1 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
2007/09/14(金) 15:49:53
2 :
DJ1号 :2007/09/14(金) 16:12:33
3 :
10ちゃん ◆HzwJN7quoQ :2007/09/14(金) 16:15:06
('A`*)ノ オーラーイ!! 皆、準備はいいかい! この時間は… 1・0・C・Y・A・N(ワン・ゼロ・シー・ワイ・エー・エン) 10ちゃんが、お送りしま〜す! 『10ちゃんの好き好き歌謡曲』だ〜♪ 提供は、シオノギで〜す!!
4 :
10ちゃん ◆HzwJN7quoQ :2007/09/14(金) 16:18:20
5 :
DJ1号 :2007/09/14(金) 16:52:03
6 :
DJ2号 :2007/09/14(金) 17:13:38
7 :
DJ2号 :2007/09/14(金) 17:15:56
8 :
DJ1号 :2007/09/14(金) 17:25:26
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/14(金) 20:32:41
ピストン西沢はどのへんがすごいんでしょうか?
デイジーワールドが終わった辺りから聞かなくなった アローズのCDは宝物
10chanじゃないのか?
12 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 04:32:24
13 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 04:36:55
14 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 04:40:08
15 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 04:46:54
16 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 04:57:32
17 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 05:28:17
金縛りで目が覚めました。悪霊退散
フランシス・フクヤマ(Francis Fukuyama, 1952年10月27日 - )は、
アメリカの政治学者、父親が日系二世、母親が日本人の日系アメリカ人。
かつてはネオコン政治思想家の代表的人物であったが、現在ではネオコンと距離を置き、
批判する言説をいくつか出している。
特に、ブッシュ政権がイラクのみならず、中東全体を簡単に民主化できると考えたのは
判断ミスだった、という主張に対しては、
田久保忠衛等から「後解釈ではないのか」とアメリカ国内外を問わず批判を浴びている。
アメリカ在住。
http://www.youtube.com/watch?v=cU_9-uuKz0I
18 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 05:34:43
19 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 10:37:15
僕は現代思想みたいなんは吉本隆明からなんですわ。
「心的現象論」や「言語にとって美とは何か」みたいなんは、
よう分からんからネグレクトですわ。つまらんし。
おもろかったんが「共同幻想論」これは日本昔話みたいな感じで
読めたです。高校生の頃ですわ、読み始めたのが。
同時に読んだのが「遠野物語」柳田国男、折口信夫やったかな。
あと「ものぐさ精神分析論」岸田秀なんかも。
日本は黒船ペリーにレイプされたとか、おもろいこと言いよるんですわ。
岸田先生。吉本のおっさんも左翼の看板あげとるから、天皇制について
言及したりとかね。こういうのがおもろかった。
大阪モノレール、クイックサンド
http://www.youtube.com/watch?v=ACmzHiwUp80
20 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 10:48:50
21 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 11:00:02
「ヘーゲルくらい読めやカス」
みたいに言わて、本借りました。
「マルクスも読めや」
「廣松渉もいっとくか」
勘弁したってください。僕はアホやから、そんな
いっぺんには読めませんわ。
「そうか。クロカンまで行けると思うたが、やっぱり
コムサデモードなんぞ着とる外道は、柄谷どまりやの」
「すんません。フーコーとか読んでもよろしか?」
「お前は歴史哲学しか分からんみたいやの、勝手にさらせ!」
こんな感じでしたわ。
the nooney suzuki
http://www.youtube.com/watch?v=4CmlaiZuWwo
22 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 11:08:19
23 :
DJ4号 :2007/09/15(土) 16:27:45
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/15(土) 16:31:29
なぜか最近サロンがニューアカブーム!! 30代後半が多いんだろうな
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/15(土) 16:43:07
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/15(土) 17:09:55
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/15(土) 17:11:51
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/15(土) 17:21:35
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/15(土) 17:28:09
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/15(土) 20:33:29
01. Beach Boys / Pet Sounds
02. Bob Dylan / Highway 61 Revisited
03. The Band / Big Pink
04. King Crimson / In The Court Of The Crimson King
05. Beatles / Revolver
06. Sex Pistols / Never Mind the Bollocks
07. Velvet Underground & Nico / st
08. Beatles / Rubber Soul
09. Beatles / The Beatles (White Album)
10. Neil Young / After The Gold Rush
11. Bob Dylan / Blonde On Blonde
12. Carol King / Tapestry
13. Frank Zappa / Freak Out !
14. John Lennon / Plastic Ono Band
15. Pink Floyd / Dark Side Of The Moon
16. Jimi Hendrix / Electric Ladyland
17. Jimi Hendrix / Are You Experienced?
18. Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
19. Rolling Stones / Beggars Banquet
20. Talking Heads / Remain In Light
21. Rolling Stones / Let It Bleed
22. Beatles / Abbey Road
23. Sly & The Family Stone / There's A Riot Goin' On
24. Rolling Stones / Exile On Main St.
25. Led Zeppelin / Led Zeppelin
26. Captain Beefheart / Trout Mask Replica
27. Donald Fagen / Nightfly
28. Steely Dan / Aja
29. Elvis Costello / My Aim Is True
30. Allman Brothers Band / At The Fillmore East
30位以降、全文は以下から
http://www.hmv.co.jp/news/article/709080003 http://www.youtube.com/watch?v=CQSOYgHEfX4&mode=related&search=
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/15(土) 20:36:08
もうええねん
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/15(土) 20:41:32
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/15(土) 20:49:56
訴えるってか自分の削除すればいいだけやん
34 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 22:38:59
35 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 22:47:32
36 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 22:56:51
この時期を思い返すと、なんちゅーか無意識を金で買う、
みたいな感じですわ。なーんも考えんと、ボーと過ごす
為だけの時間。
音楽聴いてストレス解消できてたんが、追いつかんくらい
のプレッシャーになってたちゅうか。まあ、最前線で金を
使うことだけやっとった連中、金融や不動産なんかを個人で
しのいでた輩は全員死んでるんとちゃいますか?
ジェーンズアディクション
http://www.youtube.com/watch?v=iC8KPL3G6iI
37 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 23:22:54
38 :
DJ3号 :2007/09/15(土) 23:39:23
39 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 08:40:42
40 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 08:42:32
41 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 08:45:42
42 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 08:55:44
43 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 08:58:57
44 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 09:03:59
45 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 09:06:27
46 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 09:10:07
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 11:53:47
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 11:58:00
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 12:02:26
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 12:10:23
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 12:15:31
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 12:30:32
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 13:11:50
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 13:16:17
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 13:21:48
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 13:25:53
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 13:30:29
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 13:37:56
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 13:44:15
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 13:53:02
61 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 16:51:04
62 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 16:57:38
63 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 17:00:44
64 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 17:07:45
65 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 17:11:54
66 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 17:18:42
67 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 17:48:04
68 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 18:07:44
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/16(日) 18:47:59
70 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 19:51:07
71 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 20:24:22
72 :
DJ1号 :2007/09/16(日) 20:30:23
73 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:22:11
ここのところ、噂が絶えなかったレッド・ツェッペリンの再結成ライヴに関し、遂にRHINOレーベル
から正式なプレス・リリースが発行された。
アトランティック・レコードの創設者であり、音楽業界の先駆者の一人であるアーメット・アーティガンの
功績を讃え、故アーメット・アーティガンのトリビュート・コンサートが行なわれることが発表された。
アーメット・アーティガン教育基金のために行なわれるこのコンサートの収益は、英国/米国/トルコの
大学生向けの奨学金として、加えて英国のレイヴンズボーン大学での音楽奨学金制度創設に使用
されるというものだ。
<アーメット・アーティガン トリビュート・コンサート>
2007年11月26日@ロンドン O2アリーナ
レッド・ツェッペリンは、1947年にアトランティック・レコードを創設したアーティガン氏の栄誉を讃え、
このコンサートのヘッドライナーとして参加する。ロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジョン・ポール・
ジョーンズの3人と共に、ドラマー故ジョン・ボーナムの息子であるジェイソン・ボーナムがドラムを
務める。
加えて過去数十年に亘りアーティガン氏と親交の深かったピート・タウンゼント、ビル・ワイマン、
リズム・キングス、フォリナー、パオロ・ヌティーニもパフォーマンスを披露する予定。なおパオロ・
ヌティーニはアーティガンが目をつけた最後の英国のアーティストとなっている。
なお、チケット価格は£125。席種には座席と立見があるようだ。多大な反響が予想される
コンサートのため、チケットは完全抽選制。希望者は
http://www.ahmettribute.com/へアクセスし 、
氏名の登録を行なう必要があり、後日、抽選が行なわれる。チケットの購入は当選者1名につき
2枚まで。なお、“チケットは上記方法以外では購入するルートは一切ない”。既にあたかもチケットを
販売しているかのような広告や記事が出回っているが、不審な情報源に惑わされぬよう注意する
必要がある。
ソース:BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000034215 レッド・ツェッペリン公式サイト
http://www.led-zeppelin.com/
74 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:28:53
アトランテイックレコード 1947年にアーメット・アーティガンとハーブ・エイブラムソンによって設立された。 エイブラムソンは後に同社を退き、一方でアーティガンの兄である ネスヒ・アーティガンとジェリー・ウェクスラーが加わり、 この3人によって運営された。 R&Bやジャズの名門レーベルとして有名。 1952年から1959年まではレイ・チャールズが契約しており、 レーベルを牽引した。特に1950年代から60年代にかけての サザン・ソウルの隆盛は同社の存在を抜きにして語ることはできない。 ジェリー・ウェクスラーやトム・ダウドなどの有名プロデューサーを 輩出したことでも知られる。 1960年代中盤から徐々に白人ロックにも進出し、 クロスビー・スティルス&ナッシュやレッド・ツェッペリンを送り出した。 1967年にワーナー・セヴンアーツ(後のタイム・ワーナー)の傘下となり、 現在はワーナー・ミュージック・グループを代表するレーベルのひとつである。 また、アメリカとイギリスではロゴが違う。 日本盤はかつてはイーストウエスト・ジャパンが発売元だったが、 同社がワーナーミュージック・ジャパン (WMJ) と合併したため、 現在はWMJが発売元である。
75 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:30:13
レイ・チャールズ コースターズ ドリフターズ オーネット・コールマン ジョン・コルトレーン モダンジャズ・カルテット(MJQ) チャールズ・ミンガス アレサ・フランクリン ウィルソン・ピケット ヤング・ラスカルズ (ラスカルズ) バッファロー・スプリングフィールド クロスビー、スティルス&ナッシュ レッド・ツェッペリン イエス エマーソン・レイク・アンド・パーマー ロバータ・フラック ダニー・ハザウェイ スピナーズ フォリナー シック ジュエル ABBA Mr.Big
76 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:32:50
かつて、アメリカ人のほとんどが見向きもしなかったR&Bを売り出すことによって、 一時代を築き上げ、それだけでなく世界的な規模にまで成長した企業が二つあります。 ひとつはワンマン黒人社長、ベリー・ゴーディー・Jrが築き上げたモータウン。 そして、もうひとつが異色の白人経営陣が築き上げたアトランティックです。 しかし、そのアトランティック・レコードの創設者が、駐米トルコ大使の息子 (もちろんトルコ人)だったということは、あまり知られていません。 そして、R&B特にサザン・ソウルの最高峰となったこのレーベルは、 ある時期からブリティッシュ・ロックの最高峰へと変身をとげ、 いっきに世界的な大企業へとのし上がって行くのですが、 その指揮をとったのもまた、このトルコ人でした。 アーメット・アーティガン、この名を聞いたことのある人は、 かなり古くからのR&Bファンかもしれません。 しかし、彼はストーンズやジェネシス、レッド・ツェッペリン、イエス、 C・S・N&ヤング、フォリナー、フィル・コリンズなど、 ロック界の伝説的バンドのバックにもまたこの男がいたのです。 50年代から60年代のR&B黄金期、70年代から80年代にかけての ロック黄金期を股に掛けた伝説の男、アーメット・アーティガン。 この男の物語は、そのまま20世紀のポピュラー音楽史であり、 その裏面史でもあるのです。
77 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:36:35
アーメット・アーティガンは、1923年故郷の国トルコで生まれました。 父親は、共和制に移行したばかりのトルコを代表する大使として、 世界各地を回り1934年にアメリカの首都ワシントンに着任しました。 イスラム圏とはいっても、近代化も進み経済的にもしっかりとした トルコの大使ともなれば、その生活は豪華そのものだったようです。 (まがりなりにもオスマン帝国の末裔なのですから・・・) 父親がヨーロッパ在任中に生で聞いたキャブ・キャロウェイや デューク・エリントンに感動した二人の息子たち、 長男のネスヒ・アーティガンと次男のアーメットは、 アメリカの黒人音楽に夢中になっていました。 二人は、ワシントン市内のレコード店にリムジンで乗り付けては、 ジャズやブルースのレコードを大量に買いあさっていたといいます。 それだけではありません。 なんと彼らは、大使館にデューク・エリントンやレスター・ヤングなどの ジャズの黒人アーティストたちを招いてコンサートまで実現していたのです。 当時ワシントンは、特に人種差別が厳しい地域で、 黒人は白人とレストランにも入れなかっただけに、 彼らの行動は外交官特権無しには不可能な驚くべきことでした。 (21世紀に入ってから、イスラム系であるトルコ人は、未だかつてない差別に さらされているようですが、昔から彼らは白人とみなされています) <レコード会社設立へ> 1944年に父親が亡くなり、彼らはトルコに帰国することになりましたが、 兄弟はアメリカに残ることを選びました。 そして、兄ネスヒはロスでジャズとブルースを専門に扱うレコード店を経営し始め、 弟のアーメットもレコード業界に興味を持つようになり、 自分にもレコード会社をやって行くことが可能なのではないかと考えるようになっていました。 そこで、彼はアーメット家のかかりつけだったトルコ人歯科医に一万ドルの投資を頼み、 さらに共同経営者にユダヤ系のジャズ・マニア、ハーブ・エイブラムスンと 兄ネスヒを加えて、アトランティック・レコードを設立しました。
78 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:40:19
設立から2,3年の間、会社はまったくヒットがでませんでした。 しかし、R&B女性ヴォーカリストの先駆け的存在、 ルース・ブラウンを発見したことで、彼らはやっと流れをつかみます。 その後、ラヴァーン・ベイカー、ベン・E・キングとドリフターズ、ジョー・ターナー、 ボビー・ダーリン、クライド・マクファーターらが次々とヒットを放ち始め、 ついには、外部のレーベルからレイ・チャールズを引き抜くことにも成功。 一躍その名は全国区となりました。 <R&Bの生みの親、ジェリー・ウェクスラー登場> そして、この頃アトランティックの大黒柱となるもうひとりの人物ジェリー・ウェクスラーが 加わりました。 彼はビルボード誌の記者時代に「レイス・レコード」(直訳すると人種レコード) という差別的な用語に代わる「R&B」(リズム&ブルース)という言葉を 生み出した男で、アーティガンに負けず劣らずのジャズ、 ブルースのレコード・コレクターでした。 こうして、3人のマニアックなコレクターによる会社がスタートを切ったわけですが、 彼らは録音技術などレコード製作については、あくまで素人集団でした。 そこで活躍したのが、アトランティックの優秀なスタッフたちでした。 <優秀なスタッフたち> スタジオ・エンジニアのトム・ダウドは、レコーディングに関するエキスパートとして 大活躍しました。 エルビス・プレスリーがヒットさせた「ハウンド・ドッグ」など、 R&Bのヒット曲を生み出し続けていたホワイト・R&B・ソングライター・チーム、 ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーのコンビは、 アトランティックでもドリフターズやベン・E・キングなどにヒット曲を 提供し続けました。 さらに二人の弟子として、出発した大物プロデューサー、フィル・スペクターもまた その後、ウォール・オブ・サウンドの創始者として活躍して行くことになります。 (ただし、彼はアトランティックでは芽が出ませんでした)
79 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:43:45
80 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:45:40
81 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:47:54
82 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:50:48
83 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:53:39
84 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:56:20
85 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 09:58:40
86 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:03:18
87 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:06:10
88 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:11:14
1964年に結成され、翌年デビューした米国ニューヨーク出身の4人組。
ソウルフルなヴォーカルで「グッド・ラヴィン」「グルーヴィン」などの
ヒットを放ち、ブルー・アイド・ソウルの先駆者として人気を集める。
ラスカルズと改名した68年にはメッセージ色の強い2枚組『自由組曲』を発表、
高い評価を得る。72年の解散後、リーダーのフェリックス・キャヴァリエは
ソロとして活躍、94年に15年ぶりのアルバムを発表している
フェリックスキャバリエのソロアルバムは良く聴いた。
http://www.youtube.com/watch?v=3BYEmwYdU2I
89 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:20:56
90 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:24:55
91 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:28:38
92 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:31:55
93 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:36:34
94 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:41:56
95 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:45:18
96 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 10:53:58
1979年1月、ダニー・ハサウェイは、滞在中のホテルの15階の窓から身を投げ、
わずか34年という短い生涯を終えました。
精神的にまいっていた彼は、いつ自殺してもおかしくない状態だったようです。
彼の人生は、アメリカの黒人たちにとって重要な一時代とともにあり、
、彼の死はその時代の終わりでもありました。
<ダニーの生きた時代>
60年代末にピークをむかえたアメリカの公民権運動。
人種差別の撤廃を求める黒人たちの運動は、泥沼化したベトナム戦争に対する
反戦運動の盛り上がりとともにアメリカ全土を巨大な混乱の渦に巻き込みました。
しかし、その後70年代に入っても、かつて多くの若者たちが目指した社会の
根本的な変革は、現実のものとはならず、キング牧師やケネディー大統領の暗殺が
示すように、時代はけっして明るい方向へは向かっていませんでした。
それでも黒人社会においては、ついこの間までは、公然と行われていた
公共の場所での差別、電車やバスの座席、大学や高校への入学、
職場での待遇などの差別は、少しずつ解消され、黒人たちの社会進出は着実に
進んではいました。黒人たちにとっては、キング牧師が夢みた平等な社会が
一歩づつ実現に向かっている希望に満ちた時代。
それが60年代末から70年代前半にかけてだったと言えるでしょう。
<ダニーの登場>
ダニーは、そんな時代の流れを象徴する存在となるかのように、1970年さっそうと
ソウル・シーンに登場した。有名なゴスペル・シンガーを祖母にもち、
名門のハワード大学でクラシックなど音楽を学び、主席で卒業した黒人中産階級出の
エリート。彼は、牧師の道、音楽教師の道を選ぶこともできたが、
あえてミュージシャンになる道を選んだ。
そして、音楽業界でのいくつかのステップを踏んだ後、
ソウル・ミュージックの名門レーベル、アトランティックから鳴り物入りのデビューを
果たす。デビュー・アルバムの邦題は「ソウルの新しき光と道」
スピナーズ
http://www.youtube.com/watch?v=aKme0F0PYIg
97 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 11:00:33
フォリナーは厨房の頃好きだった。
すぐに飽きた。
フォリナー(Foreigner)は、1977年にアメリカでデビューしたロック・バンド。
イギリス人とアメリカ人が混在するという、当時では珍しいメンバー構成で、
そうしたことから「フォリナー(=外国人)」と名付けられた。
ハードロックやアメリカン・プログレ・ハードのジャンルに分類されるが、
その莫大なレコード売上から産業ロックの代表的な例として挙げられることも多い。
音楽的な実権はギタリストのミック・ジョーンズが握っており、ルー・グラムの
叙情的なヴォーカルが大きな特徴だった。
結成初期はハードなロック色の強い演奏も見せていたが、
後期になるとキーボードを前面に押し出したソフトなサウンドに徐々に
変貌を遂げていった。
1970年代後半から1980年代終盤にかけて、ロック音楽市場に巨大な存在感を放ち、
多大な成功を収めた。
http://www.youtube.com/watch?v=7eDCACoHL7o
98 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 11:01:43
99 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 11:03:15
100 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 11:07:46
101 :
DJ5号 :2007/09/17(月) 11:09:45
102 :
DJ6号 :2007/09/17(月) 23:03:34
103 :
DJ6号 :2007/09/17(月) 23:08:08
104 :
DJ6号 :2007/09/17(月) 23:12:30
105 :
DJ6号 :2007/09/17(月) 23:19:36
106 :
DJ6号 :2007/09/18(火) 23:38:01
107 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 00:01:18
108 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 00:02:48
109 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 20:17:32
110 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 20:23:21
111 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 20:25:36
112 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 20:36:04
113 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 20:39:13
114 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 20:42:53
115 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 20:44:54
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/19(水) 21:58:53
俺様PVベストテンとどうちゃうのん?
