1 :
優しい名無しさん :
2011/10/03(月) 21:42:08.90 ID:QTplSGdV “愛を注ぎ込まれた「脳の道具箱」は鬼に金棒” “愛がなければ目の前にチャレンジしようという欲求さえ生まれてきません。” 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」 茂木健一郎 PHP p200より
2 :
優しい名無しさん :2011/10/04(火) 02:48:26.57 ID:g/7Oi8pQ
3 :
優しい名無しさん :2011/10/04(火) 20:06:43.89 ID:UmalotHj
「不安の力」五木寛之 集英社文庫 p236 “この世でただひとりの存在である自分 人間は必ずどこかで、生きていることの不安定さ、生命のもろさというものを 感じています。こころで感じなくても、あるいは頭でそれを理解しなくても、 肉体で感じている。その感覚を覚えている。そういう感覚に耳を澄ませることが 大事なのではないか、という気がしてしかたがありません。 これは当然のことながら、病気ということとも結びついてくるわけです。 体の発する声に耳を傾けよう、というのは、ぼくのもう三十年来の長いテーマです。 体は必ず自分に向けて語りかけてきます。睡眠不足でこれ以上は保(も)ちませんとか、 気圧が下がってきて血管が拡張しかけているので要注意ですとか、いろいろな 声が聞こえてくる。 ぼくらは、その語りかけてくる内面の声なき声のようなものに、もっと耳を澄ませる べきなのです。それを聞く耳を持たないということは大きな問題だろう、という気が ずっとしていました。ぼく自身、病院のお世話にならずに健康を維持するために、 体の発する声に耳を傾けるということを大事にしてきたのです。 体は、人間の生命が有限であるという感覚を得ると、何かパルスを発して その人に語りかけてくる。それに真摯に耳を傾ける必要があるのです。 『こころ・と・からだ』のなかでも何度も書きましたが、ぼくらは死と隣り合わせの 生というものを生きています。そして、自分が健康でなくなるのではないかという 不安、病気への不安を強く持っています。 そのため、ガン保険とか、積み立て式でない保険にはいるとか、みんないろいろな ことをしています。” “しかし、ぼくは健康のありかたについても、治療のありかたについても、 一人ひとり違っているべきだ、と思うのです。地球上に六十三億人の人間がいるならば、 本当は六十三億通りの治療法が健康法があるべきなのです。ただし、実際には そこまで細かく対応することが不可能なので、平均値で考えている。 六十三億人を全部平均して、同じタイプの人間だと考えなければ、治療などはできません。”
4 :
優しい名無しさん :2011/10/04(火) 20:26:01.01 ID:UmalotHj
p239 たとえば、売薬の用法や用量などを読むと、便宜上、「十五歳未満」「十五歳以上」 というようにして子どもと大人のあいだに線を引いている。そして、子どもは 大人の用量の半分、とか書いてあります。 しかし、体重が三十九キロしかない大人もいれば、子どもでも八十キロの人が います。その人の年齢とは関係なく、一人ひとり体重も違えば体型も違っています。 もちろん、DNAも全部違う。それだけ違っているにもかかわらず、共通点だけを 探してそこに対して処方するというのは、どう考えても無理がある。 そうすると、病気の治療などできない、という話になってきます。とりあえず スタンダードな基準を決めておいて、その基準で治療するのが現実的だ、と言われればその通り。 では、どうするか。やはり自分の体は自分で面倒をみて、できるだけ治療は 受けない、ということになってくるわけです。非常に乱暴で無茶なことを言っている ようですが、ぼくがほとんど病院へ行かないのも、できるだけ化学的な薬を 飲まないようにしているのも、そのためです。 紀元前六百、五百年のむかし、ゴータマ・シッダールタという青年が生まれました。 いまは釈尊とか釈迦と呼ばれている仏教の創始者です。 そのゴータマ・シッダールタは、生まれるとすぐに七歩歩んで、「天上天下、唯我独尊」と 言ったという。もちろん、これは伝説のたぐいですが、ぼくは最初、この 「唯我独尊」という言葉の意味がどうもよくわかりませんでした。なんとなく、 「この世でただ自分ひとりが尊いのだ」と言っているように思えてしかたがなかった からです。 この言葉の解釈はいろいろあります。いま、ぼくはこの言葉を 「世界中に自分という人物はたったひとりの存在である、そのことのゆえに価値があるのだ」 と受け取っています。 つまり、「唯我独尊」という言葉は、自分が自分だけの人間であって、 ほかの人とは違う人間であるということを伝えているのではないか。 そのことをぼくらはしっかり認識する必要がある、と思うのです。 自分という人間は誰とも似ていない。母親とも父親とも違っている。 顔は似ていても、体は違う。そして、昨日の自分は今日の自分ではないという ことです。それがじつはとても大事なことではないか。 子どものころは腺病質で扁桃腺が腫れてばかりいて、体が弱いと思われていた 人が意外に長生きしたりします。若いころはスポーツをやっていて、アメリカン・ フットボールのキャプテンまでやっていたのに、体をこわしてあっけなく亡くなる 人もいます。 これは、昨日の自分は今日の自分ではない、ということがわかっていない、という ことだろうと思います。 自分は他人とは違うということと、今日の自分は昨日の自分ではなく、明日の 自分でもないということ。その刹那に生きている自己、刹那に生きている命 というものを、もっと真剣に考える必要がある、と思えてしかたがありません。 そして、結局のところそこから出てくるのは、人間には一般的な 健康法などないということです。”
5 :
優しい名無しさん :2011/10/04(火) 20:39:17.93 ID:UmalotHj
p244 “自分は他人とは違う。「唯我独尊」なのです。 人間の値打ちというのはどこにあるのでしょうか。それは、ほかに似た人が いないということです。何かをしたから値打ちがあるとか、何かをしないから 値打ちがないとかいうことではありません。とにかく希少価値があるということ。 たったひとりの自分だから値打ちがある、と考えればいい。ほかに類がない ということが、この世にあってひとつの値打ちなのです。 たとえば、ピカソの絵を見たときに、オリジナリティがある、独創性があって 素晴らしいと考えます。オリジナリティというものは力です。こういう絵を描ける人 はほかにはいない、という人がいたらその人は天才です。誰とも似ていないということが、 その人にとってのすごい存在理由なのだと思う。 そうは言うものの、誰とも似ていないということを不安に思う人が多い。 みんなと同じように、というのがいまの時代の合言葉ではないでしょうか。 そのため、雑誌やいろいろなメディアは、いまはこうあるべきだ、健康に なりたいならこうしなさい、ということをさかんに言う。その時代の流行 に乗っていないと不安だ、という人も多いでしょう。でも、それは間違っていると 思います。「犀(さい)のごとく独りゆけ」というブッダの言葉をくり返し思い出します。 群れをなさず、ほかの仲間となれ合わず、ゆっくりとある方向へ向かって歩いていく 犀(さい)の姿。それは、なんとなく、人間が生きる大事な姿勢を表しているような 気がしてなりません。 たしかに、みんなと一緒、同じなら寂しくないかもしれません。島国に住む 日本人は、これまでムラ社会のなかで折り合って暮らしてきました。それでも、 やはりそういうことから離れて、自分はひとりだ、と考えることが大事なのです。 「唯我独尊」で生まれてきたのですから、生きかたも死にかたも一人ひとり違って いていい。自分のオリジナリティというものを選べばいいのです。そう考える ことで、犀のごとく独り歩んでいくエネルギーがでてくるのではないでしょうか。”
6 :
優しい名無しさん :2011/10/04(火) 20:40:24.67 ID:UmalotHj
※唯我独尊(ゆいがどくそん)
7 :
優しい名無しさん :2011/10/04(火) 21:00:29.53 ID:UmalotHj
『「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著]茂木健一郎[訳] 三笠書房 p164 幸せを呼ぶ「脳の使い方」12 身体の声に耳を傾ける 「幸せの国の百人」は、いつも身体の声に注意深く耳を傾けるようにしています。 「そろそろ休みたい」「もっと水が欲しい」「風呂に入りたい」「運動したい」など、 身体の欲求を知ることは、自分を慈しむことであり、誰でもすぐに身につけられる 幸せの習慣なのです。 私たちの身体はいつも、今何をすればいいかを的確に知っているものですが、 ついうっかりその声を無視しがちです。 身体を気にかけてやり、尊重していれば、身体は私たちにとって、 “かけがえのない友人”になってくれることでしょう。 ☆目をつぶったとき、何が聞こえてくるか まず、いつも自問してください-------「これは私の身体が本当に求めていることだろうか」と。 「私の身体は何を食べたいのだろう」 「私の身体は今リラックスしたいと思っているのではないだろうか」 「エネルギー補給するために、私の身体は何を欲しているだろう」 きちんと耳を傾ければ、あなたの健康と幸せのためにいったい何がベストなのか、 身体はいつでも教えてくれます。 そのときこそ「心のGPS」が役に立ちます。今計画していることが、 エネルギーを拡大させるのか、あるいは縮小させるのか、身体の声を 聞いてみてください。 作家でありセラピストでもあるマーサ・ベックによれば、人は身体の声を聞く ことによって「心の年齢を逆戻りさせる」ことができるのだそうです。 ベックは、たとえ受け入れたくないことであっても、自分の身体に何が 起こっているかを知ることが大事だと言いますが、多くの人にとっては身体の 老化を認めるのはつらいことであり、なかなかそれができないようなのです。 「あなたが今感じていることを拒絶するのではなく、すべてを受け入れるのです。 そうすれば、身体の声が聞こえてきて、身体が何を求めているかがわかります」 赤ちゃんやペットの世話をするときの気持ちを想像し、それと同じ優しさと 愛情を自分の身体にも注いであげると、脳の中の若々しさを司る部分が活性化します。 歳をとってもなぜかとても若々しい人と、ぐっと老けこむ人がいますが、 それはどれだけ自分の身体に愛情を注げるかにかかっているのです。 自分のことが嫌いでいつもシワを気にしてばかりの人は、ますますシワを増やします。 逆に、身体の言葉を理解し、自分に優しく接すれば、たとえちょっとシワが増えようと、 いつまでも気持ちよく輝いて暮らしていけるのです。 さて、次のエクササイズで自分の身体の声を聞いてみてください。今、 あなたの身体が求めていることがわかります。自分に優しくすることは、 脳をいたわることとイコールです。”
8 :
優しい名無しさん :2011/10/04(火) 21:33:01.53 ID:UmalotHj
茂木健一郎著「ピンチに勝てる脳」集英社 p178 “自分の人生について、何らかの意味をそこに見いだそうとしているときというのは、 たいてい不調な時期であることが多いものです。今から振り返ってみても、 「ああ、あのときは不調なときだったな」と思う時期が僕の中でも 何回かあります。大学で物理学部を一度終えてから、再び法学部に入ったとき などは、その典型的な例です。 「なんで俺は物理をやっていたんだろう」 そう思い、法学部に行ったら行ったで、 「なんで俺は法律の勉強をしなくてはいけないんだろう」 とグルグルと悩んでいる。なんとも非生産的な時間です。たいていそんなことを 考えている時期というのは、精神的に不調の真っただ中にいるものです。 ただ、不調なときには不調なときでやるべきことがあるものです。 たとえば映画を見まくったり、本を読みあさったり、何かにとりつかれたかのように オペラに通い続けたり。そのときは悶々と悩みながらも過ごしたことが、 あとになって役に立つのです。それについては、僕の人生を振り返ってみても 確信が持てます。自分の価値観や世界観がその間に培われるのですから。 あるいはそれこそが、脳のオペレーティング・システムが書き換えられている 時期なのです。この作業にはそれなりの時間がかかると先に述べましたが、それは 自ら求めなくても、このような不調なときに自然に行われるものなのです。” p179 考えるよりも行動するほうが、何かを生み出します 人生の意味を問うのはときどきでいい 人生の意味を問うのはときどきでいいと僕は思っています。 数字にするならば、一パーセントくらい。あとの九十九パーセントは 踊っていればいい。「これをすることに意味はあるのか」 「そもそも生きていることに意味はあるのか」 生きていれば人間誰しも、このような問いに自らとらわれてしまうこともあります。 その悩み自体が意味のないことだとは思いませんが、気をつけるべきは このような問いには答えがないということです。考えて考え抜いた末に、 画期的な策や答えが出るならばいいですが、そもそも誰にとっても答えが 用意されていない問いを繰り返しつづけることは時間の無駄にもつながります。 だとすれば、考えるよりも行動するほうが、まだしも何かを生み出します。 たとえば「今の仕事に意味はあるのか」というような問いも、答えが 出なければ「とりあえずお金にはなるからいいのだ」と考えるほうがいい。 お金は大切です。どんなお金であれ、やってくる機会を大事にしましょう。 マネーロンダリング(資金の洗浄)という言葉がありますけれども、お金は、 もうけた時点でもうロンダリング(洗浄)されていると僕は思っています。 ひとたび手にすれば、自分次第でいくらでも美しく使える。”
9 :
優しい名無しさん :2011/10/04(火) 21:51:48.99 ID:UmalotHj
p180 お金のことを考えるのは品のないことだと思っている人もいるようですが、 僕はそうは思いません。そもそもプロは、お金をもらえなくてはプロとは呼べません。 お金を人生の第一義におくのはどうかと思いますが、お金を馬鹿にしたり、 必要以上にお金の価値を下におく必要もありません。お金があることにより、 その人ができることの範囲はぐんと広がるのですから。自分が使わないのであれば、 親を旅行に連れていくのでもいい、社会に役立てるのでもいい。 実際お金がなくて日々の糧にも困るようになったら、人生の意味どころではなくなります。”
10 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 04:04:10.30 ID:n0EhNue3
くたばれオナニースレ。おまえらイカレテルゴミ
11 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 05:41:50.79 ID:MJGPCi1x
>>10 お前ら、って、、、今のところ書き込んでるのスレ主の私だよ。
>>2 は違うけど。
12 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 05:43:29.44 ID:MJGPCi1x
私、漫画は好きだけど、活字だけの本を読むのは読書苦手。でも、 本を読むことって大事だと思う今日この頃です。
13 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 05:43:55.95 ID:MJGPCi1x
間違えた。活字だけの本を読むのは苦手。
14 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 05:44:43.05 ID:MJGPCi1x
本の内容がスラスラ頭に入ってこなくてもとりあえず読み進めるのがコツらしいです。 誰かから聞きました。
15 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 05:47:11.07 ID:MJGPCi1x
市川拓司著「いま、会いにゆきます」もいいよ。 今図書館で読んでる途中です。そういえば学生時代の方がいろいろな本を読んでたな。 卒業後は読まなくなった
16 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 05:49:50.84 ID:MJGPCi1x
ゴールズワージー著、渡辺万里訳「林檎の樹」新潮文庫は 高校の時に読書感想文を書いた。 いい本だった記憶があるので又読み返したい。
17 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 06:01:37.81 ID:MJGPCi1x
最近「読む力」がついてきた気がする
18 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 08:10:13.99 ID:9InmakC0
逆に考えるんだ、「あげちゃってもいいさ」
19 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 08:33:39.29 ID:MJGPCi1x
「ピンチに勝てる脳」茂木健一郎著 集英社 p83 “インターネットの登場で世界の倫理や常識が日本の中にも届くようになってきた 21 これからは自由人には楽しい時代になる これからは「ピンチをチャンスに」変えていく自由人にとっては、面白い時代 になるでしょう。やっとそういう時代になったのです。 日本ではいまだに、「権威」に弱いところがあります。 「本を書くなら○○出版でないと」、そのようないい方をしている人が いまだにいることに、先日僕は驚いたばかりです。 「内田樹(たつる)さんは面白い」という話をしていたところです。 「でも彼は○○出版からまだ本は出していませんよね」という答えに、 僕は「えっ?」と数秒間絶句したものです。いまだにそういう考え方が 残像のように生き残っていたのか、という驚きでした。”
20 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 08:38:40.29 ID:MJGPCi1x
p69 “たとえば現在の日本社会で、「負け組」といわれているような人たち。 一見して社会の落伍者。でも彼らは逆に世界的な視点で見れば、オリジナルな 生き方を選んでいる個性的な人かもしれません。”
21 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 10:42:27.62 ID:YEl9X9nc
モルダー、あなた疲れてるのよ
22 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 13:39:41.18 ID:9InmakC0
お母さんは、ぼくを許してくださるだろうか
23 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 16:33:44.72 ID:MJGPCi1x
「脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 PHP p195〜p197 Brain & Life 70 “複雑な世の中で決断力を磨く脳のメカニズム 最後にどのようなバブルを起こすべきか、決断に迷っている人もいると 思います。では、どうすれば決断力を磨くことができるのか?自分が選んだ 道がすべて正解だと思えればいいのですが、現実にはそんなことなどあり得ません。 失敗したなと悔やんだり、また元の道に引き返したり。人生はそのくり返しです。 しかしどうなるにせよ、僕たちは決断をしていかなくてはなりません。 二股に分かれた道どころか、実社会には、何通りにも枝分かれした道があります。 迷いながらも、どこかに決めなくてはならない。即断即決できる人もいれば、 優柔不断でなかなか決められない人もいるでしょう。この違いはどこから生じる のでしょうか。 優柔不断であることを周囲のせいにしたり、あるいは性格だから仕方ない と諦めている人も多い。 でもそれは間違いです。脳の中にある意思決定の回路。これを鍛える努力を しているか否か。つまりどんな神経回路でも、使えば使うほど鍛えられるもの。 それは性格や才能などではなく、日頃の訓練によるところが大きいのです。 人間はいろんな経験を積むと、その体験が側頭葉に蓄えられていきます。 それをもとに意思決定をしたり判断をするわけです。ただ、それだけであれば 歳をとって経験を積めば、みんなが素早い意思決定ができるはず。 ところがそうはなりません。単に経験を積むだけでなく、やはり意思決定の回路 を鍛えることが大切です。他人に決めてもらうのではなく、自分で考えて 判断を下すという訓練。その積み重ねこそが決断力には必要です。 よくいわれるのは車の運転です。自分でハンドルを握っているドライバーは 道をよく憶えています。それは常に道を憶えようとする脳の道を憶える記憶神経回路 が働いているからです。実際にニューヨークのタクシー運転手の脳を 調べてみたところ、道を憶える記憶回路が発達していたのです。 ところがいつも助手席に乗っている人は、ほとんど道を憶えていません。 要するに脳の道を憶える記憶回路が働いていないのです。同じ時間、 同じ道のりを体験しているにもかかわらず、ドライバーと助手席の人とでは 記憶がまったく変わってくる。これは記憶力の差などではなく、使う神経の差 なのです。 そのような意味でも、カーナビゲーションに頼らず、自分の道を 自分で探して自分で判断していくことが、脳にとっては大切なのです。 ましてや人生にはナビゲーションシステムなどありません。自らの道を 自らで選ぶ。人生の助手席に座って他人の人生を生きるのではなく、 たとえ道を間違えたとしても自分が主体となってハンドルを握る。 その意思決定にこそ、脳、そして人生の喜びがあるのです。”
24 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 16:42:38.07 ID:MJGPCi1x
「脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 PHP p188 “われわれ日本人はこれから非常に不確実な状況の中に投げ込まれていくでしょう。 そこで一番大事なことは「人生には正解なんてない」ということをなるべく 若い時分に身をもって知ることです。それが分かれば、人生のほとんどの 問題が解決したといってもいい。 世の中には、元気な人がいればそうではない人もいるかと思います。 そこで脳がどれくらい、今調子がいいかということを簡単に識別する方法が あります。それは何かというと、不確実性を楽しめるか、それとも 不安で逃げたいと思うかどうかということです。 不確実性を楽しめている人の脳は健康であるといえます。この不確実性 を楽しむためのひとつの処方箋がバブルということなのです。 人生というのは限りない往復運動です。一度は感染してみないといけない。 そうしてそこから戻って来ればいいのです。あなた自身の「バブル力」に 目覚めてください。 たとえば友だちとのつきあいでも、友だちの魅力に感染してみるといい。 学問であれば、経済学でも国際貿易論でもフランス文学でも思い切り熱中すればいい。 それで戻って来る。そういうことをくり返していると、脳の中にその不確実性に 適応するための筋肉ができてくる。ぜひその筋肉をつくってほしいのです。”
25 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 16:49:56.22 ID:MJGPCi1x
「脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 PHP p187 Brain & Life 66 “人生とは、限りない往復運動。失敗しても戻ればいい 試験勉強をするというのも、脳の中にある種のバブルを生むことです。 つまり、今、目の前にある課題に自分の脳の注意資源を全部振り分けるということ であり、とにかく集中しなければいけないという状態です。 就職活動も、たくさんバブルを起こさなければいけないのです。 就職志望先を心から好きにならなければ結果としてうまくいきません。 一種の恋愛状態のようなもので、徹底的に恋焦がれ、思い切り揺れ動いたほうが うまくいくのです。熱が冷めたら戻って来ればいい。そのくり返しです。 「私は一度好きになってしまうと戻ってこられません」という人は 少し困った人です。もしかすると、まだまだ熱狂が足りないのかもしれない。 振幅が大きければ大きいほど、反動で必ず戻ってこられるというものです。 それがバブルから「学ぶ」ということです。 要するに一七九頁のグラフのような活動は、実は僕らの生命原理において 欠かせないものなのです。その時の、切れ味、エッジの立て方、つまるところ グラフの急激な上昇が、人生の醍醐味であり、心の若さというものでは ないのでしょうか。”
26 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 16:50:19.70 ID:MJGPCi1x
27 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 16:54:13.56 ID:MJGPCi1x
>>25 ちょっと違うか、「集中しろ」ってことかな
28 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 16:54:45.88 ID:MJGPCi1x
私はネット中はテレビ消して集中してやってます。
29 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 17:16:51.44 ID:MJGPCi1x
『脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著]茂木健一郎[訳] 三笠書房 p14 訳者のことばより “●脳が「ダイナミックな変化」を起こす! 絶対に見逃してはならないポイントは「人は変わることができる」ということ。 これは脳科学でも実証されています。 多くの日本人は「人は変わらない」という理論が好きです。たとえば、 血液型で人を分類して「A型は結局こういう人」という運命論や宿命論で 自分を決めつけるといった類(たぐい)です。 あるいは、「日本人が英語をマスターするためには、○歳までに始めないとダメ」 とか「○歳までにピアノを習っておかないと絶対音感は育たない」など、 何事においても「限界説」が幅を利かせています。 しかし、脳科学から見ると「人は変わることができる」ということこそ事実です。 この事実を活かすことで脳は感情や記憶の中心となる回路をつくり変え、 身体全体にダイナミックな変化が起こるのです。 「自分はこのままだ」と思うことは、あなたとあなたの脳を息苦しくします。 「私はなりたい自分になれる」と信じること、希望をもつことこそが、 あなたのこれからの道を大きく拓きます。 この本は、読めばちょっとした驚きの連続かもしれません。 「こんなに楽観的でいいのかな」と周囲に思われるかもしれませんが、 それでいいのです。そんなあなたが、結局一番おもしろい人生を歩んでいけるのです。 芋虫が蝶になるような変容をする----その変化を自分にも起こすことから すべては始まります。 あなたもこの本の「素晴らしい幸運をつかむ力」を活かしてください。”
30 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 17:40:46.03 ID:MJGPCi1x
「脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 PHP p106 Brain & Life 35 “脳はバランスよく使えば疲れない このように、利き腕も利き目も脳が支配している領域です。 一般的に、右利きの人は左脳領域である論理的思考が得意で、 左利きの人は右脳領域である芸術分野や直観力に優れているという傾向が あるといわれます。ですから、利き目を知るのも自分という人間を知る術の ひとつです。 僕は日頃から、脳をバランスよく使うことを心がけています。 右利きならば身体の右側の神経が発達しているわけですから、あえて左の 神経に気を配らないようにする。たとえば、遠くのものをつかむ時には 必ず左手で取るようにするとか、パソコンのキーボードを叩く時には左指 を意識するとか、そんなささやかな習慣です。 しかし、習慣の威力とはすごいものです。いつの頃からか、食事の時でも 右手がふさがっていれば左手で箸を使えるようになりました。 自分の脳をバランスよく使ってあげることは、脳を疲れさせない秘訣です。 この本で最もくり返し述べたいことですが、脳とは結局、身体です。 脳が疲れれば身体が疲れ、身体が疲れれば脳が疲れます。悲観的になる。 怒りっぽくなる。何も考えられなくなる。そんな時は身体を休ませると 同時に脳のバランスを回復させることが大切なのです。 頭が疲れたなと感じた時、最も簡単な疲労回復方法があります。 利き手ではないほうの手を、できるだけ指を伸ばして開いたり閉じたり するのです。一、二分ほど続けるだけで、頭がすっきりとしてきます。 ただし、この方法も慣れすぎると効果が減じてきますので、これを参考に 自分なりの方法を編み出してみてください。要は、左右バランスのとれた刺激 を脳に送り続けようという意識を習慣にすることです。”
31 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 19:08:08.88 ID:d+LjoSXZ
お魚さんは可哀想
32 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 19:41:10.97 ID:MJGPCi1x
33 :
優しい名無しさん :2011/10/05(水) 22:01:34.96 ID:MJGPCi1x
「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」 茂木健一郎 PHP 58頁 17 “小学生の頃の記憶で、脳をメンテナンスする 1時間目に挙げた小学生当時の日記にも、スピードに対する強い関心がありました。 僕にとって「走ること」が習慣になったのはこの時期からなのですが、改めて 読み返すと「具体的な数字を伴った喜び」が前面に表れています。少々長くなりますが、 三日分引用してみましょう。”
34 :
優しい名無しさん :2011/10/06(木) 01:15:22.04 ID:9BSGGEti
「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳」茂木健一郎著 集英社 176頁 “意味など問わないで人生を踊る。 そのコツを身につけよう 03 ニーチェの舞踏 人生を思いっきり疾走する感覚。それは常に僕が自分自身に与えている 人生のリズムですが、このような感覚は、今から思えば高校時代に読んだ ニーチェに影響をうけているのだと思います。 ニーチェの重要な思想に、Tanzen(タンツェン)すなわち「舞踏」の概念 があります。大地を蹴って踊る。 人生の中で自分がやっていることに意味を求め始めると、人生は 重いものになります。 ”
35 :
優しい名無しさん :2011/10/06(木) 21:39:56.24 ID:MyMzFMZ/
Stay hungry Stay foolish
36 :
優しい名無しさん :2011/10/07(金) 00:51:20.06 ID:8BFq5HwI
3行以上は目が滑って 脳が不快感を感じる
37 :
優しい名無しさん :2011/10/07(金) 11:05:54.80 ID:wbJoO+uz
「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」 茂木健一郎 PHP 130頁
45 “他人とのかかわりは脳の栄養源である。
4時間目では、毎日の人づきあいによって磨かれる、脳のコミュニケーション・ツールについて考えてみたいと思います。
人とのつきあいほど脳にとって栄養になるものはありません。もうお分かりのように、それは常に予測がつかないものだからです。
他人とのかかわりとは、いわば悲喜こもごもの栄養源であり、望みさえすれば生涯通しての供給源です。人づきあいを通して本来の自分と向かい合うことは、
一生を通じての喜びとなります。では、さっそく考えてみましょう。
僕らの日常は、他人とのかかわりなくしては成り立ちません。電車内でのちょっとした出来事が他人同士のいざこざを生んだり、
隣人間の些細なトラブルが深刻な事件に発展したりと、人とのつながりに臆病にならざるを得ないニュースがあとを絶たないにもかかわらず、
人間はひとりでは生きていけない動物です。 仕事にせよ、恋愛にせよ、僕らは不屈に人とのかかわりを求め続けます。いったい何がそこまで人間の気持ちを駆り立て、
他人の世界へ赴かせ、その扉を叩かせるのでしょうか。
これは、「なぜ、人は協調するのか」という疑問に答えを求めることに他なりません。脳科学においてもこの問いは実に重要なテーマです。
なぜなら、人づきあいにおいて脳がどのような活動をするかを調べることが、人間本来の脳のしくみを解き明かすことにつながるからです。
僕らは常々、「科学の恵みとは物事の本質を捉えるための距離感である」と感じていますが、コミュニケーションにおけるさまざまな問題も、
脳本来の働きを引き出すことによって見えてくるものがあるのです。いわば、脳を自然な状態に戻してあげること。それが解決策の第一歩だというわけです。”
>>36 なるべく行数を減らしてみました。
38 :
優しい名無しさん :2011/10/07(金) 11:06:50.69 ID:wbJoO+uz
まだ読みづらいなぁ。(^_^;)
39 :
優しい名無しさん :2011/10/07(金) 14:05:59.58 ID:wbJoO+uz
「本当にやりたい仕事を見つけるためには、自分の心の声を聴き、心の奥底を見つめ直す必要があります」(中越さん)
では、その「心の声」を聴くとは具体的にどういうことなのか?「今一度、自分の好きなことは何なのかをじっくりと考えてみましょう。
多くの人に当てはまるのが、じつはやりたいことは心の奥底にありながらも、それに自分で気づけないというケースです。
これには心理学でいう『否認』という心の働きが関係しています。『やりたいことをやるからには絶対に失敗してはいけない』という
プレッシャーを感じてしまい、『やりたい』『好き』という気持ちを思い出せなくなってしまうんです」(同)
中越さんは「好きなことをやっているときの充実感と没頭感を仕事で得ることができれば、それこそがまさに天職」という。
そして、その「好き」は誰の心の中にも眠っているものだとも。正直、損得勘定抜きに「好き」なことだけで生計を立てていくのは難しい。
だが、心のままに生きる覚悟ができたときに初めて「天職」は見つかるのかもしれない。(榎並紀行)
(R25編集部)
天職とは結局どう見つかる?
