Slow Talk〜のんびりお話〜 その3

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894ねぎ燃え ◆H.G/cJxxk.

メンヘラファンタジー
第13話

脱走兵は死刑だ。帝国軍は、脱走した便秘を血まなこになって探していた。
「まぁだ見つからんのかぁ!?」
「はい。みな必死に探しているのですが。。。」
「それぁてめぇらのヤル気がねぇからだろぉがボケェ!!!」
「ひぃいいぃ!!お許しください!!」
イライラモード全開のスナフキン。帝国内の出世戦争は、メンヘラにとって耐えがたいものであった。

「おらぁ!吐かんかコラァ!!」
「てめぇが便秘と一緒に宿屋から出たことにゃ、目撃証言があんだよコラァ!」
地下室にて拷問されるココ夏。
「痛い!痛い!やめてください・・・・私はなにも知りません・・・・」
「うそつくなコラァ!!」
カンッ!カンッ!と、軍靴の響く音がこだまする。スナフキンだ。様子を見に、地下室へやってきたのだ。
「どうだ?なにか吐いたか?」
タバコをくわえるスナフキン。あわてて火をつける部下。
「いいえ。相変わらず、記憶にございませんの一点張りです。」
「ぁ!?おまえら馬鹿か!?」
いきなりキレるスナフキン。
「へっ!?」
「へじゃねぇよ!このボケ!そんな痛い拷問だと言わないに決まってんだろうが、このチンカス野郎!」
「す、すいません!」
「おめぇらな、拷問ってのはこうするんだよ!とりあえずそいつを連れて一緒に来い!」
スナフキンが案内した部屋には、回転ベッドがあった。
「そいつをこのベッドに固定しろ。」
「へい。」
ココ夏をベッドに固定すると、スナフキンはコントローラーをいじって、ベッドを垂直にした。
「丸ボタンを連打すると体力が回復する。セレクトボタンを押せばギブアップだ。ではいくぞう。」
聞き覚えのあるセリフに、体中に電気が流れることを覚悟するココ夏。
しかし、、、
「わっ!わっ!なにこれ!?おなかが・・・・」
てっきり高圧電流を流されるのかと思ったら、違った。おなかがどんどんデブになっていく。。。
「どうだ!?このベッドはスグレモノだろ!?早く吐かないと、おまえはブタになっちゃうぞ!?」
「そ、、、そんなぁ。ブタなんてブヒ!」
自然とブタの鳴き声が口から出てくる。
「ほぉら、早く言わないとブタになっちゃうよー!?いいのかなぁ!?!?」
「ほんとに知らないんだブヒー!許してくれブヒー!(泣)」
この様子を見ていた兵士は、「スナフキン様は悪魔だなぁ」と思いました。
895ねぎ燃え ◆H.G/cJxxk. :2006/12/31(日) 23:25:01 ID:WysrLvOe

メンヘラファンタジー
第14話

帝国軍が血まなこになって探していた便秘は、あおつき・ラビン・メリーと行動をともにしていた。
「ココ夏を助ける!」
みんなはそう決心したが、便秘だけ乗り気ではなかった。
「助けるのは結構だけどよ、おれにとっちゃぁ、あんなとこ行くのは飛んで火に入る夏の虫なんだよ。」
そしてみんなの反応は・・・・
「別に無理してついてこなくていいよ。」
「そうだよ。別にあんたに、一緒に来いなんて頼んじゃいないよ。」
「行きたくなけりゃ、ここに残れば?」
帝国内でも叩かれ、新しい仲間にも叩かれ、激しく鬱になってしまった便秘。
「鬱だ氏・・・・じゃなかった。待ってくれよー!おれも行くよー!置いてかないで!!(泣)」

一方そのころ、ココ夏は完全にブタにされていた。
「ぁ〜ぁ、完璧にブタになっちまったじゃん。このザマじゃ、なにも知らないのは本当らしいな。。。」
「ブヒブヒ!」
「ぁ?なんだって?ちゃんと人間の言葉で言わないとわかんねぇよwwwww」
「ブー!!ブヒブヒ!!ブッヒッヒー!!!」
「はいはいワロスワロス。」

あおつきたちは、町へ向かって走った。
今ごろココ夏は拷問されているかもしれない。ひょっとしたら、あんなことやこんなこ(ry
ともかく、急がねば・・・・!!!
いま彼らが走っている道は、森の中の道だ。木の上から人が降ってきた。
「我はねぎ燃え四天王!超鈴音!」
「同じく!ねぎ燃え四天王!サンタ!」
「2人わぁああぁぁ・・・・プリキュア!!!」
オキマリのポーズをとる2人。
「なんだこいつら・・・・(;'A`) 」
「キ○ガイ?wwww」
嘲笑するあおつき・メリー・ラビン。しかし便秘は違った。
「無礼者!ここにおわす方をどなたと心得る!頭が高い!ひかえおろ〜〜」
「だまれ便秘。おまえの死刑は確定した。」
「フフフ。おまえを捕まえて帰れば、おれたちゃ大出世だぁ!!」
鈴音&サンタのコラボレーションアタックが便秘を襲う。
恐ろしいほど息の合った動きは、まるで同一人物のよう。。。
「うわぁ!おれぁまだ氏にたくねぇよぉ!!!」
ラビンに泣きつく便秘。
「ちっ!しゃぁねぇなぁ!助けてやるよ便秘ぃ!!!」
「うむ。激しく同意だ。おれも加勢するぜ。」
「メリーもね♪」
激しいバトルが始まった。
あおつきは敵の攻撃を剣で流しながら、叫んだ。
「塚おまえら目ぇ覚ませぇ!!!おまえらはねぎに操られてんだよぉ!!」
「馬鹿なことを言うなぁ!私は洗脳などされん!!」
しかし、鈴音のしゃべりかたが違う時点で、洗脳されているのは明らかだ。。。


ー つづく ー