117 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 22:44:08
俺様は洋楽のみ。あとスランプ・・・・orz
118 :
DJ6号 :2007/09/19(水) 22:55:02
119 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/20(木) 05:19:49
「異色のド根性大統領候補:マイク・グラベル」 実際に合衆国大統領になれる可能性がほとんどないとしても、マイク・グラベルほど愉快 な大統領候補はいないだろう。彼ほどアメリカの懐の深さを体現した人物は、最近では 珍しいのではないか。 ところで、マイク・グラベルって誰だ? 2008年度大統領選に民主党で一番早く名乗りを挙げたマイク・グラベルは、マサチューセ ッツ州スプリングフィールド生まれの76歳。21歳で米陸軍に入隊し、5年ほど陸軍防諜 部に勤務。後にコロンビア大学で経済学を学び、1969年から1981年までアラスカ州選 出上院議員を務めている。 フランス系カナダ人移民の家庭に生まれたグラベルはフランス語に堪能で、カナダのメ ディア取材にはフランス語で対応している。一方で、米国内メディアはこの風変わりな 合衆国大統領候補を1年間全く無視してきた。しかも、選挙資金が全くないグラベルは、 出馬表明後もニューハンプシャー州以外ではほとんど遊説していなかった。 2007年4月26日、サウスカロライナ州立大で最初の民主党大統領立候補者討論会が開 催された。舞台に現れた8人の民主党大統領候補者の中に、見知らぬ白髪の老人の姿が あった。「あの爺さん、誰?」と皆が首を傾げたのも無理はない。支持者達の関心の的は、 ヒラリー・クリントン、バラク・オバマら “エリート先頭集団”が何を言うかということ だった。 ところが討論が開始されると、ヒラリーやオバマは共和党議員よりもはるかに退屈な保 守派であることが露呈してしまったのである。一方でこの日最も会場を沸かせたのは、 知名度ゼロのために討論会に招かれるかどうかも定かでなかったマイク・グラベルだっ たのだ。 「率直なアメリカ人」 もともと退屈なイベントだった。討論会とは言っても、基本的には司会者が各候補者に 質問をして、候補者が制限時間内に回答するという形式だ。これではディベートとは言 えないし、議論が沸騰して候補者が本音を言うこともありえない。(NBC放送が主催し、 司会進行役は人気ニュースキャスターのブライアン・ウィルソン) 最近新しいネタが入ってこない・・・・
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/20(木) 05:25:02
121 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/20(木) 05:58:20
一文無しで、無職の彼は幸福だと言う。本人の言葉を借りれば“資産ゼロ”の男だ。
上院時代の年金は全て前妻に支払い、彼自身は最近何年も光熱費すら稼いでいない。
上院議員の席を奪われて以来、二度の破産を経験した。
ひとつは自分の会社、もう一つはつい3年前の自己破産である。
それでも彼は気にしていない。彼は“至福を追求せよ”
という神話学者ジョセフ・キャンベルの言葉を引用する。
グラベル夫妻は経済的には“困窮している”が、本人によれば充分満たされているという。
マイク・グラベルは単に自身の至福を追及しているだけで、その至福とは
彼にとって常に政治なのだ。
マサチューセッツ州スプリングフィールドで、労働者階級のフランス系カナダ人移民夫婦の下に
生まれた時から、その至福は始まった。
26歳の時、軍務を終えてコロンビア大学を卒業した頃、政治家人生をスタートするべく
模索を開始したという。
「一文無しで、有名でもないし知り合いもいなかった。だから、どこかに行ってゼロから
始めなけりゃならなかった。」彼は選択肢をアラスカとニューメキシコに絞ったが、
暖かい気候が嫌いなのでアラスカに行くことにした。
「アラスカに着いた時、私は文無しだった。たぶん午後3時くらいだったと思うが、
ガソリンスタンドで店員に聞いたんだ。“どこに行けば仕事を見つけられるか知ってる?”
何でもいいから仕事が欲しかった。一文無しだからね。
すると店員はこう言ってくれた。“友人に不動産会社の社長が居るよ。
電話をしとくから、月曜の朝にでも行ってみたらどうだい?”」
早起きしたんで目覚まし代わりに
ブルーススプリングスティーン
早寝早起きは廊下の兆しか?
http://www.youtube.com/watch?v=UhmQLFqpG_w&mode=related&search=
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/21(金) 22:39:39
父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。
干し柿、餅も美味しゆうございました。
敏雄兄、姉上様、おすし美味しゆうございました。
克美兄、姉上様、ブドウ酒とリンゴ美味しゆうございました。
巌兄、姉上様、しめそし、南ばん漬け美味しゆうございました。
喜久蔵兄、姉上様、ブドウ液、養命酒美味しゆうございました。
又いつも洗濯ありがとうございました。
幸造兄、姉上様、往復車に便乗させて戴き有難ううございました。
モンゴいか美味しゆうございました。
正男兄、姉上様、お気を煩わして大変申しわけありませんでした。
幸雄君、秀雄君、幹雄君、敏子ちゃん、ひで子ちゃん、良介君、敦久君、
みよ子ちゃん、ゆき江ちゃん、光江ちゃん、彰君、芳幸君、恵子ちゃん、
幸栄君、裕ちゃん、キーちゃん、正祠君、立派な人になって下さい。
父上様、母上様。幸吉はもうすつかり疲れ切つてしまつて走れません。
何卒お許し下さい。気が休まることもなく御苦労、
御心配をお掛け致し申しわけありません。
幸吉は父母上様の側で暮らしとうございました。
円谷幸吉(1968/01/09)
食欲の秋、スポーツの秋、そして感傷的な季節。
でも行楽の秋。というわけでオージーロック
jhon paul young
http://www.youtube.com/watch?v=LTg-hPn8g3Y&mode=related&search=
123 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/21(金) 22:50:54
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/21(金) 22:59:27
125 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/21(金) 23:06:20
126 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/21(金) 23:14:58
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/21(金) 23:23:25
128 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/21(金) 23:30:15
129 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/21(金) 23:43:00
「ジョンホプキンズ大学にでも行こうかのう」
「あの新渡戸稲造はんが行かれたとかいう」
「おお。これからは銭金や」
「僕最近栗本とか読んでますねん。これどないですか?」
「アホやの。おまえは。真のアホや」
その後しばらくして先輩は失踪する。
僕は先輩の予言どおり、アーサーケストラーを読み、
コリンウィルソンの「オカルト大全」や「殺人大百科」
を読み耽り、稲川淳二のライブを見に川崎クラブチッタ
に出掛けたりしたのであった。
powderfinger
http://www.youtube.com/watch?v=mldSxTH3W8k
130 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/24(月) 06:06:39
131 :
ウィリアムバロウズ :2007/09/24(月) 06:18:52
若い人たちが超常現象の話をしているときに、
なぜそうするかを理解できない自分が教育できる
のかといつも思います。
私より上の世代の中心に、人間だから共通のはずだと
いう建前論で、世代の違いを問題にすること自体を
嫌う傾向があります。そういう立場に立つと、オウム
みたいなのは別だという話になっちゃうんです。
brian eno
http://www.youtube.com/watch?v=BaHov-0DGcg&mode=related&search= でも、そんふうに世代の違いと向き合うことを嫌った結果が、
オウムの登場につながったのではないでしょうか。
日本人に今欠けているのは、オウムや超常現象の流行は、
自分たちが生み出したものだという感覚だと思うんです。
132 :
ウィリアムバロウズ :2007/09/24(月) 06:33:42
鳥と人間はまったく異なる系統で脳を進化させてきているので、
脳の形や構造もかなり違う。
しかし音声の感じ方似ているのなら、音声の処理も同じような
アルゴリズムで行われている可能性がある。
もしそうだとすると、進化の収斂が脳機能の上で見られること
になり、他のたくさんの候補の中から同じアルゴリズムを
採用しなければならなかったそれなりの理由があるはずで
ある。
工学的にはいろいろなアルゴリズムが工夫され発明されて
いるが、鳥や人は音声の認識処理するのに、演算の基本素子
としてトランジスタやデジタルICではなくて、神経細胞を
使わないといけないという共通の制約がある。
そこに進化の収斂の理由があるのか、それとも人も鳥も単に
最善の解法を選んだから似たアルゴリズムになるというだけ
なのか、そのあたりを人と鳥の音声認識の研究を通じて明らかに
できれば面白いと考えている。
カーペンターズ
http://www.youtube.com/watch?v=QUDshT19j8Q
133 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/24(月) 11:22:56
俺様PVの方ですか?