ttp://news.goo.ne.jp/article/r25/bizskills/r25-20110907-00021382.html
40 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 06:07:29.41 ID:Z/JwTGjE
「不安の力」五木寛之 集英社文庫 236頁
“この世でただひとりの存在である自分
人間は必ずどこかで、生きていることの不安定さ、生命のもろさというものを 感じています。こころで感じなくても、あるいは頭でそれを理解しなくても、
肉体で感じている。その感覚を覚えている。そういう感覚に耳を澄ませることが 大事なのではないか、という気がしてしかたがありません。
これは当然のことながら、病気ということとも結びついてくるわけです。 体の発する声に耳を傾けよう、というのは、ぼくのもう三十年来の長いテーマです。
体は必ず自分に向けて語りかけてきます。睡眠不足でこれ以上は保(も)ちませんとか、 気圧が下がってきて血管が拡張しかけているので要注意ですとか、
いろいろな 声が聞こえてくる。 ぼくらは、その語りかけてくる内面の声なき声のようなものに、もっと耳を澄ませる べきなのです。それを聞く耳を
持たないということは大きな問題だろう、という気がずっとしていました。ぼく自身、病院のお世話にならずに健康を維持するために、 体の発する声に耳を
傾けるということを大事にしてきたのです。体は、人間の生命が有限であるという感覚を得ると、何かパルスを発して その人に語りかけてくる。
それに真摯に耳を傾ける必要があるのです。 『こころ・と・からだ』のなかでも何度も書きましたが、ぼくらは死と隣り合わせの生というものを
生きています。そして、自分が健康でなくなるのではないかという不安、病気への不安を強く持っています。 そのため、ガン保険とか、積み立て式でない
保険にはいるとか、みんないろいろなことをしています。”中略 “しかし、ぼくは健康のありかたについても、治療のありかたについても、 一人ひとり
違っているべきだ、と思うのです。地球上に六十三億人の人間がいるならば、 本当は六十三億通りの治療法が健康法があるべきなのです。
ただし、実際には そこまで細かく対応することが不可能なので、平均値で考えている。 六十三億人を全部平均して、同じタイプの人間だと考えなければ、
治療などはできません。”
>>3 を行数少なくしてみました。
41 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 06:16:22.07 ID:Z/JwTGjE
「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 集英社文庫 239頁
“たとえば、売薬の用法や用量などを読むと、便宜上、「十五歳未満」「十五歳以上」 というようにして
子どもと大人のあいだに線を引いている。そして、子どもは 大人の用量の半分、とか書いてあります。
しかし、体重が三十九キロしかない大人もいれば、子どもでも八十キロの人が います。その人の年齢
とは関係なく、一人ひとり体重も違えば体型も違っています。 もちろん、DNAも全部違う。
それだけ違っているにもかかわらず、共通点だけを 探してそこに対して処方するというのは、
どう考えても無理がある。 そうすると、病気の治療などできない、という話になってきます。
とりあえず スタンダードな基準を決めておいて、その基準で治療するのが現実的だ、と
言われればその通り。 では、どうするか。やはり自分の体は自分で面倒をみて、できるだけ
治療は 受けない、ということになってくるわけです。非常に乱暴で無茶なことを言っている
ようですが、ぼくがほとんど病院へ行かないのも、できるだけ化学的な薬を 飲まないように
しているのも、そのためです。
>>4 の行数を減らしてみました。
42 :
41 :2011/10/08(土) 06:19:08.86 ID:Z/JwTGjE
「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 集英社文庫 239頁 “たとえば、売薬の用法や用量などを読むと、便宜上、「十五歳未満」「十五歳以上」 というようにして 子どもと大人のあいだに線を引いている。 そして、子どもは 大人の用量の半分、とか書いてあります。 しかし、体重が三十九キロしかない大人もいれば、子どもでも八十キロの人がいます。 その人の年齢 とは関係なく、一人ひとり体重も違えば体型も違っています。 もちろん、DNAも全部違う。 それだけ違っているにもかかわらず、 共通点だけを 探してそこに対して処方するというのは、 どう考えても無理がある。 そうすると、病気の治療などできない、という話に なってきます。 とりあえず スタンダードな基準を決めておいて、その基準で治療するのが現実的だ、と 言われればその通り。 では、どうするか。 やはり自分の体は自分で面倒をみて、できるだけ 治療は 受けない、ということになってくるわけです。非常に乱暴で無茶なことを言っている ようですが、ぼくがほとんど病院へ行かないのも、できるだけ化学的な薬を 飲まないように しているのも、そのためです。 もう少し行数を減らしてみました。
43 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 06:31:46.22 ID:Z/JwTGjE
>>41 の続き。
「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 集英社文庫 240頁
紀元前六百、五百年のむかし、ゴータマ・シッダールタという青年が生まれました。 いまは釈尊とか釈迦と呼ばれている仏教の創始者です。
そのゴータマ・シッダールタは、生まれるとすぐに七歩歩んで、「天上天下、唯我独尊」と 言ったという。もちろん、これは伝説のたぐい
ですが、ぼくは最初、この 「唯我独尊」という言葉の意味がどうもよくわかりませんでした。なんとなく、
「この世でただ自分ひとりが尊いのだ」と言っているように思えてしかたがなかった からです。この言葉の解釈はいろいろあります。
いま、ぼくはこの言葉を「世界中に自分という人物はたったひとりの存在である、そのことのゆえに価値があるのだ」
と受け取っています。 つまり、「唯我独尊」という言葉は、自分が自分だけの人間であって、 ほかの人とは違う人間であるということ
を伝えているのではないか。 そのことをぼくらはしっかり認識する必要がある、と思うのです。 自分という人間は誰とも似ていない。
母親とも父親とも違っている。 顔は似ていても、体は違う。そして、昨日の自分は今日の自分ではないという ことです。
それがじつはとても大事なことではないか。 子どものころは腺病質で扁桃腺が腫れてばかりいて、体が弱いと思われていた 人が意外に
長生きしたりします。若いころはスポーツをやっていて、アメリカン・ フットボールのキャプテンまでやっていたのに、体をこわして
あっけなく亡くなる 人もいます。 これは、昨日の自分は今日の自分ではない、ということがわかっていない、という ことだろうと思います。
自分は他人とは違うということと、今日の自分は昨日の自分ではなく、明日の 自分でもないということ。その刹那に生きている自己、
刹那に生きている命 というものを、もっと真剣に考える必要がある、と思えてしかたがありません。
そして、結局のところそこから出てくるのは、人間には一般的な 健康法などないということです。”
44 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 07:20:11.60 ID:Z/JwTGjE
>>43 の続き
「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 集英社文庫 240頁 244n
“自分は他人とは違う。「唯我独尊」なのです。 人間の値打ちというのはどこにあるのでしょうか。それは、ほかに似た人がいないということです。
何かをしたから値打ちがあるとか、何かをしないから 値打ちがないとかいうことではありません。とにかく希少価値があるということ。
たったひとりの自分だから値打ちがある、と考えればいい。ほかに類がない ということが、この世にあってひとつの値打ちなのです。
たとえば、ピカソの絵を見たときに、オリジナリティがある、独創性があって 素晴らしいと考えます。オリジナリティというものは力です。
こういう絵を描ける人 はほかにはいない、という人がいたらその人は天才です。誰とも似ていないということが、
その人にとってのすごい存在理由なのだと思う。 そうは言うものの、誰とも似ていないということを不安に思う人が多い。
みんなと同じように、というのがいまの時代の合言葉ではないでしょうか。そのため、雑誌やいろいろなメディアは、いまはこうあるべきだ、
健康に なりたいならこうしなさい、ということをさかんに言う。その時代の流行 に乗っていないと不安だ、という人も多いでしょう。
でも、それは間違っていると 思います。「犀(さい)のごとく独りゆけ」というブッダの言葉をくり返し思い出します。 群れをなさず、
ほかの仲間となれ合わず、ゆっくりとある方向へ向かって歩いていく 犀(さい)の姿。それは、なんとなく、人間が生きる大事な姿勢を
表しているような 気がしてなりません。 たしかに、みんなと一緒、同じなら寂しくないかもしれません。島国に住む 日本人は、
これまでムラ社会のなかで折り合って暮らしてきました。それでも、 やはりそういうことから離れて、自分はひとりだ、と考えることが
大事なのです。 「唯我独尊(ゆいがどくそん)」で生まれてきたのですから、生きかたも死にかたも一人ひとり違って いていい。
自分のオリジナリティというものを選べばいいのです。そう考える ことで、犀のごとく独り歩んでいくエネルギーがでてくるのではないでしょうか。”
45 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 12:40:16.42 ID:W2v8PUKt
読んでると気持ち悪くなるよこのスレ 文字の洪水に見える
46 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 18:44:43.83 ID:Z/JwTGjE
47 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 20:21:02.02 ID:HosT7DiP
48 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 20:39:41.85 ID:Z/JwTGjE
49 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 20:41:32.14 ID:HosT7DiP
長すぎたら重いでしょ 読む人のこと考えないの?
50 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 21:55:39.64 ID:QwVcBZm6
私は別に文章が長くても平気だし、読んで参考にさせてもらっていますよ。
51 :
優しい名無しさん :2011/10/08(土) 22:19:51.54 ID:Z/JwTGjE
52 :
優しい名無しさん :2011/10/09(日) 07:29:32.59 ID:ExfqAB4m
このスレで紹介したくていま「不安の力」と「脳にいいことだけをやりなさい!」 を読み返してます。読書、基本的に苦手です。 読みやすくするためのアドバイスがあったらお願いします。
53 :
優しい名無しさん :2011/10/09(日) 09:24:47.95 ID:ExfqAB4m
本当は自分の言葉で書くのが良いんですが、表現力に乏しいんです (汗)
54 :
優しい名無しさん :2011/10/09(日) 09:27:21.44 ID:ExfqAB4m
私に限らずそういう人多いと思う。自分の言いたい事をうまく表現できない人。 読書不足なんだろうな。苦手だー、、、活字だけの本。漫画は好きだけど。
55 :
優しい名無しさん :2011/10/09(日) 11:19:20.89 ID:aSChaj2p
お疲れ様です。 私は今まで通り長文でも読むのには問題ありませんが…。 お役に立てなくて申し訳ないです。
56 :
優しい名無しさん :2011/10/09(日) 12:15:47.53 ID:ExfqAB4m
>>55 いえ、レスをいただいてうれしかったです。
どうもです。m(__)m
57 :
優しい名無しさん :2011/10/09(日) 13:02:42.82 ID:I3NgLa6q
産業でまとめろ
58 :
優しい名無しさん :2011/10/11(火) 04:08:30.23 ID:CwMVpJ0u
このスレに抜粋するために今本を読み直してます。
>>57 まとめたら抜粋にならないよ
59 :
優しい名無しさん :2011/10/11(火) 04:09:12.42 ID:CwMVpJ0u
60 :
優しい名無しさん :2011/10/11(火) 04:10:48.82 ID:CwMVpJ0u
抜粋と一緒に自分の意見も書こうかな
61 :
優しい名無しさん :2011/10/13(木) 15:53:57.70 ID:GFEJ3SVx
けれども、一体何が一番の幸福なんだろう
62 :
優しい名無しさん :2011/10/13(木) 21:29:08.02 ID:R6jM4V29
多分、人間関係。
63 :
優しい名無しさん :2011/10/14(金) 12:05:37.78 ID:mxOqzPOY
>>61 友人を庇って死んだカムパネルラの台詞だよ
64 :
優しい名無しさん :2011/10/14(金) 22:41:20.90 ID:Hbe1t7ph
阿部公房の「砂の女」からの一節 (百人に一人なんだってね、結局…) (なんだって?) (つまり、日本人における精神分裂病患者の数は、百人に一人の率だって 言うのさ。) (それが、一体…?) (ところが、盗癖を持った者も、やはり百人に一人らしいんだな…) (一体、なんの話なんです?) (男色が一パーセントなら、女の同性愛も、当然、一パーセントだ。 それから、放火癖が一パーセント、酒乱の傾向のあるもの一パーセント、 精薄一パーセント、色情狂一パーセント、誇大妄想一パーセント、詐欺 常習犯一パーセント、不感症一パーセント、テロリスト一パーセント、 被害妄想一パーセント…) (わけの分からん寝言はやめてほしいな。) (まあ、落ち着いて聞きなさい。高所恐怖症、先端恐怖症、麻薬中毒、ヒステリー、 殺人狂、梅毒、白痴…各一パーセントとして、合計二十パーセント… この調子で、異常なケースを、あと八十例、列挙できれば…むろん、 出来るに決まっているが…人間は百パーセント、異常だと言うことが、 統計的に証明できたことになる。) つまり、人間とは須く異常な存在だという事。周囲に異常呼ばわりされていたから これ読んでいいこと言うなあと。
65 :
川野潤子 :2011/11/08(火) 16:33:58.99 ID:tsdel8Ie
>>64 励まされますね。
人間はみんな異常なんだと思うと。
66 :
川野潤子 :2011/11/08(火) 20:50:58.02 ID:tsdel8Ie
“そのころは、不安ということよりも、生活するうえでの困難のほうがずっと多かったというしかありません。そんなふうに困難が山積みになっているときは、あまり不安などは 意識しないのがおもしろいところです。当時、ぼくは中学に通いながら、すでにいろいろなアルバイトをやっていました。地元の玉子を買いつけて村から町へ卸しに行ったり、 自転車に何俵もの炭俵を積んで運んで行き、帰りはラムネの箱を載せて戻ってきたりもしました。八女茶(やめちゃ)の行商で北九州や筑豊を回ったこともあります。やがて、 上京して大学のロシア文学科にはいり、大都会の片隅で生活と直面するようになります。そのころは希望なき時代です。とにかく明るい未来の社会をきずくため、という感じで やっていくしかない。上京してしばらくは、お金がないため、住む部屋さえなかったのですが、なぜか不安などはありませんでした。その理由を考えてみますと、引き揚げ前の 平壌(ピョンヤン)の難民キャンプでの生活は、誰もが折り重なって暮らしている、という感じだったからです。その極限状態を体験しているので、ホームレスみたいに暮らして いても平気でした。下宿先が決まるまでしばらくのあいだ、住む場所のないぼくは、神社の軒下などに寝ていたものです。これから先、食べていけるだろうかとか、生活して いけるだろうか、というような不安はありませんでした。明日なにがあるかはわからない。でも、自分には未来があるのだ、と思っていました。” 不安の力 turba mentis vigor meus 五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 23n〜25n
67 :
66の訂正 :2011/11/08(火) 20:55:19.59 ID:tsdel8Ie
“そのころは、不安ということよりも、生活するうえでの困難のほうがずっと多かったというしかありません。そんなふうに困難が山積みになって いるときは、あまり不安などは意識しないのがおもしろいところです。当時、ぼくは中学に通いながら、すでにいろいろなアルバイトをやって いました。地元の玉子を買いつけて村から町へ卸しに行ったり、自転車に何俵もの炭俵を積んで運んで行き、帰りはラムネの箱を載せて戻って きたりもしました。八女茶(やめちゃ)の行商で北九州や筑豊を回ったこともあります。やがて、上京して大学のロシア文学科にはいり、大都会の 片隅で生活と直面するようになります。そのころは希望なき時代です。とにかく明るい未来の社会をきずくため、という感じでやっていくしかない。 上京してしばらくは、お金がないため、住む部屋さえなかったのですが、なぜか不安などはありませんでした。その理由を考えてみますと、 引き揚げ前の平壌(ピョンヤン)の難民キャンプでの生活は、誰もが折り重なって暮らしている、という感じだったからです。その極限状態を体験 しているので、ホームレスみたいに暮らしていても平気でした。下宿先が決まるまでしばらくのあいだ、住む場所のないぼくは、神社の軒下などに 寝ていたものです。これから先、食べていけるだろうかとか、生活していけるだろうか、というような不安はありませんでした。明日なにがあるかは わからない。でも、自分には未来があるのだ、と思っていました。” 不安の力 turba mentis vigor meus 五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 23n〜25n
68 :
川野潤子 :2011/11/08(火) 20:57:19.05 ID:tsdel8Ie
orz あまり変わらなかった。 あと、申し遅れましたがスレ主です。
69 :
川野潤子 :2011/11/08(火) 21:04:52.32 ID:tsdel8Ie
本名を名乗っている理由は、 【新装版】精神病は病気ではない 精神科医が見放した患者が完治している驚異の記録 長江寺住職 萩原玄明 ハート出版 を読み終えて、個人的に(勝手にですが)思うところがあったからです。
70 :
川野潤子 :2011/11/08(火) 21:10:01.48 ID:tsdel8Ie
>>67 の訂正です。
“そのころは、不安ということよりも、生活するうえでの困難のほうがずっと多かったというしかありません。そんなふうに困難が山積みになって
いるときは、あまり不安などは意識しないのがおもしろいところです。当時、ぼくは中学に通いながら、すでにいろいろなアルバイトをやって
いました。地元の玉子を買いつけて村から町へ卸しに行ったり、自転車に何俵もの炭俵を積んで運んで行き、帰りはラムネの箱を載せて戻って
きたりもしました。八女茶(やめちゃ)の行商で北九州や筑豊を回ったこともあります。やがて、上京して大学のロシア文学科にはいり、大都会の
片隅で生活と直面するようになります。そのころは希望なき時代です。とにかく明るい未来の社会をきずくため、という感じでやっていくしか
ない。 上京してしばらくは、お金がないため、住む部屋さえなかったのですが、なぜか不安などはありませんでした。その理由を考えて
みますと、 引き揚げ前の平壌(ピョンヤン)の難民キャンプでの生活は、誰もが折り重なって暮らしている、という感じだったからです。その
極限状態を体験 しているので、ホームレスみたいに暮らしていても平気でした。下宿先が決まるまでしばらくのあいだ、住む場所のないぼくは、
神社の軒下などに 寝ていたものです。これから先、食べていけるだろうかとか、生活していけるだろうか、というような不安はありません
でした。明日なにがあるかは わからない。でも、自分には未来があるのだ、と思っていました。”
不安の力 turba mentis vigor meus 五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 23n〜25n
71 :
優しい名無しさん :2011/11/08(火) 21:43:16.93 ID:WgjExg1Y
金子みすづ 馬鹿って言ったら馬鹿って言う
72 :
川野潤子 :2011/11/08(火) 22:20:34.06 ID:tsdel8Ie
脳はいくら使っても疲れることはない。活動を我慢するほうが疲れにつながる The Brain wins the day for you-Part3 16 脳に強制はできない 仕事でも勉強でも、「自分が好きでやっている」と思い込むことは重要です。実際にはそうでなくてもいいのですが、 大切なのはそう思い込むことです。逆にいえば、自分が好きでやっていることでも、「ああ、面倒くさいなあ」と 思いながらやっているのでは、結果はあまり期待できません。なぜなら、どのような場合でも、脳に強制することは できないからです。ここが脳とコンピュータの違うところです。コンピュータは強制的にプログラムすることが できますが、脳を活動させるためには自発的な活動が根本になければならないのです。 The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳 茂木健一郎 集英社 213、214n
73 :
川野潤子 :2011/11/08(火) 22:23:32.45 ID:tsdel8Ie
>>71 なんか良い言葉ですね。あほゆーもんがあほと同じような意味かな?
今ググったんですが、金子みす「ず」さんですね
74 :
川野潤子 :2011/11/08(火) 22:27:16.54 ID:tsdel8Ie
75 :
川野潤子 :2011/11/08(火) 22:34:30.08 ID:tsdel8Ie
>>72 の続きです。
このテーマについてはかつて学生と共同研究をしたことがあります。脳は「嫌々やらされている」ときと「自ら望んでやっている」
ときとでは、仮に同じ作業をしていてもまったく違う働きをします。自発的に何か行動するときの脳の爆発力というのは本当に
すごくて、その人の持つ潜在能力がうまく活用されるのです。そのことをまざまざと知っているからこそ、僕はあらゆる仕事を
「嫌々やる」のではなく、「自ら楽しんでやる」状態を常としています。仮にこなせないくらいの量の仕事がたまってしまって
いても、「楽しい」と思い込んで仕事に向かうのです。
The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳 茂木健一郎 集英社 214n
76 :
川野潤子 :2011/11/08(火) 23:54:45.93 ID:tsdel8Ie
どうしよ…(^_^;) 本名を名乗ったのはやっぱり失敗だったかもとか思い始めています(^_^;)
77 :
優しい名無しさん :2011/11/08(火) 23:55:34.75 ID:tsdel8Ie
名無しさんに戻りまーす
78 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 02:47:25.11 ID:vRed3tdc
“幸せを呼ぶ「脳の使い方」16 情熱の傾け先を常に探す もちろん誰もが目的をもって生きたいとは思うけれど、実際にどうすればいいのでしょうか。答えは簡単。 「立ち止まってみること」です。立ち止まって、忙しい生活を離れ、心の中をのぞいてみることです。 恐れることなく正直に、「私が本当にやりたいことは何だろう。心から好きだと言えることは何だろう。 私にとって本当にたいせつなこととはいったい何なのか」と尋ねてみることです。 「やみつき状態(フロー)」に脳を導け あなたの胸を膨らませてくれるものは何でしょうか。魂を揺さぶってくれるものは何ですか。そして、 心から望むこことは何でしょうか。ほとんどの人は日々の生活に追われていて、 それを考える余裕すらもないのです。もしかしたら考えてもよくわからないかもしれません。 ヒントはあなたが関心をもったり引きつけられたりすることの中にあります。 心理学者ミハイ・チクセントミハイは、人が何かに没頭しているときの純粋な快楽状態を「フロー(流れ)」 と呼びました。これは、時が止まっているように感じられたり、実際には何時間も経っているのに ほんの一瞬に感じられたりして、完全に集中している精神状態のことです。 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 194n〜196n
79 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 02:52:20.38 ID:vRed3tdc
ペンシルベニア大学ポジティブ心理学センターによれば、「フロー」を生み出すような活動をしているとき、お金のためといった外的要因が目的ではなく、 単にその活動自体が目的で行っているのですが、結果、人間はそのことで大きな満足を得られるといいます。自分が日常生活で「フロー」を感じられるのは 何をしているときでしょうか。情熱を傾けられるものは、きっとその方向にあるはずです。脳は「フロー」を感じれば感じるほど活き活きします。 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 194n〜196n
80 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 02:57:44.26 ID:vRed3tdc
>>79 の訂正です。
ペンシルベニア大学ポジティブ心理学センターによれば、「フロー」を生み出すような活動をしているとき、お金のためといった外的要因が
目的ではなく、単にその活動自体が目的で行なっているのですが、結果、人間はそのことで大きな満足を得られるといいます。自分が日常生活で
「フロー」を感じられるのは 何をしているときでしょうか。情熱を傾けられるものは、きっとその方向にあるはずです。脳は「フロー」を
感じれば感じるほど活き活きします。
「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 195〜196n
81 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 03:02:12.79 ID:vRed3tdc
>>78 の訂正です。
五行目の「たいせつなこと」→「大切なこと」
82 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 08:15:10.75 ID:vRed3tdc
>>70 の続きを書くのを忘れていました。(^_^;)
無名で、若く、貧しかった時代。ぼくは二畳半の部屋に住み、冬は新聞紙を山ほどかぶってそのなかにもぐりこんで寝ていました。
足元が冷えるので、長靴をはいたまま寝たりもした。三度の食事を抜いて、そのあげくに血液を売ってわずかなお金を得る、
という日々。そんな時代のぼくの不安は、いつか自分がこの世界からはみ出すかもしれない、という不安でした。
金がないということで、自分を動物以下の存在にしてしまいそうになり、犯罪をおかすシーンを毎晩のように夢に見ました。
実際に万引きをしたこともあります。自分が人を殺すことがあるかもしれない、と実感として感じて心が震えました。
よくもきわどいところで踏みとどまったと思います。罪をおかすギリギリの線をふらふらと歩いていたのです。
真剣に自殺を考えたのもそのころのことです。しかし、その後、ついに学費が払えなくなって大学を追われることに
なりました。しばらくは貧しいフリーター生活を続けたのち、ぼくは小さな広告代理店にもぐりこみ、あわただしい
生活を送るようになります。やがて、不思議な縁で、CMソングをつくったり、テレビの構成作家としての仕事が
はじまりました。それはすごく愉快で活気にみちた生活でした。上昇期のマスコミの底辺を走りまわることが、
二十代のぼくにはおもしろくてしかたがなかったのです。
不安の力 turba mentis vigor meus 五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 25n〜26n
83 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 08:45:10.18 ID:FUN4dqNj
引用の部分が長すぎるよw もう少し「ここぞ」という文だけ書き出したほうが。。。
84 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 09:50:28.40 ID:vRed3tdc
>>83 そ、そうですか…?(^_^;)
でもなー、、、これ以上削れないなー、、
85 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 09:55:07.97 ID:vRed3tdc
>>61-
>>63 遅くなりましたが、レスをどうもありがとうございました。m(__)m
86 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 11:10:52.32 ID:vRed3tdc
人間の「直感」と「何となく」はけっこう正しい ロンダのように、目的がはっきりしていれば、ただ直感に従って進むだけでよいのです。直感は必ず進むべき道を 教えてくれるはずなのですから。『ザ・シークレット』の中で作家ジャック・キャンフィールドは、暗い夜道を 運転するときの話をしています。「ヘッドライトの明かりは五〇メートル先までしか照らしませんが、道を それずに目的地に向かうには十分です」と。直感は人生のヘッドライトのようなもの。正しい道に沿って、 次にとるべき方法を少しずつ教えてくれるのです。あなたがすべきことは、それに従って進むことです。 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 204n
87 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 12:28:47.54 ID:/yn0tCpZ
カムパネルラ、ぼくたち、どこまでも一緒に行こうねえ
88 :
優しい名無しさん :2011/11/09(水) 16:32:49.05 ID:vRed3tdc
89 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 11:16:55.29 ID:m3I6PmqN
『昆虫は宇宙からやってきたのである』という、まゆつばもんの仮説がある。その仮説をまるごと素直に信じている痴(し)れ者がいる。----私である。 なにしろ、その仮説によれば昆虫の化石というのは何億年だか昔のナントカ時代から突然出現しているのだそうで、それ以前の進化途中の化石らしき ものが見つからないのだという。地球上への突然の出現----これはもう宇宙からの訪問者としか考えられない・・・・・・私の安易で早急な思考回路は、 その仮説を肯定したと同時に、昆虫に対して宇宙的な規模の夢とロマンを求めてしまっていた。“ううむ・・・・・・虫のやつ、あんな小さな体で実は 地球征服を企んでいるのかもしれぬ恐るべき生物・・・・・・” 「もものかんづめ」さくら ももこ 集英社文庫 164n
90 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 11:18:17.37 ID:m3I6PmqN
『昆虫は宇宙からやってきたのである』という、まゆつばもんの仮説がある。その仮説をまるごと素直に信じている痴(し)れ者がいる。
