>>511-512 良い話だが混乱しているので私なりに書き直してみた。
俺の幼馴染みで親友の剛ってやつがいるんだが、
そいつは幼い頃に親父さんが亡くなっていて、そいつの爺さんが
父親みたいなもんだったんだ。
で、その爺さんて人は花火職人で地元では有名な頑固じじい。
俺達はいっつもその爺さんに怒られてた。
でも、その爺さんは剛に後を継いでもらいたいと思ってたから
ことさらに剛には厳しかった思い出がある。
そんな思いを知ってか知らずか、高校生にもなると爺さんへの
反抗心からか「花火職人なんてダサくってやってらんねぇよ」
などと言いチャラチャラと遊び呆けていたんだ。
そして剛が22才の時、「できちゃった婚」したんだけど、この時
爺さんはキレまくってしまい、おまえなぞ勘当だ!って言って剛のことを
家から追い出しちまった。
行く所がないって言うんで、俺ん家の離れを貸してやってたんだ。
冬が終わり、春も過ぎ、夏になり地元の花火大会の前日、剛の母親から
「明日の花火大会、爺ちゃんからあんたたちにプレゼントがあるから
絶対に見に来なさいよ」
って電話があったんだけど剛は意地になって「ぜってーいかねぇ!」とか
いってた、だけど奥さんに説得されて、俺達は花火大会へ行くことにした。