134 :
ウィリアムバロウズ :2007/09/24(月) 22:49:01
アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイース生まれ。
実家は比較的裕福な資産家だった。ハーヴァード大学卒業(英文学専攻)。
T・S・エリオットについて学ぶ。
卒業後は定職に就かず、米国内、欧州、南米を点々とした。
ビート世代と呼ばれるジャック・ケルアックらと知り合った。
1949年にメキシコ・シティに定住。
1953年に、『ジャンキー』を書く。
これがデビュー作となったが、まったく顧みられず一時は作家を断念する。
モルヒネ、ヘロイン等ドラッグの常習者として有名で、
若い時分にはドラッグを妻と共に多量服用し酩酊状態となり、
ドラッグを断とうとすると深酒に走るという悪循環を繰り返す。
ふられたあてつけに小指を詰めたり、泥酔状態でウィリアム・テル
ごっこをした結果、妻を誤って射殺したなど逸話は数多い。
その後、モロッコのタンジールに移住。
0代のときに15年以上浸ったドラッグと決別、
以後はドラッグに反対する姿勢も見せる事となる。
そしてアレン・ギンズバーグらのすすめにしたがって
書きためていた断片をまとめ、『裸のランチ』として発表する。
これが同性愛を含むグロテスクナンセンスな描写のために
書評で批判されたり発禁処分になったりしたために
かえって話題をよび、実験小説の雄として一躍有名となった。
文章を書いた後、それをバラバラに切ってランダムにつなげる、
いわゆる「カット・アップ技法」という独自の文体を作り上げ、
駆使したことでも有名。
だがその後、1980年代に入ってストーリー性も重視したスタイルへと
移行している。
『裸のランチ』は、カナダの映画監督・デヴィッド・クローネンバーグ
により映画化されたが、部分的な映像化に留まっており、
原作以外のバロウズ作品からの引用・解釈も見られた。
日本語訳は主に山形浩生や柳下毅一郎、鮎川信夫らが行っている。
http://www.youtube.com/watch?v=6NU3dIdqIBw&mode=related&search=
135 :
ウィリアムバロウズ :2007/09/24(月) 23:25:35
伝えられるところによれば、ジョン・ライドンは
1956年1月31日にロンドンのフィンズベリー・パークで生まれた。
これは彼の自叙伝によるもので、彼の出生証明書は失われており
事実を確認することはできない。
両親は共にアイルランド移民であった。
彼は三人の弟と共にフィンズベリー・パークの貧しい労働者階級の
中で成長した。当時のイギリスにおけるアイルランド移民は黒人と
同様、最下層に近い差別を受けていた。
彼は自伝『no dogs, no black, no irish』で子供の頃、
通学の途中に差別による投石を頻繁にうけたと語っている。
幼い頃に髄膜炎を患い、半年近く生死の淵を彷徨い、
その後遺症で退院した時は“cat(猫)”の綴りや両親の顔すら
忘れている記憶喪失の状態で、それが原因で小学生の頃は
苛められっ子であった。
彼の猫背(脊髄注射の影響)と睨み付けるような目つき
(そうしないと焦点が合わないため)も髄膜炎の後遺症である。
何もかも一からやり直しの状態であったが、母親の熱心な教育の
おかげで人並み以上のレベルまで取り戻すことができた。
このため彼は攻撃的なキャラクターに似合わず、
大変な母親思いである。
彼はこの病気の過去を「“ロットン”への道を歩み始める第一歩」
と語っている。
http://www.youtube.com/watch?v=EMBJS1S9dbo&mode=related&search=
136 :
ウィリアムバロウズ :2007/09/25(火) 21:28:06
で、バロウズはこのタンジールで一人の重要な男と出会う。
ブライオン・ガイシンだ。
ガイシンはバロウズに「カットアップ」や「フォールドイン」を吹きこんだ
人物で、画家であって、モロッコの山岳民族ジャジュカの音楽に傾倒していた
ホモの変人だった。
ジャジュカの演奏を聞かせる「千夜一夜」(!)というレストランも経営していた。
その絵は和風イスラミックな書道っぽくて、いっときぼくは驚嘆して画集を取り寄
せたことがある。
ローリングストーンズのブライアン・ジョーンズ、
刺青でも評判になったジェネシス・P・オーリッジらも、
ガイシンの絵にぞっこんである。
http://www.youtube.com/watch?v=dFUiSmGQso4
137 :
ウィリアムバロウズ :2007/09/25(火) 21:35:27
138 :
ウィリアムバロウズ :2007/09/25(火) 21:43:42
139 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/25(火) 22:02:35
一九五〇年、ガイシンは耳にしたジャジュカ音楽にほれこんで、
モロッコに二十年以上住み続けた。
かれの関心は、音楽自体と同時に、その魔術的な意味にもあった。
ジャジュカ音楽は牧神信仰から発したものであり、
悪魔払いにも使用されていたという。
また、ジャジュカの村では、強い兄弟愛に結ばれた楽士(男)たち
と家を守る女たちの間に断絶が存在した。
彼女らは独自の隠語体系を持ち、独自の牧神向けの儀式をも持っていた。
ホモであり、非常な女嫌いだったガイシンは、男たちの友愛と、
男に隠れて何やら企む女たち、という考えに非常に説得力を感じたらしい。
ジャジュカ音楽を録音したくてテープレコーダをいじるようになったのが
次のカットアップへのきっかけとなった。
六〇年、パリに移ったガイシンはバロウズと再会し、同棲を始める。
紙とハサミを使ったカットアップは、この頃ガイシンがバロウズに教えたものだ。
もともと詩も音楽の一種であるべきだ、と考えていたガイシンは、
モロッコとその音楽についての文を書きつつ、
それをそのまま音楽化したくてカットアップしていったのだという。
また、アフリカの語りや歌の持つ魔術性に惹かれていたかれは、
それを西洋言語でも実践してみたかったらしい。
やがて、これにテープレコーダをが応用される。
http://www.youtube.com/watch?v=9fTUb7c_8QI
140 :
WILLIAM BUROUGHS :2007/09/25(火) 22:14:53
ガイシンの理論は、バロウズと非常によく似ている。
人間の原罪とは、コミュニケーションである。
コミュニケーション能力が発達しすぎたため、
人間は自然から疎外されて、現在の八方塞がりに状況に陥ってしまった。
コミュニケーションとはことばであり、しかも時間をこえて
コミュニケートする能力、すなわち書きことばである。
それはイブ(女)が創造されたときに始まった。
したがって、ことばは女であり、女は罪であり、諸悪の根源である、と。
テープによるカットアップで、ことばはもみ消される。
並べ替えで、ことばが生の形であらわになってくる。
新しい結びつきによって、新しいことばが生まれ、
ことばが新しい世界の中に産み落とされるのだ、と。
抽象絵画が絵の具そのものをオブジェ化したように、
この試みはことばそのものをオブジェ化するのだ、と。
http://www.youtube.com/watch?v=pRQeTvgDRq0&mode=related&search=
141 :
WILLIAM BUROUGHS :2007/09/25(火) 22:39:10
142 :
WILLIAM BUROUGHS :2007/09/25(火) 22:42:34
143 :
PK DICK :2007/09/26(水) 22:13:34
彼の人生は SF 作家としての評価とは裏腹に、経済的な問題、幾度かの離婚、
薬物摂取など、決して順風満帆ではなかった。
神経症の治療やその他の理由からアンフェタミンを常用した時期があり、
自殺未遂を繰り返し、薬物中毒施設に入院した経験もある。
1955年には彼の妻クレオ・アポストロリデエスが社会主義者だったことから
FBIの取り調べを受けた(1959年に離婚)。
晩年には『ヴァリス』などにも描写がある一連の神秘体験を経験し、
神学への傾倒を深めた。
『ブレードランナー』『トータル・リコール』『マイノリティ・リポート』
など著名な SF 映画の原作者としても知られるが、
『バルジョーでいこう!』[1]のような一般映画の原作も手がけた。
http://www.youtube.com/watch?v=hE0ODrmaiFE&mode=related&search=
144 :
PK DICK :2007/09/26(水) 22:17:34
ディックの作品に共通して見られる特徴は、本物と偽物の交錯である。
多くの主人公は、だまされていることに気づきながらも、
どうしたらよいかわからない閉塞的状況に置かれる。
1970年代中頃からの作品群はより宗教的性格を強め、
「世界はどうしてこんなに不完全なのか?」という問いに対して、
一筋の光明が投げかけられながらも、やはり悲劇的な結末に向かって
進んでしまう事が多かった。
『ヴァリス』『聖なる侵入』『ティモシー・アーチャーの転生』は、
俗に「ヴァリス三部作」と呼ばれ、この問いに関する最終決算であると
言われている。
ディック本人は純文学の創作も試みているが、生前に正当な評価がされる
ことはなかった。
日本では、ディックの主要作品は、ハヤカワSFシリーズ、ハヤカワ文庫SFで
訳出された他、1980年代にはサンリオSF文庫によって多くが訳出された。
サンリオSF文庫の廃刊により、一時期多くの作品が入手困難になったが、
創元SF文庫やハヤカワ文庫SFによって多くが復刊されている。
http://www.youtube.com/watch?v=_oaSZxd9jOY
145 :
PK DICK :2007/09/26(水) 22:23:56
146 :
PK DICK :2007/09/26(水) 22:32:03
流れよわが涙と警官は言った
三千万人のファンから愛されるマルチタレント、
ジェイスン・タヴァナーは、安ホテルの不潔なベッドで目覚めた。
昨夜番組のあと、思わぬ事故で意識不明となり、
ここに収容されたらしい。体は回復したものの、
恐るべき事実が判明した。身分証明書が消えていたばかりか、
国家の膨大なデータバンクから、彼に関する全記録が消え失せていたのだ。
友人や恋人も、彼をまったく覚えていない。
“存在しない男”となったタヴァナーは、警察から追われながらも、
悪夢の突破口を必死に探し求めるが…。
現実の裏側に潜む不条理を描くディック最大の問題作
キャンベル記念賞受賞。
http://www.youtube.com/watch?v=FEgSKLq5yDU
147 :
PK DICK :2007/09/26(水) 22:43:14
148 :
PK DICK :2007/09/26(水) 22:53:04
149 :
PK DICK :2007/09/26(水) 23:04:32
この体験があって、ディックの小説に出てくる悪夢世界は想像できた。
夢の中の登場人物はこの世に存在しない。
にもかかわらず、世界に生きているリアリティを持っている。
リアリティは主人公の予想できない場面で破綻してしまうのだが、
主人公にはその原因や理由が分からない。
車を運転していたら、片腕がダッシュボードにのめりこんで
いたりする。こういうむ描写が延々と続いた後、主人公の世界が
唐突に解明される。
ある女性の夢の世界での出来事なのだ。
夢の中に登場する見知らぬ人物。それが主人公の正体だった。
http://www.youtube.com/watch?v=MuxE8hMd_Gc
150 :
PK DICK :2007/09/26(水) 23:15:13
151 :
PK DICK :2007/09/26(水) 23:29:30
三木 成夫(みき しげお、1925年12月24日 - 1987年8月13日)は、
香川県丸亀市西本町出身の解剖学者、発生学者である。
丸亀中学から六高、九州帝国大学航空工学科、東大医学部と進み、
東大助手を経て、東京医科歯科大学、東京芸術大学などで教鞭をとった。
生前に出版された本は二冊(『胎児の世界』中公新書、
『内臓のはたらきと子どものこころ』築地書館)にすぎないが、
死後続々と遺稿が出版され、解剖学者・発生学者としてよりも、
むしろ特異な思想家・自然哲学者として注目されている。
三木が思想的影響を受けた人物としては、冨永半次郎、ゲーテ、
クラーゲス、宝井其角などを挙げることができる。
自然科学者としての三木は、西欧近代の硬直化した機械論的、
実証主義的立場から距離を置き、人間と自然との生きた自然感覚
とでもいえるものを取り戻そうと試みた。
そのことが、自然界の中で持っていた固有のリズムを喪失した
現代人に、強く訴えかけるものを持っていると考えられる。
死後、ほぼ毎年、「三木成夫記念シンポジウム」が開催されている。
http://www.youtube.com/watch?v=M8F-Ur4oDkc&mode=related&search=
152 :
PK DICK :2007/09/26(水) 23:38:08
圧巻は、「いったい生命はどうしてリズムを知るのか」
という自問自答に始まるくだりである。
女性の排卵は月の公転と一致して、左右の卵巣から交互に一個ずつ
体腔内に排卵される。このとき暗黒の体腔でかれらはどのようにして
だか、月齢を知る。
三木先生は、この問題は魚鳥が移動するとき、
その時刻と方角をどのように知るのかという問いに集約されると考える。
そして、この問題を解くための指針はただひとつ、
それは卵巣こそがその全体が一個の「生きた惑星」ではなかったか
ということに合点することなのだ、と考えていく。
こうして三木先生は、
「地球に生きるすべての細胞はみな天体なんだと知ることなのである」
と喝破する。
すなわち、胎児たちはすべて「星の胎児」なのだと宣言をする。
http://www.youtube.com/watch?v=VJf-dJh20O8&mode=related&search=
153 :
コリンウィルソン :2007/09/27(木) 23:15:30
コリン・ウィルソン(Colin Wilson, 1931年6月26日 - )はイギリスの小説家、
評論家。レスター生まれ。25才の時、実存主義的な危機を描いた
『アウトサイダー』を発表した。その後はその博覧強記な才能によって、
殺人、オカルト、心理学など独自の思想から論じてきた。
この他、SF小説や警察小説なども執筆。
1931年6月26日、イングランドのレスターに生まれる。
16歳で学校を去り、さまざまな仕事に就きながら空いた時間に執筆を続ける。
1956年、25歳の時に『アウトサイダー』を発表。
http://www.youtube.com/watch?v=2pGht71KFkY
154 :
コリンウィルソン :2007/09/27(木) 23:24:28
『アウトサイダー』に始まる初期のコリン・ウィルソンの実存主義思想
のシリーズ。サルトル、バルビュス、カミュ、ドストエフスキー、
ニーチェ、ジョージ・フォックス、グルジェフなど、
さまざまな思想家や小説家に根ざしている実存的危機を読み解き、
そこから抜け出す道を模索している。
シリーズでは、宗教思想、歴史学、社会学、文学、セックス、哲学など
さまざまな分野の知識を駆使して、問題を追求している。
アブラハム・マズローの心理学の影響から、健康人の心理学を発展させ、
独自の楽観主義を展開した。
セント・ニオット・マージン、ロボットといった概念を与えている。
意識と無意識との関係性を再構築する必要があると考えている。
楽観主義という立場から、サルトルの思想に含まれる悲観主義的側面
を強く批判している。
http://www.youtube.com/watch?v=M5wmlBrKa1s&mode=related&search=
155 :
コリンウィルソン :2007/09/27(木) 23:29:59
『殺人百科』では、切り裂きジャックやペーター・キュルテンなど
古典的な殺人事件を扱っている。
彼の殺人の哲学は小田晋や福島章など日本の心理学者や評論家にも
大きな影響を与えている。
パリの女学生を殺害した佐川一政との対談もある。
1971年にコリン・ウィルソンは出版社の依頼で『オカルト』を発表した。
「オカルト」ブームの発端の一人である。
この時期のウィルソンは宗教や心理学には強い関心を抱いていたが、
オカルティズムに対しては懐疑的だった。
ウィルソンはラスプーチンとグルジェフを、
オカルティズムを超えて評価できる思想家であると考えている
http://www.youtube.com/watch?v=5MT0IqPJsvU
156 :
コリンウィルソン :2007/09/27(木) 23:46:02
ウィルソンがここでしてみせたことは、自我の監房からの脱獄を
手伝うことである。脱獄といって悪いなら破獄。
その手際は猛烈だった。ウィルソンは最初に誰もがH・G・ウェルズの
「盲人の国」にいるはずだということを告知して、
まずはアンリ・バルビュスの『地獄』の神経症患者の破獄を試み、
ついではサルトルの『嘔吐』でマロニエの根っこ程度で
吐いてしまうような軟弱な実存主義者アントワーヌ・ロカンタンの
脱出を助けようとする。
しかしロカンタンはマロニエを見て吐いた次はズボン吊りを見て
嘔吐するような男である。
これではアウトサイドには跳べるはずがない。
そこで今度は、母親の死にすら鈍感になったカミュの異邦人
ムルソーとヘミングウェイの兵士クレブスに同時に手をさしのべる。
むろん二人を救い出せるわけはない。
なぜなら、アウトサイダーとは最初からそこにはいない者であるからだ。
http://www.youtube.com/watch?v=RKBIuxfRU2o&mode=related&search=
157 :
コリンウィルソン :2007/09/27(木) 23:50:17
ウィルソンはいっこうに生命力を見せようとはしない
これらの無動機で実存主義的な"引きこもり"たちに見切りをつけると、
次には若きウェルテルの系譜につながる
ジェイムス・ジョイスのディーダラス、トーマス・マンの
トニオ・クレーゲル、ヘルマン・ヘッセのデミアンたちの救済に
とりかかる。
かれらはたしかに恋に目覚めて外へ出ていこうとした者たちである。
しかし、ここでも破獄は途中で放棄されることになる。
ロマン主義者たちはアウトサイダーになりきるにはあまりに
自分を愛しすぎているからだ
http://www.youtube.com/watch?v=nNXKNPv5ZlE
158 :
コリンウィルソン :2007/09/27(木) 23:56:40
本書の「訳者あとがき」で福田恆存はこんなふうに書いている。
「自分の病気に苦しむのと、それを苦しまずに冷静に語れるのと、
そのどちらが病的か。誤解されるのと、誤解が消滅するのと、
そのどちらにより強い人間的紐帯を信じることができるか。
一口にいってしまえば、アウトサイダーの真実は敗北することに
よってしか、残らぬのではないか」。
犯罪者にもならず、告白者にもならず、ひたすらアウトサイダーで
あろうとすること。
それは本書に登場するすべての異才や奇才たちにとっても容易ではなかった。
むしろ、今日の社会はこのようなアウトサイダーの失敗を少なめにして、
かえって小さな犯罪と小さな告白をふやしすぎたようにおもわれる
http://www.youtube.com/watch?v=nVUEtLWspWo&mode=related&search=
159 :
コリンウィルソン :2007/09/28(金) 00:43:55
160 :
コリンウィルソン :2007/09/28(金) 00:44:42
161 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/28(金) 23:38:31
無意識は、「意識がない状態」と「心のなかの意識でない或る領域」の
二つの主要な意味がある。
「意識がない unbewusst, bewusstlos, unconscious」とは、強い意味だと、
大脳の働きがほとんどない状態を意味する。
しかし大脳の働きは、人間が生きている限り、完全に停止するということはなく、
「ほとんどない」とはどこまでないことなのか、客観的な基準が曖昧である。
他方、弱い意味で「意識がない」という場合は、「気づかない」という意味でもある。