----私である。 なにしろ、その仮説によれば昆虫の化石というのは何億年だか昔のナントカ時代から突然出現しているのだそうで、
それ以前の進化途中の化石らしきものが見つからないのだという。地球上への突然の出現----これはもう宇宙からの訪問者としか
考えられない・・・・・・私の安易で早急な思考回路は、その仮説を肯定したと同時に、昆虫に対して宇宙的な規模の夢とロマンを求めて
しまっていた。“ううむ・・・・・・虫のやつ、あんな小さな体で実は地球征服を企んでいるのかもしれぬ恐るべき生物・・・・・・”
「もものかんづめ」さくら ももこ 集英社文庫 164n
>>89 の訂正です。
91 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 12:14:36.07 ID:m3I6PmqN
第四章 ネガティブなことに大きな価値がある 一見ネガティブに見える挫折や苦しみは、 神様があなたのために掘ってくれた穴ぼこです。 その穴に落ちることで、自分が見える、人生が見える。 その中でもがきながら、私たちは人生の宝に出会うのです。 「かけがえのない人間 愛されるより愛する人になる」上田紀行 講談社現代新書 115n、116n
92 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 12:29:27.22 ID:m3I6PmqN
これには驚きました。お釈迦様がライバルなのか!私は、そんなことを考えたこともなかったのです。しかし考えてみると、 すばらしいライバルに恵まれた人生は、幸せなものです。「あいつがいたから、私はここまでがんばることができた」 とよく聞きますが、それは幸福な競争がいかに大切なものかを物語っています。しかし、現代の競争は、勝者と敗者を生む ものになり、それは相手を傷つける行為であると、ダライ・ラマはおっしゃいます。そうやって相手を傷つけると、 相手の中に恨みの心がかならず残ります。そして恨みの心は自分を傷つけた相手に復讐しようという心を生み出します。 「かけがえのない人間 愛されるより愛する人になる」上田紀行 講談社現代新書 42n
93 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 13:28:06.13 ID:m3I6PmqN
バカになればいい。賢くなればいい。バカになることと、賢くなることは、きっと同じなのだ。そこに生命の運動がある限り。人間である限り。 「クオリア日記」茂木健一郎 2011/04/09の記事より
94 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 13:28:31.42 ID:m3I6PmqN
95 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 14:10:54.17 ID:m3I6PmqN
幸せな家庭に生まれ育ち、親からかけがえのない存在だというメッセージをたくさんもらい、友達にも恵まれ、学校の先生にも恵まれ、 太陽をいっぱい浴びて育った大樹のように、大地に広く深く根を張って、すっくと立ち、輝きを発している人がいます。私の友達にも そういう人はいて、ほんとに素晴らしい人だなあと心から感嘆します。幸せなことだと思います。そんな人生が歩めたらどんなに いいことだろうと、うらやましくその人を眺めてしまいます。しかし、私自身も含め、私の友人たちを見回してみても、そんなに すべてに恵まれて、太陽さんさんという人は多くありません。誰もが何かしらの問題を抱え、歪(ひず)みや悩みに直面しながら 人生を歩んでいます。 「かけがえのない人間 愛されるより愛する人になる」上田紀行 講談社現代新書 117n
96 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 14:40:39.78 ID:KcybM0wM
それはヨーグルトですか? いいえ、ケフィアです。
97 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 14:46:56.83 ID:m3I6PmqN
>>96 書き込みどうもありがとうございます。m(__)m
ケフィアってヨーグルトの製品名だよね
98 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 18:20:36.55 ID:m3I6PmqN
03 脳にとって良いことは何か 本当に「脳に良いことは何か。」これをきちんと理解することは、実はピンチをチャンスに変える上ではとても大切なことだと、 僕は考えます。さて、脳にとって本当に良いこと。僕は、それは「偶有性」であるとお答えします。「偶有性」とは 何かというと、「自分が知っていること」と「自分が知らないこと」とが混ざり合っている状態です。別のいい方をすれば、 「予想できること」と「予想できないこと」とが混ざり合っている状態、「慣れ親しんでいて安心できること」と 「新しくて不安であること」とが混在している状態です。それが一番脳にとって良い刺激になるのです。 「ピンチに勝てる脳」茂木健一郎 集英社 25頁(ページ)
99 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 18:43:00.83 ID:m3I6PmqN
「勝ち組・負け組」は平等な競争の結果なのか それにしても、これほどワーキングプアやネットカフェ難民と呼ばれる人たちが増えているのに、日本にはどうして「怒り」の声が挙がらないのでしょうか。 「かけがえのない人間 愛されるより愛する人になる」上田紀行 講談社現代新書 18頁
100 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 21:28:26.33 ID:m3I6PmqN
3. 正しいつもりの過ちも 「【新装版】精神病は病気ではない 精神科医が見放した患者が完治している驚異の記録」長江寺住職 萩原玄明 ハート出版 137頁
101 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 21:32:29.54 ID:m3I6PmqN
自分というひとりの人間の時価総額を上げるように生きていってほしいのです。そのために、僕がお勧めしているのは、 インターネット上の自分のホームページ、いわゆるブログをつくることです。ここで大切なことは、ブログを実名で つくるということです。 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 192頁
102 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 22:03:29.51 ID:m3I6PmqN
人生というのは限りない往復運動です。一度は感染してみないといけない。そうしてそこから戻ってくればいいのです。あなた自身の「バブル力」に目覚めてください。 たとえば友だちとのつきあいでも、友だちの魅力に感染してみるといい。学問であれば、経済学でも国際貿易論でもフランス文学でも思い切り熱中すればいい。 それで戻って来る。そういうことをくり返していると、脳の中にその不確実性に適応するための筋肉ができてくる。ぜひその筋肉をつくってほしいのです。 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 188頁
103 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 22:04:42.02 ID:m3I6PmqN
人生というのは限りない往復運動です。一度は感染してみないといけない。そうしてそこから戻ってくればいいのです。あなた自身の
「バブル力」に目覚めてください。 たとえば友だちとのつきあいでも、友だちの魅力に感染してみるといい。学問であれば、
経済学でも国際貿易論でもフランス文学でも思い切り熱中すればいい。 それで戻って来る。そういうことをくり返していると、
脳の中にその不確実性に適応するための筋肉ができてくる。ぜひその筋肉をつくってほしいのです。
「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 188頁
>>102 の訂正です。
104 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 22:28:20.05 ID:ZAuV5at5
そのヨーグルトの横に並んでるのはヨーグルトですか? いいえケフィアです
105 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 22:35:59.20 ID:m3I6PmqN
幸せを呼ぶ「脳の使い方」12 身体の声に耳を傾ける
「幸せの国の百人」は、いつも身体の声に注意深く耳を傾けるようにしています。「そろそろ休みたい」「もっと水が欲しい」
「風呂に入りたい」「運動したい」など、身体の欲求を知ることは、自分を慈しむことであり、誰でもすぐに身につけられる
幸せの習慣なのです。 私たちの身体はいつも、今何をすればいいかを的確に知っているものですが、ついうっかりその声を
無視しがちです。身体を気にかけてやり、尊重していれば、身体は私たちにとって、“かけがえのない友人”になってくれる
ことでしょう。
☆目をつぶったとき、何が聞こえてくるか
まず、いつも自問してください-------「これは私の身体が本当に求めていることだろうか」と。「私の身体は何を食べたいの
だろう」「私の身体は今リラックスしたいと思っているのではないだろうか」 「エネルギー補給するために、私の身体は何を
欲しているだろう」きちんと耳を傾ければ、あなたの健康と幸せのためにいったい何がベストなのか、身体はいつでも教えて
くれます。そのときこそ「心のGPS」が役に立ちます。今計画していることが、エネルギーを拡大させるのか、あるいは縮小
させるのか、身体の声を聞いてみてください。作家でありセラピストでもあるマーサ・ベックによれば、人は身体の声を聞く
ことによって「心の年齢を逆戻りさせる」ことができるのだそうです。ベックは、たとえ受け入れたくないことであっても、
自分の身体に何が起こっているかを知ることが大事だと言いますが、多くの人にとっては身体の老化を認めるのはつらい
ことであり、なかなかそれができないようなのです。「あなたが今感じていることを拒絶するのではなく、すべてを
受け入れるのです。 そうすれば、身体の声が聞こえてきて、身体が何を求めているかがわかります」赤ちゃんやペットの
世話をするときの気持ちを想像し、それと同じ優しさと愛情を自分の身体にも注いであげると、脳の中の若々しさを司る
部分が活性化します。歳をとってもなぜかとても若々しい人と、ぐっと老けこむ人がいますが、それはどれだけ自分の
身体に愛情を注げるかにかかっているのです。自分のことが嫌いでいつもシワを気にしてばかりの人は、ますますシワを
増やします。逆に、身体の言葉を理解し、自分に優しく接すれば、たとえちょっとシワが増えようと、いつまでも気持ち
よく輝いて暮らしていけるのです。さて、次のエクササイズで自分の身体の声を聞いてみてください。今、あなたの身体
が求めていることがわかります。自分に優しくすることは、脳をいたわることとイコールです。”
『「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著]茂木健一郎[訳] 三笠書房 164頁
>>7 の訂正です。
106 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 23:35:10.98 ID:m3I6PmqN
9 すべてが信じられないことの不安 「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 247頁
107 :
優しい名無しさん :2011/11/10(木) 23:52:59.92 ID:m3I6PmqN
英語には〈あがる〉という言葉がないそうです。調べると、ステージ・フィーバーという言葉が見つかったのですが、それはステージに出る前に、 むしろかーっと燃えてきて、実際以上の力が出るような状態を言うらしいのです。これは〈あがる〉ではありません。あがる、というのは、 まず血圧がさがる。手足の動きが鈍くなって、ふだんの実力を発揮できない状態を〈あがる〉といいます。あがるというのは、実際は さがっているのです。これは白人たちにはあまりない現象のようです。肩が凝るという言葉もふつうは使いません。バックペインとか ショルダーペインとかという言いかたがありますが、ペインというのは痛みだから、肩凝りとは違うと思うのです。彼らは肩が凝らない のかなと思ったりもするのですが、全部、〈痛み〉(ペイン)で片付けてしまうのかもしれません。言葉は文化と結びついています。 ですから、言葉を見ると文化がわかります。 「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 192、193頁
108 :
優しい名無しさん :2011/11/11(金) 00:37:27.38 ID:1ZeCzPfL
Brain & Life 45 他人とのかかわりは脳の栄養源である (中略)人とのつきあいほど脳にとって栄養になるものはありません。もうお分かりのように、それは常に予測がつかないものだからです。 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 130頁
109 :
優しい名無しさん :2011/11/11(金) 04:27:08.41 ID:1ZeCzPfL
幸せを呼ぶ「脳の使い方」17 直感を大切にする 本当に望むことがわかっていれば、一瞬一瞬をどのように行動すればいいかは直感的にひらめくものです。 それは単に楽な道を選ぶということではなく、目的を達成するためならどんなことでも、 たとえ苦しいことやつらいことでも、やり遂げてみせるという勇気と粘り強さをもつということです。 直感に従えば、内なる目的意識に沿って行動することができ、上辺(うわべ)だけの義務感から動いたり、人からの 称賛を求めたりすることはなくなるでしょう。ロンダ・バーンは幸福に満ちた女性で、 直感に従って生きています。 『「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 199頁
110 :
優しい名無しさん :2011/11/11(金) 04:28:17.65 ID:1ZeCzPfL
>>109 訂正です。×一瞬一瞬を ○一瞬一瞬 でした。
111 :
優しい名無しさん :2011/11/11(金) 07:21:34.49 ID:1ZeCzPfL
>>98 の続きです。
(中略)では、なぜ「偶有性」は脳に良いのでしょう。それは、常にそこから学ぶことができるからです。「自分の知らないこと」、そのような状態からこそ、
人間は新しいことを学んでいきます。「偶有性」を栄養素としてこそ、脳は一生学び続けていくのですが、そのときに「○○が“正解”である」と、
あらかじめ決めつけることは、もっとも脳の学びを阻害してしまうことなのです。
「ピンチに勝てる脳」茂木健一郎 集英社 28頁(ページ)
112 :
優しい名無しさん :2011/11/11(金) 07:22:48.30 ID:1ZeCzPfL
>>111 タイトルは正確には、「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳」です。
113 :
優しい名無しさん :2011/11/11(金) 07:23:52.10 ID:vS4etjnb
本じゃないけど、なんとなく読んでいたら生きる希望がわきました 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/03(木) 19:35:00.61 ID:51fZZSzyO 飽きないねあんたら 女の子いびって楽しい? この子のバックにはダークコンドルっていうヤバいチームがついてるから 覚悟しといてね 236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/03(木) 19:58:25.13 ID:51fZZSzyO ちなみの彼氏の蹴りが地元のチームの間で“毒針”って呼ばれてるの知らないらしいね まぁネット掲示板で喚いてるだけの童貞オタク相手なら毒針でワンパンだから 痛いめ見たくなかったらせいぜいネット上だけで遊んでな 749 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/03(木) 21:36:32.12 ID:51fZZSzyO 明日大学に山?何て意味か分からないけど うちらのチームも舐められたもんだね 何人か校門に張らせとくから あんたらの仲間写メったくらいでイキんなよ 今ちなみかなり衰弱してるから、名誉毀損で控訴したらこっちの勝ちだね
>>104 書き込みどうもありがとうございます。(レス遅くなってすいません)
>>113 書き込み、どうもありがとうございます。m(__)m
116 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 03:43:43.18 ID:A1l4PvaI
この世でただひとりの存在である自分 人間は必ずどこかで、生きていることの不安定さ、生命のもろさというものを感じています。こころで感じなくても、 あるいは頭でそれを理解しなくても、肉体で感じている。その感覚を覚えている。そういう感覚に耳を澄ませることが 大事なのではないか、という気がしてしかたがありません。これは当然のことながら、病気ということとも結びついて くるわけです。体の発する声に耳を傾けよう、というのは、ぼくのもう三十年来の長いテーマです。体は必ず自分に 向けて語りかけてきます。睡眠不足でこれ以上は保(も)ちませんとか、気圧が下がってきて血管が拡張しかけている ので要注意ですとか、いろいろな声が聞こえてくる。ぼくらは、その語りかけてくる内面の声なき声のようなものに、 もっと耳を澄ませるべきなのです。それを聞く耳を持たないということは大きな問題だろう、という気がずっとして いました。ぼく自身、病院のお世話にならずに健康を維持するために、体の発する声に耳を傾けるということを 大事にしてきたのです。体は、人間の生命が有限であるという感覚を得ると、何かパルスを発してその人に 語りかけてくる。それに真摯に耳を傾ける必要があるのです。『こころ・と・からだ』のなかでも何度も 書きましたが、ぼくらは死と隣り合わせの生というものを生きています。そして、自分が健康でなくなる のではないかという不安、病気への不安を強く持っています。そのため、ガン保険とか、積み立て式でない 保険にはいるとか、みんないろいろなことをしています。 「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 236頁〜238頁
117 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 03:56:50.92 ID:A1l4PvaI
そのころは、不安ということよりも、生活するうえでの困難のほうがずっと多かったというしかありません。そんなふうに困難が 山積みになっているときは、あまり不安などは意識しないのがおもしろいところです。当時、ぼくは中学に通いながら、すでに いろいろなアルバイトをやっていました。地元の玉子を買いつけて村から町へ卸しに行ったり、自転車に何俵もの炭俵を積んで 運んで行き、帰りはラムネの箱を載せて戻ってきたりもしました。八女茶(やめちゃ)の行商で北九州や筑豊を回ったことも あります。やがて、上京して大学のロシア文学科にはいり、大都会の片隅で生活と直面するようになります。 そのころは希望なき時代です。とにかく明るい未来の社会をきずくため、という感じでやっていくしかない。 上京してしばらくは、お金がないため、住む部屋さえなかったのですが、なぜか不安などはありませんでした。 その理由を考えてみますと、引き揚げ前の平壌(ピョンヤン)の難民キャンプでの生活は、誰もが折り重なって 暮らしている、という感じだったからです。その極限状態を体験しているので、ホームレスみたいに 暮らしていても平気でした。下宿先が決まるまでしばらくのあいだ、住む場所のないぼくは、神社の軒下などに 寝ていたものです。これから先、食べていけるだろうかとか、生活していけるだろうか、というような不安は ありませんでした。明日なにがあるかはわからない。でも、自分には未来があるのだ、と思っていました。 「不安の力 turba mentis vigor meus」 五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 23頁〜25頁
118 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 04:01:26.86 ID:A1l4PvaI
>>117 の続きです。
無名で、若く、貧しかった時代。ぼくは二畳半の部屋に住み、冬は新聞紙を山ほどかぶってそのなかにもぐりこんで寝ていました。
足元が冷えるので、長靴をはいたまま寝たりもした。三度の食事を抜いて、そのあげくに血液を売ってわずかなお金を得る、
という日々。そんな時代のぼくの不安は、いつか自分がこの世界からはみ出すかもしれない、という不安でした。
金がないということで、自分を動物以下の存在にしてしまいそうになり、犯罪をおかすシーンを毎晩のように夢に見ました。
実際に万引きをしたこともあります。自分が人を殺すことがあるかもしれない、と実感として感じて心が震えました。
よくもきわどいところで踏みとどまったと思います。罪をおかすギリギリの線をふらふらと歩いていたのです。
真剣に自殺を考えたのもそのころのことです。しかし、その後、ついに学費が払えなくなって大学を追われることに
なりました。しばらくは貧しいフリーター生活を続けたのち、ぼくは小さな広告代理店にもぐりこみ、あわただしい
生活を送るようになります。やがて、不思議な縁で、CMソングをつくったり、テレビの構成作家としての仕事が
はじまりました。それはすごく愉快で活気にみちた生活でした。上昇期のマスコミの底辺を走りまわることが、
二十代のぼくにはおもしろくてしかたがなかったのです。
「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 25頁〜26頁
119 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 04:08:38.85 ID:A1l4PvaI
脳はいくら使っても疲れることはない。活動を我慢するほうが疲れにつながる The Brain wins the day for you-Part3 16 脳に強制はできない 仕事でも勉強でも、「自分が好きでやっている」と思い込むことは重要です。実際にはそうでなくてもいいのですが、 大切なのはそう思い込むことです。逆にいえば、自分が好きでやっていることでも、「ああ、面倒くさいなあ」と 思いながらやっているのでは、結果はあまり期待できません。なぜなら、どのような場合でも、 脳に強制することはできないからです。ここが脳とコンピュータの違うところです。コンピュータは強制的に プログラムすることができますが、脳を活動させるためには自発的な活動が根本になければならないのです。 このテーマについてはかつて学生と共同研究をしたことがあります。脳は「嫌々やらされている」ときと 「自ら望んでやっている」ときとでは、仮に同じ作業をしていてもまったく違う働きをします。 自発的に何か行動するときの脳の爆発力というのは本当にすごくて、その人の持つ潜在能力がうまく 活用されるのです。そのことをまざまざと知っているからこそ、僕はあらゆる仕事を 「嫌々やる」のではなく、「自ら楽しんでやる」状態を常としています。 仮にこなせないくらいの量の仕事がたまってしまっていても、「楽しい」と思い込んで仕事に向かうのです。 「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳」 茂木健一郎 集英社 213、214頁
120 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 04:24:14.01 ID:A1l4PvaI
紀元前六百、五百年のむかし、ゴータマ・シッダールタという青年が生まれました。いまは釈尊とか釈迦と呼ばれている 仏教の創始者です。そのゴータマ・シッダールタは、生まれるとすぐに七歩歩んで「天上天下、唯我独尊」と言った という。もちろん、これは伝説のたぐいですが、ぼくは最初、この「唯我独尊」という言葉の意味がどうも よくわかりませんでした。なんとなく、「この世でただ自分ひとりが尊いのだ」と言っているように思えて しかたがなかったからです。この言葉の解釈はいろいろあります。いま、ぼくはこの言葉を「世界中に自分という 人物はたったひとりの存在である、そのことのゆえに価値があるのだ」と受け取っています。つまり、 「唯我独尊」という言葉は、自分が自分だけの人間であって、ほかの人とは違う人間であるということを 伝えているのではないか。そのことをぼくらはしっかり認識する必要がある、と思うのです。 自分という人間は誰とも似ていない。母親とも父親とも違っている。顔は似ていても、体は違う。 そして、昨日の自分は今日の自分ではないということです。それがじつはとても大事なことではないか。 子どものころは腺病質で扁桃腺が腫れてばかりいて、体が弱いと思われていた人が意外に長生きしたり します。若いころはスポーツをやっていて、アメリカン・ フットボールのキャプテンまでやっていた のに、体をこわしてあっけなく亡くなる人もいます。これは、昨日の自分は今日の自分ではない、 ということがわかっていない、ということだろうと思います。自分は他人とは違うということと、 今日の自分は昨日の自分ではなく、明日の自分でもないということ。その刹那に生きている自己、 刹那に生きている命というものを、もっと真剣に考える必要がある、 と思えてしかたがありません。そして、結局のところそこから出てくるのは、 人間には一般的な健康法などないということです。” 「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 240頁
121 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 04:39:00.59 ID:A1l4PvaI
自分は他人とは違う。「唯我独尊」なのです。人間の値打ちというのはどこにあるのでしょうか。それは、ほかに似た人がいない
ということです。何かをしたから値打ちがあるとか、何かをしないから 値打ちがないとかいうことではありません。
とにかく希少価値があるということ。たったひとりの自分だから値打ちがある、と考えればいい。ほかに類がない ということが、
この世にあってひとつの値打ちなのです。たとえば、ピカソの絵を見たときに、オリジナリティがある、独創性があって
素晴らしいと考えます。オリジナリティというものは力です。こういう絵を描ける人 はほかにはいない、という人がいたら
その人は天才です。誰とも似ていないということが、その人にとってのすごい存在理由なのだと思う。 そうは言うものの、
誰とも似ていないということを不安に思う人が多い。みんなと同じように、というのがいまの時代の合言葉ではないでしょうか。
そのため、雑誌やいろいろなメディアは、いまはこうあるべきだ、健康になりたいならこうしなさい、ということをさかんに言う。
その時代の流行 に乗っていないと不安だ、という人も多いでしょう。でも、それは間違っていると思います。
「犀(さい)のごとく独りゆけ」というブッダの言葉をくり返し思い出します。 群れをなさず、ほかの仲間となれ合わず、
ゆっくりとある方向へ向かって歩いていく犀(さい)の姿。それは、なんとなく、人間が生きる大事な姿勢を表しているような
気がしてなりません。たしかに、みんなと一緒、同じなら寂しくないかもしれません。島国に住む 日本人は、これまで
ムラ社会のなかで折り合って暮らしてきました。それでも、やはりそういうことから離れて、自分はひとりだ、と考える
ことが大事なのです。「唯我独尊(ゆいがどくそん)」で生まれてきたのですから、生きかたも死にかたも一人ひとり
違っていていい。自分のオリジナリティというものを選べばいいのです。そう考えることで、犀のごとく独り歩んでいくエネルギーがでてくるのではないでしょうか。
「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 集英社文庫 244、245頁
>>120 は240〜242頁です。
君のお母さんは、何にもひどいことないじゃないの
124 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 07:42:03.84 ID:A1l4PvaI
物忘れする人は柔軟な内面の持ち主 「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 集英社文庫 119頁
125 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 08:59:23.65 ID:AdqsJih2
まあ、いいやと思う。 青の炎。
>>123 宮沢賢治の銀河鉄道の夜です。名文というか、独特な台詞まわしがいいというだけなんです。ごめんなさい
127 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 10:01:58.18 ID:MLBFYxpC
「なにがしあわせかはわからないです。本当にどんなつらいことでもそれが正しいみちを進む中のできごとなら、峠の上り下りもみんな本当の幸福に近づくひとあしづつですから。」灯台守がなぐさめていいました。
128 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 10:48:56.90 ID:A1l4PvaI
>>126 いえ、なんかドキッとする台詞だと思いました。
私は今まで母親を責めてばかりいたので。あと、叔母とか弟も。
「銀河鉄道の夜」を読んでみたいと思いました。どうもありがとうございます!
129 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 10:50:24.99 ID:A1l4PvaI
祖母の事も責めました。orz
>>128 きっと誰しもあるんじゃないかな…。レスありがとう。本の内容は責めるとかじゃないですよ なんかごめんなさい
>>130 いえいえ!全然!凹んでないので心配しないで下さいね。
132 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 11:19:36.16 ID:MLBFYxpC
133 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 11:23:52.22 ID:A1l4PvaI
我々が平和な社会生活を営むには、ともに生活する人達との相互理解がなければならない。 人が理解し合う最良の伝達手段は言葉であり、その意味で言葉の持つ価値は高い。 言葉を知り、日常の生活で、できるだけ正しく、よい言葉を使うことの求められるゆえんである。 日常の生活の中で、言葉を意識する機会は多くはないに違いない。 親しい人との間では意思の疎通に不足を感じることが少ないからである。しかし、 生活の場が広がるにつれ、互いに気心を知らない人と交際する機会も生じ、それまでの生活の延長では、意思の誤解から思わぬ摩擦が生まれることがある。相互の理解のために、 正しく、行き届いた言葉を使う努力が必要になる。 どのような言い方が正しく、行き届いたものであるかの理解が必要になる。 旺文社 国語辞典 [第八版] 編者のことば より さっき20年ぶりくらいにこの国語辞典を開いて 「恣意」と「恣意的」をひいてみました。なんか新鮮でした。 今度電子辞書を買うとしたら、旺文社の辞書が入った電子辞書を買いたいと思いました。
134 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 11:26:01.30 ID:A1l4PvaI
>>132 いえ、こちらこそです!
