで表示されますな。“#N/A”ってぇの。うーむ。意味深ですな。
……と聞いたところで、書き込んだ方は二度と現れないんでしょう。
こうしてまた一つ、この世に謎が生まれたわけで。

>>84
もうね、age て頂いても全然構わないんでございますよ。
私的なことを毎回 age て書き込んでちゃあ、この板の方々にご迷惑だろうってぇだけの sage 進行ですので。
こんなスレに気を遣って頂きましてね、こちらこそ、すんませんすんません。
P231
おれはそれから十五分、なにもいわずにアツシの隣に座っていた。七月終わりの昼休み、ケヤキの木陰でもとうに気温は三十度を超えている。汗はまったくかかなかった。アツシの話がおれの身体を芯まで冷ましていたからだ。
88大人の名無しさん:04/05/02 02:11 ID:3H9yecC/
精液が濃いのに子供が出来ません。
どうすればいいですか?
>>88
お悩みの相談はね、その、スレ違いなんですが。
……てね、廃スレを乗っ取っている奴が言うなってぇモンですし。
で、お答え致しますが。

いくら濃くったってね、それだけじゃあ、子供はできません。
取り敢えずね、アナタのお子さんを生んでも良いっていう女性の中に、その濃い精液をお出しなさい。
少年計数機:石田衣良:ISBN4-16-717406-5
読了。

P91
私は目礼した。そっと風が吹いた。
先生はゆっくりと、白い道を遠ざかって行った。
[イ]
P163
そういいつつも、ふと紅い冷麦と白い素麺がくるくると水引の形に結ばれる絵が浮かび、お似合いかもしれない、と思うのだった。

[ロ]
P74
「不思議な夢のようだな」
と、いつものようにそう思った。
92大人の名無しさん:04/05/05 17:27 ID:35ouzHU0
バカだろお前ら
>>92
いきなり「バカだろ“お前ら”」とは、失礼な人でございますな。
このスレに莫迦なのが、私以外に誰が居るというのです?
94大人の名無しさん:04/05/05 20:29 ID:i69yQ8Es
僕のアレが最近痒いんですが・・・(特に先端部)。
>>94
そうですか。
アレというのがどの部分か存じ上げませんが、そこを掻いたらよろしいんじゃないですか?
[イ]
朝霧:北村薫:ISBN4-488-41305-6
読了。

[ロ]
P122
こらえることなどできなかった。
「憑かれたな」と、節子は思った。
97大人の名無しさん:04/05/06 17:49 ID:kLZvSVLe
わけわかんねーよお前ら
なんの会話してんだ
98(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/05/06 19:35 ID:x3z9Nueg
〔ロ〕
「和彦君。」
ふと、節子が遠慮がちにつぶやいた。
「背中のジッパー下ろしてよ。」
白いワンピースに包まれた節子の豊かな乳房が揺れた。
[ロ]
P174
それを見て新井春陽は「あった! こんな風景は前にもあった!」と叫び、行進曲に合わせてゲラゲラと笑い始めた。ゲラゲラゲラゲラと、壊れたオモチャみたいに、春陽は笑い続けたのであった。
>>97
そうですよね、判りませんよね。だって、私だって判りませんもの。
実は私、スレ主じゃあないんでございまして。
このスレ、放置されてずっと沈んでいましたのでね。不要だってんなら、私がちょいと使わせてもらおうと、こうして乗っ取っちゃっております。
……で、本当のスレ主さんが >>1 で「質問してくれ」と書き込んでおりますでしょ?
パラサイトしておりますお詫びに、書き込まれたご質問にはスレ主さんに代わりまして私がお答えしようかと。
そういった次第でございます。

>>98
あのですね。何ページか書かれておりませんので、どこを引用して頂いたのか、さっぱり判りませんですよ。
ですからね、いや、そのなんですか、そう、もう少し文章が長いとね、うん、見つかるかもしれませんな。
……と言った訳で、申し訳ありませんが続きの部分をね、その、書き込んで頂けませんか?
くるぐる使い:大槻ケンヂ:ISBN4-04-184705-2
読了。
102(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/05/10 00:01 ID:Mko0zPZm
おい、テレビで観たけど菅さんの奥さんってきれいだよ。
それから、この間の浅田農産事件の時によく記者会見していた
農水省の次官(だったっけ?)。
最近のおばさんってどうしてあんなにそそるんだ。
あと、ついでに「NHK数学講座」神長幾子先生。
今夜もおかずになってもらうよ。3回はイッてもらうよ。イク子してもらうよ。







・・・でも同じおばさんでも高遠はいやだな。
P69
私は本を閉じ、テーブルに戻した。そこに暖かい日差しが降り注いだ。息子が目をさまし、もそもそと動き出した。私はカタツムリの縫いぐるみを、顔のそばに置いてやった。
104(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/05/10 14:03 ID:Mko0zPZm
P70
息子を口に咥えた彼女は死に物狂いで(と私には思えた・・・)それを吸い始めた。
荒々しいともいえるその行為は愛情いや、激情ともいえるそれであった。
お返しに私は彼女の生命の泉にカタツムリのような舌をたっぷりと這わすのだった。
「はあ・・・」
甘美なため息が暖かい日差しが降り注ぐ室内にかすかに響き渡った。
>>103
偶然の祝福:小川洋子:ISBN4-04-341005-0
読了。

P125
そう脳裏で素早く計算してしまう自分を心のどこかで悲しく思ったが、たちまちそんな考えも吹き付ける風と雨の中にふっとんでいき、頭の中は真っ白になった。
>>104
落語のね、三題噺のようで笑ってしまいました。なかなか文才がございますねぇ。