例えば、音楽を聞きながら本を読んでいると、最初は本の文章の内容と、
音楽の両方が意識される。
しかし、読書に集中していて、ふと何かで中断されると、
「音楽が急に聞こえて来る」ということがある。
音楽はずっと鳴っていたのであるが、読書に集中していたため、
音楽の進行に「気づかなく」なっていたのである。
人間は時間のなかで、非常に多数の感覚刺激や意味の刺激を受け、
その多くを意識している。
しかし、「意識していない・気づいていない」感覚刺激や意味の刺激で、
大脳は感受し、記憶に刻んでいるものは、もっと膨大な量が存在する。
記憶に関する心理学の実験からそのことが言える。
http://www.youtube.com/watch?v=Vaw-9WElAjc&mode=related&search=
162 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/28(金) 23:44:14
人間は様々なものを意識するが、目前、あるいは
「いまここの感覚的・意味的刺激のパターン」以外で、
「意識するもの」は、広義の「記憶」である。
記憶の再生は、ある言葉や知識などが再現されることもあるが、
また内的なイメージの形で、過去の情景(視覚的・聴覚的等)が
思い出されることもある。
記憶は日常的に再現されており、複雑な手順を必要とする作業でも、
その一々の手順を「意識しない」で、機械的に遂行することが可能である。
例えば、複雑な漢字を書く場合、どの線を引いて、次はどの線をどこに
どう書き加えてなどと、一々記憶を辿って書いている訳ではない
(参考:手続き記憶)。
「記憶を想起しているという意識」なしで、非常に多くのことが、
この現在に想起され、イメージや感情や意味で構成される
「意識の流れ」が持続している。
しかし、その他方で、何かを思い出そうとして、確かに知っているはずなのに、
どうしても思い出せないというようなケースが存在し、
このとき、意識の滑らかな流れは滞り、記憶を再生しようとする努力が
意識に昇る。
思い出そうとして、努力などが必要な記憶は、
「滑らかに流れて行く意識の領域」には、想起が成功するまでは、
存在しなかったことになる。
では、そのような記憶はどこにあったのか。
無論、大脳の神経細胞の構造関係のパターンのなかに存在していたのであるが、
主観的な経験としては、そのような記憶は、
「現在の意識領域」の外、「前意識」と呼ばれる領域にあったとされる。
http://www.youtube.com/watch?v=SkZsSydzQjM
163 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/28(金) 23:53:36
日常的に流れて行く意識のなかでは、様々な「意識の対象」が存在している。
この現在の意識の対象は、現前している感覚・意味・感情等のパターンであるが、
また、滞りのない自然な、「気づくことなく」想起されている記憶の内容が、
その対象である。
「意識」という言葉自体が、「覚醒意識がある」、「何かに気づいている」
という通常の意味以外に、主体が意識している「対象の総体」が存在している
「領域」の意味を持っている。何かを「意識している」、
または、何かに「気づく」とは、対象が、「意識の領域」に入って来ること、
意識に昇って来ることを意味するとも言える。
人間は一生のなかで、膨大な量の記憶を大脳の生理学的な機構に刻む。
そのなかで、再度、記憶として意識に再生されるものもあるが、
大部分の記憶は、再生されないで、大脳の記憶の貯蔵機構のなかで維持されている。
このような膨大な記憶は、個々ばらばらに孤島の集団のように存在しているのではなく、
連想が記憶の想起を促進することから明らかなように、
感覚的あるいは意味的・感情的に、連関構造やグループ構造を持っている。
そして、このような構造のなかで記憶に刻まれている限りは、
いかなる記憶であっても、再生、想起される可能性は完全なゼロではないことになる。
http://www.youtube.com/watch?v=Ls9-smAgSRI
164 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/28(金) 23:55:42
人の一生にあって、再度、想起される可能性がゼロではないにしても、
事実上、一生涯において二度と「意識の領域」に昇って来ない、
膨大な量の記憶が存在する。
主観的に眺めるとき、一生涯で、二度と想起されないこのような記憶は、
「意識の外の領域」に存在すると表現するのが妥当である。
「意識の外」と言っても、科学的には、大脳の神経細胞ネットワークの
どこかに刻まれているのであり、
「意識の外」とは、主観にとって、現象的に「意識でない領域」に、
膨大な記憶が存在するという意味である。
このような、「意識でない領域」が、無意識の第二の意味となる。
http://www.youtube.com/watch?v=W-yZifpgCR0
165 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/29(土) 00:03:36
意識が対象とするものは、記憶だけではない。
また記憶は、何らかの意味で「構造化」されており、
「無意識の領域」の膨大な記憶がどのように構造化されているのか
ということも問題である。
人間には経験や学習によって得た記憶・知識以外に、
生得的または先天的に備えていたとしか言えない「知識」や「構造」が存在する。
その一つの例は、「人間の言語」であり、人間の言語は、
現在の知見では、人間しか完全には駆使できない。
ノーアム・チョムスキーの生成文法は、人間の大脳に、先天的に言語を
構成する能力あるいは構造が備わっていることを主張している。
http://www.youtube.com/watch?v=EYKVvysl-Mo&mode=related&search=
166 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/29(土) 00:20:04
夜ごと 朝ごと
苦しみへと生まれるものあり
朝ごと 夜ごと
ここちよい喜びへと生まれるものあり
ここちよい喜びへと生まれるものあり
無明の長夜へと生まれるものあり
われわれが嘘をまことと信ずるようになるのは
目を通してものを見抜かないとき
その目は一夜で亡ぶべく一夜で生まれた
たましいが光の輝きの中に眠っているときに
神は姿をあらわす 神は光である
夜に住むあの哀れなたましいの持ち主には
しかし神ははっきりと人間の形を示す
真昼の領分に住む人たちには
http://www.youtube.com/watch?v=dZZfuCJ970w 寝るか・・・
167 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/29(土) 00:36:17
エドヴァルト・ムンク
Edvard Munch(1863-1944)
物心がついてから、生の不安が僕から離れたことはない。
僕の芸術は自己告白だった・・・。
生の不安も病もなければ、僕はまるで舵のない船だったろう。
同時代の多くの芸術家たちと出会ったのは、
古い因習からの独立を謳う前衛的集団「クリスチャニア・ボヘーム」
であった。ムンク自身はリーダーのイエーガーを尊敬し、
この集団を枠組みの外から批判しつつ眺める存在であったようだ。
意思を強く持ち、感受性豊かで容貌にも恵まれた芸術家である
ムンクは、不倫そして友人と同じ女性を愛する愛憎劇に巻き込まれる。
家族を次々と失っていった過去から芽生えた家庭を持つことへの
極度の恐れと、苦悩に満ちた女性問題の経験は、
彼の作品に色濃く影響を及ぼしたのだった。
ムンクの絵は謎めいたものが多いが、
連続して観ることでその理解を深めることが出来ると画家自身考えていた。
「愛の目覚め」「愛の開花と死」「生の不安」「死」の
4つに分けられる『生命のフリーズ』と呼ばれる一連の作品群は、
1902年初めて系統だった順番に展示される。
感受性に裏打ちされた大胆で強烈な構図、
印象的な色彩と陰影の配置、心的描写として飛び込む背景の力。
彼は容赦なく思いもよらぬ場所で人物の部分を切り取る。
それらはムンクの画家として評価されるべき最大の能力であろう。
鑑賞者の目は斜めに横切る遠近法に引き込まれ、
鮮烈な緋色に心煽られ、生ける者だけが感じ得る不安を体験するのである。
http://www.youtube.com/watch?v=5PSSShNfQ4M&mode=related&search=
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/29(土) 00:43:58
未熟な詩人は模写し、熟達した詩人は盗む。
人は探求をやめない。
そして探求の果てに元の場所に戻り、初めてその地を理解する。
詩は、思想をバラの花の香りのごとく感覚させるものである
詩とは、思想の情緒的等価物である。
伝統を相続することはできない。
それを望むならば、たいへんな労力を払って手に入れなければならない
始まりと呼ばれるものは、しばしば終末であり、
終止符を打つということは、新たな始まりである。
終着点は、出発点である
TSエリオット
眠れない
http://www.youtube.com/watch?v=XBa55sDTIiA
169 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/29(土) 00:51:50
彼は何も知らないのに、
何かを知っていると信じており、
これに反して私は、何も知りもしないが、
知っているとも思っていない。
ともかく結婚せよ。
もし君が良い妻を持ったなら君は幸福になるだろう。
悪い妻を持ったならば君は哲学者になるだろう。
世界を動かそうと思ったらまず、自分自身を動かせ。
生きるために食べるべきで、食べるために生きてはならぬ
ソクラテス・・・
http://www.youtube.com/watch?v=siNsgbIWhAQ
170 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/29(土) 01:02:48
太陽は明日も昇るだろうというのは一つの仮説である。
すなわち、われわれは太陽が昇るかどうか、知っているわけではない
世界はどのようにあるか、ということが神秘的なのではない。
世界がある、ということが神秘的なのである。
われわれが「意味」という語を用いる(全てではないにしろ)ほとんどの場合では、
次のような定義が可能である。
すなわち、語の意味とは言語におけるその使用のことである。
哲学の目的は思考の論理的明晰化である。
哲学は理論ではなく活動である。
哲学の仕事の本質は解明することにある。
哲学の成果は「哲学的命題」ではない。
諸命題の明確化である。
幸福な人の世界は不幸な人の世界とは別の世界である。
哲学は思考可能なものを通して、
内側から思考不可能なものを限界づけねばならない
歴史が私にどんな関係があろう。
私の世界こそが、最初にして唯一の世界なのだ。
こんどこそ寝る。ヴィドゲンシュタイン
http://www.youtube.com/watch?v=F7w8y_VMFSY
171 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/29(土) 14:12:16
昨日 NEWS23のエンディングで歌ってた歌手は誰でつか?
172 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/29(土) 20:35:07
いつも大きすぎる課題を負わされてきたために、
才能が実際よりも乏しく見える人が少なくない
嵐を捲きおこすものは最も静かな言葉である。
鳩の足で来る思想が世界を左右する。
悪人がいくら害悪を及ぼすからといって、
善人の及ぼす害悪にまさる害悪はない。
職業はものを考えないようにさせる。 そこに職業の最も大きい恵みがある。
なぜならそれは、ごくありふれた疑念や憂慮に襲われるとき、
誰はばかることなく蔭に引っ込むことのできる防壁だからである
脱皮できない蛇は滅びる。
意見を脱皮してゆくことを妨げられた精神も同じことである。
>>171 見てないので分からない。ニーチェ
http://www.youtube.com/watch?v=O_sAousuZE8&mode=related&search=
173 :
デスロウ :2007/09/29(土) 20:45:33
174 :
デスロウ :2007/09/29(土) 20:51:53
175 :
デスロウ :2007/09/29(土) 21:02:22
瀟洒な洋館風の木造家屋でした。
巨乳のメイド(メガネ)が僕らを出迎え、ボンと家庭教師
が姿を現しました。
「ラクダの股引、ラクダの股引、ラクダの股引々々々々・・・・」
先輩は白いカッターシャツに股引、便所スリッパ。パジャマ
と違うんわ、正装のつもりやったのかもしれまへんな。
「テクノカット、テクノカット、テクノカット+++++++」
ボンは大男でした。顔は小学生みたいでしたな。
肌つやがよくて、分厚いメガネしとりました。
そして反響言語を使って僕らを値踏みするかのような・・・
http://www.youtube.com/watch?v=BBGklDyQKDk
176 :
デスロウ :2007/09/29(土) 21:16:57
家庭教師いうんわ、はっきりいってインテリヤクザ?
みたいな感じでした。切れ長の吊り目で、痩せ狐のイメージ。
「今日は坊ちゃんの社会参加プロジェクトにお越しいただき、
光栄至極、心より御礼申し上げます」
みたいなことを無表情でしゃべってましたな。
僕らは返す言葉もなく、そのまま20畳ほどの洋室に通されました。
ボンは巨乳メイドの臀部をなでなでしながら、
「マロングラッセ、クリームブリュレ、ミルフィーユ+++」
延々とケーキの名称を繰り返してました。
あかん・・・・。麻雀なんぞする雰囲気ちゃう。
僕は出鼻をくじかれた感じでしたわ。
http://www.youtube.com/watch?v=av6sP_7mhhI&mode=related&search=
177 :
デスロウ :2007/09/29(土) 21:35:52
「京都はどないなんとっんの?」
先輩は家庭教師(DEATH ROW)に話しかけました。
「○○君と連絡とれんようになったんや」
「××地区再開発で我々の友人は絶滅したと考えるべきです」
「どないなっとんのや、実弾攻勢か?」
「実弾?さあ手法は分かりませんが、たぶん○○カントリークラブ
の11番ホールあたりで白骨化してるやもしれません」
「あの××組の××?あの腐れ外道が、どないな趣味しとんねん」
僕には何の話か皆目見当つきまへん。
ただ幕末の京都の話ではなさそうでしたわ。
新撰組も福島の会津藩(以後自粛)も出てきませんでしたから。
「あの腐れ外道、いつかタマ取ったるど」
「取る?ショットのことですか?」
http://www.youtube.com/watch?v=Izp8HKXp774&mode=related&search=
178 :
デスロウ :2007/09/29(土) 21:50:37
実にけったいな麻雀いうんか、半荘終わって僕はハコテンでした。
当時で言うと東尾レート(西武ライオンズ)でしたから、真っ青
ですわ。
「僕もう帰りの電車賃もあらしまへん」
「おかしいですわ、あの二人。僕の方がカモですやん」
「おどれが甘いんとちゃうんか?」
僕はそっと先輩に耳打ちしました。
デスロウがトイレに行ってる隙に、ボンは飲み物を持って来た
巨乳メイドの胸をもみだしました。
「ミルク、バニラ、クリームチーズ++++」
もうずーと反響言語で僕の捨て牌を読み上げてましたが、
いい加減切れそうでしたわ。
http://www.youtube.com/watch?v=uHfBhJsqrD8
179 :
デスロウ :2007/09/29(土) 22:07:26
180 :
デスロウ :2007/09/29(土) 22:19:53
僕と先輩は休憩するのに、ガーデンハウスに案内されました。
「僕かて馬場の雀荘では学生相手にフリーですわ。そこそこ
打てるつもりです。せやけどあの二人は違う。通し(サイン)
も読めへん」
「しゃあないのう。ヒント与えたるわ、ボンクラ!」
「頼んますわ、先輩」
「まず言っとく。あいつらがおまえごとき貧乏学生から
金巻き上げるか!ボケ」
「金ですまへん雰囲気あるさかい、僕びびってますねん」
「このヘタレ!よー聞け。デスロウは直感像使いよる
あとボンやが、あいつ絶対音感あるな。サヴァンいうやっちゃ」
「何ですの、それ」
「直感像いうんは視覚、絶対音感いうんは聴覚、これつこうて
脳の海馬に記憶させるんや」
http://www.youtube.com/watch?v=xu3Jzh4u3p0
181 :
デスロウ :2007/09/29(土) 22:31:45
「あんな、普通の人間は視聴覚情報をいったん言語や記号
に変換して記憶するんや。あいつらは、まんま記憶する。
わしもよう分からんが、特殊な能力やな」
「おまえの卑しい盗人根性はデスロウにバレバレや」
「あと手癖やな。おまえ牌をカチカチいわすやろ。あれ読まれとる」
「デスロウが場をコントロールしとるんは確かやの」
「そうせなボンが暴れだすよってにな」
まさか・・・デスロウはんはちょい+。先輩はちょい−。
「デスロウのIQは200。ボンは80くらいか。割って
140ちゅうところや。おまえいくつや?」
「200て・・・・140も凄いんとちゃうかな・・・」
http://www.youtube.com/watch?v=FETfRqg7qVk
182 :
デスロウ :2007/09/29(土) 22:52:03
「よう聞けや。デスロウもボンも立ち位置が違う」
僕はどないしたらいいんか、もう絶望的ですわ。
「おまえみたいに、オモロイ、ツマラン。楽しい、悲しい
みたいな生活感はないんや。トゥビーオアノットトゥビー、
生きるか死ぬかで生きとる。ケダモノや」
「パンツをはいた猿、でっか?」
「氏ねや、百姓」
「あいつらは生まれついての不可触選民。ええか、天才もキチガイ
も一般人からしたら異常なんや」
「出る杭は打たれる。おまえかて目立てばイジメにあうやろがい」
「デスロウは打たれて折れる杭ちゃうぞ。あいつは焼きなまし入った
ブッとくてどす黒い杭やぞ。おまえごときの白くて細いフニャチン
ちゃうんやぞ」
「ほな、どないせい、いいまんのや!」
「そこをしのがんかい!ヴォケ」
http://www.youtube.com/watch?v=m-QqZsSr69c&mode=related&search=
183 :
デスロウ :2007/09/29(土) 22:57:50
184 :
存在の耐えられない歌謡曲 :2007/10/02(火) 21:00:53
185 :
存在の耐えられない歌謡曲 :2007/10/02(火) 21:10:12
186 :
存在の耐えられない歌謡曲 :2007/10/02(火) 21:20:15
金がないもん同士が小銭をむしりあう、いうんは
それはそれで良い人生勉強やったかな・・・
本性むき出し、理性○投げ、せこさモロダシ、感情爆発
結局麻雀いうのはツキだけやと思います。運ちゅうか。
このツキとか運に関して、僕らいろいろ語ったもんです。
「運というのは命を左右するもんじゃねーかな、運命て
言うくらいだから」
「違うな。命を運ぶと書いて運命。命をかけなけりゃ、
運は寄り付かないってことだ」
鼻ほじりながら、先輩は言うたもんです。
「おまえら心底アホやの、死んでまえ」
僕らはクールなふりをしたロマンチストやったのかもしれん。
先輩はマッドなふりしたリアリストやったのか・・・
http://www.youtube.com/watch?v=M4O1di7fmW8
187 :
存在の耐えられない歌謡曲 :2007/10/02(火) 21:34:38
麻雀のルールはシンプルです。
四人のうち和了れるのは一人だけ。
勝つのは一人で負けるのは一人か三人。
最後は運だのみ。
この運命の女神について、僕らはいろいろ語るわけです。
気まぐれな女神に振り向いてもらうために、何をすべきか。
誘い水を引いて、流れを変えるのもありますな。
ポン、チーで誰かの捨て牌を泣く?鳴くんですわ。
泣いて女神に同情してもらおう、みたいな意味なんかな?