我々が平和な社会生活を営むには、ともに生活する人達との相互理解がなければならない。
人が理解し合う最良の伝達手段は言葉であり、その意味で言葉の持つ価値は高い。
言葉を知り、日常の生活で、できるだけ正しく、よい言葉を使うことの求められるゆえんである。
日常の生活の中で、言葉を意識する機会は多くはないに違いない。
親しい人との間では意思の疎通に不足を感じることが少ないからである。しかし、
生活の場が広がるにつれ、互いに気心を知らない人と交際する機会も生じ、
それまでの生活の延長では、意思の誤解から思わぬ摩擦が生まれることがある。
相互の理解のために、 正しく、行き届いた言葉を使う努力が必要になる。
どのような言い方が正しく、行き届いたものであるかの理解が必要になる。
旺文社 国語辞典 [第八版] 編者のことば より
さっき20年ぶりくらいにこの国語辞典を開いて
「恣意」と「恣意的」をひいてみました。なんか新鮮でした。
今度電子辞書を買うとしたら、旺文社の辞書が入った電子辞書を買いたいと思いました。
>>133 の訂正です。
135 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 11:31:06.71 ID:A1l4PvaI
>>134 の続き
誰でもがよく理解している内容を、言葉で表し、相手に伝えることは難しくない。
しかし、自分の創造した思想を誰にでも分かるような言葉で表すことは難しい。
自分の創造的な営みを多くの人に理解してもらうために、正しく、行き届いた表現ができるよう、
言葉の理解が必要なのである。正しい言葉遣いは、言語経験の豊富な積み重ねによって得られるものであるが、
そこに我々を導く一つの手段が辞典である。その求めに応えられるよう、本辞典を編集した。
旺文社 国語辞典 [第八版] 編者のことば より
136 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 11:37:29.20 ID:A1l4PvaI
>>135 の続き
近時、わが国の国際化が叫ばれている。国際化は文化の根源につながる言葉の問題に最も大きな形でつながる。
言葉の国際化には、いくつかの面がある。一つには、我々、国語を母国語とする者が、思想形成の基である国語を理解し、
それによって自らを知る。それが、自己のアイデンティティの確立につながる。
今後、国際舞台に生きる時に、強く求められるものである。
さらに、他の面では、海外諸国の人達からの国語への関心は年をおって高まってきているが、
その人達からの、使いやすく、内容の優れた国語辞典への要求が強くなっている。
この二つの要求は、一見矛盾するようにも見えるが、
我々の思想形成の独自さを説くことが、諸外国の人達の真の日本語理解につながることを考えると、
決して相反するものでないことが分かるのである。本辞典はそれも構想している。
旺文社 国語辞典 [第八版] 編者のことば より
…
139 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 11:58:18.79 ID:A1l4PvaI
Brain & Life 17 小学生の頃の記憶で、脳をメンテナンスする 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 58頁
>>125 書き込み、どうもありがとうございます。m(__)m
お母さんは、ぼくを許してくださるだろうか。 また銀河鉄道の夜
142 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 18:58:37.31 ID:A1l4PvaI
>>136 の続きです。
本辞典は、一九六〇年に誕生し、以後、数度の改定により、内容を密にして来た。
今回の改訂は、進歩の早い時代の要求も配慮した。
しかし、いたずらに新しさを求めるだけでなく、過去の積み重ねをも大事にした。
国語が、我々の文化であり続けて来たことを考え、国語のこれまでの歩みを理解することが大事であると考えたからである。
本辞典を使用される読者は、国語の伝統の豊かさと時代の新しい息吹とを感ぜられるに違いない。
本辞典を世に送り出せたことは、本辞典の編集に携わった者の大きな喜びである。
(略)
一九九二年 初秋
「旺文社 国語辞典 [第八版] 松村明 山口明穂 和田利政 編 Obunsha」 編者のことばより 編 者
143 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 19:01:55.19 ID:A1l4PvaI
>>142 の訂正です。
本辞典は、一九六〇年に誕生し、以後、数度の改定により、内容を密にして来た。
今回の改訂は、進歩の早い時代の要求も配慮した。
しかし、いたずらに新しさを求めるだけでなく、過去の積み重ねをも大事にした。
国語が、我々の文化であり続けて来たことを考え、国語のこれまでの歩みを理解することが大事であると考えたからである。
本辞典を使用される読者は、国語の伝統の豊かさと時代の新しい息吹とを感ぜられるに違いない。
本辞典を世に送り出せたことは、本辞典の編集に携わった者の大きな喜びである。
(略)
一九九二年 初秋 編 者
「旺文社 国語辞典 [第八版] 松村明 山口明穂 和田利政 編 Obunsha」 編者のことばより
144 :
優しい名無しさん :2011/11/13(日) 20:18:53.83 ID:3iYSOGx8
文から本名を抜粋して紹介するスレに見えた 被害妄想気味だな
私はスレ主なんですが、スレタイに不満あります(^_^;)
147 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 02:02:17.97 ID:qezeqsOJ
ぼくはなんだかあの人がじゃまなような気がしたんだ。それが、つらい。
148 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 02:07:33.46 ID:lHmOHoPV
カムパネルらをとられそうだったからだね
150 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 07:58:58.76 ID:JVoi70Nb
今「三猿」でググって、Wikipediaに興味深い事が書いてあると思ったので貼り。
三猿の起源
3匹の猿というモチーフ自体は古代エジプトにも見られるもので、シルクロードを経由して中国から伝わったものだという見解がある。
また『論語』の一節に「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、 非礼勿動」(礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ
礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざればおこなうなかれ)があり、中国では今日でも妊娠中の女性は胎教の観点から
「目は悪色を視ず、耳は淫声を聴かず、口は敖言を出さず」という戒めを受ける。
朝鮮半島においても、結婚前の女性は「見ても見ぬふり、聞いても聞こえないふりをして、言いたくても言うな」と教育される。
インドのマハトマ・ガンディーは常に3匹の猿の像を身につけ「悪を見るな、悪を聞くな、悪を言うな」と教えたとされており、
教科書などに「ガンディーの3猿」が掲載されている。
またアメリカ合衆国では教会の日曜学校などで三猿を用い
猥褻なものを見たり、性的な噂を聴いたり、嘘や卑猥なことを言わないよう諭すことがある。
「見ざる、聞かざる、言わざる」は日本には8世紀ごろ、
漢語の「不見、不聞、不言」を訳した天台宗の教えとして伝わったものだという説がある。
日本語の語呂合わせから日本が三猿発祥の地と思い込む人は多いが実は
「見ざる、聞かざる、言わざる」によく似た表現は古来世界各地にあり、同様の像も古くから存在する。
そしてまた、それぞれの文化によって意味するところは微妙に異なる。
三猿の起源は未だ十分に解明されておらず、今後の研究と調査に委ねるところが大きい。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E7%8C%BF
151 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 08:00:06.79 ID:JVoi70Nb
152 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 13:02:25.76 ID:qezeqsOJ
わたしたちはもうなんにもかなしいことないのです。 わたしたちはこんないいところを旅して、じき神さまのとこへ行きます。そこならもうほんとうに明るくて匂がよくて立派な人たちでいっぱいです。 そしてわたしたちの代わりにボートへ乗れた人たちは、きっとみんな助けられて、心配して待っているめいめいのお父さんやお母さんのお家やらへ行くのです。 さあ、もうじきですから元気を出しておもしろくうたっていきましょう。
153 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 14:30:00.55 ID:JVoi70Nb
◎一一一一一脳は、毎日の出来事すべてから学んでいる 脳はあらゆるものから栄養を摂取します。 見るものから学び、聞くことから学ぶ。指先の作業からも学べば、全身運動からも学びます。 ひとりの頭にひとつの脳。ひとつの人生にひとつの脳。 いわば、学習能力において脳に優る器官はなく、脳の「学び」こそが、一生涯を通じて味わえる自分自身の喜びであるのです。 ここでいう「学び」とはいわゆる「お勉強」のことではありません。 机を並べ、隣の人と偏差値を比べるような競争からは、実際、脳は充分な喜びを得られません。 「無理に強いられた学習というものは、何ひとつ魂の中に残りはしない」というのはプラトンの有名な言葉ですが、 他人と自分を比較する意識も喜びの自発性にブレーキをかけてしまします。 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 6頁
154 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 14:30:46.81 ID:JVoi70Nb
◎一一一一一脳は、毎日の出来事すべてから学んでいる 脳はあらゆるものから栄養を摂取します。 見るものから学び、聞くことから学ぶ。指先の作業からも学べば、全身運動からも学びます。 ひとりの頭にひとつの脳。ひとつの人生にひとつの脳。 いわば、学習能力において脳に優る器官はなく、脳の「学び」こそが、一生涯を通じて味わえる自分自身の喜びであるのです。 ここでいう「学び」とはいわゆる「お勉強」のことではありません。 机を並べ、隣の人と偏差値を比べるような競争からは、実際、脳は充分な喜びを得られません。 「無理に強いられた学習というものは、何ひとつ魂の中に残りはしない」というのはプラトンの有名な言葉ですが、 他人と自分を比較する意識も喜びの自発性にブレーキをかけてしまします。 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 6頁
155 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 14:31:10.91 ID:JVoi70Nb
◎一一一一脳は、毎日の出来事すべてから学んでいる 脳はあらゆるものから栄養を摂取します。 見るものから学び、聞くことから学ぶ。指先の作業からも学べば、全身運動からも学びます。 ひとりの頭にひとつの脳。ひとつの人生にひとつの脳。 いわば、学習能力において脳に優る器官はなく、脳の「学び」こそが、一生涯を通じて味わえる自分自身の喜びであるのです。 ここでいう「学び」とはいわゆる「お勉強」のことではありません。 机を並べ、隣の人と偏差値を比べるような競争からは、実際、脳は充分な喜びを得られません。 「無理に強いられた学習というものは、何ひとつ魂の中に残りはしない」というのはプラトンの有名な言葉ですが、 他人と自分を比較する意識も喜びの自発性にブレーキをかけてしまします。 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 6頁
>>152 書き込み、どうもありがとうございます。m(__)m
157 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 14:58:37.53 ID:qezeqsOJ
>>156 わざわざレスでお礼ありがとうございます
159 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 17:08:32.67 ID:JVoi70Nb
●他人のせいにする 自分に起きた不幸を、他人や状況のせいにするのは、自分の力をないがしろにすることです。 責任を転嫁することによって、本来自分がもっていた力を他人や状況に譲り渡してしまうからです。 他の物事を責めるのに費やすエネルギーは、自分で問題を解決するために使うべきです。 他人のせいにする人の口グセは「私のせいじゃない!」 『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 59頁
160 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 17:09:23.61 ID:JVoi70Nb
●他人のせいにする 自分に起きた不幸を、他人や状況のせいにするのは、自分の力をないがしろにすることです。 責任を転嫁することによって、本来自分がもっていた力を他人や状況に譲り渡してしまうからです。 他の物事を責めるのに費やすエネルギーは、自分で問題を解決するために使うべきです。 他人のせいにする人の口グセは「私のせいじゃない!」 『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 59頁
161 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 17:53:41.86 ID:JVoi70Nb
162 :
優しい名無しさん :2011/11/14(月) 22:44:44.13 ID:qezeqsOJ
>>162 教えてくださってどうもありがとうございました。m(__)m
いつか読みたいです。
164 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 05:50:37.69 ID:Dg0E0fqG
カカオの学名は「テオブロマ・カカオ」、「テオブロマ」はギリシャ語で「神の食べもの」という意味です。 meiji chocolate livrary チョコレートライブラリー 第1話(「明治ミルクチョコレート」)
165 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 05:54:21.69 ID:Dg0E0fqG
カカオの学名は「テオブロマ・カカオ」、「テオブロマ」はギリシャ語で「神の食べもの」という意味です。 meiji chocolate livrary チョコレートライブラリー 第1話 「明治ミルクチョコレート meiji milk chocolate MEIJI MILK CHOCOLATE」の包み紙の裏に書いてあった。
166 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 08:07:15.06 ID:Dg0E0fqG
“Brain & Life 71 愛を注ぎ込まれた「脳の道具箱」は鬼に金棒” (中略) “愛がなければ、目の前のことにチャレンジしようという欲求さえ生まれてきません。 6時間目では、脳の道具を充分に機能させるための潤 滑油たる存在、愛について考えてみたいと思います。 人間の進化について考える時、最も大切な概念が偶有性です。このテーゼは、機会ある ごとに僕がくり返し述べていることです。規則的な要素と不規則的な要素が半々である状 況、すなわち偶有性に適応するために脳は学習し、進化し続けてきたのです。つまり、脳 を含めた身体組織は常にゆらいでおり、このゆらぎという状態にこそ人間本来の生命原理 が宿る。要するに、僕らの脳は常にゆらぎを求めているということです。 では、日常における最たるゆらぎとはなんでしょう。 それは他者だ、と僕は考えます。 なぜ、僕らは他者を必要とするのか。なぜ、人はひとりでは生きられないのか。これま で述べてきたこの命題にさらに答えを加えるならば、他者とは偶有性の具現であり、「生 きている実感」すなわち「正解がないこと」、そのどうしようもなさを感じさせてくれる 存在である。だからこそ、人は他者を必要とするのではないでしょうか。 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP」 200頁
167 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 08:39:27.94 ID:Dg0E0fqG
●脳が「ダイナミックな変化」を起こす! 絶対に見逃してはならないポイントは「人は変わることができる」ということ。 これは脳科学でも実証されています。 多くの日本人は「人は変わらない」という理論が好きです。たとえば、血液型で人を分類 して「A型は結局こういう人」という運命論や宿命論で自分を決めつけるといった類(たぐい)です。 あるいは、「日本人が英語をマスターするためには、○歳までに始めないとダメ」とか 「○歳までにピアノを習っておかないと絶対音感は育たない」など、何事においても「限界 説」が幅を利かせています。 しかし、脳科学から見ると「人は変わることができる」ということこそ事実です。 この事 実を活かすことで脳は感情や記憶の中心となる回路をつくり変え、身体全体にダイナミック な変化が起こるのです。 「自分はこのままだ」と思うことは、あなたとあなたの脳を息苦しくします。 「私はなりたい自分になれる」と信じること、希望をもつことこそが、あなたのこれからの 道を大きく拓きます。 この本は、読めばちょっとした驚きの連続かもしれません。 「こんなに楽観的でいいのかな」と周囲に思われるかもしれませんが、それでいいのです。 そんなあなたが、結局一番おもしろい人生を歩んでいけるのです。 芋虫が蝶になるような変容をする----その変化を自分にも起こすことからすべては始まり ます。 あなたもこの本の「素晴らしい幸運をつかむ力」を活かしてください。 『>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』14頁「訳者のことば」より
168 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 08:54:08.58 ID:Dg0E0fqG
Brain & Life 75 「お金より価値があるのは、知識と学問である」 と教えられた少年時代 では、」自分自身について振り返る意味でも、僕自身の家族について触れてみたいと思い ます。 我が家は六人家族でした。祖父と祖母、両親そして妹です。ただ、祖母は僕が小学校一 年の時に亡くなり、祖父は中学校の時に亡くなりました。 父親はサラリーマンでした。学者ではありませんでしたが、学問に対する憧れは強かっ たようです。 父の蔵書は半端なものではありませんでした。フリードリッヒ・エンゲルスの『家族・ 私有財産・国家の起源』、高木貞治の『解析概論』などの難しい本が書棚に並び、小さい 頃から僕はなんとはなしにそれらの本に手を伸ばしていたのです。たぶん父は知らなかっ たでしょう。 そして高校に進学した時のことでした。 「これからはここの蔵書を全部読んでいいぞ。ちょっと、寂しさを感じるがな」 いつもよりも重々しい調子で僕に告げた父。その顔は今でも脳裡に焼きついています が、たぶん、子どもが自分を追い越していくという寂しさが過(よぎ)ったのでしょう。自分がな んと答えたかはもはや記憶の彼方へと消えてしまいましたが、父が僕を迎え入れてくれた 喜びでとにかくうれしかったことだけは憶えています。 父親は「お金より価値があるのは、知識と学問である」と常に思っていたようです。た とえばお金が儲かるから「医者になれ、弁護士になれ」ということは一切言いませんでし た。 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP」209〜211頁
169 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 08:55:40.44 ID:Dg0E0fqG
Brain & Life 75 「お金より価値があるのは、知識と学問である」 と教えられた少年時代 では、自分自身について振り返る意味でも、僕自身の家族について触れてみたいと思い ます。 我が家は六人家族でした。祖父と祖母、両親そして妹です。ただ、祖母は僕が小学校一 年の時に亡くなり、祖父は中学校の時に亡くなりました。 父親はサラリーマンでした。学者ではありませんでしたが、学問に対する憧れは強かっ たようです。 父の蔵書は半端なものではありませんでした。フリードリッヒ・エンゲルスの『家族・ 私有財産・国家の起源』、高木貞治の『解析概論』などの難しい本が書棚に並び、小さい 頃から僕はなんとはなしにそれらの本に手を伸ばしていたのです。たぶん父は知らなかっ たでしょう。 そして高校に進学した時のことでした。 「これからはここの蔵書を全部読んでいいぞ。ちょっと、寂しさを感じるがな」 いつもよりも重々しい調子で僕に告げた父。その顔は今でも脳裡に焼きついています が、たぶん、子どもが自分を追い越していくという寂しさが過(よぎ)ったのでしょう。自分がな んと答えたかはもはや記憶の彼方へと消えてしまいましたが、父が僕を迎え入れてくれた 喜びでとにかくうれしかったことだけは憶えています。 父親は「お金より価値があるのは、知識と学問である」と常に思っていたようです。た とえばお金が儲かるから「医者になれ、弁護士になれ」ということは一切言いませんでし た。 「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP」209〜211頁
170 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 09:36:53.46 ID:Dg0E0fqG
新しくチャレンジする人が いなければ古き良き日本 の優しくて小さいものも守れない The Brain wins the day for you Part-2 ‥ 10 足を引っ張り合う日本人 今、グローバリズムがものすごい勢いで進んでいます。グローバリズムとは。世界 各地がより緊密な相互依存関係で結ばれる傾向にあると見る考え方です。特に、イン ターネットの情報通信技術の急速な発展は、グローバリズムに大きな役割を果たして います。 しかしながら、グローバリズムとはまったく関係ないところで生きている人たちも います。たとえば、僕の母親のようにコンピュータに触れる機会が少なく、それがな くてもなんとかなっている人は、グーグルと対抗することを考えなくてもいいと思い ます。 ただ、日本が現在、苦境に陥っている背景には、グローバリズムが進んでいること が関係しています。世界のさまざまな地域が、ひとつの共同体として結ばれ、競争が 地球規模なものとなったことで、日本の今までの「オペレーティング・システム」 (コンピュータのシステム全体を管理し、種々のアプリケーションプログラムに共通する利用 環境を提供する基本的なプログラム)が通用しなくなってきているからです。日本はな んとかして、現在の状況から脱していかなければなりません。 そのためにも、iPhone、iPadに象徴されるように、モノが情報ネットワークと結 びついて付加価値を生む「ものづくり2.0」の時代になったときに、日本が加工貿 易の国として生き残れるかどうかを真剣に考えて、新しいことにチャレンジしていく 人たちがいなければ、日本の中でグローバリズムとは関係なく生きている、穏やかで 優しくて小さなものも守れないのではないでしょうか。 もっとも、日本には、自分が日本の代表となってグローバリズムの中で戦おうとす る人があまりにも少ないのが現状です。そしてもっと悪いことには、海外で戦おうと する人の足を引っ張る日本人も少なくありません。 僕が最初にアメリカに行ったときも、「日本人がアメリカに行っても通用するわけ がない」といったような非難をさんざん浴びました。どういうわけか、日本人という のは、自分たちの仲間が挑戦しに行こうとするとき、必ず足を引っ張ろうとするよう です。そして、失敗して帰ってきた人に対しては「それみたことか」という意地の悪 い気持ちもあるかもしれません。しかし、いつまでも仲間同士で足の引っ張り合いを していても、この国にとって、プラスになることは何ひとつないことを、そろそろ自 覚すべきときです。 「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳 茂木健一郎 集英社」113頁~115頁
171 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 11:03:06.79 ID:Dg0E0fqG
渋滞に巻き込まれたとき、あなたならどうする? 幸福感というのは、「人生の出来事にどう対応するか」によって大きく左右されます。 「幸せの国の百人」の考え方・生き方は、あらゆる出来事に対して、心が落ち着くような対 、、、、、、、、、 応を自分で責任を持って選んでいるのです。 作家のジャック・キャンフィールドは、次のようなシンプルな公式を唱えています。 「出来事 + あなたの対応 =もたらされる結果」 本当に幸せな人々とは人生に何が起ころうと、可能なかぎり自分がかじをとろうとします。 身の回りの出来事を変えられなければ、自分の"対応を変えればいい"のです。 たとえば交通渋滞に巻き込まれたとき。 車の中で顔をしかめたり、他の車に向かって怒鳴ったり、ハンドルを握りつぶさんばかり にしているドライバーがいる一方で、音楽に合わせてシートの中で身体を揺らし、楽しそう に歌っている人もいるでしょう。同じ状況にあっても、対応ひとつで不快にも愉快にもなる のです。 一つひとつの出来事に、落ち着いて対応をしようと心がけていれば、それがいつか脳内に 定着し、いつでも穏やかでいられるようになります。 『>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』56頁、57頁
172 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 11:04:03.29 ID:Dg0E0fqG
渋滞に巻き込まれたとき、あなたならどうする? 幸福感というのは、「人生の出来事にどう対応するか」によって大きく左右されます。 「幸せの国の百人」の考え方・生き方は、あらゆる出来事に対して、心が落ち着くような対 、、、、、、、、、、、、 応を自分で責任を持って選んでいるのです。 作家のジャック・キャンフィールドは、次のようなシンプルな公式を唱えています。 「出来事 + あなたの対応 =もたらされる結果」 本当に幸せな人々とは人生に何が起ころうと、可能なかぎり自分がかじをとろうとします。 身の回りの出来事を変えられなければ、自分の"対応を変えればいい"のです。 たとえば交通渋滞に巻き込まれたとき。 車の中で顔をしかめたり、他の車に向かって怒鳴ったり、ハンドルを握りつぶさんばかり にしているドライバーがいる一方で、音楽に合わせてシートの中で身体を揺らし、楽しそう に歌っている人もいるでしょう。同じ状況にあっても、対応ひとつで不快にも愉快にもなる のです。 一つひとつの出来事に、落ち着いて対応をしようと心がけていれば、それがいつか脳内に 定着し、いつでも穏やかでいられるようになります。 『>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』56頁、57頁
173 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 11:04:44.24 ID:Dg0E0fqG
渋滞に巻き込まれたとき、あなたならどうする? 幸福感というのは、「人生の出来事にどう対応するか」によって大きく左右されます。 「幸せの国の百人」の考え方・生き方は、あらゆる出来事に対して、心が落ち着くような対 、、、、、、、、、、、、、 応を自分で責任を持って選んでいるのです。 作家のジャック・キャンフィールドは、次のようなシンプルな公式を唱えています。 「出来事 + あなたの対応 =もたらされる結果」 本当に幸せな人々とは人生に何が起ころうと、可能なかぎり自分がかじをとろうとします。 身の回りの出来事を変えられなければ、自分の"対応を変えればいい"のです。 たとえば交通渋滞に巻き込まれたとき。 車の中で顔をしかめたり、他の車に向かって怒鳴ったり、ハンドルを握りつぶさんばかり にしているドライバーがいる一方で、音楽に合わせてシートの中で身体を揺らし、楽しそう に歌っている人もいるでしょう。同じ状況にあっても、対応ひとつで不快にも愉快にもなる のです。 一つひとつの出来事に、落ち着いて対応をしようと心がけていれば、それがいつか脳内に 定着し、いつでも穏やかでいられるようになります。 『>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』56頁、57頁
174 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 11:05:17.51 ID:Dg0E0fqG
渋滞に巻き込まれたとき、あなたならどうする? 幸福感というのは、「人生の出来事にどう対応するか」によって大きく左右されます。 「幸せの国の百人」の考え方・生き方は、あらゆる出来事に対して、心が落ち着くような対 、、、、、、、、、、、、 応を自分で責任を持って選んでいるのです。 作家のジャック・キャンフィールドは、次のようなシンプルな公式を唱えています。 「出来事 + あなたの対応 =もたらされる結果」 本当に幸せな人々とは人生に何が起ころうと、可能なかぎり自分がかじをとろうとします。 身の回りの出来事を変えられなければ、自分の"対応を変えればいい"のです。 たとえば交通渋滞に巻き込まれたとき。 車の中で顔をしかめたり、他の車に向かって怒鳴ったり、ハンドルを握りつぶさんばかり にしているドライバーがいる一方で、音楽に合わせてシートの中で身体を揺らし、楽しそう に歌っている人もいるでしょう。同じ状況にあっても、対応ひとつで不快にも愉快にもなる のです。 一つひとつの出来事に、落ち着いて対応をしようと心がけていれば、それがいつか脳内に 定着し、いつでも穏やかでいられるようになります。 『>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』56頁、57頁
175 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 11:07:46.31 ID:Dg0E0fqG
渋滞に巻き込まれたとき、あなたならどうする? 幸福感というのは、「人生の出来事にどう対応するか」によって大きく左右されます。 「幸せの国の百人」の考え方・生き方は、あらゆる出来事に対して、心が落ち着くような対 、、、、、、、、、、、、、 応を自分で責任を持って選んでいるのです。 作家のジャック・キャンフィールドは、次のようなシンプルな公式を唱えています。 「出来事 + あなたの対応 =もたらされる結果」 本当に幸せな人々とは人生に何が起ころうと、可能なかぎり自分がかじをとろうとします。 身の回りの出来事を変えられなければ、自分の"対応を変えればいい"のです。 たとえば交通渋滞に巻き込まれたとき。 車の中で顔をしかめたり、他の車に向かって怒鳴ったり、ハンドルを握りつぶさんばかり にしているドライバーがいる一方で、音楽に合わせてシートの中で身体を揺らし、楽しそう に歌っている人もいるでしょう。同じ状況にあっても、対応ひとつで不快にも愉快にもなる のです。 一つひとつの出来事に、落ち着いて対応をしようと心がけていれば、それがいつか脳内に 定着し、いつでも穏やかでいられるようになります。 『>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』56頁、57頁
176 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 11:08:45.22 ID:Dg0E0fqG
渋滞に巻き込まれたとき、あなたならどうする? 幸福感というのは、「人生の出来事にどう対応するか」によって大きく左右されます。 「幸せの国の百人」の考え方・生き方は、あらゆる出来事に対して、心が落ち着くような対 、、、、、、、、、、、、 応を自分で責任を持って選んでいるのです。 作家のジャック・キャンフィールドは、次のようなシンプルな公式を唱えています。 「出来事 + あなたの対応 =もたらされる結果」 本当に幸せな人々とは人生に何が起ころうと、可能なかぎり自分がかじをとろうとします。 身の回りの出来事を変えられなければ、自分の"対応を変えればいい"のです。 たとえば交通渋滞に巻き込まれたとき。 車の中で顔をしかめたり、他の車に向かって怒鳴ったり、ハンドルを握りつぶさんばかり にしているドライバーがいる一方で、音楽に合わせてシートの中で身体を揺らし、楽しそう に歌っている人もいるでしょう。同じ状況にあっても、対応ひとつで不快にも愉快にもなる のです。 一つひとつの出来事に、落ち着いて対応をしようと心がけていれば、それがいつか脳内に 定着し、いつでも穏やかでいられるようになります。 『>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』56頁、57頁
177 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 11:10:59.46 ID:Dg0E0fqG
渋滞に巻き込まれたとき、あなたならどうする? 幸福感というのは、「人生の出来事にどう対応するか」によって大きく左右されます。 「幸せの国の百人」の考え方・生き方は、あらゆる出来事に対して、心が落ち着くような対 、、、、、、、、、、、、 応を自分で責任を持って選んでいるのです。 作家のジャック・キャンフィールドは、次のようなシンプルな公式を唱えています。 「出来事 + あなたの対応 =もたらされる結果」 本当に幸せな人々とは人生に何が起ころうと、可能なかぎり自分がかじをとろうとします。 身の回りの出来事を変えられなければ、自分の"対応を変えればいい"のです。 たとえば交通渋滞に巻き込まれたとき。 車の中で顔をしかめたり、他の車に向かって怒鳴ったり、ハンドルを握りつぶさんばかり にしているドライバーがいる一方で、音楽に合わせてシートの中で身体を揺らし、楽しそう に歌っている人もいるでしょう。同じ状況にあっても、対応ひとつで不快にも愉快にもなる のです。 一つひとつの出来事に、落ち着いて対応をしようと心がけていれば、それがいつか脳内に 定着し、いつでも穏やかでいられるようになります。 『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』56頁、57頁
178 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 11:12:35.52 ID:Dg0E0fqG
渋滞に巻き込まれたとき、あなたならどうする? 幸福感というのは、「人生の出来事にどう対応するか」によって大きく左右されます。 「幸せの国の百人」の考え方・生き方は、あらゆる出来事に対して、心が落ち着くような対 、、、、、、、、、、、、 応を自分で責任を持って選んでいるのです。 作家のジャック・キャンフィールドは、次のようなシンプルな公式を唱えています。 「出来事 + あなたの対応 =もたらされる結果」 本当に幸せな人々とは人生に何が起ころうと、可能なかぎり自分がかじをとろうとします。 身の回りの出来事を変えられなければ、自分の"対応を変えればいい"のです。 たとえば交通渋滞に巻き込まれたとき。 車の中で顔をしかめたり、他の車に向かって怒鳴ったり、ハンドルを握りつぶさんばかり にしているドライバーがいる一方で、音楽に合わせてシートの中で身体を揺らし、楽しそう に歌っている人もいるでしょう。同じ状況にあっても、対応ひとつで不快にも愉快にもなる のです。 一つひとつの出来事に、落ち着いて対応をしようと心がけていれば、それがいつか脳内に 定着し、いつでも穏やかでいられるようになります。 『>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』56頁、57頁
正確に書き写すのは難しいですね(^_^;)