ここの板、サーバの移転があったようですな。
今使っている専用ブラウザ、“マカー用”ってぇのなんですがね、板一覧の更新がうまくいかなくていけません。
設定し直すのが面倒なんで、ここを放置して、また他の板へ移ろうかと思ったんですがね、もう暫くこのスレにパラサイトしますね。
P190
七人もの人間が血相を変えてどやどやとホテルの廊下を駆け抜けるのを、従業員たちが目を丸くして見送った。
P269
「不測の事態?」
優子は耳慣れない言葉にきょとんとする。
P322
動物虐待反対!
ダリオはついに我慢しきれなくなって頭をぐいと上に突き出した。
ドミノ:恩田陸:ISBN4-04-371001-1
読了。

P30
話を聞き終わって、僕は米石という奴に激怒した。そして初めて吉田君という人を知った。
オルゴール:中園直樹:ISBN4-344-40509-9
読了。
P87
ダサい。やっぱり全てが半端でなく、ダサい。センスとか、そういう問題ではなく、何か全てが狂おしく、絶望的にダサい。笑えないくらい、悲しくても涙が出ないくらいに、ダサい。
大丈夫か、こいつ。そう思いながら、私は爆音を立て、髪をなびかせて田んぼの前の道を改造原チャで走り去っていく彼女を見送るしかありませんでした。
P159
すっかり夜でした。私は何故か、そのやり取りを終えると無性に可笑しくなり、下妻の星空を見上げながら、道路に座り込んで意味なくゲラゲラと笑い続けました。
P223
いくら夏が近いからといって、夜だし、バイクで走ると、寒いじゃん。絶対に風邪を引きます。「限りなく透明に近いおバカさん」──と、私は託された特攻服を手にして呟きました。
下妻物語:嶽本野ばら:ISBN4-09-408023-6
読了。
116健作して痴漢したいんだよ:04/05/23 00:52 ID:1fTbNyyX
お尻の周辺の毛が濃すぎて彼女に笑われました。
正直言って悩んでます。
どうしたらよいですか?
117日本食研:04/05/23 00:54 ID:2Rg1zQKC
炙って毛穴殺せ
118馬鹿ハッケソ:04/05/23 23:43 ID:fIzC6gS1
どうも古式若葉です
http://bubble2.2ch.net/test/read.cgi/middle/1067932265/l50
9 :アナ番 ◆ANABAN7HNo :03/11/04 19:14 ID:sw37QVYU
>>1
削除依頼出しとけよ。ヴォケ( -д-)、ペッ
P157
飛行機は発着場をぐるぐるまわった。人間を追いまわしながら、燃料がなくなるまで走りまわっていた。
霊長類南へ:筒井康隆:ISBN4-06-136010-8
(再読)読了。
P199
あいつと結婚しよう、と自分でも思いがけないほど強く思った。そうすれば何もかもうまくいくような気がした。
122健作して痴漢したいんだよ:04/05/27 01:33 ID:Y7fAhRnB
濡れよんチンちゃん・・・。
私はこの店名が好きだ。
うまい。うまい。巧すぎる。
先日日本語の神様、金田一氏が亡くなったが、
彼をして「日本語の真髄ここに極めり。」
と言わしめた(かどうかは知らないが)のも納得。


・・・。しかし、とは言っても高遠はいやだな。
間違いだらけのビール選び:清水義範:ISBN4-06-273159-2
読了。
>>122
>濡れよんチンちゃん
北海道在住の方でございますか?

そういえば例の高遠菜穂子さんも、北海道にお住まいのようで。
>>P81
唯一立ち寄ったのが平和記念公園だった。妻と並んで、資料館で展示物を見て過ごした。
P139
紅色が急速に濃くなっていく。白く霞む雲が、燃えるように紅く染まっていった。
「再発はしとらんよな……」
私はそう声をかけたい衝動を、懸命に抑え続けていた。
死にゆく妻との旅路:清水久典:ISBN4-10-118621-9
読了。
P80
僕は機械のように店の扉を開き、地下の部屋に通りの風をいれた。
P153
間。この世界の途方もない複雑さと同じだけの深さが、ただのセックスにあるのだという事実が、その夜ぼくを圧倒していた。
娼年:石田衣良:ISBN4-08-747694-4
読了。
P92
 しかし自覚したからといって、私にはそれを避ける手立てはない。その時が来てそれが起き
るのを、ただじっと待つだけだ。額の上の×が消え去るのは、きっとそれが起きた後なのだろ
う……。
P38
 哲学の道のあのカフェーは醜悪さを加速させながらも過剰なロマンチシズムの装飾を変えることはないでしょう。
 眠りから覚めた僕はみっともなく、それでも君を待ち続けます。
>>131
どこにもない短編集:原田宗典:ISBN4-19-890710-2
読了。
P100
だけど僕はその才能を誰よりも評価し、愛します。君の才能の赴くままに進路を取れ
ば、二人は何時でも一緒にいられる。そうすれば、この世界の全てが二人にとっては
聖域になるのです。二人だけの聖域が欲しいだなんてもう、僕は君に決していわせま
せん。
P145
して正確に再生させる為だけに生まれてきたものなのです。嗚呼、君に早くそのこと
を知らせたい。伝えたい。耳から鱗を落とし、運命の拘束を解き放ち、僕達は必然の
第一楽章をスタートさせるのです。
カフェー小品集:嶽本野ばら:ISBN4-09-408014-7
読了
P81
 ヴゥゥーン……ヴゥーン……
 ヴォオオーン……
 あの不気味な音は、耳がつんぼになりそうに強く、激しく、まっかな光の中で鳴りひびいてい
た。
P180
 「よくわかりません……」リルアは、からだじゅうにはげしく光をてんめつさせながら答えた。
「この宇宙船が攻撃されているようです」
青い宇宙の冒険:小松左京:ISBN4-04-130812-7
(再読)読了。
140(・∀・)<今日はここまで読んだぽ。:04/06/18 22:27 ID:5rpX9c3r
月曜日は元気にうんこ。
P108
 疲れ果てた体のいったいどこに、こんな力が残っていたのだろう。このまま背中に翼が生
えて、鳥になっちまうんじゃないかと渡辺は思った。
 霧が嘘のように晴れた真青な冬空に、状況終了のラッパが鳴り響いた。
>>141
土日は排便なさらないんですか?
[イ]
P182
 わけもなく涙ぐんで目頭を押さえたとき、ああ俺もけっこう苦労してきたのだな
と、米山は思った。

