ﾚｯﾍﾟﾘ

俺はそのころ、某店の厨房の最高素材を取り扱う部門に抱えられていた。
そこでは世界のありとあらゆる素材が集まっていた。俺はそこにいてそれらの素材がもつ毒を掬いだす仕事をしていた。
要するに毒抜きだな。まあ最高素材のなかでも特に絶対に食してはいけない毒を取り扱う部門だ。
おれはそこにいてだれにも解毒できない毒をさばく人材として地位を得ていた。

俺が幾多の毒素を解毒できたのには簡単な理由がある。
それは俺がスパイスだからだ。おれはあらゆる店のスパイスだった。
とある店の素材を盗み出し、それを欲しがる店に受けわたす。
と同時にその店の素材を盗み出し別の店に流す。
あらゆる毒素を吸収しあらゆる毒素を解毒した。
俺が知らない毒素は誰も知らない毒素だ。俺に解毒することができない素材は
誰にも届かない素材だったし、俺自身が毒素を作り、その毒素を俺自身が解毒した。
世界は俺というフィルターを解して食事していた。あのころの俺は世界を生かすことも殺すことも可能だった。

というのは嘘だ。嘘に決まっている。おれはスパイスでもないし、毒素も解毒できない。
自分で茹でたパスタの時間も忘れてしまう俺に何を料理できるというのだろう。
あるいは自らの生きる価値すら見失っていた俺に世界の意味をあるいは人類の価値を読み取ることができるのか。
できるはずはない、俺は世界を見たが、それでもおれはそこに何を観ることもできなかった。
俺が触れてきた全ての世界は、俺の心に何らの感触を残さなかったし、
俺が読み取った全ての書物は俺の眼を通して俺の心に何の導も与えなかったのだ。
つまり、おれは当時大学生をしていたのだ。じゃがまるというのはその大学で俺が与えられた名だ。

話を変えよう。そうだな、あの話をしよう。
そう、俺とJとそれからジョニー。この3人にあの日なにがあったのかについて。

あれは春だった。

みんな元気ですか？

ワイヤレスマウスって、イラつくやろ？(笑)

>>957
ワイヤレスマイク。
僕がインファスの「ファッションニュース」っていうモード誌に書いてる、
「オタはなぜワイヤレスマウスを必要とするのか？という連載を読んでいる人はいますか？
そこにも書いていますが、ワイヤレスという考え方、
僕たちは日常、あらゆるものを目に見える形とそうでない形つまりオンワイヤとワイヤレスによって
伝え合っている。それは人と人、それから人と機械、あるいは人とそれ以外の生き物、全てにおいて共通している。

僕たちは現代において、
伝達の方法はオンワイヤかっらワイヤレスに移り変わると思いがちだ。
しかし考えてみればそれが大きな間違いだということに簡単に気付く。
20世紀の人類はあやるゆる場面でワイヤレス生活を営んでいた。
そのころの人類の伝達は人と人があって始めて伝達を可能とした。
目の前の人に向けて言葉を届ける。そのつながりにはワイヤを解さないものだった。
目に見えないもの、言葉あるいは眼を通した感情によってそれを補完した。
それは手紙ですらそうだ、そこはワイヤレスである。紙に書かれた言葉では
その言葉の意味を超えた感情の伝達がある。

現代の僕らが伝え合うもののほとんどはオンワイヤである。
僕らは何かを受け取る。それは誰かがワイヤに乗せたものである。
それは君に向けたものだろうか。否。、それは人がワイヤに乗せたものしすぎない。
沢山の誰かに届くだろう。

やめた。これはちょっとめんどくさいからやめた。
ワイヤレスマウスなんて俺は使ってない。

インファスｗ

ＷＷＤｗ

俺の皮肉が通じないとは・・・・・

嘘です。僕は本気ですから、
みんなが本当に幸せな人生をおくることを願ってる。

みんな元気ですか？

面白いなあ。
もっと書けよ。

知ったかぶりって面白いネ

今日中にこのスレは埋めます。
あとすこしだし。

さて、どうするよ。

コブクロって気持ち悪いな。

おーい
誰かいますかー

なんだやっぱり俺一人か・・・

今北産業

こんばんは
僕です。

こうして誰もいない世界の中にいて
俺は今、Jやジョニー、それから麻井がいたあの頃のことを何ともなしに思い返している。

あの麻井が死んだ日の朝、
そして俺があいつを裏切ったあの日の朝、
俺は、麻井と久しぶりに話をしたんだ。
あいつは俺にこういった、
「今日も生きててよかったなあﾚｯﾍﾟﾘ。俺達は運がいいぞ。
　俺達は生きていて、そしてなにより俺達は一人じゃない。
　お前がいて俺がいるんだ。うん、そういうことが俺はとても幸せに思えるんだよなあ」

その日に奴は死んだ。俺がそうしたからだ。

冗談はさておき。
このスレももうすぐ終わりですよー！

みんな、泣いてる。とても静かに泣いてるみんなの姿を
僕ははっきりと感じることが出来るよ。
僕は暗闇の中に逃げ込むことで沢山の安息を得たし、
みんなは僕の暗闇を覗き込むことで、あるいは
僕の暗闇にしんしんと降り積もる雪のような悲しみを眺めることで
すこしだけ人を信じたでしょう。

だけどそれももうすぐ終わるんです。終わります。大丈夫。

僕はいつのまにか逃げることが人生みたいに思って
ずいぶん遠くの暗くて静かなところまでやってきたような気がしていたけど
本当はすこしもあの故郷の匂いから離れることは出来なかったと思う。
僕は今も遠いあの故郷にいて、夏の夜にふく風の心地とか
夕暮れが町を包み込むときの空気の触れ合いを少しも忘れていないし
むしろそれをいつも心の綺麗で優しい場所に暖めていた気がする。

誰かいませんかー。

今回は本当にコテ引退なのか？

>>977
そうです。

僕は今からこのスレッドを読み返してみます。

さっさと消えろクソコテ

そんなことより最近何聴いてるの？

>>980
スピッツ
ワッツタワーズ
かえる目
アーティ・ショウ
フレンズ・オブ・アース
アストラッド・ジルベルト
アル・ディメオラ
ジョルジュ・ムスタキ
ワルター・ギーゼキング


なんかまあ適当に聴いてますよ。

まあみっちり修行して出直せや

>>982
うるせーハゲ
みっちり増毛して出直せや

だめだ。ついつい汚い言葉が出てしまった。

まあ落ちつけやカスコテｗ

僕はとても恥ずかしい気持ちになった。
なんでかっていうとそれは、このスレを最初から読んだからです。

恥ずかしい気持ちになります。

もうすぐ終わり。

寂しくなるな

だいたい何度目の引退かっていう

>>988
3回目くらいかなあ。
でも今の俺はマジだから。
沢山の引退を経験した俺だから言える。
今回の引退はマジだな。って。

うん、俺マジだね。

もうすぐだ。

もうすぐだね

もうすぐ？

もうすぐだね

もうすぐだ
さよならレッペリ

もうすぐかな

まだかよ

もうすぐ

はやくしろよ

じゃあみんな。涙は拭いてください。

「身を使う中にも、心根あるべし。身を強く動かす時は、
足踏みをぬすむべし。足を強く踏むときは、身をば静かにもつべし。
これ、筆に見え難し。相対しての口伝なり」

ばいばーい

さあ洋楽サロンの終わりだな

おしまい

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