180 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 11:16:56.28 ID:Dg0E0fqG
渋滞に巻き込まれたとき、あなたならどうする? 幸福感というのは、「人生の出来事にどう対応するか」によって大きく左右されます。 「幸せの国の百人」の考え方・生き方は、あらゆる出来事に対して、心が落ち着くような対 、、、、、、、、、、、、 応を自分で責任を持って選んでいるのです。 作家のジャック・キャンフィールドは、次のようなシンプルな公式を唱えています。 「出来事 + あなたの対応 =もたらされる結果」 本当に幸せな人々とは人生に何が起ころうと、可能なかぎり自分がかじをとろうとします。 身の回りの出来事を変えられなければ、自分の"対応を変えればいい"のです。 たとえば交通渋滞に巻き込まれたとき。 車の中で顔をしかめたり、他の車に向かって怒鳴ったり、ハンドルを握りつぶさんばかり にしているドライバーがいる一方で、音楽に合わせてシートの中で身体を揺らし、楽しそう に歌っている人もいるでしょう。同じ状況にあっても、対応ひとつで不快にも愉快にもなる のです。 一つひとつの出来事に、落ち着いて対応をしようと心がけていれば、それがいつか脳内に 定着し、いつでも穏やかでいられるようになります。 『>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』56頁、57頁
181 :
優しい名無しさん :2011/11/15(火) 11:28:15.66 ID:Dg0E0fqG
脳はいくら使っても疲れる ことはない。活動を我慢 するほうが疲れにつながる The Brain wins the day for you-Part3 … 16 脳に強制はできない 仕事でも勉強でも、「自分が好きでやっている」と思い込むことは重要です。実際 にはそうでなくてもいいのですが、大切なのはそう思い込むことです。 逆にいえば、自分が好きでやっていることでも、「ああ、面倒くさいなあ」と思い ながらやっているのでは、結果はあまり期待できません。 なぜなら、どのような場合でも、脳に強制することはできないからです。ここが脳 とコンピュータの違うところです。コンピュータは強制的にプログラムすることがで きますが、脳を活動させるためには自発的な活動が根本になければならないのです。 このテーマについてはかつて学生と共同研究をしたことがあります。脳は「嫌々や らされている」ときと「自ら望んでやっている」ときとでは、仮に同じ作業をし ていてもまったく違う働きをします。自発的に何か行動するときの脳の爆発力という のは本当にすごくて、その人の持つ潜在能力がうまく活用されるのです。 そのことをまざまざと知っているからこそ、僕はあらゆる仕事を「嫌々やる」ので はなく、「自ら楽しんでやる」状態を常としています。仮にこなせないくらいの量の 仕事がたまってしまっていても、「楽しい」と思い込んで仕事に向かうのです。 「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳」茂木健一郎 集英社 213頁、214頁
182 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 01:25:43.67 ID:M4rfhBkj
この世でただひとりの存在である自分 人間は必ずどこかで、生きていることの不安定さ、生命のもろさというものを感 じています。こころで感じなくても、あるいは頭でそれを理解しなくても、肉体で 感じている。その感覚を覚えている。そういう感覚に耳を澄ませることが大事なの ではないか、という気がしてしかたがありません。これは当然のことながら、病気ということとも結びついてくるわけです。 体の発する声に耳を傾けよう、というのは、ぼくのもう三十年来の長いテーマで す。体は必ず自分に向けて語りかけてきます。睡眠不足でこれ以上は保(も)ちませんと か、気圧が下がってきて血管が拡張しかけているので要注意ですとか、いろいろな 声が聞こえてくる。 ぼくらは、その語りかけてくる内面の声なき声のようなものに、もっと耳を澄ま せるべきなのです。それを聞く耳を持たないということは大きな問題だろう、という 気がずっとしていました。ぼく自身、病院のお世話にならずに健康を維持するた めに、体の発する声に耳を傾けるということを大事にしてきたのです。 体は、人間の生命が有限であるという感覚を得ると、何かパルスを発してその人 に語りかけてくる。それに真摯に耳を傾ける必要があるのです。 『こころ・と・からだ』のなかでも何度も書きましたが、ぼくらは死と隣り合わせ の生というものを生きています。そして、自分が健康でなくなるのではないかとい う不安、病気への不安を強く持っています。 そのため、ガン保険とか、積み立て式でない保険にはいるとか、みんないろいろ なことをしています。ぼくの周りでも、たいていの人がそういう保険にはいってい る。それは、やはり健康に対する不安があるからです。万一、ガンで闘病すること になったら、健康保険ではとても足りない、と不安を感じるからでしょう。 けれども、人間がかかる病気はじつに多岐多様たきたようです。 「不安の力 turba mentis vigor meus 五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫」236頁〜238頁
183 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 01:27:43.04 ID:M4rfhBkj
この世でただひとりの存在である自分 人間は必ずどこかで、生きていることの不安定さ、生命のもろさというものを感 じています。こころで感じなくても、あるいは頭でそれを理解しなくても、肉体で 感じている。その感覚を覚えている。そういう感覚に耳を澄ませることが大事なの ではないか、という気がしてしかたがありません。これは当然のことながら、病気ということとも結びついてくるわけです。 体の発する声に耳を傾けよう、というのは、ぼくのもう三十年来の長いテーマで す。体は必ず自分に向けて語りかけてきます。睡眠不足でこれ以上は保もちませんと か、気圧が下がってきて血管が拡張しかけているので要注意ですとか、いろいろな 声が聞こえてくる。 ぼくらは、その語りかけてくる内面の声なき声のようなものに、もっと耳を澄ま せるべきなのです。それを聞く耳を持たないということは大きな問題だろう、という 気がずっとしていました。ぼく自身、病院のお世話にならずに健康を維持するた めに、体の発する声に耳を傾けるということを大事にしてきたのです。 体は、人間の生命が有限であるという感覚を得ると、何かパルスを発してその人 に語りかけてくる。それに真摯しんしに耳を傾ける必要があるのです。 『こころ・と・からだ』のなかでも何度も書きましたが、ぼくらは死と隣り合わせ の生というものを生きています。そして、自分が健康でなくなるのではないかとい う不安、病気への不安を強く持っています。 そのため、ガン保険とか、積み立て式でない保険にはいるとか、みんないろいろ なことをしています。ぼくの周りでも、たいていの人がそういう保険にはいってい る。それは、やはり健康に対する不安があるからです。万一、ガンで闘病すること になったら、健康保険ではとても足りない、と不安を感じるからでしょう。 けれども、人間がかかる病気はじつに多岐多様たきたようです。 「不安の力 turba mentis vigor meus 五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫」236頁〜238頁
184 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 01:29:17.79 ID:M4rfhBkj
この世でただひとりの存在である自分 人間は必ずどこかで、生きていることの不安定さ、生命のもろさというものを感 じています。こころで感じなくても、あるいは頭でそれを理解しなくても、肉体で 感じている。その感覚を覚えている。そういう感覚に耳を澄ませることが大事なの ではないか、という気がしてしかたがありません。 これは当然のことながら、病気ということとも結びついてくるわけです。 体の発する声に耳を傾けよう、というのは、ぼくのもう三十年来の長いテーマで す。体は必ず自分に向けて語りかけてきます。睡眠不足でこれ以上は保もちませんと か、気圧が下がってきて血管が拡張しかけているので要注意ですとか、いろいろな 声が聞こえてくる。 ぼくらは、その語りかけてくる内面の声なき声のようなものに、もっと耳を澄ま せるべきなのです。それを聞く耳を持たないということは大きな問題だろう、という 気がずっとしていました。ぼく自身、病院のお世話にならずに健康を維持するた めに、体の発する声に耳を傾けるということを大事にしてきたのです。 体は、人間の生命が有限であるという感覚を得ると、何かパルスを発してその人 に語りかけてくる。それに真摯しんしに耳を傾ける必要があるのです。 『こころ・と・からだ』のなかでも何度も書きましたが、ぼくらは死と隣り合わせ の生というものを生きています。そして、自分が健康でなくなるのではないかとい う不安、病気への不安を強く持っています。 そのため、ガン保険とか、積み立て式でない保険にはいるとか、みんないろいろ なことをしています。ぼくの周りでも、たいていの人がそういう保険にはいってい る。それは、やはり健康に対する不安があるからです。万一、ガンで闘病すること になったら、健康保険ではとても足りない、と不安を感じるからでしょう。 けれども、人間がかかる病気はじつに多岐多様たきたようです。 「不安の力 turba mentis vigor meus 五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫」236頁〜238頁
185 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 01:51:49.24 ID:M4rfhBkj
紀元前六百、五百年のむかし、ゴータマ・シッダールタという青年が生まれまし た。いまは釈尊しゃくそんとか釈迦しゃかと呼ばれている仏教の創始者です。 そのゴータマ・シッダールタは、生まれるとすぐに七歩歩んで「天上天下てんじょうてんげ、唯 我独尊ゆいがどくそん」と言ったという。もちろん、これは伝説のたぐいですが、ぼくは最初、こ の「唯我独尊」という言葉の意味がどうもよくわかりませんでした。なんとなく、 「この世でただ自分ひとりが尊いのだ」と言っているように思えてしかたがなかっ たからです。 この言葉の解釈はいろいろあります。いま、ぼくはこの言葉を「世界中に自分と いう人物はたったひとりの存在である、そのことのゆえに価値があるのだ」と受け 取っています。 つまり、「唯我独尊」という言葉は、自分が自分だけの人間であって、ほかの人 とは違う人間であるということを伝えているのではないか。そのことをぼくらはし っかり認識する必要がある、と思うのです。自分という人間は誰とも似ていない。 母親とも父親とも違っている。顔は似ていても、体は違う。そして、昨日の自分は 今日の自分ではないということです。それがじつはとても大事なことではないか。 子どものころは腺病質せんびょうしつで扁桃腺が腫れてばかりいて、体が弱いと思われていた 人が意外に長生きしたりします。若いころはスポーツをやっていて、アメリカン・ フットボールのキャプテンまでやっていたのに、体をこわしてあっけなく亡くなる 人もいます。 これは、昨日の自分は今日の自分ではない、ということがわかっていない、とい うことだろうと思います。自分は他人とは違うということと、今日の自分は昨日の自分ではなく、明日の自 分でもないということ。その刹那せつなに生きている自己、刹那に生きている命というも のを、もっと真剣に考える必要がある、と思えてしかたがありません。 そして、結局のところそこから出てくるのは、人間には一般的な健康法などない ということです。 たとえば平熱にしても、一人ひとりみな違っています。三十七度台で平熱だと いう人もいれば、若い人のなかには三十六度台で平熱という人もいる。血圧もそう です。 あるいは、「世間ではこう言われている」という常識みたいなものがあります。 たとえば、いままでは「朝ごはんをきちんと食べると健康にいい」という説が正し いとされてきました。でも、最近では「朝ごはんは食べなくてもいい」という説も ある。いったいどっちの説を採ればいいのだろう、と、迷う人もいることでしょう。 それは、朝食をきちんと食べたほうがいい人は食べるべきです。反対に、朝食を 食べないほうがコンディションがいい人は食べるべきではない。 世間で言われているスタンダードなものに対して、いや、自分は自分だ、他人と は違っていていい、と考える。独自のオリジナリティを打ち出すべきなのです。 睡眠時間にしても、一日三時間でいいと言ってがんばっている人もいるでしょう。 逆に、十時間近く寝ているという人もいる。むかし、越路吹雪こしじふぶきさんが、ふだんでも 十時間か十一時間寝ないと低血圧で調子が悪い、と言っていたそうです。それを聞 いたときは、いくらなんでも寝すぎではないかと思いましたが、それも人それぞれ なのです。 もちろん、大まかな基準点というものはあります。たとえば、睡眠時間の標準は 七時間から八時間、というふうに言われてきました。およそ一日の三分の一。しか し、その大まかな基準点は、それを決めないと世の中が動かないために、仮に決め ているだけです。それなら、自分には当てはまらない、と大胆に考えてしまったら どうでしょうか。 (不安の力 turba mentis vigor meus五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫)240頁~243頁
186 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 02:02:03.84 ID:M4rfhBkj
紀元前六百、五百年のむかし、ゴータマ・シッダールタという青年が生まれまし た。いまは釈尊しゃくそんとか釈迦しゃかと呼ばれている仏教の創始者です。 そのゴータマ・シッダールタは、生まれるとすぐに七歩歩んで「天上天下てんじょうてんげ、唯 我独尊ゆいがどくそん」と言ったという。もちろん、これは伝説のたぐいですが、ぼくは最初、こ の「唯我独尊」という言葉の意味がどうもよくわかりませんでした。なんとなく、 「この世でただ自分ひとりが尊いのだ」と言っているように思えてしかたがなかっ たからです。 この言葉の解釈はいろいろあります。いま、ぼくはこの言葉を「世界中に自分と いう人物はたったひとりの存在である、そのことのゆえに価値があるのだ」と受け 取っています。 つまり、「唯我独尊」という言葉は、自分が自分だけの人間であって、ほかの人 とは違う人間であるということを伝えているのではないか。そのことをぼくらはし っかり認識する必要がある、と思うのです。自分という人間は誰とも似ていない。 母親とも父親とも違っている。顔は似ていても、体は違う。そして、昨日の自分は 今日の自分ではないということです。それがじつはとても大事なことではないか。 子どものころは腺病質せんびょうしつで扁桃腺が腫れてばかりいて、体が弱いと思われていた 人が意外に長生きしたりします。若いころはスポーツをやっていて、アメリカン・ フットボールのキャプテンまでやっていたのに、体をこわしてあっけなく亡くなる 人もいます。 これは、昨日の自分は今日の自分ではない、ということがわかっていない、とい うことだろうと思います。 自分は他人とは違うということと、今日の自分は昨日の自分ではなく、明日の自 分でもないということ。その刹那せつなに生きている自己、刹那に生きている命というも のを、もっと真剣に考える必要がある、と思えてしかたがありません。 そして、結局のところそこから出てくるのは、人間には一般的な健康法などない ということです。 たとえば平熱にしても、一人ひとりみな違っています。三十七度台で平熱だと いう人もいれば、若い人のなかには三十六度台で平熱という人もいる。血圧もそう です。 あるいは、「世間ではこう言われている」という常識みたいなものがあります。 たとえば、いままでは「朝ごはんをきちんと食べると健康にいい」という説が正し いとされてきました。でも、最近では「朝ごはんは食べなくてもいい」という説も ある。いったいどっちの説を採ればいいのだろう、と、迷う人もいることでしょう。 それは、朝食をきちんと食べたほうがいい人は食べるべきです。反対に、朝食を 食べないほうがコンディションがいい人は食べるべきではない。 世間で言われているスタンダードなものに対して、いや、自分は自分だ、他人と は違っていていい、と考える。独自のオリジナリティを打ち出すべきなのです。 睡眠時間にしても、一日三時間でいいと言ってがんばっている人もいるでしょう。 逆に、十時間近く寝ているという人もいる。むかし、越路吹雪こしじふぶきさんが、ふだんでも 十時間か十一時間寝ないと低血圧で調子が悪い、と言っていたそうです。それを聞 いたときは、いくらなんでも寝すぎではないかと思いましたが、それも人それぞれ なのです。 もちろん、大まかな基準点というものはあります。たとえば、睡眠時間の標準は 七時間から八時間、というふうに言われてきました。およそ一日の三分の一。しか し、その大まかな基準点は、それを決めないと世の中が動かないために、仮に決め ているだけです。それなら、自分には当てはまらない、と大胆に考えてしまったら どうでしょうか。 (不安の力 turba mentis vigor meus五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 240頁~243頁)
187 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 02:12:14.84 ID:M4rfhBkj
自分は他人とは違う。「唯我独尊ゆいがどくそん」なのです。 人間の値打ちというのはどこにあるのでしょうか。それは、ほかに似た人がいな いということです。何かをしたから値打ちがあるとか、何かをしないから 値打ちが ないとかいうことではありません。とにかく希少価値があるということ。たったひ とりの自分だから値打ちがある、と考えればいい。ほかに類がないということが、 この世にあってひとつの値打ちなのです。 たとえば、ピカソの絵を見たときに、オリジナリティがある、独創性があって素 晴らしいと考えます。オリジナリティというものは力です。こういう絵を描ける人 はほかにはいない、という人がいたらその人は天才です。誰とも似ていないという ことが、その人にとってのすごい存在理由なのだと思う。 そうは言うものの、誰とも似ていないということを不安に思う人が多い。みんな と同じように、というのがいまの時代の合言葉ではないでしょうか。そのため、雑 誌やいろいろなメディアは、いまはこうあるべきだ、健康になりたいならこうしな さい、ということをさかんに言う。その時代の流行 に乗っていないと不安だ、とい う人も多いでしょう。でも、それは間違っていると思います。 「犀さいのごとく独りゆけ」というブッダの言葉をくり返し思い出します。 群れをなさ ず、ほかの仲間となれ合わず、ゆっくりとある方向へ向かって歩いていく犀の姿。 それは、なんとなく、人間が生きる大事な姿勢を表しているような気がしてなりま せん。 たしかに、みんなと一緒、同じなら寂しくないかもしれません。島国に住む 日本 人は、これまでムラ社会のなかで折り合って暮らしてきました。それでも、やはり そういうことから離れて、自分はひとりだ、と考えることが大事なのです。 「唯我独尊」で生まれてきたのですから、生きかたも死にかたも一人ひとり違って いていい。自分のオリジナリティというものを選べばいいのです。そう考えること で、犀のごとく独り歩んでいくエネルギーがでてくるのではないでしょうか。 (不安の力 turba mentis vigor meus 五木寛之 集英社文庫 244頁、245頁)
188 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 03:17:31.12 ID:M4rfhBkj
幸せを呼ぶ 「脳の使い方」12 身体の声に耳を傾ける 「幸せの国の百人」は、いつも身体の声に注意深く耳を傾けるようにしています。 「そろそろ休みたい」「もっと水が欲しい」「風呂に入りたい」「運動したい」など、身体の 欲求を知ることは、自分を慈しむことであり、誰でもすぐに身につけられる幸せの習慣なの です。 私たちの身体はいつも、今何をすればいいかを的確に知っているものですが、ついうっか りその声を無視しがちです。 身体を気にかけてやり、尊重していれば、身体は私たちにとって、かけがえのない友人 になってくれることでしょう。 目をつぶったとき、何が聞こえてくるか まず、いつも自問してください-------「これは私の身体が本当に求めていることだろうか」 と。「私の身体は何を食べたいのだろう」 「私の身体は今リラックスしたいと思っているのではないだろうか」 「エネルギー補給するために、私の身体は何を欲しているだろう」 きちんと耳を傾ければ、あなたの健康と幸せのためにいったい何がベストなのか、身体は いつでも教えてくれます。 そのときこそ「心のGPS」が役に立ちます。今計画していることが、エネルギーを拡大 させるのか、あるいは縮小させるのか、身体の声を聞いてみてください。 作家でありセラピストでもあるマーサ・ベックによれば、人は身体の声を聞くことによっ て「心の年齢を逆戻りさせる」ことができるのだそうです。 ベックは、たとえ受け入れたくないことであっても、自分の身体に何が起こっているかを 知ることが大事だと言いますが、多くの人にとっては身体の老化を認めるのはつらいことで あり、なかなかそれができないようなのです。 「あなたが今感じていることを拒絶するのではなく、すべてを受け入れるのです。 そうすれ ば、身体の声が聞こえてきて、身体が何を求めているかがわかります」 赤ちゃんやペットの世話をするときの気持ちを想像し、それと同じ優しさと愛情を自分の 身体にも注いであげると、脳の中の若々しさを司る部分が活性化します。 歳をとってもなぜかとても若々しい人と、ぐっと老けこむ人がいますが、それはどれだけ 自分の身体に愛情を注げるかにかかっているのです。自分のことが嫌いでいつもシワを気に してばかりの人は、ますますシワを増やします。 逆に、身体の言葉を理解し、自分に優しく接すれば、たとえちょっとシワが増えようと、 いつまでも気持ちよく輝いて暮らしていけるのです。 さて、次のエクササイズで自分の身体の声を聞いてみてください。今、あなたの身体が求 めていることがわかります。自分に優しくすることは、脳をいたわることとイコールです。 (「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 164頁~166頁)
189 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 03:20:32.71 ID:M4rfhBkj
幸せを呼ぶ 「脳の使い方」12 身体の声に耳を傾ける 「幸せの国の百人」は、いつも身体の声に注意深く耳を傾けるようにしています。 「そろそろ休みたい」「もっと水が欲しい」「風呂に入りたい」「運動したい」など、身体の 欲求を知ることは、自分を慈しむことであり、誰でもすぐに身につけられる幸せの習慣なの です。 私たちの身体はいつも、今何をすればいいかを的確に知っているものですが、ついうっか りその声を無視しがちです。 身体を気にかけてやり、尊重していれば、身体は私たちにとって、かけがえのない友人 になってくれることでしょう。 目をつぶったとき、何が聞こえてくるか まず、いつも自問してください-------「これは私の身体が本当に求めていることだろうか」 と。 「私の身体は何を食べたいのだろう」 「私の身体は今リラックスしたいと思っているのではないだろうか」 「エネルギー補給するために、私の身体は何を欲しているだろう」 きちんと耳を傾ければ、あなたの健康と幸せのためにいったい何がベストなのか、身体は いつでも教えてくれます。 そのときこそ「心のGPS」が役に立ちます。今計画していることが、エネルギーを拡大 させるのか、あるいは縮小させるのか、身体の声を聞いてみてください。 作家でありセラピストでもあるマーサ・ベックによれば、人は身体の声を聞くことによっ て「心の年齢を逆戻りさせる」ことができるのだそうです。 ベックは、たとえ受け入れたくないことであっても、自分の身体に何が起こっているかを 知ることが大事だと言いますが、多くの人にとっては身体の老化を認めるのはつらいことで あり、なかなかそれができないようなのです。 「あなたが今感じていることを拒絶するのではなく、すべてを受け入れるのです。 そうすれ ば、身体の声が聞こえてきて、身体が何を求めているかがわかります」 赤ちゃんやペットの世話をするときの気持ちを想像し、それと同じ優しさと愛情を自分の 身体にも注いであげると、脳の中の若々しさを司る部分が活性化します。 歳をとってもなぜかとても若々しい人と、ぐっと老けこむ人がいますが、それはどれだけ 自分の身体に愛情を注げるかにかかっているのです。自分のことが嫌いでいつもシワを気に してばかりの人は、ますますシワを増やします。 逆に、身体の言葉を理解し、自分に優しく接すれば、たとえちょっとシワが増えようと、 いつまでも気持ちよく輝いて暮らしていけるのです。 さて、次のエクササイズで自分の身体の声を聞いてみてください。今、あなたの身体が求 めていることがわかります。自分に優しくすることは、脳をいたわることとイコールです。 (「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 164頁~166頁)
190 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 03:48:58.50 ID:M4rfhBkj
Brain & Life 68 「個人のグーグル時価総額」を上げろ (中略) 僕は、これからはフリーランスの時代だと思っています。これからではなく、今、この 瞬間がまさにそうだといっても過言ではありません。つまり組織とか国に頼って生きてい こうという人はあまり輝きません。たとえどこかの会社に就職するとしても、自分はその 会社に所属しているのではなくて、アフィリエーション(提携)をしていると思って生き ていってほしい。 自分というひとりの人間の時価総額を上げるように生きていってほしいのです。 そのために、僕がお勧めしているのは、インターネット上の自分のホームページ、いわ ゆるブログをつくることです。ここで大切なことは、ブログを実名でつくるということで す。 たとえば僕の個人の名刺には肩書きは一切書いていません。脳科学者とは書いています が、「ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー」だとか「東京工業大学 大学院連携教授」などの肩書きはどれも書いていません。僕は組織という枕詞が好きでは ないのです。あえていうなら、自分の名前をインターネットで検索してもらい、そこで出 てくる実名での価値で勝負をしたいと思っているのです。もちろん、自分の関係している 組織のために働くべき時は、全力を尽くすことはいうまでもありません。 僕はこれを「個人のグーグル時価総額」と密かに名づけました。そしてこの時価総額を 上げることにこそ、現代の価値があると考えています。いわば、「実名での価値」が予測 不可能な社会の荒波を泳ぎ切る唯一の基準になっていくと思うのです。ひいてはこれが、 個人の安全保障につながるものなのです。 (Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 190頁~192頁)
191 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 09:23:41.13 ID:2N0+O9JG
「なんて言ってるかわかるか?」 「帰りたい、帰りたいと言ってるんだ」 バッバは死んだ。言いたいのはそれだけだ。 フォレストガンプ
192 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 11:22:26.98 ID:M4rfhBkj
Brain & Life 70 複雑な世の中で決断力を磨く脳のメカニズム 最後にどのようなバブルを起こすべきか、決断に迷っている人もいると思います。で は、どうすれば決断力を磨くことができるのか?自分が選んだ道がすべて正解だと思え ればいいのですが、現実にはそんなことなどあり得ません。失敗したなと悔やんだり、ま た元の道に引き返したり。人生はそのくり返しです。 しかしどうなるにせよ、僕たちは決断をしていかなくてはなりません。二股に分かれた 道どころか、実社会には、何通りにも枝分かれした道があります。迷いながらも、どこか に決めなくてはならない。即断即決できる人もいれば、優柔不断でなかなか決められない 人もいるでしょう。この違いはどこから生じるのでしょうか。 優柔不断であることを周囲のせいにしたり、あるいは性格だから仕方ないと諦めている 人も多い。 でもそれは間違いです。脳の中にある意思決定の回路。これを鍛える努力をしているか 否か。つまりどんな神経回路でも、使えば使うほど鍛えられるもの。それは性格や才能な どではなく、日頃の訓練によるところが大きいのです。 人間はいろんな経験を積むと、その体験が側頭葉に蓄えられていきます。それをもとに 意思決定をしたり判断をするわけです。ただ、それだけであれば歳をとって経験を積め ば、みんなが素早い意思決定ができるはず。ところがそうはなりません。単に経験を積む だけでなく、やはり意思決定の回路を鍛えることが大切です。他人に決めてもらうのでは なく、自分で考えて判断を下すという訓練。その積み重ねこそが決断力には必要です。 よくいわれるのは車の運転です。自分でハンドルを握っているドライバーは道をよく憶 えています。それは常に道を憶えようとする脳の道を憶える記憶神経回路が働いているか らです。実際にニューヨークのタクシー運転手の脳を調べてみたところ、道を憶える記憶 回路が発達していたのです。 ところがいつも助手席に乗っている人は、ほとんど道を憶えていません。要するに脳の 道を憶える記憶回路が働いていないのです。同じ時間、同じ道のりを体験しているにもか かわらず、ドライバーと助手席の人とでは記憶がまったく変わってくる。これは記憶力の 差などではなく、使う神経の差なのです。 そのような意味でも、カーナビゲーションに頼らず、自分の道を自分で探して自分で判 断していくことが、脳にとっては大切なのです。 ましてや人生にはナビゲーションシステムなどありません。自らの道を自らで選ぶ。人 生の助手席に座って他人の人生を生きるのではなく、たとえ道を間違えたとしても自分が 主体となってハンドルを握る。 その意思決定にこそ、脳、そして人生の喜びがあるのです。 ("Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱" 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP p195〜p197)
>>191 レス、どうもありがとうございます。m(__)m
トム・ハンクス主演の映画の台詞ですか?
194 :
優しい名無しさん :2011/11/16(水) 11:42:31.54 ID:2N0+O9JG
いえ、原作本の方ですよ。内容は映画とか結構違ってたりします。
>>194 そうなんですか、今度機会があったら是非読みたいです。
どうもありがとうございます。
前にも誰かが書いてたけど、レスっていうのはレスポンスの略ですよね。 返信って意味。
"書き込み"は英語で何て言うんだろう。
書き込みのことをレス(返信)って言うのはスレッドのタイトルに対する返信って意味なのかな
199 :
優しい名無しさん :2011/11/17(木) 05:14:34.48 ID:crEXQqPq
幸せを呼ぶ 「脳の使い方」 15 「大いなる自然の力」を感じる 「幸せの国の百人」は、宇宙の力を信じていて、宇宙が人生に与えてくれるものをすべて受 け入れようと考えています。 宇宙とは、我々を包んでいる大きな世界全体のことであり、自然や森羅万象と言い換えて もいいかもしれません。幸せな人々は、「支援の法則」(宇宙はいつもあなたを支えてくれて いる)を信じています。 多くの人にはそれができません。身の回りのことをすべて思い通りにしようとして、宇宙 を信じて身を委ねようとは思わないのです。 しかし、"自分が今できるだけのことをして、あとは大きな力に任せておけば、すべてが ベストな方向へ向かっていく"と考えましょう。そうすれば、心はいつも穏やかで、焦った り不安になったりしなくなります。 (『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 185頁)
生きてくことは つらかったです
>>200 レス、どうもありがとうございます。m(__)m
202 :
優しい名無しさん :2011/11/18(金) 12:40:11.99 ID:pl2hc/ib
あなたは逆境に陥っているのか。 もしそうなら、孤独の闇の中で独りで 悲しんでいてはいけないし、 またあなたの親友たちの寛大な同情によって 自分の悲しみを調節してもいけない。 出来るだけ早く世間と社会の白日の下に戻りなさい。 赤の他人、すなわちあなたの不幸について何も知らず、 あるいは気にとめない人々と生活しなさい。 アダム・スミス『道徳感情論』
203 :
優しい名無しさん :2011/11/18(金) 12:47:51.90 ID:SyezulUJ
おまえたちは、はじめにすべての可能性を与えられているのに、毎日、それが少しずつ奪われて縮んでいくのだ。 幼いうちは、おまえたちは、知っていることが少ないかわりに、想像の世界がやたら大きいのではなかったかね? どうしてランプに明かりがつくのか、テレビの画面に映像がうつるのか、理屈がわからないから、想像しなくてはなかなかった。 それに、木の根っこの下では小人たちがどんなふうに暮らしているのかとか、巨人のてのひらの上に立ったらどんな気分だろか、などということも想像していたのだろう。だが、やがてもっと年とった者たちが、ランプやテレビの仕組みについて教えてくれる。 それから小人も巨人も実際にはいないことを知ってしまう。 おまえたちの想像の世界はどんどん小さくなっていき、知識はますますふくれあがっていく。 そうじゃないのかね?
>>202 レスをどうもありがとうございます。m(__)m
早く社会に出ろということですね
>>203 レスをどうもありがとうございます。m(__)m
206 :
優しい名無しさん :2011/11/19(土) 03:40:39.30 ID:OnK07fLj
・05 ピンチをチャンスに変えるコツ では「ピンチをチャンスに変える」ためのコツ、つまり「偶有性」の対処の仕方に おいて、もっとも基本的なことは何でしょう。 それは、ひとつひとつの情報にあまり重きをおかない、ということです。 先ほどのアイスランドの噴火事件を例にとれば、自分が最終的に日本に帰れるかど うかという結果に影響を与える要素というのは、とてもたくさんあったので、その中 のどれかひとつの要素に支配されてしまうというのは危険なことでした。 日本人は特に素直で優等生であることが良しとされて育てられてきた国民です。 しばしば、学校の先生のいうことはすべて正しいという世界観のもとで育てられるの で、何かの情報が来たときに、それが正しいのか正しくないのか、ということを自分 の頭で判断することが苦手です。誰かがいっているから正しいだろう、とそれだけで 判断してしまう。 もしかしたらその情報は不完全かもしれないし、あるいは現実の一部分しか反映し ていないかもしれないということにあまり頭がいかないのです。 しかしそうやって、たとえばメディアのいうことをうのみにしてしまうと、結果と しては「ピンチをチャンスに変えられる」千載一遇の機会を逃してしまうことになる かもしれない。「偶有性」の恵みを、享受できないことになってしまう。 とにかく、すべての情報は一度、横に並べて置いた上で、改めて自分の頭で決断す る。そういう脳のプロセスをつくることが大切です。 (「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳」茂木健一郎 集英社」35頁,36頁より抜粋)
207 :
優しい名無しさん :2011/11/19(土) 04:41:47.21 ID:aaGJS7ev
はじめおまえたちは、例えば将来消防士になりたいなどと考えたりする。でなかったらなにか全然ちがうものに。看護師になりたいとかな。ところがある日、おまえたちは実際、消防士とか看護師といった何者かになってしまっていることに気がつくのだ。 そしてもはや、なにかまったく別なものになりたくてもなれない。 それにはもう、遅すぎるからな。 こう考えると、大きくなるというより小さくなっていく、といったほうがいいのではないか?