[ロ]
P66 L1-2
 やだね。世の中が良くなるのはけっこうな話だが、そのぶん人間は馬鹿になっち
まう。
[イ]
歩兵の本領:浅田次郎:ISBN4-06-273989-5
読了。

[ロ]
>>143

[ハ]
>P132
 何かが彼の頭の中で弾けた。彼は身体の向きを変えると、ゆっくりとネクタイをほ
どきながら、作家の背中に近づいていった。
                              (解決篇 了)
145(・∀・)<今日はここまで読んだぽ。:04/06/21 01:38 ID:HOHX3RAb
>>264
少し待ちたまえ。ケツ論を急がないで欲しいな。



火曜日は快調にうんこ。
146(・∀・)<今日はここまで読んだぽ。:04/06/22 00:58 ID:jMGe3F+N
水曜日は小便シャーシャー。
147大人の名無しさん:04/06/22 01:04 ID:XowXE/tm
その気がない亭主に、Hしたくなるようにしむけるにはどうすりゃいいのさっ!!
[ロ]
P132
 もうこれで良がんすな。
 腹切って死んでも、ようござんすな。お許しえって下んせ――。

[ハ]
P168-169
 金子は大きく伸びをして、窓の外を眺めた。今頃小谷はまたあの『渋沢』とかいう
店で、五十歳過ぎのウェイトレスが運んでくるコーヒーを飲んでいるに違いないと思
った。
木曜日はモリモリとうんこ。

>>145 
はいはい、そうですよねぇ。>>264 慌ててはいけませんよ。
>>147
さて、困りましたよ。
その手のご質問をするにふさわしいスレは、この板にも多くございますのに。

取り敢えずは、旦那様の性癖を研究なさってね、その辺から攻められてはいかがでしょうか?
男ってのはね、一つや二つ“萌え”るポイントを持っているものでございます。

ああ、そうです。一つ言っておきますとね、巷では、「過激な下着を身に付けては?」という
アドバイスをされる方もおられますが、間違ってもそんなことをしてはいけませんよ。
アレはね、そういう類の下着が似合うような体型をしておりませんとね、もう逆効果ですから。
[ロ]
>>148

[ハ]
超・殺人事件 推理作家の苦悩:東野圭吾:ISBN4-10-139522-5
読了。
152(・∀・)<今日はここまで読んだぽ。:04/06/25 17:11 ID:+VWXq5NZ
>>269
喪服、スチュワーデス、看護婦、セーラー服等
家庭内で制服を着用するのも良いかと思います。
昨年の国勢調査によりますと、日本の男子の
約9割がコスプレマニアだとの結果が出ております。
(ちなみに私は紺色系の事務服が大好きです。)
頑張ってください。

と、締めくくったところで 金曜日はキンタマ光り
[ロ]
P235
 四百石取りの御高知と、二駄二人扶持の足軽とは天地乾坤の違えがあるとはいえ
ども、おのれの身を保たんがため同胞に死ね死ねとせっつぐのが、人たるものの道
にてござんすか。士道たるものでごあんすか。
 お答えめされよ、次郎衛殿。
>>152
いや、>>274 の方がいいかもしれませんな。
あの、「(・∀・)<今日はここまで読んだぽ。」さん。
貴方の書き込んでおられますレス番号のアンカーでなんですが、122 ほど進んでいるようです。
この書き込みのレス番号は、154 の筈なんですが。

「いや、オレは未来レスをしているんだ」ってぇことでしたらね、この私の書き込みなんざァ、
もう無視して頂いて、どんどん続けてくださって結構でございます。
[ロ]
P358
 その夜、お命代を持って家に戻った原田左之助が、いったい女房子供とどんな別
れをしたのか――考えただけでも胸が詰まりますな。

[ニ]
P59
 そうなったとき、はたして自分にハンカチを振ってくれる女性がいるであろうか。そんな
女性がいれば自分の植物化した老残の余生に終止符を打ってもらいたいと願うであろう。
[ロ]
壬生義士伝 上:浅田次郎:ISBN4-14-764602-1
読了。

[ニ]
>>155
157(・∀・)<今日はここまで読んだぽ。:04/06/29 23:04 ID:BNSpy+VG
>>276
お、俺は未来レスをしていたのか・・・。(絶句)

は、はずかしししししいいしいいいいいい・・・・(と瀬名秀明風の文体できめてみる)
な、なさけえけけっけっけkない・・・(と北斗の牽風に言ってみた)
ど、土曜日はどっさりうんこ・・・・(やはり、これだぜ。)
P128
 そうおもったとき、上下左右の隣人たちとさまざまなトラブルや迷惑を交換し合いながら
生活しているいまの住居の生活が快適におもえてきた。彼らは騒音やにおいやペットの公害
を撒き散らしても、殺人の共犯になることは決してないからである。
>>157>>279
……。

なんだかよく判りませんが、なにやら元気一杯だってぇことだけは伝わってまいりました。
[ニ]
>>158

[ホ]
P105
 ジャフはしゃくり上げる妻を、背後からそっと抱いた。
 メイも立ち上がって、母の顔に頬をすり寄せる。
 マージは、ロイドをうながして、そっとダイニング・ルームを出た。
[二]
>>158

[ホ]
P186
 ボリスはその一人に目標の軌道を記したメモを渡すと、言った。
「では行こう。きつね狩りの時間だ」
[ニ]
花刑:森村誠一:ISBN4-575-50948-5
読了

