Slow Talk〜のんびりお話〜 その3

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294ねぎ燃え ◆H.G/cJxxk.

メンヘラファンタジー
第9話

町の中で戦う両軍。市街戦は、建物が障害物となる。
「畜生じれってぇ!!火を放っちまえ!!」
スナフキンはそう命令すると、兵士にたいまつを持たせ、かたっぱしから建物に放火した。
町は火の海につつまれた。

炎は宿屋の隣にもやってきた。
「お客さん!はやく逃げないと氏んじまうよ!?おれは先に逃げるからね!!」
宿屋の店員は先に逃げてしまった。中に残ったのはメンヘラのみ。
もはや炎はすぐ目の前にせまっている。宿屋へ燃え移るのも、時間の問題だ。
しかしこの期に及んでも、メンヘラたちは飲んでいた。
「ヽ(゚∀゚)ノさいたまさいたま!」
「ヽ(゚∀゚)ノさいたまさいたま!!」
「ヽ(゚∀゚)ノさいたま〜〜」
「ヽ(゚∀゚)ノアーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ 」
ついに2ch中毒の末期症状が出てしまったorz
炎はどんどんせまり来る。窓から外を見れば、外は炎の赤一色だ。
「おお!!みんな窓を見ろや!」
「おおお!!!!アレは!!!!!」
「さいたま太陽だあぁ!!!!!」
さいたま太陽を拝むメンヘラたち。
「馬鹿!アレはさいたま太陽なんかじゃないよ!みんな目を覚ませ!」
まともなるりこは、パクってきた万能薬でみんなの酔いを覚ます。正気に戻るみんな。しかし・・・・
「ん!?うおお!!!」
「太陽じゃなくて炎ぢゃん!!!」
「火事だーーー!!!」
「人生\(^o^)/オワタ 」
そして一気に鬱MAXへ。。。
「人生オワタじゃないよ!!早く逃げないと氏んじゃうよ!!!」

一斉に外へ飛び出すと、火は宿屋に燃え移った。木製の建物は激しい勢いで燃えた。
燃えていく宿屋を呆然とながめていると、帝国兵があちらからズンズンとやってきた。
「いたぞー!!ヤツらを殺せー!!」
メンヘラたちを殺さんと、帝国兵の大群は突撃してきた。
295ねぎ燃え ◆H.G/cJxxk. :2006/12/26(火) 02:57:10 ID:Hamec/sR

メンヘラファンタジー
第10話

どれだけ逃げたのだろうか?
みんな散り散りになってしまった。
「いたぞー!あそこだぁ!!」
「そっちからまわれ!ヤツらをはさみうちにしろ!」
帝国兵に囲まれてしまった。そして一方的にやられる。
意識が遠のいてゆく、、、もうだめぽ、、、

気が付くと、のんは魔方陣の上に横たわっていた。
他には誰もいない。
「みんなは・・・・?」
むくっと起き上がる。帝国兵に体をズタズタに切り刻まれたハズだが、傷はひとつもない。
部屋から出る。すると、部屋の外にはアクア・るりこ・ミント・おじょうさまがいた。
「のん!生きていたんだね!?」
のんを出迎える4人。
「他のみんなは?」
尋ねるのん。
「保護されたのはうちらだけだよ。他はみんな行方不明・・・・」
「そんな・・・・」
そこへミンウがやってきた。
「やあ。みんな目が覚めたようだね。」
「あっっ!!ミンウだ!!!!」
「いかにも。」
FFマニアののんは、本物に会えて、大はしゃぎだ。目がハートマークになっている。
「ミンウさん、ここはどこなんですか?」
おじょうさまは尋ねた。
「ここはミシディア。クリスタルがあるから、そいつの力を借りてジョブチェンジするといい。」

クリスタルルームへやってきた5人。突如クリスタルが光を放つ。
そしてどこからともなく声が聞こえる。
「光の戦士よ、よくぞやってきた。これからそなたたちに私の力を与えよう。」
5人を光が包む。そして光が消えると、ジョブチェンジして生まれ変わった5人の姿が・・・・!
おじょうさま:えんま
るりこ:ももたろう
ミント:やしゃ姫
アクア:あしゅら
のん:貧乏神

クリスタルはふたたび言葉を発する。
「私の力、たしかにお前たちへ託したぞ。その格好で桃鉄ごっこでもしてきなさい。」
「うんわかった。」


ー つづく ー