208 :
優しい名無しさん :2011/11/19(土) 04:43:18.28 ID:OnK07fLj
◎-------脳は、毎日の出来事すべてから学んでいる 脳はあらゆるものから栄養を摂取します。見るものから学び、聞くことから学ぶ。指先 の作業からも学べば、全身運動からも学びます。ひとりの頭にひとつの脳。ひとつの人生 にひとつの脳。いわば、学習能力において脳に優る器官はなく、脳の「学び」こそが、一 生涯を通じて味わえる自分自身の喜びであるのです。 ここでいう「学び」とはいわゆる「お勉強」のことではありません。机を並べ、隣の人 と偏差値を比べるような競争からは、実際、脳は充分な喜びを得られません。「無理に強 いられた学習というものは、何ひとつ魂の中に残りはしない」というのはプラトンの有名 な言葉ですが、他人と自分を比較する意識も喜びの自発性にブレーキをかけてしまいま す。 そうではなく、「おはよう!」と朝起きてから夜眠りに落ちるまでの出来事、つまり毎 日の事象すべてから学ぶ用意がすでに脳の中にはあります。食事や運動、仕事や家事。人 づきあいから内省の時間まで。要は学び方を知っているか、知らないか。身につけている か、いないかです。なにしろ放っておいても脳はそれなりに学んでいくのですから。 それなら、よりよく脳に学ばせてあげること。 手をかけ、充分な栄養を与え、可能性を伸ばすこと。 なんといっても生涯にわたるパートナーですから、とことんつきあい、その質を磨き上 げることが大切です。ひいてはそれが、自分の人生をも輝かせる結果となるのです。 『知と愛』『ガラス玉演戯』などで知られるヘルマン・ヘッセは僕が敬愛する小説家のひ とりですが、彼の詩の中に次のような一節があります。 〈若さを保つことや善をなすことはやさしい/すべての卑劣なことから遠ざかっているこ とも/だが心臓の鼓動が衰えてもなおも微笑むこと/それは学ばれなくてはならない〉 〈「老いてゆく中で」『人は成熟するにつれて若くなる』/草思社/一九九五年) それは学ばれなくてはならない------この一文が表す主体性こそが、脳の「学び」ではな いでしょうか。 学び舎やは、実人生。 教科書やペンは、あなたの脳。 一〇〇〇億のニューロン〈神経細胞〉を持つ脳を色とりどりの「道具箱」にするこ とこそ、一度きりの人生を「自分らしく生きること」だと僕は確信しています。 〈「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP」6頁〜8頁)
209 :
優しい名無しさん :2011/11/19(土) 04:44:57.39 ID:OnK07fLj
>>207 お早うございます。m(__)m
レスをどうもありがとうございます。m(__)m
おはようございます。こちらこそです、ありがとうございます。
211 :
Ж久世群長Ж ◆NODONoK8Pg :2011/11/19(土) 04:57:42.66 ID:3idNNfj+
礼儀正しくすることはタダ、しかしそれで得られる代価は多い、なら礼儀正しくするべきだ 〜「自助論」
212 :
優しい名無しさん :2011/11/19(土) 05:01:54.86 ID:OnK07fLj
編 者 の こ と ば 我々が平和な社会生活を営むには、ともに生活する人達との相互理解がなければならない。人が理解し合う最 良の伝達手段は言葉であり、その意味で言葉の持つ価値は高い。言葉を知り、日常の生活で、できるだけ正しく、 よい言葉を使うことの求められるゆえんである。 日常の生活の中で、言葉を意識する機会は多くはないに違いない。親しい人との間では意思の疎通に不足を感じることが少ないからである。しかし、 生活の場が広がるにつれ、互いに気心を知らない人と交際する機会も生 じ、それまでの生活の延長では、意思の誤解から思わぬ摩擦が生まれることがある。相互の理解のために、正し く、行き届いた言葉を使う努力が必要になる。どのような言い方が正しく、行き届いたものであるかの理解が必 要になる。 誰でもがよく理解している内容を、言葉で表し、相手に伝えることは難しくない。しかし、自分の創造した思 想を誰にでも分かるような言葉で表すことは難しい。自分の創造的な営みを多くの人に理解してもらうために、 正しく、行き届いた表現ができるよう、言葉の理解が必要なのである。正しい言葉遣いは、言語経験の豊富な積 み重ねによって得られるものであるが、そこに我々を導く一つの手段が辞典である。その求めに応えられるよう、 本辞典を編集した。 近時、わが国の国際化が叫ばれている。国際化は文化の根源につながる言葉の問題に最も大きな形でつながる。 言葉の国際化には、いくつかの面がある。一つには、我々、国語を母国語とする者が、思想形成の基である国語 を理解し、それによって自らを知る。それが、自己のアイデンティティの確立につながる。今後、国際舞台に生 きる時に、強く求められるものである。さらに、他の面では、海外諸国の人達からの国語への関心は年をおって 高まってきているが、その人達からの、使いやすく、内容の優れた国語辞典への要求が強くなっている。この二 つの要求は、一見矛盾するようにも見えるが、我々の思想形成の独自さを説くことが、諸外国の人達の真の日本 語理解につながることを考えると、決して相反するものでないことが分かるのである。本辞典はそれも構想して いる。 本辞典は、一九六〇年に誕生し、以後、数度の改定により、内容を密にして来た。今回の改訂は、進歩の早い 時代の要求も配慮した。しかし、いたずらに新しさを求めるだけでなく、過去の積み重ねをも大事にした。国語 が、我々の文化であり続けて来たことを考え、国語のこれまでの歩みを理解することが大事であると考えたから である。本辞典を使用される読者は、国語の伝統の豊かさと時代の新しい息吹とを感ぜられるに違いない。本辞 典を世に送り出せたことは、本辞典の編集に携わった者の大きな喜びである。 (略) 一九九二年 初秋 編 者 (「旺文社 国語辞典 [第八版] 編者のことば」 より)
>>211 お早うございます。m(__)m
レスを,どうもありがとうございます。m(__)m
215 :
優しい名無しさん :2011/11/19(土) 05:05:33.81 ID:OnK07fLj
編 者 の こ と ば 我々が平和な社会生活を営むには、ともに生活する人達との相互理解がなければならない。人が理解し合う最 良の伝達手段は言葉であり、その意味で言葉の持つ価値は高い。言葉を知り、日常の生活で、できるだけ正しく、 よい言葉を使うことの求められるゆえんである。 日常の生活の中で、言葉を意識する機会は多くはないに違いない。親しい人との間では意思の疎通に不足を感 じることが少ないからである。しかし、生活の場が広がるにつれ、互いに気心を知らない人と交際する機会も生 じ、それまでの生活の延長では、意思の誤解から思わぬ摩擦が生まれることがある。相互の理解のために、正し く、行き届いた言葉を使う努力が必要になる。どのような言い方が正しく、行き届いたものであるかの理解が必 要になる。 誰でもがよく理解している内容を、言葉で表し、相手に伝えることは難しくない。しかし、自分の創造した思 想を誰にでも分かるような言葉で表すことは難しい。自分の創造的な営みを多くの人に理解してもらうために、 正しく、行き届いた表現ができるよう、言葉の理解が必要なのである。正しい言葉遣いは、言語経験の豊富な積 み重ねによって得られるものであるが、そこに我々を導く一つの手段が辞典である。その求めに応えられるよう、 本辞典を編集した。 近時、わが国の国際化が叫ばれている。国際化は文化の根源につながる言葉の問題に最も大きな形でつながる。 言葉の国際化には、いくつかの面がある。一つには、我々、国語を母国語とする者が、思想形成の基である国語 を理解し、それによって自らを知る。それが、自己のアイデンティティの確立につながる。今後、国際舞台に生 きる時に、強く求められるものである。さらに、他の面では、海外諸国の人達からの国語への関心は年をおって 高まってきているが、その人達からの、使いやすく、内容の優れた国語辞典への要求が強くなっている。この二 つの要求は、一見矛盾するようにも見えるが、我々の思想形成の独自さを説くことが、諸外国の人達の真の日本 語理解につながることを考えると、決して相反するものでないことが分かるのである。本辞典はそれも構想して いる。 本辞典は、一九六〇年に誕生し、以後、数度の改定により、内容を密にして来た。今回の改訂は、進歩の早い 時代の要求も配慮した。しかし、いたずらに新しさを求めるだけでなく、過去の積み重ねをも大事にした。国語 が、我々の文化であり続けて来たことを考え、国語のこれまでの歩みを理解することが大事であると考えたから である。本辞典を使用される読者は、国語の伝統の豊かさと時代の新しい息吹とを感ぜられるに違いない。本辞 典を世に送り出せたことは、本辞典の編集に携わった者の大きな喜びである。 (略) 一九九二年 初秋 編 者 (「旺文社 国語辞典 [第八版] 編者のことば」 より)
わかります。
>>216 でも,正確に書き写すのが大変ですよね。
ちなみに
>>215 のレスは,私が数日前,
このスレッドの上のほうに書き込んだレスをまとめたものです。
219 :
優しい名無しさん :2011/11/19(土) 05:14:52.54 ID:aaGJS7ev
よし、お前は朝がくると眠りに落ちて、自分がサラリーマンで一日中、仕事、仕事、仕事に追われている夢をみている。 そして夜、ベッドに入るとおまえはようやく目を覚まし、一晩中自分の本当の姿に戻れるのだ。 パイロットになったり、ボートこぎになったり、その他エトセトラ、なんでもいい。どうだ、よっぽどいいじゃないか、そのほうが。
220 :
優しい名無しさん :2011/11/19(土) 05:17:11.82 ID:aaGJS7ev
>>217 確かにそうですね。書き込ませてもらってありがとうございました。
>>220 いえいえ,こちらこそです。m(__)m
私は基本的に長文を読むのが苦手だけど克服したいです。
長文を書くのも苦手です。
223 :
優しい名無しさん :2011/11/20(日) 05:21:58.01 ID:3o3mj5Tm
物事が自分の思いどおりにならないことは、必ずしも悪い状況とはかぎりません。いつも 宇宙はあなたを支えているからです。宇宙は結果的にあなたの不利になるようなことは絶対 にもたらしません。そう思うだけでエネルギーは拡大し、幸せ度は上昇していきます。 意識してそう考えるように心がけていれば、そのうちどんなことからでも教訓や利点を見 つけられるようになるでしょう。 (『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 72頁,73頁)
224 :
優しい名無しさん :2011/11/20(日) 05:27:33.49 ID:3o3mj5Tm
幸せを呼ぶ 「脳の使い方」3 失敗は意識して水に流す 誰の人生もそうであるように、あなたの人生にもうまくいかないことはあるはずです。夫 婦関係や子どものことで、あるいは誰かを傷つけるか自分が傷ついて、「なぜあのとき、こ うしなかったのだろう」と自分を責めることもあるでしょう。 自分を責めることは屈辱感や罪悪感を生み、脳内のネガティブな神経回路を発達させ、他 人を責めることと同じくらい幸福感を奪っていきます。これらの感情はしだいに私たちをじ わじわと侵食し、エネルギーを消耗させ、幸せを感じる力すら鈍らせていくのです。 まずは自分を認めてあげてください。 自分を認めれば、押し殺してきた感情や過去の経験を受け入れて、あなたの奥深くに封じ られていたエネルギーを解放することができます。 そして、あなたはもう後ろを振り返ることはありません。 (『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 74頁)
225 :
優しい名無しさん :2011/11/20(日) 05:47:11.73 ID:3o3mj5Tm
Brain & Life 17 小学生の頃の記憶で、脳をメンテナンスする 1時間目に挙げた小学生当時の日記にも、スピードに対する強い関心がありました。僕 にとって「走ること」が習慣になったのはこの時期からなのですが、改めて読み返すと 「具体的な数字を伴った喜び」が前面に表れています。少々長くなりますが、三日分引用 してみましょう。 (中略) 現在の僕は、この日記を記せるでしょうか。一日一日成長し続ける自分をて応えと共に 感じられるでしょうか。その時僕は気づきました。 「ああ、この日記は僕の無意識の表象なのだ」 小さい頃は、無意識が外に顕れる。大人になるにつれ、それは抑制されてくる。である なら折に触れ、引き出してあげればいい。それが大人になったからこそできる意思ある管 理法なのだ、と。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 58頁〜62頁)
226 :
優しい名無しさん :2011/11/20(日) 06:09:40.70 ID:3o3mj5Tm
227 :
優しい名無しさん :2011/11/20(日) 07:28:21.06 ID:3o3mj5Tm
>>224 の続きです。
脳に巣くう「とらわれ」から逃れる法
では、自分自身を認めてあげるにはどうすればよいのでしょうか。
(中略)
また人は時に、自分が受けた仕打ちからではなく、自分がとった行動に後悔や罪の意識を
感じ、自分に自信がなくなる場合があります。
「あんなひどいことをしてしまったお前に、幸せになる権利はないぞ」と、自分自身にしつ
こく言い聞かせてしまうのです。これでは気持ちよく過ごせるはずがありません。
脳の研究者ハリエット・ゴブリンズは、
「『自分に責任をもつこと』と、『自分を責めること』の区別ができたとき、人は初めて新し
い選択ができます。そして本当に自分を認めることができるのですよ」と言います。
過去の過ちを変えることはできませんが、ほんの少し発想を転換すれば、それを正しい道
に引き戻すことができるでしょう。
(『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』
マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 75頁、76頁)
228 :
優しい名無しさん :2011/11/24(木) 09:51:18.94 ID:0f/xr0TC
「どうして」 と王様はきいた。 「おまえは、なにか大きなものを見ると、自分が小さく感じるのかね?」 僕が黙っていると、王様は続けた。 「おれは、自分が宇宙のすべてであるかのような気がし、おまえは、宇宙のほんのひとかけらにしかすぎないと思っている。とすると、おまえはおれの一部分ということになるぞ。しかし、実際にはそうじゃない。おれも、おまえのどの部分でもないのだからな」 僕はなおも黙ったままだった。 「実に妙なことだと思わないかね?」 小さな小さな王様より
229 :
優しい名無しさん :2011/11/24(木) 11:57:35.41 ID:0f/xr0TC
「人は死ぬと、星になるのだ」と王様は言った。「もしそれが本当なら」 僕は考えながら言った。「さっき話してたみたいに、僕がいつまでも生き続けたら、僕の友達は、みんないつか星になってしまうね。 でも、僕だけが星にならない。みんなが死んでしまったあと、星空の澄んだ日には、いつでも彼らのいるほうを見上げるんだろうな。 そんなとき、これだけは確かだよ。つまりたったひとつ、死んだ彼らは知っているけど、僕だけいつまでも決して知りえないことがあるんだ。」 王様は、じっと大熊座の右のあたりを見上げていた。
230 :
優しい名無しさん :2011/11/24(木) 13:00:11.37 ID:0f/xr0TC
人は、一生自分のまわりの世界を見続けている。だから見た分だけ、頭の中には数えきれないくらいたうさんの絵がたまっていくのだ。 絵の中の何枚かは、ほとんど毎日くりかえし見ることもあるだろうし、そうでない絵は頭の中でも奥深い、うんとへんぴな部屋にかけられたままかもしれない。 よっぽど長いこと探したあげくか、あるいはまったく偶然にその部屋に迷い込んだときでもないかぎり、その絵と出会うことはもう二度とない。 それでも当の本人が、ひょっとして、もはやそれを思い出すことがないにしても、その絵は一枚一枚、ちゃんと部屋にかかっているのだ。 それらの絵は、いつまでもその人の頭の中にあり続けるのだからな。
>>231 おかえりなさい。最近見なかったのでどうしたのかなと思っていました。
>>232 ただいまです。
気分が落ち込んでいて,インターネットが出来ませんでした。
>>233 そういう時ありますよ、戻ってきてくれてありがとう
>>234 ありがたいお言葉,どうもありがとうございます。m(__)m
236 :
優しい名無しさん :2011/12/08(木) 20:48:35.46 ID:AEsTBo/O
・ 03 脳にとって良いことは何か (中略) 本当に「脳に良いことは何か。」これをきちんと理解することは、実はピンチをチ ャンスに変える上ではとても大切なことだと、僕は考えます。 さて、脳にとって本当に良いこと。 僕は、それは「偶有性」であるとお答えします。 「偶有性」とは何かというと、「自分が知っていること」と「自分が知らないこと」 とが混ざり合っている状態です。別のいい方をすれば、「予想できること」と「予想 できないこと」とが混ざり合っている状態、「慣れ親しんでいて安心できること」と 「新しくて不安であること」とが混在している状態です。それが一番脳にとって良い 刺激になるのです。 (「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳」茂木健一郎 集英社 25頁,26頁)
237 :
優しい名無しさん :2011/12/09(金) 16:45:18.15 ID:bFehVWT1
Q 猫を室内飼いにしても 問題はない? ●猫は動き回る動物ではない 「猫は放し飼い」のイメージが強いせいか、室内飼いで外に出さないのはかわいそうではないか、と 思う人が多いようです。しかし、最初から室内飼いにしていれば、猫は自分のなわばりは家の中だと 思い、逆に外には出たがらなくなる猫が多いのです。 猫はもともと、待ち伏せをして獲物を捕る習性を持つ動物ですから、基本的にはエサと寝場所が確 保されていれば、室内飼いでも十分に暮らせます。 ●運動は、家の中だけで十分に足りる 室内飼いの猫の運動量は、家の中で自由に動き回れる空間があれば心配ありません。 子猫のときは活発に動きますが、もともと子猫は巣の周りにいるものですから、外にまで出ていく 理由はありません。また、どんなに動き回っても、小さな体には、家の中が大運動場に感じられるで しょう。特に問題はありません。外の空気は、ベランダでも、網戸越しにでも吸えますし、日光に当 たることもできるでしょう。とはいえ、外に出ない生活をしているのですから、室内環境はできるだ け良いものにする気持ちを持ちたいものです。 (「愛猫の悩みをすべて解決する 猫 なんでも相談室」 加藤由子著 高橋書店 38頁)
238 :
優しい名無しさん :2011/12/09(金) 16:54:28.19 ID:bFehVWT1
●外に出れば病気もうつるし、事故にもあう 猫は、放し飼いにするほうが大いに問題がある、 といえます。 外でほかの猫に接触すると、病気がうつってしま うことがあり、交通事故にあう確率もとても高くな ります。 犬に比べて猫の平均寿命が短いのは、犬がつなが れていることが多いのに対し、猫には放し飼いが多 いことと無縁ではありません。 猫の長生きを望むなら、室内飼いにするべきなの だともいえるのです。 ●近所のためにも室内飼いを 庭でふんをする、鉢植えを倒すなど、猫が原因の ペット公害はたくさんあります。近所に迷惑をかけ たり猫好きが世間から嫌われたりしないためにも、 室内飼いをお勧めします。 (「愛猫の悩みをすべて解決する 猫 なんでも相談室」 加藤由子著 高橋書店 39頁)
239 :
優しい名無しさん :2011/12/09(金) 17:04:56.82 ID:bFehVWT1
Q 放し飼いの猫を室内飼いに 変えられる? ■室内飼いにするには■ "雨が降って外に出たくない"つゆ "寒くて外に出たくない"冬がチャ どきがチャンス ンス "つらくて外に出たくない"病気や 外でできなければ、室内のトイレ けがのときがチャンス でする ●何かをきっかけにして変える 猫の死亡原因のトップは交通事故です。特に年 老いた猫は、実際の体力と「そのつもり」の体力 のギャップが、事故を招きます。できれば室内飼 いに変えたい、と思う人も多いでしょう。 ちょっとした出来事をきっかけにして、室内飼 いに変えることは可能です。猫にとって、別に問 題はありません(P.38参照)。 ●ネックはトイレだけ 室内のトイレは、いつも作っておいてください。 きっかけは、いつやってくるかわかりません。い ざとなれば、結構トイレを使うものです。チャン スを逃さないように準備しておきましょう。 (「愛猫の悩みをすべて解決する 猫 なんでも相談室」 加藤由子著 高橋書店 86頁)
ちなみに私の飼っている猫は放し飼いです。 私の家は車道から離れてるので交通事故の心配はまずありません。
241 :
優しい名無しさん :2011/12/09(金) 21:11:37.75 ID:bFehVWT1
われわれ日本人はこれから非常に不確実な状況の中に投げ込まれていくでしょう。そこ で一番大事なことは「人生には正解なんてない」ということをなるべく若い時分に身をも って知ることです。それが分かれば、人生のほとんどの問題が解決したといってもいい。 世の中には、元気な人がいればそうではない人もいるかと思います。そこで脳がどれく らい、今調子がいいかということを簡単に識別する方法があります。それは何かという と、不確実性を楽しめるか、それとも不安で逃げたいと思うかどうかということです。 不確実性を楽しめている人の脳は健康であるといえます。この不確実性を楽しむための ひとつの処方箋がバブルということなのです。 人生というのは限りない往復運動です。一度は感染してみないといけない。そうしてそ こから戻って来ればいいのです。あなた自身の「バブル力」に目覚めてください。 たとえば友だちとのつきあいでも、友だちの魅力に感染してみるといい。学問であれ ば、経済学でも国際貿易論でもフランス文学でも思い切り熱中すればいい。それで戻って 来る。そういうことをくり返していると、脳の中にその不確実性に適応するための筋肉が できてくる。ぜひその筋肉をつくってほしいのです。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 PHP 188頁)
242 :
優しい名無しさん :2011/12/09(金) 21:12:43.81 ID:bFehVWT1
われわれ日本人はこれから非常に不確実な状況の中に投げ込まれていくでしょう。そこ で一番大事なことは「人生には正解なんてない」ということをなるべく若い時分に身をも って知ることです。それが分かれば、人生のほとんどの問題が解決したといってもいい。 世の中には、元気な人がいればそうではない人もいるかと思います。そこで脳がどれく らい、今調子がいいかということを簡単に識別する方法があります。それは何かという と、不確実性を楽しめるか、それとも不安で逃げたいと思うかどうかということです。 不確実性を楽しめている人の脳は健康であるといえます。この不確実性を楽しむための ひとつの処方箋がバブルということなのです。 人生というのは限りない往復運動です。一度は感染してみないといけない。そうしてそ こから戻って来ればいいのです。あなた自身の「バブル力」に目覚めてください。 たとえば友だちとのつきあいでも、友だちの魅力に感染してみるといい。学問であれ ば、経済学でも国際貿易論でもフランス文学でも思い切り熱中すればいい。それで戻って 来る。そういうことをくり返していると、脳の中にその不確実性に適応するための筋肉が できてくる。ぜひその筋肉をつくってほしいのです。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 188頁)
243 :
優しい名無しさん :2011/12/09(金) 21:17:01.10 ID:bFehVWT1
Brain & Life 70 複雑な世の中で決断力を磨く脳のメカニズム 最後にどのようなバブルを起こすべきか、決断に迷っている人もいると思います。で は、どうすれば決断力を磨くことができるのか?自分が選んだ道がすべて正解だと思え ればいいのですが、現実にはそんなことなどあり得ません。失敗したなと悔やんだり、ま た元の道に引き返したり。人生はそのくり返しです。 しかしどうなるにせよ、僕たちは決断をしていかなくてはなりません。二股に分かれた 道どころか、実社会には、何通りにも枝分かれした道があります。迷いながらも、どこか に決めなくてはならない。即断即決できる人もいれば、優柔不断でなかなか決められない 人もいるでしょう。この違いはどこから生じるのでしょうか。 優柔不断であることを周囲のせいにしたり、あるいは性格だから仕方ないと諦めている 人も多い。 でもそれは間違いです。脳の中にある意思決定の回路。これを鍛える努力をしているか 否か。つまりどんな神経回路でも、使えば使うほど鍛えられるもの。それは性格や才能な どではなく、日頃の訓練によるところが大きいのです。 人間はいろんな経験を積むと、その体験が側頭葉に蓄えられていきます。それをもとに 意思決定をしたり判断をするわけです。ただ、それだけであれば歳をとって経験を積め ば、みんなが素早い意思決定ができるはず。ところがそうはなりません。単に経験を積む だけでなく、やはり意思決定の回路を鍛えることが大切です。他人に決めてもらうのでは なく、自分で考えて判断を下すという訓練。その積み重ねこそが決断力には必要です。 よくいわれるのは車の運転です。自分でハンドルを握っているドライバーは道をよく憶 えています。それは常に道を憶えようとする脳の道を憶える記憶神経回路が働いているか らです。実際にニューヨークのタクシー運転手の脳を調べてみたところ、道を憶える記憶 回路が発達していたのです。 ところがいつも助手席に乗っている人は、ほとんど道を憶えていません。要するに脳の 道を憶える記憶回路が働いていないのです。同じ時間、同じ道のりを体験しているにもか かわらず、ドライバーと助手席の人とでは記憶がまったく変わってくる。これは記憶力の 差などではなく、使う神経の差なのです。 そのような意味でも、カーナビゲーションに頼らず、自分の道を自分で探して自分で判 断していくことが、脳にとっては大切なのです。 ましてや人生にはナビゲーションシステムなどありません。自らの道を自らで選ぶ。人 生の助手席に座って他人の人生を生きるのではなく、たとえ道を間違えたとしても自分が 主体となってハンドルを握る。 その意思決定にこそ、脳、そして人生の喜びがあるのです。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 195頁〜197頁)
244 :
優しい名無しさん :2011/12/11(日) 08:44:39.97 ID:E8ATr+4w
Brain & Life 18 思い出すことで人は成長している 思い出すことや、振り返ること。一日の中で自然に起きるこれらの心理現象を、さらに 脳に活かすことができないでしょうか。さっそく考えてみたいと思います。 記憶は、個人の財産です。 それも皆が持っているものであり、世の中の好不況に存在自体が影響を受けることはあ りません。他人によって盗まれることもなければ、自分から故意に手放すことも不可能で す。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 63頁)
245 :
優しい名無しさん :2011/12/13(火) 21:25:24.09 ID:78BEt2qn
それからようやく僕は、大学受験も楽しむことができました。「くだらないな ……」と頭の片隅で思いながらも、あえてその意味を問わずに踊るコツを身につけた のです。もしそのことに気づけなかったとしたら、もしかしたら受験期は乗り切れな かったかもしれません。 自分の人生について、何らかの意味をそこに見いだそうとしているときというのは、 たいてい不調な時期であることが多いものです。今から振り返ってみても、「ああ、 あのときは不調なときだったな」と思う時期が僕の中でも何回かあります。大学で物 理学部を一度終えてから、再び法学部に入ったときなどは、その典型的な例です。 「なんで俺は物理をやっていたんだろう」 そう思い、法学部に行ったら行ったで、 「なんで俺は法律の勉強をしなくてはいけないんだろう」 とグルグルと悩んでいる。なんとも非生産的な時間です。たいていそんなことを考 えている時期というのは、精神的に不調の真っただ中にいるものです。 ただ、不調なときには不調なときでやるべきことがあるものです。たとえば映画を 見まくったり、本を読みあさったり、何かにとりつかれたかのようにオペラに通い続 けたり。そのときは悶々と悩みながらも過ごしたことが、あとになって役に立つので す。それについては、僕の人生を振り返ってみても確信が持てます。自分の価値観や 世界観がその間に培われるのですから。 あるいはそれこそが、脳のオペレーティング・システムが書き換えられている時期 なのです。この作業にはそれなりの時間がかかると先に述べましたが、それは自ら求 めなくても、このような不調なときに自然に行われるものなのです。 考えるよりも 行動するほうが、 何かを生み出します The Brain wins the day for you - Part3 … 04 人生の意味を問うのはときどきでいい 人生の意味を問うのはときどきでいいと僕は思っています。 数字にするならば、一パーセントくらい。あとの九十九パーセントは踊っていれば いい。 「これをすることに意味はあるのか」 「そもそも生きていることに意味はあるのか」 生きていれば人間誰しも、このような問いに自らとらわれてしまうこともあります。 その悩み自体が意味のないことだとは思いませんが、気をつけるべきはこのような問 いには答えがないということです。考えて考え抜いた末に、画期的な策や答えが出る ならばいいですが、そもそも誰にとっても答えが用意されていない問いを繰り返し続 けることは時間の無駄にもつながります。 だとすれば、考えるよりも行動するほうが、まだしも何かを生み出します。 たとえば「今の仕事に意味はあるのか」というような問いも、答えが出なければ 「とりあえずお金にはなるからいいのだ」と考えるほうがいい。 お金は大切です。どんなお金であれ、やってくる機会を大事にしましょう。マネー ロンダリング(資金の洗浄)という言葉がありますけれども、お金は、もうけた時点 でもうロンダリング(洗浄)されていると僕は思っています。ひとたび手にすれば、 自分次第でいくらでも美しく使える。 お金のことを考えるのは品のないことだと思っている人もいるようですが、僕はそ うは思いません。そもそもプロは、お金をもらえなくてはプロとは呼べません。お金 を人生の第一義におくのはどうかと思いますが、お金を馬鹿にしたり、必要以上にお 金の価値を下におく必要もありません。お金があることにより、その人ができること の範囲はぐんと広がるのですから。自分が使わないのであれば、親を旅行に連れてい くのでもいい、社会に役立てるのでもいい。 (「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳」茂木健一郎 集英社 177頁〜181頁)
246 :
優しい名無しさん :2011/12/14(水) 07:47:02.81 ID:oMGaybvo
言い分 1 咬むイヌの7つの言い分を聞こう! ボクらは「咬む=悪いこと」とは 夢にも思わないよ! そもそも「咬む動物」だという理解が必要 (「 犬のしつけ きちんとブック Let's FUN TRAINING! Inu no Shituske Kichinto Book Jun Yazaki かみグセ解消編」JAHA認定 家庭犬しつけインストラクター 矢崎潤著 高橋書店 16頁)
247 :
優しい名無しさん :2011/12/14(水) 07:49:04.14 ID:oMGaybvo
咬むイヌの7つの言い分を聞こう! 言い分 1 ボクらは「咬む=悪いこと」とは 夢にも思わないよ! そもそも「咬む動物」だという理解が必要 (「 犬のしつけ きちんとブック Let's FUN TRAINING! Inu no Shituske Kichinto Book Jun Yazaki かみグセ解消編」JAHA認定 家庭犬しつけインストラクター 矢崎潤著 高橋書店 16頁)
248 :
優しい名無しさん :2011/12/14(水) 19:25:29.44 ID:oMGaybvo
Brain & Life 33 自分を知ることで始まる未来がある いよいよ3時間目では、自分自身に対面していただこうと思います。 「自分を知る」ことによって活かされる脳の働きについて、意識の面から考えてみたいと 思うのです。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 102頁)
249 :
優しい名無しさん :2011/12/14(水) 20:14:50.60 ID:oMGaybvo
〈若さを保つことや善をなすことはやさしい/すべての卑劣なことから遠ざかっているこ とも/だが心臓の鼓動が衰えてもなおも微笑むこと/それは学ばれなくてはならない〉 (「老いてゆく中で」『人は成熟するにつれて若くなる』/草思社/一九九五年) (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 8頁)
250 :
優しい名無しさん :2011/12/14(水) 20:20:30.24 ID:oMGaybvo
〈若さを保つことや善をなすことはやさしい/すべての卑劣なことから遠ざかっているこ とも/だが心臓の鼓動が衰えてもなお微笑むこと/それは学ばれなくてはならない〉 (「老いてゆく中で」『人は成熟するにつれて若くなる』/草思社/一九九五年) (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 8頁)
251 :
優しい名無しさん :2011/12/15(木) 05:43:49.92 ID:+4NBIJnB
>>250 の続きです。
それは学ばれなくてはならない----この一文が表す主体性こそが、脳の「学び」ではな
いでしょうか。
学び舎やは、実人生。
教科書やペンは、あなたの脳。
(「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 8頁)
252 :
優しい名無しさん :2011/12/15(木) 05:47:08.62 ID:+4NBIJnB
>>8 の続きです。
一〇〇〇億のニューロン(神経細胞)を持つ脳を色とりどりの「道具箱」にすることこ
そ、一度きりの人生を「自分らしく生きること」だと僕は確信しています。
(「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 8頁)
253 :
優しい名無しさん :2011/12/15(木) 05:52:19.89 ID:+4NBIJnB
なぜ女性は男性よりおしゃべりなのか 人間関係は身体にも影響を与えます。人と楽しく接しているとき、脳は幸福の化学物質を 細胞へ送り込みますが、ネガティブな接し方をしているときは幸福感をブロックしてしまう 化学物質が体内に放出されてしまいます。 最近の研究によれば、女性は生化学的に、男性より他人とのつながりを求める傾向がある ことがわかっています。 (『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 216頁)
254 :
優しい名無しさん :2011/12/15(木) 05:54:41.35 ID:+4NBIJnB
なぜ女性は男性より「おしゃべり」なのか 人間関係は身体にも影響を与えます。人と楽しく接しているとき、脳は幸福の化学物質を 細胞へ送り込みますが、ネガティブな接し方をしているときは幸福感をブロックしてしまう 化学物質が体内に放出されてしまいます。 最近の研究によれば、女性は生化学的に、男性より他人とのつながりを求める傾向がある ことがわかっています。 (『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 216頁)
255 :
優しい名無しさん :2011/12/15(木) 19:58:13.19 ID:+4NBIJnB
物忘れする人は柔軟な内面の持ち主 (中略) 物忘れはどんどんするべきです。物忘れをする人は、どん どん古い情報が押し出されて、新しい情報が頭に詰め込まれている人なのですから。 そうすると、物忘れをする人は、それだけ柔軟な内面がある人だといえるかもし れません。もちろん、年を取ってから、脳の容量自体を増やしていくことはなかな かむずかしいでしょう。それでも、コンパクトに整理をすることはできるのではな いか。いまの二倍とか四倍とか、いやもっとたくさんの容量が、年を取ってもはい る余地はあるのではないでしょうか。 一時期、部屋のなかにCDが散らかって、床の上を爪先だって歩くような状態に なっていました。それを、CDラックを買って組み立てて、壁際にCDをずらっと 並べてみたところ、あっという間に足元に空間ができたのです。そのとき、CDと はこんなにコンパクトに収まるものなのか、と感心しました。 頭のなかにぎちぎちに詰まっているような記憶を、ある程度、体系づけて整理し て詰め込んでいけば、まだまだ空間ができるかもしれません。こんなふうにも考え ますと、やはり内面の充実が大事だ、ということに尽きるという気がします。 (「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 119頁,122頁,123頁)
256 :
優しい名無しさん :2011/12/15(木) 20:00:27.36 ID:+4NBIJnB
物忘れする人は柔軟な内面の持ち主 (中略) 物忘れはどんどんするべきです。物忘れをする人は、どん どん古い情報が押し出されて、新しい情報が頭に詰め込まれている人なのですから。 そうすると、物忘れをする人は、それだけ柔軟な内面がある人だといえるかもし れません。もちろん、年を取ってから、脳の容量自体を増やしていくことはなかな かむずかしいでしょう。それでも、コンパクトに整理をすることはできるのではな いか。いまの二倍とか四倍とか、いやもっとたくさんの容量が、年を取ってもはい る余地はあるのではないでしょうか。 一時期、部屋のなかにCDが散らかって、床の上を爪先だって歩くような状態に なっていました。それを、CDラックを買って組み立てて、壁際にCDをずらっと 並べてみたところ、あっという間に足元に空間ができたのです。そのとき、CDと はこんなにコンパクトに収まるものなのか、と感心しました。 頭のなかにぎちぎちに詰まっているような記憶を、ある程度、体系づけて整理し て詰め込んでいけば、まだまだ空間ができるかもしれません。こんなふうにも考え ますと、やはり内面の充実が大事だ、ということに尽きるという気がします。 (「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 119頁,122頁,123頁)
257 :
252 :2011/12/15(木) 20:10:48.84 ID:+4NBIJnB
258 :
優しい名無しさん :2011/12/18(日) 08:09:08.15 ID:VTKnkwYl
し-い【△恣意】ふと思いついた気ままな考え。「−的な判断」 (「旺文社 国語辞典 第八版」松村明 山口明穂 和田利政 編 Obunsha 〔五二四〕) しい-てき【△恣意的】(形動ダ)ダロ・ダツ(デ・ニ)・ ダ・ナ・ナラ・○@その時々に思い ついたままにふるまうようす。Aかならずしも必然的な関係のないよ うす。「それらの結合は―である」 (「旺文社 国語辞典 第八版」松村明 山口明穂 和田利政 編 Obunsha 〔五二五〕)
259 :
優しい名無しさん :2011/12/18(日) 08:12:56.60 ID:VTKnkwYl
しい-てき【△恣意的】(形動ダ)ダロ・ダツ(デ・ニ)・ ダ・ナ・ナラ・○@その時々に思い ついたままにふるまうようす。Aかならずしも必然的な関係のないよ うす。「それらの結合は―である」 (「旺文社 国語辞典 第八版」松村明 山口明穂 和田利政 編 Obunsha 〔五二五〕)
260 :
優しい名無しさん :2011/12/18(日) 08:18:49.11 ID:VTKnkwYl
しい-てき【△恣意的】(形動ダ)ダロ・ダツ(デ・ニ)・ ダ・ナ・ナラ・○@その時々に思い ついたままにふるまうようす。Aかならずしも必然的な関係のないよ うす。「それらの結合は―である」 (「旺文社 国語辞典 第八版」松村明 山口明穂 和田利政 編 Obunsha 〔五二五〕)
261 :
優しい名無しさん :2011/12/18(日) 08:22:26.86 ID:VTKnkwYl
しい-てき【△恣意的】(形動ダ)ダロ・ダツ(デ・ニ)・ ダ・ナ・ナラ・○@その時々に思い ついたままにふるまうようす。Aかならずしも必然的な関係のないよ うす。「それらの結合は―である」 (「旺文社 国語辞典 第八版」松村明 山口明穂 和田利政 編 Obunsha 〔五二五〕)
262 :
優しい名無しさん :2011/12/19(月) 07:07:23.66 ID:7MxcoAHj
「何を読んでる?」 「私たちを刺したら、出血しないだろうか? 私たちをくすぐると、笑わないだろうか? 私たちが毒を飲んだとき、死なないだろうか?」 「この場に相応しいな」 「だから持ってきたのさ」 ザ・ピアニスト うろ覚えです
>>262 書き込みをどうもありがとうございます。m(__)m
264 :
優しい名無しさん :2011/12/19(月) 14:33:25.39 ID:UYDgXoaE
Brain & Life 54 質問アンテナを張る そもそも大事なことがあります。それは、自分の関心事を知ること。自分が知りたいこ とへの自覚です。これには、日常におけるちょっとした習慣が必要で、ひいてはそれが脳 を活き活きとさせる生活術にもつながります。 「アンテナを張る」という言い方があります。 漫画でいえば、頭のてっぺんからニューッとアンテナが突き出ているようなイメージ で、情報収集を目的とした知的好奇心を表すためによく用いられますが、僕のお勧めは 「質問アンテナ」を張ることです。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 149頁)
265 :
優しい名無しさん :2011/12/19(月) 15:10:10.28 ID:UYDgXoaE
Brain & Life 76 親の愛とは、子どもに印象的な出来事を残すこと 今から振り返ると、常に新しい世界を与えてくれていたのがこの父と母でした。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 211頁)
266 :
優しい名無しさん :2011/12/19(月) 15:22:23.35 ID:UYDgXoaE
Brain & Life 66 人生とは、限りない往復運動。失敗しても戻ればいい 試験勉強をするというのも、脳の中にある種のバブルを生むことです。つまり、今、目 の前にある課題に自分の脳の注意資源を全部振り分けるということであり、とにかく集中 しなければいけないという状態です。 就職活動も、たくさんバブルを起こさなければいけないのです。就職志望先を心から好 きにならなければ結果としてうまくいきません。一種の恋愛状態のようなもので、徹底的 に恋焦がれ、思い切り揺れ動いたほうがうまくいくのです。熱が冷めたら戻って来ればい い。そのくり返しです。 「私は一度好きになってしまうと戻ってこられません」という人は少し困った人です。も しかすると、まだまだ熱狂が足りないのかもしれない。振幅が大きければ大きいほど、反 動で必ず戻ってこられるというものです。それがバブルから「学ぶ」ということです。 要するに一七九頁のグラフのような活動は、実は僕らの生命原理において欠かせないも のなのです。その時の、切れ味、エッジの立て方、つまるところグラフの急激な上昇が、 人生の醍だい醐ご味みであり、心の若さというものではないのでしょうか。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱」茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 187頁,188頁)
267 :
266 :2011/12/19(月) 15:24:03.46 ID:UYDgXoaE
268 :
優しい名無しさん :2011/12/19(月) 18:34:24.46 ID:UYDgXoaE
― 9 すべてが信じられないことの不安 みんなちがって、みんないい、の世界 さて、『梁りょう塵じん秘ひ抄しょう』に、こんな歌があります。『梁塵秘抄』とは後白河法皇が平 安時代の流行歌である今いま様ようや催さい馬ば楽らを集めた歌謡集です。 (「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 247頁,248頁)
269 :
優しい名無しさん :2011/12/19(月) 18:38:28.95 ID:UYDgXoaE
裸で生まれてきて、裸で死んでいく (中略) 人にん間げん本ほん来らい無む一いち物もつ、という言葉があります。 禅家でよく言われる言葉ですが、人間はもともとなにも所有していないのだ、と いう意味です。 裸で生まれてきて、裸で死んでいく。 いまの生活が普通なのではないのだ、ひどく贅ぜい沢たくな不自然なことをしているのだ、 ということです。 なにも持たず裸で木の下で眠り、自然の恵みを口にして命をつないでいるのが、 本来なのだ。 そう思うと、とりあえず、食べるものも着るものもあり、雨露をしのげる場所も あることはありがたいことだと思えてきませんか。 大悟の人でなければ、いまの生活への執着をすっぱりと絶つことはできないでし ょう。 われわれ凡夫は、あれやこれやと不安になりつつ生きていくのが相応ではないで しょうか。本来は無一物なのだ、と思っているだけでも、不安につけこんで、人を 食い物にする詐欺商法の被害に遭わないで済むと思います。 すべてを投げ捨てれば、明るく生きられる、と売り込んで来る怪しげな宗教にも 要注意です。 (「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 253頁,256頁,257頁)
生きてて すみません
>>270 書き込み,どうもありがとうございます。m(__)m
それはなんていう本の言葉ですか?