[ホ]
ヴェイスの盲点:野尻抱介:ISBN4-15-030742-3
読了
P79
「あ、鳥飼君、いま、東京の警視庁の人が来て、君にあいたがっておられるよ」
 と、係長が待っていたとばかり、机の前から立ち上がって呼んだ。
 係長の横に、若い背広服の見知らぬ男が、微笑してすわっていた。
P202
「たしかに私はその飛行機に乗りました。間違いはありません」
 百四十三人、異口同音に返事していた。
 三原は目をむいて驚愕した。彼はふたたび、頭をかかえて懊悩した。
点と線:松本清張:ISBN4-10-110918-4
読了。
P51-52
 二人は笑いを押し殺し、幸福に陶酔するマイクたちの邪魔にならないよう、忍び足で
部屋を出た。
 そして安物の薄い扉を閉め、一枚の駄作と至福の音楽を閉じこめる……。
P190-191
 彼は胸の前で享ける形に手を作り、舞台の上に笑みかけた。
 彼と同じものを確かに受けとめた観客たちがやっと我に返り、大地を揺るがすがごと
き喝采がはじまった。
[ヘ]
P237
 本当に静かだった。人の声も雨音もしない。ただ降り籠める雨の重みだけが狭い部屋
へと侵入してくる。
〈美の女神〉を包み込む優しい雨は、あと三時間で、熄む。

[ト]
P55
 微笑む和美の目は微かに潤んでいた。わずかに染まった指先で、小さな丸い練り香
を弄びながら、彼女は遠くを見つめていた。
[ヘ]
P283
 マシュー。君は今回のことをこれからの糧としなければならない。そのためには、何
度も何度も記録を呼び出し、繰り返し繰り返しそれを見るんだ。
 女神の記憶の中でいつまでも響き続ける、移ろう森の輪舞曲、その永遠の価値に気づ
くまで。

[ト]
P104
 塚原は、ほうっと息を吐き出し、しばらくの間、目の前の壁を見つめていた。それ
から、ゆっくりと有子の持ってきた紙袋に手を伸ばした。中から出てきたのは、塚原
が何日も寝ないで考え、有子に自分の思いのすべてを届けたいと祈りながら染めた着
物だった。それは、流れるような縄目模様と握り鋏が図柄として染められた、鈍色の
じの小紋だった。
[ヘ]
P330-331
 孝弘は窓を開けて深呼吸をする。
 美和子の乗ったシャトルは定刻通りに飛び立っていた。
 銀色の小さな泡粒をひとつ浮かべ、空はまるで本物の海のようだった。

[ト]
P154
 意識の最後で叫んだが、その声すらも、自分の頭の中に響くばかりだった。そして、
敬吾は沈んでいった。後には、細かいあぶくの弾ける音ばかりが、氷雨の降りしきる
ように続いていた。
[ヘ]
P379
 女神と共に天上に住まい、しかし闇に惑う者の行く手には、実態のない憧れだけが、
ただ、輝いていた。

[ト]
P204
 自分の声とも思えなかった。広樹はズボンのポケットの中でキサゲを握りしめたま
ま、灰色の絵の具をといたような空を見上げた。ツバメらしい鳥が、ついと飛び去っ
ていくのが見えた。
[ヘ]
永遠の森 博物館惑星:菅浩江:ISBN4-15-030753-9
読了

[ト]
>>171
[ト]
氷雨心中:乃南アサ:ISBN4-10-142536-1
読了
[チ]
P124
 車は土手を遠ざかり、市街地に入った。車の流れのなかに入り込んだ俺たちに、もし、その
気があったなら、そういう注意をはらう気分になっていたなら、河川敷を離れたときから、一
台の車が見え隠れに尾けてきていることに気付いていたかもしれない。
 でも、現実はえてしてそううまくはいかないものなのだ。
[リ]
P41
 妻の何を見ていたのか。妻の何を知っていたのか。二十年という月日は、いったい
何を妻と自分に残していったのか。
 後悔と呼ぶには苦すぎる痛みが体を縛ってゆく。手が震え、肩が震え、全身が震え
た。原田は初めて激しく泣いた。
[チ]
P151
 これという理由もなしに、木原はその男に手を上げてみせた。そして目をそらし、暖かな日
ざしに包み込まれた。

[リ]
P152
 洪一にはわからない。
 本当のことなんて、何もわからない。
 どうしていいのかわからない。
[チ]
P245
「何がなくなったんです?」
 八重子はまた泣き出しそうだった。
「淳一の遺髪です」

[リ]
>>176
[チ]
パーフェクト・ブルー:宮部みゆき:ISBN4-488-41101-0
読了

[リ]
「今からそんな親ばかじゃ先が思いやられるわね」
 真帆子の笑い声が頭上から降り注いでいる。
 僕はただ腹の中に向かって、千秋の名前を何度も呼び続けた。
[リ]
ため息の時間:唯川恵:ISBN4-10-133427-7
読了。
180(・∀・)恭子はここまで揉んだ:04/07/25 23:38 ID:nErnEW6T
無駄無駄モナアー。
貧弱新宿う。
ちんこ。貝われ大根。

