今日読んだ本を報告するスレッド

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251ななちタン@魚ちゅき
今日から本のタイトルは『二重かぎ』で括ることにしました。

今日買った本。
毛利子来著『新エミール』と『いま、子を育てること』(いずれもちくま文庫)。
私は、結婚したことがない上に当面する予定もありませんが、
子育ては社会的なことであって、子を持つ親だけが考える問題では
ないと考えており、また、将来、万が一(笑)自分で子育てを
することになってから探しても見つけられるかどうかあやしい本なので
買っておくことにしました。
>>246の報告を読んで弟の書棚にあった『エミール』(上)や
岩波新書の『ルソー』をパラパラとめくってみたりしたという
こともありますが、著者については、以前から、ユニークで
型にはまらない、それでいて科学的な(著者は小児科医)
子育て論を展開している人として聞いたことがあり、たまたま
書店で見つけたので買ってみました。
ところどころ拾い読みしてみましたが、かなりおもしろそうです。
その一部を引用します。

> ことばによる「しつけ」がいちばんもろい。「しなさい」とか
>「してはいけません」という命令は、行為の当否についての判断
>力を失わせる。なぜそうしなければならぬかは命ずる側の判断に
>かかっていて、子どもはそれに従うだけだ。そうなると、なにを
>するのにも、おとなの指示をあおがなければならぬ。衣服の着脱、
>寝たり起きたり、遊んだり、あげくは食べることでさえも、いち
>いち「・・・していいの」と聞かねばできない子どもが育つ。こ
>れでは、その指示を与える人間がいないところでは、ほとんどな
>にごともなしえぬだろう。

他にも、引出しをむやみにいじると針や刃物で痛い目にあうということは
自分でおぼえるものだし、頭の形がいびつだとか気にすることはない、
外で遊ばせなさい、とかどこを開いてもおもしろそうなことが
書いてあります。(一部は、今では普通のことになってしまって、
「ユニーク」ではないかもしれませんね。)

他に買った本。
『日本語の作文技術』本多勝一(朝日文庫)
『トルストイ民話集 人はなんで生きるか 他四篇』中村白葉訳(岩波文庫)

どれもこれも、みんな100円でした。