>>302 このスレはROMっていたが、あまりの同じ突っ込みに鼻がつくので初めて書き込む。
私は、適応障害で症状が、鬱、不安、パニックで統合失調症とは違うが、
まず、スレタイに「統合失調症」とあるが、
>>1にそれ以外の人も歓迎していて、
全員が統合失調症なわけではない。
次に、統合失調症の軽症患者率が増えていることは1980年代の一般読者向けの本(当時は精神分裂病)、
つまりはるか以前から述べられている。
私の前の主治医も、統合失調症で服薬しながらホワイトカラー会社員をやっている人も大勢居て、
そういう人はちょっと会話しただけではその先生も統合失調症とは分からないと言っていた。
ということは一般ホワイトカラー業務で、少なくとも支障がでる範囲の知的能力の低下は
生じていない罹患者が大勢居るということだ。
統合失調症と知的能力の相関は「統合失調症患者は基本情報に受からない」論者が指摘するレベルにはほど遠い。
午前、午後とも同日2時間30分ずつなので、むしろ軽中度、中度以上の鬱の人の方が試験中きついかも。
もちろん、鬱の人は受からないということではない。
自分の出生地の専門学校の2年制ITコースでは、卒業までに基本情報は1学年40人中半数が受かっている。
私はそこの卒業生や在学生ではないが、講師から直接聞いた。
また、専門学校の情報処理コースに入学する人は、
4年制大学の情報科学、情報工学専攻に入れなかった人たちである。
それを考えると、素質的には知的能力が上位集団とは言えない。
経済的事情、地域的事情もあるだろうけどね。
司法書士が難関資格だというのは分かるが、
応用情報で難関資格か、準難関資格かというところだろう。
ただ、情報処理技術者試験が特殊、一種、二種(今の基本情報に相当)だった頃に比べ、
正答を導く思考力の点では難化していないが、
例えば、インターネットの登場以前は当然それに関する出題はなかったわけで、
さらにビジネス組織用語、個人情報保護法、著作権法など、出題範囲は広くなり、
覚えなくてはならないことは多くなったとは言える。
ただ、マークシートであり記述式ではないし、70点以上が合格の資格・検定試験が多い中、
午前・午後とも60点以上で合格だからね。
ひっかけ問題は、自動車運転免許筆記試験よりずっと少ないし。
最近の合格データ推移表だが、各試験区分で、右側の一番下が合格率。
ttp://www.jitec.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf 基本情報は合格率22〜27パーセントで難関とまでは言えない。
合格率の上が受験者/応募者で、どの試験も棄権率の高さにちょっと驚き。
ttp://www.jitec.jp/1_07toukei/excel/09_nenreibetsu_h23a_oubo.xls これは年齢別、試験区分別資料だが、
16歳、17歳で結構合格率がそこそこであることを見ても、難関資格とまでは言えない。
>>313 > だから通信制の大学なんて健常者でも卒業できる人は数%だって。なんで夜間にしないの?
同じような書き込みが何度かあるが、同じ人か分からないが、まず中央大学法学部通信制の入学者の内、
卒業生は8%程度であることは知っている。また慶應の通信も学部による差はあるがやはり一桁と聞いた。
ただ、8%は1〜3%とは違うし、統計学や調査法を勉強していない人は、
調査、アンケート、統計処理済みのデータというのは、個人差、個人的事情を捨象したもの、
その際、注目する考察対象以外を、捨て去ったものだということを知らない。
夜間が今何時から何時までの所が多いのか分からないが、夜型が体質的に合わない人も居る。
健常者はもちろん、メンヘラーにはなおのこと生活を夜型にするのは勧めない。
健康面からは夜10時から深夜2時まで眠っている方が良いし、
朝日を浴びることが、鬱にも効果的で、本来25時間前後である体内時計が24時間のスケジュールに合うようになる。
調べてはいないが、夜間の方が、講義の必要がある分、人件費、施設費が反映され、授業料も高いだろう。
昼間アルバイト等をする必要があるなど以外、通学課程であえて全日制でなく夜間を選ぶ必要があるのか。
通学部の大学授業料が払えるのなら、今は地方国公立で偏差値42.5〜47.5のところも多いから、
入試もさほど難しくはなく、特に東京都市圏、京阪神以外の公立大学は狙い目だろう。
私立よりは納付金も安いし。
ただ、私立の夜間部に行くのなら、そこより納付金が安い全日制の私立大学も探せばあるのではないか。
しかし、入試は問題ないとしても、通学可能範囲に住んでいるかどうかが大問題だ。
下宿するなら金銭的負担も大きい。
通学するにしても、他県はおろか、地方に行くと、県内の移動時間が都会の同距離以上に長くかかり、
列車の本数が少なく、出かける直前に何かあって乗り遅れたらほぼ遅刻確定だ。
これは東京都市圏、京阪神等の大都市圏の人で、こうした事実を知らない人は想像できないだろう。
さて、さらに、人によって勉強量のうち、人から教わる時間が多い方が良いか、
独習時間が長い方が良いのか、あるいはほぼ独学でやれるのかタイプが違うということだ。
何かを習得する時、講義、授業形式でないと身につかないと思っている人、
それが万人に効果的だと思っている人があまりに多い。
これが、塾、進学教室からトップレベル未満の私立進学高校・中学を儲けさせている。
たしかにスポーツ、ダンス、楽器、声楽などなら直接指導者に習った方が良いし、
筆記試験の資格・検定試験対策も、おおそ20人以内のクラスで手を挙げたらすぐ先生が飛んできて
教えてくれるなら、試験範囲を短期間でなるべく早くひとまわりするコースなら一度は受講した方がいいかもしれない。
ただ、分かりやすい入門書で自分に合ったもので十分理解でき、それからさらに各論書、
解説の詳しい問題集へと手を伸ばし、それでできるようになるタイプの人は、独学型と言え、
そういうタイプにまで講義、授業形式で勉強するのを勧めるのは、人間のタイプの差について分かっていない。
通学日、通学時間が多ければ、電車の中で勉強することになるが、
周りが人ごみ、電車の振動で集中できない人も多い。
岡山弁護士会所属の弁護士、岡山大学法科大学院教授の井藤公量先生は、
過去の本で、(旧司法試験のような難関試験についてさえ)、
資格試験学校では各法律科目全科目を短期間で1周するコースを1回取れば良い。
答案練習会も全科目フルコース受けることはない。予備校に御布施をし続けなくて良いと書いている。
最後に、2001年のアメリカ9.11テロを元に討論があった雑誌「論座」(今は廃刊)誌上で、
社会学者宮台真司が、最近のアメリカ精神医学の一部で言われていることを引用しており、私もこれは正しいと思う。
「間違った社会への不適応はむしろ正常である」
メンヘラーで勉強中の皆さん、個人的目的、社会へ何らかの働きかけをしたいなど勉強の目的は多様でしょうが、
自分たちこそ、古い社会的悪習を変えていける人材なんだ、くらいの気概を持って勉強に励みましょう。