ああ。ヒポクラテス。
虚無。
ノルウェイの森。

畜産科の加藤茶。水産科の田代まさし。栄養科の荒井注。(得意技 This is a pen.)
P60
 それは近所のいたずら小僧どものしわざであったかもしれない。また、そうでなかったかもし
れない。わたしはいまだ、そのいずれであるかを知らないのである。
>>180
♪泰ぜ〜ん自若なフリし〜てもぉー、お見ぃ通し♥
P130
 掲示が吐き出すようにいった。
「自分で入れておいて、自分で捜し出すのだから、わけないや」
 二郎が大きな声で笑いだした。
 正太郎こそは、まさに御念の入った『犯罪者の愚挙』を演じたものに相違なかった。
人間椅子:江戸川乱歩:ISBN4-394-30107-6
読了。
P182
「ベルナ、幹太はやはり弟なんだね。いつも気がかりな存在なんだね」
 ベルナは、そんなの当たり前だよというように、鼻の先で私をトントン
とつつくのでした。
ベルナのしっぽ:郡司ななえ:ISBN4-04-364201-6
読了。
P124
 ――子供の言い合いみたい。
 そう電子的に干渉して告げたのを最後に、ディスプレイの電源を切った。ナプキンで
丁寧に指の赤い染みを取り、それからウフコックをチョーカーに変形させて身につけた。
 クリスタルの中で、黄色いネズミが派手な赤い口紅を付けてウインクしていた。
P164
 途端に、ドクターが、わかったような呟きをもらし、
「お前には無理だよ」
 真面目な顔で言った。ウフコックはごろりとデスクの上に横になり、大きく溜め息を
ついた。その小さな身が、さらに小さくしぼんでしまうくらいに。
P205
「あとには、虚無を残すだけ」
 ミディアムが言った。ボイルドはちらりとミディアムを見た。それから、この港に入
ってから初めて、うなずいていた。
P243
「虚構の部隊だ。目的も実績も、虚構に過ぎない。ただ、無意味な技術だけがあった」
 そしてまた、感情のない目を、ディスプレイに向けた。
マルドゥック・スクランブル The First Compression―圧縮:冲方丁:ISBN4-15-030721-0
読了。
P70
 青木が言葉に力を込めて言うと、美保子は初めて表情を動かした。筋肉が強張っている
ためにぎこちなく、とうてい笑みとはいえない表情だったが、それでも青木に対する励ま
しであることに間違いはなかった。それに対し青木は、大きく頷くことで応えた。
P167
 この手紙が優馬自身が書いた物だということは認めざるを得ない。だがそれは、どこか
作り事めいた匂いを漂わせて、青木に違和感を覚えさせた。こんな手紙ひとつでは、優馬
の真意を知り得たとはどうしても思えなかった。
P226
「わかりました。約束します」
 青木ははっきりと答えて、園田の遺書を畳んだ。遺書からは、言葉にならない子供たち
の叫びが聞こえるような気がした。
天使の屍:貫井徳郎:ISBN4-04-354101-5
読了。
P92
 かくして全尾落着。これにて〆。めでたく重畳。
 と、ゆきたいところだが、一週間後、「帝都日報」紙上につぎなる見だしが掲げられ、
はたして、両人、目にすることなくすぎたのは、幸たるや不幸たらんや、いかん?
 ――大崎禿坂のお化け屋敷――
   家具が宙を舞ひ、人を襲ふ
    打続く怪事に医師一家逃散
P132
 折ふし、凛たる木枯らし、ひゅるるるる。
 ちょろ万、「きャッ」と鳴いて、雲を霞と一目散。
P230
 かくて、しかとたっせられたる、小さ子の予言に、ちょろ万、性になく、かく一心に
となえたり。
「つるかめつるかめ。つるかめつるかめ。……」
 そればっかり。
[ヌ]
>>198

[ル]
P88
 そして待っていた。いつものように。
 すると待ち人が笑いながら現れた。いつものように。
 信之は一緒に歩みだした。ふたたび闇の中へ向かって。
 川べりの町は賑わしく、だれも信之たちを認める人はいない。
[ヌ]
P272
 驚天動地の大迫力! 襲来せる大幻景!
    暴走大列車!!
     衝突大遊星!!
        本日十八日ヨリ三十一日迄
       〈浅草公園六區 ルナパーク〉

[ル]
>>199
[ヌ]
大東京三十五区 冥都七事件:物集高音:ISBN4-396-33166-5
読了
202どうだ。おじさんのは太いだろう。:04/08/25 21:20 ID:pOEJaXBD
娘が生まれ,今月からパパになりました。
でも、こんなハンドル名乗っちゃった俺って馬鹿ですよね。
[ル]
P115
 ――海にだけうちあけて話してやろう――
 海の中の母も聞くにちがいない。どう考えても照美に語ることではない。
 そう決心したとき、背後に物音が響き、
「ごめんなさい。なかなか解放してもらえなくて」
 照美の声がにぎにぎしく聞こえた。

[ヲ]
P75
 そこで初めて、バロットは自分が全裸であることに気がついた。
 慌てて衣服を探そうとするのへ、ドクターが自分の白衣を脱いで肩にかけてくれた。
「イヴは、己が裸であることを、急に悟った」
 フェイスマンが、呟くように言った。
>>202
おや、そいつはおめでとうございます。
娘さんが十数年後、そのハンドルネームのままの台詞をですね、
どこかの狒狒親爺に言われるくらい健やかに成長されることを
願ってやみません。
[ル]
>>203

[ヲ]
P175
《ドクターは賭け事が好きなの?》
 ドクターは指を立て、左右に振ってみせた。しかつめらしい表情だったが、ほころん
だ笑みまでは止められないようだった。
「そうだな、あれは実にスリリングな――知的ゲームであり、人生の美学だ」
 バロットは呆れた。
[ル]
P171
 母は自分に暗示をかけていた。信じていた。
 ――これだけ美しければ、土の中でしあわせに暮らしている。自分を恨んでいるはずがな
い、と――
 そう思わせるにふさわしいみごとな黄の色である

[ヲ]
P208
「君にとっては遊びでも、周囲で見ている人間はそうは取らない。カジノにとって、勝
ちすぎる人間は天敵だ」
 その言葉で、また頭上のカメラの存在を思い出した。
 バロットは素直にコインを籠に入れ、ドクターとの待ち合わせ場所に行った。