272 :
優しい名無しさん :2012/01/04(水) 05:36:49.33 ID:g2TrVyRj
楽観的な人のほうが脳はよく働くといわれています。 私自身は、もともと楽観的なほうではありませんでした。どちらかというと 一般的にいう「ポジティブ」には懐疑的でした。 そんな私と同じような方々に、この本はズバリ役に立ちます。 本文にある「7つのこと」を脳に慣らしていけば、あなたの脳は喜び、やがて 驚くような結果を生んでくれます。 まさに思ったことが次々実現し、想像だにしなかったような幸運が舞い込ん でくるのです。 -----「訳者のことば」より (『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 見開き)
273 :
優しい名無しさん :2012/01/04(水) 06:09:05.77 ID:g2TrVyRj
>>268 の訂正です。
―
9 すべてが信じられないことの不安
みんなちがって、みんないい、の世界
さて、『梁りょう塵じん秘ひ抄しょう』に、こんな歌があります。『梁塵秘抄』とは後白河法皇が平
安時代の流行歌である今いま様ようや催さい馬ば楽らを集めた歌謡集です。
(中略)
詩人の金子みすゞさんに『私と小鳥と鈴と』という詩があります。そこで「みん
なちがって、みんないい。」と歌われています。
金子みすゞは山口県の出身で、幼いころからお祖母さんに手を引かれて、お寺通
いをしていました。浄土真宗の文化圏で生まれ育った人なのです。
金子みすゞは若くして自殺します。
あれほど豊かな感性を持つ詩人がみずから死を選ぶのか、とため息をつきたくな
りますが、繊細な感性を持っていたからこそ、みずから命を絶たざるをえなかった
のでしょう。
みんないい、全部いい、は、ブッダ・ゴータマの「一いっ切さい皆かい苦く」。すべては苦であ
る、すべては思うにまかせない、という認識と表裏一体をなしていることを忘れて
はならないと思います。
(「不安の力 turba mentis vigor meus」五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫 247頁,248頁,252頁,253頁)
274 :
優しい名無しさん :2012/01/04(水) 11:44:26.45 ID:g2TrVyRj
>>206 で紹介したけどもう一回紹介。
・05 ピンチをチャンスに変えるコツ
では「ピンチをチャンスに変える」ためのコツ、つまり「偶有性」の対処の仕方に
おいて、もっとも基本的なことは何でしょう。
それは、ひとつひとつの情報にあまり重きをおかない、ということです。
先ほどのアイスランドの噴火事件を例にとれば、自分が最終的に日本に帰れるかど
うかという結果に影響を与える要素というのは、とてもたくさんあったので、その中
のどれかひとつの要素に支配されてしまうというのは危険なことでした。
日本人は特に素直で優等生であることが良しとされて育てられてきた国民です。
しばしば、学校の先生のいうことはすべて正しいという世界観のもとで育てられるの
で、何かの情報が来たときに、それが正しいのか正しくないのか、ということを自分
の頭で判断することが苦手です。誰かがいっているから正しいだろう、とそれだけで
判断してしまう。
もしかしたらその情報は不完全かもしれないし、あるいは現実の一部分しか反映し
ていないかもしれないということにあまり頭がいかないのです。
しかしそうやって、たとえばメディアのいうことをうのみにしてしまうと、結果と
しては「ピンチをチャンスに変えられる」千載一遇の機会を逃してしまうことになる
かもしれない。「偶有性」の恵みを、享受できないことになってしまう。
とにかく、すべての情報は一度、横に並べて置いた上で、改めて自分の頭で決断す
る。そういう脳のプロセスをつくることが大切です。
(「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳 茂木健一郎 集英社」35頁、36頁)
275 :
優しい名無しさん :2012/01/04(水) 18:30:33.03 ID:g2TrVyRj
常識をもつ人ならだれでも、目の混乱には二とおりあり、そして二つ の原因から生じることを思い出すであろう。すなわち明るいところから 暗いところへ入ったために生じるか、または暗いところから明るいとこ ろへ入ったために生じるかである。これは心の目についても肉体の目に ついてとまったく同じく、真である。そして、このことを覚えている人 ならば、洞察力の混乱し弱まっている人を見たときに、そうむやみに笑 えないだろう。彼は、その人の魂がより明るい生活から暗い生活へ入り、 それで暗さに慣れていないゆえに見えないのか、あるいは暗闇から白日 のもとへ出たので、あまりの明るさのために目がくらんでいるのか、ど ちらであるかをはじめに問うであろう。そして、彼は一方を健康や境遇 において幸せであるとし、他をあわれむだろう。あるいは、もし彼が闇 から光りのもとへ来た魂を笑うような心の持ち主であれば、この場合を 笑うほうが、上方の明るいところから穴ぐらの闇へもどって来た人を迎 えて笑う場合に比べればまだしも理由があるだろう。 ----プラトン『国家』より (ダニエル・キイス アルジャーノンに花束を 小尾美佐訳 FLOWERS FOR ALGERNON Daniel Keyse ダニエルキイス文庫 早川書房 12頁)
276 :
優しい名無しさん :2012/01/05(木) 00:44:07.69 ID:QgO65b9h
早く死んだ方が楽かもしれん
>>276 書き込み、どうもありがとうございます。m(__)m
何ていう本の言葉ですか?
278 :
優しい名無しさん :2012/01/05(木) 13:16:12.81 ID:FBABk8fC
〔ほめて楽しくしつける ファントレ〕 イヌのやる気を 効果的に引き出す教え方 イヌが何かを学習するときは、 〈行動〉何かの行動をする→〈良い 結果〉その行動によっていいこと が起きる→〈強化〉その行動をくり 返す、というプロセスをふみます。 たとえば、飼い主さんのしてほ しい場所で排せつをし、ほめられ てごほうびをもらえるとすると、 イヌは「いいことが起きた」と思 い、また同じ場所で排せつをしよ うとします。 つまり、行動のあとに必ず〈良 い結果〉があると、イヌは自らその 行動をくり返すようになるのです。 イヌも人間同様にほめられるとや る気が出てくるということです。 失敗にバツを与えるのではなく、 失敗しないように導き、望ましい 行動をしたらほめて教えるのがフ ァントレの基本。ほめることで効 果的にイヌのやる気を引き出せば、 力ずくで従わせる必要はまったく ありません。飼い主さんもイヌも 楽しみながら、トレーニングでき ます。 イヌが学習するしくみ 〈強化〉 ←… 〈良い結果〉 ←… 〈行動〉 その行動を その行動によって 何かの行動を くり返す いいことが する 起こる〈「いい子」など のほめ言葉・ フードなどの ごほうび〉 (「犬のしつけ きちんとブック Let's FUN TRAINING!! Inu no Shitsuke Kichinto Book Jun Yazaki JAHA認定 家庭犬しつけインストラクター 矢崎潤著 トイレ上手になる 編 高橋書店 27頁)
279 :
優しい名無しさん :2012/01/05(木) 16:02:10.80 ID:FBABk8fC
>>24 、
>>241 、
>>242 で紹介したけどもう一回紹介します。
世の中には、元気な人がいればそうではない人もいるかと思います。そこで脳がどれく
らい、今調子がいいかということを簡単に識別する方法があります。それは何かという
と、不確実性を楽しめるか、それとも不安で逃げたいと思うかどうかということです。
不確実性を楽しめている人の脳は健康であるといえます。この不確実性を楽しむための
ひとつの処方箋がバブルということなのです。
人生というのは限りない往復運動です。一度は感染してみないといけない。そうしてそ
こから戻って来ればいいのです。あなた自身の「バブル力」に目覚めてください。
たとえば友だちとのつきあいでも、友だちの魅力に感染してみるといい。学問であれ
ば、経済学でも国際貿易論でもフランス文学でも思い切り熱中すればいい。それで戻って
来る。そういうことをくり返していると、脳の中にその不確実性に適応するための筋肉が
できてくる。ぜひその筋肉をつくってほしいのです。
(「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP」188頁、189頁)
280 :
優しい名無しさん :2012/01/05(木) 16:08:47.33 ID:FBABk8fC
脳に「バブル力」的な活動を起こすのは、若者だけの特権ではありません。何歳になっ ても可能です。事実、今でも僕は次にどんなバブルを起こそうかと楽しみにしています し、若者にも負けないバブルを起こす力があると信じています。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 190頁)
>>277 忘れてしまいました…確か第二次対戦中のユダヤ人の本の台詞でした
>>281 教えて下さってどうもありがとうございました。m(__)m
283 :
優しい名無しさん :2012/01/06(金) 12:28:03.95 ID:FYzSDqHX
>>253 、
>>254 の補足です。
なぜ女性は男性より「おしゃべり」なのか
人間関係は身体にも影響を与えます。人と楽しく接しているとき、脳は幸福の化学物質を
細胞へ送り込みますが、ネガティブな接し方をしているときは幸福感をブロックしてしまう
化学物質が体内に放出されてしまいます。
最近の研究によれば、女性は生化学的に、男性より他人とのつながりを求める傾向がある
ことがわかっています。
男女ともにストレスを感じればアドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンを
分泌しますが、この悪影響を和らげるために、女性の脳は「結びつきのホルモン」であるオ
キシトシンを放出しようとします。
女性が落ち込んだとき、友だちと集まっておしゃべりに興じたり、子どもやペットに接し
たりするのはそのためでしょう。こうした行為がオキシトシンの分泌をうながし、女性の心
を穏やかにして、ストレスを消していくからです。"
中略
"グレイによれば、ストレスを感じたとき女性はオキシトシンを分泌しますが、男性にはそ
れがなく、コルチゾールの分泌によってドーパミンやテストステロンの値が抑えられ、憂う
つや不満を感じるようになるといいます。
こういった幸福のホルモンの生成をうながすために、男性は女性のようにおしゃべりや愛
情を与える行為でストレスを解消しようとせず、問題の解決や克服などの行動に出ようとし
ます。男性はオキシトシンの量が少なくなっているために、人間関係にさほど注意を払わな
くなるというのです。
このように、幸福感は周りの人々との関係に左右されます。
支えてくれる人々に囲まれていればエネルギーは拡大し、悪影響をもった人々に囲まれて
いればエネルギーは縮小します。
自分のエネルギーを高めるためには、人間関係がとても重要だということなのです。
逆に言うと、あなたのエネルギーが高まっていないと、素晴らしい人間関係を得ることは
できません。人間関係づくりのためにできる習慣を初めてみましょう。
(『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』
マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 216頁〜218頁)
284 :
優しい名無しさん :2012/01/06(金) 16:28:07.75 ID:FYzSDqHX
なさけ【情け】(中略) ―は人ひとのためならず 人に親切にしておけば、それがめぐり めぐって必ず自分によい報いがある。 (旺文社 国語辞典 [第八版] 松村明 山口明穂 和田利政 編 Obunsha〔九六一〕)
285 :
優しい名無しさん :2012/01/06(金) 16:59:01.28 ID:FYzSDqHX
北陸の金沢へ行くと、初秋から秋にかけての時期に「雪ゆき吊つり」という作業が行わ れます。雪吊りとは、高い樹木などに支柱を立てて、上から傘の骨のようにロープ や縄を降ろして枝に巻きつけて支えるものです。(中略) なぜ、この雪吊りをするのでしょうか。日本海側に降る雪は、北海道などの雪と 違って強い湿気を帯びています。べとべとして重い雪なので、松の枝や葉にすぐに くっつく。その上にまた雪が降りつむ。すると、ものすごい重さになる。しかも、 その雪はなかなか滑り落ちない。 そのため、強くて堅い木ほど、つもった雪の重みに耐えかねて、夜中に枝が折れ てしまうのです。(中略) その場合に、雪吊りが必要なのは強い木であり、堅い枝です。逆に、竹や柳のよ うに柔らかくしなうものには雪吊りはしない。そういう木々は、枝の上に雪がつも ってある重さになると、ぐにゃっとしなってその雪を自分で滑り落とします。そし て、すぐに元に戻る。それをくり返しながら冬を耐え、やがて春を迎える。 要するに、しなうものや曲がるものは折れない、堅いものや強いものこそ折れる、 ということでしょう。 「しなう」という言葉は「しなやか」という言葉にも似ています。ですから、「こ ころ萎えた状態」というのは、言い換えれば「こころがしなっている状態」です。 しなやかなこころの持ち主であるからこそ、こころが萎えるのだとも言えるでしょ う。 いま、ぼくらのこころにも、この日本海側の雪のように重いものが日常的に降り つもっています。毎日毎日ぼくらはその重圧と戦っているのです。 (「不安の力 turba mentis vigor meus 五木寛之 Itsuki Hiroyuki 集英社文庫」90頁〜92頁)
286 :
優しい名無しさん :2012/01/06(金) 17:13:01.21 ID:FYzSDqHX
インターネットの登場で ゲームのルールは 変わった The Brain wins the day for you - Part2 ‥12 | 分をわきまえる精神が日本人をダメにしてきた 英語を書くということに関して、日本人は誤解しているところがあるように思いま す。というのは、日本人は、英語を完璧に書かなければいけないと思っている人が多 いのではないかと感じたからです。 ではネイティブは完璧な英語を書いているのか、というと、そんなことはありま せん。僕が、ケンブリッジに留学していたころの指導教官のホラス・バーローの書く 英語は、大文字と小文字が入り乱れていましたし、単語のスペルも間違っていたりす るときもありました。それでも、ネイティブの人は、書かれている英文の内容にしか 興味がないといった感じで、多少の間違いなどまるで気にしていませんでした。(中略) インターネットの登場によって、ゲームのルールが変わりました。それなのに、日 本人はいまだに、物理的な日本の狭い空間の中で肩を寄せ合って、暮らしている。分 をわきまえるというのは、たしかに日本人の美徳でもあったのですが、それが逆に自 分たちを制約する結果になってしまっているのです。 (「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳 茂木健一郎 集英社」117頁〜120頁)
287 :
優しい名無しさん :2012/01/06(金) 17:21:51.69 ID:FYzSDqHX
>>286 の訂正
インターネットの登場で
ゲームのルールは
変わった
The Brain wins the day for you - Part2
‥12 | 分をわきまえる精神が日本人をダメにしてきた
英語を書くということに関して、日本人は誤解しているところがあるように思いま
す。というのは、日本人は、英語を完璧に書かなければいけないと思っている人が多
いのではないかと感じたからです。
ではネイティブは完璧な英語を書いているのか、というと、そんなことはありま
せん。僕が、ケンブリッジに留学していたころの指導教官のホラス・バーローの書く
英語は、大文字と小文字が入り乱れていましたし、単語のスペルも間違っていたりす
るときもありました。それでも、ネイティブの人は、書かれている英文の内容にしか
興味がないといった感じで、多少の間違いなどまるで気にしていませんでした。(中略)
結局、日本人はけなされ続けた結果、チャレンジできなくなってしまったという面
があると思います。つまり、日本の文化とは、ある意味「けなし文化」なのではない
でしょうか。なぜ、そうなったのかは、日本の人口密度の高さが関係していると思い
ます。日本は、狭い国土に人々がひしめき合って、お互いに肩を寄せ合いながらも、
相手の領域に侵入しないように暮らしてきました。別のいい方をすれば、お互いに自
分の分をわきまえて生活してきたのです。(中略)
インターネットの登場によって、ゲームのルールが変わりました。それなのに、日
本人はいまだに、物理的な日本の狭い空間の中で肩を寄せ合って、暮らしている。分
をわきまえるというのは、たしかに日本人の美徳でもあったのですが、それが逆に自
分たちを制約する結果になってしまっているのです。
(「The Brain wins the day for you ピンチに勝てる脳 茂木健一郎 集英社」117頁〜120頁)
288 :
優しい名無しさん :2012/01/06(金) 18:48:59.56 ID:FYzSDqHX
そもそも人は、どのようにして愛することを学ぶのでしょうか。 それがスキル上達うんぬんの問題ではないことを、僕らは本能的に知っています。愛す ることにはドリルがない。しかしながら、脳は確かに何かから愛することを学んでいるの です。 このような問題について、イギリスの心理学者、ジョン・ボールビーが「アタッチメン トセオリー(Attachment Theory)」を提唱しました。それは、幼児の発育過程において、 保護者による愛情がいかに大切かを研究したものです。 簡単に説明しますと、子どもが何か新しいことを覚えるためには保護者による「安全基 地(Secure Base)」が必要で、それを与えてくれる者に対して「愛着(Attachment)」とい う感情を覚えることができるという研究成果です。これにより幼児は他者を知り自己を確 立するといわれていますが、同時にこの説は、人生において普遍的な理論を示唆するもの でもあると、僕は考えています。 つまり、親子関係のみならず、会社における上司と部下の関係にもアタッチメントセオ リーは当てはまるということです。 (「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP」203頁、204頁)
289 :
優しい名無しさん :2012/01/07(土) 00:03:24.30 ID:UXdQhvNi
290 :
優しい名無しさん :2012/01/07(土) 04:39:55.21 ID:UXdQhvNi
>>264 の補足です。
Brain
&
Life
54 質問アンテナを張る
そもそも大事なことがあります。それは、自分の関心事を知ること。自分が知りたいこ
とへの自覚です。これには、日常におけるちょっとした習慣が必要で、ひいてはそれが脳
を活き活きとさせる生活術にもつながります。
「アンテナを張る」という言い方があります。
漫画でいえば、頭のてっぺんからニューッとアンテナが突き出ているようなイメージ
で、情報収集を目的とした知的好奇心を表すためによく用いられますが、僕のお勧めは
「質問アンテナ」を張ることです。
「なぜ?」「どうして?」と質問が多い子どもを「ハテナ君」と呼んだりしたことがあり
ませんでしたか。時としてマイナスイメージで使われる表現でもありますが、実は僕は、
ハテナ君は大人になってからでも大いに歓迎されるべきだと思っている人間です。
かつてソクラテスは次のような問答を残しました。
〈結婚したほうがよいでしょうか、それとも、しないほうがよいでしょうかと訊ねられた
とき、『どちらにしても、君は後悔するだろう』と彼は答えた〉
なんとも見事な問答です。事の本質が一気に晒された現場がありありと目に浮かびま
す。質問者の深層心理までをも看破してしまうソクラテスの答えは、相手にどのように映
ったでしょうか。賢い者であれば、自ら発した問いの無意味さから自分の無意識をつかみ
取り、人生を実のある方向へと進めていくことができるでしょう。
ソクラテスは古代ギリシアの哲学者です。問答によって相手に無知を自覚させ、そこか
ら真理を引き出させるため、彼の問答法は「産婆術」とも呼ばれます。通りすがりの若者
や賢人に次々に対話を挑んだといわれていますが、それは相手と共に「徳(実践的能力)」
に到達しようとする試みだったと解釈されています。
加えて僕はこうも思います。ソクラテスは人間同士の表面的な関係に危機感を抱いてい
たのではなかろうか。相手と真の対話を望んだのではないか。心の奥底からの会話をした
かったのではないだろうか。だからこそ、手段としての質問と答えに心血を注いだのでは
なかろうか、と。
残念ながら、現代の世にはソクラテスがいません。しかもソクラテスの最期はこのよう
な生き方が告発されての処刑でした。それなら僕らは僕らで、自分の頭の中にソクラテス
を住まわせればいい。それこそが、感度のいい質問アンテナを張ることであり、いちいち
声に出さない大人のハテナ君になる方法である、というわけです。
「どうしてこの仕事をするのか」
「どうしてあの人が気になるのか」
といった自分に対する質問から、
「なぜ、あの人は活き活きしているのか」
「なぜ、この町は気持ちがいいのだろうか」
という他者への関心まで、どんな問いでも心に留める。
アンテナがキャッチする質問を並べていくと、それはあなたが日頃から興味を抱いてい
る対象になるでしょう。常日頃から質問を考えるクセを身につければ、質問があなたにあ
なた自身を教えてくれるのです。質問によって、まさに自分自身が見えてくるのです。
(「Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP」149頁〜152頁)
291 :
優しい名無しさん :2012/01/07(土) 05:26:19.08 ID:UXdQhvNi
>>190 を書き直しました。
Brain
&
Life
68 「個人のグーグル時価総額」を上げろ
(中略)
僕は、これからはフリーランスの時代だと思っています。これからではなく、今、この
瞬間がまさにそうだといっても過言ではありません。つまり組織とか国に頼って生きてい
こうという人はあまり輝きません。たとえどこかの会社に就職するとしても、自分はその
会社に所属しているのではなくて、アフィリエーション(提携)をしていると思って生き
ていってほしい。
自分というひとりの人間の時価総額を上げるように生きていってほしいのです。
そのために、僕がお勧めしているのは、インターネット上の自分のホームページ、いわ
ゆるブログをつくることです。ここで大切なことは、ブログを実名でつくるということで
す。
たとえば僕の個人の名刺には肩書きは一切書いていません。脳科学者とは書いています
が、「ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー」だとか「東京工業大学
大学院連携教授」などの肩書きはどれも書いていません。僕は組織という枕詞が好きでは
ないのです。あえていうなら、自分の名前をインターネットで検索してもらい、そこで出
てくる実名での価値で勝負をしたいと思っているのです。もちろん、自分の関係している
組織のために働くべき時は、全力を尽くすことはいうまでもありません。
僕はこれを「個人のグーグル時価総額」と密かに名づけました。そしてこの時価総額を
上げることにこそ、現代の価値があると考えています。いわば、「実名での価値」が予測
不可能な社会の荒波を泳ぎ切る唯一の基準になっていくと思うのです。ひいてはこれが、
個人の安全保障につながるものなのです。"
(Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 190頁〜192頁)
292 :
優しい名無しさん :2012/01/08(日) 12:24:26.99 ID:Zv56ooq0
もち【△餅】もち米をむしてついた食品。(中略) ―は餅屋もちや 物事にはそれぞれ専門家があり、しろうとはとても かなわないということ。 (旺文社 国語辞典 [第八版]〔一二七八〕)
293 :
優しい名無しさん :2012/01/08(日) 12:31:22.14 ID:Zv56ooq0
「……本当に、そう思ったの。……こういうことって、誰かにいってみたい」 どうして。 「……いわないと、すぐに消えてしまうから」 その途端、何かに打たれたような気がした。温度の加減、空気の加減、光の加減―― そういう様々なものと気持ちの向きが、まるでジグソーパズルを合わせるように、ぴっ たりと合った。泡のように出た言葉が自分の前ではじけた感じ。内にあるものは、表に 出したい。出さないままに消したくはない。 君は思う、《本当にそうだ》と。 (「ターン 北村薫 Kitamura Kaoru 新潮文庫 Turn 9頁、10頁より抜粋)
294 :
優しい名無しさん :2012/01/08(日) 12:54:48.23 ID:Zv56ooq0
295 :
優しい名無しさん :2012/01/08(日) 21:03:35.31 ID:Zv56ooq0
ひと【人】@(生物学的に)人間。人類。「―は高等動物である」 A世間の人。他人。第三者。「―の思惑を気にする」Bおとな。 成人。「―となる」C人がら。性質。「―が悪い」D人材。それに 適した人。りっぱな人間。「部下に―を得る」E個人。「―それぞ れの考え」F自分。私。「少しは―の言うことも聞け」Gある特 定の人をさす語。「うちの―(=自分の夫)」「いい―(=愛人)」 ―が変かわる 性格や人柄が変わる。 ―知しれず ひそかに。 内々。「―悩む」―知しれぬ 人の知らない。人にはわからない。 「―苦労があった」―となる 成人する。―の噂うわさも七十五 日しちじゅうごにち 人がうわさをたてるのもしばらくの間で、どんなに世間を さわがせたことでもすぐに忘れられてしまうということ。 (中略) ―を呪のろわば穴あな二つ 人をのろって殺そうとして墓 穴を掘る者は、その報いで自分のための墓穴も掘らなければならな くなるの意で、人に悪いことをすると自分もまたそのむくいをうける ことのたとえ。 (旺文社 国語辞典 [第八版] 松村明 山口明穂 和田利政 編 Obunsha 〔一〇八八〕)
296 :
優しい名無しさん :2012/01/09(月) 22:35:36.87 ID:Q9385eUf
仕事、住まい、生活にお困りの方へ☆☆
全国のハローワークで仕事、住まい、生活に関する相談を実施しておりますので、ぜひご利用ください。
◆最寄のハローワーク
ttp://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html ?仕事をなくすと、多くの人は、収入の大部分をなくし、生活に支障が出ます。
?国では、仕事をなくした方に、さまざまな支援を行っています。
?その代表は、雇用保険などがありますが、そのほかにも多くの制度があり、就職、生活費、住宅確保の支援をしています。
?このホームページを利用して、自分にあった 制度を見つけ、活用してください。
?ハローワークでは、専門のアドバイザー等が制度の相談を行っていますので、お気軽にご利用ください。
(参考)雇用保険などは、よく、セーフティネットにたとえられます。セーフティネットとは、
もともと空中ブランコの下に安全のために備えられている安全網のことです。
このページで紹介するさまざまな仕組みも、失業した場合のセーフティネットとして用意されているものです。
(厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare
仕事、住まい、生活にお困りの方へ
ttp://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/safety_net/p.html )
297 :
優しい名無しさん :2012/01/09(月) 22:37:20.90 ID:Q9385eUf
>>296 の訂正。
仕事、住まい、生活にお困りの方へ☆☆
全国のハローワークで仕事、住まい、生活に関する相談を実施しておりますので、ぜひご利用ください。
◆最寄のハローワーク
ttp://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html ・仕事をなくすと、多くの人は、収入の大部分をなくし、生活に支障が出ます。
・国では、仕事をなくした方に、さまざまな支援を行っています。
・その代表は、雇用保険などがありますが、そのほかにも多くの制度があり、就職、生活費、住宅確保の支援をしています。
・このホームページを利用して、自分にあった 制度を見つけ、活用してください。
・ハローワークでは、専門のアドバイザー等が制度の相談を行っていますので、お気軽にご利用ください。
(参考)雇用保険などは、よく、セーフティネットにたとえられます。セーフティネットとは、
もともと空中ブランコの下に安全のために備えられている安全網のことです。
このページで紹介するさまざまな仕組みも、失業した場合のセーフティネットとして用意されているものです。
(厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare
