Slow Talk〜のんびりお話〜　その３

メンヘラファンタジー
第１１話

ミシディアに住んでいるクーさん。戦士がやってきたと聞いて、クリスタルのある館へ向かった。
クリスタルルームの扉の前には、ミンウがいた。
「ミンウさんこんにちわ。」
「やぁ。」
「戦士たちは？」
「今ジョブチェンジ中だよ。この中にいる。」
言い終わると扉が開いた。中から、ジョブチェンジを済ました５人が現れる。
その姿を見て、ミンウとクーさんは腹をかかえて大笑いしてしまった。
「なｗｗｗｗなんなのその格好はｗｗｗｗｗ」
「まさかクリスタルに桃鉄ごっこでもしてきなさいと言われたの？ｗｗｗｗｗｗ」
「ひ〜〜〜ｗｗｗｗ腹痛ぇぇぇぇぇぇぇｗｗｗｗｗｗ」

光の戦士たち５人は、バラエティ番組で使うような大きなサイコロを手に入れ、ミシディアを出発した。
「目的地はパラメキア！」
「１番最初に着いた者は援助金がもらえるぞ！」
１人ずつサイコロを振っては前に進み、そしてビリケツには貧乏神がまとわりついて、カネを持っていかれた。
「おお！？これは・・・・！！」
アクアは何か見つけたようだ。
「これは新幹線カードだ！さっそく使っちゃおうっと♪」
サイコロが４つに増える。アクアはダントツでトップになった。
「うわ！新幹線カードなんて卑怯だぞ！こうしてやる！！！」
アクアに対して冬眠カードを使うおじょうさま。アクアはしばらく身動きが取れなくなった！！orz
「へへん！ざまぁみろ！！」
「畜生・・・・みんな卑怯だ！！」
次々に追い抜かれていくアクア。
貧乏神はアクアから富という富を吸い取った。

１時間後。やっと動けるようになったアクア。みんなとの距離はかなり離れてしまった。
「こーなったら、、、これでも食らえ！サミットカード！！」
強制的にアクアのもとへ集めさせられるプレイヤーたち。
「おのれーー！！仕返しぢゃ！ぶっとばしカード！」
ふりだしへ戻されるアクア。
「なんてことしてくれるんだ！こーなったら・・・・うんこカード！」
道の途中にうんこが降り、通行止めになってしまった。
「うわ！これじゃあ前に進めないよー！」
「つかクサいよっ！！（泣）」
泣き出すメンヘラたち。
「へっへーん！ざまぁみろ！！m9(^Д^)ﾌﾟｷﾞｬｰ　」
嘲笑するアクア。
「おのれアクアめ・・・・これでも食らえ！牛歩カード！」
カードをかかげるるりこ。
「馬鹿め！こっちにはブロックカードがあるんだよん♪」
牛歩カードの力は、ブロックカードによって跳ね返され、跳ね返った力はミントに当たった。
「てめぇなんてことしてくれるんだゴルァ！」
るりこにせまるミント。
「違うよ！アクアがブロックカードなんか使うからいけないんだよ！文句ならアクアに・・・・」
「問答無用！あまのじゃくカード！」
「ひいぃぃいぃ！！」

妨害されては妨害し、妨害しては妨害される、の繰り返しで、なかなか前に進めない５人であった。

メンヘラファンタジー
第１２話

そのころ、クーさんは旅の準備を始めていた。
「行くのかい？」
そう尋ねるミンウ。
「ええ。世界がかかっていますからね。受験勉強どころじゃありませんよ。」
「そうか。気を付けてな。」
「ありが�dございます。でゎ逝ってきまつです。」
「いってら( ´∀｀)ﾉｼ　」

クーさんはしばらく歩いていくと、なにやら怪しげな集団が眼中に入ってきた。
その集団はいったい何をやりたいのか、サイコロを振っては前進し、妨害されては後退していた。
「馬鹿だこいつら・・・・」
さわらぬ神にたたりなし。クーさんは怪しげな集団を横目に、その場をそそくさと去った。

メンヘラたちが溜まり場にしていた町を、目指して歩くクーさん。
「はぁ疲れた・・・・」
ずっと家に引きこもって勉強していたせいか、足腰が弱くなってしまった。
「そーいえばこの近くに、たしかチョコボの森があったよな・・・・」
探してみると、あった。
「チョコボみーっけ！」
ラッタタ♪タラララ♪ラッタッター♪（チョコボのテーマ）

チョコボの足は速い。あっというまに町へ着いてしまった。
町はすでに帝国軍が占領していた。やりたい放題の帝国兵たち。
そして、さっそく兵士にからまれるクーさん。
「なんだコイツは。」
「あやしいな。」
「ちょいと来てもらおうか。」
相手は４人だ。さぁ、どうするクーさん！？
「え、えーっと・・・・のばら。」
思わず、反乱軍の合言葉を口にしてしまったクーさん。
「のばら！？こいつ反乱軍だ！」
「やっちまえ！！」
クーさんと帝国兵４人とのバトルが始まった。

帝国兵はいずれもキャプテンクラス。FF2では序盤のカネ稼ぎに使えるヤツらだ。
ただし、あまりに強すぎるので、素人にはオススメできない。諸刃の剣。
しかしクーさんのほうがはるかに強かった。ゲームバランスを崩すようなこの強さ。そのジョブは学者。
学者の武器・本を両手に、帝国兵を容赦なくボコボコにしてやった。
「畜生おぼえてろよー！」
「ヽ(｀Д´)ﾉｳﾜｱｱｱｱｱｱｱﾝ!!!!　」
泣きながら逃げる帝国兵。
クーさんはレベルが上がった！
敵から高価なアイテムをたくさん奪った！


ー　つづく　ー