†鬱・不安・自殺・パニック† 精神病と食事 ▽2
131 :
優しい名無しさん:
食と心の乱れを研究するきっかけについて、
湯川秀樹博士の「創造性理論」がきっかけだったという。
p17 でこのように述べている。
その理論の基本概念は「同定」である。同定というのは、
見かけの異なるものを同じと見なすことである。
私の啄木研究は、啄木の大量の連作歌稿をまさに
同定しようとしてきた研究である。
すなわち、次々に創られたいろいろな歌の間に、
何か共通のものが潜んでいるにちがいない、
という発想で探究し続けた。
一見、無関係と見える心の健康と食生活に関係が
あるのではないかという仮説を立てた背後にも、
この''同定''という創造性理論があったからである。
そうして彼は、次々と自分の説を支持するであろう
事例を集めてきて、それを羅列するのである。
これが本書の大部分を占めております。
自説を支持する事例を集めることが仮説を検証、
証明することだと考えているご様子。
これが彼の言う「同定」というわけですね。