先輩は真っ向から否定してはりましたわ。
当時ゲーム理論いうか、高等数学みたいなのにはまってた
影響あったのかもしれまへん。
http://www.youtube.com/watch?v=W7MPlEC_xJI
188 :
存在の耐えられない歌謡曲 :2007/10/02(火) 21:50:31
189 :
存在の耐えられない歌謡曲 :2007/10/02(火) 22:05:02
190 :
存在の耐えられない歌謡曲 :2007/10/02(火) 22:16:53
191 :
存在の耐えられない歌謡曲 :2007/10/02(火) 22:39:47
さて、僕は精神崩壊寸前やったわけです。
自分が力不足というのが分からん。
自分が通用せんいう感覚がわいてこない。
そして先輩が健闘してるという驚愕な事実。
(デスロウは大学生の時に司法試験の一次は合格しとった。
二次の口答試問で何度も落とされとる)
僕はデスロウさんをマークしつつ、ひたすら韜晦しましたわ。
(あいつは先進諸国の法律みたいなんを全部暗記しとるかも
しれんぞ。記憶力は尋常やない)
僕が頼りにしたのは先輩からの情報のみ。
(おまえ、受験制度の起源知っとるか?中国の科挙やぞ!
科挙で登用された奴は去勢されるんや。タマ抜かれるやぞ。
デスロウはそれを拒否したようなもんやな)
(座敷犬は発情期に噛み付かんよう、去勢するやろ。
官僚なるいうんはそういうこっちゃ)
http://www.youtube.com/watch?v=BD8z91NoF3g&mode=related&search=
192 :
存在の耐えられない歌謡曲 :2007/10/02(火) 22:53:25
193 :
存在の耐えられない歌謡曲 :2007/10/02(火) 23:00:58
194 :
叫びとささやき :2007/10/07(日) 06:08:52
195 :
叫びとささやき :2007/10/07(日) 06:21:51
196 :
叫びとささやき :2007/10/07(日) 06:33:33
197 :
叫びとささやき :2007/10/07(日) 07:00:45
「なんちゅーこっちゃ!わしはどえらい発見したかもやぞ!」
先輩が素っ頓狂な声を上げはりました。
「どないしはりましたんや」
僕は先輩に期待しました。
目を見開いたまま、しきりに手牌を並び替えてます。
ボンはその音に耳を澄まし、デスロウはんは虚ろな
顔つきで宙を見てはる。
「あんな、わしらは山から牌をつもるやろ。ボンは河
を見て太公望や」
河(ホー)とは捨て牌を並べる場所いうか、卓上ですわ。
山は壁牌。つもってくる牌のことです。
「山にある牌は暗黙知。河にある牌は表象いうことや」
何のことやらさっぱりですわ。
「わしらは不可視を知りつつ役を作る。ボンは見える
もんだけで手牌を並べる。そういうこっちゃ、デッチくん」
デッチくん言われた時は、番頭はんとのやり取りせなあきません。
僕と先輩の暗黙のルールですわ。
「山は動かず。河は流れる、そういうことでっか?」
「甘いのうwww。おまえのようなドロ亀は山の頂まで行かんと、
そこに河が流れとることも分からん。哀れよのう」
「さすが先輩。鳴門の渦潮で全身もまれただけのお人や」
ちょっとむかついた僕は皮肉のつもりでした。
「あれは死ぬやろ」
先輩はまじで返しました。
http://www.youtube.com/watch?v=W0g0VYrEEGk
198 :
叫びとささやき :2007/10/07(日) 07:19:27
「それは禅の公案ですか?」
デスロウはんが僕に初めて話しかけてきました。
「いえいえ、掛け合い漫才みたいなもんです」
「漫才・・・ですか。私には分からない世界です」
デスロウはんが無表情で牌を切ると、先輩は宣言しました。
「ロン、やな」
一瞬場が凍りました。パラダイムの再構築かいな。
「そやけど、これ何やろ」
「うーん。サミュエルソンぽいですね」
デスロウはんは動揺も見せず、淡々と点捧を差し出します。
ボンは口を半開きにして、先輩の上がりを見つめてました。
(もしかして、ツキが動いたんとちゃうか?)
http://www.youtube.com/watch?v=44JNHGB0Q1A&mode=related&search=
199 :
叫びとささやき :2007/10/07(日) 07:40:40
さっきまで自動雀卓が洗牌する音を、うっとりする
顔つきで聞き入っていたボンの様子が変わりました。
「ノビタ、ジャイアン、スネオ」
うわごとのような反響言語。
「シズカちゃんの座ってた場所にいるのは誰だい?」
デスロウはんが優しく話しかけました。
「テレビを見てる人」
どうやら僕のことらしい。そして本人はノビタ。
先輩がスネオ。デスロウはんがジャイアン。
「えらいベッピンで、気立ての良い娘やった」
僕は自分がシズカいう女の子の代わりやと気づきました。
そして、不吉な妄想が脳裏をよぎります。
「国に帰りました。留学生でしたから」
「そうか・・・日本人にはいないタイプやと思うとったが」
デスロウはんが持ってたスタンガンと発情した巨漢の男。
そして運命の女神。
子供がお気に入りのオモチャを壊すことは良くあることや。
先輩の醒めた表情から、僕はそんな言葉を妄想してました。
http://www.youtube.com/watch?v=TC9liEPAzhA
200 :
叫びとささやき :2007/10/07(日) 07:58:33
シズカ、シズカ、シズカ・・・・・
ボンの囁きが打牌の音の合間に漏れ出しました。
「情操教育にはうってつけの女性だったんですが」
デスロウはんの声が冷たく響きます。
「坊ちゃんの精神遅滞に効果があった報酬に、私が何を
賞与されたと思いますか?」
「何や?賞与ゆうたら銭金ちゃうの?」
先輩は話半分でゲームに熱中してます。
「御影石の墓石です。私の名前が刻んでありました」
僕の牌をつもる手が止まりました。
「そりゃええもん貰うたのう」
「地代も含めて600万円相当するらしいです」
何の話してるんや、この人らは・・・
http://www.youtube.com/watch?v=07eoK0ekj9Y つづけるかのう
201 :
フィッツカラルド :2007/10/08(月) 08:03:27
(権利の上に眠る者を法は救済しない)
僕がふと思い出したんは、先輩のこんな言葉でした。
(罪刑法定主義も知らんのか、おのれは!)
学生気分でまんまそれを演じていた僕は、世の中の
浅瀬みたいな場所で蟹とたわむれておったのかもしれん。
(わしかて法律とかは詳しないが、これ常識やぞ)
先輩とデスロウはんの紐帯は刑法にあるような気がしました。
社会的な犯罪に手を染めたいうか、僕みたいな小市民は
嫌な気分にさせられます。
しかし罪刑法定主義って何やったか、これは遊びとちゃうんか、
僕は考えるふりして牌を見つめました。
http://www.youtube.com/watch?v=q9QXJA3LnrM&mode=related&search=
202 :
フィッツカラルド :2007/10/08(月) 08:17:14
(先進諸国では罪刑法定主義が主流や。これはどんな悪事を
働いても、それを罰する法律がなければ罪にならん、いうこっちゃ)
デスロウはんがポンしました。
日銀が市場に介入して外貨買いまくるみたいな感じか。
(道徳や倫理に反することをやっても、それを取り締まる法律が
なければ、何やってもかまへんいうことやのう)
先輩がボンからチーしました。
水面下の仕手戦かいな。
(金儲けしてるヤクザはみんなそうや。ちゅうか国策で財務官僚
が外貨買い漁ったりするのも同じことやな)
ボンと僕は蚊帳の外ですわ。
何しとるのか分からんようになってもうた。
http://www.youtube.com/watch?v=MpcOmfoB2YI
203 :
フィッツカラルド :2007/10/08(月) 08:28:50
204 :
フィッツカラルド :2007/10/08(月) 08:48:24
「僕ドラエモ〜〜〜〜ン」
呆けた声で宣言しました。
気は張っとった。牌を卓に打ち付けましたから。
「ロオオオオオオオオオオオオオオン」
同時にそう宣言したんは先輩でした。
一瞬背後から撃たれたような衝撃が走りましたわ。
「おまえはやっぱりテレビ見とるだけの無産市民やな。
スペインやアルゼンチンで射殺されたデモ学生と同じや」
(何さらすんじゃ!この強制収容所の囚人もどきは)
「ありえへんやろ。この局面でのドラ切りリーチは」
(ルンペンプロリアートが何普通に麻雀語っとんのや!!
おのれとわしは共闘しとったんとちゃうんかあ!!)
「デッチくん。ハコテンですね。終了です」
僕はデスロウはんに言われて我に帰りました。
http://www.youtube.com/watch?v=0E5GsrQxsWw
205 :
フィッツカラルド :2007/10/08(月) 09:12:54
「今日はこのへんにしときましょうか」
石像のように固まったボンの肩に手を当て、
デスロウはんが言わはりました。
つまり清算せなあかん、いうことですわ。
自惚れと欲をかいたせいで、半年はバイトただ働き
になりました。先輩は麻雀が下手やという思い込みが
すべてです。
「半荘三回いう話やったけどなあ」
(おどれ、わしに追い込みかけんのか)
僕は先輩を睨みつけました。
「デッチくんかて負けては帰られへんやろしなあ」
(何やそのプロの示談屋みたいな物言いは!)
ボンはメイドの女の子に肩を抱かれて部屋を出て行きます。
僕かて戦意喪失。負けは運の差やない、実力の差やったいう
悔悟はあります。
「僕はもうええですわ。勘弁したってください」
素直に負けを認めてました。
「わしが債権の53パー持っとんのや。この場でキレイに
清算できるんやったら、その話飲んだろやないか」
(われ腐れ外道が!この場でいてまうぞ!)
思わず拳を硬く握り締めました。
http://www.youtube.com/watch?v=r1WBUo4EvGA
206 :
フィッツカラルド :2007/10/08(月) 09:29:22
「分かりました。メンバーを要請してきますので、
しばらくお待ちください」
デスロウはんがそう言うと、先輩は納得しました。
「そうさせてもらおか」
「あと食事ですが。デッチさん、店屋物でいいですか?