仕事、住まい、生活にお困りの方へ
ttp://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/safety_net/p.html )
ワープする技術力とワープする能力が必要不可欠です!?♪。
>>298 書き込み、どうもありがとうございます。m(__)m
300 :
優しい名無しさん :2012/01/10(火) 10:11:12.65 ID:gnMnLgzw
"Brain & Life 82 「人生の感想戦」で過去から学ぶ 将棋の棋士は、対局が終ったあとに「感想戦」という対局後の検討をするそうです。 ここが勝負の分かれ目だったとか、ここが失着だったなどということを対局者と共に振り 返るのです。" (Brain & Life 脳を活かす生活術 希望の道具箱 茂木健一郎 Kenichiro Mogi PHP 224頁より抜粋)
301 :
優しい名無しさん :2012/01/11(水) 13:18:40.07 ID:C3f4/BHL
"2011/04/09
バカになればいい。賢くなればいい。バカになることと、賢くなることは、きっと同じなのだ。
そこに生命の運動がある限り。人間である限り。
先日、夏目房之介さんと対談したとき、興味深いやりとりがあった。周知のように、漱石は凄まじいまでの秀才。
それが、留学先のロンドンで精神を病んで、日本に帰り、ふとしたきっかけで書いた『吾輩は猫である』で開放された。
小説を書くというたのしみに目覚めた。
それからの漱石の人生は、いうなれば、いかにバカになっていくかということだった。
そうじゃないと、人間の苦しみや、悩みや、存在することのやり切れなさなど書けない。
学問の塔に籠もっていては、小説に魂を入れることができない。
ステキだな、バカになるということ。
そしたら、房之介さんがいたずらっぽく言った。ぼくは、マンガが好きで、マンガばかり書いていて、
大秀才だった漱石とはまったく逆のスタート地点だけど、それを突きつめたら、
マンガ学ということになって、いつの間にか大学の教授になって学問を教える立場になってしまったと。
房之介さんほど賢い人を、ぼくは余り知らない。
単なる知識とか、計算が速いとか、
そういうことではなくて、
世界に対するものの見方が深いこと。
遠くから響くものに、
耳を傾けていること。
自分の内側からこみ上げるものと、対話しているということ。
バカになればいい。賢くなればいい。
バカになることと、賢くなることは、きっと同じなのだ。
そこに生命の運動がある限り。人間である限り。
4月 9, 2011 at 12:39 午後 | Permalink "
(茂木健一郎 クオリア日記
ttp://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2011/04/post-4fc7.htmlよりコピペ&編集しました 。)
302 :
優しい名無しさん :2012/01/11(水) 13:25:06.17 ID:C3f4/BHL
303 :
優しい名無しさん :2012/01/30(月) 03:36:19.03 ID:j5Maf1lf
素晴らしい。前からそうじゃないかと睨んでいたんだ。 君は本能的に他人の心に同調できる人間なのではないかとね。視覚的に秀でている人間というか。 君の場合には、それに純粋な感情移入が加わるんだな。そういう人間は滅多にいない。 是非とも私の診察台に座って欲しいものだね。 レッド・ドラゴン(シナリオ・ブック)
“籠の中のコマドリは、天国を大混乱に陥れる”。あんたはコマドリだったことはあるか、ウィル?もちろん、あるな。 私は週に一度、30分しかここに出ることを許されていないのだよ。 要点を言ってくれ。 レッド・ドラゴン/(シナリオ・ブック)
>>303、>>304 書き込みを、どうもありがとうございます!m(__)m
306 :
優しい名無しさん :2012/02/08(水) 23:51:31.96 ID:VVG9Y0xX
名文というか、美しい文だと思ったのは 「我が愛する詩人の伝記」室生 犀星の中の立原道造についての所。 高校時代、このように美しい文章が書けたらいいなと思った。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「「センセイ、僕こんなになちゃいましたよ、ほら、これを見てください。」 立原はふとんの中で大事にしまってある自分の手を、 いくらか重そうにして、出してみせた。 それは、命のたすからないことを対手あいてに知らせるための手であり、 本人はそれでいて未だ充分にたすかる信仰を持っている手でもあった。 私はそれを眺め、手が生きている間は書けるよ、こいつが動かなくなると書けなくなると言った。 立原は嬉しそうに笑い、生きている大切な右の手をまたもとの胸の上にしまった。 私は人間の手というものがどれほどの働きと、 生きる証拠を重い病人に自信を持たせているかを、知ったのだ。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>307 書き込みをどうもありがとうございます!m(__)m
なんだか素敵な文章ですね。
>>228、>>229 今改めて読んで、深い文章だと思いました。
>>230 の文章も深いと思います。
311 :
優しい名無しさん :2012/02/14(火) 10:25:21.93 ID:orJQ+vqH
め‐くそ【目△糞・目△屎】めやに。 --鼻糞はなくそを笑わらう 自分の欠点に気づかないで、他人の欠 点をあざ笑う。 (「旺文社 国語辞典 [第八版] 松村明 山口明穂 和田利政 扁 Obunsha」〔一二六五〕)
高校時代にたくさん本を読んだが 内容よりも文章の美しさに惹かれたものが多かったように思う。 「岡本かの子」は塾の教材に使用されていて好きになった。 中でも「金魚撩乱」は情景の色の描写が鮮やかで記憶に残る作品だ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雨は止んで空の雲行は早かった。 鉛色(なまりいろ)の谷窪の天地に木々は濡(ぬ)れ傘(がさ)のように重く搾(すぼ)まって、 白い雫(しずく)をふしだらに垂らしていた。 崖肌は黒く湿って、またその中に水を浸み出す砂の層が大きな横縞(よこじま)になっていた。 崖端のロマネスクの休亭は古城塞(こじょうさい)のように視覚から遠ざかって、 これ一つ周囲と調子外れに堅(かた)いものに見えた。 七つ八つの金魚は静まり返って、藻や太藺(ふとい)が風の狼藉の跡に踏みしだかれていた。 耳に立つ音としては水の雫の滴(したた)る音がするばかりで、他に何の異状もないように思われた。 魯鈍(ろどん)無情の鴉(からす)の声が、 道路傍の住家の屋根の上に明け方の薄霧(うすぎり)を綻(ほころ)ばして過ぎた。 いま、暴風のために古菰がはぎ去られ差込む朝陽で、彼はまざまざとほとんど幾年ぶりかのその古池の面を見た。 その途端、彼の心に何かの感動が起ろうとする前に、彼は池の面にきっと眼を据え、強い息を肺いっぱいに吸い込んだ。 ……見よ池は青みどろで濃い水の色。 そのまん中に撩乱として白紗(はくしゃ)よりもより膜性の、 幾十筋の皺がなよなよと縺(もつ)れつ縺れつゆらめき出た。 ゆらめき離れてはまた開く。 大きさは両手の拇指(おやゆび)と人差指で大幅に一囲みして形容する白牡丹(ぼたん)ほどもあろうか。 それが一つの金魚であった。 その白牡丹のような白紗の鰭には更に菫(すみれ)、丹(に)、藤(ふじ)、薄青等の色斑があり、 更に墨色古金色等の斑点も交って万華鏡(まんげきょう)のような絢爛、波瀾を重畳(ちょうじょう)させつつ 嬌艶に豪華(ごうか)にまた淑々として 上品に内気にあどけなくもゆらぎ拡(ひろ)ごり拡ごりゆらぎ、更にまたゆらぎ拡ごり、 どこか無限の遠方からその生を操られるような神秘な動き方をするのであった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>312 レスを、どうもありがとうございます!!!m(__)m
314 :
優しい名無しさん :2012/02/20(月) 05:54:32.90 ID:7IFY1wND
まるちゃん「きたな汚いと思ってたもの物ほどきれいかもね」 友蔵「キューリーふ夫じん人も気がつかなかったこと事じゃよ」 (「RIBON MASCOT COMICS ちびまる子ちゃん 【8】 さくらももこ 集英社」127ページ)
315 :
優しい名無しさん :2012/02/21(火) 06:39:13.52 ID:xdr3/9X9
98の訂正です。 “・03|脳にとって良いことは何か ‐中略‐ 本当に「脳に良いことは何か。」これをきちんと理解することは、実はピンチをチ ャンスに変える上ではとても大切なことだと、僕は考えます。 さて、脳にとって本当に良いこと。 僕は、それは「偶有性」であるとお答えします。 「偶有性」とは何かというと、「自分が知っていること」と「自分が知らないこと」 とが混ざり合っている状態です。別のいい方をすれば、「予想できること」と「予想 できないこと」とが混ざり合っている状態、「慣れ親しんでいて安心できること」と 「新しくて不安であること」とが混在している状態です。それが一番脳にとって良い 刺激になるのです。” (「The Brain wins the days for you ピンチに勝てる脳 茂木健一郎 集英社」25頁、26頁)
316 :
優しい名無しさん :2012/02/21(火) 06:44:05.67 ID:xdr3/9X9
111の訂正です。 “では、なぜ「偶有性」は脳に良いのでしょう。 それは、常にそこから学ぶことができるからです。「自分の知らないこと」、「慣れ親 しんでいなくて不安であること」「予想できないこと」、そのような状態からこそ、人 間は新しいことを学んでいきます。 「偶有性」を栄養素としてこそ、脳は一生学び続けていくのですが、そのときに「○ ○が正解≠ナある」と、あらかじめ決めつけることは、もっとも脳の学びを阻害し てしまうことなのです。‐中略‐ 脳にとって一番良いこと。実はそれは「何が正解≠ネのかわからない」という状 況なのです。” (「The Brain wins the days for you ピンチに勝てる脳 茂木健一郎 集英社」28頁)
317 :
優しい名無しさん :2012/03/17(土) 18:59:24.67 ID:iEfwbhvE
“この事件の犯人が私だということが家族にバレたらどれだけ責められるであろ うか。普段それほどかわい可愛がっていなくても、こういう時ばかりは皆いち一よう様にきび厳し いのがうちの者達の性格だ。” (「たいのおかしら」さくらももこ 集英社文庫 49ページより抜粋)
317の訂正です。 ×いうこと○いう事
319 :
318 :2012/03/17(土) 19:02:03.36 ID:iEfwbhvE
また間違えた(^_^;) ×いう事○いうこと
320 :
落ち着け自分 :2012/03/17(土) 19:03:45.28 ID:iEfwbhvE
orz 317で合ってた。
321 :
320 :2012/03/17(土) 19:04:59.40 ID:iEfwbhvE
また間違えた(^_^;) 318で合ってた。
322 :
227 :2012/03/18(日) 02:50:44.87 ID:QK+nSqk+
227をもう一度紹介します。 “脳に巣くう「とらわれ」から逃れる法 では、自分自身を認めてあげるにはどうすればよいのでしょうか。 (中略) また人は時に、自分が受けた仕打ちからではなく、自分がとった行動に後悔や罪の意識を 感じ、自分に自信がなくなる場合があります。 「あんなひどいことをしてしまったお前に、幸せになる権利はないぞ」と、自分自身にしつ こく言い聞かせてしまうのです。これでは気持ちよく過ごせるはずがありません。 脳の研究者ハリエット・ゴブリンズは、 「『自分に責任をもつこと』と、『自分を責めること』の区別ができたとき、人は初めて新し い選択ができます。そして本当に自分を認めることができるのですよ」と言います。 過去の過ちを変えることはできませんが、ほんの少し発想を転換すれば、それを正しい道 に引き戻すことができるでしょう。” (『 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 「脳にいいこと」だけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』 マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房 75ページ、76ページ)
323 :
優しい名無しさん :2012/03/18(日) 03:43:24.09 ID:QK+nSqk+
29、167をもう一度紹介します。 “●脳が「ダイナミックな変化」を起こす! 絶対に見逃してはならないポイントは「人は変わることができる」ということ。 これは脳科学でも実証されています。 多くの日本人は「人は変わらない」という理論が好きです。たとえば、血液型で人を分類 して「A型は結局こういう人」という運命論や宿命論で自分を決めつけるといった類(たぐい)です。 あるいは、「日本人が英語をマスターするためには、○歳までに始めないとダメ」とか 「○歳までにピアノを習っておかないと絶対音感は育たない」など、何事においても「限界 説」が幅を利かせています。 しかし、脳科学から見ると「人は変わることができる」ということこそ事実です。 この事 実を活かすことで脳は感情や記憶の中心となる回路をつくり変え、身体全体にダイナミック な変化が起こるのです。 「自分はこのままだ」と思うことは、あなたとあなたの脳を息苦しくします。 「私はなりたい自分になれる」と信じること、希望をもつことこそが、あなたのこれからの 道を大きく拓きます。 この本は、読めばちょっとした驚きの連続かもしれません。 「こんなに楽観的でいいのかな」と周囲に思われるかもしれませんが、それでいいのです。 そんなあなたが、結局一番おもしろい人生を歩んでいけるのです。 芋虫が蝶になるような変容をする----その変化を自分にも起こすことからすべては始まり ます。 あなたもこの本の「素晴らしい幸運をつかむ力」を活かしてください。” (『>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 夢 才能 運…… 日常生活 脳にいいことだけをやりなさい! 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい! マーシー・シャイモフ[著] 茂木健一郎[訳] 三笠書房』14ページ「訳者のことば」より)
324 :
優しい名無しさん :2012/03/23(金) 16:39:59.69 ID:Wie+zn2L
ここ著作権侵害じゃない? 名文って記憶に残るような一行のことでしょ
出典を明らかにしてるから問題ない。
326 :
優しい名無しさん :2012/04/16(月) 00:42:12.97 ID:lsn0yFBo
使い古しの、すっかり薄く丸くなってしまった石鹸を見て、ちょっと待ってくれ という気分になってみたりすることが、たぶん、誰にでもあるはずだ。 日々、こすられ削られていくうちに、新しくフレッシュであった時の姿はみるみる 失しなわれていく。まるで-------と、そこで思ってもいい。これじゃまるで自分のようではないか、と。
327 :
優しい名無しさん :2012/04/16(月) 00:48:10.73 ID:lsn0yFBo
日常的に、あまりに日常的に日々を生きすぎてしまう中で、ぼくらはおどろくほど丸くなり、 うすっぺらくなっている。
328 :
優しい名無しさん :2012/04/16(月) 00:51:17.40 ID:lsn0yFBo
使い古しの石鹸のようになって、そのことのおぞましいまでの恐ろしさにふと気付き、 地球の自転を止めるようにして自らの人生を逆回転させてみようと思うのはナンセンスなのだろうか。
329 :
優しい名無しさん :2012/04/16(月) 00:54:50.28 ID:lsn0yFBo
周囲の人たちは昨日までと同じように歩いていく。それに逆らうように立ち止まってみる。 それだけで、人は一匹狼だろう。 「たった一人のオリンピック」 山際淳司
きみは、なかでも最上の傷を持っていることを忘れないようにしたまえ。そして、感謝するんだな。 われわれの傷は、過去が現実であったことを想起させる力を秘めている。実際、それは過去ですらない。それこそは現実なのだよ。 われわれが生きているのは、すこぶる原始的な時代だと思わないかね、ウィル?野蛮でも、聡明でもない。中庸とは、呪わしいものだ。 もしこの世が理性的な社会なら、わたしは殺されるか、何らかの目的に利用されるか、二つに一つだろう。 レッド・ドラゴン シナリオ・ブック/トマス・ハリス原作 テッド・タリー脚色
331 :
主 :2012/06/15(金) 05:19:13.41 ID:jtTh5reV
326〜329さんと、330さん、 書き込みをどうもありがとうございました。m(__)m 324さん、325さん、書き込みをどうもありがとうございました。
332 :
331 :2012/06/15(金) 05:19:53.04 ID:jtTh5reV
著作権については、
出典を明らかにしているので多分ですが、問題は無いと思います。 このスレッドのタイトルは「名文を」ではなくて、「良いと思う文章を」に すれば良かったと今は思っています。
334 :
優しい名無しさん :2012/06/15(金) 06:24:15.73 ID:jtTh5reV
親鸞はぶ父も母のきょう孝よう養のためとて、一返にても念仏もうしたること、いまだそうらわず。 ー中略ー それはともあれ、そのときの私は、非常に驚きました。一つには、念仏とは、死者供養のものと いう思いがありました。また、ようやく子どものために念仏しようという思いに、なったばかりで あったという二つの事情が重なって、驚きとなったと思われます。まず、もっとも身近な者を助け ることができるといわれる五章の冒頭で、「父母の孝養のためとて、一返にても念仏もうしたるこ と、いまだそうらわず」と言われる。何を言われようとしているのかと思われました。また、それ まで自明のこととしてあった「念仏」に、はじめて問いが生まれました。「念仏」とは、何だろう。 聖人は、身近な者を助けることができます、と言われるこの五章の冒頭を、どうして、そのような 言葉ではじめられたのであろう、と思いました。そして訊ねてみますと、次のように言われます。 そのゆえは、一切のう有じょう情は、みなもってせ世せ々しょう生じょう々の父母兄弟なり。いずれもいずれも、このじゅん順 じ次しょう生に仏になりて、たすけそうろうべきなり。 いま、この教えを、私なりの言葉で申しますと、こうです。一切の生きとし生けるものは、生ま れ合せたその時代その時代において、その生き方、姿は変われども、命としては父母兄弟に等しい のです。どの命も、この次に恵まれた生において仏様となって助けるようになります。私は、いま、 やや私釈を混えて、このように解釈させていただきましたが、こう解釈いたしまして、いっそうわ からなくなったものでした。どうして、一切の生きものを、自分の親兄弟と思うことができましょ う。人間とは、他の生きものと違って、自分の親兄弟をはっきりと意識している存在です。それが 認識できているからこそ人間であり、また、それを認識していく過程において人間となるものです。 生きものには、みんな命があるんだよ、と言われるのでしたらうなずけますが、人間とは、そこで みんなが父母兄弟だと思うより、命をもつというその事実から思い浮かべますのは、他の生きもの と、自分の違いというものではないでしょうか。だから、親が亡くなれば、供養しようという思い も起こる。また、子に先立たれると悲しいのです。ところが、聖人は、そのような念仏は、一返も 称えたことがないと言われ、その理由として、一切の生きとし生けるものは、親兄弟のようなもの である、ということを挙げられる。 聖人のこの教えに接して、私はあらためて、まわりの生きものを意識したものですが、どうして も、親兄弟と思うことはできませんでした。庭の樹は樹であり、鳥は鳥です。ただ、忘れていたこ とで、思い返されたことがありました。子の死のあと、きっと不憫に思われたのでありましょう。 大勢の方々が、次々に花や供物の果物をもって見えられました。暑い季節のことゆえ、その果物な どから小蝿が発生しました。ちょうどその頃、四、五人の学生さんが、お悔みに訪れてくれたこと があります。小蝿が、学生さんたちの身辺をとびまわり、テーブルの上の食物にもむらがります。 ところが、誰一人として、その小蝿を打とうとはしなかったのでした。まるで小蝿に遠慮している かのように、そっと掌で追うだけです。本当に、そっと払うだけなのです。そのときの情景を思い 起こし、あれは、命へのある不可思議な畏れを、抱いていたからではないかとも、思いましたが、 それでも聖人の教えにうなずくことにはなりませんでした。どうしても、人間と他の生きものとの 違いの方が、先に頭を占めてしまうのです。 高史明 深きいのちに目覚めて 彌生書房 41頁〜44頁より抜粋)
335 :
優しい名無しさん :2012/06/16(土) 18:19:08.99 ID:+qA8m5/+
このように常にストレスを感じている人は、小さいころ自分を育てた親に心から甘 えることのできなかった人であろう。いや甘えられる親がいなかったというのならま だよい。逆にいつも気がねをしなければならない親がいたということである。 甘えたい気持ちは小さいころは誰でも持つ。しかし気むずかしい親を持った子供 は、親に甘えたいけれども甘えられない。それどころか、いつ親の不機嫌を買うかと、 いつもビクビクしている。 本当に心から親に甘えられた子供は、甘えの心理を克服し、不安を自分の基本的な 感情にしないでもすむ。しかし、小さいころ甘えるどころか、気むずかしい親に対し ていつも恐怖にかられて、ビクビクしていた人間は、その後も不安にかられて生活す るようになり、神経過敏になる。 (「行動できない人」の心理学 加藤諦三 PHP 82ページより抜粋)
336 :
優しい名無しさん :2012/06/17(日) 06:04:12.09 ID:7sFjDu63
少々混乱させてしまったかもしれませんが、僕がいいたいのは、 「結局のところ、何が自分の人生において最終的に幸福に通じるかはわからない」 ということです。 世の中には、万人に共通する正解≠ネど存在しません。 多くの人にとって人生の正解≠ェわからないという真実は、脳科学の世界では 「偶有性」という概念によって説明されています。 人生に正解≠ェない以上、間違いだと思ったことが、実は正解≠セったという ことも十分あり得ることです。むしろ「これ以上あり得ない!」と思うほどの失敗が、 人生を成功に導くことだってある。 「偶有性」という観点に立てば、実は「ピンチこそがチャンス」であるということが、 人生においてとてつもなく重要な命題だとおわかりいただけるのではないでしょうか。 冒頭にも申し上げた通り、日本は今、国としても、そして日本人という国民として も危機的状況にあります。が、そんな現状すらも「ピンチこそがチャンス」というこ とをきちんと理解していれば、決して悲観すべきものではなく、むしろ僕たち日本人 にとって、もしかしたら今が一番成長するチャンスなのかもしれないと、とらえ直す ことができます。 (ピンチに勝てる脳 茂木健一郎 集英社 22ページより抜粋)
337 :
336の続きです。 :2012/06/17(日) 06:11:06.32 ID:7sFjDu63
その過程において大切なことはただひとつ。 何が人生の正解≠ナあるかということを簡単に決めつけず、ましてや赤の他人に 決定させることなど絶対に拒否して、これから述べていく「偶有性」を味方につける 知恵を元手にしていただきたいということです。 (ピンチに勝てる脳 茂木健一郎 集英社 24ページ、25ページ) 336は、22ページと24ページから抜粋しました。
18、22さんへ 遅くなりましたが、書き込みをどうもありがとうございました。m(__)m
21さんへ 遅くなりましたが、 書き込みをどうもありがとうございました。m(__)m
35さんへ 遅くなりましたが、書き込み、どうもありがとうございました。m(__)m
341 :
優しい名無しさん :2012/06/17(日) 19:12:52.25 ID:7sFjDu63
人づきあいに気疲れする理由 神経過敏な人は、生きていくうえに最も根元的な、最も大切なものを欠いてしまっ ているのである。したがって、表面上は他の人と何も変りがないのに、本人は、意識 するかしないかは別にして、深い自己不全感を味わっている。何か大切なものが不 足しているのである。それは、人々との暖かい心のつながりをどうしてもきずけない ということである。 すくんでしまった情緒は、どうしても他人と自然な心のつながりを持つことができ ない。表面上はつきあえても、根元的には離れている。だからどうしても気がねをす る。気疲れもする。周囲の人がたとえ暖かくその人を迎えても、神経過敏な人はその 雰囲気のなかに身をまかせることができない。それは周囲の人に問題があるのではな く、あくまでも幼年時代にすくんで動けなくなっている自分の情緒の方に問題がある のである。したがって周囲がどんなに暖かく迎えても、やはり本人は気がねをして疲 れる。 神経過敏な人は、相手の好意を求めながらも、その好意に身をまかすことはできな い。周囲から好意を得られれば、その好意に対して恐縮してしまう。好意に対してさ え萎縮してしまうのである。 それは幼児のころから親との関係で条件づけられた反応の仕方だからである。お 前はいい子だなあ≠ニ頭をなでられても、それは自由に振る舞った結果としていい子 なのではなく、親の虫のいどころのよい結果としていい子であったのである。お前 はいい子だなあ≠ニ頭をなでられることで、子供は反発することを内面的に禁じられ、 しかも相手に対しては心を許すこともできない。子供はそんなにっちもさっちもいか ない状態に追い込まれる。 大人になってから周囲の好意に対してさえ萎縮してしまうのは、このような幼児、 少年少女の時代に条件づけられた反応なのである。神経過敏な人は、人の好意に接し たりほめられたりすると、どうしていいかわからなくなる。ほめられればほめられる ほど、萎縮してしまう。他人の賞賛を求めながらも、賞賛に接すると萎縮してしまう。 ノーといいたい時、ついイエスといってしまう人も、小さいころの親子関係をもう一 度振り返ってみることである。 小さいころいい子だなあ≠ニ頭をなでられたのには、実は二つのメッセージが含 まれていたのである。ひとつはまさにいい子という意味であり、もうひとつは、自由 に振る舞ってはいけない、親のいう通りになっていろ、極端にいえば親のペットであ れ、という意味である。 (「行動できない人」の心理学 加藤諦三 PHP 91ページ〜93ページより抜粋しました。)
342 :
優しい名無しさん :2012/06/18(月) 01:11:51.34 ID:BgwzCK/b
長いのやめて
343 :
優しい名無しさん :2012/06/18(月) 16:21:21.97 ID:ym9dslrZ
uaaa
私は、長いのがあってもいいとおもいます。短いのも読みやすいけど。スレチすみません
345 :
スレ主 :2012/06/19(火) 21:21:35.23 ID:NpS7ayOA
342さんへ 長文を読むのがしんどい時は 音読するといいですよ。 343さんへ どうしたんですか 344さんへ スレチじゃないですよ、どうもありがとうございます。 私はもうすっかり元気なので、30代板に行こうと思います。
346 :
スレ主 :2012/06/19(火) 21:22:45.15 ID:NpS7ayOA
またお邪魔するかもですが
347 :
スレ主 :2012/06/19(火) 21:26:31.74 ID:NpS7ayOA
「東北大学教授 川島隆太著 決定版! 大人から子どもまで 「脳力」を鍛える音読練習帳 日本の昔ばなし 桃太郎、かぐやひめほか 全30話収録」によると、 音読が脳を活性化させるらしいです。
>>347 川島隆太はかなりインチキ混じってるから、注意した方が良いよ。
「脳が活性化する」って言ってるけど、あれMRIの結果を読み違えてるんだ。
彼の論文に反論する論文がいくつも出てるんだよ、世界中から。
彼は脳神経学界の笑い者になってる、一般人は騙されてるけど。
349 :
スレ主 :2012/06/23(土) 18:28:38.85 ID:Snqc4cUj
348さんへ そうなんですか。 でも、音読って面白いですよ。 347で紹介した本は一番最初の「一寸法師」しか音読してないですが、 面白かったですよ。
350 :
348 :2012/06/28(木) 00:55:16.44 ID:BK3e+PDr
>>349 亀レスごめんね。
音読自体は面白いし良いと思うんだ。
ただ、「脳を活性化させる」という文章が気になっただけだよ。
あの会社の社員全員
スレチ失礼しました。申し訳ありません
353 :
スレ主 :2012/07/07(土) 10:16:38.83 ID:r1PtXZXc
350さんへ 情報をどうもありがとうございました!m(__)m 352さんへ 気にしないでください
354 :
スレ主 :
2012/07/07(土) 10:20:00.17 ID:r1PtXZXc 350さんへ 実は私が347で紹介した本はまだよく読んでないんです