[チ]
P38
「月です」
 桃園寺老人は、とっておきの冗談を披露したように、微笑んだ。
「いかがですかな?」
 御鳥羽と走也は顔を見合わせた。二人とも、何ひとつ言えなかった。
[ル]
コーヒー党奇談:阿刀田高:ISBN4-06-274827-4
読了。

[ヲ]
マルドゥック・スクランブル The Second Combustion―燃焼:冲方丁:ISBN4-15-030726-1
読了。

[チ]
P133〜134
「ありがとう。では、帰還の準備を再開しましょう。あ、その前に私の宇宙服を点検し
なくては」
 そそくさと彭は宇宙服を脱ぎに行く。二人の日本人は、泣き伏した崔を無言で見下ろ
した。
[チ]
P218
 二〇二五年十月一日、御鳥羽総合建設、エデン・レジャーエンターテイメント社、天
竜ギャラクシートランス社の三社は、共同で月面結婚式場「第六大陸」を建設すること
を、正式に発表した。
[チ]
P275
 妙が横顔を走也に向け、走也が親指を立てる。泰は一緒になっってばちばちと拍手をし
ている。一同の顔を、記者たちの焚くストロボが白く染める。
 まだミッションは終わっていない。だが、このときばかりは、日比木の怒声も少し遅れ
た。
[チ]
第六大陸1:小川一水:ISBN4-15-030727-X
読了。

[リ]
P47
 ヒューズを交換するだけですむとも思えず、とすれば全部を修復するのに何日かかる
か、見当もつかなかった。
 マージは軽いめまいをおぼえた。
 やらなくちゃ……そう思った瞬間、マージの意識は遠のいていった。
[リ]
P127
 シャトルに重力装置はないので、これからしばらくゼロGになる。操船をコンピュー
タにゆだねると、マージはミッドデッキに降りて、トイレの棚にあるヘアスプレーで髪
を固定した。
[リ]
P190
「次の星へ行くとき、片道分の燃料しか買えないぞ」
「経費のやりくりも仕事のうちだわ」
「よおし!」
 ロイドは言った。
「考えようじゃないか――うまい嘘のつきかた、ってやつをさ」

[ヌ]
P69
「こっちの用が終わったら電話する。それじゃ、夜に」
 小峰は立ちあがると素肌に開襟シャツをはおり、マンションの向かいにあるコンビニへ
おりた。生きているのが嫌な朝でも、腹だけは減る。
[リ]
フェイダーリンクの鯨〈クレギオン2〉:野尻抱介:ISBN4-15-030746-6
読了

[ヌ]
>>212
[ヌ]
P163
 小峰とサルはそれでも週末の夜を三日分潰して、せっせと餌をまいていった。以前小峰
に尾行をつけた組織が、どこで耳を立てているかわからなかったからである。
[ヌ]
P255
「……ふざけるな……」
 最後に小宮はそうつぶやいたが、男たちはその声を聞くと目だし帽のしたで笑い、意識
を失い力をなくした肉体を、さらに蹴り続けた。
[ヌ]
>>215

[ル]
P82
 花山は、うんざりしたようなため息を一つついた。
「私なら殺しません。殺すもんですか」
 花山は応え、電卓のクリアボタンを指先でぽんと叩いた。
[ヌ]
赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝:石田衣良:ISBN4-19-892013-3
読了

[ル]
>>216

[ヲ]
P34
 ツバメとミユキは顔を見合わせた。
「知ってる?」張武伊は削岩機のように腰を振りながら、言った。「ほら、強姦魔
の?」
218(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/12 01:06:37 ID:UAK0njB/
[ル]
P170
 柳井がギアを入れ、アクセルを踏んだ。
 下手な運転だ。車体は一度がくんと前のめりになったかと思うと、あっという間に駐車場
を出て、閑散とした幹線通りへと吸い込まれていった。

[ヲ]
P111
 カイザーは男のスーツの内ポケットから携帯電話を取り出すと、拳銃をグイッと押
しつけた。それから、努めて平静に言った。「随行人員に変更がある旨、担当者に伝
えてください」

[ワ]
P50
 ――私、あなたを有意義に使う。もう二度と、あなたを裏切りたくない。
『ありがとう、バロット』
 ウフコックの言葉が浮かび上がった。
『俺は良い相棒に巡り会えた』
219(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/14 00:45:44 ID:JJMl4SEw
[ル]
銀行狐:池井戸潤:ISBN4-06-274848-7
読了

[ヲ]
P180
 ツバメの表情が険しくなった。
「い、いや、その、パスワードが違っていたら……という意味で」
「そんときは……」ツバメは肩をすくめた。所長の顔を横目でちらっと除く。「日常
に戻るさ」

[ワ]
>>218
220(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/15 00:50:15 ID:bZNfcEim
[ヲ]
P253
 ツバメとミユキはヨウの言葉を待った。
 ヨウは煙と言葉を一旦肺に溜めた。それから、濃密な煙と一緒に、聞き覚えのある
名前をゆっくりと吐き出した。

[ワ]
P103-104
 ウフコックからの文字は、常に、手袋の裏側に表示されている。文字は表裏が逆だし、
手を握り込んでいるから二重三重にわからないはずだ。にもかかわらず――そのときバ
ロットは、誰かにウフコックとの会話をのぞき見られた気がしたのだった。
221(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/16 00:49:14 ID:xPSM8X2R
[ヲ]
P337-338
 休む間もなく叩き起こされたカローラは、自棄を起こしたような不機嫌なエンジン
音を引きずって走り出した。車体を傾けて、水溜まりを蹴散らす。まるでなにかに八
つ当たりをしているようだった。

[ワ]
>220
222(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/17 00:45:25 ID:4j/Q9Tos
[ヲ]
>>221