哲学さんはいつもの業務用コーンフレイクでしたよね」
「ああ。?と粟ないんやろ。しょうないわデッチには
特上の握り二人前頼んだってや」
茫然自失の僕に先輩がニカッと笑いかけました。
「高い寿司になりそうやのう〜ホホホホホ」
(おまえが鶯のエサ食うて救急車で運ばれた時、
付き添ったんは誰や)
(生米は洗って食うよう、ドッグフードにはホルモン剤が
入ってること教えたんは誰や)
僕も力なく笑い返しました。
http://www.youtube.com/watch?v=wVYuz4zzsRc
207 :
フィッツカラルド :2007/10/08(月) 09:56:45
「ここだけの話やがな、デスロウは味覚と嗅覚が
麻痺しとんのや。味も匂いもせん世界に住んどんのや」
先輩が小声で囁きました。
「そやから、あいつの前では食べモンの話したらあかんで」
「エッ!食欲とかどうなってまんの?」
「おまえ障害者にそんなこと聞けんやろ」
人間としての快楽が奪われたお人やったんか・・・
「わしも食欲は抑えた。ワタカノアイランドで民族○○の
連中に拉致られて、拷問にあった時のフラッシュバックは
克服した」
(渡鹿島で非合法風俗の噂がある歓楽島ちゃうんか)
「そやけど、性欲だけはどうにもならんのう」
http://www.youtube.com/watch?v=-UEqYMTbsL8&mode=related&search= 朝なんで自重、つづく
208 :
DJ7号 :2007/10/12(金) 21:42:58
209 :
DJ7号 :2007/10/12(金) 21:49:21
210 :
DJ7号 :2007/10/12(金) 21:54:44
211 :
DJ7号 :2007/10/12(金) 21:58:41
212 :
DJ7号 :2007/10/12(金) 22:18:51
213 :
DJ7号 :2007/10/13(土) 06:58:04
214 :
奴らを高く吊るせ :2007/10/15(月) 22:21:42
215 :
バーディ :2007/10/15(月) 22:33:01
216 :
バーディ :2007/10/15(月) 22:47:33
217 :
バーディ :2007/10/15(月) 23:02:16
218 :
バーディ :2007/10/15(月) 23:09:01
219 :
バーディ :2007/10/15(月) 23:14:37
220 :
火祭り :2007/10/20(土) 17:04:09
「赤福の赤は何の意味や」
(赤旗、レッドパージ、赤の広場、・・・・)
「ちち中国の赤い星、ももも毛沢東でっかあああああ」
「ブー」
「いやああああああああああああああ」
カチッ。
「なななな何でロシアンルーレットですねん。僕が何した
いいますねん!」
「ツーチャンネルいう壁新聞みたな場所で、わしのこと書いたやろ」
「伊勢神宮や渡鹿島は書いてまへん、自粛しました」
「許されへんねん。その時点で。赤福食えんごとなったんは、おどれ
のせいや」
「何でですのん」
「サービスチャーンス。好きなジャンルを選びなはれ」
「ロック、ロックでお願いしまっ。ツェペリン」
「さて、ブルーハーツのブルーが意味するものは?」
「邦楽やないですか!」
「10、9、8、7・・・」
(何や。昔先輩が言ってはったな・・・・何やったっけか・・・」
「4、3、2、1どうぞ」
「民青の青、民主青年同盟でっかあああああ」
「チンポーン」
http://www.youtube.com/watch?v=gm1BanWMbRE&mode=related&search=
221 :
火祭り :2007/10/20(土) 17:09:21
222 :
火祭り :2007/10/20(土) 17:21:47
あなな古いコピペのせいでフラッシュバックとは。
先輩はもうこの世におらんかもしれん。
あるいは暗黒麺に落ちたダースベーダーや。
最後に海外からの遠距離電話があったんは・・・・
「ロンドンのニッコーホテルに赤福送れや」
「ロンドンて、今どこにおりますの」
「盗聴されとるから言われへん」
タンタンタンという乾いた銃声が聞こえ、何やら外国語で
喚きあうような声が電話越しに聞こえました。
「大丈夫ですのん?何やら物騒な音してまっけど」
「国連軍は使えんのう。銃撃されとるわ」
ブラックホークダウン、ブラックホークダウン
「あかん!!!R.P.Gや!!ほなさいなら」
「せんぱーい」
「フェデックスやでえええ、着払いでええからあああああ」
http://www.youtube.com/watch?v=SkNNlA4i-Ak
223 :
火祭り :2007/10/20(土) 17:33:59
シャロンのせいや・・・・
シャロンいうんわ、あの夜、マージャン卓についた
第二の刺客ですわ。
そりゃ肌の白い美しい女性でしたが、雪女みたいやった。
先輩に執り憑きおった。
二人でアメリカ行って、所帯もたはったいう噂やったが、
何があったかはよう分かりまへん。
ジョンズホプキン大学で新渡戸稲造の武士道を真髄を
知ったとか言ってましたが、どうしてしまったんか・・・・
http://www.youtube.com/watch?v=j7Ay2Sr1qHw
224 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 21:16:10
225 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 21:23:39
226 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 21:28:15
227 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 21:36:02
228 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 21:42:24
229 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 21:51:31
230 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 21:59:10
世間知らずじゃったパティは、ポールの妄想に引き込まれて
いった。工場長とはいえ、父親はパティに個室を与える経済的
余裕はなかった。
パティは妹と同じ部屋じゃった。
好奇心旺盛な彼女の妹はベッドの下のレディコミを見つけ出し、
「おねえちゃん、シックスナインてどういう意味?」などの
ファッキンなクエスチョンをかましてきやがったりした。
http://www.youtube.com/watch?v=2FjO_n9q9Ko ああ、いかん・・・・・
231 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 22:09:38
パティがこうこうを卒業した年、英国は希代の就職氷河期
じゃったそうな。
ポールが働く織物工場も生産ラインがストップし、在庫管理
に融資先の金融機関が人事介入してくるありさまじゃった。
ポールは自分のラインで生産される、黒いタートルネックが
まずまずの売上を維持しておったので、管理職ホワイトカラー
の係長ロジャーに会議室に呼ばれたそうじゃ。
http://www.youtube.com/watch?v=oH_yivWallk 修正不能じゃな・・・
232 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 22:23:19
「ポール君。このままでは会社が倒産する。何か手はないか!」
ポールはサラリーマン金太郎のように言ったそうじゃ。
「俺が会社を再建するぜ!」
ポールはライン見直しのために、すべての従業員をホールに
呼び出し、それはそれは熱く語ったそうじゃ。
「まずシーメンズの最新式マシーンを三年間のリースで
契約します。その場合ロイス保険の無償メンテナンス特約
で保障期間を延長し、その間に老朽化したインフラの梃入れを
やります。民間再生機構に工場敷地の根抵当を組んでもらい・・・・・・・」
ポールは不眠不休で働いたそうな。
できあがった詳細的確な資料は株主総会で威力を発揮し、
転換社債の再発行にまでこぎついたらしい。
http://www.youtube.com/watch?v=CiG6OKPiYVU
233 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 22:38:16
工場長は「さすが、わしが見込んだ男じゃ。娘を嫁に
もろうてくれ!」と土下座したそうじゃ。イギリス人なのに。
しかし、この手柄は四大卒のロジャー係長が横取りしおった。
肝心の会社再生プランは反故にされ、係長がいかに現状を
把握しておるか、それはひとえに経営者一族の縁故である
トーマス部長補佐の機転のきいた助言のおかげ!という結論
になったそうじゃ。
株主の小金持ちの年寄りばかりで、わけの分からん横文字に
SF商法よろしくころっと騙されおった。
http://www.youtube.com/watch?v=gVwQzB6JDSk 今夜はここまでじゃ。
234 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 23:02:00
ポールの気持ちは荒んでいった。
自分を引き立てた工場長は閑職に追いやられ、
その地位に若干25歳で抜擢されたとはいえ、
やはり自分の望むものではなかった。
ポールは鬱屈した気持ちをすべてパティの若い肉体にぶつけた
のじゃった。wwwwww
週末は太陽が霞んで見えるほどの愛の交歓。
パティは女の悦びを知りつつあった。
http://www.youtube.com/watch?v=9M2Gq_Ai9gQ やはり立て直せんな・・・・
235 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 23:16:31
ポールは自分のわずかな地位を利用して、
パティを工場の染色部門に就職させた。
この部門はデザインコンペがあり、入賞者には
国と会社が奨学金を与え、ロンドンモードデザイン服飾学園
に入学させるという制度があったのじゃ。
しかし、それはきつい労働環境を隠蔽するための、
経営者のエサみたいなものじゃった。
十代の若い女の子多くが、派遣会社の口車に乗せられ、
劣悪な工場ではたらいておった。
http://www.youtube.com/watch?v=pRH807Zg8MQ
236 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 23:25:00
237 :
ビートルズ :2007/10/29(月) 23:34:58
238 :
パティ :2007/10/31(水) 21:40:55
いまいち気分が乗らんがやっておくか。
やってるうちに変わるかもしれんから・・・
パティはポールとの交際を父親に許されてから、
毎週末朝帰りをするようになっておった。
ある日曜の朝早く、妹のケイトが寝ているうちに、
ベッドに潜り込もうとするパティだった。
「あー女の匂いがする。男の体臭も」
ケイトは布団から顔だけ出して、顔をしかめて見せた。
「うるさいわね」
パティは下着姿を見せないようにと、妹に背中を向けた。
「シャワー浴びなよ。フェロモンが匂うんですけど」
「あんたこそ起きなさいよ。今日はラクロスの試合でしょ」
ケイトは半身を起こして、姉の胸元を覗き込もうとした。
「あれってお洒落でかわいいと思ったけど、端で見てるとバカ
みたいなんだよね。もうやめたの」
http://www.youtube.com/watch?v=PYXWzxsJw6E
239 :
パティ :2007/10/31(水) 21:51:33
「そんなことより、おねえちゃんのとこ給料いくら?」
パジャマに着替えたパティは顔をしかめた。
「何であんたにそんなこと言わなきゃいけないの。
こっちもいろいろと入用で、あんたに小遣いあげる余裕
はないわよ」
「そんなんじゃないわよ。中学の時タメだったコートニー
てコがいるんだけど、高校中退して工場で働いてんのね。
そんで最近羽振りがいいらしいの。工場ってそんなに貰える
のかってくらい」
パティはコートニーとは親しくなかったけれど、いつも
嬌声を上げる、色気づいた小娘だと思っていた。
まさか妹と同じ年だとは、パティは少し驚いた。
http://www.youtube.com/watch?v=K1kCO7DQPsQ
240 :
パティ :2007/10/31(水) 21:59:49
「ブライアンていうイケメンがやってるビジュアル系
バンドのグルーピーやってるらしいんだけど、かなり
貢いでるって噂」
「そんなこと興味ないわよ」
パティはポールを婚約者だと思っていた。
同世代の遊び人風情と騒ぐほど、自分はバカじゃない。
地に足の着いた暮らしをして、ポールと幸せな家庭を
築くという目標があった。
おっと語り口調を忘れておったな。
http://www.youtube.com/watch?v=du7jfDYe5LI
241 :
パティ :2007/10/31(水) 22:13:14
「コートニーはビッチよ。絶対エンコウやってるんだ。
そんな話聞いたことない?」
「知らない!ちよっと寝るから」
パティはシーツを頭からかぶった。
「寝るって・・・朝まで何してたのwwwww」
パティは妹のからかう声を無視して目を閉じた。
本当は昼過ぎまでポールと抱き合ってすごしたかったのだが、
仕事に行くとのこと。
あんなに激しく愛し合ったのに、ポールて凄い。
俺は正気か?
http://www.youtube.com/watch?v=8MrIHH2zdBc
242 :
パティ :2007/10/31(水) 22:40:48
243 :
パティ :2007/10/31(水) 23:02:53
ポールは解決すべき問題をかなり抱え込んでいた。
異例の昇進は自分にたいする会社の評価だと思っていたが、
その結果を出せたとは思えなかった。
会社、経営者一族、株主、投資家、金融機関、
そして直属の上司であるロジャー係長。
彼らすべてが認める会社経営のあり方について、自分は
何も知っていないと感じる今日この頃。
保身と出世を経営者一族のご機嫌取りに終始するロジャーが、
本気で不況を乗り切る気概があるのかも疑問じゃった。
いかん、いかん。今日は住宅展示会を見学するのに
専念しよう。そう思いなおすポールじゃった。
http://www.youtube.com/watch?v=oa1k6p16AYQ
244 :
パティ :2007/10/31(水) 23:28:32
現地でも販売員の話は上の空。
明後日のパティとロジャーの面談が頭から離れない。
そして、ボーナスを頭金にして手の届く最短のマイホーム。
定年までの30年を想定して、固定金利と変動金利の特典保証付き
ローン完済プラン。自動車通勤になった場合のマイカー購入と
近年の自動車税の値上がりについて。
ポールは現実主義者じゃった。
飲んだ暮れて相談相手にならない父親リンゴとは別の生き方を
するという信念があった。
低所得者向けの長屋暮らしから脱却することが、心の糧じゃった
のかもしれん。
急に老け込んでしまったパティの父親が頭をよぎり、
ポールはもう何も考えられなくなってしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=h-X_rMJzlro
245 :
パティ :2007/10/31(水) 23:44:13
パティにデザイナーの才能はない。
ポールははっきりとそう思っておった。
JJやTVガイド、そして女性週刊誌。
せめて流行通信やカット、リラックスくらいは
読まないと・・・・という本人も名前しか知らなかった
んじゃが、本当の箱入り娘とは彼女のことだと決め付けて
おった。それゆえロジャーの手練手管、甘言に乗せられて
簡単に体を許すなどと・・・・
ポールは思わず両手で顔を覆った。
結局建売住宅の頭金も、臨時ボーナスを当て込んでの話。
自らの手狭な現実に押しつぶされそうな気がした。
http://www.youtube.com/watch?v=FH4YNnA2iLI ああ、調子が出ない。もう止めた。
246 :
ロジャー :2007/11/03(土) 11:33:11
ポールが働く工場は、バーミンガム運河沿いの、広大な敷地の
一画にあった。敷地内には4つの工場があり、手袋やマフラー
ウーステッドの背広やフラノ、メリンスのシャツまで、毛織物素材
の衣料をすべて製造していた。
本社はリバプールにあり、社名はランカスターウールカンパニー。
支社はマンチェスター、バーミンガムなどの英国主要7都市に点在し、
世界的なアパレルブランド「ランカスター」の新社屋はロンドンにあった。
昔話が暴走し始めたのじゃった。
http://www.youtube.com/watch?v=z-S5aVuKsgI そしてロンドンには
247 :
ロジャー :2007/11/03(土) 11:54:02
ロジャー係長は染色工場横のモダンな建物に
自分の部屋をあてがわれていた。
本社の役職は係長だったが、このチェスター工場では
シニアマネージャー、つまりナンバー2の地位にあった。
トップはトーマス部長補佐のグランドマネージャー。
二人とも本社の人事部出身だったが、大手派遣会社との
業務提携により、彼らの部署は縮小されたのじゃった。
http://www.youtube.com/watch?v=n35C0j3LLB0 辻褄を合わせられるかのう
248 :
ロジャー :2007/11/03(土) 12:15:53
ロジャーはトーマスの忠実なシモベ。
そのトーマスの妻は、創業者の血を引く一族の要であり、
工場の大株主でもあった。
ロジャーは工場内の人事権を一手に掌握し、トーマス
に代わって権勢をふるっておった。
解雇された者達は、工場がまるで軍隊のようだったと
口にしたそうな。
とはいえ企業というものは、常に成功している組織に倣うもの
でもある。企業間の過当競争は、ロジャーのような冷徹な
人間を生み出したのかもしれんのう。
http://www.youtube.com/watch?v=lPpUFBVSyWs
249 :
ロジャー :2007/11/03(土) 12:38:37
ロジャーは午前中いっぱいを各工場長からの
報告書に目を通すことに費やした。
そして、いつもの如くボリュームのあるポール
の報告書をパラパラとめくりながら、たちまち
苦虫を噛み潰したような表情になった。
(工場の廃材置き場を抵当にして、国から融資を受ける?)
「あの中卒の田舎者が・・・」
ロジャーはポールを再び怒鳴りつけたい気分に駆られた。
「おまえごとき下級階層者が、伯爵家の財産に関して
物申すってか」
あの時のポールはシニアマネージャーの剣幕に怯えて、
真っ青になった。
「会社の経営は本社のエリートが考えること!その優秀な
社員たちですら、ランカスター家の財産処分を口にしてみろ!
即刻解雇だぞ!時代が違えば吊るし首だ、このたわけ者!」
http://www.youtube.com/watch?v=V7Y7fMbbaP8
250 :
ロジャー :2007/11/03(土) 13:02:05
(こんなゴミくずをよこせとは、トーマスは何を考えて
いるんだ・・・?くそっ、本社の動きが読めん)
ロジャーは報告書を大判の茶封筒に押し込んだ。
(確かに他の工場長と副工場長、各セクションの主任連中
は誰一人として改革案を出せなかった。・・・この俺ですら)
ロジャーは個室の窓辺に立ち、交代制の臨時工らが行きかう
通用門を眺めた。
(それにしても齢25で第2工場の所長?ありえない。異例の
大抜擢ですらない。本社にごり押ししても通らんぞ、普通は・・・・
まさか・・・財務部のオフィスをユダヤ野郎が乗っ取ったのか?)
ロジャーの処世術に関して、本社の人事採択が貴重な情報源だった。
そして、自分のキャリアも部長補佐、つまり本社課長で終わる
ことを予期していた。
45歳のロジャーは、会社員としての残り十年を、ここチェスター
で過ごす覚悟はあった。
http://www.youtube.com/watch?v=pBAasek8NR4
251 :
ロジャー :2007/11/03(土) 13:28:00
ロジャーは思う。毛織物産業は日の沈まぬ大英帝国の誉であり、
国策によって保護され、世界に産業革命の福音をもたらした。
スペインの無敵艦隊と戦い、インドの綿織物を禁制品にして
まで、我々イギリス人は産業を守ってきた。
オーストラリア、ニュージーランド、そしてフォークランド
諸島にも本国の羊をばらまいた。
ランカスターウール社の後ろ代は大英帝国そのもの。
社会に雇用を創出し続ける一流企業。
(現状維持と一族の堅守が我々の義務じゃないのか?
