【ノックダウン】硫化水素による自殺32【H2S】

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666優しい名無しさん
学術書を読んでいたら“自殺への心理過程”という興味深い文献が出てきた。

自殺への心理過程
第一の段階
・まず、個人が不快感を抱くような状況におかれた時、個人は立ち直ろうと努力するが、環境が立ち直りを妨げるものであると、心理的に次の状態に追い込まれる。

第二の段階
・この状態では感情の変化を生じ、種々の病的な症状が発現してくる。この状態は困難の多い環境が持続した場合、希死念慮を生じてさらに悪い状態に移行する。

第三の段階
・次の段階は、自動症の状態である。この状態では、いかに立ち直るべく努力をしても環境の圧力があまりにも強く感じられ、自分の努力がとても微力な、つまらないものに感じられる。
そしてついに希死念慮に固執するようになる。この状態に、なにか結実因子が働いて自殺が決行される。

ここで注目したいのは、自動症の状態になれば、もう元にはもどれないということである。この段階で自殺を防止しようとしても、心理学的には無理で、物理的な方法(薬を投与するとか、監視をするとか、とりおさえるとか)に頼らねばならないのである。

つまり、自殺に固執(常に頭の片隅から“死”が離れない)するようになれば、結実因子(ある結果を引き起こすもとになる要素、きっかけのようなもの)が働いた時、自ら死を選ぶ事になる。