ADD/ADHD/アスペルガーになりすます人格障害者
加藤進昌先生の講演会行ってきたよ。
さすが都内で3本の指に入る専門家だけあって、難しい内容にもかかわらず解りやすい説明だったわ。
たまに「加藤は大人の発達障害否定派だ」と聞くことあるけど、全然違う。むしろ大人の発達障害肯定派。
それどころか「大人になると発達障害の特徴が消失する」説を「まったくの嘘」と切り捨てた。
加藤先生の考えを纏めるとこんなかんじ。
・発達障害は脳に起因する先天的な精神疾患である、と推定
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・推定が正しいなら、乳幼児期から著しい異常言動や身体的特徴がなければならない
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・数十年前は発達障害の概念が一般的でなかったにしろ「大人になるまで見過ごされる」というのは考えにくい
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・したがって、乳幼児期に著しい特徴を持たない患者は発達障害以外の別の疾病である(適応障害、人格障害、愛着障害、etc)
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・逆説的に、乳幼児期から著しい特徴を持ってる大人の患者は「大人の発達障害」であり、「大人になったら発達障害の特徴が消失する」というのは嘘。