婿養子のトーマス坊や)
茶封筒を取りに来たセクレタリーのトレイシーに一瞬
思考停止したロジャーではあったが、ここは疲れている
姿を見せておこうと思う。
トレイシーのタイトなスカートの丈は一段と短く、スリット
ごしにパンティが見えそうだった。
(ここでポールのカッペが問題を起こしてみろ。俺の天下り先が
フォークランドの羊飼いになっちまうぞ)
再び自分を戒めたロジャーだった。
http://www.youtube.com/watch?v=mG0LVRSx5Ng
252 :
ロジャー :2007/11/03(土) 13:45:34
「今日のお昼はどうされます?」
(大味なおまえはもう飽きたんだよ)
ロジャーは窓から外の通用口を眺めたままだった。
そして、ここ最近のお気に入りコートニーの姿を探していた。
「午後の予定は何か入っていないかね?」
コートニーは自分の息子よりも3つ若い。
年齢に似合わぬ豊満な肉体を思い浮かべ、思わずメニュー
が決まった。
「染色工場のミスパティと奨学生の申請で面談があります」
「ローストビーフサンドのデリにしようか」
ロジャーは笑みを隠してトレイシーから視線をそらした。
「高カロリーですわね」
トレイシーも何か思惑があるようだったが、そんなの関係ねえ、
とロジャーは思った。
それよりも、ちょっとした余興が楽しめることに悦びを感じていた。
(若き工場長よ、おまえは何を考えているんだ?)
http://www.youtube.com/watch?v=ndUWo05U0Ao 今日はここまでじゃ
253 :
トーマス :2007/11/04(日) 08:31:01
下級階層・・・・?下層階級、ワーキングクラスです。
調子がいいとPVがすぐ思いつくんだが、どうもいかんね。
文章はテキトーなんですぐ書けるんだが・・・
というわけで、ちょっとだけ続きなど。
その頃、トーマス部長補佐はマンチェスターソフィテルホテルの
スウィートルームにいた。
前日に英国ウール振興会の定例会があり、ランカスターウール
のCEO代理として赴いたのだった。
ロンドンのランカスター社外商部にきな臭い動きがある。
おそらく社内の縁故だけで処理しなければならない問題が
起きたのだろう。財務部の人間からは何も情報が得られなかったが、
知己の渉外担当者がフォークランドに急遽飛んだ。
しかしトーマスの杞憂とは関係なく、定例会は通常通りの
セレモニーとして終回していた。
他社の年寄り連中の役員、理事はティーパーティーで文字通り
お茶を濁しているのか、日々これ好日といった様子だった。
トーマスは連中とのゴルフコンペの誘いを断り、ゴールトマンセックス社
の営業員との会食をセッティングしたのだった。
http://www.youtube.com/watch?v=Wq5DNLyzwfU
254 :
トーマス :2007/11/04(日) 08:49:13
トーマスはここ数日スポーツジムを休んでいたことを思い出し、
シャワーを浴びる前にストレッチでもしておくかと考えた。
毛足の深いカーペットに両腕をつくと、トーマスは腕立て伏せをしながら
カウント代わりにランカスター家一族の名前を連呼した。
創業者から初めて、末席の妻の名前を口にすると、そのまま仰向け
になって呼吸を整えた。
腕立て伏せは120回を超えていた。
上腕に疲労が集まる感じを味わいながら、この習慣も終わり
になるだろうと思った。
(しかしここで終わりではない。プランBの始動だ)
http://www.youtube.com/watch?v=gykBO2sDV-8 いかん急用じゃ!ちょっと失礼する
255 :
トーマス :2007/11/04(日) 23:40:59
ランカスター一族に自分の血が流れることはない。
決定的だった昨夜の電話を、夢ではないと反芻してみる。
「あなた、私たちにはもうベイビーはできないの」
受話器の向こうで泣きじゃくるエミリー。
ロスで最新の不妊治療を受けて、それははっきりしたらしい。
「落ち着くんだ、エミリー」
トーマスはナイトテーブルの引き出しを開け、中にあった
聖書を放り投げた。
目の前でベリーダンスを踊るコールガールに、唇に指を当て、
音を立てるなとサインを送った。
泣き止まないエミリーに気づかれないよう、そっと引き出しに
受話器を置いて、引き出しを閉める。
「仕事が入った。二回戦はなしだ」
ラテン系の高級コールガールの耳元でそう囁くと、トーマスは
ドレッサーに吊るしてあるズボンのポケットから、クリップに
挟んだ紙幣を取り出した。
http://www.youtube.com/watch?v=COcAUNcVyVg
256 :
トーマス :2007/11/04(日) 23:55:48
ウィンクをしてコールガールを送り出し、トーマスは
静かに受話器を取った。
エミリーはまだ泣きじゃくっていた。
「マイエンジェル、もう一匹トイプードルを飼おう」
トーマスは優しくそう囁いた。
「僕らとあの子たちが幸せなら、それでいいじゃないか」
「いいの?もう一匹飼っても?」
「いいに決まってるじゃないか」
(おまえのヒステリーが静まるのなら、何だっていいさ)
「ああ!何て偶然かしら!今日美容院に行く途中、ビバリーヒルズ
のショップで凄くキュートなベイビーに出会ったの」
(好きにしろ。おまえはあの犬の糞だらけの屋敷で一人
老いさらばえて死ぬんだ)
「それは運命だよ。ハニー」
・・・・運命か
http://www.youtube.com/watch?v=QEY6_jcrzI8
257 :
トーマス :2007/11/05(月) 00:09:31
トーマスは立ち上がってバスルームに入った。
シャワーに打たれたまま、ポールの顔を思い出そうとした。
(おまえならどうやって運命を切り拓く?)
なぜか木の柵に突進する雄羊を想像した。
一度しか会った事のないポールの顔が浮かばない。
(お前には野心があるのか?それともただのパンクか?
・・・・あるいは迷える子羊か?)
自虐的な笑いがこぼれた。
(俺たちは囲い込み運動の犠牲者なのかもな。階級という柵に
囲まれた・・・・)
http://www.youtube.com/watch?v=8z2M_hpoPwk もう寝る
258 :
トーマス :2007/11/06(火) 04:16:02
ワードロープにはクリーニング済みのスプレッドカラーの
Yシャツがビニールに梱包されて置いてある。
身に付ける衣服はすべてランカスターウールの最高級生地
を使用したオーダーメイドだったが、どれもこれもすべてが
スタンダード。保守的でコンサバなものばかり。
トーマスはロンドンの街並みを散策してみようと思った。
ランカスター社のモードが唯一無二ではないはずだったが、
身も心もそれに慣れきっているような気がした。
どうせ夜まで時間がある。
その前にいくつかの用件を済ませておく必要があったが。
トーマスは義理の弟であるジェイムスに電話をした。
「やあトーマス。例の件だけど、ゆっくり打ち合わせする暇が
なさそうだ。とりあえず手配はしておいたけど」
ジェイムスの背後から、何か慌しい雰囲気が感じ取れた。
「すまない。クリスマス前の多忙な時に」
「そんな、兄弟で水臭いよ。でも連夜のレセプションで少々疲労
気味なんだ。パリコレが終わったばかりで、今はデザイナーの
青田買いにどこも必死だからね」
ジェイムスはランカスター社の宣伝部係長で、ポジションとしても
激務はいたしかたなかった。
「僕も20代後半はそんな感じだったよ」
トーマスは笑って励ました。
http://www.youtube.com/watch?v=gWdC-ELzfYE
259 :
トーマス :2007/11/06(火) 04:35:32
「久しぶりに会いたいなあ」
ジェイムスは時間を捻出する感じで、おそらく部下と
スケジュールを調整しているのだろう。
受話器のホールドで流れてくる音楽はビートルズの
メロディだった。
「ブロードストリート駅に近いムーアゲートストリートに
最近エスプレッソ専門のバールが出来たんだ。そこで
待ち合わせしないか?」
ジェイムスは時間を作ったらしい。
「フォーシズンホテルのティールームじゃなくて?」
「ああ。最近はコーヒーばかりなんでね。うちの部署も
イタリア製のエスプレッソマシーンをついに購入したよ」
「そういえば昨日メイフェアーにあるセガフレードで
コーヒーを飲んだな」
トーマスは思い出してそう言った。
「今日会わせるモデルも国籍不明て感じかな。エリートモデル
パリに所属してるそうだけど」
「ランカスター社は世界的なブランドだ。期待してるよ」
ジェイムスとのアポは午後三時で決まった。
トーマスは手首に軽くコロンを吹きかけると、ホテルの部屋を
後にした。
http://www.youtube.com/watch?v=Ei1Sl7RAmzw
260 :
トーマス :2007/11/06(火) 04:50:21
トーマスはロンドンのシティを歩きながら、エコノミースクール
に通っていた学生時代のことを思い出した。
今から15年も前のことだ。
あの頃は食べるために働いていたんだと、感慨がこみあげてくる。
若くて貧しかったが、気持ちは新鮮だった。
たとえば、あのポールのように。
(ロージー・・・・どうしているのか?)
再び当時の恋人が頭に浮かぶ。
別れたガールフレンドに偶然再会したこともある。
(君を忘れるために、僕は何人もの女性と夜を過ごした。
でも、ある日本当に疲れてしまったんだ。キリがないってね。
だから結婚することにした)
セレブになったかつての恋人をそう言って口説いた。
お互いの火遊びには適当な文句だと思えた。
けれどロージーには通用しないだろう。
トーマスは一抹の寂しさを覚えた。
(ひどいことをした)
http://www.youtube.com/watch?v=KuR9_kWJZgU
261 :
トーマス :2007/11/06(火) 05:05:36
ロージーはロンドンを去った。
消息は分からない。
トーマスはコーヒーショップに入って、舗道沿いのスツールに
腰掛けた。
ガラスウォール越しに、通りを行きかう女性に目を凝らした。
ロージーの顔はおぼろげで、今はもうはっきりと思い出せない。
出会ったきっかけは覚えている。
ちょうどこのあたりの地区だった。
学生の友人らとちょっとしたアルバイトを始めた。
ランチのデリバリーサービス。
フィッシュ&チップスやケバブ、ホットドッグを車で
売りに来る連中と交渉して、オフィスビルのワーカーホリック
たちにジャンクフードを売りさばいた。
マクドナルドやバーガーキングが流行る前の頃だ。
資本は体力と自転車のみ。
それほどうまみのある仕事ではなかったが、生活費にはなった。
短時間のアルバイトとしては上々だった。
いろんなオフィスの雰囲気も知ることが出来た。
そして、美しい受付嬢とも顔見知りになった。
その一人がロージーだった。
http://www.youtube.com/watch?v=NRyvkdjoxWU
262 :
トーマス :2007/11/06(火) 05:24:27
263 :
トーマス :2007/11/06(火) 05:43:23
ランカスター一族の不文律は過酷だった。
一族の血を残せない者はネグレクトされた。
トーマスは部長の地位を得て、やっと一族の仲間として
認められるはずだったが、もう何年も補佐役だった。
長い間の足踏みが続き、やがて床が抜けるように、
ロンドンからチェスターに落ちた気がした。
気分が腐っていたトーマスに、ロバートがチェスターの
町娘を宛がった時、ロージーの記憶が蘇った。
若い娘の無防備な剥き出しの裸体に、ふくよかな下腹部
に残る下着のしわ模様に、トーマスはロージーがチェスター
出身だったと思い出した。
それは一時期、トーマスの官能をひどく高揚させた。
苛立ちと怒りをぶちまける相手を見つけてしまった
ようだった。
http://www.youtube.com/watch?v=qHeF2lFO3IQ 収拾がつかんぞ、この展開。
264 :
トーマス :2007/11/06(火) 06:06:16
「私妊娠したかもしれない」
ロージーはロンドンの小さなアパートの部屋で
そう呟いた。
「僕の子供か?」
それですべて終わった。
トーマスはプライドの高い女と別れる術を学んだ
気がしたが、それは使い物にならないと思っている。
エスプレッソの口に残る苦みが、気持ちにまで滲みていく。
自分には使えないが、他の男たちは別だろう。
今日会う予定のアメリカ人は、フランス語も話す
ナイジェリア出身の黒人だった。
ちょっとした取引の手土産がわりに、パリ出身のモデルを
抱かせてやるつもりだった。
(これじゃただの女衒だな)
トーマスは嘆き悲しむ時間を持たない主義だった。
(アメリカンジゴロに衣装提供したのはアルマーニという
デザイナーだったか。あの映画の主演はリチャードギアとか
いったな。・・・・既製服か)
トーマスはコーヒーショップを後にした。
アルマーニの直営店でも覗いてみるか、そう思った。
http://www.youtube.com/watch?v=DL6VeE0Iyho 今日はここまで
265 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/11/06(火) 06:13:49
さっきニコ動でほたるの墓を見て俺は思ったんだ。 どんな理由があっても死んではいけないっことだよ。 お前等にこの深い意味合いがわかるか? 真っ先に死んだ節子はマンカス野郎だってことだ。
266 :
トーマス :2007/11/06(火) 06:14:28
267 :
ポール :2007/11/09(金) 00:32:54
ポールは工場内のトラックターミナルの端、今は使われて
いない詰め所にいた。目の前には、壊れたダルマストーブが
埃をかぶって打ち捨ててある。
ちょうど十年前、ポールは寒さにかじかむ手をかざして、
人々の話す声を聞きながら暖を取った。
イスに前かがみになって腰掛け、ストーブの上の薬缶が
あげる蒸気をぼんやりと眺めながら。
あの頃に比べたら、暮らし向きは良くなった。
将来の夢もあり、愛しい恋人もいる。
それなのに、寂しい場所から離れられない。
賑やかな笑い声は遠くから聞こえるもので、それは
いつも他人の声だった。
http://www.youtube.com/watch?v=sbFEnoITiWE
268 :
ポール :2007/11/09(金) 00:40:24
269 :
ポール :2007/11/10(土) 05:46:02
この十年、家族が一つの場所に集まったことはない。
だからポールは、一人でいられる場所を探さねばならなかった。
最初に出て行ったのは父親のリンゴだった。
どこかのパプで知り合った女と一緒に、町を出て行った。
次は兄のジョン。
フットボールの選手になる夢を断念して、18で軍隊に入隊した。
残された三人を養うためだった。
しかし一年と経たず、仕送りは途絶えた。
高校の授業料が払えなくなったポールは、父親同様にジョンも
恨んだ。
「ジョンはパパの前の奥さんの子供なの。だからジョンを悪く
言うのは止めましょう」
母親のメアリーは物悲しげに告白した。
ポールはジョンにも失望した。
そして、高校を辞めて工場で働き始めた。
http://www.youtube.com/watch?v=fsZVO--Niog
270 :
ポール :2007/11/10(土) 06:09:47
メアリーは心労で仕事が続かず、10歳の弟ジョージは
登校拒否児になった。
ポールは自分がジョンのようなスポーツや学業に才能が
ないと自覚して、母親と弟のために働くことを決心した。
父や兄に気持ちを向ける余裕はなかった。
自分にすらそうだった。
工場の流れ作業は一日中続いていたし、単調な機械の音を
聞いて過ごすとポールの心は落ち着いた。
ここ最近ポールはよく詰め所で過ごした。
考え事をする時に必要な場所だった。
しかし、何を考えていいのか、よく分からなかった。
http://www.youtube.com/watch?v=S4kBr5WWiBM
271 :
ポール :2007/11/10(土) 06:41:28
相談する友人もいない。
ポールが工場で働きだした頃、同世代の人間は
外国人が多かった。
ハルトンやノーズリーの低所得者用アパートに
暮らすインド人やジャマイカ人がほとんどで、
同級生や幼馴染は皆無だった。
外国人はコミューンを作り、言葉の発音や食事も独特だった。
ポールの扱いは彼らと同等だったが、決して仲間扱いはされ
なかった。
唯一、年長の機械工と世間話をするくらいだったが、彼らの
特権意識みたいなものは雰囲気で感じ取れた。
http://www.youtube.com/watch?v=3jw7u4f-Ujg
272 :
ポール :2007/11/10(土) 07:06:16
ポールは誰かに認めてもらいたい、仲間に入れて欲しい、
という気持ちで人々に接した。
それは、工場の管理者と労働者のパイプ役を勤めること
にもなった。
ポールは副主任にほめられることに喜びを感じ、主任の
月間目標について考えを巡らせた。
そんな彼を評価するのは、ランカスターウールカンパニー
だけだった。
昇進がその答えだったし、ポールのプライドのすべてだった。
副主任となってからは、主任に評価されることに心を砕き、
副工場長の考えに理解を深め、工場長の思想に傾倒していった。