[ワ]
P203
「このカードは、もはや関係ない。君の勝ちだ。完璧な勝ちだ」
 その言葉とともに、二枚のカードの絵姿がバロットの視界に浮かび上がった。
 スペードの、Aと黒い片目のジャック。
 まるでこの男を象徴するかのような最強のブラックジャックが、バロットの目に鮮や
かに映っていた。
223(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/19 00:52:59 ID:bVS1dzIg
[ヲ]
P422
「いくぞ、ツバメぇ!」クラクションが爆発し、張の声が飛んだ。「なにもたもたや
ってんだ!?」
「選択をしたのは、あんた自身だろ?」ツバメは野崎を見下ろした。「生温い蝙蝠じ
ゃあ、朝鮮半島まで飛び切れねぇぞ」

[ワ]
P263-264
 ちょうど検事にメールを送ったドクターは、バロットを振り返り、こう言った。
「裁判の日取りが決まったよ」
 そうしてチップを手に入れてから一週間後、バロットは再び、法務局の前に立った。
 この街の象徴である“天国への階段”の、最後のステップを踏むために。
224(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/20 00:23:13 ID:d9Yqh+sh
[ヲ]
逃亡作法:東山彰良:ISBN4-7966-3986-1
読了

[ワ]
>>223
225(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/21 00:10:06 ID:kaNZWtNA
[ワ]
マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust――排気:冲方丁:ISBN4-15-030730-X
読了
226(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/22 00:43:30 ID:1+kUft4w
P129-130
 そこで私は、その方向へ歩いていった。
 するとそこに、行列の最後尾があった。たくさんの人が、ずらりと列をなして並んでいた
のだ。どこまで行列が続いているのか、先のほうを見ることはできない。
 私はその列のいちばん後ろに並んだ。全て順調に運んでいるようである。
227(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/23 00:45:26 ID:RffwCqwm
[カ]
P179
「私としては、楽しんでいただけない本を売るのはいやなのです。あなたにはこれがピッタ
リなんです。ほら、西原理恵造の『ねばねば』」
 酒田は荻野を制止するためにその方向へ歩きだした。
 ノヴェル・フィッターはやめにするしかないな、と考えながら。

[ヨ]
P24
 解決策はある。簡単な方法だ。
 掃除のボランティアを探せばいい。
「ではこれで」
 良子はおばさんに、にっこり笑って手を振った。
228(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/25 00:24:49 ID:77rxJRp+
[カ]
P244
 舞台もあり、カラオケ設備があり、二階にはマッサージ椅子の部屋もある。
 碇沼の畔を掘っていたら、温泉がわいてしまったのだ。四十億円の建物は、栂根町ヘル
ス・センターというものになり、とても有効に使われているのであった。

[ヨ]
P74
「わたしは秘密ではないぞ」
 秘密なんかじゃないって? なにが?
 良子の記憶がとぎれる。平和な、ブラックアウトだった。
229(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/27 00:34:14 ID:b/UbPgol
[カ]
世にも珍妙な物語集:清水義範:ISBN4-06-274845-2
(P317)読了

[ヨ]
>>228

[ワ]
P157-158
 タートルはその電波のことを忘れて、再びゆっくりとアンテナを回し、全天走査を始
めた。
 そのアンテナは天を向いていたため、四十分ほど後にエデンクレーター内から発振さ
れた、同波長の電波を捉えることはなかった。
230(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/28 00:24:37 ID:waTFudRT
[ヨ]
>>228

>>229[ワ]→[タ]
[タ]
P216
 戸口に立ちふさがる保安部員を、輝一郎は手を振って止めた。壊れ物のように大切に
妙を運び出していく走也を、輝一郎は追うこともできずに見送った。
231(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/09/30 00:49:31 ID:Nb65MB8t
[ヨ]
P116
 良子はバス停へ駈けだしながら言い、二人と一匹に手を振った。
 マロくんが右手のトーストをぱくりとやり、あいたその手で、にぎにぎと指を曲げて
良子にこたえた。

[タ]
第六大陸 2:小川一水:ISBN4-15-030735-0
(P339)読了。
232(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/02 01:01:16 ID:C67kVrNT
[ヨ]
>>231

[レ]
P85
 やがてイケがいった。炎がちらちらと、古い木造校舎の壁に回りだしていた。
 イケは革ジャンのポケットに手をつっこみ、ウラにいった。
「東京に帰るべ」

[ソ]
P45
 雛子は振り返らずに、赤場承平の新しいトム・ソーヤ基地の前を、静かに通り過ぎた。
233(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/03 00:39:58 ID:v0Oh3UCO
[ヨ]
>>231

[レ]
>>154
「お前、どうすんだ」
 イケは首をゆらゆらと動かし、にやっと笑った。
「風呂でもいくわ」

[ソ]
>>76
 叶恵は、レジの脇に作られた華やかな陳列棚に手を伸ばし、指先に触れたものを見もしな
いで掴み取ると下に落とした……叶恵にはもう必要のない、ヴァレンタイン・デー用に包装
された数個の小さなきらきら輝くチョコレートの包みが、支払われるあてのない値札のシー
ルをつけたまま、足元に置かれた紙袋の中へと、落ちていった。
234(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/04 00:37:08 ID:YnVRb99X
[ヨ]
>>231

[レ]
P228
 エレベーターの扉が閉まると、イケさんがにやっと笑った。
「勉強できても、こんなことはできないぞ」

[ソ]
P134
 本当にあたしが損な役割を引き受けたのかどうかわかるには、まだしばらく時間がかかり
そうだ。
235(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/05 01:08:00 ID:/wZf4G57
[ヨ]
>>231

[レ]
らんぼう:大沢在昌:ISBN4-04-167122-1
(P360)読了。

[ソ]
>>234
236(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/06 00:37:56 ID:iTFa14Pu
[ヨ]
>>231