四年ぶりに父親が出奔から戻った時、ポールは動揺も狼狽も
しなかった。自分が一家の長であると決め込んでいたし、
その自信もあった。
だから母親にも、リンゴに敷居をまたがせないと宣言できた。
ポールの言葉にメアリーは従い、ジョージは怯えて頷いた。
http://www.youtube.com/watch?v=k04KzgYRKrE
273 :
ポール :2007/11/10(土) 07:27:50
リンゴは決して彼らの住むオールドノーズリーの
文化住宅近づかなかった。
ポールの知る限り、ハルトンの安アパートで一人暮らしている
らしかった。
リンゴはもともと腕のいいレンガ職人だったし、庭園作りの
造園業にも長じていた。顔さえつないでもらえば、仕事にあぶれる
ことはない。
メアリーはビクトリアパークで働いているリンゴを見かけたと、
ポールに告げた。自分からは声をかけなかったと、憤りを訴えた。
しかし彼女は不安がっていた。
正式な離婚届を送りつける心積もりをしていた頃、彼らの住む
地区に移転問題が持ちあがった。
ランカスターカンパニーの巨大なトラックターミナル建設計画が、
行政の承認を得て、ポールたちが住む地区に決定しそうだった。
それよりもメアリーの杞憂は身近なものだった。
ジョージが父親に会いたがっていた。
http://www.youtube.com/watch?v=NcESfuXMkgE
274 :
ポール :2007/11/10(土) 07:46:59
ポールはチェスター近郊にもっと広い家を借りるつもりだった。
自分が決めれば、母親と弟は従うだけだと思っていた。
ジョージの通う中学には、発達障害児童の特別クラスがあったが、
中高一貫の私立学校についても考えていた。
もちろん、母親の要望もかなえたいし、自分の通勤も楽になれば
いいと思っていた。
しかし大家と借主の契約を結んでいたのはリンゴだった。
行政がらみの立ち退きとなれば、補償金の当てもできるし、
その交渉も必要になる。
メアリーと仲の良い近所のおかみさん連中は、ここぞと
ばかりごね得を目論み、夜毎集会を開いていた。
ポールは引越しもままならないと気づいた。
http://www.youtube.com/watch?v=axpuVLQ_m4w ああキリかねえ
275 :
ポール :2007/11/10(土) 07:59:14
276 :
ポール :2007/11/10(土) 22:53:53
火災によって死亡者が出ると、オールドノーズリー地区の火事は
放火魔の仕業だと噂された。
社会問題になる前に、行政とランカスターウールは、地区の住人と
の移転交渉を始める。
多くの住民が好ましい待遇を得て、離散していった。
リンゴは補償金によって、チェスター郊外に一戸建ての持ち家
を得た。典型的な焼け太りだった。
ポールは何ら手にすることなく、被災者用のアパートを追われた。
母親とジョージは一時的という条件で、リンゴの家に住むことになった。
ポールは一人チェスターのアパートを借りた。
http://www.youtube.com/watch?v=cqOKvonLrH8
277 :
ポール :2007/11/10(土) 23:07:58
ランカスターウール社のトラックターミナルの建設が
開始されて間もなく、16世紀の古い墓所の存在が
確認される。しかし、歴史的な調査もされず、そのまま
基礎工事は続行され、関係者の一部が知るのみで終わった。
当然ポールも知る由はない。
彼はさらに仕事に没頭し、家族とは疎遠になっていく一方だった。
まるで家族などなかったと感じるようになると、甲斐甲斐しく世話
を焼きたがる母親さえ疎ましかった。
ある日の夜、街の繁華街のパブから肩を組んで出てくる
リンゴとジョージに出くわした。
http://www.youtube.com/watch?v=be8wgJlYLBo
278 :
ポール :2007/11/10(土) 23:27:38
ポールはその場から身を隠した。
メアリーから、ジョージが父親と一緒に仕事をしている
という話は聞いていた。造園業の仕事だという。
自分になつかなったジョージが、楽しげに父親と笑いあっている。
内向的な性格で、部屋に引きこもって音楽ばかり聴いていた
あのジョージが、千鳥足で歩いていった。
ポールは屈辱と侘しさで、胸が張り裂けそうだった。
家族から捨てられたのは自分だと思った。
この代償はない。やがて瑕疵となり、いつか自ら幸せな家族
を作るという夢に取って変わった。
母親だけが赦しを得る必要があるとわかっていた。
http://www.youtube.com/watch?v=_xf5ZlTlrgw
279 :
ポール :2007/11/10(土) 23:45:12
ポールはメアリーに泣きつかれて、一昨年のクリスマス
をリンゴの家で過ごすことにした。
家族が生きていることを許せなくなる気がして、彼自身
恐ろしくなったのだった。
それに彼は、ランカスターウールの第4工場の工場長
になっていた。
自分自身の気持ちよりも、社会人としてふるまうことが
重要だと感じた。
そして何よりも、いつか母親にパティを紹介したかった。
それまで、家族の体裁は残しておくべきだと思った。
http://www.youtube.com/watch?v=s_4mtJPyYow
280 :
ポール :2007/11/11(日) 00:14:01
イブの前の週、ポールはジョージとパプで会った。
「今は快適だよ、ポール」
咥えタバコでビリヤードのキューを突きながら、ジョージ
はこともなげに言った。
「でも親父は資格を取れとか言ってる。職業訓練校に行けって」
ポールは何も言えずに、苦いだけのギネスを煽った。
酔っ払って母親を殴るリンゴへの嫌悪感から、ポールはアルコール
が嫌いだった。それでも、気持ちを酔わせておかなければなら
なかった。
「兄貴が酔っ払うなんて、信じられねえな」
「俺はおまえとまともに会話してんのが信じられん」
二人は肩を抱き合って笑った。
ポールは酩酊した頭で、家族でクリスマスを過ごすのも悪く
ないかもしれないと思った。
http://www.youtube.com/watch?v=QVdhZwK7cS8 また来週
281 :
ポール :2007/11/20(火) 22:04:31
騒々しいパプを出て、ポールはジョージを自分のアパートに誘った。
週末はパティが訪ねてくるので、なるべく弟を部屋に上げたくなかったが、
血を分けた兄弟にそんな理由は通用しない。
「驚いたな。兄貴がこんな綺麗好きだなんて」
ジョージはダイニングを見回してそう言った。
「やっぱり彼女が掃除に来るのか?」
ポールは母親にしか告げていないと思い、少し裏切られた
ような気になった。
「いやあ、すごい美人じゃないか!」
壁に貼ってある写真を見つめて、ジョージは感嘆の声を上げた。
「何て名前だい?」
ポールは冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターをピカピカの
グラスに注いで弟に差し出す。
「パティ。オースティン工場長の娘だ」
ふーん。ジョージはそう言うと、他の写真も熱心に見つめた。
http://www.youtube.com/watch?v=Oyck6zyDCMM&feature=related
282 :
ポール :2007/11/20(火) 22:23:48
「家が燃えちゃっただろ。数少ない写真も灰になっちまったんで
、彼女がいっぱい写真を撮ろうっていうんだ。」
「もともとオースティンさんの趣味で、パティもハッセルブラット?
とかいうスウェーデン製のカメラで写真を撮るのが好きでさ」
ジョージは上の空で一枚の写真に見入っていた。
「これもパティ?」
「ああ。彼女が小学生の頃かな」
「女って変わるもんだなあ〜。で、年はいくつ?」
「19だからおまえと同じか」
「チェスターに住んでたんだよね。どっかで見た気がする」
「いや、地区が違うから、学校も違ったそうだ」
「うん。小学校じゃなくて、学園の方。そこの生徒じゃなくて、
中にある児童相談所に来てた女の子。何か似てる」
ポールはパティからそんな話を聞いたことはなかった。
「この赤いフレームのメガネ。がり勉の委員長みたいな感じ?」
ポールは弟の話に耳を傾けた。彼は確かにパティみたいな女の子
を知らない。工場で見知ったのはパートタイマーの主婦や、同世代
ならとても警戒心の強い、アジアやアフリカ系の女の子くらいだった。
http://www.youtube.com/watch?v=6EZ9h9gZ0wA&feature=related
283 :
ポール :2007/11/20(火) 22:53:27
「学園に通ってた頃、昼休みによくフットサルやってたんだ」
ジョージはテーブルのスタッキングチェアに腰を下ろすと、
グラスの水を一息に飲み干した。
「みんな発達障害の問題を抱えてる奴らで、まともなゲームに
なりゃしない。俺は兄貴たちとよく遊んでたから、ルールは
ちゃんと知ってる」
ジョージの言葉でジョンのことを思い出し、ふとポールは
誰もいないとドアに視線を向けた。そんな気の迷いに気づかない
ジョージは自分の話を続けていた。
「メガネの女の子は三日続けて俺らを見に来た。校庭のベンチに
座って、その悪ふざけみたいなもんをじっと見てたんだ」
弟が兄とボールを蹴って遊んだ姿をどうしても思い出せない。
ポールは良いも手伝って、ジョージの話を追えなくなった。
「俺はその女の子に聞いたんだ。こんなの見て何が面白いのかって」
そのパティは答えたらしい。
「面白くなくちゃいけないの?」
http://www.youtube.com/watch?v=Z04r_tlWdRs&feature=related ああめんどくせええええ
284 :
ポール :2007/11/20(火) 23:32:14
ポールはそれがパティではないと感じた。
そんなことを言う彼女を想像できなかっただけかもしれない。
ジョージは何も言い返さないポールに、自分の話が立ち消えた
気がした。
「でも、このメガネの女の子がこんな美人になるとはねえ」
ポールは気まずくなりかけて、言葉をつないだ。
「そんなこと言うんだったら、おまえも変わったよ」
アパートには食前酒の赤ワイン一本しかなかった。
ポールは自分の話題に向けるタイミングで、小型のキャビネットから
ワインを取り出した。
「やっぱり親父のせいか?」
ポールはいつものように、グランベリージュースで甘ったるい
カクテルを作り、ジョージに手渡した。
「うーん・・・なんて言ったらいいのかな」
グラスのカクテルを半分ほどあけると、ジョージはワインを勝手に
注いだ。
「俺は親父が帰ってくるのを待ってただけなんだ。親父を信じて」
弟はまだ10歳だったとポールは思う。
「親父が出て行った夜にさ、俺の耳元で言ったんだよ」
ポールは15歳だった。
「ちょっくら一仕事片付けてくる。いい子にして待ってろってよって」
ジョンは18歳で、地元のサッカークラブチームの練習生だった。
「おふくろや兄貴たちは親父が帰ってこないと決め付けてただろ。
みんな絶望的になってさ。確かにママは病気で倒れるわ、ジョンは軍隊に
入るわ、兄貴は工場で働きだしたり。うん。そんな雰囲気だった。みんな
あの家から出て行って、俺は一人ぼっちだった。でも俺はガキだったから、
親父を信じるしかなかったんだよ。疑うことができなかった」
(おまえはあいつがママに手を上げたのを覚えてないのか?)
ポールはそう言いかけたが止めた。弟が必死にしゃべっている姿に、
言葉がでなかった。
http://www.youtube.com/watch?v=mFAHVIyhtb0&feature=related カオスと化してきたな
285 :
ポール :2007/11/21(水) 00:06:06
「でも3年待つのはきつかった。親父を信じてるのは俺だけ
だったし、もう奇跡を待つみたいな気分だった」
(おまえはあいつが女と浮気して家族を捨てたこと知らなかったのか?)
「俺は誰とも口をききたくなかった。学校や近所から陰口叩かれてる
みたいだったし、ママは何も教えないしね」
(それでお前は口を閉ざして学校を放り出されたのか?)
「家も学校も嫌になって町をぶらついてたんだ。不良連中とつるんでた
わけじゃないよ。そんなことしたらママが悲しむし、問題を起こせば
ジョンがプロ選手になれないって言われてたから」
あの頃家族の気持ちはバラバラになっていた。
でも一つにまとまったことがあったのか?とポールは思う。
「チェスターのダビーストリートに中古のレコード屋があったんだけど、
そこに入り浸ってた」
ポールは家族団らんの光景を記憶の中から手繰り寄せようとした。
酩酊した頭では一向に覚束ない。
「頭のおかしなオヤジが店主だった。客なんかほとんどいない。
自分で勝手に今週のベストテンとかでっち上げて、わけのわかんない
チャートを作るのが趣味だった。ハイドパークのホームレスが選んだ
ベストテンとかさ」
http://www.youtube.com/watch?v=TvcUcsYjoMU 何かおかしいな・・・止める
286 :
俺様PV :2007/11/30(金) 05:22:50
面倒くさいことやってるなあと思いつつ、完結しなけりゃと
いうプレッシャーはある。もっと手短な話ショートストーリーで
終わらせるつもりがこれだ・・・・
起承転結でいうと承あたりか。スティーブンキングのグリーンマイル
見たいにならないかなと思っているんだが、毎日やんなきゃだめだな。
集中力が持続しない。それにつけても時間がほしいなと。
あまり楽しい話じゃないし、エンディングだけは頭にあって、それに
必然性を持たせるためにぐちゃぐちゃ書き連ねている有様です。
て、誰に言ってるんだ?
http://www.youtube.com/watch?v=x__1sqoxoag
287 :
俺様PV :2007/11/30(金) 05:32:11
288 :
俺様PV :2007/11/30(金) 05:36:57
289 :
俺様PV :2007/11/30(金) 05:58:36
290 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/03/07(金) 20:33:13
age
291 :
ゴリラレディオ :2008/06/25(水) 18:35:11
ついでにあげw
292 :
J注意報 :2008/06/26(木) 23:49:00
Jが電波飛ばしてます Jが電波飛ばしてます くれぐれも関わらないように
293 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/04/16(木) 04:41:30
あげ
294 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/06/06(土) 03:55:16
しんのすけ 「おねえちゃん、何をやってるの?」 真希波・マリ・イラストリアス 「タイヤの空気圧の確認よ。空気圧でタイヤの性能が大きく変わるわ。」 しんのすけ 「んじゃ、おねえちゃんのおっぱいのエアチェックをしてみたら?」 真希波・マリ・イラストリアス 「くぬ〜っ!ガキン!プシューッ!!」
パンク修理キットもなく、スタンドまで持って行く時には刺さった釘を抜かずに静かに走ること。 下手に釘を引き抜くと、その場でタイヤがぺったんこになるぞ。 釘やネジなどを見つけても下手に引き抜かない。 刺さった角度がわからなくなるため、修理が不完全になる他、 空気が一気に抜けてその場で動けなくなる。
自転車用タイヤなど、内部にチューブが入ったチューブタイヤの場合は、釘が刺さると、すぐに空気が抜けてしまうため、すぐにぺっちゃんこになる。 自転車でパンクしたのは何度か経験している。 釘やガラスの欠片などを踏んだだけで、すぐにぺっちゃんこになるため、「あ゛ぁ〜、こんな時にタイヤがパンクなんて…。」となる。
301 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN
本名は木村朋史 1973年3月7日生まれ 童貞 高卒 職歴なし 統合失調症 生活保護不正受給中 その金で風俗通い発覚 風俗嬢や町で見かけた女子高生のストーカーすること多数 その金でAKBに貢ぎまくり その金で映画のブルーレイを買い漁るが開封して見ることはない 現在はAKBに夢中なのでレンタルを借りてくることすらない 少し前までAKBが大嫌いで貶しまくり 得意技は掌返し ロックが嫌い しかし重度のロキノン厨 女々しい自分を変えるためにHIPHOPを聞きはじめた 禁煙することを定期的に報告するが1日も持ったことはない 性格が物凄く悪い 物腰は低いが自分を受け入れてもらえなかったり自分の意見が通らないと豹変 コテの個人情報を流して誰からも相手にされなくなる コテを脅迫して2ちゃんを強制的に引退させる コテの趣味を否定して嫌われること多数
スレタイ全然関係ないアホスレばかり
圧縮空気だめの容量が少ない空気圧縮機の場合、連続して使うと、すぐに込め不足状態になる。 込め不足状態になった場合は、一旦止めて、圧縮空気を込め直す必要がある。 込め不足は、エアブレーキ、自動空気ブレーキでは致命的で、ブレーキの効きが悪くなったり、 場合によっては、ブレーキがまったく効かなくなる。 このため、エアブレーキを使う際には込め不足にならないように注意する必要がある。