[ソ]
P169
 浮雲も、揺れた。
 淋しかったら、ここにおいで、と、誘うように。
 囁くように。

[ツ]
P44
 夫が美佐子の肩に腕をまわした。
 美佐子はかれの首に顔を押しつけて、雨音に負けぬほどの大声で泣き出した。
237(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/07 00:35:15 ID:YNiE0lq8
[ソ]
P205
 だけどまあ、そんなことはどうでもいいことだ。
 ただ、きっと潮時なんだろうな、と、ミル子は思った。
 あたしもそろそろ、父親じゃなくて、恋人がほしいもの、ね。

[ツ]
>>236

[ネ]
P52
 竹二郎が行くところは、おたかがいるところしかなかった。子供のときからそうだった。その
道は夜の底を縫って、ひと筋仄白く北にのびていたが、金ヶ谷の方角の空は遙かで、深い闇だっ
た。
238(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/08 00:23:38 ID:af64aU9H
[ソ]
>>237

[ツ]
P85
 ……まったく、あの言葉づかい、なんとかならないものかしら。
 洗面所で硝煙のにおいを手から洗い落としながら、京子は吐息をつく。
 娘たちの乱暴な言葉を聞くたびに、昔の自分を見るようで嫌になるのだ。

[ネ]
P112
 渡島が呟いた。
 雁の声がした。空は曇ったままらしく、夜の町にぶ厚くかぶさっている雲の気配があった。雁
の姿は見えなかった。
239(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/09 00:50:40 ID:sJW2DRiy
[ソ]
P244
 揉み合い、倒れた彼女の額が大理石のテーブルの角にぶつかって飛び散った赤い血の色が、
奈美の目の前に蘇る。
 切り取られた笑顔と共に写っていた、あの素敵なゴルフシャツと同じ、赤い色。

[ツ]
P127
 淳一郎はトイレで排尿し、そのまま座席へ引き返した。
 翌日の夜ふけに、列車はようやくベルリンに到着した。

[ネ]
P146
 ――あのような眼でみられるいわれはない。
 七重は、憎悪を含んだ眼で自分を見つめてくる潮田の老母に、憤りを感じた。
 風もない、穏やかな日射しの中で、二人の女は、なおしばらくきつい眼でお互いを見つめ合った。
240(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/12 00:53:39 ID:+0M02BRb
[ソ]
猫と魚、あたしと恋:柴田よしき:ISBN4-334-73744-7
(P312)読了

[ツ]
>>239

[ネ]
P190
 浅次郎は動かなかった。浅次郎は、その女の横顔に、一瞬塚本の妻佐江の面影を重ねてみた
だけだった。
 耳に轟いて、題目の声が続いていた。
241(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/18 00:57:10 ID:gCKDLwWl
[ツ]
追憶列車:多島斗志之:ISBN4-04-369002-9
(P322)読了

[ネ]
雪明かり:藤沢周平:ISBN4-06-131539-0
(P352)読了

[ナ]
P84
たくさんの生きものが自分のまわりにいて、みんなぶんぶんいっているどうしてこん
なところを歩いているのか、さっぱりわからない。
242(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/19 00:57:43 ID:y9I6dLZl
[ナ]
P98
ツキコさん、よくご挨拶できましたね。えらいえらい。そう言って、わたしの頭を撫で
た。センセイに撫でられながら、わたしはゆっくりとお酒をすすった。

[ラ]
P88
 また、この体の虜になった男がひとり増えた……麻奈美は眠っている裕太の額に軽くキス
し、「バイバイ、ベイビー」と心の中でつぶやいてからベッドを降りた。

[ム]
P66
〈彼〉は、のちの世に精神生命体ファントムと呼ばれることになった。
P70(解説)
 猛省を求める次第である。
243(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/21 00:34:39 ID:q0nnD/Zk
[ナ]
P174
 それもいいですね。センセイは答えた。
 雨が激しく屋根を叩く。わたしはセンセイの膝の上で、体を固くしている。センセイ
は静かにわたしの背中を撫でている。

[ラ]
女教師3 秘密の家庭訪問:真藤怜:ISBN4-344-40474-2
(P200)読了

[ム]
>>242

[ウ]
P56
「尾上さんの、今の電話番号、知ってる?」
 藤堂がこちらを見る。ビバルディの『四季』は「秋」になっていた。
244(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/22 00:30:15 ID:Q3NGNcyw
[ナ]
センセイの鞄:川上宏美:ISBN4-16-763103-2
(P270)読了

[ム]
>>242

[ウ]
>>243
245(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/24 00:38:11 ID:8QQ2xWvE
[ム]
P126
「ほ、本当なのか……?」
 そのとき、高野山の奥で棺が鳴動した。
「嘘じゃ、あほ」
P130(解説)
 もし、自分が普通かどうか分からない、怖いもの見たさで読んでみたい、と思われる方は、
まずこの表題作を立ち読みすることをおすすめする。そしてもし万が一気に入ったら……あ
んた、変態ちゃう?

[ウ]
P96
ごく小さなビルだった。たしかにそうだった。だが今思い出せば、三十年の後だからこ
そ、ビルは百階建てのように高く、道路はコロシアムのように広く、音をたてて鳩が飛
ぶ。
246(・∀・)<今日はここまで読んだ:04/10/27 00:36:39 ID:y7OiywNn
[ム]
>>245

[ウ]
P147
「シールをしてるのが、ほんとうにたのしかったんだろうな、その人」
 そうつづけた。
「うん」
 みずうみのほとりの残像に、私ははじめてうなずくことができた。

[ヰ]
P81
「あなたの気の済むようになさって下さい」
 光恵が闇の中で答えた。
 それで気が楽になったかも知れない。五分もしないうちに、紺野は眠りに落ちた。
247(・∀・)<今日はここまで読んだ
[ム]
>>245

[ウ]
>>246

[ヰ]
P185
「それにしても……」
 紺野は台所の方に目を向け、苦笑した。開きかけた手土産の包み紙が見える。この夜ば
かりは飼い犬の立場がうらやましかった。